JP3655529B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排版収容箱を有する排版部の下方位置に給紙部を設けた孔版印刷装置に関し、特に、排版収容箱を装置本体から取り出す技術に係わる。
【0002】
【従来の技術】
図9は従来の孔版印刷装置の概略構成図である。図9において、孔版印刷装置は、原稿の画像を光学的に読み取る原稿読取り部201と、この原稿読取り部201が読み取った画像情報を感熱性の孔版原紙Sに感熱穿孔し、所定の長さにカッタ202で切断して製版した孔版原紙Sを作製する製版部203と、使用済みの孔版原紙Sを版胴204から剥ぎ取って排版収容箱205に廃棄する排版部206と、上下移動自在で、印刷用紙Pの左右位置を揃える一対のサイドフェンス214を立設した給紙台207を有し、この給紙台207に積み重ねて載置された印刷用紙Pを一枚ずつピックアップローラ208により取り出して送り出す排版部206の下方位置に配置された給紙部209と、インク通過性の版胴204の外周に製版済みの孔版原紙Sを巻装し、版胴204とプレスローラ210との間に供給される印刷用紙Pをプレスローラ210により圧接してインク転写を行う印刷部211と、印刷された印刷用紙Pを排紙台212に積層する排紙部213とを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記排版収容箱205は、装置本体215の正面側の開口部215aから取り出し自在に構成され、廃棄された孔版原紙Sを捨てることができるようになっている。一方、排版収容箱205の下方位置に配置された給紙部209は、給紙台207に載置された印刷用紙Pの最上位置のものを上限位置である給紙位置にセットした状態で一枚ずつ前記版胴204側に供給するため、給紙台207に載置された印刷用紙Pの量が少なくなると、給紙台207の位置と共にサイドフェンス214の上端位置がそれにつれて高くなり排版収容箱205の取り出しの支障になるおそれがある。
【0004】
ここで、給紙台207の位置(サイドフェンス214の位置)が最も高くなる位置でも排版収容箱205の取り出しの支障にならないように排版収容箱205と給紙台207とを離間して配置することが考えられるが、このように排版収容箱205と給紙台207とを離間配置すると、装置が大型化してしまうという問題がある。又、サイドフェンス214の高さや排版収容箱205の高さを低く抑えることによって装置の大型化を防止することが考えるが、積載できる印刷用紙Pの量や廃棄できる孔版原紙Sの量が少なくなるため、採用できない。
【0005】
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、給紙部が排版収容箱の取り出しの支障にならず、しかも、積載できる印刷用紙の量や廃棄できる孔版原紙の量が少なくすることなく装置のコンパクト化が図れる孔版印刷装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、装置本体に取り出し可能な排版収容箱を有し、版胴の外周面に巻装された使用済みの孔版原紙を剥ぎ取って前記排版収容箱に搬送して廃棄する排版部と、前記排版収容箱の下方位置で、上下移動自在に設けられた給紙台を有し、この給紙台に載置された印刷用紙の最上位置のものを給紙位置にて一枚ずつ前記版胴側に供給する給紙部と、前記排版収容箱のつまみ部をユーザが握持したことを検出する排版つまみ検出部と、この排版つまみ検出部が前記排版収容箱の前記つまみ部を握持されたことを検出すると、前記給紙台を少なくとも前記排版収容箱の取り出しに際して支障のない位置まで下降させるよう制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0007】
