JP2005320115A - 画像形成装置 - Google Patents

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【課題】 給紙部から排紙部に至る通紙経路に用紙を通紙させ、この通紙過程において印刷部により前記用紙に所望の画像を形成し、前記排紙部には前記用紙のサイズに応じた排紙位置を定めるフェンスが駆動手段により駆動されて位置可変に設けられている画像形成装置において、フェンスの位置設定を実際の排紙の状態に合わせて適正に調整できる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 印刷開始前に位置設定されたフェンスの排紙位置を印刷開始後に微調整することができるフェンス微調整手段(K2、K3)を具備した。
【選択図】図2

Description

本発明は、給紙部から排紙部に通紙される用紙の排紙位置を定め揃える可動のフェンスを備えた画像形成装置に関する。
給紙部から排紙部に至る通紙経路に用紙を通紙させ、この通紙過程において印刷部により前記用紙に所望の画像を形成し、前記排紙部には前記用紙のサイズに応じた排紙位置を定めるフェンスが駆動手段により駆動されて位置可変に設けられている画像形成装置がある(例えば、特許文献1参照)。
排紙部は、排紙される用紙を支える排紙台の両側に用紙の幅に応じて対向間隔を調整できる排紙サイドフェンスと、用紙の長さに応じて位置を調整できる排紙エンドフェンスを設けた構造である。一方、給紙する用紙としては、A4縦、A4横、B5縦、B5横等のように使用頻度の高い定形の用紙サイズと、使用頻度の低い不定形の用紙サイズとがある。
印刷済みの用紙を安価な構成で揃えるために、定形の用紙サイズの用紙を使用する場合には、自動設定モードにすれば、その用紙サイズに合わせて排紙サイドフェンス及び排紙エンドフェンスが自動的に移動する。
また、不定形の用紙サイズの用紙を使用する場合には、マニュアル調整モードに切り替えることにより、排紙サイドフェンスと排紙エンドフェンスとの位置をこれらのフェンスを移動させるモーターを駆動させることでフェンス位置を合わせる画像形成装置が提案されている。
自動設定モードのもとでは、給紙部に用紙があり、排紙部に用紙がない場合にのみ行なわれるようになっている。それは、給紙部における用紙のサイズをセンサで検知しこの検知情報に基づいて排紙部におけるフェンスの移動を行なうシステムでは、排紙部に残っている用紙サイズよりも給紙台の用紙サイズが大きい場合、排紙サイドフェンスが排紙台に残っている用紙よりも狭い幅まで移動する際、その用紙を傷付けてしまうのでこれを回避するためである。
自動設定モードのもとで、排紙サイドフェンスや排紙エンドフェンスの位置を自動設定により調整するにしても、或いはマニュアル調整モードのもとで調整するにしても、印刷開始までにはオペレーターによりこれらのフェンスは排紙されてくる用紙を揃えるに適する位置に一応設定されているはずである。
しかし、実際に印刷に入ってから、排紙サイドフェンスや排紙エンドフェンスにより用紙を揃えることができない場合が生じる。この原因としては、(a)マニュアル調整については、オペレーターの操作による位置合わせが不十分な場合、或いは(b)自動設定される場合で、画像形成装置が孔版印刷装置のときには該孔版印刷装置に使用されるインキの成分のうち60〜70パーセントが水分であるので、この水分により用紙の印刷面は繊維が膨潤して展延して用紙が反ってしまい、この反りが用紙の紙厚が薄いほど顕著であるため、用紙の反りが大きい薄紙では用紙と排紙サイドフェンス或いは用紙とエンドフェンスとの間に隙間が生じるからである。
かかる事態が生じた場合、印刷に入っているので、排紙部には既に用紙が存在おり、このため印刷装置を停止してフェンス位置を合わせるべく例えば自動設定モードにした場合には、前記した自動設定モードの条件より、排紙部の用紙を取り除かなければフェンスの微調整はできない。従って、印刷を一度停止させて用紙を排紙部から取り除き、位置設定をし直さなければならない。
つまり、印刷停止→排紙部でのフェンスの位置調整→印刷開始→印刷停止→排紙部でのフェンスの位置調整…というように、操作を何度も繰り返さなければならない。しかも、用紙を取り除いてフェンス位置を再設定する際、間違った設定を行なう可能性もあり、その場合には排紙揃えが悪くなり、排紙ジャムの原因にもなる。
