JP3458237B2 - 感熱孔版製版印刷方法 - Google Patents

感熱孔版製版印刷方法

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JP3458237B2
JP3458237B2 JP13529893A JP13529893A JP3458237B2 JP 3458237 B2 JP3458237 B2 JP 3458237B2 JP 13529893 A JP13529893 A JP 13529893A JP 13529893 A JP13529893 A JP 13529893A JP 3458237 B2 JP3458237 B2 JP 3458237B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱孔版製版印刷方法
に関し、特に実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみからな
る感熱孔版マスターを用いる感熱孔版製版印刷方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、簡便な印刷方式として孔版印刷方
式が広く行われており、この方式では、適当なインキ透
過性の支持体表面に熱可塑性樹脂フィルムを積層したも
のを感熱孔版マスターとして使用し、サーマルヘッドに
より該熱可塑性樹脂フィルムを加熱溶融してドット状の
穿孔を形成し、インキ透過性の支持体側から印刷インキ
を通して紙等の被印刷物に印刷を行っている。
【0003】また、孔版印刷方式には、実質的に熱可塑
性樹脂フィルムのみからなる感熱孔版マスター、すなわ
ち熱可塑性樹脂フィルム単体からなる感熱孔版マスター
を用い、被印刷物に印刷を行う提案もなされている(特
公昭51−499号、特開昭53−49519号、特開
昭54−33117号、特開昭62−282983号、
特開平3−45719号、特開平3−45720号公報
等)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実質的
に熱可塑性樹脂フィルムのみからなる感熱孔版マスター
を用いた従来の感熱孔版製版印刷方法には以下にのべる
ような問題点があった。実質的に熱可塑性樹脂フィルム
のみからなる感熱孔版マスターは、0.5〜3μm厚程
度の非常に薄いフィルムで構成するとマスターに剛性が
なくマスターの搬送性が悪くなり、4〜30μm程度の
厚手のフィルムで構成して剛性を上げると熱穿孔のため
に大きな穿孔エネルギーが必要となり、このような大き
なエネルギーを付与すると穿孔周辺への熱の拡がりが過
多となり、製版済マスターにしわが発生したり、高温に
なりやすいサーマルヘッド中心でのスティッキングある
いはカス固着が発生したりする不具合が生じるという相
反した性質があり、これらは画像品質の優れた印刷物を
得るのに妨げとなっていた。
【0005】また、最近、特開昭62−73987号公
報等において、版胴の周壁外周に感熱孔版マスターの給
排版部及び製版部を設け、感熱孔版マスターを切断する
ことなく長尺状のまま製版、着版、印刷、排版を行う、
いわゆる版胴−マスター一体型の孔版製版印刷機が提案
されている。このタイプの印刷機は、マスターの版胴へ
の交換装着に人の手を煩わすか、印刷機自体のマスター
交換装着機能の構成に高度な技術を要求していた。この
ときの交換装着技術はマスターのフィルムが薄い(剛性
がない)ほど高度なものが要求されるため、厚手(剛性
がある)のものの使用が望ましいが、この場合には上記
のような不具合に遭遇してしまう。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点を
解決し、4〜30μm程度の厚手の実質的に熱可塑性樹
脂フィルムのみからなる感熱孔版マスターを用いても画
像品質の優れた印刷物を得ることができる感熱孔版製版
印刷方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成するに
至った。すなわち、本発明によれば、以下の発明が提供
される。実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみからなる感
熱孔版マスターに、副走査方向に一列に配列した複数の
発熱素子からなるサーマルヘッドにて熱エネルギーを加
えることにより該マスターにドット状の穿孔を形成し、
該穿孔よりインキを透過せしめることにより印刷画像を
