JP5880216B2 - 液体吐出装置及び該液体吐出装置を用いた記録媒体乾燥方法 - Google Patents
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Description
近年、印刷の高速化が求められており、印刷速度を高速とした場合、記録媒体は排出トレイに高速で排出され、記録媒体が排出トレイを越えて、該排出トレイの外側に達する可能性がある。そこで、記録媒体の排出方向に沿う排出トレイの下流端部にストッパを立てて設け、排出させた記録媒体を該ストッパに衝突させる構成が知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、既に載置面に多数の記録媒体が積載されて媒体束を形成している場合は、記録媒体排出機構によって排出された記録媒体がストッパに衝突する前に記録媒体束の最上位の記録媒体と擦れる可能性があり、記録媒体の画像記録面が汚れる可能性がある。
本発明の目的は、画像が記録された記録媒体がストッパに向けて勢いよく排出される液体吐出装置において、載置面に多数の記録媒体が積載されている場合に、排出された記録媒体の画像記録面が汚れることを抑制することにある。
前記制御手段は、前記計測手段により計測された前記排出トレイの前記載置面に積載された記録媒体の積載方向の厚みが閾値以上の場合に、前記排出トレイの前記載置面に積載された記録媒体の積載方向の厚みが閾値未満の場合と比べて前記液体吐出ヘッドにより画像が形成された記録媒体の乾燥度合を大きくさせるように前記乾燥機構を制御する。
この場合、既に載置面に多数の記録媒体が積載されて媒体束を形成している場合は、印刷済みの1の記録媒体はストッパに衝突する前に媒体束の最上位の記録媒体を擦る可能性がある。従って、1の記録媒体上の液体が十分に乾燥していないと、該1の記録媒体の記録面が汚れるおそれがある。
この対策として、本発明では、積載される記録媒体の積載方向の厚みが閾値を越えた場合は、乾燥度合いを大きくして、該記録媒体を十分に乾燥させてから載置面の上方に排出している。これにより、該1の記録媒体の記録面が汚れるおそれを低減することが可能となる。
図1は、インクジェット記録装置の全体構成を示す図である。インクジェット記録装置1は直方体状の筐体10を有している。該筐体10の上部には、排出トレイ11が設けられている。該排出トレイ11は、筐体10に設けられた排出口14の下方に位置しており、用紙Pの排出方向に沿って斜め上向きに延びた底板11bを備えている。排出トレイ11には印刷済みの用紙Pが勢いよく排出される。該排出トレイ11の用紙排出側の端部には、用紙Pが衝突する壁状のストッパ15が立てられている。
排出トレイ11に排出される用紙Pは、先ずストッパ15に向けて飛翔して該ストッパ15に衝突し、その後、排出トレイ11の底板11bに落下して載置される。即ち、底板11bが本発明における「載置面」を構成する。
搬送ユニット5は、図1中の用紙Pを左から右に搬送する機構である。以下の記載では、印刷領域において用紙Pを搬送する方向を副走査方向、水平面内において該副走査方向と直交する方向を主走査方向と呼ぶ。搬送ユニット5は、用紙Pを水平に搬送した後に排出トレイ11に送る。
給紙ユニット6は、搬送ユニット5に用紙Pを供給する。タンク群7は、各色のインクを貯蔵した複数のタンク70を水平に並べて構成される。搬送ユニット5の下流側であって、液体吐出ヘッド4の上流側には、インクの吐出に先立ち、処理液を用紙Pに吐出する処理液ヘッド4aが設けられている。ここで、処理液とは、インクが用紙Pに吐出される前に、用紙Pに塗布されて、インクの成分を凝集又は析出させるものであり、これにより高い印刷品質を維持し又は画質を向上させるものである。このインクの吐出に先立ち、処理液を用紙Pに吐出する処理を、プレコート処理と呼ぶ。前記タンク群7には、処理液を貯蔵した処理液タンク70aも含まれる。
筐体10の上面には、コントローラ8に電気的に接続された操作パネル12が設けられている。使用者は該操作パネル12を操作して、用紙Pに片面印刷を実行するか、両面印刷を実行するかを選択することができる。使用者はまた、用紙Pにプレコート処理がされるか否かをも操作パネル12を操作して、選択することができる。
尚、用紙Pに片面印刷を実行するか、両面印刷を実行するかの指示、及び用紙Pにプレコート処理をすべきかの指示は、印刷ジョブにも含めることができる。
