JP2756217B2 - 感熱性孔版印刷装置 - Google Patents

感熱性孔版印刷装置

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JP2756217B2
JP2756217B2 JP5073894A JP7389493A JP2756217B2 JP 2756217 B2 JP2756217 B2 JP 2756217B2 JP 5073894 A JP5073894 A JP 5073894A JP 7389493 A JP7389493 A JP 7389493A JP 2756217 B2 JP2756217 B2 JP 2756217B2
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一喜 小林
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Tohoku Ricoh Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッド等で穿
孔した感熱性孔版印刷用のマスタを版胴に巻装し、印刷
を行う孔版印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】孔版印刷装置に用いられる感熱性孔版印
刷用のマスタは、非常に薄いポリエステル等の熱可塑性
合成樹脂フィルム(以下、単に「フィルム」という)
と、多孔質の可撓性の支持体として合成繊維や和紙、或
いは和紙及び合成繊維を混抄したものとを貼り合わせた
ラミネート構造となっている。このマスタに対して、孔
版印刷機は、サーマルヘッド等の発熱体素子によってそ
のフィルム部に穿孔製版を行い、マスタを自動搬送して
多孔性円筒状の版胴の外周面に設けられたクランプ手段
にマスタ先端部を挾持させ、マスタを版胴の外周面に自
動的に巻き付け、そのマスタに対してプレスローラ等の
押圧手段が印刷用紙を連続的に押し付けて、版胴に設け
られた開孔部、さらにマスタの穿孔部よりインキを滲み
出させて印刷を行っている。
【0003】また上記クランプ手段としては、実公平1
−26463号公報に示されているように、クランプ片
と、版胴の外周面に版胴の軸線と平行に設けられたステ
ージ部との間に磁気的な作用によりマスタ先端部を挾み
吸着させる方式が提案されている。クランプ手段に挾持
されたマスタには、印刷用紙がマスタ表面に押圧されて
搬送される際の負荷や、押圧手段の回転負荷により、ク
ランプ手段から抜けようとする力が作用される。そこ
で、クランプ手段からマスタが抜け出るのを防止するた
めに、磁気的な作用を強くしたり、クランプ手段のマス
タ接触面に高摩擦部材を付与したりしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記マスタは、その支
持体として和紙等を使用しているため和紙繊維が絡み合
った部分においてはインキの通過が阻害されインキが印
刷用紙に転移せずに、ベタ部に繊維模様が出たり、細線
等がかすれる俗に言う繊維目という不具合が発生する。
【0005】そこで、支持体となる和紙等を使用しない
でフィルム単体のみからなるマスタで印刷を行うように
することで繊維目を発生させないようにすることができ
るが、和紙繊維によりインキの保持と、インキの拡散を
行っているので、この支持体を削除すると、版胴支持体
のパンチ孔が画像に発生してしまう俗に言うパンチ目と
いう不具合が発生する。
【0006】このように、フィルム単体のみからなるマ
スタでは、印刷に使用し難いことからそのフィルムに上
述したような和紙等のインキ透過性の多孔質の可撓性シ
ートを貼り合わせたり、或いはフィルムを厚くしてフィ
ルムの強度を上げ搬送性を良くしている。しかし、フィ
ルムを厚くした場合には、サーマルヘッド等の発熱体素
子の温度を上げないと穿孔できなくなるためサーマルヘ
ッドの耐久性が著しく低下したり、またフィルムの厚み
があり過ぎると穿孔できない不具合が発生すると共にコ
ストが大幅にアップする。
【0007】上記クランプ手段には磁気的な作用を強く
したり、クランプ手段のマスタ接触面に高摩擦部材を付
与したりしているので、装置のコストアップになるとい
う問題がある。また、クランプ手段が大型化したり、厚
くなったりして、版胴外周面より突き出すので、押圧手
段や、剥し爪の接離距離が長くなる。従って、プレスロ
ーラや剥し爪は、長い距離を高速度で動作させられるの
で騒音を発生するという問題がある。
【0008】また、印刷用紙案内用のガイドを版胴に近
接して設けることができないので、印刷用紙が真っ直で
