JP2803950B2 - 原紙供給装置 - Google Patents

原紙供給装置

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JP2803950B2
JP2803950B2 JP5017729A JP1772993A JP2803950B2 JP 2803950 B2 JP2803950 B2 JP 2803950B2 JP 5017729 A JP5017729 A JP 5017729A JP 1772993 A JP1772993 A JP 1772993A JP 2803950 B2 JP2803950 B2 JP 2803950B2
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clamping
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一喜 小林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、孔版印刷機の原紙供給
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】孔版印刷機に用いられる感熱性孔版印刷
用の原紙は、非常に薄いポリエステル等の熱可塑性合成
樹脂フィルム(以下、単に「フィルム」という)と、多
孔質の可撓性の支持体として合成繊維や和紙、或いは和
紙及び合成繊維を混抄したものとを貼り合わせたラミネ
ート構造となっている。この原紙に対して、孔版印刷機
は、サーマルヘッド等の発熱体素子によってそのフィル
ム部に穿孔製版を行い、原紙を自動搬送して多孔性円筒
状の版胴の外周面に自動的に巻き付け、その原紙に対し
てプレスローラ等の押圧手段が印刷用紙を連続的に押し
付けて、版胴に設けられた開孔部さらに原紙の穿孔部よ
りインキを滲み出させて、印刷を行っている。
【0003】上記用途に用いられる原紙は、その支持体
として和紙等を使用しているため和紙繊維が絡み合った
部分においてはインキの通過が阻害されインキが印刷用
紙に転移せずに、ベタ部に繊維模様が出たり、細線等が
かすれる俗に言う繊維目という不具合が発生する。そこ
で、支持体となる和紙等を使用しないでフィルム単体の
みからなる原紙で印刷を行うようにすることで繊維目を
発生させないようにすることができるが、そのフイルム
自体の厚さは約1〜2μm程度であり、和紙ラミネート
原紙の厚み約40乃至50μmに比べその約20分の1
程度と非常に薄く、またフイルム材質自体が高絶縁体で
あり、静電気を帯びやすく搬送ロールに巻き付いたり案
内部材に貼り付いたりすることでジャム等が多発してし
まう。
【0004】このように、フィルム単体のみからなる原
紙では、印刷に使用し難いことからそのフィルムに上述
したような和紙等のインキ通過性の多孔質の可撓性シー
トを貼り合わせたり、或いはフィルムを厚くしてフィル
ムの強度を上げ搬送性を良くしている。しかし、フィル
ムを厚くした場合には、サーマルヘッド等の発熱体素子
の温度を上げないと穿孔できなくなるためサーマルヘッ
ドの耐久性が著しく低下したり、またフィルムの厚みが
あり過ぎると穿孔できない不具合が発生すると共にコス
トが大幅にアップする。
【0005】従来、上述した不具合の解消を図った本格
的な技術は未だないが、例えば特開昭61−22958
8号公報に示されているように、原紙の支持体側がロー
ル状原紙の表面(外周面)になるように巻かれた原紙を
使用して搬送ローラ等の搬送手段により案内部材に沿っ
て搬送し、送風手段により原紙を版胴外周面上のクラン
プ手段に押し付け係止する方式が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術においては、原紙の腰が強い場合には、送風手段に
よりクランプ手段への送り込みがある程度期待できる
が、フィルム単体のみからなる原紙のように原紙の腰が
弱い場合には、搬送ローラ等への巻き付きや案内部材へ
の原紙の貼り付きをますます増長する問題がある。
【0007】したがって、本発明は上述したような問題
点を解決するために、フィルム単体のみからなる原紙を
用いた場合でも、クランプ手段に確実に搬送することが
できる原紙供給装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】述した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明は、ロール状の感熱性孔版
印刷用の原紙を貯蔵する原紙貯蔵手段と、多孔性円筒状
の版胴の外周面に設けられていて、上記原紙の一端をク
