JP4920974B2 - 孔版印刷装置の排版装置及び孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置の排版装置及び孔版印刷装置 Download PDF

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本発明は孔版印刷装置に関し、詳しくは版胴から使用済みのマスタを剥離して収容する排版装置に関する。
多孔性の支持円筒体に樹脂あるいは金属網体のメッシュスクリーンを複数層巻装した構成の回転自在な版胴と、熱可塑性樹脂フィルム(厚み1〜3μm程度のものが一般的である)に和紙繊維または合成繊維あるいは和紙繊維と合成繊維とを混抄したものからなる多孔性支持体を貼り合わせたラミネート構造のマスタとを用い、マスタの熱可塑性樹脂フィルム面をサーマルヘッドで加熱穿孔製版した後に版胴に巻装し、版胴内部に設けられたインキ供給手段より版胴の内周面にインキを供給して、プレスローラ等の押圧手段で印刷用紙を版胴に押圧することにより版胴開孔部、マスタ穿孔部より滲出したインキを印刷用紙に転移させて印刷を行うデジタル式感熱孔版印刷がよく知られている。
上述の孔版印刷を行う孔版印刷装置として、マスタを製版する製版部、版胴及び押圧手段を有する印刷部、製版部の下方に配置され印刷部に向けて用紙を給送する給紙部、版胴上より使用済みのマスタを剥離して廃棄する排版部、原稿画像を読み取る画像読取部を有し、排版部の作動により版胴上から使用済みのマスタを剥離した後、画像読取部にて読み取られた画像情報に基づき製版部にて製版されたマスタを版胴上に巻装し、給紙部より給送された用紙上に印刷画像を形成するものが一般的に知られている。
上述の排版動作を行う排版部(排版装置)として、装置本体の収納部に対して着脱自在であり版胴上より剥離された使用済みのマスタをその上部に設けられた開口より収容する排版容器と、この開口の上方に回動自在に支持され、排版容器が装置本体に装着された状態において排版経路に干渉しない退避位置を占め、排版容器が装置本体より離脱する際には排版容器内に収容された使用済みマスタを開口の上方より押さえる押さえ位置を占めるマスタ押さえ部材と、版胴上より剥離された使用済みのマスタを載置する載置位置及び載置した使用済みのマスタを開口より排版容器の内部に廃棄する廃棄位置を選択的に占めるべく装置本体に回動自在に支持された排版受け部材とを有する排版装置が、例えば「特許文献1」に記載されている。
図18及び図19に示すように上述の排版装置90は、孔版印刷装置の装置本体側に設けられた収納部91に対して着脱自在な排版容器92、装置本体側に設けられた版胴93の外周面上から使用済みマスタ94を剥離搬送する排版ローラ対95、排版ローラ対95により搬送された使用済みマスタ94をその上面に載置する排版受け部材96、装置本体と収納部91とを区画する排版ガイド板97、排版ガイド板97に対する使用済みマスタ94の貼り付きを防止するため排版ガイド板97に突設された複数のリブ98等を主要な構成として有している。
排版容器92は上部に開口92aを有する箱形状を呈する容器本体92bを有しており、容器本体92bの内部には使用済みマスタ94が多数収納される。容器本体92bには装置本体の外壁を構成する背板92cが一体的に取り付けられており、背板92cには排版容器92を装置本体に対して着脱する際に把持される取っ手92dが形成されている。
開口92aの上方には、排版容器92の内部に収納された使用済みマスタ94が排版容器92内から落下することを防止すべく使用済みマスタ94を押さえるマスタ押さえ部材99が配設されている。マスタ押さえ部材99はその両側端部を折り曲げられてコ字形状を呈しており、両側端部を容器本体92bの両側板にそれぞれ回動自在に支持されている。マスタ押さえ部材99には爪状を呈する複数のマスタ押さえ部99aが一体的に形成されており、マスタ押さえ部材99は、排版容器92が収納部91に装着された状態においてマスタ押さえ部99aが使用済みマスタ94の排版経路に干渉しない図19に二点鎖線で示す退避位置を占め、排版容器92が収納部91より離脱する際にマスタ押さえ部99aが容器本体92b内に収納された使用済みマスタ94を開口92aの上方より押さえる図19に実線で示す押さえ位置を占める。
排版装置90のマスタ搬送方向最上流位置に配置された排版ローラ対95は、駆動ローラ95a、従動ローラ95b、羽根ローラ95c等を有している。それぞれ細切れローラからなる駆動ローラ95aと従動ローラ95bとは互いに圧接して設けられており、図示しない駆動手段の駆動力によって駆動ローラ95aの支軸95dが回転駆動されることにより両者が同期して回転駆動される。羽根部先端の移動軌跡が駆動ローラ95aの外径よりも大きくなるように形成された羽根ローラ95cは各駆動ローラ95a間に位置すべく支軸95dに複数固着されており、各ローラ95a,95bと同期して回転駆動される。支軸95dは各ローラ95a,95bが圧接した状態を保ったまま移動可能に構成されており、図示しない移動手段によって支軸95dが移動されることにより羽根ローラ95cの各羽根部の先端が版胴93上に巻装された使用済みマスタ94に対して接触可能に構成されている。
排版ローラ対95のマスタ搬送方向下流側には、排版ローラ対95によって搬送された使用済みマスタ94が載置される排版受け部材96が配設されている。排版受け部材96は装置本体に回動自在に支持されており、図示しない駆動手段によって回動されることにより、その上面に複数版の使用済みマスタ94を載置する図19に実線で示す載置位置と、収納部91に排版容器92が装着された状態で載置された使用済みマスタ94を開口92aから容器本体92bの内部に廃棄する図19に二点鎖線で示す廃棄位置とを選択的に占める。
装置本体に固着された排版ガイド板97は、排版受け部材96の先端における回動軌跡に沿った形状を呈しており、収納部91に排版容器92が装着された際に開口92aと対応する部位はほぼ水平となるように形成されている。排版ガイド板97には、排版ガイド板97への使用済みマスタ94の貼り付きを防止するためのリブ98が所定の間隔をおいて複数一体形成されていると共に、排版容器92が収納部91に装着される際に押さえ位置から退避位置へと回動するマスタ押さえ部材99のマスタ押さえ部99aが干渉することを防止するための切欠部97aが形成されている。リブ98のマスタ搬送方向下流側部分は、排版受け部材96の先端部回動軌跡に倣う円弧状に形成されており、排版受け部材96が廃棄位置から載置位置へと回動する際に排版受け部材96上に貼り付いた使用済みマスタ94をこの円弧状部分によって剥がし落とす。
