JP5347634B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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本発明は、インクジェット記録装置に関するものである。
インクを用紙(記録媒体の一例)に吐出して画像記録を行うインクジェット記録装置において、特に一般家庭用で使用される機種では、低価格、小型化が重視されるために、用紙上に形成されたインク像を自然乾燥させることが一般的である。
ここで、印刷速度を向上させると、排出済み用紙のインクが十分に乾燥しないまま次の用紙が排出されてしまうので、排出済み用紙のインクが後から排出された用紙で散ってしまったり、逆に、後から排出された用紙が排出済み用紙のインクで汚染されてしまう。
そこで、ヒータ等の乾燥装置を搭載して、用紙上に形成されたインク像を強制的に乾燥させるようにしたインクジェット記録装置がある。
ところが、インクジェット記録装置は用紙にインクを打ち込んで画像を形成する記録形態であることから、インク打込量が用紙の面域で異なる場合では、乾燥装置で乾燥させた後の用紙の水分含有量が局所的に異なって、用紙にカール(反り)が発生する場合がある。
カールが用紙の搬送方向と交差する方向(用紙の前後方向)で発生している場合には、硬質部材で形成されたロールと軟質部材で形成されたロールとが相互に圧接されたデカーラを通すことによりカール補正される。
ここで、カールには、用紙の前後方向で発生したカールの他に、用紙の搬送方向に沿った方向(用紙の横方向)で発生するカール、すなわちサイドカールがある。
なお、インクジェット記録装置においてインクが打ち込まれた記録媒体を送風することによって乾燥させる技術については、例えば特開2007−38429号公報に開示がある。
特開2007−38429号公報
本発明は、送風のみでインクが打ち込まれた記録媒体を乾燥させる場合に比べて、記録媒体のサイドカール量を減少しつつ、より早く乾燥させることができるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明のインクジェット記録装置は、記録媒体にインクを吐出して記録情報に応じた画像を形成する形成手段と、前記記録情報に基づいて、前記形成手段によって画像が形成された記録媒体の搬送方向に交差する方向でのインク打込量の分布を取得する取得手段と、記録媒体の搬送方向に交差する方向に対して乾燥温度を変更可能な熱源を含む変更手段、前記熱源の熱を記録媒体へと送る複数の送風機、および記録媒体の搬送方向に沿って前記変更手段と記録媒体との間に設けられて複数の前記送風機による送風を区画する複数の区画壁を備え、前記形成手段によって画像が形成された記録媒体を乾燥させる乾燥手段と、前記取得手段に取得されたインク打込量の分布に応じて、記録媒体におけるインク打込量の多い領域の方がインク打込量の少ない領域よりも乾燥温度が高くなるように前記変更手段の制御を行う制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、前記熱源は、相互に異なる幅の複数の発熱部が積層されて構成されている、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、前記変更手段は、前記熱源で発生した熱を記録媒体に送る風の風量を変化させるように第1の位置と第2の位置とを移動する移動部材、および板状体の角度が変化することで前記熱源で発生した熱を記録媒体に送る風の配向を変化させる変化部材の少なくとも何れかである、ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、上記請求項1、2または3記載の発明において、前記制御手段は、温湿度および記録媒体の特性の少なくとも何れかの条件に基づいて前記変更手段の制御を行う、ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、上記請求項4に記載の発明において、前記条件は、操作者による入力操作または検知手段により取得される、ことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、送風のみでインクが打ち込まれた記録媒体を乾燥させる場合に比べて、印刷後の記録媒体においてサイドカール量を減少できる。また、区画された温度領域が混ざり合うことが抑制される。
