JP3500203B2 - 製版印刷装置 - Google Patents

製版印刷装置

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JP3500203B2
JP3500203B2 JP28221294A JP28221294A JP3500203B2 JP 3500203 B2 JP3500203 B2 JP 3500203B2 JP 28221294 A JP28221294 A JP 28221294A JP 28221294 A JP28221294 A JP 28221294A JP 3500203 B2 JP3500203 B2 JP 3500203B2
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宗明 川井
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Riso Kagaku Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製版印刷装置に関し、
特に製版手段を有し、ロール状の孔版印刷用原紙の先端
が製版手段より版胴へ向かう原紙搬送路途中に初期セッ
トされる製版印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ロール状の孔版原紙を製版手段に供給さ
れ、製版手段のプラテンローラ等によって孔版印刷用原
紙を版胴へ向けて搬送しながらサーマルヘッドにて製版
を行い、製版済の孔版印刷用原紙の一端を版胴のクラン
プ手段にてクランプして外周面に巻装して印刷を行う製
版印刷装置は既に知られている。
【0003】上述の如き製版印刷装置において、製版手
段に対する新しい孔版印刷用原紙のセットはユーザの手
作業によって行われるが、個人差によって孔版印刷用原
紙のセット位置にばらつきが生じる。この問題を解消す
るために、従来の製版印刷装置では、孔版印刷用原紙の
セット後に製版手段より版胴へ向かう原紙搬送路の途中
に位置する原紙カッタよりも版胴側にセンサを設けてい
た。このセンサは初期セット時に孔版印刷用原紙が存在
するか否かを検出している。そして、孔版印刷用原紙の
存在が確認された場合は、原紙カッタを駆動して孔版印
刷用原紙の先端を切断し、切断後更に上記センサが検出
するまで孔版印刷用原紙を搬送して停止させるか、また
は孔版印刷用原紙を検出してから所定量搬送して停止さ
せることにより、孔版印刷用原紙の先端が所定位置に位
置するように初期位置決めを行なっていた。
【0004】また、孔版印刷用原紙の初期セット後、上
記センサにて孔版印刷用原紙の存在の確認が出来ない場
合は、孔版印刷用原紙を上記センサにて検出するまで孔
版印刷用原紙を搬送して停止させるか、または孔版印刷
用原紙を検出してから所定量搬送して停止させることに
より、孔版印刷用原紙の先端が所定位置に位置するよう
に初期位置決めを行なっていた。そして、上記のように
孔版印刷用原紙が初期位置決めされた状態で、製版を開
始することにより、印刷された印刷用紙の先端からの画
像位置を常に一定に保っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き製版印刷装
置の初期位置決め処理が行われると、孔版印刷用原紙の
先端切断により、孔版印刷用原紙の先端切断片が原紙搬
送路に残存することになる。この先端切断片はユーザの
手により取り除かなければならない。ところが、この作
業が忘れられて製版印刷装置により製版処理が開始され
ると、原紙搬送路に残存している先端切断片により孔版
印刷用原紙の搬送が良好に行われなくなるという問題が
あった。また、先端切断片が版胴の外周面に付着した場
合には印刷不良を引き起こす原因にもなっていた。さら
に、孔版印刷用原紙の先端部分を原紙カッタにより切断
して先端位置出しを行う場合には、その先端切断片分だ
け孔版印刷用原紙を無駄に消費することになる。
【0006】本発明は、従来の製版印刷装置に於ける上
述の問題点に鑑みて成されたものであり、孔版印刷用原
紙の初期セット時に孔版印刷用原紙の先端切断片が発生
することがなく、面倒な先端切断片の取り除き作業が不
要で、孔版印刷用原紙を無駄に消費することなく孔版印
刷用原紙の初期セットが行えるように改良された製版印
刷装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による請求項1の製版印刷装置は、ロール状
の孔版印刷用原紙をサーマルヘッドとプラテンローラに
て挟持搬送して製版する製版手段と、前記孔版印刷用原
紙を挟持するために前記製版手段のサーマルヘッドとプ
ラテンローラのいずれか一方が配置され、開状態にて前
記孔版印刷用原紙の先端部を初期セットするための開閉
自在な圧板と、前記製版手段にて製版され搬送される孔
版印刷用原紙の先端部をガイドするガイド手段と、前記
ガイド手段にて形成される原紙搬送路中に設けられ、前
記圧板が開状態時においては原紙搬送路を遮断し、前記
