JP2008149531A - 孔版印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】分離送風手段の送風がプレスローラ近傍まで流れるために生じる印刷皺の発生を解消する。
【構成】孔版印刷装置は、レジストローラ1と印刷ドラム2とプレスローラ3と分離送風手段4を有する。印刷用紙の後端が印刷ドラム2から剥離した後、次に搬送されてきた印刷用紙の先端が印刷ドラム2とプレスローラ3の間に挟持されるまでの間、分離送風手段は送風を弱め、又は停止する。これによって印刷皺が生じるような波打ちが、プレスローラ手前にある印刷直前の印刷用紙Pに発生することはなくなり、良好な印刷結果が得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転駆動する印刷ドラムに搬送された印刷用紙をプレスローラで押し付けて印刷を行い、印刷ドラムにインクで貼り付いた印刷用紙を分離送風手段による送風で剥がして排紙させる孔版印刷装置に係り、特に分離送風手段による送風の影響で印刷用紙に印刷皺が生じるという不都合を解消した孔版印刷装置に関するものである。
下記特許文献1、2に開示されているように、印刷用紙をレジストローラ対から印刷ドラムに送り、そして印刷ドラムにプレスローラで用紙を押圧して印刷し、さらにインクで貼り付いた印刷用紙を印刷ドラムから分離送風手段(分離ファン)の送風により剥がす孔版印刷装置が知られている。
図10は、このような孔版印刷装置の印刷に係る要部の一構造例を斜視図で示したものである。この孔版印刷装置は、互いに係合する一対の櫛歯状ローラ(多数の円板が所定間隔をおいて軸に串状に取り付けられた構造のローラ)により印刷用紙を搬送するレジストローラ1と、印刷用紙の搬送方向について前記レジストローラ1の下流に設けられて製版された孔版原紙を外周面に装着して回転駆動される印刷ドラム2と、前記印刷ドラム2の下方に昇降自在に設けられて前記レジストローラ1から搬送された印刷用紙を回転駆動される前記印刷ドラム2に押し付けるプレスローラ3と、印刷用紙の搬送方向について前記印刷ドラム2の下流に設けられて前記プレスローラ3に送風することにより前記印刷ドラム2に貼り付いた印刷用紙を剥がす分離送風手段4と、分離爪5を有している。
このような従来の孔版印刷装置では、分離送風手段4からの風は、印刷ドラム2から用紙を確実に分離させることができる程度の強さの風速で吹いているが、用紙後端が印刷ドラム2とプレスローラ3のニップから抜けてから、次の用紙先端が印刷ドラム2とプレスローラ3でニップされるまでの間も絶えず吹き続けている。
特許第3605213号公報 特開2006−116913号公報
分離送風手段4からの風が常時プレスローラ3付近に流れていても、厚紙やある程度腰の強い用紙であれば特に問題は無い。しかしながら、印刷ドラム2とプレスローラ3では印刷用紙が全面で挟持されて搬送されるため、印刷ドラム2の上流側(手前)にあるレジストローラ1には、印刷用紙の挟持状態についてある程度のあそび(余裕)が必要とされる。このために前述し図10にも示したように、レジストローラ1は、互いに係合する一対の櫛歯状のローラで構成され、印刷用紙を幅方向の全面で挟み込まず、幅方向に間隔をおいた複数箇所で挟むようになっている。従って、腰の弱い薄紙を印刷用紙として搬送する場合には、レジストローラ1を通過した印刷用紙は図11に示すようにトタン板のような波状の凹凸が型付けられた波打ち用紙となりがちである。但し、レジストローラ1の櫛歯状の構造に起因するこの程度の凹凸形状は、必ずしも、それ自体では印刷において支障を生じる原因となるとは限らない。
しかし、分離送風手段4から送られた風がレジストローラ1の上流にまで廻ると、印刷用紙に微少な皺を生じさせることがあり、その状態で印刷用紙がレジストローラ1に入り、このために前述した印刷用紙に生じる波形の凹凸が大きくなり、波打ち用紙の変形は許容できない程度になり、そのまま印刷ドラム2とプレスローラ3で挟持搬送して印刷を行うと印刷用紙には凹凸がつぶれて許容できない印刷皺ができてしまう。