ランプするクランプ手段と、上記原紙貯蔵手段から上記
クランプ手段まで上記原紙を搬送するプラテンローラ
と、上記プラテンローラに上記原紙を介して当接する製
版手段と、上記プラテンローラと上記クランプ手段との
間の原紙搬送路に沿って設けられた複数の開孔部を持っ
た原紙受け部材と、上記開孔部を介して上記原紙を上記
原紙受け部材上に浮上させる向きに風する送風手段
と、上記プラテンローラと上記クランプ手段との間に設
けられていて、上記原紙を切断するカッター手段とを有
する構成としている。
【0009】請求項2記載の発明は、ロール状の感熱性
孔版印刷用の原紙を貯蔵する原紙貯蔵手段と、多孔性円
筒状の版胴の外周面に設けられていて、上記原紙の一端
をクランプするクランプ手段と、上記原紙貯蔵手段から
上記クランプ手段まで上記原紙を搬送するプラテンロー
ラと、上記プラテンローラに接離自在に設けられた製版
手段と、上記プラテンローラと上記クランプ手段との間
の原紙搬送路に沿って設けられた複数の開孔部を持った
原紙受け部材と、上記開孔部を介して上記原紙を上記原
紙受け部材上に浮上させる向きに風する送風手段と、
上記原紙受け部材に近接自在に設けられていて、上記原
紙を切断するカッター手段とを有する構成としている。
【0010】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の原紙供給装置において、上記クランプ手段により
上記原紙の一端のクランプが完了した後から上記カッタ
ー手段により上記原紙の切断が完了するまでの間は、上
記送風手段の動作を送風から吸引に切り換える。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の原紙供給装置において、上記カッター手段は、
発熱体からなる構成としている。
【0012】請求項5記載の発明では、ロール状の感熱
性孔版印刷用の原紙を貯蔵する原紙貯蔵手段と、多孔性
円筒状の版胴の外周面に設けられていて、上記原紙の一
端をクランプするクランプ手段と、上記原紙貯蔵手段か
原紙搬送路の下流側に上記原紙を搬送するプラテンロ
ーラと、上記プラテンローラに接離自在に設けられた製
版手段と、上記プラテンローラと上記クランプ手段との
間に設けられていて、上記原紙を切断するカッター手段
と、上記原紙先端を所定量搬送する指令を出す原紙初期
セット手段とを有し、上記原紙初期セット手段作動
より、上記プラテンローラが上記原紙を搬送している状
態で少なくとも1回以上上記製版手段が接離動作を繰り
返す。
【0013】
【作用】請求項1及び2記載の発明によれば、原紙は
風手段によって原紙受け部材の複数の開孔部からその
原紙を原紙受け部材上に浮上させる向きにされるこ
とによって原紙受け部材上に浮上されながらクランプ手
段に送り込まれる。
【0014】請求項3記載の発明によれば、クランプ手
段により原紙の一端のクランプが完了した後からカッタ
ー手段により原紙の切断が完了するまでの間は送風手
段の動作が送風から吸引に切り換えられるので、クラン
プ部から原紙受け部材までに到る原紙の張力は、原紙受
け部材との摩擦力程度の弱い力に設定され、原紙は版胴
に巻き取られる。
【0015】請求項4記載の発明によれば、カッター手
段は発熱体からなるので、高速で動作させても低騒音で
原紙が溶断される。
【0016】請求項5記載の発明によれば、原紙先端を
所定量搬送する指令を出す原紙初期セット手段を有し、
原紙初期セット手段の操作により、プラテンローラが原
紙を搬送している状態で少なくとも1回以上製版手段が
接離動作を繰り返すので、原紙がスキューした状態でセ
ットされてもプラテンローラを低速で回転させながら製
版手段を非接触状態に開放し、原紙の腰を利用してスキ
ューが矯正される。
【0017】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例に
ついて詳述する。
【0018】図1を参照して本発明を適用する孔版印刷
機の要部構成について説明する。同図において、符号1
00は原紙供給装置を示す。原紙供給装置100は、感
熱性孔版印刷用の原紙1aがロール状に巻かれた原紙ロ
ール1を貯蔵する原紙貯蔵手段としての軸1sと、多孔
性円筒状の版胴9の外周面に設けられていて、原紙1a
の一端をクランプするクランプ手段としてのクランパ8
と、原紙ロール1からクランパ8まで原紙1aを搬送す
るプラテンローラ2と、プラテンローラ2に接離自在に
設けられた製版手段としてのサーマルヘッド3と、プラ
テンローラ2とクランパ8との間の原紙搬送路Pに沿っ
て設けられた複数の開孔部20を持った原紙受け部材2