圧板が閉状態時においては前記原紙搬送路をオープンに
するように前記圧板の開閉に連動して進退可能な原紙セ
ット板とを備えたことを特徴としている。
【0008】請求項2の製版印刷装置は、ロール状の孔
版印刷用原紙をサーマルヘッドとプラテンローラにて挟
持搬送して製版する製版手段と、前記孔版印刷用原紙を
挟持するために前記製版手段のサーマルヘッドとプラテ
ンローラのいずれか一方が配置され、開状態にて前記孔
版印刷用原紙の先端部を初期セットするための開閉自在
な圧板と、前記製版手段にて製版され搬送される孔版印
刷用原紙の先端部をガイドするガイド手段と、前記ガイ
ド手段にて形成される原紙搬送路途中に設けられ、前記
圧板が開状態時においては原紙搬送路を遮断し、前記圧
板が閉状態時においては前記原紙搬送路をオープンにす
るように前記圧板の開閉に連動して進退可能な原紙セッ
ト板と、前記原紙セット板より版胴側の原紙搬送路途中
に設けられ、前記原紙セット板にて規制された位置より
搬送されてきた前記孔版印刷用原紙の先端部が所定位置
まで搬送されたことを検知する検知手段と、前記圧板の
閉状態又は製版指令に基づき、前記原紙セット板にて規
制された位置より前記検知手段にて前記孔版印刷用原紙
の先端の通過が検出され、該孔版印刷用原紙の先端が所
定の位置に位置するまで前記プラテンローラの回転駆動
を制御する制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0009】請求項3の製版印刷装置は、ロール状の孔
版印刷用原紙をサーマルヘッドとプラテンローラにて挟
持搬送して製版する製版手段と、前記孔版印刷用原紙を
挟持するために前記製版手段のサーマルヘッドとプラテ
ンローラのいずれか一方が配置され、開状態にて前記孔
版印刷用原紙の先端部を初期セットするための開閉自在
な圧板と、前記製版手段と版胴との間に形成される原紙
搬送路の途中に設けられ、前記圧板が開状態時において
は前記原紙搬送路を遮断し、前記圧板が閉状態時におい
ては前記原紙搬送路をオープンにするよう前記圧板の開
閉に応じて進退可能な原紙セット板とを備えたことを特
徴としている。
【0010】請求項4の製版印刷装置は、ロール状の孔
版印刷用原紙をサーマルヘッドとプラテンローラにて挟
持搬送して製版する製版手段と、前記孔版印刷用原紙を
挟持するために前記製版手段のサーマルヘッドとプラテ
ンローラのいずれか一方が配置され、開状態にて前記孔
版印刷用原紙の先端部を初期セットするための開閉自在
な圧板と、前記製版手段と版胴との間に形成される原紙
搬送路の途中に設けられ、前記圧板が開状態時において
は前記原紙搬送路を遮断し、前記圧板が閉状態時におい
ては前記原紙搬送路をオープンにするよう前記圧板の開
閉に応じて進退可能な原紙セット板と、前記原紙セット
板より前記版胴側の前記原紙搬送路の途中に設けられ、
前記原紙セット板にて規制された位置より搬送されてき
た前記孔版印刷用原紙の先端が所定位置まで搬送された
ことを検知する検知手段と、前記圧板の閉状態又は製版
指令に基づき、前記原紙セット板にて規制された位置よ
り前記検知手段にて前記孔版印刷用原紙の先端の通過が
検出され、該孔版印刷用原紙の先端が所定の位置に位置
するまで前記プラテンローラの回転駆動を制御する制御
手段とを備えたことを特徴としている。
【0011】 前記原紙セット板は一端が回動自在に支
持され、前記圧板が開状態時に前記原紙セット板の自重
により回動して前記原紙セット板の他端が前記原紙搬送
路を遮断する位置に位置し、前記圧板が閉状態時に前記
圧板に設けられた係合部材に前記原紙セット板が係合
し、前記原紙セット板の自重に抗して前記原紙セット板
を回動させて前記原紙セット板の他端を前記原紙搬送路
がオープンになる位置まで移動させることもできる。
【0012】
【作用】ロール状の孔版印刷用原紙の先端部を引き出し
て製版手段にセットする際、圧板を開くと、回動自在に
支持された原紙セット板が自重により回動し、ガイド手
段にて形成される原紙搬送路を遮断する。この状態で、
孔版印刷用原紙の先端部をガイド板の原紙セット板に接
するまで挿入する。その後、圧板が閉じられると、圧板
側の係合部材が原紙セット板に係合し、原紙セット板が
原紙搬送路をオープンにする位置まで退避する。孔版印
刷用原紙はそのときの位置を基準位置として、これ以降
の搬送が可能となる。原紙セット板が原紙搬送路をオー
プンにする位置まで退避した状態では、圧板の閉状態が
検出されるか、又は製版指令がなされると、プラテンロ
ーラが回転駆動し、孔版印刷用原紙は版胴側の所定位置
まで搬送される。この際、原紙セット板より版胴側に設
けられた検知手段によって孔版印刷用原紙の先端の通過
が検知され、孔版印刷用原紙の搬送状況の認識がなされ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る製版印刷装置の一実施例
を図面を参照して説明する。図1は本発明に係る製版印
刷装置の一実施例を示す斜視図、図2は同装置における
原紙セット機構の拡大斜視図、図3は同装置において圧