液体吐出ヘッド4は、主走査方向に延びた直方体状のラインヘッドであって、その下面はインクを吐出する多数の液体吐出孔が形成されたノズル面40として形成されている。各液体吐出ヘッド4は、吐出すべきインクの色に対応したタンク70にチューブ(図示せず)を介して接続される。ノズル面40の液体吐出口からはインクが液滴状に吐出され、該吐出されるインクの液滴にはその径のサイズに応じて、大滴、中滴、小滴の3種類がある。
前記搬送ユニット5の一部と後記のヒータ20とで、用紙P上のインクを乾燥させる乾燥機構2が構成される。ストッパ15に向けて飛翔する用紙P上のインクが十分に乾燥していないと、排出トレイ11上に積載した用紙Pの束の最上位の用紙Pと、該ストッパ15に向けて飛翔する用紙とが接した際に該最上位の用紙Pにインクが写る可能性がある。この乾燥機構2は、印刷済みの用紙Pに吐出されたインクを十分に乾燥させてから、排出トレイ11に排出するためのものである。
図2は、乾燥機構2の詳細な構成を示す図である。前記第1送りローラ対53は、互いに接近する向きに付勢された2つの送りローラ53aから構成される。各送りローラ53aはガイド52に開設された孔(図示せず)を通って用紙Pの搬送路に侵入し、両送りローラ53aにて用紙Pを挟持して搬送する。各送りローラ53aはモータMに接続されて、該モータMによって回転される。該モータMは前記第2送りローラ対54をも回転させる。
また、印刷済みの用紙Pを待機時間だけ待機させるのではなく、モータMを低速で回転させ、用紙Pを低速で搬送することによって、用紙P上のインクを乾燥させることもできる。
さらに、送りローラ53aの側方にはヒータ20が配置されている。該ヒータ20から温風が吹き出されると、各送りローラ53aによって搬送される用紙Pが温風にさらされて加熱される。用紙Pが待機状態を続けている間、または、低速で搬送されている間、ヒータ20から温風を吹き出すと、用紙Pの乾燥が促進される。
この用紙Pを乾燥させるために乾燥機構2に設定される待機時間、加熱時間及び加熱温度を総称して乾燥処理量と呼ぶ。ヒータ20が用紙Pを加熱時間だけ加熱する際には、モータMは用紙Pの搬送を停止するか、低速で搬送する。
ここで、用紙Pについて、液体吐出ヘッド4などから吐出されたインク等が乾燥しない状態から、乾燥した状態への乾燥状態に関する変化度合を乾燥度合と呼ぶ。なお、乾燥度合については、用紙Pを乾燥させた場合と乾燥させない場合について、用紙Pの液体が付与された面に検査物を接触させて検査物に付着した(移った)液体量の差を計測し、その液体量の差を乾燥度合としてもよい。別の表現とすると、乾燥度合は、用紙Pに付与された液体などについて、どれだけの割合で水分を蒸発させたかを表す値である。
前記の如く、インクジェット記録装置1では用紙Pへの両面印刷が可能である。この両面印刷を行うには、液体吐出ヘッド4にてインクが吐出された用紙Pを搬送ユニット5によって、排出トレイ11に排出される手前まで搬送した後に、前記反転搬送ユニット9によって、再び搬送ユニット5に搬送する。
図1に示すように、反転搬送ユニット9は、第2送りローラ対54の斜め上方に位置する逆送りローラ対90と、該逆送りローラ対90から下向きに延びた逆送りガイド91と、該逆送りガイド91に沿って用紙Pを下向きに搬送する反転搬送ローラ対92を備える。逆送りガイド91の下端は、ベルトローラ51aの下側に位置する支持ローラ56に対向する。
図3(a)、(b)は、反転搬送ユニット9の上端部の拡大図である。第2送りローラ対54とガイド52との間には、用紙Pの搬送路に沿って延びた搬送切換えガイド93が中心軸94を中心として回転可能に設けられている。搬送切換えガイド93は、図3(a)に示すように、ガイド52に連なった第1の位置と、図3(b)に示すように、自由端部がガイド52から上向きに外れた第2の位置との間を回転する。搬送切換えガイド93は第2の位置にて、自由端部が逆送りローラ対90を向いている。該搬送切換えガイド93は、コントローラ8に接続されたモータ(図示せず)によって回転駆動される。
図4は、排出トレイ11の近傍構成を示す図である。排出トレイ11は、前記底板11bと、該底板11bの下端部から上向きに延びた垂直壁11aとを備える。垂直壁11aの上端は排出口14の下端に位置している。筐体10の内側にて、底板11bの上側には振り子機構3が設けられている。
