JP4943744B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、剥離された使用済みの孔版原紙(以下、「マスタ」という)を収容する排版容器、該排版容器が着脱自在に設けられる排版装置、該排版装置を有する孔版印刷装置に関する。
孔版印刷装置では、印刷に際し、印刷すべき情報が孔版原紙に加熱穿孔製版され、記録形成される。加熱穿孔製版されたマスタは、回転自在な印刷ドラム(版胴)の外周面に巻装され、印刷ドラム内部に設けられたインキ供給手段によりインキが供給される。ここでプレスローラあるいは版胴とほぼ同径の圧胴等の押圧手段により、シート状記録媒体としての用紙が印刷ドラムの外側に連続的に押圧され、該マスタの外側に密接する記録紙にドラム開孔部、マスタ穿孔部よりインキが滲み出されて印刷が行われるという感熱デジタル孔版印刷装置が知られている。
この孔版印刷装置では、印刷ドラムの外周近傍に一対の排版ローラが対向配設され、この一対の排版ローラによって排版原紙を印刷ドラムより引き出し、その排版原紙を排版経路を経て排版容器に導入し排版処理を行う排版装置が採用されている。ここでの排版装置のうち、特に、図18に示す孔版印刷装置300における排版装置のように、一対の排版ローラ200から移送された排版原紙MTを排版受位置P0で受け取り、その排版原紙MTを約180°回動させた上で放出位置P1に導き、排版容器220内に導入する排版受部材210を採用したものがあり、その一例が特許文献1(特開平5−318901号公報)に開示される。
この技術では、放出位置P1に達した排版受部材210が排版容器220内に堆積する排版原紙MTの最上部に新たな排版原紙を導入して積層し、更に、排版受部材210によって最上部の排版原紙が下方に押圧され、排版容器220内に堆積する複数の排版原紙MTが圧縮され、適正状態で収納されるようにしている。
このような排版受部材による排版原紙の排版容器220内への圧縮、収納機能により、排版容器内に複数の排版原紙MTを十分に圧縮して収納でき、排版容器220に蓋がなくても該排版容器を孔版印刷装置の取付け位置から取外したときに、排版原紙で外部を汚したり、排版原紙の落下が生じないようにしている。
しかし、この特許文献1の技術では、排版受部材210を180°回動して排版原紙を圧縮収納するので、機構的に排版容器220の開口部上縁aを上回って排版原紙MTの束が上方に突き出し堆積している場合、排版受部材210が排版容器の開口縁と干渉する位置より下方には回動できず、該開口縁よりも下方への排版原紙の圧縮はできない。
このため、図18に示すように、排版受部材210が排版容器220の開口部に収納され排版容器220の開口部上縁aまで圧縮されたとしても、排版原紙自身が弾性復帰変位の習性を保持しているため、その後、排版容器220が孔版印刷装置の取付け部から離脱する際、図19(a)に示すよう排版容器220の開口部上縁aからはみ出し、はみ出した上部の排版原紙MTは図19(b)に示すように下に落ち、孔版印刷装置300の取付け部Bの近傍に残ってしまうおそれがあった。
そこで、このような不都合を解消する手段として、次の特許文献2(特開平9−99621号公報)に開示された技術がある。
特許文献2に開示の孔版印刷装置における排版容器310では、図20(a)に示すように、その排版容器310の上部に両端を枢支された押え部材320が取付けられ、全体は孔版印刷装置本体の不図示の取付け部に着脱可能に装着されている。
ここで排版容器310が不図示の孔版印刷装置本体側の取付け部に押し込まれる際、押え部材320は孔版印刷装置本体側の不図示の押圧部材に係合することにより排版経路に干渉しない退避位置に自動的に回動させられる。このような押え部材320は排版容器220が孔版印刷装置本体の取付け部より離脱するのに連動して、図20(b)に示すように、退避位置より排版容器内に積層収納された排版原紙MTを押える押え位置に回動して排版原紙MTを押えるように作動できる。
特開平5−318901号公報 特開平9−99621号公報
ところで、特許文献2の孔版印刷装置の排版容器310は排版押え部材320によって運搬時の排版原紙MTを確実に押えて、運搬中の排版原紙の落下を防止しているが、図20(c)に示すように、実際に排版容器320内の排版原紙MTをゴミ箱等に破棄する際には、排版押え部材320は邪魔になって、破棄し難く、オペレータが手を汚す等の要因となっている。
本発明は上述の問題点に着目してなされたもので、目的とするところは、排版原紙を収納した排版容器を孔版印刷装置から取外し、運搬するに際し、排版原紙を途中で落下させることなく、かつ排版原紙を破棄しやすい、構成簡単で、操作性良好な孔版印刷装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明では、印刷ドラムより剥離された使用済みの排版原紙を搬送する互いに圧接した一対の排版ローラと、同排版ローラから搬送されてくる前記排版原紙を受け入れ収容すると共に孔版印刷装置本体に対して着脱可能に取付けられた排版容器と、を有した孔版印刷装置において、前記排版容器は前記孔版印刷装置本体に形成された取付け部に引き出し可能に装着されると共に前記孔版印刷装置本体に形成された摺動案内部に摺動可能に支持され、前記排版容器の容量は前記取付け部からの引き出し量が増加するのに応じて増加する、という構成を採っている。
請求項2記載の発明では、請求項記載の孔版印刷装置において、前記排版ローラと前記排版容器との間に横たわる排版通路上に配置されると共にその枢支端が前記排版ローラと平行した支持軸を介して孔版印刷装置本体に回動自在に支持される排版受部材を具備し、同排版受部材は搖動端が排版受位置にあると前記排版ローラからの排版原紙を受け、廃棄位置に回動すると前記排版原紙を前記排版容器の上向き開口内に導入しあるいは押し込み収容させる、という構成を採っている。
請求項記載の発明では、請求項1又は2記載の孔版印刷装置において、前記排版容器は容器主要部と、同容器主要部に対して前記排版容器の着脱方向と同方向に摺動することで容器容量を可変させる摺動式容量可変部材とを備え、同摺動式容量可変部材は前記排版容器の前記取付け部への取付け時に前記取付け部の対向部材に当接することで前記容器主要部内に押し込まれて容器容量を減少させ、前記排版容器の前記取付け部からの引き出し時に前記容器主要部外に押し出されて容器容量を増加させる、という構成を採っている。
請求項記載の発明では、請求項1又は2記載の孔版印刷装置において、前記排版容器は容器主要部と、同容器主要部に対して前記排版容器の着脱方向と同方向に上部回動端が回動することで容器容量を可変させる搖動式容量可変部材とを備え、同搖動式容量可変部材は前記排版容器の前記取付け部への取付け時に前記取付け部の対向部材に当接することで前記容器主要部内に押し込まれて容器容量を減少させ、前記取付け部からの引き出し時に前記容器主要部外に押し出されて容器容量を増加させる、という構成を採っている。