或いは、自動設定モードではく、マニュアル調整モードを選択した場合には、マニュアル調整モードにおけるフェンスの位置設定が元来使用頻度の低い不定形用紙に対するフェンスの位置合わせを想定したものであるため、操作性の配慮が不十分でフェンス駆動用のスイッチを押すのに合わせて、つまり、スイッチがオンにされるのに合わせて、押しつづけている間移動する構成であるため、熟練しないと微調整が困難である。
印刷動作中、従来機では微小なフェンスの移動を手動で行なうことが困難なため、排紙フェンスの位置調整はできないようになっている。
特開2001−206617号公報
この発明は前記の従来技術の経緯に鑑みてなされたものであり、フェンスの位置設定を実際の排紙の状態に合わせて調整できる画像形成装置を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を達成するため以下の構成とした。
請求項1記載の発明では、給紙部から排紙部に至る通紙経路に用紙を通紙させ、この通紙過程において印刷部により前記用紙に所望の画像を形成し、前記排紙部には前記用紙のサイズに応じた排紙位置を定めるフェンスが駆動手段により駆動されて位置可変に設けられている画像形成装置において、印刷開始前に位置設定された前記フェンスの排紙位置を印刷開始後に微調整することができるフェンス微調整手段を具備した。
請求項1に記載の画像形成装置において、前記フェンスは用紙の幅を揃えるサイドフェンス、用紙の搬送方向側の端部を揃えるエンドフェンスの何れかまたは両方を含み、これらのフェンスは前記駆動手段としてのステッピングモーターにより駆動されることとした(請求項2)。
請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記駆動手段はステッピングモーターであり、スイッチ操作により駆動されるものであって、1回のスイッチ操作により前記エンドフェンスを一定の調節単位量だけ移動させるに必要な回転量だけ駆動されることとした(請求項3)。
この発明によれば、フェンスの位置設定を実際の排紙の状態に合わせて調整できる。
この発明の実施の形態として画像形成装置が孔版印刷機である場合の例を図1乃至図4を参照して説明する。
[孔版印刷機の基本構造]
穿孔画像が形成されたマスタ2を使用して印刷を行なう孔版印刷機1の基本的な構造は周知であるので、基本構造については簡単に説明する。図1において、孔版印刷機1は、概略構造として、光学読取部3、製版部4、印刷部5、排版部6、給紙部7、及び排紙部8から構成されている。
光学読取部3は、図示しない原稿の画像を光学的に読み取るデジタルスキャナとしての構造を有する。製版部4は、光学読取部3で読み取った原稿画像の情報を穿孔画像としてマスタ2に形成する機能を有し、穿孔画像が形成されたマスタ2を印刷部5に送り出す構造となっている。ここで、マスタ2は製版部4内にロール状に巻回保持されていて、製版部4内にて所定の経路に引き出されて加熱穿孔される。穿孔画像形成後のマスタ2は所定の長さに切断され、印刷部5に送り出される。
印刷部5は、版胴9とこの版胴9に対して圧接離反可能に設けられた押圧部材としてのプレスローラ10とを主要な構成要素として有する。この版胴9は、0.25〜1.0mm程度の間隔で直径0.15〜0.5mm程度の孔が外周面に形成されたもので、支軸を中心として回転駆動される。版胴9は、製版部4から送り出されたマスタ2を挾持して巻回保持し得るように形成されている。印刷部5は、版胴9の内部に図示しないインキ供給部を備える。
印刷部5において、版胴9とプレスローラ10とのニップ部で印刷が行なわれるので、このニップ部(転写位置)に対応する版胴9の内部にインキ供給部によって適量のインキを供給し、プレスローラ10で版胴9に圧力を加えて変形させることにより、版胴9の内周面から外周面にインキを漏れ出させる構造である。
版胴9からインキが漏れ出ると、版胴9に巻かれたマスタ2に形成された穿孔をインキが通り抜けることを利用し、版胴9とプレスローラ10との間に用紙11を通過させてこの用紙11に画像を形成する。使用後に不要となったマスタ2は排版部6で版胴9から剥ぎ取られて収納される。