該振り子機構3は、垂直壁11aの上方にて筐体10に取り付けられた回転中心軸31と、排出口14から底板11bに排出された用紙Pの上に接する当接子30と、回転中心軸31と当接子30を連結する連結棒32とによって構成されている。当接子30と連結棒32は回転中心軸31を中心として回転自在であり、連結棒32は排出口14から排出される用紙Pの底板11bへの落下を妨害しないように、排出口14に対し、常に用紙Pの排出側に位置する。排出口14から排出された用紙Pは、底板11b又は先に排出された用紙Pの上を底板11bに沿って斜め上向きに滑った後に、当接子30に接して該当接子30を用紙Pの厚み分だけ持ち上げる。回転中心軸31には角度センサ(図示せず)が設けられ、該角度センサはカウンタ33に接続される。連結棒32と水平線の成す角度をθとする。用紙Pが底板11bに積載されると、当接子30が上昇するから、回転中心軸31が回転する。これにより、角度θの値が変化するから、カウンタ33は該角度の変化量から用紙Pの積載方向(鉛直方向、又は、排出トレイ11に積み重なって積載された紙の厚み方向)に沿う積載厚みを求めることができる。即ち、振り子機構3とカウンタ33とによって、本発明における「計測手段」を構成する。なお、当接子30は軽量な素材で形成されており、排出口14から用紙Pが排出された場合に用紙Pに衝突して跳ね上げられる構成となっている。ここで、当接子30が用紙Pに跳ね上げられたときはθが急変するので、この変化については上記積載厚みの計測から除外している。
また、画像データには、印刷すべき画像が片面印刷か両面印刷かを示すフラグ、プレコート処理の有無、用紙P上の画素領域に吐出するインクの液滴の大きさ及び量を演算する基準となるベクタイメージデータ等が含まれる。また、パラメータ判別手段81には、複数個の印刷ジョブが連続して入力されることもある。
図6は、コントローラ8の内部構成を示すブロック図である。コントローラ8は、CPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行するプログラム及びこれらプログラムに使用されるデータを書き替え可能に記憶するROM(Read Only Memory)と、プログラム実行時にデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)と、不揮発性メモリとを含んでいる(いずれも不図示)。コントローラ8を構成する各機能部は、これらハードウェアとROM内のソフトウェアとが協働して構築されている。
コントローラ8は各機能部として、前記印刷ジョブ及び使用者から操作パネル12を介して入力されたデータが一旦格納される記憶部83と、該記憶部83に接続されたパラメータ判別手段81と、該パラメータ判別手段81とカウンタ33とに接続された制御手段80と、排出トレイ11に排出される用紙Pの積載厚みに対する閾値を格納した積載厚み閾値格納手段84とを備える。制御手段80は、乾燥機構2に加熱時間等を設定する乾燥処理量設定手段82を備える。
パラメータ判別手段81は、印刷ジョブ又は使用者からのデータに含まれるパラメータを読み取って該パラメータの内容を判別する。制御手段80は液体吐出ヘッド4の吐出動作を司り、またパラメータ判別手段81が判別したパラメータの内容に基づいて、乾燥処理量設定手段82に乾燥処理量を設定させる。
排出トレイ11に積載された印刷済みの用紙Pの積載厚みの値が小さい場合は、最上位の用紙Pと排出口14との上下距離(図1のL1)が長い。従って、排出口14からストッパ15へ向けて飛翔する用紙Pが排出トレイ11上の最上位の用紙Pを擦る可能性は少ない。故に、排出口14からストッパ15へ向けて飛翔する用紙P上のインクが完全に乾燥していなくても用紙P上のインクが最上位の用紙Pに付着しない。
これに対し、排出トレイ11に用紙Pが多数積み重なり、用紙Pの積載厚みが厚い状態では、最上位に位置する用紙Pと排出口14とが接近する。従って、排出口14からストッパ15に向けて飛翔する用紙Pが、最上位に位置する用紙Pと擦れる可能性がある。これでは、排出口14からストッパ15に向けて飛翔する用紙P上のインクが最上位の用紙Pに付着する可能性がある。従って、排出トレイ11上の用紙Pの積載厚みが所定厚み以上となれば、用紙Pへ付与する乾燥処理量を大きくして、用紙Pへのインクを十分に乾燥させている。
該テーブルT0内では、積載厚みが、積載厚み閾値格納手段84内の閾値である5cm未満では、加熱時間の値は一定時間T、具体的には0.5secに設定されている。この一定時間Tの値は、用紙Pの積載厚みが閾値である5cmにおける加熱時間の値よりも短い値である。尚、図7における加熱時間、及び積載厚みの値は説明の便宜上のものであって、これらに限定されない。
以下に、コントローラ8の具体的な動作を、図8のフローチャートを用いて説明する。
