JP2003112402A - 孔版印刷の製版方法および製版装置ならびに孔版印刷機 - Google Patents

孔版印刷の製版方法および製版装置ならびに孔版印刷機

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Yasunari Okagaito
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーマルヘッドの出力を大きくすることな
く、フィルムに個々のインク透過開口を独立して感熱穿
孔することを可能にし、熱可塑性樹脂フィルムのみから
なる版材を用いて製版することを実現する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂フィルムからなる版材をサ
ーマルヘッドの加熱により溶融してインク透過開口を形
成する孔版印刷の製版方法。フィルム12には、その一
方の面に多数の微小凹部14が形成されている。サーマ
ルヘッド10は、ヒータの主走査側配列ピッチをPMと
し、主走査側ヒータ長さをHMとし、副走査側送りピッ
チをPSとし、副走査側ヒータ長さをHSとするとき
に、そのヒータサイズがHM>0.6PMかつHS>
0.7PSを満足する。フィルムの微小凹部形成面とは
反対側の面を、1平方ミリ当たり35ミリジュール以下
のエネルギ出力で加熱する。被加熱部分を溶融して微小
凹部に連通させてインク透過可能な開口を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、孔版印刷における感熱
製版に関し、特に、和紙や不織布等のインク透過性支持
体を有することなく、実質的に熱可塑性樹脂フィルムの
みからなる版材を用いて製版することを実現する製版方
法、製版装置および孔版印刷機に関する。尚、ここで
「実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみからなる」と表現
しているのは、例えばフィルムの表面に帯電防止コーテ
ィングや融着防止コーティングが施されている場合もあ
るが、そのようなコーティング層を有する場合も、支持
体を有していなければ実質的にはフィルムのみからなる
構成であることを示している。
【0002】
【従来の技術】従来、孔版印刷において版に用いられる
原紙としては、和紙や不織布等のインク透過性の支持体
に、ポリエステル等の熱可塑性プラスチックのフィルム
を接着剤で貼り合せたものが一般に使用されている。支
持体の厚さが一般に30〜40μm程度であるのに対し
て、熱可塑性プラスチックのフィルム厚は、約1.5μ
m程度であり、そのフィルムを感熱穿孔して形成した孔
版からインクを出して印刷が行われている。感熱穿孔
は、主にサーマルヘッドとプラテンローラとの間に上述
の原紙を挿入して、サーマルヘッドの加熱により行われ
ている。
【0003】このような構成により製版して行われる孔
版印刷について、従来から、インク透過性の支持体に熱
可塑性プラスチックのフィルムを接着剤で貼り合せた原
紙を用いることの不都合が種々挙げられており、支持体
を用いずに熱可塑性プラスチックのフィルムだけで原紙
(版材)を構成する案が数多く提案されている。しかし
ながら、実際に現実のものとして実用化に至っているも
のはなく、いずれの提案も何らかの技術的障壁を乗り越
えなければならないのが実情である。特に、版材を熱可
塑性プラスチックのフィルムのみで構成する場合、フィ
ルムの厚さをある程度厚くしなければ取り扱いにくく、
また、そのように厚くしたフィルムを感熱穿孔するに
は、サーマルヘッドの出力を大きくしなければならず、
そのことが種々の問題を引き起こして実用化の最大の難
関となっていた。
【0004】一方、孔版印刷において製版された原紙の
孔は、ドット毎に独立して穿孔されていることが好まし
く、そのためには、例えば特許公報第2732532号
に示されているように、ドットピッチに対してヒータサ
イズをできるだけ小さくすることが好ましい。しかしな
がらサーマルヘッドのヒータは、そのサイズが小さくな
るほど周囲の電極から受ける熱拡散の影響が大きくな
り、熱効率が低下して寿命も短くなる傾向にある。さら
に、薄膜型のサーマルヘッドでは、発熱部分が周囲の電
極に比べて凹んだ状態になっているので、ヒータサイズ
が小さくなるほど、その両側の高くなった電極部分によ
って原紙が支えられてしまい、発熱部分と原紙との接触
性ないし密着性が悪くなって熱効率はますます低下す
る。
【0005】また、ヒータサイズが小さくなることによ
って発熱部分と原紙との密着性が悪くなる問題を解決す
る目的で、発熱部分だけをグレーズによって盛り上げた
所謂部分グレーズタイプと言われるサーマルヘッドも提
案されている。しかしながら、この部分グレーズタイプ
であっても、部分グレーズの盛り上がり自体が所詮滑ら
かな盛り上がりであるため、ヒータサイズが小さくなる
に従ってその盛り上がり曲線も近似的に直線となり、や
はり密着性の問題を十分に解決するほどには至っていな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする解決課題】以上のように、孔
版印刷において、原紙の問題とサーマルヘッドの問題と
がそれぞれ別の問題として存する。本発明は、それらの
問題を同時的に解決すべく創案されたものである。した
がって本発明は、熱可塑性プラスチックのフィルムだけ
で原紙(版材)を構成して孔版印刷を行うことを実現す
る製版方法、製版装置、ならびに孔版印刷機を提供しよ
うとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】まず、本発明に係る孔版
印刷の製版方法は、上述のごとき従来技術の課題を解決
し、その目的を達成するために以下のように構成されて
いる。すなわち、所定厚さの熱可塑性樹脂フィルムから
なる感熱性孔版印刷用版材をサーマルヘッドの加熱によ
り溶融してインク透過開口を形成する孔版印刷の製版方
法であって、上記フィルムには、その一方の面に多数の
微小凹部が形成されており、上記サーマルヘッドは、上
記フィルムの微小凹部形成面とは反対側の面を前記微小
凹部底部の肉薄部を溶解貫通するに十分なエネルギー
で、かつ、微小凹部以外のフィルム肉厚部を溶解貫通す
るには至らないエネルギー出力で加熱することにより該
被加熱部分を溶融し、該溶融部分を上記微小凹部に連通
させて上記インク透過可能な開口を形成することを特徴
とする。
【0008】上記サーマルヘッドは、複数のヒータが主
走査方向へ一列に配置されており、該ヒータの主走査側
配列ピッチをPMとし、主走査側ヒータ長さをHMと
し、副走査側送りピッチをPSとし、副走査側ヒータ長
さをHSとするときに、そのヒータサイズがHM>0.
