JP2003200598A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2003200598A
JP2003200598A JP2002009724A JP2002009724A JP2003200598A JP 2003200598 A JP2003200598 A JP 2003200598A JP 2002009724 A JP2002009724 A JP 2002009724A JP 2002009724 A JP2002009724 A JP 2002009724A JP 2003200598 A JP2003200598 A JP 2003200598A
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ink
recording
medium
cartridge
supply
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JP2002009724A
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English (en)
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Tetsuya Matsuzaki
哲也 松崎
Hiroyuki Matsuba
浩幸 松葉
Takashi Yoshihara
孝史 吉原
Hiroyuki Ogata
弘之 緒方
Yoshinori Ishimoto
好宣 石本
Masaharu Tanaka
正治 田中
Tadashi Maki
直史 牧
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット記録装置において、装置の一
方向からのアクセスのみでインク供給体の交換ならびに
印字媒体の供給および取り出しを可能にする。 【解決手段】 装置本体14の所定面から装置内部に向
かって着脱可能に装填されるとともに管路を介して記録
ヘッドと連通され、記録に用いられるインクが収容され
たインクカートリッジ12と、インクカートリッジ12
が装填された面と同一面から装置内部に向かって配置さ
れ、記録媒体の供給を行う給紙トレイ10と、インクカ
ートリッジ12が装填された面と同一面から装置内部に
向かって配置され、記録の行われた記録媒体が排出され
る排紙トレイ11とを有し、インクカートリッジ12の
着脱、ならびに記録媒体の供給および取り出しを装置本
体14の同一面から行い得るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェット記録装置(プリン
タ)をコンピュータと接続するのみならず、たとえばテ
レビやVTRなど他の機器と接続して使用するようにな
ってきており、設置場所も机上からリビング等の人が集
まる場所になりつつある。その場合、他の機器と積み重
ねて使用することがあることを考慮して、インクカート
リッジの着脱や記録用紙のセットおよび取り出しを装置
の前面から行うものが提案されている。
【0003】ここで、従来のインクジェット記録装置に
ついて説明する。図26は従来のインクジェット記録装
置の外観を示す斜視図、図27は図26のインクジェッ
ト記録装置における開閉パネルを開いた状態における外
観斜視図、図28は図26のインクジェット記録装置に
おける排紙トレイを引き出した状態における外観斜視
図、図29は図26のインクジェット記録装置における
給紙トレイを取り外した状態における外観斜視図であ
る。
【0004】図26に示すように、従来のインクジェッ
ト記録装置は、装置前面の下部には記録用紙(記録媒
体)Pの供給を行う給紙トレイ(媒体供給部)110
が、上部には記録の行われた記録用紙Pが排出される排
紙トレイ(媒体排出部)111がそれぞれ配置されてい
る。また、図27に示すように、前面から上面にかけて
略L字形に形成された開閉パネル140を開くことによ
りキャリッジ119が露出され、このキャリッジ119
に搭載されたインクカートリッジ(インク供給体)11
2が交換できるようになっている。なお、インクカート
リッジ112の搭載されたキャリッジ119には記録ヘ
ッドが設けられており、このキャリッジ119がキャリ
ッジシャフト120に支持されて主走査方向に往復動す
ることにより記録用紙Pに記録が行われる。
【0005】このようなインクジェット記録装置によ
り、装置前面に装填された給紙トレイ110から記録用
紙Pが取り込まれ、内部でUターンして搬送されながら
印刷が行われ、図28に示すように、装置前面に引き出
された排紙トレイ111上に排出される。
【0006】さらに、図29に示すように、給紙トレイ
110を取り外すと、詰まった記録用紙Pの除去が可能
な開口部139が装置底面に備えられている。
