JP5108599B2 - 孔版印刷機の排版装置 - Google Patents

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Description

排版用のハウジングと、該ハウジング内に出し入れ自在に収容されると共に上面が開放された原紙収納容器と、印刷に使用後の孔版原紙を挟持して前記原紙収納容器内に引き込む上下一対の引き込みローラと、を備えている孔版印刷機の排版装置に関する。
孔版印刷機は、一般に、製版装置と、インク供給機構を有する印刷用版胴と、排版装置を備えており、製版装置で製版された孔版原紙を印刷用版胴の外周面に装着し、印刷用版胴を回転させることにより、印刷用紙の孔版原紙の画像を印刷用紙に転写するようになっている。
そして、所定枚数の印刷を終了し、別の画像を印刷する場合には、印刷用版胴の表面の使用済みの孔版原紙を、前記引込みローラの回転により、排版用ハウジングの原紙収納容器内に排出し、次の新しい孔版原紙を印刷用版胴に装着する。
上記原紙収納容器内には、使用済みの孔版原紙が次々に押し込められ、略満杯状態になった時点で、原紙収納容器をハウジング内から引き出し、原紙収納容器内に貯まっている孔版原紙をごみ箱等に破棄し、そして、空の原紙収納容器を再度ハウジング内に装着する。
ところが、原紙収納容器内に貯まる孔版原紙の数量が増えてくると、最後に引き込まれた孔版原紙が引き込みローラから原紙収納容器内に完全に放出されず、孔版原紙の末端部が引き込みローラ間に挟持された状態で残ったり、あるいは、孔版原紙の末端部がインクにより引き込みローラに付着した状態で残ることがある。このような状態で原紙収納容器をハウジング内から引き出すと、前記最後の孔版原紙は原紙収納容器からこぼれ落ち、ハウジング内に残留する。
孔版原紙がハウジング内に残留すると、孔版原紙に付着しているインクにより孔版印刷機内部が汚れるのは勿論のこと、残留している孔版原紙を取り出す作業にも手間がかかる。また、取り出す際に、インクにより手が汚れることになる。
このような孔版原紙のハウジング内の残留を無くすために、従来、図8及び図9に示すように、原紙収納容器100の満杯時にハウジング105の内奥側に位置する孔版原紙Nをクランプするクランプ装置を設けた排版装置がある(特許文献1)。このクランプ装置は、上下に揺動駆動されると共に先端折り曲げ部101aを有する上側クランプアーム101と、弾性部材により形成された下側固定クランプアーム102とを、原紙収納容器100に取り付けた構造となっている。すなわち、原紙収納容器100をハウジング105内から矢印S方向に引き出す際に、まず、図9のように、ボタン106の操作により上側クランプアーム101の先端折り曲げ部101aを下降させ、該上側クランプアーム101の先端折り曲げ部101aと下側のクランプアーム102との間で内奥端の孔版原紙Nの末端部をクランプし、孔版原紙Nの末端部をローラ110から引き離すようになっている。
特開2005−74810号公報。
ところが図8及び図9のクランプ構造では、クランプ装置用に、上下に対向する二つのクランプアーム101,102を設けなければならず、部品点数が多くなる。また、両クランクアーム101,102は、いずれも原紙収納容器100に取り付けられており、しかも、上側のクランプアーム101は、原紙収納容器100のスライド方向の全長に亘るように配置されているので、原紙収納容器100内に貯まっていた孔版原紙Nをごみ箱等に廃棄する際には、上側のクランプアーム101を取り外さなければならず、廃棄作業に手間がかかる。
[発明の目的]
本発明の目的は、部品点数が少なく、簡単な構造の排版装置であって、原紙収納容器内に貯まった孔版原紙を廃棄処理する際に、孔版原紙のハウジング内の残留を確実に阻止できると共に、簡単に原紙収納容器から総ての孔版原紙を破棄することもできる排版装置を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明は、排版用のハウジングと、該ハウジング内に出し入れ自在に収容されると共に上面が開放された原紙収納容器と、印刷に使用後の孔版原紙を挟持して前記原紙収納容器内に引き込む上下一対の引き込みローラと、を備えている孔版印刷機の排版装置において、前記ハウジングは、前記原紙収納容器をスライド自在に支持する支持部と、前記原紙収納容器の上方に配置された天井部と、を有しており、前記原紙収納容器の前記引き込みローラ側の端部には、前記引き込みローラを通過直後の原紙に下方から係合可能な上向きの把持用爪を形成し、前記天井部には、前記把持用爪が下方から挿入可能な把持用孔又は凹部を形成している。
