JP2010042899A - 排紙装置及び印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙の排紙方向の直交方向のサイズが2種類である場合に、その2種類の排紙態様の用紙を共に紙揃えすることができる排紙装置及びこれを用いた印刷装置を提供する。
【解決手段】排紙台31上の排紙方向に沿って配置され、排紙方向の直交方向にそれぞれ独立して移動自在な一対の上流側サイドフェンス32及び一対の下流側サイドフェンス33と、排紙台31上に配置され、排紙方向に移動自在なエンドフェンス34とを有し、一対の上流側サイドフェンス32が上流サイドフェンスモータの動力で、一対の下流側サイドフェンス33が下流サイドフェンスモータの動力で、エンドフェンス34がエンドフェンスモータの動力によってそれぞれ移動できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、排紙された用紙を紙揃えする排紙装置、及び、これを用いた印刷装置に関する。
従来の排紙装置としては、特許文献1や特許文献2に開示されたものがある。この排紙装置は、排紙台と、この排紙台上に設けられた一対のサイドフェンスと、排紙台上に設けられたエンドフェンスとを備えている。一対のサイドフェンスは、モータの動力によって排紙方向の直交方向に移動できるよう構成されている。エンドフェンスは、モータの動力によって排紙方向に移動できるよう構成されている。
上記構成において、一対のサイドフェンスは用紙の排紙方向の直交方向のサイズ、若しくはこれより若干だけ大きい位置に移動され、エンドフェンスは排紙される用紙の先端に干渉する位置に移動される。用紙が排紙台上に排紙されると、排紙方向の直交方向の用紙位置が一対のサイドフェンスに規制され、排紙方向の先端位置がエンドフェンスに規制され、紙揃えされた状態で用紙が排紙台上に載置される。
特開2001−328333号公報 特開2002−29657号公報
しかしながら、従来の排紙装置では、用紙の排紙方向の直交方向のサイズが2種類である場合には紙揃えすることができない。つまり、例えばA4サイズの用紙についてタテ排紙とヨコ排紙を行う仕分け機能が選択された場合にあって、タテ排紙の用紙とヨコ排紙の用紙を共に紙揃えすることができない。
そこで、本発明は、用紙の排紙方向の直交方向のサイズが2種類である場合に、その2種類の排紙態様の用紙を共に紙揃えすることができる排紙装置及びこれを用いた印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する請求項1の発明は、排紙台上に排紙方向に沿って配置され、排紙方向の直交方向の用紙位置を規制する2対のサイドフェンスを少なくとも有し、各対のサイドフェンスがそれぞれ排紙方向の直交方向に独立に移動可能に設けられたことを特徴とする排紙装置である。
請求項2の発明は、請求項1記載の排紙装置であって、排紙台上に配置され、排紙方向の用紙先端位置を規制するエンドフェンスを有し、エンドフェンスが排紙方向に移動可能に設けられたことを特徴とする排紙装置である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載の排紙装置であって、各対のサイドフェンスは、駆動源の動力によって移動できるよう構成されたことを特徴とする排紙装置である。
請求項4の発明は、請求項2又は請求項3記載の排紙装置であって、エンドフェンスは、駆動源の動力によって移動できるよう構成されたことを特徴とする排紙装置である。
請求項5の発明は、用紙に印刷処理を施す印刷部と、印刷部で印刷された用紙が排紙される排紙装置とを備え、排紙装置は、排紙台上に排紙方向に沿って配置され、排紙方向の直交方向にそれぞれ独立に移動自在に設けられた少なくとも2対のサイドフェンスと、排紙台上の排紙方向に移動自在に設けられたエンドフェンスとを有することを特徴とする印刷装置である。
請求項6の発明は、請求項5記載の印刷装置であって、各対のサイドフェンスとエンドフェンスは、駆動源の動力によってそれぞれ移動できるよう構成されたことを特徴とする印刷装置である。
請求項7の発明は、請求項6記載の印刷装置であって、前記排紙台を制御する排紙台制御部を有し、前記排紙台制御部は、同一印刷ジョブ内で排紙方向の直交方向のサイズが異なる用紙を排紙する仕分け機能が選択された場合には、一対の上流側のサイドフェンスを、排紙方向の直交方向のサイズが大きい用紙の排紙用位置に、一対の下流側のサイドフェンス及びエンドフェンスを、排紙方向の直交方向のサイズが小さい用紙の排紙用位置にそれぞれ移動させたことを特徴とする印刷装置である。
請求項8の発明は、請求項7記載の印刷装置であって、前記排紙台制御部は、同一サイズの用紙をタテ排紙とヨコ排紙で排紙する仕分けの場合には、一対の上流側のサイドフェンスを用紙のヨコ排紙用位置に、一対の下流側のサイドフェンス及びエンドフェンスを、用紙のタテ排紙用位置にそれぞれ移動させたことを特徴とする印刷装置である。