1と、これらの開孔部20を介して送風又は吸引する送
風手段としての吸送風装置23と、原紙受け部材21に
近接自在に設けられていて原紙1aを溶断するカッター
手段としてのヒータ線24とから主に構成されている。
【0019】原紙1aはフィルム単体からなり、また原
紙ロール1は軸1sに回転可能に支持されている。
【0020】版胴9は後述するインキパイプ13を兼ね
る回転中心軸の周りに回転可能に支持されていて、図示
しないモーターによって矢印の向きに回転駆動される。
【0021】クランパ8は、版胴9の外周面の軸線方向
と平行に延在していて、開閉可能に設けられている。プ
ラテンローラ2は、回転自在に設けられた軸2sと平行
な方向に延在していて、その軸2sと実質一体的に取り
付けられている。プラテンローラ2はステップモータM
により回転駆動される。
【0022】図1又は図3に示すように、サーマルヘッ
ド3は、プラテンローラ2の軸2sと平行に延在してい
て、その両側端は原紙搬送路P方向に長いサーマルヘッ
ドアーム27a,27bの上流側先端にそれぞれ取り付
けられている。また、サーマルヘッドアーム27a,2
7bは、原紙受け部材21の下流側上方において、図示
しない孔版印刷機の側板に固着された支持軸27sに揺
動自在に支持されている。サーマルヘッドアーム27a
の略中央の下端面には、図示しない孔版印刷機の側板に
回転可能に支持された軸28sを有する板カム28が常
時接触して設けられている。軸28sには図示しない被
駆動歯車が取り付けられており、この被駆動歯車(図示
せず)と常時噛合する図示しない駆動歯車を有するサー
マルヘッド昇降モータが、駆動歯車及び被駆動歯車を介
して軸28sに連結されていて、カム28を回転駆動す
る。サーマルヘッドアーム27aの略中央部には、その
一端が図示しない孔版印刷機の側板に係止されたコイル
ばね29の他端が係止されていて、サーマルヘッドアー
ム27a,27b、すなわちサーマルヘッド3をプラテ
ンローラ2に圧接する向きの習性が与えられている。し
たがって、上記の接離機構によってサーマルヘッド3
は、支持軸27sを支点として揺動可能になっており、
プラテンローラ2に接離自在に設けられている。サーマ
ルヘッド3は、図示しない原稿読取部のA/D変換部及
び製版制御部(共に図示しない)で処理されて送出され
るデジタル画像信号に基づき原紙1aを選択的に溶融し
穿孔する周知の機能を有する。
【0023】図1又は図3に示すように、ヒータ線24
は、プラテンローラ2の軸2sと平行に延在していて、
その両端部において絶縁ホルダ25によりそれぞれ支持
されている。両絶縁ホルダ25は、原紙搬送路P方向に
長いヒータアーム26a,26bの上流側の下端部にそ
れぞれ取り付けられている。ヒータブラケット26は、
ヒータアーム26a及びヒータアーム26bが原紙搬送
路Pの上流側の上面において補強アーム26cに連結さ
れた一体成形形状をなしている。ヒータアーム26a,
26bは、原紙受け部材21の下流側上方において、図
示しない孔版印刷機の側板に固着された支持軸27sに
揺動自在に支持されている。ヒータ線24は、例えばニ
クロム線からできている。
【0024】ヒータアーム26aは、支持軸27sの下
流側においてヒータアーム26bよりも長く形成されて
いて、その下流側の下端面には、図示しない孔版印刷機
の側板に回転可能に支持された軸30sを有する板カム
30が常時接触して設けられている。軸30sには図示
しない被駆動歯車が取り付けられており、この被駆動歯
車(図示せず)と常時噛合する図示しない駆動歯車を有
するヒータ昇降モータが、駆動歯車及び被駆動歯車を介
して軸30sに連結されていて、カム30を回転駆動す
る。ヒータアーム26aの下流側の端部には、その一端
が図示しない孔版印刷機の側板に係止されたコイルばね
31の他端が係止されていて、ヒータブラケット26、
すなわちヒータ線24を原紙受け部材21から常に離れ
る向きの習性が与えられている。したがって、上記の開
閉機構によってヒータ線24は、支持軸27sを支点と
して揺動可能になっており、原紙受け部材21の後述す
る溝20aに嵌入自在に設けられている。ヒータ線24
の両端には図示しない電力供給源に接続された電源コー
ド24aがそれぞれ接続されている。
【0025】原紙受け部材21は、プラテンローラ2の
軸2sと平行な方向に延在していて、吸送風箱22の上
面に設けられている。原紙受け部材21の略中央部に
は、絶縁ホルダ25の下端部が係合されると共にヒータ
線24が嵌入される断面半円状の溝20aが形成されて
いる。
【0026】吸送風装置23は吸送風ファン(図示
