JP3993801B2 - 感熱性孔版印刷用版材とその製造装置、ならびに孔版印刷機 - Google Patents

感熱性孔版印刷用版材とその製造装置、ならびに孔版印刷機 Download PDF

Info

Publication number
JP3993801B2
JP3993801B2 JP2002233408A JP2002233408A JP3993801B2 JP 3993801 B2 JP3993801 B2 JP 3993801B2 JP 2002233408 A JP2002233408 A JP 2002233408A JP 2002233408 A JP2002233408 A JP 2002233408A JP 3993801 B2 JP3993801 B2 JP 3993801B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stencil printing
film
heat
sensitive stencil
printing plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002233408A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004074416A (ja
Inventor
嘉英 杉山
孝富 塩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Duplo Seiko Corp
Original Assignee
Duplo Seiko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Duplo Seiko Corp filed Critical Duplo Seiko Corp
Priority to JP2002233408A priority Critical patent/JP3993801B2/ja
Publication of JP2004074416A publication Critical patent/JP2004074416A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3993801B2 publication Critical patent/JP3993801B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、感熱性の孔版印刷用版材に関し、特に、和紙や不織布等のインク透過性支持体を有することなく、実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみからなる版材、その製造装置、そしてそのような製造装置を備えた孔版印刷機に関する。尚、ここで「実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみからなる」と表現しているのは、例えばフィルムの表面に帯電防止コーティングや融着防止コーティングが施されている場合もあるが、そのようなコーティング層を有する場合も、支持体を有していなければ実質的にはフィルムのみからなる構成であることを示している。
【0002】
【従来の技術】
従来、孔版印刷において版に用いられる原紙としては、和紙や不織布等のインク透過性の支持体に、ポリエステル等の熱可塑性プラスチックのフィルムを接着剤で貼り合せたものが一般に使用されている。支持体の厚さが一般に30〜40μm程度であるのに対して、熱可塑性プラスチックのフィルム厚は、約1.5μm程度であり、そのフィルムを感熱穿孔して形成した孔版からインクを出して印刷が行われている。感熱穿孔は、主にサーマルヘッドとプラテンローラとの間に上述の原紙を挿入して、サーマルヘッドの加熱により行われている。
【0003】
このような構成により製版して行われる孔版印刷について、従来から、インク透過性の支持体に熱可塑性プラスチックのフィルムを接着剤で貼り合せた原紙を用いることの不都合が種々挙げられており、支持体を用いずに熱可塑性プラスチックのフィルムだけで原紙(版材)を構成する案が数多く提案されている。しかしながら、実際に現実のものとして実用化に至っているものはなく、いずれの提案も何らかの技術的障壁を乗り越えなければならないのが実情である。特に、版材を熱可塑性プラスチックのフィルムのみで構成する場合、フィルムの厚さをある程度厚くしなければ取り扱いにくく、また厚いフィルムに感熱穿孔するには、サーマルヘッドの出力を大きくしなければならず、そのことが種々の問題を引き起こして実用化の最大の難関となっていた。本願の発明者らは、上述のような技術的課題を解決すべく鋭意研究を重ね、既に特開2001−213065号公報に開示されているように、フィルムの一方面に多数の微小凹部を形成した、熱可塑性プラスチックのフィルムのみで構成した版材を提供している。
【0004】
しかしながら、多数の微小凹部を形成した、熱可塑性プラスチックのフィルムのみで構成した版材は、微小凹部を形成すべく型押し加工を行うとき、その加工条件にもよるが、微小凹部の底部となる薄肉部およびその近辺にクラックを生じる場合がある。例えば、外周面上に微粒子を付着させた型押しローラを用いる場合、微粒子の突出高さを均一にすることは困難である。このようなバラツキ要因のため、形成された微小凹部の薄肉部の周辺には部分的にクラックを生じることがある。このようなクラックは、その周辺に例えば小さな機械的エネルギーでも加わると、クラック自体が大きく広がって微小凹部を開口させてしまうおそれがあり、製版時には、サーマルヘッドによる加熱がなくても、目的に反する微小凹部を開口させてしまうかもしれない。
【0005】
【発明が解決しようとする解決課題】