特開平9−99621号公報
上述の構成によれば、マスタ押さえ部材99が排版容器92の上方から容器本体92b内に収納された使用済みマスタ94を押さえるため、図19に示すように容器本体92bの上部に積載された使用済みマスタ94が収納部91から排版容器92を離脱する際に落下し、装置本体内部を汚してしまうことが防止できる。
しかし本発明者による実験の結果、容器本体92b内に使用済みマスタ94が多量に収納積載された場合には、図20に示すように使用済みマスタ94の高さが非常に高くなり、たとえマスタ押さえ部材99によって使用済みマスタ94を押さえ付けていたとしても、収納部91から排版容器92を離脱する際に押さえ部材99と容器本体92bとの隙間から使用済みマスタ94が滑り落ちてしまい、装置本体内部を汚損してしまうという問題点があることが判明した。
また上述の排版装置90では、排版受け部材96への使用済みマスタ94の貼り付きを防止するためにリブ98が円弧状に形成されているが、排版容器92を装置本体より離脱する際にリブ98の円弧状部分に使用済みマスタ94が引っ掛かり、引っ掛かった使用済みマスタ94が落下して装置本体内部を汚損してしまうことがあった。
本発明は上述の問題点を解決し、排版容器の内部に多量の使用済みマスタが収納されている状態であっても、収納部からの離脱時における使用済みマスタの落下を防止して装置本体内部の汚損を防止することが可能な孔版印刷装置の排版装置及び孔版印刷装置の提供を目的とする。
請求項1記載の発明は、装置本体の収納部に対して着脱自在であり、版胴上より剥離された使用済みのマスタをその上部に設けられた開口より収容する排版容器と、前記開口の上方に回動自在に支持され、前記排版容器が前記装置本体に装着された状態において排版経路に干渉しない退避位置を占め、前記排版容器が前記装置本体より離脱する際には前記排版容器内に収納された使用済みマスタを前記開口の上方より押さえる押さえ位置を占めるマスタ押さえ部材と、版胴上より剥離された使用済みのマスタを載置する載置位置と、載置した使用済みのマスタを前記開口より前記排版容器の内部に廃棄する廃棄位置とを選択的に占めるべく、前記装置本体に回動自在に支持された排版受け部材とを有し、前記マスタ押さえ部材は、前記排版受け部材が廃棄位置から載置位置に回動する際に、前記排版受け部材に付着した使用済みのマスタを掻き落とすべく、前記排版受け部材に付着した使用済みのマスタが前記排版受け部材の回動に伴い移動する移動経路内に延在するマスタ剥がし爪を有することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の孔版印刷装置の排版装置において、さらに前記マスタ押さえ部材は、前記押さえ位置を占めたときに使用済みマスタが引っ掛かる突出部材をその先端に有することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の孔版印刷装置の排版装置において、さらに前記突出部材は前記マスタ押さえ部材に対して着脱可能であると共に、長さが異なる複数の種類を有することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3の何れか1つに記載の排版装置を有する孔版印刷装置であることを特徴とする。
本発明によれば、マスタ押さえ部材に植設された突出部材が使用済みマスタに引っ掛かり、収納部から排版容器を離脱する際に使用済みマスタが収納容器から収納部内に滑り落ちることを防止するので、装置本体内の汚損を防止でき使用済みのマスタの廃棄作業時における作業性を向上することができる。
本発明によれば、例え使用済みのマスタが収納部内に貼り付いた状態であっても、排版容器を収納部から引き抜く際にマスタ押さえ部材が回動し、この回動に伴いマスタ剥がし爪が収納部内に貼り付いた使用済みのマスタを引き剥がすので、使用済みのマスタが収納部内に貼り付いたまま排版容器が引き出され、貼り付いた使用済みのマスタが落下して収納部内を汚損してしまうという不具合の発生を防止することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態を採用した孔版印刷装置を示している。同図において孔版印刷装置1は、印刷部2、製版部3、給紙部4、排版装置としての排版部5、排紙部6、画像読取部7等を有している。
装置本体8のほぼ中央に配設された印刷部2は、版胴9及びプレスローラ10を有している。開孔部と非開孔部とを有する版胴9は装置本体8に対して着脱自在に構成されており、印刷時において図示しない版胴駆動手段により図1の時計回り方向に回転駆動される。
版胴9の内部には、インキ供給管を兼ねた支軸11、版胴9の内周面に対してその周面を近接配置されたインキローラ12、インキローラ12の周面に対してその周面を近接配置されたドクターローラ13等を有するインキ供給手段14が配設されている。支軸11より供給されたインキはインキローラ12とドクターローラ13との近接部においてインキ溜まり15を形成し、このインキ溜まり15のインキがインキローラ12とドクターローラ13との近接部を通過してインキローラ12の周面に層状に供給される。インキローラ12の周面に供給されたインキは、後述するプレスローラ10によって版胴9の外周面が押圧された際に版胴9の内周面とインキローラ12とが接触することにより版胴9の内周面に供給され、版胴9の開孔部より滲出して用紙へと転写される。
版胴9の外周面には、版胴外周面上にマスタを巻装させるべくマスタの先端部を挟持するクランパ16が配設されている。クランパ16は版胴9の非開孔部に開閉自在に取り付けられており、版胴9が所定の開放位置あるいは閉塞位置を占めた際に図示しない開閉手段によって開閉される。