板が開状態時に原紙セット機構がセット位置にあるとき
の側面図、図4は同装置における圧板が閉状態時に原紙
セット機構が退避位置にあるときの側面図である。
【0014】この実施例において、図3の左方には円筒
状の版胴1が設けられている。版胴1はメインモータ2
により図3において反時計廻り方向へ回転駆動される。
版胴1の周壁は、印刷領域に当たる部分がインキ通過性
の構造とされている。
【0015】版胴1の周壁部のインキ不通過領域には、
その外面に母線の方向に沿ってステージ部3が設けられ
ている。ステージ部3には、ステージ部3と共働して孔
版印刷用原紙Sの一端をクランプする原紙クランプ板4
が設けられている。原紙クランプ板4は図示しないクラ
ンプ駆動ユニットにより版胴1のステージ部3上におい
て略180°回動する。即ち、後述する製版装置6から
搬送されてきた製版済の孔版印刷用原紙Sの先端部をス
テージ部3と共働して係止するクランプ位置(図3に示
された位置)と、このクランプ位置から略180°回動
されたノンクランプ位置との間で、原紙クランプ板4は
枢軸5を中心に回転駆動される。
【0016】図3において版胴1の右方には製版装置6
が配設されている。製版装置6はロール状の孔版印刷用
原紙Sを保持する原紙保持部7と、孔版印刷用原紙Sの
一端部を版胴1側に搬送する搬送機構8とが本体9に設
けられており、本体9に対しては圧板10が回動自在に
支持されている。
【0017】図3に示すように、原紙保持部7は本体9
の右方に配置され、ロール体Rからなる孔版印刷用原紙
Sを保持している。原紙保持部9は原紙フランジ11と
フランジ回転支持部材12を有している。原紙フランジ
11はその中心にフランジ軸13を有し、孔版印刷用原
紙Sのロール体Rの芯に取り付けられるもので、ロール
体Rの両側より挟持して孔版印刷用原紙Sを交換可能に
保持している。フランジ回転支持部材12はロール体R
が保持された原紙フランジ11のフランジ軸13を回転
可能に支持している。
【0018】本体9における原紙保持部7と版胴1のス
テージ部3との間には、孔版印刷用原紙Sの一端部を版
胴1側に搬送するための原紙搬送路14が形成されてい
る。原紙搬送路14における原紙保持部7と隣接した位
置にはプラテンローラ15が設けられている。
【0019】プラテンローラ15にはギア16が固設さ
れている。このギア16は中間ギア17を介して書き込
み送りモータ18に連結されている。書き込み送りモー
タ18が回転駆動されると、この回転は中間ギア17よ
りギア16を介してプラテンローラ15に伝達される。
【0020】本体9における原紙保持部7とプラテンロ
ーラ15との間には、圧板セットセンサ20が設けられ
ている。圧板セットセンサ20は本体9に対して圧板1
0が開状態又は閉状態の何れの状態にあるかを検出する
もので、例えばマイクロスイッチなどで構成されてい
る。圧板セットセンサ20は本体9に対して圧板10が
閉じられると、作動片20aが接点20bを閉じてオン
し、圧板10が本体9に対して閉状態にある旨の圧板セ
ット信号を出力している。
【0021】図3に示すように、プラテンローラ15の
左方には、下ガイド板21aと上ガイド板21bからな
る一対の原紙ガイド板21が設けられている。下ガイド
板21aと上ガイド板21bとは、原紙搬送路14を形
成するべく所定間隔離れて配置され、プラテンローラ1
5より搬送されてきた孔版印刷用原紙Sをガイドしなが
ら版胴1側に搬送している。
【0022】本体9における原紙ガイド板21の版胴1
寄りの先端側には間隙22が形成されている。この間隙
22には原紙カッタ23が設けられている。原紙カッタ
23は製版後の孔版印刷用原紙Sを切断するもので、固
定刃23aと駆動刃23bを有している。固定刃23a
は先端部分が原紙搬送路14に臨まないように本体9に
おける下ガイド板21aの先端部の下方に固設されてい
る。駆動刃23bは固定刃23aに対向して原紙搬送路
14の上方に設けられている。駆動刃23bには偏心カ
ム24が取り付けられている。偏心カム24は不図示の
モータにより回転駆動される。駆動刃23bは偏心カム
24が一回転した状態で固定刃23aに対して一回上下
動し、孔版印刷用原紙Sを切断する。なお、駆動刃23
bは偏心カム24が作動していない状態では、引張りバ
ネ25により原紙搬送路14から離れた上方位置に付勢
されて保持されている。
【0023】本体9における原紙カッタ23の左方に
は、下ガイド板26aと上ガイド板26bからなる一対
の中継原紙ガイド板26が設けられている。下ガイド板
26aと上ガイド板26bとは、原紙搬送路14を形成
するべく所定間隔離れて配置され、原紙ガイド板21よ
り搬送されてきた孔版印刷用原紙Sをガイドしながら版
胴1側に搬送している。中継原紙ガイド板26は間隙2
2を挟んで原紙ガイド板21との間で直線状の原紙搬送
路14を形成している。
【0024】図1及び図2に示すように、中継原紙ガイ
ド板26の上ガイド板26bの中央部分には、本体9の
幅方向に幅広の開口穴27が形成されている。この開口