腰が強い場合には問題が無いが、印刷用紙が薄手である
とか、カールしている場合には、図9に示すように、印
刷用紙70の先端がプレスローラ74と版胴78との接
触部以外の位置に一度接触した後に接触部へ入り込むの
で、印刷用紙70の接触部への入り込みが遅れ、プレス
ローラ74と接触部との間に弛みが発生し、弛みが伸張
される時に伸張音が発生することや、用紙の入り込みが
遅れることで、用紙の所定位置に印刷画像が形成されな
いレジストの悪化という問題がある。
【0009】従って、本発明は上述したような問題点を
解決するために、フィルム単体のみからなるマスタを用
いた場合でも、確実に搬送でき、小型のクランプ手段を
有する安価で騒音の少ない感熱性孔版印刷装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の感熱性孔
版印刷は、ロール状に巻かれた感熱性孔版印刷用のマス
タを引き出しつつ多孔性円筒状の版胴のクランプ手段へ
向けて搬送しながら、搬送途上においてプラテンローラ
と製版手段とにより印刷画像情報を書込み、版胴外周面
に巻装して印刷用紙に印刷を行う感熱性孔版印刷装置に
おいて、プラテンローラと製版手段とからなる画像情報
書込み部と、マスタ先端部を版胴に保持するクランプ手
段との間に設けられた無端ベルトからなる搬送手段が、
画像情報書込み部側の支軸の回りに揺動可能であり、揺
動手段によりマスタをクランプ手段へ導く版胴に近接し
た位置と、版胴から離隔した位置とに変位させられるこ
とを特徴とする。
【0011】請求項2記載の感熱性孔版印刷装置は、ロ
ール状に巻かれた感熱性孔版印刷用のマスタを引き出し
つつ多孔性円筒状の版胴へ向けて搬送しながら、搬送途
上においてプラテンローラと製版手段とにより印刷画像
情報を書込み、そのマスタ先端部を版胴の外周面にマス
タ固定手段で保持し、版胴外周面に巻装して印刷用紙に
印刷を行う感熱性孔版印刷装置において、マスタ固定手
段が版胴の外周面の一部に設けられた、粘着力又は吸着
力によりマスタの先端部を保持する保持部材であり、プ
ラテンローラと製版手段とからなる画像情報書込み部
と、マスタ固定手段との間に設けられた無端ベルトから
なる搬送手段が、画像情報書込み部側の支軸の回りに揺
動可能であり、揺動手段により上記マスタ先端部を上記
固定手段に圧接する位置と、上記版胴から離隔した位置
とに変位させられることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の感熱性孔版印刷装置は、ロ
ール状に巻かれた感熱性孔版印刷用のマスタを引き出し
つつ多孔性円筒状の版胴へ向けて搬送しながら、その
送途上においてプラテンローラと製版手段とからなる画
像情報書込み部により印刷画像情報を書込み、印刷画像
情報の書込み済みマスタの先端部を、マスタ保持位置に
ある版胴に向けて垂下させて版胴に設けられたクランプ
手段で保持し、同マスタを版胴の外周面に巻装して印刷
用紙に印刷を行う感熱性孔版印刷装置において、垂下す
るマスタの先端部に関し版胴と反対側に設けられた、上
記マスタの先端部を上記クランプ手段に案内する案内部
材と、垂下する上記マスタの先端部を上記クランプ手段
へ導く上記版胴に近接した位置と、上記版胴から離隔し
た位置とに案内部材を変位させる揺動手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0013】請求項4記載の感熱性孔版印刷装置は、ロ
ール状に巻かれた感熱性孔版印刷用のマスタを引き出し
つつ多孔性円筒状の版胴へ向けて搬送しながら、その
送途上においてプラテンローラと製版手段とからなる画
像情報書込み部により印刷画像情報を書込み、印刷画像
情報の書込み済みマスタ先端部を、マスタ保持位置に
ある版胴に向けて垂下させて版胴の外周面に設けられた
マスタ固定手段で保持し、同マスタを版胴の外周面に巻
装して印刷用紙に印刷を行う感熱性孔版印刷装置におい
て、上記マスタ固定手段が、マスタの先端部を粘着力又
は吸着力により保持する保持部材であり、垂下するマス
タの先端部に関し版胴と反対側に設けられた、上記マス
の先端部を上記マスタ固定手段に圧接させる案内部材
と、垂下する上記マスタ先端部を上記マスタ固定手段
に圧接する上記版胴に近接した位置と、上記版胴から離
隔した位置とに案内部材を変位させる搖動手段とを具備
することを特徴とする。
【0014】請求項5記載の感熱性孔版印刷装置は、上
記請求項2又は上記請求項4記載の感熱性孔版印刷装置
の構成において、印刷用紙を版胴上のマスタに押し付け
るプレスローラの上流側に、印刷用紙案内用のガイド
を、その一端を版胴とプレスローラとの接触部に近接さ