版胴9の下方には、一対のアーム部材10aによってその支軸両端を回転自在に支持されたプレスローラ10が配設されている。プレスローラ10は、各アーム部材10aが図示しない揺動手段によって揺動されることにより、図1に実線で示す版胴9の外周面より離間した離間位置と、図1に破線で示す版胴9の外周面に所定の圧接力で圧接する圧接位置とを選択的に占める。
装置本体8の右上部には製版部3が配設されている。製版部3は、マスタ保持部材17、プラテンローラ18、サーマルヘッド19、マスタ切断手段20、マスタ搬送ローラ対21,22等を有している。
マスタ保持部材17は、製版部3の図示しない側板に取り付けられており、熱可塑性樹脂フィルムと多孔性支持体とを貼り合わせてなるマスタ23をロール状に巻成したマスタロール23aの芯部を回転自在かつ着脱自在に支持する。
マスタ保持部材17の左方に配設されたプラテンローラ18は製版部3の図示しない側板に回転自在に支持されており、ステッピングモータ24によって回転駆動される。プラテンローラ18の下方に位置し多数の発熱素子を有するサーマルヘッド19は図示しない側板に支持されており、図示しない付勢手段の付勢力によってその発熱素子面をプラテンローラ18の周面に圧接されている。サーマルヘッド19は、マスタ23の熱可塑性樹脂フィルム面に接触しつつ各発熱素子を選択的に発熱させ、マスタ23を穿孔製版する。
プラテンローラ18及びサーマルヘッド19の左方にはマスタ切断手段20が配設されている。図示しない側板に固設された固定刃と、この固定刃に対して移動自在に支持された可動刃とを有するマスタ切断手段20は、固定刃に対して可動刃が回転移動あるいは上下動することによりマスタ23を切断する。
マスタ切断手段20の左方にはマスタ搬送ローラ対21,22が配設されている。各ローラ対21,22は図示しない側板にそれぞれ回転自在に支持された駆動ローラと従動ローラとを有しており、図示しない駆動手段によって各駆動ローラがそれぞれ回転駆動されることにより、各駆動ローラに圧接した各従動ローラがそれぞれ従動回転する。
製版部3の下方には給紙部4が配設されている。給紙部4は、給紙トレイ25、給紙ローラ26、分離ローラ対27、レジストローラ対28等を有している。
上面に多数の用紙Pを積載可能な給紙トレイ25は装置本体8に上下動自在に支持されており、図示しない昇降手段によって上下動される。給紙トレイ25の上面には用紙Pの幅方向の揃えを行う一対のサイドフェンス29が配設されており、各サイドフェンス29は用紙搬送方向と直交する用紙幅方向に向けて互いに同期して移動可能に構成されている。
給紙トレイ25の左端上方には、表面に高摩擦抵抗部材を有する給紙ローラ26が配設されている。給紙ローラ26は装置本体8に揺動自在に支持された図示しないブラケットに回転自在に支持されており、給紙トレイ25が上昇した際に所定の圧接力で給紙トレイ25上の最上位の用紙Pに圧接する。給紙ローラ26は給紙モータ30によって回転駆動される。
給紙ローラ26の左方には分離ローラ対27が配設されている。分離ローラと分離ころとからなる分離ローラ対27はそれぞれ表面に高摩擦抵抗部材を有しており、給紙モータ30によって分離ローラが給紙ローラ26の回転時にこれと同期して同方向に回転駆動されることにより用紙Pを分離給送する。
分離ローラ対27の左方には、駆動ローラと従動ローラとを有するレジストローラ対28が配設されている。各ローラは装置本体8の図示しない側板間に回転自在に支持されており、図示しない版胴駆動手段からの回転駆動力を図示しない駆動力伝達手段を介して伝達されることにより、版胴9と同期して回転駆動される。
装置本体8の左下方には排紙部6が配設されている。排紙部6は、剥離爪31、用紙搬送手段32、排紙トレイ33等を有している。
剥離爪31はその基端を装置本体8に揺動自在に支持されており、図示しない爪揺動手段によって揺動されることにより、鋭角状に形成されたその自由端が版胴9の外周面に近接する位置と、クランパ16等の障害物を回避するために版胴9の外周面より離間する離間位置とを選択的に占める。
剥離爪31の左下方に配設された用紙搬送手段32は、駆動ローラ、従動ローラ、無端ベルト、吸引ファン等を有しており、図示しない排紙駆動手段によって駆動ローラが回転駆動すると共に吸引ファンが作動することにより、無端ベルト上に用紙Pを吸引しつつ左方へと搬送する。
用紙搬送手段32の左方には排紙トレイ33が配設されている。用紙搬送手段32によって搬送される印刷済みの用紙Pが多数積載される排紙トレイ33は、その上面に用紙Pの揃えを行うための1つのエンドフェンス34と一対のサイドフェンス35とを有している。エンドフェンス34は用紙搬送方向と同方向に移動自在であり、各サイドフェンス35は用紙幅方向と同方向に、互いに接離自在に構成されている。
装置本体8の上部には画像読取部7が配設されている。画像読取部7は、原稿を載置するコンタクトガラス36、コンタクトガラス36に対して接離自在な圧板37、原稿画像を走査して読み取る走査ユニット38、走査された画像を集束するレンズ39、集束された画像を処理するCCD等の画像センサ40等を有している。また圧板37の上方には、原稿を連続して読み取る際に用いられるADFユニット41が配設されている。
装置本体8の左上部には、本発明の特徴部である排版部5が配設されている。図2、図3、図4に示すように排版部5は、装置本体8に設けられた収納部42に対して着脱自在な排版容器43、版胴9の外周面上から使用済みマスタ44を剥離搬送する排版ローラ対45、排版ローラ対45により搬送された使用済みマスタ44をその上面に載置する排版受け部材46、装置本体8と収納部42とを区画する排版ガイド板47、排版ガイド板47に設けられた複数のリブ48等を有している。
収納部42は装置本体8に一体的に形成されており、その底部には断面L字形状を呈する定置部材49が固定されている。定置部材49は収納部42内に排版容器43を案内する機能を有し、その底面には排版容器43の装着位置を決定するための2箇所の角穴49aが形成されている。