穴27の中間位置には、細板状の支持板26cが孔版印
刷用原紙Sの搬送方向に掛け渡されている。また、中継
原紙ガイド板26における下ガイド板26aには、上ガ
イド板26bの開口穴27に対応して同一形状の開口穴
29が形成されている。上ガイド板26bの開口穴27
の上方には図3及び図4に示すように原紙待機センサ3
0が設けられている。原紙待機センサ30は例えば投光
器と受光器で構成され、原紙搬送路14中を搬送する孔
版印刷用原紙Sの有無を光学的に検知している。
【0025】原紙カッタ23と原紙待機センサ30との
間で、上ガイド板26bの上方には原紙セット機構31
が設けられている。図2に示すように、原紙セット機構
31は本体9の側面に固設された取付板32に対して原
紙ストッパ部材33が回動可能に軸支されたものであ
る。取付板32はL字状に折曲され、中継原紙ガイド板
26における上ガイド板26aの開口穴27に対応した
中央部分に切欠き34が形成されている。切欠き34に
おける本体9の幅方向に対向した両側部には、取付穴3
5aを有する取付片35が一体に折曲形成されている。
【0026】原紙ストッパ部材33は上面から見てコ字
状をなすように、平板状のストッパ板36の両側が直角
に折曲されて側面部37を有している。原紙ストッパ部
材33は側面部37に設けられた取付軸が取付穴35a
に遊挿されて回動可能に取り付けられている。ストッパ
板36の下端部中央には矩形状の受け凹部39が形成さ
れている。この受け凹部39は開口穴27に設けられた
ガイド板26bの一部である支持板26cとの干渉を防
止するために形成されている。また、取付片35に隣接
し、取付板32の製版装置6側の端部には、開口穴27
の中央部に向けて突出した突出片28が設けられてい
る。この突出片28は本体9に対して圧板10が開状態
のときに、ストッパ板36の自重により側面部37の上
面が上記突出片28に当接している。このとき、ストッ
パ板36は原紙搬送路14を遮断するようにその内壁面
36aが直線状の原紙搬送路14に対して垂直に位置し
ている。この状態で、孔版印刷用原紙Sの一端部がスト
ッパ板36の内壁面36aに当接するまで、孔版印刷用
原紙Sの先端部が手作業によって下ガイド板26aと上
ガイド板26bとの間の原紙搬送路14に挿入される。
これにより、孔版印刷用原紙Sの一端部がストッパ板3
6の内壁面36aで位置決めされ、孔版印刷用原紙Sの
初期セットを行なうことができる。
【0027】本体9における中継原紙ガイド板26の左
方には、原紙搬送ローラ40が設けられている。原紙搬
送ローラ40は駆動ローラ40aと従動ローラ40bを
有している。駆動ローラ40aは電磁クラッチ41を介
して駆動ベルト42により書き込み送りモータ18に連
結されている。駆動ローラ40aは電磁クラッチ41が
オンして接続されたときに、駆動ベルト42を介して書
き込み送りモータ18の回転が伝達される。これに対
し、電磁クラッチ41がオフして切り離されているとき
は、書き込み送りモータ18の回転が駆動ローラ40a
に伝達されない。駆動ローラ40aは書き込み送りモー
タ18の回転が伝達されると、図3において時計廻り方
向に回転し、これに連動して従動ローラ40bが反時計
廻り方向に回転して孔版印刷用原紙Sを版胴1側に搬送
する。
【0028】本体9における原紙搬送ローラ40の左上
方には、下ガイド板43aと上ガイド板43bからなる
一対の排出ガイド板43が設けられている。下ガイド板
43aと上ガイド板43bとは、原紙搬送路14を形成
するべく所定間隔離れて配置され、先端部分が版胴1の
ステージ部3の上方に位置している。排出ガイド板43
は原紙搬送ローラ40より搬送されてきた孔版印刷用原
紙Sをガイドしながら版胴2側に搬送している。
【0029】圧板10の基端部10aは本体9の版胴1
側に設けられた枢軸45に軸支されている。圧板10の
内壁面10bの先端部には、ロール体Rに対応してある
程度のテンションを与えるための凹部47の両端部に支
持された金属の板バネ部材により成る原紙テンション付
与部材46が設けられている。本体9に対して圧板10
が閉じられると、原紙テンション付与部材46をロール
体Rを支持する原紙フランジ11の外周面に押し付ける
ことによりロール体Rから孔版印刷用原紙Sが繰り出さ
れる際に一定のテンションを付与している。尚、上記原
紙テンション付与部材46は軟質の樹脂等のシート材に
て形成してもよい。
【0030】圧板10の内壁面10bの中央部には、プ
ラテンローラ15に対応してサーマルヘッド48が設け
られている。サーマルヘッド48はプラテンローラ15
との間で孔版印刷用原紙Sを挟持しており、ロール体R
から繰り出される孔版印刷用原紙Sに感熱式の穿孔製版
を施して版胴1側に搬送している。
【0031】圧板10の内壁面10bにおける枢軸45
とサーマルヘッド48との間には、原紙ストッパ部材3
3に対応して舌状の係合片49が設けられている。図2
に一点鎖線で示すように、係合片49は原紙ストッパ部
材33の側面部37の一方に対応して内壁面10bより