【0007】なお、薄型プリンタに関する技術には、た
とえば次のようなものがある。
【0008】すなわち、特開2001−219620号
公報には、薄型のスタック可能プリンタであって、上部
通路と下部通路とに挟まれたチャネル部材を有し、プリ
ンタの内部で経路に沿って移動するシート上の媒体を下
方から支持する箱が他のベースシャーシアセンブリと、
下部通路内に摺動可能に取り付けられ、供給入力媒体お
よびプリンタから排出される出力媒体の個々のシートを
保持する取り外し可能な媒体カセットアセンブリとを備
え、チャネル部材は、媒体カセットアセンブリが下部通
路から取り外されたとき、該チャネル部材が支持する媒
体へのアクセスをユーザに提供するに十分な幅および長
さを有する、中央に配置された媒体アクセスカットアウ
トを備える薄型スタック可能プリンタが開示されてい
る。
【0009】また、特開2001−191613号公報
には、薄型プリンタであって、シート状の媒体がプリン
タ内部の移動経路に沿って移動するときに該媒体を保持
するのに十分な高さ、幅および奥行寸法を持つ上部通路
と、入力トレイおよび出力トレイを有する媒体カセット
を摺動可能に収容するのに十分な高さ、幅、および奥行
寸法を持つ下部通路とを有するベースシャーシアセンブ
リと、上部通路と下部通路との間に取り付けられ、プリ
ンタを通って入力トレイから出力トレイにおよぶ経路の
一部を規定するのを助けるチャネル部材とを備え、チャ
ネル部材が、媒体経路の規定された部分にある詰まった
媒体の取り除きを容易にする十分な寸法の複数の開口を
有する薄型プリンタが開示されている。
【0010】そして、特開2001−213019号公
報には、スタック可能な薄型プリンタであって、ハウジ
ングおよびベースプレートを有し、スタック可能なホー
ムセンタ電子装置に実質的に対応する高さ、幅および奥
行寸法をプリンタに提供するベースアセンブリを備え、
ベースアセンブリは、入力トレイおよび出力トレイを有
する薄型媒体カセットを摺動可能に収容するのに十分な
高さ、幅および奥行寸法を持つ中央に配置された底部開
口を有し、ベースアセンブリは、入力トレイから出力ト
レイに進む媒体シートへのインクの噴出を容易にする薄
型印字バーを有するスタック可能な薄型プリンタが開示
されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような従来のインクジェット記録装置では、インクカー
トリッジを着脱する交換作業を行うためには、装置前面
から上面にかけて設けられた開閉パネルを開ける必要が
あり、さらに交換されるインクカートリッジは記録装置
の上面を横切るように出し入れせざるを得ないので、装
置の一方向からのアクセスのみでインクカートリッジの
交換ならびに記録用紙の供給および取り出しを行うこと
ができない。
【0012】また、従来のインクジェット記録装置で
は、インクの残量と記録用紙の残量とを個別に管理しな
ければならず、両者を一括して管理できれば利便性が大
幅に向上する。
【0013】さらに、従来のインクジェット記録装置で
は、インクカートリッジの取り付けスペースが決まって
いるので、使用者がその使用形態の変化に応じて、容量
の異なるインクカートリッジを取り付けることが困難で
ある。
【0014】そして、従来のインクジェット記録装置で
は、給紙トレイから装置本体に記録用紙が取り込まれた
際にジャムが発生した場合、当該記録用紙を除去可能な
スペースがないために、速やかにジャム処理を行うこと
ができない。
【0015】そこで、本発明は、装置の一方向からのア
クセスのみでインク供給体の交換ならびに記録媒体の供
給および取り出しを行うことのできるインクジェット記
録装置を提供することを目的とする。
【0016】また、本発明は、インクの残量と記録媒体
の残量とを一括管理することのできるインクジェット記
録装置を提供することを目的とする。
【0017】さらに、本発明は、相互に容量の異なるイ
ンク供給体を取り付けることのできるインクジェット記
録装置を提供することを目的とする。
【0018】そして、本発明は、媒体供給部から装置本
体内に取り込まれた際の記録媒体のジャム処理を速やか
に行うことのできるインクジェット記録装置を提供する
ことを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明のインクジェット記録装置は、記録ヘッドか
らインクを記録媒体に吐出して記録を行うインクジェッ
ト記録装置であって、装置本体の所定面から装置内部に
向かって着脱可能に装填されるとともに管路を介して記
録ヘッドと連通され、記録に用いられるインクが収容さ
れたインク供給体と、インク供給体が装填された面と同
一面から装置内部に向かって配置され、記録媒体の供給
を行う媒体供給部と、インク供給体が装填された面と同
一面から装置内部に向かって配置され、記録の行われた
記録媒体が排出される媒体排出部とを有し、インク供給