排版容器43は、上部に開口43aを有し内部に多数の使用済みマスタ44を収納する箱型状の容器本体43bと、容器本体43bに一体的に取り付けられ装置本体8の外壁を構成する背板43cと、背板43cに取り付けられ排版容器43を装置本体8に対して着脱する際に把持される取っ手43dとを有しており、容器本体43bの底面には各角穴49aに嵌合する2個の突起43eが形成されている。排版容器43は、装置本体8に対する装着の際に定置部材49に沿って収納部42内に押し込まれ、各突起43eと各角穴49aとが嵌合した位置で装着が完了して位置決めされる。装置本体8から排版容器43を離脱する際には、排版容器43を少し持ち上げて各突起43eと各角穴49aとの嵌合を解除しつつ排版容器43を収納部42より引き抜く。収納部42に対する排版容器43の位置決め手段として、本実施形態のような物理的手段に代えて、例えば特開平9−99621号公報に開示された磁気的手段等の他の手段を用いてもよい。
開口43aの上方には、排版容器43の内部に収納された使用済みマスタ44が排版容器43内から落下することを防止すべく、開口43aの上方から容器本体43b内の使用済みマスタ44を押さえ付けるマスタ押さえ部材50が配設されている。マスタ押さえ部材50は、その両側端部50aを折り曲げられてコ字形状を呈しており、両側端部50aを容器本体43bの両側板にそれぞれ回動自在に支持されている。マスタ押さえ部材50には爪状を呈する複数のマスタ押さえ部50bが一体的に形成されており、各マスタ押さえ部50bには突出部材50cがそれぞれ植設されている。マスタ押さえ部材50は、両側端部50aが使用済みマスタ44の搬送経路の外側に位置する最も外側に配置された各リブ48と対応する位置に配置されており、両側端部50aと各リブ48の端部48aとが衝合可能となるように配置されている。
この構成によりマスタ押さえ部材50は、排版容器43が収納部42に装着された状態において各マスタ押さえ部50bが使用済みマスタ44の搬送経路に干渉しない図2に示す退避位置を占め、各端部48aと両側端部50aとの衝合によりこの位置に保持される。またマスタ押さえ部材50は、排版容器43が収納部42より離脱する際に自重により下方へと回動し、各マスタ押さえ部50bが容器本体43b内に収納された使用済みマスタ44を開口43aの上方より押さえる図3及び図4に示す押さえ位置を占める。
排版部5のマスタ搬送方向最上流位置には、駆動ローラ45a、従動ローラ45b、羽根ローラ45cを有する排版ローラ対45が配設されている。それぞれ細切れローラからなる駆動ローラ45aと従動ローラ45bとは互いに圧接しそれぞれ回転自在に設けられており、図示しない駆動手段の駆動力によって駆動ローラ45aの支軸45dが回転駆動されることにより両者が同期して回転駆動される。羽根部先端の移動軌跡が駆動ローラ45aの外径よりも大きくなるように形成された羽根ローラ45cは各駆動ローラ45a間に位置すべく支軸45dに複数固着されており、各ローラ45a,45bと同期して回転駆動される。支軸45dは各ローラ45a,45bが圧接した状態を保ったまま移動可能に構成されており、図示しない移動手段によって支軸45dが移動されることにより羽根ローラ45cの各羽根部の先端が版胴9上に巻装された使用済みマスタ44に対して接触可能に構成されている。
排版ローラ対45のマスタ搬送方向下流側には、排版ローラ対45によって搬送された使用済みマスタ44が載置される排版受け部材46が配設されている。排版受け部材46は装置本体8に回動自在に支持されており、図示しない駆動手段によって回動されることにより、その上面に複数版の使用済みマスタ44を載置する図4に実線で示す載置位置と、収納部42に排版容器43が装着された状態で載置された使用済みマスタ44を開口43aから容器本体43bの内部に廃棄する図4に二点鎖線で示す廃棄位置とを選択的に占める。
装置本体8に固着された排版ガイド板47は、排版受け部材46の先端における回動軌跡に沿った形状を呈しており、収納部42に排版容器43が装着された際に開口43aと対応する部位はほぼ水平となるように形成されている。排版ガイド板47には、排版ガイド板47への使用済みマスタ44の貼り付きを防止するためのリブ48が所定の間隔をおいて複数一体形成されていると共に、排版容器43が収納部42に装着される際に押さえ位置から退避位置へと回動するマスタ押さえ部材50の各マスタ押さえ部50bが干渉することを防止するための切欠部47aが、各マスタ押さえ部50bに対応した位置に形成されている。各リブ48は、マスタ搬送経路に臨む部位が排版受け部材46の先端における回動軌跡とほぼ相似形となる円弧状となるように形成されている。
上述の構成に基づき、以下に第1の実施形態における孔版印刷装置1の動作を説明する。
オペレータによりコンタクトガラス36上に印刷すべき原稿が載置された後、圧板37が閉じられた状態で図示しない操作パネル上の製版スタートキーが押下されると、画像読取部7において原稿画像の読取動作が行われる。画像の読み取りは走査ユニット38で原稿画像を走査することにより行われ、読み取られた画像はレンズ39で集束された後に画像センサ40に送られる。
画像読取動作と並行して、排版部5では版胴9の外周面上から使用済みマスタ44を剥離する排版動作が行われる。図示しない製版スタートキーが押下されると、図示しない版胴駆動手段が作動して版胴9が回転を開始し、版胴9が所定の排版位置に到達するとその回転が停止する。そして、支軸45dが回転すると共に移動され、羽根ローラ45cによって版胴9上の使用済みマスタ44がすくい上げられる。その後、版胴9が回転駆動されると共に排版ローラ対45が作動し、版胴9上の使用済みマスタ44は排版ローラ対45によって搬送されて排版受け部材46上に載置される。そして、排版受け部材46上に所定量の使用済みマスタ44が載置されると、排版受け部材46が廃棄位置まで回動して排版受け部材46上の使用済みマスタ44が開口43aから容器本体43b内に廃棄される。その後、版胴9が所定の給版位置まで回転して停止し、クランパ16が開放されて孔版印刷装置1は給版待機状態となる。