上記構成によると、(1)原紙収納容器内に排出された最後の孔版原紙の末端部が引き込みローラに挟持された状態であったり、または、インクにより引き込みローラに付着した状態であっても、原紙収納容器をハウジング内から引き出す際には、把持用爪と把持用孔等とで上記孔版原紙の末端部を挟持し、引き込みローラから引き剥がすことができ、ハウジング内の孔版原紙の残留を確実に阻止することができる。
(2)原紙収納容器には把持用爪を設けているが、該把持用爪と協働して孔版原紙を挟持する要素として、ハウジング側に把持用孔又は凹部を形成しているので、図8のような従来構造と比べ、部品点数を減らし、コストを低減することができる。
(3)把持用爪と協働して孔版原紙を挟持する要素として、ハウジング側に把持用孔又は凹部を形成しているので、ハウジングから原紙収納容器を引き出した際には、原紙収納容器の上面は略完全に解放状態となり、特別な操作を行うことなく、原紙収納容器を上下逆に向けるだけで、簡単に原紙収納容器内の総ての孔版原紙を破棄することができる。
上記孔版印刷機の排版装置において、好ましくは、前記原紙収納容器をハウジング内から引き出す動作により、前記把持爪を上昇させて前記把持用孔等に挿入させる上昇ガイド機構を設けることができる。
上記構成によると、原紙収納容器を引き出すことにより、自動的に、最後の孔版原紙を把持し、引き込みローラから引き剥がすことができる。
上記上昇ガイド機構を備えた孔版印刷機の排版装置において、好ましくは、前記上昇ガイド機構は、前記原紙収納容器に形成された下向きのガイド突起と、前記原紙収納容器がハウジング内に収納された状態で前記ガイド突起が嵌合するように前記支持部に設けられたガイド孔又は凹部とから構成され、前記原紙収納容器を引き出す時に、前記ガイド突起が前記ガイド孔又は凹部から前記支持部上に乗り上げることにより、原紙収納容器を上昇させるように構成する。上記支持部としては、たとえばハウジングの底板が利用され、天井部としては、たとえは天井板を利用される。
上記構成によると、上昇ガイド機構を、簡単な構造で、安価に製作することができる。
(孔版印刷機の全体の概要)
図1〜図7は本発明に係る排版装置を備えた孔版印刷機であり、これらの図面に基づいて、本発明の一実施形態を説明する。図1は孔版印刷機全体の縦断側面図を示しており、説明の都合上、印刷用紙Pの搬送方向Mの上流側を「前側」、搬送方向Mの下流側を「後側)として、以下、説明する。
図1において、印刷機本体1の前下部に給紙装置2が配置され、印刷機本体1の後下部に排紙装置3が配置され、給紙装置2と排紙装置3との前後方向間に印刷ユニット4が配置され、印刷機本体1の前上部に製版装置5が配置され、印刷機本体1の後上部に排版装置7が配置されている。また、印刷機本体1の上側には画像読取装置9が配置されている。
印刷ユニット4は、製版済みの孔版原紙Nが外周面に装着される円筒状の印刷用版胴11と、該印刷用版胴11に下方から当接離反自在に対向する押圧ローラ12とを備えており、印刷用版胴11内には、インクローラ11aを有するインク供給機構が内蔵されている。すなわち、回転する印刷用版胴11と押圧ローラ12の間で印刷用紙Pを挟持し、搬送方向Mに搬送しつつ、印刷用版胴11内から供給されるインクにより、孔版原紙Nの画像を印刷用紙Pの上面に転写(印刷)する。
給紙装置2は、給紙台21と、該給紙台21の後端部に配置された給紙ローラ22及び捌き部材23と、給紙ローラ22の後方に配置された一対のタイミングローラ24と、を備えている。すなわち、給紙台21に積載された印刷用紙Pを、給紙ローラ22及び捌き部材23により最上位から一枚ずつ取り出し、印刷用紙Pの所定位置に印刷できるように、タイミングローラ24は、印刷用版胴11の回転と同期して適宜タイミングで作動し、印刷ユニット4の印刷部Aへ印刷用紙Pを送り込む。
排紙装置3は、エア吸引式の搬送ベルト機構31と紙受け台32とを備えており、印刷ユニット4で印刷された印刷用紙Pを、搬送ベルト機構31によりエア吸引しつつ後方に搬送し、紙受台32上へ排出する。
製版装置5は、孔版原紙ロール35と、サーマルヘッド37と、該サーマルヘッド37に当接するプラテンローラ36とを備えており、画像読取装置9で読み取られた画像のデータに基づき、孔版原紙ロール35をサーマルヘッド37で製版し、製版後の孔版原紙Nを印刷ユニット4の印刷用版胴11の外周面に装着する。
