JP6229448B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ターゲットに対して液体を噴射することにより記録を行う記録装置に関する。
従来から、記録装置の一種として、液体噴射ヘッドから用紙等のターゲットに対して液体の一例としてのインクを噴射することにより記録(印刷)を行うインクジェット式のプリンターが知られている。そして、このようなプリンターにおいて、比較的大量の印刷を行う場合には、液体噴射ヘッドへ連続的に安定してインクを供給することが求められる。そのため、インクの収容容量が比較的大きなインクタンク(液体収容部)からインク供給チューブを通じて液体噴射ヘッドにインクを供給する構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
中国実用新案登録公告CN2825289Y号公報
このような構成のプリンターでは、インクタンクは、プリンターの操作を妨げないように配置される。例えば、インクタンクは、用紙が排出される方向側や、液体噴射ヘッドに供給する用紙を収容可能な供給カセット(用紙カセット)を挿抜する操作を行う側となるプリンター本体の正面側には設置されず、通常は、正面側から見て左右方向側となるプリンター本体の横側に設置される。あるいは、正面側とは反対方向側となるプリンター本体の後側に設置される。このため、プリンター本体に加えてインクタンクを設置するために必要な設置面積が大きくなってしまう。例えば、インクタンクをプリンター本体の横側に設置した場合は、設置面積が横方向に大きくなるため、設置場所が制約されるという課題がある。
また、インクタンクは、プリンター本体から排出される用紙を回収するなどのユーザーのアクセスが容易な位置となるプリンター本体の正面側から離れた場所に位置することにもなる。したがって、例えば、作業者が、そのようなインクタンクにインクを注入してインクタンクがインクで満たされた状態とする場合、作業者は、そのインクタンクをプリンター本体の横側から正面側に移動することによって、インクタンクへのアクセスを容易にする必要がある。このとき、インクタンクがプリンター本体に取り付けられている場合は、インクタンクをプリンター本体から取り外すという面倒な作業が必要となる。またインクタンクを取り外さない場合は、インクタンクが正面側に移動するようにプリンター本体を移動させるなどの負荷を伴う作業が必要となる。
なお、こうした実情は、プリンターに限らず、ターゲットに対して液体を噴射して記録を行う液体噴射ヘッドを有する装置本体と、装置本体に挿抜可能であってターゲットを収容可能な供給カセットと、液体噴射ヘッドに供給される液体を収容可能な液体収容部と、を備える記録装置においては概ね共通するものとなっていた。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、設置面積の増加を抑制しつつ、液体収容部を記録用の液体が満たされた状態に容易にすることができる記録装置を提供することを主な目的とする。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する記録装置は、ターゲットに対して液体を噴射して記録を行う液体噴射ヘッドを有する装置本体と、前記装置本体に挿抜可能であって前記ターゲットを収容可能な供給カセットと、前記液体噴射ヘッドに供給される前記液体を収容可能な液体収容部と、を備え、前記液体収容部は前記供給カセットに設置されている。
この構成によれば、供給カセットの抜出しによって液体収容部の少なくとも一部を装置本体外へ移動させることが可能となる。したがって、液体収容部にアクセスするとき、作業者は、記録装置を移動させることなく、液体収容部を記録用の液体が満たされた状態に容易にすることができる供給カセットの抜出し側から液体収容部にアクセスして、液体収容部を記録用の液体が満たされた状態に容易にすることができる。また、液体収容部を装置本体内の供給カセットと鉛直方向から見て重なるように備えるので、インクの収容容量が比較的大きな液体収容部を備えてもプリンター11の設置面積の増加が抑制される。
上記の記録装置において、前記供給カセットは、前記ターゲットを積層状態で収容する収容領域と、前記液体収容部の設置領域とを区画する区画部材を備えることが好ましい。
この構成によれば、区画部材によって、ターゲットおよび液体収容部を、それらが供給カセットにおいて互いに干渉しない状態で、収容および設置することができる。
上記の記録装置において、前記区画部材は、前記収容領域と前記設置領域とを、前記ターゲットの積層方向から見て互いに重ならないように区画することが好ましい。
この構成によれば、供給カセットにおいてターゲットの収容領域および液体収容部の設置領域を、互いに干渉しない状態のまま容易に拡大させることができる。
上記の記録装置において、前記区画部材は、前記収容領域と前記設置領域とを、前記ターゲットの積層方向から見て少なくとも一部が互いに重なるように区画し、
前記供給カセットが前記装置本体に挿入された状態で、当該供給カセットに設置された前記液体収容部は、前記供給カセットに収容された前記ターゲットよりも前記積層方向における反重力方向側に位置することが好ましい。
この構成によれば、供給カセットにおいて液体収容部に容易にアクセスすることができるので、液体収容部を記録用の液体が満たされた状態に容易にすることができる。
上記の記録装置において、前記区画部材は、前記収容領域と前記設置領域とを、前記ターゲットの積層方向から見て少なくとも一部が互いに重なるように区画し、
前記供給カセットが前記装置本体に挿入された状態で、当該供給カセットに設置された前記液体収容部は、前記供給カセットに収容された前記ターゲットよりも前記積層方向における重力方向側に位置することが好ましい。
この構成によれば、供給カセットにおいてターゲットは液体収容部の反重力方向側に位置するので、液体がターゲット側に移動する確率が低くなる。したがって、供給カセットに収容されたターゲットのインクによる汚れが抑制される。
上記の記録装置において、前記区画部材は、前記供給カセットにおいて移動可能に備えられることが好ましい。
この構成によれば、供給カセットにおいて区画部材を移動させることによって、収容領域と設置領域との占有割合を、収容されるターゲットの容積、あるいは設置される液体収容部の容積に応じて適切に変更することができる。
上記の記録装置において、前記設置領域には、前記液体収容部を収納する収納部を有し、前記収納部は前記供給カセットにおいて移動可能に備えられることが好ましい。
この構成によれば、液体収容部の少なくとも一部を装置本体外へ移動させることができる。
上記の記録装置において、前記液体収容部は、前記供給カセットにおいて前記装置本体からの抜出し方向側に設置されることが好ましい。
この構成によれば、液体収容部の少なくとも一部を装置本体外へ確実に移動させることができる。
上記の記録装置において、前記装置本体は、前記液体噴射ヘッドを有する第1筐体と、当該第1筐体に着脱可能な第2筐体を有し、前記液体収容部が設置された前記供給カセットは、前記第1筐体および前記第2筐体の少なくとも一方に挿抜可能に備えられることが好ましい。