請求項9の発明は、請求項6又は請求項7記載の印刷装置であって、前記排紙台制御部は、排紙台上に用紙が載置された状態で印刷モードが選択された場合には、排紙台上に載置された用紙と印刷する用紙の排紙方向の直交方向のサイズを比較し、排紙台上に載置された用紙の排紙方向の直交方向のサイズが小さいときには、一対の上流側のサイドフェンスを、印刷する用紙のヨコ排紙用位置に移動させ、排紙台上に載置された用紙の排紙方向の直交方向のサイズが大きいときには、一対の下流側のサイドフェンス及びエンドフェンスを、印刷する用紙のタテ排紙用位置にそれぞれ移動させたことを特徴とする印刷装置である。
請求項10の発明は、請求項9記載の印刷装置であって、前記排紙台制御部は、排紙台上に載置された用紙と印刷する用紙が同一サイズである場合には、排紙台上に載置された用紙がタテ排紙のときには、一対の上流側のサイドフェンスをヨコ排紙用位置に、排紙台上に載置された用紙がヨコ排紙のときには、一対の下流側のサイドフェンス及びエンドフェンスをタテ排紙用位置にそれぞれ移動させたことを特徴とする印刷装置である。
請求項11の発明は、請求項6〜請求項10のいずれかに記載の印刷装置であって、前記排紙台制御部は、排紙台上に用紙が載置された状態で印刷モードが選択された場合には、排紙台上に載置された用紙の用紙サイズを検知し、排紙台上の用紙サイズが印刷する用紙サイズ以上に大きいときにはサイドフェンスの位置を移動せず、排紙台上の用紙サイズが印刷する用紙サイズ未満のときには、印刷する用紙サイズのヨコ排紙用位置又はタテ排紙用位置にサイドフェンスを移動させたことを特徴とする印刷装置である。
請求項1の発明によれば、排紙方向の直交方向のサイズが大きい状態と排紙方向の直交方向のサイズが小さい状態で排紙する場合に、排紙方向の直交方向のサイズが大きいものに合わせて一対の上流側のサイドフェンスの幅位置を設定し、排紙方向の直交方向のサイズが小さいものに合わせて一対の下流側のサイドフェンスの幅位置を設定することにより、排紙方向の直交方向のサイズが大きいものは、その排紙方向の直交方向の用紙位置が一対の上流側のサイドフェンスに規制され、排紙方向の直交方向のサイズが小さいものは、その排紙方向の直交方向の用紙位置が一対の下流側のサイドフェンスに規制される。従って、用紙の排紙方向の直交方向のサイズが2種類である場合に、その2種類の排紙態様の用紙を共に紙揃えすることができる。
また、排紙方向の直交方向のサイズが大きいものは、その排紙方向の先端位置が一対の下流側のサイドフェンスに規制されるため、排紙方向についても紙揃えされる。
例えば同一サイズの用紙をヨコ排紙とタテ排紙で排紙する場合には、ヨコ排紙される用紙は、その排紙方向の直交方向のサイズが大きい用紙となり、タテ排紙される用紙は、その排紙方向の直交方向のサイズが小さい用紙となるため、ヨコ排紙された用紙の排紙方向の直交方向の用紙位置が上流側のサイドフェンスで紙揃えされ、タテ排紙された用紙の排紙方向の直交方向の用紙位置が下流側のサイドフェンスで紙揃えされる。以上より、同一サイズの用紙についてタテ排紙とヨコ排紙を行う場合には、タテ排紙された用紙とヨコ排紙された用紙の両方を共に紙揃えすることができる。又、ヨコ排紙された用紙は、その排紙方向の先端位置が下流側のサイドフェンスで紙揃えされるため、排紙方向についても紙揃えされる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、排紙方向の直交方向のサイズが小さい用紙は、その排紙方向の先端位置がエンドフェンスに規制されるため、排紙方向についても紙揃えされる。
例えば同一サイズの用紙をヨコ排紙とタテ排紙で排紙する場合には、タテ排紙された用紙の排紙方向の先端位置がエンドフェンスで紙揃えされるため、タテ排紙された用紙も排紙方向について紙揃えできる。
請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2の発明の効果に加え、各一対のサイドフェンスをそれぞれ自動で所望の位置に移動できるため、操作性が良い。
請求項4の発明によれば、請求項2又は請求項3の発明の効果に加え、エンドフェンスを自動で所望の位置に移動できるため、操作性が良い。
請求項5の発明によれば、排紙方向の直交方向のサイズが大きいものと排紙方向の直交方向のサイズが小さいものとを排紙する場合に、排紙方向の直交方向のサイズが大きいものに合わせて一対の上流側のサイドフェンスの幅位置を設定し、排紙方向の直交方向のサイズが小さいものに合わせて一対の下流側のサイドフェンスの幅位置を設定することにより、排紙方向の直交方向のサイズが大きいものは、その排紙方向の直交方向の用紙位置が一対の上流側のサイドフェンスに規制され、排紙方向の直交方向のサイズが小さいものは、その排紙方向の直交方向の用紙位置が一対の下流側のサイドフェンスに規制される。従って、用紙の排紙方向の直交方向のサイズが2種類である場合に、その2種類の排紙態様の用紙を共に紙揃えすることができる。