この孔版印刷装置では、排版収容箱内に収容された孔版原紙を廃棄するためにユーザが排版収容箱のつまみ部を握持すると、これを排版つまみ検出部が検出して給紙台が排版収容箱の取り出しに際して支障のない位置まで下降するものであり、給紙台の位置が最も高くなる位置でも排版収容箱の取り出しの支障にならないように排版収容箱と給紙台とを離間して配置する必要がない。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1記載の孔版印刷装置であって、前記制御手段は、前記排版つまみ検出部が前記排版収容箱の前記つまみ部を握持されたことを検出すると、前記給紙台を下限位置まで下降させることを特徴とする。
【0009】
この孔版印刷装置では、請求項1の発明の作用に加え、給紙台が下限位置まで下げられる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
図1〜図8は本発明の一実施形態を示し、図1は孔版印刷装置の全体構成図、図2は孔版印刷装置の排版部と給紙部の拡大側面図、図3は孔版印刷装置を排版収容箱の取り出し方向から見た図、図4は給紙台が上限位置まで上昇したときの側面図、図5は給紙台が下限位置まで下降して排版収容箱が装置本体から取り出された状態を示す側面図、図6は孔版印刷装置の概略回路ブロック図、図7は印刷スタートキーが押下された時のフローチャート、図8は排版つまみスイッチがオンされた時のフローチャートである。
【0012】
図1において、孔版印刷装置1は、原稿画像読取り部2と、感熱式の製版部3と、孔版印刷機構部4と、排版部5と、給紙部6と、排紙部7とを備えている。原稿画像読取り部2は、装置本体8の右側上部に配置され、原稿セット台11、一対の原稿搬送ローラ12、イメージセンサ13、一対の原稿排出ローラ14、原稿排出トレー15とを具備している。原稿セット台11には印刷すべき原稿が載置される。一対の原稿搬送ローラ12は原稿セット台11にセットされた原稿を取り込み搬送する。イメージセンサ13は例えばCCDで構成され、光源13cからの光が原稿に照射され、反射した原稿の画像をステージガラス13aより反射ミラー13b及びレンズ13dを介して光学的に読み取って電気信号に変換する。一対の原稿排出ローラ14は、イメージセンサ13で読み取られた原稿を排出搬送する。原稿排出トレー15は、原稿排出ローラ14より排出される原稿を積載する。
【0013】
この原稿画像読取り部2での原稿の読み取りは、原稿セット台11に原稿がセットされた後、後述する操作パネル103に設けられた製版スタートキーを押下することにより開始される。
【0014】
製版部3は、原稿画像読取り部2の下部に配置され、サーマルヘッド17とプラテンローラ18とを有している。サーマルヘッド17は、図面において紙面に垂直な方向に上下に対を成して配列した複数個の発熱体を備えている。プラテンローラ18は、サーマルヘッド17に対向して設けられている。サーマルヘッド17とプラテンローラ18の搬送上流側には原紙保持部19が設けられ、原紙保持部19は長尺シート上の孔版原紙Sが巻装されたロール体Rを回転可能に保持している。サーマルヘッド17とプラテンローラ18の搬送下流には原紙カッタ20、原紙案内板21、一対の原紙搬送ローラ22がほぼ直線上に配置されている。原紙案内板21は、原紙案内下板21aと原紙案内上板21bとからなり、製版済みの孔版原紙Sをガイドして一対の原紙搬送ローラ22側に搬送している。一対の原紙搬送ローラ22は製版済みの孔版原紙Sを後述する版胴25の原紙クランプ板28へ搬送する。
【0015】
この製版部3では、ロール体Rから繰り出された孔版原紙Sがプラテンローラ18によって搬送され、サーマルヘッド17にて感熱式に穿孔製版が施された後、一版分の長さに原紙カッタ20で切断され、この切断された孔版原紙Sが案内板21を介して一対の原紙搬送ローラ22により孔版印刷機構部4側に搬送される。
【0016】