この構成によれば、記録装置が互いに着脱可能な複数の筐体で構成される場合、各筐体のうちのいずれかの筐体に液体収容部が設置された供給カセットを備えることができる。例えば、供給カセットが、第1筐体に着脱可能な第2筐体に備えられる場合、第1筐体が有する液体噴射ヘッドに対して、装着される第2筐体に応じて、異なる量の液体や異なる種類の液体を供給可能な液体収容部を備えることが可能である。
上記の記録装置において、前記液体収容部は、当該液体収容部に収容される前記液体の注入が可能な注入口を備えることが好ましい。
この構成によれば、作業者は、供給カセットに設けられた液体収容部に注入口から液体を注入することによって、液体収容部を液体が満たされた状態に容易にすることができる。
上記の記録装置においては、前記装置本体には、前記液体収容部に接続され、前記液体噴射ヘッドへ前記液体を供給する液体供給チューブが備えられ、前記液体供給チューブは、前記液体収容部における前記供給カセットの抜出し方向とは反対方向側の端部に接続されていることが好ましい。
この構成によれば、液体収容部にアクセスするとき、作業者は、供給カセットの抜出し方向から液体供給チューブが妨げになることなく液体収容部にアクセスできるので、液体収容部を液体が満たされた状態に容易にすることができる。
記録装置の実施形態の一例としてのプリンターを示す斜視図。 プリンターが備える用紙の排出部の構成を示す斜視図。 プリンターが備える用紙の供給カセットの構成を示す斜視図。 供給カセットに備えられる液体収容部の構成を示す斜視図。 (a),(b)は、液体供給チューブの配設状態を示す斜視図。 液体供給チューブの液体収容部への接続状態を示す斜視図。 液体収容部が供給カセット内の下方に位置するプリンターを示す正面図。 (a),(b)は、用紙の積層方向において重なるように区画された用紙の収容領域と液体収容部の設置領域とを模式的に示す供給カセットの斜視図。 (a)〜(c)は、用紙の積層方向から見て重ならないように区画された用紙の収容領域と液体収容部の設置領域とを模式的に示す供給カセットの斜視図。 液体収容部を備える供給カセットが増設されたプリンターを示す正面図。 液体収容部にインク袋を備えるプリンターを示す斜視図。
以下、記録装置の一実施形態として、記録用の液体の一例としてのインクを噴射する液体噴射ヘッドを備え、ターゲットの一例としての用紙に対してインクを噴射して文字や図形などを含む画像を印刷(記録)するインクジェット式のプリンターについて、図を参照して説明する。
図1に示すように、記録装置の一例としてのプリンター11は、鉛直方向において反重力方向(+Z方向)側に位置する上部側筐体12Aと、重力方向(−Z方向)側に位置する下部側筐体12Bと、両筐体12A,12Bに渡って位置する蓋筐体12Cとを含んで構成された略直方体形状のプリンター本体12を装置本体として有している。なお、各筐体12A,12B,12Cは、ねじ13などによって互いに連結固定されている。そして、プリンター11は、このプリンター本体12内に、液体噴射ヘッド16と、用紙Pが排出される排出部20と、液体噴射ヘッド16へ供給する用紙Pを収容可能な供給カセット40と、を備えている。供給カセット40は、プリンター本体12に対して挿抜可能に備えられるとともに、この供給カセット40に、液体噴射ヘッド16へ供給するインクを収容可能な液体収容部30が設けられている。
液体噴射ヘッド16は、排出部20に対して鉛直方向における反重力方向(+Z方向)側となる上方に位置し、この液体噴射ヘッド16の重力方向(−Z方向)側となる下方を搬送される用紙Pにインクを噴射する。また、液体噴射ヘッド16は、用紙Pの搬送方向(+Y方向)と交差する走査方向(±X方向)へ移動可能である。すなわち、液体噴射ヘッド16は、走査方向に延びる2つのガイドレール14A,14Bによって支持されながら、これらのガイドレール14A,14Bに沿って摺動するキャリッジ15に取り付けられている。したがって、キャリッジ15が図示しない駆動機構によって走査方向に移動されるのに伴って、液体噴射ヘッド16は走査方向(±X方向)に移動する。
このように走査方向へ移動する液体噴射ヘッド16から搬送方向へ移動する用紙Pに対して適宜インクを噴射することによって、用紙Pに印刷が行われる。なお、本実施形態では、印刷された用紙Pがプリンター本体12から排出される際の排出方向は、用紙Pの搬送方向(+Y方向)と同じ方向であり、この排出方向側をプリンター本体12の前方側すなわち正面側としている。
キャリッジ15には、液体収容部30に収容されたインクを供給するための複数本の液体供給チューブ50が、2つのガイドレール14A,14Bによって支持された後方側とは反対の前方(+Y方向)側に接続されている。各液体供給チューブ50は、変形可能な湾曲部50Rを有し、この湾曲部50Rを介して液体収容部30からキャリッジ15にインクを供給する。キャリッジ15に供給されたインクは、キャリッジ15に設けられた図示しないインク流路を介して液体噴射ヘッド16に供給される。なお、本実施形態では、6本の液体供給チューブ50が前後方向に並ぶようにしてキャリッジ15に接続されている。
本実施形態のプリンター11では、供給カセット40は、排出部20に対して鉛直方向の重力方向(−Z方向)側となる下方に備えられている。そして、この供給カセット40においてプリンター本体12からの抜出し方向側に液体収容部30が設置されている。また、供給カセット40は載置面となる内底面に用紙Pを積層状態で載置することによって、用紙Pを液体収容部30の下側に収容することが可能である。そして、収容された用紙Pは、プリンター本体12に備えられた図示しない搬送機構によって、図1において破線矢印K1で示すように、供給カセット40からプリンター本体12において液体収容部30の後方(−Y方向)側に設けられた供給経路KK(図6参照)を通って液体噴射ヘッド16へ供給(給送)される。
すなわち、供給カセット40は、用紙Pを積層状態で収容する収容領域SPと、その上方に液体収容部30の設置領域SLとを備える。設置領域SLには、液体収容部30を収納する収納部32を有し、この収納部32は供給カセット40において前後方向(±Y方向)に移動可能に取り付けられている。換言すれば、収納部32は、収容領域SPと設置領域SLとを、用紙Pの積層方向から見て少なくとも一部が互いに重なるように区画する。そして、供給カセット40がプリンター本体12に挿入された状態で、当該供給カセット40に設置された液体収容部30が、供給カセット40に収容された用紙Pよりも積層方向における反重力方向(+Z方向)側に位置するように区画する区画部材として機能する。また、収納部32は、その上下方向(±Z方向)の取り付け位置に応じて、収容領域SPと設置領域SLとの占有割合が設定される。
次に、排出部20、液体収容部30、および供給カセット40について説明する。