給紙部7は、給紙台12に積層状態で載置された用紙11を分離して版胴9とプレスローラ10とのニップ部(転写位置)に向けて送り出す。版胴9とプレスローラ10との間に導かれた用紙11は、ベルトコンベア13により排紙部8の排紙台14に向けて搬送される。給紙部7と排紙部8は上記ニップ部(転写位置)を介して通紙経路15により結ばれている。これらの給紙部7及び排紙部8については、後に詳述する。
[制御系]
上記した孔版印刷機1各部の動作は制御系によって制御される。この制御系は、図示しないCPU及びメモリからなるマイクロコンピュータによる制御装置を主要な構成要素として備え、この制御装置にメインスイッチ(図示省略)、図2に示す操作パネル18、図1に示した光学読取部3、製版部4、印刷部5、排版部6、給紙部7、及び排紙部8がそれぞれ接続されて構成されている。
このような孔版印刷機1は、光学読取部3で読み取った原稿画像に基づき製版部4でマスタ2を製版する製版動作と、製版後のマスタ2を利用して用紙11に原稿画像を転写し印刷する印刷動作とを基本的な動作とする。これらの各動作は、操作パネル18中の製版スタートキーK1の押下によって連続的に実行される。
[製版動作]
製版スタートキーK1が押下されると、版胴9に巻き付いている使用済みのマスタ2が排版部6に廃棄される。実質的な製版動作としては、マスタ2が加熱穿孔され、光学読取部3で読み取った原稿画像に基づく穿孔画像がマスタ2に形成される。加熱穿孔後のマスタ2は、所定の長さに切断されて印刷部5に送られる。
[印刷動作]
印刷部5では、製版部4から搬送された穿孔画像形成済みのマスタ2を版胴9が挾持し、この状態で版胴9が回転することによりマスタ2が版胴9に巻き付けられる。版胴9の回転に同期して給紙部7から用紙11が版胴9に向けて搬送される。プレスローラ10は版胴9に巻き付けられたマスタ2に用紙11を介して押圧されつつ、版胴9の回転に追従して回転する。
これにより、インキ供給部によってインキが供給されている版胴9の内部から外部にインキが漏れ出し、漏れ出したインキがマスタ2に形成された穿孔を通過して用紙11に転移される。こうして、マスタ2に形成された穿孔画像が用紙に転写されて印刷が行なわれる。
[給排紙機構]
給紙部7について説明する。
図1において、給紙台12にはセットされる用紙11の整列を維持する給紙サイドフェンス19が設けられている。この給紙サイドフェンス19は相対向する一対の板状部材からなるよく知られた機構からなり、後述する排紙サイドフェンスもこれに準じた構造をしている。
図1において、給紙サイドフェンス19は、紙幅方向にスライド自在に取り付けられている。給紙台12には、給紙サイドフェンス19のスライド方向(図1の紙面を貫く方向)に、本例では4つの用紙サイズ検知センサ20a〜20dが位置を異にして列設されている。
給紙台12には、矢印dで示す用紙搬送方向の上流側に給紙方向の用紙サイズ検出用の少なくとも1つの用紙サイズ検知センサ20eが取り付けられ、下流側に用紙有無検知センサ21が取り付けられている。これらのセンサは共に前記制御装置に接続されて該制御装置にオン・オフ信号を付与し、これによって給紙台12に載置された用紙11のサイズ及び有無を検出するために使用される。
排紙部8について説明する。
図3は、排紙部8の構造を示すために、一部を切り欠いて示す排紙台14の平面図である。この排紙台14には、案内レール22にスライダ23aを介してスライド自在に取り付けられた板状のフェンスを用いた一対の排紙サイドフェンス23と、案内レール24にスライダ25aを介してスライド自在に取り付けられたフェンスである排紙エンドフェンス25とが設けられている。
図1において、用紙11は給紙部7から給紙経路15を辿り印刷部5を経て排紙台14に排紙される。こうして排紙される用紙11を整列する排紙サイドフェンス23は、図3に示すように、用紙11の紙幅方向(図3中のa方向)にスライド自在であり、排紙エンドフェンス25は、用紙11の排紙方向及びその逆方向(図3中のb方向)にスライド自在である。図3において、一対の排紙サイドフェンス23は、案内レール22の裏面に回転自在に取り付けられたピニオンギヤ26と案内レール22の裏面に取り付けられた滑りガイド27に案内されるラック28とからなるラック&ピニオン機構29に連結され、互いに連動してスライドする。