孔版印刷機構部4は、装置本体8のほぼ中央に配置され、自身の中心軸線の回りに回転可能な円筒状の版胴25を有している。この版胴25は、装置本体8に設けられたメインモータ26により図1にて反時計回り方向に回転駆動される。版胴25の外周面は、印刷領域に当る部分がインク通過性の構造とされている。版胴25の外周面のインク不通過領域には、図2等に示すように、ステージ部27が設けられ、このステージ部27には孔版原紙Sの先端をクランプする原紙クランプ板28が設けられている。原紙クランプ板28の軸29にはギア30が取り付けられている。クランプソレノイド31は、駆動ギア32aとクランプモータ(図示せず)とを有するクランプ駆動ユニット32を上下動させ、駆動ギア32aを軸29に取り付けられたギア30に選択的に噛み合うよう構成されている。そして、原紙クランプ板28は、ギア30に噛み合った状態で駆動ギア32aが回転駆動されると、版胴25のステージ部27上において略180度回転する。即ち、製版部3から搬送されて来た製版済みの孔版原紙Sの先端部をクランプするクランプ位置(図1の位置)と、このクランプ位置から略180度回動されたノンクランプ位置との間で、原紙クランプ板28は軸29を中心に回転駆動される。
【0017】
図1に戻り、版胴25の内部中心にはインク供給パイプ35が設けられている。インク供給パイプ35の軸方向にはインク供給穴35aが貫通形成されており、このインク供給穴35aよりインクが投下される。インク供給パイプ35のインク供給穴35aの下方にはスキージローラ36とドクターローラ37とを含むインク供給部38が設けられており、インク供給パイプ35より投下されたインクを版胴25の内周面に供給している。版胴25の下方には、スキージローラ36に押圧するプレスローラ39が設けられている。プレスローラ39は回転自在に構成され、版胴25との間に供給されて来た印刷用紙Pを版胴25の外周面に押し付けている。これにより、版胴25に巻装された孔版原紙Sの穿孔から滲み出るインクによりインク画像が印刷用紙Pに転写される。
【0018】
排版部5は、図2〜図5に詳しく示すように、装置本体8の左側上部に配置され、排版爪40を有している。排版爪40は、軸41によって枢支されており、その基端部には排版ソレノイド42が連結されている。排版爪40は軸41を中心として所定角度範囲で回転駆動される。即ち、排版爪40は、その先端部が版胴25の外周面に接近して孔版原紙Sの剥ぎ取り位置と、版胴25から所定の距離離れた待機位置との間を移動するよう駆動される。
【0019】
版胴25から剥ぎ取られた孔版原紙Sは、剥ぎ取り位置において、版胴25から離れた方向に導かれる。排版爪40の左方には、軸方向に等間隔で配設された複数組の上ローラ43と下ローラ44とから成る一対の排版ローラ45が設けられている。一対の排版ローラ45に隣接した版胴25側には、一対の排版ローラ45の上ローラ43に対向して軸方向にガイドローラ46が設けられている。一対の排版ローラ45の上ローラ43とガイドローラ46との間には版胴ガイドベルト47が掛けられている。一対の排版ローラ45に隣接した搬送方向側には、一対の排版ローラ45の上ローラ43と下ローラ44のそれぞれに対向して上ローラ48と下ローラ49とから成る一対のガイドローラ50が設けられている。一対の排版ローラ45の上ローラ43と一対のガイドローラ50の上ローラ48との間、一対の排版ローラ45の下ローラ44と一対のガイドローラ50の下ローラ49との間にはそれぞれ搬送ガイドベルト51、52が掛けられている。一対の排版ローラ45の上ローラ43は、ベルト53を介して排版モータ54に連結されている。一対の排版ローラ45の上ローラ43と下ローラ44とは、図示しないギアを介して連結されている。
【0020】
上述した一対の排版ローラ45の下ローラ44及び一対のガイドローラ50の下ローラ49は、装置本体8側に配設され、一対の排版ローラ45の上ローラ43、ガイドローラ46、一対のガイドローラ50の上ローラ48及び排版モータ54は、装置本体8に対して上方に回動自在な排版ユニット55に配設されている。そして、一対の排版ローラ45の上ローラ43は排版モータ54により図中の時計回転方向に回転駆動されると、この回転はギアを介して下ローラ44に伝達される。これに伴って搬送ガイドベルト47、51が図中の時計回転方向に、搬送ガイドベルト52が図中の反時計回転方向にそれぞれ回転駆動され、剥ぎ取った孔版原紙Sが搬送方向に搬送される。
【0021】