垂直に立設している。係合片49は本体9に対する圧板
10の閉動作に伴い、ストッパ板36の側端側に位置す
る側面部37の上端面37aを押動している。これによ
り、側面部37はストッパ板36が原紙搬送路14より
上方に離れて退避する方向に取付軸38を中心として回
動する。そして、圧板10が完全に閉じられた状態で
は、原紙搬送路14がオープンになり、版胴1側への孔
版印刷用紙Sの搬送が行えるようになる。
【0032】上記のように構成された製版印刷装置にお
いて、孔版印刷用原紙の初期セットを行う際には、図3
に示すように、本体9に対して圧板10を開く。圧板1
0が開いた状態では、ストッパ板36が取付軸38を中
心として側面部37の上面が突出片28に当接するセッ
ト位置まで自重によって図2の矢印A方向に回動する。
これにより、図3に示すように、ストッパ板36が原紙
搬送路14を遮断する。この状態で、孔版印刷用原紙S
の一端部がストッパ板36の内壁面36aに当接するま
で孔版印刷用原紙Sの先端部を挿入する。その後、図4
に示すように、本体9に対して圧板10を閉じる。この
圧板10の閉動作に伴って圧板10側の係合片49がス
トッパ板36の側面部37を押動する。これにより、側
面部37はストッパ板36が原紙搬送路14より上方に
離れて退避する退避位置まで取付軸38を中心として図
2の矢印B方向に回動する。これにより、図4に示すよ
うに、ストッパ板36が原紙搬送路14から退避して原
紙搬送路14がオープンになる。なお、上記の動作中、
圧板10が閉じたか否かは圧板セットセンサ20によっ
て検出される。
【0033】従って、上記のように、圧板10が開いて
いる状態では、ストッパ板36が原紙搬送路14を遮断
するので、孔版印刷用原紙Sの一端部がストッパ板36
の面に当接するまで孔版印刷用原紙Sを挿入するだけ
で、孔版印刷用原紙Sの初期セットを個人差なく行うこ
とができる。この孔版印刷用原紙Sの初期セット後は、
圧板10を閉じるだけの操作により、ストッパ板36が
原紙搬送路14から退避するので、初期セットされた位
置を基準位置として、次の版胴1への搬送動作に移行す
ることができる。また、この孔版印刷用原紙Sの初期セ
ットを行うにあたっては、従来のように、孔版印刷用原
紙Sの先端切断片を発生することがないので、先端切断
片を取り除くという面倒な作業を行う必要がなく、孔版
印刷用原紙Sを無駄に消費することもない。
【0034】図5は、上記のように構成された製版印刷
装置の制御系の一実施例を示している。この制御系は、
前述した書き込み送りモータ18、圧板セットセンサ2
0、原紙待機センサ30、電磁クラッチ41、サーマル
ヘッド48の各構成に加え、CPU100、ROM10
1、RAM102、製版スタートスイッチ103、パル
スモータ駆動回路104、電磁クラッチ駆動回路10
5、サーマルヘッド駆動回路106を備えている。
【0035】上記構成において、CPU100はマイク
ロプロセッサなどにより構成され、ROM101には製
版動作を含む一連の孔版印刷を行なうための制御プログ
ラムが格納されている。RAM102には圧板セットセ
ンサ20、原紙待機センサ30、製版スタートスイッチ
103などの入力情報が記憶されている。製版スタート
スイッチ103は製版動作を行なう場合にユーザによっ
て操作されるものである。パルスモータ駆動回路104
はCPU100からの指令により設定されるステップ数
に応じたパルスを供給することにより書き込み送りモー
タ18を回転駆動している。電磁クラッチ駆動回路10
5はCPU100からの指令により電磁クラッチ41を
オン・オフ駆動している。サーマルヘッド駆動回路10
6は孔版印刷用原紙Sに対して穿孔製版を行う際のCP
U100からの指令によりサーマルヘッド48を駆動し
ている。
【0036】この制御系では、圧板セットセンサ20、
原紙待機センサ30、製版スタートスイッチ103から
の各情報を入力し、CPU100がROM101に格納
された制御プログラムに従って孔版印刷用原紙Sの搬送
状況を認識するとともに、RAM102における入力情
報の更新の他、パルスモータ駆動回路104、電磁クラ
ッチ駆動回路105、サーマルヘッド駆動回路106に
対し、それぞれ動作指令を出力して書き込み送りモータ
18、電磁クラッチ41、サーマルヘッド48の制御の
統括を図っている。
【0037】そして、この実施例の製版印刷装置では、
前述したように、原紙搬送路14における孔版印刷用原
紙Sの初期セットが完了すると、その位置を基準位置と
して、圧板セットセンサ20の信号又は製版スタートス
イッチ103の信号による孔版印刷用原紙Sの搬送制御
が以下のようにして行われる。
【0038】図6は本発明の製版印刷装置において、圧
板セットセンサにより孔版印刷用原紙を版胴のクランプ
部まで搬送する場合の動作フローチャート図、図7は
同装置において、圧板セットセンサにより孔版印刷用原
紙を版胴のクランプ部まで搬送する場合のタイムチャー
ト図、図8は同装置において、製版スタートスイッチに
より孔版印刷用原紙を版胴のクランプ部まで搬送する場
