JP2016002679A - 液体噴射記録装置に用いられるユニット、及び、液体噴射記録装置 - Google Patents

液体噴射記録装置に用いられるユニット、及び、液体噴射記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】液体収容体の液体噴射記録装置に対する着脱を容易に行うための技術を提供することを目的とする。
【解決手段】液体噴射記録装置に用いられ、液体を収容可能な液体収容部と、液体収容部の内部と連通し前記液体を液体噴射記録装置の噴射部に供給可能な液体供給部と、有する液体収容体を接続するためのユニットは、噴射部によって液体が噴射される記録媒体を配置可能な媒体配置部と、液体供給部と接続可能な流路接続部であって、液体供給部からの液体を噴射部に流通させる流路接続部と、を備え、ユニットは、噴射部が配置された前記液体噴射記録装置の本体部に対して着脱可能に構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、液体噴射記録装置に用いられるユニット及び液体噴射記録装置の技術に関する。
従来、プリンターの筺体の側面に1個のインク袋が装着される技術が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1の技術では、インク袋のインクは、供給チューブを通ってプリンター内部に装着されたカートリッジに供給される。
国際公開第97/42035号公報
特許文献1の技術では、インク袋をプリンターに装着するとき、固定されておらず自由状態の供給チューブ先端にインク袋のインク供給部を接続すると共に、プリンターの筺体に固定されたケースにインク袋を収容する必要がある。よって、インク袋をプリンターに装着するときの操作性が低下する場合があった。また、特許文献1の技術では、インク袋が収容されるケースが、プリンターの面のうち前面から見て側面に固定されている。また、ケースが横方向(プリンターの外方)に突出しているため、プリンター全体が横方向に大型化する場合があった。
このような課題は、プリンターに用いられる技術に限らず、液体を記録媒体に噴射する液体噴射記録装置に用いられる技術に共通する。
従って、本発明は、上記課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の少なくとも1つの技術を提供することを目的する。すなわち、液体収容体の液体噴射記録装置に対する着脱を容易に行うための技術を提供することを第1の目的とする。また、本発明は、液体噴射記録装置の大型化を抑制できる技術を提供することを第2の目的とする。また、従来の技術において、低コスト化、省資源化、製造の容易化、使い勝手の向上、構造を簡単にできる技術等が望まれている。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、液体噴射記録装置に用いられ、液体を収容可能な液体収容部と、前記液体収容部の内部と連通し前記液体を前記液体噴射記録装置の噴射部に供給可能な液体供給部と、有する液体収容体を接続するためのユニットが提供される。このユニットは、前記噴射部によって前記液体が噴射される記録媒体を配置可能な媒体配置部と、
前記液体供給部と接続可能な流路接続部であって、前記液体供給部からの前記液体を前記噴射部に流通させる流路接続部と、を備える。また、前記ユニットは、前記噴射部が配置された前記液体噴射記録装置の本体部に対して着脱可能に構成されている。
この形態のユニットによれば、液体供給部が接続される流路接続部を有するので、ユニットが備える流路接続部に対して液体供給部の接続又は取り外しを行うことで、容易に液体噴射記録装置に液体収容体を着脱できる。すなわち、液体収容体の液体噴射記録装置に対する操作性を向上できる。また、この形態のユニットは、記録媒体を配置可能な媒体配置部を有し、また、本体部に対して着脱可能に構成されているため、流路接続部と媒体配置部とを個別に本体部に着脱する場合に比べてユニットの操作性を向上できる。
(2)上記形態のユニットであって、前記ユニットは、前記噴射部が配置された前記液体噴射記録装置の本体部に対して上下方向の下側に配置され、前記媒体配置部は、前記記録媒体を収容するための記録媒体収容部を有しても良い。
この形態のユニットによれば、ユニットが本体部に対して上下方向の下側に配置されるため、液体噴射記録装置が水平方向に大型化することを抑制できる。また、記録媒体収容部によって記録媒体を収容できる。
(3)上記形態のユニットであって、前記流路接続部と前記記録媒体収容部とは、水平方向に並んで配置されていても良い。
この形態のユニットによれば、ユニットが上下方向に大型化することを抑制しつつ流路接続部と記録媒体収容部を配置できる。
(4)上記形態のユニットであって、前記ユニットは、前記液体噴射記録装置の前記噴射部が配置された本体部の側面に配置され、前記流路接続部と前記媒体配置部とは、上下方向に並んで配置されていても良い。
この形態のユニットによれば、上下方向のスペースを有効に利用して流路接続部と媒体配置部とを配置できるため、側面に配置されたユニットが水平方向に大型化することを抑制できる。
(5)上記形態のユニットであって、前記媒体配置部は、前記記録媒体の表裏を反転させるための両面給紙部を含んでも良い。
この形態のユニットによれば、記録媒体の両面を容易に記録できる。
上述した本発明の各形態の有する複数の構成要素はすべてが必須のものではなく、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、適宜、前記複数の構成要素の一部の構成要素について、その変更、削除、新たな他の構成要素との差し替え、限定内容の一部削除を行うことが可能である。また、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、上述した本発明の一形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部を上述した本発明の他の形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部と組み合わせて、本発明の独立した一形態とすることも可能である。
例えば、本発明の一形態において、媒体配置部と、流路接続部と、の複数の要素の内の1つ以上の要素を備えた装置としても実現可能である。すなわち、この装置は、媒体配置部を有していても良く、有していなくても良い。また、この装置は、流路接続部を有していても良く、有していなくても良い。このような各種形態によれば、装置の小型化、低コスト化、省資源化、製造の容易化、使い勝手の向上等の種々の課題の少なくとも1つを解決することができる。また前述した液体収容容器の各形態の技術的特徴の一部又は全部は、いずれもこの装置に適用することが可能である。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、ユニットと液体を噴射する噴射部とを備えた液体噴射記録装置、ユニットの製造方法、液体噴射記録装置の製造方法等の態様で実現することができる。
第1実施形態としてのプリンターを説明するための第1の図である。 プリンターを説明するための第2の図である。 プリンターを説明するための第3の図である。 搬送機構を説明するための図である。 着脱ユニットの第1の斜視図である。 着脱ユニットの第2の斜視図である。 図5の上面図である。 図7のF7−F7部分断面図である。 図6の上面図である。 図9のF9A−F9A部分断面図である。 図9のF9B−F9B部分断面図である。 液体収容体の斜視図である。 液体収容体の斜視図である。 液体収容体を説明するための図である。 回路基板を説明するための図である。 図15の矢視F15である。 第2実施形態としてのプリンターを説明するための斜視図である。 記録装置用配置ユニットの構成を説明するための第1の図である。 記録装置用配置ユニットの構成を説明するための第2の図である。 着脱ユニットを説明するための図である。
