JP2008168602A - 孔版印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】同じ内容の画像データが連続して入力された場合には新たなマスタに製版を行うことなく既に版胴に巻装されているマスタを用いて短時間で印刷を開始することが可能な孔版印刷装置を提供する。
【解決手段】新たに製版されるマスタ22に付された新呼び番号を入力する入力手段38と、前版のマスタに付された旧呼び番号を記憶する記憶手段45と、新呼び番号と旧呼び番号とを比較する比較手段43とを有し、製版スタートキー35が押下された際に、比較手段43の比較結果に基づき新呼び番号と旧呼び番号とが異なる場合には製版手段3により製版されたマスタ22を版胴11に巻装させると共に新呼び番号を記憶手段45に記憶させて装置を印刷待機状態とさせ、新呼び番号と旧呼び番号とが同じである場合には製版手段3及び排版手段5を作動させることなく記憶手段45に旧呼び番号を保持したまま装置を印刷待機状態とさせる制御手段30とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、版胴の外周面上に製版されたマスタを巻装して印刷を行う孔版印刷装置に関する。
従来、簡便な印刷方法としてデジタル式感熱孔版印刷が知られている。これは、熱可塑性樹脂フィルムと多孔性支持体とを貼り合わせたマスタに微細な発熱素子を複数有するサーマルヘッドを接触させ、この発熱素子に対しパルス的に通電を行いながらマスタをプラテンローラ等の搬送手段で搬送することにより、マスタの熱可塑性樹脂フィルムに画像情報に基づいた穿孔画像を熱溶融穿孔製版した後、この穿孔製版されたマスタを多孔性円筒状の版胴に巻装させ、プレスローラ等の押圧手段によって用紙を版胴外周面に押圧させることで版胴内周面に供給されたインキを版胴開孔部及びマスタ穿孔部から滲出させ、このインキを用紙に転移させることにより用紙上に印刷画像を得るものである。
上述の孔版印刷を行う孔版印刷装置では、印刷が終了して原稿を変更した後に次の印刷を行う際に、オペレータが製版スタートキーを押下することにより排版手段が版胴から前版の使用済みマスタを剥離し、製版手段によって新たに製版されたマスタを版胴に巻装させるように構成されている。これは、印刷終了直後に版胴外周面上から使用済みのマスタを剥離すると、次の印刷に先立って新たな製版済みマスタが巻装されるまでは版胴の外周面が大気に晒された状態で放置されることとなり、この放置状態が長時間に及ぶと版胴の外周面あるいは開孔部に残留したインキが蒸発し、次版の印刷に際してマスタへの良好なインキ補給が阻害されて印刷不良が発生するため、使用済みのマスタを版胴外周面上に巻装させたままの状態としておくことで版胴外周面の乾燥を防止しているためである。
このような孔版印刷装置において、ある原稿画像を製版して印刷を行った後、所定期間後に再び同じ原稿画像を印刷する必要が生じた場合に、版胴外周面上に所望の画像が製版された前版のマスタが巻装されているにも拘わらず再度製版を行い、マスタが無駄に消費されてしまうという問題点があった。そこで、同じ内容の画像データが連続して入力された場合に、新たなマスタに製版を行うことなく既に版胴外周面上に巻装されているマスタを用いて印刷を行う技術が、例えば「特許文献1」に開示されている。
特開2000−318284号公報
しかし「特許文献1」に開示された技術では、孔版印刷装置が画像データを記憶する画像データ記憶部を有し、この画像データ記憶部に記憶された前版の画像データと新たに製版が行われる画像データとを互いに比較しているため、ビットイメージデータの比較を行うために多大な時間を要してしまうという問題点がある。
本発明は上述した各問題点を解決し、同じ内容の画像データが連続して入力された場合には新たなマスタに製版を行うことなく既に版胴外周面上に巻装されているマスタを用いて短時間で印刷を開始することが可能な孔版印刷装置の提供を目的とする。
