JP2006281511A - 孔版印刷機の製版装置 - Google Patents

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孝富 塩崎
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Abstract

【課題】
特に、実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみからなり且つ一面に多数の微小凹部が形成されている版材を用いた場合でも、製版しわの発生を十分に抑制できる、製版装置を提供すること。
【解決手段】
製版部3が、版材9に製版を行うサーマルヘッド32と、版材9をサーマルヘッド32に押圧しながら搬送するプラテンローラ31と、副走査方向(矢印Y方向)の下流側からプラテンローラ31に押圧して設けられ、且つ、プラテンローラ31との間で版材9を挟んで搬送する、押圧ローラ33と、を備えており、押圧ローラ33が、版材9を、プラテンローラ31の周面の、円周方向4分の1より大きい範囲に、巻き付けるよう、配置されていることを特徴としている。
【選択図】図3

Description

本発明は、孔版印刷機における製版装置に関するものである。
孔版印刷機の製版装置においては、印刷用の版材が、供給部から供給され、製版部にて製版され、搬送部により被供給場所(例えば給版装置)へ搬送される。供給部では、版材がロールに巻き付けられて存在している。製版部では、版材は、プラテンローラによってサーマルヘッドに押圧され且つ搬送されながら、製版される。製版は、サーマルヘッドが版材を加熱穿孔することにより、行われる。搬送部では、版材は、搬送ローラの回転に伴って搬送路面上を搬送される。
ところで、版材はサーマルヘッドによって加熱されるので、サーマルヘッドを通過した版材には、熱収縮応力が残り、しわが発生する。これが、所謂「製版しわ」と呼ばれるものである。製版しわができると、その後の搬送、給版、印刷などに支障を来たす恐れがある。
そこで、製版しわを防止するために、腰の強い版材が一般に使用されている。この版材は、熱可塑性樹脂フィルムにインク透過性の可撓性シートを貼り合せてなるものである。しかしながら、この版材を使用することに関しては、特許文献1に示すように、種々の不都合が指摘されている。したがって、版材としては、可撓性シートを貼り合せていないもの、すなわち、実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみからなるもの、を用いることが望まれている。
ところで、実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみからなる版材(以下、「フィルム版材」と称する)は、腰の弱いものであるため、製版しわが、より発生しやすいものである。そこで、その製版しわを防止するための工夫が必要とされている。その工夫として、例えば、特許文献2では、製版直後の版材を継続してプラテンローラに押し付ける押圧ローラを設けている。また、特許文献3では、製版手段の後に複数のこま切れ状の送りローラを設けている。
更に、特許文献1に示されるように、フィルム版材の一種として、一面に多数の微小凹部を形成したもの(以下、「凹部形成フィルム版材」と称する)が、用いられるようになってきている。この版材は、微小凹部形成時の残留応力が存在するので、製版しわが、より発生しやすいものである。
特開2003−112402号公報 特許第2856632号 特許第2803948号
特許文献2、3に示される工夫によっても、フィルム版材を用いた場合の製版しわの発生を、十分には防止できていなかった。
また、凹部形成フィルム版材を用いる場合については、製版しわの発生を効果的に防止する手段が未だ示されていないのが実情である。
本発明は、フィルム版材を用いた場合でも、製版しわの発生を十分に防止でき、更には、凹部形成フィルム版材を用いた場合でも、製版しわの発生を十分に防止できる、製版装置、を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、供給部から供給されてきた版材に、製版部にて製版を行って、搬送部により被供給場所へ搬送する、孔版印刷機の製版装置において、上記製版部が、版材に製版を行うサーマルヘッドと、版材をサーマルヘッドに押圧しながら搬送するプラテンローラと、副走査方向の下流側からプラテンローラに押圧して設けられ、且つ、プラテンローラとの間で版材を挟んで搬送する、押圧ローラと、を備