JP2001206617A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001206617A
JP2001206617A JP2000015229A JP2000015229A JP2001206617A JP 2001206617 A JP2001206617 A JP 2001206617A JP 2000015229 A JP2000015229 A JP 2000015229A JP 2000015229 A JP2000015229 A JP 2000015229A JP 2001206617 A JP2001206617 A JP 2001206617A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マニアル調整モードに放置された状態で用紙
のサイズを変えた場合に排紙部での用紙の不揃いを防止
する。 【解決手段】 自動調整モード選択時には認識された用
紙のサイズに応じた位置にフェンス23,25の位置を
自動的に調整し、マニアル調整モード選択時にはフェン
ス23,25の位置を手動操作で微調整するようにし、
マニアル調整モード状態に放置され、用紙サイズを変え
た場合には自動調整モードに復帰させることにより、モ
ードの認識をし忘れたとしても用紙サイズ認識手段によ
り認識できる用紙サイズであればその用紙サイズに合わ
せて排紙部のフェンスの位置を自動調整するようにし
た。これにより、マニアル調整モードに放置された状態
で用紙のサイズを変えた場合に排紙部での用紙の不揃い
を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給紙部から排紙部
に通紙される用紙に所望の画像を形成する画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】種々の画像形成装置においては、一般
に、大型の機種になるほど画像を形成することができる
用紙のサイズが多様化され、給紙する用紙のサイズを選
択可能な機種では、印刷済みの用紙のサイズが異なって
も、用紙をきれいに揃えて収納することができる排紙部
を備えている。
【0003】このような排紙部は、排紙される用紙を支
える排紙台の両側に用紙の幅に応じて対向間隔を調整で
きる排紙サイドフェンスと、用紙の長さに応じて位置を
調整できる排紙エンドフェンスを設けた構造のものが一
般的である。
【0004】一方、給紙する用紙としては、A4縦、A
4横、B5縦、B5横等のように使用頻度の高い定形の
用紙サイズと、使用頻度の低い不定形の用紙サイズとが
ある。
【0005】また、定形の用紙サイズの用紙の場合は、
各用紙の端縁の位置を検出するセンサの配置が決め易い
ため少ない数のセンサの出力を基に用紙のサイズを認識
できるが、不定形の用紙の場合には、数多くのセンサを
細かいピッチで配置する等、複雑な検出装置によらなけ
ればサイズ認識が困難である。
【0006】そこで、印刷済みの用紙を安価な構成で揃
えるために、定形の用紙サイズの用紙を使用する場合に
は、その用紙サイズに合わせて排紙サイドフェンス及び
排紙エンドフェンスの位置を自動的に調整して操作性を
向上させ、不定形の用紙サイズの用紙を使用する場合に
は、マニアル調整モードに切り替えて排紙サイドフェン
スと排紙エンドフェンスとの位置を微調整するようにし
た画像形成装置が提案されている。
【0007】このような画像形成装置は、排紙サイドフ
ェンス及び排紙エンドフェンスの位置を調整する場合、
不定形の用紙サイズの用紙を使用するときはマニアルで
微調整しなければならないが、使用頻度の高い定形サイ
ズの場合は自動的に調整できるので、通常では操作性の
向上が図られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、用紙のサイ
ズが多様化された画像形成装置は、大型であるため多数
の人が共有することが多い。このような場合に、ある人
が不定形の用紙サイズの用紙を使用するためにマニアル
調整モードを設定し、所望の用紙サイズに合わせて排紙
サイドフェンス及び排紙エンドフェンスの位置を手動で
微調整し、使用後にマニアル調整モードのまま放置して
しまうことがある。
【0009】このようにマニアル調整モードに放置され
たままの状態では、次に使用する人が不定形の用紙サイ
ズの用紙を選択する場合にはマニアル調整モードの設定
を意識するために問題はないが、定形の用紙サイズの用
紙を選択した場合はマニアル調整モードの確認をしない
で印刷作業を行う習慣がついているため、排紙部の排紙
サイドフェンス及び排紙エンドフェンスの位置の違いに
より印刷済みの用紙が不揃いとなる。これにより、印刷
済みの用紙の角が折れたりする。このように角が折れ用
紙を、例えば裏面の印刷等のために再給紙するような場
合には、ジャムの原因にもなる。
【0010】また、画像形成装置が孔版印刷装置である
場合、これに使用されるインキの成分のうち60〜70
パーセントが水分である。この水分により用紙の印刷面
は繊維が膨潤して展延し、用紙が反ってしまう。この反
りは用紙の紙厚が薄いほど顕著である。このように用紙
の反りが大きいと、用紙の両側縁とサイドフェンスとの
間に隙間が生じるため、単に用紙のサイズに合わせてサ
イドフェンスの間隔を調整しても用紙が不揃いになる。