請求項記載の発明では、請求項3又は4に記載の孔版印刷装置において、前記排版容器を前記取付け部へロックするロック手段を備え、前記排版容器がロックされている際に前記排版容器に設けられた取っ手に把持力を加えることで前記ロックが解除され、前記排版容器を前記取付け部から引き出すことができる、という構成を採っている。
請求項記載の発明では、請求項3又は4に記載の孔版印刷装置において、前記摺動式容量可変部材あるいは前記搖動式容量可変部材は前記容器容量を増加変位させた際にその受け面が前記容器主要部側よりずれ落ちてくる排版原紙を受け入れるように形成された、という構成を採っている。
請求項1記載の孔版印刷装置によれば、排版原紙を収納した排版容器を孔版印刷装置から取外すと、排版容器の容量が増加変位するので、排版容器を孔版印刷装置から取外すのに応じて排版容器内より落下する排版原紙を容量増加部分によって受取ることが可能であり、排版原紙を収納した排版容器を運搬するに際して排版原紙を途中で落下させることなく保持することが可能であり、排版原紙を破棄し易く、構成簡単であり、操作性も良好である。
特に、排版容器が取付け部に引き出し可能に装着され、取付け部から摺動案内部に沿って引き出された際に、その引き出し量が増加するのに応じて排版容器の容量が増加変位するので、容量増加部分によって排版容器内より落下してくる排版原紙を確実に受取ることが可能であり、排版容器を運搬する際に排版原紙をフロア側に落下させることを防止でき、排版原紙を破棄する作業が容易化され、構成簡単であり、操作性も良好である。
請求項2記載の孔版印刷装置によれば、排版受部材が排版受位置より廃棄位置に回動すると共に排版原紙を排版容器の上向き開口内に導入しあるいは押し込み収容でき、特に、構成の簡素化を図れる。
請求項記載の孔版印刷装置によれば、排版容器を取付け部へ押し込む際に摺動式容量可変部材が対向部材に当接して容器主要部内に進入して容器容量を減少させ、取付け部からの引き出し時には容器主要部から押し出されて容器容量を増加させるので、この摺動式容量可変部材が容易に容器主要部側より落下してくる排版原紙を確実に受取ることが可能であり、排版容器から排版原紙がフロア側に落下することを防止でき、排版原紙を破棄する作業が容易化され、構成簡単であり、操作性も良好である。なお、摺動式容量可変部材の容器容量減少変位及び容器容量増加変位とがばねの付勢力あるいは磁石の磁力によって補助されることが好ましい。
請求項記載の孔版印刷装置によれば、排版容器を取付け部へ押し込む際に搖動式容量可変部材が対向部材に当接して容器主要部内に進入して容器容量を減少させ、取付け部からの引き出し時には容器主要部から押し出されて容器容量を増加させるので、この搖動式容量可変部材が容易に容器主要部側より落下してくる排版原紙を確実に受取ることが可能であり、排版容器から排版原紙がフロア側に落下することを防止でき、排版原紙を破棄する作業が容易化され、構成簡単であり、操作性も良好である。
請求項記載の孔版印刷装置によれば、排版容器にロック機構を設けることで、印刷時に排版容器が飛出してくる等の不具合を防ぐことが出来、取っ手に把持力を加えることでロックが解除され、操作性も良好である。
請求項記載の孔版印刷装置によれば、摺動式容量可変部材あるいは搖動式容量可変部材に受け面が形成されたので、この受け面によって容器主要部側よりずれ落ちてくる排版原紙を確実に受け入れることができる。
以下、本発明の「第1の実施形態」としての孔版印刷装置を図1乃至図3に基づいて説明する。
図1において孔版印刷装置1は、印刷部2、製版部3、給紙部4、排版装置としての排版部5、排紙部6、画像読取部7等を有している。
孔版印刷装置本体(以後単に装置本体)8のほぼ中央に配設された印刷部2は、版胴9及びプレスローラ10を有している。開孔部と非開孔部とを有する版胴9は装置本体8に対して着脱自在に構成されており、印刷時において図示しない版胴駆動手段により図1の時計回り方向に回転駆動される。
版胴9の内部には、インキ供給管を兼ねた支軸11、版胴9の内周面に対してその周面を近接配置されたインキローラ12、インキローラ12の周面に対してその周面を近接配置されたドクターローラ13等を有するインキ供給手段14が配設されている。支軸11より供給されたインキはインキローラ12とドクターローラ13との近接部においてインキ溜まり15を形成し、このインキ溜まり15のインキがインキローラ12とドクターローラ13との近接部を通過してインキローラ12の周面に層状に供給される。インキローラ12の周面に供給されたインキは、後述するプレスローラ10によって版胴9の外周面が押圧された際に版胴9の内周面とインキローラ12とが接触することにより版胴9の内周面に供給され、版胴9の開孔部より滲出して用紙へと転写される。
版胴9の外周面には、版胴外周面上にマスタを巻装させるべくマスタの先端部を挟持するクランパ16が配設されている。クランパ16は版胴9の非開孔部に開閉自在に取付けられており、版胴9が所定の開放位置あるいは閉塞位置を占めた際に図示しない開閉手段によって開閉される。
版胴9の下方には、一対のアーム部材10aによってその支軸両端を回転自在に支持されたプレスローラ10が配設されている。プレスローラ10は各アーム部材10aが図示しない揺動手段によって揺動されることにより、図1に実線で示す版胴9の外周面より離間した離間位置と、図1に2点鎖線で示す版胴9の外周面に所定の圧接力で圧接する圧接位置とを選択的に占める。
装置本体8の右上部には製版部3が配設されている。製版部3は、マスタ保持部材17、プラテンローラ18、サーマルヘッド19、マスタ切断手段20、マスタ搬送ローラ対21,22等を有している。
マスタ保持部材17は、製版部3の図示しない側板に取付けられており、熱可塑性樹脂フィルムと多孔性支持体とを貼り合わせてなるマスタ23をロール状に巻成したマスタロール23aの芯部を回転自在かつ着脱自在に支持する。
マスタ保持部材17の左方に配設されたプラテンローラ18は製版部3の図示しない側板に回転自在に支持されており、ステッピングモータ24によって回転駆動される。プラテンローラ18の下方に位置し多数の発熱素子を有するサーマルヘッド19は図示しない側板に支持されており、図示しない付勢手段の付勢力によってその発熱素子面をプラテンローラ18の周面に圧接されている。サーマルヘッド19は、マスタ23の熱可塑性樹脂フィルム面に接触しつつ各発熱素子を選択的に発熱させ、マスタ23を穿孔製版する。
サーマルヘッド19の左方に配備のマスタ切断手段20は図示しない側板に固設された固定刃と、この固定刃に対して移動自在に支持された可動刃とを有し、固定刃に対して可動刃が回転移動あるいは上下動することによりマスタ23を切断する。