本発明は、フィルムの一方面に多数の微小凹部を形成した、熱可塑性プラスチックのフィルムのみで構成した版材の完成度をさらに高めるべく、改良を施したものである。微小凹部を形成するときには、上述のようなクラックの発生がないように加工することが好ましいが、そのような加工は、加工条件の限定を含めて非常に高度な技術を必要とすることになる。そこで本発明は、そのようなクラックが発生しても、そのことが製版において実質的な障害とならないように、且つせっかくの熱可塑性樹脂フィルムのみからなる版材の利点を損なうことなく製版できるように、そのような版材を、そしてその版材の製造装置を、さらには、その製造装置を備えた孔版印刷機を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
まず、本発明に係る感熱性孔版印刷用版材は、上述のごとき従来技術の課題を解決し、その目的を達成するために以下のように構成されている。すなわち、所定厚さの熱可塑性樹脂フィルムからなり、その一方の面に、該フィルムの厚さを部分的に減じて薄肉部を形成した陥凹部からなる多数の微小凹部が形成されている感熱性孔版印刷用版材であって、上記微小凹部の薄肉部周辺に発生したクラック内に目止め剤が充填されている。上記目止め剤は、上記熱可塑性樹脂フィルムの微小凹部形成面に目止め剤をコーティングすることによってクラック内に充填することができる。上記目止め剤は、帯電防止剤が配合されているのが好ましい。
【0007】
また、本発明に係る感熱性孔版印刷用版材は、上記熱可塑性樹脂フィルムの微小凹部形成面に加えて、その反対側の面も目止め剤によりコーティングされていてもよく、この反対側の面にコーティングされる目止め剤は、スティック防止(貼り付き防止)剤が配合されているとよい。
【0008】
上記目止め剤は、製版時に上記微小凹部を開口させるサーマルヘッドの発熱量によって上記薄肉部を十分に穿孔でき、且つ、非開口の微小凹部に対して印刷時におけるインキの透過を確実に禁止し得る塗布量でコーティングされているのが好ましい。
【0009】
また、上記目止め剤は、変成シリコーン系弾性接着剤のようなシリコーンゴムとすることができる。
【0010】
次に、本発明に係る感熱性孔版印刷用版材の製造装置は、以下のように構成されている。すなわち、所定厚さの熱可塑性樹脂フィルムの一方面に多数の微小凹部を形成する加工手段と、上記熱可塑性樹脂フィルムに目止め剤を塗布する塗布手段とを備えている。また、上記熱可塑性樹脂フィルムに塗布された目止め剤を乾燥させる乾燥手段をさらに備えているのが好ましい。
【0011】
また、本発明に係る孔版印刷機は、そこに内蔵される製版部へ原紙を供給する原紙搬送経路をフィルム搬送経路として、そのフィルム搬送経路に上述のような本発明に係る感熱性孔版印刷用版材の製造装置を設けることで構成することができる。
【0012】
【実施の形態】
以下、本発明に係る感熱性孔版印刷用版材およびその製造装置の実施形態について、図1から図16を参照して説明する。図1は、本発明に係る感熱性孔版印刷用版材を用いて行う製版方法を説明する概略図である。図中10は、薄膜タイプの全面グレーズ型サーマルヘッドであり、11はプラテンローラである。その間に挟まれて図の左側から右側へ矢印の方向に送られているのが、例えば延伸したポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムのようなポリエステルフィルムからなる熱可塑性樹脂フィルムの原紙12である。図1は拡大断面で示しているが、各構成の実際の大きさは、原紙12の厚さが数μmから10数μm程度のオーダーであり、サーマルヘッド10のヒータ部分13の長さは、原紙送り方向(副走査方向)で10数μmから100μm程度のオーダーである。なお図には表れないが、個々のヒータ部分13の主走査方向(紙面に垂直な方向)の長さは20μmから80μm程度であり、多数のヒータ部分13が40μmから85μmのピッチで直線状に配列されている。また、ヒータ部分13の窪みの深さは3〜4μm程度である。なお、図には部分的にしか表されていないが、プラテンローラ11は約20mm前後の直径を有するゴムローラである。
【0013】
フィルムとして使用可能な他の熱可塑性樹脂には、例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリメチルペンテン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ナイロン6等が挙げられる。特にポリエステルフィルムを用いる場合には、上述の延伸したポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムの他に、結晶度が20%以下のポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、延伸したポリエチレンテレフタレート(PET)とポリブチレンテレフタレート(PBT)との共重合による低融点フィルム、結晶度が20%以下のポリエチレンテレフタレート(PET)とポリブチレンテレフタレート(PBT)との共重合による低融点フィルムが好適である。
【0014】
原紙12には、プラテンローラ11に接する側の面に多数の微小凹部14がランダム配置で形成されている。図1では、ヒータ部分13に面している原紙12の部分に穿孔すべく通電されている状態が示されており、微小凹部14の底部が溶融して原紙12を貫通し、インクが透過できる開口に形成されている。このように、サーマルヘッド10のヒータ部分13に通電するか給電を遮断するかを制御することで所望の箇所にインク透過開口を形成して製版することができる。
【0015】
このように、フィルム12の一方面に微小凹部14が形成されているので、その反対側の面から加熱して穿孔するとき、フィルム12の厚さ全部を貫通する孔を開けずとも、溶融部を微小凹部に連通させるだけでインク透過開口を形成することができる。