【0011】本発明の目的は、マニアル調整モードに放
置された状態で用紙のサイズを変更した場合に排紙部で
の用紙の不揃いを防止することである。
【0012】本発明の目的は、インキに含まれる水分に
よる用紙の反り量が用紙の厚さによって異なっても、そ
の用紙の厚さに対応してフェンスの位置を調整すること
により、排紙部における用紙の不揃いを防止することで
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
給紙部から排紙部に至る通紙経路に用紙を通紙させ、こ
の通紙過程において印刷部により前記用紙に所望の画像
を形成する画像形成装置において、前記排紙部に排紙さ
れる前記用紙のサイズを認識する用紙サイズ認識手段
と、前記排紙部に移動自在に設けられ前記用紙の排紙位
置を定めるフェンスと、前記フェンスを移動させる駆動
部と、選択された前記用紙のサイズを更新自在に記憶す
るサイズ記憶手段と、前記フェンスの移動を自動調整モ
ードで行うかマニアル調整モードで行うかを選択するモ
ード選択手段と、前記自動調整モードの選択時に前記駆
動部を起動させて前記用紙サイズ認識手段に認識された
前記用紙のサイズに応じた位置に前記フェンスの位置を
設定するフェンス位置設定手段と、前記マニアル調整モ
ード選択時に前記駆動部を所望量だけ手動操作で駆動さ
せる手動操作手段と、前回選択された前記用紙のサイズ
と今回選択された前記用紙のサイズとを比較する新旧サ
イズ比較手段と、前記マニアル調整モードにおいて前回
選択された前記用紙のサイズと今回選択された前記用紙
のサイズとが異なる場合に今回選択された用紙が定形の
用紙サイズの用紙であることを条件に前記自動調整モー
ドに復帰する自動調整モード復帰手段と、を備える。
【0014】したがって、自動調整モード選択時には、
用紙サイズ認識手段により認識できる用紙サイズに応じ
て排紙部のフェンスの位置を自動的に調整できる。用紙
サイズ認識手段では認識できない不定形の用紙サイズの
場合には、マニアル調整モードにおいて手動操作手段に
より駆動部の駆動量を所望量だけ駆動可能であるため、
用紙サイズに合わせてフェンスの位置を微調整できる。
マニアル調整モード状態に放置され、用紙サイズを変え
た場合には、モードの認識をし忘れたとしても自動調整
モードに復帰されるため、用紙サイズ認識手段により認
識できる用紙サイズであればその用紙サイズに合わせて
排紙部のフェンスの位置を調整できる。
【0015】請求項2記載の発明は、給紙部から排紙部
に至る通紙経路に用紙を通紙させ、この通紙過程におい
て印刷部により前記用紙に所望の画像を形成する画像形
成装置において、前記排紙部に排紙される前記用紙のサ
イズを認識する用紙サイズ認識手段と、前記排紙部に移
動自在に設けられ前記用紙の排紙位置を定めるフェンス
と、前記フェンスを移動させる駆動部と、選択された前
記用紙のサイズを更新自在に記憶するサイズ記憶手段
と、前記フェンスの移動を自動調整モードで行うかマニ
アル調整モードで行うかを選択するモード選択手段と、
前記自動調整モードの選択時に前記駆動部を起動させて
前記用紙サイズ認識手段に認識された前記用紙のサイズ
に応じた位置に前記フェンスの位置を設定するフェンス
位置設定手段と、前記マニアル調整モード選択時に前記
駆動部を所望量だけ手動操作で駆動させる手動操作手段
と、前回選択された前記用紙のサイズと今回選択された
前記用紙のサイズとを比較する新旧サイズ比較手段と、
前記マニアル調整モードにおいて前回選択された前記用
紙のサイズと今回選択された前記用紙のサイズとが異な
る場合にその旨の警告を出力する警告手段と、を備え
る。
【0016】したがって、自動調整モード選択時には、
用紙サイズ認識手段により認識できる用紙サイズに応じ
て排紙部のフェンスの位置を自動的に調整できる。用紙
サイズ認識手段では認識できない不定形の用紙サイズの
場合には、マニアル調整モードにおいて手動操作手段に
より駆動部の駆動量を所望量だけ駆動可能であるため、
用紙サイズに合わせてフェンスの位置を微調整できる。
マニアル調整モード状態に放置され、用紙サイズを変え
た場合には、モードの認識をし忘れたとしてもその状態
を警告により認識できるため、マニアル調整モードに切
り替えて用紙サイズに合わせて排紙部のフェンスの位置
を調整できる。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記印刷部は、内部にインキ供給手
段を有し外周部に製版されたマスタを巻き付ける版胴
と、この版胴に接離自在に対向配置された回転自在の押
圧部材とを備え、前記フェンス位置設定手段は、前記用
紙のサイズ情報に厚さ情報を加味して前記フェンスの位
置を設定するように構成されている。
【0018】したがって、用紙は薄いほどインキに含む
水分により反るが、その反り量に応じてフェンスの位置
を調整できる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図8に基づいて説明する。本実施の形態は、孔版
印刷機1への適用例である。穿孔画像が形成されたマス
タ2を使用して印刷を行なう孔版印刷機1の基本的な構
造は周知であるので、基本構造については簡単に説明す
る。まず、孔版印刷機1について説明する。
【0020】図1は、孔版印刷機1の縦断正面図であ