得る感熱孔版製版印刷方法において、第1のサーマルヘ
ッドにより、熱可塑性樹脂フィルムのみからなる感熱孔
版マスターの片面に凹状の変形を与え、次に第2のサー
マルヘッドにより前記感熱孔版マスターの片面と反対側
の面を穿孔するために、主走査方向に所定距離だけ離間
し、かつ一方が該マスターの一方の面と接するととも
に、他方が該マスターの反対側の面に接するように配置
し、これら2つのサーマルヘッドを用いて該マスターに
穿孔を形成することを特徴とする感熱孔版製版印刷方
法。
【0008】以下本発明の方法を詳述する。本発明は、
実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみからなる感熱孔版マ
スターに、副走査方向に一列に配列した複数の発熱素子
からなるサーマルヘッドにて熱エネルギーを加えること
により該マスターにドット状の穿孔を形成し、該穿孔よ
りインキを透過せしめることにより印刷画像を得る感熱
孔版製版印刷方法を対象とし、その特徴は、実質的に熱
可塑性樹脂フィルムのみからなる感熱孔版マスターに、
副走査方向に一列に配列した複数の発熱素子からなるサ
ーマルヘッドにて熱エネルギーを加えることにより該マ
スターにドット状の穿孔を形成し、該穿孔よりインキを
透過せしめることにより印刷画像を得る感熱孔版製版印
刷方法において、第1のサーマルヘッドにより、熱可塑
性樹脂フィルムのみからなる感熱孔版マスターの片面に
凹状の変形を与え、次に第2のサーマルヘッドにより前
記感熱孔版マスターの片面と反対側の面を穿孔するため
に、主走査方向に所定距離だけ離間し、かつ一方が該マ
スターの一方の面と接するとともに、他方が該マスター
の反対側の面に接するように配置し、これら2つのサー
マルヘッドを用いて該マスターに穿孔を形成することで
ある。本発明では、第1のサーマルヘッドにより実質的
に熱可塑性樹脂フィルムのみからなるマスターの片面に
適当なエネルギーの熱による凹状の変形を与え(図1
(a))、さらに第2のサーマルヘッドでその反対側の
面から適当なエネルギーの熱を加えることにより穿孔を
得る(図1(b))。本発明によれば、第1のサーマル
ヘッドと第2のサーマルヘッドにより2段階にわたって
熱エネルギーを印加するので、比較的低い熱エネルギー
により4〜30μm程度の厚手のマスターに所望の穿孔
を容易に形成することが可能となる。しかも形成された
穿孔は、従来のように1回の大きな熱エネルギー印加に
より形成された穿孔に比べ、穿孔周辺への熱の拡がりが
少なくなり、製版済マスターでの熱によるしわがなく、
画像品質の優れた印刷物を得ることが可能となる。また
厚手のマスターを使用できることから、従来のマスター
搬送系を利用でき、しかも高度なマスターの交換装着技
術は必要としない。
【0009】本発明の方法においては、マスターとして
実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみからなるものを使用
するが、両面に熱融着防止機能を有する材料を含有する
層を備えているもの、熱可塑性樹脂フィルム内部に熱融
着防止機能を有する材料を含有しているもの、又は両面
に熱融着防止機能を有する材料を含有する層を備えると
ともに熱可塑性樹脂フィルム内部に熱融着防止機能を有
する材料を含有しているものを用いると、2つのサーマ
ルヘッドへのマスターの熱融着を効果的に防止でき、熱
融着によって生ずる表裏のドットずれがなくなり、画像
品質をより向上させることができる。
【0010】本発明の方法においては、第1のサーマル
ヘッドの有効発熱幅と第2のサーマルヘッドの有効発熱
幅を異ならせることにより、2つのサーマルヘッドの位
置合わせを容易にすることができる。ここで有効発熱幅
とは、サーマルヘッドの発熱素子の中で実際に発熱させ
る発熱素子の並びの全体の幅を意味する。例えば、第1
のサーマルヘッド(このサーマルヘッドは、画像に対応
した発熱ではなく全面に点状の発熱を行う)が第2のサ
ーマルヘッド(このサーマルヘッドは、画像に対応した
発熱を行う)より有効発熱幅が広い場合、2つのサーマ
ルヘッドの中心部が発熱素子1ピッチ分ずれていたとし
ても発熱体の位置合わせに必要な調整量はそのずれ量が
極端でなければ(幅の差より小さいときは)、1ピッチ
分以下の調整ですむ。有効発熱幅を異ならせる程度は、
有効発熱幅の2〜5%が適当である。
【0011】また、本発明の方法においては、第1のサ
ーマルヘッドの発熱素子の面積と第2のサーマルヘッド
