JP2006123259A - 製版装置および製版印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】版胴に対しマスタがスキューして巻き付けられることで生ずる印刷用紙内での印刷画像のずれを解消することのできる製版装置およびこの製版装置を備えた製版印刷装置を提供すること。
【解決手段】製版装置全体の位置を前記版胴2に対して調節可能に変位させることができる位置調整手段として、製版装置上で可動に保持され調整部材(302R、302L)と、この調整部材を調節可能に押し動かす押圧手段(308R、308L)と、前記調整部材のロック手段(306R、306L)を備えた。
【選択図】図1
【解決手段】製版装置全体の位置を前記版胴2に対して調節可能に変位させることができる位置調整手段として、製版装置上で可動に保持され調整部材(302R、302L)と、この調整部材を調節可能に押し動かす押圧手段(308R、308L)と、前記調整部材のロック手段(306R、306L)を備えた。
【選択図】図1
Description
本発明は、製版装置および該製版装置を備えた製版印刷装置に関する。
製版印刷装置として感熱デジタル製版式の孔版印刷装置が知られている。この感熱デジタル製版式の孔版印刷装置では、例えば厚さが1〜2μmの非常に薄い熱可塑性樹脂フィルムと多孔質支持体(ベース)として和紙等の天然繊維とか合成繊維、あるいは天然繊維および合成繊維を混抄したものとを貼り合わせて構成された感熱孔版マスタ(以下、単に「マスタ」という)をサーマルヘッド等の製版手段で製版し、製版されたマスタを多孔性円筒状の版胴に巻装すべく搬送し給版する製版装置を備えている。
給版に際して、製版済みのマスタは製版装置に備えられたマスタ搬送方向での最下流側に設けられた搬送手段たる一対の反転ローラにより版胴に向けて送り出され、その際マスタは反転ローラのさらに下流側に設けられた給版ガイド板を介して版胴に巻装される構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
かかる構成の孔版印刷装置において、その設置場所や部品精度等に起因して版胴を保持するドラムユニットと製版装置との位置関係が正常でないとき、製版されたマスタが版胴にスキューした状態で巻き付けられ、このような状態で巻き付けられたマスタで印刷すると、印刷用紙内で印刷画像が傾き印刷品質を低下させてしまう。
例えば製版印刷装置の要部のみを概略を平面図で示した図16において、版胴2および基準板300は製版印刷装置の一部をなす。版胴2は製版印刷装置の本体に軸支されている。上ローラ40uは図示しない下ローラと対をなして反転ローラを構成しているがここでは煩雑を避けるため下ローラは図示を省略している。
上ローラ40uおよび側板301R、301Lは製版印刷装置に組み込まれた製版装置の一部をなし、製版装置全体とともに版胴2に対して接離する方向(図中の左右方向)に例えばスライドレールで支持されて可動である。可動としたのは、マスタのジャム処理、マスタの交換、その他メンテナンスに際しての作業の可能にするためであり、版胴2から離れた位置まで移動させてメンテナンスを行い、メンテナンスが終了したら、版胴2側に寄せた図16に示す給版位置まで移動させて、位置決めした上で位置を固定する。
製版装置は上記したように、スライドレールで支持されて版胴2に対して接離する方向に可動であり、給版位置に位置決め手段で位置決めされた上でねじにより製版印刷装置に固定されて製版および印刷が行なわれる。
上ローラ40uは側板301R、301Lに軸支されている。版胴2の軸線をO1−O1、上ローラ40uの軸線をO2−O2、上ローラ40uから版胴2に向けて送り出されるマスタの搬送方向を矢印B1でそれぞれ示す。基準板300は製版印刷装置本体と一体に構成された不動部材であり各種部品の位置決めの基準となる。
いま、基準板300に対して版胴2を含むドラムユニットおよび上ローラ40uを含む製版装置が共に正確に位置決めされて取り付けられ、したがって、軸線O1−O1および軸線O2−O2が共に平面図的にみて平行だったとする。この場合、軸線O2−O2と直交するマスタ搬送方向B1は、軸線O2−O2とも直交する関係となり、上ローラ40uから繰り出されるマスタはスキューすることなく、版胴2に巻装され、印刷用紙内で画像がなんら傾くことなく印刷される。
これに対して、仮に、ローラ40uを含む製版装置が基準板300に正確に取り付けられているものの、版胴2を含むドラムユニットが基準板300に対して傾いて取り付けられたとする。つまり、図17に示すように、軸線O2―O2は基準板300に対して平行であり、版胴2は基準板300と平行な補助線O3−O3に対して角度α傾いているとする。この場合、軸線O2−O2と直交する方向にマスタ搬送方向B1は、軸線O1−O1とは直交しない関係となり、上ローラ40uから繰り出されるマスタはスキューして版胴2に巻装され、かかる状態で印刷されると、印刷用紙内で印刷画像が傾いてしまう。
このように印刷用紙内で印刷画像が傾いた場合、これを直すには、ドラムユニットの取り付け位置を調整する、あるいは製販装置の取り付け位置を調整する等の対策が考えられるが、上記特許文献1にはかかる対策についての開示はない。
この発明は、版胴に対しマスタがスキューして巻き付けられることで生ずる印刷用紙内での印刷画像のずれを解消することのできる製版装置およびこの製版装置を備えた製版印刷装置を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を達成するため以下の構成とした。
請求項1記載の発明では、マスタを製版し、製版されたマスタを版胴に送り出す機能を備えた製版装置において、当該製版装置全体の位置を前記版胴に対して調節可能に変位させることができる位置調整手段を備えた。ここで、前記位置調整手段は、その先端部を前記版胴を支持した部材と一体的な不動部材に押し当てることができるように当該製版装置上で可動に保持され調整部材と、この調整部材を調節可能に押し動かすことができる押圧手段と、前記調整部材を当該製版装置に固定し、また、その固定を解除することができるロック手段を備えた構成とすることができる(請求項2)。また、前記位置調整手段は前記版胴の軸方向に間隔をおいて2組設けることができる(請求項3)。かかる製版装置は版胴に対して接離する方向に可動であり、また、製版されたマスタを巻装する版胴を具備した製版印刷装置に使用することができる(請求項4、5)。
請求項1記載の発明では、マスタを製版し、製版されたマスタを版胴に送り出す機能を備えた製版装置において、当該製版装置全体の位置を前記版胴に対して調節可能に変位させることができる位置調整手段を備えた。ここで、前記位置調整手段は、その先端部を前記版胴を支持した部材と一体的な不動部材に押し当てることができるように当該製版装置上で可動に保持され調整部材と、この調整部材を調節可能に押し動かすことができる押圧手段と、前記調整部材を当該製版装置に固定し、また、その固定を解除することができるロック手段を備えた構成とすることができる(請求項2)。また、前記位置調整手段は前記版胴の軸方向に間隔をおいて2組設けることができる(請求項3)。かかる製版装置は版胴に対して接離する方向に可動であり、また、製版されたマスタを巻装する版胴を具備した製版印刷装置に使用することができる(請求項4、5)。
この発明によれば、版胴に対して製版装置を変位させる位置調整手段を具備したことで版胴に対するマスタの巻き付けスキューを軽減し、安定した巻き付け動作を実現して正常な印刷画像を得ることができる。
以下に、この発明の実施の形態を説明する。
[1] 第1の実施の形態
(製版装置の位置調整手段の構成)
この例は、前記図16、図17に示した構成の一部を改良したものであり、図1〜図5にその構成を示す。図1、図2は図16、図17に対応する図であり、製版印刷装置の要部の概略を平面図で示している。図3、図4は図1に示した構成を矢印B2方向(版胴200やローラ400uの軸方向)から側板301L側に向かって見た図であり、上ローラ40uと対向する下ローラ40dからなる反転ローラ40が示されている。
[1] 第1の実施の形態
(製版装置の位置調整手段の構成)
この例は、前記図16、図17に示した構成の一部を改良したものであり、図1〜図5にその構成を示す。図1、図2は図16、図17に対応する図であり、製版印刷装置の要部の概略を平面図で示している。図3、図4は図1に示した構成を矢印B2方向(版胴200やローラ400uの軸方向)から側板301L側に向かって見た図であり、上ローラ40uと対向する下ローラ40dからなる反転ローラ40が示されている。
反転ローラ40から送り出されたマスタ16は給版ガイド板42を経て版胴2のクランパ4に導かれる。なお、図1、図2に示した側板301L、301Rは、図3、図4において図示を省略してある。図1、図2において側板301Lと側板301Rとはこれらの部材をつなぐ構造部材310で架橋状に連結されている。同様に給版ガイド板42も側板301Lと側板301R間に差し渡されていて、製版装置の本体構造の一部をなしている。また、図5は調整部材302L(後述する)の一部を拡大して示している。