る。
【0021】孔版印刷機1は、概略構造として、光学読
取部3、製版部4、印刷部5、排版部6、給紙部7、及
び排紙部8から構成されている。
【0022】光学読取部3は、図示しない原稿の画像を
光学的に読み取るデジタルスキャナとしての構造を有す
る。
【0023】製版部4は、マスタ2に加熱穿孔して光学
読取部3で読み取った原稿画像を穿孔画像としてマスタ
2に形成し、印刷部5に送り出す構造である。この場
合、マスタ2はロール状に巻回保持され、所定の経路に
引き出されて加熱穿孔される。そして、穿孔画像形成後
のマスタ2は所定の長さに切断され、印刷部5に送り出
される。
【0024】印刷部5は、版胴9とこの版胴9に対して
圧接離反可能に設けられた押圧部材としてのプレスロー
ラ10とを主要な構成要素として有する。この版胴9
は、0.25〜1.0mm程度の間隔で直径0.15〜
0.5mm程度の孔が外周面に形成されたもので、支軸
を中心として回転駆動される。このような版胴9は、製
版部4から送り出されたマスタ2を挾持して巻回保持し
得るように形成されている。そして、印刷部5は、版胴
9の内部に図示しないインキ供給部を備える。つまり、
印刷部5は、転写位置に対応する版胴9の内部にインキ
供給部によって適量のインキを供給し、プレスローラ1
0で版胴9に圧力を加えて変形させることにより、版胴
9の内周面から外周面にインキを漏れ出させる構造であ
る。したがって、版胴9からインキが漏れ出ると、版胴
9に巻かれたマスタ2に形成された穿孔をインキが通り
抜けることを利用し、版胴9とプレスローラ10との間
に用紙11を通過させてこの用紙11に画像を形成す
る、というのが印刷部5における印刷原理である。
【0025】排版部6は、使用後に不要となったマスタ
2を版胴9から剥ぎ取って収納する構造である。
【0026】給紙部7は、給紙台12に積層状態で載置
された用紙11を分離給紙して版胴9とプレスローラ1
0との間に導く構造である。版胴9とプレスローラ10
との間に導かれた用紙11は、ベルトコンベア13に搬
送されて排紙部8の排紙台14に至るよう、給紙部7と
排紙部8とが通紙経路15で結ばれている。これらの給
紙部7及び排紙部8については、後に詳述する。
【0027】図5は、制御系の電気的接続を示すブロッ
ク図である。前述した各部の動作は図5に示す制御系に
よってなされる。この制御系は、図示しないCPU及び
メモリからなるマイクロコンピュータ構成の制御装置1
6を主要な構成要素として備え、この制御装置16にメ
インスイッチ17、操作パネル18、光学読取部3、製
版部4、印刷部5、排版部6、給紙部7、及び排紙部8
がそれぞれ接続されて構成されている。
【0028】このような孔版印刷機1は、光学読取部3
で読み取った原稿画像に基づき製版部4でマスタ2を製
版する製版動作と、製版後のマスタ2を利用して用紙1
1に原稿画像を転写し印刷する印刷動作とを基本的な動
作とする。これらの各動作は、操作パネル18中の図示
しないスタートキーの押下によって連続的に実行され
る。
【0029】製版動作について説明する。まず、スター
トキーが押下されると、版胴9に巻き付いている使用済
みのマスタ2が排版部6に廃棄される。こうして、製版
動作の準備が整う。実質的な製版動作としては、マスタ
2が加熱穿孔され、光学読取部3で読み取った原稿画像
に基づく穿孔画像がマスタ2に形成される。そして、加
熱穿孔後のマスタ2は、所定の長さに切断されて印刷部
5に送られる。
【0030】印刷動作について説明する。印刷部5で
は、製版部4から搬送された穿孔画像形成済みのマスタ
2を版胴9が挾持し、この状態で版胴9が回転すること
によってマスタ2が版胴9に巻き付けられる。そこで、
版胴9の回転に同期して給紙部7から用紙11が版胴9
に向けて搬送され、プレスローラ10はマスタ2付きの
版胴9に用紙11を押圧し版胴9の回転に追従して回転
する。これにより、インキ供給部によってインキが供給
されている版胴9の内部から外部にインキが漏れ出し、
漏れ出したインキがマスタ2に形成された穿孔を通過し
て用紙11に転移される。こうして、用紙11にはマス
タ2に形成された穿孔画像が転写されて印刷が行なわれ
る。
【0031】次に、給紙部7及び排紙部8を含む給排紙
機構について説明する。図2は給紙台12の斜視図、図
3は給紙台12にセットされた用紙11のサイズを検出
するための構造を示す斜視図である。
【0032】給紙部7では、給紙台12に相対向する一
対の給紙サイドフェンス19が取り付けられている。こ
れらの給紙サイドフェンス19は、紙幅方向にスライド
自在に取り付けられている。そして、給紙台12には、
給紙サイドフェンス19のスライド方向にここでは4つ
の用紙サイズ検知センサ20a〜20dが列設され、上
流側に給紙方向の用紙サイズ検出用の少なくとも1つの
用紙サイズ検知センサ20eが取り付けられ、下流側に
用紙有無検知センサ21が取り付けられている。用紙サ
イズ検知センサ20a〜20dは光透過型センサ、用紙
サイズ検知センサ20e及び用紙有無検知センサ21は
光反射型センサであり、共に制御装置16に接続されて
制御装置16にオン・オフ信号を付与し、これによって
給紙台12に載置された用紙11のサイズ及び有無を検
出するために使用される。より詳細には、給紙サイドフ
ェンス19の下部にはこの給紙サイドフェンス19と一