の発熱素子の面積を異ならせることにより、2つのサー
マルヘッドの位置合わせを容易にすることができる。例
えば、第1のサーマルヘッド(このサーマルヘッドは、
画像に対応した発熱ではなく全面に点状の発熱を行う)
の発熱素子の面積が第2のサーマルヘッド(このサーマ
ルヘッドは、画像に対応した発熱を行う)の発熱素子の
面積より大きい場合、サーマルヘッドの製造上生じる発
熱素子のピッチむら(例えば図2のずれχ)がその発熱
素子の大きさの差により吸収され、位置合わせのための
調整が容易となり、またサーマルヘッド製造上の品質管
理にかけるコストが少なくて済む。この場合、発熱素子
の面積を異ならせる程度は、発熱素子ピッチの10〜7
0%が適当である。なお、図2において1は第1のサー
マルヘッドの発熱素子、2は第2のサーマルヘッドの発
熱素子、3a、3bはそれぞれサーマルヘッド表面位
置、w1は第1のサーマルヘッドの発熱素子の幅、w2
第2のサーマルヘッドの発熱素子の幅、χはピッチむら
である。
【0012】また、本発明の方法においては、第1のサ
ーマルヘッドの印加エネルギーと第2のサーマルヘッド
の印加エネルギーとを異ならせることにより、任意の穿
孔において、穿孔径の極小部の位置をマスターの厚み方
向において調整可能とすることができる。つまりそれぞ
れのサーマルヘッドの熱変形の厚み方向の量の程度の差
によって、穿孔径の極小部の位置がマスターの厚み方向
において調整可能となる。この時、図3に示すように、
穿孔径の極小部が印刷用紙と接触する面よりできる限り
離れていることによって、印刷用紙表面に載るインキ量
が最大になり、それとは逆の場合(つまりインキ量が少
ない場合)にベタ状画像部で版胴を構成する部材(ナイ
ロンメッシュ等)とマスターによって生じやすいモアレ
現象(画像と関係のない比較的規則正しいインキ透過量
のむら)が出にくくなるという効果がある。この場合、
印加エネルギーを異ならせる程度は、5〜25%が適当
である。なお、図3において、a、bはそれぞれ穿孔極
小部とマスター穿孔部表面との距離を示す。
【0013】また、本発明の方法においては、第1のサ
ーマルヘッドによるマスターの熱変形面積(図4参照)
と第2のサーマルヘッドによる熱変形面積とを異ならせ
ることにより、任意の穿孔の印刷用紙接触面の熱変形面
積を画像情報の濃淡情報に対応させて変調させ、ドット
変調方式の中間調表現された印刷画像を得ることができ
る。つまり、印刷用紙接触面の熱変形面積と、印刷用紙
に再現される画素の大きさが対応し、ドット変調とな
る。なお、図4においてR1は第1のサーマルヘッドに
よるマスターの熱変形領域の直径、R2は第2のサーマ
ルヘッドによるマスターの熱変形領域の直径である。
【0014】また、本発明の方法においては、マスター
の印刷用紙に接する面の熱変形面積Smと穿孔の極小径
部面積ShとがSh≦2Sm/3なる関係を満足するよ
うに穿孔を形成することにより、穿孔の極小径部によっ
て生じる印刷画像上のインキの微小な盛り上がりを小さ
くさせることができる(ShとSmについては図5参
照)。図6の(a)に上記条件を満足しない場合、
(b)に上記条件を満足する場合を示す。図中11はイ
ンキ画像、12は印刷用紙、H1、H2はインキ画像高
さ、Rh1、Rh2はそれぞれ穿孔の極小径、Rm1、R
2はそれぞれ第1のサーマルヘッドによる熱変形領域
の直径である。上記の関係を満足する場合、インキの微
小な盛り上がりによって生じる裏移りを少なくできる。
【0015】また、本発明の方法においては、少なくと
も第1のサーマルヘッドにおいてその発熱素子と接する
マスターの面と反対側の面が空気層に接する状態(図
8、図9参照)で該マスターに熱エネルギーを加えるこ
とにより、実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみよりなる
マスターの片面に適当なエネルギーの熱による凹状の変
形を与える第1のサーマルヘッドの発熱体の熱エネルギ
ーの損失を少なくすることができる。そのため、特に熱
変形の中心部においてその効果が顕著となり、サーマル
ヘッドへの印加エネルギーを少なくできるようになる。
その結果、製版速度を速くしたり(主として印加パルス
幅を短くできる)あるいはサーマルヘッドの耐久性を長
く(主として印加パルス高さを低くできる)できたりす
る。
【0016】また、本発明の方法においては、任意の穿
孔において穿孔径の極小部が印刷用紙に接する面に近い
位置にくるようにする(図3参照)ことで、印刷用紙上