【0016】
微小凹部14が形成される密度は、所望の解像度に応じて変更できるが、1ドット中の開口率が5〜30%程度となる密度で配置されているのが、美しい印刷をもたらし、且つ裏写りや裏抜けを防止するのに適切である。すなわち、サーマルヘッド10のうち、一つのヒータ部分13に接しているフィルムの面積がマトリックスの1ドット分に相当し、その面積内には少なくとも一つの微小凹部14が配置されているのが好ましい。
【0017】
微小凹部14の配列は、規則的であってもよいが不規則であるほうが、印刷用紙上でインクの濃淡が縞状に現れる現象である「モアレ」が目立つのを防止するうえで好ましい。いずれの場合であっても、微小凹部14の配列される平均ピッチは、サーマルヘッド10のヒータ部分13の配列ピッチよりも細かくされる。
【0018】
図2は、微小凹部14がインク透過を許容しない程度に小さい貫通孔である場合の原紙12を断面斜視図で示している。製版時に加熱される側となる面20の開口21の径はインク透過を許容しないように十分小さいものであるが、反対側の面22における開口23の径はそれよりも大きくてよく、該凹部14内にインクが浸入するのを許容する程度に大きくてよい。なお、図3は微小凹部14が薄肉底部24を形成する陥凹部に形成された状況を示している。
【0019】
また、微小凹部14を陥凹部に形成する場合、フィルムの材質にもよるが、薄肉底部24の厚さは、フィルムの厚さの約80%以下とするのがよいであろう。なお、フィルムの延伸時の残留応力によっては微小な表面凹部に応力が集中して開口を促す場合もあるので、その場合にはフィルム厚さの20%程度の深さの凹部でも効果がある。一方、フィルムの延伸時の残留応力が少ない場合には凹部の深さは深く(薄肉底部の厚さは薄く)する必要があり、その場合には薄肉底部の厚さは2μm程度以下が望ましい。
【0020】
次に、熱可塑性樹脂フィルムからなる原紙12に微小凹部14を形成する方法について述べる。フィルムに微小凹部を形成するには、微小な凸状体をフィルムの一方面に押し付ける型押し加工を行う。例えばダイヤモンドの微粒子を多数付着させた鑢状のものを、所定厚さの熱可塑性樹脂フィルムに押しつけることで形成することもできる。一般に、フィルム状の薄い物体に貫通孔を形成するまで凸状体を押し付けるのは困難であり、通常は凸状体押し付け面と反対側の面に薄皮状態の層が残る(薄肉底部を形成する陥凹部となる)か、あるいは、僅かに亀裂程度の開口(インク透過を許容しない程度の小開口)が形成される程度にしか押し付けられない。この性質を利用して加工を行えば、加工面側に適当な微小凹部が形成され、その微小凹部が反対側の面に達したとしてもインク透過を許容するほどの開口にはならない。
【0021】
上述のようにして型押し加工で微小凹部14を形成すると、その加工条件にもよるが、型押しした微小凹部14の底部近辺にクラックの入ることがある。しかしクラックが入っても、そのクラック内に目止め剤を充填するように、フィルム面を目止め剤でコーティングすることで、製版時の不必要な開口(印刷するとインクが透過してしまう開口)の形成は防止できる。コーティングは、目止め剤を塗布することによって行われる。
【0022】
目止め剤としては、変成シリコーン系弾性接着剤か、あるいは合成ゴム系溶剤形接着剤等の接着剤を用いることができる。例えば、変成シリコーン系弾性接着剤を酢酸ブチルにて溶解した目止め剤溶解溶液を用い、塗布する膜厚は、目止め効果があるように、少なくともクラック内に溶液が浸透した状態よりも厚くし、且つ、サーマルヘッドによる穿孔を阻害することのない厚さとするのが好ましく、具体的には100μm以下とするのが好ましい。このように、非常に薄い塗膜の厚さを制御するには、図13及び14を参照して後に詳述する器具を用いるのがよい。しかし、クラック内に溶液を浸透させるだけの目的であれば、図13の器具を用いずとも、フィルムのサーマルヘッドに接触する側の面に溶液を滴下させた後に、単にシャフトで溶液を掻き取ってもよい。
【0023】
目止め剤の塗布は、フィルムの一方面だけに施してもよいし、両面に施してもよい。特にフィルムのサーマルヘッドに接触する側の面に塗布する場合、目止め剤にスティック防止(貼付き防止)剤を配合することでフィルムのサーマルヘッドへの焼付きを防止することができる。またサーマルヘッドに接触する側とは反対側の面に、すなわち微小凹部が形成された面に目止め剤を塗布する場合、帯電防止剤を配合することで静電気による皺の発生を防止することができる。
【0024】
また、フィルムに微小凹部を形成する型押し加工の後、さらにフィルムをガラス転移点よりも低温で加熱処理(アニール処理)してフイルム内の残留応力を取り除き、その後に目止め剤を塗布するのもよい。例えば、微小凹部を形成する加工の前に、フィルムのいずれか一方の面に、あるいは両面に目止め剤を塗布しておき、微小凹部形成の加工後にアニール処理を施し、その後、再度、フィルムのいずれか一方の面に、あるいは両面に目止め剤を塗布することができる。ただし、フィルムの一方面だけに塗布する場合、塗布した目止め剤が製版時にサーマルヘッドに擦られて剥がれ落ちることの不都合を考えると、サーマルヘッドに接触する側とは反対側の面(微小凹部形成面)に施すのが好ましいであろう。サーマルヘッドに接触する側の面にも施すのは、補助的な意味合いにおいて好ましい。但し、その塗布量は、製版時にサーマルヘッドの加熱で十分に穿孔できる程度に抑えられるべきであり、且つ製版後の印刷時にインクの透過を防ぐに十分な量(確実に禁止し得る量)であることが重要である。
【0025】
サーマルヘッドに接触する側とは反対側の面に、すなわち微小凹部が形成された面に目止め剤を塗布しても、微小凹部内のクラック内に目止め剤が確実に入り込むかどうかの問題がある。その問題点を回避するために、サーマルヘッドに接触する側の面に目止め剤を塗布することは有効であり、版材を量産する場合の作業性の点でも有効である。なお、目止め剤はクラック内に浸透させて充填するのが目的であり、版材の全面に塗布するのではなく、クラックの発生箇所にのみ塗布するのが理想的である。