えており、該押圧ローラが、版材を、プラテンローラの周面の、円周方向4分の1より大きい範囲に、巻き付けるよう、配置されていることを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、搬送部が、搬送ローラと、搬送路面と、搬送路面の裏側に設けられた吸引チャンバと、吸引チャンバ内を負圧にするよう接続された吸引手段と、を備えており、搬送路面が、吸引チャンバに通じる多数の吸着孔を有するとともに、搬送方向上流側に、吸引チャンバに通じる開口部を有しており、搬送部が、吸引手段によって、吸着孔を介して、搬送される版材を搬送路面に吸着させ、また、開口部を介して、製版部通過後の版材を吸引チャンバ内に吸引して一時貯留するようになっているものである。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、押圧ローラの周面の摩擦係数が、プラテンローラの周面の摩擦係数より小さく設定されているものである。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、プラテンローラに巻き付けられた版材に対して、副走査方向下流側に向けて、張力が付与されているものである。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、サーマルヘッド及び押圧ローラと、プラテンローラとが、接離自在に、且つ、接触した際に版材を挟んで製版可能となるように、設けられているものである。
請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明において、版材として、一面に多数の微小凹部が形成された熱可塑性樹脂フィルムのみからなるものが用いられ、版材は、他面がサーマルヘッドに接するように設けられているものである。
請求項1記載の発明によれば、版材が、プラテンローラの周面の、円周方向4分の1より大きい範囲に、巻き付きながら、搬送されていくので、版材が、副走査方向においてプラテンローラに長く巻き付くこととなる。したがって、版材の副走査方向における熱収縮を効果的に抑制できる。
しかも、版材が、副走査方向において押圧ローラに対しても長く巻き付くことになる。この点からも、版材の副走査方向における熱収縮を効果的に抑制できる。
請求項2記載の発明によれば、版材が搬送路面と搬送ローラとの間で詰まったり版材にしわや弛みが生じたりするのを、防止できる。したがって、版材を円滑に搬送できる。
請求項3記載の発明によれば、押圧ローラの周面との摩擦よりも、プラテンローラの周面との摩擦が主体となって、版材が搬送される。すなわち、プラテンローラが主体となって版材を搬送できる。したがって、版材を、押圧ローラに巻き込ませたりすることなく、円滑に搬送できる。
請求項4記載の発明によれば、版材に対して副走査方向の張力が働いているので、版材の副走査方向における熱収縮を更に効果的に抑制できる。
請求項5記載の発明によれば、プラテンローラをサーマルヘッド及び押圧ローラに接触させるだけで、製版可能な状態となるので、製版の準備作業を簡単に行うことができる。
請求項6記載の発明によれば、そのような版材を用いても、版材が副走査方向や主走査方向に熱収縮するのを、防止できる。
図1は本発明の孔版印刷機の製版装置の斜視図である。この製版装置1の基本骨格は、本体11とカバー体12とからなっている。カバー体12は、後に説明するように、本体11に対して、開閉自在となっている。製版装置1は、供給部2から供給されてきた版材9に、製版部3にて製版を行って、搬送部4により被供給場所である給版装置へ搬送するようになっている。そして、供給部2が本体11に設けられており、製版部3及び搬送部4が、それぞれ、本体11及びカバー体12の両者に渡って設けられている。図1はカバー体12が開いた状態を示している。図2は製版装置1の縦断面図であり、カバー体12が閉じた状態を示している。
供給部2は、上に開いた空間である収容室21を本体11内に有している。収容室21内には、ロール22に巻き付けられた版材9が収容されている。供給部2は、版材9を、ロール22の上部から引き出しながら製版部3に供給するようになっている。
製版部3は、供給部2から供給されてきた版材9を、プラテンローラ31によってサーマルヘッド32に押圧し且つ搬送しながら製版するようになっている。更に詳しくは後述する。