)を有し、吸送風箱22の下部に取り付けられてい
る。吸送風装置23の送風或いは吸い込みは、図示しな
いファンモータが正転或いは逆転駆動されることによっ
てそれぞれ行われる。
【0027】原紙供給装置100の図において左側には
ドラム部200が配設されている。ドラム部200は、
図示しない製版済み原紙をその外周面に巻装する版胴9
と、版胴9の内周面にインキを供給するインキローラ1
0と、インキローラ10と僅かな間隙を置いて平行に配
置され、インキローラ10との間にインキ溜り12を形
成するドクターローラ11と、インキ溜り12へインキ
を供給するインキパイプ13とを有する。ここで、イン
キローラ10、ドクターローラ11及びインキパイプ1
3がインキ供給装置を構成する。インキローラ10に対
向する版胴9の外周面の下方近傍には、上下に揺動し図
示しない印刷用紙を版胴9へ押し付けるプレスローラ1
4が配置されている。
【0028】原紙供給装置100の下方には排版部40
0が配設されている。排版部400は、版胴9の外周面
から剥離された使用済の原紙(図示せず)を収容する排
版ボックス19と、使用済の原紙(図示せず)を版胴9
の外周面から剥離する排版爪18と、排版爪18により
剥ぎ取られた使用済の原紙(図示せず)を排版ボックス
19内へ移送する一対の排版ローラ対17a,17bと
を有する。
【0029】排版部400の下方には排紙部300が配
設されている。排紙部300は、ドラム部200にて印
刷された図示しない印刷済の印刷用紙を順次積載する排
紙トレイ16と、版胴9の近傍に配置され印刷済の印刷
用紙(図示せず)を版胴9から剥離する剥し爪15とを
有する。
【0030】次に、この孔版印刷機の動作について以下
に記す。図1において、版胴9は所定の給版位置でクラ
ンパ8を開放した状態で停止している。原紙1aは、プ
ラテンローラ2よりも僅かに下流側の位置において、そ
の先端がプラテンローラの軸2sと略平行な方向に揃え
られた状態で待機している。図示しない製版スタートキ
ーを押すことにより製版指令が図示しないサーマルヘッ
ド昇降モータに送出され、その回転駆動力が図示しない
駆動歯車、被駆動歯車、軸28s及びカム28に伝達さ
れ、アーム27a,27bが下方に揺動されることによ
ってサーマルヘッド3が原紙1aを挟んでプラテンロー
ラ2に圧接される。この時同時に、製版指令がステップ
モータMに送出されて、プラテンローラ2が回転を始
め、共に図示しないA/D変換部及び製版制御部にて処
理されて送出されるデジタル画像信号によってサーマル
ヘッド3の発熱素子が選択的に発熱され、プラテンロー
ラ2によりサーマルヘッド3に押圧される原紙1aの部
分が選択的に溶融され穿孔される。そして、このように
穿孔された製版済の原紙1bの先端部は、原紙受け部材
21の上流側に搬送される。
【0031】また同時に、上記製版指令は図示しないフ
ァンモータにも送出されて吸送風装置23の図示しない
吸送風ファンが正回転し始めることにより開孔部20か
ら上面に空気流aが送風され、原紙受け部材21上の製
版済原紙1bが浮上される。このようにして製版済原紙
1bは、空気流aによって浮上されながらプラテンロー
ラ2の回転によって原紙受け部材21の下流側にさらに
搬送され版胴9の拡開したクランパ8に向かって送出さ
れる。
【0032】次に、図2に示すように、所定のタイミン
グでクランパ8が閉鎖されることにより製版済原紙1b
の先端部がクランプされ、このクランプ動作と同時に版
胴9は反時計回り方向(図中矢印で示す)に回転される
ことにより、製版済原紙1bが版胴9の外周面に巻き付
けられていく。この時、吸送風装置23は送風から吸い
込みファン駆動に切り換えられ、製版済原紙1bが原紙
受け部材21上面に吸い付けられることにより原紙受け
部材21と製版済の原紙1bとの間には摩擦力が発生す
る。この摩擦力により製版済原紙1bに張力が与えられ
て製版済原紙1bが、版胴9の外周に巻き付けられる。
クランパ8による製版済原紙1bの先端部のクランプが
完了した後から、後述する、ヒータ線24により製版済
原紙1bの溶断が完了するまでの間は、クランパ8のク
ランプ移動速度をプラテンローラ2の搬送速度よりもわ
ずかに遅く設定したり、或いはクランプ完了後、版胴9
の回転開始をわずかに遅らせ、プラテンローラ2とクラ
ンパ8との間に製版済原紙1bの過分送りを発生させて
おいてから版胴9とプラテンローラ2とを同じ線速で回
転することにより、製版済原紙1bに弛みを持たせてあ
る。
【0033】版胴9による製版済原紙1bの巻き付けが
所定時間進行し、ステップ数が所定数になると(製版済
原紙1aの搬送距離が所定長さになると)図示しない電