【0026】
目止め剤を塗布するタイミングについては、微小凹部形成の加工前であっても加工後であっても、テスト結果において目止め効果に大差はない。これは、変成シリコーン系弾性接着剤と酢酸ブチルの混合剤などで構成される目止め剤は、高圧加工時、目止め剤自体のゴム弾性が微視的には流動性をもっていると考えられるためである。
【0027】
上述のようにしてクラックが目止めされた熱可塑性樹脂フィルムからなる版材は、次のようなサーマルヘッドを用いて製版するのがよい。すなわち、主走査方向に沿って直線状に配列されたヒータ部分と、副走査方向に沿って該ヒータ部分の両側に存する非ヒータ部分とを有するとともに、該非ヒータ部分には対向電極部が含まれており、且つ該ヒータ部分が、非ヒータ部分の対向電極部よりも低く形成されているサーマルヘッドであり、ヒータ部分を構成する発熱抵抗体が薄膜で形成され、且つヒータ部分および非ヒータ部分が共に平面状グレーズ層の上に形成される全面グレーズ型のサーマルヘッドである。このサーマルヘッドは、本件出願人が平成13年12月20日に出願した特願2001−387620に添付の明細書に記載されたものである。このサーマルヘッドを用い、版材の微小凹部形成面とは反対側の面を、該サーマルヘッドのヒータ部分で加熱し、微小凹部底部の肉薄部を溶解貫通することにより、該溶融部分を微小凹部に連通させてインク透過可能な開口を形成する。
【0028】
図4および5に、原紙12に微小凹部14を形成するための構成例を示している。表面に多数の微粒子30,31を付着させて凹凸にした型押しローラ32,33と、表面が平滑な支承ローラ35,36とが対向して設けられており、共に回転している両ローラ32,35の間に、あるいは両ローラ33,36の間に一定厚さの熱可塑性樹脂フィルム12が挿通される。両ローラの間から出てきた熱可塑性樹脂フィルム12は、型押しローラ32または33に接した側の面に微粒子30または31の形で微小凹部14が型押し成形されている。
【0029】
図5に示すように先端が比較的丸い粒子31を付着させた型押しローラ33で微小凹部14を形成する場合、微小凹部14がフイルム12の反対側の面にまで達することはないが、図4に示すように先端が比較的尖った粒子30を付着させた型押しローラ32で微小凹部14を形成する場合には、粒子の先端がフイルム12の反対側の面にまで達することがある。しかし、そのような場合でも、目止め加工によりインクの透過が可能な開口にまで大きくなることはない。
【0030】
さらに、図6および図7に、特にポリエステルフィルムの原紙に微小凹部を形成するための構成例を示す。図6の例では、互いに対向する1対のローラ130および131を設け、一方のローラ131は外周面全周に微小凸部132を形成して型押しローラとする。もう一方のローラ130は、外周面が平滑な支承ローラである。矢印の方向へ共に回転する型押しローラ131と支承ローラ130との間に、一定厚さの熱可塑性樹脂フィルム12を挿通させて型押し加工を行う。
【0031】
図7に、別の製造方法ならびに製造装置の概念を示す。外周表面全周に微小凸部133を形成した金属ベルト134を回転駆動するローラ135および136の間に掛け渡し、その一方のローラ135に対向させて外周面が平滑な支承ローラ137を配置する。金属ベルト134と支承ローラ137との間に一定厚さの熱可塑性樹脂フィルム12を挿通させて型押し加工を行う。
【0032】
図6に示した型押しローラ131の微小凸部132を形成する一具体例を次に示す。金属ローラの素材表面(外周面)にセラミックをプラズマコーティングした後に表面を研磨し、さらにレーザー彫刻によって多数の微小凸部132を形成することができる。微小凸部132のピッチは100μm以下が好ましく、より好ましくは30μm以下とする。レーザー彫刻を施す深さを3〜40μmとし、フィルム厚さの70%〜200%の高さの微小凸部132を形成して型押しローラ131とする。
【0033】
図7に示した金属ベルト134の微小凸部133を形成する一具体例を次に示す。厚さ0.1mm〜0.5mmの金属板に、フォトエッチング加工によって多数の微小凸部133を形成することができる。この場合も微小凸部133のピッチは100μm以下が好ましく、より好ましくは30μm以下である。フォトエッチングの深さを3〜40μmとし、フィルム厚さの70%〜200%の高さの微小凸部133を形成して型押しベルト134とする。
【0034】
図8〜10は、型押し加工によってフィルムに微小凹部が形成される過程を模式的に示している。各図には、フィルムの部分に歪の変化する状態を示す格子線を便宜的に入れている。図8は型押体の微小凸部による加圧前の状態を示しており、図9は微小凸部による加圧途上の状態を示している。図10は微小凸部による加圧終了時の状態を示している。これらの図から解るように、凹部が形成されて行く過程で、凹部の底部となる部分が横に延伸されていく。すなわち凹部の底部は、他の部分よりも高い率で延伸されている。このことは、製版時の加熱によって溶解し始めた凹部底部は、延伸率に見合う大きな応力で引き合うために溶解部分が周辺へ広がるように亀裂していき、速やかな穿孔を実現することになる。
【0035】
ところで、例えば図6や図7に示すような構成によって図8〜10に示すような型押し加工が行われると、フィルム12が支承ローラ130または137から離れるときに背面(微小凹部形成面とは反対側の面)側からの支えがなくなり、凹部底部に集中的に残留する応力がフィルム背面側へ幾分逃がされるようにして凹部底部がフィルム背面側へ幾分突出する。図11は、そのように凹部底部がフィルムの背面側へ突出した状態を示す断面図である。また図12は、このようにして凹部底部24がフィルム12の背面側へ突出した原紙の一例を示す断面図であるが、このようにして微小凹部が形成されるときに、微小凹部の薄肉部周辺に部分的にクラック43が生じた状態(図中、右側の微小凹部)を示している。