請求項1記載の発明は、画像を読み取る画像読取手段と、マスタに製版を行う製版手段と、製版がなされたマスタを巻装する版胴と、前記版胴よりマスタを剥離する排版手段とを有し、製版スタートキーが押下された際に前記画像読取手段により画像を読み取り、読み取られた画像に基づいて前記製版手段がマスタに製版を行うと共に前記排版手段が前記版胴より前版のマスタを剥離し、前版のマスタが剥離された前記版胴に対して前記製版手段により製版されたマスタが巻装される孔版印刷装置において、読み取られる画像に基づいて新たに製版されるマスタに付された新呼び番号を入力する入力手段と、前版のマスタに付された旧呼び番号を記憶する記憶手段と、前記新呼び番号と前記旧呼び番号とを比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づき前記新呼び番号と前記旧呼び番号とが異なる場合には前記製版手段及び前記排版手段を作動させて前記版胴より前版のマスタを剥離した後に前記製版手段により製版されたマスタを前記版胴に巻装させると共に前記新呼び番号を前記記憶手段に記憶させて装置を印刷待機状態とさせ、前記新呼び番号と前記旧呼び番号とが同じである場合には前記製版手段及び前記排版手段を作動させることなく前記記憶手段に前記旧呼び番号を保持したまま装置を印刷待機状態とさせる制御手段とを有することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、マスタに製版を行う製版手段と、製版がなされたマスタを巻装する版胴と、前記版胴よりマスタを剥離する排版手段とを有し、製版スタートキーが押下された際に外部機器より送られた画像に基づいて前記製版手段がマスタに製版を行うと共に前記排版手段が前記版胴より前版のマスタを剥離し、前版のマスタが剥離された前記版胴に対して前記製版手段により製版されたマスタが巻装される孔版印刷装置において、前記外部機器より送られる画像に基づいて新たに製版されるマスタに付された新呼び番号を入力する入力手段と、前版のマスタに付された旧呼び番号を記憶する記憶手段と、前記新呼び番号と前記旧呼び番号とを比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づき前記新呼び番号と前記旧呼び番号とが異なる場合には前記製版手段及び前記排版手段を作動させて前記版胴より前版のマスタを剥離した後に前記製版手段により製版されたマスタを前記版胴に巻装させると共に前記新呼び番号を前記記憶手段に記憶させて装置を印刷待機状態とさせ、前記新呼び番号と前記旧呼び番号とが同じである場合には前記製版手段及び前記排版手段を作動させることなく前記記憶手段に前記旧呼び番号を保持したまま装置を印刷待機状態とさせる制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、新たに印刷がなされる画像と既に版胴上に巻装されている製版済みマスタの画像とが同じであるか否かを制御手段がファイルIDを比較することにより簡単に判断することができ、同じ内容の画像データが連続して入力された場合には新たなマスタに製版を行うことなく既に版胴外周面上に巻装されているマスタを用いて短時間で印刷を開始することが可能な孔版印刷装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態を採用した孔版印刷装置を示している。この孔版印刷装置は、特開2003−200645号に開示された両面印刷装置と関連した構成を有しているので、各部位の説明をできるだけ省略する。
図1において孔版印刷装置1は、印刷部2、製版手段としての製版部3、給紙部4、排版手段としての排版部5、排紙部6、画像読取手段としての画像読取部7、補助トレイ8、再給紙手段9、切替部材10等を有している。
装置本体42のほぼ中央に配置された印刷部2は、版胴11とプレスローラ12とを有している。版胴11は装置本体42に回転自在に支持されており、図示しない版胴駆動手段によって回転駆動される。版胴11はその外周面に開閉自在なクランパ13を有しており、両面印刷時において版胴11の外周面には製版部3で製版された分割製版済みマスタ14が巻装されている。分割製版済みマスタ14には表面画像に応じた第1製版画像と裏面画像に応じた第2製版画像とが形成されており、各製版画像間には未製版部分が形成されている。分割製版済みマスタ14は、版胴11上において、第1製版画像が図1に示す表面領域に、第2製版画像が同裏面領域に、未製版部分が同中間領域にそれぞれ対応するように巻装される。版胴11の外周面近傍には、版胴11の位置を検知する図示しないロータリエンコーダが設けられている。