A.第1実施形態:
A−1.液体噴射記録装置10の構成:
図1は、本発明の第1実施形態としてのプリンター10を説明するための第1の図である。図2は、プリンター10を説明するための第2の図である。図3は、プリンター10を説明するための第3の図である。図4は、搬送機構15を説明するための図である。図1〜図3には、互いに直交するXYZ軸が描かれている。
図1に示すように、液体噴射記録装置としてのプリンター10は、本体部19と、ユニットとしての記録装置用ユニット60(図2)とを備える。プリンター10は、インクジェットプリンターである。プリンター10の使用状態では、プリンター10はX軸方向とY軸方向とによって規定される水平な面に設置される。すなわち、Z軸方向が鉛直方向(上下方向)となる。また、−Z軸方向が鉛直下方向となり、+Z軸方向が鉛直上方向となる。プリンター10には、液体収容体50(図3)に収容された液体としてのインクが供給されて、記録媒体としての印刷用紙Pにインクが噴射される。
本体部19は、プリンター本体を構成する。図2に示すように、本体部19は、内部に記録機構11と搬送機構15と制御部18とを有する。本体部19は、略直方体形状である。図1〜図3に示すように、本体部19は、前面(第1面,第1壁)102と、左側面(第1側面,第1側壁)104と、右側面(第2側面,第2側壁)106と、背面(第2面,第2壁)109と、上面(第3面,第3壁)101と、底面(第4面,第4壁)108と、を備える。各面101,102,104,106,108,109は、本体部19の外殻(筺体)を構成する。
前面102と背面109とは対向する。左側面104と右側面106とは対向する。前面102と背面109と左側面104と右側面106とは、プリンター10の設置面に対して略垂直な面である。上面101と底面108とは対向する。上面101と底面108とは、プリンターの設置面に対して略水平な面である。左側面104と右側面106とはそれぞれ前面102及び背面109と交差する。ここで、「略垂直」や「略水平」とは、完全に「垂直」又は「水平」である意味に加え、概ね「垂直」又は「水平」である意味を含む。つまり、各面101,102,104,106,108,109は、完全な平面ではなく凹凸等を含む面であるので、外観において概ね「垂直」又は概ね「水平」であれば良い。
前面102と背面109とが対向する方向がX軸方向である。左側面104と右側面106とが対向する方向がY軸方向である。上面101と底面108とが対向する方向がZ軸方向である。X軸方向はプリンター10の「奥行方向」であり、Y軸方向はプリンター10の「幅方向」であり、Z軸方向はプリンター10の「高さ方向(上下方向)」である。
図2に示すように、背面109には、液体収容体50との接続を行うための接続ユニット121が設けられている。接続ユニット121は、液体収容体50の個数に対応して4つ(図2では1つのみ図示)設けられている。接続ユニット121は、液体用接続部122と、電気用接続部(コネクター)123とを有する。液体用接続部122には、液体収容体50のインクが流通する。また、液体用接続部122は、記録ヘッド13にインクを流通させるチューブ(図示せず)に接続されている。液体用接続部122は針状であり、液体収容体50のインクが流通する後述する流通部材としてのホースに接続される。電気用接続部123は、液体収容体50が備える後述する回路基板と電気的に接続されている。電気用接続部123は、電気配線を介して制御部18と電気的に接続されている。
前面102には記録媒体を収容する記録媒体給紙部110と、記録媒体排出部としての排出トレイ17とが設けられている。記録媒体給紙部110は、搬送機構15によって記録ヘッド13に向けて搬送される印刷用紙Pが収容される。排出トレイ17には、記録ヘッド13によって記録された印刷用紙Pが排出される。図3に示すように、本体部19の背面109には記録装置用ユニット60を着脱可能に取り付けるための本体側取付部191を有する。本体側取付部191は、4つ設けられている。本体側取付部191は、凹形状である。
図1に示すように、制御部18はプリンター10の動作を制御する。例えば、記録機構11の動作や、搬送機構15の動作や、液体収容体50のインクを吸引するための供給機構(図示せず)の動作等を制御する。
記録機構11は、インクを吐出(噴射)する噴射部としての記録ヘッド13を有する。記録ヘッド13は、液体収容体50と連通している。記録ヘッド13は、液体収容体50から供給されたインクを用いて印刷用紙P(図2)上にインクを吐出することで画像等の記録(印刷)を行う。また、記録ヘッド13は、Y軸方向(主走査方向)に移動可能に構成され、Y軸方向に移動しつつ記録を行う。この移動は、ステッピングモーター(図示せず)の駆動によりタイミングベルト(図示せず)を介して行われる。
搬送機構15は、印刷用紙Pを搬送する。例えば、搬送機構15は、給紙トレイ622(図2)等の所定の位置に配置された印刷用紙Pを記録ヘッド13によって記録できる位置まで搬送する。また、搬送機構15は、記録ヘッド13の下方において印刷用紙Pを+X軸方向(副走査方向)に搬送して排出トレイ17に搬送する。また、図4に示すように、搬送機構15は、印刷用紙Pの表面P1と裏面P2とを記録するための反転機構152を有する。反転機構152は、印刷用紙Pを案内するための搬送路158と、印刷用紙Pを搬送させるローラ(図示せず)とを有する。記録ヘッド13によって表面P1に記録された印刷用紙Pを反転させた後に、反転させた印刷用紙Pを記録ヘッド13に向けて搬送する。
図3に示すように、記録装置用ユニット60は、媒体配置部としての記録媒体配置ユニット62と、液体供給装置64とを備える。記録媒体用ユニット60は、液体収容体50を接続するための部分(後述する着脱ユニット30)を有する。記録装置用ユニット60は、本体部19の側面である背面109に配置されている。記録装置用ユニット60は、本体部19に対して着脱可能に構成されている。具体的には、記録媒体配置ユニット62は、本体部19に着脱可能に取り付けるためのユニット側取付部601を有する。このユニット側取付部601が、背面109に設けられた本体側取付部191と嵌合することで記録装置用ユニット60が背面109に取り付けられる。ユニット側取付部601は、記録媒体配置ユニット62のうち背面109と対向する面に4つ設けられている。ユニット側取付部601は、凹状の本体側取付部191に嵌められる凸状である。なお、ユニット側取付部601と本体側取付部191の構成は上記に限定されるものではなく、記録装置用ユニット60を本体部19に着脱可能に取り付けることができる構成であれば良い。例えば、他の実施形態では、ユニット側取付部601が凹状であり、本体側取付部191が凸状であっても良い。また、例えば、他の実施形態では、ユニット側取付部601はねじであっても良く、本体側取付部191はねじを受け入れる部材であっても良い。
記録媒体配置ユニット62と液体供給装置64とは一体である。記録媒体配置ユニット62と液体供給装置64とは隣接している。記録媒体配置ユニット62と流路接続部を含む液体供給装置64とは、上下方向に並んで配置されている。具体的には、記録媒体配置ユニット62が上側に位置し、液体供給装置64が記録媒体配置ユニット62の下側に位置する。なお、別の実施形態では、液体供給装置64が上側に位置し、記録媒体配置ユニット62が液体供給装置64の下側に位置しても良い。
記録装置用ユニット60が取り付けられた背面109側(+X軸方向側)からプリンター10を見た時に、記録装置用ユニット60は、背面109の略矩形状の外枠の内側に位置する。記録媒体配置ユニット62は、上下方向について背面109の中央よりも上側に配置されている。