力供給源から電源コード24aを介してヒータ線24に
通電されてヒータ線24が発熱する。そして同時に、こ
のステップ数に基づく信号指令が図示しないヒータ昇降
モータに送出され、その回転駆動力が図示しない駆動歯
車、被駆動歯車、軸30s及びカム30に伝達され、ヒ
ータアーム26aが下方に揺動されることによって絶縁
ホルダ25及び発熱したヒータ線24が図中実線で示し
た位置から原紙受け部材21上の製版済原紙1bに降下
(図中矢印で示す)し、絶縁ホルダ25の下部が溝20
aに係合され、発熱したヒータ線24が溝20aに嵌入
されることによって製版済原紙1bが溶断される。この
製版済原紙1bの溶断直後に、ヒータ昇降モータのさら
なる回転によってヒータブラケット26、すなわちヒー
タ線24が上昇すると共に、プラテンローラ2及び吸送
風装置23の駆動動作が停止する。こうして製版済原紙
1bの溶断後、製版済原紙1bが版胴9の外周面に巻き
取られる。
【0034】製版済原紙1bは版胴9の外周面に巻装さ
れた後、印刷工程が開始される。まず、図示しない給紙
装置により1枚の印刷用紙(図示せず)が図示しないレ
ジストローラに給送され、この図示しないレジストロー
ラにより版胴9の回転と同期した所定のタイミングで版
胴9とプレスローラ14との間に印刷用紙(図示せず
が挿入される。そして、版胴9の外周面から離間してい
たプレスローラ14が上方に移動し、反時計回り方向に
回転する版胴9の外周面に巻装された製版済原紙1bに
印刷用紙(図示せず)が押圧されることにより、製版済
原紙1bの穿孔部分からインキが印刷用紙(図示せず
の表面に転移されて印刷される。なお、この時、インキ
ローラ10も版胴9の回転方向と同一方向に回転し、イ
ンキを版胴9の内周面に供給する。そして、印刷された
印刷用紙(図示せず)は剥し爪15によって版胴9の外
周面から剥離され排紙トレイ16に排出されて、最初の
1枚目の印刷によりいわゆる版付けが終了する。次に上
記動作と同様の動作により所定枚数の印刷が順次連続的
に行われる。
【0035】印刷を終了し次の原稿の画像を印刷すると
きには、新たに製版済原紙1bを版胴9の外周面に巻装
する前に、先に使用した使用済の原紙(図示せず)を版
胴9の外周面から剥離する。この際、版胴9は時計回り
方向に回転され、排版爪18が版胴9の外周面に接近
し、その後端より使用済の原紙(図示せず)を剥離す
る。剥離された使用済の原紙(図示せず)は、排版ロー
ラ対17a,17bにより排版ボックス19内に搬送さ
れ、排出される。その後、版胴9は、定位置で停止し、
クランパ8を開いて給版待機状態となる。
【0036】以上に述べたように、図1乃至図3に示す
実施例によれば、サーマルヘッド3はプラテンローラ2
に接離自在に、またヒータ線24は原紙受け部材21に
近接自在にそれぞれ構成されているので、原紙1aをプ
ラテンローラ2上及び原紙受け部材21上に載置し、サ
ーマルヘッド3及びヒータ線24を所定時期にそれぞれ
閉じることでセット可能なので、フィルム単体のみから
なる原紙でも確実かつ容易にセットすることができる。
【0037】また上記実施例では、カッター手段として
原紙受け部材21に近接自在に設けたヒータ線24を用
い、製版済原紙1bの搬送時にはヒータ線24を原紙受
け部材21から離間した開放位置に退避させているの
で、原紙受け部材21とヒータ線24との間に製版済原
紙1bの搬送に充分な空間を確保している。したがっ
て、カッター手段としてのヒータ線24に製版済原紙1
bが引っ掛かることをなくし、該原紙1bを確実に搬送
することができる。
【0038】なお、カッター手段としては、原紙受け部
材21に近接自在に設けたヒータ線24に代えて、プラ
テンローラ2とクランパ8との間の適当位置に設けた円
盤状カッター対やギロチンタイプのカッター対等を用い
てもよい。
【0039】また上記実施例では、ヒータ線24はニク
ロム線からなる例を示したが、ヒータ線24の表面に
は、耐熱高離型性の被膜として例えばテフロン(商品
名)等のフッ素樹脂被膜を形成してもよい。このように
ヒータ線の表面に耐熱高離型性被膜を形成することによ
り、ヒータ線に溶融した原紙カスが付着することを防止
し、製版済原紙1bの切断を円滑に行うことができる。
【0040】なお、サーマルヘッド3のプラテンローラ
2に対する接離機構、及びヒータ線24の原紙受け部材
21に対する近接機構は、図3に示した実施例に限ら
ず、ソレノイド及び付勢手段との組合せによる機構を採
用したり、若しくは上記機構の回動支点軸を2軸にして
それぞれ独立して揺動可能に支持したり、或いは上記機
構の回動支点軸を別々に設けて構成しても良い。
