JP3328450B2 - 排版装置 - Google Patents

排版装置

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JP3328450B2
JP3328450B2 JP28515594A JP28515594A JP3328450B2 JP 3328450 B2 JP3328450 B2 JP 3328450B2 JP 28515594 A JP28515594 A JP 28515594A JP 28515594 A JP28515594 A JP 28515594A JP 3328450 B2 JP3328450 B2 JP 3328450B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、孔版印刷装置等に設け
られ、印刷部等から搬送されてきた使用済みの孔版原紙
を圧縮して収納する排版装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的な輪転式孔版印刷装置は、一部が
インキ透過性である円筒状の版胴を備えている。該版胴
の内部にはインキ供給手段があり、版胴の内周面にイン
キを供給する。版胴の外周には製版された孔版原紙が巻
装される。版胴の近傍には、用紙を版胴に押しつける押
圧手段が設けられる。版胴の回転に伴い、版胴と押圧手
段の間に用紙が供給される。押圧手段は用紙を版胴の原
紙に押しつける。版胴の内周面に供給されたインキは、
版胴及び原紙の穿孔部を通過して用紙に転移する。製版
された原紙の穿孔部に対応した孔版印刷が用紙に施され
る。印刷終了後に使用済み原紙を廃棄するため、前記版
胴の近傍には剥離爪と搬送ローラと排版収納部とを有す
る排版手段が設けられている。
【0003】排版手段としては、例えば特開平6−19
9029号公報に示すような排版装置が知られている。
図12は、この排版装置を示している。使用済み原紙S
は、搬送ローラ202によって入口部203から排版収
納部201の内部へ送り込まれる。原紙Sは入口部20
3の近傍で圧縮板204に突き当たり、その進入を妨げ
られることにより空間205内で蛇腹状に圧縮される。
この状態で次の使用済み原紙が収納部201に送り込ま
れ、それに伴い前に収納された原紙は更に圧縮される。
【0004】空間205内に送り込まれる原紙が増加す
ると、圧縮板204の手前にある原紙Sに加わる圧力が
次第に大きくなる。それが圧縮板204の自重による原
紙の保持力に打ち勝つと、図13に示すように、圧縮板
204は原紙Sにより入口部203とは反対の排版収納
部201の奥側へ前記保持力に抗して回動される。原紙
Sは圧縮されながら奥側に順次移動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】版胴から剥離された使
用済みの原紙はインキが付着しており、その搬送途中で
インキの粘着力によって搬送機構に貼り着いたり引っ掛
かったりする。また、原紙毎にインキの付着量が異なる
ため、必ずしも同じような状態で排版収納部内に収納さ
れるわけではない。更に、搬送ローラと圧縮板とによっ
て行われる原紙の圧縮は完全ではなく、圧縮された原紙
が後に元の状態へ復元し、これが搬送経路中に詰まって
以降の排版動作に不良を生じることもあった。
【0006】本発明は、インキ等が付着した孔版原紙を
確実に圧縮して収納することができる排版装置を提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された排
版装置は、廃棄すべき原紙を搬送する搬送手段と、前記
搬送手段によって搬送された原紙を開口部から受け入れ
て収納空間に収納する排版収納部と、前記排版収納部の
収納空間内を移動して該収納空間内の原紙を圧縮する圧
縮手段と、前記圧縮手段と干渉しないように前記排版収
納部の開口部に臨む位置に配置され、圧縮が完了した後
前記圧縮手段が前記開口部に向けて移動した際に、
圧縮手段に付着した原紙が同開口部から外に出ないよ
うに押さえる押さえ手段とを有することを特徴とする。
【0008】請求項2に記載された排版装置は、請求項
1記載の排版装置において、前記排版収納部は、周壁を
有し前記開口部を上面に備えており、前記圧縮手段は、
前記排版収納部の前記周壁の形状に略合致した軌跡で移
動するように構成されており、前記押さえ手段は、前記
開口部の前記圧縮手段が通過する位置に設けられている
ことを特徴とする。
【0009】請求項3に記載された排版装置は、廃棄す
べき原紙を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって
搬送された原紙を開口部から受け入れて収納空間に収納
する排版収納部と、前記排版収納部の収納空間内を移動
して該収納空間内の原紙を圧縮する圧縮手段とを有し、
搬送方向下流側の前記搬送手段の一部を前記圧縮手段が
通過する前記開口部に前記圧縮手段と干渉しないように
配置した排版装置において、搬送方向下流側の前記搬送