これら図1〜図5において、前記した図16、図17で示したものと共通のものについては図16、図17に示したのと同じ符号で示し説明は適宜省略する。
これら図1〜図5において、前記した図16、図17で示したものと共通のものについては図16、図17に示したのと同じ符号で示し説明は適宜省略する。
図1、図2において対向する2つの側板301R、301Lの対向方向での各外側の面には、板片状からなる調整部材302R、302Lがそれぞれ設けられている。調整部材302Rおよびこれに関連して設けられた部材の構成と、調整部材302Lおよびこれに関連して設けられた部材の構成とは同じであるので、説明の重複を避けるため、以下では調整部材302Lおよびこれに関連する部材の構成だけを説明し、調整部材302Rおよびこれに関連して設けられた部材については調整部材302R及びこれに関連して設けられた部材における符号の末尾に付されたRをLに代えて図中に示し説明に代える。
図1〜図4に示すように、調整部材302Lは長方形の板状片でありその先端部(図中の左端部)を、版胴2を支持した部材と一体的な不動部材である基準板300に押し当てることができるように当該製版装置(左側板301)上で可動に保持されている。具体的には、図5に示すように、左側板301Lに調整部材302Lが重ねて取り付けられている。調整部材302Lには左右方向に長穴303Lが形成されている。
長穴303Lには矩形板からなるガイド片304Lが可動に嵌合され、かつ、該ガイド片304Lは左側板301Lに固定されている。摺動子304Lには左側板301Lに至る深さのねじ穴305Lが形成されている。このねじ穴305Lには図1〜図4に示すようにねじ306Lがねじ込まれている。摺動子304Lの厚さは調整部材302Lの厚さよりもやや薄く形成されていて、このねじ306Lを締め付けると、ねじ306Lの頭は調整部材302Lを押圧し、調整部材302Lを左側板301Lに固定することができる。また、ねじ306Lを緩めると調整部材302Lは長穴303Lがガイド片304Lに案内されて長穴303Lの範囲で、製版装置が版胴2に対して接離する方向(左右方向)に可動状態となる。ねじ306Lは調整部材302Lを当該製版装置(左側板301L)に固定し、また、その固定を解除することができるロック手段を構成する。
調節部材302Lの後端部(図1〜4中の右端部)には、調節部材302Lを調節可能に押し動かすことができる押圧手段としての、カム307Lが接している。カム307Lは偏心カムであり、カム307Lの中心から外れた位置に設けられた支軸308Lを中心に回転させることができる。
このように、左側板301Lには調整部材302L、押圧手段としてのカム307L、ロック手段としてのねじ306Lからなる製版装置の位置調整手段が備えられている。そして、右側板301Rにも調整部材302R、押圧手段としてのカム307R、ロック手段としてのねじ306Rからなる製版装置の位置調整手段が備えられている。すなわち、版胴2の軸方向に間隔をおいて2組の位置調整手段が設けられている。
(製版装置の位置決め手段)
これら位置調整手段により製版装置の位置を調整する操作を説明する前に、製版印刷装置内で製版装置がどのようにして位置決めされて給版状態になるかについて説明する。
図1〜図4において、側板301L、301Rおよび構造部材310などからなる構造体は、反転ローラや位置調整手段その他の部材を装着した製版装置15の本体部を構成する。製版装置15は、前記したように側板301L、301Rがそれぞれスライドレールで支持されていて、図1〜図4に示すように調整部材302L、302Rが基準板300に当接しあるいは接近した状態にある給版位置から、矢印B3で示す向きにスライドさせることができ、スライドした状態あるいは製版印刷装置から離脱させた状態のもとで、部品交換などのメンテナンスが施される。
(製版装置の位置決め手段)
これら位置調整手段により製版装置の位置を調整する操作を説明する前に、製版印刷装置内で製版装置がどのようにして位置決めされて給版状態になるかについて説明する。
図1〜図4において、側板301L、301Rおよび構造部材310などからなる構造体は、反転ローラや位置調整手段その他の部材を装着した製版装置15の本体部を構成する。製版装置15は、前記したように側板301L、301Rがそれぞれスライドレールで支持されていて、図1〜図4に示すように調整部材302L、302Rが基準板300に当接しあるいは接近した状態にある給版位置から、矢印B3で示す向きにスライドさせることができ、スライドした状態あるいは製版印刷装置から離脱させた状態のもとで、部品交換などのメンテナンスが施される。
メンテナンスを終えると、上記スライドレールに案内されて矢印B3と逆向きの矢印B4に沿って移動させられて、図6に示す途中経過位置を経て、最終的に図1〜図4に示す給版位置に復する。
図6、図7に示すように構造部材310には矢印B4方向に検知ピン311が植設されている。検知ピン311はテーパ状の先端部311aと小径部311bを有する。基準板300上であって検知ピン311の軸心が交差する部位には、検知ピン311と同心かつ、該検知ピン311が嵌入できる大きさの穴300aが開けてある。また、基準板300の裏側であって、穴300aと重なるようにして摺動板312が位置している。この摺動板312にも穴300aと同径の穴312aが開けてある。
摺動板312の一端側は基準板300に固定されたソレノイド313に連結されている。また、摺動板312の他端側(ソレノイド313が連結された側の反対側)は緊縮性のばね314で引かれるようになっている。
摺動板312およびその周辺部を拡大して示した図8、図9において、これら図に示された状態はソレノイド313が励磁されたときの状態で、摺動板312がばね314の弾性に抗して引かれたとき、摺動板312の穴312aと基準板300の穴300aとが合致している。かかるソレノイド313が励磁された状態のもとで、矢印B4の向きに進行する製版装置15は、検知ピン311が穴300aおよび穴312aを貫通し、小径部311bが摺動板312と交差する位置まで進行した位置で図10、図11に示すキャッチ手段315により停止させられるようになっている。
キャッチ手段315について図10、図11を参照しつつ説明する。キャッチ手段15は、製版装置15と一体的に設けられた軸部316aと、この軸部316aの先端部に設けられたダイヤ形の突起316と、この突起316と対向して製版印刷装置本体側に設けられたキャッチローラユニット317などからなる。
キャッチローラユニット317は、支点軸317aと、この支点軸317aを支点として揺動可能なアーム317b、317cと、これらアーム317b、317cの各自由端部に回転可能に支持されたキャッチローラ317d、317e、およびアーム317b、317cを互いに近づく向きに付勢する図示省略の弾性手段などを備えている。
製版装置15にメンテナンスが必要となり、図10に示すように、製版装置15が給版位置から矢印B3で示す向きに引き出されたとき、突起316はキャッチローラ317d、317eの外部にあり、キャッチローラ317d、317eは閉じている。
図10に示したように、製版装置15がメンテナンスを終えて矢印B4の向きにスライドしていくと、やがて、図11に示したように突起316がキャッチローラ317d、317e間に分け入る。つまり、キャッチローラ317d、317eが突起316を乗り越えて軸部316aを挟むとともに、キャッチローラ317d、317eが製版装置15の端面に当たり、停止する。このように、キャッチ手段315において突起316がキャッチローラ317d、317eにより保持される位置が、製版印刷装置上での製版装置15の給版位置である。図11に示すようにキャッチ手段315において突起316がキャッチローラ317d、317eにより保持された状態は、ある程度の力で製版装置15を引かない限り維持される。
キャッチ手段315において突起316がキャッチローラ317d、317eにより正しく保持された状態(図11に示した状態)にあるのかどうかをセンサで検知するようにしている。つまり、図6、図8、図9に示すように摺動板312にアクチュエータ318を設けておき、ソレノイド313を励磁した状態(図9に示すように摺動板312の穴312aが基準板300の穴300aと合致するまで摺動板312がソレノイド313により引かれた状態)から非励磁状態に切り換えたときに、ばね314に引かれて摺動版312とともに移動するアクチュエータ318を、基準板300に固定したセンサ319で検知するようにしている。
ソレノイド313を非励磁状態にしたときに、仮に矢印B4の向きでの製版装置15の押し込み量が不足(キャッチローラ317d、317eによる突起316のくわえ込みが不完全)だとすると、検知ピン311の先端部311aが摺動板312と交差した状態にあるため、図12に示すように摺動板312の穴312aが小径部311bよりも大径の先端部311aにぶつかって摺動板312のスライド量が不足した状態で停止し、センサ319によるアクチュエータ318の検知がなされない。