(排版装置の構成)
排版装置7は、印刷機本体1内に取り付けられた排版用のハウジング41と、該ハウジング41の前上端部に取り付けられた上下一対の引き込みローラ42と、前記ハウジング41内に、後方からスライド自在に挿入された上面開放状の原紙収納容器43と、を備えている。
前記版引き込みローラ42は、印刷用版胴11の後上端部に対応する位置に位置しており、印刷用版胴11の外周面に装着されている印刷使用後の孔版原紙Nの先端部を挟持し、回転することによりハウジング41の原紙収納容器43内に送り込むように構成されている。
図2は排版装置7を前斜め上方から見た斜視図、図3は排版装置7を後斜め下方から見た斜視図、図4は原紙収納容器43を前斜め上方から見た斜視図、図5は原紙収納容器43が収納された状態の排版装置7の拡大縦断側面図、図6は原紙収納容器43を引き出し始めた状態の排版装置の拡大縦断側面図、図7は原紙収納容器を略完全に引き出した状態の排版装置の拡大縦断側面図である。
図2において、ハウジング41は、左右方向に間隔をおいて配置された一対の側板50と、両側板50の下端部間を結合する底板51と、両側板50の上端部間を結合する天井板52と、から略直方体状に構成されており、前面と後面とは開口している。側板50と、底板51と、天井板52は、板金製でそれぞれ別部材となっており、ボルト等により相互に結合されている。底板51は、原紙収納容器43をスライド自在に支持するための支持部として利用され、また、天井板52は、後述する把持用長孔67を形成する天井部として利用される。
一対の引き込みローラ42のローラ軸部42aの左右端部は、左右の側板50に回転自在に支持され、上側のローラ軸部42aは、タイミングベルト式伝動機構53により駆動モータ55の出力軸に連動連結されている。駆動モータ55は取付台54を介して一方の側板50に支持されている。上側の引き込みローラ42は、前記駆動モータ55により伝動機構53を介して矢印R1方向に回転する。下側の引き込みローラ42は、左右の側板50の内側近傍に配置された左右一対の引っ張りばね56により上側の引き込みローラ42に圧接しており、これにより、上側の引き込みローラ42の矢印R1方向への回転に伴い、矢印R2方向に従動回転するようになっている。すなわち、上下の引き込みローラ42,42で使用済みの孔版原紙Nを挟持し、それぞれR1,R2方向に回転することにより、孔版原紙Nをハウジング41内に引き込むようになっている。
図4において、原紙収納容器43は、左右方向に間隔をおいて配置された一対の側壁60と、両側壁60の下端部間を結合する底壁61と、両側壁60の前端部間を結合する前壁62と、両側壁60の後端部間を結合する後壁63と、から上面開口状の各箱形状に構成されており、側壁60と、底壁61と、前壁62と、後壁63は、樹脂部材により一体成形されている。前壁62は、前記引き込みローラ配置用のスペースを確保するために、後壁63よりも低く形成されている。原紙収納容器43の上方は、図5のように収納状態において、ハウジング41の天井板52により覆われている。また、原紙収納容器43の後壁63には、図3に示すように、後方に突出する取手68が一体に形成されている。
(孔版原紙の残留阻止のための把持機構)
図2において、ハウジング41の天井板52に、孔版原紙Nの残留を阻止する把持機構の一要素として、三つの把持用長孔67が形成されている。これら三つの長孔67は、ハウジング41の左右幅の略中央位置と、該中央位置から左右に略均等に間隔をおいた左右位置の三箇所に配置されており、各長孔67は、天井板52の前端から天井板52の後端部近傍まで細長く延びており、各長孔67の後端部には、それぞれ前上方に突出する切り起こし片67aが折り曲げ成形されている。
上記長孔67と協働して孔版原紙Nの残留を阻止する別の要素として、図4に示すように、原紙収納容器43の前壁62の上端部に、前上方突出する三つの把持用爪64が前壁62と一体に形成されており、各把持用爪64は、左右幅の略中央位置と、該中央位置から左右に略均等に間隔をおいた左右位置に配置されている。
図5において、原紙収納容器43の各把持用爪64は、該把持用爪64の先端が両引き込みローラ42のニップ部42bのやや下側に向かうように延びており、これにより、引き込みローラ42のニップ部42bから後方に送られる孔版原紙Nは、各把持用爪64の上方を通り、原紙収納容器43内に排出されるようになっている。