請求項2記載の発明によれば、記録媒体の搬送方向に交差する方向に対して複数の加熱温度に変更することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1または2の場合に比べて、印刷後の記録媒体においてよりサイドカール量を減少できる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1、2または3の場合に比べて、より適切な乾燥温度を決定することができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項4の場合に比べて、より適切な乾燥温度を決定することができる。
本発明の一実施の形態であるインクジェット記録装置につき一部を切り欠いて示す斜視図である。 図1のインクジェット記録装置の記録部および乾燥部を側方から示す概略図である。 図1のインクジェット記録装置の乾燥部を用紙の搬送方向から示す概略図である。 図3の乾燥部に設けられた移動部材を示す平面図である。 本発明の一実施の形態であるインクジェット記録装置のブロック図である。 本発明の一実施の形態であるインクジェット記録装置の乾燥パラメータ記憶部に格納された乾燥パラメータテーブルの一例を示す図である。 本発明の一実施の形態であるインクジェット記録装置による乾燥温度の制御処理を示すフローチャートである。 本実施の形態に係るインクジェット記録装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る両面印刷のインクジェット記録装置の記録部および乾燥部を側方から示す概略図である。 用紙のカールを説明するための図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1に示すインクジェット記録装置1は、装置本体10に対して傾斜した状態で取り付けられた収容トレイ12に収容されている用紙(記録媒体の一例)Pを、画像記録時において搬送方向Aに送る用紙搬送機構20により、記録ヘッド(形成手段の一例)30および吸気ファン60による負圧吸着により用紙を平坦化するプラテン40からなる記録部に送り込み、記録後の用紙Pをドライヤ(乾燥手段の一例)70を備えた乾燥部で乾燥させ、その後、用紙排出口11から装置本体10外へ排出する構造となっている。
用紙搬送機構20は、収容トレイ12に収容されている用紙Pを1枚ずつ送り出すフィードロール21、用紙Pを記録ヘッド30とプラテン40との間に送り込む送り込みロール22、記録後の用紙Pをプラテン40から乾燥部へと送り出す送り出しロール23、乾燥部で乾燥された用紙Pの搬送方向と交差する方向に発生したカールを除去しながら用紙排出口11へ向けて送るデカーラ24、用紙排出口11から装置外へ排出する排出ロール25、これら各ロール間等の所定部位に配設される搬送ガイド板26等にて構成されている。
ここで、本実施の形態のインクジェット記録装置では、用紙Pの搬送方向に沿った方向(用紙の横方向)で発生するサイドカール量を、乾燥部において減少している。
すなわち、用紙Pの両側のインク打込量が少ない、あるいはインク打込量がゼロの場合にはサイドカールが発生する。
ここで、サイドカールとは、図10(a)に示すように、用紙Pの搬送方向Aに沿った方向(用紙の横方向)で発生するカールをいう。前述のように、カールには、サイドカールの他に、図10(b)に示すように、用紙Pの搬送方向Aと交差する方向(用紙の前後方向)で発生するカール(アップカールといわれることがある)がある。アップカールは、硬質部材24aで形成されたロールと軟質部材で形成されたロール24bとが相互に圧接されたカール補正手段であるデカーラ24(図2)を通すことによりカールが補正される。
しかしながら、サイドカールの場合にはデカーラ24でカール補正をすることは困難である。特に縁なし両面印刷では、第1面でサイドカールが発生した用紙Pの第2面を印刷する場合、サイドカールのために浮き上がった用紙Pの両端がインクジェット記録装置のインク受け(プラテンにおける用紙の搬送方向の両端に沿って設けられ、縁なし印刷を行った際に用紙に打ち込まれなかったインクを吸い取る部材)からずれてしまい、インクでプラテンが汚れてしまうおそれがある。
さて、用紙搬送機構20では、図2に示すように、用紙押さえ部材27が設けられている。用紙押さえ部材27は、支点27aを中心にして図中矢印B,C方向に自由に揺動し、その先端部側が回転自在な回転体27bを介して送り込みロール22の上部に圧接する構造になっており、これにより、記録時に供給される用紙Pを確実に送り込みロール22を経てプラテン40側に送り込むようにするものである。なお、図2中の一点鎖線Rは用紙搬送機構20により搬送される用紙Pの搬送経路を示す。