のインキ画像の高さを低く抑えることができ、これによ
り印刷用紙上のインキ量が少なくなり、裏移りが少なく
なる。穿孔径の極小部のマスターの厚み方向における位
置はサーマルヘッド発熱体面積の組み合わせ及び/又は
印加エネルギーの組み合わせにより制御できる。
【0017】また、本発明の方法においては、サーマル
ヘッドにてマスターに熱変形を与えるとき、該マスター
の表面に形成される熱変形部の副走査方向の伸縮率が±
1%以内となるように、該マスターに対しその副走査方
向に一定の引張力を付与するようにしてもよい。このよ
うにすると、非穿孔部で熱影響によって収縮が起こる不
具合、つまり、画像部の搬送方向の縮みを解消すること
ができる。この場合、引張力の付与は図7ないし図9に
示すようなテンションローラーを用いてもよいし、図1
0に示すようにプラテンローラー間のニップ圧を利用し
てもよいし、その他の適宜の手段を利用してもよい。こ
の場合、引張力は製版前方方向に付与しても、製版後方
方向に付与してもよい。通常は、図示のような簡易な手
段を利用して製版前方方向に引張力を付与するのが望ま
しく、その値は0.7〜2.0kg/mm2の範囲であ
るのが好ましい。プラテンローラー間のニップ圧を利用
する場合は、図10に示すように、少なくとも製版時に
おいてマスターを介して第1のサーマルヘッド及び第2
のサーマルヘッドがそれぞれ圧接する2本のプラテンロ
ーラーを、該2本のプラテンローラーの半径の和と該マ
スターの厚みとの総和が該2本のプラテンローラーの回
転中心間距離より大きくなるように設置する。すなわ
ち、2つのプラテンローラーの半径をr1、r2、マスタ
ーの厚みをt、プラテンローラーの回転中心図間距離を
dとしたとき、d<r1+r2+tなる関係を満足するよ
うに上記各部材を設置する。
【0018】本発明で使用されるサーマルヘッドとして
は、全面グレーズタイプサーマルヘッド、部分グレーズ
タイプサーマルヘッド、端面発熱タイプサーマルヘッド
などの従来公知のサーマルヘッドが使用可能である。図
7〜図9にそれぞれの使用例を挙げる。図7は全面グレ
ーズタイプサーマルヘッド同志を組み合わせた例であ
る。全面グレーズタイプにおいては、発熱部が凹状部に
なっているためプラテンローラー(マスターをサーマル
ヘッドに押し付けるもの)は必須となっている。図中3
1は実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみからなるロール
状マスター、32は感熱孔版マスター、33は第1のサ
ーマルヘッド、34は第2のサーマルヘッド、35は第
1のサーマルヘッド33と対向する第1のプラテンロー
ラー、36は第2のサーマルヘッド34と対向する第2
のプラテンローラー、37、37’は一対のテンション
ローラーである。図8は全面グレーズタイプサーマルヘ
ッドと端面発熱タイプサーマルヘッドとを組み合わせた
例で、このときの端面発熱タイプサーマルヘッドと対向
する面にはプラテンローラーは必ずしも必要でないた
め、熱効率を良くすることができ(プラテンローラーへ
の熱損失がない)、低いエネルギーで凹状部の熱変形が
可能である。図9は端面発熱タイプサーマルヘッド同志
を組み合わせた例で、この時の端面発熱タイプサーマル
ヘッドと対向する面にはプラテンローラーが必ずしも必
要でないため、熱効率を良くすることができ(プラテン
ローラーへの熱損失がない)、低いエネルギーで凹状部
の熱変形及び熱穿孔が可能である。更に、マスターの搬
送経路を短くすることも可能となり、装置全体の大きさ
を抑えることに寄与できるようになる。なお、図8、図
9において33’は端面発熱タイプの第1のサーマルヘ
ッド、34’は端面発熱タイプの第2のサーマルヘッ
ド、38、39は搬送ローラーである。
【0019】本発明で使用する熱可塑性樹脂フィルムと
しては、押出法、流延法等により形成された一般的な熱
可塑性樹脂フィルムであればよく、ポリエステル(好ま
しくは共重合ポリエステル)系、ナイロン(好ましくは
共重合ナイロン)系、ポリオレフィン系、ポリスチレン
系、塩化ビニル系、アクリル酸誘導体系、エチレン・ビ
ニルアルコール系、ポリカーボネート系共重合体等が挙
げられる。好ましくは該フィルムの穿孔感度が高いもの
が有効であり、そのためにはフィルムを構成している状
態における熱可塑性樹脂が実質的に非晶質なレベルから
結晶化度15%までの範囲のものがよい。より好ましく
は該フィルムが実質的に非晶質なレベルのものである。