搬送部4は、製版部3から搬送されてきた版材9を、搬送路面41上を通過させて、給版装置8へ搬送するようになっている。具体的には、搬送部4は、搬送路面41と、2個の搬送ローラ42、43と、吸引チャンバ44と、吸引手段45と、で構成されている。搬送ローラ42、43は、カバー体12の側壁121に回転自在に支持されており、カバー体12が閉じられると、搬送路面41に上方から接して、版材9を搬送路面41との間に挟持して搬送できるようになっている。搬送路面41、吸引チャンバ44、及び吸引手段45は、本体11に設けられている。吸引チャンバ44は、搬送路面41の裏側(下側)に設けられている。吸引手段45、例えばブロワが、吸引チャンバ44内を負圧にするよう接続されている。搬送路面41には、吸引チャンバ44に通じる多数の吸着孔411が形成されている。また、搬送路面41の搬送方向(矢印Y)の上流側には、吸引チャンバ44に通じる開口部412が形成されている。そして、搬送部4は、吸引手段45によって、吸着孔411を介して、搬送される版材9を搬送路面41に吸着させるようになっている。また、搬送部4は、吸引手段45によって、開口部412を介して、製版部3通過後の版材9を吸引チャンバ44内に吸引して一時貯留するようになっている。更に、搬送路面41上には、版材9を切断するためのカッター51が設けられている。
なお、カバー体12は、搬送方向下流側の搬送ローラ43の軸431を支軸として、本体11に対して、開閉自在となっている。
また、ちなみに、給版装置8は、吸引チャンバ44の開口部441から吸引チャンバ44内に吸い込まれている版材9の先端部を、給版部材81を水平に突出させることによって、給版部材81の先端に係合させて、版材装着体(図示せず)の版材把持部まで持って行くようになっている。
図3は製版部3の拡大断面図、図4は図3のIV−IV断面図、図5は製版部3の平面図である。本発明の製版部3は、押圧ローラ33を備えている。押圧ローラ33は、図1に示すように本体11の側壁111に回転自在に支持されており、図3に示すように副走査方向(矢印Y)の下流側からプラテンローラ31に押圧して設けられて、プラテンローラ31との間で版材9を挟んで搬送するようになっている。製版部3では、プラテンローラ31がカバー体12の側壁121に回転自在に支持されており、サーマルヘッド32及び押圧ローラ33が本体11に設けられている。プラテンローラ31は、カバー体12を開くと、本体11のサーマルヘッド32及び押圧ローラ33から離れ、カバー体12を閉じると、サーマルヘッド32及び押圧ローラ33に接触するようになっている。すなわち、サーマルヘッド32及び押圧ローラ33と、プラテンローラ31とは、接離自在に設けられている。また、カバー体12を閉じて、プラテンローラ31がサーマルヘッド32及び押圧ローラ33に接触すると、版材9は、サーマルヘッド32に押圧されるとともに、押圧ローラ33との間に挟まれるようになっている。すなわち、カバー12を閉じると、製版部3は製版可能となるようになっている。
押圧ローラ33は、版材9を、プラテンローラ31の周面の、円周方向4分の1より大きい範囲に、巻き付けるよう、配置されている。具体的には、図3中の角度θ1が0より大きく設定されている。
上記構成の製版装置1は、次のように作動する。
初めに、版材9は、所定の初期位置にセットされている。初期位置は、版材9の前端が搬送ローラ43の下流側に在る位置である。その状態で、製版開始の入力があると、プラテンローラ31、サーマルヘッド32、押圧ローラ33、搬送ローラ42、43、及び吸引手段45が作動し、製版部3において版材9が製版されるとともに、搬送部4において製版された版材9が給版装置8へ向けて搬送される。このとき、搬送路面41上を搬送される版材9は、吸引手段45によって、吸着孔411を介して、搬送路面41に吸着されるので、しわになったり弛みを生じたりすることなく、円滑に搬送される。
そして、版材9が所定長さ分だけ製版されると、搬送ローラ42、43が停止する。このとき、吸引手段45が作動しているので、版材9の前端部91は吸引チャンバ44の開口部441から吸引チャンバ44内に吸い込まれた状態となる。これにより、前端部91のしわ、弛み、カールなどが引き延ばされる。この状態で、給版装置8が作動する。給版装置8は、給版部材81を水平に突出させることによって、版材9の前端部91を給版部材81の先端に係合させて、版材装着体(図示せず)の版材把持部まで持って行く。このとき、前端部91は引き延ばされた状態にあるので、給版装置8は、前端部91を簡単且つ確実に版材装着体の把持部に供給できる。