一対の排版ローラ45の左方の位置には、排版センサ60が設けられている。排版センサ60は、版胴25から剥ぎ取った使用済みの孔版原紙Sの通過を検出するもので、例えば作動片60aの回動によってオン・オフする。作動片60aは、通常の状態では搬送ガイドベルト51、52間に位置している。この排版センサ60では、使用済みの孔版原紙Sが搬送ガイドベルト51、52間を通過する毎に作動片60aが押し上げられてオフ、オン、オフの順に変化して原紙通過信号を出力する。又、排版センサ60は、排版処理時で、使用済みの孔版原紙Sが所定時間内に検出されずにオフしているとき、又、オンした状態からオフに変化しないときに原紙搬送不良信号を出力する。
【0022】
装置本体8の左側上部で一対のガイドローラ50の搬送方向側には、断面略扇状の排版収容箱61が設けられており、搬送ガイドベルト51、52により搬送されて来た使用済みの孔版原紙Sを廃棄、収容する。この排版収容箱61は、その上面61a全体が開口され、前面61bが引き出し面とされて装置本体8の外部に露出しており、底面61cが円弧状に形成されている。そして、前面61bにはつまみ部62が設けられており、このつまみ部62をユーザが握持して手前に引くことによって装置本体8より取り出し自在に設けられている。
【0023】
又、つまみ部62には握持によってつまみ部62に近接する方向に回転する検知プレート110とこの検知プレート110の回転によって動作する排版つまみ検出部である排版つまみスイッチ111とが設けられている。つまり、ユーザがつまみ部62を握持する際には検知プレート110をつまみ部62側に押圧して排版つまみスイッチ111が動作するため、これによって排版つまみスイッチ111がユーザによりつまみ部62が握持されたことを検出するものである。
【0024】
排版収容箱61の上部には、先端に鉤状の爪部63aを有する圧縮板63が回動可能に軸支されている。圧縮板63は排版収容箱61の前面61b側に回転軸64を有し、この回転軸64よりベルト65を介して排版ユニット55に固定された圧縮モータ66に連結されている。この圧縮モータ66の回転により圧縮板63は待機位置(図1の実線位置)から排版収容箱61内の使用済みの孔版原紙Sを奥に押し込む圧縮位置(図1の仮想線位置)に回動される。
【0025】
圧縮板63の回動軸64側の一側部にはセンサ遮蔽板67が設けられている。排版ユニット55には圧縮板63が待機位置にあるときのセンサ遮蔽板67の位置に対応して待機位置センサ70が設けられている。待機位置センサ70は、圧縮板63が待機位置に位置するか否かを検出する。又、センサ遮蔽板67の回転軌跡上には排版満杯センサ71が設けられ、この排版満杯センサ71は排版収容箱61内の孔版原紙Sが満杯であるか否かを検出する。
【0026】
排版収容箱61の前面61bの下部に位置する装置本体8の箇所には、ボックスフック72が回動可能に設けられている。ボックスフック72は、バネ73によって排版収容箱61の前面61bを装置本体8の内部側に付勢している。排版収容箱61はバネ73に抗してボックスフック72を回動させることにより、ボックスフック72による係止が解除され、装置本体8より取り出せる。
【0027】
排版部5には受台74が設けられており、この受台74には排版収容箱61が所定の挿入位置に配置されているか否かを検出するボックスセットセンサ75が取付けられている。
【0028】
給紙部6は、図2〜図5に詳しく示すように、排版収容箱61の下方位置に配置された給紙台80を有している。この給紙台80は、装置本体8側の基端部80aに向けて下り勾配に傾斜している。給紙台80の基端部80a寄りの両側には、印刷用紙Pの幅を規制して保持する一対のサイドフェンス81が設けられている。一対のサイドフェンス81は、互いに連動して左右方向に移動可能に構成され、印刷用紙Pの幅サイズに合わせて幅調整ができるように構成されている。
【0029】