体で移動する複数個の遮光板19aが所定のパターンで
固定されている。そして、給紙サイドフェンス19の位
置に応じてそれらの遮光板19aが4つの用紙サイズ検
知センサ20a〜20dを所定のパターンで遮光し、さ
らにはもう1つの用紙サイズ検知センサ20eのセンシ
ングにより、合計5つの用紙サイズ検知センサ20の出
力パターンが変化する。このような用紙サイズ検知セン
サ20の出力パターンに基づき、制御装置16において
給紙台12に載置された用紙11のサイズを認識する構
造となっている。
【0033】図4は、排紙部8の構造を示すために、一
部を切り欠いて示す排紙台14の平面図である。この排
紙台14には、案内レール22にスライダ23aを介し
てスライド自在に取り付けられたフェンスである一対の
排紙サイドフェンス23と、案内レール24にスライダ
25aを介してスライド自在に取り付けられたフェンス
である排紙エンドフェンス25とが設けられている。排
紙サイドフェンス23は、排紙される用紙11の紙幅方
向(図4中のa矢印方向)にスライド自在であり、排紙
エンドフェンス25は、用紙11の排紙方向及びその逆
方向(図4中の矢印b方向)にスライド自在である。
【0034】図4に示すように、一対の排紙サイドフェ
ンス23は、案内レール22の裏面に回転自在に取り付
けられたピニオンギヤ26と案内レール22の裏面に取
り付けられた滑りガイド27に案内されるラック28と
からなるラック&ピニオン機構29に連結され、互いに
連動してスライドする。このラック&ピニオン機構29
の一部を構成するピニオンギヤ26は、タイミングベル
ト30を介し、制御装置16に接続された駆動部として
のDCモータ31に駆動されるウォームギヤ機構32に
連結されている。このウォームギヤ機構32は、DCモ
ータ31の減速機構として機能し、制御装置16に接続
されて駆動制御されるクラッチとしての電磁クラッチ3
3を備える。したがって、この電磁クラッチ33がオン
の場合のみ、DCモータ31の駆動力がウォームギヤ機
構32、タイミングベルト30、及びラック&ピニオン
機構29を介して排紙サイドフェンス23に伝達される
ように構成されている。
【0035】また、排紙エンドフェンス25は、制御装
置16に接続された駆動部としてのDCモータ34に駆
動されるウォームギヤ機構35と、このウォームギヤ機
構35に連結するラック&ピニオン機構36とを介して
駆動される構造である。排紙エンドフェンス25に対す
る動力伝達を担うウォームギヤ機構35も、DCモータ
34の減速機構として機能し、制御装置16に接続され
て駆動制御されるクラッチとしての電磁クラッチ37を
備える。
【0036】ここで、排紙台14には、排紙台14上に
おける用紙11の有無を検出する光反射センサ構成の用
紙有無検知センサ38と、サイドフェンス位置センサ3
9と、エンドフェンス位置センサ40とが設けられ、そ
れぞれ制御装置16に接続されている。
【0037】サイドフェンス位置センサ39は、ラック
&ピニオン機構29における一方のラック28より突出
する検出片41の有無を紙幅方向の5箇所で検出する5
つの光反射型のセンサ39a〜39eである。排紙サイ
ドフェンス23の対向間隔Hは、サイドフェンス位置セ
ンサ39のうち、センサ39aがオンの場合には182
mm(B5縦サイズ)、センサ39bがオンの場合には
210mm(A4縦サイズ)、センサ39cがオンの場
合には257mm(B5横サイズ)、センサ39dがオ
ンの場合には297mm(A4横サイズ)、センサ39
eがオンの場合には310mm(ホームポジション)に
それぞれ設定されている。
【0038】エンドフェンス位置センサ40は、ラック
&ピニオン機構36におけるラックより突出する検出片
42の有無を排紙方向の5箇所で検出する5つの光反射
型のセンサ40a〜40eである。排紙エンドフェンス
25の位置によって決定される排紙台14の適合用紙長
Lは、エンドフェンス位置センサ40のうち、センサ4
0aがオンの場合には210mm(A4横サイズ)、セ
ンサ40bがオンの場合には257mm(B5縦サイ
ズ)、センサ40cがオンの場合には297mm(A4
縦サイズ)、センサ40dがオンの場合には364mm
(B4縦サイズ)、センサ40eがオンの場合には42
0mm(A3縦サイズ)にそれぞれ設定されている。な
お、給紙部7及び排紙部8の回路部品は図5に示すよう
に制御装置16に接続されている。また用紙11を排紙
台14に排出させるベルトコンベア13(図1参照)に
は、用紙11の通過を検出する光反射型の排紙センサ4
3が設けられている。
【0039】ここで、本実施の形態の孔版印刷機1は、
制御装置16におけるマイクロコンピュータ動作によっ
て実行される各種の手段として、排紙部8に排紙される
定形の用紙11のサイズを認識する用紙サイズ認識手
段、選択された用紙11のサイズを更新自在に記憶する
サイズ記憶手段、排紙サイドフェンス23及び排紙エン
ドフェンス25の移動を自動調整モードで行うかマニア
ル調整モードで行うかを選択するモード選択手段、自動
調整モードの選択時にDCモータ31,34を起動させ
て用紙サイズ認識手段に認識された用紙11のサイズに
応じた位置に排紙サイドフェンス23及び排紙エンドフ
ェンス25の位置を設定するフェンス位置設定手段、マ