また、排紙方向の直交方向のサイズが大きいものは、その排紙方向の先端位置が一対の下流側のサイドフェンスに規制されるため、排紙方向についても紙揃えされる。排紙方向の直交方向のサイズが小さい用紙は、その排紙方向の先端位置がエンドフェンスに規制されるため、排紙方向についても紙揃えされる。
例えば同一サイズの用紙をヨコ排紙とタテ排紙で排紙する場合には、ヨコ排紙される用紙は、その排紙方向の直交方向のサイズが大きい用紙となり、タテ排紙される用紙は、その排紙方向の直交方向のサイズが小さい用紙となるため、ヨコ排紙された用紙の排紙方向の直交方向の用紙位置が上流側のサイドフェンスで紙揃えされ、タテ排紙された用紙の排紙方向の直交方向の用紙位置が下流側のサイドフェンスで紙揃えされる。以上より、同一サイズの用紙についてタテ排紙とヨコ排紙を行う場合には、タテ排紙された用紙とヨコ排紙された用紙の両方を共に紙揃えすることができる。又、ヨコ排紙された用紙は、その排紙方向の先端位置が下流側のサイドフェンスで紙揃えされるため、排紙方向についても紙揃えされる。タテ排紙された用紙は、その排紙方向の先端位置がエンドフェンスで紙揃えされるため、排紙方向についても紙揃えされる。
請求項6の発明によれば、請求項5の発明に加え、各一対のサイドフェンスとサイドフェンスをそれぞれ自動で所望の位置に移動できるため、操作性が良い。
請求項7の発明によれば、請求項6の発明に加え、同一印刷ジョブ内で仕分け機能が選択された場合には、排紙方向の直交方向のサイズが大きいものは、その排紙方向の直交方向の用紙位置が一対の上流側のサイドフェンスに、その排紙方向の先端位置が一対の下流側のサイドフェンスにそれぞれ規制される。排紙方向の直交方向のサイズが小さいものは、その排紙方向の直交方向の用紙位置が一対の下流側のサイドフェンスに、その排紙方向の先端位置がエンドフェンスにそれぞれ規制される。以上より、用紙の排紙方向の直交方向のサイズが2種類である場合に、その2種類の排紙態様の用紙を共に紙揃えすることができる。
請求項8の発明によれば、請求項7の発明と同様の作用によって、タテ排紙の用紙とヨコ排紙の用紙に対しその排紙方向とその直交方向に自動的に紙揃えすることができる。
請求項9の発明によれば、請求項6又は請求項7の発明の効果に加え、排紙台上に用紙が載置された状態で印刷モードが選択された場合には、印刷された用紙に対し排紙方向及びその直交方向について紙揃えできる。
請求項10の発明によれば、請求項9の発明と同様の作用によって、印刷された用紙に対し排紙方向及びその直交方向について紙揃えできる。
請求項11の発明によれば、請求項6〜請求項8の発明の効果に加え、排紙台上に用紙が載置された状態で印刷モードが選択された場合には、排紙台上の用紙サイズが印刷する用紙サイズ以上に大きいときにはサイドフェンスの位置を移動しないため、排紙台に載置された用紙がサイドフェンスで折り曲げられたりすることがなく、排紙台上の用紙サイズが印刷する用紙サイズ未満のときには、印刷する用紙について排紙方向の直交方向の紙揃えを行うことができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態)
図1〜図10は本発明の一実施形態を示し、図1は印刷装置の全体概略構成図、図2は排紙装置の斜視図、図3は排紙台の裏面図、図4は印刷装置の概略回路ブロック図、図5は排紙装置の概略回路ブロック図、図6は排紙台に用紙が載置されていない場合の印刷動作フローチャート、図7は排紙台に用紙が載置されている場合の印刷動作フローチャート、図8は排紙台に用紙が載置されている場合に、仕分け機能でA4サイズ(B5サイズ)の用紙をタテ排紙とヨコ排紙した場合の排紙状態を示す平面図、図9は排紙台にタテ排紙されたA4サイズ(B5サイズ)の用紙が載置されている場合に、A4サイズ(B5サイズ)の用紙を印刷処理するときの排紙装置の動作を説明する図、図10は排紙台にヨコ排紙されたA4サイズ(B5サイズ)の用紙が載置されている場合に、A4サイズ(B5サイズ)の用紙を印刷処理するときの排紙装置の動作を説明する図である。
図1に示すように、印刷装置1は、操作部2と原稿読み取り部3と印刷部4と給紙部5と排紙装置である排紙部6とから主に構成されている。
操作部2は、各種キー2aと表示パネル2bを有する。各種キー2aは、印刷キー、原稿読み取りキー、テンキー、スタートキー、ストップキー、仕分けキー、メニュー選択キー等である。原稿読み取り動作は、原稿読み取りキー2bを押し、スタートキー2dを押下することによって選択できる。通常の印刷動作は、印刷キーを押し、2枚以上の印刷時にはテンキーで枚数を指定し、スタートキーを押下することによって選択できる。仕分けキーによって仕分け機能を選択することができる。仕分け機能では、1部数の枚数(例えば10枚)とその部数(例えば5部数)をテンキーで入力する。又、仕分け機能が選択された場合には、同じ印刷データのものを印刷する場合と、異なる印刷データのもの(例えば1ページ〜10ページ)を印刷する場合とを選択できる。