6PMかつHS>0.7PSを満足することが好まし
い。
【0009】上記サーマルヘッドの印加エネルギーを、
1平方ミリ当たり35ミリジュール以下にして製版する
ことが好ましい。
【0010】この製版方法において、上記版材は延伸さ
れたフィルムであって該フィルムには延伸時の引張応力
が内部残留しており、上記被加熱部分の溶融が始まる
と、該残留応力により、該溶融部分の底部から上記微小
凹部に連通して上記インク透過可能な開口が形成される
のが好ましい。
【0011】また、この製版方法においては、上記版材
は延伸したポリエチレンテレフタレート(PET)フィ
ルムか、或いは延伸したポリエチレンテレフタレート
(PET)とポリブチレンテレフタレート(PBT)と
の共重合による低融点フィルムであって、上記フィルム
は、その一方の面に多数の微小凹部が型押加工により形
成されており、上記型押加工は、加工温度をt℃、フィ
ルムの融点をm℃、フィルムのガラス転移点をg℃とす
るとき、10×102(m−t)/(m−g)以上の
加工圧力Pパスカルで行われるのが好ましい。
【0012】上記微小凹部は、上記フィルムの加熱され
る側の面における開口径が、該被加熱面とは反対側の面
における開口径よりも小さく且つインク透過を許容しな
い程度に小さい貫通孔とすることができる。
【0013】また、上記微小凹部は、上記フィルムの厚
さを部分的に減じて薄肉底部を形成する陥凹部とするこ
ともできる。
【0014】次に、本発明に係る孔版印刷の製版装置
は、以下のような構成を備えている。すなわち、所定厚
さの熱可塑性樹脂フィルムからなる感熱性孔版印刷用版
材を供給する版材供給部と、上記フィルムに、その一方
の面に多数の微小凹部を形成する手段と、上記フィルム
の微小凹部形成面とは反対側の面を前記微小凹部底部の
肉薄部を溶解貫通するに十分なエネルギーで、かつ、微
小凹部以外のフィルム肉厚部を溶解貫通するには至らな
いエネルギー出力で加熱することにより該被加熱部分を
溶融し、該溶融部分を上記微小凹部に連通させてインク
透過可能な開口を形成する加熱手段とを備えている。
【0015】この加熱手段は、ヒータの主走査側配列ピ
ッチをPMとし、主走査側ヒータ長さをHMとし、副走
査側送りピッチをPSとし、副走査側ヒータ長さをHS
とするときに、そのヒータサイズがHM>0.6PMか
つHS>0.7PSを満足し、複数のヒータが主走査方
向へ一列に配置されているサーマルヘッドであって、そ
の出力エネルギは1平方ミリ当たり35ミリジュール以
下である。
【0016】勿論、上述のような孔版印刷の製版装置
を、製版部として備えた孔版印刷機を構成することも可
能である。
【0017】製版装置および孔版印刷機のいずれにおい
ても、上記微小凹部は、上記フィルムの加熱される側の
面における開口径が、該被加熱面とは反対側の面におけ
る開口径よりも小さく且つインク透過を許容しない程度
に小さい貫通孔とすることができ、また、上記微小凹部
は、上記フィルムの厚さを部分的に減じて薄肉底部を形
成する陥凹部とすることもできる。
【0018】
【実施の形態】以下、本発明に係る孔版印刷の製版方
法、製版装置ならびに孔版印刷機の実施形態について、
図1から図9を参照して説明する。図1は、本発明に係
る孔版印刷の製版方法を説明する概略図である。図中1
0はサーマルヘッドであり、11はプラテンローラであ
る。その間に挟まれて図の左側から右側へ矢印の方向に
送られているのが、例えば延伸したポリエチレンテレフ
タレート(PET)フィルムのようなポリエステルフィ
ルムからなる熱可塑性樹脂フィルムの原紙12である。
図1は拡大断面で示しているが、各構成の実際の大きさ
は、原紙12の厚さが数μm程度のオーダーであり、サ
ーマルヘッド10のヒータ部13の長さは、原紙送り方
向で10数μmから20数μm程度のオーダーである。
また、図には部分的にしか表されていないが、プラテン
ローラ11は約20mm前後の直径を有するゴムローラ
である。
【0019】なお、フィルムとして使用可能な他の熱可
塑性樹脂には、例えば、ポリエチレンテレフタレート樹
脂、ポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化
ビニリデン樹脂、ポリメチルペンテン樹脂、ポリプロピ
レン樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリビニル
アルコール樹脂、ナイロン6等が挙げられる。特にポリ