ニアル調整モード選択時にDCモータ31,34を所望
の方向に所望量だけ手動操作で駆動させる手動操作手
段、マニアル調整モードにおいて一定期間手動操作手段
による操作がなされない場合に前回選択された用紙11
のサイズと今回選択された前記用紙のサイズとを比較す
る新旧サイズ比較手段、前回選択された用紙11のサイ
ズと今回選択された用紙11のサイズとが異なる場合に
自動調整モードに復帰する自動調整モード復帰手段、を
備えている。
【0040】用紙サイズ認識手段は、印刷部5において
印刷が行なわれて排紙台14に排紙される用紙11のサ
イズ(幅及び長さ)を認識する。つまり、給紙部7にお
ける用紙サイズ検知センサ20a〜20eの出力パター
ンが制御装置16に入力されると、制御装置16の演算
処理によって用紙11のサイズが認識される。
【0041】また、自動調整モードで実行するフェンス
位置設定手段は、DCモータ31,34を起動させ、排
紙サイドフェンス23の対向間隔と排紙エンドフェンス
25の位置とを用紙サイズ認識手段に認識された用紙1
1のサイズに応じて設定する。つまり、排紙サイドフェ
ンス23の対向間隔は、サイドフェンス位置センサ39
の出力によって検出されるため、フェンス位置設定手段
は、電磁クラッチ33をオンにし、排紙サイドフェンス
23の間隔が所望の対向間隔に設定されるまでDCモー
タ31を起動させる。また、排紙エンドフェンス25の
位置は、エンドフェンス位置センサ40によって検出さ
れるため、フェンス位置設定手段は、電磁クラッチ37
をオンにし、排紙エンドフェンス25の位置が所望の位
置に設定されるまでDCモータ34を起動させる。この
際、フェンス位置設定手段は、給紙部7において用紙有
無検知センサ21が用紙11を検知し、排紙部8におい
て用紙有無検知センサ38が用紙11を検知しない場合
にのみ動作する。
【0042】前述のサイズ記憶手段は、制御装置16が
備える図示しないRAM等の記憶媒体が適用される。
【0043】前述のモード選択手段は、図5に示す操作
パネル18が有するタッチパネル構成の操作釦(図示せ
ず)により実現される。
【0044】同様に、前述の手動操作手段も、図5に示
す操作パネル18が有するタッチパネル構成のスクロー
ル釦(図示せず)により実現される。
【0045】前述の新旧サイズ比較手段及び自動調整モ
ード復帰手段については後述する。
【0046】このような構成において、通常は定形のサ
イズの用紙11を用いて印刷するので、排紙部8のフェ
ンス23,25の位置を自動的に行うベく自動調整モー
ドに維持する。
【0047】印刷に際しては、先ずメインスイッチ17
を操作して電源を投入する。そして、印刷部5により印
刷を行なおうとする定形の用紙サイズの用紙11を給紙
台12に載置すると、用紙サイズ認識手段によってその
用紙11のサイズ(幅及び長さ)が認識される。以下、
サイズ認識の処理を図6に示すフローチャートを参照し
て説明する。
【0048】給紙台12に対する用紙11の載置によ
り、給紙台12に設けられた用紙有無検知センサ21の
出力が変化し、これによって用紙サイズ検出処理が実行
される。つまり、5つの用紙サイズ検知センサ20a〜
20eの出力パターンに基づいて用紙11のサイズが検
知され(ステップS1、用紙サイズ認識手段)、検知さ
れた用紙11のサイズ情報が制御装置16が備えるマイ
クロコンピュータのメモリに更新自在に記憶される(ス
テップS2、サイズ記憶手段)。
【0049】図7は、自動調整モードにおいて実行する
フェンス位置設定処理の流れを示すフローチャートであ
る。給紙台12における用紙有無検知センサ21のオン
(ステップS3)と、排紙台14における用紙有無検知
センサ38のオフ(ステップS4)との確認処理がなさ
れる。つまり、ステップS3,S4では、給紙台12に
用紙11が載置されたことと、排紙台14に用紙11が
ないこととが確認される。給紙台12に用紙11が載置
されていない場合には操作パネル18の表示画面に給紙
セット表示がなされ(ステップS5)、排紙台14に用
紙11が残存している場合には表示画面に排紙リセット
表示がなされる(ステップS6)。つまり、排紙サイド
フェンス23の対向間隔と排紙エンドフェンス25の位
置との自動設定は、給紙部7に用紙11があり、排紙部
8に用紙11がない場合にのみ行なわれる。このため、
印刷動作が行なわれないにも拘らずに排紙サイドフェン
ス23の自動対向間隔設定等が無駄に行なわれたり、排
紙台14に用紙11が未だ残っているのに排紙サイドフ
ェンス23の自動対向間隔設定等が行なわれてその用紙
11が傷付いてしまうような不都合が回避される。
【0050】給紙台12に用紙11が載置されたことと
排紙台14に用紙11がないこととが確認されると、排
紙部8においては設定手段によって排紙サイドフェンス
23の対向間隔と排紙エンドフェンス25の位置とが用
紙サイズ認識手段によって認識された用紙11のサイズ
に応じた間隔及び位置に設定される。つまり、排紙サイ
ドフェンス23の対向間隔と排紙エンドフェンス25の
位置とが排紙される用紙11のサイズに合わせて自動設
定される。このための処理としては、図6のステップS
2でレジストされた用紙サイズレジスト値がレジスト領
域より呼び出され(ステップS7)、アクティブにする
サイドフェンス位置センサ39及びエンドフェンス位置