また、印刷用紙のレジストローラ1を通過した部分に波形の凹凸が生じ、印刷ドラム2とプレスローラ3に向けて波打ち用紙の先端がフリーな状態で搬送されているところで、分離送風手段4からの送風がプレスローラ3周りの空間に流れてくると、波打ち用紙の先端はこの送風にあおられ、波打ち用紙の波形の変形をさらに大きくしてしまい、これを印刷ドラム2とプレスローラ3で挟持搬送して印刷を行うと、大きくなった凹凸がつぶれて許容できない印刷皺が発生してしまう。なお、このように印刷ドラム2とプレスローラ3で波打ち用紙を挟持印刷する際に印刷皺が生じる現象は、吸湿してもともと波打っている薄紙においては、より顕著に表れる。
そこで本発明の目的は、レジストローラから供給された印刷用紙を印刷ドラムとプレスローラで挟んで印刷し、分離送風手段によって印刷用紙を印刷ドラムから剥がして排紙する孔版印刷用紙において、分離送風手段の送風がプレスローラ近傍まで流れるために生じる上記印刷皺の発生を解消し、もしくは低減することにある。
本発明では、上記の目的を達成するために、印刷皺が入りやすい薄紙に印刷する時には、分離送風手段からの風速を下げる、ゼロにする、又はプレスローラ付近に風が行かないよう分離送風手段の送風方向を変える各機能を新たに追加する。これらの機能は、その内の一つがあればよいが、2つ以上備えていても良い。
請求項1に記載された孔版印刷装置は、
互いに係合する一対の櫛歯状ローラにより印刷用紙を搬送するレジストローラと、印刷用紙の搬送方向について前記レジストローラの下流に設けられて製版された孔版原紙を外周面に装着して回転駆動される印刷ドラムと、前記印刷ドラムの下方に昇降自在に設けられて前記レジストローラから搬送された印刷用紙を回転駆動される前記印刷ドラムに押し付けるプレスローラと、印刷用紙の搬送方向について前記印刷ドラムの下流に設けられて前記プレスローラに送風することにより前記印刷ドラムに貼り付いた印刷用紙を剥がす分離送風手段とを有する孔版印刷装置において、
前記印刷ドラムと前記プレスローラによる印刷によって印刷用紙に印刷皺が生じるような波打ちが、前記レジストローラに挟持されて前記印刷ドラムに向けて搬送されている印刷前の印刷用紙に生じないように、前記分離送風手段が前記プレスローラ近傍における送風を調整する送風調整機能を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載された孔版印刷装置は、請求項1記載の孔版印刷装置において、
前記分離送風手段の前記送風調整機能が、前記分離送風手段による送風の速度を通常よりも低下させる風速低減機能と、前記分離送風手段による送風を停止する送風停止機能と、前記分離送風手段による送風が前記プレスローラ付近に行かないように送風の向きを変更する送風方向変更機能とを含む機能群から選択された少なくとも一つの機能であることを特徴としている。
請求項3に記載された孔版印刷装置は、請求項1又は2に記載の孔版印刷装置において、
前記印刷皺が生じるような波打ちが発生しやすいか否かに関する印刷用紙の種類に基づいて前記分離送風手段の送風調整機能を制御するために、印刷用紙の前記種類を区別する用紙種類区別手段を有することを特徴としている。
請求項4に記載された孔版印刷装置は、請求項1又は2に記載の孔版印刷装置において、
前記レジストローラに挟持されて前記印刷ドラムに向けて搬送されている印刷前の印刷用紙に発生している波打ちのレベルに応じて前記分離送風手段の送風調整機能を制御するために、前記レジストローラと前記プレスローラの間に設けられ、前記レジストローラに挟持されて前記印刷ドラムに向けて搬送されている印刷前の印刷用紙に発生している波打ちを検知する波打ち検知手段を有することを特徴としている。
請求項5に記載された孔版印刷装置は、請求項1又は2に記載の孔版印刷装置において、