せて配備したことを特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明によれば、印刷画像情報を
書き込まれた感熱性孔版印刷用のマスタは、搬送手段に
より搬送されつつ、揺動手段が搬送手段を版胴から離隔
した位置から版胴に近接した位置へ揺動させることによ
り、クランプ手段へ導かれる。
【0016】請求項2記載の発明によれば、印刷画像情
報を書き込まれた感熱性孔版印刷用のマスタは、搬送手
段により搬送され、揺動手段が搬送手段を版胴から離隔
した位置から版胴のマスタ固定手段に圧接した位置へ揺
動させることにより、マスタ固定手段に保持される。
【0017】請求項3記載の発明によれば、印刷画像情
報を書き込まれた感熱性孔版印刷用のマスタは、プラテ
ンローラにより搬送されつつ垂下され、揺動手段が案内
板を版胴から離隔した位置から版胴に近接した位置へ揺
動させることにより、その先端部がクランプ手段へ導か
れる。
【0018】請求項4記載の発明によれば、印刷画像情
報を書き込まれた感熱性孔版印刷用のマスタは、プラテ
ンローラにより搬送されて垂下され、揺動手段が案内板
を版胴から離隔した位置から版胴のマスタ固定手段に圧
接した位置へ揺動させることにより、その先端部がマス
タ固定手段に保持される。
【0019】請求項5記載の発明によれば、印刷用紙
は、プレスローラと版胴との間に挿入されるときに、弛
みが生じたり、プレスローラと版胴との間への挿入が遅
れることがない。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1において、符号100は感熱性孔版印刷装置
におけるマスタ供給装置を示す。マスタ供給装置100
は、感熱性孔版印刷用のロール状のマスタ1と、多孔性
円筒状の版胴8の外周面に設けられていて、マスタ1の
先端をクランプするクランプ手段としてのクランパ9
と、マスタ1にプラテンローラ2と、プラテンローラ2
に対して接離自在に設けられた製版手段としてのサーマ
ルヘッド3とにより画像情報を書き込む画像情報書込み
部と、画像情報書込み部とクランパ9との間に設けられ
た搬送ベルト6からなる搬送手段60と、搬送手段60
とプラテンローラ2との間に揺動自在に設けられていて
マスタ1を溶断するカッター手段としてのヒータ線7と
から主に構成されている。
【0021】マスタ1はフィルム単体からなり、軸1s
に繰り出し可能に支持されている。
【0022】版胴8は、その内周面を形成する多孔性で
円筒状の支持体層と、外周面を形成するメッシュスクリ
ーン層との2層構造になっている。(図1には支持体層
のみを記す。)支持体層はステンレス等の金属等により
円筒状に形成されている。支支持体層は、クランパ9と
その周辺部とを除く他の部分に、図4の(a)又は、
(b)に示すように、インキを通過させるために多数の
開孔8aが穿孔されている。開孔8aはその直径Dを
0.22mmに、そのピッチPを0.39mmに設定し
て、メッシュ値換算で65メッシュ以上、開口率が25
%以上45%以下になるように支持体層に穿孔されてい
る。メッシュスクリーン層は、図5に示すように、テト
ロンやナイロン等の合成樹脂繊維又はステンレス繊維を
網目状に交差させ、この繊維41をインキ通過性の多孔
質物質40で挾んでサンドイッチ構造に形成してその表
面を平滑化している。メッシュスクリーン層は、メッシ
ュ値換算で100メッシュ以上420メッシュ以下に設
定されている。版胴8は後述するインキパイプ10を兼
ねる回転中心軸の周りに回転可能に支持されていて、図
示しないモーターによって矢印Xの向きに回転駆動され
る。
【0023】クランパ9は、版胴8の外周面の軸線方向
と平行に延在していて、開閉可能に設けられ、磁気的な
作用によりマスタを挾み吸着させる周知の構成である。
【0024】プラテンローラ2はその軸2sを回転自在
に支持されており、図示しないステップモータにより所
定の速度で回転駆動される。
【0025】サーマルヘッド3は、プラテンローラ2と
平行に延在していて、図示しない接離機構によって、プ
ラテンローラ2に接離自在に設けられている。サーマル
ヘッド3は、図示しない原稿読取部のA/D変換部及び
製版制御部(共に図示しない)で処理されて送出される
デジタル画像信号に基づきマスタ1を選択的に溶融し穿
孔する周知の機能を有する。
【0026】ヒータ線7は、図2に示すようにマスタ1
を横切る方向に延在していて、その両端部において絶縁
ホルダ28によりそれぞれ支持されている。絶縁ホルダ
28は、図示しない手段により揺動自在に支持されてい