まず図2に示すように、排出部20は、プリンター本体12から前方側(+Y方向側)へ引出し可能な第1支持台21と、この第1支持台21から前方側へ引出し可能な第2支持台22を備えている。さらに、この第2支持台22の前方側端部において左右方向(±X方向)を軸線とする回転軸23aに回転可能に支持された第3支持台23を備えている。そして、排出部20は、印刷後にプリンター本体12から排出される用紙Pを、下方から支持する。
すなわち、排出部20は、図2において破線矢印で示すように、まず第2支持台22が第1支持台21(プリンター本体12)から前方へスライド移動して引き出される。続いて第1支持台21が第2支持台22とともに前方へスライド移動してプリンター本体12から引き出される。さらに、第3支持台23が、その先端部が後ろ側から手前側に持ち上げられるように回転して、第2支持台22から引き出される。なお、排出部20は、用紙Pに印刷を行わない場合は、図1に示すように、これらの第1支持台21、第2支持台22、第3支持台23がプリンター本体12内に収納された状態とされる。
また、図1、図2に示すように、排出部20は、プリンター本体12の前方に排出口25が形成され、この排出口25から、用紙Pの排出手段によって排出方向側となるプリンター本体12の前方側に排出される。したがって、本実施形態では、このように用紙Pの排出方向側に引き出された各支持台21,22,23の上面が用紙Pの排出領域とされ、用紙Pを下方から支持する。なお、排出部20は、用紙Pに印刷を行わない場合は、図1に示すように、これらの第1支持台21、第2支持台22、第3支持台23がプリンター本体12内に収納された状態とされる。
また、図2に示すように、本実施形態では、プリンター本体12内に、印刷された用紙Pを排出する排出ローラー27と、排出ローラー27に対向して配置される従動ローラー28とのローラー対を有する排出手段を備えている。したがって、排出部20は、この排出手段から、用紙Pの排出方向側に排出領域を有して形成されている。もとより、排出手段はこのようなローラー対以外に、例えば搬送ベルトなど他の構成も採用可能である。
次に、図3に示すように、液体収容部30が設けられた供給カセット40は、図示しないスライド構造によって、プリンター本体12(下部側筐体12B)に対して前後方向(±Y方向)にスライド可能であってプリンター本体12の前方側(正面側)から挿抜可能に備えられる。そして、供給カセット40内に用紙Pを収容する際に、供給カセット40は、プリンター本体12(下部側筐体12B)から図3において破線矢印で示すように前方へ抜き出され、液体収容部30の手前側から供給カセット40の内底面に用紙Pを積層状態で収容することが可能である。供給カセット40は、用紙Pの収容後、図1に示すようにプリンター本体12内に挿入される。
続いて、図4に示すように、供給カセット40がプリンター本体12から抜き出された状態において、液体収容部30は前後方向(±Y方向)へのスライド移動が可能である。すなわち、本実施形態では、液体収容部30は、供給カセット40に備えられた上方が開口する略箱状に形成され、設置領域SLと収容領域SPとを区画する区画部材としての収納部32(図6参照)に収納されている。この収納部32に、その左右方向(±X方向)の両側面において、供給カセット40に対して前後方向(±Y方向)への収納部32の自在な移動を可能にする図示しないスライド機構が、移動機構として設けられている。
したがって、液体収容部30は、収納部32のスライド移動によって、供給カセット40内を前後方向(±Y方向)にスライド移動することが可能である。このスライド移動によって、液体収容部30は、少なくともその一部がプリンター本体12外に引き出されるように構成されている。
なお、本実施形態では、液体収容部30は、供給カセット40がプリンター本体12から引き出される場合、このスライド機構の作用によって、供給カセット40と一緒に前方へ移動することなくプリンター本体12内に留まるものとしている。もとより、液体収容部30は、供給カセット40と一緒にプリンター本体12から引き出される構成であってもよい。この場合、供給カセット40に用紙Pを収容する際には、引き出された液体収容部30を、スライド機構によって後方へ移動させて、図3に示すようにプリンター本体12内に位置させることが可能である。
このように少なくともその一部がプリンター本体12外へ引き出される液体収容部30は、本実施形態では、互いに異なる種類(たとえば色)のインクが収容される6つの液体収容体31(図5(b)参照)を有している。そして、液体収容部30は、これら6つの液体収容体31が個別に分離可能な状態で、走査方向となる左右方向(±X方向)に一列に並んで収納部32に収納されている。また、各液体収容体31は、内部にインクを収容可能な剛性を有する材料(樹脂や金属)で形成された略箱型の容器、所謂インクタンクとされている。
なお、各液体収容体31は互いに接合された状態で収納部32に収納されていてもよい。また、各液体収容体31は必ずしも互いに異なる6種類のインクが収容されなくてもよく、2種類以上5種類以下のインクが収容されてもよい。あるいは、1種類(たとえば黒色)のインクが複数(ここでは最大で6つ)の液体収容体31に収容されていてもよい。さらに、同じ種類(たとえば黒色)のインクが収容された複数の液体収容体31を繋げて一つの液体収容体31とされてもよい。
また、液体収容部30は、各液体収容体31に収容されたインクの液量(残量)を視認可能な液量視認部33を備える。液量視認部33は、収納部32の前側面に設けられた略四角形の貫通孔32Hを介して視認可能な液体収容部30(液体収容体31)の領域部分であり、この液量視認部33において、液体収容体31内のインクの液面を視認可能に形成されている。さらに、液体収容部30は、この液量視認部33において、液体収容体31内へのインクの注入が必要であることを示す下限液面線34bと、液体収容体31内へのインクの注入限度を示す上限液面線34aとが形成されている。
また、液体収容部30は、各液体収容体31内へのインクの注入がそれぞれ可能な6つの注入口35を備える。各注入口35は、各液体収容体31の上面前端部において上方に向いて突出する円筒部36の一端側の開口とされている。すなわち、各円筒部36はその筒内が、一端側が大気と通じ他端側が液体収容体31内と通ずる連通孔とされ、この連通孔の大気と連通する一端側の開口が注入口35として機能することによって、液体収容体31内へのインクの注入が可能である。
さらに、本実施形態では、円筒部36には伸縮可能な蛇腹部が形成され、この蛇腹部が伸縮することによって、注入口35はプリンター本体12に対して変位可能に設けられている。たとえば、図4において二点鎖線で示すように蛇腹部が伸びることによって、注入口35はプリンター本体12から離れるように変位可能である。
なお、図4では図示を省略しているが、各液体収容体31には、注入口35からのインク漏れやインクの蒸発を防ぐためのキャップが、必要に応じて注入口35に取り付けられる。もとより、インクを注入する際には、このキャップは注入口35から取り外される。