手段の一部の近傍であって、前記搬送手段が搬送する孔
版原紙に抵抗を与えず、前記収納空間に収納された孔版
原紙の前記搬送手段への巻き込みを起こさず、前記圧縮
手段と干渉しないような位置に、圧縮が完了した後に前
記開口部に向けて移動する前記圧縮手段に付着した原紙
を押さえて同開口部から外に出ないようにする押さえ手
段を設けたことを特徴とする。
【0010】請求項4に記載された排版装置は、請求項
3記載の排版装置において、前記押さえ手段が、前記搬
送手段とは別体で前記排版収納部の内面側に設けられて
いることを特徴とする。
【0011】請求項5に記載された排版装置は、請求項
3記載の排版装置において、前記搬送手段が、支持部材
と、前記支持部材に設けられたプーリと、前記プーリに
掛け回されたベルトを有しており、前記押さえ手段が、
前記搬送手段の支持部材の一部にて形成されていること
を特徴としている。
【0012】
【作用】廃棄すべき原紙は搬送手段によって搬送され、
排版収納部の開口部から収納空間内に収納される。圧縮
手段は収納空間内で所定方向に移動し、原紙を圧縮す
る。収納空間内にある原紙は確実に圧縮される。圧縮が
完了すると、圧縮手段は前記所定方向と反対の方向に移
動する。この時、圧縮手段に原紙が付着しており、該原
紙が圧縮手段と共に開口部に向けて移動してきても、排
版収納部の開口部の近傍に設けられた押さえ手段と搬送
手段の一部が該原紙を押さえるので、該原紙が開口部か
ら排版収納部の外に出ることはない。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。図1は一実施例の排版装置1を有する孔版印刷装置
100を示している。版胴101は多孔性のスクリーン
等から成る複層構造の円筒体である。この版胴101の
外周面には原紙係止部102が設けられている。製版さ
れた孔版印刷用原紙Sの先端は原紙係止部102によっ
て版胴101に固定される。孔版印刷原紙Sの先端が原
紙係止部102によって版胴101に固定された後、版
胴101が回転して該孔版印刷用原紙Sは版胴101の
外周面に巻きつけられる。版胴101の内部にはスキー
ジロール、ドクターロール等を有するインキ供給装置1
03が設けられ、版胴101の内周面にインキを供給す
る。版胴101の下方には押圧手段としてのプレスロー
ル104が設けられている。プレスロール104は用紙
Pの供給乃至版胴101の回転に同期して上下動し、用
紙を版胴101に押し付ける。
【0014】本孔版印刷装置100の給紙機構を説明す
る。図1において、版胴101の左側下方には、用紙P
を積載する給紙台105が設けられている。給紙台10
5の上方には、給紙台105に積載した用紙Pから一枚
ずつ用紙Pを捌いて送りだすスクレーパユニット106
が設けられている。スクレーパユニット106の隣部に
は、スクレーパユニット106によって捌かれた用紙P
を所定のタイミングで版胴101とプレスロール104
の間に給送するタイミングロール107が設けられてい
る。
【0015】本孔版印刷装置100の排紙機構を説明す
る。図1において、版胴101の右側下方には、印刷さ
れた用紙Pの先端に接近して用紙Pを版胴101から分
離する分離爪108と、用紙Pを版胴101から分離す
る分離ファン109が設けられている。分離爪108の
下方には、版胴101から分離した用紙Pを搬送する搬
送機構111が設けられている。搬送機構111は、搬
送する用紙Pを吸引保持するための吸引手段111aを
有している。搬送機構111の搬送方向の隣部には排紙
台112が設けられており、搬送されてきた印刷済みの
印刷用紙Pを受容載置する。
【0016】さらに図1において、排紙機構111の上
方には、ロール状の原紙を収納する原紙供給部113が
設けられており、原紙Sは図中左方に送られる。原紙供
給部113の隣部には、原紙供給部113から送り出さ
れた原紙Sを製版する製版装置114が設けられてい
る。製版装置114は、サーマルヘッドとプラテンロー
ラからなり、原稿に対応した画像を孔版印刷用原紙S
(以下、原紙Sと呼ぶ。)に穿孔する。製版装置114
の隣部には、製版された原紙Sを案内するガイド板11
5が設けられている。ガイド板115と製版装置114
の間には原紙Sを切断するカッタ116が設けられてい
る。ガイド板115の隣部には排出ロール117が設け
られており、製版された原紙を版胴101に送りだす。
前記ガイド板115は排出ロール117側の一端を支点
として揺動でき、製版装置114側の端部を下げれば、
製版された原紙Sを原紙溜め込み部118に送り込むこ
とができる。
【0017】原紙供給部113から供給された原紙Sは
製版装置114によって製版される。製版された原紙S
の先端が排出ロール117に送られて版胴101の原紙
係止部102まで到達すると、原紙係止部102は原紙
Sの先端部を固定する。版胴101を回転させながら製
版済みの原紙を版胴101に送り出す。一版分の長さの
製版済みの原紙Sが送られたら、版胴101の回転を停
止し、カッター16で原紙Sを切断した後、残り分を版
胴101に巻き付ける。
【0018】次に排版装置1について説明する。図1に
て、排版装置1は、給紙機構のスクレーパユニット10
6等の上方であって、前記版胴101の左側を占める位
置に設けられている。排版装置1は、使用済みの原紙S
を版胴101の外周面から剥がして廃棄する装置であ
る。この排版装置1は、使用済みの原紙Sを版胴101
から剥がして搬送する搬送装置2と、搬送装置2によっ
て搬送された使用済みの原紙Sを収納する排版容器40
と、排版容器40内で原紙を圧縮する圧縮板50とを有
している。
【0019】搬送装置2は、複数本の丸形の無端ゴムベ
ルト(以下ベルトと呼ぶ。)と複数個のプーリからなる
第1及び第2搬送手段10,20によって構成されてい
る。図1及び図2に示すように、第1搬送手段10は、
版胴101の上方に設けられた排版圧板3に取り付けら
れている。排版圧板3は、本孔版印刷装置1の筐体の上
面を構成している蓋体であり、図1中に示すように右端
部が筐体に回動自在に連結されている。
【0020】図2に示すように、排版圧板3の右端に
は、上第1回転軸11が回転自在に設けられている。上
第1回転軸11は版胴101の中心軸線と平行である。
上第1回転軸11には所定間隔をおいて4個の上第1プ
ーリ12が設けられている。
【0021】排版方向において上第1回転軸11の隣
(図2においては左)には、上第2回転軸13が回転自
在に設けられている。上第2回転軸13は上第1回転軸
11と平行である。上第2回転軸13には所定間隔をお
いて4個の上第2プーリ14が設けられている。上第2
プーリ14は2列の溝を有しており、2本のベルトを掛
けることができる。
【0022】排版方向において上第2回転軸13の隣
(図2においては左)には、所定間隔をおいて4個の上
第3プーリ15が設けられている。各上第3プーリ15
は、排版圧板3に固定された複数の支持板4に、各々の
軸線を中心として回転できるように取り付けられてい
る。各上第3プーリ15の各軸線は、前記上第1回転軸
11及び上第2回転軸13と平行である。
【0023】図2及び図3に示すように、軸方向の位置
が対応する各上第3プーリ15と各上第2プーリ14に
は、それぞれベルト16が掛け回されている。軸方向の
位置が対応する各上第2プーリ14と各上第1プーリ1
2には、それぞれベルト17が掛け回されている。上第
2回転軸13を駆動すれば、上第1プーリ12、上第2
プーリ14及び上第3プーリ15は同方向に回転し、各
ベルト16,17も同方向に循環して回転する。図2に
おいて、各プーリ12,14,15及び各ベルト16,
17は時計回り方向に回転する。
【0024】図2に示すように、第2搬送手段20は、
前記第1搬送手段10の下方において、本孔版印刷装置
1の構造体5に設けられている。この構造体5は、前記
各回転軸11,13,15と平行な断面略L字形の部材
である。
【0025】図2及び図3に示すように、前記構造体5
の上面には、所定間隔をおいて4本の円柱形の柱部24
が固定されている。各柱部24には付勢手段としてのコ
イルばね25が挿入されており、コイルばね25を介し
て柱部24には板部材26が取り付けられている。
【0026】図2に示すように、板部材26は、細長い
薄板材の両縁部を長手方向に沿って同方向に直角に折り
曲げた形状の部材である。板部材26の中央部には所定
間隔で4個の孔が形成されている。各孔には前記各柱部
24が挿入され、板部材26は前記コイルばね25によ
って支えられている。板部材26を下方に押す力が加わ
れば、板部材26はコイルばね25の弾性によって上向
きの付勢力を受ける。
【0027】図2に示すように、板部材26の版胴10
1側の面には、支持部材29を介して下第1回転軸21
が回転自在に設けられている。下第1回転軸21は、前
記上第2回転軸13と平行であり、前記上第2回転軸1
3の直下に配置されている。下第1回転軸21には所定
間隔をおいて4個の下第1プーリ22が設けられてい
る。各下第1プーリ22は、前記各上第2プーリ14と
上下に近接した位置にある。
【0028】図2及び図3に示すように、板部材26の
版胴101と反対の側すなわち図3にて左側には3個の
支持部材27,28が固定されている。中央の支持部材
27は、中央の基部27aと、その両側から前方に突出
した2枚の支持部27b,27bを有している。両側の
2個の支持部材28,28は、それぞれ基部28aと、
基部28aに連続して前方に突出した1枚の支持部28
bを有している。
【0029】図2及び図3に示すように、前記支持部材
27,28の各支持部27b,28bには、下第2プー
リ30が1個づつ設けられている。4個の下第2プーリ
30は、それぞれ独立した回転軸を以て各支持部27
b,28bに回転可能に取り付けられている。4個の下
第2プーリ30の回転軸は互いに独立しているが、その
軸線は一致している。各下第2プーリ30は、前記各上
第3プーリ15に接触しており、各下第2プーリ30が
設けられた板部材26を支えるコイルばね25はたわん
だ状態にある。従って各下第2プーリ30はコイルばね
25の弾性によって所定の付勢力で前記各上第3プーリ
15を押圧している。
【0030】前記板部材26は、曲げに対して所定の弾
性を示す金属板からなる。従って、板部材26の前面に
取り付けられた3個の支持部材27,28は、板部材2
6の各部分を回復可能に変形させることによって、それ
ぞれ独立に変位することが可能である。従って、かかる
支持部材27,28に設けられた4個の下第2プーリ3
0もそれぞれ独立に移動することができる。中央の2個
の下第2プーリ30,30は共通の支持部材27に設け
られており、両プーリの運動は他方に影響するが、必ず
しも同様に移動するとは限らない。
【0031】図2及び図3に示すように、軸方向の位置
が対応する各下第1プーリ22と各下第2プーリ30に
は、それぞれベルト31が掛け回されている。ベルト3
1は、板部材26の上と板部材26の前面に設けた切り
欠きを経て循環する。下第1回転軸21を駆動すれば、
下第1プーリ22、下第2プーリ30及びベルト31が
同方向に回転する。図1において、各プーリ22,30
及びベルト31は反時計回り方向に回転する。
【0032】上第3プーリ15を支える支持板4と、下
第2プーリ30を支える支持部27b,28bは、原紙
の搬送方向に平行な原紙の中心線に関して左右対称に配
置されている。従って、搬送中の原紙が支持板4や支持
部27b,28bから受ける力が、原紙の搬送方向を曲
げることはない。搬送中の原紙は支持板4や支持部27
b,28bに引っ掛かりにくく、円滑に搬送される。
【0033】前記各ベルト16,17,31は、耐久
性、耐溶剤性が高く、摩擦が大きく変形しにくい材質か
らなることが好ましい。また、前記各プーリ12,1
3,15,22,30はポリアセタールなど、ベルトと
同様に耐溶剤性が高く、摩擦が大きい材質からなること
が好ましい。
【0034】図2及び図3に示すように、前記下第1回
転軸21の下方には、原紙を版胴101から引き剥がす
ための2個の分離爪23が設けられている。2個の分離
爪23は構造体5に固定されており、楔状の先端を版胴
101の頂部に向けている。原紙係止部102が解除さ
れると、版胴101に巻き付けられた孔版印刷用原紙S
の先端が自由になる。続けて版胴101が回転すると、
孔版印刷用原紙Sの先端は2個の分離爪23に案内さ
れ、第1搬送手段10と第2搬送手段20の間に導かれ
る。
【0035】図2及び図3に示すように、第1搬送手段
10が設けられた排版圧板3には、圧縮手段としての圧
縮板50が軸34の周りに所定角度回転可能となるよう
に設けられている。圧縮板50は、第1搬送手段10の
搬送方向について、第1搬送手段10の下流側にある。
圧縮板50は図2に示す位置をホームポジションとす
る。ホームポジションにある圧縮板50は、前記搬送装
置2による原紙Sの搬送を妨害しない。
【0036】図2〜図4に示すように、圧縮板50の後
端縁は、排版圧板3に架設された軸34に対して回動自
在に取り付けられている。図3及び図5に示すように、
軸34の周りには2本のばね36が通されている。ばね
36の一端は、軸34に固定された板部材34aに掛け
られている。ばね36の他端は、圧縮板50の後端縁に
形成された切り欠き部50aに掛けられている。なお、
ホームポジションにおいて、ばね36の弾性力は圧縮板
50を下方に付勢するように働く。
【0037】圧縮板50の版胴101側の先端縁には、
複数条(本実施例では10条)のかき寄せリブ51が前
記搬送装置にぶつからないような配置で設けられてい
る。図2に示すように、本実施例のかき寄せリブ51は
下方に突出した三角形状である。詳細は後述するが、図
2に示すように、原紙Sを収納する排版容器40は、回
動する圧縮板50の先端に沿った周壁を有している。こ
のため、回動する圧縮板50のかき寄せリブ51と排版
容器40の隙間に原紙が入り込んだりすることはなく、
圧縮板50は排版容器40内で確実に原紙を移動させ、
圧縮することができる。
【0038】なお、かき寄せリブ51は三角形状なの
で、圧縮板50の回動によって排版容器40内に原紙を
確実に取り込んで圧縮でき、圧縮した原紙を更に排版容
器40の奥側上方の軸34に向けて移動させることがで
きる。従って、排版容器40内に多くの原紙を圧縮して
収納できる。かき寄せリブ51の形状は必ずしも三角形
状には限定されないが、このような作用・効果を有する
形状であることが好ましい。また、圧縮板50の内面、
即ち排版容器40側の面には、格子状のリブが設けられ
ている。このリブは、インキが付着した原紙が圧縮板5
0の内面に貼り付くのを防止する。
【0039】図2及び図3に示すように、軸34に近い
圧縮板50の一部には、圧縮板50の回動位置を検知す
るために、排版圧板3の方向へ突出した突起35が設け
られている。図8に示すように、突起35は満タンセン
サ38によって検出される。
【0040】図2及び図3に示すように、軸34には、
軸の回動位置を検知するために検知板37が固定されて
いる。図2、図8及び図9に示すように、検知板37は
圧縮センサ39によって検知される。
【0041】図2に示すように、前記搬送装置2の隣で
あって、かつホームポジションにある前記圧縮板50の
下方の位置には、使用済みの孔版印刷用原紙Sを収納す
る排版収納部としての排版容器40が設けられている。
円柱の円形の端面において、直交する2本の直径をそれ
ぞれ含み、かつ該端面に垂直な2つの面で前記円柱を4
分割すると、断面が中心角90°の扇形である4個の立
体が得られる。本実施例の排版容器40はこの立体に似
た外形を有する。即ち、図1及び図2に示すように、排
版容器40の底面乃至前面は円柱の周面の一部からなる
周壁40aであり、略矩形の背面と略扇形の両側面は閉
止されている。略矩形の上面は開放されており、廃棄さ
れる原紙の入口となる開口部40bとされている。
【0042】排版容器40の周壁40aの形状は、軸3
4を中心に回動する前記圧縮板50の先端の軌跡に略合
致している。そして、原紙を収納する排版容器40の収
納空間と、回動する前記圧縮板50が通過する空間と
は、実質的に一致している。従って、排版容器40内に
収納された原紙Sは、排版容器40の略内面に沿って移
動する前記圧縮板50によって確実に圧縮される。
【0043】図6は、排版容器40を上方から見た図で
ある。搬送される原紙の紙面(図6の紙面に一致する)
に平行で原紙Sの搬送方向Aに直交する方向を排版容器
40の第1の幅方向と定めると、排版容器40の第1の
幅は、原紙の搬送方向Aに向けて徐々に拡大している。
即ち、排版容器40の第1の幅は、前記圧縮板50が原
紙を圧縮するために移動する方向に沿って広がってい
る。
【0044】また、前述したように、排版容器40の周
壁40aは、軸34を中心に回動する前記圧縮板50の
先端の軌跡に略合致している。これを図2を参照して換
言すれば、搬送される原紙Sの紙面に垂直な同図中縦の
方向を排版容器40の第2の幅方向と定めると、排版容
器40の第2の幅は、前記圧縮板50が原紙を圧縮する
ために移動する方向に沿って広がっている。
【0045】本実施例の排版容器40は以上説明したよ
うな形状に設定されているので、孔版印刷装置に脱着し
やすい。また、圧縮板50による圧縮時においては、よ
り多くの原紙を収納するための容量をかせぐことがで
き、また圧縮板50の戻り時には、排版容器40内で圧
縮された原紙が開口部40b側に戻り難くなる。
【0046】図6に示すように、排版容器40の側面に
はガイド42が形成されている。ガイド42は孔版印刷
装置の本体側に設けられた図示しないスリットに係合す
る。排版容器40は、ガイド42と前記スリットにより
孔版印刷装置の本体に対して略水平方向に移動すること
ができ、該本体に対して自在に着脱できる。排版容器4
0の背面には、排版容器40を孔版印刷装置の本体に対
して着脱する際に操作者が掴む把手41が設けられてい
る。排版容器40が孔版印刷装置内の所定位置に装着さ
れているか否かは、排版容器40の位置を検知するセン
サ等の出力信号に基づいて判断することができる。
【0047】図11に示すように、排版容器40が着脱
される孔版印刷装置の本体には、L字形の取り付け板4
7が、その角部において軸48を介して回動自在に取り
付けられている。取り付け板47の一端部には排版圧板
スイッチ46が設けられている。軸48に設けられたね
じりコイルばね48aは、前記取り付け板47の一端部
に設けられた排版圧板スイッチ46を上方に付勢してい
る。排版圧板3に設けられた突起49は、排版圧板3を
閉止した時、所定位置に設定された排版圧板スイッチ4
6のアクチュエータを直接押す。排版容器40のガイド
42は、排版容器40を孔版印刷装置に取り付けた時、
前記取り付け板47の他端部を押圧して該取り付け板4
7をばね48aの排版圧板スイッチの付勢方向に回動さ
せ、排版圧板スイッチ46を前記所定位置に設定する。
従って、排版圧板スイッチ46は、排版圧板3の開閉と
排版容器40の着脱の状態の両方を検知することができ
る。換言すれば、排版容器40が装着されると共に排版
圧板3が閉止されなければ、排版圧板スイッチ46はO
Nとならない。
【0048】図6に示すように、排版容器40内には複
数条(本実施例では9条)のリブ43が設けられてい
る。リブ43は前記圧縮板50のかき寄せリブ51と干
渉しない位置に形成されている。リブ43は、排版容器
40内に収容した原紙Sが広い面積で排版容器40の周
壁40aに貼着するのを防止し、前記圧縮板50による
原紙Sの搬送・圧縮を円滑に行わせる機能を有する。排
版容器40を孔版印刷装置に着脱する際に、排版容器4
0が前記搬送装置2と干渉しないよう、排版容器40の
周壁40aの上部には切り欠き部44が設けられてい
る。
【0049】図2に示すように、排版容器40を孔版印
刷装置に装着した場合、前記搬送装置2の下流側の一部
は、前記排版容器40の開口部40bの前端部に位置す
る。前記搬送装置2の下流側の一部には、下第2プーリ
30、これを保持している支持部27b,28b、上第
3プーリ15及びベルト16,31が含まれる。そして
これらの部材が位置する排版容器40の開口部40bの
前端部は、圧縮板50の先端が通過する位置でもある。
従って、これら支持部27b,28b等を含む搬送方向
の下流側の搬送装置2の一部は、排版容器40内に収納
した原紙Sが開口部40bから排版容器40外に戻って
しまうことを防止する押さえ手段となる。
【0050】即ち、圧縮板50は排版容器40内で原紙
Sを圧縮した後、ホームポジションに戻る。この時、圧
縮板50に付着した原紙が圧縮板50と共に排版容器4
0の外に持ち出されてしまうことが考えられる。しかし
ながら本実施例では、圧縮板50の先端部が出入りする
排版容器40の開口部40bの前端部に近接して、搬送
装置2の一部を配置した。この搬送装置2の一部は、圧
縮板50の先端部には干渉しないが、原紙Sを押さえて
排版容器40内に止まらせることができる。
【0051】図2に示すように、前記構造体5の垂直面
には反射型のマスターセンサ32が設けられている。マ
スターセンサ32は、版胴101の外周面に原紙Sが装
着されているか否かを検出する。
【0052】次に本孔版印刷装置の排版装置1における
排版動作について説明する。排版動作は、製版ボタンが
押下されたとき、または、機密処理(未製版の原紙を版
胴101に巻き付ける処理)ボタンが押下されたときに
開始される。例えば、原稿台に所望の原稿をセットし、
図示しないスタートボタンを押下すると、まず、図1に
て反時計周りに版胴101が回転する。その途上、図2
に示す前記マスターセンサ32が版胴101の外周面上
の原紙Sの有無を検出する。
【0053】“原紙あり”(つまり排版すべき原紙が巻
き付けられている)と判断された後、原紙係止部102
が版胴101の最頂部に来たところで版胴101の回転
が停止する。次に、原紙係止部102が開き、原紙Sの
先端部が開放される。
【0054】原紙Sの開放と同時に上第2回転軸13ま
たは下第1回転軸21が不図示の駆動手段により駆動さ
れ、搬送装置2全体が原紙搬送方向に駆動を開始する。
その際、上第1プーリ12及び上第1プーリ12に掛け
渡されたベルト17により、係止を解かれた原紙Sがカ
ールして先端部が過剰に浮き上がるのが補正される。
【0055】版胴101が反時計方向に回転する。先端
部の浮き上がった原紙Sは分離爪23に案内されて搬送
装置2に送られる。原紙Sは搬送装置2によって排版容
器40の方向に送られ、版胴101から引き剥がされて
いく。原紙係止部102が着排版位置から約90度回転
した時点で、前記マスターセンサ32は再度原紙の有無
を確認する。ここで、“原紙なし”であれば、原紙が搬
送装置2へ送られたと判断する。“原紙あり”ならば、
版胴101を更に270度(つまり着排版位置まで)回
転させ、排版ミスを報知する。それと同時に搬送装置2
の駆動も停止する。
【0056】剥ぎ取られた原紙Sは、搬送装置によって
搬送される。図4に示すように、原紙Sは、実質的には
上下から複数のプーリによって挟持されており、ベルト
は搬送の案内として作用する。
【0057】図2に示すように、板部材26の上方にお
いて、ジャム検知センサ45が排版圧板3に取り付けら
れている。このジャム検知センサ45は、原紙Sの搬送
経路に設けられたアクチュエータによって作動する。本
実施例のジャム検知センサ45は、板部材26の長手方
向の中央部の上方に設けられているが、その設置位置は
これに限定されない。そのアクチュエータが原紙Sの搬
送経路内に位置するように設けられていれば、どの位置
に設けられていてもよい。搬送されてきた原紙Sの先端
によりジャム検知センサ45がONし、原紙Sが通過し
ている間はONの状態となる。一版分が全て排版容器4
0内に送り込まれると、ジャム検知センサ45はOFF
となる。
【0058】版胴101が前回の着排版位置から90度
回転するまでの間にマスターセンサ32が“原紙なし”
(原紙Sが搬送装置に送り込まれた状態)を検知し、か
つ、版胴101がそこから270度回転した次の着排版
位置の時点で前記ジャム検知センサ45がOFF(原紙
Sが排版容器40に収納された状態)となっている時、
原紙Sの圧縮動作に入る。
【0059】圧縮板50は、原紙Sが排版容器40内に
入るまではホームポジションに位置する。図2に示すよ
うに、突起35は満タンセンサ38を遮断(ON)せ
ず、検知板37は圧縮センサ39を遮断(ON)しない
位置にある。
【0060】圧縮板50は軸34の周りを、図2におい
て時計方向に回動する。圧縮板50は排版容器40の内
面に沿って移動し、内部に収納した原紙Sを確実に圧縮
して排版容器40の後方に送る。図8は、圧縮板50が
排版容器40内で原紙Sを圧縮している状態を示す。圧
縮板50が排版容器40内で原紙Sを圧縮している時、
図8に示すように検知板37は圧縮センサ39を遮断
(ON)する。
【0061】圧縮板50は、図8に示す位置からさらに
回動し、原紙Sをさらに圧縮する。圧縮板50のかき寄
せリブ51は、圧縮された原紙Sを排版容器40内で上
方の軸34に向けてかき上げる。圧縮板50が図9に示
す所定の位置に来た時、検知板37は圧縮センサ39の
位置を外れ、圧縮センサ39はOFFとなる。図9は、
圧縮板50が排版容器40内で原紙Sを圧縮しうる限界
の状態を示す。圧縮センサ39がOFFとなった時、圧
縮板50の回動は停止する。
【0062】軸34に連結された図示しないモータが逆
転し、圧縮板50を圧縮方向と逆の方向に回動する。検
知板37は圧縮センサ39を再びONとした後、さらに
回動して再び圧縮センサ39をOFFとする。ここで圧
縮板50は図2に示すホームポジションに戻る。圧縮セ
ンサ39がOFFとなった後、所定時間が経過するのを
待って圧縮板50の回動を停止させる。圧縮センサ39
がOFFとなった直後に圧縮板50を停止させないの
は、孔版印刷装置の振動等によって圧縮センサ39がO
Nになってしまうと、初期設定時に圧縮板50の位置を
確認するのに時間がかかってしまうためである。
【0063】排版容器40内に収納された原紙Sの量が
増加し、満タンになると、圧縮板50が原紙Sを押し込
んでもそれ以上移動しなくなる。この場合は、図10に
示すように、モータによって駆動される軸34が回動
し、軸34に固定された検知板37が軸34と共に回動
して圧縮センサ39を通過しても、圧縮板50は満杯に
なった原紙Sによって進路を妨げられ移動できない。従
って圧縮板50と一体の突起35も回動できず、該突起
35は満タンセンサ38をONとすることができない。
このように、圧縮動作時において満タンセンサ38がO
Nとなる前に圧縮センサ39がOFFとなった場合に
は、“排版容器満杯”と判断される。
【0064】“排版容器満杯”が検出されると、“排版
オーバー”の表示が図示しない操作パネルにLED等に
より表される。図11(a)に示すように、排版圧板3
が閉じられ、排版容器40が孔版印刷装置に取り付けら
れている状態では、取り付け板47はガイド42に押さ
れており、排版圧板スイッチ46は所定位置に設定され
ている。この位置で、排版圧板スイッチ46は排版圧板
3の突起49によってONとされている。図11(b)
に示すように、排版容器40を孔版印刷装置から取り外
すと、取り付け板47が軸48の周りを時計方向に回動
するので、排版圧板スイッチ46は突起49から離れて
OFFとなる。次に、排版容器40内の原紙Sを捨て、
空になった排版容器40を孔版印刷装置に装着する。な
お、前述のように排版圧板スイッチ46は、排版圧板3
が閉止されると共に排版容器40が孔版印刷装置に装着
されていなければONにならない。排版圧板スイッチ4
6が切れてから再び入るまでに所定時間以上が経過した
時、原紙Sが排版容器40から捨てられたものとみな
し、上記の“排版オーバー”表示を停止させる。なお、
そのとき排版圧板スイッチ46がONしたのを検知し
て、再度圧縮板50を下げ排版処理後の確認を行えば、
万が一版が捨てられておらず、排版満タンの状態で次の
排版が行われても排版装置がジャムすることがない。
【0065】次に、本孔版印刷装置に電源を投入した
時、圧縮板50の位置を検出する手順について説明す
る。電源投入時、圧縮板50が存在する位置は、ホー
ムポジション(図2)、最大圧縮位置(図9)、
との中間位置(図8)の3つの位置のいずれかである
と考えられる。
【0066】図2に示すの場合は、電源投入時、圧縮
センサ39はOFFである。まず、図示しないモータに
て圧縮板50を図2にて時計方向に回転させ、圧縮セン
サ39がONとなった後に停止させ、さらにモータを逆
回転させて圧縮センサ39がOFFした後所定時間(5
0ms)経過してからモータを停止させる。
【0067】図9に示すの場合も、圧縮センサ39は
OFFである。検知板37の時計方向後端が圧縮センサ
39の下方に外れている。まず、図示しないモータで圧
縮板50を図9にて時計方向に回転させる。所定時間
(360ms)経過して圧縮センサ39がONとならな
い場合にモータを停止させ、さらにモータを逆転する。
圧縮センサ39がONになったことを確認し、さらに圧
縮センサ39がOFFになるまで同方向に駆動する。圧
縮センサ39がOFFになった後は、の場合と同様に
所定時間後に停止させる。
【0068】図8に示すの場合は、圧縮センサ39は
ONである。圧縮センサ39がOFFとなるまで圧縮板
50を時計方向に回し、圧縮センサ39がOFFとなっ
たら圧縮板50の駆動を停止する。その後逆転して圧縮
センサ39が再びOFFとなった後は、の場合と同様
に所定時間後に停止させる。
【0069】上記実施例では、原紙S搬送方向の下流側
にある下第2プーリ30を支持する支持部27b,28
bを、原紙Sの戻りを押さえる押さえ部材としていた
が、支持部27b,28bとは別体の押さえ部材を設け
てもよい。その場合、押さえ部材は圧縮板50のかき寄
せリブ51と干渉しない位置に設ける必要がある。ま
た、押さえ部材が搬送される原紙Sに抵抗を与えないよ
うに、押さえ部材の上面が支持部27b,28bの上面
よりも下にくるようにする。また、押さえ部材の下面
は、ベルトの回動により原紙の巻き込み等を起こさない
よう、ベルトよりも下にくるようにする。
【0070】上記実施例では、下第2プーリ30を支持
する支持部27b,28bを含む搬送装置2の一部を、
原紙Sの戻りを押さえる押さえ部材としていた。図7に
示すように、排版容器40の開口部40bの前端に近接
した排版容器40の周壁40aの内面側に、押さえ手段
として爪状の突起55を設けてもよい。この突起55
は、圧縮板50のかき寄せリブ51と干渉しない位置に
設ける必要がある。この突起55によっても、圧縮板5
0を排版容器40から戻す際に原紙Sを排版容器40内
に止まらせる効果が得られる。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、インキ等が付着した孔
版原紙Sを確実に圧縮して収納することができる。特
に、圧縮手段によって排版収納部内で圧縮した原紙Sが
排版収納部外に戻ってしまうという不都合が回避でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の排版装置を有する孔版印刷装置の全
体図。
【図2】一実施例の排版装置の断面図。
【図3】一実施例の排版装置を上方から見た図。
【図4】一実施例の排版装置を版胴側から見た図。
【図5】一実施例の排版装置における圧縮板の軸付近の
拡大図であり、図3の上方側から見た図。
【図6】一実施例の排版装置の排版容器を上方から見た
図。
【図7】一実施例の排版装置の排版箱を脱着方向に垂直
な方向から見た図。
【図8】一実施例の排版装置の動作説明図。
【図9】一実施例の排版装置の動作説明図。
【図10】一実施例の排版装置の動作説明図。
【図11】一実施例の排版装置において排版容器の着脱
動作を説明する部分拡大図。
【図12】従来の排版装置を示す図。
【図13】従来の排版装置を示す図。
【符号の説明】
1 排版装置 10,20 搬送手段 2 搬送装置 27a,28b 押さえ手段としての支持部 34 圧縮板の軸 40 排版収納部としての排版容器 40a 排版容器の周壁 40b 排版容器の開口部 50 圧縮手段としての圧縮板 51 圧縮板の突起 55 押さえ手段としての突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41L 13/14 B41F 27/12

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄すべき原紙を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送された原紙を開口部から受け
    入れて収納空間に収納する排版収納部と、前記排版収納
    部の収納空間内を移動して該収納空間内の原紙を圧縮す
    る圧縮手段と、前記圧縮手段と干渉しないように前記排
    版収納部の開口部に臨む位置に配置され、圧縮が完了し
    た後に前記圧縮手段が前記開口部に向けて移動した際
    に、前記圧縮手段に付着した原紙が同開口部から外に出
    ないように押さえる押さえ手段とを有する排版装置。
  2. 【請求項2】 前記排版収納部は、周壁を有し前記開口
    部を上面に備えており、前記圧縮手段は、前記排版収納
    部の前記周壁の形状に略合致した軌跡で移動するように
    構成されており、前記押さえ手段は、前記開口部の前記
    圧縮手段が通過する位置に設けられている請求項1記載
    の排版装置。
  3. 【請求項3】 廃棄すべき原紙を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送された原紙を開口部から受け
    入れて収納空間に収納する排版収納部と、前記排版収納
    部の収納空間内を移動して該収納空間内の原紙を圧縮す
    る圧縮手段とを有し、搬送方向下流側の前記搬送手段の
    一部を前記圧縮手段が通過する前記開口部に前記圧縮手
    段と干渉しないように配置した排版装置において、 搬送方向下流側の前記搬送手段の一部の近傍であって、
    前記搬送手段が搬送する孔版原紙に抵抗を与えず、前記
    収納空間に収納された孔版原紙の前記搬送手段への巻き
    込みを起こさず、前記圧縮手段と干渉しないような位置
    に、圧縮が完了した後に前記開口部に向けて移動する前
    記圧縮手段に付着した原紙を押さえて同開口部から外に
    出ないようにする押さえ手段を設けた排版装置。
  4. 【請求項4】 前記押さえ手段が、前記搬送手段とは別
    体で前記排版収納部の内面側に設けられている請求項3
    記載の排版装置。
  5. 【請求項5】 前記搬送手段が、支持部材と、前記支持
    部材に設けられたプーリと、前記プーリに掛け回された
    ベルトを有しており、 前記押さえ手段が、前記搬送手段の支持部材の一部にて
    形成されている請求項3記載の排版装置。
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