版胴11の下方にはプレスローラ12が配設されている。フッ素樹脂等の撥水性を有する弾性体からなるプレスローラ12は図示しないアーム部材にその両端を回転自在に支持されており、図示しないアーム部材は図示しない揺動手段によって揺動自在に支持されている。プレスローラ12はその周面が版胴11より離間する図1に示す離間位置と、その周面が版胴11上の分割製版済みマスタ14に圧接する圧接位置とを選択的に占める。プレスローラ12の周面近傍には、プレスローラ12の周面に接触してクリーニングを行うクリーニングローラ16が配設されている。クリーニングローラ16は、図示しない駆動手段によって回転駆動される。
プレスローラ12の右方近傍には再給紙手段9から送られた表面印刷済みの用紙Pをプレスローラ12の周面に沿わせて搬送するための再給紙案内部材17が配設されており、プレスローラ12の下方には補助トレイ8上に貯留された用紙Pをプレスローラ12の周面に接触させて送り出す再給紙レジストローラ18が配設されている。プレスローラ12の左下方には上面に補助トレイ8を有する再給紙搬送ユニット19が配設されており、これには再給紙位置決め部材20が一体的に設けられている。再給紙搬送ユニット19の上方には、補助トレイ8の上面に沿って移動自在な用紙受け板21が配設されている。これら補助トレイ8、再給紙案内部材17、再給紙レジストローラ18、再給紙位置決め部材20、再給紙搬送ユニット19及び用紙受け板21によって再給紙手段9が構成されている。
版胴11とプレスローラ12との接触位置の左方であって、用紙Pの搬送経路上には切替部材10が配設されている。切替部材10はその用紙搬送方向下流側端部を装置本体42に回動自在に支持されており、図示しない移動手段によって移動され、図1に実線で示す第1の位置と二点鎖線で示す第2の位置とを選択的に占める。版胴11とプレスローラ12との間を通過した用紙Pは、切替部材10が第1の位置を占めているときに排紙部6へと案内され、切替部材10が第2の位置を占めているときに補助トレイ8へと案内される。
印刷部2の右上方には製版部3が配設されている。製版部3は、マスタ22をロール状に巻成したマスタロールを保持するマスタ保持部材23、プラテンローラ24、サーマルヘッド25、マスタ切断手段26、マスタストック部27、テンションローラ対28、反転ローラ対29等を有する周知の構成であり、製版部3では分割製版済みマスタ14が作成される。
製版部3の下方には給紙部4が配設されている。給紙部4は、給紙トレイ、給紙ローラ、分離ローラ、分離パッド、レジストローラ対等を有する周知の構成である。
印刷部2の左上方に配設された排版部5も、上排版部材、下排版部材、排版ボックス、圧縮板等を有する周知の構成であり、使用済みの分割製版済みマスタ14を版胴11の外周面より剥離して排版ボックスの内部に廃棄する。
排版部5の下方には排紙部6が配設されている。排紙部6は、剥離爪31、排紙搬送ユニット32、排紙トレイ33、剥離ファン34等を有している。剥離爪31は図示しない揺動手段によってその先端部が版胴11の外周面に対して近接・離間自在に設けられており、近接位置を占めた際に版胴11の外周面上より用紙Pを剥離する。排紙搬送ユニット32は、駆動ローラ、従動ローラ、無端ベルト、吸引ファン等を有しており、無端ベルトの上面に印刷済みの用紙Pを吸引しつつ図1の矢印方向に搬送する。排紙トレイ33は1個のエンドフェンスと一対のサイドフェンスとを有しており、その上面に印刷済みの用紙Pを積載する。剥離ファン34は剥離爪31の上方に配設されており、版胴11の外周面に向けて送風を行うことにより表面印刷工程を終えて切替部材10によって版胴11の外周面上から剥離される用紙P、及び裏面印刷工程を終えて剥離爪31によって版胴11の外周面上から剥離される用紙Pの先端をそれぞれ送風によって浮き上がらせる。
装置本体の上部には画像読取部7が配設されている。画像読取部7は、図示しないコンタクトガラス、コンタクトガラスに対して接離自在に設けられた図示しない圧板、原稿画像を走査して読み取るそれぞれ図示しない反射ミラー及び蛍光灯、走査された画像を集束する図示しないレンズ、集束された画像を処理する図示しない画像センサ等を有している。また、孔版印刷装置1にはパソコンあるいはスキャナ等の外部機器46が接続されており、外部機器46から送られた画像情報に基づいた印刷も行えるように構成されている。
図2は、孔版印刷装置1の操作パネルを示している。同図において操作パネル15には、製版スタートキー35、印刷スタートキー36、ストップキー37、入力手段として機能するテンキー38、7セグメントLEDからなる表示装置39、LCDからなる表示装置40等の周知の構成の他、両面印刷を行う際に押下される両面印刷キー41等が配設されている。