センサ40の設定及びレジストが行なわれる(ステップ
S8)。つまり、39a〜39eのうち、どのサイドフ
ェンス位置センサ39及びエンドフェンス位置センサ4
0のオンを検知するかを設定し、これをレジスト領域に
一時記憶する。そして、電磁クラッチ33,37がオン
にされ(ステップS9)、DCモータ31,34が駆動
される(ステップS10)。これにより、排紙サイドフ
ェンス23がスライド移動してその対向間隔が狭まり、
排紙エンドフェンス25がスライド移動してその位置が
排紙方向上流側に移動する。そして、ステップS8でレ
ジスト領域に一時記憶されたサイドフェンス位置センサ
39及びエンドフェンス位置センサ40がオンになった
ことが認識されると(ステップS11)、DCモータ3
1,34の駆動が停止され(ステップS12)、電磁ク
ラッチ33,37がオフにされる(ステップS13)。
これにより、排紙サイドフェンス23の対向間隔と排紙
エンドフェンス25の位置とが自動設定される。したが
って、オペレータの手作業によるそれらの設定作業が不
要となり、しかも、それらの設定は極めて正確になされ
る。
【0051】このように自動調整モードに維持しておく
ことにより、定形の用紙サイズの用紙11を使用する限
りにおいては用紙11のサイズを認識し、その認識の基
に排紙部8の排紙サイドフェンス23及び排紙エンドフ
ェンス25の位置を自動的に調整することができる。な
お、一対の排紙サイドフェンス23のうち、何れか一方
のみを移動させるようにしてもよい。
【0052】不定形の用紙サイズの用紙11を使用する
ときは、所望サイズの用紙11を給紙台12に載置す
る。この場合、給紙部7が備えている5つの用紙検知セ
ンサ39a〜39eでは用紙サイズを認識できないこと
もあるので、前述のように操作パネル18の操作釦を操
作してマニアル調整モードに切り替え、スクロール釦を
操作してDCモータ31,34を所望の方向に所望量だ
け駆動し、排紙サイドフェンス23,25を所望の位置
に移動させる。これらのフェンス23,25の位置は用
紙11の横幅、長さに対応させて操作パネル18の表示
画面に数字で表示されるので、その数字の変化を見なが
ら用紙11のサイズに合わせて容易に微調整をすること
ができる。
【0053】このようにして排紙サイドフェンス23及
び排紙エンドフェンス25の位置を設定した後に、その
設定に対応する用紙11のサイズが制御装置16に更新
自在に記憶される(サイズ記憶手段)。続いて、操作パ
ネル18上の図示しないスタートキーが押下されると印
刷動作が行なわれる。
【0054】なお、実施に当っては、操作パネル18で
用紙サイズを入力するような構成としても良い。この場
合には、操作パネル18で入力される用紙サイズを制御
装置16が記憶する処理が用紙サイズ認識手段となる。
【0055】以上のように、通常は定形の用紙サイズの
用紙11を用いることが多いため自動調整モードに設定
されているが、マニアル調整モードに切り替えることに
より、不定形の用紙サイズの用紙11に合わせて排紙部
8のフェンス23,25の位置を調整できるが、マニア
ル調整した人が自動調整モードに維持したまま放置する
ことがある。この場合には、従来であれば、用紙11の
サイズを変えると排紙部8のフェンス23,25を自動
的に調整することはできなかった。
【0056】そこで、図8を参照し、本発明の特徴部分
について説明する。図8は自動調整モードとマニアル調
整モードとの切り替え処理の流れを示すフローチャート
である。
【0057】先ず、用紙11の選択の有無が確認される
(S14)。この確認は、給紙台12の上に所望のサイ
ズの用紙11が載置され、これを前述の用紙サイズ認識
手段の認識結果を基に判断する。或いは、用紙サイズ毎
に複数の給紙台12を備えている構成では、給紙台12
を指定した結果を基に判断するようにしてもよい。
【0058】用紙選択有りと判断し(S14のY)、そ
の後プリントスタートの操作有り(S15のY)と判断
した後は、フェンス23,25の位置を調整するモード
が自動調整モードであるか否かを判断する。自動調整モ
ードである場合(S16のY)は、前回選択した用紙1
1のデータ(サイズデータ)を呼び出し(S17)、今
回選択した用紙と前回選択した用紙とが一致しているか
否かを判断する(S18、新旧サイズ比較手段)。一致
の場合(S18のY)はステップS20の印字処理に移
行し、続いて、そのときに選択した用紙11のデータ
(サイズデータ)を制御装置16に更新する(S21、
サイズ記憶手段)。不一致の場合(S18のN)には、
新たに用紙サイズが選択されたものとして排紙部8のフ
ェンス23,25の位置を自動調整モードで調整する
(S19)。この処理は図7で説明した処理と同様であ
る。
【0059】ステップS16において、自動調整モード
でない(マニアル調整モード)と判断したときは(S1
6のN)、前回選択した用紙11のデータ(サイズデー
タ)を呼び出し(S22)、今回選択した用紙と前回選
択した用紙とが一致しているか否かを判断する(S2
3、新旧サイズ比較手段)。一致の場合(S22のY)
は排紙部8のフェンス23,25の位置を調整する必要
がないため、ステップS20、続いてステップS21に
移行する。不一致の場合(S23のN)には、そのとき
に選択された用紙11が定形紙(定形の用紙サイズ)か