各把持用爪64は、ハウジング41の天井板52の各把持用長孔67の左右方向の位置に対応するようにそれぞれ配置されており、各把持用爪64の左右幅は各把持用長孔67の左右幅よりも狭く、これにより、図6のように、各把持用爪64は対応する把持用長孔67にそれぞれ下方から挿入され、上方に突出するようになっている。また、各引き込みローラ42には、各把持用記爪64が通過しうるように、各把持用爪64に対応する位置にそれぞれ環状溝72が形成されている。
(原紙収納容器43の上昇ガイド機構)
図5において、原紙収納容器43の引き出し動作時にこの原紙収納容器43の前端部(すなわち把持用爪64)を上昇させる上昇ガイド機構として、原紙収納容器43の底壁61の前端部の下面には下向きのガイド突起65が形成され、一方、ハウジング41の底板51の前端部には、収納状態における原紙収納容器43のガイド突起65が嵌合するガイド孔70が形成されている。前記ガイド突起65は後傾状(後倒れ状)の後端縁65aを有しており、ガイド孔70の後端縁には、前記ガイド突起65の後傾状の後端縁65aに対応するように傾斜したガイド片70aが折り曲げ形成されている。さらに、ハウジング41の底板51の後端部には、水平に対して後下がりに傾斜する傾斜部71が形成されており、図6のように原紙収納容器43の前端部が上昇した時に、原紙収納容器43の後端部の下面が下方に傾きうるようになっている。
図3において、前記ガイド孔70は、ハウジング41の底板51の左右両端部近傍に一対形成されており、原紙収納容器43のガイド突起65もガイド孔70と対応する位置に一対形成されている。
(作用)
孔版印刷機による印刷方法は、各装置説明部分で既に説明しており、また、周知の内容であるので、ここでは省略し、孔版原紙Nの製版、排版及び廃棄の手順について説明する。
図1において、製版装置5では、画像読取装置9で読み取った原画像のデータに基づき、あるいは他の装置で読み取ったデータに基づき、孔版原紙ロール35をサーマルヘッド36で加熱穿孔することにより、孔版原紙Nを製版し、印刷ユニット11の外周面に孔版原紙Nを装着する。
印刷用版胴11に装着された上記孔版原紙Nの画像を所定枚数の印刷用紙Pに印刷した後、次の画像を印刷するために新たな孔版原紙Nと交換する。交換する際には、まず、印刷用版胴11を所定の排版回転角度で停止させ、使用済みの孔版原紙Nの始端部を印刷用版胴11から剥がし、適宜のガイド装置により排版装置7の引き込みローラ42まで導き、そして、印刷用版胴11と引き込みローラ42とを同時に回転させ、使用済みの孔版原紙Nを排版用ハウジング41の原紙収納容器43内に取り込んでゆく。
上記排版作業後は、製版装置5で製版された新たな孔版原紙Nを印刷用版胴11に装着し、次の画像を印刷し、所定枚数の印刷用紙Pの印刷が終了した後、前記同様に、引き込みローラ42により、使用済みの孔版原紙Nを原紙収納容器43内に取り込んでゆく。
原紙収納容器43内に使用済みの孔版原紙Nが次々と貯められ、原紙収納容器43が略満杯になると、取手68を持って原紙収納容器43をハウジング41内から後方に引き出し、原紙収納容器43内の使用済み孔版原紙Nを、ごみ箱等に廃棄する。
図5乃至図7は、前述のように原紙収納容器43をハウジング41から引き出す際の状態の変化を順に示しており、図5に示すように、引き出し前の状態では、ガイド突起65はガイド孔70に嵌合し、原紙収納容器43の底壁61はハウジング41の底板51と略平行な状態(略水平状態)となっており、また、把持用爪64の先端は、略引き込みローラ42のニップ部42bに向いている。この状態から原紙収納容器43を後方に引き始めると、原紙収納容器43の底壁61はハウジング41の底板51上を後方にスライドし始めるが、ガイド突起65の後端縁65aがガイド片70aに当接して上方に押し上げられ、これにより原紙収納容器43の前端部及び把持用爪64は上昇し始める。この時、ガイド突起65の後端縁65aとガイド片70aとは、いずれも後傾姿勢に形成されているので、ガイド突起65及び原紙収納容器43の前端部は滑らかに上昇する。
原紙収納容器43の前端部の上昇時、把持用爪64は、引き込みローラ42の環状溝72を通って上昇し、天井板52の把持用長孔67内へと入り込んでゆく。この時、引き込みローラ42の直後に位置する最後の孔版原紙Nの末端部を引っ掛け、図6に示すように、把持用爪64と把持用長孔67との間で把持する。