また、液体収容部30は、注入口35および注入口35の付近への異物の付着を抑制するため、各液体収容体31の上面を覆う第1カバー部材37と第2カバー部材38とを備えている。第1カバー部材37は、注入口35を覆うように第2カバー部材38の前方側に位置しつつ、各液体収容体31の上面に対して着脱可能に備えられている。すなわち、第1カバー部材37を、図4において実線矢印で示すように取り外すことによって、各液体収容体31の注入口35が露出する構成とされている。
なお、第2カバー部材38には、各液体収容部30の円筒部36に対応して6つの略三角形状の分離壁38aが形成されている。この分離壁38aは、注入口35から零れたインクが、別の注入口35へ流入しないように、また注入口35から零れたインクがその注入口35を備える円筒部36の周辺に留まるように、その流動を抑制している。
次に、図5(a),(b)、および図6を参照して、液体収容部30から液体噴射ヘッド16へインクを供給する液体供給チューブ50の配設状態について説明する。なお、図5(a)は、プリンター11が、プリンター本体12の上部側筐体12Aが取り除かれた状態で図示され、図5(b)は、図5(a)において液体収容部30よりも上方に位置する構成部材、および第2カバー部材38がさらに取り除かれた状態で図示されている。また、図6は、図5(b)の状態が異なる方向から見た状態で図示されている。
図5(a),(b)および図6に示すように、プリンター11は、プリンター本体12の下部側筐体12Bに備えられた液体収容部30の各液体収容体31から、排出部20よりも上方に位置するキャリッジ15(液体噴射ヘッド16)へ、それぞれ液体供給チューブ50によってインクを供給する。すなわち、各液体供給チューブ50は、可撓性を有し、その一端51aが、液体収容部30に対して抜出し方向(+Y方向)とは反対方向(−Y方向)側の端部に接続され、各液体収容体31と連通する。そして、液体供給チューブ50は、供給カセット40の抜出し方向(+Y方向)と交差する左右方向(±X方向)において、排出部20の外側に、排出部20の下方側(−Z方向側)から上方側(+Z方向側)へインクを供給する略C字状の屈曲流路部52Cが配設されている。すなわち、液体供給チューブ50は、その屈曲流路部52Cが、プリンター本体12の正面側から見て排出部20の右方向(+X方向)の外側に位置することによって、排出部20から排出される用紙Pとは係合しないように構成されている。
さらに、液体供給チューブ50は、排出部20の上方において、この屈曲流路部52Cから左方向(−X方向)へ向かって延びるように配設されたのち、その他端が、略半円形状に湾曲する湾曲部50Rを形成してキャリッジ15に接続されている。したがって、液体収容部30から流出したインクは、排出部20の右方向(+X方向)の外側端部に位置する屈曲流路部52Cを下方から上方へ流れたのち、さらに液体供給チューブ50の湾曲部50Rを流れてキャリッジ15に流入する。
この結果、液体供給チューブ50は、湾曲部50Rが、キャリッジ15の移動に伴って形成位置を変えながら追従変形する変形可動部として機能し、移動するキャリッジ15に対して液体収容部30からインクを供給する。キャリッジ15に供給されたインクは、キャリッジ15に設けられた図示しないインク流路を介して、液体噴射ヘッド16へ供給される。こうして、プリンター11では、プリンター本体12の下部側に設けられた液体収容部30から、プリンター本体12の上部側に設けられた液体噴射ヘッド16へ、可撓性を有する液体供給チューブ50によってインクの供給が可能である。
本実施形態では、液体収容部30から液体噴射ヘッド16へインクを供給する液体供給チューブ50は、配設されたその長さが供給カセット40の大きさに関わらず略一定となる。例えば、供給カセット40が比較的多くの枚数の用紙Pを供給可能とするために用紙Pの収容空間を上下方向(±Z方向)の長さが大きな厚い供給カセット40とされても、液体収容部30が排出部20のすぐ下側に位置するため、液体収容部30と液体噴射ヘッド16とが遠く離れてしまうことはない。
なお、本実施形態では、各液体供給チューブ50は切離および接続が可能な少なくとも2つのチューブで構成されている。すなわち、各液体供給チューブ50は、図5(a),(b)に示すように、液体収容部30に接続された上流側チューブ51とキャリッジ15に接続された下流側チューブ52とを有し、上流側チューブ51は、屈曲流路部52Cの上流端に設けられた接続部53によって、下流側チューブ52との切離および接続が可能である。そして、上流側チューブ51と下流側チューブ52との切離作業あるいは接続作業を行うための開口12Kが、上部側筐体12Aと下部側筐体12Bとにそれぞれ設けられている。なお、本実施形態では、各図において、上部側筐体12Aの開口12Kは省略されて図示されている。
また、本実施形態では、各液体供給チューブ50の屈曲流路部52Cが露出しないように、蓋筐体12Cで覆う構成とされている。すなわち、蓋筐体12Cは、上部側筐体12Aと下部側筐体12Bとにそれぞれ設けられた開口12Kを塞ぐようにプリンター本体12に着脱可能に取り付けられる(例えば、図1参照)。そして、上流側チューブ51と下流側チューブ52との切離作業あるいは接続作業を行う際にプリンター本体12から取り外され、上流側チューブ51と下流側チューブ52との切離作業あるいは接続作業が終了したのちにプリンター本体12へ取り付けられる。
次に、図1、図3、および図4を参照して、本実施形態の作用、すなわち、液体収容部30から液体噴射ヘッド16へ供給するインクが無くなった場合などにおいて、液体収容部30(液体収容体31)へインクを注入(補充)する注入動作について説明する。この注入動作は、インクの注入を委託された委託者やプリンター11のユーザーなど、インクの注入作業者(単に「作業者」と呼ぶ)によって行われる。
さて、図3に示すように、液体収容部30(液体収容体31)へインクを注入するとき、作業者は、まず供給カセット40を、プリンター本体12内から前方(+Y方向)側となる正面側へ、予め定められた最少引出量以上の移動量で引き出す。この引出し作業において、プリンター本体12の正面側には、通常、用紙Pを収容するために引き出される供給カセット40が占有する引出空間が確保されている。したがって、作業者は、この引出空間を有するプリンター本体12の正面側(前方側)において、プリンター11を移動させることなく供給カセット40の引出し作業を行うことができる。なお、供給カセット40の最少引出量については後述する。
図4に示すように、次に作業者は、収納部32に設けられたスライド機構によって、プリンター本体12内に位置している液体収容部30を、プリンター本体12から収納部32とともに前方(+Y方向)側へ引き出す。例えば、作業者は、供給カセット40が引き出されて形成される液体収容部30(収納部32)の下側空間を利用して液体収容部30の前方部分を把持して引き出す。