記録ヘッド30は、用紙Pの搬送方向Aと交差する方向(以下「主走査方向」ともいう)D,Eに沿って平行な状態で配設された案内棒31aに摺動するように支持されて走行するキャリッジ31に搭載されており、そのキャリッジ31が走査用駆動モータ32により回転することにより用紙Pに対する画像形成タイミングに合わせてキャリッジ31を移動させるタイミングベルト33によって案内棒31a上をスライド移動するようになっている。
記録ヘッド30はキャリッジ31に対して着脱するように装着されるカートリッジ式の単数又複数のインクタンク34を備え、インクタンク34から供給される各インクを印刷データ(記録情報の一例)の信号に応じて微小なインク滴として用紙Pに吐出することにより当該記録情報に応じた画像を形成するためのヘッドノズルを備えている。
プラテン40は、用紙搬送経路Rを挟んで記録ヘッド30と対向する位置に配設されており、所定の間隔をあけて複数の吸引孔が形成された板状の部材である。このプラテン40における用紙の搬送方向Aの寸法は記録ヘッド30による記録幅に応じて設定され、また、その搬送方向Aと直交する方向E,Dの幅寸法は、使用する用紙Pの搬送方向Aと直交する方向E,Dの幅寸法(以下、単に「搬送時の幅寸法」ともいう)Wの最大幅よりも大きな所定の値に設定される。
なお、プラテン40には、記録時の用紙Pをプラテン40の表面上に吸引吸着させる吸引力を発生させるため、その下面側に吸気ファン60が配設されている。
このような記録部の搬送方向Aの下流側に位置して画像の形成された用紙Pを乾燥させる乾燥部は、搬送ガイド板26の上方に配置されたドライヤ70を有している。ドライヤ70内には、用紙の全幅に亘って複数のニクロム線からなる熱源(変更手段の一例)71が設けられている。また、熱源71に通電したときに発生する熱を効率よく搬送ガイド板26上を搬送されていく用紙Pに送るため、熱源71の上方には送風機72が配置されている。
図3に示すように、熱源71は、最も広い幅の第1の発熱部71a、次に広い幅の第2の発熱部71b、そして最も狭い幅の第3の発熱部71cに3分割されるとともに、用紙Pの幅方向(つまり、用紙Pの搬送方向Aに交差する方向)に対して中央に揃えられて積層方向に配置されている。また、これらの発熱部71a、71b、71cにおける単位面積あたりの発熱温度はほぼ同じになっている。
したがって、熱源71に通電されると、3つの発熱部71a、71b、71cが重なり合った中央部分が最も高い温度になり、その外側の2つの発熱部71a、71bが重なり合った部分が次に高い温度になり、さらにその外側(用紙Pの端部に相当する部分)の単一の発熱部71aとなった部分が最も低い温度となる。
これら第1、第2、第3の発熱部71a、71b、71cはそれぞれ独立して通電されるようになっており、後述する制御部104により個別に発熱制御されるようになっている。したがって、全ての発熱部71a、71b、71cに給電した場合には上述した温度となるが、例えば第1の発熱部71aのみに通電した場合には用紙Pの搬送方向Aに交差する方向でほぼ均一の温度となるなど、用紙Pの搬送方向Aに交差する方向に対して複数の(ここでは8通りの)加熱温度に変更できるようになっている。但し、変更される加熱温度は8通りである必要はない。
なお、用紙Pの搬送方向Aに交差する方向に対して加熱温度が変更されるようになっている限り、ドライヤ70の構造は本実施の形態に示すものに限定はされず、例えば板状体の角度が変化することで風の配向を変化させる変化部材(変更手段の一例)を設けて風の配向を制御してもよい。また、熱源71を複数の発熱部に分けて通電制御することと移動部材73により温度制御することなど、複数の変更手段で温度制御するのではなく、単一の変更手段で温度制御するようになっていてもよい。
また、送風機72は熱源71の上方4箇所に設置されており、4つの送風機72による送風を区画するための区画壁74が、熱源71の下方において用紙Pの搬送方向Aに沿って設けられている。よって、3つの発熱部71a、71b、71cによる上記3つの温度領域が混ざり合うことが抑制される。
ドライヤ70における用紙Pの端部に相当する部分には、移動部材(変更手段の一例)73が配置されている。この移動部材73には、図4に示すように複数の孔73aが形成されており、図3に示す位置(第1の位置)と、当該第1の位置よりも風量が増加する位置(第2の位置)(図3で、ドライヤ70の外側に移動した位置)とに、制御部104でモータ(図示せず)駆動により移動されるようになっている。したがって、移動部材73が図3に示す第1の位置にある場合には、移動部材73が第2の位置にある場合よりも風量が低下し、結果として用紙Pの端部の加熱温度が低くなる。