これに対して、仮に矢印B4の向きでの製版装置15の押し込み量が十分(キャッチローラ317d、317eによる突起316のくわえ込みが適正)だとすると、ソレノイド313を非励磁状態にしたときに、検知ピン311の小径部311bが摺動板312と交差した状態にあるため、図13に示すように摺動板312の穴312aが小径部311bにぶつかるまで摺動板312がスライドし、センサ319によるアクチュエータ318の検知がなされる。
このように、センサ319によるアクチュエータ318の検知がなされていれば、製版装置15は給版位置にあるといえるが、かかる判断をするためには、検知ピン311が穴300a内に入っていることが条件となる。例えば、製版装置15を矢印B3の向きに移動させた状態のもとでは、穴300a内に検知ピン311がないので、摺動板312の移動を妨げる部材がなく、このため、ソレノイド313を非励磁にすると、摺動板312がばね314の弾性により引かれて移動しセンサ319によるアクチュエータ318の検知がなされてしまい、上記のように穴312が小径部311bに当接している状態と区別できないからである。
そこで、かかる誤検知を防止するために、図6に示すように、基準板300にユニット開閉検知用のアクチュエータ320と、構造部材310にアクチュエータ320を検知するセンサ321を設けてこれらのセンサ手段により、小径部311aが穴312aと交差する位置にあるか否かを検知できるようにしている。
センサ321がアクチュエータ320を検知し、ソレノイド313が非励磁であり、かつ、センサ319がアクチュエータ318を検知したときに限り、製版装置15が適正な給版位置にあるとするのである。
かかる適正な給版位置にあることが確認されたら、給版を行い、製版装置15を製版印刷装置にねじで固定した上で給版を行い、試し刷りを行う。試し刷りにおいて、印刷用紙内における印刷画像が印刷用紙内で傾くことなく印刷されていれば、図1に示したように給版時における製版装置15から版胴2へのマスタの搬送方向B1は版胴2と直交する関係にあり、マスタはスキューすることなく版胴2に装着されているので問題ない。
しかし、仮に試し刷りにおいて、印刷用紙内における画像が傾いていたとすれば、給版時における製版装置15から版胴2へのマスタの搬送方向B1は版胴2と直交しない関係、例えば図17で説明したような状況にあり、マスタはスキューして版胴2に巻装された可能性が高い。この場合には、前記した位置調整手段により製版装置の位置を調整する操作を行う。
(位置調整手段により製版装置の位置を調整する操作)
図2に示すように、基準板300に対して版胴2の軸線O1−O1が左に傾いている場合、上ローラ40uの軸線O2−O2も軸線O1−O1と同じように基準板300に対して傾くように位置調整手段により調整を行う。
(位置調整手段により製版装置の位置を調整する操作)
図2に示すように、基準板300に対して版胴2の軸線O1−O1が左に傾いている場合、上ローラ40uの軸線O2−O2も軸線O1−O1と同じように基準板300に対して傾くように位置調整手段により調整を行う。
図2において、ねじ306Lを緩めてから、カム307を回転させる。カム307の回転により摺動板302Lが左側板301Lよりも前方へ押し出され、製版装置15は不動部材である基準板300からの反力により全体が右側板302Rの先端部と基準板300との当接部を支点として反時計回りの向きに回転して、結果として、製版装置15から版胴2へのマスタの搬送方向B1を版胴2と直交する状態に調整することができる。
図2は説明を分かり易くするために、位置調整手段による調整量を誇張して大きく示しているが実際には調整量は僅かであり、当該製版装置を支持しているスライドレールによる摺動のための隙間の範囲内に収まる量の調整で十分である。
調整を終えたら、ねじ306Lを締め付けて摺動板302Lを左側板301Lに固定して試し刷りを行う。
本例では、位置調整手段を版胴2の軸方向に間隔をおいて2組設けているので、一方の位置調整手段の摺動板を突出させかつ、他方の位置調整手段の摺動板を引っ込めることで、大きな調整量を得、また、2組の何れか作業し易い側から調整作業をすることができるので作業が容易である。
[2] 第2の実施の形態
これまでに説明した本発明にかかる位置調整手段を備えた製版装置を図14、該製版装置を用いた製版印刷装置の例を図15にそれぞれ示し、これらの図を参照しつつ以下に説明する。
これまでに説明した本発明にかかる位置調整手段を備えた製版装置を図14、該製版装置を用いた製版印刷装置の例を図15にそれぞれ示し、これらの図を参照しつつ以下に説明する。
図15は、本発明に係る製版印刷装置1の一例としての孔版印刷装置の例を示し、その全体構成を示している。図15において、符号1Fは、製版印刷装置1の骨組みをなす本体フレームを示す。製版印刷装置1は、本体フレーム1Fの上方に配設され原稿(図示せず)を載置するコンタクトガラス74および原稿載置台72上に載置された1枚もしくは原稿73を後述するスキャナ部76の定位置へ順次自動移送するADF(自動原稿送り装置)部71等を備えた原稿読取装置70と、この原稿読取装置70の下方の本体フレーム1Fの一側部に配置されマスタ16がロール状に巻かれたマスタロール16Aから繰り出されるマスタ16を穿孔製版する製版装置15と、本体フレーム1Fの略中央部に配置され穿孔製版された製版済みのマスタ16を外周面に巻装する版胴2、およびこの版胴2の下方に配置され給送されて来た印刷用紙Sの先端部を挾持・保持する保持手段としての紙くわえクランパ12を備え、版胴2上の製版済みのマスタ16に印刷用紙Sを押し付ける圧胴9を有する印圧装置14と、製版装置15の下方に配置され給紙トレイ61上に積載された印刷用紙Sを印圧装置14へ送出する給紙装置60と、この給紙装置60に対向する本体フレーム1Fの下方に配置され印圧装置14で印刷された印刷済みの印刷用紙Sを排紙トレイ81に排出する排紙装置80と、この排紙装置80と原稿読取装置70との間に配置され版胴2の外周面上から使用済みのマスタ16を剥ぎ取り排版ボックス69内へ排出する排版装置66と、製版装置15と給紙装置60との間に配置され主として製版装置15の動作を制御する制御装置120とを具備している。
以下、原稿読取装置70、製版装置15、印圧装置14、給紙装置60、排紙装置80、排版装置66、および製版印刷装置の動作について説明する。
(原稿読取装置)
原稿読取装置のスキャナ部76は、原稿73の表面から結像レンズを介して結像された反射光に対応して光電変換を行う画像センサ77およびスキャナモータ(図示せず)等を備えた周知の原稿走査用光学系を有する。画像センサ77は、得られた画像信号を本体フレーム1F内の図示しないアナログ/デジタル(以下「A/D」と略記する)変換部から図示しない製版制御部に入力されるようになっている。スキャナ部76は、例えば、ADF部71を使用せずに、コンタクトガラス74上に原稿73を載置して上記スキャナモータを駆動することにより画像読み取り動作を行うことができる。
(原稿読取装置)
原稿読取装置のスキャナ部76は、原稿73の表面から結像レンズを介して結像された反射光に対応して光電変換を行う画像センサ77およびスキャナモータ(図示せず)等を備えた周知の原稿走査用光学系を有する。画像センサ77は、得られた画像信号を本体フレーム1F内の図示しないアナログ/デジタル(以下「A/D」と略記する)変換部から図示しない製版制御部に入力されるようになっている。スキャナ部76は、例えば、ADF部71を使用せずに、コンタクトガラス74上に原稿73を載置して上記スキャナモータを駆動することにより画像読み取り動作を行うことができる。
原稿読取装置70の上部の一側部に,製版印刷装置1の各装置に指示を与えて所望する動作を行わせるように操作するための操作パネルが設けられている。この操作パネルには、原稿の画像の読み取りから排版、製版、給版、版付け印刷、排紙工程に至るまでの一連の工程(動作)を起動するための、すなわち製版動作を開始させるための製版開始設定手段としての製版スタートキーと、印刷枚数等を入力・設定するためのテンキーと、このテンキーで置数(入力・設定)された印刷枚数分の印刷動作の起動等を行うための印刷スタートキーと、ユーザの行うべき操作の状態や警告等のメッセージあるいは選択されている機能等の表示をしたり、マスタ16や印刷用紙Sのジャム箇所を適宜表示して報知するための液晶表示部、製版装置15内や版胴2等におけるマスタ16のジャム発生を点灯点滅表示するジャム発生表示ランプ等が配置されている。
(製版装置)
製版装置15は、後述するように版胴2へマスタ16を給版するための給版装置の一部の構成を有するものであり、製版給版装置とも呼ばれる。図14に示すように、原稿読取装置70におけるADF部71は、原稿載置台72および原稿排紙台75を備え、コンタクトガラス74に対して開閉可能に配設されている。
製版装置15は、後述するように版胴2へマスタ16を給版するための給版装置の一部の構成を有するものであり、製版給版装置とも呼ばれる。図14に示すように、原稿読取装置70におけるADF部71は、原稿載置台72および原稿排紙台75を備え、コンタクトガラス74に対して開閉可能に配設されている。