一方、給版装置8が作動している間、搬送ローラ42、43は停止しているが、製版部3は作動しているので、製版された版材9が製版部3から搬送部4へ送り出されてくる。この送り出されてきた版材9は、図2の符号9Aに示すように、吸引手段45によって、開口部412を介して、吸引チャンバ44内に吸引されて一時貯留される。これにより、版材9が搬送路面41と搬送ローラ42との間で詰まってしまうのを防止できる。
更に、上記構成の製版装置1では、製版部3において、角度θ1が0より大きく設定されているので、版材9が、プラテンローラ31の周面の、円周方向4分の1より大きい範囲に、巻き付きながら、搬送されていく。すなわち、版材9が、副走査方向においてプラテンローラ31に長く巻き付くこととなる。したがって、版材9の副走査方向における熱収縮が効果的に抑制される。
しかも、版材9は、副走査方向において押圧ローラ33に対しても長く巻き付くことになる。この点からも、版材9の副走査方向における熱収縮が効果的に抑制される。
更に、版材9は、サーマルヘッド32における穿孔時の加熱によって副走査方向に熱収縮しようとするが、押圧ローラ33によってプラテンローラ31との間に押圧保持されているために、副走査方向に引っ張られた状態となる。すなわち、版材9は、製版部3において、副走査方向下流側に向けて引っ張られた状態となる。したがって、プラテンローラ31に巻き付けられた版材9に対しては、副走査方向下流側に向けて、張力が付与された状態となる。この点からも、版材9の副走査方向における熱収縮を更に効果的に抑制できる。
なお、上記構成の製版装置1は、更に、次のような構成を採用するのが好ましい。最も好ましい実施形態は、次の構成を全て採用するものである。
(1)押圧ローラ33が、図6に示すように、径の大きさに応じて、中央部331と両端部332とに区分されており、各端部332が、端に行くに連れて漸次小径となっている。すなわち、端部332の端の径D2が中央部331の径D1より小さい。
この構成によれば、押圧ローラ33による主走査方向(副走査方向に直交する方向)における押圧を均等なものにでき、版材9を安定して搬送できる。すなわち、上記構成の製版装置1においては、押圧ローラ33の主走査方向の両端に、押圧ローラ33に押圧力を持たせるために、ばね(図示せず)によって付勢力が加えられている。しかし、付勢力が押圧ローラ33の両端に加わるために、押圧ローラ33の主走査方向の両端部と中央部とでは付勢力に基づく押圧力に差が生じてしまう恐れがある。しかしながら、図6に示す構成によれば、押圧ローラ33の両端部332の径が中央部331に比して漸次小さくなっているので、押圧ローラ33の両端部332と中央部331とにおける、付勢力に基づく押圧力の差が、減少する。よって、押圧ローラ33による主走査方向における押圧を均等なものにでき、版材9を安定して搬送できる。
(2)押圧ローラ33の周面の摩擦係数が、プラテンローラ31の周面の摩擦係数より小さく設定されている。例えば、押圧ローラ33を、金属や合成樹脂などの、表面の摩擦係数が小さい部材で、作製する。
この構成によれば、押圧ローラ33の周面との摩擦よりも、プラテンローラ31の周面との摩擦が主体となって、版材9が搬送される。すなわち、プラテンローラ31が主体となって版材9を搬送できる。したがって、版材9を、押圧ローラ33に巻き込ませたりすることなく、円滑に搬送できる。
(3)版材9として、一面に多数の微小凹部が形成された熱可塑性樹脂フィルムのみからなるものが用いられ、版材9は、他面がサーマルヘッド32に接するように設けられている。
このような版材9を用いても、上記構成の製版装置1によれば、版材9が副走査方向や主走査方向に熱収縮するのを、防止できる。
上記の全ての構成を備えた製版装置1によって、製版を行い、その場合の版材9の副走査方向における熱収縮率を測定した。なお、図7に示すように、プラテンローラ31のサーマルヘッド32に対する押圧力をFPとし、押圧ローラ33のプラテンローラ31に対する押圧力をF1とし、押圧ローラ33の水平面に対する角度をθ1とし、これらを種々設定して、上記熱収縮率を測定した。また、押圧ローラ33における中央部331の長さを160mmとし、両端部332の長さをそれぞれ95mmとし、中央部331の径D1を10mmとし、端部332の端縁の径D2を9.6mmとした。
(副走査方向の熱収縮率の測定)
図8に示すように、製版前の版材9の、主走査方向の中央と両端とに、副走査方向に延びた長さ200mmの線101をマジックで記載し、製版後に、線101の長さL1を測定して、熱収縮率を求めた。なお、製版熱量は18.5mJ/mmとし、製版送り速度(搬送速度)は31.75mm/秒とした。