記憶部83を介して、パラメータ判別手段81に印刷ジョブが入力されると、制御手段80は排出トレイ11に積載された用紙Pの積載厚みNを計測し始める。カウンタ33から排出トレイ11に積載された用紙Pの積載厚みNの値が入力されると(ステップS1)、制御手段80は積載厚み閾値格納手段84から閾値を読み出す。次に、制御手段80は該用紙Pの積載厚みNの値が閾値以上か否かを判別する(ステップS2)。用紙Pの積載厚みの値が閾値未満であれば、制御手段80は乾燥処理量設定手段82にその旨の情報を伝え、該乾燥処理量設定手段82はヒータ20の加熱時間を一定時間Tに設定する(ステップS3)。該乾燥処理量設定手段82は、乾燥機構2、具体的にはヒータ20を設定された加熱時間である一定時間Tだけ加熱させる(ステップS5)。制御手段80が印刷データに係る用紙Pに対し液体吐出ヘッド4からのインク吐出が完了したことを検出すれば、インク等が吐出された用紙Pをガイド52の所定位置に停止させ、乾燥処理量設定手段82は一定時間Tだけヒータ20を加熱させる。
ステップS2にて、用紙Pの積載厚みNの値が閾値以上であれば、制御手段80は乾燥処理量設定手段82にその旨の情報を伝え、該乾燥処理量設定手段82は加熱時間を用紙Pの積載厚みNの値に応じた時間に設定する(ステップS4)。乾燥処理量設定手段82は自らのテーブルT0から、用紙Pの積載厚みNの値に応じた加熱時間を読み出し、ヒータ20を加熱時間だけ加熱させる(ステップS5)。この場合、設定される加熱時間は用紙Pの積載厚みNの値が大きくなるにつれ、段階的に長くなる。
該加熱時間経過後は、乾燥処理量設定手段82はモータMを回転させ、インクが乾燥した印刷済みの用紙Pをストッパ15に向けて飛翔させ、排出トレイ11に排出する(ステップS6)。
尚、上記記載では、乾燥処理量設定手段82が設定する乾燥処理量として、ヒータ20の加熱時間を例示したが、これに代えて、ヒータ20の加熱温度であってもよい。即ち、用紙Pの積載厚みNの値が閾値未満では、ヒータ20の加熱温度は一定温度であって、用紙Pの積載厚みNの値が閾値以上では設定される加熱温度は用紙Pの積載厚みNの値が大きくなるにつれ、段階的に高くなる。
前記の実施形態に係るインクジェット記録装置1では、排出トレイ11に積載される用紙Pの、積載厚みNの値が閾値以上となるか否かで加熱時間を変更していた。しかし、これに代えて、排出口14と排出トレイ11に積載された最上位の用紙Pとの間の距離L1(図1参照)に基づいて加熱時間を変更することもできる。この距離L1は、垂直壁11aの上端から底板11bの最下位の地点までの距離Lから、積載厚みNの値を減ずることにより求められる。前記距離Lの値は例えば制御手段80内に格納されている。
距離L1が長いときは、排出トレイ11に積載された用紙Pの枚数が少ないから、排出口14からストッパ15へ向けて飛翔する用紙Pが排出トレイ11上の最上位の用紙Pを擦る可能性は少ない。故に、排出口14からストッパ15へ向けて飛翔する用紙P上のインクが完全に乾燥している必要はないから、加熱時間は短くてもよい。
逆に、距離L1が短いときは、排出トレイ11に積載された用紙Pの枚数が多いから、排出口14からストッパ15へ向けて飛翔する用紙Pが排出トレイ11上の最上位の用紙Pを擦る可能性が大きい。故に、排出口14からストッパ15へ向けて飛翔する用紙P上のインクが完全に乾燥している必要があるから、加熱時間は長くする必要がある。
このように、該制御手段80が距離Lと積載厚みNの値とに基づいて距離L1を求めることにより、上記と同様の動作を実行することができる。
使用者が両面印刷を行う際には、印刷ジョブにその旨を含めるか、操作パネル12を操作する。用紙Pが両面印刷の場合は、該用紙Pの上下両隣に位置する用紙Pと印刷面どうしが接する。従って、1の用紙Pが用紙束の上に落下した場合は、用紙束の最上位の用紙Pとも、次に落下してくる用紙Pとも印刷面どうし同士が接する。つまり、該1の用紙P上のインクが十分に乾燥していないと、用紙束の最上位の用紙Pにも、次に落下してくる用紙Pにも、未乾燥のインクが付着する可能性がある。従って、両面印刷の場合は、片面印刷の場合に比して、用紙P上のインクを十分に乾燥させる必要がある。
ステップS20にて、片面印刷を行うと判断されれば、制御手段80は乾燥処理量設定手段82にその旨の情報を伝える。該乾燥処理量設定手段82は、片面印刷に対応した加熱時間を乾燥機構2に設定する。即ち、乾燥処理量設定手段82は、第1のテーブルT1から加熱時間を読み出して、両面印刷に比して短い加熱時間をヒータ20に設定する(ステップS21)。
この後に、制御手段80及び乾燥処理量設定手段82は、前記のステップS1からステップS6までの工程を実行する(ステップS23)。即ち、用紙Pの積載厚みに応じて第1のテーブル又は第2のテーブルから加熱時間を読み出して、ヒータ20を該加熱時間だけ加熱させる。