エステルフィルムを用いる場合には、上述の延伸したポ
リエチレンテレフタレート(PET)フィルムの他に、
結晶度が20%以下のポリエチレンテレフタレート(P
ET)フィルム、延伸したポリエチレンテレフタレート
(PET)とポリブチレンテレフタレート(PBT)と
の共重合による低融点フィルム、結晶度が20%以下の
ポリエチレンテレフタレート(PET)とポリブチレン
テレフタレート(PBT)との共重合による低融点フィ
ルムが好適である。
【0020】原紙12には、プラテンローラ11に接す
る側の面に多数の微小凹部14がランダム配置で形成さ
れている。図1では、ヒータ部13に接している原紙1
2の部分に穿孔すべく通電されている状態が示されてお
り、微小凹部14の底部が溶融して原紙12を貫通し、
インクが透過できる開口に形成されている。このよう
に、サーマルヘッド10のヒータ部13に通電するか給
電を遮断するかを制御することで所望の箇所にインク透
過開口を形成して製版することができる。
【0021】このように、フィルム12の一方面に微小
凹部14が形成されているので、その反対側の面から加
熱して穿孔するとき、フィルム12の厚さ全部を貫通す
る孔を開けずとも、溶融部を微小凹部に連通させるだけ
でインク透過開口を形成することができる。
【0022】微小凹部14が形成される密度は、所望の
解像度に応じて変更できるが、1ドット中の開口率が5
〜30%程度となる密度で配置されているのが、美しい
印刷をもたらし、且つ裏写りや裏抜けを防止するのに適
切である。すなわち、サーマルヘッド10のうち、一つ
のヒータ部13に接しているフィルムの面積がマトリッ
クスの1ドット分に相当し、その面積内には少なくとも
一つの微小凹部14が配置されているのが好ましい。
【0023】また、微小凹部14の配列は、規則的であ
ってもよいが、所望の開口率に応じるような一定の密度
範囲内で不規則であるほうが、印刷用紙上でインクの濃
淡が縞状に現れる現象である「モアレ」が目立つのを防
止するうえで好ましい。いずれの場合であっても、微小
凹部14の配列される平均ピッチは、サーマルヘッド1
0のヒータ部13の配列ピッチよりも細かくされる。
【0024】図2に、サーマルヘッドのヒータ部の配列
状態を示す平面図を示す。このサーマルヘッドは、複数
のヒータが主走査方向へ一列に配置されており、ヒータ
の主走査側配列ピッチをPMとし、主走査側ヒータ長さ
をHMとし、副走査側送りピッチをPSとし、副走査側
ヒータ長さをHSとする。このとき、主走査側ヒータ長
さが主走査側配列ピッチの0.6倍よりも長く、且つ副
走査側ヒータ長さが副走査側送りピッチの0.7倍より
も長くされている。このような形状の大きさにできるの
は、フィルムの片面に多数の微小凹部を形成した熱可塑
性樹脂フィルムのみからなる版材を用いて、微小凹部底
部の肉薄部を溶解貫通するに十分なエネルギーで、か
つ、微小凹部以外のフィルム肉厚部を溶解貫通するには
至らないエネルギー出力で製版しているので、ヒーター
サイズが大きくなっても、それに伴って、穿孔穴が大き
くならないからである。もしも、従来の孔版印刷機の製
版機のように、ヒーターサイズにほぼ等しい穿孔穴が開
口されるならば、サーマルヘッドのヒーターサイズが大
きくなるに伴って穿孔穴径も大きくなり、ついには隣の
孔同士が連結してしまう、そのような場合例えば「O」
字を印字しても「●」の様に文字がつぶれてしまう不具
合が生じる恐れがある。
【0025】このサーマルヘッドの製版時出力エネルギ
は、1平方ミリ当たり35ミリジュール以下である。し
かも、そうして穿孔された孔は、微小凹部によるもので
あるから全て独立している。図3は、この製版方法で数
字の「1」を表す位置のヒータに発熱させて穿孔した状
態を示している。黒く塗り潰して表したのが、サーマル
ヘッドによって穿孔されたインク透過孔である。このよ
うに、ヒータサイズを小さくしなくとも個々の孔を独立
して穿孔することができるので、ヒータは熱拡散の影響
も少なく熱効率の良い大きなサイズのものを採用するこ
とができるようになったのである。さらにヒータサイズ
を大きくすることができれば、部分グレーズタイプによ
るヒータ(発熱体)の盛り上がり効果を十分に生かして
フィルムとヒータとの接触性を良くすることができ、熱
効率はさらに良くなる。特に、副走査方向のヒータサイ
ズを大きくしているので、部分グレーズタイプとするこ
とのメリット(盛り上がりによる接触性の改善)を大き