ここで、実質的に非晶質なレベルのフィルムとは、その
原料がDSC法で融点がほとんどみられないものである
フィルム、加工法(急冷法等)等により結晶化を抑制し
たものであるフィルム等である。上記結晶化度はX線法
により決定することができるが、DSC法で融解エネル
ギーの面積比で求めてもよい。
【0020】フィルムは更に好ましくは共重合ポリエス
テルを主体としたものであり、且つ該フィルムが実質的
に非晶質なレベルのものである。又最も好ましくは、原
料としての該共重合ポリエステルが実質的に非晶質であ
ることである。ここで実質的に非晶質のポリエステルと
は、通常市販されているその結晶融点(DSC法によ
る)が245〜260℃にある、いわゆる高結晶性ポリ
エチレンテレフタレートを主体とした樹脂とは異なり、
まず原料としてのその重合体単体及び混合成分よりなる
重合体及び混合成分よりなる重合体又は重合体同士をブ
レンドした組成物状にて、充分アニール処理して平衡状
態としたものをX線法によって結晶化度を固定し、この
サンプルを標準にして測定した結晶化度が10%以下の
ものであり、好ましくは5%以下、より好ましくはDS
C法でも融点がほとんど見られないものである。このよ
うな低結晶タイプの熱可塑性フィルムを用いることによ
り、サーマルヘッドの印加エネルギーが微量であっても
十分熱開孔が可能となり、サーマルヘッド製版時に、ヘ
ッド発熱体部から与えられた熱エネルギーの圧着ローラ
ーへ熱損失の影響が少なくなる。
【0021】本発明で用いる熱可塑性樹脂フィルムの厚
みは好ましくは0.5〜30μm、より好ましくは0.
7〜20μmである。また、溶融開始温度としては、5
0〜300℃、好ましくは70〜290℃である。
【0022】本発明において、熱可塑性樹脂フィルムの
両側に、熱融着防止処理を施す方法としては、脂肪酸金
属塩、リン酸エステル型界面活性剤、シリコーンオイル
等の流動性潤滑剤、パーフロロアルキル基を有するフッ
素化合物などの熱融着防止剤を含む機能層を、ロッドを
用いた塗布方法、グラビヤロールを用いた方法等、公知
の方法を用いて形成する方法が挙げられる。塗布量とし
ては、0.001〜2g/m2、好ましくは0.005〜
1g/m2である。また、熱可塑性樹脂フィルム中に上記
の熱融着防止剤を含有させてもよく、熱融着防止剤を含
む機能層を設けるとともに熱可塑性樹脂フィルム中に熱
融着防止剤を含有させてもよい。熱可塑性樹脂フィルム
中に含有させる熱融着防止剤の量は0.5〜7重量%、
好ましくは0.5〜5重量%である。
【0023】本発明においては、かかる熱可塑性樹脂フ
ィルムに帯電防止効果をもたせてもよく、その方法とし
ては、熱可塑性樹脂フィルムに帯電防止剤を均一に塗布
する方法、または熱可塑性樹脂フィルムに含有させる方
法がある。
【0024】前者の熱可塑性樹脂フィルムに帯電防止剤
を塗布する方法において使用される帯電防止剤として
は、有機スルホン酸金属塩またはポリアルキレンオキシ
ド、エステル、アミン、ポリエテキシ誘導体、カルボン
酸塩、アミンガニジン塩、第4級アンモニウム塩、アル
キルリン酸エステルなどの一般的な帯電防止剤が挙げら
れる。帯電防止剤の塗布量は、0.001〜2.0g/
2、好ましくは0.01〜0.5g/m2である。
【0025】また、後者の帯電防止剤を熱可塑性樹脂フ
ィルムに含有させる方法において使用される帯電防止剤
としては、有機スルホン酸金属塩またはポルキレンオキ
シド、第4級アンモニウム塩の一種または二種以上の混
合物等が挙げられる。
【0026】有機スルホン酸金属塩は、式RSO3
(ここで、Rは脂肪族基、脂環族基又は芳香族基であ
り、XはNa、K、Li等の金属である)で表わされる
化合物であり、具体的にはアルキルスルホン酸金属塩、
アルキルベンゼンスルホン酸金属塩等を例示できる。ま
た、このアルキルとしては、オクチル、デシル、ドデシ
ル(ラウリル)、テトラデシル(ミリスチル)、ヘキサ
デシル、オクタデシル(ステアリル)等を例示できる。
更に具体的な化合物としては、ラウリルスルホン酸ナト
リウム、ラウリルスルホン酸カリウム、ラウリルスルホ
ン酸リチウム、ステアリルスルホン酸ナトリウム、ステ
アリルスルホン酸カリウム、ステアリルスルホン酸リチ
ウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシ
ルベンゼンスルホン酸カリウム、ドデシルベンゼンスル
ホン酸リチウム等を例示できる。一方、有機スルホン酸
金属塩の熱可塑性樹脂フィルムに対する含有量は、0.
