JP4738661B2 - 感熱性孔版印刷用版材とその製造方法および製造装置、ならびに孔版印刷機 - Google Patents

感熱性孔版印刷用版材とその製造方法および製造装置、ならびに孔版印刷機 Download PDF

Info

Publication number
JP4738661B2
JP4738661B2 JP2001234852A JP2001234852A JP4738661B2 JP 4738661 B2 JP4738661 B2 JP 4738661B2 JP 2001234852 A JP2001234852 A JP 2001234852A JP 2001234852 A JP2001234852 A JP 2001234852A JP 4738661 B2 JP4738661 B2 JP 4738661B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
stencil printing
heat
printing plate
sensitive stencil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001234852A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003039844A5 (ja
JP2003039844A (ja
Inventor
嘉英 杉山
泰成 岡垣内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Duplo Seiko Corp
Original Assignee
Duplo Seiko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2001234852A priority Critical patent/JP4738661B2/ja
Application filed by Duplo Seiko Corp filed Critical Duplo Seiko Corp
Priority to CNB028151224A priority patent/CN1301866C/zh
Priority to US10/485,458 priority patent/US20040253391A1/en
Priority to EP02751772A priority patent/EP1413454A4/en
Priority to PCT/JP2002/007697 priority patent/WO2003013874A1/ja
Priority to KR10-2004-7001190A priority patent/KR20040023687A/ko
Priority to CA002456102A priority patent/CA2456102A1/en
Priority to RU2004106025/12A priority patent/RU2283773C2/ru
Publication of JP2003039844A publication Critical patent/JP2003039844A/ja
Priority to HK05101370A priority patent/HK1068855A1/xx
Publication of JP2003039844A5 publication Critical patent/JP2003039844A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4738661B2 publication Critical patent/JP4738661B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41NPRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
    • B41N1/00Printing plates or foils; Materials therefor
    • B41N1/24Stencils; Stencil materials; Carriers therefor
    • B41N1/245Stencils; Stencil materials; Carriers therefor characterised by the thermo-perforable polymeric film heat absorbing means or release coating therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41NPRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
    • B41N1/00Printing plates or foils; Materials therefor
    • B41N1/24Stencils; Stencil materials; Carriers therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41NPRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
    • B41N1/00Printing plates or foils; Materials therefor
    • B41N1/24Stencils; Stencil materials; Carriers therefor
    • B41N1/243Stencils; Stencil materials; Carriers therefor characterised by the ink pervious sheet, e.g. yoshino paper
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41NPRINTING PLATES OR FOILS; MATERIALS FOR SURFACES USED IN PRINTING MACHINES FOR PRINTING, INKING, DAMPING, OR THE LIKE; PREPARING SUCH SURFACES FOR USE AND CONSERVING THEM
    • B41N1/00Printing plates or foils; Materials therefor
    • B41N1/24Stencils; Stencil materials; Carriers therefor
    • B41N1/248Mechanical details, e.g. fixation holes, reinforcement or guiding means; Perforation lines; Ink holding means; Visually or otherwise detectable marking means; Stencil units
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24479Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.] including variation in thickness