く引き出すことができる。
【0026】図4は、微小凹部14がインク透過を許容
しない程度に小さい貫通孔である場合の原紙12を断面
斜視図で示している。製版時に加熱される側となる面2
0の開口21の径はインク透過を許容しないように十分
小さいものであるが、反対側の面22における開口23
の径はそれよりも大きくてよく、該凹部14内にインク
が浸入するのを許容する程度に大きくてよい。なお、図
5は微小凹部14が薄肉底部24を形成する陥凹部に形
成された状況を示している。
【0027】また、微小凹部14を陥凹部に形成する場
合、フィルムの材質にもよるが、薄肉底部24の厚さ
は、フィルムの厚さの約80%以下とするのがよいであ
ろう。なお、フィルムの延伸時の残留応力によっては微
小な表面凹部に応力が集中して開口を促す場合もあるの
で、その場合にはフィルム厚さの20%程度の深さの凹
部でも効果がある。一方、フィルムの延伸時の残留応力
が少ない場合には凹部の深さは深く(薄肉底部の厚さは
薄く)する必要があり、その場合には薄肉底部の厚さは
2μm程度以下が望ましい。
【0028】サーマルヘッドの好適なヒータサイズおよ
び製版エネルギーを求めるために、次のような実験を行
った。用いたフィルムは、厚さ6μmの延伸したPET
とPBTとの共重合による低融点フィルムである。厚さ
0.2mmのステンレス板の表面に深さ18μmのフォ
トエッチングを施し、直径20μm、高さ18μmの円
形微小凸部を30μmのピッチで多数形成した型押材を
得る。この型押材に上述の各フィルムをそれぞれ重ね合
わせて、直径100mm長さ200mmの鉄ローラ対の
間に通した。加工時の温度は摂氏25度、加工時のロー
ラー間圧力は2億パスカル(2トン/平方センチメート
ル)とした。実験したサーマルヘッドは次のとおりであ
る。サーマルヘッドA:主走査方向ヒータサイズが30
μm、副走査方向ヒータサイズが40μmの部分グレー
ズの400DPI。サーマルヘッドB:主走査方向ヒー
タサイズが30μm、副走査方向ヒータサイズが80μ
mの部分グレーズの400DPI。サーマルヘッドC:
主走査方向ヒータサイズが47μm、副走査方向ヒータ
サイズが80μmの部分グレーズの400DPI。サー
マルヘッドD:主走査方向ヒータサイズが47μm、副
走査方向ヒータサイズが100μmの部分グレーズの4
00DPI。実験条件として、1ラインあたりの繰り返
し周期を2mSec、印字パルス幅を500μSecと
し、出力エネルギーを1mm当たりそれぞれ10〜3
5ミリジュールで製版テストした。表1はその実験結果
を示している。ここで、1mm当たりのエネルギーと
は、サーマルヘッドのヒーター1mm当たりの、1回
のパルスで消費するエネルギーを表し、ヒーターの印加
電圧をV(ボルト)、ヒーターの電気抵抗をR(オー
ム)、ヒーターの主走査長さをHM(mm)、ヒーター
の副走査長さをHS(mm)、パルス幅をT(Sec)
とし、1mm当たりのエネルギーをE(ジュール)と
すると、E=T(V/R)/(HM・HS)で表され
る。
【0029】
【表1】
【0030】以上の評価において、製版後の版材の状態
について、サーマルヘッドの加熱による穿孔がインクを
透過させるのに至らないものは穿孔不鮮明として×印
を、インクを透過させるのは可能だが、穿孔が不鮮明な
ものは▼を、鮮明に穿孔されるが穿孔数が不十分なもの
は○を、鮮明に穿孔され穿孔数も十分なものは穿孔鮮明
として◎印を付している。また、過大なエネルギーによ
り凹部以外にも一部穿孔されたものも穿孔過大として○
印を、過大なエネルギーにより凹部以外にも広く穿孔さ
れ、一部の孔が連続している状態は、穿孔過大として▼
印を、過大なエネルギーにより凹部以外にも広く穿孔さ
れ、殆どの孔が連続している状態は、穿孔過大として×
印を付した。
【0031】以上の実験結果から、ヒータの主走査側配
列ピッチをPMとし、主走査側ヒータ長さをHMとし、
副走査側送りピッチをPSとし、副走査側ヒータ長さを
HSとするときに、そのヒータサイズがHM>0.6P
MかつHS>0.7PSを満足するサーマルヘッドCお
よびDは、上記条件式を満たさないサーマルヘッドAお
よびBに比べて、優れた製版結果となっていることが分
かる。また、製版エネルギーを1平方ミリ当たり35ミ
リジュール以上にすると、フィルム全体が溶解穿孔して
不鮮明な製版になることが判る。
【0032】次に、熱可塑性樹脂フィルムからなる原紙
12に微小凹部14を形成する方法について述べる。フ