る。ヒータ線7は、例えばニクロム線からできており、
その両端が図示しない電力供給源に接続されている。
【0027】搬送手段60は図3に示すように、駆動ロ
ーラ4の支軸4sにより感熱性孔版印刷装置の不動の側
板35の間に支持されている。搬送手段60は、図3に
示すように、フレーム32の間に所定間隔をおいて配置
された駆動ローラ4と従動ローラ5との間に巻き掛けら
れた導電性弾性体又は金属製の無端ベルトからなる搬送
ベルト6により構成され、プラテンローラ2とクランパ
9との間に設置されている。搬送ベルト6の駆動は駆動
ローラ4の支軸4sを図示しないモータ等の駆動手段に
より回転駆動させて行う。
【0028】フレーム32のマスタの搬送方向に対して
下流側の一側面に、搬送されてくるマスタ1をクランパ
9へ導く版胴8に近接した位置と、版胴8から離隔した
位置とに、支軸4sを中心として変位させる偏心カム3
3からなる揺動手段が配備されている。搬送手段60の
揺動は、図示しない制御手段により制御された偏心カム
33の偏心軸34の回転により行われる。搬送手段60
によるマスタ1の搬送速度は、遅くともプラテンローラ
2の搬送速度に等しい速度に設定されていることが好ま
しい。
【0029】版胴8の内部には、版胴8の内周面にイン
キを供給するインキローラ11と、インキローラ11と
僅かな間隙を置いて平行に配置され、インキローラ11
との間にインキ溜り13を形成するドクターローラ12
と、インキ溜り13へインキを供給するインキパイプ1
0とが配置されている。ここに、インキローラ11、ド
クターローラ12及びインキパイプ13がインキ供給装
置を構成する。
【0030】マスタ供給装置100の下方には印刷用紙
供給装置200が配置されている。印刷用紙供給装置2
00は、インキローラ11に対向する版胴8の外周面の
下方近傍に上下に揺動し印刷用紙20を版胴8へ押し付
けるプレスローラ14と、プレスローラ14へ所定のタ
イミングで印刷用紙20を送るレジストローラ対16
と、給紙台21に載置されている印刷用紙20を配紙す
る配紙ローラ18と、配紙ローラ18に圧接していて印
刷用紙を1枚に分離する分離ローラ19とで構成されて
いる。
【0031】印刷用紙供給装置200の図1において左
側には排紙部が配設されている。排紙部は、印刷された
図示しない印刷済の印刷用紙を順次積載する排紙トレイ
22と、版胴8の近傍に配置され印刷済の印刷用紙(図
示しない)を版胴8から剥離する剥し爪17とを有す
る。
【0032】排紙部の上方には排版部300が配設され
ている。排版部300は、版胴8の外周面から剥離され
た使用済のマスタ(図示しない)を収容する排版ボック
ス27と、使用済のマスタ(図示しない)を版胴8の外
周面から剥離、移送する排版ローラ25,26とを有す
る。
【0033】次に、この孔版印刷機の動作について以下
に記す。図1において、版胴8は所定の給版位置、すな
わち、マスタ1の先端部を保持可能な保持位置でクラン
パ9を開放した状態で停止している。マスタ1は、プラ
テンローラ2よりも僅かに下流側の位置において、その
垂下した先端がプラテンローラ2と略平行な方向に揃え
られた状態で待機している。図示しない製版スタートキ
ーを押すことにより製版指令が図示しないステップモー
タに送出されて、プラテンローラ2が回転を始め、共に
図示しないA/D変換部及び製版制御部にて処理されて
送出されるデジタル画像信号によって、マスタ1を挾ん
でプラテンローラ2に圧接しているサーマルヘッド3の
発熱素子が選択的に発熱され、マスタ1が選択的に溶融
され穿孔される。そして、このように穿孔されたマスタ
1の先端部は、搬送手段60の上流側に搬送される。
【0034】上記製版指令が図示しない搬送ベルト駆動
手段に送出され、駆動ローラの支軸4sが回転し搬送ベ
ルト6が矢印方向へ回転する。これと同時に、揺動手段
の偏心カム33がその偏心軸34を中心に回転され、搬
送手段60を支軸4sを揺動の中心として、版胴8から
離隔した位置(図1の実線の位置)より版胴8に接近し
た位置(図1の2点鎖線の位置)へ変位させる。従っ
て、マスタ1は、搬送ベルト6によって版胴8の拡開し
たクランパ9に向かって送出される。
【0035】次に、所定のタイミングでクランパ9が閉
鎖されることによりマスタ1の先端部がクランプされ、
このクランプ動作と同時に版胴8は矢印X方向にプラテ
ンローラ2の搬送速度と実質的に同一の周速度で回転さ
れることにより、マスタ1が版胴8の外周面に巻き付け
られていく。
【0036】版胴8の外周面にマスタ1が所定長さ巻き
つけられ、図示しない電力供給源からヒータ線7に通電
されてヒータ線7が発熱する。そして同時に、この長さ