なお、移動部材73に孔73aの形成された本実施の形態では、移動部材73は風を遮断するのではなく風量を低下させることになるが、このような孔73aを形成せずに、風を遮断する移動部材であってもよい。
次に、本実施の形態のインクジェット記録装置の機能構成について、図5を参照して説明する。
インクジェット記録装置1は、データ受信部101、画像処理部102、記録ヘッド30、制御部(取得手段・制御手段の一例)104、ドライヤ70、検知部(検知手段の一例)105、操作・表示パネル106、乾燥パラメータ記憶部107を有している。検知部105は、温度および湿度を検知する温湿度センサ105aと用紙Pの種類(例えば大きさ・厚み・カール量など)を検知する用紙センサ105bを備えている。なお、用紙センサ105bとは、物理的な測定行為により検知することのみならず、例えば操作者が設定した内容から用紙Pの大きさを検知するセンサ、あるいは例えばロール紙について当初のロール径と巻き取り量とからカール量をソフト的に検知するセンサなどでもよい。
データ受信部101は、印刷データを生成するパソコンなどのホストコンピュータ2とのインターフェースとして動作し、当該ホストコンピュータ2との間でデータの送受信を行う。また、データ受信部101は、データの受信を開始した場合にその受信データを制御部104に渡す。さらに、データ受信部101は、制御部104からのデータ処理先変更指示に基づき、受信データの渡し先を画像処理部102に変更する。
制御部104は、データ受信部101が受信したホストコンピュータ2からのデータ(受信データ)の解析を行い、この解析した結果、受信データが印刷データであればデータの渡し先を画像処理部102に変更するべくデータ受信部101に指示を出す。また、制御部104は、操作・表示パネル106に対し実行中の処理内容表示などの表示情報を提供するとともに、操作者の入力操作によって操作・表示パネル106に入力された指示を受け取る。
また、分布を取得する取得手段としての機能を有する制御部104は、データ受信部101で受信された印刷データに基づいて、当該印刷データのドット数の分布から、画像の形成された用紙Pの搬送方向Aに交差する方向でのインク打込量の分布を取得する。
さらに、乾燥温度を制御する制御手段としての機能を有する制御部104は、取得された前述のインク打込量の分布に応じて、用紙Pにおけるインク打込量の多い領域の方がインク打込量の少ない領域よりも乾燥温度が高くなるように熱源71や移動部材73の動作制御を行う。
具体的には、制御部104は、乾燥パラメータ記憶部107に記憶された乾燥パラメータテーブル(図6)に基づいて乾燥温度を決定し、決定した乾燥温度になるように熱源71や移動部材73を制御して乾燥を実行させる。
ここで、図6に示すように、乾燥パラメータテーブルには、乾燥温度を決定する条件としての用紙種(例えば用紙の大きさ・厚み・カール量など)、インク打込量(例えば用紙Pの端部(搬送方向Aに対して交差する方向の端部)・中央部(搬送方向Aに対して交差する方向の中央部)など)、環境(例えばインクジェット記録装置が設置された場所の温度・湿度など)が規定され、乾燥温度のパターン(例えば前述した用紙Pの端部・中央部など)が規定されている。したがって、用紙種(記録媒体の特性の一例)、インク打込量および環境の各条件が取得されたならば乾燥温度が一義的に決定される。
図6において、乾燥温度は、用紙Pのサイドカール量を減少させるように設定されている。
すなわち、前述のように、インク打込量が用紙Pの面域で異なっていると、印刷後にドライヤ70で乾燥させた後の用紙Pの水分含有量が局所的に異なってカールが発生する。そして、用紙Pの搬送方向Aと交差する方向でインク打込量が異なっているとサイドカールとなる。そこで、サイドカール量を減少させる乾燥温度が用紙Pにおけるインク打込量に応じて決定されるようになっており、用紙Pの端部と中央部において、インク打込量の多い領域の方がインク打込量の少ない領域よりも乾燥温度が高くなるようになっている。さらに、インク打込量のみならず、用紙種や環境(温湿度)などを考慮して(例えば、湿度が高い場合には乾燥温度を高くするなど)、乾燥温度が決定されるようになっている。