ィルムに微小凹部を形成するには、凸状体をフィルムの
一方面に押し付ける型押加工を行う。例えばダイヤモン
ドの微粒子を多数付着させた鑢状のものを、所定厚さの
熱可塑性樹脂フィルムに押しつけることで形成すること
もできる。一般に、フィルム状の薄い物体に貫通孔を形
成するまで凸状体を押し付けるのは困難であり、通常は
凸状体押し付け面と反対側の面に薄皮状態の層が残る
(薄肉底部を形成する陥凹部となる)か、あるいは、僅
かに亀裂程度の開口(インク透過を許容しない程度の小
開口)が形成される程度にしか押し付けられない。この
性質を利用して加工を行えば、加工面側に適当な微小凹
部が形成され、その微小凹部が反対側の面に達したとし
てもインク透過を許容するほどの開口にはならない。
【0033】図6および7に、原紙12に微小凹部14
を形成するための構成例を示している。表面に多数の微
粒子30,31を付着させて凹凸にした型押しローラ3
2,33と、表面が平滑な支承ローラ35,36とが対
向して設けられており、共に回転している両ローラ3
2,35の間に、あるいは両ローラ33,36の間に一
定厚さの熱可塑性樹脂フィルム12が挿通される。両ロ
ーラの間から出てきた熱可塑性樹脂フィルム12は、型
押しローラ32または33に接した側の面に微粒子30
または31の形で微小凹部14が型押し成形されてい
る。
【0034】図7に示すように先端が比較的丸い粒子3
1を付着させた型押しローラ33で微小凹部14を形成
する場合、微小凹部14がフイルム12の反対側の面に
まで達することはないが、図6に示すように先端が比較
的尖った粒子30を付着させた型押しローラ32で微小
凹部14を形成する場合には、粒子の先端がフイルム1
2の反対側の面にまで達することがある。しかし、その
ような場合でも、インクの透過が可能な開口にまで大き
くなることはない。
【0035】さらに、図8および図9に、特にポリエス
テルフィルムの原紙に微小凹部を形成するための構成例
を示す。図8の例では、互いに対向する1対のローラ1
30および131を設け、一方のローラ131は外周面
全周に微小凸部32を形成して型押しローラとする。も
う一方のローラ130は、外周面が平滑な支承ローラで
ある。矢印の方向へ共に回転する型押しローラ131と
支承ローラ130との間に、一定厚さの熱可塑性樹脂フ
ィルム12を挿通させて型押加工を行う。加工条件は上
述の条件を満たすものとする。
【0036】図9に、別の製造方法ならびに製造装置の
概念を示す。外周表面全周に微小凸部133を形成した
金属ベルト134を回転駆動するローラ135および1
36の間に掛け渡し、その一方のローラ135に対向さ
せて外周面が平滑な支承ローラ137を配置する。金属
ベルト134と支承ローラ137との間に一定厚さの熱
可塑性樹脂フィルム12を挿通させて型押加工を行う。
加工条件は上述の条件を満たすものとする。
【0037】図8に示した型押しローラ131の微小凸
部132を形成する一具体例を次に示す。金属ローラの
素材表面(外周面)にセラミックをプラズマコーティン
グした後に表面を研磨し、さらにレーザー彫刻によって
多数の微小凸部132を形成することができる。微小凸
部132のピッチは100μm以下が好ましく、より好
ましくは30μm以下とする。レーザー彫刻を施す深さ
を3〜40μmとし、フィルム厚さの70%〜200%
の高さの微小凸部132を形成して型押しローラ131
とする。
【0038】型押体としてローラを用いる第1の利点
は、ベルトとする場合に比べて表面硬化が容易であると
いう点である。換言すれば、セラミック加工したベルト
は柔軟性に欠けて使いづらいが、ローラとする場合には
柔軟性を必要としない点である。型押体としてローラを
用いる第2の利点は、高精度なエンドレス加工が容易で
あるという点である。表面微細加工パターンを連続させ
たままでベルトをエンドレス加工溶接するのは困難であ
る。
【0039】図9に示した金属ベルト134の微小凸部
133を形成する一具体例を次に示す。厚さ0.1mm
〜0.5mmの金属板に、フォトエッチング加工によっ
て多数の微小凸部133を形成することができる。この
場合も微小凸部133のピッチは100μm以下が好ま
しく、より好ましくは30μm以下である。フォトエッ
チングの深さを3〜40μmとし、フィルム厚さの70
%〜200%の高さの微小凸部133を形成して型押し
ベルト134とする。
【0040】型押体としてベルトを用いる利点は、ロー