に基づく信号指令が図示しないヒータ昇降モータに送出
され、絶縁ホルダ28及び発熱したヒータ線7が図中実
線で示した位置からマスタ1へ降下(図中2点鎖線で示
す)しマスタ1が溶断される。このマスタ1の溶断直後
に、プラテンローラ2の回転が停止する。ヒータ昇降モ
ータのさらなる回転によってヒータ線7が上昇すると共
に、溶断されたマスタ1が版胴8の外周面に巻き取られ
る。なお、クランパ9により、マスタ1の先端が挾持さ
れた後、搬送ベルト6は回転を継続してもよく、又は、
停止しても良い。
【0037】マスタ1が版胴8の外周面に巻装された
後、印刷工程が開始される。まず、給紙台21に載置さ
れている印刷用紙20は、配紙ローラ18と分離ローラ
19とにより一枚ずつレジストローラ対16へ向けて搬
送される。レジストローラ対16は、搬送されてくる印
刷用紙20を版胴8の回転と同期した所定のタイミング
で版胴8とプレスローラ14との間に挿入する。そし
て、版胴8の外周面から離間していたプレスローラ14
が上方に移動し、矢印X方向に回転する版胴8の外周面
に巻装されたマスタ1に印刷用紙20が押圧されること
により、インキが版胴8の開孔8a、マスタ1の穿孔部
分を通過し、印刷用紙20の表面に転移されて印刷され
る。なお、この時、インキローラ11も版胴8の回転方
向と同一方向に回転し、インキを版胴8の内周面に供給
する。そして、印刷された印刷用紙20は剥し爪17に
よって版胴8の外周面から剥離され排紙トレイ22に排
出されて、最初の1枚目の印刷によりいわゆる版付けが
終了する。次に上記動作と同様の動作により所定枚数の
印刷が順次連続的に行われる。
【0038】印刷を終了し次の原稿の画像を印刷すると
きには、新たにマスタ1を版胴8の外周面に巻装する前
に、先に使用した使用済のマスタ(図示しない)を版胴
8の外周面から剥離する。この際、版胴8は矢印X方向
に回転され、クランパ9が排版ローラ26を過ぎた位置
で停止し、クランパ9を開放する。クランパ9の開放と
同時に排版ローラ25、26がそれぞれ矢印方向へ回転
を開始し、排版ローラ26が図中の実線の位置より2点
鎖線の位置へ移動し、版胴8の外周面の使用済のマスタ
の先端部に圧接して剥離を開始する。この時、版胴8
は、排版ローラ25、26の周速度と略等しい周速度で
矢印X方向への回転を再開する。版胴8の外周面から剥
離された使用済のマスタは排版ボックス27内へ廃棄さ
れる。その後、版胴8は、定位置で停止し、クランパ9
を開いて給版待機状態となる。
【0039】以上述べたように図1乃至図5に示す実施
例によれば、搬送手段60を搬送ベルト6により構成
し、且つ、駆動ローラの支軸4sを中心として、偏心カ
ム33によりマスタ1をクランプ9へ導く版胴8に近接
した位置と、版胴8から離隔した位置とに変位させるの
で、マスタ1は搬送手段に貼り付いたり、ジャムするこ
となくその先端部をクランパ9へ導かれ固定される。
【0040】図6に別の実施例を示す。以下図1乃至図
5に示した実施例と同一部材には同一の符号が符してあ
る。図1乃至図5に示した実施例と相違する点のみを説
明する。この実施例に示すマスタ供給装置110のマス
タ固定手段31は、版胴8の外周面の母線に沿って設け
られた薄板37と、この薄板37の表面に設けられマス
タ1を保持する保持部材36とから構成されている。保
持部材36は軟質のウレタンゴム又は粘性を有する合成
ゴムあるいはマイクロ吸盤を多数形成されたシートから
なり、薄板37の表面に接着剤で貼着されている。
【0041】印刷用紙供給装置210は、インキローラ
11に対向する版胴8の外周面の下方近傍に上下に揺動
し印刷用紙20を版胴8へ押し付けるプレスローラ14
と、プレスローラ14へ所定のタイミングで印刷用紙2
0を送るレジストローラ対16と、レジストローラ対1
6とプレスローラ14との間に配置され、レジストロー
ラ対16から送られてくる印刷用紙20をプレスローラ
14と版胴8との接触部へ案内し、その一端が接触部に
近接配置された一対のガイド24、23と、給紙台21
に載置されている印刷用紙20を配紙する配紙ローラ1
8と、配紙ローラ18に圧接していて印刷用紙を1枚に
分離する分離ローラ19とで構成されている。
【0042】この実施例の動作について説明する。図1
乃至図5に示した実施例のごとく、プラテンローラ2と
サーマルヘッド3とにより印刷画像情報を書き込まれた
マスタ1の先端部は、搬送手段60の上流側に搬送され
る。
【0043】製版指令が図示しない搬送ベルト駆動手段
に送出され、駆動ローラの支軸4sが回転し搬送ベルト
6が矢印方向へ回転し、マスタ1を搬送する。