【0041】また上記実施例では、プラテンローラ2と
サーマルヘッド3との間への原紙1aの装着し易さの向
上を図るべく、最初の原稿による印刷を開始するときに
は先ず、原紙1aはプラテンローラ2よりも僅かに下流
側の位置において、その先端がプラテンローラの軸2s
と略平行な方向に揃えられた状態で待機し、図示しない
製版スタートキーを押すことによりプラテンローラ2か
ら離間していたサーマルヘッド3が、原紙1aを挟んで
プラテンローラ2に圧接した。しかし、最初の原稿によ
る印刷を終了し次の原稿による印刷をする際には、先端
をヒータ線24によって切断された原紙1aを介してサ
ーマルヘッド3はプラテンローラ2に圧接し続けた状態
で、図示しない製版スタートキーを押すことにより原紙
1aへの製版が開始されて良い。なお、プラテンローラ
2を回転させながら該プラテンローラ2とサーマルヘッ
ド3との間に原紙1aの先端を挿入して初期装着をする
場合には、上記したサーマルヘッド3のプラテンローラ
2に対する接離機構を省略することもできる。
【0042】図4に図1乃至図3に示す実施例の変形実
施例を示す。この実施例に示す原紙供給装置110は、
図1乃至図3に示した実施例に対して、版胴9に対する
クランパ8の向き及び版胴9の回動動作がそれぞれ逆で
あること、排版爪18の版胴9に対する向き及び排版ロ
ーラ対17a,17bへの配設位置がそれぞれ逆である
こと、並びにサーマルヘッド3とサーマルヘッドアーム
27との取り付け角度が傾斜していることのみが相違す
る。そして、この実施例においては、製版済原紙1bの
先端部が上向きに拡開したクランパ8に向かって垂れ下
がるようにして導入されるためクランパ8による製版済
原紙1bの先端部の挟持をより確実に行うことができ
る。
【0043】図5に別の実施例を示す。この実施例に示
す原紙供給装置120は、図1乃至図4に示した実施例
に対して、プラテンローラ2とクランパ8との間の原紙
搬送路Pに設けられていて、プラテンローラ2から搬送
された製版済原紙1bをクランパ8に搬送する搬送手段
としての上下一対の送りローラ対5,6と、プラテンロ
ーラ2と上送りローラ5及び下送りローラ6との間に設
けられていて、原紙1a又は製版済原紙1bを切断する
カッター手段としてのギロチンタイプのカッター対4
a,4bと、プラテンローラ2とカッター対4a,4b
との間、カッター対4a,4bと送りローラ対5,6と
の間、及び送りローラ対5,6とクランパ8との間の各
原紙搬送路Pに設けられていて、製版済原紙1bを案内
するためのガイド板7a,7b,7cと、図示しない孔
版印刷機の操作パネル上に配設されていて、原紙1aの
先端を所定量搬送する指令を出す原紙初期セット手段と
しての原紙初期セットスイッチ32とを有する構成のみ
が相違する。なお、ここで原紙1aの先端を所定量搬送
するとは、プラテンローラ2の回転により原紙1aの先
端をプラテンローラ2から所定の距離だけ原紙搬送路P
前方(下流)側へ送出することを言う。
【0044】なお、版胴9の回転速度は、版胴9の外周
面に製版済原紙1bを密着させるためにプラテンローラ
2の回転速度よりも早目に設定されている。また、版胴
9は、図示しないトルクリミッタを介して駆動されるよ
うになっており、これにより製版済原紙1bに張力が与
えられる。
【0045】次に、この実施例の動作について図1乃至
図4に示した実施例に対して、相違する点のみ説明す
る。図5において、新しい原紙ロール1をセットする場
合、マニュアル操作で、原紙1aの先端をプラテンロー
ラ2上にセットし、サーマルヘッド3を降下させて初期
セットを完了する。次に、原紙初期セットスイッチ32
を操作することにより、ステップモータMが作動され、
プラテンローラ2が低速で回転し始める。そして、サー
マルヘッド3がプラテンローラ2から離れ原紙1aが開
放される。所定時間後、サーマルヘッド3は再び降下さ
れ原紙1aがプラテンローラ2に押圧され送りローラ対
5,6へ向けて搬送される。所定のステップ数経過後、
原紙初期セットスイッチ32の操作により起動され、か
つ図示しないCPU(中央演算処理装置)中にあって原
紙先端の形状を整形するためのマスタカット指令を出す
カッター駆動制御手段が、カッター対4a,4bへ駆動
信号を送出する。この駆動信号に基づくカッター対4
a,4bの動作により原紙1aの先端が切断されプラテ
ンローラ2の軸2sと平行に整形される。このカット除
去された原紙はマニュアル操作で廃棄され、いわゆるマ
スタカット動作が終了する。このカッター対4a,4b
による原紙1a先端のマスタカット動作は、原紙初期セ
ットスイッチ32の操作によりプラテンローラ2が原紙