1〜2重量%、好ましくは0.2〜1.5重量%であ
る。有機スルホン酸金属塩の量が0.1重量%より少な
いと帯電防止効果が小さく、一方、2重量%を超えると
フィルム表面が粗化するので好ましくない。また、有機
スルホン酸金属塩の熱可塑性樹脂フィルムに対する含有
量は、0.1〜2重量%、好ましくは0.2〜1.5重
量%である。有機スルホン酸金属塩の量が0.1重量%
より少ないと帯電防止効果が小さく、一方、2重量%を
超えると熱穿孔性シート表面が粗化するので好ましくな
い。
【0027】また、熱可塑性樹脂フィルムに含有させる
ポリアルキレンオキシドとしては、ポリエチレンオキシ
ド、ポリプロピレンオキシド、ポリエチレン−プロピレ
ンオキシド共重合体、ポリテトラメチレンオキシド等を
例示でき、この分子量は400〜50万、より好ましく
は1000〜5万である。ポリアルキレンオキシドの含
有量は、熱可塑性樹脂フィルムに対し、0.1〜5重量
%、好ましくは0.2〜4重量%である。ポリアルキレ
オキシドの量が0.1重量%より少ないと帯電防止性
が低下し、一方、5重量%を超えるとフィルムの力学的
特性が低下するので好ましくない。
【0028】熱可塑性樹脂フィルムに含有させる導電剤
としては、式〔(R−N(CH32−R’〕X(ここ
で、Rは炭素数12〜18のアルキル基を、R’は炭素
数12〜18のアルキル基またはメチル基を、XはCI
またはBrを、それぞれ示す)で表わされる第4級アン
モニウム塩の一種または二種以上の混合物が使用され
る。該アンモニウム塩の含有量は、熱可塑性樹脂フィル
ムに対し、1〜50重量%、より好ましくは2〜30重
量%である。
【0029】
【実施例】以下実施例により本発明を更に詳しく説明す
る。 実施例1 熱可塑性樹脂フィルムのみからなるマスターとしてポリ
エチレンテレフタレートを主体としたフィルムで結晶化
度5%、厚み7.0μmのものを用い、その両側に熱融
着防止層としてリン酸エステル系界面活性剤(ガファッ
クRL210、東邦化学工業(株)製 mp.54℃)
を金属ロッドを用いて乾燥付着量0.2g/m2になる
ように塗布した。その後、塗布済みロール状フィルム全
体が均一に55℃になるまで加熱した。加熱後の熱可塑
性フィルムの溶液塗布面とその裏面を、それぞれトルエ
ンにて溶解剥離し重量法により熱融着防止層の付着量を
確認したところ0.1g/m2であった。この熱可塑性
樹脂フィルムからなるマスターを用い25℃、65%R
Hの条件下で図7に示すような孔版製版印刷機にてベタ
画像部分を含む製版を行った。この製版済みマスターを
使用して(株)リコー社製プリポートVT−3500に
て印刷を行ったところ、画像欠点がない鮮明な画像の印
刷物が得られた。
【0030】実施例2 熱可塑性樹脂フィルムのみからなるマスターとして共重
合ポリエステルを主体とした厚み10.6μm、実質的
に非結晶質な(結晶化度1%)フィルムを用い、熱融着
防止層としてアクリルシリコーン(US−270 東亞
合成化学)とさらに帯電防止剤として第4級アンモニウ
ム塩ドデシルトリメチルアンモニウムクロライド[C12
25N(CH32CH3 Cl]を1:1の比で乾燥重
量0.2g/m2になるように金属ロッドを用いてフィ
ルムの両面に塗布した。この熱可塑性樹脂フィルムのみ
からなるマスターを用い、図8に示す孔版製版印刷機に
て黒ベタ画像部分を含む製版を低湿下で行った。この際
製版時における静電気の発生による製版不良及び印刷ド
ラムに巻き付ける際の支障は発生しなかった。この製版
済みのマスターを使用して(株)リコー社製プリポート
VT−3500にて印刷を行ったところ、画像欠点がな
い鮮明な画像の印刷物が得られた。
【0031】実施例3 実施例2と同じマスターを用い、図9に示す孔版製版印
刷機((株)リコー社製プリポートVT−3500の改
造機)にて、製版印刷を行った。マスターの剛性が高い
ので搬送時の不具合もなく良好な製版及び画像欠点がな
い鮮明な画像の印刷が行うことができた。また、穿孔の
形状は、図3に示すように穿孔径の極小部がマスターの
印刷用紙面に近い場所にあり、その結果印刷したインキ
画像の印刷用紙上での盛り上がりが小さかったので、裏
移りはほとんど無かった。
【0032】実施例4 実施例1と同じマスターを用い、図10に示す孔版製版
印刷機((株)リコー社製プリポートVT−3500の