ラとする場合に比べて長尺化が容易であるという点であ
る。長尺にすると次の2点が有利である。第1に、ベル
ト1周当たり原紙加工面積が増えるので、少ない繰り返
し回数で目的量のフィルム加工が行え、その分だけ微小
凸部の磨耗が少なくなってベルトの寿命が長くなる。第
2に、加工後のフィルムをより長い時間ベルトに密着さ
せることができるので、この間に熱固定を十分に行うこ
とができる。他方、ベルトをエンドレス加工溶接するの
は高度な溶接技術を必要とするが、1版当たりの長さが
決まっている原紙を製造する場合には、版と版との継目
部分に微小凸部を形成する必要はないので、その溶接箇
所が継目部分となるようにすればエンドレス加工溶接と
する必要はなくなり、その問題は解消される。
【0041】なお、図8や図9に示す型押体によってポ
リエステルフィルムに型押加工する場合には、加工温度
をt℃、フィルムの融点をm℃、フィルムのガラス転移
点をg℃とするとき、10×10
2(m−t)/(m−g)以上の加工圧力Pパスカルで
型押加工することで使用可能な版材が得られることを、
実験を通じて発明者は解明している。
【0042】原紙12の給送経路に沿って図6〜9の構
成のいずれかを配置し、さらに引き続いて図1の構成を
配置すれば、一連の製版装置が形成される。また、この
製版装置を孔版印刷機に製版部として組み込むことで、
本発明に係る孔版印刷機を構成することもできる。
【0043】上述のようにして行われる孔版印刷の製版
方法では、まず、原紙が熱可塑性樹脂フィルムのみで構
成されるので、支持体との貼り合わせが不要となり、支
持体を備えているが故の不都合が取り除かれる。例え
ば、貼り合わせ工程が不要になる。接着剤が不要にな
る。接着剤が製版にもたらす「インク透過開口の変形」
等の印刷精度に対する悪影響がなくなる。支持体の繊維
が、穿孔されたフィルムの開口内に入って生じる「印字
のかすれ」等の悪影響がなくなる。異種材を貼り合わせ
るとカールを生じる原因となるが、そのようなカールし
やすい性質が取り除かれる。フィルム厚の約20〜30
倍の厚さを有する支持体がないので、貼り合わせ構造の
原紙では支持体に吸収されたまま無駄になっていたイン
クが、フィルムのみで構成される原紙では、そのような
インクの無駄がなくなる。
【0044】また、従来の支持体貼り合わせ構成の場合
では、フィルム自体の厚さは約1.5μmであったが、
本発明では例えば4〜5μm程度(音響用カセットテー
プの厚さ程度)あるいはそれ以上に、材質の硬さに合わ
せてある程度の厚さをもたせるので、実際の取り扱いは
可能である。別言すれば、貼り合わせ構造の場合のフィ
ルム厚(約1.5μm)だけの厚さの原紙とすると、版
材自体が薄過ぎて取り扱いにくい。そして本発明では、
フィルム自体の厚さが、支持体貼り合わせ構成の場合の
ように薄くないので、過剰なインクが印刷用紙に転移し
て裏写りや裏抜けするのを有効に防止することができ
る。
【0045】従来の貼り合わせ原紙では、約1.5μm
の熱可塑性樹脂フィルムに穿孔していたので、そのサー
マルヘッドの出力で4〜5μmのフィルムに穿孔するの
は出力不足で使用できない。また、サーマルヘッドの出
力を大きくすると、プラテンローラに高い熱エネルギが
伝わってプラテンローラに悪影響を及ぼし、またヘッド
自体の寿命にも好ましくない。しかしながら本発明によ
る製版方法では、フィルム材料の種類にもよるが、少な
くとも取り扱い(ハンドリング)が容易なように、ある
程度の厚さをもたせつつも、その穿孔に要する熱エネル
ギが従来に比べて大きくならない。それは、フィルムの
一方の面に、微小凹部を多数形成しているので、穿孔す
る箇所では、その反対側の面から微小凹部に連通する程
度にフィルムを溶融するだけでインク透過開口を得るこ
とができるからである。従来、原紙を熱可塑性樹脂フィ
ルムのみで構成する場合、フィルムの厚さをある程度厚
くしなければ取り扱いにくく、また厚いフィルムに感熱
穿孔するにはサーマルヘッドの出力を大きくしなければ
ならず、そのことが実用化の最大の難関となっていた訳
であるが、本発明によれば、サーマルヘッドの出力を大
きくしなくとも、フィルムにインク透過開口を感熱穿孔
することが可能になり、この問題を解決することができ
る。
【0046】薄い熱可塑性樹脂フィルムを挟んでサーマ
ルヘッドに対向するプラテンローラに伝達される熱エネ
ルギは、極力小さいのが好ましい訳であるが、上述のよ