体の着脱、ならびに記録媒体の供給および取り出しを装
置本体の同一面から行い得るようにしたものである。
【0020】このように、装置本体の所定面から装置内
部に向かってインク供給体が着脱可能に装填され、媒体
供給部および媒体排出部はインク供給体の装填面と同じ
面から装置内部に向かって配置されているので、インク
供給体の交換、ならびに記録媒体の供給および取り出し
を装置の一方向からのアクセスのみで行うことが可能に
なる。
【0021】また、この課題を解決するために、本発明
のインクジェット記録装置は、前述した発明において、
インク供給体はインク補給不能とされ、媒体供給部には
記録媒体が所定枚数収納されるとともに新たな記録媒体
の補給が不能とされているようにしたものである。
【0022】これにより、インクまたは記録媒体がなく
なったときに供給手段が交換されることになるので、イ
ンクの残量と記録媒体の残量とを一括管理することが可
能になる。
【0023】さらに、この課題を解決するために、本発
明のインクジェット記録装置は、前述した発明におい
て、インク供給体と媒体供給部とを装置本体に着脱可能
に装填される供給手段に一体化してインク供給体を交換
可能としたものである。
【0024】これにより、供給手段の中でインク供給体
を交換するようにしているので、相互に容量の異なるイ
ンク供給体を取り付けることが可能になる。
【0025】そして、この課題を解決するために、本発
明のインクジェット記録装置は、前述した発明におい
て、媒体供給部から装置本体内に取り込まれた際に詰ま
った記録媒体を除去するジャム処理部が、高さが非可変
で且つ媒体供給部と共用化されて形成されているもので
ある。
【0026】これにより、媒体供給部から装置本体内に
取り込まれた際の記録用紙のジャム処理を速やかに行う
ことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、記録ヘッドからインクを記録媒体に吐出して記録を
行うインクジェット記録装置であって、装置本体の所定
面から装置内部に向かって着脱可能に装填されるととも
に管路を介して記録ヘッドと連通され、記録に用いられ
るインクが収容されたインク供給体と、インク供給体が
装填された面と同一面から装置内部に向かって配置さ
れ、記録媒体の供給を行う媒体供給部と、インク供給体
が装填された面と同一面から装置内部に向かって配置さ
れ、記録の行われた記録媒体が排出される媒体排出部と
を有し、インク供給体の着脱、ならびに記録媒体の供給
および取り出しを装置本体の同一面から行い得るように
したインクジェット記録装置であり、装置本体の所定面
から装置内部に向かってインク供給体が着脱可能に装填
され、媒体供給部および媒体排出部はインク供給体の装
填面と同じ面から装置内部に向かって配置されているの
で、インク供給体の交換、ならびに記録媒体の供給およ
び取り出しを装置の一方向からのアクセスのみで行うこ
とが可能になるという作用を有する。
【0028】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、インク供給体と媒体供給部と
は、装置本体に着脱可能に装填される供給手段に一体化
されているインクジェット記録装置であり、装置の小型
化とインク供給体の交換、記録媒体の補充を簡便にする
ことが可能になるという作用を有する。
【0029】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
2記載の発明において、インク供給体はインク補給不能
とされ、媒体供給部には記録媒体が所定枚数収納される
とともに新たな記録媒体の補給が不能とされているイン
クジェット記録装置であり、インクまたは記録媒体がな
くなったときに供給手段が交換されることになるので、
インクの残量と記録媒体の残量とを一括管理することが
可能になるという作用を有する。また、交換後の供給手
段を回収して残った記録媒体やインクをリサイクルする
ことができるという作用を有する。
【0030】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
2記載の発明において、インク供給体がインク供給体収
容部に収容されて交換可能とされた第1の機能および媒
体供給部に記録媒体の補給が可能とされた第2の機能の
少なくとも何れかの機能を備えているインクジェット記
録装置であり、ランニングコストの低減を図ることが可
能になるという作用を有する。
【0031】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
4記載の発明において、第1の機能では、相互に容量の
異なるインク供給体が取り付け可能となっているインク
ジェット記録装置であり、供給手段の中でインク供給体
を交換するようにしているので、相互に容量の異なるイ
ンク供給体を取り付けることが可能になるという作用を
