JP4605611B2 - 樹脂成形品の加飾方法 - Google Patents
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Description
樹脂成形品の被加飾部に対して、平滑な版面を有する第1版を用いて第1スタンピングホイルの箔を転写する第1工程と、
凹凸パターンが形成された版面を有する第2版を用いて、前記第1工程で転写された第1スタンピングホイルの箔の上から、第2スタンピングホイルの箔を転写するとともに、前記第2版の版面の凹凸パターンを刻印する第2工程と、
を含むことを特徴とする樹脂成形品の加飾方法とする。
前記第1工程の前に、樹脂成形品の被加飾部に対して、平滑な版面を有する第3版を用いて第3スタンピングホイルの箔を転写し、又は凹凸パターンが形成された版面を有する第3版を用いて、第3スタンピングホイルの箔を転写するとともに凹凸パターンを刻印する第3工程を行い、前記第3工程で転写された箔の上に、前記第1スタンピングホイルの箔を転写する前記第1工程を行うことを特徴とする樹脂成形品の加飾方法とする。
前記第1工程と前記第2工程の間に、前記第1工程で転写された第1スタンピングホイルの箔の上から、平滑な版面を有する第4版を用いて第4スタンピングホイルの箔を転写し、又は凹凸パターンが形成された版面を有する第4版を用いて、第4スタンピングホイルの箔を転写するとともに凹凸パターンを刻印する第4工程を行い、前記第4工程で転写された箔の上に、前記第2スタンピングホイルの箔を転写する前記第2工程を行うことを特徴とする樹脂成形品の加飾方法とする。
前記第2工程の後に、前記第2工程で転写された第2スタンピングホイルの箔の上から、平滑な版面を有する第5版を用いて第5スタンピングホイルの箔を転写し、又は凹凸パターンが形成された版面を有する第5版を用いて、第5スタンピングホイルの箔を転写するとともに凹凸パターンを刻印する第5工程を行うことを特徴とする樹脂成形品の加飾方法とする。
最も外側に転写するスタンピングホイルの箔は、その内側に転写するスタンピングホイルの箔の欠損部をマスキングする色目、色調であることを特徴とする樹脂成形品の加飾方法とする。
最も外側に転写するスタンピングホイルの箔は、その内側に転写するスタンピングホイルの箔と同色であることを特徴とする樹脂成形品の加飾方法とする。
平滑な版面を有する版を用いてスタンピングホイルの箔を第1加圧時間で転写し、凹凸パターンが形成された版面を有する版を用いて、第2加圧時間でスタンピングホイルの箔を転写するとともに凹凸パターンを刻印し、前記第2加圧時間は、第1加圧時間より長い時間であることを特徴とする樹脂成形品の加飾方法とする。
また、第2工程で凹凸パターンが転写される際に、第1層の箔が伸びて箔欠けやピンホール等が生じても、第2層の箔が第1層の箔欠けやピンホール等をマスキングするため、第1層の箔の欠損部から、樹脂成形品の生地が露出等することが防止され、外観上綺麗な仕上がりとなる。
尚、第1層の箔の欠損部と、第2層の箔の欠損部とが重なる可能性はある。しかしながら、第2層の箔に欠損部が発生する原因は、版面の凹凸パターンによって、第2スタンピングホイルに皺等が発生し易くなり、この皺等の部分において、第2スタンピングホイルの接着剤層が被加飾部に付かない部分が生じ、その結果、第2層の箔に転写されない部分が生じることであると考えられる。一方、第1層の箔に欠損部が発生する原因は、第2工程において、樹脂成形品に凹凸パターンを刻印する際に、第1層の箔が凹凸の変化に追従できず、箔が伸びて切れてしまうことであると考えられる。ここで、第2層の欠損部となる第2スタンピングホイルの皺等の部分は、第2スタンピングホイルが重なっている部分であり、この部分では、第2版面の熱も凹凸パターンの凹凸形状も比較的、樹脂成形品に伝わりにくくなり、被加飾部の樹脂の伸びも小さくなることが考えられる。このため、第2層の欠損部となる皺等の部分においては、第1層の箔が伸びにくく、第1層の箔に欠損部が発生しにくくなる。従って、第1層の箔の欠損部と、第2層の箔の欠損部とが重なる可能性は非常に低くなり、外観上綺麗な仕上がりが確保される。
よって、第1の発明によれば、被加飾部にスタンピングホイルの箔の転写と、凹凸パターンの刻印とを行う樹脂成形品の加飾方法において、第1工程による下地の第1層と、第2工程による外側の第2層が欠損部を相互に補い合うため、凹凸パターンの範囲が広い場合や、凹凸パターンの凹凸がシャープで深い場合であっても、スタンピングホイルの箔欠けやピンホール等の欠損部が生じにくく、外観上綺麗な仕上がりとすることができる。
また、第3工程と第1工程による箔に、第2工程による箔を組み合わせることができるため、樹脂形成品の加飾部の意匠性を多様化させることができる。
また、第1工程と第4工程による箔に、第2工程による箔を組み合わせることができるため、樹脂形成品の加飾部の意匠性を多様化させることができる。