給紙台80の基端部80aには、装置本体8に対して上下動可能に支持された支持フレーム82が立設されており、この支持フレーム82の装置本体8側の面にはラック83が形成されている。このラック83にはピニオン84が噛み合っており、装置本体8に設けられたエレベータモータ85からの回転が伝達される。これにより、給紙台80は印刷用紙Pを載置した状態で装置本体8の上下方向に移動できるようになっている。
【0030】
支持フレーム82の下部にはL字状に折曲された遮蔽板86が設けられ、この遮蔽板86に対応した装置本体8側の箇所には給紙下限センサ87が設けられている。給紙下限センサ87は、遮蔽板86により給紙台80の下限位置を検出する、下限位置は、図2に示すように、サイドフェンス81の上端が排版収容箱61の底面61cよりHだけ下がった位置に設定されている。
【0031】
排版収容箱61の中央下部の装置本体8の箇所には、給紙台80より印刷用紙Pを一枚ずつ取り出すピックアップローラ88が回転自在に支持されており、このピックアップローラ88は給紙クラッチ89を介してメインモータ26の回転が伝達されるように構成されている。つまり、ピックアップローラ88はメインモータ26からの回転によって断続的に回転可能に構成されている。又、ピックアップローラ88には取付板90を介してローラ91が回転自在に支持され、このローラ91には図示しない駆動伝達手段を介してピックアップローラ88の回転が伝達されるよう構成されている。ローラ91はピックアップローラ88に同期して回転される。取付板90はピックアップローラ88の支持軸を中心として回転自在となっており、取付板90には遮蔽板92が取り付けられている。この遮蔽板92を検出対象とする給紙上限センサ94が装置本体8に固定されている。給紙上限センサ94は、給紙台80が上昇されて最上位の印刷用紙Pがローラ91に接触し、取付板90がピックアップローラ88の支持軸を中心に回転して遮蔽板92が検出光を遮断したときにオンして給紙位置信号を出力する。
【0032】
給紙台80は、給紙上限センサ94が給紙位置信号を出力する上限位置を給紙位置とし、ローラ91及びピックアップローラ88により印刷用紙Pを上から順に一枚ずつ版胴25側に搬送する。印刷用紙Pの減少に伴ってローラ91が下がり、遮蔽板92が給紙上限センサ94の検出光を遮蔽しなくなりオフすると、エレベータモータ85が正転駆動し、再び給紙上限センサ94がオンする上限位置まで給紙台80が上昇駆動される。
【0033】
排紙部7は、装置本体8の右側下部に配置され、分離爪96、排紙搬送装置97及び排紙フェンス98aを有する排紙台98を備えている。分離爪96は、印刷済みの印刷用紙Pを版胴25から分離する。排紙搬送装置97は、分離爪96により分離された印刷用紙Pを排紙台98側に搬送する。排紙台98は、排紙搬送装置97より搬送されて来る印刷用紙Pを排紙フェンス98aにより左右方向を揃えて載置する。
【0034】
次に、孔版印刷装置1の制御系を図6に基づいて説明する。制御部であるCPU100は、ROM101及びRAM102の読出し、書込みを制御し、ROM101には制御プログラムなどが格納されている。RAM102は入力情報などを随時更新記憶する。又、CPU100は、操作パネル103、表示部104、表示駆動回路105を制御する。操作パネル103は、製版モード、印刷モードを設定するモード設定キー、印刷枚数などを設定するテンキー、モード設定キーで設定されたモードにより製版処理や印刷処理などの実行を指示するスタートキー等を有している。表示部104は、例えば液晶ディスプレイにて構成され、各種の情報を表示する。表示駆動回路105は、表示部014に表示される情報を切換え制御する。
【0035】
CPU100には排版センサ60、待機位置センサ70、排版満杯センサ71、ボックスセットセンサ75、給紙下限センサ87、給紙上限センサ94、排版つまみセンサ111及び操作パネル103からの各情報が入力され、ROM101に格納された制御プログラム等に従って原稿読取り部2、製版部3、孔版印刷機構部4、排版部5、給紙部6、排紙部7、表示部104及び表示駆動回路105に対し、それぞれ動作指令を出力して制御の統括をしている。そして、給紙台80の上下移動については、例えば図7及び図8のフローチャートを実行するべく制御する。以下、この制御内容を説明する。