排版動作と並行して、製版部3では製版動作が行われる。図示しない製版スタートキーが押下されると、プラテンローラ18、各マスタ搬送ローラ対21,22がそれぞれ回転し、マスタロール23aよりマスタ23が引き出される。引き出されたマスタ23はサーマルヘッド19を通過する際に穿孔され、その熱可塑性樹脂フィルム面に製版画像を形成される。そしてマスタ23の先端がクランパ16によって保持可能な位置まで搬送されるとクランパ16が閉じられ、製版されたマスタ23はその先端部を版胴9の外周面上に保持される。その後、版胴9がマスタ23の搬送速度と同じ周速度で回転し、マスタ23の版胴9への巻装動作が行われる。そして1版分のマスタ23が製版されると、プラテンローラ18及び各マスタ搬送ローラ対21,22の作動が停止されると共にマスタ切断手段20が作動してマスタ23が切断される。切断されたマスタ23は版胴9の回転によって製版部3より引き出され、マスタ23の巻装後に版胴9がホームポジションで停止することにより製版動作及び給版動作が完了する。
給版動作に引き続き版付け動作が行われる。版胴9がホームポジションで停止すると、給紙ローラ26及び分離ローラ対27が回転して給紙トレイ25上より最上位の用紙Pが引き出されると共に、版胴9が図1において時計回り方向に低速で回転駆動される。引き出された用紙Pは1枚だけ分離給送され、その先端をレジストローラ対28に挟持される。そして、版胴9に巻装されたマスタ23の版胴回転方向における画像領域先端部がプレスローラ10との接触部に到達する所定のタイミングでレジストローラ対28が回転し、用紙Pが版胴9とプレスローラ10との接触部に向けて給送される。レジストローラ対28の回転とほぼ同時に図示しない揺動手段の作動によりプレスローラ10がその周面を版胴9の外周面に圧接させ、給送された用紙Pが版胴9上のマスタ23に圧接される。この押圧動作によりプレスローラ10と用紙Pとマスタ23と版胴9とが圧接し、インキローラ12によって版胴9の内周面に供給されたインキが版胴9の開孔部より滲出し、マスタ23の多孔性支持体に充填された後にマスタ23の穿孔部を介して用紙Pに転写され、いわゆる版付けが行われる。
版付けによって画像を転写された用紙Pは、剥離爪31によって版胴9の外周面より剥離され、下方へと落下して用紙搬送手段32へと送られた後、用紙搬送手段32によって吸引搬送されて排紙トレイ33上に排出される。その後、版胴9が再びホームポジションまで回転して停止し、版付け動作を終えて孔版印刷装置1は印刷待機状態となる。版付け動作と同時に排版受け部材46が初期待機位置である載置位置に戻る。このとき、圧縮された使用済みマスタ44が排版受け部材46に付着することをリブ48の円弧状部分で防止することとなる。
孔版印刷装置1が印刷待機状態となった後、図示しない操作パネル上の各種キーによって印刷条件が入力された後に図示しない試し刷りキーが押下されると、版胴9が版付け時よりも高速である設定された印刷速度に応じた周速度で回転すると共に給紙部4より用紙Pが1枚だけ給送され、版付け時と同様に試し刷りが行われる。試し刷りによって画像位置及び画像濃度等が確認され、図示しない操作パネル上において印刷枚数が設定された後に図示しない印刷スタートキーが押下されると、給紙部4から用紙Pが連続的に給送されて試し刷り時と同様に印刷動作が行われる。そして設定された印刷枚数が消化されると、版胴9がホームポジションで停止して孔版印刷装置1は再び印刷待機状態となる。
上述の排版動作時において、排版受け部材46が廃棄位置を占め排版容器43内に使用済みマスタ44が所定量収納されると排版部5に設けられた図示しない満杯センサがこれを検知し、図示しない操作パネル上の表示装置に排版容器43が満杯である旨を表示し、オペレータに排版容器43内からの使用済みマスタ44の廃棄を促す。オペレータは、孔版印刷装置1の動作が停止しているときに取っ手43dを把持し、装置本体8から排版容器43を引き抜く。この引き抜き時において、マスタ押さえ部材50が自重により図2において時計回り方向に回動し、各マスタ押さえ部50bが容器本体43b内の使用済みマスタ44を開口43aの上方から押さえ付ける。このとき、各マスタ押さえ部50bに植設された各突出部材50cが使用済みマスタ44に引っ掛かり、収納部42から排版容器43を引き抜く際に使用済みマスタ44が容器本体43bから収納部42内に滑り落ちることを防止するので、装置本体8内の汚損を防止でき使用済みマスタ44の廃棄作業時における作業性を向上することができる。また、排版容器43を持ち運ぶ場合においても、各突出部材50cが使用済みマスタ44に引っ掛かり使用済みマスタ44が排版容器43から落下することを防止するので、床面や作業者の手等を汚損することが防止でき、排版容器43内からの使用済みマスタ44の廃棄時における作業性を向上することができる。
第1の実施形態では、マスタ押さえ部材50として複数のマスタ押さえ部50bにそれぞれ突出部材50cが一体的に植設された構成を示したが、第2の実施形態として図5に示すように、両側端部51a及び複数のマスタ押さえ部51bを有し、各マスタ押さえ部51bの先端をそれぞれ折り曲げることにより突出部材51cが各マスタ押さえ部51bと一体形成されたマスタ押さえ部材51を用いてもよい。
この第2の実施形態によれば、マスタ押さえ部材51の構成を簡略化できコストダウンを図ることができる。
さらに第3の実施形態として図6に示すように、両側端部52a及び複数のマスタ押さえ部52bを有し、各マスタ押さえ部52bの先端にねじ52dによって突出部材52cが着脱自在に取り付けられたマスタ押さえ部材52を用いてもよい。
この第3の実施形態によっても第2の実施形態と同様に、マスタ押さえ部材52の構成を簡略化できコストダウンを図ることができる。
さらに第3の実施形態の変形例として、突出部材として長さの異なる複数種のものを用意してこれ等を付け替える構成としてもよい。この構成により、例えば図7に示すように長さの短い突出部材52eを用いた場合に、排版容器43を搬送する途中で図8に示すように排版容器43内から使用済みマスタ44が滑り落ちてしまう場合には、図9に示すように長さの長い突出部材52fを用いることにより使用済みマスタ44が突出部材52fに確実に引っ掛かり、排版容器43内から使用済みマスタ44が滑り落ちてしまうという不具合の発生を防止することができる。