このラック&ピニオン機構29の一部を構成するピニオンギヤ26は、タイミングベルト30を介し、前記した制御装置に接続された駆動手段としてのステッピングモーター31により駆動されるウォームギヤ機構32に連結されている。
このウォームギヤ機構32は、ステッピングモーター31の減速機構として機能し、前記した制御装置に接続されて駆動制御されるクラッチとしての電磁クラッチ33を備える。したがって、この電磁クラッチ33がオン(接続状態)の場合のみ、ステッピングモーター31の駆動力がウォームギヤ機構32、タイミングベルト30、及びラック&ピニオン機構29を介して排紙サイドフェンス23に伝達されるように構成されている。
排紙エンドフェンス25は、前記した制御装置に接続された駆動手段としてのステッピングモーター34により駆動されるウォームギヤ機構35と、このウォームギヤ機構35に連結するラック・ピニオン機構36とを介して駆動される構造である。排紙エンドフェンス25に動力の伝達をするウォームギヤ機構35も、ステッピングモーター34の減速機構として機能し、前記した制御装置に接続されて駆動制御されるクラッチとしての電磁クラッチ37を備えている。
排紙台14には、排紙台14上における用紙11の有無を検出する光反射センサ構成の用紙有無検知センサ38と、サイドフェンス位置センサ39a、39b、39c、39d、39eと、エンドフェンス位置センサ40a、40b、40d、40eが設けられ、それぞれ前記した制御装置に接続されている。
サイドフェンス位置センサ39a〜39dは、ラック・ピニオン機構29における一方のラック28より突出する検出片41の有無を紙幅方向の5箇所で検出する5つの光反射型のセンサである。排紙サイドフェンス23の対向間隔Hは、サイドフェンス位置センサ39a〜39eのうち、センサ39aがオンの場合には182mm(B5縦サイズ)、センサ39bがオンの場合には210mm(A4縦サイズ)、センサ39cがオンの場合には257mm(B5横サイズ)、センサ39dがオンの場合には297mm(A4横サイズ)、センサ39eがオンの場合には310mm(ホームポジション)にそれぞれ設定されている。
エンドフェンス位置センサ40a〜40eは、ラック&ピニオン機構36におけるラックより突出する検出片42の有無を排紙方向の5箇所で検出する5つの光反射型のセンサである。排紙エンドフェンス25の位置によって決定される排紙台14の適合用紙長Lは、エンドフェンス位置センサ40a〜40eのうち、センサ40aがオンの場合には210mm(A4横サイズ)、センサ40bがオンの場合には257mm(B5縦サイズ)、センサ40cがオンの場合には297mm(A4縦サイズ)、センサ40dがオンの場合には364mm(B4縦サイズ)、センサ40eがオンの場合には420mm(A3縦サイズ)にそれぞれ設定されている。用紙11を排紙台14に排出させるベルトコンベア13(図1参照)には、用紙11の通過を検出する排紙センサ43が設けられている。
[排紙フェンスの位置調整]
孔版印刷機1は、前記した制御装置により実行される各種の手段として、排紙部8に排紙される定形の用紙11のサイズを認識する用紙サイズ認識手段、選択された用紙11のサイズを更新自在に記憶するサイズ記憶手段、排紙サイドフェンス23及び排紙エンドフェンス25の移動を自動調整モードで行うかマニアル調整モードで行うか、を選択するモード選択手段、自動調整モードの選択時にステッピングモーター31、34を起動させて用紙サイズ認識手段に認識された用紙11のサイズに応じた位置に排紙サイドフェンス23及び排紙エンドフェンス25の位置を設定するフェンス位置設定手段、本発明のフェンス微調整時にフェンス駆動用のステッピングモーター31、34を優先して駆動し、所望の方向に所望量だけ移動させるフェンス微調整制御手段を備えている。
印刷に際しては、図1に示した孔版印刷機1の本体側部に設けられた図示省略のメインスイッチを操作して電源を投入する。印刷部5により印刷を行なおうとする定形の用紙サイズの用紙11を給紙台12に載置し、操作パネル18に設けられたモード切り換えキーの操作により用紙が定形サイズなら自動設定モード、不定形サイズならマニュアルモードに指定し、モードを実行する。