【0036】
図7において、印刷モードでスタートキーが選択されると(ステップS1)、給紙下限センサ87及び給紙上限センサ94がオンか否かをチェックし(ステップS2、S3)、給紙下限センサ87がオフで給紙上限センサ94がオン、つまり、給紙台80が上限位置(給紙位置)に位置すれば、直ちに印刷動作に入り、所定枚数の印刷をすれば完了する(ステップS4)。給紙下限センサ87がオンや、給紙下限センサ87及び給紙上限センサ94が共にオフ、つまり、給紙台80が上限位置(給紙位置)に位置しない場合には、エレベータモータ85の正転駆動を開始する(ステップS5)。給紙上限センサ94の出力を常時チェックし(ステップS6)、給紙上限センサ94の出力がオン、つまり、給紙台80が上限位置(給紙位置)に達するとエレベータモータ85の正転駆動を停止する(ステップS6)。そして、印刷動作に入り、所定枚数の印刷をすれば完了する(ステップS4)。
【0037】
ステップS4の印刷動作過程では、給紙部6からの印刷用紙Pの給紙動作によって、給紙台80上の印刷用紙Pが徐々に減少する。すると、これに伴ってローラ91が下がり、遮蔽板92が給紙上限センサ94の検出光を遮蔽しなくなると、出力がオフになる、すると、エレベータモータ85が正転駆動し、再び給紙上限センサ94がオンする上限位置(給紙位置)まで給紙台80が上昇駆動されることにより多数数の連続印刷がなされる。
【0038】
図8において、排版収容箱61内に収容された孔版原紙Sを廃棄するためにユーザが排版収容箱61のつまみ部62を握持すると、排版つまみスイッチ111がオンする(ステップS10)。すると、CPU100は印刷動作中か否かをチェックし(ステップS11)、印刷動作中であれば直ちに印刷動作を中止する(ステップS12)。次に、給紙上限センサ94及び給紙下限センサ87の出力がチェックし(ステップS13、S14)、給紙上限センサ94の出力がオフで、且つ、給紙下限センサ87の出力がオンである場合、つまり、給紙台80が下限位置に位置する場合には、これで終了する。一方、給紙上限センサ94の出力がオンである場合、又は、給紙上限センサ94の出力がオフであるが給紙下限センサ87の出力がオンでもない場合、つまり、給紙台80が上限位置(給紙位置)にないときにはエレベータモータ85の逆転駆動を開始する(ステップS15)。給紙下限センサ87の出力を常時チェックし(ステップS16)、給紙下限センサ87の出力がオン、つまり、給紙台80が下限位置に達するとエレベータモータ85の逆転駆動を停止する(ステップS17)。
【0039】
以上より、排版収容箱61内に収容された孔版原紙Sを廃棄するためにユーザが排版収容箱61のつまみ部62を握持すると、給紙台80が図2に示す下限位置まで下降する。つまり、ユーザが排版収容箱61のつまみ部62を握持した時に、給紙台80が図4に示すように給紙台80のサイドフェンス81が排版収容箱61の取り出しに支障のある位置に位置する場合にあって、給紙台80が図2に示す下限位置まで下降するため、ユーザは、図5に示すように、給紙台80のサイドフェンス81が排版収容箱61の取り出しの支障になることなく、排版収容箱61を取り出すことができる。従って、給紙台80の位置が最も高くなる位置でも排版収容箱61の取り出しの支障にならないように排版収容箱61と給紙台80とを離間して配置する必要がないため、積載できる印刷用紙Pの量や廃棄できる孔版原紙Sの量が少なくすることなく装置のコンパクト化が図れる。
【0040】
又、この実施形態では、ユーザが排版収容箱61のつまみ部62を握持すると、給紙台80が下限位置まで下降するので、装置本体8の外側に広い取り出しスペースが確保され、排版収容箱61が取り出し易い。但し、給紙台80の下降程度は、少なくとも排版収容箱61の取り出しに際して支障のない位置としても良い。
【0041】