原稿読み取り部3は、原稿が載置される原稿セット台(図示せず)と、原稿セット台上の原稿を搬送する原稿搬送ロール(図示せず)と、原稿搬送ロールによって搬送される原稿の画像データを光学的に読み取り、電気信号に変換するイメージセンサ(図示せず)とを有する。イメージセンサ(図示せず)によって読み取られた画像データは、データ保存部41(図4に示す)に記憶される。
印刷部4は、一対のプラテンローラ10によって搬送されるベルトプラテン11と、このベルトプラテン11の上方に近接配置されたインクジェットヘッド12とを有する。インクジェットヘッド12は、インクタンク(C,K,M,Y)13より各色のインク供給を受け、ベルトプラテン11上を搬送されてくる用紙Pにインクを噴射することによって印刷処理を施す。
給紙部5は、それぞれ用紙が載置された複数の給紙台20と、この各給紙台20から最上位置の用紙Pのみを搬送させる複数の給紙ローラ21と、各給紙ローラ21によって搬送された用紙Pをプラテンローラ11の上流に搬送する一対のレジストローラ22とを有する。複数の給紙台20は、装置本体1aの側部と架台1b内とに設けられている。尚、架台1b内には少なくとも一台の給紙台20が設けられている。
各給紙台20には、B5,A4,B4,A3等の用紙サイズの用紙Pを載置できる。B5,A4サイズの用紙については、タテ置き(タテ印刷用)とヨコ置き(ヨコ印刷用)のいずれの方向でも載置できる。B4,A3サイズの用紙は、タテ置き(タテ印刷用)でのみ載置できる。各給紙台20には、用紙Pが載置されているか否かを検知する紙有無検知センサ(図示せず)と、載置されている用紙Pの用紙サイズ(B5,A4,B4,A3)を検知する用紙サイズ検知センサ(図示せず)と、載置されている用紙Pがタテ置き(タテ印刷用)かヨコ置き(ヨコ印刷用)かを検知する縦横向き検知センサ(図示せず)とが設けられている。
排紙部6は、ベルトプラテン11の下流端より排出される用紙Pを受け取り、受け取った用紙Pを搬送する一対の排出ローラ30と、一対の排出ローラ30の搬送下流に配置された排紙台31とを有する。印刷部4によって印刷処理が施された用紙Pは、一対の排出ローラ30の搬送力によって排紙口6a(図2に示す)より排紙台31上に排紙される。
次に、排紙台31の詳しい構成を説明する。図2に示すように、排紙台31は、一対の排出ローラ30から搬送されてくる用紙Pが落下する位置に配置されている。排紙台31上には、排紙方向に沿って配置された一対の上流サイドフェンス(上流側のサイドフェンス)32及び一対の下流サイドフェンス(下流側のサイドフェンス)33と、これら一対のサイドフェンス32,33の中央位置に配置された1台のエンドフェンス34とが設けられている。一対の上流サイドフェンス32は排紙方向の上流側に、一対の下流サイドフェンス33は、一対の上流サイドフェンス32よりも下流位置で、且つ、一対の上流サイドフェンス32にオーバラップしない位置に配置されている。一対の上流サイドフェンス32及び一対の下流サイドフェンス33は、それぞれ用紙Pの排紙方向の直交方向の両端面に干渉し、用紙の直交方向の用紙位置を規制する。一対の下流サイドフェンス33は、一対の上流サイドフェンス32より幅狭位置に位置する状態では、用紙Pの排紙方向の先端面に干渉し、排紙方向の先端位置を規制する。エンドフェンス34は、用紙Pの排紙方向の先端面に干渉し、排紙方向の先端位置を規制する。
図3に示すように、一対の上流サイドフェンス32は、駆動源である上流サイドフェンスモータ35と、この上流サイドフェンスモータ35の回転によって排紙方向の直交方向の左右対称方向に同期して移動する左右一対の動力伝達ベルト36とによって排紙方向の直交方向に自動で移動できるよう構成されている。一対の下流サイドフェンス33は、駆動源である下流サイドフェンスモータ37と、この下流サイドフェンスモータ37の回転によって排紙方向の直交方向の左右対称方向に同期して移動する左右一対の動力伝達ベルト38とによって排紙方向の直交方向に自動で移動できるよう構成されている。これにより、一対の上流サイドフェンス32と一対の下流サイドフェンス33は、別個独立に移動できるよう構成されている。エンドフェンス34は、駆動源であるエンドフェンスモータ39と、このエンドフェンスモータ39の回転によって排紙方向に移動する動力伝達ベルト40とによって排紙方向に自動で移動できるよう構成されている。
又、排紙台31には、排紙台31上に用紙Pが載置されているか否かを検知する紙有無検知センサ(図示せず)と、載置されている用紙Pの用紙サイズ(B5,A4,B4,A3)を検知する用紙サイズ検知センサ(図示せず)と、載置されている用紙Pがタテ置き(タテ排紙)かヨコ置き(ヨコ排紙)かを検知する縦横向き検知センサ(図示せず)とが設けられている。