マスタ切断手段20の左方にはマスタ搬送ローラ対21,22が配設されている。各ローラ対21,22は図示しない側板にそれぞれ回転自在に支持された駆動ローラと従動ローラとを有しており、図示しない駆動手段によって各駆動ローラがそれぞれ回転駆動されることにより、各駆動ローラに圧接した各従動ローラがそれぞれ従動回転する。
製版部3の下方には給紙部4が配設されている。給紙部4は、給紙トレイ25、給紙ローラ26、分離ローラ対27、レジストローラ対28等を有している。
上面に多数の用紙Pを積載可能な給紙トレイ25は装置本体8に上下動自在に支持されており、図示しない昇降手段によって上下動される。給紙トレイ25の上面には用紙Pの幅方向の揃えを行う一対のサイドフェンス29が配設されており、各サイドフェンス29は用紙搬送方向と直交する用紙幅方向に向けて互いに同期して移動可能に構成されている。
給紙トレイ25の左端上方には、表面に高摩擦抵抗部材を有する給紙ローラ26が配設されている。給紙ローラ26は装置本体8に揺動自在に支持された図示しないブラケットに回転自在に支持されており、給紙トレイ25が上昇した際に所定の圧接力で給紙トレイ25上の最上位の用紙Pに圧接する。給紙ローラ26は給紙モータ30によって回転駆動される。
給紙ローラ26の左方には分離ローラ対27が配設されている。分離ローラと分離コロとからなる分離ローラ対27はそれぞれ表面に高摩擦抵抗部材を有しており、給紙モータ30によって分離ローラが給紙ローラ26の回転時にこれと同期して同方向に回転駆動されることにより用紙Pを分離給送する。
分離ローラ対27の左方には、駆動ローラと従動ローラとを有するレジストローラ対28が配設されている。各ローラは装置本体8の図示しない側板間に回転自在に支持されており、図示しない版胴駆動手段からの回転駆動力を図示しない駆動力伝達手段を介して伝達されることにより、版胴9と同期して回転駆動される。
装置本体8の左下方には排紙部6が配設されている。排紙部6は、剥離爪31、用紙搬送手段32、排紙トレイ33等を有している。
剥離爪31はその基端を装置本体8に揺動自在に支持されており、図示しない爪揺動手段によって揺動されることにより、鋭角状に形成されたその自由端が版胴9の外周面に近接する位置と、クランパ16等の障害物を回避するために版胴9の外周面より離間する離間位置とを選択的に占める。
剥離爪31の左下方に配設された用紙搬送手段32は、駆動ローラ、従動ローラ、無端ベルト、吸引ファン等を有しており、図示しない排紙駆動手段によって駆動ローラが回転駆動すると共に吸引ファンが作動することにより、無端ベルト上に用紙Pを吸引しつつ搬送路下流へと搬送する。
用紙搬送手段32の搬送路下流側には排紙トレイ33が配設される。用紙搬送手段32によって搬送される印刷済みの用紙Pが積載される排紙トレイ33は、その上面に用紙Pの揃えを行うための1つのエンドフェンス34と一対のサイドフェンス35とを有している。エンドフェンス34は用紙搬送方向と同方向に移動自在であり、各サイドフェンス35は用紙幅方向と同方向に、互いに接離自在に駆動可能に形成される。
装置本体8の上部には画像読取部7が配設されている。画像読取部7は、原稿を載置するコンタクトガラス36、コンタクトガラス36に対して接離自在な圧板37、原稿画像を走査して読み取る走査ユニット38、走査された画像を集束するレンズ39、集束された画像を処理するCCD等の画像センサ40等を有している。なお、圧板37の上方には、原稿を連続して読み取る際に用いられる不図示のADFユニットを配設しても良い。
装置本体8の左上部には、本発明の主要構成を成す排版部5が配設されている。図1乃至図4に示すように排版部5は、装置本体8に設けられた収納部42に対して着脱自在な排版容器43、版胴9の外周面上から使用済みマスタ(排版原紙)44を剥離搬送する排版ローラ対45、排版ローラ対45により搬送された使用済みマスタ44をその上面に載置する排版受け部材46、装置本体8と収納部42とを区画する排版ガイド板47、排版ガイド板47に設けられた複数のリブ48等を有している。なお、ここでの収納部42が排版容器43の取付け部としての機能を備える。
収納部42は装置本体8に一体的に形成されており、その底部には断面L字形状を呈する定置部材49が固定されている。定置部材49は平板部491と縦板部490とからなり、収納部42内に排版容器43を案内する機能を有する。なお、縦板部490が排版容器43の取付け部と対向する対向部材を成している。更に、平板部491側には排版容器43の装着位置を決定するための2箇所の角穴492(図4参照)が形成されている。
ここで、排版容器43は上部に開口43aを有し内部に多数の排版原紙である使用済みマスタ44を収納する箱型状の容器本体43bと、容器本体43bの最深部側(図1乃至3で右側)の開口m(図5、6参照)を開閉可能に閉鎖する摺動式容量可変部材を成す摺動部材60と、容器本体43bに一体的に取付けられ装置本体8の外壁を構成する背板43cと、背板43cに取付けられ排版容器43を装置本体8に対して着脱する際に把持される取っ手43dとを有している。
容器本体43bの底面には一対の貫通穴43h(図5、6参照)が形成される。更に、容器本体43の内部の引き出し方向手前側には長板部43iとその両側端より突き出る一対の可変アーム部43jとからなるアーム部材43kが配設される。長板部43iの上面には取っ手可動部43fの基部がボルト止めされ一体化される。長板部43iの下面の両側端には楔状の突起43eが一対の貫通穴43hを貫通して下方に突き出し形成されている。この一対の突起43eは収納部42の平板491側に形成された位置決め用の角穴492に係合可能に形成される。
ここで取っ手43dの把持時に、取っ手可動部43f側に把持力を上方に加えると一対の可変アーム部43jが上方に撓み、図3に示されるような各角穴492に嵌合する2個の突起43eが上方に離脱でき、容器本体43bの位置決めを解除できるように構成される。
このため、排版容器43は、装置本体8の収納部42への装着の際に、定置部材49に沿って押し込まれ(図2参照)、各突起43eが取っ手可動部43f側の自重を受けて各角穴492に嵌合することで、容器本体43bを収納位置A1に位置決めできる。装置本体8から排版容器43を離脱する際には、排版容器43の取っ手可動部43f側を少し持ち上げて一対の可変アーム部43jを上方に撓ませ、各突起43eと各角穴492との嵌合を解除しつつ排版容器43を収納部42より離脱位置A2側に引き抜くことができる(図3参照)。
図3、図7、図8に示されるように、排版容器43は底部が矩形で、上方及び最深部側(本体側)が開放された箱状を成している。なお、ここで排版容器43の最深部側の開口mは、排版容器43の取付け部と対向する対向部材である縦板部490に接近可能に形成される。このような排版容器43の開口mを開閉する摺動式容量可変部材である摺動部材60は、開口mを覆う縦板主部601と、同縦板主部601の左右端の底部より突き出す断面L型の一対の摺動部602と、同左右端の上部より突き出す長片状の一対の摺動部材フック部603と、縦板主部601の下縁部より長手方向に分散して突き出す複数の排版原紙受け部604と、縦板主部601の左右端の摺動部602の近傍よりこれと平行して突き出すばねガイド軸605とを備える。