【0036】
図13は、フィルムに目止め剤を一定厚さで塗布するための器具を模式的に示す正面図である。この器具は、直径約6mmの棒状体からなる軸40と、直径2〜75ミルの細線をコイル状に巻いたものを軸40の周囲に取り付けた巻線41とからなる。巻線41は、両端で軸40に固着されている。この器具は、塗料を均一に、しかも一定の塗膜に塗装するのに適しており、広い面積に、しかも撓みやすいフィルムに塗装するのに適している。図14は、塗布時の状態を拡大して模式的に示す図である。図中42は目止め剤である。塗装の仕方は、塗装しようとするフィルム12の面に適量の目止め剤を供給し、その目止め剤を図13の器具の巻線41の部分で掻き均すように余分の目止め剤を拭い取ることによって行われる。この器具で余分の目止め剤を拭い取ることにより、フィルム上に目的の塗布量(膜厚さ)で目止め剤のコーティングが行える。塗布量の目安としては、条件によって異なるが、巻線の径寸法(ミル)を表す番手の数値を1.5倍した値がウェット膜厚(μm)に大略等しくなるので、目的の膜厚となるように適当な番手の巻線のものを使用するとよい。例えば、番手が8番の巻線を巻いた器具では、約12μmのウェット膜厚が得られる。
【0037】
目止め剤の供給の仕方としては、例えば、目止め剤を浸み込ませたスポンジ状のローラをフィルムの面上で転動させたり、スプレーで吹き付けたりすることができる。或いは、タンクまたはバットに満たした目止め剤の中にフィルムを通すことも可能である。勿論、最も単純に刷毛で塗り付けることも可能である。
【0038】
図4〜7に示されるような構成のいずれかによって、フィルム12に微小凹部14を形成したのち、フィルム12の微小凹部形成面に目止め剤を供給し、図13の器具の巻線41の部分で目止め剤を掻き均すようにして余分の目止め剤を拭い取る。微小凹部14を形成するときにクラックが生じていたとしても、目止め剤がクラック内に充填される。目止め剤の塗布は、発生したクラックに充填するという意味においては微小凹部形成後に行うのが本来であるが、微小凹部形成前に行っても目止め効果に大差がないのは前述のとおりである。
【0039】
原紙12の給送経路に沿って図4〜7の構成のいずれかを配置し、その後方または前方に、あるいは前後両方に上述のような目止め剤の塗布手段を設けることで、目的の版材の製造装置を構成することができる。また、目止め剤塗布手段のさらに後方に、塗布した目止め剤を乾燥させるための温風吹付け装置等を設けるのもよい。このような版材製造装置に引き続いて図1の構成(サーマルヘッドとプラテンローラ)を配置すれば、一連の製版装置が形成される。また、こうした製版装置を孔版印刷機に製版部として組み込むことで、本発明に係る孔版印刷機を構成することもできる。
【0040】
ところで、図12に示した微小凹部底部24の突出は、フィルム背面側がサーマルヘッドで加熱されるときに、図15に示すように微小凹部14の底部24だけがサーマルヘッドのヒータ部分に接近するのを、または接触するのを許容する。換言すれば、微小凹部底部以外の溶融したくない箇所は窪んだヒータ部分内に入り込むことがなく、突出した微小凹部底部24だけが窪んだヒータ部分13内に入り込むことができるので、その箇所だけが必要な熱量で加熱を受けて溶融し、他の部分はヒータ部分13に近付くことがないので溶融することはないのである。したがって、溶融すへき箇所だけが図16に示すように確実に溶融されて穿孔され、他の箇所が溶融されることによってその穿孔を塞いでしまうことがない。なお、図16に示された状態では、凹部底部24が溶融して穿孔された後に、凹部底部内に残留していた応力が開放され、その結果、変形前の形状に戻るように、凹部底部自体の厚さが若干厚くなっており、凹部自体も浅くなっている。微小凹部底部の突出高さは、例えば薄膜タイプの全面グレーズ型サーマルヘッドにおけるヒータ部分の窪み深さ程度か、それよりも低くされているのが好ましいであろう。
【0041】
本発明に係る感熱性孔版印刷用版材では、まず、原紙が熱可塑性樹脂フィルムのみで構成されるので、支持体との貼り合わせが不要となり、支持体を備えているが故の不都合が取り除かれる。例えば、貼り合わせ工程が不要になる。接着剤が不要になる。接着剤が製版にもたらす「インク透過開口の変形」等の印刷精度に対する悪影響がなくなる。支持体の繊維が、穿孔されたフィルムの開口内に入って生じる「印字のかすれ」等の悪影響がなくなる。異種材を貼り合わせるとカールを生じる原因となるが、そのようなカールしやすい性質が取り除かれる。フィルム厚の約20〜30倍の厚さを有する支持体がないので、貼り合わせ構造の原紙では支持体に吸収されたまま無駄になっていたインクが、フィルムのみで構成される原紙では、そのようなインクの無駄がなくなる。
【0042】
また、従来の支持体貼り合わせ構成の場合では、フィルム自体の厚さは約1.5μmであったが、本発明では例えば4〜5μm程度(音響用カセットテープの厚さ程度)あるいはそれ以上に、材質の硬さに合わせてある程度の厚さをもたせるので、実際の取り扱いは可能である。別言すれば、貼り合わせ構造の場合のフィルム厚(約1.5μm)だけの厚さの原紙とすると、版材自体が薄過ぎて取り扱いにくい。そして本発明では、フィルム自体の厚さが、支持体貼り合わせ構成の場合のように薄くないので、過剰なインクが印刷用紙に転移して裏写りや裏抜けするのを有効に防止することができる。
【0043】