否かを判断する(S24)。定形紙の場合には(S24
のY)、排紙部8のフェンス23,25の位置の調整モ
ードを変換処理してマニアル調整モードから自動調整モ
ードに自動的に復帰させる(S25、自動調整モード復
帰手段)。
【0060】ステップS24において定形紙でない(不
定形の用紙サイズ)と判断したときは(S24のN)、
排紙部8のフェンス23,25の位置の調整をマニアル
調整処理により実行する(S26)。このマニアル調整
処理は、前述のように、操作パネル18の操作釦を操作
してマニアル調整モードに切り替えて行うので、その操
作釦の押圧を操作パネル18の表示画面により表示しオ
ペレータに認識させることがベターである。
【0061】以上は請求項1記載の発明に対応する実施
の形態であるが、ステップS24において定形紙でない
(不定形の用紙サイズ)と判断したときは(S24の
N)、その旨の警告を操作パネル18の表示画面により
出力する(警告手段)ようにしてもよい。これにより、
オペレータにマニアル調整モードから自動調整モードに
切り替える操作を促し、上記実施の形態と同様の目的を
達成することができる。これは請求項2記載の発明に対
応する実施の形態である。
【0062】次に、図1ないし図8を参照し本発明の第
二の実施の形態について説明する。前記実施の形態と同
一部分は同一符号を用い説明も省略する。本実施の形態
におけるフェンス位置設定手段は、用紙11のサイズ情
報に厚さ情報を加味してフェンス23,25の位置を設
定するように構成されている。すなわち、表1に示すよ
うに、用紙サイズ、用紙11の厚さに応じて排紙サイド
フェンス(表ではサイドと略称で示す)23の間隔と、
排紙エンドフェンス25(表1ではエンドと略称で示
す)の位置とを定めたテーブルが用意されている。
【0063】
【表1】
【0064】ここで、表1の見方について説明する。例
えば、A3よこの用紙11の寸法は297×420mm
である。標準紙・薄紙の場合は前述のようにインキに含
まれる水分により印刷面側が展延して反り量が多いの
で、排紙サイドフェンス23の間隔を用紙11の幅寸法
297mmより7mmだけ小さな値に定めている。排紙
エンドフェンス25の位置は用紙11の反りに影響され
ないので用紙11の長さ寸法420mmに対応する位置
に定められている。これに対し、同じA3よこの用紙1
1でも、厚紙・特殊紙の場合は用紙11の反り量が少な
く、逆に一対の排紙サイドフェンス23に用紙11の側
縁が引っ掛かり易いので、排紙サイドフェンス23の間
隔を用紙11の幅寸法297mmより5mmだけ大きな
値に定めている。排紙エンドフェンス25の位置は用紙
11の長さ寸法420mmに対応する位置に定められて
いる。同様に、その他の用紙サイズの用紙11に対して
も、サイズ及び厚さに応じて排紙サイドフェンス23の
間隔と排紙エンドフェンス25の位置とが定められてい
る。
【0065】このような構成において、定形の用紙サイ
ズの用紙11を用いる場合には、自動調整モードにおい
て排紙サイドフェンス23の間隔が自動的に調整される
が、表1のテーブルにより厚み情報を含んで調整するこ
とにより、使用する用紙11に最適な間隔をもって排紙
サイドフェンス23の位置を調整することができる。
【0066】マニアル調整モードの場合には、オペレー
タが排紙サイドフェンス23の間隔を自在に調整できる
ため、用紙11の厚み情報を加味して調整することは十
分に可能である。
【0067】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、自動調整
モード選択時に用紙サイズ認識手段に認識された用紙の
サイズに応じた位置にフェンスの位置を設定するフェン
ス位置設定手段と、マニアル調整モード選択時に駆動部
を所望量だけ手動操作で駆動させる手動操作手段とを備
え、マニアル調整モードにおいて、前回選択された用紙
のサイズと今回選択された用紙のサイズとが異なる場合
に自動調整モードに復帰する自動調整モード復帰手段を
備えるので、マニアル調整モード状態に放置され、用紙
サイズを変えた場合には、モードの認識をし忘れたとし
ても自動調整モードに復帰されるため、用紙サイズ認識
手段により認識できる用紙サイズであればその用紙サイ
ズに合わせて排紙部のフェンスの位置を調整できる。
【0068】請求項2記載の発明によれば、自動調整モ
ード選択時に用紙サイズ認識手段に認識された用紙のサ
イズに応じた位置にフェンスの位置を設定するフェンス
位置設定手段と、マニアル調整モード選択時に駆動部を
所望量だけ手動操作で駆動させる手動操作手段とを備
え、マニアル調整モードにおいて前回選択された前記用
紙のサイズと今回選択された前記用紙のサイズとが異な
る場合にその旨の警告を出力する警告手段を備えるの
で、マニアル調整モード状態に放置され、用紙サイズを
変えた場合には、モードの認識をし忘れたとしてもその
状態を警告により認識できるため、自動調整モードに切
り替えて用紙サイズに合わせて排紙部のフェンスの位置
を調整できる。
【0069】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の発明において、印刷部は、内部にインキ供給
手段を有し外周部に製版されたマスタを巻き付ける版胴
と、この版胴に接離自在に対向配置された回転自在の押
圧部材とを備え、フェンス位置設定手段は、用紙のサイ