なお、乾燥温度の決定条件としては、少なくともインク打込量で足り、用紙種や環境(温湿度)などは考慮されていなくてもよい。つまり、乾燥温度を制御する制御手段としての制御部104は少なくともインク打込量に基づいて変更手段である熱源71や移動部材73の制御を行うようになっていれば足り、用紙種や環境(温湿度)に基づいてまで行わなくてもよい。
但し、本実施の形態のように乾燥温度の決定条件として用紙種や環境(温湿度)などを考慮すれば、より適切な温度決定ができて望ましい。また、用紙種や環境(温湿度)の何れかの条件を考慮してもよく、これら以外の条件を考慮するようにしてもよい。
なお、図6において、インク打込量の「大」とは例えば単位面積あたり打込量70〜100%、「中」とは例えば単位面積あたり打込量30〜70%、「小」とは例えば単位面積あたり打込量0〜30%である。また、乾燥温度の「大」とは例えば乾燥温度100℃、「中」とは例えば乾燥温度80℃、「小」とは例えば乾燥温度60℃である。但し、これらの数値は一例であり他の数値をとることもできる。また、「大」「中」「小」の3段階設定ではなくてもよい。さらに、インク打込量は端部と中央部以外のパターンに分割してもよい。
画像処理部102は、データ受信部101からデータを入力して処理を行い、記録ヘッド30に印刷データを出力する。
記録ヘッド30は、画像処理部102から出力された印刷データに基づいて、用紙P上に画像を印刷する。
操作・表示パネル106は、操作者が操作することにより制御部104に対し操作指示を提供し、制御部104からの実行中の処理内容表示などの表示情報を受け取り表示する。
次に、このインクジェット記録装置の動作について説明する。
まず、用紙Pに対する画像形成の開始指令がホストコンピュータ2から入力されると、用紙搬送機構20のフィードロール21、送り込みロール22等が回転駆動して、収容トレイ12に収容されている用紙Pを1枚ずつ送り出し、記録ヘッド30とプラテン40の間となる記録部に送り込むように搬送する。一方、プラテン40においては吸気ファン60が始動する。これにより、プラテン40が用紙Pを負圧吸引する状態になる。
続いて、記録部に送り込まれた用紙Pは、プラテン40の表面側に吸引吸着され、密着した状態に保たれながら搬送される。これと同時に、記録ヘッド30が用紙Pの上方を主走査方向D,Eに移動しながら、その用紙Pに対しインク滴を白黒画像またはカラー画像に対応して吐出する。これにより、用紙Pへインクジェットによる画像記録が行われる。
画像形成が終了した後の用紙Pは、用紙搬送機構20の送り出しロール23によりプラテン40から乾燥部へと送り出される。ここでは、制御部104により乾燥温度が制御されたドライヤ70により乾燥処理が行われる。
ここで、乾燥温度の制御処理について説明する。
図7において、制御部104は、分布を取得する取得手段としての機能に基づき、データ受信部101で受信された印刷データのドット数の分布から、画像の形成された用紙Pの搬送方向Aに交差する方向でのインク打込量の分布を取得する(ステップS11)。
次に、制御部104は、乾燥温度を制御する制御手段としての機能に基づき、乾燥パラメータテーブル(図6)を参照して、取得されたインク打込量の分布に応じた乾燥温度のパターン(つまり、サイドカール量が減少されるようなパターン)を決定する(ステップS12)。すなわち、例えば、インク打込量について端部が「中」、中央部が「大」のとき、用紙種が大きさ「A3」、厚み「220gsm」、カール量「10mm」、環境が温度「10℃」、湿度「15%」であれば、乾燥温度は端部が「中」、中央部が「大」と決定される。
乾燥温度のパターンが決定されたならば、制御部104は、決定された乾燥温度パターンとなるように熱源71や移動部材73の動作を制御する(ステップS13)。上記の場合では、乾燥温度は端部が「中」、中央部が「大」であるので、制御部104は、熱源71を構成する第1、第2、第3の発熱部71a、71b、71cの全てに通電を行って発熱をさせるとともに、移動部材73を第2の位置に移動させる。なお、例えば端部の乾燥温度が「小」の場合には、移動部材73を第1の位置に移動させて端部に当たる風の風量を減少させる。
以上のように熱源71や移動部材73の動作を制御したならば、送風機72を回転させて乾燥部を通過する用紙Pに乾燥処理を行う(ステップS14)。これにより、乾燥処理後の用紙Pではサイドカール量が減少する。
このようにして乾燥部で乾燥されたサイドカールの少ない用紙Pの前後方向のカールが、硬質部材で形成されたロール24aと軟質部材で形成されたロール24bとが相互に圧接されたカール補正機能を有するデカーラ24で搬送されながら除去され、排出ロール25により用紙排出口11から装置外へ排出される。