従来の貼り合わせ原紙では、約1.5μmの熱可塑性樹脂フィルムに穿孔していたので、そのサーマルヘッドの出力で4〜5μmのフィルムに穿孔するのは出力不足で使用できない。また、サーマルヘッドの出力を大きくすると、プラテンローラに高い熱エネルギが伝わってプラテンローラに悪影響を及ぼし、またヘッド自体の寿命にも好ましくない。しかしながら本発明による製版方法では、フィルム材料の種類にもよるが、少なくとも取り扱い(ハンドリング)が容易なように、ある程度の厚さをもたせつつも、その穿孔に要する熱エネルギが従来に比べて大きくならない。それは、フィルムの一方の面に、微小凹部を多数形成しているので、穿孔する箇所では、その反対側の面から微小凹部に連通する程度にフィルムを溶融するだけでインク透過開口を得ることができるからである。従来、原紙を熱可塑性樹脂フィルムのみで構成する場合、フィルムの厚さをある程度厚くしなければ取り扱いにくく、また厚いフィルムに感熱穿孔するにはサーマルヘッドの出力を大きくしなければならず、そのことが実用化の最大の難関となっていた訳であるが、本発明によれば、サーマルヘッドの出力を大きくしなくとも、フィルムにインク透過開口を感熱穿孔することが可能になり、この問題を解決することができる。特に、サーマルヘッドのヒータ部分が周辺の部分よりも低く窪んでいると、微小凹部に連通する程度にフィルムを溶融するだけの熱量でフィルムを加熱するのにちょうどよい程度の隙間をヒータ部分とフィルム被加熱面との間に確保でき、且つ穿孔したい箇所以外の箇所を溶融することがない。
【0044】
薄い熱可塑性樹脂フィルムを挟んでサーマルヘッドに対向するプラテンローラに伝達される熱エネルギは、極力小さいのが好ましい訳であるが、上述のようにサーマルヘッドにおけるヒータ部分の窪みと微小凹部自体とが断熱空気層を形成することで、サーマルヘッドからプラテンローラに伝達される熱エネルギは十分に小さくすることが可能である。
【0045】
特に、熱可塑性樹脂フィルムは延伸されているので、その延伸時の引張応力が内部残留しており、僅かな部分が熱溶融するだけで亀裂が走り、その近辺の微小凹部に達する開口が形成される。したがって、溶融箇所が微小凹部に達するまで加熱する必要はなく、サーマルヘッドは最小限の出力でフィルムに穿孔を形成することができる。なお、このように延伸時の引張応力を内部残留させておくためには、微小凹部を形成する型押し加工等の機械的加工は、熱可塑性樹脂の融点温度以下で行うべきである。また、フィルムのクラックを防ぎつつ、より少ない加工圧力で凹部を形成するには、熱可塑性樹脂のガラス転移点温度以上で行うのが望ましい。
【0046】
微小凹部を形成する手段としては、多数の微粒子を付着させた面と平坦面との間でフィルムを型押し加工する手段や、ショットピーニングのように微粒子を吹き付ける手段であってもよい。微粒子を吹き付ける場合は、フィルム面上に微粒子が残留するのを防止するために、氷やドライアイスの微粒子を用いることが好ましい。
【0047】
また、本発明に係る感熱性孔版印刷用版材の製造装置および製造方法により、多数の微小凹部を有する熱可塑性樹脂フィルムがクラックのない状態で形成される。そして、その微小凹部形成面とは反対側の面に、確実且つ適切にインク透過開口を形成して製版される。この一連の作用は、単独の製版装置で行われてもよく、そのような製版装置を製版部として備えた孔版印刷機内で行われてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る感熱性孔版印刷用版材を用いて行われる製版方法ならびに製版装置の概念を示す図である。
【図2】 本発明に係る感熱性孔版印刷用版材における微小凹部の構造について、その概念を示す図である。
【図3】 本発明に係る感熱性孔版印刷用版材における微小凹部の構造について、その概念を示す図である。
【図4】 本発明に係る感熱性孔版印刷用版材に微小凹部を形成するための構成例を示す図である。
【図5】 本発明に係る感熱性孔版印刷用版材に微小凹部を形成するための構成例を示す図である。
【図6】 本発明に係る感熱性孔版印刷用版材に微小凹部を形成するための構成例を示す図である。
【図7】 本発明に係る感熱性孔版印刷用版材に微小凹部を形成するための構成例を示す図である。
【図8】 フィルムに微小凸部が押し込まれて微小凹部が形成される過程を示す図であり、微小凸部による加圧前の状態を示している。
【図9】 フィルムに微小凸部が押し込まれて微小凹部が形成される過程を示す図であり、微小凸部による加圧途上の状態を示している。
【図10】 フィルムに微小凸部が押し込まれて微小凹部が形成される過程を示す図であり、微小凸部による加圧終了時の状態を示している。
【図11】 フィルムに微小凸部が押し込まれて微小凹部が形成される過程を示す図であり、微小凹部の底部がフィルムの背面側へ突出した状態を示している。
【図12】 微小凹部の底部がフィルムの背面側へ突出し、微小凹部の薄肉部周辺に部分的にクラックが生じた状態の原紙の一例を示す断面図である。
【図13】 フィルムに目止め剤を一定厚さで塗布するための器具を模式的に示す正面図である。
【図14】 目止め剤塗布時の状態を拡大して模式的に示す図である。
【図15】 フィルムの微小凹部底部が全面グレーズ型サーマルヘッドのヒータ部内に入って加熱直前の状態を示す図である。
【図16】 図15の状態から加熱終了後の状態を示す図である。
【符号の説明】
10 サーマルヘッド
11 プラテンローラ
12 熱可塑性樹脂フィルムからなる原紙
13 サーマルヘッドのヒータ部分
14 微小凹部
20 原紙の製版時被加熱面
21 面20側の貫通孔開口
22 面20の反対側の面
23 面22側の貫通孔開口
24 陥凹部の薄肉底部
30 微粒子
31 微粒子
32 型押しローラ
33 型押しローラ
35 支承ローラ
36 支承ローラ
40 器具の軸
41 器具の巻線
42 目止め剤
43 クラック
130 支承ローラ
131 型押しローラ
132 微小凸部
133 微小凸部
134 型押しベルト
135 ローラ
136 ローラ
137 支承ローラ