このとき、引き出される液体収容部30は、すでに引き出されている供給カセット40内を移動するため、作業者は、プリンター本体12の正面側(前方側)から、プリンター11を移動させることなく液体収容部30の引出し作業を行うことができる。そして、この作業者の引き出し作業によって、前方へ移動する収納部32(液体収容部30)が供給カセット40と当接するまでの間において、液体収容部30の少なくとも一部がプリンター本体12の外に位置するように引き出される。
本実施形態では、液体収容部30の一部としての第1カバー部材37がプリンター本体12の外に位置するように引き出される。したがって、収納部32が供給カセット40と当接した状態において、液体収容部30の第1カバー部材37がプリンター本体12の外側に引き出された状態となる供給カセット40の移動量が最少引出量となる。もとより、供給カセット40は、作業者によってこの最少引出量以上の移動量で引き出されている。
次に、作業者は、このようにプリンター本体12の外側に引き出された液体収容部30の第1カバー部材37を開けて注入口35を露出させるとともに、必要に応じて円筒部36の蛇腹部を伸ばして注入口35を上方へ変位させる。そして、作業者は、このように露出あるいは変位させた注入口35から、インクを液体収容体31に注入して、液体収容部30をインクが満たされた状態にする。
このインクの注入に際して、作業者は、液体収容部30(液体収容体31)に注入されたインクの液量を、プリンター本体12の正面側に設けられた液量視認部33によって確認することができる。したがって、作業者は、液体収容部30の各液体収容体31へのインクの注入限度を示す上限液面線34aまでインクを容易に注入することができる。
図1に示すように、こうしてインクが満たされた液体収容部30が、用紙Pが収容された供給カセット40とともにプリンター本体12内へ押し込まれて挿入されている。この結果、プリンター11は供給カセット40から液体噴射ヘッド16へ用紙Pおよびインクを供給する印刷可能な状態となる。そして、この印刷可能な状態でのプリンター11は、プリンター本体12に押し込まれた液体収容部30が供給カセット40と鉛直方向で重なる位置に備えられる。したがって、液体収容部30はプリンター本体12の鉛直方向から見た面積、つまり、プリンター11の設置の際に占有するプリンター本体12の面積の増加が抑制された状態でプリンター11に備えられる。
上記実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)供給カセット40の抜出しによって液体収容部30の少なくとも第1カバー部材37をプリンター本体12外へ移動させることが可能となる。したがって、液体収容部30にアクセスするとき、作業者は、プリンター11を移動させることなく、供給カセット40の抜出し側から液体収容部30にアクセスして、液体収容部30をインクが満たされた状態に容易にすることができる。また、液体収容部30が供給カセット40に設けられるので、供給カセット40の挿入によって液体収容部30はプリンター本体12内において供給カセット40と鉛直方向で重なる位置に設置され、この結果、プリンター11の設置面積の増加が抑制される。
(2)収容領域SPと設置領域SLとを区画する収納部32によって、用紙Pおよび液体収容部30を、それらが供給カセット40において互いに干渉しない状態で、供給カセット40に収容および設置することができる。
(3)供給カセット40において用紙Pよりも上方側に位置する液体収容部30に容易にアクセスすることができるので、液体収容部30を記録用のインクが満たされた状態に容易にすることができる。
(4)供給カセット40において収納部32の取り付け位置を移動させることによって、収容領域SPと設置領域SLとの占有割合を、例えば収容される用紙Pの容積(用紙サイズや枚数)、あるいは設置される液体収容部30の容積に応じて適切に変更することができる。
(5)供給カセット40において移動可能に備えられた収納部32によって、液体収容部30の少なくとも一部を装置本体外へ移動させることができる。
(6)液体収容部30は、供給カセット40においてプリンター本体12からの抜出し方向側(前方側)に設置されるので、液体収容部30の少なくとも一部(第1カバー部材37)をプリンター本体12外へ確実に移動させることができる。また、液体収容部30内のインク収容量(インク残量)を容易に視認することも可能である。
(7)作業者は、供給カセット40に設けられた液体収容部30に注入口35からインクを注入することによって、液体収容部30をインクが満たされた状態に容易にすることができる。
(8)液体収容部30にアクセスするとき、作業者は、供給カセット40の抜出し方向から液体供給チューブ50が妨げになることなく液体収容部30にアクセスできるので、液体収容部30をインクが満たされた状態に容易にすることができる。
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・上記実施形態において、収納部32は、供給カセット40がプリンター本体12から引き出されていない状態で前方にスライド移動可能な構成であってもよい。すなわち、供給カセット40をプリンター本体12から引き出すことなく、液体収容部30をプリンター本体12外へ引き出すことが可能な構成であってもよい。この場合、液体収容部30は、少なくとも注入口35へのインクの注入作業が可能な位置まで引き出し可能であることが好ましい。
・上記実施形態において、供給カセット40は、必ずしも液体収容部30の下側に用紙Pが収容される構成でなくてもよい。例えば、収納部32は、収容領域SPと設置領域SLとを、用紙Pの積層方向から見て少なくとも一部が互いに重なるように区画する。そして、供給カセット40がプリンター本体12に挿入された状態で、当該供給カセット40に設置された液体収容部30は、供給カセット40に収容された用紙Pよりも積層方向における重力方向側(下方側)に位置する構成であってもよい。この変形例について図を参照して説明する。
図7に示すように、供給カセット40には、その上方に用紙Pを載置するための載置面を有する載置板42が区画部材として設けられ、この載置板42の下側に液体収容部30が設けられている。すなわち、供給カセット40内は、載置板42によって、その上側領域が用紙Pの収容領域SPとして、その下側領域が液体収容部30の設置領域SLとして区画される。そして、液体収容部30は、供給カセット40において、供給カセット40の抜出し方向(+Y方向)側の端部であって、供給カセット40に収容された用紙Pの下方(−Z方向)に配置される。そして、供給カセット40の前面に設けられた貫通孔41を介して、収納部32の貫通孔32Hが前方から視認できるように露出する構成とされている。したがって、ここでは図示を省略するが、供給カセット40から液体噴射ヘッド16に向けて供給される用紙Pの供給経路KKは、液体収容部30よりも上方(+Z方向)に形成される。
本変形例によれば、上記実施形態の効果(3)に替えて以下の効果を奏する。
(9)供給カセット40において用紙Pは液体収容部30の反重力方向側に位置するので、インクが用紙P側に移動する確率が低くなる。したがって、供給カセット40に収容された用紙Pのインクによる汚れが抑制される。また、供給カセット40において許容される液体収容部30の占有領域(収容領域SP)は、用紙Pの供給経路KKを設ける必要がないので、供給カセット40の挿抜方向(±Y方向)において上記実施形態よりも大きくすることが可能である。
なお、本変形例では図示を省略しているが、載置板42には、液体収容部30から第1カバー部材37を取り外すことが可能な開口部が、第1カバー部材37の上方に位置する領域部分に形成されている。そして、この開口部を介して、液体収容部30へインクを注入することが可能な構成とされている。また、液体収容部30が供給カセット40の下方に配置されるため、上記実施形態の場合に比べて、図7において破線で示すように屈曲流路部52Cの上下方向の長さが長くなる。また、この長くなる屈曲流路部52Cを覆う蓋筐体12Cも上下に長くなった形状になる。
・上記実施形態および変形例において、区画部材は収納部32や載置板42以外の構成を採用してもよい。この変形例について模式図を参照して説明する。
図8(a),(b)に模式的に示すように、供給カセット40には、供給カセット40内の領域を仕切る仕切り板45が備えられる。この仕切り板45は、用紙Pの積層方向となる上下方向において、供給カセット40内の領域を、用紙Pの収容領域SPと液体収容部30の設置領域SLとの2つの領域に区画する区画部材として機能する。
すなわち、図8(a)に示すように、仕切り板45の上側の空間領域が液体収容部30の設置領域SLとされ、液体収容部30は仕切り板45の上面に載置されて収容される。したがって、仕切り板45は液体収容部30を載置する載置部材として機能する。また、仕切り板45は、その下側の空間領域が用紙Pの収容領域SPとされる。そしてこの収容領域SPに収容された用紙Pは、矢印K1で示すように後方から供給経路KKに送り出される。
なお、仕切り板45は、少なくともその一部が収容領域SP側とは反対側の上方へ移動可能な状態で供給カセット40に備えられてもよい。このような構成によって、作業者は供給カセット40に用紙Pを収容する際に仕切り板45を持ち上げ、供給カセット40との間に用紙Pを収容するための隙間を形成することができる。
また、仕切り板45はプリンター本体12に挿入された状態で前後方向に移動可能に備えられ、図8(a)において二点鎖線で示すように、前方への移動が可能な構成であってもよい。この構成によれば、その上面に載置した液体収容部30を、インクの注入に際して、プリンター本体12外へ移動させることができる。もとより、仕切り板45は移動せず、供給カセット40の引出しによって、液体収容部30がプリンター本体12外へ移動する構成であってもよい。
あるいは、図8(b)に示すように、仕切り板45の上側の空間領域が用紙Pの収容領域SPとされ、用紙Pが仕切り板45の上面に載置されて収容される構成とされてもよい。この構成では、仕切り板45の上面を、上記変形例での載置板42と同様に、用紙Pの載置面として機能させてもよい。また、この仕切り板45は、その下側の空間領域が液体収容部30の収容領域SPとされる。この場合、仕切り板45は、少なくともその一部が上方へ移動可能な状態で供給カセット40に備えられ、作業者が液体収容部30にインクを注入する際に持ち上げられることによって、供給カセット40との間にインクを注入するための隙間を形成する。
また、仕切り板45はプリンター本体12に挿入された状態で前後方向に移動可能に備えられ、図8(b)において二点鎖線で示すように、印刷時には供給カセット40内の後方に位置する構成であってもよい。この構成によれば、仕切り板45を、インクの注入に際して、注入口35よりも後方に位置させることが可能である。もとより、仕切り板45は移動せず、例えば、供給カセット40の前方に設けられた開口部から液体収容部30をプリンター本体12外へ引き出すことが可能な構成としてもよい。
あるいは、図9(a),(b),(c)に模式的に示すように、供給カセット40に備えられる仕切り板45は、収容領域SPと設置領域SLとを、用紙Pの積層方向から見て互いに重ならないように仕切る(区画する)構成であってもよい。
例えば、図9(a)においてハッチング領域で示すように、供給カセット40がプリンター本体12に挿入された状態で、仕切り板45は、供給カセット40の左右方向(±X方向)両側の端部領域と前側の端部領域とを、液体収容部30の設置領域SLとして仕切る構成としてもよい。この構成では、用紙Pが収容される収容領域SPは、用紙Pの積層方向となる上下方向から見て、C字状に形成された設置領域SLの内側に設けられる。そしてこの収容領域SPに収容された用紙Pは、矢印K1で示すように後方から供給経路KKに送り出される。
あるいは、図9(b)においてハッチング領域で示すように、供給カセット40がプリンター本体12に挿入された状態で、仕切り板45は、供給カセット40の左右方向(±X方向)両側のそれぞれの端部領域を、液体収容部30の設置領域SLとして仕切る構成としてもよい。この構成では、用紙Pが収容される収容領域SPは、用紙Pの積層方向となる上下方向から見て、2つの設置領域SLに挟まれた領域に設けられる。
あるいは、図9(c)においてハッチング領域で示すように、供給カセット40がプリンター本体12に挿入された状態で、仕切り板45は、供給カセット40の前方向(+Y方向)の端部領域を、液体収容部30の設置領域SLとして仕切る構成としてもよい。この構成では、用紙Pが収容される収容領域SPは、用紙Pの積層方向となる上下方向から見て、設置領域SLの後方に設けられる。
なお、図9(a),(b),(c)において二点鎖線で示すように、液体収容部30は、それぞれの仕切り板45の構成において、設置領域SLから供給カセット40の前方に移動可能な構造とされることが好ましい。こうすれば、供給カセット40を移動させることなく、液体収容部30へのインクの注入に際して、注入口35をプリンター本体12外へ容易に引き出すことが可能である。
この変形例、すなわち収容領域SPと設置領域SLとを用紙Pの積層方向から見て互いに重ならないように仕切る(区画する)構成によれば、上記実施形態の効果(1),(2),(6)〜(8)に加えて、以下の効果を奏する。
(12)例えば供給カセット40の上下方向の寸法を大きくすることによって、供給カセット40において用紙Pの収容領域SPおよび液体収容部30の設置領域SLを、互いに干渉しない状態のまま容易に拡大させることができる。
・上記実施形態において、プリンター本体12は、液体噴射ヘッド16を有する第1筐体と、当該第1筐体に着脱可能な第2筐体を有し、液体収容部30が設置された供給カセット40は、第1筐体および第2筐体の少なくとも一方に挿抜可能に備えられる構成であってもよい。この変形例について、図を参照して説明する。
図10に示すように、本変形例では、第1筐体としての上部側筐体12Aに対して、第2筐体としての下部側筐体12Bが、着脱可能に備えられている。そして、上部側筐体12Aには、排出部20の直ぐ下側に、用紙Pを収容可能な供給カセット40Aが上部側筐体12Aに対して挿抜可能に備えられている。したがって、プリンター11は、下部側筐体12Bが装着されなくても用紙Pに対する印刷動作が可能であり、下部側筐体12Bは、必要に応じて装着される所謂増設ユニットとして機能する。
本変形例では、下部側筐体12Bは、例えば上下方向の長さ、つまり厚さを大きくすることによって、インクの収容容量が比較的大きな液体収容部30を供給カセット40に設けることが可能である。そして、このようにインクの収容容量の大きな液体収容部30を備える下部側筐体12Bを、増設ユニットとして上部側筐体12Aに装着することによって、比較的大量のインクを液体噴射ヘッド16へ供給することが可能である。あるいは、下部側筐体12Bは、インクの種類(例えば色や溶質材料など)が異なる液体収容部30を供給カセット40に設けることも可能である。
なお、液体収容部30が増設ユニットとして機能する下部側筐体12Bに配置されるため、液体供給チューブ50の屈曲流路部52Cは、図10において破線で示すように下部側筐体12Bから上部側筐体12Aへ向かって配設される。このため、屈曲流路部52Cを覆う蓋筐体12Cも、上部側筐体12Aと増設ユニットとしての下部側筐体12Bに渡って位置する状態で備えられる。
また、本変形例において、下部側筐体12Bに対して、さらにその下側に別の筐体(不図示)が増設ユニットとして着脱可能に備えられてもよい。この場合、上部側筐体12Aと下部側筐体12Bとが第1筐体として機能し、下部側筐体12Bの下側に装着される別の筐体が第2筐体として機能する。なお、このように複数の増設ユニットをプリンター本体12の下部側に重ねて所謂多段ユニットとなった状態で装着する場合は、各増設ユニットには、その下側の増設ユニットに備えられる供給カセット40から供給される用紙Pを液体噴射ヘッド16に給送するための供給経路KKが設けられることが好ましい。また、供給カセット40は、第2筐体としての複数の増設ユニットのうち少なくとも一つに挿抜可能に備えられる構成が好ましい。
本変形例によれば、上記実施形態での効果(1)〜(8)に加え以下の効果を奏する。
(13)プリンター11が互いに着脱可能な複数の筐体で構成される場合、各筐体のうちのいずれかの筐体に液体収容部30が設置された供給カセット40を備えることができる。例えば、供給カセットが、第1筐体に着脱可能な第2筐体に備えられる場合、第1筐体が有する液体噴射ヘッドに対して、装着される第2筐体に応じて、異なる量の液体や異なる種類の液体を供給可能な液体収容部を備えることが可能である。
・上記実施形態において、液体収容部30は、剛性を有する材料で形成されたインクタンク以外の構造を有する液体収容体31を備えることとしてもよい。たとえば、液体収容体31として、剛性の低い可撓性を有するシート部材によって形成された袋部(バッグ)内にインクを収容可能なインク袋39としてもよい。この変形例について、図を参照して説明する。
図11に示すように、本変形例では、上記実施形態において正面側から見て左方向(−X方向)に位置する2つの液体収容体31に替えて、一つのインク袋39とした構成を示している。すなわち、この変形例では、液体収容部30は1つのインク袋39と4つの液体収容体31とから液体噴射ヘッド16にインクを供給する。もとより、各液体収容体31を全てインク袋39に替える構成としてもよい。
本変形例のように、液体収容部30において、液体収容体31をインク袋39で構成した場合は、収納部32の前側面に設けられた略長方形の貫通孔32Hを介して、インク袋39の袋部の形状を視認可能である。すなわち、潰れるように変化する袋部の変化形状を視認することによって、インク袋39に収容されたインクの減り具合を認識することが可能である。したがって、本変形例では、略長方形の貫通孔32Hが液量視認部33として機能する。
なお、本変形例において、インクが無くなったと視認されたインク袋39について、インクが満たされた状態にする作業が行われる。この作業について、インク袋39にインクを注入可能な注入口が設けられている場合は、上記実施形態と同様に、その注入口からインクを袋部内へ注入する。あるいは、インク袋39にインクを注入可能な注入口が設けられていない場合は、液体供給チューブ50の接続を外して、インク袋39をインクが満たされた状態の別のインク袋39に取り替えたのち、再び液体供給チューブ50(上流側チューブ51)を接続する。もとより、これらの作業に際して、作業者は、液体収容部30(インク袋39)をプリンター本体12から正面側へ引き出して行うことが好ましい。
・上記実施形態において、液体供給チューブ50は、必ずしも液体収容部30に対して供給カセット40の抜出し方向(+Y方向)とは反対方向側の端部に接続されなくてもよい。たとえば、液体供給チューブ50は、その一端51aが液体収容部30に対して重力方向(−Z方向)側に接続されてもよい。あるいは、例えば液体収容部30が一つの液体収容体31で形成される場合は、液体供給チューブ50はその一端51aが液体収容部30に対して右方向(+X方向)側に接続されてもよい。
・上記実施形態において、液体収容部30は、必ずしも、インクの注入が可能な注入口35を備えなくてもよい。例えば、液体収容部30が、上記変形例のようにインク袋39で構成される場合は、インクが無くなったインク袋39について、インクを袋部内に注入することなく、インクが満たされた状態の新しいインク袋39に交換する。したがって、このような場合は、液体収容部30はインクの注入口35を備える必要はない。
・上記実施形態において、供給カセット40は、必ずしも液体収容部30にインクが収容され、且つ用紙Pが収容された状態で、プリンター本体12に挿入されていなくてもよい。例えば、プリンター11において用紙Pが供給カセット40以外から液体噴射ヘッド16に供給されるような場合は、供給カセット40において、用紙Pは収容されず、液体収容部30にインクが収容された状態で、プリンター本体12に挿入されてもよい。
・上記実施形態において、液体収容部30は、必ずしも、供給カセット40においてプリンター本体12からの抜出し方向(+Y方向)側に備えられなくてもよい。例えば、液体収容部30は、供給カセット40内において抜出し方向とは反対方向(−Y方向)側に備えられてもよい。要は、液体収容部30が供給カセット40内に位置していれば、プリンター11は、その設置面積の増大が抑制される。もとより、この場合、液体収容部30は、スライド機構によって第1カバー部材37が、プリンター本体12の外へ移動可能な位置まで移動できることが好ましい。
・上記実施形態において、液体収容部30は、必ずしも、スライド機構によって移動する収納部32の移動によって移動する構成でなくてもよい。たとえば、液体収容部30に移動機構が設けられ、液体収容部30が収納部32を介することなく直接移動する構成としてもよい。この場合は、供給カセット40に液体収容部30の収納部32を必ずしも備える必要はない。
・上記実施形態において、供給カセット40には、必ずしも液体収容部30の移動が可能な移動機構が備えられなくてもよい。例えば、図示を省略するが、供給カセット40の抜出しに伴って、液体収容部30へのインクの注入口35が、プリンター本体12の外側まで移動可能な場合は、供給カセット40内において液体収容部30を移動させる必要がない。
・上記実施形態において、液体収容部30は、必ずしも液体収容部30に収容されたインクの量を視認可能な液量視認部33を備えなくてもよい。例えば、プリンター11において液体噴射ヘッド16から噴射されたインク消費量が算定可能であり、この算定されたインク消費量を用いて、液体収容部30内のインクの残量をユーザーに通知可能な構成の場合は、液量視認部33は不要である。
・上記実施形態において、注入口35は、必ずしもプリンター本体12に対して変位可能に設けられなくてもよい。例えば、注入口35を変位させなくても、注入口35からインクを注入することが可能であれば、注入口35を変位させる必要はない。
・液体噴射ヘッド16は、用紙Pの搬送方向と交差する方向にキャリッジ15と共に往復移動してインクを噴射する所謂シリアルヘッドタイプのものに限らない。すなわち、長さサイズが用紙Pの幅サイズに対応した全体形状をなし、その長手方向が用紙Pの搬送方向と交差する幅方向に沿うように固定配置された状態で、その長手方向の略全体に亘るように設けられた多数のノズルから媒体に向けて液体を噴射する所謂ラインヘッドタイプのものであってもよい。
・上記実施形態において、プリンター11は、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする記録装置であってもよい。なお、記録装置から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体は、記録装置から噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。記録装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造等に用いられる電極材や色材等の材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する記録装置がある。また、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する記録装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する記録装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する記録装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する記録装置であってもよい。また、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する記録装置であってもよい。
11…プリンター(記録装置の一例)、12…プリンター本体(装置本体の一例)、16…液体噴射ヘッド、20…排出部、30…液体収容部、32…収納部、33…液量視認部、35…注入口、40,40A…供給カセット、50…液体供給チューブ、P…用紙(ターゲットの一例)、SL…設置領域、SP…収容領域。

Claims (11)

  1. ターゲットに対して液体を噴射して記録を行う液体噴射ヘッドを有する装置本体と、
    前記装置本体に挿抜可能であって前記ターゲットを収容可能な供給カセットと、
    前記液体噴射ヘッドに供給される前記液体を収容可能な液体収容部と、
    を備え、
    前記液体収容部は前記供給カセットに設置され、
    前記供給カセットは、前記ターゲットを積層状態で収容する収容領域と、前記液体収容
    部の設置領域とを区画する区画部材を備え、
    前記設置領域には、前記液体収容部を収納する収納部を有し、前記収納部は前記供給カ
    セットにおいて移動可能に備えられる記録装置。
  2. ターゲットに対して液体を噴射して記録を行う液体噴射ヘッドを有する装置本体と、
    前記装置本体に挿抜可能であって前記ターゲットを収容可能な供給カセットと、
    前記液体噴射ヘッドに供給される前記液体を収容可能な液体収容部と、
    を備え、
    前記液体収容部は前記供給カセットに設置され、
    前記装置本体は、前記液体噴射ヘッドを有する第1筐体と、当該第1筐体に着脱可能な
    第2筐体を有し、
    前記液体収容部が設置された前記供給カセットは、前記第1筐体および前記第2筐体の
    少なくとも一方に挿抜可能に備えられる記録装置。
  3. 前記供給カセットは、前記ターゲットを積層状態で収容する収容領域と、前記液体収容
    部の設置領域とを区画する区画部材を備える請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記区画部材は、前記収容領域と前記設置領域とを、前記ターゲットの積層方向から見
    て互いに重ならないように区画する請求項1または請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記区画部材は、前記収容領域と前記設置領域とを、前記ターゲットの積層方向から見
    て少なくとも一部が互いに重なるように区画し、
    前記供給カセットが前記装置本体に挿入された状態で、当該供給カセットに設置された
    前記液体収容部は、前記供給カセットに収容された前記ターゲットよりも前記積層方向に
    おける反重力方向側に位置する請求項1または請求項3に記載の記録装置。
  6. 前記区画部材は、前記収容領域と前記設置領域とを、前記ターゲットの積層方向から見
    て少なくとも一部が互いに重なるように区画し、
    前記供給カセットが前記装置本体に挿入された状態で、当該供給カセットに設置された
    前記液体収容部は、前記供給カセットに収容された前記ターゲットよりも前記積層方向に
    おける重力方向側に位置する請求項1または請求項3に記載の記録装置。
  7. 前記区画部材は、前記供給カセットにおいて移動可能に備えられる請求項1、または請求項3ないし6の何れか一項に記載の記録装置。
  8. 前記設置領域には、前記液体収容部を収納する収納部を有し、前記収納部は前記供給カ
    セットにおいて移動可能に備えられる請求項3に記載の記録装置。
  9. 前記液体収容部は、前記供給カセットにおいて前記装置本体からの抜出し方向側に設置
    される請求項1ないし8の何れか一項に記載の記録装置。
  10. 前記液体収容部は、当該液体収容部に収容される前記液体の注入が可能な注入口を備え
    る請求項1ないし9の何れか一項に記載の記録装置。
  11. 前記装置本体には、前記液体収容部に接続され、前記液体噴射ヘッドへ前記液体を供給
    する液体供給チューブが備えられ、
    前記液体供給チューブは、前記液体収容部における前記供給カセットの抜出し方向とは
    反対方向側の端部に接続されている請求項1ないし10の何れか一項に記載の記録装置。
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