図3は、孔版印刷装置1に用いられる制御手段のブロック図である。同図において制御手段30は、内部にCPU43、ROM44、RAM45等を有するマイクロコンピュータであり、図示しないロータリエンコーダ及び操作パネル15からの動作信号及び外部機器46からの画像情報に基づいて印刷部2、製版部3、給紙部4、排版部5、排紙部6、画像読取部7、再給紙手段9、切替部材10の作動をそれぞれ制御する。ROM44には孔版印刷装置1の動作プログラムが記憶されていると共に、RAM45には各種数値や情報等が一時的に記憶され、CPU43はRAM45に記憶された数値や情報等及びROM44から呼び出された動作プログラムに基づいて孔版印刷装置1の動作制御を行う。また、RAM45には後述する呼び番号が記憶されると共にCPU43はこれを比較する機能を有し、RAM45は記憶手段として、またCPU43は比較手段としてそれぞれ機能する。
上述の構成に基づき、図4に示すフローチャートを用いて以下に孔版印刷装置1の動作を説明する。先ず、画像読取部7を用いたオフライン状態での動作を説明する。
オペレータは、画像読取部7に印刷すべき原稿を載置した状態で各種製版条件を設定する。制御手段30は、画像読取部7に設けられた図示しない原稿検知センサからの信号を受けてオフライン印刷であることを認識する(ST1)。オフライン印刷であることが確認されると、制御手段30はオペレータに対してLCD表示装置40に載置された原稿に応じた新呼び番号であるファイルIDを入力するように表示を行う。表示を認識したオペレータは、ファイルIDを入力するかまたは入力せずに製版スタートキー35を押下する(ST2)。ファイルIDが入力されずに製版スタートキー35が押下された場合には、制御手段30は孔版印刷装置1の動作を制御して排版動作及び製版動作を行い、孔版印刷装置1を印刷待機状態とさせる(ST3)。その後、オペレータによって各種印刷条件が入力された後に印刷スタートキー36が押下されると、制御手段30は孔版印刷装置1の動作を制御して印刷動作が行われる(ST4)。
ST2において、オペレータによりテンキー38が押下されファイルID(例えば4桁の数字等)が入力されると、制御手段30は入力された新呼び番号としてのファイルIDと版胴11の外周面上に既に巻装されている前版の製版済みマスタに対応していてRAM45に記憶されている旧呼び番号であるファイルIDとをCPU43において比較する(ST5)。そして、このときに両者が一致していると判断されると、新たに印刷を行う原稿画像と既に版胴11上に巻装されている前版の製版画像とが同じものであると判断し、制御手段30は排版動作及び製版動作を行うことなく孔版印刷装置1を印刷待機状態とさせる。
ST5において、新呼び番号と旧呼び番号とが一致していないと判断されると、制御手段30は新たに印刷を行う原稿画像と既に版胴11上に巻装されている前版の製版画像とが異なるものであると判断し、画像読取部7において読み取られた画像データを装置本体42内部に保存すると共に、新呼び番号をRAM45に上書き保存する(ST6)。その後、制御手段30は孔版印刷装置1の動作を制御して排版動作及び製版動作を行い、孔版印刷装置1を印刷待機状態とさせる(ST3)。
次に、外部機器46を用いたオンライン状態での動作を説明する。
オペレータは、外部機器46より画像データを孔版印刷装置1に送り、製版スタートキー35に対応した図示しないスタート信号を送る。このときオペレータは、印刷すべき画像に対応した新呼び番号であるファイルIDを画像データに付けて送信する。制御手段30はオンライン印刷であることを認識し(ST1)、入力された新呼び番号としてのファイルIDと版胴11の外周面上に既に巻装されている前版の製版済みマスタに対応していてRAM45に記憶されている旧呼び番号であるファイルIDとをCPU43において比較する(ST7)。そして、このときに両者が一致していると判断されると、新たに送られた画像データと既に版胴11上に巻装されている前版の製版画像とが同じものであると判断し、制御手段30は排版動作及び製版動作を行うことなく孔版印刷装置1を印刷待機状態とさせる。