また、第1工程と第2工程による箔に、第5工程による箔を組み合わせることができるため、樹脂形成品の加飾部の意匠性を多様化させることができる。
よって、第1工程による下地の第1層である箔26と、第2工程による外側の第2層である箔28が、それぞれの欠損部41、42を相互に補い合うため、凹凸パターン29の範囲が広い場合や、凹凸パターン29の凹凸がシャープで深い場合であっても、スタンピングホイル25、27の箔欠けやピンホール等の欠損部が生じにくく、外観上綺麗な仕上がりとすることができる。
また、第3工程と第1工程による箔に、第2工程による箔を組み合わせることができるため、樹脂形成品の加飾部の意匠性を多様化させることができる。
また、第1工程と第4工程による箔に、第2工程による箔を組み合わせることができるため、樹脂形成品の加飾部の意匠性を多様化させることができる。
また、第1工程と第2工程による箔に、第5工程による箔を組み合わせることができるため、樹脂形成品の加飾部の意匠性を多様化させることができる。
12 被加飾部
21 第1版
22 第1版の版面
23 第2版
24 第2版の版面
25 第1スタンピングホイル
26 第1スタンピングホイルの箔
27 第2スタンピングホイル
28 第2スタンピングホイルの箔
29 凹凸パターン
31 ホットスタンプ加工装置
32 台座
33 支持部
34 昇降装置
35 熱板
36 供給装置
37 供給リール
38 巻取リール
39 ガイドローラ
41 第1層の欠損部
42 第2層の欠損部
Claims (7)
- 樹脂成形品の被加飾部に対して、平滑な版面を有する第1版を用いて第1スタンピングホイルの箔を転写する第1工程と、
凹凸パターンが形成された版面を有する第2版を用いて、前記第1工程で転写された第1スタンピングホイルの箔の上から、第2スタンピングホイルの箔を転写するとともに、前記第2版の版面の凹凸パターンを刻印する第2工程と、
を含むことを特徴とする樹脂成形品の加飾方法。 - 前記第1工程の前に、樹脂成形品の被加飾部に対して、平滑な版面を有する第3版を用いて第3スタンピングホイルの箔を転写し、又は凹凸パターンが形成された版面を有する第3版を用いて、第3スタンピングホイルの箔を転写するとともに凹凸パターンを刻印する第3工程を行い、前記第3工程で転写された箔の上に、前記第1スタンピングホイルの箔を転写する前記第1工程を行うことを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形品の加飾方法。
- 前記第1工程と前記第2工程の間に、前記第1工程で転写された第1スタンピングホイルの箔の上から、平滑な版面を有する第4版を用いて第4スタンピングホイルの箔を転写し、又は凹凸パターンが形成された版面を有する第4版を用いて、第4スタンピングホイルの箔を転写するとともに凹凸パターンを刻印する第4工程を行い、前記第4工程で転写された箔の上に、前記第2スタンピングホイルの箔を転写する前記第2工程を行うことを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の樹脂成形品の加飾方法。
- 前記第2工程の後に、前記第2工程で転写された第2スタンピングホイルの箔の上から、平滑な版面を有する第5版を用いて第5スタンピングホイルの箔を転写し、又は凹凸パターンが形成された版面を有する第5版を用いて、第5スタンピングホイルの箔を転写するとともに凹凸パターンを刻印する第5工程を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の樹脂成形品の加飾方法。
- 最も外側に転写するスタンピングホイルの箔は、その内側に転写するスタンピングホイルの箔の欠損部をマスキングする色目、色調であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の樹脂成形品の加飾方法。
- 最も外側に転写するスタンピングホイルの箔は、その内側に転写するスタンピングホイルの箔と同色であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の樹脂成形品の加飾方法。
- 平滑な版面を有する版を用いてスタンピングホイルの箔を第1加圧時間で転写し、凹凸パターンが形成された版面を有する版を用いて、第2加圧時間でスタンピングホイルの箔を転写するとともに凹凸パターンを刻印し、前記第2加圧時間は、第1加圧時間より長い時間であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の樹脂成形品の加飾方法。
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- 2007-12-06 JP JP2007315833A patent/JP4605611B2/ja not_active Expired - Fee Related
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