次に、印刷装置1の制御系を説明する。図4に示すように、制御部40と操作部2と原稿読み取り部3とデータ保存部41とデータ90度回転部42と印刷部4と給紙部5と排紙部6は、それぞれ互いにデータ交換可能に構成されている。又、排紙部6は、図5に示すように、排紙台制御部43を有し、この排紙台制御部43が上流サイドフェンスモータ35、下流サイドフェンスモータ37及びエンドフェンスモータ39を制御する。制御部40には、操作部2の入力データ、給紙部5の各検知センサデータ、排紙部6の各検知データ等が入力される。これらデータに基づいて制御部40が上記した各部を統括制御する。制御部40は、排紙部6については排紙台制御部43を介して各フェンスモータ35,37,39を制御する。又、データ保存部41には印刷動作等に係わる各種のプログラムも格納され、制御部40は印刷動作に関しては図6及び図7に示すフローを実行する。この制御内容については、下記する印刷動作の箇所で説明する。
次に、印刷装置1の具体的な印刷動作を説明する。先ず、排紙台31上に用紙Pが載置されていない状態で、印刷モードが選択された場合を説明する。図6に示すように、印刷する用紙サイズがA4以下であるか否かをチェックする(ステップS1)。用紙サイズがA4以下でない、つまり、用紙サイズがA4を超えるサイズ(B4又はA3)の場合には、印刷の用紙サイズ(B4又はA3)のタテ印刷用位置に一対の上流サイドフェンス32、一対の下流サイドフェンス33及びエンドフェンス34を移動させる(ステップS10)。そして、タテ印刷の印刷動作を設定枚数だけ実行し(ステップS11、S12)、これで終了する。
用紙サイズがA4以下のサイズ(A4又はB5)の場合には、仕分け機能が選択されているか否かをチェックする(ステップS2)。仕分け機能が選択されていない場合には、給紙部5にヨコ置き(ヨコ印刷用)の用紙Pが載置されているか否かをチェックする(ステップS13)。ヨコ置き(ヨコ印刷用)の用紙Pが載置されていなければ、印刷の用紙サイズ(A4又はB5)のタテ排紙用位置に一対の上流サイドフェンス32、一対の下流サイドフェンス33及びエンドフェンス34を移動させる(ステップS10)。そして、タテ印刷の印刷動作を設定枚数だけ実行し(ステップS11、S12)、これで終了する。ヨコ置き(ヨコ印刷用)の用紙Pが載置されていれば、印刷の用紙サイズ(A4又はB5)のヨコ排紙用位置に一対の上流サイドフェンス32、一対の下流サイドフェンス33及びエンドフェンス34を移動させる(ステップS14)。上流サイドフェンス32と下流サイドフェンス33は排紙方向で同じ位置に移動される。そして、ヨコ印刷の印刷動作を設定枚数だけ実行し(ステップS15 、S16)、これで終了する。
また、仕分け機能が選択されている場合には、給紙部5にタテ置き(タテ印刷用)の用紙Pとヨコ置き(ヨコ印刷用)の用紙Pの両方が載置されているか否かをチェックする(ステップS3)。タテ置きとヨコ置きのいずれか一方の用紙Pしか載置されていない場合には、当該用紙P、つまり、載置されている向きでの印刷を実行する。詳細には、ヨコ置き(ヨコ印刷用)の用紙Pが載置されていれば、ヨコ印刷を実行する(ステップS13〜S16)。タテ置き(タテ印刷用)の用紙Pが載置されていれば、タテ印刷を実行する(ステップS10〜S12)。つまり、仕分け機能を無視して印刷を行う。
給紙部5にタテ置き(タテ印刷用)とヨコ置き(ヨコ印刷用)の両方の用紙Pが共に載置されていれば、図8に示すように、印刷の用紙サイズ(A4又はB5)のヨコ排紙用位置に一対の上流サイドフェンス32を、印刷の用紙サイズ(A4又はB5)のタテ排紙用位置に一対の下流サイドフェンス33及びエンドフェンス34を移動させる(ステップS4)。つまり、一対の上流サイドフェンス32と一対の下流サイドフェンス34は、排紙方向の直交方向に対し異なる位置に移動される。次に、印刷データはタテ印刷用のデータか否かをチェックする(ステップS5)。印刷データがタテ印刷用であれば、データ90度回転部42を用いてヨコ印刷用のデータを新たに作製し(ステップS6)、印刷データがヨコ印刷用であれば、データ90度回転部42を用いてタテ印刷用のデータを新たに作製する(ステップS17)。そして、奇数部の印刷動作ではタテ印刷の印刷動作を1部設定枚数だけ実行し(ステップS8)、偶数部の印刷動作ではヨコ印刷動作を1部設定枚数だけ実行する(ステップS18)。このタテ印刷とヨコ印刷を設定部数だけ行い(ステップS9)、これで終了する。
仕分け機能を選択した印刷動作にあって、ヨコ印刷された用紙Pはヨコ排紙で排紙台31上に排紙され、タテ印刷された用紙Pはタテ排紙で排紙台31上に排紙される。図8に示すように、ヨコ排紙の用紙Pは、その排紙方向の直交方向の用紙位置が一対の上流サイドフェンス32に規制され、且つ、その排紙方向の先端位置が一対の下流サイドフェンス33に規制されるため、ヨコ排紙の用紙Pは、その排紙方向及びその直交方向に紙揃えされた状態で排紙台31上に載置される。タテ排紙の用紙Pは、その排紙方向の直交方向の用紙位置が一対の下流サイドフェンス33に規制され、且つ、その排紙方向の先端位置がエンドフェンス34に規制されるため、タテ排紙の用紙Pは、その排紙方向及びその直交方向に紙揃えされた状態で排紙台31上に載置される。従って、同一サイズ(A4、B5)の用紙をタテ排紙とヨコ排紙で排紙する場合に共に紙揃えを行うことができる。