上述のような不具合は、コストダウン等の理由から使用済みマスタ44の厚みが異なり、剛性等の特性値が異なることから排版後の圧縮状態が変化することにより引き起こされると考えられる。通常、マスタは圧縮しても若干膨らむため、長さの短い突出部材52eを用いても使用済みマスタ44が引っ掛かり、図7に示すように排版容器43から使用済みマスタ44が落下することはない。しかし、コストダウンにより用いられる非常に薄いマスタ等は、剛性が低く十分に圧縮されてしまうことから図8に示すように落下する虞がある。このとき、図9に示すように長さの長い突出部材52fを用いれば、使用済みマスタ44の落下を防止できる。ただし突出部材が長い場合には、容器本体43b内から使用済みマスタ44を廃棄する際に使用済みマスタ44が突出部材に引っ掛かり作業性が悪化してしまうため、必要以上に長さの長い突出部材を用いることは好ましくない。
図10は、本発明の第4の実施形態に用いられる排版装置としての排版部55を示している。この排版部55は上述した第1の実施形態で示した排版部5と比較すると、使用済みマスタ44の搬送経路の外側に位置する最も外側に配置された各リブ48を除く他のリブ48に代えてリブ53を用いる点、マスタ押さえ部材50に代えてマスタ押さえ部材54を用いる点においてのみ相違しており、他の構成は同一である。
図11にも示すようにリブ53は、マスタ搬送方向上流側の形状が排版受け部材46の先端における回動軌跡とほぼ相似形となる円弧状となるように形成されており、マスタ搬送方向下流側の形状はほぼ直線状となるように形成されている。
図12にも示すように、マスタ押さえ部材54は両側端部54a及び複数のマスタ押さえ部54bを有しており、各マスタ押さえ部54bの先端にはそれぞれ突出部材54cが植設されている。また、各マスタ押さえ部54bの少なくとも1つ(本形態では2つ)には、マスタ剥がし爪54dが一体形成されている。
上述の構成によれば、第1の実施形態と同様の作用効果を奏すると共に、マスタ剥がし爪54dが回動可能なマスタ押さえ部材54に設けられているため、圧縮された使用済みマスタ44が排版受け部材46上に付着していてもマスタ剥がし爪54dによって付着した使用済みマスタ44が剥がし落とされるので、収納部42から排版容器43を引き抜く際に第1ないし第3の実施形態におけるリブ48の円弧状部分に使用済みマスタ44が引っ掛って収納部42内に落ちることにより収納部42内を汚損してしまうという不具合の発生を防止することができる。
上述した第1ないし第4の実施形態及び変形例において、各突出部材50c,51c,52c,52e,52f,54cの使用済みマスタ44と接触する部位を、高摩擦抵抗を有する構成としてもよい。高摩擦抵抗を有する構成としては、例えば#100〜#300程度のやすりを貼り付ける構成、ゴム等の高摩擦抵抗部材を貼り付ける構成等が挙げられ、また突出部材自体を高摩擦抵抗を有する部材によって構成してもよい。
上述の構成により、突出部材と使用済みマスタ44との摩擦抵抗力が増加することにより突出部材による使用済みマスタ44の保持力が増加し、排版容器43内から使用済みマスタ44を落下しにくくすることができる。
図13は、本発明の第5の実施形態に用いられる排版装置としての排版部56を示している。排版部56以外の構成は図1に示した第1の実施形態と同様の構成であり、同様の符号を付し個々の詳細な説明は省略する。図13ないし図16に示すように排版部56は、装置本体8に設けられた収納部62に対して着脱自在な排版容器57、版胴9の外周面上から使用済みマスタ44を剥離搬送する排版ローラ対58、排版ローラ対58により搬送された使用済みマスタ44をその上面に載置する排版受け部材59、装置本体8と収納部62とを区画する排版ガイド板60、排版ガイド板60に設けられた複数のリブ61,65等を有している。
収納部62は装置本体8に一体的に形成されており、その底部には断面L字形状を呈する定置部材63が固定されている。定置部材63は収納部62内に排版容器57を案内する機能を有し、その底面には排版容器57の装着位置を決定するための2箇所の角穴63aが形成されている。
排版容器57は、上部に開口57aを有し内部に多数の使用済みマスタ44を収納する箱型状の容器本体57bと、容器本体57bに一体的に取り付けられ装置本体8の外壁を構成する背板57cと、背板57cに取り付けられ排版容器57を装置本体8に対して着脱する際に把持される取っ手57dとを有しており、容器本体57bの底面には各角穴63aに嵌合する2個の突起57eが形成されている。排版容器57は、装置本体8に対する装着の際に定置部材63に沿って収納部62内に押し込まれ、各突起57eと各角穴63aとが嵌合した位置で装着が完了して位置決めされる。装置本体8から排版容器57を離脱する際には、排版容器57を少し持ち上げて各突起57eと各角穴63aとの嵌合を解除しつつ排版容器57を収納部62より引き抜く。収納部62に対する排版容器57の位置決め手段として、本実施形態のような物理的手段に代えて、例えば特開平9−99621号公報に開示された磁気的手段等の他の手段を用いてもよい。
開口57aの上方には、排版容器57の内部に収納された使用済みマスタ44が排版容器57内から落下することを防止すべく、開口57aの上方から容器本体57b内の使用済みマスタ44を押さえ付けるマスタ押さえ部材64が配設されている。マスタ押さえ部材64は、その両側端部64aを折り曲げられてコ字形状を呈しており、両側端部64aを容器本体57bの両側板にそれぞれ回動自在に支持されている。マスタ押さえ部材64には爪状を呈する複数のマスタ押さえ部64bが一体的に形成されており、各マスタ押さえ部64bの少なくとも1つ(本形態では2つ)には、図17に示すようにマスタ剥がし爪64cが一体形成されている。マスタ押さえ部材64は、両側端部64aが使用済みマスタ44の搬送経路の外側に位置する最も外側に配置された各リブ65と対応する位置に配置されており、両側端部64aと各リブ65の端部65aとが衝合可能となるように配置されている。
この構成によりマスタ押さえ部材64は、排版容器57が収納部62に装着された状態において各マスタ押さえ部64bが使用済みマスタ44の搬送経路に干渉しない図13に示す退避位置を占め、各端部65aと両側端部64aとの衝合によりこの位置に保持される。またマスタ押さえ部材64は、排版容器57が収納部62より離脱する際に自重により下方へと回動し、各マスタ押さえ部64bが容器本体57b内に収納された使用済みマスタ44を開口57aの上方より押さえる図14及び図15に示す押さえ位置を占める。