有する。
【0032】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
4または5記載の発明において、管路は、供給手段の装
置本体に対する離脱および装着に応じて伸縮自在となっ
ているインクジェット記録装置であり、供給手段を装置
本体から取り出しても記録ヘッドとインク供給体とは管
路で連通されたままとなるので、インク供給体を交換す
る際に交換の必要のないインク供給体の記録ヘッドとの
連通状態が解除されることがなく、インク供給路内に空
気が入るのが防止されて高品質な記録を行うことが可能
になるという作用を有する。
【0033】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
1〜6の何れか一項に記載の発明において、媒体供給部
から装置本体内に取り込まれた際に詰まった記録媒体を
除去するジャム処理部が、高さが非可変で且つ媒体供給
部と共用化されて形成されているインクジェット記録装
置であり、媒体供給部から装置本体内に取り込まれた際
の記録用紙のジャム処理を速やかに行うことができると
いう作用を有する。
【0034】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
7記載の発明において、ジャム処理部における開口部の
最大高さは50mmとされているインクジェット記録装
置であり、ジャム発生箇所に容易にアクセスでき、記録
媒体を容易に引き出すことができるという作用を有す
る。
【0035】本発明の請求項9に記載の発明は、請求項
1〜8の何れか一項に記載の発明において、インク供給
体、媒体供給部および媒体排出部の少なくとも何れかを
隠蔽する開閉可能な蓋が、インク供給体が装填された面
に対してのみ設置されているインクジェット記録装置で
あり、インク供給体交換時等に蓋を開閉する場合でも、
他の面に干渉することがないので、装置設置時の自由度
が増すという作用を有する。
【0036】本発明の請求項10に記載の発明は、請求
項1〜9の何れか一項に記載の発明において、インク供
給体が装填された面と同一面または同一方向を向いた面
には操作系が配置されているインクジェット記録装置で
あり、装置設置時の自由度が増すとともに操作性の向上
を図ることが可能になるという作用を有する。
【0037】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図25、図30から図33を用いて説明する。な
お、これらの図面において同一の部材には同一の符号を
付しており、また、重複した説明は省略されている。
【0038】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1におけるインクジェット記録装置の外観を示す斜視
図、図2は図1のインクジェット記録装置における内部
構造を示す斜視図、図3は図1のインクジェット記録装
置における内部構造を示す側面図、図4は本発明の実施
の形態1におけるインクジェット記録装置の外観の変形
例を示す斜視図である。
【0039】図1〜図3に示すように、本実施の形態の
インクジェット記録装置には、装置本体14の前面14
aの装置高さ方向Aの中央部に記録用紙(記録媒体)P
の供給を行う給紙トレイ(媒体供給部)10が、上部に
記録の行われた記録用紙Pが排出される排紙トレイ(媒
体排出部)11が、それぞれ装置本体14の内部に向か
って配置されている。また、下部には、記録に用いられ
るインクが収容された複数(ここでは、ブラック、シア
ン、マゼンタ、イエローの4色)のインクカートリッジ
(インク供給体)12が同様に装置本体14の内部に向
かって着脱可能に装填され、チューブ(管路)17を介
して記録ヘッドと連通されている。
【0040】したがって、インクカートリッジ12につ
いては、外部から使用者が、2面以上にわたって設けら
れているカバー等を開けることなく、直接アクセスして
そのまま取り外し、新しいインクカートリッジ12を取
り付けることによりインクカートリッジ12の交換を行
うことができるようになっている。また、記録用紙Pの
供給および取り出しは、インクカートリッジ12が装填
された面と同じ面から行うことができるようになってい
る。
【0041】そして給紙トレイ10,排紙トレイ11,
インクカートリッジ12,インクカートリッジ装填部1
3の載置方向は、何れもほぼ同一方向に向かっているこ
とが、装置本体14をより薄くすることができるので好
ましい。特に載置方向がほぼ水平(装置高さ方向Aと幅
方向Bが形成する面に略平行)であることが、装置本体
14の薄型化に最も効果があるので特に好ましい形態で
ある。なお、ここでは載置方向がほぼ同一方向とは、そ
れぞれの部材同士のなす角が最大±10°以下であれば
足りると考えており、ほぼ水平とは、同様に、水平方向