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、和紙や不織布等のインク透過性支持体を有することなく、実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみからなる感熱性の孔版印刷用版材と、その製造方法および製造装置に関し、特に熱可塑性樹脂フィルムとして、十分な硬さを有するポリエステルフィルムを採用することを可能にする孔版印刷用版材と、その製造方法および製造装置に関する。尚、ここで「実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみからなる」と表現しているのは、例えばフィルムの表面に帯電防止コーティングや融着防止コーティングが施されている場合もあるが、そのようなコーティング層を有する場合も、支持体を有していなければ実質的にはフィルムのみからなる構成であることを示している。
【0002】
【従来の技術】
従来、孔版印刷において版に用いられる原紙としては、和紙や不織布等のインク透過性の支持体に、ポリエステル等の熱可塑性プラスチックのフィルムを接着剤で貼り合せた所謂ラミネート型原紙が一般に使用されている。支持体の厚さが一般に30〜40μm程度であるのに対して、熱可塑性プラスチックのフィルム厚は、約1.5μm程度であり、そのフィルムを感熱穿孔して形成した孔版からインクを出して印刷が行われている。感熱穿孔は、主にサーマルヘッドとプラテンローラとの間に上述の原紙を挿入して、サーマルヘッドの加熱により行われている。
【0003】
このような構成により製版して行われる孔版印刷について、従来から、インク透過性の支持体に熱可塑性プラスチックのフィルムを接着剤で貼り合せた原紙を用いることの不都合が種々挙げられており、支持体を用いずに熱可塑性プラスチックのフィルムだけで原紙(版材)を構成する案が数多く提案されている。しかしながら、実際に現実のものとして実用化に至っているものはなく、いずれの提案も何らかの技術的障壁を乗り越えなければならないのが実情である。特に、版材を熱可塑性プラスチックのフィルムのみで構成する場合、フィルムの厚さをある程度厚くしなければ取り扱いにくく、また厚いフィルムに感熱穿孔するには、サーマルヘッドの出力を大きくしなければならず、そのことが種々の問題を引き起こして実用化の最大の難関となっていた。
【0004】
上述のような、支持体を用いずに熱可塑性プラスチックのフィルムだけで原紙(版材)を構成するものとして、例えば特公昭51−499号には、支持体を用いない熱可塑性プラスチックのフィルムの片面にエンボス加工を施した感熱性孔版原紙が開示されている。このフィルムは、サーマルヘッドを用いて穿孔するものではなく、赤外線照射により発熱させて穿孔することを前提としたものであり、熱可塑性プラスチックのフィルムとしては塩化ビニリデン〜塩化ビニル共重合体、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等が使用できるとしている。しかしこれらの材料は、比較的柔軟な熱可塑性プラスチックであり、エンボス加工は比較的簡単に行えるのであるが、フィルムの肉厚部の厚さを15〜60μm(その実施例においては25μm)ほどにすることが必要であり、支持体を有する所謂ラミネート型原紙と比べてさほど薄くならず、実用化には至らないものであった。
【0005】
また今日、ラミネート型原紙に用いられているポリエステルを単独で熱可塑性プラスチックフィルムとして用いることができないか、という技術的課題はあっても、これにエンボス加工を施すことはポリエステル樹脂の硬度がかなり高いために非常に困難であり、これまで実現化には至っていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述のごとき従来の技術的課題に鑑み、これを有効に解決すべく創案されたものである。したがって本発明は、熱可塑性プラスチックのフィルムだけで原紙(版材)を構成し、ラミネート型原紙と比べて十分に薄くできる版材と、その製造方法ならびに製造装置、そしてそのような版材の製造装置を備えた孔版印刷機を提供しようとするものである。
【0007】
特に、熱可塑性プラスチックの中でも比較的硬質なポリエステルフィルムだけで原紙(版材)を構成することを可能にし、その具体化を達成しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る感熱性孔版印刷用版材は、上述のごとき従来技術における課題を解決し、その目的を達成するために以下のような構成を備えている。即ち、熱可塑性プラスチックのフィルムとして、延伸したポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムか、或いは延伸したポリエチレンテレフタレート(PET)とポリブチレンテレフタレート(PBT)との共重合による低融点フィルムを用いて所定厚さの感熱性孔版印刷用版材を構成しており、さらにこのフィルムは、その一方の面に多数の微小凹部が型押加工により形成されている。その型押加工は、延伸したポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムの場合には50℃以上270℃以下で行われるのが好ましく、より好ましくは80℃以上180℃以下で行われる。また延伸したポリエチレンテレフタレート(PET)とポリブチレンテレフタレート(PBT)との共重合による低融点フィルムの場合には、50℃以上120度以下で型押加工されるのが好ましい。
【0009】
本発明に係る別の感熱性孔版印刷用版材は、熱可塑性プラスチックのフィルムとして、結晶度20%以下のポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムか、或いは結晶度20%以下のポリエチレンテレフタレート(PET)とポリブチレンテレフタレート(PBT)との共重合による低融点フィルムを用いて所定厚さの感熱性孔版印刷用版材を構成しており、フィルムの一方の面に多数の微小凹部が型押加工により形成されている。その型押加工は、結晶度20%以下のポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムの場合には30℃以上270℃以下で行われるのが好ましく、より好ましくは60℃以上100℃以下で行われる。また結晶度20%以下のポリエチレンテレフタレート(PET)とポリブチレンテレフタレート(PBT)との共重合による低融点フィルムの場合には、40℃以上100度以下で型押加工されるのが好ましい。
【0011】
上記フィルムの厚さは、1.5μm以上20μm以下であるのが好ましい。これは、取り扱い可能な限界厚さを考えると1.5μm程度が下限であろうが、あまりに薄いと簡単に折り目がついたり破れたりする。したがって、取り扱い易さを考えると4μm以上または5μm以上程度が好ましいであろう。また、微小凹部を形成する場合にもフィルム自体の強度を損わずに、適当な深さの凹部を形成することができる厚さとして、4μm以上または5μm以上程度が好ましいであろう。逆に20μmを超える厚さになると、従来のラミネート型原紙の厚さとの差が小さくなり、原紙自体を薄型化できるメリットが小さくなってしまい、また材料の無駄でもある。
【0012】
上記凹部を型押し成形した後、さらに延伸加工を行うことが好ましい。これにより、型押加工によるフィルムの歪みやカールのような癖を取り除きハンドリング性の良い版材にすることが出来る。さらに延伸加工によって凹部薄肉部分に延伸応力が集中するので、薄肉部分がさらに薄くなり、より少ない製版エネルギーで製版することが可能になる。
【0013】
上記微小凹部は、インク透過を許容しない程度に小さい貫通孔とすることができる。この場合、貫通孔は、上記フィルムの一方の面における開口径が、他方の面における開口径よりも大きくされているのが好ましい。
【0014】
また、上記微小凹部は、上記フィルムの厚さを部分的に減じて薄肉部を形成する陥凹部とすることもできる。この場合、上記陥凹部によって形成される薄肉底部の厚さは、フィルム厚さの10%以上80%以下であるのが好ましい。
【0016】
次に、本発明に係る感熱性孔版印刷用版材の製造方法は、以下のように構成されている。すなわち、多数の微小な凸部を表面に持つ型押体と、該型押体の表面に対向して且つ平滑な表面を持つ支承体との間に、延伸した所定厚さのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを挿入し、該型押体と支承体との間で該フィルムの面を50℃以上270℃以下で型押加工することにより、該フィルムの一方の面に多数の微小凹部を形成する。さらに、上記型押加工は、80℃以上180℃以下で行われるのがより好ましい。