製版装置15は、マスタ16がロール状に巻かれたマスタロール16Aからマスタ16を繰り出し可能に貯容するマスタ貯容手段としてのマスタ支持部材17と、マスタロール16Aから繰り出されるマスタ16の先端部を載置するためのマスタセットガイド板20およびマスタ16の先端部を介してマスタセットガイド板20に接触しマスタ16を搬送するマスタ搬送手段としてのマスタセットローラ19と、マスタ搬送路XRにおけるマスタ支持部材17の下流側に配設され、マスタロール16Aから繰り出されるマスタ16を画像信号に応じて感熱製版する製版手段としてのサーマルヘッド22と、このサーマルヘッド22にマスタ16を押し付けながら回転し搬送するプラテンローラ23と、サーマルヘッド22をプラテンローラ23に接離させる接離手段としてのプラテン圧解除機構25と、マスタ搬送路XRにおけるプラテンローラ23に隣る下流側に配設された上下一対のテンションローラ26(以下、「テンションローラ対26」と略称する)と、マスタ搬送路XRにおけるテンションローラ対26に隣る下流側に配設された除電ローラ27と、マスタ搬送路XRにおけるテンションローラ対26に隣る下流側に配設され、未製版もしくは製版済みのマスタ16を切断する切断手段としてのカッタユニット28と、マスタ搬送路XRにおけるカッタユニット28の下流側に配設された上下一対の反転ローラ40(以下、「反転ローラ40」と略称する)と、テンションローラ対26とカッタユニット28との間のマスタ搬送路XRの下方に配設された撓みボックス32およびガイド搬送板31等を備えたマスタ貯留手段30と、撓みボックス32の開口32a近傍上方に設けられ、開口32aを含むその近傍の製版済みのマスタ16に送風する送風手段および盛り上がり防止手段としての吹き付けファン35と、マスタ搬送路XRにおける反転ローラ40の下流側に配設された給版ガイド板42とを具備している。
マスタロール16Aの中心部には、マスタ16の幅と同じ長さに形成され、マスタロール16Aの両端面と同一面をなすパイプ状の芯管16Bが設けられていて、マスタロール16Aは、芯管16Bの周りにマスタ16を巻き付けられて形成されている。マスタロール16Aには、例えば250〜300版に相当するシート状のマスタ16が巻装されていて、マスタロール16Aは複数版のマスタ16を供給してその製版を可能とすべく設けられている。マスタ16は、例えばポリエステルテレフタレート(PET)系等からなる1〜2μm程度の薄いフィルムに対してベースとして和紙繊維(あるいは合成繊維)を接着剤で貼り付けてラミネート構造としたものが用いられ、そのフィルム部分がサーマルヘッド22の発熱素子によって加熱穿孔されるものである。
マスタ支持部材17は、芯管16Bの両端部を着脱自在、かつ、回転可能に支持するように設けられている。マスタ支持部材17には、図示しない例えばブレーキゴム等の制動手段が当接するように設けられている。これにより、マスタ16には、マスタ支持部材17に装着セットされたマスタロール16Aから振動等によって自然に繰り出されることがない程の制動力を付与されている。マスタセットローラ19は、後述するマスタ搬送駆動手段としてのプロッタモータ24に複数のギヤなど図示しない回転伝達手段等を介して連結されている。
マスタ支持部材17は、芯管16Bの両端部を着脱自在、かつ、回転可能に支持するように設けられている。マスタ支持部材17には、図示しない例えばブレーキゴム等の制動手段が当接するように設けられている。これにより、マスタ16には、マスタ支持部材17に装着セットされたマスタロール16Aから振動等によって自然に繰り出されることがない程の制動力を付与されている。マスタセットローラ19は、後述するマスタ搬送駆動手段としてのプロッタモータ24に複数のギヤなど図示しない回転伝達手段等を介して連結されている。
サーマルヘッド22は、プラテンローラ23の軸方向に相当する主走査方向に沿って配列された複数の発熱素子を有し、原稿読取装置70の上記A/D変換部、上記製版制御部等で処理されて送出されるデジタルの画像信号に基づき、その発熱素子に対する選択的な通電制御によって発熱素子を選択的に発熱させることにより発熱位置に対応するマスタ16のフィルム箇所を加熱溶融させて穿孔する周知の機能を有する。サーマルヘッド22は、プラテン圧解除機構25によりプラテンローラ23に対して接離可能に設けられている。
プラテンローラ23は、図示省略の回転力伝達手段を介して連結されたプロッタモータ24で回転され、マスタ16をサーマルヘッド22に押圧しつつマスタ搬送方向Xの下流側のマスタ貯留手段30へ搬送するマスタ搬送手段としての機能を有する。プロッタモータ24は、ステッピングモータである。
テンションローラ対26は、サーマルヘッド22とプラテンローラ23とのニップ部からテンションローラ対26に至る製版済みのマスタ16に所定のフロントテンション(張力)を付与する機能・構成を有する。テンションローラ対26は、その上側のローラが駆動ローラ、下側のローラが従動ローラでそれぞれ構成されていて、上側の駆動ローラはプーリおよび無端ベルト(共に図示せず)等の回転伝達手段を介してプロッタモータ24に連結されている。それ故に、テンションローラ対26も、上記マスタ搬送手段としての機能を有する。テンションローラ対26のうちの下部の従動ローラは、例えばプラテン圧解除機構25に組み込まれていて、プラテン圧解除機構25の動作と同様に、上部の駆動ローラに対して接離自在になされている。
除電ローラ27は、例えば導電性のアクリル+硫化銅でできていて、カッタユニット28のフレーム212の上面212aに当接するように配置されている。除電ローラ27は、マスタ16に帯電した静電気を導電性の金属でできたフレーム212から逃がすようになっている。除電ローラ27は、プーリおよび無端ベルト(共に図示せず)等の回転伝達手段を介してプロッタモータ24に連結されている。それ故に、除電ローラ27も、上記マスタ搬送手段としての機能を有する。カッタユニット28は、その非作動時において、マスタ16の搬送に支障を与えないようにマスタ搬送路XRの片側端に待機していて、作動時に可動刃でマスタを切断する。
反転ローラ40は、その上側の上ローラ40uが駆動ローラ、下側の下ローラ40dが従動ローラでそれぞれ構成されている。反転ローラ対40は、マスタ貯留手段30に貯留された製版済みのマスタ16を版胴2のクランパ4に給版する給版手段としての機能を有する。上ローラ40uは、プーリおよび無端ベルト(共に図示せず)等の回転伝達手段を介して、プロッタモータ24とは別のパルス入力で駆動する給版駆動手段としての反転ローラ用のステッピングモータ41に連結されている。反転ローラ40によるマスタ搬送速度は、プラテンローラ23によるマスタ搬送速度よりもわずかに速くなるように予め設定されている。
マスタ貯留手段30は、3段切り換えしの撓みボックス32、ガイド搬送板31、図示しない搬送板ソレノイド、吸引ファン34a,34b、残マスタ検知センサ36a〜36dから主に構成されている。
撓みボックス32は、製版済みのマスタ16に撓み16Cを形成しながら貯留する機能を有する。撓みボックス32には、製版済みのマスタ16を複数段(この例では3段)に折り返すための2つの切り換えし板32b,32cが一体的に形成されていて、これらにより複数の折り返し貯留部としての3つの撓みダクト33a,33b,33cが形成される。
撓みボックス32の奥側の撓みダクト33cには、スリットや網目状の吸引口および排気口(共に図示せず)を備え電動モータを内蔵した吸引ファン34a,34bが配置されている。これらの吸引ファン34a,34bの回転により、図において左側から右側へと流れる空気流が生じ、製版済みのマスタ16に徐々に撓みが形成されるようになっている。
ガイド搬送板31は、図14に示すようにマスタ搬送路XRの直下方に位置するガイド搬送位置と、図15に示すようにガイド搬送位置から可動して下側の反転ローラ40の略下方に位置する撓み形成位置との間で開閉自在となっている。ガイド搬送板31が撓み形成位置を占めたとき、撓みボックス31の上方が開放されて、製版済みのマスタ16を導入するための入口としての開口32aが形成される。
ガイド搬送板31は、製版動作終了後のマスタ切断後に、撓み形成位置から上昇してガイド搬送位置を占めることとなり、これによって、マスタ16の先端を開口32aから撓みボックス32内へと落ち込ませることなく、マスタ16の先端が図14に示す給版待機位置(反転ローラ対40のニップ部から少しはみ出た位置)まで搬送されるようにガイドするようになっている。また、マスタ16の先端が反転ローラ対40のニップ部で挾持され上記給版待機位置に達した後、ガイド搬送板31は下降して撓み形成位置を再び占めるようになっている。
残マスタ検知センサ36a〜36dは、撓みボックス32の撓みダクト33a,33b,33c内に製版済みのマスタ16の残留が有るか否かを検知するマスタ検知手段としての機能を有し、反射型の光学センサからなる。残マスタ検知センサ36a〜36dは、製版済みのマスタ16の残留物が残りやすい部位である、撓みボックス32の撓みダクト33a,33b,33c内における製版済みのマスタ16の折り返し部位に対向して配設されている。