改造機)にて、製版印刷を行った。この時、2本のプラ
テンローラーの回転軸間距離が54.0mm、プラテン
ローラーの半径の和とマスターの厚みとの総和は57.
3mmであった。このため、2本のサーマルヘッド間で
マスターが常にプラテンローラーと密着し、引張力が付
与されている状態となり、マスターの振動による穿孔の
位置ずれが解消された。その結果、穿孔径が更に均一に
なり、印刷画像も優れたものとなった。
【0033】比較例1 熱可塑性樹脂フィルムとして共重合ポリエステルを主体
とした厚み10.6μm、実質的に非結晶質な(結晶化
度1%)フィルムを用いサーマルヘッドに接触する側に
熱融着防止層としてアクリルシリコーン(US−270
東亞剛性化学)とさらに帯電防止剤として第4級アン
モニウム塩ドデシルトリメチルアンモニウムクロライド
[C1225N(CH32CH3 Cl]を1:1の比で
乾燥重量0.2g/m2になるようにフィルムの片面に
塗布した。このマスターを使用して(株)リコー社製プ
リポートVT−3500にて熱融着防止層塗布面より製
版したが、孔が開かず印刷画像は得られなかった。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、搬送性に優れる厚手
(4〜30μm)の実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみ
からなるマスターを用いても比較的容易に良好な穿孔を
得ることができ、画像品質の優れた印刷物を提供するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法により穿孔が形成される様子を示
す断面図である。
【図2】2つのサーマルヘッドの発熱素子の面積を異な
らせた場合の穿孔形成の説明断面図である。
【図3】2つのサーマルヘッドの発熱素子の印加エネル
ギーを異ならせた場合の穿孔形成の説明断面図である。
【図4】2つのサーマルヘッドによるマスターの熱変形
面積を異ならせた場合の穿孔形成の説明断面図である。
【図5】熱変形面積Smと穿孔の極小径含面積Shの説
明図である。
【図6】ShとSmに関する特定の関係式を満足する場
合と満足しない場合の穿孔形成の説明断面図である。
【図7】2つのサーマルヘッドの配置の一例を示す図で
ある。
【図8】2つのサーマルヘッド配置の別の例を示す図で
ある。
【図9】2つのサーマルヘッドの配置のさらに別の例を
示す図である。
【図10】プラテンローラー間のニップ圧を利用して穿
孔時にマスターに引張力を付与する場合の説明図であ
る。
【符号の説明】
31 実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみからなるロ
ール状マスター 32 感熱孔版マスター 33、33′ 第1のサーマルヘッド 34、34′ 第2のサーマルヘッド 35 第1のプラテンローラー 36 第2のプラテンローラー 37、37′ テンションローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−208244(JP,A) 特開 平2−150351(JP,A) 特開 昭61−3765(JP,A) 特開 昭63−39362(JP,A) 特開 昭54−33117(JP,A) 特開 平6−182959(JP,A) 実開 平2−127439(JP,U) 特公 平2−57509(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41C 1/055 511 B41L 13/04 B41J 2/315 - 2/38

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみから
    なる感熱孔版マスターに、副走査方向に一列に配列した
    複数の発熱素子からなるサーマルヘッドにて熱エネルギ
    ーを加えることにより該マスターにドット状の穿孔を形
    成し、該穿孔よりインキを透過せしめることにより印刷
    画像を得る感熱孔版製版印刷方法において、第1のサー
    マルヘッドにより、熱可塑性樹脂フィルムのみからなる
    感熱孔版マスターの片面に凹状の変形を与え、次に第2
    のサーマルヘッドにより前記感熱孔版マスターの片面と