次に、本実施の形態に係るインクジェット記録装置のハードウェア構成について、図8を参照して説明する。
インクジェット記録装置1は、図8に示すように、CPU221、記憶装置222、ROM223、RAM224、操作・表示パネル106、画像出力装置226、通信インターフェース(通信I/F)227、検知部105およびドライヤ70などを備えている。
これらの構成要素はシステムバス228に接続されている。なお、記憶装置222および画像出力装置226は、それぞれに対応するインタフェース(図示せず)を介してシステムバス228に接続される。
記憶装置22は、例えばハードディスクで構成され、印刷処理(画像形成処理)の処理手順に対応するプログラムなどを記憶している。なお、記憶装置222には、少なくとも当該処理手順に対応した処理プログラム222Aが記憶されている。
ROM223は、読み出し専用メモリであり、印刷処理(画像形成処理)を実施する際に必要なパラメータ(例えば前述した乾燥パラメータテーブル)、コンピュータなど外部装置との通信を実施するための通信プロトコル情報が記憶されている。
RAM224は、随時書き込み読み出しメモリであり、データ受信部の受信メモリに対応する記憶領域、作業するためのワーク領域が割り当てられている。
RAM224において、上記ワーク領域には、記憶装置222から読み込まれたプログラム、ROM223から読み込まれたパラメータやデータさらには通信プロトコル情報、操作・表示パネル106によって設定された設定情報、送受信されるデータなどが記憶され、データ受信部によって受信された印刷データ、ページ単位の画像データ(ビットマップ)などが記憶される。
画像出力装置226は、図5に示した記録ヘッド30の機能を有し、画像データを基に印刷処理(画像形成処理)を実施する。
通信I/F227は、図3に示したデータ受信部101の機能を有し、通信回線を介して外部装置、例えばホストコンピュータ2との通信を行うインターフェースである。
CPU221は、記憶装置222からRAM224に処理プログラム222Aを含むプログラムを読み込んで実行することにより印刷処理を実施する。また、CPU221は、インクジェット記録装置1の全体を制御する。
本実施の形態において、乾燥パラメータテーブルを含む処理プログラム(図7参照)を記録媒体としてのハードディスク等の記憶装置に記録するものとして説明したが、当該所定のプログラムを次のようにして提供してもよい。
たとえば、所定のプログラムをROMに格納しておき、CPUが、この所定のプログラムをこのROMから主記憶装置へローディングして実行するようにしてもよい。
また、上記所定のプログラムを、DVD−ROM、CD−ROM、MO(光磁気ディスク)、フレキシブルディスク、などのコンピュータで読み取りされる記録媒体に格納して配布するようにしてもよい。
さらには、画像処理装置等を通信回線(例えばインターネット)を介してサーバ装置あるいはホストコンピュータと接続するようにし、サーバ装置あるいはホストコンピュータから上記所定のプログラムをダウンロードした後、この所定のプログラムを実行するようにしてもよい。この場合、この所定のプログラムのダウンロード先としては、RAM等のメモリやハードディスクなどの記憶装置(記憶媒体)が挙げられる。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
たとえば、本実施の形態では、画像の形成された記録媒体の搬送方向に交差する方向でのインク打込量の分布は印刷データに基づいて取得手段としての制御部104が取得しているが、操作者の入力操作によって操作・表示パネル106に入力するようにしてもよい。但し、取得手段としての制御部104で取得するようにした方が、より正確なインク打込量の分布データに基づいて乾燥処理が行われるので、印刷後の用紙Pにおけるサイドカール量がより確実に減少される。
また、同様に、用紙種や環境(温湿度)などの条件についても、操作者の入力操作によって操作・表示パネル106に入力するようにしてもよい。なお、操作・表示パネル106は、本実施の形態のようにインクジェット記録装置ではなく、ホストコンピュータ2側にあってもよい。
さらに、本発明は両面印刷のインクジェット記録装置に適用してもよい。
ここで、両面印刷のインクジェット記録装置は、図9に示すように、反転路45が形成されており、両面印刷時には、第1面に画像が形成された用紙Pは反転路45に戻されるようになっている。すなわち、ドライヤ70から排出ロール25へと向かう搬送路Rは、排出ロール25の手前で二股に分岐しており、その分岐部分に用紙の搬送経路を切り替える切替部材46が設けられ、当該分岐部分から送り込みロール22に戻る反転路45が形成されている。