これにより、図5のように引き出し前の状態が仮に最後の孔版原紙Nの末端部が引き込みローラ42のニップ部42bに挟持された状態であっても、図6のように、孔版原紙Nの末端部が後方へ引っ張られ、引き込みローラ42から後方に剥がされる。
そして図7のように原紙収納容器43がハウジング41から略完全に引き出された状態において、ハウジング41内に孔版原紙Nが残留することはない。
引き出し後は、たとえば、原紙収納容器43を下向きにすることにより、何の障害もなく、原紙収納容器43から総ての孔版原紙Nを破棄することができる。
[発明のその他の実施の形態]
(1)本発明において、前記実施形態では把持用爪と把持用長孔を備えているが、把持用長孔の代わりに、凹部又は切欠きを設けることも可能である。把持用凹部を形成する場合には、たとえば上方に凹む凹部を形成する。
(2)前記実施の形態では把持用爪及び把持用孔等をそれぞれ三個ずつ設けているが、それぞれ一個ずつ又は二個ずつ設けることも可能である。しかし、孔版原紙を、より確実に把持するためには、三個以上設けることが好ましい。
(3)前記実施の形態において、原紙収納容器をスライド自在に支持する支持部として、ハウジングの底板を利用しているが、たとえば、ハウジングの左右の側板に、支持部として支持レールを設け、該支持レールに原紙収納容器をスライド自在に支持することも可能である。この場合には、たとえば上記支持レールに上昇ガイド機構のガイド孔を形成する。
(4)前記実施の形態では、ハウジングの天井板を板金製としていたが、樹脂製とすることもできる。
(5)前記実施の形態では、把持用孔は、天井板の前端から後端部近傍まで細長く延びた形状としていたが、本発明の把持用孔は、上記細長い形状に限定されるものではなく、天井板(天井部)の前端から後端部近傍まで延び、かつ、左右に分かれていれば良いのであって、左右に幅広い形状の把持用孔も本発明に含まれる。
本発明にかかる排版装置を備えた孔版印刷機の縦断側面略図である。 図1の排版装置を前斜め上方から見た斜視図である。 図1の排版装置を後斜め下方から見た斜視図である。 図1の排版装置の原紙収納容器を前斜め上方から見た斜視図である。 図1の排版装置の拡大縦断側面図である。 原紙収納容器の引き出し途中の状態を示す図5と同様の排版装置の拡大縦断側面図である。 原紙収納容器を略完全に引き出した状態を示す図5と同様の排版装置の拡大縦断側面図である。 従来の排版装置の縦断側面図である。 引き出し時の状態を示す図8の排版装置の縦断側面図である。
符号の説明
1 印刷機本体
4 印刷ユニット
5 製版装置
7 排版装置
41 排版用のハウジング
43 原紙収納容器
51 ハウジングの底板(支持部の一例)
52 ハウジングの天井板(天井部の一例)
64 把持用爪
65 上昇ガイド機構のガイド突起
67 把持用長孔
70 上昇ガイド機構のガイド孔
N 孔版原紙

Claims (3)

  1. 排版用のハウジングと、該ハウジング内に出し入れ自在に収容されると共に上面が開放された原紙収納容器と、印刷に使用後の孔版原紙を挟持して前記原紙収納容器内に引き込む上下一対の引き込みローラと、を備えている孔版印刷機の排版装置において、
    前記ハウジングは、前記原紙収納容器をスライド自在に支持する支持部と、前記原紙収納容器の上方に配置された天井部と、を有しており、
    前記原紙収納容器の前記引き込みローラ側の端部には、前記引き込みローラを通過直後の原紙に下方から係合可能な上向きの把持用爪を形成し、
    前記天井部には、前記把持用爪が下方から挿入可能な把持用孔又は凹部を形成している、ことを特徴とする孔版印刷機の排版装置。
  2. 請求項1記載の孔版印刷機の排版装置において、
    前記原紙収納容器を前記ハウジング内から引き出す動作により、前記把持用爪を上昇させて前記把持用孔又は凹部に挿入させる上昇ガイド機構を設けている孔版印刷機の排版装置。
  3. 請求項2記載の孔版印刷機の排版装置において、
    前記上昇ガイド機構は、前記原紙収納容器に形成された下向きのガイド突起と、前記原紙収納容器が前記ハウジング内に収納された状態で前記ガイド突起が嵌合するように前記支持部に設けられたガイド孔又は凹部とから構成され、
    前記原紙収納容器を引き出す時に、前記ガイド突起が前記ガイド孔又は凹部から前記支持部上に乗り上げることにより、原紙収納容器を上昇させるようになっている孔版印刷機の排版装置。
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