    反対側の面を穿孔するために、主走査方向に所定距離だ
    け離間し、かつ一方が該マスターの一方の面と接すると
    ともに、他方が該マスターの反対側の面に接するように
    配置し、これら2つのサーマルヘッドを用いて該マスタ
    ーに穿孔を形成することを特徴とする感熱孔版製版印刷
    方法。
  2. 【請求項2】 該マスターとして、両面に熱融着防止機
    能を有する材料を含有する層を備えているもの、又は熱
    可塑性樹脂フィルム内部に熱融着防止機能を有する材料
    を含有しているもの、又は両面に熱融着防止機能を有す
    る材料を含有する層を備えるとともに熱可塑性樹脂フィ
    ルム内部に熱融着防止機能を有する材料を含有している
    ものを用いることを特徴とする請求項1に記載の感熱孔
    版製版印刷方法。
  3. 【請求項3】 第1のサーマルヘッド及び第2のサーマ
    ルヘッドとして有効発熱幅がそれぞれ異なるものを用い
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の感熱孔版製
    版印刷方法。
  4. 【請求項4】 第1のサーマルヘッド及び第2のサーマ
    ルヘッドとして発熱素子の面積がそれぞれ異なるものを
    用いることを特徴とする請求項1又は2に記載の感熱孔
    版製版印刷方法。
  5. 【請求項5】 第1のサーマルヘッド及び第2のサーマ
    ルヘッドにそれぞれ異なる印加エネルギーを付与するこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の感熱孔版製版印
    刷方法。
  6. 【請求項6】 第1のサーマルヘッドによるマスターの
    熱変形面積と第2のサーマルヘッドによるマスターの熱
    変形面積が異なるように穿孔を形成することを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の感熱孔版製版印刷方法。
  7. 【請求項7】 マスターの印刷用紙に接する面の熱変形
    面積Smと穿孔の極小径部面積ShとがSh≦2Sm/
    3なる関係を満足するように穿孔を形成することを特徴
    とする請求項5に記載の感熱孔版製版印刷方法。
  8. 【請求項8】 少なくとも第1のサーマルヘッドにおい
    てその発熱素子と接するマスターの面と反対側の面が空
    気層に接する状態で該マスターに熱エネルギーを加える
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の
    感熱孔版製版印刷方法。
  9. 【請求項9】 任意の穿孔において穿孔径の極小部が印
    刷用紙に接する面に近い位置となるように穿孔を形成す
    ることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載
    の感熱孔版製版印刷方法。
  10. 【請求項10】 サーマルヘッドにてマスターに熱変形
    を与えるとき、該マスターの表面に形成される熱変形部
    の副走査方向の伸縮率が±1%以内となるように、該マ
    スターに対しその副走査方向に一定の引張力を付与する
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の
    感熱孔版製版印刷方法。
  11. 【請求項11】 該引張力がマスターの製版前方方向に
    付与され、かつその値が0.7〜2.0kg/mm2の範
    囲であることを特徴とする請求項10に記載の感熱孔版
    製版印刷方法。
  12. 【請求項12】 少なくとも製版時においてマスターを
    介して第1のサーマルヘッド及び第2のサーマルヘッド
    がそれぞれ圧接する2本のプラテンローラーを、該2本
    のプラテンローラーの半径の和と該マスターの厚みとの
    総和が該2本のプラテンローラーの回転中心間距離より
    大きくなるように設置することにより引張力を付与する
    ことを特徴とする請求項10に記載の感熱孔版製版印刷
    方法。
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