この反転路45には搬送ロール47が配置されており、両面印刷時には、切替部材46が反転路45を開く側に切り替えられ、排出ロール25に用紙Pの後端手前がかかる時点で排出ロール25が反転し、用紙Pが反転路45に導かれた後、反転された用紙Pの第2面に再び画像記録が行われるようになっている。
なお、搬送路Rは、収容トレイ12から排出ロール25へと延びる経路、および前述した反転路45を含んだものである。
このようなインクジェット記録装置では、用紙Pへインクジェットによる画像記録が行われ、ドライヤ70により乾燥処理が行われ、デカーラ24でカールが除去された後、片面印刷の場合には、排出ロール25により用紙排出口11から装置外へ排出される。
一方、両面印刷の場合には、切替部材46が反転路45を開く側に切り替えられ、排出ロール25に用紙Pの後端手前がかかる時点で排出ロール25が反転し、用紙Pが反転路45に導かれた後、反転された用紙Pに再び画像記録等が行われた後、排出ロール25により用紙排出口11から装置外へ排出される。
両面印刷のインクジェット記録装置では、縁なし両面印刷を行ったときに、用紙Pの第1面の印刷でサイドカールが発生しないので、第2面を印刷する場合でも用紙Pの両端はインク受けからずれることはなく、よってインクでプラテンが汚れてしまうことがない。
以上の説明では、本発明のインクジェット記録装置により画像が形成される記録媒体である用紙としては、インクジェット記録を行うことができる様々のものが使用され、具体的には、定型または非定型からなる記録用紙、はがき、各種用紙、さらにはロール紙等などが使用される。搬送されるシートとしては、用紙やフィルム、はがき、現金など、シート状である様々なものが適用される。
1 インクジェット記録装置
24 デカーラ
30 記録ヘッド
60 吸気ファン
70 ドライヤ
71 熱源
71a 第1の発熱部
71b 第2の発熱部
71c 第3の発熱部
72 送風機
73 移動部材
73a 孔
74 区画壁
101 データ受信部
102 画像処理部
104 制御部(取得手段・制御手段)
105 検知部
105a 温湿度センサ
105b 用紙センサ
106 操作・表示パネル
107 乾燥パラメータ記憶部
A 搬送方向
P 用紙

Claims (5)

  1. 記録媒体にインクを吐出して記録情報に応じた画像を形成する形成手段と、
    前記記録情報に基づいて、前記形成手段によって画像が形成された記録媒体の搬送方向に交差する方向でのインク打込量の分布を取得する取得手段と、
    記録媒体の搬送方向に交差する方向に対して乾燥温度を変更可能な熱源を含む変更手段、前記熱源の熱を記録媒体へと送る複数の送風機、および記録媒体の搬送方向に沿って前記変更手段と記録媒体との間に設けられて複数の前記送風機による送風を区画する複数の区画壁を備え、前記形成手段によって画像が形成された記録媒体を乾燥させる乾燥手段と、
    前記取得手段に取得されたインク打込量の分布に応じて、記録媒体におけるインク打込量の多い領域の方がインク打込量の少ない領域よりも乾燥温度が高くなるように前記変更手段の制御を行う制御手段と、
    を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記熱源は、相互に異なる幅の複数の発熱部が積層されて構成されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記変更手段は、
    前記熱源で発生した熱を記録媒体に送る風の風量を変化させるように第1の位置と第2の位置とを移動する移動部材、および板状体の角度が変化することで前記熱源で発生した熱を記録媒体に送る風の配向を変化させる変化部材の少なくとも何れかである、
    ことを特徴とする請求項1または2記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記制御手段は、
    温湿度および記録媒体の特性の少なくとも何れかの条件に基づいて前記変更手段の制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記条件は、操作者による入力操作または検知手段により取得される、
    ことを特徴とする請求項4記載のインクジェット記録装置。
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