吹き付けファン35は、撓みボックス32の開口32a近傍のマスタ送り側に形成される、製版済みのマスタ16の好ましくない盛り上がりの発生を未然に防止すべく配設されている。吹き付けファン35は、各吸引ファン34a,34bと同様の送風・吸引能力を有する共通のファンである。吹き付けファン35は、各吸引ファン34a,34bの吸引側および送風側を逆にして撓みボックス32の開口32aの略真上に配置したものである。
吹き付けファン35を付設したことにより、図14に示すように製版および給版時において、開口32aを含むその近傍の製版済みのマスタ16に撓み16Cを形成する向きである上方から送風を行うことによって製版済みのマスタ16の好ましくない盛り上がりの発生を未然に防止すると共に、製版時において吸引ファン34a,34bの吸引作用によって製版済みのマスタ16が撓み16Cを形成されながら撓みボックス32の撓みダクト33a,33b,33c内に搬送されるのを助勢している。給版ガイド板42は、マスタ16の先端の向きを変えて図において左下がり斜め下方にマスタ16を案内する機能を有する。マスタエンドセンサ18は、マスタロール16Aに巻装されたマスタ16が交換を必要とする程残り少なくなったことを検知するセンサである。
(印圧装置)
印圧装置14は、図15に示すように、版胴2、圧胴9および版胴2の内部に配設され版胴2上の製版済みのマスタ16にインキを供給するインキ供給装置5等を有する。版胴2は、多孔構造の支持円筒体とその外周面に巻装された複数層のメッシュスクリーン(図示せず)とを有し、支軸3の周りに回転可能に支持されている。
印圧装置14は、図15に示すように、版胴2、圧胴9および版胴2の内部に配設され版胴2上の製版済みのマスタ16にインキを供給するインキ供給装置5等を有する。版胴2は、多孔構造の支持円筒体とその外周面に巻装された複数層のメッシュスクリーン(図示せず)とを有し、支軸3の周りに回転可能に支持されている。
版胴2は、複数の印刷速度に対応してその回転速度を変えることが可能なように図示しないギヤ列およびベルト伝動装置等を介して連結された図示しないメインモータを含む駆動系を介して回転される。上記メインモータは、制御用モータであるDCモータからなる。
版胴2には、マスタ16の先端部を係止するクランパ4が版胴2の外周部の一母線に沿って配設されている。クランパ4は、所定角度回動自在な軸4aをもって版胴2の外周部に枢着され、揺動・開閉自在となっている。クランパ4の閉時において、軸4aに巻着されたねじりコイルバネ等の付勢手段によりその閉じ力を補助する構成のものもある。
版胴2の一方の端板に対向した本体フレーム1F側の所定位置には、版胴2がそのクランパ4を版胴2の右側方に位置させる給版位置を占めたときに、その給版位置を検知するための図示しない給版位置検知センサと、版胴2がそのクランパ4を図15に示すように版胴2の真下に位置させるホームポジションを占めたときに、そのホームポジションを検知するための図示しないホームポジション検知センサとが配置されている。上記給版位置検知センサおよび上記ホームポジション検知センサは、透過型の光学センサからなる。
排版位置は、版胴2がそのクランパ4を排版剥離ローラ67および排版ローラ68における版胴2の回転方向の下流側寄りに対向させた位置である。この排版位置を検知する検知手段は、上記ホームポジション検知センサを兼用・利用しており、上記排版位置は、版胴2がホームポジションを占めたときに上記ホームポジション検知センサからのオン信号出力時を起点として、上記メインモータに付属して設けられた上記エンコーダ等により版胴2の回転量(回転角度)を検出することにより検知されるようになっている。
版胴2の内部には、インキ供給装置5が配設されている。インキ供給装置5は、版胴2の内周面にインキを供給するインキローラ6と、インキローラ6と微小間隙を置いて平行に配置されていて、インキローラ6との間にインキ溜まり8を形成するドクタローラ7と、支軸3を兼ねると共にインキ溜まり8へインキを供給するインキ供給管3とから構成されている。
インキローラ6、ドクタローラ7は、ギヤやベルト等の回転伝達手段を介して上記駆動系の上記メインモータに連結されていて、上記メインモータにより駆動される。インキ溜まり8からインキローラ6の外周面に供給されたインキは、版胴2とインキローラ6の外周面とに僅かに隙間を設けているために、版胴2の内周面に供給される。インキは、適宜の位置に配置されたインキパックからインキポンプにより圧送され、インキ供給管3の供給穴よりインキ溜まり8へ供給される。
インキローラ6、ドクタローラ7は、ギヤやベルト等の回転伝達手段を介して上記駆動系の上記メインモータに連結されていて、上記メインモータにより駆動される。インキ溜まり8からインキローラ6の外周面に供給されたインキは、版胴2とインキローラ6の外周面とに僅かに隙間を設けているために、版胴2の内周面に供給される。インキは、適宜の位置に配置されたインキパックからインキポンプにより圧送され、インキ供給管3の供給穴よりインキ溜まり8へ供給される。
圧胴9は、版胴2の周速度と同じ周速度で、かつ、版胴2と所定の同期をとって回転される押圧手段としての構成・機能を有する。版胴2の下方近傍に配設され、給紙装置60から給送されてくる印刷用紙Sの先端部を紙くわえクランパ12によりくわえながら版胴2の外周面に押圧する周知の機能を有する。圧胴9は版胴2と同径の外周部を有し、その外周部の一部には版胴2のクランパ4の部分との干渉を避けるための凹部11が形成されている。紙くわえクランパ12は、本体フレーム1F側に設けられたカム(図示せず)との当接により開閉されるようになっている。
圧胴9は、圧胴9の中心部に設けられた圧胴軸10を揺動させて版胴2の外周面に選択的に押圧するためのカム駆動機構および版胴2の外周面から離間させた状態で回転可能に保持する保持アーム、バネ等の付勢手段およびソレノイド(共に図示せず)等からなる保持手段を備えた周知の圧胴接離手段(共に図示せず)により、版胴2に対して接離自在に構成されている。また上記押圧手段としては周知のプレスローラも用いられる。
(給紙装置)
給紙装置60は、給紙トレイ61、給紙ローラ62、分離ローラ63、分離コロ63a、ガイド板対65a,65b、レジストローラ対64およびトレイ昇降モータ(図示せず)から主に構成されている。
給紙トレイ61は、その上に印刷用紙Sを積載され、本体フレーム1Fに対して上下動自在に支持されていて、印刷用紙Sの増減と連動して図示しないトレイ昇降モータにより上下動される。
給紙装置60は、給紙トレイ61、給紙ローラ62、分離ローラ63、分離コロ63a、ガイド板対65a,65b、レジストローラ対64およびトレイ昇降モータ(図示せず)から主に構成されている。
給紙トレイ61は、その上に印刷用紙Sを積載され、本体フレーム1Fに対して上下動自在に支持されていて、印刷用紙Sの増減と連動して図示しないトレイ昇降モータにより上下動される。
給紙ローラ62は、最上位の印刷用紙Sと当接して印刷用紙Sを送り出す周知の機能を有し、分離ローラ63および分離コロ63aは、給紙ローラ62により送り出された印刷用紙Sを1枚ずつ分離して給送する周知の機能を有する。給紙ローラ62、分離ローラ63および分離コロ63aは、印刷用紙Sを1枚ずつ分離して給送する給紙手段を構成している。
給紙ローラ62および分離ローラ63は、図示しないプーリおよび無端ベルト等を備えた回転伝達手段を介して給紙モータ(図示せず)に連結されており、給紙モータにより回転される。上記給紙モータは、ステッピングモータからなる。上記各プーリと各ローラの軸との間には、図示しないワンウェイクラッチが介装されていて、上記給紙モータのオフ時には印刷用紙Sの繰り出し方向に回転自在なフリー状態となる。これにより、後述するレジストモータのみがオンしているときには、給紙ローラ62および分離ローラ63は印刷用紙Sの繰り出し方向に連れ回りされる。
分離ローラ63の印刷用紙搬送方向の下流側には、上下一対のレジストローラ64が配設されている。レジストローラ対64は、上記給紙手段により分離・給送されてくる1枚の印刷用紙Sの先端をそのニップ部直前の部位に突き当てて、回転している版胴2上の製版済みのマスタ16の画像書込み開始位置に同期させつつ、拡開している紙くわえクランパ12にタイミングをとって搬送する用紙搬送同期手段としての機能を有する。レジストローラ対64は、上側のローラが従動ローラ、下側のローラが駆動ローラであり、下側の駆動ローラが図示しないプーリおよび無端ベルト等を備えた回転伝達手段を介してレジストモータ(図示せず)に連結されており、上記レジストモータにより回転される。上記レジストモータは、ステッピングモータである。
ガイド板対65a,65bは、本体フレーム1F側に固定して配置された給紙側板(図示せず)に固設されており、給送される印刷用紙Sを案内する。なお、紙くわえクランパ12が無い圧胴や周知のプレスローラを用いた場合には、回転している版胴2上の製版済みのマスタ16の画像書込み開始位置(製版開始位置)に同期させて、版胴2の外周面と上記圧胴との間や、版胴2の外周面と上記プレスローラとの間に搬送させるようにすればよい。
(排紙装置)
排紙装置80は、排紙トレイ81、排紙爪82、吸着排紙入口ローラ83、吸着排紙出口ローラ84、搬送ベルト85、吸引ファン86、排紙駆動モータ(図示せず)から主に構成されている。