又、上記したように、ヨコ排紙された用紙Pの排紙方向の先端位置は、下流側のサイドフェンス33で紙揃えされるため、ヨコ排紙された用紙Pは排紙方向とその直交方向の両方向について紙揃えされる。
次に、排紙台31上に用紙Pが載置されている状態で、印刷モードが選択された場合の動作を説明する。図7に示すように、排紙台31上に載置された用紙サイズがA4以下であるか否かをチェックする(ステップS20)。用紙サイズがA4以下でない、つまり、用紙サイズがA4を超えるサイズ(B4又はA3)の場合には、排紙台31上の用紙サイズ(B4又はA3)が印刷する用紙サイズ未満であるか否かをチェックする(ステップS23)。排紙台31上の用紙サイズが同一又は大きい場合には、一対の上流サイドフェンス32、一対の下流サイドフェンス33及びエンドフェンス34を移動せず、その位置のままとする(ステップS25)。そして、印刷動作を設定枚数だけ実行し、これで終了する。
排紙台31上の用紙サイズが小さい場合には、印刷する用紙サイズに一対の上流サイドフェンス32、一対の下流サイドフェンス33及びエンドフェンス34を移動する(ステップS24)。そして、印刷動作を設定枚数だけ実行し、これで終了する。
次に、排紙台31上に載置された用紙サイズがA4以下である場合には、排紙台31上に載置された用紙Pがタテ排紙された用紙Pか否かをチェックする(ステップS21)。図9に示すように、載置台31上の用紙Pがタテ排紙された用紙Pであれば、印刷する用紙Pサイズのヨコ排紙用位置に一対の上流サイドフェンス32を移動する(ステップS22)。具体的には、図9の実線位置から仮想線位置に移動する。そして、印刷動作を設定枚数だけ実行し、これで終了する。ヨコ排紙された用紙Pは、その排紙方向の直交方向の用紙位置が一対の上流サイドフェンス32に規制され、その排紙方向の先端位置が一対の下流サイドフェンス33に規制される。従って、ヨコ排紙の用紙Pは、その排紙方向及びその直交方向に紙揃えされた状態で排紙台31上に載置される。
図10に示すように、載置台31上の用紙Pがヨコ排紙された用紙Pであれば、印刷する用紙サイズのタテ排紙用位置に一対の下流サイドフェンス33及びエンドフェンス34を移動する(ステップS26)。具体的には、図10の実線位置から仮想線位置に移動する。そして、印刷動作を設定枚数だけ実行し、これで終了する。タテ排紙された用紙Pは、その排紙方向の直交方向の用紙位置が一対の下流サイドフェンス33に規制され、その排紙方向の先端位置がエンドフェンス34に規制される。従って、タテ排紙の用紙Pは、その排紙方向及びその直交方向に紙揃えされた状態で排紙台31上に載置される。
以上説明したように、排紙部6及びこれを適用した印刷装置1は、排紙台31上の排紙方向に沿って配置され、排紙方向の直交方向の用紙位置を規制する一対の上流サイドフェンス32と一対の下流サイドフェンス33を有し、一対の上流サイドフェンス32と一対の下流サイドフェンス33がそれぞれ排紙方向の直交方向に独立に移動可能に設けられた。従って、排紙方向の直交方向のサイズが大きい用紙Pと排紙方向の直交方向のサイズが小さい用紙Pとを排紙台31上に排紙する場合に、排紙方向の直交方向のサイズが大きい用紙Pに合わせて一対の上流サイドフェンス32の幅位置を設定し、排紙方向の直交方向のサイズが小さい用紙Pに合わせて一対の下流サイドフェンス33の幅位置を設定することにより、排紙方向の直交方向のサイズが大きい用紙Pは、その排紙方向の直交方向の用紙位置が一対の上流サイドフェンス32に規制され、且つ、排紙方向の先端位置が一対の下流サイドフェンス33に規制される。排紙方向の直交方向のサイズが小さい用紙Pは、その排紙方向の直交方向の用紙位置が一対の下流サイドフェンス33に規制され、且つ、その排紙方向の先端位置がエンドフェンス34に規制される。従って、用紙の排紙方向の直交方向のサイズが2種類である場合に、その2種類の排紙態様の用紙Pを共に紙揃えすることができる。
排紙台31上の排紙方向の直交方向に配置され、排紙方向の先端位置を規制するエンドフェンス34を有し、エンドフェンス34が排紙方向に移動可能に設けられている。従って、タテ排紙された用紙Pの排紙方向の先端位置がエンドフェンス34で紙揃えされるため、タテ排紙された用紙Pも排紙方向とその直交方向の両方向について紙揃えできる。
一対の上流サイドフェンス32は、上流サイドフェンスモータ35の動力によって、一対の下流サイドフェンス33は下流サイドフェンスモータ37の動力によって移動できるよう構成されている。従って、一対の上流サイドフェンス32及び一対の下流サイドフェンス33をそれぞれ自動で所望の位置に移動できるため、操作性が良い。但し、一対の上流サイドフェンス32と一対の下流サイドフェンス33は、操作者の手動で所望の位置に移動できるよう構成しても良い。