また、版材9としては、実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみからなるもの(フィルム版材)であって、厚さ10μmのものと厚さ11μmのものと、を用い、前者を実施例1とし、後者を実施例2とした。更に、版材9としては、実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみからなるものであり且つ一面に多数の微小凹部が形成されているもの(凹部形成フィルム版材)であって、厚さ10μmのものと厚さ11μmのものと、を用い、前者を実施例3とし、後者を実施例4とした。
比較例1〜4として、従来の製版装置を用い、その他はそれぞれ実施例1〜4と同じとした場合の、熱収縮率も求めた。なお、従来の製版装置は、押圧ローラ33を有していない。
比較例1〜4の結果を表1〜4に示し、実施例1〜4の結果を表5〜8に示す。
Figure 2006281511
Figure 2006281511
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Figure 2006281511
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上記表からわかるように、実施例1〜4においては、副走査方向における熱収縮率が極めて小さくなっている。したがって、本発明の製版装置によれば、副走査方向における熱収縮率を小さくでき、すなわち、副走査方向における製版しわの発生を、かなり抑制できる。
本発明の製版装置は、特に凹部形成フィルム版材を用いた場合でも、製版しわの発生を十分に防止できるので、産業上の利用価値が大である。
本発明の孔版印刷機の製版装置の斜視図である。 図1の製版装置の縦断面図である。 図1の製版装置の製版部の拡大断面図である。 図3のIV−IV断面図である。 図3の製版部の平面図である。 押圧ローラの正面拡大図である。 実施例における製版部の模式断面図である。 実施例1〜4及び比較例1〜4において、製版する前の孔版印刷用の版材の平面図である。
符号の説明
1 製版装置 2 供給部 3 製版部 31 プラテンローラ 32 サーマルヘッド 33 押圧ローラ 331 中央部 332 端部 4 搬送部 41 搬送路面 411 吸着孔 412 開口部 42、43 搬送ローラ 44 吸引チャンバ 45 吸引手段 9 版材

Claims (6)

  1. 供給部から供給されてきた版材に、製版部にて製版を行って、搬送部により被供給場所へ搬送する、孔版印刷機の製版装置において、
    上記製版部が、
    版材に製版を行うサーマルヘッドと、
    版材をサーマルヘッドに押圧しながら搬送するプラテンローラと、
    副走査方向の下流側からプラテンローラに押圧して設けられ、且つ、プラテンローラとの間で版材を挟んで搬送する、押圧ローラと、を備えており、
    該押圧ローラが、版材を、プラテンローラの周面の、円周方向4分の1より大きい範囲に、巻き付けるよう、配置されていることを特徴とする孔版印刷機の製版装置。
  2. 搬送部が、搬送ローラと、搬送路面と、搬送路面の裏側に設けられた吸引チャンバと、吸引チャンバ内を負圧にするよう接続された吸引手段と、を備えており、
    搬送路面が、吸引チャンバに通じる多数の吸着孔を有するとともに、搬送方向上流側に、吸引チャンバに通じる開口部を有しており、
    搬送部が、吸引手段によって、吸着孔を介して、搬送される版材を搬送路面に吸着させ、また、開口部を介して、製版部通過後の版材を吸引チャンバ内に吸引して一時貯留するようになっている、請求項1記載の孔版印刷機の製版装置。
  3. 押圧ローラの周面の摩擦係数が、プラテンローラの周面の摩擦係数より小さく設定されている、請求項1記載の孔版印刷機の製版装置。
  4. プラテンローラに巻き付けられた版材に対して、副走査方向下流側に向けて、張力が付与されている、請求項1記載の孔版印刷機の製版装置。
  5. サーマルヘッド及び押圧ローラと、プラテンローラとが、接離自在に、且つ、接触した際に版材を挟んで製版可能となるように、設けられている、請求項1記載の孔版印刷機の製版装置。
  6. 版材として、一面に多数の微小凹部が形成された熱可塑性樹脂フィルムのみからなるものが用いられ、版材は、他面がサーマルヘッドに接するように設けられている、請求項1記載の孔版印刷機の製版装置。
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