うにサーマルヘッドの出力を小さくできることと、微小
凹部が断熱空気層を形成することで、サーマルヘッドか
らプラテンローラに伝達される熱エネルギは十分に小さ
くすることが可能である。
【0047】特に、熱可塑性樹脂フィルムは延伸されて
いるので、その延伸時の引張応力が内部残留しており、
僅かな部分が熱溶融するだけで亀裂が走り、その近辺の
微小凹部に達する開口が形成される。したがって、溶融
箇所が微小凹部に達するまで加熱する必要はなく、サー
マルヘッドの出力は、さらに小さくすることが可能であ
る。そして、このように延伸時の引張応力を内部残留さ
せておくためには、微小凹部を形成する型押し加工等の
機械的加工は、熱可塑性樹脂の融点温度以下で行われな
ければならない。なおフィルムのクラックを防ぎつつ、
より少ない加工圧力で凹部を形成するには、熱可塑性樹
脂のガラス転移点温度以上で行うのが望ましい。
【0048】また、本発明に係る孔版印刷の製版装置に
よって本発明の製版方法を行うことができ、一様な所定
厚さを有する熱可塑性樹脂フィルムが供給され、その供
給されたフィルムの一方面に微小凹部が形成される。そ
して、その微小凹部形成面とは反対側の面に、インク透
過開口を形成すべくサーマルヘッドにより低エネルギの
熱が加えられて製版される。この一連の作用は、単独の
製版装置で行われてもよく、そのような製版装置を製版
部として備えた孔版印刷機内で行われてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る製版方法ならびに製版装置の概
念を示す図である。
【図2】 サーマルヘッドのヒータ部の配列状態を示す
平面図である。
【図3】 本発明に係る製版方法で数字の「1」を表す
位置のヒータに発熱させて穿孔した状態を示す図であ
る。
【図4】 本発明に係る製版方法ならびに製版装置に使
用される原紙の構造について、その概念を示す図であ
る。
【図5】 本発明に係る製版方法ならびに製版装置に使
用される原紙の構造について、その概念を示す図であ
る。
【図6】 原紙に微小凹部を形成するための構成例を示
す図である。
【図7】 原紙に微小凹部を形成するための構成例を示
す図である。
【図8】 原紙に微小凹部を形成するための構成例を示
す図である。
【図9】 原紙に微小凹部を形成するための構成例を示
す図である。
【符号の説明】
10 サーマルヘッド 11 プラテンローラ 12 熱可塑性樹脂フィルムからなる原紙 13 サーマルヘッドのヒータ部 14 微小凹部 20 原紙の製版時被加熱面 21 面20側の貫通孔開口 22 面20の反対側の面 23 面22側の貫通孔開口 24 陥凹部の薄肉底部 30 微粒子 31 微粒子 32 型押しローラ 33 型押しローラ 35 支承ローラ 36 支承ローラ 130 支承ローラ 131 型押しローラ 132 微小凸部 133 微小凸部 134 型押しベルト 135 ローラ 136 ローラ 137 支承ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H084 AA13 AA38 AE03 BB07 BB13 CC09 2H114 AB25 BA06 DA47 DA49 DA56 EA01 GA38

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定厚さの熱可塑性樹脂フィルムからな
    る感熱性孔版印刷用版材をサーマルヘッドの加熱により
    溶融してインク透過開口を形成する孔版印刷の製版方法
    であって、 上記フィルムには、その一方の面に多数の微小凹部が形
    成されており、 上記フィルムの微小凹部形成面とは反対側の面を、上記
    サーマルヘッドにより、前記微小凹部底部の肉薄部を溶
    解貫通するに十分なエネルギーで、かつ、微小凹部以外
    のフィルム肉厚部を溶解貫通するには至らないエネルギ
    ー出力で加熱することにより該被加熱部分を溶融し、該
    溶融部分を上記微小凹部に連通させて上記インク透過可
    能な開口を形成することを特徴とする孔版印刷の製版方
    法。
  2. 【請求項2】 上記サーマルヘッドは、複数のヒータが
    主走査方向へ一列に配置されており、該ヒータの主走査
    側配列ピッチをPMとし、主走査側ヒータ長さをHMと
    し、副走査側送りピッチをPSとし、副走査側ヒータ長
    さをHSとするときに、そのヒータサイズがHM>0.