【0044】マスタ1の先端部が従動ローラ5付近に至
った時に、揺動手段としての偏心カム33がその偏心軸
34を中心に回転され、搬送手段60を支軸4sを揺動
の中心として、版胴8から離隔した位置(図4の実線の
位置)より版胴8に圧接した位置(図4の2点鎖線の位
置)へ変位させる。従って、マスタ1は、搬送ベルト6
によってマスタ固定手段31の保持部材36上に保持さ
れる。同時に、版胴8が矢印X方向へ回転し、マスタ1
が版胴8の外周面に巻き付けられていく。上述の図1乃
至図5に示した実施例のごとく、ヒータ線7によりマス
タ1が溶断され版胴8の外周面に巻装される。
【0045】マスタ1が版胴8の外周面に巻装された
後、印刷工程が開始される。まず、給紙台21に載置さ
れている印刷用紙20は、配紙ローラ18と分離ローラ
19とにより一枚ずつレジストローラ対16へ向けて搬
送される。レジストローラ対16は、搬送されてくる印
刷用紙20を版胴8の回転と同期した所定のタイミング
でガイド23、24の間から版胴8とプレスローラ14
との接触部に挿入する。そして、版胴8の外周面から離
間していたプレスローラ14が上方に移動し、矢印X方
向に回転する版胴8の外周面に巻装されたマスタ1に印
刷用紙20が押圧されることにより、インキが版胴8の
開孔8a、マスタ1の穿孔部分を通過し、印刷用紙20
の表面に転移されて印刷される。なお、この時、インキ
ローラ11も版胴8の回転方向と同一方向に回転し、イ
ンキを版胴8の内周面に供給する。そして、印刷された
印刷用紙20は剥し爪17によって版胴8の外周面から
剥離され排紙トレイ22に排出されて、最初の1枚目の
印刷によりいわゆる版付けが終了する。次に上記動作と
同様の動作により所定枚数の印刷が順次連続的に行われ
る。
【0046】印刷を終了し次の原稿の画像を印刷すると
きには、新たにマスタ1を版胴8の外周面に巻装する前
に、先に使用した使用済のマスタ(図示しない)を版胴
8の外周面から剥離する。この際、版胴8は矢印X方向
に回転され、マスタ固定手段31に排版ローラ26が圧
接する位置で停止し、同時に排版ローラ25、26がそ
れぞれ矢印方向へ回転を開始し、排版ローラ26が図中
の実線の位置より2点鎖線の位置へ移動し、版胴8の外
周面の使用済のマスタの先端部に圧接して剥離を開始す
る。この時、版胴8は、排版ローラ25、26の周速度
と略等しい周速度で矢印X方向への回転を再開する。版
胴8の外周面から剥離された使用済のマスタは排版ボッ
クス27内へ廃棄される。その後、版胴8は、定位置で
停止し、給版待機状態となる。
【0047】図6に示した実施例によれば、マスタ固定
手段31を薄板37と保持部材36とにより構成したの
で、マスタ固定手段31を安価に製作できる。また、マ
スタ固定手段31の版胴8の外周面から突出する長さが
従来のものに比べて短かくなり、版胴8の周辺に配備さ
れる押圧手段や剥がし爪を版胴8に近接して配備するこ
とができ、それらの移動距離が短くなり、騒音の発生が
少なくなる。さらに、印刷用紙案内用のガイド23、2
4をプレスローラ14と版胴8との接触部に近接させて
配備できるので、印刷用紙20に弛みが発生せず、印刷
用紙20の接触部へ入り込むタイミングが正確になり、
印刷用紙20の所定の位置に印刷画像が得られる。ま
た、マスタ1の先端部の版胴8の外周面への固定は、保
持部材36に圧接させるだけでよいので、騒音の発生が
無い。マスタ固定手段31に開閉機構が必要なく機構の
簡素化になる。
【0048】図6に示した実施例のマスタ固定手段31
は、版胴8の外周面の母線に沿って設けられた薄板37
にシート状の保持部材36を貼着させて構成しているが
この構成に限るものではない。例えば、版胴8の外周面
の一部に保持部材36を直接固設するようにしても良
い。
【0049】また上記各実施例では、ヒータ線7はニク
ロム線からなる例を示したが、ヒータ線7の表面には、
耐熱高離型性の被膜として例えばテフロン(商品名)等
のフッ素樹脂被膜を形成してもよい。このようにヒータ
線の表面に耐熱高離型性被膜を形成することにより、ヒ
ータ線に溶融したマスタカスが付着することを防止し、
マスタ1の切断を円滑に行うことができる。
【0050】図7に更に別の実施例を示す。この実施例
に示すマスタ供給装置120は図1乃至図5に示した実
施例の搬送手段60に代えて、プラテンローラ2とクラ
ンパ9との間にマスタ1をクランパ9へ向けて案内する
案内部材38と、この案内部材38がマスタ1をクラン
パ9へ導く版胴8に近接した位置と、版胴8から離隔し
た位置とに変位させる揺動手段としてのソレノイド39
とを有する構成としたものである。案内部材38は垂下