排版部56のマスタ搬送方向最上流位置には、駆動ローラ58a、従動ローラ58b、羽根ローラ58cを有する排版ローラ対58が配設されている。それぞれ細切れローラからなる駆動ローラ58aと従動ローラ58bとは互いに圧接しそれぞれ回転自在に設けられており、図示しない駆動手段の駆動力によって駆動ローラ58aの支軸58dが回転駆動されることにより両者が同期して回転駆動される。羽根部先端の移動軌跡が駆動ローラ58aの外径よりも大きくなるように形成された羽根ローラ58cは各駆動ローラ58a間に位置すべく支軸58dに複数固着されており、各ローラ58a,58bと同期して回転駆動される。支軸58dは各ローラ58a,58bが圧接した状態を保ったまま移動可能に構成されており、図示しない移動手段によって支軸58dが移動されることにより羽根ローラ58cの各羽根部の先端が版胴9上に巻装された使用済みマスタ44に対して接触可能に構成されている。
排版ローラ対58のマスタ搬送方向下流側には、排版ローラ対58によって搬送された使用済みマスタ44が載置される排版受け部材59が配設されている。排版受け部材59は装置本体8に回動自在に支持されており、図示しない駆動手段によって回動されることにより、その上面に複数版の使用済みマスタ44を載置する図15に実線で示す載置位置と、収納部62に排版容器57が装着された状態で載置された使用済みマスタ44を開口57aから容器本体57bの内部に廃棄する図15に二点鎖線で示す廃棄位置とを選択的に占める。
装置本体8に固着された排版ガイド板60は、排版受け部材59の先端における回動軌跡に沿った形状を呈しており、収納部62に排版容器57が装着された際に開口57aと対応する部位はほぼ水平となるように形成されている。排版ガイド板60には、排版ガイド板60への使用済みマスタ44の貼り付きを防止するためのリブ61が所定の間隔をおいて複数一体形成されていると共に、排版容器57が収納部62に装着される際に押さえ位置から退避位置へと回動するマスタ押さえ部材64の各マスタ押さえ部64bが干渉することを防止するための切欠部60aが、各マスタ押さえ部64bに対応した位置に形成されている。各リブ61は、マスタ搬送方向上流側の形状が排版受け部材59の先端における回動軌跡とほぼ相似形となる円弧状となるように形成されており、マスタ搬送方向下流側の形状はほぼ直線状となるように形成されている。各リブ61の外側に位置する各リブ65は、マスタ搬送経路に臨む部位が排版受け部材59の先端における回動軌跡とほぼ相似形となる円弧状となるように形成されている。
上述の構成に基づき、以下に第5の実施形態における孔版印刷装置1の動作を説明する。
オペレータによりコンタクトガラス36上に印刷すべき原稿が載置された後、圧板37が閉じられた状態で図示しない操作パネル上の製版スタートキーが押下されると、画像読取部7において原稿画像の読取動作が行われる。画像の読み取りは走査ユニット38で原稿画像を走査することにより行われ、読み取られた画像はレンズ39で集束された後に画像センサ40に送られる。
画像読取動作と並行して、排版部56では版胴9の外周面上から使用済みマスタ44を剥離する排版動作が行われる。図示しない製版スタートキーが押下されると、図示しない版胴駆動手段が作動して版胴9が回転を開始し、版胴9が所定の排版位置に到達するとその回転が停止する。そして、支軸58dが回転すると共に移動され、羽根ローラ58cによって版胴9上の使用済みマスタ44がすくい上げられる。その後、版胴9が回転駆動されると共に排版ローラ対58が作動し、版胴9上の使用済みマスタ44は排版ローラ対58によって搬送されて排版受け部材59上に載置される。そして、排版受け部材59上に所定量の使用済みマスタ44が載置されると、排版受け部材59が廃棄位置まで回動して排版受け部材59上の使用済みマスタ44が開口57aから容器本体57b内に廃棄される。その後、版胴9が所定の給版位置まで回転して停止し、クランパ16が開放されて孔版印刷装置1は給版待機状態となる。
排版動作と並行して、製版部3では製版動作が行われる。図示しない製版スタートキーが押下されると、プラテンローラ18、各マスタ搬送ローラ対21,22がそれぞれ回転し、マスタロール23aよりマスタ23が引き出される。引き出されたマスタ23はサーマルヘッド19を通過する際に穿孔され、その熱可塑性樹脂フィルム面に製版画像を形成される。そしてマスタ23の先端がクランパ16によって保持可能な位置まで搬送されるとクランパ16が閉じられ、製版されたマスタ23はその先端部を版胴9の外周面上に保持される。その後、版胴9がマスタ23の搬送速度と同じ周速度で回転し、マスタ23の版胴9への巻装動作が行われる。そして1版分のマスタ23が製版されると、プラテンローラ18及び各マスタ搬送ローラ対21,22の作動が停止されると共にマスタ切断手段20が作動してマスタ23が切断される。切断されたマスタ23は版胴9の回転によって製版部3より引き出され、マスタ23の巻装後に版胴9がホームポジションで停止することにより製版動作及び給版動作が完了する。
給版動作に引き続き版付け動作が行われる。版胴9がホームポジションで停止すると、給紙ローラ26及び分離ローラ対27が回転して給紙トレイ25上より最上位の用紙Pが引き出されると共に、版胴9が図1において時計回り方向に低速で回転駆動される。引き出された用紙Pは1枚だけ分離給送され、その先端をレジストローラ対28に挟持される。そして、版胴9に巻装されたマスタ23の版胴回転方向における画像領域先端部がプレスローラ10との接触部に到達する所定のタイミングでレジストローラ対28が回転し、用紙Pが版胴9とプレスローラ10との接触部に向けて給送される。レジストローラ対28の回転とほぼ同時に図示しない揺動手段の作動によりプレスローラ10がその周面を版胴9の外周面に圧接させ、給送された用紙Pが版胴9上のマスタ23に圧接される。この押圧動作によりプレスローラ10と用紙Pとマスタ23と版胴9とが圧接し、インキローラ12によって版胴9の内周面に供給されたインキが版胴9の開孔部より滲出し、マスタ23の多孔性支持体に充填された後にマスタ23の穿孔部を介して用紙Pに転写され、いわゆる版付けが行われる。
版付けによって画像を転写された用紙Pは、剥離爪31によって版胴9の外周面より剥離され、下方へと落下して用紙搬送手段32へと送られた後、用紙搬送手段32によって吸引搬送されて排紙トレイ33上に排出される。その後、版胴9が再びホームポジションまで回転して停止し、版付け動作を終えて孔版印刷装置1は印刷待機状態となる。版付け動作と同時に排版受け部材59が初期待機位置である載置位置に戻る。このとき、圧縮された使用済みマスタ44が排版受け部材59に付着することをマスタ剥がし爪64cによって防止することとなる。
孔版印刷装置1が印刷待機状態となった後、図示しない操作パネル上の各種キーによって印刷条件が入力された後に図示しない試し刷りキーが押下されると、版胴9が版付け時よりも高速である設定された印刷速度に応じた周速度で回転すると共に給紙部4より用紙Pが1枚だけ給送され、版付け時と同様に試し刷りが行われる。試し刷りによって画像位置及び画像濃度等が確認され、図示しない操作パネル上において印刷枚数が設定された後に図示しない印刷スタートキーが押下されると、給紙部4から用紙Pが連続的に給送されて試し刷り時と同様に印刷動作が行われる。そして設定された印刷枚数が消化されると、版胴9がホームポジションで停止して孔版印刷装置1は再び印刷待機状態となる。
上述の排版動作時において、排版受け部材59が廃棄位置を占め排版容器57内に使用済みマスタ44が所定量収納されると排版部56に設けられた図示しない満杯センサがこれを検知し、図示しない操作パネル上の表示装置に排版容器57が満杯である旨を表示し、オペレータに排版容器57内からの使用済みマスタ44の廃棄を促す。オペレータは、孔版印刷装置1の動作が停止しているときに取っ手57dを把持し、装置本体8から排版容器57を引き抜く。この引き抜き時において、マスタ押さえ部材64が自重により図13において時計回り方向に回動し、各マスタ押さえ部64bが容器本体57b内の使用済みマスタ44を開口57aの上方から押さえ付ける。このときマスタ剥がし爪64cが回動自在なマスタ押さえ部材64に設けられているので、収納部62から排版容器57を引き出す際に従来技術で示したリブ98の円弧状部分に使用済みマスタ44が引っ掛かることが防止され、引っ掛かった使用済みマスタ44が落下して収納部62内を汚損してしまうという不具合の発生を防止することができる。
本発明の第1の実施形態を採用した孔版印刷装置の概略正面図である。 本発明の第1の実施形態に用いられる排版部の概略正面図である。 本発明の第1の実施形態に用いられる排版部の概略斜視図である。 本発明の第1の実施形態に用いられる排版部の排版容器離脱状態を示す概略正面図である。 本発明の第2の実施形態に用いられるマスタ押さえ部材の概略斜視図である。 本発明の第3の実施形態に用いられるマスタ押さえ部材の概略斜視図である。 本発明の第3の実施形態の変形例を説明する概略図である。 本発明の第3の実施形態の変形例を説明する概略図である。 本発明の第3の実施形態の変形例を説明する概略図である。 本発明の第4の実施形態に用いられる排版部の概略正面図である。 本発明の第4の実施形態に用いられる排版部の概略斜視図である。 本発明の第4の実施形態に用いられるマスタ押さえ部材の概略斜視図である。 本発明の第5の実施形態に用いられる排版部の概略正面図である。 本発明の第5の実施形態に用いられる排版部の概略斜視図である。 本発明の第5の実施形態に用いられる排版部の排版容器離脱状態を示す概略正面図である。 本発明の第5の実施形態に用いられる排版部の概略斜視図である。 本発明の第5の実施形態に用いられるマスタ押さえ部材の概略斜視図である。 従来の排版部を示す概略斜視図である。 従来の排版部における排版容器離脱時での問題点を説明する概略正面図である。 従来の排版部における排版容器満杯時を示す概略正面図である。
符号の説明
1 孔版印刷装置
5,55,56 排版装置(排版部)
8 装置本体
9 版胴
42,62 収納部
43,57 排版容器
43a,57a 開口
44 使用済みマスタ
46,59 排版受け部材
50,51,52,54,64 マスタ押さえ部材
50c,51c,52c,52e,52f,54c 突出部材
54d,64c マスタ剥がし爪

Claims (4)

  1. 装置本体の収納部に対して着脱自在であり、版胴上より剥離された使用済みのマスタをその上部に設けられた開口より収容する排版容器と、前記開口の上方に回動自在に支持され、前記排版容器が前記装置本体に装着された状態において排版経路に干渉しない退避位置を占め、前記排版容器が前記装置本体より離脱する際には前記排版容器内に収納された使用済みマスタを前記開口の上方より押さえる押さえ位置を占めるマスタ押さえ部材と、版胴上より剥離された使用済みのマスタを載置する載置位置と、載置した使用済みのマスタを前記開口より前記排版容器の内部に廃棄する廃棄位置とを選択的に占めるべく、前記装置本体に回動自在に支持された排版受け部材とを有し、前記マスタ押さえ部材は、前記排版受け部材が廃棄位置から載置位置に回動する際に、前記排版受け部材に付着した使用済みのマスタを掻き落とすべく、前記排版受け部材に付着した使用済みのマスタが前記排版受け部材の回動に伴い移動する移動経路内に延在するマスタ剥がし爪を有することを特徴とする孔版印刷装置の排版装置。
  2. 請求項1記載の孔版印刷装置の排版装置において、
    前記マスタ押さえ部材は、前記押さえ位置を占めたときに使用済みマスタが引っ掛かる突出部材をその先端に有することを特徴とする孔版印刷装置の排版装置。
  3. 請求項2記載の孔版印刷装置の排版装置において、
    前記突出部材は前記マスタ押さえ部材に対して着脱可能であると共に、長さが異なる複数の種類を有することを特徴とする孔版印刷装置の排版装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか1つに記載の排版装置を有することを特徴とする孔版印刷装置。
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