上記の如く、両面印刷の場合は片面印刷の場合に比して、用紙P上のインクを十分に乾燥させている。これにより、用紙Pが排出トレイ11に積載された際に、隣接する用紙Pに未乾燥のインクが付着する可能性を低減している。
用紙Pには、例えばわら半紙のようなインクが浸透し易い(以下、インク浸透度が高いと呼ぶ)ものと、インクジェット用紙のようなインクが浸透し難い(以下、インク浸透度が低いと呼ぶ)ものとがある。印刷を施す1の用紙Pがインク浸透度が低い用紙Pであると、該1の用紙Pが用紙束の最上位の用紙Pを擦った際に、該最上位の用紙Pに未乾燥のインクが付着する可能性が高い。従って、印刷を施す1の用紙Pがインク浸透度が低い用紙Pである場合は、インク浸透度が高い用紙Pに比して、用紙P上のインクを十分に乾燥させる必要がある。この用紙Pの種類の情報は、使用者が操作パネル12から入力することができる。
インク浸透度が低い用紙の場合は、加熱時間を長くする必要があるから、同じ積載厚みの場合は、第4のテーブル内の加熱時間の値は、第3のテーブル内の加熱時間の値よりも大きい。以下に、コントローラ8の動作を図11のフローチャートを用いて説明する。
ステップS30にて、用紙Pのインク浸透度が高いと判断されれば、制御手段80は乾燥処理量設定手段82にその旨の情報を伝える。該乾燥処理量設定手段82は、インク浸透度が高い用紙に対応した加熱時間を加熱機構2、具体的にはヒータ20に設定する。即ち、乾燥処理量設定手段82は、第3のテーブルから加熱時間を読み出して、インク浸透度が低い用紙の場合に比して短い加熱時間をヒータ20に設定する(ステップS31)。
この後に、制御手段80及び乾燥処理量設定手段82は、前記のステップS1からステップS6までの工程を実行する(ステップS33)。即ち、用紙Pの積載厚みに応じて第3のテーブル又は第4のテーブルから加熱時間を読み出して、ヒータ20を該加熱時間だけ加熱させる。
インク浸透度が低い用紙の場合はインク浸透度が高い用紙の場合に比して、用紙Pを乾燥させるのに時間が掛かる。従って、この場合は加熱時間を長く設定して、用紙P上のインクを十分に乾燥させている。
該給紙トレイ60が筐体10内に装着されれば、読取り装置によって該識別標識が識別されて、給紙トレイ60内の用紙Pのインク浸透度に関するデータが自動的に識別される。この識別標識としては、例えば二次元コードや、給紙トレイ60の外側に設けた凹凸形状が挙げられる。また、読取り装置としては、二次元コードのリーダや給紙トレイ60の凹凸を検出するスイッチ等が挙げられる。
前記の如く、用紙Pには、プレコート処理がされることがある。用紙Pにプレコート処理がされていると、処理液を乾燥させる必要があるから、プレコート処理がされない場合に比して、用紙P上の液体を十分に乾燥させる必要がある。
乾燥処理量設定手段82のテーブルは、用紙Pにプレコート処理がされない場合における加熱時間の値を用紙Pの積載厚みの値に応じて格納した第5のテーブルと、用紙Pにプレコート処理がされた場合における加熱時間の値を積載厚みの値に応じて格納した第6のテーブルとを備える。第5、第6のテーブルの構成は、図9の第1、第2のテーブルの構成に略等しい。
用紙Pにプレコート処理がなされた場合は、加熱時間を長くする必要があるから、同じ積載厚みの場合は、第6のテーブル内の加熱時間の値は、第5のテーブル内の加熱時間の値よりも大きい。以下に、コントローラ8の動作を図12のフローチャートを用いて説明する。
ステップS40にて、用紙Pにプレコート処理がされないと判断されれば、制御手段80は乾燥処理量設定手段82にその旨の情報を伝える。該乾燥処理量設定手段82は、プレコート処理がされない場合に対応した加熱時間を加熱機構2、具体的にはヒータ20に設定する。即ち、乾燥処理量設定手段82は、第5のテーブルから加熱時間を読み出して、プレコート処理がされる場合に比して短い加熱時間をヒータ20に設定する(ステップS41)。
この後に、制御手段80及び乾燥処理量設定手段82は、前記のステップS1からステップS6までの工程を実行する(ステップS43)。即ち、用紙Pの積載厚みに応じて第5のテーブル又は第6のテーブルから加熱時間を読み出して、ヒータ20を該加熱時間だけ加熱させる。
用紙Pにプレコート処理がされる場合は、プレコート処理がされない場合に比して、用紙Pを乾燥させるのに時間が掛かる。従って、この場合は加熱時間を長く設定して、用紙P上の液体、即ちインクと処理液を十分に乾燥させている。