(A) 例えば、用紙サイズが定形の場合、自動設定モードが選択される。その場合、先ず用紙サイズ認識手段によってその用紙11のサイズ(幅及び長さ)が認識される。自動調整モードで実行するフェンス位置設定手段は、ステッピングモーター31、34を起動させ、排紙サイドフェンス23の対向間隔と排紙エンドフェンス25の位置とを用紙サイズ認識手段に認識された用紙11のサイズに応じて設定する。
つまり、排紙サイドフェンス23の対向間隔は、サイドフェンス位置センサ39a〜39eの出力によって検出されるため、フェンス位置設定手段は、電磁クラッチ33をオンにし、排紙サイドフェンス23の間隔が所望の対向間隔に設定されるまでステッピングモーター31を起動させる。
排紙エンドフェンス25の位置は、エンドフェンス位置センサ40a〜40eによって検出されるため、フェンス位置設定手段は、電磁クラッチ37をオン(接続状態)にし、排紙エンドフェンス25の位置が所望の位置に設定されるまでステッピングモーター34を起動させる。
(B) 例えば、用紙11のサイズが不定形であり、自動設定モードになじまないときには、自動設定モードにせずにマニュアルモードが選択される。その場合には、操作キーを手動で押下することにより排紙フェンスの位置が変わり、現在位置がディスプレイに表示されるので、かかる表示値を目安にして排紙フェンスの幅を設定する。
上記(A)、(B)何れのモードが選択されるにしても、排紙フェンスの位置が用紙サイズに適合した位置に移動したと判断されると、オペレーターが製版スタートキーK1を押すことにより、印刷が開示される。
印刷開始後は、オペレーターが、用紙の排紙状況を目視してフェンス位置の微調整が必要であると判断したときには、排紙フェンスの位置を再調整することとなるが、その際、次のケースが想定される。
1.機械を運転中に排紙フェンスを手動操作で移動して調整する。
2.機械を停止して、自動設定モードに切り換えて自動調整する。
3.機械を停止して、排紙フェンスを手動操作で移動して調整する。
この発明では、上記の1、2、3の何れの場合においても、図2に示した排紙ガイド調整キーK2、上下左右キーK3の操作を優先して有効とし、印刷動作中においても、自動設定モード中でも、マニュアルモード中でも、有効とし、本発明にかかるこれらキーの操作により、排紙フェンスを微調整移動することができるようにした。
上記2のケースで、自動設定モードでは、給紙部7において用紙有無検知センサ21が用紙11を検知し、排紙部8において用紙有無検知センサ38が用紙11を検知しない場合にのみ動作するのであるから、印刷の途中で機械を停止したときには、通常は排紙部に用紙があるので、排紙フェンスを移動させることはできない構成であるが、この発明では、オペレーターが監視のもとで行なう操作であり、かつ、フェンス移動量も制限されているので可能にした。上記1、3のケースでも、常に、排紙ガイド調整キーK2、上下左右キーK3を操作することによりその操作が優先するようにした。
排紙ガイド調整キーK2、上下左右キーK3及びこれらの微調整キーからの指示を、本発明のフェンス微調整の妨害要因(自動設定モードのもとで、排紙部の用紙を除かないとフェンス微調整ができない)に優先させてステッピングモーター31、34などを駆動させるようにした。その手段としては、例えば、これらモーターの駆動回路にこれら微調整キーからの指示が直接入力されて駆動されるようにすることで達成できる。
排紙ガイド調整キーK2、上下左右キーK3、ステッッピングモーター31、34、これらモーターとフェンスとをつなぐウォームギヤ機構やフェンス周辺の案内部材などの構成、制御装置などは、印刷開始前に位置設定されたフェンスの排紙位置を印刷開始後に微調整するフェンス微調整手段を構成する。
[微調整の操作キー]
この発明のフェンス微調整は、図2に示した排紙ガイド調整キーK2と上下左右キーK3の組合せ操作により行なう。排紙ガイド調整キーK2を押下した状態のもとで上下左右キーK3の上下左右何れかのキーを押下することで、それぞれに対応したフェンスが移動する。
上下左右キーK3は、フェンスの移動方向である上下左右にそれぞれ対応した4つのキーからなる。これらのキーを、上キー3U、下キー3D、左キー3L、右キー3Rと称する。排紙ガイド調整キーK2と上キー3Uとを押すと、図3に示した2つの対向する排紙サイドフェンス23、23の間隔が開く方向に移動させることができるし、排紙ガイド調整キーK2と下キー3Dとを押すと、排紙サイドフェンス23、23の間隔が狭まる方向に移動させることができる。