に対してそれぞれの部材のなす角が±10°以下であれ
ば足りると考えている。
【0042】インクカートリッジ装填部13は、装置本
体14の前面14aに設けられた開口13aと装置本体
14の内部に形成された空間13b及びインクカートリ
ッジ12と装置本体14との流体的接続を行う接続部
(図示せず)をカートリッジ12毎に備えている。
【0043】そしてインクカートリッジ12が装填され
る空間13bは装置本体14の幅方向Bに並んで配置さ
れており、装填されるインクカートリッジ12の形状
は、高さ方向A、幅方向B、奥行き方向Cの順に長くな
っていく略直方体の形状を有している。このように構成
することにより、装置本体14の高さ方向Aの長さがよ
り短くなり、結果として装置全体の高さがより低くなる
ので、装置本体14の上面14bに物を載せる際に問題
となる装置本体14の側壁部14cの強度をより強固に
することができるので、装置本体14の許容荷重値をよ
り大きくすることができ、空間の有効利用を促進するこ
とができる。またインクカートリッジ12の鉛直方向の
長さを小さくできるので、インク量の減少に伴って、イ
ンクの水面が移動することによって発生する背圧変動を
最小限に抑制することができ、安定したインク供給を実
現することができる。
【0044】なお、インクカートリッジ装填部13は、
本実施の形態ではインクカートリッジ12毎に別々の空
間13bを形成していたが、1つの空間13bに複数
(例えば4つもしくは2つ)のインクカートリッジを装
填するような構成としても良い。またインクカートリッ
ジ12は、ここでは全て(4つ)を幅方向Bに並べて配
置したが、インクカートリッジ12の形状を高さ方向A
をより長くかつ幅方向Bをより短いものにして、複数個
(例えば2つずつとか4つ全部とか)を高さ方向Aに重
ねるような構成としても良い。
【0045】そしてインクカートリッジ12を、装置本
体14の外部から使用者が直接アクセスしてそのまま取
り外し、新しいインクカートリッジ12を取り付けるこ
とにより、インクカートリッジ12の交換を行うことが
できるようになっている。
【0046】なお、本実施の形態においては、ブラッ
ク、シアン、マゼンタ、イエローのインクがそれぞれ収
容されたインクカートリッジ12が装填されていたが、
高画質化のためにライトシアン、ライトマゼンタ、ダー
クイエロー等の一般にフォトインクと称されるインクの
カートリッジを更に設けても構わない。この場合、イン
クカートリッジ毎に設けられる空間13bは使用するイ
ンク数によって、6つもしくは7つ存在することにな
る。さらにインクの使用量に応じて、例えばブラックイ
ンクのインクカートリッジを他の色のインクカートリッ
ジに比べて大きくしたり、カラーのインクカートリッジ
を1つのカートリッジにまとめたカラーインクカートリ
ッジ化しても良い。
【0047】また本実施の形態では、装置本体14に多
数の面(例えば前面14aと上面14b)にまたがるカ
バーを設けずに、特にインクカートリッジ装填部13に
装填されたインクカートリッジ12に直接外部からアク
セスできる構成としていたが、インクカートリッジ12
は特に記録中に外すと記録ヘッドに対して大きなダメー
ジを与える可能性もあるので、図30〜図33に示すよ
うに、インクカートリッジ12を装填する開口13aの
前に、その開口13aからのインクカートリッジ12の
脱着を規制する規制部材13cを設けることが好まし
い。この規制部材13cの具体的な構成としては、図3
0および図31に示すカバー部材や、図32および図3
3に示すバー部材等が考えられる。
【0048】そして規制部材13cの構成としては、図
31および図33に示すように、それぞれの色のインク
カートリッジに対応して設けられた開口13a毎に1つ
の規制部材を設けても良いし(この場合規制部材13c
の数は、開口数に等しく、開口とインクカートリッジの
関係が1対1の場合には、インクカートリッジの数に等
しい)、図30および図32に示すように、複数の開口
13aに対して1つの規制部材を設けても良い。
【0049】インクカートリッジ装填部13が設けられ
た面である前面14aの側部14aaには、インクジェ
ット記録装置の操作を行う操作スイッチ(操作系)15
が配置されている。なお、操作スイッチ15はインクカ
ートリッジ装填部13が設けられた前面14aと同一面
ではなく、図4に示すように、当該面14aと同一方向
に面した他面14dや、その法線が装置本体14の内部
を向いたベクトル成分を持つ面14eに配置されていて
もよい。
【0050】このように装置本体14の前面やそれに類
する面(14dや14e等)に操作スイッチ15を配置
することにより、上面14bや側面14c等にも操作ス
イッチ15を配置する場合に比べて、使用者による操作
をよりやり易くすることができるユーザフレンドリな装
置を実現することができるとともに、上面14bや側面
14cの周囲に物を置くことができる、即ち装置本体1