前記の如く、排出トレイ11に排出される用紙Pは、先ずストッパ15に向けて飛翔し、その後、排出トレイ11の底板11bに落下して載置される。ここで底板11bに多数の用紙Pが積載されて用紙Pの束が形成されている場合に、用紙Pが排出トレイ11に排出される際の速度が遅いと、排出される用紙Pは用紙束の最上位の用紙Pと擦りながら進む。これでは、排出される用紙Pに未乾燥のインクが残存している場合に、擦った最上位の用紙にインクが付着する。従って、底板11bに多数の用紙Pが積載されている場合は、底板11bに少数の用紙Pしか積載されていない場合に比して、用紙Pを高速で排出する必要がある。
該テーブルT7内では、積載厚みが、積載厚み閾値格納手段84内の閾値である5cm未満では、モータ電圧の値は一定電圧、具体的には5Vに設定されている。この一定電圧の値は、用紙Pの積載厚みが閾値である5cmにおけるモータ電圧の値よりも小さな値である。尚、図14におけるモータ電圧、及び積載厚みの値は説明の便宜上のものであって、これらに限定されない。
以下に、コントローラ8の具体的な動作を、図15のフローチャートを用いて説明する。
記憶部83を介して、パラメータ判別手段81に印刷ジョブが入力されると、制御手段80は排出トレイ11に用紙Pが積載され始めることを検知する。カウンタ33から排出トレイ11に積載された用紙Pの積載厚みNの値が入力されると(ステップS50)、制御手段80は積載厚み閾値格納手段84から閾値を読み出す。次に、制御手段80は該用紙Pの積載厚みNの値が閾値以上か否かを判別する(ステップS51)。用紙Pの積載厚みの値が閾値未満であれば、制御手段80は排出速度設定手段85にその旨の情報を伝え、該排出速度設定手段85はモータ電圧を一定電圧に設定する(ステップS52)。該排出速度設定手段85は、モータMに一定電圧であるモータ電圧を供給し、モータMを回転させる(ステップS54)。用紙Pがストッパ15に向けて飛翔し、排出トレイ11に排出される(ステップS55)。
用紙Pがストッパ15に向けて飛翔し、排出トレイ11に排出される(ステップS55)。
上記実施形態では、排出速度設定手段85は、モータMにモータ電圧を供給すつとした。しかし、これに代えて、モータ電流を供給してもよい。
排出部11に用紙Pが全く排出されていない状態では、光センサSE1からの光は透孔17を通過するから、該光は反射されず、光センサSE1には入射しない。用紙Pが排出部11に排出されると、光センサSE1から発せられた光は透孔17を通過した後に用紙Pに反射されて、光センサSE1に入射する。光センサSE1は入射した光を検出すると、カウンタ33にその旨の情報を出力する。カウンタ33はこの情報から排出部11に用紙Pが積載されることを検知する。以下、カウンタ33はコントローラ8からインクが用紙Pに吐出された旨の情報を得て、排出部11に排出される用紙Pの枚数を数える。カウンタ33には、1枚の用紙Pの厚みが入力されており、該厚みに用紙Pの枚数を乗じれば、用紙Pの積載厚みを求めることができる。
更に、「計測手段」の別の構成として、図1及び図16(b)に示すように、液体吐出ヘッド4の上流側に用紙通過センサSE2を設け、該用紙通過センサSE2をカウンタ33に接続する構成も考えられる。該用紙通過センサSE2にて用紙Pが1枚通過する度にカウンタ33に信号を出力すれば、排出部11に排出される用紙Pの枚数を数えることができる。用紙Pの厚みに用紙Pの枚数を乗じれば、用紙Pの積載厚みを求めることができる。
更に、「計測手段」の別の構成として、図17(b)に示すようなものを考えることもできる。つまり、排出部11の底板11bに受け板18の一端部を回動可能に取り付け、該受け板18の他端部をバネ19にて上向きに付勢し、該受け板18に受け板18の上下変位量を検出する変位検出センサSE4を設け、該変位検出センサSE4をカウンタ33に接続する構成である。印刷済みの用紙Pが底板11bに蓄積されると、用紙Pの重みで受け板18が下降する。変位検出センサSE4にて受け板18の下降量を求めて、カウンタ33に出力する。カウンタ33には用紙Pの積載厚みと、受け板18の下降量の関係を示すテーブルが格納されており、カウンタ33は変位検出センサSE4が求めた受け板18の下降量から、受け板18上の用紙Pの積載厚みを求めることができる。
また、上記実施形態では制御手段80は、乾燥処理量設定手段82(図6参照)や排出速度設定手段85(図13参照)を備えているとしたが、これに代えて、制御手段80と乾燥処理量設定手段82又は排出速度設定手段85とが別個であって、互いに接続されていてもよい。