また、排紙ガイド調整キーK2と左キー3Lとが押されると、図3に示した排紙エンドフェンス25が左方向に移動するし、排紙ガイド調整キーK2と右キー3Rとが押されると、排紙エンドフェンス25が右方向に移動する。
この微調整は、一旦調整されたフェンスを微調整するものであるから、誤操作を防止する必要がある。そこで、このように複数キーの組合せ押下によりフェンスが移動するようにすることで、操作の慎重を促し、誤操作を防止している。
[微調整手順]
フェンス微調整手段の処理フローを図4に示した。この処理フローは前記制御装置により実行される。図4において、前記した排紙ガイド調整キーK2と上下左右キーK3の組合せ操作が行なわれても、これらの組合せ操作により指定されたフェンス(指定フェンスという。)が既に移動中(ステップSP2)である場合には、この組合せキー操作に基づくフェンス移動は行なわれない。調整しようとしている指定フェンスが停止していれば、ステップSP3で指定フェンスの移動が行なわれる。
このように、オペレーターが微調整移動させたいと考えている指定フェンスが移動中(動作中)である場合は、微調整移動処理は行なわれないようにしている。これは、排紙ガイド調整キーの連打によりフェンスが移動しすぎるのを防止するためである。
フェンスの微調整に際して、フェンス移動後の停止位置の予測がつき難く、排紙揃え性の低下にも繋がることが考えられることから、微調整キー(排紙ガイド調整キーK2、上下左右キーK3)の長押しによるフェンスの移動は行なわないこととし、1回の押下につき一定の調節単位量だけ移動するようにした。これにより、移動量の予測がつくので調整がやり易い。
本例では、この一定の調整量として1mmを設定した。この程度の量であれば、フェンスと用紙との隙間を監視しながら、所望の位置にフェンスを移動させるのに適している。この値よりも大きいと、フェンスと用紙とがぶつかる可能性があるし、この値よりも小さいと調整に時間がかかる。
微調整キー(排紙ガイド調整キーK2、上下左右キーK3)の押下による移動後は、そのフェンス位置の情報を制御装置に保存されるようにした(ステップSP4)。この保存したフェンス位置情報からマニュアル調整をして製版、印刷をすることができ、改めてフェンス微調整を行なう必要がなくなる。
この発明によれば、フェンスの位置設定が行なわれた後でも、実際に排紙部への通紙の状態をみて、フェンスの位置が不適正と判断した場合に、排紙部に用紙があってもこれを取り除くことなく、フェンスの位置を調整することができ、オペレーターの負担を軽減して良好な排紙揃えを実現することができる。
この発明の実施に適する画像形成装置としての孔版印刷機の概略構成を説明した正面図である。 操作パネルの平面図である。 排紙部の平面図である。 フェンス微調整手段の処理フローである。
符号の説明
23 排紙サイドフェンス
25 排紙エンドフェンス
31、34 ステッッピングモーター
K2 排紙ガイド調整キー
K3 上下左右キー

Claims (3)

  1. 給紙部から排紙部に至る通紙経路に用紙を通紙させ、この通紙過程において印刷部により前記用紙に所望の画像を形成し、前記排紙部には前記用紙のサイズに応じた排紙位置を定めるフェンスが駆動手段により駆動されて位置可変に設けられている画像形成装置において、
    印刷開始前に位置設定された前記フェンスの排紙位置を印刷開始後に微調整することができるフェンス微調整手段を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、前記フェンスは用紙の幅を揃えるサイドフェンス、用紙の搬送方向側の端部を揃えるエンドフェンスの何れかまたは両方を含み、これらのフェンスは前記駆動手段としてのステッピングモーターにより駆動されることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記駆動手段はスイッチ操作により駆動されるものであって、1回のスイッチ操作により前記エンドフェンスを一定の調節単位量だけ移動させるに必要な回転量だけ駆動されることを特徴とする画像形成装置。
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