排紙装置80は、排紙トレイ81、排紙爪82、吸着排紙入口ローラ83、吸着排紙出口ローラ84、搬送ベルト85、吸引ファン86、排紙駆動モータ(図示せず)から主に構成されている。
排紙爪82は、圧胴9の外周面近傍に配設され、紙くわえクランパ12の開放動作により紙くわえクランパ12から開放された印刷済みの印刷用紙Sを剥離し案内する。吸着排紙入口ローラ83と吸着排紙出口ローラ84とは、排紙装置80の排紙側板(図示せず)に回転自在に支持されており、各ローラ83,84間には、表面に複数の開孔を有する搬送ベルト85が掛け渡されている。吸着排紙出口ローラ84は上記排紙駆動モータで回転駆動され、この回転力は搬送ベルト85を介して吸着排紙入口ローラ83に伝達される。各ローラ83,84の間であって上記排紙側板の下部には、ファンモータを内蔵した吸引ファン86が配設されている。吸引ファン86は、その回転により図において下向きの空気流を発生させ、搬送ベルト85の表面に印刷済みの印刷用紙Sを吸引する。
紙くわえクランパ12での印刷用紙Sの先端部の排紙ミス時における版胴2上への用紙巻き上がりを確実に防止する目的で、排紙爪82に加えて、版胴2の外周面近傍に近接自在に配設され、版胴2から印刷済みの印刷用紙Sを剥離する剥離爪(図示せず)と、版胴2上の製版済みのマスタ16と印刷用紙Sとの間に送風して版胴2から印刷用紙Sを剥離する剥離ファン(図示せず)とを設けたものもある。
(排版装置)
排版装置66は、排版ボックス69、排版剥離ローラ67、排版ローラ68、排版モータ(図示せず)、圧縮板(図示せず)および圧縮板駆動モータ(図示せず)から主に構成されている。
排版剥離ローラ67は、排版ローラ68と圧接し合っており、上記排版モータにより回転される。排版剥離ローラ67は、揺動アームを備えた移動手段を介して、版胴2の外周面に圧接する剥離位置とこの剥離位置から離間した離間位置との間に変位自在となっている。上記移動手段は、排版剥離ローラ67が離間位置にあるときに、図示しない係止手段により係止され保持されるようになっている。上記圧縮板は、図示しない昇降機構を介して排版ボックス69内に上下動自在に収納されており、上記圧縮板駆動モータの回転駆動により上記圧縮板が排版ボックス69内を上下動されるようになっている。
排版装置66は、排版ボックス69、排版剥離ローラ67、排版ローラ68、排版モータ(図示せず)、圧縮板(図示せず)および圧縮板駆動モータ(図示せず)から主に構成されている。
排版剥離ローラ67は、排版ローラ68と圧接し合っており、上記排版モータにより回転される。排版剥離ローラ67は、揺動アームを備えた移動手段を介して、版胴2の外周面に圧接する剥離位置とこの剥離位置から離間した離間位置との間に変位自在となっている。上記移動手段は、排版剥離ローラ67が離間位置にあるときに、図示しない係止手段により係止され保持されるようになっている。上記圧縮板は、図示しない昇降機構を介して排版ボックス69内に上下動自在に収納されており、上記圧縮板駆動モータの回転駆動により上記圧縮板が排版ボックス69内を上下動されるようになっている。
(製版印刷装置1の動作)
図15に示した制御装置120は、適宜の電子回路からなるセンサ入力回路(図示せず)を介して、4つの残マスタ検知センサ36aないし36d、操作パネルの製版スタートキーからのオン/オフ信号やデータ信号を受信する。制御装置120は、液晶駆動回路や発光ダイオード駆動回路あるいは各種のモータ駆動回路を介して、操作パネルのガイダンス部および補助表示部、ジャム発生表示ランプ、プロッタモータ24、ステッピングモータ41、吸引ファン34a,34b、吹き付けファン35に、指令信号を送信して制御を行う。
図15に示した制御装置120は、適宜の電子回路からなるセンサ入力回路(図示せず)を介して、4つの残マスタ検知センサ36aないし36d、操作パネルの製版スタートキーからのオン/オフ信号やデータ信号を受信する。制御装置120は、液晶駆動回路や発光ダイオード駆動回路あるいは各種のモータ駆動回路を介して、操作パネルのガイダンス部および補助表示部、ジャム発生表示ランプ、プロッタモータ24、ステッピングモータ41、吸引ファン34a,34b、吹き付けファン35に、指令信号を送信して制御を行う。
制御装置120は、CPU(中央演算処理装置)、I/O(入出力)ポート、I/F(インターフェース)およびROM(読み出し専用記憶装置)、RAM(読み書き可能な記憶装置)等を備え、信号バス(図示せず)によって接続された構成を有するマイクロコンピュータを具備している。
製版印刷装置1の初期状態を図15に示す。図15に示すように、製版装置15では、マスタロール16Aから繰り出されたマスタ16の先端は対をなしている反転ローラ40のニップ部に挾持されている給版待機位置を、版胴2および圧胴9はホームポジションをそれぞれ占めている状態に設定される。図15の初期状態において、先ず、ユーザは上記電源スイッチをオンする。これに前後して原稿読取装置70の原稿載置台72上に複数枚の原稿73を載置・セットすると共に、給紙トレイ61上において印刷用紙Sが足りない場合や無い場合には印刷用紙Sを適宜補充・セットする。
次いで、製版・印刷開始のための操作が行われる。先ず、操作パネル内の製版スタートキーを押してオンすると、製版開始信号が制御装置120に送信される。これにより、排版、原稿の画像読み取り、製版、給版、版付け印刷、排紙、版付け後空回転に亘る一連の動作が行われる。
ここで、製版印刷装置1の前回使用時または連続製版しているときでは前回の製版時等において、撓みボックス32内でマスタ搬送ジャムの発生や製版済みのマスタ16の残留等が存在する場合がある。このような場合には、ユーザが製版スタートキーを押してオンした直後に、制御装置120は、製版スタートキーからの製版開始信号および4つの残マスタ検知センサ36aないし36dのうちの少なくとも1つのセンサからのマスタ有り信号に基づいて、製版動作を禁止すべくプロッタモータ24の作動を停止させると共に、圧解除モータの作動を停止させて圧解除回転位置を占めたまま(プラテンローラ23に対し
てサーマルヘッド22が離間したまま)の製版待機状態にさせることにより、プラテンローラ23、テンションローラ対26および除電ローラ27の回転が停止され、製版動作が停止する。
てサーマルヘッド22が離間したまま)の製版待機状態にさせることにより、プラテンローラ23、テンションローラ対26および除電ローラ27の回転が停止され、製版動作が停止する。
これと同時に、制御装置120は、製版スタートキーからの製版開始信号および4つの残マスタ検知センサ36aないし36dのうちの少なくとも1つのセンサからのマスタ有り信号に基づいて、製版済みのマスタ16の残留が撓みボックス32の撓みダクト33aないし33c内に有ることを報知・表示するように操作パネルの表示手段をおよびジャム発生表示ランプ等を制御する。すなわち、操作パネルのジャム発生表示ランプが点灯点滅すると共に、マスタ16の搬送ジャム発生や製版済みのマスタ16の残留等が存在するメッセージおよびそれらの発生箇所や存在箇所が適宜それぞれ表示される。
ユーザはジャム発生の表示、ジャム発生箇所の表示等を適宜視認して、ジャム処理を行う。例えば、ジャム発生箇所として表示されている場合には、ユーザは製版印刷装置1の前面に設けられている図示しない前ドアを開けて、さらに撓みボックス32の底部に設けられている開閉ドア37を開けて、撓みダクト33b、33c内に残留しているジャムした製版済みのマスタ16を下方から取り出せばよい。
なお、4つの残マスタ検知センサ36aないし36dは、現在の製版工程における搬送中の製版済みのマスタ16の先端位置を検知することにより、マスタ搬送ジャム等の検出を行うことに利用することもできる。すなわち、現在の搬送中の製版済みのマスタ16の先端が、予め設定された搬送設定時間内または予め設定されたプロッタモータ24へ供給するパルス数内に、各残マスタ検知センサ36aないし36dの設置箇所を通過しない場合に、製版動作を禁止すべくプロッタモータ24の作動を停止させたり、マスタ16の搬送ジャム発生等のメッセージおよびそれらの発生箇所を操作パネル上に適宜表示させることもできる。
製版スタートキーの押下による製版開始信号が以降の動作フローのトリガとなる。ユーザによるマニュアル操作は製版スタートキーを押すまでであり、以降の版付け後空回転までの動作は自動で行われる。ここでは、版胴2内のインキ供給装置5によりインキが供給されて適度なインキ溜まり8が形成されると共に、給紙装置60の上記昇降モータがオン駆動されて所定の給紙圧・分離圧等がセットされた状態となる。
まず、その外周面に前版の使用済みのマスタ16を巻装していて、ホームポジションを占めていた版胴2は、上記メインモータがオンすることにより図14中矢印で示す時計回り方向に回転を開始し、排版位置に対応して上記メインモータがオフすることにより排版位置で停止する。以下、上記メインモータのオン/オフ動作は省略する。排版および給版動作時においては、版胴2は圧胴9の外周面から離間した状態で回転移動する。