上記記載では、乾燥処理量の一例として用紙Pの加熱時間を用いた。しかし、乾燥処理量として、これに代えて、ヒータ20の加熱温度、又はヒータ20を使用しない用紙Pの待機時間(自然乾燥時間)を用いてもよい。乾燥処理量の例として、用紙Pの待機時間を用いる場合、乾燥処理量設定手段82は、用紙P上のインクを十分に乾燥させるために待機時間を長くするように、モータMを制御する。この場合、乾燥処理量設定手段82は、本発明の「待機時間設定手段」を構成する。
またヒータを用いる場合、待機時間を一定としておいてヒータの温度を上昇(乾燥度合を大きくする場合)させたり、ヒータから用紙Pに送風する風量を大きくしてもよい。また待機時間とヒータの温度の組み合わせで乾燥度合を設定してもよい。
また、上述の実施形態において、単一のCPUによってコントローラ8を構成してもよい。または複数のCPU、あるいは特定のASIC(application specific integrated circuit)、CPUと特定のASICの組み合わせによりコントローラ8を構成していてもよい。
2 乾燥機構
4 液体吐出ヘッド
5 搬送ユニット
6 給紙ユニット
8 コントローラ
11 排出トレイ
80 制御手段
81 パラメータ判別手段
82 乾燥処理量設定手段
85 排出速度設定手段
Claims (10)
- 記録媒体に液体を吐出して画像を形成するための液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドにより画像が形成された記録媒体を乾燥するための乾燥機構と、
前記乾燥機構により乾燥された記録媒体を積み重ねつつ保持するものであり、積載された記録媒体が積載される載置面を有する排出トレイと、
前記乾燥機構により乾燥された記録媒体を前記排出トレイの前記載置面の積載方向上方に排出する記録媒体排出機構と、
前記記録媒体排出機構によって前記排出トレイの前記載置面の積載方向上方に排出された記録媒体が衝突し、該記録媒体を前記排出トレイの前記載置面に向けて落下させるためのストッパと、
前記排出トレイの前記載置面に積載された記録媒体の積載方向の厚みを計測するための計測手段と、
前記乾燥機構を制御する制御手段を備え、
前記制御手段は、
前記計測手段により計測された前記排出トレイの前記載置面に積載された記録媒体の積載方向の厚みが閾値以上の場合に、前記排出トレイの前記載置面に積載された記録媒体の積載方向の厚みが閾値未満の場合と比べて前記液体吐出ヘッドにより画像が形成された記録媒体の乾燥度合を大きくさせるように前記乾燥機構を制御する、液体吐出装置。 - 前記制御手段は、前記計測手段により計測された前記排出トレイの前記載置面に積載された記録媒体の積載方向の厚みが前記閾値以上に達したことを計測したときに、前記計測手段により計測された前記排出トレイの前記載置面に積載された記録媒体の積載方向の厚みが厚いほど、前記液体吐出ヘッドにより画像が形成された記録媒体の乾燥度合を大きくさせるように前記乾燥機構を制御する、請求項1に記載の液体吐出装置。
- 前記制御手段は、前記計測手段により計測された前記排出トレイの前記載置面に積載された記録媒体の積載方向の厚みが閾値以上の場合に、前記排出トレイの前記載置面に積載された記録媒体の積載方向の厚みと前記乾燥度合との関係を、前記排出トレイの前記載置面に積載された記録媒体の積載方向の厚みが厚くなるにつれ、前記液体吐出ヘッドにより画像が形成された記録媒体の乾燥度合が段階的に大きくなるように前記乾燥機構を制御する、請求項2に記載の液体吐出装置。
- 前記制御手段は、前記乾燥機構において記録媒体を待機させる待機時間を設定する待機時間設定手段を有しており、
前記待機時間設定手段は、前記計測手段により計測された前記排出トレイの前記載置面に積載された記録媒体の積載方向の厚みが閾値以上の場合に、前記排出トレイの前記載置面に積載された記録媒体の積載方向の厚みが閾値未満の場合と比べて前記液体吐出ヘッドにより画像が形成された記録媒体の前記待機時間が長くなるように前記待機時間を設定し、
前記制御手段は、前記待機手段設定手段によって設定された前記待機時間だけ記録媒体を前記乾燥機構において待機させて、該記録媒体を乾燥させるように前記乾燥機構を制御する、請求項1乃至3の何れか1項に記載の液体吐出装置。 - 前記乾燥機構は記録媒体を加熱するヒータを備え、前記ヒータの加熱時間又は加熱温度を設定する、ヒータ量設定手段を有しており、