するマスタの先端部に関し版胴8と反対側に配置されて
いる。案内部材38のマスタ1との接触面38aは、テ
フロン(商品名)等のフッ素樹脂により被膜されてお
り、マスタ1との間に働く摩擦力を低減している。案内
部材38は略くの字型に形成され、支軸41を中心とし
て揺動自在であり、その一端の下方にはスプリング40
を介してソレノイド39が接続されている。マスタ1が
案内部材38の所定の位置にない場合には、案内部材3
8は、案内部材38の一端の上方に設けられたスプリン
グ42によりストッパー43に当接するまで引き上げら
れ、図7に示す実線の位置に待機させられる。一方マス
タ1が案内部材38の所定の位置にある場合には、ソレ
ノイド39がスプリング40を下方に引き下げ、案内部
材38を版胴8に近接した位置(図中2点鎖線で示す位
置)へ揺動させマスタ1の先端部をクランパ9へ導く。
そして、この実施例においては、ソレノイド39により
案内部材38がマスタ1をクランパ9へ導く版胴8に近
接した位置と、版胴8から離隔した位置とに変位するの
で、マスタ1の先端部をクランパへ確実に導き固定でき
る。
【0051】図8に本発明の更に別の実施例を示す。こ
の実施例は既に説明した図6の実施例のマスタ供給装置
110の搬送手段60をマスタ供給装置120の案内部
材38とソレノイド39に代えたものであり、他の構成
は図6に示したものであるから説明を省略する。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、搬送手段を搬送ベルトにより構成し、且
つ、駆動ローラの支軸を中心として、揺動手段によりマ
スタをクランパへ導く版胴に近接した位置と、版胴から
離隔した位置とに変位させるので、マスタは搬送手段に
貼り付いたり、ジャムすることなくマスタ先端部をクラ
ンパへ確実に導き固定できる。
【0053】請求項2、4記載の発明によれば、マスタ
固定手段を保持部材により構成したので、マスタ固定手
段を安価に製作できる。また、マスタ固定手段の版胴の
外周面から突出する長さが従来のものに比べて短かくな
り、版胴の周辺に配備される押圧手段や剥がし爪を版胴
に近接して配備することができ、それらの移動距離が短
くなり、騒音の発生が少なくなる。また、マスタの先端
部の版胴の外周面への固定は、保持部材に圧接させるだ
けでよいので、騒音の発生が無い。マスタ固定手段に開
閉機構が必要なく機構の簡素化になる。
【0054】請求項3記載の発明によれば、揺動手段に
より案内部材がマスタをクランパへ導く版胴に近接した
位置と、版胴から離隔した位置とに変位させるので、マ
スタの先端部をクランパへ確実に導き固定できる。また
請求項3、4記載の発明によれば、案内部材は垂下する
マスタの先端部を案内するものであり、搖動手段はこの
案内部材を搖動するものであるから、案内部材および搖
動手段の構成を簡素な構成とすることができる。
【0055】請求項5記載の発明によれば、印刷用紙案
内用のガイドをプレスローラと版胴との接触部に近接さ
せて配備できるので、印刷用紙に弛みが発生せず、印刷
用紙の接触部へ入り込むタイミングが正確になり、印刷
用紙の所定の位置に印刷画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す感熱性孔版印刷装置の
断面図である。
【図2】図1に示す感熱性孔版印刷装置におけるマスタ
溶断用のヒータ線を示す斜視図である。
【図3】図1に示す感熱性孔版印刷装置における搬送手
段を示す斜視図である。
【図4】(a)図1に示す版胴の、開孔を有する支持体
層の一部を示す拡大平面図である。 (b)図1に示す版胴の、開孔を有する他の一例を示す
支持体層の一部を示す拡大平面図である。
【図5】図1に示す版胴の一部を示す拡大面図である。
【図6】本発明の別の実施例を示す感熱性孔版印刷装置
の断面図である。
【図7】本発明の更に別の実施例を示す感熱性孔版印刷
装置の断面図である。
【図8】本発明の更に別の実施例を示す感熱性孔版印刷
装置の断面図である。
【図9】従来の感熱性孔版印刷装置における用紙搬送装
置の側面図である。
【符号の説明】
1 マスタ 2 プラテンローラ 3 サーマルヘッド 6 搬送ベルト 7 ヒータ線 8 版胴 9 クランパ 23,24 ガイド 31 マスタ固定手段 33 偏心カム 36 保持部材 38 案内部材 39 ソレノイド 60 搬送手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41L 13/14 B41L 13/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロール状に巻かれた感熱性孔版印刷用のマ