印刷用紙の後端が前記印刷ドラムから剥離した後、次に搬送されてきた印刷用紙の先端が前記印刷ドラムと前記プレスローラの間に挟持されるまでの期間に、前記分離送風手段の前記送風調整機能が発揮されることを特徴としている。
この機能によれば、櫛歯状ローラ対であるレジストローラから突出してフリーな状態となり、印刷ドラムとプレスローラに向けて搬送されている印刷用紙の先端が、分離送風手段からの送風にあおられることが無くなるため、薄紙の場合でも大きく波打つことなく印刷ドラムとプレスローラでニップできるので、印刷皺を無くす又は減少させることが出来る。
また、包装紙を開封してしばらくの時間放置され空気中の湿気を吸収しトタン状に波打ってしまった薄紙においても、分離送風手段からの風速を下げる、もしくはゼロにする、又は分離送風手段の送風方向を変えることにより、印刷皺を低減することが出来る。
従来は、波打った用紙は印刷皺になっても仕方ないとされてきたが、一般に使用される用紙は、特に湿度が高い地方などでは、多少波打った状態になっていることは少なくなく、その用紙で皺が入ることなく印刷出来るようになるということは、印刷品質不良によるヤレ紙が削減できたり、使用不可能と捨てられていた用紙でも使用出来るものが出てきたりするので、紙資源のムダ遣いを減らす効果もある。
以下、本発明を実施するために特許出願人が出願時点で最良と思う本発明の実施の形態を図1〜図9を参照して説明する。
1.第1実施形態(第1例、図1〜図5)
図1に示すように、第1例の孔版印刷装置は、互いに係合する一対の櫛歯状ローラにより印刷用紙を挟持搬送するレジストローラ1と、印刷用紙の搬送方向について前記レジストローラ1の下流に設けられ、内部にインク供給機構を備えて製版済みの孔版原紙が外周面に装着されて回転駆動される印刷ドラム2と、前記印刷ドラム2の下方に昇降自在に設けられて前記レジストローラ1から搬送された印刷用紙を回転駆動される前記印刷ドラム2に押し付けるプレスローラ3を有している。そして、孔版印刷装置は、印刷用紙の搬送方向について前記印刷ドラム2の下流に設けられ、前記プレスローラ3に向けて送風することにより前記印刷ドラム2に貼り付いた印刷用紙を剥がす分離送風手段4と、剥がれた印刷用紙の先端部と印刷ドラム2の間に先端を挿入して印刷用紙を印刷ドラム2から剥がす揺動自在な分離爪5を有している。さらに、孔版印刷装置は、印刷ドラム2から剥離した印刷用紙を搬送して図示しない排紙部へ搬送する搬送手段6を有している。
なお、以上の構成において、レジストローラ1と、印刷ドラム2と、プレスローラ3の構成は、図10を参照して説明した従来の装置における構成と実質的に同一である。
図2に示すように、分離送風手段4は、筐体状の基体7に取り付けられたシロッコファン8と、シロッコファン8の排出口に接続されて印刷ドラム2の幅方向にスリット状の開口を拡大したノズル9とを有しており、図1に示す通常の状態では、分離爪5の上方において印刷ドラム2の周面にノズル9が向けられ、送出された風は印刷ドラム2とプレスローラ3の間を通過してレジストローラ1の前後にまで到達する。
シロッコファン8を駆動する図示しないモータは、印刷皺が生じるような波打ちが発生しやすい印刷用紙を使用することをユーザーが決めた場合に、ユーザーの操作により必要なタイミングでPWM制御におけるデューティ比を変えてファンによる送風の風速を下げ、又はファンを停止できるようになっている。このように印刷皺が生じるような波打ちが発生しやすいか否かに関する印刷用紙の種類に基づいて分離送風手段4の送風調整機能を制御するために、第1例の孔版印刷装置は、印刷用紙の前記種類を区別する用紙種類区別手段として、図3に示す制御パネル10と制御パネル10により操作される図示しない制御手段を有している。制御パネル10には、レジストローラ1付近の風速が印刷皺が発生しない程度の所定の風速となるようにシロッコファン8の送風の風速を下げ、又はシロッコファン8を停止するための印刷皺抑制モードボタンを設けるか、又はレジストローラ1付近の風速が印刷皺が発生しない程度の所定の風速となるようにシロッコファン8の風速を自由に設定でき、又はシロッコファン8を停止するためのファン操作ボタンを設け、その操作によって制御手段を介してシロッコファン8のモータの回転を制御する。