記録媒体配置ユニット62は、プリンター10の記録ヘッド13に記録される印刷用紙Pを配置可能に構成されている。記録媒体配置ユニット62は、開閉可能に構成された給紙トレイ622を有する。図3に示すように、給紙トレイ622は、記録媒体配置ユニット62のうち鉛直下方向(−Z軸方向)側に位置する端部624を支点として鉛直上方向(+Z軸方向)側の端部623を回転させることで開閉できる。図2の点線で示した給紙トレイ622は開いた状態を示している。開いた状態の給紙トレイ622上に印刷用紙Pを配置する。プリンター10によって印刷が開始された場合は、搬送機構15によって給紙トレイ622上の印刷用紙Pが本体部19の内部に搬送されて記録ヘッド13によって記録が行われる。
また、給紙トレイ622は、印刷用紙Pの表裏を反転させるための両面給紙部としても機能する。具体的には、図4に示すように、給紙トレイ622に表面P1を上向きにして配置された印刷用紙Pの表面P1を記録ヘッド13によって記録した後に、反転機構152によって裏面P2が上向きとなるように反転させた後の印刷用紙Pが給紙トレイ622に配置される。給紙トレイ622上に裏面P2が上向きに配置された印刷用紙Pは、記録ヘッド13によって裏面P2が記録された後に排出トレイ17に搬送される。上記のごとく、給紙トレイ622は、印刷用紙Pの上を向く面を反転させるためにも用いられる。
なお、記録媒体配置ユニット62は板状の給紙トレイ622を有していたが、これに代えて印刷用紙を収容する筺体状の記録媒体収容部(給紙カセット)を有していても良い。また、記録媒体配置ユニット62は、給紙トレイ622と給紙カセットとを備えていても良い。
図3に示すように、液体供給装置64は、ケース641と、4つの液体収容体50と、4つの着脱ユニット30とを備える。ケース641は、4つの液体収容体50と4つの着脱ユニット30とを内部に収容する。ここで、4つの液体収容体50を区別して用いる場合は、符号「50K」,「50C」,「50M」,「50Y」を用いる。なお、液体収容体50及び着脱ユニット30の個数は上記に限定されるものではない。例えば、液体収容体50は4つより少なくても良いし、5つ以上であっても良い。また、例えば、着脱ユニット30は、4つより少なくても良いし、5つ以上であっても良い。
4つの液体収容体50には、相互に異なる種類のインクが収容(充填)されている。本実施形態では、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)のインクが、それぞれ異なる液体収容体50に収容されている。液体収容体50Kはブラックのインクを収容した液体収容部を有し、液体収容体50Cはシアンのインクを収容した液体収容部を有し、液体収容体50Mはマゼンタのインクを収容した液体収容部を有し、液体収容体50Yはイエローのインクを収容した液体収容部を有する。
4つの液体収容体50は、Y軸方向に沿って配置されている。また、4つの着脱ユニット30は、4つの液体収容体50の配置位置に対応してY軸方向に沿って配置されている。
着脱ユニット30は、液体収容体50を着脱可能に装着する。着脱ユニット30は、ケース641のうち背面109側の面に取り付けられている。着脱ユニット30に液体収容体50が装着された場合、プリンター10が備えるポンプ機能を有する供給機構(図示せず)によって液体収容体50に収容されたインクが吸引されることでプリンター10の記録ヘッド13に供給される。
ケース641は、+Y軸方向側の端部である第1側部642を支点として、−Y軸方向側の端部である第2側部643を回転させることで開閉可能に構成されている。ケース641を開けることで、利用者は液体収容体50の着脱操作を行うことができる。なお、ケース641は、液体収容体50を着脱できるように開閉できれば良く、上記構成に限定されるものではない。例えば、ケース641は、ケース641の−Z軸方向側の端部を支点として、+Z軸方向側の端部を回転させることで開閉可能に構成されても良い。
A−2.着脱ユニット30の構成:
図5は、着脱ユニット30の第1の斜視図である。図6は、着脱ユニット30の第2の斜視図である。図7は、図5の上面図である。図8は、図7のF7−F7部分断面図である。図9は、図6の上面図である。図10は、図9のF9A−F9A部分断面図である。図11は、図9のF9B−F9B部分断面図である。図5は、可動支持部(可動部材)40が固定部材35に対し最も外方に突出した第1の状態(セット時状態)を示している。図6は、可動部材40が固定部材35に収容された第2の状態(装着時状態)を示している。また、図7〜図11には、着脱ユニット30に支持された液体収容体50も図示している。図5〜図11には、互いに直交するX軸,Y軸,Z軸が描かれている。また、これ以降の図についても必要に応じてX軸,Y軸,Z軸が描かれている。
図5及び図6に示すように、着脱ユニット30は、固定部材35と、可動部材40と、を備える。固定部材35は、ケース641(図3)にねじ等の取付部材によって取り付けられることでケース641に支持される。可動部材40は、固定部材35に対して移動可能に固定部材35に支持される。すなわち、固定部材35は、可動部材40の第1の方向(−X軸方向)又は第2の方向(+X軸方向)への移動を案内する。第1の方向は液体収容体50の装着方向であり、第2の方向は液体収容体50の取り外し方向である。
図6に示すように、固定部材35は、液体導入機構36と接点機構38とを備える。液体導入機構36と接点機構38とは、Y軸方向に並んで配置されている。
図8に示すように、液体導入機構36は、流路接続部としての液体導入部362と、中間流路部365と、流通部材72と、を備える。液体導入部362は、プリンター10の記録ヘッド13(図2)と連通している。液体導入部362は、液体収容体50の液体供給部57に接続される。液体導入部362は、液体供給部57からのインクを記録ヘッド13に流通させる。液体導入部362は、内部にインクが流通できる針状である。図5に示すように、液体導入部362は、中心軸CLを有し、中心軸CL方向に延びる筒状である。液体導入部362は、液体供給部57との接続を良好に行うために配置位置がある程度固定されている。また、液体導入部362は、液体供給部57との接続を更に良好に行うためにY軸方向とZ軸方向とに微小に動くように構成されている。
中間流路部365は、液体収容体50からプリンター10へのインクの流れ方向において、上流側端部が液体導入部362に接続され、下流側端部が流通部材72に接続されている。液体導入部362を流れたインクは中間流路部365に流入する。
流通部材72は、内部にインクを流通可能な管状である。流通部材72は、液体用接続部122は、液体用接続部122との接続が容易に行われるために、液体用接続部122は記録装置用ユニット60に対する位置が固定されていることが好ましい。また、流通部材72は、液体用接続部122との接続をさらに容易に行うために、硬質の素材で形成することが好ましい。硬質の素材としては、例えば、ポリプロピレンやポリアセタールやポリスチレンなどの合成樹脂や、ステンレスなどの金属が挙げられる。
図10に示すように、記録装置用ユニット60のユニット側取付部601(図3)が本体部19に取り付ける時(以下「取付時」とも呼ぶ。)に、流通部材72は液体用接続部122と接続する。流通部材72が液体用接続部122に接続されることで、液体収容体50と記録ヘッド13とが連通する。なお、接続のタイミングは、取付時と同時でなくても良く、例えば、本体側取付部191とユニット側取付部601とが嵌合した後に、流通部材72と液体用接続部122との接続が行われても良い。