版胴2が排版位置に停止すると、上記クランパモータがクランパ4を所定の角度に開くべくオンすることにより、クランパ4が拡開される。上記係止手段による上記移動手段の係止状態が解除されて、排版剥離ローラ67が版胴2上の使用済みのマスタ16に当接する剥離位置を占めると同時に、上記排版モータがオンする。これにより、排版剥離ローラ67は回転されつつクランパ4で係止されていた使用済みのマスタ16の先端部に対応する版胴2の外周面に押し付けられることで、使用済みのマスタ16の先端部が排版剥離ローラ67により版胴2の外周面からすくい上げられて剥離される。この直後、排版剥離ローラ67は上記移動手段により再び元の図15に示す離間位置に戻され、排版ローラ68と共に回転自在に保持される。排版剥離ローラ67が離間位置に戻された直後において、上記クランパモータがクランパ4を閉じるべくオンすると、上記ねじりコイルバネの付勢力およびゴム磁石の磁力によりクランパ4が閉じる。以下、上記クランパモータおよび上記排版モータのオン/オフ動作は省略する。クランパ4が閉じた後、版胴2が時計回り方向に回転することで実質的な排版動作が始まる。
剥離された使用済みのマスタ16は、排版剥離ローラ67および排版ローラ68のニップ部に挾持されながらの回転・搬送動作によって、版胴2の外周面より剥離されつつ搬送され、排版ボックス69の内部に廃棄されていく。
版胴2が排版位置に停止すると、上記クランパモータがクランパ4を所定の角度に開くべくオンすることにより、クランパ4が拡開される。上記係止手段による上記移動手段の係止状態が解除されて、排版剥離ローラ67が版胴2上の使用済みのマスタ16に当接する剥離位置を占めると同時に、上記排版モータがオンする。これにより、排版剥離ローラ67は回転されつつクランパ4で係止されていた使用済みのマスタ16の先端部に対応する版胴2の外周面に押し付けられることで、使用済みのマスタ16の先端部が排版剥離ローラ67により版胴2の外周面からすくい上げられて剥離される。この直後、排版剥離ローラ67は上記移動手段により再び元の図15に示す離間位置に戻され、排版ローラ68と共に回転自在に保持される。排版剥離ローラ67が離間位置に戻された直後において、上記クランパモータがクランパ4を閉じるべくオンすると、上記ねじりコイルバネの付勢力およびゴム磁石の磁力によりクランパ4が閉じる。以下、上記クランパモータおよび上記排版モータのオン/オフ動作は省略する。クランパ4が閉じた後、版胴2が時計回り方向に回転することで実質的な排版動作が始まる。
剥離された使用済みのマスタ16は、排版剥離ローラ67および排版ローラ68のニップ部に挾持されながらの回転・搬送動作によって、版胴2の外周面より剥離されつつ搬送され、排版ボックス69の内部に廃棄されていく。
一方、製版開始信号生成直後の製版装置15では、図示しない圧解除モータがオンして回転することにより、プラテンローラ23とサーマルヘッド22との間のマスタ16にプラテン圧が印加されると共に、このプラテン圧印加の状態が接離検知センサでオフ検知される。
製版待機状態では、プラテン圧が解除されている状態にあるため、プラテンローラ23とサーマルヘッド22との間およびテンションローラ対26の上下ローラの間はそれぞれ離間しており、マスタ搬送路XR内のマスタセットローラ19から反転ローラ対40に至るまでのマスタ16にたるみが発生する。そのままマスタ16を版胴2に着版して印刷を行うと、巻装シワが発生したり、製版開始位置が安定せずに製版開始位置がずれたりする問題点となるので、プラテン圧を印加した直後に、プロッタモータ24を駆動させずにステッピングモータ41だけを所定時間オンすることにより、マスタ16を少し搬送し、マスタ16のたるみを取り除く動作を行う。
このとき、マスタセットローラ19とマスタセットガイド板20との間、プラテンローラ23とサーマルヘッド22との間、テンションローラ対26のニップ部間、除電ローラ27とフレーム212の上面212aとの間のマスタ16は、適宜各ローラを従動回転させつつ各部材間を滑りながらマスタ搬送方向Xの下流側へと搬送される。
この後、給版時でのステッピングモータ41駆動までの間、同モータ41が励磁させるべく制御される。このように、ステッピングモータ41を所定のタイミングで励磁させるから、反転ローラ対40が回転しない状態となり、振動などによって製版開始位置合わせを行ったマスタ16がずれることを防止できる。
次いで、上述した版胴2の排版位置への移動および排版動作と並行して、原稿読取装置70および製版装置15で原稿73の画像読み取り動作および製版(書き込み)動作が開始する。原稿載置台72上にセットされた複数枚の原稿73の内の最下位の原稿73がコンタクトガラス74上の所定位置に自動搬送され、原稿73の画像が上記原稿走査用光学系で読み取られ、画像センサ77により光電変換されたアナログの画像信号が上記A/D変換部に入力される。画像が読み取られた原稿73は、原稿排紙台75上へ排出される。 上記A/D変換部に入力されたアナログの画像信号は、デジタルの画像信号に変換され、そのデジタルの画像信号は画像信号処理部(図示せず)を経由して上記製版制御部に送信される。
一方、原稿73の画像読み取り動作と並行して、図示しない画像信号処理部からのデジタルの画像信号を受けての上記製版制御部によるサーマルヘッド22が制御されつつ、製版動作および排版動作が自動的に並行して進行する。
デジタルの画像信号に応じて、サーマルヘッド22の発熱素子が選択的に発熱され、プラテンローラ23に対してサーマルヘッド22で押圧されるマスタ16のフィルムの部分が選択的に加熱溶融されて穿孔されつつ、プロッタモータ24がオンされ、図14に示すようにプラテンローラ23、テンションローラ対26および除電ローラ27がそれぞれ図中矢印方向に回転されることにより、穿孔製版された製版済みのマスタ16がマスタ搬送路XRの下流側へ静電気等で貼り付くことなく搬送される。一方、ステッピングモータ41はオフしたままであり、これにより反転ローラ対40、テンション付与ローラ401は停止したままである。
これと同時的に、図14に示すように、吹き付けファン35および吸引ファン34a,34bが共にオンして回転する。これにより、吹き付けファン35が開口32aの上方近傍に位置する、すなわちフレーム212の上面212aの左端と反転ローラ対40との間の製版済みのマスタ16に撓み16Cを形成する向きである上方から送風を行うと共に、吸引ファン34a,34bの回転により図において上から左右にかけて折り返す態様の空気流による吸引作用によって、製版済みのマスタ16が開口32aから垂れ下がるようにして撓み16Cを次第に大きくなるように形成されながら、また切り換えし板33a,33bによって案内されながら撓みボックス32の撓みダクト33a,33b,33c内に順次折り返される態様で搬送されて行く。こうして、撓みボックス32の撓みダクト33a,33b,33c内には、製版済みのマスタ16が貯留されていく。
説明が前後するが、製版動作中に、版胴2は時計回りに回転して給版位置で停止する。この間、排版装置66では排版剥離ローラ67および排版ローラ68等の作動による排版動作が継続されており、版胴2の回転量に対応した分の使用済みのマスタ16が剥離され排版ボックス69内へ廃棄・排版される。この間、製版装置15ではプロッタモータ24がオン駆動しており、マスタ貯留手段30で製版済みのマスタ16に撓み16Cを形成しながらの製版動作が継続している。
一方、製版(書き込み)動作中であって、版胴2が給版位置へ回転移動中において、給紙装置60では、上記給紙モータがオンして給紙ローラ62および分離ローラ63が回転することにより、また分離ローラ63と分離コロ63aとの協働作用によって、給紙トレイ61の最上位の1枚の印刷用紙Sが給送され、その印刷用紙Sの先端がレジストローラ対64のニップ部直前の部位に突き当てされる。その後、上記給紙モータがオフして給紙ローラ62および分離ローラ63の回転が停止することにより、印刷用紙Sの先端がレジストローラ対64のニップ部に当接・保持されると共に、印刷用紙Sの後端部が給紙ローラ62および分離ローラ対63に当接・保持される。
版胴2が給版位置に停止すると、直ちに給版動作の準備のため、すなわち着版のためにクランパ4が拡開されて、版胴2は給版待機状態となる。この給版待機状態の間、排版装置66での排版剥離ローラ67および排版ローラ68等の作動による排版動作は、一時中断されている。
このとき、ステッピングモータ41が所定のタイミングでオン(起動)して反転ローラ対40およびテンション付与ローラ401が回転されることによって、製版済みのマスタ16の先端部は、給版ガイド板42の傾斜部42aに案内されつつ拡開されたクランパ4へと搬送される。ステッピングモータ41の所定ステップ数のオン作動により、製版済みのマスタ16の先端部がクランパ4へ届いたと判断されると、ステッピングモータ41がオフして、反転ローラ対40およびテンション付与ローラ401の作動が停止すると同時に、クランパ4が閉じられる。これにより、製版済みのマスタ16の先端部がクランパ4で係止される。