なお、シロッコファン8の送風が上記のように調整されるタイミングは、印刷用紙の後端が印刷ドラム2から剥離した後、次に搬送されてきた印刷用紙の先端が印刷ドラム2とプレスローラ3の間に挟持されるまでの期間とする。ユーザーが制御パネル10の印刷皺抑制モードボタン又はファン操作ボタンを操作すれば、図示しない制御手段が自動的に印刷用紙の搬送タイミングをセンサ等により検知してシロッコファン8のモータを上記のようなタイミングで制御する。
なお、シロッコファン8のモータはシロッコファン8に内蔵されていても、もしくは外付けされたものであってもよい。
本例によれば、図4に示すように、印刷ドラム2とプレスローラ3の間に印刷用紙Pが挟持されて搬送されている印刷時に、分離送風手段4を駆動して通常の風速の送風により印刷用紙Pの先端部を印刷ドラム2から剥がし、そこに分離爪5を挿入して印刷ドラム2の回転により印刷用紙Pを印刷ドラム2から剥がしていくことができる。
また、ユーザーが制御パネル10の印刷皺抑制モードボタン又はファン操作ボタンを予め操作しておけば、図5に示すように、先の印刷用紙Pが印刷ドラム2から剥離して排紙された後、次の印刷用紙Pの先端が印刷ドラム2とプレスローラ3の間に到達して挟持されるまでの間、シロッコファン8のモータが回転数を低下させてプレスローラ3付近における風速を必要な程度にまで低減し、又はモータを停止してファンによる送風を停止する。
これによって印刷皺が生じるような波打ちが、印刷直前の印刷用紙Pに発生することはなくなり、良好な印刷結果が得られることとなる。
2.第2実施形態(第2例、図6)
図6に示す第2例の孔版印刷装置は、第1例と構成が同一の部分については図1と同一の符号を付して説明を必要に応じて省略し、第1例と異なる部分を中心として説明する。第2例の孔版印刷装置は、分離送風手段4の送風調整機能が、分離送風手段4による送風がプレスローラ3付近に行かないように送風の向きを変更する送風方向変更機能であることを特徴としており、この点が第1例と異なる。
図6に示すように、分離送風手段4の基体7の両側面には、略L字形で角隅部に凹部が形成された係止アーム11が設けられており、該係止アーム11の凹部が装置のフレームに固定された回動軸12に回動可能に係合しており、分離送風手段4は全体として回動軸12を中心として回動することができる。そして、分離送風手段4の近傍には、図示はしないが、分離送風手段4を回動して通常使用位置(図1に示す分離送風手段4の位置)と印刷皺抑制位置(図6に示す分離送風手段4の位置)の何れかの位置に選択的に設定する移動設定手段が設けられている。この移動設定手段は、例えばモータ等の動力源と、動力を分離送風手段4の基体7に伝達する機構とを有しており、動力によって分離送風手段4の基体7を回動して通常使用位置と印刷皺抑制位置の何れかの位置に設定することができる。
第2例によれば、ユーザーが制御パネル10の印刷皺抑制モードボタン又はファン操作ボタンを予め操作しておけば、先の印刷用紙が印刷ドラム2から剥離して排紙された後、次の印刷用紙の先端が印刷ドラム2とプレスローラ3の間に到達して挟持されるまでの間、図6に示すように分離送風手段4のノズル9の向きが通常よりも上向きになり、シロッコファン8が駆動されていても、ノズル9からの送風がプレスローラ3付近に生じさせる風速はほとんど0となるか、又は必要な程度にまで低減するので、印刷皺が生じるような波打ちが印刷直前の印刷用紙に発生することはなくなり、第1例と同様に良好な印刷結果が得られることとなる。
3.第3実施形態(第3例、図7)