図6に示すように、接点機構38は、装置側電気接続部としての複数の装置側端子381を有する。複数の装置側端子381は、液体収容体50の回路基板582(図7)が有する収容体側電気接続部としての接触部cpと接触することで回路基板582と電気的に接続される。本実施形態では、9つの接触部cpに対応して装置側端子381は9つ設けられている。
ここで、中心軸CLに沿った方向(液体導入部362が延びる方向)をX軸方向とする。X軸方向は、Z軸方向及びY軸方向と直交する。X軸方向とY軸方向とによって規定される面と、図1に示すX軸方向とY軸方向とによって規定される面とは平行である。X軸方向のうち、プリンター10の外方へ向かう方向が+X軸方向であり、プリンター10の内方に向かう方向が−X軸方向である。図5及び図6に示すように、可動部材40は、固定部材35に対してX軸方向に移動可能に固定部材35に支持されている。−X軸方向は、可動部材40が固定部材35に近づく方向であり、+X軸方向は、可動部材40が固定部材35から離れる方向である。
液体収容体50は、以下の2つの操作を実行することで着脱ユニット30に装着される。液体収容体50が着脱ユニット30に装着された状態を「装着状態」とも呼ぶ。装着状態とは、液体収容体50の液体供給部57(図7)が着脱ユニット30の液体導入部(液体導入針)362に接続され、かつ、液体収容体50の回路基板582(図7)が着脱ユニット30の装置側端子381と電気的に接続された状態である。装着状態では、プリンター10の供給機構が起動可能となるので、液体収容体50に収容されているインクがプリンター10に流通可能な状態となる。
・第1の操作(セット操作):
利用者は、着脱ユニット30を第1の状態にした後に、液体収容体50をセット方向に移動させて可動部材40にセットする(図7及び図8)。
・第2の操作(接続操作):
第1の操作後に、利用者は液体収容体50を介して可動部材40を固定部材35側に押し進めることで着脱ユニット30を第2の状態にする(図9及び図10)。
図8に示すように、セット方向は、重力下方向成分を含む方向である。本実施形態では、セット方向は重力下方向である。また、第2の操作は、可動部材40を−X軸方向に移動させる操作である。
図7及び図8に示すように、着脱ユニット30を第1の状態にした後に、液体収容体50を可動部材40の所定の位置にセットする。液体収容体50がセットされた状態(セット状態)では、液体収容体50の基板ユニット58が有する回路基板582が、装置側端子381と向かい合う位置に配置される。またセット状態では、液体収容体50の液体供給ユニット55が有する液体供給部57が、液体導入部362と向かい合う位置に配置される。また、図8に示すように、セット状態では、液体収容体50は、液体収容部52が収容部支持アセンブリ51よりも重力下方向となるように可動部材40に支持される。
液体収容体50が可動部材40にセットされた後に、図8の矢印Fに示すように、利用者は液体収容体50を−X軸方向側に押す。これにより、液体収容体50及び可動部材40は装着方向(−X軸方向)に移動する。図10に示すように、着脱ユニット30の第2の状態では、液体供給部57内に液体導入部362が挿入(接続)される。また、第2の状態では、図11に示すように回路基板582の接触部cpと装置側端子381とが接触することで、回路基板582と装置側端子381とが電気的に接続される。
着脱ユニット30の第2の状態では、着脱ユニット30のロック機構(図示せず)によって可動部材40は固定部材35に対する+X軸方向側への移動が規制されている。なお、第2の状態において、可動部材40を固定部材35に対して内側方向(−X軸方向、第1の方向)に押し付けることでロック機構によるロックが解除される。これにより、可動部材40を固定部材35に対して外方(+X軸方向)に突出するように移動させて、着脱ユニット30の状態を第2の状態から第1の状態に切り替えることができる。
図11に示すように、接点機構38は、更に、装置側端子381に電気的に接続されたコネクター602と、コネクター602に電気的に接続された配線603と、配線603に電気的に接続された接続用コネクター604と、を備える。接続用コネクター604は、記録装置用ユニット60の本体部19への取付時に、電気用接続部123と電気的に接続する。接続用コネクター604は、電気用接続部123との接続が容易に行われるために、記録装置用ユニット60に対する位置が固定されていることが好ましい。接続用コネクター604が電気用接続部123に接続されることで、回路基板582と制御部18との間で各種信号をやり取りできる。例えば、回路基板582に記憶された液体収容体50に関する情報(例えば、インク残量やインク色)が制御部18に送信される。なお、接続のタイミングは、取付時と同時でなくても良く、例えば、本体側取付部191とユニット側取付部601とが嵌合した後に、接続用コネクター604と電気用接続部123との接続が行われても良い。
A−3.液体収容体50の構成:
図12は、液体収容体50の斜視図である。図13は、液体収容体50の斜視図である。図14は液体収容体50を説明するための図である。図15は、回路基板582を説明するための図である。図16は、図15の矢視F15である。図14は、液体収容体50から液体収容部52を取り除いた図である。図12〜図16には必要に応じて液体収容体50が着脱ユニット30に装着された時のXYZ軸を付している。
X軸方向、Y軸方向、Z軸方向は以下のように定義できる。液体収容体50の装着状態において、Z軸方向は重力方向(鉛直方向)である。+Z軸方向が重力上方向(鉛直上方向)であり、−Z軸方向が重力下方向(鉛直下方向)である。X軸方向は、水平方向である。また、−X軸方向は、液体収容体50を着脱ユニット30にセットした後にプリンター10に装着するときの液体収容体50の装着方向(第1の方向)である。また、+X軸方向は、液体収容体50をプリンター10から取り外す際の取外し方向である。なお、本実施形態では、装着方向は、水平方向である−X軸方向であるが、これに限定されるものではない。装着方向は、水平方向成分を含む方向であれば良い。また、Y軸方向は、重力方向(Z軸方向)とX軸方向とに直交する方向である。Z軸方向は、液体収容体50の「高さ方向」である。X軸方向は、液体収容体50の「厚さ方向」である。Y軸方向は、液体収容体50の「幅方向」である。
図12に示すように、液体収容体50は、収容部支持アセンブリ51と、液体収容部52と、流路形成部材70とを備える。収容部支持アセンブリ51は、ハンドル部53と、液体供給ユニット55と、基板ユニット58と、を有する。ハンドル部53は、X軸方向に開口する枠状の部材である。
液体収容部52は、インクを収容可能である。液体収容部52は、外表面が露出した状態で収容部支持アセンブリ51に取り付けられている。すなわち、液体収容部52は、ケースなどに収容されることなく外部から視認可能に構成されている。液体収容部52は、可撓性を有し、収容されたインクの減少に伴って容積が減少する。
液体収容部52は、第1のシート521(図12)と、第2のシート522(図13)と、第3のシート523(図12)とを有する。第1〜第3のシート521〜523は、内側にインクを収容するための空間部を区画する。液体収容体50の装着状態において、第3のシート523は、液体収容部52の底部を構成する。また、装着状態において第1と第2のシート521,522は、液体収容部52の側面部を形成する。
ここで、図12に示すように、液体収容部52のうち、収容部支持アセンブリ51が取り付けられた部分を一端部(上端部)501とし、一端部501と対向する部分を他端部(底端部)502とする。また、液体収容部52のうち、一端側(+Y軸方向側)部分を第1側端部503とし、他端側(−Y軸方向側)部分を第2側端部504とする。