図7、図8に示すように、一対の摺動部602は容器本体43bの縦内壁面f1と底面f2とが交差する角部に摺動可能に当接するように形成され、縦内壁面f1と底面f2とに支持されたL型摺動受け部43nに摺動可能に係合することで、摺動部材60の排版容器43に対する幅方向B(図8参照)のずれを規制する機能を備える。
更に、縦内壁面f1と底面f2とL型摺動受け部43nとで覆う矩形空間がスプリング格納部としてコイルスプリング61が外れない様に機能している。L型摺動受け部43nと共にコイルスプリング61が嵌着され、そのコイルスプリング61の一端は摺動部材60のばねガイド軸605に遊嵌され、他端は背板43c側の内壁面に当接している。このため、コイルスプリング61の弾性力を受けて、摺動部材60は常に開口mを開放する方向、即ち、排版容量が大きくなる印刷機本体側へ付勢されている。
容器本体43bの底面f2には幅方向Bに分散して複数の排版原紙受け部摺動部rが形成される。これら複数の排版原紙受け部摺動部rは複数の排版原紙受け部604を摺動部材60の摺動方向に沿ってガイドする機能を備えると共に摺動部材60側が最大の摺動突き出し量を成す場合において、排版原紙受け部604の先端側と排版原紙受け部摺動部rとが一部で重なる状態を維持することで排版原紙受け面Fが連続形成されるようにしている。なお、排版原紙受け部604の数、幅は、摺動部材60が突出した時に使用済みマスタ44が落下しないように、例えば数が2ケ所以上、幅が20mm以上(例えば、数:4ケ所、幅20mm)としても良い。
排版原紙受け部604の長さに関しては、摺動部の突出量によって決まるが、例えば、突出量(摺動量)を45mmとした場合、受部の長さは50mmとしても良い。
また、図7、図8に示すように、排版原紙受け部604の厚みtに関しては、使用済みマスタ44の排版容器43の下部への貼りつき防止のために排版容器下部に設置してある排版原紙受け部摺動部rを成すリブの高さhrよりも薄くしておく必要がある。これは摺動部材60の摺動につられて排版原紙が移動しないようにするためである。
摺動部材60を排版容器43に設置する組付け作業時には、長片状の一対の摺動部材フック部603の先端を排版容器内側方向にたわませて、排版容器摺動用の角窓43mにはめ込む。このような構成にすることで、摺動部材60を引き出し方向Sに摺動可能に嵌合できる。しかも、摺動部材60をコイルスプリング61の弾性力で(排版容量が大きくなる)印刷機本体側へ付勢しても、摺動部材4がはずれないようにでき、摺動部材60の最大の摺動突き出し量を規制できる。
次に、「第1の実施形態」としての孔版印刷装置の動作説明を行う。
オペレータによりコンタクトガラス36上に印刷すべき原稿が載置された後、圧板37が閉じられた状態で図示しない操作パネル上の製版スタートキーが押下され、画像読取部7において原稿画像の読取動作が行われ、読み取られた画像は画像センサ40に送られる。
画像読取動作と並行して、排版部5では版胴9の外周面上から排版原紙である使用済みマスタ44を剥離する排版動作が行われ、図示しない製版スタートキーが押下されると、版胴9が回転を開始し、版胴9が所定の排版位置に到達するとその回転が停止する。そして、支軸45dが回転すると共に移動され、羽根ローラ45cによって版胴9上の排版原紙である使用済みマスタ44がすくい上げられる。その後、版胴9が回転駆動されると共に排版ローラ対45が作動し、版胴9上の使用済みマスタ44は搬送されて排版受け部材46上に載置される。排版受け部材46上に使用済みマスタ44が載置されると、排版受け部材46が排版受位置P0より排版廃棄位置P1まで回動して、排版受け部材46上の使用済みマスタ44が開口43aから容器本体43b内に廃棄される。その後、版胴9が所定の給版位置まで回転して停止し、クランパ16が開放されて孔版印刷装置1は給版待機状態となる。
排版動作と並行して、製版部3では製版動作が行われる。図示しない製版スタートキーが押下されると、マスタロール23aよりマスタ23が引き出され、引き出されたマスタ23はサーマルヘッド19を通過する際に製版画像を形成され、そのマスタ23の先端がクランパ16によって把持され、製版されたマスタ23の先端が版胴9の外周面上に保持される。その後、版胴9がマスタ23の搬送速度と同じ周速度で回転し、マスタ23の版胴9への巻装動作が行われる。そして1版分のマスタ23が製版されると、マスタ切断手段20が作動してマスタ23が切断され、切断されたマスタ23は版胴9の回転によって製版部3より引き出され、マスタ23の巻装後に版胴9がホームポジションで停止することにより製版動作及び給版動作が完了する。
給版動作に引き続き版付け動作が行われる。版胴9がホームポジションで停止すると、給紙トレイ25上より最上位の用紙Pが引き出されると共に、版胴9が図1において時計回り方向に低速で回転駆動される。引き出された用紙Pはその先端をレジストローラ対28に挟持され、版胴9に巻装されたマスタ23の画像領域先端部がプレスローラ10との接触部に到達するタイミングでレジストローラ対28が回転し、用紙Pが版胴9とプレスローラ10との接触部に向けて給送され、図示しない揺動手段の作動によりプレスローラ10が版胴9の外周面に圧接され、給送された用紙Pが版胴9上のマスタ23に圧接される。この押圧動作によりプレスローラ10と用紙Pとマスタ23と版胴9とが圧接し、版胴9の内周面に供給されたインキが版胴9の開孔部より滲出し、マスタ23の穿孔部を介して用紙Pに転写され、いわゆる版付けが行われる。
版付けによって画像を転写された用紙Pは、剥離爪31によって版胴9より剥離され、下方の用紙搬送手段32へ送られた後、用紙搬送手段32によって排紙トレイ33上に排出される。その後、版胴9が再びホームポジションまで回転して停止し、版付け動作を終えて孔版印刷装置1は印刷待機状態となる。版付け動作と同時に排版受け部材46が初期待機位置である排版受位置P0に戻る。このとき、圧縮された使用済みマスタ44が排版受け部材46に付着することをリブ48の円弧状部分で防止することとなる。
孔版印刷装置1が印刷待機状態となった後、図示しない操作パネル上の各種キーによって印刷条件が入力された後に図示しない試し刷りキーが押下されると、版胴9が設定された印刷速度に応じた周速度で回転すると共に給紙部4より用紙Pが1枚だけ給送され、版付け時と同様に試し刷りが行われる。試し刷りによって画像位置及び画像濃度等が確認され、図示しない操作パネル上において印刷枚数が設定された後に図示しない印刷スタートキーが押下されると、給紙部4から用紙Pが連続的に給送されて試し刷り時と同様に印刷動作が行われる。そして設定された印刷枚数が消化されると、版胴9がホームポジションで停止して孔版印刷装置1は再び印刷待機状態となる。
印刷工程では、版胴9の外周にはマスタ23が巻装されているが、印刷工程が終了すると版胴9に巻装されたマスタ23は使用済みの排版原紙である使用済みマスタ44となる。この使用済みマスタ44は、版胴9の矢印の向きの回転と共に、羽根ローラ45cにより剥がされて、排版装置10の入口に設けられた、互いに圧接した一対の排版ローラ対45により排版受部材46上に送り出される。
この排版受部材46は、排版ローラ対45のニップ部と排版容器43の開口部43aの縁部とを結ぶ排版経路上に位置しており、その一端部が排版ローラ対45と平行、つまり、図2の紙面と垂直な方向に長手方向を有する支持軸461を支点として回動自在である。支持軸461はその上下方向の位置については、前記排版経路に近い位置に位置し、左右方向の位置については、排版容器の外側に位置している。
排版受部材46は支持軸461を介して、電動機と歯車を組み合わせた回転駆動機構により排版受位置P0と排版廃棄位置P1との間の180°の角度で往復回動し、図1に実線で示す排版受位置P0で排版ローラ対45より受け取った使用済みマスタ44を排版廃棄位置P1に案内してから図9(a)に示すような箱型の排版容器の開口43a内に導入する。
こうして、排版原紙である使用済みマスタ44はその先端側から順次、排版容器46内に導入され、図10(a)に示すように、自然に折り曲げられた状態で積層されていく。やがて、使用済みマスタ44の後端が排版ローラ対45のニップ部を通過すると、通過した旨が、図示省略の検知手段により検知される。この検知情報に基づき、排版受部材46を駆動する電動機が駆動され、該排版受部材46は実線で示す排版受け位置から180°回動し、図2に2点鎖線で示す排版廃棄位置P1に至る。この回動に伴い、使用済みマスタ44は反転されて排版容器43内に搬送され、使用済みマスタで一杯になるにつれ圧縮されるようになる。
排版受部材46の上方には略円弧状の排版ガイド板47が、排版受部材46の回動端の軌跡に沿って形成され、その両端部は排版装置本体8のフレーム801に固定して設けられている。排版ガイド板47の後端側は、排版廃棄位置P1にある排版受部材46と略平行な構造となっており、前記略円弧状の部分からこの平行な部分にかけて、原紙剥がし爪であるリブ48が設けられている。
このリブ48は、排版受部材46により円弧状に運動して搬送される使用済みマスタ44を排版容器に掻き落す働きをするもので、支持軸461の長手方向に渡って数ケ所に設けられている。
こうして、使用済みマスタ44は使用済みになる毎に、1枚ずつ、排版容器43内に搬送され、やがて、排版容器内に一杯になる頃になると、排版受部材46により圧縮されつつ収納されることとなる。
排版容器43は、印刷機本体に装着され、図9(a)の箱型状態ではその容積が既知であり、収納される排版原紙もその圧縮容積力確定まっているので、該排版容器内が一杯になる使用済みマスタ44枚数をカウントする等の方法により、図示しない検知手段からの情報で、排版容器が図10(a)に示すように、一杯になるタイミングが検知される。
この排版容器が一杯(満杯)になったことの情報が検知した不図示の制御手段はマスタ満杯表示を行い、オペレータに廃棄処理を促す。この表示に応じてオペレータは排版容器43を図9(b)のように引き出して、孔版印刷装置本体8の取付け部である収納部42から取外し、所定の廃棄場所までこの排版容器を運搬して中の排版原紙である使用済みマスタ44を廃棄する。
この際、収納位置A1に位置決めされている排版容器43を離脱するにあたり、排版容器の取っ手43dを握り、取っ手可動部43fを上方に押圧し、楔状の突起43eを排版容器内に引き込ませてロックを解除した状態で排版容器43を引抜く。このとき、排版容器の摺動部材60は印刷機本体側、即ち、排版容器43の取付け部と対向する対向部材である縦板部490側に付勢されているため、排版容器43を引き抜いていくと、図10(b)に示すように、その引き抜き量に合わせて摺動部材60が縦板部490側に押出されていく。
言いかえれば、排版容器43の引き抜き量に比例して、排版容器の容量が増大し、図9(b)に示すように、開口43aや排版原紙受け面Fも拡大することになる。この増大していく部分は孔版印刷機の収納部42側であるから、排版容器引き抜き時に版容器内に積載された使用済みマスタ44が原紙剥がし爪であるリブ48に引っかかる等で収納部42下部に落下したとしても、図10(b)に示すように、排版容器の摺動部材60側の排版原紙受け面Fで受け止めることが可能となる。これゆえ、図10(c)に示すように、排版容器43が離脱位置A2に達した後、これを廃棄場所に運ぶ途中で使用済みマスタ44が落下することがなくなり、落下により床や手を汚すことを確実に防止できる。
更に、印刷機本体8から引き抜いた状態の排版容器43の上部には、図10(c)に示すように、従来のように押え部材を設置していないため、排版容器を逆さまにすれば下向きの開口43aより使用済みマスタ44は容易に落下する。また、排版容器43を印刷機本体8から引き抜くと、排版容器43内の引き出し方向Sの幅が最大幅まで広がり、図10(c)に示すようになるため、排版容器43内に圧縮され詰込まれて逆さにしても落ち難くなつていた排版原紙も容易に落下するようになる。
排版容器43を収納部42の収納位置A1に装着する際は、定置部材49に沿わせて排版容器を押込む。この際、押出されていた摺動部材60は排版容器43と印刷機本体8の取付け部側の縦板部490に挟まれコイルスプリング61の弾性力に抗して排版容器43内に徐々に押し込められていく。そして、排版容器43は楔状の突起43eと角穴492とが合致したところで、その突起43eが下方の角穴492に突出して嵌合し、排版容器が位置決めさる。このとき排版容器は楔状の突起43eと角穴492でロックされている状態になる。
このように、図1乃至図10で説明した孔版印刷装置では、排版容器を収納部42側の収納位置A1より孔版印刷装置から取外す離脱位置A2へと摺動するにあたり、排版容器43に対して摺動部材60が相対的に摺動して、容量が増加変位する(開口43aが拡大する)。このため、排版容器43より使用済みマスタ44が落下するのを容量増加部分をなす摺動部材60側の排版原紙受け面Fによって容易に受取ることができる。このため、使用済みマスタ44を収納した排版容器43を運搬するに際して使用済みマスタ44を途中で落下させることなく、保持することが可能であり、開口43aも比較的広く、排版原紙を破棄する作業が容易化され、構成簡単であり、操作性も良好である。
更に、排版受部材46が排版受位置P0より排版廃棄位置P1に回動すると共に使用済みマスタ44を上向きの開口43a内に導入し、更に押し込み可能に収容でき、特に、押し込み機能部の構成の簡素化を図れる。
更に、排版容器の取付け部からの引き出し時に定置部材49に沿って排版容器が摺動し、その際、摺動部材60が対向部材をなす縦板部490からの押圧力から脱して容器容量を増加させるので、この摺動部材60が受け面である排版原紙受け面Fを十分に確保でき、これが容易に容器主要部側より落下してくる使用済みマスタ44を確実に受取ることが可能であり、構成簡単であり、操作性も良好である。
次に、「第1の実施形態の変形例1」を説明する。上述の「第1の実施形態」では排版容器43が収納位置A1と離脱位置A2とに変位でき、それに連動して、排版容器43の容量や排版原紙受け面Fを変位させる摺動部材60がコイルスプリング61の弾性力と縦板部490からの反力に応じて排版容器43側と接離作動する構成を採っていた。これに代えて、「第1の実施形態の変形例1」では、コイルスプリング61を排除し、図11に示すように、縦板部490側にマグネット70を取付け、縦板部490側に接離する排版容器43側の摺動部材60mが金属材で形成される構成を採る。
なお、図11では摺動部材60m全体を金属材で形成しているが、場合により縦板主部601mのみを金属材で形成し、その他の部位を樹脂成形しても良い。
このように構成することで、使用済みマスタ44が満杯になり、オペレータが使用済みマスタ44の廃棄処理を行うとする。この場合、まず、収納位置A1に位置決めされている排版容器43の取っ手43dを握り、取っ手可動部43fを上方に押圧し、突起43eを角穴492より離脱させてロックを解除し、排版容器43を引き抜く。このとき、排版容器自体は収納位置A1より引き出し方向Sに摺動するが、マグネットの磁力を受ける摺動部材60mは縦板部490側に吸着状態を維持する。即ち、摺動部材60mの引き出しを磁力が補助するので、この磁力が引き出し補助力として作用することとなる。この結果、排版容器の引き抜き量に比例して容量や排版原紙受け面Fが増大していくこととなり、最大離脱量に達したところで一対の摺動部材フック部603の先端が排版容器の角窓43mに係止され、摺動部材60mの排版容器に対する相対的な摺動がとまり、両者は一体的に離脱位置A2に引き抜かれる。
この際、図10(b)、(c)に示したと同様に、開口43aや排版原紙受け面Fが拡大し、使用済みマスタ44がリブ48に引っかかる等で収納部42下部に落下したとしても、摺動部材60側の排版原紙受け面Fで受け止められる。これゆえ、排版容器43が離脱位置A2に達した後、これを廃棄場所に運ぶ途中で使用済みマスタ44が落下することがなくなり、落下により床や手を汚すことを確実に防止できる。
なお、排版容器43を収納部42の収納位置A1に戻す際は、定置部材49に沿わせて排版容器43を押込み、まず、摺動部材60mが取付け部の縦板部490側のマグネット70に吸着し、さらに摺動部材60mが排版容器43内に進入すると共に収納位置A1に達すると、そこで、楔状の突起43eが角穴492と噛み合い、排版容器が位置決めされる。
このように、図11で説明した「第1の実施形態の変形例1」では排版容器43の引き抜き作動時に摺動部材60mがマグネット70の磁力で開口43aや排版原紙受け面Fを拡大変位させることができ、構成の簡素化を図れる。
次に、「第1の実施形態の変形例2」を説明する。上述の「第1の実施形態の変形例1」では排版容器43の引き抜き作動時に開口43aや排版原紙受け面Fを拡大変位させるのに摺動部材60m自体を金属製として、マグネット70を縦板部490側に取付けるという構成を採っていた。これに対し、「第1の実施形態の変形例2」では、図12に示すように、摺動部材60n全体は樹脂製とし、縦板主部601の一部で、縦板部490側のマグネット70と対向する部位に、摺動部材マグネット71を一体的に取付けた構成を採る。
この場合、オペレータが使用済みマスタ44の廃棄処理を行うには、収納位置A1に位置決めされている排版容器43の取っ手可動部43fを押圧して突起43eを角穴492より離脱させてロックを解除し、排版容器43を引抜く。このとき、排版容器自体は収納位置A1より引き出し方向Sに摺動するが、互いの磁力を受ける両マグネット70,71の働きで、摺動部材60nの縦板主部601nは縦板部490側に吸着状態を維持する。この結果、排版容器43の引き抜き量に比例して容量や排版原紙受け面Fが増大していくこととなり、最大離脱量に達したところで摺動部材フック部603が角窓43mに係止され、摺動部材60nの排版容器に対する相対的な摺動がとまり、両者は一体的に離脱位置A2に引き抜かれる。
この図12で説明した「第1の実施形態の変形例2」では、「第1の実施形態の変形例1」とほぼ同様の作用、効果が得られる。
次に、本発明の「第2の実施形態」としての孔版印刷装置を図13乃至図15に基づいて説明する。この「第2の実施形態」は上述の「第1の実施形態」と比較し、取付け部側の縦板部490と対向し、容器容量を可変させる摺動式容量可変部材である摺動部材60を排除している。これに代えて、この「第2の実施形態」では搖動式容量可変部材(回転式容量可変部材)である搖動蓋(回転蓋)75を備え、その他の構成は図1乃至図10で説明した「第1の実施形態」と同様の構成を採ることより、ここでは同一部材には同一符号を付し、重複説明を略す。
図13乃至図15に示す孔版印刷装置1は「第1の実施形態」と同様に排版部5を備え、同排版部5が取付け部としての機能を備える収納部42、排版容器43、排版ローラ対45、排版受け部材46、排版ガイド板47、排版ガイド板47に設けられた複数のリブ48等を有している。
収納部42はその底部に平板部491と縦板部490とからなる定置部材49が固定され、収納部42内に排版容器43を案内する機能を有する。なお、縦板部490が排版容器43の取付け部と対向する対向部材を成し、平板部491には排版容器43の装着位置を決定するための2箇所の角穴492が形成されている。
ここで、排版容器43は排版原紙である使用済みマスタ44を収納する箱型状の容器本体43bと、容器本体43bの縦板部490との対向側の開口(側方に向う開口)mを開閉する搖動式容量可変部材である搖動蓋75と、容器本体43bに一体的に取付けられ装置本体8の外壁を構成する背板43cと、背板43cに取付けられ排版容器43を装置本体8に対して着脱する際に把持される取っ手43dとを有している。
容器本体43bの底面には「第1の実施形態」と同様に、アーム部材43kが配設され、アーム部材43k側の下面には楔状の突起43eが一対の貫通穴43hを貫通して下方に突き出し、この一対の突起43eは収納部42の平板491側に形成された位置決め用の角穴492に係合可能に形成される。
図13、図14に示されるように、排版容器43は底部が矩形で、上方及び最深部側(本体側)が開放された箱状を成している。このような排版容器43の開口(側方に向う開口)mを開閉する搖動式容量可変部材である搖動蓋75は略コ字形断面を成し、開口mを覆う主部751と、同主部751の左右端の下部で搖動中心を成す左右端の短円柱状の枢支ピン752と、主部751の左右端より容器本体43b側に屈曲して延出する左右の屈曲部753と、各屈曲部753の突端より突き出す突起部754と、枢支ピン752に遊嵌されると共に一端が容器本体43b側に他端が屈曲部753にそれぞれ係止されたねじりコイルバネ73とを備える。
ここで枢支ピン752は容器本体43b側の左右の縦壁w下端に形成された各回転中心穴hcに嵌合でき、これによって回転中心穴hc中心に搖動蓋75を搖動可能に枢支する。更に、両屈曲部753の突端より突き出す突起部754は容器本体43b側の縦壁wに形成された湾曲案内溝74に嵌合でき、湾曲案内溝74の両端に突起部754が係止されることで、搖動蓋75の最大搖動量を規制でき、即ち、排版容器43の容量や排版原紙受け面Fを増大変位した際の最大値を規制することとなる。ここで、ねじりコイルバネ73の弾性力を受け、搖動蓋75は常に開口mを開放する方向に付勢されるが、図14(a)、図15(a)に示すように、排版容器43が収納位置A1にあると搖動蓋75は取付け部側の縦板部490に当接して押圧され、矩形箱状を呈し、図14(b)、図15(c)に示すように、収納位置A1からに離脱位置A2に達すると、搖動蓋75は容量や排版原紙受け面Fを増大変位した状態に搖動する。なお、ここでの搖動蓋75の最大搖動量は略60°になるよう形成されているが、これは使用済みマスタ44の落下を防止できる範囲で主部751の縦幅h1等と共に適宜設定されることとなる。
搖動蓋75を排版容器43に設置するには、まず搖動蓋75を60°以上開いた状態で枢支ピン752を片側ずつ縦壁wの各回転中心穴hcに挿入する。このとき、ねじりコイルバネ73も同時に設置する。その上で、両屈曲部753を内側にたわませてその突端より突き出す突起部754を湾曲案内溝74にはめ込む。これにより、ねじりコイルバネ73で(排版容量が大きくなる)印刷機本体側へ付勢されても、搖動蓋75がはずれることを防止できる。
このような排版容器43は、印刷機本体に装着され、図示しない検知手段からの情報で、排版容器が図15(a)に示すように、一杯になるタイミングが検知され、不図示の制御手段はマスタ満杯表示を行う。この表示に応じてオペレータは排版容器43を図15(b)のように引き出して、孔版印刷装置本体8の取付け部である収納部42から取外し、所定の廃棄場所までこの排版容器を運搬して中の排版原紙である使用済みマスタ44を廃棄する。
この際、取っ手可動部43fを上方に押圧し、楔状の突起43eを排版容器内に引き込ませてロックを解除し、排版容器43を引抜く。この場合、収納位置A1で搖動蓋75はねじりコイルバネ73によって縦板部490側に付勢されているため、排版容器43を引き抜いていくと、図15(b)に示すように、その引き抜き量に合わせて搖動蓋75の回動角αが拡大し、搖動蓋75が縦板部490側に押出されていく。
言いかえれば、排版容器43の引き抜き量に比例して、排版容器の容量が増大し、図14(b)に示すように、開口43aや排版原紙受け面Fも拡大することになる。この増大していく部分は孔版印刷機の収納部42側であるから、排版容器引き抜き時に版容器内に積載された使用済みマスタ44が原紙剥がし爪であるリブ48に引つ掛る等で収納部42下部に落下したとしても、回動した搖動蓋75の排版原紙受け面Fで受け止めることが可能となる。ゆえに、排版容器43を運ぶ途中で使用済みマスタ44が落下することがなくなり、落下により床や手を汚すことがなくなる。
更に、印刷機本体から引き抜いた状態の排版容器43の上部には、従来のように押え部材を設置していないため、開口43aが比較的大きく確保され、排版容器を逆さまにすれば使用済みマスタ44は容易に落下する。また、排版容器を印刷機本体から引き抜くと、排版容器内の引き出し方向の幅が広がるため、排版容器内に圧縮され詰込まれて逆さにしても落ち難くなっていた排版原紙も容易に落下するようになる。
排版容器43を装着する際は、定置部材49に沿わせて排版容器を押込む。この際、開放位置にあった搖動蓋75は取付け部の縦板部490側に当接し、反力を受け、排版容器43内に徐々に押し込められていく。そして、排版容器43は楔状の突起43eと角穴492が噛み合うところで排版容器が位置決めさる。
この図13乃至図15で説明した「第2の実施形態」では、「第1の実施形態」と同様の作用、効果が得られ、特に、搖動式容量可変部材である搖動蓋75が容易に容器本体43b側より落下してくる使用済みマスタ44を確実に受取ることが可能であり、ここでの搖動蓋75は容器本体43bの縦壁w下端の回転中心穴hcに嵌合される構成であり、比較的構成が簡素化され、操作性も良好である。
次に、「第2の実施形態の変形例1」を図16を用いて説明する。
上述の「第2の実施形態」では排版容器43が収納位置A1と離脱位置A2とに変位するのに連動して、排版容器43の容量や排版原紙受け面Fを変位させる搖動蓋75がねじりコイルバネ73の弾性力と縦板部490からの反力に応じて排版容器43側と接離作動する構成を採っていた。これに代えて、「第2の実施形態の変形例1」では、ねじりコイルバネ73を排除し、これに代えて、縦板部490にマグネット76を取付け、縦板部490側に接離する排版容器43側の搖動蓋75が金属材で形成される構成を採っている。 なお、ここでは搖動蓋75全体を金属材で形成しているが、場合により主部751のみを金属材で形成し、その他の部位を樹脂成形しても良い。
図16のように構成することで、使用済みマスタ44の満杯時に、オペレータが廃棄処理を行うとすると、収納位置A1に位置決めされている排版容器43の取っ手43dを握り、取っ手可動部43fを上方に押圧し、突起43eを角穴492より離脱させてロックを解除し、排版容器43を引抜く。このとき、排版容器自体は収納位置A1より引き出し方向Sに摺動するが、マグネットの磁力を受ける搖動蓋75は縦板部490側に吸引力を受けて回動を開始する。即ち、搖動蓋75の引き出しを磁力が補助するので、この磁力が引き出し補助力として作用することとなる。
この結果、排版容器の引き抜き量に比例して容量や排版原紙受け面Fが増大していくこととなり、回動角αが最大値、60°に達したところで突起部754が湾曲案内溝74の端部に当接して搖動変位がとまり、両者は一体的に離脱位置A2に引き抜かれる。
この際、図14(b)に示したと同様に、開口43aや排版原紙受け面Fが拡大し、使用済みマスタ44がリブ48に引っかかる等で収納部42下部に落下したとしても、搖動蓋75の排版原紙受け面Fで受け止められる。これゆえ、排版容器43が離脱位置A2に達した後、これを廃棄場所に運ぶ途中で使用済みマスタ44が落下することがなくなり、落下により床や手を汚すことを確実に防止できる。
このように、図16で説明した「第2の実施形態の変形例1」では排版容器43の引き抜き作動時に搖動蓋75がマグネット76の磁力で開口43aや排版原紙受け面Fを拡大変位させることができ、構成の簡素化を図れる。
次に、「第2の実施形態の変形例2」を説明する。上述の「第2の実施形態の変形例1」では搖動蓋75自体を金属製として、マグネット76を縦板部490側に取付けるという構成を採っていた。これに対し、「第2の実施形態の変形例2」では、図17に示すように、搖動蓋75全体は樹脂製とし、主部751の一部で、縦板部490側のマグネット76と対向する部位に、蓋側マグネット77を一体的に取付けた構成を採る。
この場合、「第2の実施形態の変形例1」とほぼ同様の作動を行う。即ち、このとき、排版容器自体は収納位置A1より引き出し方向Sに摺動するが、互いの磁力を受ける両マグネット76,77の働きで、より確実に搖動蓋75が開作動し、排版容器43の容量や排版原紙受け面Fが増大し、最大離脱量に達したところで摺動部材フック部603が角窓43mに係止され、摺動部材60nの排版容器に対する相対的な摺動がとまり、両者は一体的に離脱位置A2に引き抜かれる。
この図17で説明した「第2の実施形態の変形例2」では、「第2の実施形態の変形例1」とほぼ同様の作用、効果が得られ、特に、搖動蓋75が確実に開作動できる。
本発明の第1の実施形態における孔版印刷装置の概要正面図である。 図1の孔版印刷装置で用いる排版部の側面構成図で、排版容器が収納位置にある状態を示す図である。 図1の孔版印刷装置で用いる排版部の側面構成図で、排版容器が離脱位置にある状態を示す図である。 図1の孔版印刷装置で用いる排版部の斜視面図である。 図1の孔版印刷装置で用いる排版容器の拡大断面図である。 図1の孔版印刷装置で用いる排版容器とそのアーム部材の分解斜視図である。 図1の孔版印刷装置で用いる排版容器とその摺動部材の分解斜視図である。 図7中の摺動部材の別方向からの分解斜視図である。 図1の孔版印刷装置で用いる排版容器を示し、(a)は収納位置での状態、(b)は離脱位置での状態を示す斜視図である。 図1の孔版印刷装置で用いる排版容器内の使用済みマスタの変位を説明する図で、(a)は収納位置の状態を、(b)は引き出し途中の状態を、(c)は離脱位置の状態を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態の変形例1としての孔版印刷装置の排版部の側面図である。 本発明の第1の実施形態の変形例2としての孔版印刷装置の排版部の側面図である。 本発明の第2の実施形態における孔版印刷装置で用いる排版容器の分解斜視図である。 図13の孔版印刷装置で用いる排版容器を示し、(a)は収納位置、(b)は離脱位置にあるときの拡大側面図である。 本発明の第2の実施形態における孔版印刷装置で用いる排版容器内の使用済みマスタの変位を説明する図で、(a)は収納位置の状態を、(b)は引き出し途中の状態を、(c)は離脱位置の状態を示す側面図である。排版容器の分解斜視図である。 本発明の第2の実施形態の変形例1としての孔版印刷装置の排版部の側面図である。 本発明の第2の実施形態の変形例2としての孔版印刷装置の排版部の側面図である。 従来の孔版印刷装置の概略正面図である。 従来の孔版印刷装置で用いる排版容器を示し、(a)は収納位置の状態を、(b)は引き出し時の状態を示す。 従来の他の孔版印刷装置で用いる排版容器を示し、(a)は斜視図を、(b)は側面図を、(c)は側面の他の態様を示す。
符号の説明
1 孔版印刷装置
5 排版部
8 孔版印刷装置本体
9 印刷ドラム
23 マスタ
42 収納部(取付け部)
43 排版容器
43a 開口
43b 容器本体
43e 突起
44 使用済みマスタ(排版原紙)
45 一対の排版ローラ
46 排版受部材
45 排版ローラ対
48 リブ
49 定着部材
490 縦板部(取付け部側の)
491 平板部
75 搖動蓋
751 主部
76 マグネット
77 蓋側マグネット
m 開口(側方に向う開口)
w 容器本体側の縦壁
F 排版原紙受け面

Claims (6)

  1. 印刷ドラムより剥離された使用済みの排版原紙を搬送する互いに圧接した一対の排版ローラと、同排版ローラから搬送されてくる前記排版原紙を受け入れ収容すると共に孔版印刷装置本体に対して着脱可能に取付けられた排版容器とを有した孔版印刷装置において、
    前記排版容器は前記孔版印刷装置本体に形成された取付け部に引き出し可能に装着されると共に前記孔版印刷装置本体に形成された摺動案内部に摺動可能に支持され、前記排版容器の容量は前記取付け部からの引き出し量が増加するのに応じて増加することを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 請求項1記載の孔版印刷装置において、
    前記排版ローラと前記排版容器との間に横たわる排版通路上に配置されると共にその枢支端が前記排版ローラと平行した支持軸を介して孔版印刷装置本体に回動自在に支持される排版受部材を具備し、同排版受部材は搖動端が排版受位置にあると前記排版ローラからの排版原紙を受け、廃棄位置に回動すると前記排版原紙を前記排版容器の上向き開口内に導入しあるいは押し込み収容させることを特徴とする孔版印刷装置。
  3. 請求項1又は2記載の孔版印刷装置において、
    前記排版容器は容器主要部と、同容器主要部に対して前記排版容器の着脱方向と同方向に摺動することで容器容量を可変させる摺動式容量可変部材とを備え、同摺動式容量可変部材は前記排版容器の前記取付け部への取付け時に前記取付け部の対向部材に当接することで前記容器主要部内に押し込まれて容器容量を減少させ、前記排版容器の前記取付け部からの引き出し時に前記容器主要部外に押し出されて容器容量を増加させることを特徴とする孔版印刷装置。
  4. 請求項1又は2記載の孔版印刷装置において、
    前記排版容器は容器主要部と、同容器主要部に対して前記排版容器の着脱方向と同方向に上部回動端が回動することで容器容量を可変させる搖動式容量可変部材とを備え、同搖動式容量可変部材は前記排版容器の前記取付け部への取付け時に前記取付け部の対向部材に当接することで前記容器主要部内に押し込まれて容器容量を減少させ、前記取付け部からの引き出し時に前記容器主要部外に押し出されて容器容量を増加させることを特徴とする孔版印刷装置。
  5. 請求項3又は4に記載の孔版印刷装置において、
    前記排版容器を前記取付け部へロックするロック手段を備え、前記排版容器がロックされている際に前記排版容器に設けられた取っ手に把持力を加えることで前記ロックが解除され、前記排版容器を前記取付け部から引き出すことができることを特徴とする孔版印刷装置。
  6. 請求項3又は4に記載の孔版印刷装置において、
    前記摺動式容量可変部材あるいは前記搖動式容量可変部材は前記容器容量を増加変位させた際にその受け面が前記容器主要部側よりずれ落ちてくる排版原紙を受け入れるように形成されたことを特徴とする孔版印刷装置。
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