1aを搬送している状態で少なくとも1回以上プラテン
ローラ2にサーマルヘッド3が接離動作を繰り返した後
に行われる。
【0046】プラテンローラ2に対するサーマルヘッド
3の接離動作は、例えば、図1乃至図4に示した接離機
構と同様な機構によって行われる。
【0047】なお、図5に示した実施例の原紙搬送・切
断部の構成は従来技術と同様であるが、原紙初期セット
スイッチ32の操作に伴い原紙1a先端のマスタカット
動作を行わせる構成は、図1乃至図4に示した実施例に
も適用することができる。
【0048】図5に示した上記実施例によれば、プラテ
ンローラ2が原紙1aを搬送している状態で少なくとも
1回以上サーマルヘッド3が接離動作を繰り返した後
に、カッター対4a,4bにより原紙1aの切断が行わ
れることにより、原紙1aがスキューした状態でセット
されてもプラテンローラ2を低速で回転させながらサー
マルヘッド3を非接触状態に開放し、原紙1aの腰を利
用してスキューが矯正され、しかも原紙1aの先端形状
が適切に整形されるので、しわの発生等で不必要な原紙
の廃棄とか原紙の再セット等におけるマスカットのカ
ット除去原紙の量を低減することができる。
【0049】なお、図5に示した上記実施例では、プラ
テンローラ2にサーマルヘッド3が1回以上接離動作を
繰り返した後に原紙1aの先端を切断するマスタカット
動作を行わせたが、原紙1aの先端が原紙1aの搬送方
向と直交する方向(プラテンローラ2の軸2sと平行な
方向)に沿って当初より整形されている場合には、この
マスタカット動作を省略することができる。すなわち、
原紙初期セットスイッチ32の操作により、プラテンロ
ーラ2が原紙1aを搬送している状態でプラテンローラ
2がサーマルヘッド3に1回以上接離動作を繰り返した
後に、マスタカット指令及びこれに基づく原紙1a先端
の切断を省略し、原紙1aの所定量の搬送を終了する。
この場合にも、原紙1aがスキューした状態でセットさ
れてもプラテンローラ2を低速で回転させながらサーマ
ルヘッド3を非接触状態に開放し、原紙1aの腰を利用
してスキューを矯正することができる。また、当初より
原紙1aの先端形状が適切に整形されているので、原紙
1aの先端はプラテンローラ2の軸2sと平行に揃って
いる。
【0050】上記各実施例によれば、原紙が従来の原紙
の約20分の1程度の厚みになるため、従来と同じ版数
長さが巻かれた原紙ロール径を非常に小さくできると共
に、排版ボックス等も小さくコンパクトにでき、また排
版廃棄回数も従来よりかなり少なくて済む。
【0051】また、上記各実施例においては感熱性孔版
印刷用の原紙としてフィルム単体からなる原紙を用いた
が、これに限らずベース材として和紙等を用いた原紙も
使用できることは言うまでもない。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、プラテンローラにより原紙受け部材上に搬
送されてきた原紙は、送風手段によって原紙受け部材の
複数の開孔部からその原紙を原紙受け部材上に浮上させ
る向きにされることにより、原紙受け部材上に浮上
されながらクランプ手段に送り込まれるのフイルム
単体からなる原紙であっても搬送ローラ等への巻き付き
や案内部材への原紙の貼り付きを生じることなく、か
つ、ジャムすることなくクランプ手段に確実に搬送する
ことができる
【0053】請求項2記載の発明によれば、プラテンロ
ーラにより原紙受け部材上に搬送されてきた原紙は、送
風手段によって原紙受け部材の複数の開孔部からその原
紙を原紙受け部材上に浮上させる向きにされること
により、原紙受け部材上に浮上されながらクランプ手段
に送り込まれ、搬送ローラ等への巻き付きや案内部材へ
の原紙の貼り付き、或いはカッター手段への原紙の引っ
掛かりを生じたりすることなく、カッター手段との狭い
空間を通すこともないので、フイルム単体からなる原紙
であってもジャムすることなくクランプ手段に確実に搬
送することができる。
【0054】請求項3記載の発明によれば、クランプ手
段により原紙の一端のクランプが完了した後からカッタ
ー手段により原紙の切断が完了するまでの間は、送風手
段の動作が送風から吸引に切り換えられることにより、
クランプ部から原紙受け部材までに到る原紙の張力は、
原紙受け部材との摩擦力程度の弱い力に設定され版胴に
巻き取られるので、フイルム単体からなる原紙でも破れ
ることなく版胴に巻き付けることができる。
【0055】請求項4記載の発明によれば、カッター手
段は発熱体からなることにより、高速で動作させても低
騒音で原紙が溶断されるので、カッター手段全体を軽量