エンドサイドフェンス34は、エンドフェンスモータ39の動力によって移動できるよう構成されている。従って、エンドフェンス39を自動で所望の位置に移動できるため、操作性が良い。但し、エンドフェンス34は、操作者の手動で移動できるよう構成しても良い。
この実施形態では、仕分け機能について同一サイズ(A4又はB5)の用紙の場合を説明したが、異なるサイズ(A4とB5)の用紙Pでも共に紙揃えを行うことができる。
つまり、同一印刷ジョブ内で排紙方向の直交方向のサイズが異なる用紙Pを排紙する仕分け機能が選択された場合には、一対の上流サイドフェンス32を、排紙方向の直交方向のサイズが大きい用紙Pの排紙用位置に、一対の下流サイドフェンス33及びエンドフェンス34を、排紙方向の直交方向のサイズが小さい用紙Pの排紙用位置にそれぞれ移動させる。
このように構成することにより、用紙自体のサイズに関わらず、用紙Pの排紙方向の直交方向のサイズが2種類(例えばA4サイズのタテ排紙とB5サイズのヨコ排紙)である場合にも共に紙揃えできる。
この実施形態の印刷装置1にあっては、A4を超えるサイズの用紙(B4,A3)Pについては仕分け機能を実行できないが、本発明はA4サイズを超えるサイズの用紙Pでも適用可能であることはもちろんである。
この実施形態では、排紙台31上に用紙Pが載置されている状態で、印刷モードが選択された場合について、排紙台31に載置された用紙Pと印刷する用紙Pが同一サイズ(A4又はB5)の場合を説明したが、用紙自体のサイズが異なる場合でも印刷する用紙Pの紙揃えを行うことができる。
つまり、排紙台31上に用紙Pが載置された状態で印刷モードが選択された場合には、排紙台31上に載置された用紙Pと印刷する用紙Pの排紙方向の直交方向のサイズを比較し、排紙台31上に載置された用紙Pの排紙方向の直交方向のサイズが小さいときには、一対の上流サイドフェンス32を、印刷する用紙Pのヨコ排紙用位置に移動させ、排紙台31上に載置された用紙Pの排紙方向の直交方向のサイズが大きいときには、一対の下流サイドフェンス33及びエンドフェンス34を、印刷する用紙Pのタテ排紙用位置にそれぞれ移動させる。
このように構成することにより、用紙自体のサイズに関わらず、排紙台31上に用紙が載置されている状態で印刷モードが選択された場合にあっても、印刷する用紙Pが紙揃えされた状態で排紙台31上に載置される。
(その他)
前記実施形態では、排紙部6を印刷装置1に適用した場合を示したが、印刷装置1以外の装置(例えば複写機、丁合装置等)の排紙部にも適用できることはもちろんである。
前記実施形態では、排紙台31上の排紙方向には一対の上流サイドフェンス32と一対の下流サイドフェンス33からなる2対のサイドフェンスが設けられているが、3対以上のサイドフェンスを設けても良い。3対以上のサイドフェンスを設ければ、用紙Pの排紙方向の直交方向のサイズが3種類以上である場合にも共に紙揃えできる。
前記実施形態にあって、印刷モードが完了すると、一対の上流サイドフェンス32と一対の下流サイドフェンス33の内の少なくともいずれか一方が幅方向外側に自動的に移動するようにすれば、用紙Pを取り出し易くできる。又、フェンス解除ボタンを付設し、フェンス解除ボタンをオンした時のみサイドフェンスが幅方向外側に自動的に移動するようにしても良い。又、操作者の使用状態により、手動でサイドフェンスを移動させても良い。
本発明の一実施形態を示し、印刷装置の全体概略構成図である。 本発明の一実施形態を示し、排紙装置の斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、排紙台の裏面図である。 本発明の一実施形態を示し、印刷装置の概略回路ブロック図である。 本発明の一実施形態を示し、排紙装置の概略回路ブロック図である。 本発明の一実施形態を示し、排紙台に用紙が載置されていない場合の印刷動作フローチャートである。 本発明の一実施形態を示し、排紙台に用紙が載置されている場合の印刷動作フローチャートである。 本発明の一実施形態を示し、排紙台に用紙が載置されている場合に、仕分け機能でA4サイズ(B5サイズ)の用紙をタテ排紙とヨコ排紙した場合の排紙状態を示す平面図である。 本発明の一実施形態を示し、排紙台にタテ排紙されたA4サイズ(B5サイズ)の用紙が載置されている場合に、A4サイズ(B5サイズ)の用紙を印刷処理するときの排紙装置の動作を説明する図である。 本発明の一実施形態を示し、排紙台にヨコ排紙されたA4サイズ(B5サイズ)の用紙が載置されている場合に、A4サイズ(B5サイズ)の用紙を印刷処理するときの排紙装置の動作を説明する図である。
符号の説明
1 印刷装置
4 印刷部
6 排紙部(排紙装置)
31 排紙台