前記ヒータ量設定手段は、前記計測手段により計測された前記排出トレイの前記載置面に積載された記録媒体の積載方向の厚みが閾値以上の場合に、前記排出トレイの前記載置面に積載された記録媒体の積載方向の厚みが閾値未満の場合と比べて画像が形成された記録媒体の前記ヒータの加熱時間が長く又は前記加熱温度が高くなるようにヒータの加熱時間又は加熱温度を設定し、
前記制御手段は、前記ヒータの加熱時間又は加熱温度を前記ヒータ量設定手段によって設定された前記加熱時間又は加熱温度として、該記録媒体を乾燥させるように前記乾燥機構を制御する、請求項1乃至3の何れか1項に記載の液体吐出装置。 - 前記制御手段は、記録媒体に両面記録を施すか、片面記録を施すかの情報が入力される記録条件入力部を更に備え、
前記制御手段は、前記記録条件入力部に記録媒体に両面記録を施す旨の情報が入力されたときは、記録媒体に片面記録を施す場合に比して、前記液体吐出ヘッドにより画像が形成された記録媒体の乾燥度合を大きくさせるように前記乾燥機構を制御する、請求項1乃至5の何れか1項に記載の液体吐出装置。 - 前記制御手段は、記録媒体の種類に関する情報が入力される記録条件入力部を更に備え、
前記制御手段は、前記記録条件入力部に入力された前記情報に基づいて、液体が浸透し難い記録媒体ほど、前記液体吐出ヘッドにより画像が形成された記録媒体の乾燥度合を大きくさせるように前記乾燥機構を制御する、請求項1乃至5の何れか1項に記載の液体吐出装置。 - 前記制御手段は、記録媒体の種類に関する情報が入力される記録条件入力部を更に備え、
前記制御手段は、前記記録条件入力部に入力された前記情報に画像を記録する記録媒体がプレコート処理されたものである旨の処理情報が含まれている場合は、記録媒体がプレコート処理されていない場合に比して、前記液体吐出ヘッドにより画像が形成された記録媒体の乾燥度合を大きくさせるように前記乾燥機構を制御する、請求項1乃至5の何れかに記載の液体吐出装置。 - 記録媒体に液体を吐出して画像を形成するための液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドにより画像が形成された記録媒体を積み重ねつつ保持するものであり、積載された記録媒体が積載される載置面を有する排出トレイと、
前記液体吐出ヘッドにより画像が形成された記録媒体を前記排出トレイの前記載置面の積載方向上方に排出する記録媒体排出機構と、
前記該記録媒体排出機構によって前記排出トレイの前記載置面の積載方向上方に排出された記録媒体が衝突し、該記録媒体を前記排出トレイの前記載置面に向けて落下させるためのストッパと、
前記排出トレイの前記載置面に積載された記録媒体の積載方向の厚みを計測する計測手段と、
前記記録媒体排出機構を制御する制御手段を備え、
前記制御手段は、
前記計測手段により計測された前記排出トレイの前記載置面に積載された記録媒体の積載方向の厚みが閾値以上の場合に、前記排出トレイに排出される記録媒体が、前記排出トレイの前記載置面上に積載された記録媒体に接する前に前記ストッパに衝突するように、前記排出トレイの前記載置面に積載された記録媒体の積載方向の厚みが閾値未満の場合と比べて記録媒体を前記排出トレイに排出する速度を速くさせるように前記記録媒体排出機構を制御する、液体吐出装置。 - 記録媒体に液体を吐出して画像を形成するための液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドにより画像が形成された記録媒体を乾燥するための乾燥機構と、
前記乾燥機構により乾燥された記録媒体を積み重ねつつ保持するものであり、積載された記録媒体が積載される載置面を有する排出トレイと、
前記乾燥機構により乾燥された記録媒体を前記排出トレイの前記載置面の積載方向上方に排出する記録媒体排出機構と、
前記記録媒体排出機構によって前記排出トレイの前記載置面の積載方向上方に排出された記録媒体が衝突し、該記録媒体を前記排出トレイの前記載置面に向けて落下させるためのストッパと、
前記排出トレイの前記載置面に積載された記録媒体の積載方向の厚みを計測するための計測手段と、
前記乾燥機構を制御する制御手段を備えた液体吐出装置を用いた記録媒体乾燥方法であって、
前記計測手段により計測された前記排出トレイの前記載置面に積載された記録媒体の積載方向の厚みが閾値以上か否かを判断する工程と、
記録媒体の積載方向の厚みが閾値以上である場合に、前記排出トレイの前記載置面に積載された記録媒体の積載方向の厚みが閾値未満の場合と比べて前記液体吐出ヘッドにより画像が形成された記録媒体の乾燥度合を大きくさせるように前記乾燥機構を制御する工程とを有する、記録媒体乾燥方法。
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