本発明において、印刷皺が生じるような波打ちが発生しやすいか否かに関する印刷用紙の種類に基づいて、分離送風手段4の送風調整機能(風速低減機能、送風停止機能、送風方向変更機能等)を制御するために、かかる印刷用紙の種類を区別する用紙種類区別手段として、第1例は用紙の種類に基づく制御を選択できる制御パネル10を有していた。これに対し、第3例は、かかる印刷用紙の種類を区別する用紙種類区別手段として、図7に示すように給紙圧レバー15を有している点が異なる。その他の構造は同一である。
給紙圧レバー15は、孔版印刷装置の給紙台16の付近に設けられており、給紙台16に積載した印刷用紙を用紙の種類に応じて適切に捌くために適当な給紙圧力を設定するための設定手段であって、用紙の腰の強さ・弱さに応じて設定する。この用紙の腰の強さ・弱さは、印刷皺が生じるような波打ちが発生しやすいか否かに関する印刷用紙の種類乃至性質に属するものである。
第3例では、給紙台16に印刷用紙を積載した際に、ユーザーが当該印刷用紙の種類(腰の強さ・弱さ)に合わせて給紙圧レバー15を調整・設定すれば、これによって、分離送風手段4の送風調整機能(風速低減機能、送風停止機能、送風方向変更機能等)が適宜に制御され、第3例によっても、第1及び第2例と同様の好適な効果を得ることができる。
4.第4実施形態(第4例、図8)
本発明において、印刷皺が生じるような波打ちが発生しやすいか否かに関する印刷用紙の種類に基づいて、分離送風手段4の送風調整機能(風速低減機能、送風停止機能、送風方向変更機能等)を制御するために、かかる印刷用紙の種類を区別する用紙種類区別手段として、第1例は用紙の種類に基づく制御を選択できる制御パネル10を有していた。これに対し、第4例は、かかる印刷用紙の種類を区別する用紙種類区別手段として、図8に示すように波打ち用紙検出センサ20を有している点が異なる。その他の構造は同一である。
波打ち用紙検出センサ20は、孔版印刷装置の給紙台16の上方に印刷用紙Pの幅方向に沿って適宜間隔で設けられた複数個(本例では4個)の位置検出センサ21を有している。本例では、給紙台16上に積載した印刷用紙Pの消費に伴い給紙台16が上昇し、波打ち用紙検出センサ20は給紙台16上の最上位の印刷用紙Pと常に一定の間隔にあり、この定位置において印刷用紙Pまでの距離を印刷用紙Pの幅方向について測定することにより、印刷用紙Pの幅方向について凹凸(波打ち)が生じていること及びその変形の程度を検出することができる。この印刷用紙Pの凹凸の変形状況は、印刷皺が生じやすいか否かに関する印刷用紙Pの種類乃至性質に属するものである。
第4例によれば、波打ち用紙検出センサ20で印刷用紙Pの凹凸の変形の程度が許容できるものであるか否かを検出し、その検出結果を予め準備しておいた基準と比較して判断し、許容できない場合(すなわち、印刷皺が生じてしまうと判断された場合)には、分離送風手段4の送風調整機能(風速低減機能、送風停止機能、送風方向変更機能等)を適宜に制御する構成とすることができる。第4例によっても、第1乃至第3例と同様の好適な効果を得ることができる。
5.第5実施形態(第5例、図9)
第5例は、レジストローラ1に挟持されて印刷ドラム2に向けて搬送されている印刷前の印刷用紙に波打ちが発生しているか否か、そしてその波打ちのレベルを直接検出し、その波打ちのレベルに応じて、分離送風手段4の送風調整機能を制御する点を特徴とする。
図9に示すように、レジストローラ1とプレスローラ3の間には、この領域を通過する印刷用紙の幅方向の両側に、発光センサ26と受光センサ27からなる波打ち検知手段25が設けられている。この波打ち検知手段25によれば、レジストローラ1に挟持されて印刷ドラム2に向けて搬送されている印刷前の印刷用紙に発生している波打ちとそのレベルを検知することができ、その検知結果に応じて分離送風手段4の送風調整機能(風速低減機能、送風停止機能、送風方向変更機能等)を適宜に制御することができる。第5例によっても、第1乃至第4例と同様の好適な効果を得ることができる。