合の動作フローチャート図、図9は同装置において、製
版スタートスイッチにより孔版印刷用原紙を版胴のクラ
ンプ部まで搬送する場合のタイムチャート図、図10は
同装置において、版胴に対する孔版印刷用原紙の搬送量
と位置関係を示す説明図である。
【0039】まず、圧板セットセンサ20の信号によっ
て孔版印刷用原紙Sを版胴1のクランプ部まで搬送する
場合の動作について説明する。本体9に対して圧板10
が閉じられ、圧板セットセンサ20がオンすると(ST
1−Yes)、書き込み送りモータ18を図4において
反時計廻り方向に回転駆動する(ST2)。書き込み送
りモータ18が駆動されると、プラテンローラが図4に
おいて反時計廻り方向に回転し、孔版印刷用原紙Sが版
胴1側に搬送される。書き込み送りモータ18が駆動さ
れると、そのステップ数Sが0からS1になるまでの間
で原紙待機センサ30による孔版印刷用原紙Sの通過を
検知する(ST3,4,5,6)。これにより、孔版印
刷用原紙Sが原紙搬送路14中で搬送不良を起こしてい
ないか否かを検知する。そして、書き込み送りモータ1
8のステップ数Sが0からS1 になると(ST5−Ye
s)、書き込み送りモータ18を停止し(ST7)、孔
版印刷用原紙Sが原紙搬送路14中で搬送不良を起こし
た旨の原紙送りミス表示を行う(ST8)。
【0040】これに対し、書き込み送りモータ18のス
テップ数SがS1 になる前に原紙待機センサ30がオン
すると(ST6−Yes)、ステップ数Sが0からS2
になるまで書き込みモータ18を駆動した後に停止する
(ST9,10,11)。その後、ユーザの操作により
製版スタートスイッチ103がオンすると(ST13−
Yes)、再び書き込み送りモータ18を駆動すると共
に(ST14)、電磁クラッチ41をオンする(ST1
5)。この時点で、不図示のクランプ駆動ユニットを駆
動し、原紙クランプ板4を上述したノンクランプ位置ま
で回動させて待機する。そして、書き込み送りモータ1
8のステップ数Sが0からS3 になると(ST16,1
7,18)、サーマルヘッド48による書き込みを開始
する(ST19)。このとき、孔版印刷用原紙Sは図1
0に示す原紙搬送路14の書き込み開始位置まで搬送さ
れている。そして、書き込み送りモータ18のステップ
数Sが0からS4 になり(ST20,21,22)、電
磁クラッチ41をオフする(ST23)。この時点で孔
版印刷用原紙Sの先端部は版胴1のステージ部3の位置
まで達しているので、不図示のクランプ駆動ユニットを
駆動し、ノンクランプ位置にある原紙クランプ板4をク
ランプ位置まで回動させ、孔版印刷用原紙Sの先端部を
クランプする。尚、上記の実施例で、原稿待機センサ3
0がオン状態になってから、所定駆動ステップS2 を引
き続き書き込み送りモータ18を正転駆動して送り続け
るのは、カールなどによる孔版印刷用原紙Sの先端位置
の変動により原稿待機センサ30の出力信号がチャタリ
ングすることを防止するためである。また、上述した動
作におけるS3 は、不図示の原稿を読み出すための原稿
送りモータをS3 のカウントの開始のタイミングで駆動
し、サーマルヘッド48による書き込みを開始するまで
の間に不図示の原稿送りモータの回転が安定するよう
に、孔版印刷用原紙Sへの書き込み位置(製版位置)を
規定するステップ数に設定されている。
【0041】次に、製版スタートスイッチの信号によっ
て孔版印刷用原紙を搬送する場合の動作について説明す
る。本体9に対して圧板10が閉じられて圧板セットセ
ンサ20がオンしている状態で、ユーザの操作により製
版スタートスイッチ103がオンすると(ST31−Y
es)、書き込み送りモータ18を図4において反時計
廻り方向に回転駆動する(ST32)。書き込み送りモ
ータ18が駆動されると、プラテンローラが図4におい
て反時計廻り方向に回転し、孔版印刷用原紙Sが版胴1
側に搬送される。書き込み送りモータ18が駆動される
と、そのステップ数Sが0からS1 になるまでの間で原
紙待機センサ30による孔版印刷用原紙Sの通過を検知
する(ST33,34,35,36)。これにより、孔
版印刷用原紙Sが原紙搬送路14中で搬送不良を起こし
ていないか否かを検知する。そして、書き込み送りモー
タ18のステップ数Sが0からS1 になると(ST35
−Yes)、書き込み送りモータ18を停止し(ST3
7)、孔版印刷用原紙Sが原紙搬送路14中で搬送不良
を起こした旨の原紙送りミス表示を行う(ST38)。
【0042】これに対し、書き込み送りモータ18のス
テップ数Sが0からS1 になる前に原紙待機センサ30
がオンし(ST36−Yes)、ステップ数Sが0から
S2になるまで書き込みモータ18が駆動されると(S
T39,40,41)、電磁クラッチ41をオンする
(ST42)。この時点で、不図示のクランプ駆動ユニ
ットを駆動し、原紙クランプ板4を上述したノンクラン
プ位置まで回動させて待機する。そして、書き込み送り
モータ18のステップ数Sが0からS3 になると(ST
43,44,45)、サーマルヘッド48による書き込
みを開始する(ST46)。このとき、孔版印刷用原紙
Sは図10に示す原紙搬送路14の書き込み開始位置ま
で搬送されている。そして、書き込み送りモータ18の
ステップ数Sが0からS4 になり(ST47,48,4
9)、電磁クラッチ41をオフする(ST50)。この
時点で孔版印刷用原紙Sの先端部は版胴1のステージ部
3の位置まで達しているので、不図示のクランプ駆動ユ
ニットを駆動し、ノンクランプ位置にある原紙クランプ
板4をクランプ位置まで回動させ、孔版印刷用原紙Sの
先端部をクランプする。
【0043】尚、上記実施例で、原稿待機センサ30が
オン状態になってから、所定駆動ステップS2 を引き続
き書き込み送りモータ18を正転駆動して送り続けるの
は、電磁クラッチ41をオンするタイミングを得るため
に設定されている。また、上述した動作におけるS3
は、不図示の原稿を読み出すための原稿送りモータをS
2 の終了のタイミングで駆動し、サーマルヘッド48に
よる書き込みを開始するまでの間に不図示の原稿送りモ
ータの回転が安定するように、孔版印刷用原紙Sへの書
き込み位置(製版位置)を規定するステップ数に設定さ
れている。
【0044】
【発明の効果】本発明の製版印刷装置によれば、圧板が
開状態のときに、孔版印刷用原紙の一端部が原紙セット
板の面に当接するまで孔版印刷用原紙を挿入するだけ
で、孔版印刷用原紙の初期セットを個人差なく行うこと
ができる。この孔版印刷用原紙の初期セット後は、圧板
を閉じるだけの操作により、原紙セット板が原紙搬送路
から退避するので、初期セットされた位置を基準位置と
して、搬送動作に移行することができる。また、従来の
ように、孔版印刷用原紙の先端切断片を発生することが
ないので、先端切断片を取り除くという面倒な作業が省
け、孔版印刷用原紙を無駄に消費することもなく、孔版
印刷用原紙の初期セットを行うことができる。
【0045】特に、請求項1又は2の製版印刷装置で
は、孔版印刷用原紙の先端部をガイドした状態で、初期
セットを行うことができる。また、請求項2又は4の製
版印刷装置では、初期セットされた位置を基準位置と
し、圧板の閉状態又は製版指令に基いて孔版印刷用原紙
を所定位置まで確実に搬送させることができる。また、
原紙セット板より版胴側に設けられた検知手段は、原紙
搬送路中における孔版印刷用原紙の搬送状況を認識する
ので、その間における搬送不良を検知でき、そのときの
検知信号に応じて孔版印刷用原紙の搬送制御を行うこと
ができる。
【0046】特に、請求項5の製版印刷装置によれば、
原紙セット板は一端が回動自在に支持され、圧板が開状
態のときに、自重により回動して原紙搬送路を遮断する
位置に位置し、圧板が閉状態のときに、圧板に設けられ
た押圧部材により原紙搬送路がオープンになる位置まで
移動するので、極めて簡素な構成により、圧板の開閉操
作に連動して、原紙セット板を原紙搬送路に対して遮断
又はオープンの位置に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る製版印刷装置の一実施例を示す斜
視図
【図2】同装置における原紙セット機構の拡大斜視図
【図3】同装置において圧板が開状態時に原紙セット機
構がセット位置にあるときの側面図
【図4】同装置における圧板が閉状態時に原紙セット機
構が退避位置にあるときの側面図
【図5】同装置の制御系の一実施例を示す図
【図6】同装置において、圧板セットセンサにより孔版
印刷用原紙を版胴のクランプ部まで搬送する場合の動作
フローチャート図
【図7】同装置において、圧板セットセンサにより孔版
印刷用原紙を版胴のクランプ部まで搬送する場合のタイ
ムチャート図
【図8】同装置において、製版スタートスイッチにより
孔版印刷用原紙を版胴のクランプ部まで搬送する場合の
動作フローチャート図
【図9】同装置において、製版スタートスイッチにより
孔版印刷用原紙を版胴のクランプ部まで搬送する場合の
タイムチャート図
【図10】同装置において、版胴に対する孔版印刷用原
紙の搬送量と位置関係を示す説明図
【符号の説明】
1…版胴、10…圧板、14…原紙搬送路、15…プラ
テンローラ、18…書き込み送りモータ、20…圧板セ
ットセンサ、21…原紙ガイド板、26…中継原紙ガイ
ド板、30…原紙待機センサ、31…原紙セット機構、
33…原紙ストッパ部材、36…ストッパ板、48…サ
ーマルヘッド、49…係合片、100…CPU、103
…製版スタートスイッチ、S…孔版印刷用原紙。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−255226(JP,A) 特開 平6−32041(JP,A) 実開 平5−65557(JP,U) 実開 平2−80465(JP,U) 実開 昭61−95556(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41L 13/14 B41L 13/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状の孔版印刷用原紙をサーマルヘ
    ッドとプラテンローラにて挟持搬送して製版する製版手
    段と、 前記孔版印刷用原紙を挟持するために前記製版手段のサ
    ーマルヘッドとプラテンローラのいずれか一方が配置さ
    れ、開状態にて前記孔版印刷用原紙の先端部を初期セッ
    トするための開閉自在な圧板と、 前記製版手段にて製版され搬送される孔版印刷用原紙の
    先端部をガイドするガイド手段と、 前記ガイド手段にて形成される原紙搬送路中に設けら
    れ、前記圧板が開状態時においては原紙搬送路を遮断
    し、前記圧板が閉状態時においては前記原紙搬送路をオ
    ープンにするように前記圧板の開閉に連動して進退可能
    な原紙セット板とを備えたことを特徴とする製版印刷装
    置。
  2. 【請求項2】 ロール状の孔版印刷用原紙をサーマルヘ
    ッドとプラテンローラにて挟持搬送して製版する製版手
    段と、 前記孔版印刷用原紙を挟持するために前記製版手段のサ
    ーマルヘッドとプラテンローラのいずれか一方が配置さ
    れ、開状態にて前記孔版印刷用原紙の先端部を初期セッ
    トするための開閉自在な圧板と、 前記製版手段にて製版され搬送される孔版印刷用原紙の
    先端部をガイドするガイド手段と、 前記ガイド手段にて形成される原紙搬送路途中に設けら
    れ、前記圧板が開状態時においては原紙搬送路を遮断
    し、前記圧板が閉状態時においては前記原紙搬送路をオ
    ープンにするように前記圧板の開閉に連動して進退可能
    な原紙セット板と、 前記原紙セット板より版胴側の原紙搬送路途中に設けら
    れ、前記原紙セット板にて規制された位置より搬送され
    てきた前記孔版印刷用原紙の先端部が所定位置まで搬送
    されたことを検知する検知手段と、 前記圧板の閉状態又は製版指令に基づき、前記原紙セッ
    ト板にて規制された位置より前記検知手段にて前記孔版
    印刷用原紙の先端の通過が検出され、該孔版印刷用原紙
    の先端が所定の位置に位置するまで前記プラテンローラ
    の回転駆動を制御する制御手段とを備えたことを特徴と
    する製版印刷装置。
  3. 【請求項3】 ロール状の孔版印刷用原紙をサーマルヘ
    ッドとプラテンローラにて挟持搬送して製版する製版手
    段と、 前記孔版印刷用原紙を挟持するために前記製版手段のサ
    ーマルヘッドとプラテンローラのいずれか一方が配置さ
    れ、開状態にて前記孔版印刷用原紙の先端部を初期セッ
    トするための開閉自在な圧板と、 前記製版手段と版胴との間に形成される原紙搬送路の途
    中に設けられ、前記圧板が開状態時においては前記原紙
    搬送路を遮断し、前記圧板が閉状態時においては前記原
    紙搬送路をオープンにするよう前記圧板の開閉に応じて
    進退可能な原紙セット板とを備えたことを特徴とする製
    版印刷装置。
  4. 【請求項4】 ロール状の孔版印刷用原紙をサーマルヘ
    ッドとプラテンローラにて挟持搬送して製版する製版手
    段と、 前記孔版印刷用原紙を挟持するために前記製版手段のサ
    ーマルヘッドとプラテンローラのいずれか一方が配置さ
    れ、開状態にて前記孔版印刷用原紙の先端部を初期セッ
    トするための開閉自在な圧板と、 前記製版手段と版胴との間に形成される原紙搬送路の途
    中に設けられ、前記圧板が開状態時においては前記原紙
    搬送路を遮断し、前記圧板が閉状態時においては前記原
    紙搬送路をオープンにするよう前記圧板の開閉に応じて
    進退可能な原紙セット板と、 前記原紙セット板より前記版胴側の前記原紙搬送路の途
    中に設けられ、前記原紙セット板にて規制された位置よ
    り搬送されてきた前記孔版印刷用原紙の先端が所定位置
    まで搬送されたことを検知する検知手段と、 前記圧板の閉状態又は製版指令に基づき、前記原紙セッ
    ト板にて規制された位置より前記検知手段にて前記孔版
    印刷用原紙の先端の通過が検出され、該孔版印刷用原紙
    の先端が所定の位置に位置するまで前記プラテンローラ
    の回転駆動を制御する制御手段とを備えたことを特徴と
    する製版印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記原紙セット板は一端が回動自在に支
    持され、前記圧板が開状態時に前記原紙セット板の自重
    により回動して前記原紙セット板の他端が前記原紙搬送
    路を遮断する位置に位置し、前記圧板が閉状態時に前記
    圧板に設けられた係合部材に前記原紙セット板が係合
    し、前記原紙セット板の自重に抗して前記原紙セット板
    を回動させて前記原紙セット板の他端を前記原紙搬送路
    がオープンになる位置まで移動させる請求項1〜4のい
    ずれか一つに記載の製版印刷装置。
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