第1のシート521及び第2のシート522は、互いの周縁領域の一部が溶着されている。詳細には、周縁領域のうち、一端部501と、第1側端部503と、第2側端部504とが溶着されている。理解の容易のために、図12及び図13において、第1と第2のシート521,522が溶着された部分にはクロスハッチングを付している。また、液体収容部52の一端部501には収容部支持アセンブリ51(詳細には取付部549)が溶着されている。理解の容易のために、図12及び図13において、収容部支持アセンブリ51と第1及び第2のシート521,522との溶着部分には実線のシングルハッチングを付している。
図12に示すように、第3のシート523と、第1のシート521及び第2のシート522の周縁領域の一部とが溶着されている。この溶着部分には一点鎖線シングルハッチングを付している。このように、本実施形態の液体収容部52は、3つのシート521,522,523を溶着等によって接着したタイプ(いわゆる、底面を有するパウチタイプ)である。
第1〜第3のシート521〜523はそれぞれ、可撓性を有する部材である。第1〜第3のシート521〜523の材料(材質)としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET),ナイロン,ポリエチレンなどが用いられる。
液体収容部52は、本実施形態では第1〜第3のシート521〜523を溶着等によって接着したタイプであったが、第3のシート523を省略し、第1と第2のシート521,522を溶着等によって接着したタイプ(いわゆる、ピロータイプ)としても良し、側面を構成する4枚のシートを接着したタイプ(いわゆる、ガセットタイプ)としても良い。
図12に示すように、流路形成部材70は、液体収容部52内に配置されている。流路形成部材70は、チューブである。流路形成部材70は、液体収容部52の内部と液体供給部57とを連通させる流路を内側に形成する。液体収容部52のインクは、流路形成部材70の流路を通って液体供給部57に流通する。
図14に示すように、ハンドル部53は、+Z軸方向側の端部に位置する把持部54と、−Z軸方向側の端部に位置する取付部549と、Z軸方向について把持部54と取付部の間に位置する基部548とを有する。また、ハンドル部53は、更に、+Y軸方向側の端部に位置する第1の接続部546と、−Y軸方向側の端部に位置する第2の接続部547とを有する。
把持部54と、第1の接続部546と、第2の接続部547と、基部548とはそれぞれ棒状である。把持部54と、第1の接続部546と、第2の接続部547と、基部548とによって枠状の部材が形成される。これにより、ハンドル部53には、利用者の手を受け入れるための略矩形状の受入空間部542が区画形成される。
把持部54は、利用者が液体収容体50を把持する部分である。把持部54は、Y軸方向に沿って延びる。
第1の接続部546は、把持部54のうちY軸方向における一端部から基部548側(−Z軸方向側、図12に示す液体収容部52側)に延びる部材である。第2の接続部547は、把持部54のうちY軸方向における他端部から基部548側(−Z軸方向側、図7に示す液体収容部52側)に延びる部材である。基部548は、受入空間部542を挟んで把持部54と対向する部分である。基部548は、Y軸方向に沿って延びる。基部548には、後述する位置決め部56と、回路基板保持部(接触部配置部)59と、押圧部545とが取り付けられている。
取付部549は、Y軸方向に沿って延びる。取付部549は、液体収容部52の一端部501(図12)が溶着等によって取り付けられる部分である。
図14に示すように、液体供給ユニット55は、液体供給部57と位置決め部56とを備える。但し、位置決め部56は液体供給部57とは別体で構成され、液体供給部57との間に僅かな隙間が形成されている。液体供給ユニット55は、ハンドル部53から外方(−X軸方向)に突出して設けられている。
液体供給部57は、液体収容部52の内部と連通し液体収容部52のインクをプリンター10に供給する。詳細には、液体収容部52のインクは、流路形成部材70とハンドル部53の内部流路(図示せず)とを通って液体供給部57に至る。そして、液体供給部57に至ったインクは、着脱ユニット30の流路362,365,72を介してプリンター10の記録ヘッド13へ供給される。
液体供給部57は、一端である液体供給口572と、他端である供給接続部573とを有する。液体供給口572は、液体収容部52の内部と連通し、液体収容部52に収容されたインクを外部(プリンター10)に流出させる。液体供給部57は、X軸方向(中心軸CT方向)に沿って延びる筒状部材(環状部材)である。液体供給部57は、ハンドル部53より外方(−X軸方向)に突出して設けられている。
液体供給部57は、中心軸CTを備える。中心軸CTは、X軸方向と平行である。ここで、X軸方向のうち、液体供給口572から供給接続部573に向かう方向が+X軸方向であり、供給接続部573から液体供給口572に向かう方向が−X軸方向である。液体供給部57の内部には、液体供給部57の内部流路を開閉するための弁機構が設けられている。液体導入部362(図8)が液体供給部57内に挿入されることで弁機構が開弁して、液体供給部57から液体導入部362へとインクが流通可能となる。
液体収容体50の未使用状態では、液体供給口572がフィルム99によって塞がれている。これにより、液体収容体50が着脱ユニット30(図5)に装着される前において、液体供給口572からインクが外部に漏れ出すことを抑制できる。フィルム99は、液体収容体50が着脱ユニット30に装着する際に液体導入部362(図8)によって破られる。
図14に示すように、位置決め部56は、液体収容体50がプリンター10に接続されるときに、液体供給口572を含めた液体収容体50のプリンター10に対するある程度の位置決めを行う。位置決め部56は、ハンドル部53に一体的に設けられている。本実施形態では、位置決め部56は、ハンドル部53と一体成形により作成されることで、ハンドル部53と一体的に設けられる。ここで、「一体的に設けられる」とは、位置決め部56がハンドル部53の動きに連動するようにハンドル部53に設けられていることを意味する。他の実施形態では、ハンドル部53に対し位置決め部56を溶着等により取り付けることで、位置決め部56をハンドル部53に一体的に設けても良い。また、位置決め部56は液体供給口572の近傍に液体供給口572の上方を除く周方向を囲むような形態で設けられているが、ハンドル部53が変形しにくい材料から成る場合は、ハンドル部53のうち、液体供給口572から多少離れた位置に設けてもよい。位置決め部56は、ハンドル部53から−X軸方向に突出する。
位置決め部56は、液体供給口572の近傍に配置されている。また、位置決め部56の少なくとも一部は、液体供給口572の液体収容部52側(−Z軸方向側)に設けられている。本実施形態では、中心軸CTを中心とした液体供給部57の周囲に位置決め部56は配置されている。詳細には、位置決め部56は、液体供給部57の周囲のうち、把持部54側の除く周囲に配置されている。
位置決め部56は、液体収容体50をプリンター10に装着するときに、着脱ユニット30(図5)の可動部材40に当たることで液体供給部57の動きが規制され、液体収容体50がある程度位置決めされる。
図14に示すように、基板ユニット58は、回路基板582と、接触部配置部59とを備える。基板ユニット58は、ハンドル部53から外方(−X軸方向)に突出して設けられる。基板ユニット58の突出方向は、液体供給部57の突出方向(−X軸方向)と同じである。なお、基板ユニット58の突出方向と、液体供給部57の突出方向とは、同じでなくても良く、略平行であれば良い。基板ユニット58は、液体供給ユニット55とY軸方向に並んで設けられている。