    スタを引き出しつつ多孔性円筒状の版胴のクランプ手段
    へ向けて搬送しながら、搬送途上においてプラテンロー
    ラと製版手段とにより印刷画像情報を書込み、上記版胴
    外周面に巻装して印刷用紙に印刷を行う感熱性孔版印刷
    装置において、 上記プラテンローラと製版手段とからなる画像情報書込
    み部と、上記マスタ先端部を版胴に保持するクランプ手
    段との間に設けられた無端ベルトからなる搬送手段が、
    画像情報書込み部側の支軸の回りに揺動可能であり、揺
    動手段により上記マスタを上記クランプ手段へ導く上記
    版胴に近接した位置と、上記版胴から離隔した位置とに
    変位させられることを特徴とする感熱性孔版印刷装置。
  2. 【請求項2】ロール状に巻かれた感熱性孔版印刷用のマ
    スタを引き出しつつ多孔性円筒状の版胴へ向けて搬送し
    ながら、搬送途上においてプラテンローラと製版手段と
    により印刷画像情報を書込み、そのマスタ先端部を上記
    版胴の外周面にマスタ固定手段で保持し、上記版胴外周
    面に巻装して印刷用紙に印刷を行う感熱性孔版印刷装置
    において、 上記マスタ固定手段が上記版胴の外周面の一部に設けら
    れた、粘着力又は吸着力によりマスタの先端部を保持す
    る保持部材であり、 上記プラテンローラと製版手段とからなる画像情報書込
    み部と、上記マスタ固定手段との間に設けられた無端ベ
    ルトからなる搬送手段が、画像情報書込み部側の支軸の
    回りに揺動可能であり、揺動手段により上記マスタ先端
    部を上記固定手段に圧接する位置と、上記版胴から離隔
    した位置とに変位させられることを特徴とする感熱性孔
    版印刷装置。
  3. 【請求項3】ロール状に巻かれた感熱性孔版印刷用のマ
    スタを引き出しつつ多孔性円筒状の版胴へ向けて搬送し
    ながら、その搬送途上においてプラテンローラと製版手
    段とからなる画像情報書込み部により印刷画像情報を書
    込み、印刷画像情報の書込み済みマスタの先端部を、マ
    スタ保持位置にある版胴に向けて垂下させて版胴に設
    られたクランプ手段で保持し、同マスタを版胴の外周面
    に巻装して印刷用紙に印刷を行う感熱性孔版印刷装置に
    おいて、垂下するマスタの先端部に関し版胴と反対側に設けられ
    た、上記マスタの先端部を上記クランプ手段に案内する
    案内部材と、 垂下する 上記マスタの先端部を上記クランプ手段へ導く
    上記版胴に近接した位置と、上記版胴から離隔した位置
    とに案内部材を変位させる揺動手段とを具備することを
    特徴とする感熱性孔版印刷装置。
  4. 【請求項4】ロール状に巻かれた感熱性孔版印刷用のマ
    スタを引き出しつつ多孔性円筒状の版胴へ向けて搬送し
    ながら、その搬送途上においてプラテンローラと製版手
    段とからなる画像情報書込み部により印刷画像情報を書
    込み、印刷画像情報の書込み済みマスタ先端部を、
    スタ保持位置にある版胴に向けて垂下させて版胴の外周
    面に設けられたマスタ固定手段で保持し、同マスタを版
    胴の外周面に巻装して印刷用紙に印刷を行う感熱性孔版
    印刷装置において、 上記マスタ固定手段が、マスタの先端部を粘着力又は吸
    着力により保持する保持部材であり、垂下するマスタの先端部に関し版胴と反対側に設けられ
    た、 上記マスタの先端部を上記マスタ固定手段に圧接さ
    せる案内部材と、 垂下する 上記マスタ先端部を上記マスタ固定手段に圧
    接する上記版胴に近接した位置と、上記版胴から離隔し
    た位置とに案内部材を変位させる搖動手段とを具備する
    ことを特徴とする感熱性孔版印刷装置。
  5. 【請求項5】請求項2又は請求項4記載の感熱性孔版印
    刷装置において、 上記印刷用紙を上記版胴上のマスタに押し付けるプレス
    ローラの上流側に、印刷用紙案内用のガイドを、その一
    端を上記版胴と上記プレスローラとの接触部に近接させ
    て配備したことを特徴とする感熱性孔版印刷装置。
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JPS59178285A (ja) * 1983-03-29 1984-10-09 Seiki Kogyo Kk 単胴式輪転謄写機
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