Claims (10)

  1. 所定厚さの熱可塑性樹脂フィルムからなり、その一方の面に、該フィルムの厚さを部分的に減じて薄肉部を形成した陥凹部からなる多数の微小凹部が形成されている感熱性孔版印刷用版材であって、
    上記微小凹部の薄肉部周辺に発生したクラック内に目止め剤が充填されていることを特徴とする、感熱性孔版印刷用版材。
  2. 所定厚さの熱可塑性樹脂フィルムからなり、その一方の面に、該フィルムの厚さを部分的に減じて薄肉部を形成した陥凹部からなる多数の微小凹部が形成されている感熱性孔版印刷用版材であって、
    上記熱可塑性樹脂フィルムの微小凹部形成面が目止め剤によりコーティングされ、上記微小凹部の薄肉部周辺に発生したクラック内に目止め剤が充填されている、請求項1記載の感熱性孔版印刷用版材。
  3. 上記目止め剤は、帯電防止剤が配合されている、請求項1または2記載の感熱性孔版印刷用版材。
  4. 上記熱可塑性樹脂フィルムの微小凹部形成面に加えて、その反対側の面も目止め剤によりコーティングされている、請求項1ないし3のいずれかに記載の感熱性孔版印刷用版材。
  5. 上記反対側の面にコーティングされる目止め剤は、スティック防止剤が配合されている、請求項4記載の感熱性孔版印刷用版材。
  6. 上記目止め剤は、製版時に上記微小凹部を開口させるサーマルヘッドの発熱量によって上記薄肉部を十分に穿孔でき、且つ、非開口の微小凹部に対して印刷時におけるインキの透過を確実に禁止し得る塗布量でコーティングされている、請求項1ないし5のいずれかに記載の感熱性孔版印刷用版材。
  7. 上記目止め剤はシリコーンゴムである、請求項1ないし6のいずれかに記載の感熱性孔版印刷用版材。
  8. 所定厚さの熱可塑性樹脂フィルムの一方面に多数の微小凹部を形成する加工手段と、
    上記熱可塑性樹脂フィルムに目止め剤を塗布する塗布手段とを備えたことを特徴とする、感熱性孔版印刷用版材の製造装置。
  9. 上記熱可塑性樹脂フィルムに塗布された目止め剤を乾燥させる乾燥手段をさらに備えた、請求項8記載の感熱性孔版印刷用版材の製造装置。
  10. 請求項8または9に記載の感熱性孔版印刷用版材の製造装置を備えた孔版印刷機。
JP2002233408A 2002-08-09 2002-08-09 感熱性孔版印刷用版材とその製造装置、ならびに孔版印刷機 Expired - Fee Related JP3993801B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002233408A JP3993801B2 (ja) 2002-08-09 2002-08-09 感熱性孔版印刷用版材とその製造装置、ならびに孔版印刷機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002233408A JP3993801B2 (ja) 2002-08-09 2002-08-09 感熱性孔版印刷用版材とその製造装置、ならびに孔版印刷機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004074416A JP2004074416A (ja) 2004-03-11
JP3993801B2 true JP3993801B2 (ja) 2007-10-17