接触部配置部59は、回路基板582を配置する。接触部配置部59は、ハンドル部53に一体的に設けられている。本実施形態では、接触部配置部59は、ハンドル部53と一体成形により作成されることで、ハンドル部53と一体的に設けられる。ここで、「一体的に設けられる」とは、接触部配置部59がハンドル部53の動きに連動するようにハンドル部53に設けられていることを意味する。なお、他の実施形態では、ハンドル部53に対し接触部配置部59を溶着等により取り付けることで、接触部配置部59をハンドル部53に一体的に設けても良い。
接触部配置部59は、+Z軸方向側(把持部54が位置する側)が開口する凹形状である。凹形状の底部594は、X軸方向に対して傾斜している。底部594に回路基板582が取り付けられることで、回路基板582は水平方向に対して傾斜した状態で接触部配置部59に保持される。
図15に示すように、回路基板582の+Z軸方向側の上側端部586にはボス溝584が形成され、回路基板582の−Z軸方向側の下側端部587にはボス孔585が形成されている。回路基板582は、ボス溝584およびボス孔585を用いて底部594(図14)に固定されている。
図15及び図16に示すように、回路基板582は、表面582faに設けられた液体収容体側端子群580と、裏面582fbに設けられた記憶装置583とを有する。表面582fa及び裏面582fbは平面である。
液体収容体側端子群580は、9つの端子581A〜581Iからなる。記憶装置583は、液体収容体50に関する情報(例えば、インク残量やインク色)等を格納する。記憶装置583と9つの端子581A〜581Iとは電気的に接続されている。
図15に示すように、9つの液体収容体側端子581A〜581Iはそれぞれ略矩形状に形成される。9つの液体収容体側端子581A〜581Iは、装着方向(−X軸方向)と交差する方向であるZ軸方向の異なる位置に2つの列Ln1,Ln2を形成するように配置されている。列Ln1,Ln2はY軸方向に平行である。
液体収容体側端子581A〜581Iのそれぞれの中央部には、対応する装置側端子381に接触する接触部cpが形成されている。上記の列Ln1,Ln2は複数の接触部cpによって形成される列であると考えることもできる。なお9つの液体収容体側端子581A〜581Iを区別することなく用いる場合は符号「581」を用いる。
A−4.効果:
上記第1実施形態によれば、図3及び図8に示すように、記録装置用ユニット60は液体供給部57が接続される流路接続部としての液体導入部362を有する。これにより、液体導入部362に液体供給部57を接続する、又は、液体導入部362から液体供給部57を取り外すことによって液体収容体50をプリンター10から着脱できる。特に、上記第1実施形態では、図3及び図5に示すように、液体収容体50を収容するケース641の内部に液体導入部362が配置されている。これにより、液体供給部57を液体導入部362に接続する操作を行うことで液体収容体50をケース641内部に収容できる。上記のごとく、本実施形態によれば液体収容体50のプリンター10に対する操作性を向上できる。
また上記第1実施形態によれば、記録装置用ユニット60は、液体供給装置64に加えて記録媒体配置ユニット62を有する。また、記録装置用ユニット60は、本体部19に対して着脱可能に構成されている。これにより、液体供給装置64と記録媒体配置ユニット62とを個別に着脱する場合に比べて記録媒体配置用ユニット60の操作性を向上できる。よって、両部材62,64をプリンター10の本体部19に容易に着脱できる。また、記録装置用ユニット60を本体部19に取り付けることで、液体収容体50を容易に増設できる。例えば、プリンター10の右側面106や左側面104に別の液体供給装置64が既に固定されている場合において、新たに液体収容体50を増設したいという要望が生じる場合がある。この場合において、記録装置用ユニット60を本体部19に取り付けることで、液体収容体50を着脱するための着脱ユニット30を増設できる。これにより、インク色が異なる等の多種類のインクを容易に使用できたり、プリンター10の使用できるインク量を容易に増量できたりする。このように、本実施形態のプリンター10は本体部19に対して着脱可能な記録装置用ユニット60を有するので、利用者の要望に応じて、背面給紙を行うか否か、液体収容体の種類を増やすか否かなどのプリンター10の仕様を容易に変更できる。
また、一般に記録媒体配置ユニット62は本体部19に比べて上下方向の長さが小さい(例えば、図3)。よって、記録媒体配置ユニット62のみを本体部19に取り付けた場合、記録媒体配置ユニット62の上側又は下側にスペースが生じる。本実施形態では、図3に示すように、記録媒体配置ユニット62の下側に液体供給装置64が配置されるように、記録装置用ユニット60は構成されている。これにより、プリンター10に生じる上下方向のスペースを有効に利用して媒体配置部としての記録媒体配置ユニット62と、流路接続部としての液体導入部362を有する液体供給装置64とを配置できるので、記録媒体配置ユニット62が水平方向に大型化することを抑制できる。
また、上記第1実施形態によれば、図4に示すように、給紙トレイ622は、印刷用紙Pの表裏を反転させるための両面給紙部としても機能する。これにより、印刷用紙Pの両面を容易に記録できる。
B.第2実施形態:
図17は、本発明の第2実施形態としてのプリンター10aを説明するための斜視図である。第2実施形態のプリンター10aと、第1実施形態のプリンター10(図1)との異なる点は、接続ユニット121の配置位置と、記録装置用ユニット60に代えて記録装置用配置ユニット80を新たに設けた点である。その他の構成については第1実施形態のプリンター10と同様の構成であるため、第1実施形態と同様の構成については同一符号を付すと共に説明を省略する。
接続ユニット121は、本体部19aの底面(−Z軸方向側の面)に設けられている。接続ユニット121は、第1実施形態と同様に、液体用接続部122と電気用接続部123とを有する。
記録装置用配置ユニット80は、略直方体形状の筺体である。記録装置用配置ユニット80は、本体部19aに対して上下方向の下側に配置されている記録装置用配置ユニット80は、本体部19aに対して増設可能である。記録装置用配置ユニット80は、本体部19aの下側に重ねて複数配置できる。記録装置用配置ユニット80の取付は、本体部19aの下面、又は、既に配置されている記録装置用配置ユニット80の下面に、新たな記録装置用配置ユニット80の上面とを嵌め合わせることで行われる。なお、記録装置用配置ユニット80の取付は、上記に限定されるものではなく、ねじ等によって本体部19aに取り付けても良い。本体部19aの水平方向における外形の大きさと、記録装置用配置ユニット80の水平方向における外形の大きさとは略同一である。
記録装置用配置ユニット80は、媒体配置部としての記録媒体配置ユニット82と、第1の液体供給装置86Aと、第2の液体供給装置86Bとを備える。第1の液体供給装置86Aは、記録媒体配置ユニット82の−Y軸方向側に配置されている。第2の液体供給装置86Bは、記録媒体配置ユニット82の+Y軸方向側に配置されている。上記のごとく、第1と第2の液体供給装置86A,86Bと記録媒体配置ユニット82とは水平方向に並んで配置されている。記録媒体配置ユニット82と、第1と第2の液体供給装置86A,86Bとは一体である。また、記録媒体配置ユニット82と、第1及び第2の液体供給装置86A、86Bは隣接している。なお、第1と第2の液体供給装置86A,86Bを区別することなく用いる場合は「液体供給装置86」と呼ぶ。また、第1と第2の液体供給装置86A,86Bの構成は同一であるが、第1と第2の液体供給装置86A,86Bのそれぞれの構成要素を区別して用いる場合は、符号の末尾に「A」又は「B」を付す。