に構成することができると共に、カッター手段を高速で
動作させても低騒音でカットできる。
【0056】請求項5記載の発明によれば、原紙初期セ
ット手段作動により、プラテンローラが原紙を搬送し
ている状態で少なくとも1回以上製版手段が接離動作を
繰り返すことによって、原紙がスキューした状態でセッ
トされてもプラテンローラを低速で回転させながら製版
手段を非接触状態に開放し、原紙の腰を利用してスキュ
ーが矯正されるので、しわの発生等で不必要な原紙の廃
棄量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用した孔版印刷機の要部
断面図である。
【図2】図1における一実施例の動作を説明するための
要部断面図である。
【図3】図1における原紙供給装置の要部を示す斜視図
である。
【図4】図1の変形実施例を示す要部断面図である。
【図5】本発明の別の実施例を示す原紙供給装置の要部
断面図である。
【符号の説明】
紙ロール 1a 感熱性孔版印刷用の原紙 2 プラテンローラ 3 製版手段としてのサーマルヘッド 4a,4b カッター手段としてのカッター対 8 クランプ手段としてのクランパ 20 開孔部 21 原紙受け部材 23 風手段としての吸送風装置 24 カッター手段としてのヒータ線 32 原紙初期セット手段としての原紙初期セット
スイッチ 100,110,120 原紙供給装置

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロール状の感熱性孔版印刷用の原紙を貯蔵
    する原紙貯蔵手段と、 多孔性円筒状の版胴の外周面に設けられていて、上記原
    紙の一端をクランプするクランプ手段と、 上記原紙貯蔵手段から上記クランプ手段まで上記原紙を
    搬送するプラテンローラと、 上記プラテンローラに上記原紙を介して当接する製版手
    段と、 上記プラテンローラと上記クランプ手段との間の原紙搬
    送路に沿って設けられた複数の開孔部を持った原紙受け
    部材と、 上記開孔部を介して上記原紙を上記原紙受け部材上に浮
    上させる向きに風する送風手段と、 上記プラテンローラと上記クランプ手段との間に設けら
    れていて、上記原紙を切断するカッター手段と、 を有することを特徴とする原紙供給装置。
  2. 【請求項2】ロール状の感熱性孔版印刷用の原紙を貯蔵
    する原紙貯蔵手段と、 多孔性円筒状の版胴の外周面に設けられていて、上記原
    紙の一端をクランプするクランプ手段と、 上記原紙貯蔵手段から上記クランプ手段まで上記原紙を
    搬送するプラテンローラと、 上記プラテンローラに接離自在に設けられた製版手段
    と、 上記プラテンローラと上記クランプ手段との間の原紙搬
    送路に沿って設けられた複数の開孔部を持った原紙受け
    部材と、 上記開孔部を介して上記原紙を上記原紙受け部材上に浮
    上させる向きに風する送風手段と、 上記原紙受け部材に近接自在に設けられていて、上記原
    紙を切断するカッター手段と、を有することを特徴とす
    る原紙供給装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の原紙供給装置におい
    て、 上記クランプ手段により上記原紙の一端のクランプが完
    了した後から上記カッター手段により上記原紙の切断が
    完了するまでの間は、上記送風手段の動作を送風から吸
    引に切り換えることを特徴とする原紙供給装置。
  4. 【請求項4】請求項1,2又は3記載の原紙供給装置に
    おいて、 上記カッター手段は、発熱体からなることを特徴とする
    原紙供給装置。
  5. 【請求項5】ロール状の感熱性孔版印刷用の原紙を貯蔵
    する原紙貯蔵手段と、 多孔性円筒状の版胴の外周面に設けられていて、上記原
    紙の一端をクランプするクランプ手段と、 上記原紙貯蔵手段から原紙搬送路の下流側に上記原紙を
    搬送するプラテンローラと、 上記プラテンローラに接離自在に設けられた製版手段
    と、 上記プラテンローラと上記クランプ手段との間に設けら
    れていて、上記原紙を切断するカッター手段と、 上記原紙先端を所定量搬送する指令を出す原紙初期セッ
    手段と、 を有し、上記原紙初期セット手段作動により、上記プ
    ラテンローラが上記原紙を搬送している状態で少なくと
    も1回以上上記製版手段が接離動作を繰り返すことを特
    徴とする原紙供給装置。
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