本発明の第1実施形態の側面図である。 本発明の第1実施形態の印刷ドラムと分離送風手段の平面図である。 本発明の第1実施形態の制御パネルの斜視図である。 本発明の第1実施形態における印刷用紙分離作用を示す図である。 本発明の第1実施形態における送風調整機能を示す図である。 本発明の第2実施形態の構成とその風向の変更による送風調整機能を示す側面図である。 本発明の第3実施形態の給紙台近傍において給紙圧レバーを示す斜視図である。 本発明の第4実施形態の給紙台近傍において波打ち用紙検出センサを示す斜視図である。 本発明の第5実施形態において波打ち検出手段を示す斜視図である。 従来の孔版印刷装置の一例における印刷部付近の構造を示す斜視図である。 従来の孔版印刷装置のレジストローラにおいて型付けされた波打ち用紙を示す斜視図である。
符号の説明
1…レジストローラ
2…印刷ドラム
3…プレスローラ
4…分離送風手段
10…用紙種類区別手段としての制御パネル
15…用紙種類区別手段としての給紙レバー
20…用紙種類区別手段としての波打ち用紙検出センサ
25…波打ち検知手段

Claims (5)

  1. 互いに係合する一対の櫛歯状ローラにより印刷用紙を搬送するレジストローラと、印刷用紙の搬送方向について前記レジストローラの下流に設けられて製版された孔版原紙を外周面に装着して回転駆動される印刷ドラムと、前記印刷ドラムの下方に昇降自在に設けられて前記レジストローラから搬送された印刷用紙を回転駆動される前記印刷ドラムに押し付けるプレスローラと、印刷用紙の搬送方向について前記印刷ドラムの下流に設けられて前記プレスローラに送風することにより前記印刷ドラムに貼り付いた印刷用紙を剥がす分離送風手段とを有する孔版印刷装置において、
    前記印刷ドラムと前記プレスローラによる印刷によって印刷用紙に印刷皺が生じるような波打ちが、前記レジストローラに挟持されて前記印刷ドラムに向けて搬送されている印刷前の印刷用紙に生じないように、前記分離送風手段が前記プレスローラ近傍における送風を調整する送風調整機能を備えたことを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 前記分離送風手段の前記送風調整機能が、前記分離送風手段による送風の速度を通常よりも低下させる風速低減機能と、前記分離送風手段による送風を停止する送風停止機能と、前記分離送風手段による送風が前記プレスローラ付近に行かないように送風の向きを変更する送風方向変更機能とを含む機能群から選択された少なくとも一つの機能であることを特徴とする請求項1記載の孔版印刷装置。
  3. 前記印刷皺が生じるような波打ちが発生しやすいか否かに関する印刷用紙の種類に基づいて前記分離送風手段の送風調整機能を制御するために、印刷用紙の前記種類を区別する用紙種類区別手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の孔版印刷装置。
  4. 前記レジストローラに挟持されて前記印刷ドラムに向けて搬送されている印刷前の印刷用紙に発生している波打ちのレベルに応じて前記分離送風手段の送風調整機能を制御するために、前記レジストローラと前記プレスローラの間に設けられ、前記レジストローラに挟持されて前記印刷ドラムに向けて搬送されている印刷前の印刷用紙に発生している波打ちを検知する波打ち検知手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の孔版印刷装置。
  5. 印刷用紙の後端が前記印刷ドラムから剥離した後、次に搬送されてきた印刷用紙の先端が前記印刷ドラムと前記プレスローラの間に挟持されるまでの期間に、前記分離送風手段の前記送風調整機能が発揮されることを特徴とする請求項1又は2に記載の孔版印刷装置。
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