記録媒体配置ユニット82は、X軸方向(水平方向)に移動可能に構成されている。利用者は、記録媒体配置ユニット82の前面102側を把持して−X軸方向側に引張ることで、記録媒体収容部821を引き出すことができる。
液体供給装置86は、内部に液体収容体50及び着脱ユニット30を収容するケース861を有する。ケース861は、下側端部856を支点として上側端部866を回転させることで開閉可能に構成されている。なお、ケース861は、液体収容体50を着脱できるように開閉できれば良く、上記構成に限定されるものではない。例えば、ケース861は、ケース861の+X軸方向側端部を支点として、−X軸方向側の端部を回転させることで開閉可能に構成されても良い。
図18は、記録装置用配置ユニット80の構成を説明するための第1の図である。図19は、記録装置用配置ユニット80の構成を説明するための第2の図である。図20は、着脱ユニット30aを説明するための図である。
図19に示すように、記録媒体配置ユニット82は、複数の印刷用紙Pを収容可能な記録媒体収容部(給紙カセット)821を有する。記録媒体収容部821は、+Z軸方向側が開口した凹形状である。記録媒体収容部821に収容された印刷用紙Pは、搬送機構15によって記録ヘッド13に向けて搬送される。そして、記録ヘッド13によって印刷用紙Pに印刷が行われた後に、搬送機構15によって排出トレイ17に排出される。
図18に示すように、第1の液体供給装置86Aと第2の液体供給装置86Bとのそれぞれは、3つの液体収容体50と、3つの着脱ユニット30aとを備える。3つの液体収容体50は、水平方向であるX軸方向に沿って配置されている。第2実施形態の着脱ユニット30aと、第1実施形態の着脱ユニット30との違いは、流通部材72の配置位置と、接続用コネクター604の配置位置である。その他の着脱ユニット30aの構成は、第1実施形態の着脱ユニット30と同様の構成であるため、同様の構成については同一符号を付すと共に説明を省略する。また、着脱ユニット30aの液体導入部362と装置側端子381(図5)との並ぶ方向は第1実施形態のY軸方向とは異なりX軸方向となる。
第1の液体供給装置86Aの着脱ユニット30aは、ケース861Aを区画形成する面のうち記録媒体配置ユニット82側(+Y軸方向側)に位置する面863Aに取り付けられている。第2の液体供給装置86Bの着脱ユニット30aは、ケース861Bを区画形成する面のうち記録媒体配置ユニット82側(−Y軸方向側)に位置する面863Bに取り付けられている。
図18及ぶ図19に示すように、液体導入部362を含む着脱ユニット30aと、記録媒体収容部821とは水平方向に並んで配置されている。すなわち、上下方向(Z軸方向)について、少なくとも液体導入部362は、記録媒体収容部821が位置する範囲に位置する。
図20に示すように、着脱ユニット30aの流通部材72aの一端は、中間流路部365(図10)に接続され、他端は液体用接続部122に接続されている。流通部材72aの他端側は、面863を貫通して記録媒体収容部821とケース861との間に配置されている。また、流通部材72aの他端は、上下方向について、記録装置用配置ユニット80の上端部近傍に配置されている。
着脱ユニット30aの配線603は、面863を貫通して記録媒体収容部821とケース861との間に配置されている。また、配線603に電気的に接続された接続用コネクター604aは、上下方向について、記録装置用配置ユニット80の上端部近傍に配置されている。また、接続用コネクター604aは、電気用接続部123と電気的に接続されている。
記録装置用配置ユニット80を本体部19aに取り付ける時に、流通部材72aは液体用接続部122に接続し、接続用コネクター604aは電気用接続部123に接続する。なお、これらの接続のタイミングは、記録装置用配置ユニット80の本体部19aへの取付と同時でなくても良く、例えば、記録装置用配置ユニット80を本体部19aへ取り付けた後に、流通部材72aと液体用接続部122との接続及び接続用コネクター604aと電気用接続部123との接続が行われても良い。
本実施形態では、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、イアン(C)、ライトマゼンタ(LM)、ライトシアン(LC)のインクがそれぞれ異なる液体収容体50に収容されている。
上記第2実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の構成については同様の効果を奏する。例えば、記録装置用配置ユニット80は液体供給部57が接続される流路接続部としての液体導入部362を有する。これにより、液体導入部362に液体供給部57を接続する、又は、液体導入部362から液体供給部57を取り外すことによって液体収容体50をプリンター10から着脱できる。
また上記第2実施形態によれば、図17に示すように、記録装置用配置ユニット80は本体部19に対して上下方向の下側に配置されている。これにより、プリンター10aが水平方向に大型化することを抑制できる。また、記録装置用配置ユニット80の水平方向についての大きさは、本体部19aの水平方向についての大きさと略同一である。これにより、記録装置用配置ユニット80を設けた場合でも、プリンター10aを設置するための設置面積が大きくなることを抑制できる。
また上記第2実施形態によれば、図18及び図19に示すように、流路接続部としての液体導入部362と記録媒体収容部821とは水平方向に並んで配置されている。これにより、プリンター10の上下方向の大きさを抑制しつつ液体導入部362と記録媒体収容部821とを配置できる。一般に、記録媒体収容部821の水平方向についての大きさは、本体部19aの水平方向についての大きさよりも小さい。よって、記録媒体収容部821のみを本体部19aに取り付けた場合、記録媒体収容部821の水平方向における外側にはスペース(横スペース)が生じる場合がある。よって、記録装置用配置ユニット80が、記録媒体収容部821の水平方向における外側に液体供給装置86を有することで、スペースを有効に利用して液体導入部362及び液体収容体50を配置できる。
また上記第2実施形態によれば、図19に示すように、媒体配置部としての記録媒体配置ユニット82が複数の印刷用紙Pを収容可能な記録媒体収容部821を有する。これにより、印刷用紙Pに記録(印刷)を行う度に印刷用紙Pをプリンター10aにセットする必要が無い。
C.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
C−1.第1変形例:
上記実施形態では、液体供給装置64,86(図2、図17)は、液体収容体50を収容するためのケース641,861を有していたが、着脱ユニット30,30aを取り付ける壁面を有していればケース641,861は省略可能である。
C−2.第2変形例:
上記第1実施形態の記録装置用ユニット60と、上記第2実施形態の記録装置用配置ユニット80とを組み合わせて用いても良い。こうすることで、利用者のより様々な要望に応じて、プリンター10の仕様を変更できる。
C−3.第3変形例:
液体収容体50(図13)は、上記実施形態に限定されるものではなく、液体を収容するための液体収容部と、液体を液体噴射記録装置へと供給するための液体供給部とを有していれば良い。すなわち、液体収容体50は、ハンドル部53や回路基板582を有さなくても良い。回路基板582を有さない場合、着脱ユニット30の接点機構38は省略しても良い。また、上記実施形態では、液体収容部52は可撓性を有していたが、有していなくても良い。例えば、液体収容部52は硬質部材(例えば、ポリエチレンやポリプロピレン)によって形成されていても良い。また、液体収容部52は、ケース等に収容されていても良い。
C−4.第4変形例:
上記実施形態では、収容体側電気接続部としての接触部cpは回路基板582に配置されていたが(図15)、これに限定されるものではなく、装置側端子381と電気的に接触可能に液体収容体50に設けられていれば良い。また接触部cpは、液体収容体50の着脱検出に用いられる端子の接触部を含んでいても良い。また、接触部cpは、フレキシブルプリント基板(FPC)のようなフレキシブルなケーブルを含む回路基板に配置されていても良い。この回路基板は装置側端子381と接触可能な接触部を一端側に有する。他端側は例えばリセット装置につながる。上記の変形例は、回路基板582に代えて採用しても良いし、回路基板582と共に採用しても良い。
また、回路基板582は折り曲げ可能(フレキシブル)なフィルムを用いて形成しても良い。また、各接触部cpが各装置側端子381と接触できる配置であれば良く、例えば、接触部cpが配置される面582fa(図15)は曲面であっても良いし、段差を有していても良い。
C−5.第5変形例:
本発明は、プリンター10,10aに限らず、インク以外の他の液体を噴射する任意の液体噴射記録装置、及び、液体噴射記録装置に用いられるユニットに適用することができる。例えば、以下のような各種の液体噴射記録装置、及び、ユニットに適用可能である。
(1)ファクシミリ装置等の画像記録装置
(2)液晶ディスプレイ等の画像表示装置用のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射記録装置
(3)有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイや、面発光ディスプレイ (Field Emission Display、FED)等の電極形成に用いられる電極材噴射記録装置
(4)バイオチップ製造に用いられる生体有機物を含む液体を噴射する液体噴射記録装置
(5)精密ピペットとしての試料噴射記録装置
(6)潤滑油の噴射記録装置
(7)樹脂液の噴射記録装置
(8)時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を消費する液体噴射記録装置
(9)光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂液等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射記録装置
(10)基板などをエッチングするために酸性又はアルカリ性のエッチング液を噴射する液体噴射記録装置
(11)他の任意の微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッドを備える液体噴射記録装置
なお、「液滴」とは、液体噴射記録装置又は液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう「液体」とは、液体噴射記録装置又は液体噴射装置が液体を噴射できるような材料であれば良い。例えば、「液体」は、物質が液相であるときの状態の材料であれば良く、粘性の高い又は低い液状態の材料、及び、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような液状態の材料も「液体」に含まれる。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散または混合されたものなども「液体」に含まれる。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インクおよび油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種の液体状組成物を包含するものとする。また、紫外線を照射して硬化可能なUVインクをこの液体収容部に収容してプリンターに接続した場合は、設置面から液体収容袋が浮くため、設置面の熱が液体収容部に伝って硬化する可能性が低減する。
10,10a…プリンター
11…記録機構
13…記録ヘッド
15…搬送機構
17…排出トレイ
18…制御部
19,19a…本体部
30,30a…着脱ユニット
35…固定部材
36…液体導入機構
38…接点機構
40…可動部材
50,50C,50K,50M,50Y…液体収容体
51…収容部支持アセンブリ
52…液体収容部
53…ハンドル部
54…把持部
55…液体供給ユニット
56…位置決め部
57…液体供給部
58…基板ユニット
59…接触部配置部
60…記録装置用ユニット
62…記録媒体配置ユニット
64…液体供給装置
70…流路形成部材
72,72a…流通部材
80…記録装置用配置ユニット
82…記録媒体配置ユニット
86…液体供給装置
86A…第1の液体供給装置
86B…第2の液体供給装置
99…フィルム
101…上面
102…前面
104…左側面
106…右側面
108…底面
109…背面
121…接続ユニット
122…液体用接続部
123…電気用接続部
152…反転機構
191…本体側取付部
362…液体導入部
365…中間流路部
381…装置側端子
501…一端部
503…第1側端部
504…第2側端部
521…第1のシート
522…第2のシート
523…第3のシート
542…受入空間部
545…押圧部
546…第1の接続部
547…第2の接続部
548…基部
549…取付部
572…液体供給口
573…供給接続部
580…液体収容体側端子群
582…回路基板
582fa…表面
582fb…裏面
583…記憶装置
584…ボス溝
585…ボス孔
586…上側端部
587…下側端部
594…底部
601…ユニット側取付部
602…コネクター
603…配線
604,604a…接続用コネクター
622…給紙トレイ
623…端部
624…端部
641…ケース
642…第1側部
643…第2側部
821…記録媒体収容部
856…下側端部
861,861A,861B…ケース
863,863A,863B…面
866…上側端部
P…印刷用紙
CL…中心軸
CT…中心軸
P1…表面
P2…裏面
cp…接触部

Claims (6)

  1. 液体噴射記録装置に用いられ、液体を収容可能な液体収容部と、前記液体収容部の内部と連通し前記液体を前記液体噴射記録装置の噴射部に供給可能な液体供給部と、有する液体収容体を接続するためのユニットであって、
    前記噴射部によって前記液体が噴射される記録媒体を配置可能な媒体配置部と、
    前記液体供給部と接続可能な流路接続部であって、前記液体供給部からの前記液体を前記噴射部に流通させる流路接続部と、を備え、
    前記ユニットは、前記噴射部が配置された前記液体噴射記録装置の本体部に対して着脱可能に構成されている、ユニット。
  2. 請求項1に記載のユニットであって、
    前記ユニットは、前記本体部に対して上下方向の下側に配置され、
    前記媒体配置部は、前記記録媒体を収容するための記録媒体収容部を有する、ユニット。
  3. 請求項2に記載のユニットであって、
    前記流路接続部と前記記録媒体収容部とは、水平方向に並んで配置されている、ユニット。
  4. 請求項1に記載のユニットであって、
    前記ユニットは、前記液体噴射記録装置の前記噴射部が配置された本体部の側面に配置され、
    前記流路接続部と前記媒体配置部とは、上下方向に並んで配置されている、ユニット。
  5. 請求項1又は請求項4に記載のユニットであって、
    前記媒体配置部は、前記記録媒体の表裏を反転させるための両面給紙部を含む、ユニット。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のユニットと、
    前記液体を前記記録媒体に噴射する前記噴射部と、を備えた液体噴射記録装置。
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