32 一対の上流サイドフェンス(一対の上流側のサイドフェンス)
33 一対の下流サイドフェンス(一対の下流側のサイドフェンス)
34 エンドフェンス
35 上流サイドフェンスモータ(駆動源)
37 下流サイドフェンスモータ(駆動源)
39 エンドフェンスモータ(駆動源)
43 排紙台制御部

Claims (11)

  1. 排紙台上に排紙方向に沿って配置され、排紙方向の直交方向の用紙位置を規制する2対のサイドフェンスを少なくとも有し、前記各対のサイドフェンスがそれぞれ排紙方向の直交方向に独立に移動可能に設けられたことを特徴とする排紙装置。
  2. 請求項1記載の排紙装置であって、
    前記排紙台上に配置され、排紙方向の用紙先端位置を規制するエンドフェンスを有し、前記エンドフェンスが排紙方向に移動可能に設けられたことを特徴とする排紙装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の排紙装置であって、
    前記各対のサイドフェンスは、駆動源の動力によって移動できるよう構成されたことを特徴とする排紙装置。
  4. 請求項2又は請求項3記載の排紙装置であって、
    前記エンドフェンスは、駆動源の動力によって移動できるよう構成されたことを特徴とする排紙装置。
  5. 用紙に印刷処理を施す印刷部と、前記印刷部で印刷された用紙が排紙される排紙装置とを備え、
    前記排紙装置は、排紙台上に排紙方向に沿って配置され、排紙方向の直交方向にそれぞれ独立に移動自在に設けられた少なくとも2対のサイドフェンスと、排紙台上の排紙方向に移動自在に設けられたエンドフェンスとを有することを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項5記載の印刷装置であって、
    前記各対のサイドフェンスと前記エンドフェンスは、駆動源の動力によってそれぞれ移動できるよう構成されたことを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項6記載の印刷装置であって、
    前記排紙台を制御する排紙台制御部を有し、
    前記排紙台制御部は、同一印刷ジョブ内で排紙方向の直交方向のサイズが異なる用紙を排紙する仕分け機能が選択された場合には、前記一対の上流側のサイドフェンスを、排紙方向の直交方向のサイズが大きい用紙の排紙用位置に、前記一対の下流側のサイドフェンス及び前記エンドフェンスを、排紙方向の直交方向のサイズが小さい用紙の排紙用位置にそれぞれ移動させたことを特徴とする印刷装置。
  8. 請求項7記載の印刷装置であって、
    前記排紙台制御部は、同一サイズの用紙をタテ排紙とヨコ排紙で排紙する仕分けの場合には、前記一対の上流側のサイドフェンスを前記用紙のヨコ排紙用位置に、前記一対の下流側のサイドフェンス及び前記エンドフェンスを、前記用紙のタテ排紙用位置にそれぞれ移動させたことを特徴とする印刷装置。
  9. 請求項6又は請求項7記載の印刷装置であって、
    前記排紙台制御部は、前記排紙台上に前記用紙が載置された状態で印刷モードが選択された場合には、前記排紙台上に載置された前記用紙と印刷する前記用紙の排紙方向の直交方向のサイズを比較し、前記排紙台上に載置された前記用紙の排紙方向の直交方向のサイズが小さいときには、前記一対の上流側のサイドフェンスを、印刷する前記用紙のヨコ排紙用位置に移動させ、前記排紙台上に載置された前記用紙の排紙方向の直交方向のサイズが大きいときには、前記一対の下流側のサイドフェンス及び前記エンドフェンスを、印刷する前記用紙のタテ排紙用位置にそれぞれ移動させたことを特徴とする印刷装置。
  10. 請求項9記載の印刷装置であって、
    前記排紙台制御部は、前記排紙台上に載置された前記用紙と印刷する前記用紙が同一サイズである場合には、前記排紙台上に載置された前記用紙がタテ排紙のときには、前記一対の上流側のサイドフェンスをヨコ排紙用位置に、前記排紙台上に載置された前記用紙がヨコ排紙のときには、前記一対の下流側のサイドフェンス及び前記エンドフェンスをタテ排紙用位置にそれぞれ移動させたことを特徴とする印刷装置。
  11. 請求項6〜請求項10のいずれかに記載の印刷装置であって、
    前記排紙台制御部は、前記排紙台上に前記用紙が載置された状態で印刷モードが選択された場合には、前記排紙台上に載置された前記用紙の用紙サイズを検知し、前記排紙台上の用紙サイズが印刷する用紙サイズ以上に大きいときには前記サイドフェンスの位置を移動せず、前記排紙台上の用紙サイズが印刷する用紙サイズ未満のときには、印刷する用紙サイズのヨコ排紙用位置又はタテ排紙用位置に前記サイドフェンスを移動させたことを特徴とする印刷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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