ST7において、新呼び番号と旧呼び番号とが一致していないと判断されると、制御手段30は新たに送られた画像データと既に版胴11上に巻装されている前版の製版画像とが異なるものであると判断し、新たに送られた画像データを装置本体42内部に保存すると共に、新呼び番号をRAM45に上書き保存する(ST8)。その後、制御手段30は孔版印刷装置1の動作を制御して排版動作及び製版動作を行い、孔版印刷装置1を印刷待機状態とさせる(ST3)。
上述の構成によれば、新たに印刷がなされる画像と既に版胴上に巻装されている製版済みマスタの画像とが同じであるか否かを制御手段がファイルIDを比較することにより簡単に判断することができ、同じ内容の画像データが連続して入力された場合には新たなマスタに製版を行うことなく既に版胴外周面上に巻装されているマスタを用いて短時間で印刷を開始することが可能な孔版印刷装置を提供することができる。
本発明の一実施形態を採用した孔版印刷装置の概略正面図である。 本発明の一実施形態に用いられる操作パネルの概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる制御手段のブロック図である。 本発明の一実施形態における動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 孔版印刷装置
3 製版手段(製版部)
5 排版手段(排版部)
7 画像読取手段(画像読取部)
11 版胴
22 マスタ
30 制御手段
35 製版スタートキー
38 入力手段(テンキー)
43 比較手段(CPU)
45 記憶手段(RAM)
46 外部機器

Claims (2)

  1. 画像を読み取る画像読取手段と、マスタに製版を行う製版手段と、製版がなされたマスタを巻装する版胴と、前記版胴よりマスタを剥離する排版手段とを有し、製版スタートキーが押下された際に前記画像読取手段により画像を読み取り、読み取られた画像に基づいて前記製版手段がマスタに製版を行うと共に前記排版手段が前記版胴より前版のマスタを剥離し、前版のマスタが剥離された前記版胴に対して前記製版手段により製版されたマスタが巻装される孔版印刷装置において、
    読み取られる画像に基づいて新たに製版されるマスタに付された新呼び番号を入力する入力手段と、前版のマスタに付された旧呼び番号を記憶する記憶手段と、前記新呼び番号と前記旧呼び番号とを比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づき前記新呼び番号と前記旧呼び番号とが異なる場合には前記製版手段及び前記排版手段を作動させて前記版胴より前版のマスタを剥離した後に前記製版手段により製版されたマスタを前記版胴に巻装させると共に前記新呼び番号を前記記憶手段に記憶させて装置を印刷待機状態とさせ、前記新呼び番号と前記旧呼び番号とが同じである場合には前記製版手段及び前記排版手段を作動させることなく前記記憶手段に前記旧呼び番号を保持したまま装置を印刷待機状態とさせる制御手段とを有することを特徴とする孔版印刷装置。
  2. マスタに製版を行う製版手段と、製版がなされたマスタを巻装する版胴と、前記版胴よりマスタを剥離する排版手段とを有し、製版スタートキーが押下された際に外部機器より送られた画像に基づいて前記製版手段がマスタに製版を行うと共に前記排版手段が前記版胴より前版のマスタを剥離し、前版のマスタが剥離された前記版胴に対して前記製版手段により製版されたマスタが巻装される孔版印刷装置において、
    前記外部機器より送られる画像に基づいて新たに製版されるマスタに付された新呼び番号を入力する入力手段と、前版のマスタに付された旧呼び番号を記憶する記憶手段と、前記新呼び番号と前記旧呼び番号とを比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づき前記新呼び番号と前記旧呼び番号とが異なる場合には前記製版手段及び前記排版手段を作動させて前記版胴より前版のマスタを剥離した後に前記製版手段により製版されたマスタを前記版胴に巻装させると共に前記新呼び番号を前記記憶手段に記憶させて装置を印刷待機状態とさせ、前記新呼び番号と前記旧呼び番号とが同じである場合には前記製版手段及び前記排版手段を作動させることなく前記記憶手段に前記旧呼び番号を保持したまま装置を印刷待機状態とさせる制御手段とを有することを特徴とする孔版印刷装置。
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