【0017】
本発明に係る別の感熱性孔版印刷用版材の製造方法では、型押体と支承体との間に挿入するフィルムを、結晶度が20%以下のポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムとし、型押加工温度を30℃以上270℃以下とする。型押加工温度は、60℃以上100℃以下とするのがさらに好ましい。
【0018】
本発明に係る他の感熱性孔版印刷用版材の製造方法では、型押体と支承体との間に挿入するフィルムを、延伸したポリエチレンテレフタレート(PET)とポリブチレンテレフタレート(PBT)との共重合による低融点フィルムとし、型押加工温度を50℃以上120℃以下とする。
【0019】
本発明に係る更に別の感熱性孔版印刷用版材の製造方法では、型押体と支承体との間に挿入するフィルムを、結晶度が20%以下のポリエチレンテレフタレート(PET)とポリブチレンテレフタレート(PBT)との共重合による低融点フィルムとし、型押加工温度を40℃以上100℃以下とする。
【0021】
この製造方法における上記型押体および上記支承体は、それぞれ、例えばローラのような第1および第2の円筒状回転体とすることができる。あるいは、上記型押体を無端帯状回転体とし、上記支承体を、該無端帯状回転体の表面に対向して上記版材の面に押圧力を作用させる円筒状回転体とすることもできる。
【0022】
上記凹部を型押体および上記支承体の後に、さらに延伸加工装置を置くこともできる。これにより、型押加工によるフィルムの歪みやカールのような癖を取り除きハンドリング性の良い版材にすることが出来る。さらに延伸加工によって凹部薄肉部分に延伸応力が集中するので、薄肉部分がさらに薄くなり、より少ない製版エネルギーで製版することが可能になる。
【0023】
勿論、この製造方法で形成する微小凹部は、インク透過を許容しない程度に小さい貫通孔とすることができ、該貫通孔は、上記フィルムの一方の面における開口径が、他方の面における開口径よりも大きくされているのが好ましい。また、その微小凹部は、上記フィルムの厚さを部分的に減じて薄肉部を形成する陥凹部とすることもできる。
【0024】
また、本発明に係る感熱性孔版印刷用版材の製造装置は、以下のような構成を備えている。すなわち、所定厚さのポリエステルフィルムからなる感熱性孔版印刷用版材を搬送するフィルム搬送経路と、多数の微小な凸部を有する表面を上記フィルム搬送経路に臨ませて配置された型押体と、上記フィルム搬送経路を挟んで上記型押体の表面に対向し、且つ平滑な表面を上記フィルム搬送経路に臨ませて配置された支承体とを備え、加工温度をt℃、フィルムの融点をm℃、フィルムのガラス転移点をg℃とするとき、上記型押体と支承体とが、それらの間で走行する上記版材の面に対して、10×102(m−t)/(m−g)以上のPパスカルの押圧力を作用させ、該版材の一方面に微小凹部を連続的に形成するように構成されている。
【0025】
上述の感熱性孔版印刷用版材の製造装置において上記フィルム搬送経路で搬送されるポリエステルフィルムは、延伸したポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムか、結晶度が20%以下のポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムか、延伸したポリエチレンテレフタレート(PET)とポリブチレンテレフタレート(PBT)との共重合による低融点フィルムか、或いは結晶度が20%以下のポリエチレンテレフタレート(PET)とポリブチレンテレフタレート(PBT)との共重合による低融点フィルムとすることができる。
【0026】
この製造装置における上記型押体および上記支承体は、それぞれ、例えばローラのような第1および第2の円筒状回転体とすることができる。あるいは、上記型押体を無端帯状回転体とし、上記支承体を、該無端帯状回転体の表面に対向して上記版材の面に押圧力を作用させる円筒状回転体とすることもできる。
【0027】
上記凹部を型押体および上記支承体の後に、さらに延伸加工装置を置くこともできる。これにより、型押加工によるフィルムの歪みやカールのような癖を取り除きハンドリング性の良い版材にすることが出来る。さらに延伸加工によって凹部薄肉部分に延伸応力が集中するので、薄肉部分がさらに薄くなり、より少ない製版エネルギーで製版することが可能になる。
【0028】
勿論、この製造装置で形成する微小凹部は、インク透過を許容しない程度に小さい貫通孔とすることができ、該貫通孔は、上記フィルムの一方の面における開口径が、他方の面における開口径よりも大きくされているのが好ましい。また、その微小凹部は、上記フィルムの厚さを部分的に減じて薄肉部を形成する陥凹部とすることもできる。
【0029】
また、本発明に係る孔版印刷機は、そこに内蔵される製版部へ原紙を供給する原紙搬送経路をフィルム搬送経路として、そのフィルム搬送経路に上述のような本発明に係る感熱性孔版印刷用版材の製造装置を設けることで構成することができる。
【0030】
【実施の形態】
以下、本発明に係る感熱性孔版印刷用版材およびその製造方法ならびに製造装置の実施形態について、図1から図13を参照して説明する。図1は、本発明に係る感熱性孔版印刷用版材を用いて行う製版方法を説明する概略図である。図中10はサーマルヘッドであり、11はプラテンローラである。その間に挟まれて図の左側から右側へ矢印の方向に送られているのが、例えば、延伸したポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムからなる原紙12である。図1は拡大断面で示しているが、各構成の実際の大きさは、原紙12の厚さが数μm程度のオーダーであり、サーマルヘッド10のヒータ部13の長さは、原紙送り方向で数10μmから百数10μm程度のオーダーである。また、図には部分的にしか表されていないが、プラテンローラ11は約20mm前後の直径を有するゴムローラである。
【0031】
なお、原紙12として使用可能な他の熱可塑性樹脂フィルムは、結晶度が20%以下のポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、延伸したポリエチレンテレフタレート(PET)とポリブチレンテレフタレート(PBT)との共重合による低融点フィルム、結晶度が20%以下のポリエチレンテレフタレート(PET)とポリブチレンテレフタレート(PBT)との共重合による低融点フィルムである。
【0032】
原紙12には、プラテンローラ11に接する側の面に多数の微小凹部14がランダム配置で形成されている。図1では、ヒータ部13に接している原紙12の部分に穿孔すべく通電されている状態が示されており、微小凹部14の底部が溶融して原紙12を貫通し、インクが透過できる開口に形成されている。このように、サーマルヘッド10のヒータ部13に通電するか給電を遮断するかを制御することで所望の箇所にインク透過開口を形成して製版することができる。
【0033】
このように、フィルム原紙12の一方面に微小凹部14が形成されているので、その反対側の面から加熱して穿孔するとき、フィルムの厚さ全部を貫通する孔を開けずとも、溶融部を微小凹部に連通させるだけでインク透過開口を形成することができる。
【0034】
微小凹部14が形成される密度は、所望の解像度に応じて変更できるが、1ドット中の開口率が5〜30%程度となる密度で配置されているのが、美しい印刷をもたらし、且つ裏写りや裏抜けを防止するのに適切である。すなわち、サーマルヘッド10のうち、一つのヒータ部13に接しているフィルムの面積がマトリックスの1ドット分に相当し、その面積内には少なくとも一つの微小凹部14が配置されていなればならないが、その数が多くなるほどヒータ部13に通電されたとき1ドット内に多数のインク透過開口が形成されて開口率は高くなる。
【0035】
また、微小凹部14の配列は、規則的であってもよいが、所望の開口率に応じるような一定の密度範囲内で不規則であるほうが、印刷用紙上でインクの濃淡が縞状に現れる現象である「モアレ」が目立つのを防止するうえで好ましい。いずれの場合であっても、微小凹部14の配列される平均ピッチは、サーマルヘッド10のヒータ部13の配列ピッチよりも細かくされる。
【0036】
上記凹部を型押し成形した後に、さらに延伸加工を行うこともできる。これにより、型押加工によるフィルムの歪みやカールのような癖を取り除きハンドリング性の良い版材にすることが出来る。さらに延伸加工によって凹部薄肉部分に延伸応力が集中するので、薄肉部分がさらに薄くなり、より少ない製版エネルギーで製版することが可能になる。
【0037】
図2は、微小凹部14がインク透過を許容しない程度に小さい貫通孔である場合の原紙12を断面斜視図で示している。製版時に加熱される側となる面20の開口21の径はインク透過を許容しないように十分小さいものであるが、反対側の面22における開口23の径はそれよりも大きくてよく、該凹部14内にインクが浸入するのを許容する程度に大きくてよい。なお、図3は微小凹部14が薄肉底部24を形成する陥凹部に形成された状況を示している。
【0038】
また、微小凹部14を陥凹部に形成する場合、フィルムの材質にもよるが、薄肉底部24の厚さは、フィルムの厚さの約80%以下とするのがよいであろう。なお、フィルムの延伸時の残留応力によっては微小な表面凹部に応力が集中して開口を促す場合もあるので、その場合にはフィルム厚さの20%程度の深さの凹部でも効果がある。一方、フィルムの延伸時の残留応力が少ない場合には凹部の深さは深く(薄肉底部の厚さは薄く)する必要があり、その場合には薄肉底部の厚さは2μm程度以下が望ましい。
【0039】
なお、原紙12に感熱穿孔するための熱源としてはサーマルヘッドが一般的であるが、その他の手段としてレーザーが用いられる場合もあり、その出力を小さくすることができる点では、熱源がサーマルヘッドであってもレーザーであっても同様である。そして熱源にレーザーが用いられる場合、微小凹部14の配列される平均ピッチは、レーザーの送りピッチより細かくされる。
【0040】
熱可塑性樹脂フィルムからなる原紙12に微小凹部14を形成するには、凸状体をフィルムの一方面に押し付ける型押加工を行う。一般に、フィルム状の薄い物体に貫通孔を形成するまで凸状体を押し付けるのは困難であり、通常は凸状体押し付け面と反対側の面に薄皮状態の層が残る(薄肉底部を形成する陥凹部となる)か、あるいは、僅かに亀裂程度の開口(インク透過を許容しない程度の小開口)が形成される程度にしか押し付けられない。この性質を利用して加工を行えば、加工面側に適当な微小凹部が形成され、その微小凹部が反対側の面に達したとしてもインク透過を許容するほどの開口にはならない。
【0041】
上述した各材質のフィルムに微小凹部の型押加工を行う際の適正な加工条件を求めるために、次のような実験を行った。用いたフィルムは、それぞれ厚さ12μmの延伸したPETフィルムAと、結晶度が20%以下のPETフィルムBと、延伸したPETとPBTとの共重合による低融点フィルムCと、そして結晶度が20%以下のPETとPBTとの共重合による低融点フィルムDである。厚さ0.2mmのステンレス板の表面に深さ18μmのフォトエッチングを施し、直径40μm、高さ18μmの円形微小凸部を60μmのピッチで多数形成した型押材を得る。この型押材に上述の各フィルムをそれぞれ重ね合わせて、直径100mm長さ200mmの鉄ローラ対の間に通した。各種の加工温度、各種の加工圧力の加工条件で各フィルムを型押加工して版材を作成し、それぞれの版材について次の製版条件で製版した。製版条件としては、主走査方向ヒータサイズが47μm、副走査方向ヒータサイズが80μmの部分グレーズの400DPIサーマルヘッドを用い、そのサーマルヘッドの出力エネルギを1mm当たり20ミリジュールとする。図4〜7のグラフは、その実験結果を示している。また、表1に、その実験データの代表例として、加工温度が25℃と80℃の場合で、加工圧力が2億パスカルと5千万パスカルの場合について、製版の品質に関する評価を示す。
【0042】
【表1】
Figure 0004738661
【0043】
以上の評価においては、製版前の版材の状態 及び、製版後の版材の状態より、製版前からインクの透過を生じるほどの穿孔が一部に発生したもの、又は、穿孔の発生がないもの、且つ、製版後において、サーマルヘッドの加熱による穿孔がなく、インクを透過させることができないものを使用不可として×印を付している。また、製版前には、インクの透過を生じるほどの穿孔の発生がなく、且つ、製版後において、サーマルヘッドの加熱による穿孔がインクを透過させるのに不十分なものを穿孔不鮮明として△印を付している。そして、製版前には、インクの透過を生じるほどの穿孔の発生がなく、且つ、製版後において、サーマルヘッドの加熱による穿孔がインクを透過させるには十分であるが、やや穿孔不鮮明なものとして○印を付している。さらには、製版前には、インクの透過を生じるほどの穿孔の発生がなく、且つ、製版後において、サーマルヘッドの加熱による穿孔がインクを透過させるのに十分で、穿孔鮮明なものとして◎印を付している。
【0044】
これら図4〜7の各グラフにおける○の領域と△の領域の境界が版材として使用可能なものと使用不可能なものとの境界と考えてよい。その境界は、各フィルムで異なってはいるものの、加工圧力と加工温度との関係としては共通の傾向をもっている。すなわち、加工温度が高くなると加工圧力は低くすることができる。この共通の傾向を各フィルムのガラス転移点および融点に対する実際の加工温度の関係から、その加工温度と加工圧力との関係としてとらえ、その関係を一般化する式を求めることができる。すなわち、加工温度をt℃、フィルムの融点をm℃、フィルムのガラス転移点をg℃とするとき、10×102(m−t)/(m−g)以上の加工圧力Pパスカルで型押加工することで、○の領域または◎の領域となる加工が行える。図8のグラフは、その関係を示している。そして、加工圧力が10×102(m−t)/(m−g)以下の場合には十分な穿孔が得られなくなる。すなわち、微小凹部の薄肉底部が十分に薄くならず、通常のサーマルヘッドによる加熱ではその底部に十分な穿孔が行えないために製版後の穿孔が不鮮明になる。
【0045】
図9に、本発明に係る感熱性孔版印刷用版材の製造方法ならびに製造装置の概念を示している。互いに対向する1対のローラ30および31を設け、一方のローラ31は外周面全周に微小凸部32を形成して型押しローラとする。もう一方のローラ30は、外周面が平滑な支承ローラである。矢印の方向へ共に回転する型押しローラ31と支承ローラ30との間に、一定厚さの熱可塑性樹脂フィルム12を挿通させて型押加工を行う。加工条件は上述の条件を満たすものとする。
【0046】
図10に、別の製造方法ならびに製造装置の概念を示す。外周表面全周に微小凸部33を形成した金属ベルト34を回転駆動するローラ35および36の間に掛け渡し、その一方のローラ35に対向させて外周面が平滑な支承ローラ37を配置する。金属ベルト34と支承ローラ37との間に一定厚さの熱可塑性樹脂フィルム12を挿通させて型押加工を行う。加工条件は上述の条件を満たすものとする。
【0047】
図9に示した型押しローラ31の微小凸部32を形成する一具体例を次に示す。金属ローラの素材表面(外周面)にセラミックをプラズマコーティングした後に表面を研磨し、さらにレーザー彫刻によって多数の微小凸部32を形成することができる。微小凸部32のピッチは100μm以下が好ましく、より好ましくは30μm以下とする。レーザー彫刻を施す深さを3〜40μmとし、フィルム厚さの70%〜200%の高さの微小凸部32を形成して型押しローラ31とする。
【0048】
型押体としてローラを用いる第1の利点は、ベルトとする場合に比べて表面硬化が容易であるという点である。換言すれば、セラミック加工したベルトは柔軟性に欠けて使いづらいが、ローラとする場合には柔軟性を必要としない点である。型押体としてローラを用いる第2の利点は、高精度なエンドレス加工が容易であるという点である。表面微細加工パターンを連続させたままでベルトをエンドレス加工溶接するのは困難である。
【0049】
図10に示した金属ベルト34の微小凸部33を形成する一具体例を次に示す。厚さ0.1mm〜0.5mmの金属板に、フォトエッチング加工によって多数の微小凸部33を形成することができる。この場合も微小凸部33のピッチは100μm以下が好ましく、より好ましくは30μm以下である。フォトエッチングの深さを3〜40μmとし、フィルム厚さの70%〜200%の高さの微小凸部33を形成して型押しベルト34とする。
【0050】
型押体としてベルトを用いる利点は、ローラとする場合に比べて長尺化が容易であるという点である。長尺にすると次の2点が有利である。第1に、ベルト1周当たり原紙加工面積が増えるので、少ない繰り返し回数で目的量のフィルム加工が行え、その分だけ微小凸部の磨耗が少なくなってベルトの寿命が長くなる。第2に、加工後のフィルムをより長い時間ベルトに密着させることができるので、この間に熱固定を十分に行うことができる。他方、ベルトをエンドレス加工溶接するのは高度な溶接技術を必要とするが、1版当たりの長さが決まっている原紙を製造する場合には、版と版との継目部分に微小凸部を形成する必要はないので、その溶接箇所が継目部分となるようにすればエンドレス加工溶接とする必要はなくなり、その問題は解消される。
【0051】
原紙12の給送経路に沿って図9または図10の構成を版材製造装置として配置し、さらに引き続いて図1の構成を配置すれば、一連の製版装置が形成される。また、この製版装置を孔版印刷機に製版部として組み込むことで、本発明に係る孔版印刷機を構成することもできる。
【0052】
フィルムに微小凸部が押し込まれて微小凹部が形成される過程を図11〜13に示している。各図には、フィルムの部分に歪の変化する状態を示す格子線を便宜的に入れている。図11は、微小凸部による加圧前の状態を示している。図12は、微小凸部による加圧途上の状態を示している。図13は、微小凸部による加圧終了時の状態を示している。これらの図から解るように、凹部が形成されて行く過程で、凹部の底部となる部分が横に延伸されていく。すなわち凹部の底部は、他の部分よりも高い率で延伸されている。このことは、製版時の加熱によって溶解し始めた凹部底部は、延伸率に見合う大きな応力で引き合うために溶解部分が周辺へ広がるように亀裂していき、速やかな穿孔を実現することになる。
【0053】
なお、微小凸部の形状は、円柱形状や角柱形状としたり、あるいは円錐台形状や角錐台形状とすることができる。また、円錐台形状や角錐台形状でも、基端部面積に比して先端部面積が比較的大きいものとすることもでき、逆に小さいものとすることもできる。
【0054】
本発明に係る感熱性孔版印刷用版材では、まず、原紙が熱可塑性樹脂フィルムのみで構成されるので、支持体との貼り合わせが不要となり、支持体を備えているが故の不都合が取り除かれる。例えば、貼り合わせ工程が不要になる。接着剤が不要になる。接着剤が製版にもたらす「インク透過開口の変形」等の印刷精度に対する悪影響がなくなる。支持体の繊維が、穿孔されたフィルムの開口内に入って生じる「印字のかすれ」等の悪影響がなくなる。異種材を貼り合わせるとカールを生じる原因となるが、そのようなカールしやすい性質が取り除かれる。フィルム厚の約20〜30倍の厚さを有する支持体がないので、貼り合わせ構造の原紙では支持体に吸収されたまま無駄になっていたインクが、フィルムのみで構成される原紙では、そのようなインクの無駄がなくなる。
【0055】
また、従来の支持体貼り合わせ構成の場合では、フィルム自体の厚さは約1.5μmであったが、本発明では例えば4〜5μm程度(音響用カセットテープの厚さ程度)もしくはそれ以上に、材質の硬さに合わせてある程度の厚さをもたせるので、実際の取り扱いは可能である。別言すれば、貼り合わせ構造の場合のフィルム厚(約1.5μm)だけの厚さの原紙とすると、版材自体が薄過ぎて取り扱いにくい。そして本発明では、フィルム自体の厚さが、支持体貼り合わせ構成の場合のように薄くないので、過剰なインクが印刷用紙に転移して裏写りや裏抜けするのを有効に防止することができる。
【0056】
従来の貼り合わせ原紙では、約1.5μmの熱可塑性樹脂フィルムに穿孔していたので、そのサーマルヘッドの出力で4〜5μm以上の厚みのフィルムに穿孔するのは出力不足で使用できない。また、サーマルヘッドの出力を大きくすると、プラテンローラに高い熱エネルギが伝わってプラテンローラに悪影響を及ぼし、またヘッド自体の寿命にも好ましくない。しかしながら本発明による製版方法では、フィルム材料の種類にもよるが、少なくとも取り扱い(ハンドリング)が容易なように、ある程度の厚さをもたせつつも、その穿孔に要する熱エネルギが従来に比べて大きくならない。それは、フィルムの一方の面に、微小凹部を多数形成しているので、穿孔する箇所では、その反対側の面から微小凹部に連通する程度にフィルムを溶融するだけでインク透過開口を得ることができるからである。この点に関しては、サーマルヘッドの出力をむしろ従来よりも小さくすることが可能になり、したがって個々のサーマルヘッドヒータの大きさを小さくすることも可能になるので、印刷の解像度を従来よりもさらに高くするのに好都合である。従来、原紙を熱可塑性樹脂フィルムのみで構成する場合、フィルムの厚さをある程度厚くしなければ取り扱いにくく、また厚いフィルムに感熱穿孔するにはサーマルヘッドの出力を大きくしなければならず、そのことが実用化の最大の難関となっていた訳であるが、本発明によれば、サーマルヘッドの出力を大きくしなくとも、フィルムにインク透過開口を感熱穿孔することが可能になり、この問題を解決することができる。
【0057】
薄い熱可塑性樹脂フィルムを挟んでサーマルヘッドに対向するプラテンローラに伝達される熱エネルギは、極力小さいのが好ましい訳であるが、上述のようにサーマルヘッドの出力を小さくできることと、微小凹部が断熱空気層を形成することで、サーマルヘッドからプラテンローラに伝達される熱エネルギは十分に小さくすることが可能である。
【0058】
特に、熱可塑性樹脂フィルムは延伸されているので、その延伸時の引張応力が内部残留しており、僅かな部分が熱溶融するだけで亀裂が走り、その近辺の微小凹部に達する開口が形成される。したがって、溶融箇所が微小凹部に達するまで加熱する必要はなく、サーマルヘッドの出力は、さらに小さくすることが可能である。そして、このように延伸時の引張応力を内部残留させておくためには、微小凹部を形成する型押し加工等の機械的加工は、熱可塑性樹脂の融点温度以下で行われなければならない。なおフィルムのクラックを防ぎつつ、より少ない加工圧力で凹部を形成するには、熱可塑性樹脂のガラス転移点温度以上で行うのが望ましい。
【0059】
また、微小凹部を形成した後のフィルム原紙に、更に延伸処理を施すことで、凹部の薄肉底部にさらに応力が集中して薄い部分がさらに薄くなり、製版時に必要とする熱エネルギーをさらに小さくすることもできる。また、微小凹部形成時の歪を除去することで、フィルム原紙の巻き癖やカールを少なくすることも可能である。このようにしてフィルム原紙の取り扱い性(ハンドリング性)を向上させることも可能である。
【0060】
型押し加工の微小凸部としては、ローラ外周面やベルト外周面に多数の微粒子を付着させることも可能合うであり、また、型押し加工の別の手段としてはショットピーニングのように微粒子を吹き付けることも可能であろう。微粒子を吹き付ける場合は、フィルム面上に微粒子が残留するのを防止するために、氷やドライアイスの微粒子を用いることが好ましい。またYAGレーザーや、COレーザー、エキシマレーザー等の光エネルギーにより凹部加工を行うことも出来る。この場合、レーザーのエネルギーの影響を凹部以外の部分が受けない方が望ましい、その為には加工時の雰囲気温度は、ガラス転移点以下で行うのが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る感熱性孔版印刷用版材を用いて行われる製版方法ならびに製版装置の概念を示す図である。
【図2】 本発明に係る感熱性孔版印刷用版材の構造について、その概念を示す図である。
【図3】 本発明に係る感熱性孔版印刷用版材の構造について、その概念を示す図である。
【図4】 延伸したPETフィルムに微小凹部の型押加工を行う際の適正な加工条件を求めるために行った実験のデータを示すグラフ図である。
【図5】 結晶度が20%以下のPETフィルムに微小凹部の型押加工を行う際の適正な加工条件を求めるために行った実験のデータを示すグラフ図である。
【図6】 延伸したPETとPBTとの共重合による低融点フィルムに微小凹部の型押加工を行う際の適正な加工条件を求めるために行った実験のデータを示すグラフ図である。
【図7】 結晶度が20%以下のPETとPBTとの共重合による低融点フィルムに微小凹部の型押加工を行う際の適正な加工条件を求めるために行った実験のデータを示すグラフ図である。
【図8】 本発明に係る感熱性孔版印刷用版材を型押加工する条件として加工圧力と加工温度との関係を示すグラフ図である。
【図9】 本発明に係る感熱性孔版印刷用版材の製造方法ならびに製造装置の概念を示す図である。
【図10】 本発明に係る感熱性孔版印刷用版材の製造方法ならびに製造装置の概念を示す図である。
【図11】 フィルムに微小凸部が押し込まれて微小凹部が形成される過程を示す図であり、微小凸部による加圧前の状態を示している。
【図12】 フィルムに微小凸部が押し込まれて微小凹部が形成される過程を示す図であり、微小凸部による加圧途上の状態を示している。
【図13】 フィルムに微小凸部が押し込まれて微小凹部が形成される過程を示す図であり、微小凸部による加圧終了時の状態を示している。
【符号の説明】
10 サーマルヘッド
11 プラテンローラ
12 熱可塑性樹脂フィルムからなる原紙
13 サーマルヘッドのヒータ部
14 微小凹部
20 原紙の製版時被加熱面
21 面20側の貫通孔開口
22 面20の反対側の面
23 面22側の貫通孔開口
24 陥凹部の薄肉底部
30 支承ローラ
31 型押しローラ
32 微小凸部
33 微小凸部
34 型押しベルト
35 ローラ
36 ローラ
37 支承ローラ

Claims (35)

  1. 延伸したポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムか、或いは延伸したポリエチレンテレフタレート(PET)とポリブチレンテレフタレート(PBT)との共重合による低融点フィルムからなる所定厚さの感熱性孔版印刷用版材であって、上記フィルムは、その一方の面に多数の微小凹部が型押加工により形成されていることを特徴とする感熱性孔版印刷用版材。
  2. 上記感熱性孔版印刷用版材は延伸したポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムであり、上記型押加工は、50℃以上270℃以下で行われる請求項1記載の感熱性孔版印刷用版材。
  3. 上記型押加工は、80℃以上180℃以下で行われる請求項2記載の感熱性孔版印刷用版材。
  4. 上記感熱性孔版印刷用版材は延伸したポリエチレンテレフタレート(PET)とポリブチレンテレフタレート(PBT)との共重合による低融点フィルムであり、上記型押加工は、50℃以上120℃以下で行われる請求項1記載の感熱性孔版印刷用版材。
  5. 上記感熱性孔版印刷用版材は、結晶度が20%以下のポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムであり、上記型押加工は、30℃以上270℃以下で行われる請求項1記載の感熱性孔版印刷用版材。
  6. 上記型押加工は、60℃以上100℃以下で行われる請求項5記載の感熱性孔版印刷用版材。
  7. 上記感熱性孔版印刷用版材は、結晶度が20%以下のポリエチレンテレフタレート(PET)とポリブチレンテレフタレート(PBT)との共重合による低融点フィルムであり、上記型押加工は、40℃以上100℃以下で行われる請求項1記載の感熱性孔版印刷用版材。
  8. 上記型押加工は、加工温度をt℃、フィルムの融点をm℃、フィルムのガラス転移点をg℃とするとき、10×102(m−t)/(m−g)以上の加工圧力Pパスカルで行われる請求項1ないし7のいずれかに記載の感熱性孔版印刷用版材。
  9. 上記フィルムは、厚さが1.5μm以上20μm以下である請求項1ないし8のいずれかに記載の感熱性孔版印刷用版材。
  10. 上記凹部を型押成形した後、さらに延伸加工を行って得られる請求項1ないし9のいずれかに記載の感熱性孔版印刷用版材。
  11. 上記微小凹部は、インク透過を許容しない程度に小さい貫通孔であり、上記フィルムの一方の面における開口径が、他方の面における開口径よりも大きくされている請求項1ないし10のいずれかに記載の感熱性孔版印刷用版材。
  12. 上記微小凹部は、上記フィルムの厚さを部分的に減じて薄肉部を形成する陥凹部である請求項1ないし10のいずれかに記載の感熱性孔版印刷用版材。
  13. 上記陥凹部によって形成される薄肉底部の厚さが、フィルム厚さの10%以上80%以下である請求項11記載の感熱性孔版印刷用版材。
  14. 多数の微小な凸部を表面に持つ型押体と、該型押体の表面に対向して且つ平滑な表面を持つ支承体との間に、延伸した所定厚さのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを挿入し、該型押体と支承体との間で該フィルムの面を50℃以上270℃以下で型押加工することにより、該フィルムの一方の面に多数の微小凹部を形成することを特徴とする感熱性孔版印刷用版材の製造方法。
  15. 上記型押加工は、80℃以上180℃以下で行われる請求項14記載の感熱性孔版印刷用版材の製造方法。
  16. 多数の微小な凸部を表面に持つ型押体と、該型押体の表面に対向して且つ平滑な表面を持つ支承体との間に、結晶度が20%以下のポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを挿入し、該型押体と支承体との間で該フィルムの面を30℃以上270℃以下で型押加工することにより、該フィルムの一方の面に多数の微小凹部を形成することを特徴とする感熱性孔版印刷用版材の製造方法。
  17. 上記型押加工は、60℃以上100℃以下で行われる請求項16記載の感熱性孔版印刷用版材の製造方法。
  18. 多数の微小な凸部を表面に持つ型押体と、該型押体の表面に対向して且つ平滑な表面を持つ支承体との間に、延伸したポリエチレンテレフタレート(PET)とポリブチレンテレフタレート(PBT)との共重合による低融点フィルムを挿入し、該型押体と支承体との間で該フィルムの面を50℃以上120℃以下で型押加工することにより、該フィルムの一方の面に多数の微小凹部を形成することを特徴とする感熱性孔版印刷用版材の製造方法。
  19. 多数の微小な凸部を表面に持つ型押体と、該型押体の表面に対向して且つ平滑な表面を持つ支承体との間に、結晶度が20%以下のポリエチレンテレフタレート(PET)とポリブチレンテレフタレート(PBT)との共重合による低融点フィルムを挿入し、該型押体と支承体との間で該フィルムの面を40℃以上100℃以下で型押加工することにより、該フィルムの一方の面に多数の微小凹部を形成することを特徴とする感熱性孔版印刷用版材の製造方法。
  20. 上記型押加工は、加工温度をt℃、フィルムの融点をm℃、フィルムのガラス転移点をg℃とするとき、10×102(m−t)/(m−g)以上の加工圧力Pパスカルで行われる請求項14ないし19のいずれかに記載の感熱性孔版印刷用版材の製造方法。
  21. 上記型押体および上記支承体は、それぞれ第1および第2の円筒状回転体である請求項14ないし20のいずれかに記載の感熱性孔版印刷用版材の製造方法。
  22. 上記型押体は無端帯状回転体であり、上記支承体は該無端帯状回転体の表面に対向して上記版材の面に押圧力を作用させる円筒状回転体である請求項14ないし20のいずれかに記載の感熱性孔版印刷用版材の製造方法。
  23. 上記凹部を型押し成形した後、さらに延伸加工を行う14ないし22のいずれかに記載の感熱性孔版印刷用版材の製造方法。
  24. 上記微小凹部は、インク透過を許容しない程度に小さい貫通孔であり、上記フィルムの一方の面における開口径が、他方の面における開口径よりも大きくされている請求項14ないし23のいずれかに記載の感熱性孔版印刷用版材の製造方法。
  25. 上記微小凹部は、上記フィルムの厚さを部分的に減じて薄肉部を形成する陥凹部である請求項14ないし23のいずれかに記載の感熱性孔版印刷用版材の製造方法。
  26. 所定厚さのポリエステルフィルムからなる感熱性孔版印刷用版材を搬送するフィルム搬送経路と、多数の微小な凸部を有する表面を上記フィルム搬送経路に臨ませて配置された型押体と、上記フィルム搬送経路を挟んで上記型押体の表面に対向し、且つ平滑な表面を上記フィルム搬送経路に臨ませて配置された支承体とを備え、加工温度をt℃、フィルムの融点をm℃、フィルムのガラス転移点をg℃とするとき、上記型押体と支承体とが、それらの間で走行する上記版材の面に対して、10×102(m−t)/(m−g)以上のPパスカルの押圧力を作用させ、該版材の一方面に微小凹部を連続的に形成することを特徴とし、
    上記ポリエステルフィルムは、延伸したポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムである感熱性孔版印刷用版材の製造装置。
  27. 所定厚さのポリエステルフィルムからなる感熱性孔版印刷用版材を搬送するフィルム搬送経路と、多数の微小な凸部を有する表面を上記フィルム搬送経路に臨ませて配置された型押体と、上記フィルム搬送経路を挟んで上記型押体の表面に対向し、且つ平滑な表面を上記フィルム搬送経路に臨ませて配置された支承体とを備え、加工温度をt℃、フィルムの融点をm℃、フィルムのガラス転移点をg℃とするとき、上記型押体と支承体とが、それらの間で走行する上記版材の面に対して、10×102(m−t)/(m−g)以上のPパスカルの押圧力を作用させ、該版材の一方面に微小凹部を連続的に形成することを特徴とし、
    上記ポリエステルフィルムは、結晶度が20%以下のポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムである感熱性孔版印刷用版材の製造装置。
  28. 所定厚さのポリエステルフィルムからなる感熱性孔版印刷用版材を搬送するフィルム搬送経路と、多数の微小な凸部を有する表面を上記フィルム搬送経路に臨ませて配置された型押体と、上記フィルム搬送経路を挟んで上記型押体の表面に対向し、且つ平滑な表面を上記フィルム搬送経路に臨ませて配置された支承体とを備え、加工温度をt℃、フィルムの融点をm℃、フィルムのガラス転移点をg℃とするとき、上記型押体と支承体とが、それらの間で走行する上記版材の面に対して、10×102(m−t)/(m−g)以上のPパスカルの押圧力を作用させ、該版材の一方面に微小凹部を連続的に形成することを特徴とし、
    上記ポリエステルフィルムは、延伸したポリエチレンテレフタレート(PET)とポリブチレンテレフタレート(PBT)との共重合による低融点フィルムである感熱性孔版印刷用版材の製造装置。
  29. 所定厚さのポリエステルフィルムからなる感熱性孔版印刷用版材を搬送するフィルム搬送経路と、多数の微小な凸部を有する表面を上記フィルム搬送経路に臨ませて配置された型押体と、上記フィルム搬送経路を挟んで上記型押体の表面に対向し、且つ平滑な表面を上記フィルム搬送経路に臨ませて配置された支承体とを備え、加工温度をt℃、フィルムの融点をm℃、フィルムのガラス転移点をg℃とするとき、上記型押体と支承体とが、それらの間で走行する上記版材の面に対して、10×102(m−t)/(m−g)以上のPパスカルの押圧力を作用させ、該版材の一方面に微小凹部を連続的に形成することを特徴とし、
    上記ポリエステルフィルムは、結晶度が20%以下のポリエチレンテレフタレート(PET)とポリブチレンテレフタレート(PBT)との共重合による低融点フィルムである感熱性孔版印刷用版材の製造装置。
  30. 上記型押体および上記支承体は、それぞれ第1および第2の円筒状回転体である請求項26ないし29のいずれかに記載の感熱性孔版印刷用版材の製造装置。
  31. 上記型押体は無端帯状回転体であり、上記支承体は該無端帯状回転体の表面に対向して上記版材の面に押圧力を作用させる円筒状回転体である請求項26ないし29のいずれかに記載の感熱性孔版印刷用版材の製造装置。
  32. 上記凹部を型押し成形した後、さらに延伸加工を行う請求項26ないし31のいずれかに記載の感熱性孔版印刷用版材の製造装置。
  33. 上記微小凹部は、インク透過を許容しない程度に小さい貫通孔であり、上記フィルムの一方の面における開口径が、他方の面における開口径よりも大きくされている請求項26ないし31のいずれかに記載の感熱性孔版印刷用版材の製造装置。
  34. 上記微小凹部は、上記フィルムの厚さを部分的に減じて薄肉部を形成する陥凹部である請求項26ないし31のいずれかに記載の感熱性孔版印刷用版材の製造装置。
  35. 請求項26ないし34のいずれかに記載の感熱性孔版印刷用版材の製造装置を備えた孔版印刷機。
JP2001234852A 2001-08-02 2001-08-02 感熱性孔版印刷用版材とその製造方法および製造装置、ならびに孔版印刷機 Expired - Fee Related JP4738661B2 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001234852A JP4738661B2 (ja) 2001-08-02 2001-08-02 感熱性孔版印刷用版材とその製造方法および製造装置、ならびに孔版印刷機
RU2004106025/12A RU2283773C2 (ru) 2001-08-02 2002-07-30 Термочувствительный материал для трафаретных печатных форм для трафаретной печати, способ и устройство для производства этого материала и трафаретная печатная машина
EP02751772A EP1413454A4 (en) 2001-08-02 2002-07-30 THERMAL SENSITIVE PRINTING PLATE, MANUFACTURING METHOD AND DEVICE THEREFOR AND TEMPLATE PRINTING MACHINE
PCT/JP2002/007697 WO2003013874A1 (fr) 2001-08-02 2002-07-30 Plaque d'impression par stencil thermosensible, appareil et procede pour la produire et machine d'impression par stencil
KR10-2004-7001190A KR20040023687A (ko) 2001-08-02 2002-07-30 감열성 공판 인쇄용 판재와 그 제조방법 및 제조장치와공판 인쇄기
CA002456102A CA2456102A1 (en) 2001-08-02 2002-07-30 Heat-sensitive stencil plate material for stencil material, and stencil printing machine
CNB028151224A CN1301866C (zh) 2001-08-02 2002-07-30 用于模版印刷的热敏模版片材及其生产方法和生产模版片材的设备以及模版印刷机
US10/485,458 US20040253391A1 (en) 2001-08-02 2002-07-30 Heat-sensitive stencil plate material for stencil printing, method and apparatus for producing the stencil plate material and stencil printing machine
HK05101370A HK1068855A1 (en) 2001-08-02 2005-02-18 Thermosensitive stencil printing plate, its production method, and apparatus for producing the stencil plate material, and stencil printing machine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001234852A JP4738661B2 (ja) 2001-08-02 2001-08-02 感熱性孔版印刷用版材とその製造方法および製造装置、ならびに孔版印刷機

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003039844A JP2003039844A (ja) 2003-02-13
JP2003039844A5 JP2003039844A5 (ja) 2008-07-31
JP4738661B2 true JP4738661B2 (ja) 2011-08-03

Family

ID=19066389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001234852A Expired - Fee Related JP4738661B2 (ja) 2001-08-02 2001-08-02 感熱性孔版印刷用版材とその製造方法および製造装置、ならびに孔版印刷機

Country Status (9)

Country Link
US (1) US20040253391A1 (ja)
EP (1) EP1413454A4 (ja)
JP (1) JP4738661B2 (ja)
KR (1) KR20040023687A (ja)
CN (1) CN1301866C (ja)
CA (1) CA2456102A1 (ja)
HK (1) HK1068855A1 (ja)
RU (1) RU2283773C2 (ja)
WO (1) WO2003013874A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005343069A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Duplo Seiko Corp 孔版印刷用原紙
JP2006001139A (ja) * 2004-06-17 2006-01-05 Duplo Seiko Corp 孔版印刷用原紙
JP4592394B2 (ja) * 2004-11-17 2010-12-01 デュプロ精工株式会社 感熱孔版原紙及びその製造方法
US8247062B2 (en) * 2009-05-12 2012-08-21 Siemens Energy, Inc. Methodology and tooling arrangements for increasing interlaminar shear strength in a ceramic matrix composite structure
CN102229243B (zh) * 2011-06-24 2013-05-08 上海香涵橡塑制品有限公司 一种海绵烫压机
FR3031325B1 (fr) * 2015-01-05 2019-12-20 Corso Magenta Procede de fabrication d'un article en feuille, notamment decoratif
CN114474909A (zh) * 2022-01-27 2022-05-13 广东汇天航空航天科技有限公司 阻燃地毯基材层以及阻燃地毯
CN114633543A (zh) * 2022-02-25 2022-06-17 河南亿思达数码材料有限公司 一种用于数码热熔制版的丝印网膜及其制备方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5433117A (en) * 1977-08-18 1979-03-10 Riso Kagaku Corp Method of making recorded image
JPH02158391A (ja) * 1988-12-12 1990-06-18 Diafoil Co Ltd 感熱孔版印刷原紙用ポリエステルフィルム
JPH06320700A (ja) * 1993-05-13 1994-11-22 Ricoh Co Ltd 感熱孔版製版印刷方法
JPH06328652A (ja) * 1993-05-21 1994-11-29 Ricoh Co Ltd 感熱孔版製版印刷方法
JPH09123633A (ja) * 1995-10-26 1997-05-13 Teijin Ltd 感熱孔版印刷原紙およびこれに用いるフイルム
JPH09300844A (ja) * 1996-05-16 1997-11-25 Teijin Ltd 感熱孔版印刷原紙用フィルム
JPH11314473A (ja) * 1998-05-07 1999-11-16 Mitsubishi Kagaku Polyester Film Kk 感熱孔版印刷原紙用フイルムおよび支持体レス感熱孔版印刷原紙

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1192452A (en) * 1967-07-25 1970-05-20 Gestetner Ltd Thermographic Stencil
JPS51499B1 (ja) * 1971-04-13 1976-01-08
US4511520A (en) * 1982-07-28 1985-04-16 American Can Company Method of making perforated films
US5188881A (en) * 1990-06-21 1993-02-23 Ricoh Company, Ltd. Thermosensitive stencil paper
JP2638390B2 (ja) * 1992-05-27 1997-08-06 ブラザー工業株式会社 感熱製版装置
TW477744B (en) * 1996-05-09 2002-03-01 Toray Industries A heat-sensitive stencil sheet and a manufacturing method thereof
JP2001213065A (ja) * 2000-02-03 2001-08-07 Duplo Seiko Corp 感熱性孔版印刷用版材とその製造方法および製造装置、ならびに孔版印刷機
JP3811406B2 (ja) * 2001-08-02 2006-08-23 デュプロ精工株式会社 孔版印刷の製版方法および製版装置ならびに孔版印刷機

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5433117A (en) * 1977-08-18 1979-03-10 Riso Kagaku Corp Method of making recorded image
JPH02158391A (ja) * 1988-12-12 1990-06-18 Diafoil Co Ltd 感熱孔版印刷原紙用ポリエステルフィルム
JPH06320700A (ja) * 1993-05-13 1994-11-22 Ricoh Co Ltd 感熱孔版製版印刷方法
JPH06328652A (ja) * 1993-05-21 1994-11-29 Ricoh Co Ltd 感熱孔版製版印刷方法
JPH09123633A (ja) * 1995-10-26 1997-05-13 Teijin Ltd 感熱孔版印刷原紙およびこれに用いるフイルム
JPH09300844A (ja) * 1996-05-16 1997-11-25 Teijin Ltd 感熱孔版印刷原紙用フィルム
JPH11314473A (ja) * 1998-05-07 1999-11-16 Mitsubishi Kagaku Polyester Film Kk 感熱孔版印刷原紙用フイルムおよび支持体レス感熱孔版印刷原紙

Also Published As

Publication number Publication date
EP1413454A4 (en) 2006-11-08
HK1068855A1 (en) 2005-05-06
WO2003013874A1 (fr) 2003-02-20
RU2283773C2 (ru) 2006-09-20
JP2003039844A (ja) 2003-02-13
KR20040023687A (ko) 2004-03-18
CN1537060A (zh) 2004-10-13
RU2004106025A (ru) 2005-05-10
CN1301866C (zh) 2007-02-28
CA2456102A1 (en) 2003-02-20
US20040253391A1 (en) 2004-12-16
EP1413454A1 (en) 2004-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7448319B2 (en) Plate-making apparatus for stencil printing and stencil printing machine
JP4738661B2 (ja) 感熱性孔版印刷用版材とその製造方法および製造装置、ならびに孔版印刷機
EP0553999A1 (en) Heat sensitive stencil
TWI398348B (zh) 成形網件及其製造方法
JPH03227685A (ja) 使用済感熱孔版原紙の処理装置および処理方法
JP2001212925A (ja) 孔版印刷の製版方法および製版装置ならびに孔版印刷機
JP3811397B2 (ja) 孔版印刷の製版方法および製版装置ならびに孔版印刷機
JP2001213065A (ja) 感熱性孔版印刷用版材とその製造方法および製造装置、ならびに孔版印刷機
EP1870517A1 (en) Paper sheet and its bonding method
JP3993801B2 (ja) 感熱性孔版印刷用版材とその製造装置、ならびに孔版印刷機
JPH0899398A (ja) 感熱孔版印刷用原紙の穿孔方法
JP2005231071A (ja) 孔版印刷用原紙及び孔版印刷用原紙の放射状残留応力検出方法
KR100812294B1 (ko) 시트상 재료의 천공 또는 엠보싱 장치
JP2001212925A5 (ja)
JP2005238571A (ja) 孔版印刷用原紙
JP2006281728A (ja) 孔版印刷用原紙
JP2761345B2 (ja) 感熱孔版製版装置および感熱孔版印刷装置
JP4825470B2 (ja) 感熱孔版用版材の製造方法
JP2005343069A (ja) 孔版印刷用原紙
JPH0675761U (ja) 孔版印刷装置の版胴
JPH0655752U (ja) 孔版印刷用原板
JPH06297668A (ja) 感熱孔版マスタの製版方法及び製版装置
JPH0820123A (ja) 感熱孔版マスタの製版方法及び孔版印刷方法
JPH0582537U (ja) 孔版印刷用原板
JPH04220388A (ja) 孔版印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080618

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110315

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110318

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110412

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110427

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees