JPH0811414A - 印刷機の排紙装置 - Google Patents

印刷機の排紙装置

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Publication number
JPH0811414A
JPH0811414A JP7155698A JP15569895A JPH0811414A JP H0811414 A JPH0811414 A JP H0811414A JP 7155698 A JP7155698 A JP 7155698A JP 15569895 A JP15569895 A JP 15569895A JP H0811414 A JPH0811414 A JP H0811414A
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JP
Japan
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plate cylinder
paper
printing
stopper
roller
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Pending
Application number
JP7155698A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Miyagawa
恵一 宮川
Masao Takano
正夫 高野
Tomoya Ito
知也 伊藤
Mitsuo Sato
光雄 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷用紙の巻き上がり現象を防止して、印刷
用紙を版胴から確実に剥ぎ取ることができ、排紙ミスの
ない排紙装置を提供する。 【構成】 版胴及びプレスローラの排紙側に剥離爪を設
け、この剥離爪の版胴に接近した先端部に、版胴及びプ
レスローラから排紙されてくる印刷用紙の先端部と版胴
間の隙間に空気を吹き付けて印刷用紙を版胴から剥ぎ取
る空気吹き出し口を設け、剥ぎ取られた印刷用紙が搬送
部に設けられた検出器によって検出されると、空気の供
給を停止するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は印刷機の排紙装置、特
に排出される印刷用紙が版胴に巻き上がるのを防止して
確実に版胴から剥ぎ取ることのできる装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種の排紙装置として、版胴及びプレ
スローラの排紙側に剥離爪の先端部を版胴と印刷用紙の
先端部との隙間に入れるようにして、版胴に付着した印
刷用紙を剥ぎ取るものがある。
【0003】ところで、印刷用紙には通常、印刷されな
い部分(先端余白)があり、その部分は版胴に付着する
ことのない非付着部となっている。そのため、該非付着
部を利用して剥離爪の先端部で印刷用紙を版胴から剥ぎ
取ることができるのであるが、この際、印刷用紙に対す
る印刷がラインもの(線画像)だとインキの乗りが少な
いので問題なく剥ぎ取りが可能であるが、例えば印刷用
紙の先端中央部にベタ画像があると、版胴と印刷用紙の
先端部(非付着部)との間の隙間が微少となって剥離爪
の先端部が入れきれず、版胴に印刷用紙が付着したまま
回転してしまう、いわゆる巻き上がりが発生し、排紙ミ
スが生じてしまうという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記従来の
もののもつ欠点を排除し、印刷用紙の巻き上がり現象を
完全に防止して、印刷用紙を版胴から確実に剥ぎ取るこ
とができ、排紙ミスのない排紙装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、版胴及びプレスローラの
排紙側に剥離爪を設けた印刷機の排紙装置において、前
記剥離爪の版胴に接近した先端部に、版胴及びプレスロ
ーラから排紙されてくる印刷用紙の先端部と版胴間の隙
間に空気を吹き付けて印刷用紙を版胴から剥ぎ取る空気
吹き出し口を設け、剥ぎ取られた印刷用紙が搬送部に設
けられた検出器によって検出されると、空気の供給を停
止するようになっていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明におい
て、搬送部は複数個の支持ローラに巻き掛けられた無端
ベルトと、この無端ベルトに囲まれた部分に配置された
吸着ボックスとを有することを特徴とするものである。
【0006】
【作用】前記のようなこの発明において、画像を形成さ
れた印刷用紙は版胴の外周面に付着したまま巻き上がろ
うとするが、剥離爪の空気吹き出し口から吹き付けられ
る空気によって版胴から剥ぎ取られ、この剥ぎ取られた
印刷用紙は自重と、吸着ボックスが外気を吸引すること
で発生した負圧によってその先端部が吸着ボックスの上
面に吸着され、さらに吸着ボックスの上面に吸着された
印刷用紙は無端ベルトの上面に押し付けられながら、無
端ベルトの走行に伴い版胴より遠ざかって図示しない排
紙側に引張られつつ強制的に搬送されることになる。
【0007】
【実施例】図1〜4において1は多孔構造の円筒状版胴
で、外周部に原紙取付用クランプ2をもっている。版胴
1は回転軸3を介して軸支され、図示しない駆動装置に
よって矢印方向に回転するようになっている。版胴1の
内部には、外周面が版胴1の内周面に接触するインキ供
給ローラ4と、インキ供給ローラ4の外周面に対し所定
の微少間隙をもつドクターローラ5とが配設され、イン
キ供給ローラ4が矢印方向に回転駆動されることによ
り、インキだまり6のインキを版胴1の内周面側に供給
するようになっている。
【0008】版胴1の下方外周にはプレスローラ7がイ
ンキ供給ローラ4と対向する位置に接離可能に設けられ
ている。プレスローラ7は枢軸8を介してレバー9に回
転可能に支持され、レバー9は枢軸10を介して図示しな
い機枠に枢支されている。プレスローラ7は、プレスロ
ーラ7と版胴1との間に搬送されてくる印刷用紙12を版
胴1の外周面に押し付ける上方位置と、版胴1に設けた
クランプ2との衝突を避けるため、版胴1の回転と同期
して版胴1から離れる下方位置との間を枢軸10を中心と
して間欠的に揺動するようになっている。
【0009】11は印刷用紙12を多数積み重ねて載置した
給紙台で、給紙台11は印刷用紙12の積載枚数の減少に伴
い上昇するように図示しない駆動部材により昇降可能と
なっている。給紙台11の前方には衝壁板13が固定され、
給紙台11上に載置される印刷用紙12の前端位置を規制す
る役目をしている。給紙台11の上方には給紙ローラ14と
呼び出しローラ15とが連結され、それぞれ回転可能に設
けられている。両ローラ14,15はゴム等の比較的摩擦係
数の大きい材料より構成され、図示しない駆動部材によ
り印刷用紙12の1枚送り出しの度に矢印方向に回転駆動
され、分離ローラ16と共働して給紙台11上の印刷用紙12
をその最上位のものより1枚ずつ送り出しが可能なよう
になっている。
【0010】給紙ローラ14より版胴1の側にはレジスト
ローラ装置が設けられている。レジストローラ装置はレ
ジスト駆動ローラ17とレジスト従動ローラ18とを有し、
これら両ローラ17,18は版胴1の回転に同期して版胴1
が所定の回転位相にあるときに回転を開始し、給紙ロー
ラ14によって送られてくる印刷用紙12を版胴1とプレス
ローラ7との間に送り込むようになっている。レジスト
ローラ装置には印刷用紙検知フィンガー19が枢軸20を中
心にして揺動可能に支持されており、レジスト駆動ロー
ラ17とレジスト従動ローラ18とが印刷用紙12をくわえて
送り出すと、検知フィンガー19はその印刷用紙12の先端
の抵抗力で下方に軽く揺動するようになっている。
【0011】版胴1のレジストローラ装置とは反対側位
置となる排紙側には、版胴1に付着する印刷用紙12を版
胴1から剥ぎ取る剥離爪21が設けられている。剥離爪21
はレバー9の揺動と同期するように駆動伝達される枢軸
22に支持され、プレスローラ7が版胴1の外周面に押し
付けられるのと同時にその先端部が版胴1の外周面に接
近するようになっている。剥離爪21の先端部には空気吹
き出し口23が設けられ、該吹き出し口23は連通路24を経
てこれと連通する空気供給ホース25と接続され、空気供
給ホース25は図示しない圧縮空気供給源に接続されてい
る。空気供給ホース25には図示しない開閉弁が設けら
れ、該開閉弁は制御装置(図示省略)により、転写工程
時と同時に開放されて空気を連続的、または間欠的に供
給し、一方、この空気の吹き付けにより剥ぎ取られた印
刷用紙12が吸着搬送部27に設けた光センサなど検出器28
により検出されると閉鎖されて空気の供給をストップ
し、もしくは圧縮空気供給源自体を作動し、または停止
することによって同様のことを行ってもよい。
【0012】吸着搬送部27は、数本の無端ベルト30が複
数個の支持ローラ31に巻き掛けられ、かつ無端ベルト30
に囲まれた部分に吸着ボックス32が配置されて構成され
ている。支持ローラ31は図示しない駆動部材によって回
転駆動される。また、吸着ボックス32の上方開口部は空
気吸入口33に形成されている。
【0013】プレスローラ7の揺動機構は図5に示すよ
うになっている。36は圧解除アームで、枢軸10に固定さ
れ、枢軸10の回りを揺動可能に配設されている。圧解除
アーム36にはカムフォロア37が枢支され、該カムフォロ
ア37はカム軸38に取付けられたカム39にばね40の付勢力
により押し付けられ、印刷工程においてはカム軸38が版
胴1の回転に同期して回転駆動されることにより、カム
39とカムフォロア37で衝合する圧解除アーム36を枢軸10
の回りを揺動させるようになっている。また、42は紙検
知ストッパーで、紙検知フィンガー19によって回転動作
される枢軸20に固定され、枢軸20の回りを揺動可能とな
っている。紙検知ストッパー42の一端部には鉤状のフッ
ク部42aが設けられ、該フック部42aはカムフォロア37
がカム39の最大径部39aと衝合した状態で圧解除アーム
36に切欠形状された鉤状フック部36aと離脱可能に係合
するようになっている。紙検知ストッパー42の他端部に
は該ストッパー42の一端部側を常時上向きに付勢する錘
り43が設けられている。紙検知ストッパー42の下方には
圧解除ストッパー44が枢軸45に固定され、枢軸45の回り
を揺動可能に配設されている。圧解除ストッパー44の一
端部には鉤状のフック部44aが設けられ、該フック部44
aはカムフォロア37がカム39の最大径部39aと衝合した
状態で、圧解除アーム36に切欠形成された鉤状フック部
36bと離脱可能に係合するようになっている。圧解除ス
トッパー44の他端部には該ストッパー44の一端部側を常
時上向きに付勢するばね46が配設され、かつ一端部側に
はその吸引動作によってストッパー44の一端部をばね46
の付勢力に抗して下向きに揺動し、フック部44aをフッ
ク部36bから離脱させるソレノイド47が設けられてい
る。
【0014】図2に示すように、版胴1は金属製の支持
円筒体1aとその外周に巻き付けられたスクリーン1b
とからなっている。スクリーン1bはテトロン繊維を10
0〜200メッシュ程度に紡繊したものである。また、支持
円筒体1aは図6に示すように、厚さ0.1〜0.2mm程
度のステンレス等の材料からなる金属薄板にエッチング
加工によって直径0.5mm程度の小孔を多数加工したもの
を、複数本のローラを有する円筒状塑性加工機によって
円筒状に丸め加工して製作される。50はインキ通過領域
で、該領域50は20〜60メッシュ程度の多孔となってい
る。51,52は支持円筒体1aの両端部に取付けられる左
右1対のフランジで、円筒体1aの両端部に設けた小孔
53を利用してビス54によって固定される。この際、円筒
体1aの対向端部55,56は、版胴1の正回転(左時計方
向回転)時に、インキ供給ローラ4に端部55,56の端面
の角部がぶつかるこがないような方向に重ね合わせられ
る。
【0015】支持円筒体1aを前記のようにして製作す
ると、安価で、簡単に製作でき、取外しも容易となるの
に加え、インキ洩れも防止できる。次に、プレスローラ
7の押圧力により行なわれる円筒体1aから印刷用紙12
へのインキ通過と転移について図7を参照して説明す
る。
【0016】インキ供給ローラ4の外周面の周速度は版
胴1の内周面の周速度よりも小になるように設定されて
いるので、インキはインキ供給ローラ4によって版胴1
を構成する円筒体1aのインキ通過領域50の小孔にすり
こまれた後、該小孔を通過して孔版原紙58の裏面に供給
される。すなわち、供給ローラ4から円筒体1aの内周
面に供給されたインキは、aのように円筒体1aの小孔
を通ってスクリーン1bに供給され、スクリーン1bを
通過して原紙58の裏面に供給される。原紙58の穿孔部に
おいては、インキはスクリーン1bからさらに原紙58の
孔をbのように通過して印刷用紙12の表面に転移し、印
刷画像が形成される。
【0017】前記において、原紙58の穿孔されていない
端部においては、スクリーン1bに供給されたインキは
原紙58を通過することができず、プレスローラ7による
押圧力によって図7で右方向に徐々に押し出されてしま
う虞れがある。ところが、図3に示すように、支持円筒
体1aのインキ通過領域50の軸方向長さL1が供給ロー
ラ4の軸方向長さL2よりも大きく、かつプレスローラ
7の軸方向長さL3が支持円筒体1aのインキ通過領域5
0の軸方向長さL1よりも大きく設定されているため、供
給ローラ4の支持円筒体1との接触端部よりさらに外側
においても支持円筒体1aにはインキ通過領域50が設
けられていることになり、図7に示すようにこの領域50
の小孔を利用して図のCのように余剰インキはプレスロ
ーラ7の押圧力で支持円筒体1aの内側に押し戻される
ことになる。したがって、インキの脇モレ現象は発生し
ない。
【0018】また、図8に示すように版胴1は回転軸3
を介してフレーム板60に軸支されるが、フレーム板60に
は端部に回転コロ62を有する可動レール61が取付けら
れ、この可動レール61は回転コロ62を利用して機枠に固
定されている。ガイドレール63に沿って版胴1の軸方向
にスライドするようになっており、図8で左方に引き出
すことにより版胴ユニットを機枠より取外せるようにな
っている。機枠の側板65に設けたガイドブッシュ66は版
胴ユニットが機枠内に格納されるときの回転軸3先端の
挿入ガイドと、格納されたあとでの回転軸3の支持の役
割を有している。67は版胴1と一体となった歯車で、回
転軸3の回りを回転可能に支持されている。歯車67と噛
合する歯車68が図9に示すように側板65に軸支された回
転軸69に設けられ、該回転軸69にはタイミングプーリ70
が装着され、タイミングプーリ70と図示しない回転駆動
部材に装着したタイミングプーリとにはタイミングベル
ト71が巻き掛けられている。
【0019】図9〜12に示すように、歯車67は版胴1と
反対側の端面に円板状のフランジ67aを有し、該フラン
ジ67aは円周方向の一部で3ヵ所の歯形状切欠き67bを
有している。一方、歯車68も側板65と反対側の端面に円
板状のフランジ68aを有し、該フランジ68aは円筒方向
の一部で4ヵ所の歯形状切欠き68bを有している。歯車
68は図10に示すように、版胴ユニットの着脱時に歯車67
の中心と一定の間隔Hを保った状態で版胴ユニットを軸
方向にスライドして互いの切欠き67bと68bとを利用し
て歯車67と噛合するようになっている。尚、版胴ユニッ
トが機枠に装着された状態(図10)では歯車67のフラン
ジ67aは歯車68の歯面に当たることのない位置にあり、
歯車68のフランジ68aも歯車67の歯車に当たることのな
い位置にある。前記により、版胴ユニットは両歯車67,
68の切欠き67a,68bどおしが一致する所定の回転位相
にあるとき以外では、機枠へ装着したり、或いは機枠か
ら引き出せない。なお歯車67,68はともにモジュール
2、歯数30の歯車を使用している。
【0020】次に、前記実施例の作用を説明する。給紙
ローラ14によってレジストローラ装置へ向けて1枚ずつ
送られる印刷用紙12は、レジスト駆動ローラ17とレジス
ト従動ローラ18との間まで送られ、ここで一度停止す
る。版胴1の回転位相が所定の位置になったとき、レジ
スト駆動ローラ17は回転を開始し、印刷用紙12をさらに
その先に搬送する。
【0021】このとき、印刷用紙12の先端は紙検知フィ
ンガー19を押し下げるように働くが、このタイミングで
は、カムフォロア37がカム39の最大径部39aの位置にあ
り、圧解除アーム36のフック部36aと紙検知ストッパー
42のフック部42aの係合部には微少隙間ができているた
め、印刷用紙12の先端で押された紙検知フィンガー19は
枢軸20を軽く回転させる。枢軸20が回転すると、紙検知
ストッパー42が時計方向に揺動して、圧解除アーム36の
フック部36aと紙検知ストッパー42のフック部42aとの
係合が解除される。
【0022】この際、同時に、図示しない制御装置によ
ってソレノイド47に通電が行なわれ、圧解除ストッパー
44が枢軸45の回りを時計方向に揺動して、圧解除アーム
36のフック部36bと圧解除ストッパー44のフック部44a
との係合も解除される。ここからさらに版胴1が回転す
ると、レジスト駆動ローラ17の回転で印刷用紙12が先に
送られ、カム39も矢印方向に回転し、カムフォロア37は
カム39の最大径部39aをはずれ、圧解除アーム36は枢軸
10の回りをばね40の力によって反時計方向に揺動する。
枢軸10が回転すると、レバー9も同じ方向に揺動し、こ
れによってプレスローラ7が版胴1に近づく。版胴1が
さらに回転すると、プレスローラ7は完全に版胴1の外
周面にばね40の力で押し付けられることになり、このと
き、版胴1とプレスローラ7の間には印刷用紙12が送り
こまれてはさまれた状態となる(図13)。
【0023】ここからさらに版胴1が回転すると、版胴
1とプレスローラ7とではさまれた印刷用紙12はインキ
の転移によって画像を形成されながら図の方向へ送られ
る。この印刷用紙への印刷が終了した後、カム39はさら
に回転してカムフォロア37が再びカム39の最大径部39a
上にある位置までくる。このとき、プレスローラ7は版
胴1の外周面よりはなれて図5の状態になる。ここで次
の印刷用紙12が給紙部より送られてこなければ紙検出フ
ィンガー19は動作せず枢軸20も回転しないから紙検知ス
トッパー42は錘り43の重力で付勢されて紙検知ストッパ
ー42のフック部42aが圧解除アーム36のフック部36aに
係合することとなる。また、給紙が行なわれない場合に
は、ソレノイド47にも通電が行なわれないので、圧解除
ストッパー44のフック部44aはばね46の力で圧解除アー
ム36のフック部36bに係合することになる。
【0024】版胴1はさらに回転して定位置、すなわち
図1に示されるようにクランプ2が版胴1の上部にある
位置で停止することになる。このとき、カムフォロア37
はカム39の最大径部39aではない場所に対応している
が、圧解除アーム36のフック部36a及び36bが、それぞ
れ紙検知ストッパー42のフック部42a及び圧解除ストッ
パー44のフック部44aと係合しているため。プレスロー
ラ7は版胴1の外周面から離れた位置にある。
【0025】版胴1が定位置に停止しており、プレスロ
ーラ7が版胴1の外周面に押し付けられていなければ版
胴1はその内部のインキローラユニット等と一体のユニ
ットとなってその軸方向にスライドさせて着脱すること
が可能となる。もしも給紙ローラ14によって送られた印
刷用紙12がレジスト駆動ローラ17とレジスト従動ローラ
18とで先に送られて紙検知フィンガー19を押し下げて進
んだところで、紙つまり、すなわち、給紙ジャムを起こ
してしまった場合には、紙給紙ストッパー42のフック部
42aの係合は解除されてしまう。
【0026】ここで紙づまりを検知して、ソレノイド47
には通電指令を行なわなければ最高に良好なのだが、現
実的に間に合わずに、ソレノイド47にも通電指令が出て
しまうので圧解除ストッパー44のフック部44aも係合は
解除されてしまう。版胴1及びカム39がさらに回転する
と、印刷用紙12は版胴1とプレスローラ7との間まで送
られないのに圧解除アーム36がばね40の力で揺動してプ
レスローラ7が版胴1の外周面に押し付けられてしまう
ことになる。
【0027】この状態を表わしたのが図13である。ここ
で図1のマイクロスイッチSがプレスローラ7のレバー
9が枢軸10の回りを反時計方向に揺動したことを検知
し、かつその検知後、所定の時間を経過した後でも印刷
用紙12が吸着搬送部27まで達しないことを検出器28が検
知した場合には、図示しない制御装置が「給紙ジャム」
または「排紙巻き上がり」が発生したものと判断して次
の印刷用紙12を送るための給紙ローラ14の回転を行なわ
ないように制御する。それと同時にソレノイド47への通
電も行なわないように制御する。
【0028】図13の状態から、さらに版胴1及びカム39
が回転してカムフォロア37がカム39の最大径部39a上に
なる位置までくると、レジストローラ装置近傍につまっ
た紙によって紙検知フィンガー19が時計方向に揺動され
ており、紙検知ストッパー42の圧解除アーム36のフック
部36aとの係合は解除されたままであるが、圧解除スト
ッパー44の方は、ソレノイド47に通電されていないか
ら、ばね46の力により反時計方向に揺動されてそのフッ
ク部44aが、圧解除アーム36のフック部36bに係合され
ることになる。そして、さらに版胴1が回転して定位置
まで来て停止したときには、紙づまりが発生しているに
もかかわらず、プレスローラ7は版胴1から離れた状態
にあることになる。この状態を表わしたのが図14であ
る。
【0029】したがって、前記では、給紙部またはレジ
ストローラ装置部で万一紙づまり等のトラブルが発生し
た場合にも版胴1が定位置で停止した状態においては、
プレスローラ7は版胴1から離れた状態にあるから、容
易に版胴1をユニット毎スライドして着脱することが可
能となる。すなわち、機枠から版胴ユニットを抜き出し
て紙づまりした印刷用紙12を除去することも、インキで
汚れたプレスローラ7を清掃することも容易に実施でき
るようになる。
【0030】次に、画像を形成された印刷用紙12は版胴
1の外周面に付着したまま巻き上がろうとするが、図1
に示すように剥離爪21の空気吹き出し口23から吹き付け
られる空気によって版胴1から剥ぎ取られる。版胴1か
ら剥離爪21によって剥ぎ取られた印刷用紙12は自重と、
空気吸入口33が外気を吸引することで発生した負圧によ
ってその先端部が吸着ボックス32の上面に吸着され、さ
らに吸着ボックス32の上面に吸着された印刷用紙12は無
端ベルト30の上面に押し付けられながら、無端ベルト30
の走行に伴い版胴1より遠ざかって図示しない排紙台側
に引張られつつ強制的に搬送されることになる。
【0031】図15〜17は、版胴ユニットを機枠に着脱す
る別の実施例を示すもので、この実施例には着脱に際す
るロック機構と検知機構が開示されている。図15におい
て、72は機枠側にあるロックピンで、これ以外の部材で
あるアーム73、ストッパー74、ロック解除レバー75、ば
ね76,77は、版胴ユニツト80に取付けられている。
【0032】図15のように版胴ユニット80を機枠に押し
込むと、ロックピン72によりアーム73が押され、図15の
A方向からみて反時計方向に回動される。すると、アー
ム73の上部切欠部73aにストッパー74の下部突起74aが
ロック解除レバー75に付いているばね76の力により入り
込み、版胴ユニット80は図17(A)のように機枠にロック
される。これと同時に、ストッパー74の上部突起74bが
マイクロスイッチS′のアクチュエータを押圧し、ロッ
クされたことが検知される。ロックを解除するには、レ
バー75を矢印のように手前に引くことにより、ストッパ
ー74が時計方向に回動され、版胴ユニット80が若干押し
出されて、図17(B)のようにロックが解除される。これ
と同時に、ストッパー74の上部突起74bがマイクロスイ
ッチS′のアクチュエータから離れるため、ロックが解
除されたことが検知される。このように、版胴ユニット
80が機枠に完全にロックされたときのみ、ロック状態で
あることが検知され、完全にロックされていない、半ロ
ック時には検知されないから、例えば印刷中の振動など
で誤検知してしまうような虞れは全くなくなる。
【0033】
【発明の効果】この発明は上記のような構成からなるの
で、請求項1,2に記載の発明は、剥離爪の先端部に設
けた空気吹き出し口から、版胴及びプレスローラから排
紙されてくる印刷用紙の先端部と版胴間の隙間に空気を
吹き付けて、印刷用紙を版胴から確実に剥ぎ取ることが
でき、したがって従来のような巻き上がりをなくすこと
が可能となり、さらに剥ぎ取られた印刷用紙が搬送部に
設けられた検出器によって検出されると、空気の供給を
停止するようになっているので、中止されて印刷の全作
業中において発生する騒音を低減することができ、また
印刷用紙が版胴及びプレスローラの挾持から解除された
際に、空気吹き出し口から空気が吹き出していると、印
刷用紙が剥離爪の裏面に接触して汚すことになるのを、
空気の吹き出しを停止することによってこれを防止する
ことができ、さらに印刷用紙が版胴から剥ぎ取られたこ
とを正確に知ることができ、このようにして排紙ミスを
なくすことができるという優れた効果がある。請求項
3,4に記載の発明は、版胴の回転軸に取付けられた従
動歯車と、駆動歯車とが噛合と分離とが可能となってお
り、従動歯車の側面と駆動歯車の従動歯車と反対側の側
面とにそれぞれ円板状のフランジが取付けられ、これら
のフランジの外周の一部にそれぞれ円周方向の切欠きが
設けられ、この両切欠部が一致した場合には、駆動歯車
と従動歯車とは噛合したまま軸方向に移動可能であり、
不一致の場合には駆動歯車と従動歯車とのフランジが、
相手側の歯車の側面に係合して軸方向に移動不可能とな
っているので、両フランジのそれぞれの切欠部が一致す
るとき以外は版胴を機枠に装着したり、又は機枠外に引
出したりすることができないという効果がある。請求項
5に記載の発明は、版胴の軸線方向におけるインキロー
ラの長さL2、版胴開口部の長さL1、プレスローラの長
さL3は、L2<L1<L3となっているので、供給ローラ
の支持円筒体との接触端部よりさらに外側においても支
持円筒体にはインキ通過領域が設けられていることにな
り、このインキ通過領域の小孔を利用して余剰インキは
プレスローラの押圧力で支持円筒体の内側に押し戻され
て、インキの脇モレ現象は発生しないという効果があ
る。請求項6,7に記載の発明は、版胴ユニットを機枠
に押し込むと、ロックピンによりアームが押されて回動
され、アームの上部がストッパーに係止して、版胴ユニ
ットは機枠にロックされ、この状態でロック解除レバー
を回動してストッパーによるアーム係止解除位置に移動
させると、版胴ユニットのロックが解除されるので、版
胴ユニットが機枠に完全にロックされたときのみ、ロッ
ク状態であることが検知され、完全にロックされていな
い、半ロック時には検知されないから、例えば印刷中の
振動などで誤検知してしまう虞れがなくなるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】同上の版胴及びプレスローラ部の拡大正面図で
ある。
【図3】同上の版胴及びプレスローラ部の拡大側面図で
ある。
【図4】図1における剥離爪の側断面図である。
【図5】同上のプレスローラの揺動機構を示す正面図で
ある。
【図6】同上の版胴の支持円筒体を示す分解斜視図であ
る。
【図7】図3の要部拡大断面図である。
【図8】同上の版胴取付部を示す一部縦断した側面図で
ある。
【図9】図8のIX−IX線に沿ってみた版胴駆動部の装着
前の状態を示す平面図である。
【図10】同上の版胴駆動部の装着後の状態を示す平面
図である。
【図11】同上の版胴駆動部に用いられる歯車の斜視図
である。
【図12】図11の歯車が噛合した状態の側面図である。
【図13】作用を説明するための図5に対応する正面図
である。
【図14】作用を説明するための図5に対応する正面図
である。
【図15】版胴ユニットを機枠に着脱する別の実施例を
示す斜視図である。
【図16】図15のXVI部の要部拡大図である。
【図17】(A),(B)は同上のものの作用を説明する要
部図面である。
【符号の説明】
1 版胴 2 クランプ 4 インキ供給ローラ 5 ドクターロー
ラ 7 プレスローラ 11 給紙台 12 印刷用紙 14 給紙ローラ 15 呼び出しローラ 17 レジスト駆動
ローラ 18 レジスト従動ローラ 21 剥離爪 23 空気吹き出し口 24 連通路 25 空気供給ホース 27 吸着搬送部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 印刷機の排紙装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は印刷機の排紙装置、特
に排出される印刷用紙が版胴に巻き上がるのを防止して
確実に版胴から剥ぎ取ることのできる装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種の排紙装置として、版胴及びプレ
スローラの排紙側に剥離爪の先端部を版胴と印刷用紙の
先端部との隙間に入れるようにして、版胴に付着した印
刷用紙を剥ぎ取るものがある。
【0003】ところで、印刷用紙には通常、印刷されな
い部分(先端余白)があり、その部分名は版胴に付着す
ることのない非付着部となっている。そのため、該非付
着部を利用して剥離爪の先端部で印刷用紙を版胴から剥
ぎ取ることができるのであるが、この際、印刷用紙に対
する印刷がラインもの(線画像)だとインキの乗りが少
ないので問題なく剥ぎ取りが可能であるが、例えば印刷
用紙の先端中央部にベタ画像があると、版胴と印刷用紙
の先端部(非付着部)との間の隙間が微少となって剥離
爪の先端部が入れきれず、版胴に印刷用紙が付着したま
ま回転してしまう、いわゆる巻き上がりが発生し、排紙
ミスが生じてしまうという欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記従来の
もののもつ欠点を排除し、印刷用紙の巻き上がり現象を
完全に防止して、印刷用紙を版胴から確実に剥ぎ取るこ
とができ、排紙ミスのない排紙装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、版胴及びプレスローラの
排紙側に剥離爪を設けた印刷機の排紙装置において、前
記剥離爪の版胴に接近した先端部に、版胴及びプレスロ
ーラから排紙されてくる印刷用紙の先端部と版胴間の隙
間に空気を吹き付けて印刷用紙を版胴から剥ぎ取る空気
吹き出し口を設け、剥ぎ取られた印刷用紙が搬送部に設
けられた検出器によって検出されると、空気の供給を停
止するようになっていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明におい
て、搬送部は複数個の支持ローラに巻き掛けられた無端
ベルトと、この無端ベルトに囲まれた部分に配置された
吸着ボツクスとを有することを特徴とするものである。
【0006】
【作用】前記のようなこの発明において、画像を形成さ
れた印刷用紙は版胴の外周面に付着したまま巻き上がろ
うとするが、剥離爪の空気吹き出し口から吹き付けられ
る空気によって版胴から剥ぎ取られ、この剥ぎ取られた
印刷用紙は自重と、吸着ボックスが外気を吸引すること
で発生した負圧によってその先端部が吸着ボックスの上
面に吸着され、さらに吸着ボックスの上面に吸着された
印刷用紙は無端ベルトの上面に押し付けられながら、無
端ベルトの走行に伴い版胴より遠ざかって図示しない排
紙側に引張られつつ強制的に搬送されることになる。
【0007】
【実施例】図1〜4において1は多孔構造の円筒状版胴
で、外周部に原紙取付用クランプ2をもっている。版胴
1は回転軸3を介して軸支され、図示しない駆動装置に
よって矢印方向に回転するようになっている。版胴1の
内部には、外周面が版胴1の内周面に接触するインキ供
給ローラ4と、インキ供給ローラ4の外周面に対し所定
の微少間隙をもつドクターローラ5とが配設され、イン
キ供給ローラ4が矢印方向に回転駆動されることによ
り、インキだまり6のインキを版胴1の内周面側に供給
するようになっている。
【0008】版胴1の下方外周にはプレスローラ7がイ
ンキ供給ローラ4と対向する位置に接離可能に設けられ
ている。プレスローラ7は枢軸8を介してレバー9に回
転可能に支持され、レバー9は枢軸10を介して図示しな
い機枠に枢支されている。プレスローラ7は、プレスロ
ーラ7と版胴1との間に搬送されてくる印刷用紙12を版
胴1の外周面に押し付ける上方位置と、版胴1に設けた
クランプ2との衝突を避けるため、版胴1の回転と同期
して版胴1から離れる下方位置との間を枢軸10を中心と
して間欠的に揺動するようになっている。
【0009】11は印刷用紙12を多数積み重ねて載置した
給紙台で、給紙台11は印刷用紙12の積載枚数の減少に伴
い上昇するように図示しない駆動部材により昇降可能と
なっている。給紙台11の前方には衝壁板13が固定され、
給紙台11上に載置される印刷用紙12の前端位置を規制す
る役目をしている。給紙台11の上方には給紙ローラ14と
呼び出しローラ15とが連結され、それぞれ回転可能に設
けられている。両ローラ14,15はゴム等の比較的摩擦係
数の大きい材料より構成され、図示しない駆動部材によ
り印刷用紙12の1枚送り出しの度に矢印方向に回転駆動
され、分離ローラ16と共働して給紙台11上の印刷用紙12
をその最上位のものより1枚ずつ送り出しが可能なよう
になっている。
【0010】給紙ローラ14より版胴1の側にはレジスト
ローラ装置が設けられている。レジストローラ装置はレ
ジスト駆動ローラ17とレジスト従動ローラ18とを有し、
これら両ローラ17,18は版胴1の回転に同期して版胴1
が所定の回転位相にあるときに回転を開始し、給紙ロー
ラ14によって送られてくる印刷用紙12を版胴1とプレス
ローラ7との間に送り込むようになっている。レジスト
ローラ装置には印刷用紙検知フィンガー19が枢軸20を中
心にして揺動可能に支持されており、レジスト駆動ロー
ラ17とレジスト従動ローラ18とが印刷用紙12をくわえて
送り出すと、検知フィンガー19はその印刷用紙12の先端
の抵抗力で下方に軽く揺動するようになっている。
【0011】版胴1のレジストローラ装置とは反対側位
置となる排紙側には、版胴1に付着する印刷用紙12を版
胴1から剥ぎ取る剥離爪21が設けられている。剥離爪21
はレバー9の揺動と同期するように駆動伝達される枢軸
22に支持され、プレスローラ7が版胴1の外周面に押し
付けられるのと同時にその先端部が版胴1の外周面に接
近するようになっている。剥離爪21の先端部には空気吹
き出し口23が設けられ、該吹き出し口23は連通路24を経
てこれと連通する空気供給ホース25と接続され、空気供
給ホース25は図示しない圧縮空気供給源に接続されてい
る。空気供給ホース25には図示しない開閉弁が設けら
れ、該開閉弁は制御装置(図示省略)により、転写工程
時と同時に開放されて空気を連続的、または間欠的に供
給し、一方、この空気の吹き付けにより剥ぎ取られた印
刷用紙12が吸着搬送部27に設けた光センサなどの検出器
28により検出されると閉鎖されて空気の供給をストップ
し、もしくは圧縮空気供給源自体を作動し、または停止
することによって同様のことを行ってもよい。
【0012】吸着搬送部27は、数本の無端ベルト30が複
数個の支持ローラ31に巻き掛けられ、かつ無端ベルト30
に囲まれた部分に吸着ボックス32が配置されて構成され
ている。支持ローラ31は図示しない駆動部材によって回
転駆動される。また、吸着ボックス32の上方開口部は空
気吸入口33に形成されている。
【0013】プレスローラ7の揺動機構は図6に示すよ
うになっている。36は圧解除アームで、枢軸10に固定さ
れ、枢軸10の回りを揺動可能に配設されている。圧解除
アーム36にはカムフォロア37が枢支され、該カムフォロ
ア37はカム軸38に取付けられたカム39にばね40の付勢力
により押し付けられ、印刷工程においてはカム軸38が版
胴1の回転に同期して回転駆動されることにより、カム
39とカムフォロア37で衝合する圧解除アーム36を枢軸10
の回りを揺動させるようになっている。また、42は紙検
知ストッパーで、紙検知フィンガー19によって回転動作
される枢軸20に固定され、枢軸20の回りを揺動可能とな
っている。
【0014】紙検知ストッパー42の一端部には鉤状のフ
ック部42aが設けられ、該フック部42aはカムフォロア
37がカム39の最大径部39aと衝合した状態で圧解除アー
ム36に切欠形状された鉤状フック部36aと離脱可能に係
合するようになっている。紙検知ストッパー42の他端部
には該ストッパー42の一端部側を常時上向きに付勢する
錘り43が設けられている。紙検知ストッパー42の下方に
は圧解除ストッパー44が枢軸45に固定され、枢軸45の回
りを揺動可能に配設されている。圧解除ストッパー44の
一端部には鉤状のフック部44aが設けられ、該フック部
44aはカムフォロア37がカム39の最大径部39aと衝合し
た状態で、圧解除アーム36に切欠形成された鉤状フック
部36bと離脱可能に係合するようになっている。圧解除
ストッパー44の他端部には該ストッパー44の一端部側を
常時上向きに付勢するばね46が配設され、かつ一端部側
にはその吸引動作によってストッパー44の一端部をばね
46の付勢力に抗して下向きに揺動し、フック部44aをフ
ック部36bから離脱させるソレノイド47が設けられてい
【0015】図2に示すように、版胴1は金属製の支持
円筒体1aとその外周に巻きつけられたスクリーン1b
とからなっている。スクリーン1bはテトロン繊維を10
0〜200メッシュ程度に紡繊したものである。また、支持
円筒体1aは図4に示すように、厚さ0.1〜0.2mm程度の
ステンレス等の材料からなる金属薄板にエッチング加工
によって直径0.5mm程度の小孔を多数設けたものを、複
数本のローラを有する円筒状塑性加工機によって円筒状
に丸め加工して製作される。50はインキ通過領域で、該
領域50は20〜60メッシュ程度の多孔となっている。51,
52は支持円筒体1aの両端部に取付けられる左右1対の
フランジで、円筒体1aの両端部に設けた小孔53を利用
してビス54によって固定される。この際、円筒体1aの
対向端部55,56は、版胴1の正回転(左時計方向回転)
時に、インキ供給ローラ4に端部55,56の端面の角部が
ぶつかることがないような方向に重ね合わせられる。
【0016】次に、プレスローラ7の押圧力により行な
われる円筒体1aから印刷用紙12へのインキ通過と転移
について図5を参照して説明する。インキ供給ローラ4
の外周面の周速度は版胴1の内周面の周速度よりも小に
なるように設定されているので、インキはインキ供給ロ
ーラ4によって版胴1を構成する円筒体1aのインキ通
過領域50の小孔にすりこまれた後、該小孔を通過して孔
版原紙58の裏面に供給される。すなわち、供給ローラ4
から円筒体1aの内周面に供給されたインキは、aのよ
うに円筒体1aの小孔を通ってスクリーン1bに供給さ
れ、スクリーン1bを通過して孔版原紙58の裏面に供給
される。孔版原紙58の穿孔部においては、インキはスク
リーン1bからさらに孔版原紙58の孔をbのように通過
して印刷用紙12の表面に転移し、印刷画像が形成され
る。
【0017】給紙ローラ14によってレジストローラ装置
へ向けて1枚ずつ送られる印刷用紙12は、レジスト駆動
ローラ17とレジスト従動ローラ18との間まで送られ、こ
こで一度停止する。版胴1の回転位相が所定の位置にな
ったとき、レジスト駆動ローラ17は回転し、印刷用紙12
をさらにその先に搬送する。
【0018】このとき、印刷用紙12の先端は紙検知フィ
ンガー19を押し下げるように働くが、このタイミングで
は、カムフォロア37がカム39の最大径部39aの位置にあ
り、圧解除アーム36のフック部36aと紙検知ストッパー
42のフック部42aの係合部には微少隙間ができているた
め、印刷用紙12の先端で押された紙検知フィンガー19は
枢軸20を軽く回転させる。枢軸20が回転すると、紙検知
ストッパー42が時計方向に揺動して、圧解除アーム36の
フック部36aと紙検知ストッパー42のフック部42aとの
係合が解除される。
【0019】この際、同時に、図示しない制御装置によ
ってソレノイド47に通電が行なわれ、圧解除ストッパー
44が枢軸45の回りを時計方向に揺動して、圧解除アーム
36のフック部36bと圧解除ストッパー44のフック部44a
との係合も解除される。ここからさらに版胴1が回転す
ると、レジスト駆動ローラ17の回転で印刷用紙12が先に
送られ、カム39も矢印方向に回転し、カムフォロア37は
カム39の最大径部39aをはずれ、圧解除アーム36は枢軸
10の回りをばね40の力によって反時計方向に揺動する。
枢軸10が回転すると、レバー9も同じ方向に揺動し、こ
れによってプレスローラ7が版胴1に近づく。版胴1が
さらに回転すると、プレスローラ7は完全に版胴1の外
周面にばね40の力で押し付けられることになり、このと
き、版胴1とプレスローラ7の間には印刷用紙12が送り
こまれてはさまれた状態となる(図7)。
【0020】ここからさらに版胴1が回転すると、版胴
1とプレスローラ7とではさまれた印刷用紙12はインキ
の転移によって画像を形成されながら図の方向へ送られ
る。この印刷用紙への印刷が終了した後、カム39はさら
に回転してカムフォロア37が再びカム39の最大径部39a
上にある位置までくる。このとき、プレスローラ7は版
胴1の外周面よりはなれて図5の状態になる。ここで次
の印刷用紙12が給紙部より送られてこなければ紙検出フ
ィンガー19は動作せず枢軸20も回転しないから紙検知ス
トッパー42は錘り43の重力で付勢されて紙検知ストッパ
ー42のフック部42aが圧解除アーム36のフック部36aに
係合することとなる。また、給紙が行なわれない場合に
は、ソレノイド47にも通電が行なわれないので、圧解除
ストッパー44のフック部44aはばね46の力で圧解除アー
ム36のフック部36bに係合することになる。
【0021】版胴1はさらに回転して定位置、すなわち
図1に示されるようにクランプ2が版胴1の上部にある
位置で停止することになる。このとき、カムフォロア37
はカム39の最大径部39aではない場所に対応している
が、圧解除アーム36のフック部36a及び36bが、それぞ
れ紙検知ストッパー42のフック部42a及び圧解除ストッ
パー44のフック部44aと係合しているため、プレスロー
ラ7は版胴1の外周面から離れた位置にある。
【0022】版胴1が定位置に停止しており、プレスロ
ーラ7が版胴1の外周面に押し付けられていなければ版
胴1はその内部のインキローラユニット等と一体のユニ
ットとなってその軸方向にスライドさせて着脱すること
が可能となる。もしも給紙ローラ14によって送られた印
刷用紙12がレジスト駆動ローラ17とレジスト従動ローラ
18とで先に送られて紙検知フィンガー19を押し下げて進
んだところで、紙つまり、すなわち、給紙ジャムを起こ
してしまった場合には、紙給紙ストッパー42のフック部
42aの係合は解除されてしまう。
【0023】ここで紙づまりを検知して、ソレノイド47
には通電指令を行なわなければ最高に良好なのだが、現
実的に間に合わずに、ソレノイド47にも通電指令が出て
しまうので圧解除ストッパー44のフック部44aも係合は
解除されてしまう。版胴1及びカム39がさらに回転する
と、印刷用紙12は版胴1とプレスローラ7との間まで送
られないのに圧解除アーム36がばね40の力で揺動してプ
レスローラ7が版胴1の外周面に押し付けられてしまう
ことになる。
【0024】この状態を表わしたのが図7である。ここ
で図1のマイクロスイッチSがプレスローラ7のレバー
9が枢軸10の回りを反時計方向に揺動したことを検知
し、かつその検知後、所定の時間を経過した後でも印刷
用紙12が吸着搬送部27まで達しないことを検出器28が検
知した場合には、図示しない制御装置が「給紙ジャム」
または「排紙巻き上がり」が発生したものと判断して次
の印刷用紙12を送るための給紙ローラ14の回転を行なわ
ないように制御する。それと同時にソレノイド47への通
電も行なわないように制御する。
【0025】図7の状態から、さらに版胴1及びカム39
が回転してカムフォロア37がカム39の最大径部39a上に
なる位置までくると、レジストローラ装置近傍につまっ
た紙によって紙検知フィンガー19が時計方向に揺動され
ており、紙検知ストッパー42の圧解除アーム36のフ
ック部36aとの係合は解除されたままであるが、圧解除
ストッパー44の方は、ソレノイド47に通電されていない
から、ばね46の力により反時計方向に揺動されてそのフ
ック部44aが、圧解除アーム36のフック部36bに係合さ
れることになる。そして、さらに版胴1が回転して定位
置まで来て停止したときには、紙づまりが発生している
にもかかわらず、プレスローラ7は版胴1から離れた状
態にあることになる。この状態を表わしたのが図8であ
る。
【0026】したがって、前記では、給紙部またはレジ
ストローラ装置部で万一紙づまり等のトラブルが発生し
た場合にも版胴1が定位置で停止した状態においては、
プレスローラ7は版胴1から離れた状態にあるから、容
易に版胴1をユニット毎スライドして着脱することが可
能となる。すなわち、機枠から版胴ユニットを抜き出し
て紙づまりした印刷用紙12を除去することも、インキで
汚れたプレスローラ7を清掃することも容易に実施でき
るようになる。
【0027】次に、画像を形成された印刷用紙12は版胴
1の外周面に付着したまま巻き上がろうとするが、図1
に示すように剥離爪21の空気吹き出し口23から吹き付け
られる空気によって版胴1から剥ぎ取られる。版胴1か
ら剥離爪21によって剥ぎ取られた印刷用紙12は自重と、
空気吸入口33が外気を吸引することで発生した負圧によ
ってその先端部が吸着ボックス32の上面に吸着され、さ
らに吸着ボックス32の上面に吸着された印刷用紙12は無
端ベルト30の上面に押し付けられながら、無端ベルト30
の走行に伴い版胴1より遠ざかって図示しない排紙側に
引張られつつ強制的に搬送されることになる。
【0028】
【発明の効果】この発明は上記のような構成からなるの
で、請求項1,2に記載の発明は、剥離爪の先端部に設
けた空気吹き出し口から、版胴及びプレスローラから排
紙されてくる印刷用紙の先端部と版胴間の隙間に空気を
吹き付けて、印刷用紙を版胴から確実に剥ぎ取ることが
でき、したがって従来のような巻き上がりをなくすこと
が可能となり、さらに剥ぎ取られた印刷用紙が搬送部に
設けられた検出器によって検出されると、空気の供給を
停止するようになっているので、中止されて印刷の全作
業中において発生する騒音を低減することができ、また
印刷用紙が版胴及びプレスローラの挾持から解除された
際に、空気吹き出し口から空気が吹き出していると、印
刷用紙が剥離爪の裏面に接触して汚すことになるのを、
空気の吹き出しを停止することによってこれを防止する
ことができ、さらに印刷用紙が版胴から剥ぎ取られたこ
とを正確に知ることができ、このようにして排紙ミスを
なくすことができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】同上の版胴及びプレスローラ部の拡大正面図で
ある。
【図3】図1における剥離爪の側断面図である。
【図4】同上の版胴の支持円筒体を示す分解斜視図であ
る。
【図5】図4の要部拡大断面図である。
【図6】同上のプレスローラの揺動機構を示す正面図で
ある。
【図7】同プレスローラが版胴に当接した状態を示す正
面図である。
【図8】同プレスローラが版胴から離間した状態を示す
正面図である。
【符号の説明】 1 版胴 2 クランプ 4 インキ供給ローラ 5 ドクターロー
ラ 7 プレスローラ 11 給紙台 12 印刷用紙 14 給紙ローラ 15 呼び出しローラ 17 レジスト駆動
ローラ 18 レジスト従動ローラ 21 剥離爪 23 空気吹き出し口 24 連通路 25 空気供給ホース 27 吸着搬送部
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図3】
【図2】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】削除
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】削除
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】削除
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図17
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 光雄 宮城県柴田郡柴田町大字中名生字神明堂3 番地1 東北リコー株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 版胴及びプレスローラの排紙側に剥離爪
    を設けた印刷機の排紙装置において、前記剥離爪の版胴
    に接近した先端部に、版胴及びプレスローラから排紙さ
    れてくる印刷用紙の先端部と版胴間の隙間に空気を吹き
    付けて印刷用紙を版胴から剥ぎ取る空気吹き出し口を設
    け、剥ぎ取られた印刷用紙が搬送部に設けられた検出器
    によって検出されると、空気の供給を停止するようにな
    っていることを特徴とする印刷機の排紙装置。
  2. 【請求項2】 搬送部は複数個の支持ローラに巻き掛け
    られた無端ベルトと、この無端ベルトに囲まれた部分に
    配置された吸着ボックスとを有することを特徴とする請
    求項1に記載の印刷機の排紙装置。
  3. 【請求項3】 印刷機本体の側板に支持された版胴の回
    転軸に取付けられた従動歯車と、同側板に支持されて駆
    動部材によって回転される駆動歯車とが噛合と分離とが
    可能となっており、従動歯車の側面には円板状のフラン
    ジが取付けられ、駆動歯車の従動歯車と反対側の側面に
    は円板状のフランジが取付けられ、これらのフランジの
    外周の一部にそれぞれ円周方向の切欠きが設けられ、こ
    の両切欠部が一致した場合には、駆動歯車と従動歯車と
    は噛合したまま軸方向に移動可能であり、不一致の場合
    には駆動歯車と従動歯車とのフランジが、相手側の歯車
    の側面に係合して軸方向に移動不可能となっていること
    を特徴とする印刷機の版胴駆動装置。
  4. 【請求項4】 従動歯車のフランジは版胴とは反対側の
    側面に取付けられ、駆動歯車のフランジは前記側板とは
    反対側の側面に取付けられていることを特徴とする請求
    項3に記載の印刷機の版胴駆動装置。
  5. 【請求項5】 スクリーンが装着された開口部を有し、
    外周に孔版原紙が装着される円筒状の版胴と、この版胴
    内に設けられたインキ供給ローラを有するインキ供給手
    段と、前記孔版原紙に印刷用紙を押圧して印刷を行うプ
    レスローラとを具えている孔版印刷装置において、前記
    版胴の軸線方向におけるインキローラの長さL2、版胴
    開口部の長さL1、プレスローラの長さL3は、L2<L1
    <L3となっていることを特徴とする印刷機の版胴装
    置。
  6. 【請求項6】 機枠と、これに着脱可能に装着される版
    胴ユニットとを有し、機枠にロックピンが固定され、版
    胴ユニットにはアーム、ストッパー、ロック解除レバー
    がそれぞれ回動可能に取付けられていて、機枠に版胴ユ
    ニットを装着すると、アームがロックピンに当接してこ
    れを中心として回動し、アームの上部がストッパーに係
    止して、版胴ユニットが機枠にロックされ、この状態で
    ロック解除レバーを回動してストッパーを係止解除位置
    に移動させると、ストッパーによるアームの係止状態が
    解除されてアームが回動し、版胴ユニットの機枠へのロ
    ックが解除されることを特徴とする印刷機の版胴支持装
    置。
  7. 【請求項7】 機枠と、これに着脱可能に装着される版
    胴ユニットとを有し、機枠にロックピンが固定され、版
    胴ユニットにはアーム、ストッパー、ロック解除レバー
    がそれぞれ回動可能に取付けられていて、機枠に版胴ユ
    ニットを装着すると、アームがロックピンに当接してこ
    れを中心として回動し、アームの上部がストッパーに係
    止して、版胴ユニットが機枠にロックされるとともに、
    ストッパーが印刷装置本体に設けた検知部材に検知され
    て版胴ユニットがロックされたことが検知され、この状
    態でロック解除レバーを回動し、ストッパーを係止解除
    位置に移動させると、版胴ユニットの機枠へのロック状
    態が解除されるとともに、ストッパーの検知部材による
    検知が解除されてロックが解除されたことが検知される
    ことを特徴とする印刷機の版胴支持装置。
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JPS59171100A (ja) * 1983-01-03 1984-09-27 テキサス・インスツルメンツ・インコ−ポレイテツド メモリ装置

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