この着版時においては、制御装置120からの指令によって、ステッピングモータ41によるマスタ搬送速度v2をプロッタモータ24によるマスタ搬送速度v1以上となるように、ステッピングモータ41およびプロッタモータ24へそれぞれ供給するパルス周波数(pps)を変えることにより、マスタ搬送速度v2≧マスタ搬送速度v1となるようにステッピングモータ41およびプロッタモータ24が制御される。
上記したようにステッピングモータ41がオンしてから反転ローラ対40が回転している間を含む給版時中、換言すればステッピングモータ41がオンしてから製版済みのマスタ16が版胴2に巻装されるべく反転ローラ対40のニップ部を移動中の給版動作時中において、吹き付けファン35が開口32aを含むその近傍の製版済みのマスタ16の上方から送風を行うことにより、この送風による力が送り込み側の製版済みのマスタ16と送り出し側の製版済みのマスタ16との和紙繊維面同士が接触しないように、かつ、分かれるように作用する。
次いで、給版のためのマスタ巻装動作が行われる。版胴2が時計回り方向に回転移動すると同時に、ステッピングモータ41が励磁されることにより、反転ローラ対40を構成している上ローラ40uの連れ回りを止め、版胴2の外周面に巻き付ける製版済みのマスタ16に負荷を与えて巻装シワの発生が防止される。
ステッピングモータ41を励磁した後では、反転ローラ対40の上ローラ40uはステッピングモータ41の励磁によるホールドの負荷を受けることにより、停止(ロック)状態となり、反転ローラ40の下ローラ40dは版胴2の回転による製版済みのマスタ2の搬送力を受けることにより連れ回り・従動回転をする。版胴2の回転力により、撓みボックス32内に貯留されていた製版済みのマスタ16が引き出されつつ、版胴2の外周面上にシワ等を発生することなく巻装されていく。
このとき、版胴2の周速度vは、製版装置15におけるプラテンローラ23によるマスタ搬送速度v1よりも十分大きくなるように(v>v1)、制御装置120により上記メインモータおよびプロッタモータ24の回転速度が制御されるようになっている。
一方、上記給版動作が行われると同時に、排版装置66では、排版動作が再度開始され、版胴2の回転量に対応した分の使用済みのマスタ16が排版剥離ローラ67および排版ローラ68の作動により版胴2の外周面から剥離・搬送されて、排版ボックス69へ廃棄・排版されていく。
また、原稿読取装置70での読み取り動作および製版装置15での書き込み動作が進行し、読み取り動作が終了し、次いでプロッタモータ24のステップ数により、1版分の製版済みのマスタ16が製版されたと制御装置120で判断されると、制御装置120からの指令により、プロッタモータ24、吹き付けファン35および吸引ファン34a,34bがそれぞれオフされる。これにより、マスタセットローラ19、プラテンローラ23、テンションローラ対26および除電ローラ27の回転がそれぞれ停止され、製版(書き込み)動作が終了する。
このとき、マスタ貯留手段30における製版済みのマスタ16の撓み16Cの量は徐々に小さくなっており、マスタ16の撓み量が最小となる時において、カッタユニット28の上記モータがオンすることにより、カッタユニット28がマスタ幅方向に回転しながら移動して製版済みのマスタ16の後端を切断する。製版済みのマスタ16の後端を切断後、カッタユニット28は元のホームポジションに戻り、上記モータがオフする。
一方、印圧装置14では、版胴2がホームポジションを占める回転移動動作に同期して、給紙動作が開始される。上記レジストモータがオンすることにより、印刷用紙Sは、レジストローラ対64により版胴2の回転と同期した所定のタイミングをとられた後給送され、これとタイミングを合わせて紙くわえクランパ12が拡開され、印刷用紙Sをくわえた後、紙くわえクランパ12が閉じられ、圧胴9の外周面に印刷用紙Sが保持されたまま圧胴9が回転され、版胴2と圧胴9との間のニップ部に印刷用紙Sが送り込まれる。このタイミングに合わせて、圧胴9の外周面が版胴2の外周面に接離可能な状態となる。印刷動作後、圧胴9の外周面が版胴2の外周面から離間された状態となる。版胴2と圧胴9との上記ニップ部は、上記圧胴接離手段に具備されている緊縮性の印圧バネ(図示せず)の
付勢力によって加圧されており、これにより印刷用紙Sは版胴2の外周面上に巻装されている製版済みのマスタ16に押圧される。この押圧の際に、インキローラ6により版胴2の内周面に供給されたインキは、製版画像が形成された製版済みのマスタ16の穿孔部分を通過して滲み出し、この滲み出たインキが印刷用紙Sの表面に転移されて、印刷画像が形成される。
付勢力によって加圧されており、これにより印刷用紙Sは版胴2の外周面上に巻装されている製版済みのマスタ16に押圧される。この押圧の際に、インキローラ6により版胴2の内周面に供給されたインキは、製版画像が形成された製版済みのマスタ16の穿孔部分を通過して滲み出し、この滲み出たインキが印刷用紙Sの表面に転移されて、印刷画像が形成される。
印刷画像が形成された印刷済みの印刷用紙Sは、圧胴9が回転して排紙爪82の手前で紙くわえクランパ12が開くことにより、排紙爪82に乗り上げて剥離され、吸引ファン86により吸引されつつ、下方に位置する搬送ベルト85上に排出される。搬送ベルト85上の印刷済みの印刷用紙Sは、吸引ファン86で搬送ベルト85上に吸引されつつ吸着排紙出口ローラ84の回転によって搬送され、排紙トレイ81上に排出されていわゆる版付け印刷が終了する。この版付け印刷により排出された印刷物は正規の印刷物としてカウントされない。
印刷動作および排紙動作が上記したように行われ、版胴2が給版位置を占めた付近では、版胴2への1版分の製版済みのマスタ16の巻き付けが完了して給版動作が終了する。次いで、印刷済みの印刷用紙Sが排紙トレイ81上に排出されて試し刷り(版付け印刷)が終了する。この後、版胴2はホームポジションまで回転移動し、ホームポジションで停止する。
版付け印刷終了後、ユーザは排出された印刷物(印刷用紙S)を適宜目視して、通常の印刷動作を行ってもよいかどうかを適宜判断し、画像品質の確認や画像位置の確認等を適宜行い、これらがオーケーであれば、ユーザは印刷スタートキーを押すと、通常印刷時の1枚目の印刷用紙Sを給紙して印刷すべく、上記したと同様の給紙動作、印刷動作および排紙動作が行われる。
一方、レジストローラ対64の回転動作が停止され、印刷動作が終了すると、製版装置15では、ガイド搬送板31が撓み形成位置から可動してガイド搬送位置を占める。これと同時に、プロッタモータ24がオンすることにより、プラテンローラ23、テンションローラ対26および除電ローラ27が回転すると共に、ステッピングモータ41がオンして反転ローラ対40が回転することによって、カッタユニット28により切断された次版のマスタ16の先端部がガイド搬送板31および給版ガイド板42に案内されながら、マスタ搬送路XRの下流側へと搬送される。そして、プロッタモータ24およびステッピングモータ41の所定ステップ数の作動により、次版のマスタ16の先端部が製版開始位置に対応して製版待機位置を占めたと判断された時点で、プロッタモータ24およびステッピングモータ41が共にオフすることにより、プラテンローラ23、テンションローラ対26、除電ローラ27および反転ローラ対40の回転がそれぞれ停止し、待機状態となる。
また、サーマルヘッド22は、プラテンローラ23から離間する。原稿読取装置70でも、上記スキャナモータ等がホームポジションへ移動するためにオンした後オフする。
本例では、製版装置15として撓みボックス付のものを例示したが、本発明の適用対象としては、撓みボックス付の製版装置に限定されないことはもちろんである。
本例では、製版装置15として撓みボックス付のものを例示したが、本発明の適用対象としては、撓みボックス付の製版装置に限定されないことはもちろんである。
302R、302L 調整部材
306R、306L ねじ
307R、307L 押圧手段としてのカム
306R、306L ねじ
307R、307L 押圧手段としてのカム
Claims (5)
- マスタを製版し、製版されたマスタを版胴に送り出す機能を備えた製版装置において、
当該製版装置全体の位置を前記版胴に対して調節可能に変位させることができる位置調整手段を備えたことを特徴とする製版装置。 - 請求項1記載の製版装置において、
前記位置調整手段は、その先端部を前記版胴を支持した部材と一体的な不動部材に押し当てることができるように当該製版装置上で可動に保持され調整部材と、この調整部材を調節可能に押し動かすことができる押圧手段と、前記調整部材を当該製版装置に固定し、また、その固定を解除することができるロック手段を備えていることを特徴とする製版装置。 - 請求項1または2記載の製版装置において、
前記位置調整手段は前記版胴の軸方向に間隔をおいて2組設けられていることを特徴とする製版装置。 - 製版されたマスタを巻装する版胴と、該版胴に製版されたマスタを搬送する製版装置を具備した製版印刷装置において、
前記製版装置が請求項1ないし4の何れかに記載の構成を具備していることを特徴とする製版印刷装置。 - 請求項4記載の製版印刷装置において、
前記製版装置は前記版胴に対して接離する方向に可動であることを特徴とする製版印刷装置。
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101109 |