Family

ID=32018543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002233408A Expired - Fee Related JP3993801B2 (ja) 2002-08-09 2002-08-09 感熱性孔版印刷用版材とその製造装置、ならびに孔版印刷機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3993801B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006305734A (ja) * 2005-04-26 2006-11-09 Duplo Seiko Corp 孔版印刷用版材および製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004074416A (ja) 2004-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7448319B2 (en) Plate-making apparatus for stencil printing and stencil printing machine
EP0553999A1 (en) Heat sensitive stencil
JP3993801B2 (ja) 感熱性孔版印刷用版材とその製造装置、ならびに孔版印刷機
JP2003039844A (ja) 感熱性孔版印刷用版材とその製造方法および製造装置、ならびに孔版印刷機
JP3811397B2 (ja) 孔版印刷の製版方法および製版装置ならびに孔版印刷機
JP2001212925A (ja) 孔版印刷の製版方法および製版装置ならびに孔版印刷機
JP2011073437A (ja) 転写媒体製造方法、転写媒体
JP2001213065A (ja) 感熱性孔版印刷用版材とその製造方法および製造装置、ならびに孔版印刷機
JP2011000730A (ja) スクリーン印刷用版におけるスクリーンシートと枠体との接着方法、スクリーン印刷用版及び版加工装置
JP2001212925A5 (ja)
JPH02299851A (ja) インクジェットプリンタ
JP3570060B2 (ja) ノズルプレートの製造方法
JPS6045583B2 (ja) 起毛状シ−トの製造方法
JPH02139060A (ja) 溶融体又は液体の塗布方法とその装置
JP4605611B2 (ja) 樹脂成形品の加飾方法
JP3659071B2 (ja) 絵付成形品の射出成形方法
JP2743776B2 (ja) 孔版印刷用原板
JP2604016Y2 (ja) 孔版印刷装置の版胴
JP2005238571A (ja) 孔版印刷用原紙
JP2006281728A (ja) 孔版印刷用原紙
KR20090007330U (ko) 섬유벽지
JP2020011455A (ja) 液体噴射装置を用いた穴空きデバイスの製造方法、および穴空きデバイスの製造装置
JPH05330104A (ja) 記録装置
JPH08300601A (ja) 感熱孔版原紙へのデータ記録方法およびその装置
JPH0226748A (ja) ホットメルト式インクジェットプリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050704

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070717

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070727

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100803

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100803

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110803

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120803

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130803

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130803

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees