JPH0820123A - 感熱孔版マスタの製版方法及び孔版印刷方法 - Google Patents

感熱孔版マスタの製版方法及び孔版印刷方法

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JPH0820123A
JPH0820123A JP6157599A JP15759994A JPH0820123A JP H0820123 A JPH0820123 A JP H0820123A JP 6157599 A JP6157599 A JP 6157599A JP 15759994 A JP15759994 A JP 15759994A JP H0820123 A JPH0820123 A JP H0820123A
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stencil master
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Mitsuo Sato
光雄 佐藤
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Tohoku Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】感熱孔版マスタの耐刷力が十分にあると共に、
文字掠れやベタ埋まり不良、白抜けのない印刷画像を得
ることができる感熱孔版マスタの製版方法を提供する。 【構成】サーマルヘッド14を感熱孔版マスタ11に接
触させ、副走査方向Fに感熱孔版マスタ11を移動さ
せ、穿孔画像を形成する感熱孔版マスタの製版方法にお
いて、感熱孔版マスタ11が実質的に3.5μm以上の
厚さの熱可塑性樹脂フィルムのみから成り、感熱孔版マ
スタ11に形成された孔18は、感熱孔版マスタ11の
表面に大開孔部18aと、感熱孔版マスタ11の内部に
小開孔部18bとを有し、小開孔部18bの径寸法gを
抵抗発熱素子15の主走査方向ピッチPaの50%以下
にすると共に、大開孔部18aの径寸法Gを抵抗発熱素
子15の主走査方向ピッチPaの70%以上にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、実質的に熱可塑性樹脂
フィルムのみから成る感熱孔版マスタに対してサーマル
ヘッドを用いてドットマトリクス式に穿孔画像を形成す
る感熱孔版製版装置及び感熱孔版マスタの製版方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、約1.5〜2μmの厚さの熱
可塑性樹脂フィルムと和紙ベースのような多孔性支持体
とを接着剤で貼り合わせて作られた感熱孔版マスタを、
サーマルヘッドでドットマトリクス式に穿孔製版する感
熱製版装置はよく知られている。この感熱製版装置に使
用するサーマルヘッドとしては特開平2−67133号
公報に抵抗発熱素子の副走査方向寸法を主走査方向ピッ
チよりも短くしたものが紹介されている。また、特開平
4−45936号公報には抵抗発熱素子の形状が長方形
以外のものが提案されている。
【0003】このような従来の感熱製版装置では図10
に示すように、熱可塑性樹脂フィルム1aと多孔性支持
体1bとを貼り合わせてなる感熱孔版マスタ1を用いて
いる。感熱孔版マスタ1はプラテンローラ3とサーマル
ヘッド4との間へ搬送され、サーマルヘッド4に設けら
れた抵抗発熱素子5が熱可塑性樹脂フィルム1aに直接
接触して穿孔製版している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の熱可
塑性樹脂フィルムと多孔性支持体とにより構成された感
熱孔版マスタに製版をすると、多孔性支持体の繊維のバ
ラツキ、つまり、和紙ベースの繊維間空隙が大きすぎる
場合には、熱可塑性樹脂フィルムがサーマルヘッドの抵
抗発熱素子に十分に密着させられないため穿孔が不十分
になったり未穿孔になったりする。逆に、和紙ベースの
繊維が密だったり、塊となって存在する場合には繊維に
熱が奪われて十分に孔が開かなかったり、たとえ、孔が
開いたとしても、熱可塑性樹脂フィルムの溶融カスが繊
維にまとわり付いたりする。また、和紙ベースの繊維の
厚さが薄い場合には、熱可塑性樹脂フィルムが抵抗発熱
素子に強く密着しすぎて、孔が大きくなりすぎたりす
る。よって、図11に示すように、孔102が開くべき
ところに開かなかったり、孔102の大きさがまちまち
になったり、孔102が大きすぎて隣の孔とつながって
しまったりしている。
【0005】そのため、印刷画像において文字掠れやベ
タ埋まり不良、白抜け、繊維目、裏写り等の問題が発生
している。また、和紙ベースの繊維の塊や接着剤の多い
部分ではインキの通過を阻止するためにベタ部の白抜け
や繊維目、文字掠れが発生するという問題がある。
【0006】ここで、白抜けとは黒ベタ印刷部でインキ
の転写されない白い点が発生する状態を言い、繊維目と
は白抜けが和紙ベースの繊維状の塊状態を写し採るよう
な繊維模様で発生することを言い、文字掠れとは、細文
字の一部の線が切れ切れになる現象を言う。
【0007】上記のような問題に対処すべく、不具合の
原因となっている和紙ベースを除去し、厚さが1.5〜
2μmの実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみからなる感
熱孔版マスタを用いることが考えられた。ところが、従
来の感熱製版装置を用いて、この実質的に熱可塑性樹脂
フィルムのみからなる感熱孔版マスタに製版をすると、
図12に示すように、隣合う孔122の間に形成される
未製版連結部の幅寸法cが小さくなり過ぎて、感熱孔版
マスタ121が耐刷力不足になるという問題がある。
【0008】なお、ここで実質的に熱可塑性樹脂フィル
ムのみからなる感熱孔版マスタとは、感熱孔版マスタが
熱可塑性樹脂フィルムのみからなるものの他、熱可塑性
樹脂フィルムに帯電防止剤などの微量成分を含有してな
るものや、熱可塑性樹脂フィルムの両主面、すなわち表
面及び裏面のうち少なくとも一方にオーバーコート層等
の薄膜層を1層又は複数層形成してなるものを含む。
【0009】例えば、図13に示すように、横線の多い
原稿100を用いて製版した場合、製版済マスタ101
は図14に示すごとくなり、図14の横線部Bを拡大す
ると図15に示すように規則正しい孔102が形成され
ている。図14に示すように製版済マスタ101を円筒
状版胴103の外周面に巻きつけマスタの一端をマスタ
クランパ104に固定して、これに印刷用紙をプレスロ
ーラで連続的に押しつけて転写し、印刷する。この時、
製版済マスタ101にはプレスローラの印刷圧により矢
印X方向への引張力が作用する。これにより、製版済マ
スタ101に穿孔された孔102が図16に示すごと
く、伸びてしまい印刷された線が異常に太くなるという
問題が発生する。この線の太りは一般的に図14の横線
部Bや中央部Dで特に発生しやすい。
【0010】また、印刷を続けることにより、図14の
閉曲線部Cでは、その周囲が破れて、内部の熱可塑性樹
脂フィルムの部分が円筒状版胴103の外周面から剥が
れるという不具合も発生する。なお、図14では円筒状
版胴103を展開して平面的に示している。
【0011】このような、問題に対しては、感熱孔版マ
スタに穿孔される孔の大きさを、そのドットピッチに比
して小さくして、隣合う孔の間に形成される未製版連結
部の幅寸法を一定以上の大きさに保つことが必要にな
る。この技術は、同一出願人により別の発明として特願
平5−28893号に出願されている。
【0012】具体的には、図17に示すように、感熱孔
版マスタ111に形成された主走査方向に隣合う孔11
2の間に形成される未製版連結部の幅寸法cを抵抗発熱
素子の主走査方向ピッチPaの20%以上とするという
製版方法である。この製版方法によると、製版済の感熱
孔版マスタは十分な強度を有し、原稿に対応する穿孔が
感熱孔版マスタのしかるべき位置に確実に開けられる。
この感熱孔版マスタを印刷に供しても十分な耐刷力があ
り、穿孔された孔が伸びることがなく、主走査方向、副
走査方向ともに独立した孔列を維持し、印刷された線が
異常に太くなることがない。
【0013】感熱孔版マスタ11の隣合う孔112の間
の未製版連結部の幅寸法cを過度に大きくし過ぎると、
印刷時にインキ不通過部分が大きくなり過ぎ、ベタ部に
おいて、図18に示すように、印刷用紙27の表面のイ
ンキの浸透による広がりだけでは不十分で、ベタ部に白
抜け部fが発生したり、また、細線や文字のかすれが発
生する。
【0014】本発明はかかる問題点を解決し、感熱孔版
マスタの耐刷力が十分にあると共に、文字掠れやベタ埋
まり不良、白抜けのない印刷画像を得ることができる感
熱孔版マスタの製版方法および孔版印刷方法を提供する
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の感熱孔版
マスタの製版方法は、主走査方向に一列に配列した複数
の抵抗発熱素子を具備して成るサーマルヘッドを感熱孔
版マスタに接触させ、上記抵抗発熱素子の配列方向に直
交する副走査方向に上記感熱孔版マスタを上記サーマル
ヘッドに相対的に移動させ、上記抵抗発熱素子の選択的
加熱によりドットマトリクス式に穿孔画像を形成する感
熱孔版マスタの製版方法において、上記感熱孔版マスタ
が実質的に3.5μm以上の厚さの熱可塑性樹脂フィル
ムのみから成り、上記感熱孔版マスタに形成された孔
は、上記サーマルヘッドと接触した面から徐々に狭まっ
たすり鉢形状に形成され、上記感熱孔版マスタの表面に
大開孔部と、上記感熱孔版マスタの内部に小開孔部とを
有し、上記小開孔部の径寸法gを上記抵抗発熱素子の主
走査方向ピッチの50%以下にすると共に、上記大開孔
部の径寸法Gを上記抵抗発熱素子の主走査方向ピッチの
70%以上にしたことを特徴とする。
【0016】請求項2記載の孔版印刷方法は、主走査方
向に一列に配列した複数の抵抗発熱素子を具備して成る
サーマルヘッドを感熱孔版マスタに接触させ、上記抵抗
発熱素子の配列方向に直交する副走査方向に上記感熱孔
版マスタを上記サーマルヘッドに対し相対的に移動さ
せ、上記抵抗発熱素子の選択的加熱によりドットマトリ
クス式に穿孔画像の形成を行い、穿孔画像が形成された
製版済みの感熱孔版マスタを版胴に巻装して印刷を行な
う孔版印刷方法において、上記感熱孔版マスタが実質的
に3.5μm以上の厚さの熱可塑性樹脂フィルムのみか
ら成り、上記製版済みの感熱孔版マスタは、上記サーマ
ルヘッドに接触した面を外側として、上記版胴に巻装さ
れることを特徴とする。
【0017】ここに、副走査方向とは感熱孔版マスタの
搬送方向を言い、主走査方向とは、副走査方向に直交す
る方向を言う。
【0018】
【作用】本発明の感熱孔版マスタの製版方法では、実質
的に3.5μm以上の厚さの熱可塑性樹脂フィルムのみ
から成る感熱孔版マスタは、サーマルヘッドにより、穿
孔された孔の周囲に隆起部が形成されると共に、サーマ
ルヘッドと接触する面から徐々に狭まったすり鉢形状の
孔を形成される。孔は、その小開孔部の径寸法gを、抵
抗発熱素子の主走査方向ピッチの50%以下に、その大
開孔部の径寸法Gを、抵抗発熱素子の主走査方向ピッチ
の70%以上にそれぞれ形成される。したがって、穿孔
された感熱孔版マスタは、十分な強度を有しながら、か
つ、白抜けの発生しない良好な画像を得ることができ
る。
【0019】本発明の孔版印刷方法では、実質的に3.
5μm以上の厚さの熱可塑性樹脂フィルムのみから成る
感熱孔版マスタは、サーマルヘッドにより穿孔画像が形
成され、サーマルヘッドが接触した面を外側として、印
刷ドラムに巻装される。
【0020】
【実施例】先ず、本発明の背景について説明する。発明
者は、厚さが3.5μm又は4μmの熱可塑性樹脂フィ
ルムのみからなる感熱孔版マスタにサーマルヘッドによ
って穿孔製版を行ない、穿孔された孔を観察すると共
に、穿孔製版された感熱孔版マスタを用いて印刷すると
いう実験を種々行なった。その結果、感熱孔版マスタと
して厚さが3.5μm以上のものを使用した場合には、
従来の厚さが1.5〜2μmの感熱孔版マスタの場合と
は異なる穿孔状態を示すことを発見した。
【0021】即ち、厚さが3.5μm以上の感熱孔版マ
スタの場合には、厚さが1.5〜2μmの感熱孔版マス
タの場合に比べて、感熱孔版マスタに穿孔された孔の周
囲から隆起した隆起部が非常に大きくなる。図7に示す
ように、孔18は、感熱孔版マスタ11がサーマルヘッ
ドに接触した面11bから徐々に狭まった、丁度クレー
タ形状又は、お椀の内壁(すり鉢)のような形状に形成
できることが分かった。ここで、孔18を形成する、サ
ーマルヘッドに接触した面11bの開孔部分を大開孔部
18a、実際に孔が開いている部分を小開孔部18b、
サーマルヘッド14に接触しない面11cの開孔部を中
開孔部18cと定義する。大開孔部18aの径寸法を
G、小開孔部18bの径寸法をg、中開孔部18cの径
寸法をG’という。なお同図において、符号tは感熱孔
版マスタ11の初期の厚さを表している。
【0022】この感熱孔版マスタ11を用いて印刷を行
なうと、感熱孔版マスタ11の小開孔部18bの径寸法
gが非常に小さくて、未製版連結部の幅寸法cが大きい
にもかかわらず、ベタ埋まりの良好な印刷が行なえるこ
とが分かった。
【0023】このことは、小開孔部18bの径寸法gが
小さくても、図8に示すように、印刷時に感熱孔版マス
タ11にインキを充填し、印刷用紙27を接触させた時
に、感熱孔版マスタ11の表面と印刷用紙27の表面と
がインキを介して接触する大開孔部18aが形成される
ことによって達成される。
【0024】大開孔部18aの径寸法Gが大きければ、
たとえ、小開孔部18bの径寸法gが小さくても、上述
したベタ部の白抜けが発生しないことがわかった。
【0025】このことは、図8、図9に示すように、仮
に印刷用紙27の表面が平滑であるとした場合に、印刷
用紙27に初期に形成されるインキ37のドット38の
大きさが、小開孔部18bの径寸法gによって決まるの
ではなく、大開孔部Gの径寸法Gによって決定されると
いうことを表している。
【0026】図9は感熱孔版マスタに穿孔された孔が単
純な形状であると考えた場合を示している。
【0027】上記のことから、きれいでベタ埋まりの良
好な画像を得ると共に、穿孔所要エネルギーが少なく
て、しかも強度の大きな製版済みマスタを得るには、た
とえ、小開孔部18bの径寸法gが小さくとも、大開孔
部18aの径寸法Gが一定の値以上有れば良いことがわ
かる。
【0028】なお、マスタに形成される孔の主走査方向
と副走査方向との長さが異なる場合には、上記径寸法は
主走査方向の幅を言う。
【0029】以下、本発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1において符号11は感熱孔版マスタを示
す。感熱孔版マスタ11は、実質的に3.5μm以上の
の厚さの熱可塑性樹脂フィルムのみから成り、ポリエス
テル等により形成されている。感熱孔版マスタ11は、
プラテンローラ13とサーマルヘッド14との間を通過
し、搬送ローラ対12まで送られる。この搬送ローラ対
12により、感熱孔版マスタ11は所定の張力で引っ張
られた状態でプラテンローラ13によりサーマルヘッド
14の抵抗発熱素子15に押し当てられつつ、プラテン
ローラ13の矢印方向の回転によって搬送される。サー
マルヘッド14の抵抗発熱素子15は感熱孔版マスタ1
1に直接接触し、抵抗発熱素子15が選択的に発熱する
ことにより熱溶融穿孔が行われる。
【0030】サーマルヘッド14には図2に示すよう
に、長方形の複数の抵抗発熱素子15が主走査方向Sへ
一定ピッチPaで一列に配置されている。各抵抗発熱素
子15の副走査方向両端には電極16、17がそれぞれ
接続されている。
【0031】このサーマルヘッド14によって感熱孔版
マスタ11に穿孔される網目状の孔18の主走査方向ピ
ッチPaは、図3に示すように抵抗発熱素子15の主走
査方向ピッチPaと同じであり、副走査方向のピッチP
bは感熱孔版マスタ11の副走査方向送りピッチとな
る。本実施例においては主走査方向ピッチPaと副走査
方向ピッチPbとが等しく設定されている。
【0032】感熱孔版マスタ11の主走査方向Sに隣合
う孔18の間に形成される主走査方向未製版連結部19
の幅寸法c(図3参照)が短いと、感熱孔版マスタ11
の副走査方向Fへの引張力に対する強度が低下し、感熱
孔版マスタ11の耐刷不足になる。また、逆に幅寸法c
が長すぎると、印刷時において、インキの通過しない部
分が多くなり濃度低下や白抜けが発生する。
【0033】ところが、3.5μm以上の厚さの熱可塑
性樹脂フィルムからなる感熱孔版マスタ11を用いるこ
とによって、幅寸法cを主走査方向ピッチPaに対し
て、その40〜60%程度にまで長くしたとしても、上
述の大開孔部18aの径寸法Gが大きければ濃度の低下
や白抜けは発生しなくなる。
【0034】3.5μm以上の熱可塑性樹脂フィルムの
みからなる感熱孔版マスタを用いた場合、孔の周囲の隆
起部の厚さが、感熱孔版マスタの初期の厚さの2〜3倍
にもなるので、未製版連結部cの強度は、厚さが1.5
〜2μmの感熱孔版マスタの場合に比べると格段に増大
することになる。
【0035】実は、印刷時における感熱孔版マスタの強
度という点だけからは、3.5μm以上の厚さの感熱孔
版マスタを使うのであれば、小開孔部18bの径寸法g
が主走査方向ピッチPaの70%程度でも十分なようで
ある。
【0036】ところが、小開孔部18bの径寸法gが主
走査方向ピッチPaの70%程度の大きい孔を開けよう
とすると、サーマルヘッド14に印加すべきエネルギー
が大きくなり、サーマルヘッド14の寿命低下や製版速
度の低下(製版所要時間増大)という問題が発生する。
【0037】3.5μm又は4μmの厚さの感熱孔版マ
スタにサーマルヘッド14で穿孔しようとすると、従来
の1.5〜2.0μmの厚さの感熱孔版マスタに比べて
サーマルヘッド14の所要エネルギーを大きくせざるを
得ず、上述のように、サーマルヘッドの寿命低下や製版
速度の低下になる。従って、3.5μm又は4μmの厚
さの感熱孔版マスタの場合、小開孔部18bの径寸法g
の大きい孔を開けることは難しくなる。
【0038】種々の実験の結果から、小開孔部18bの
径寸法gが主走査方向ピッチPaの40〜60%程度で
あっても、大開孔部18aの径寸法Gが主走査方向ピッ
チPaの70%以上あれば、非常に浸透性が良いインキ
を使わなくても、ある程度のインキのにじみによって、
図18に示したような、ベタ部に白抜け部fが発生しな
い、ベタ埋まりの良好な印刷画像を形成できることがわ
かった。
【0039】感熱孔版マスタ11に穿孔製版したときに
形成される孔18の周囲に形成される隆起部は、図7に
示すように、サーマルヘッド14に接触した面11bの
方が、サーマルヘッド14に接触していない面11cの
隆起部よりも大きいことが分かっている。すなわち、大
開孔部18aの径寸法Gは、感熱孔版マスタ11のサー
マルヘッド14に接触しない面11cに形成される中開
孔部18cの径寸法G’よりも大きくなる。したがっ
て、印刷時に印刷用紙27と接触する面としては、サー
マルヘッド14に接触した面11bであることが必要に
なる。
【0040】穿孔製版した感熱孔版マスタ11を版胴の
外周面に巻装して印刷する場合には、感熱孔版マスタ1
1のどちらの面が外側になるように巻装しても問題ない
ように思われる。ところが、上記の理由によって、感熱
孔版マスタ11の大開孔部18aが形成された、サーマ
ルヘッド14に接触した面11bを外側にして巻装する
ことが必要になってくる。つまり、これが、本発明のひ
とつである。
【0041】上記のように構成された抵抗発熱素子15
を有するサーマルヘッド14を用いて製版された製版済
マスタ11aは図1に示すように、多孔性円筒状の版胴
22の外周面に、その先端をマスタクランパ23により
係止され巻装される。版胴22の内部には版胴22の内
周面にインキを供給するインキローラ24と、インキロ
ーラ24と僅かな間隙を置いて平行に配置され、インキ
ローラ24との間にインキ溜り25を形成するドクター
ローラ26とが配置されている。
【0042】符号31は、感熱孔版マスタ11を一定の
長さに切断するためのカッター装置であり、符号32
は、感熱孔版マスタ11を版胴22の外周面のクランパ
23へ向けて搬送し、版胴22への感熱孔版マスタ11
の巻装時に、感熱孔版マスタ11に一定の張力を付与す
るためのローラ対である。
【0043】製版済マスタ11aは版胴22の外周面に
巻装された後、印刷工程が開始される。まず、給紙コロ
33により1枚の印刷用紙27がレジストローラ対34
に給送され、レジストローラ対34により版胴22の回
転と同期した所定のタイミングで版胴22とプレスロー
ラ28との間に印刷用紙27が挿入される。そして、版
胴22の外周面から離間していたプレスローラ28が上
方に移動し、矢印Y方向に回転する版胴22の外周面に
巻装された製版済マスタ11aに印刷用紙27が押圧さ
れることにより、製版済マスタ11aの穿孔部分からイ
ンキが印刷用紙27の表面に転移されて印刷される。
【0044】この時、インキローラ24も版胴22の回
転方向と同一方向に回転し、インキを版胴22の内周面
に供給する。
【0045】印刷時において、図4、図8に示すよう
に、版胴22の外周面に巻かれた製版済みマスタ11a
の穿孔された孔18を通ったインキ37が印刷用紙27
上に転移するわけだが、この時インキ37が、その内圧
及び浸透力によって、孔18を通過した直後に、孔18
の周囲の隆起に沿って広がり、小開孔部18bの径寸法
gよりも大きい大開孔部18bの径寸法Gの範囲でイン
キ37のドット38を形成する。
【0046】そして、印刷された印刷用紙27は剥し爪
(図示せず)によって版胴22の外周面から剥離され排
紙トレイ(図示せず)に排出されて、最初の1枚目の印
刷によりいわゆる版付けが終了する。
【0047】図4に示すように、印刷用紙27上のイン
キ37のドット38は、徐々にインキ37の浸透により
広がっていき、インキ37のドット38が大きくなっ
て、ベタ印刷における白抜けを防止するほどに、印刷用
紙27の表面を埋めてしまうのである。
【0048】同図において、符号35と36とは、版胴
22の一部を構成するスクリーンメッシュを表してい
て、両者は、インキ37を保持し通過させる。スクリー
ンメッシュ36は版胴22の最外層スクリーンとなっ
て、製版済みマスタ11aを直接保持する。
【0049】次に上記動作と同様の動作により所定枚数
の印刷が順次連続的に行われる。
【0050】以下、本発明を実施例及び比較例に基づい
て説明する。 (実施例1)400ドット/インチのサーマルヘッドを
適用した感熱孔版式デジタル製版印刷装置(商品名、プ
リポート(株)リコー製)により次の条件のもとで、穿
孔製版を行いその後、印刷を行った。 抵抗発熱素子の主走査方向寸法a=30μm 抵抗発熱素子の副走査方向寸法b=40μm 抵抗発熱素子の主走査方向ピッチPa=63.5μm 抵抗発熱素子の副走査方向ピッチPb=63.5μm 感熱孔版マスタの厚さ3.5μm及び4.0μm(熱可
塑性樹脂フィルムのみ) 印加エネルギー50μJ この場合、小開孔部18bの径寸法gが小さい(抵抗発
熱素子の主走査方向ピッチPaの50%以下)にも関わ
らず、画像濃度が約1.1となり、十分な値が得られ
た。これは、大開孔部18aの径寸法Gが大きいためで
ある。
【0051】(比較例1)上記実施例1と比較するため
に上記実施例と同一の400ドット/インチのサーマル
ヘッドを適用した感熱孔版式デジタル製版印刷装置(商
品名、プリポート(株)リコー製)により次の条件のも
とで、穿孔製版を行いその後、印刷を行った。 抵抗発熱素子の主走査方向寸法a=30μm 抵抗発熱素子の副走査方向寸法b=40μm 抵抗発熱素子の主走査方向ピッチPa=63.5μm 抵抗発熱素子の副走査方向ピッチPb=63.5μm 感熱孔版マスタの厚さ4μm(熱可塑性樹脂フィルムの
み) 印加エネルギー35μJ この場合、画像濃度が約0.9となった。
【0052】(比較例2)さらに、上記実施例1と比較
するために上記実施例と同一の400ドット/インチの
サーマルヘッドを適用した感熱孔版式デジタル製版印刷
装置(商品名、プリポート(株)リコー製)により次の
条件のもとで、穿孔製版を行いその後、印刷を行った。 抵抗発熱素子の主走査方向寸法a=30μm 抵抗発熱素子の副走査方向寸法b=40μm 抵抗発熱素子の主走査方向ピッチPa=63.5μm 抵抗発熱素子の副走査方向ピッチPb=63.5μm 感熱孔版マスタの厚さ2μm(熱可塑性樹脂フィルムの
み) 印加エネルギー25μJ この場合、画像濃度が約0.7〜0.9となった。
【0053】以上の実施例1、比較例1、比較例2の結
果を表1に示す。
【0054】
【表1】
【0055】図5に示すように、感熱孔版マスタの厚さ
が1.5〜2μm程度であると、小開孔部18’bの径
寸法g2と大開孔部18’aの径寸法G2とがほとんど
同じ大きさであり、径寸法G2によるインキのドット拡
大の効果は期待できない。
【0056】ところが、図6に示すように、感熱孔版マ
スタの厚さが3.5〜4μm以上になると、小開孔部1
8bの径寸法gに比べて大開孔部18aの径寸法Gが非
常に大きくなるので、たとえ、サーマルヘッド14の供
給エネルギーが小さく、小開孔部18bの径寸法gが小
さいとしても、大開孔部18aの径寸法Gが大きけれ
ば、良好な画質を得ることができるのである。
【0057】そこで、3.5μm又は4μmの熱可塑性
樹脂フィルムのみからなるマスタを用いて、サーマルヘ
ッドとして、その抵抗発熱素子の主走査方向寸法30μ
mで副走査方向寸法40μmのものを用いて、小開孔部
18bの径寸法gが抵抗発熱素子の主走査方向ピッチP
aの40〜50%程度になるように、サーマルヘッドへ
の供給エネルギーをコントロールすると孔の周囲にきれ
いなクレータ状の隆起を形成して、大開孔部18aの径
寸法Gを抵抗発熱素子の主走査方向ピッチPaの70%
以上にすることが可能であることが分かった。
【0058】上記実験の結果及びその他の実験から3.
5μm以上の厚さの熱可塑性樹脂フィルムのみから成る
マスタを用いてサーマルヘッドとして、その抵抗発熱素
子の主走査方向寸法を抵抗発熱素子の主走査方向ピッチ
Paの約35〜70%、より好ましくは35〜55%に
して、その副走査方向寸法を抵抗発熱素子の副走査方向
ピッチPbの約60〜70%のものを使うと良いことが
わかった。
【0059】
【発明の効果】本発明の感熱孔版マスタの製版方法によ
れば、孔が、その小開孔部の主走査方向の径寸法gを、
抵抗発熱素子の主走査方向ピッチの50%以下に、その
大開孔部の主走査方向の径寸法Gを、抵抗発熱素子の主
走査方向ピッチの70%以上にそれぞれ形成されるで、
耐刷力が十分にある感熱孔版マスタを提供でき、文字掠
れやベタ埋まり不良、白抜けのない印刷画像を得ること
ができる。
【0060】本発明の孔版印刷方法では、感熱孔版マス
タがサーマルヘッドにより穿孔画像が形成され、サーマ
ルヘッドが接触した面を外側として、印刷ドラムに巻装
されるので、文字掠れやベタ埋まり不良、白抜けのない
印刷画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す孔版印刷装置の要部断
面図である。
【図2】サーマルヘッドの要部平面図である。
【図3】図2に示すサーマルヘッドにより穿孔された製
版済マスタの一部平面図である。
【図4】図1に示す孔版印刷装置の印刷時におけるイン
キの転移を示す図である。
【図5】1.5〜2μmの感熱孔版マスタの穿孔を示す
断面図である。
【図6】3.5〜4μmの感熱孔版マスタの穿孔を示す
断面図である。
【図7】本発明の背景による感熱孔版マスタの製版方法
で穿孔製版された製版済みのマスタの孔を示す要部の断
面図である。
【図8】図7に示す製版済みのマスタにインキを充填し
印刷用紙を接触させた状態を示す図である。
【図9】感熱孔版マスタに穿孔された孔が単純な形状の
場合製版済みマスタに、インキを充填し印刷用紙を接触
させた状態を示す図である。
【図10】従来の感熱製版装置の要部断面図である。
【図11】従来の感熱製版装置を適用して製版された製
版済マスタの要部拡大平面図である。
【図12】従来の感熱製版装置を適用して製版された厚
さが1.5〜2μmの熱可塑性樹脂フィルムのみからな
る製版済マスタの要部拡大平面図である。
【図13】原稿を示す図である。
【図14】図13に示す原稿をに対応した製版済マスタ
の平面図である。
【図15】図14の要部拡大平面図である。
【図16】従来の感熱製版装置により製版された製版済
マスタを用いて印刷した後の製版済マスタの要部拡大平
面図である。
【図17】別の従来の感熱製版装置を適用して製版され
た製版済マスタの要部拡大平面図である。
【図18】図17に示す製版済マスタを用いて印刷した
ベタ部の印刷画像を示す図である。
【符号の説明】
11 感熱孔版マスタ 11a 製版済マスタ 12 搬送ローラ 13 プラテンローラ 14 サーマルヘッド 15 抵抗発熱素子 16、17 電極 18 孔 18a 大開孔部 18b 小開孔部 19 未製版連結部 G 大開孔部の径寸法 g 小開孔部の径寸法 S 主走査方向 F 副走査方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/26 B41N 1/24 102

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主走査方向に一列に配列した複数の抵抗発
    熱素子を具備して成るサーマルヘッドを感熱孔版マスタ
    に接触させ、上記抵抗発熱素子の配列方向に直交する副
    走査方向に上記感熱孔版マスタを上記サーマルヘッドに
    相対的に移動させ、上記抵抗発熱素子の選択的加熱によ
    りドットマトリクス式に穿孔画像を形成する感熱孔版マ
    スタの製版方法において、 上記感熱孔版マスタが実質的に3.5μm以上の厚さの
    熱可塑性樹脂フィルムのみから成り、 上記感熱孔版マスタに形成された孔は、上記サーマルヘ
    ッドと接触した面から徐々に狭まったすり鉢形状に形成
    され、上記感熱孔版マスタの表面に大開孔部と、上記感
    熱孔版マスタの内部に小開孔部とを有し、 上記小開孔部の径寸法gを上記抵抗発熱素子の主走査方
    向ピッチの50%以下にすると共に、上記大開孔部の径
    寸法Gを上記抵抗発熱素子の主走査方向ピッチの70%
    以上にしたことを特徴とする感熱孔版マスタの製版方
    法。
  2. 【請求項2】主走査方向に一列に配列した複数の抵抗発
    熱素子を具備して成るサーマルヘッドを感熱孔版マスタ
    に接触させ、上記抵抗発熱素子の配列方向に直交する副
    走査方向に上記感熱孔版マスタを上記サーマルヘッドに
    対し相対的に移動させ、上記抵抗発熱素子の選択的加熱
    によりドットマトリクス式に穿孔画像の形成を行い、穿
    孔画像が形成された製版済みの感熱孔版マスタを版胴に
    巻装して印刷を行なう孔版印刷方法において、 上記感熱孔版マスタが実質的に3.5μm以上の厚さの
    熱可塑性樹脂フィルムのみから成り、 上記製版済みの感熱孔版マスタは、上記サーマルヘッド
    に接触した面を外側として、上記版胴に巻装されること
    を特徴とする孔版印刷方法。
JP6157599A 1993-12-17 1994-07-08 感熱孔版マスタの製版方法及び孔版印刷方法 Pending JPH0820123A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006347152A (ja) * 2005-05-16 2006-12-28 Tohoku Ricoh Co Ltd 孔版印刷装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006347152A (ja) * 2005-05-16 2006-12-28 Tohoku Ricoh Co Ltd 孔版印刷装置

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