ズ情報に厚さ情報を加味してフェンスの位置を設定する
ように構成されているので、用紙は薄いほどインキに含
まれる水分により反るが、その反り量に応じてフェンス
の位置を調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示す全体の縦断側
面図である。
【図2】給紙台を示す斜視図である。
【図3】給紙台に載置された用紙のサイズを検出するた
めの構造を示す斜視図である。
【図4】一部を切り欠いて示す排紙台の平面図である。
【図5】各部の電気的接続を示すブロック図である。
【図6】給紙台に用紙が載置されたときの処理の流れを
示すフローチャートである。
【図7】フェンス位置設定処理を示すフローチャートで
ある。
【図8】自動調整モードとマニアル調整モードとの切り
替え処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
5 印字部 7 給紙部 8 排紙部 9 版胴 10 押圧部材 11 用紙 15 通紙経路 20 センサ 23,25 フェンス 31,34 駆動部 S1 用紙サイズ認識手段 S2,S21 サイズ記憶手段 S18,S23 新旧サイズ比較手段 S25 自動設定モード復帰手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙部から排紙部に至る通紙経路に用紙
    を通紙させ、この通紙過程において印刷部により前記用
    紙に所望の画像を形成する画像形成装置において、 前記排紙部に排紙される定形の用紙のサイズを認識する
    用紙サイズ認識手段と、 前記排紙部に移動自在に設けられ前記用紙の排紙位置を
    定めるフェンスと、 前記フェンスを移動させる駆動部と、 選択された前記用紙のサイズを更新自在に記憶するサイ
    ズ記憶手段と、 前記フェンスの移動を自動調整モードで行うかマニアル
    調整モードで行うかを選択するモード選択手段と、 前記自動調整モードの選択時に前記駆動部を起動させて
    前記用紙サイズ認識手段に認識された前記用紙のサイズ
    に応じた位置に前記フェンスの位置を設定するフェンス
    位置設定手段と、 前記マニアル調整モード選択時に前記駆動部を所望量だ
    け手動操作で駆動させる手動操作手段と、 前回選択された前記用紙のサイズと今回選択された前記
    用紙のサイズとを比較する新旧サイズ比較手段と、 前記マニアル調整モードにおいて前回選択された前記用
    紙のサイズと今回選択された前記用紙のサイズとが異な
    る場合に今回選択された用紙が定形の用紙サイズの用紙
    であることを条件に前記自動調整モードに復帰する自動
    調整モード復帰手段と、を備えることを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 給紙部から排紙部に至る通紙経路に用紙
    を通紙させ、この通紙過程において印刷部により前記用
    紙に所望の画像を形成する画像形成装置において、 前記排紙部に排紙される定形の用紙のサイズを認識する
    用紙サイズ認識手段と、 前記排紙部に移動自在に設けられ前記用紙の排紙位置を
    定めるフェンスと、 前記フェンスを移動させる駆動部と、 選択された前記用紙のサイズを更新自在に記憶するサイ
    ズ記憶手段と、 前記フェンスの移動を自動調整モードで行うかマニアル
    調整モードで行うかを選択するモード選択手段と、 前記自動調整モードの選択時に前記駆動部を起動させて
    前記用紙サイズ認識手段に認識された前記用紙のサイズ
    に応じた位置に前記フェンスの位置を設定するフェンス
    位置設定手段と、 前記マニアル調整モード選択時に前記駆動部を所望量だ
    け手動操作で駆動させる手動操作手段と、 前回選択された前記用紙のサイズと今回選択された前記
    用紙のサイズとを比較する新旧サイズ比較手段と、 前記マニアル調整モードにおいて前回選択された前記用
    紙のサイズと今回選択された前記用紙のサイズとが異な
    る場合にその旨の警告を出力する警告手段と、を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記印刷部は、内部にインキ供給手段を
    有し外周部に製版されたマスタを巻き付ける版胴と、こ
    の版胴に接離自在に対向配置された回転自在の押圧部材
    とを備え、前記フェンス位置設定手段は、前記用紙のサ
    イズ情報に厚さ情報を加味して前記フェンスの位置を設
    定するように構成されている請求項1又は2記載の画像
    形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009012397A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Tohoku Ricoh Co Ltd 印刷装置
JP2012042858A (ja) * 2010-08-23 2012-03-01 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

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