    6PMかつHS>0.7PSを満足する請求項1記載の
    孔版印刷の製版方法。
  3. 【請求項3】 上記サーマルヘッドによる印加エネルギ
    ーは1平方ミリ当たり35ミリジュール以下である請求
    項1または2記載の孔版印刷の製版方法。
  4. 【請求項4】 上記版材は延伸したポリエチレンテレフ
    タレート(PET)フィルムか、或いは延伸したポリエ
    チレンテレフタレート(PET)とポリブチレンテレフ
    タレート(PBT)との共重合による低融点フィルムで
    あって、 上記フィルムは、その一方の面に多数の微小凹部が型押
    加工により形成されており、 上記型押加工は、加工温度をt℃、フィルムの融点をm
    ℃、フィルムのガラス転移点をg℃とするとき、10
    ×102(m−t)/(m−g)以上の加工圧力Pパス
    カルで行われる請求項1ないし3のいずれかに記載の孔
    版印刷の製版方法。
  5. 【請求項5】 上記微小凹部は、上記フィルムの加熱さ
    れる側の面における22開口径が、該被加熱面とは反対側
    の面における開口径よりも小さく且つインク透過を許容
    しない程度に小さい貫通孔である請求項1ないし4のい
    ずれかに記載の孔版印刷の製版方法。
  6. 【請求項6】 上記微小凹部は、上記フィルムの厚さを
    部分的に減じて薄肉底部を形成する陥凹部である請求項
    1ないし4のいずれかに記載の孔版印刷の製版方法。
  7. 【請求項7】 所定厚さの熱可塑性樹脂フィルムからな
    る感熱性孔版印刷用版材を供給する版材供給部と、 上記フィルムに、その一方の面に多数の微小凹部を形成
    する手段と、 上記フィルムの微小凹部形成面とは反対側の面を加熱す
    ることにより該被加熱部分を溶融し、該溶融部分を上記
    微小凹部に連通させてインク透過可能な開口を形成する
    加熱手段とを備え、 上記加熱手段は、サーマルヘッドであって、その出力エ
    ネルギーは、前記微小凹部底部の肉薄部を溶解貫通する
    に十分なエネルギーで、かつ、微小凹部以外のフィルム
    肉厚部を溶解貫通するには至らないエネルギーであるこ
    とを特徴とする孔版印刷の製版装置。
  8. 【請求項8】 上記加熱手段は、ヒータの主走査側配列
    ピッチをPMとし、主走査側ヒータ長さをHMとし、副
    走査側送りピッチをPSとし、副走査側ヒータ長さをH
    Sとするときに、そのヒータサイズがHM>0.6PM
    かつHS>0.7PSを満足し、複数のヒータが主走査
    方向へ一列に配置されているサーマルヘッドである請求
    項7記載の孔版印刷の製版装置。
  9. 【請求項9】 上記サーマルヘッドによる印加エネルギ
    ーは1平方ミリ当たり35ミリジュール以下である請求
    項7または8記載の孔版印刷の製版装置。
  10. 【請求項10】 上記微小凹部は、上記フィルムの加熱
    される側の面における開口径が、該被加熱面とは反対側
    の面における開口径よりも小さく且つインク透過を許容
    しない程度に小さい貫通孔である請求項7ないし9のい
    ずれかに記載の孔版印刷の製版装置。
  11. 【請求項11】 上記微小凹部は、上記フィルムの厚さ
    を部分的に減じて薄肉底部を形成する陥凹部である請求
    項7ないし9のいずれかに記載の孔版印刷の製版装置。
  12. 【請求項12】 所定厚さの熱可塑性樹脂フィルムから
    なる感熱性孔版印刷用版材を供給する版材供給部と、 上記フィルムに、その一方の面に多数の微小凹部を形成
    する手段と、 上記フィルムの微小凹部形成面とは反対側の面を加熱す
    ることにより該被加熱部分を溶融し、該溶融部分を上記
    微小凹部に連通させてインク透過可能な開口を形成する
    加熱手段とを備え、 上記加熱手段は、サーマルヘッドであって、その出力エ
    ネルギーは、前記微小凹部底部の肉薄部を溶解貫通する
    に十分なエネルギーで、かつ、微小凹部以外のフィルム
    肉厚部を溶解貫通するには至らないエネルギーであると
    を特徴とする孔版印刷機。
  13. 【請求項13】 上記サーマルヘッドは、複数のヒータ
    が主走査方向へ一列に配置されており、該ヒータの主走
    査側配列ピッチをPMとし、主走査側ヒータ長さをHM
    とし、副走査側送りピッチをPSとし、副走査側ヒータ
    長さをHSとするときに、そのヒータサイズがHM>
    0.6PMかつHS>0.7PSを満足する請求項12
    記載の孔版印刷機
  14. 【請求項14】 上記サーマルヘッドによる印加エネル
    ギーは1平方ミリ当たり35ミリジュール以下である請
    求項12または13記載の孔版印刷機。
  15. 【請求項15】 上記微小凹部は、上記フィルムの加熱
    される側の面における開口径が、該被加熱面とは反対側
    の面における開口径よりも小さく且つインク透過を許容
    しない程度に小さい貫通孔である請求項12ないし14
    のいずれかに記載の孔版印刷機。
  16. 【請求項16】 上記微小凹部は、上記フィルムの厚さ
    を部分的に減じて薄肉底部を形成する陥凹部である請求
    項12ないし14のいずれかに記載の孔版印刷機。
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