尚、この実施形態では、排版つまみ検出部は排版つまみスイッチ111にて構成したが、ユーザがつまみ部62を握持したことを検出可能な接触式又は非接触式の排版つまみセンサにて構成しても良い。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、装置本体に取り出し可能な排版収容箱を有する排版部と、前記排版収容箱の下方位置で、上下移動自在に設けられた給紙台を有し、この給紙台に載置された印刷用紙の最上位置のものを上限位置である給紙位置にセットした状態で一枚ずつ給紙する給紙部と、前記排版収容箱のつまみ部をユーザが握持したことを検出する排版つまみ検出部と、この排版つまみ検出部が前記排版収容箱の前記つまみ部を握持されたことを検出すると、前記給紙台を少なくとも前記排版収容箱の取り出しに際して支障のない位置まで下降させるよう制御する制御手段とを有するので、ユーザが排版収容箱のつまみ部を握持すると、これを排版つまみ検出部が検出して給紙台が排版収容箱の取り出しに際して支障のない位置まで下降するものであり、給紙台の位置が最も高くなる位置でも排版収容箱の取り出しの支障にならないように排版収容箱と給紙台とを離間して配置する必要がないため、給紙部が排版収容箱の取り出しの支障にならず、しかも、積載できる印刷用紙の量や廃棄できる孔版原紙の量が少なくすることなく装置のコンパクト化が図れる。
【0043】
請求項2の発明によれば、請求項1記載の孔版印刷装置であって、前記制御手段は、前記排版つまみ検出部が前記排版収容箱の前記つまみ部を握持されたことを検出すると、前記給紙台を下限位置まで下降させるので、請求項1の発明の効果に加え、給紙台が下限位置まで下げられるため、装置本体の外側に広い取り出しスペースが確保され、排版収容箱が取り出し易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、孔版印刷装置の全体構成図である。
【図2】本発明の一実施形態を示し、孔版印刷装置の排版部と給紙部の拡大側面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示し、孔版印刷装置を排版収容箱の取り出し方向から見た図である。
【図4】本発明の一実施形態を示し、給紙台が上限位置まで上昇したときの側面図である。
【図5】本発明の一実施形態を示し、給紙台が下限位置まで下降して排版収容箱が装置本体から取り出された状態を示す側面図である。
【図6】本発明の一実施形態を示し、孔版印刷装置の概略回路ブロック図である。
【図7】本発明の一実施形態を示し、印刷スタートキーが押下された時のフローチャートである。
【図8】排版つまみスイッチがオンされた時のフローチャートである。
【図9】従来の孔版印刷装置の全体構成図である。
【符号の説明】
1 孔版印刷装置
5 排版部
6 給紙部
8 装置本体
25 版胴
61 排版収容箱
62 つまみ部
80 給紙台
100 CPU(制御部)
111 排版つまみスイッチ(排版つまみ検出部)
P 印刷用紙
S 孔版原紙

Claims (2)

  1. 装置本体に取り出し可能な排版収容箱を有し、版胴の外周面に巻装された使用済みの孔版原紙を剥ぎ取って前記排版収容箱に搬送して廃棄する排版部と、
    前記排版収容箱の下方位置で、上下移動自在に設けられた給紙台を有し、この給紙台に載置された印刷用紙の最上位置のものを給紙位置にて一枚ずつ前記版胴側に供給する給紙部と、
    前記排版収容箱のつまみ部をユーザが握持したことを検出する排版つまみ検出部と、
    この排版つまみ検出部が前記排版収容箱の前記つまみ部を握持されたことを検出すると、前記給紙台を少なくとも前記排版収容箱の取り出しに際して支障のない位置まで下降させるよう制御する制御手段とを有することを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 請求項1記載の孔版印刷装置であって、
    前記制御手段は、前記排版つまみ検出部が前記排版収容箱の前記つまみ部を握持されたことを検出すると、前記給紙台を下限位置まで下降させることを特徴とする孔版印刷装置。
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