4の周辺の空間の利用効率を向上させることができるの
で好ましい。
【0051】なお図4中では面14a,14d,14e
はそれぞれAB方向で定義される面に対して垂直に、か
つ、それぞれの面14a,14d,14e同士も垂直に
図示されているが、これらの角度は垂直である必要はな
く、より小さな角度(大きく使用者から傾斜した形状)
であっても良いし、それぞれの面は平面である必要はな
く、複雑な曲面であっても構わない。このように面14
a,14d,14e等を垂直方向から傾斜させることに
より、面14a,14d,14eの面積を大きくするこ
とができ、そこに設けられる操作スイッチ15の大きさ
や数を増大させることができるので、使用者による装置
の操作性を向上させることができる。なおここでは操作
系として、操作スイッチのみを図示していたが、液晶や
LED等で構成された表示部を設けても良いし、半導体
メモリ等の差込スロット等を設けることも考えられる。
また表示部はタッチパネルとなっていても良い。なお。
PCやSTBとの接続のための接続端子も前面14aに
設けても構わないが、接続端子については、背面14h
に設けることが、使用者から接続用のコード等が見えな
いので、美観上好ましい。
【0052】そして、給紙トレイ10に記録媒体を出す
(もしくは入れる)方向と、排紙トレイ11から記録済
みの記録媒体を出す(もしくは入れる)方向と、インク
カートリッジ装填部13に対してインクカートリッジ1
2を出す(もしくは入れる)方向とが、ほぼ同一方向と
なっている。ここでほぼ同一方向とは、出すもしくは入
れる方向を表すベクトルの主成分が同一方向でることを
意味し、ここでは高さ方向Aや幅方向Bに多少のベクト
ル成分を持っていても、あくまでも主成分が奥行き方向
Cであることをも意味している。
【0053】このような構成とすることにより、使用者
による装置のメンテナンスのためのアクセスを一方向の
みから行えるようになり、非常に操作性の高いインクジ
ェット記録装置を実現することができる。特にインクカ
ートリッジ等の交換時に、装置の複数の面(例えば前面
14aと上面14b)にわたって設けられているカバー
等を開ける必要がないので、メンテナンス性は非常に高
く、また交換に際し、装置の周辺(特に上面)を整理す
る必要も低減することができる。
【0054】なお、本実施の形態では、記録媒体の載置
場所をトレイ構成としていたが、これらを装置本体に対
して着脱可能なカセットとしても良い。また、半導体メ
モリ等のスロットを設ける場合には、その着脱方向も、
上述した方向と同一であることが好ましい。
【0055】さらにこのような特定の一面方向(前面1
4a)からの操作を行うインクジェット記録装置の構成
としては、特に図2に示すように、メンテナンスもしく
は操作を行う特定の面(ここでは前面14a)から見
て、装置本体14の前方部14fにメンテナンスの必要
な給紙トレイ10,排紙トレイ11,インクカートリッ
ジ12,インクカートリッジ装填部13,操作スイッチ
15等の操作やメンテナンスに関わる部材を配置し、後
方部14gに記録媒体を搬送するためのメカ系や、記録
ヘッド及びキャリッジ、特にシリアル記録の場合には、
それを操作させるキャリッジ駆動系等の部材を配置する
ことが好ましい。このような構成とすることにより、装
置本体14の大幅な薄型化が可能になると共に、使用者
によるインクや記録媒体の補充(特にインクについて顕
著)が容易で、メンテナンス性に優れたインクジェット
記録装置とすることができる。ここで前方部14fと後
方部14gとは厳密に平面で区切られている必要はな
く、装置本体14内で両者が混在している領域が存在し
ても構わない。このような構成とすることにより、一方
向からの記録媒体の出し入れ、インクカートリッジの着
脱等(例えば前面からの操作)を容易に実現することが
できる。
【0056】なお、本実施の形態では、給紙トレイ1
0、排紙トレイ11およびインクカートリッジ装填部1
3は装置前面からアクセス可能に配置されているが、本
発明は相互に装置本体14の同一面からアクセス可能に
配置されていればよく、前面である必要はない。
【0057】また、装置本体14の上面14bは、可能
な限り平面形状を有していることにより、上面14bへ
の書類やファイル等の載置を行い易くできるので好まし
い。また、オーディオデッキやビデオデッキ等のリビン
グルームに比較的多く存在する電化製品との積層を考え
ると、通常それらの製品に設けられいる脚部に対向する
部分(一般的には装置本体14の四角)はほぼ同一の高
さに形成されていることが、安定した積み重ねが可能に
なるので好ましい。なおこの場合は四角がほぼ同じ高さ
であれば、それ以外の部分の高さは揃っていてもいなく
ても良く、図1に示す形状でも、図4に示す構成でもよ
く、それ以外の、例えば四角にだけ突起を有するような
構成でも良い。さらに多数の機器の積み重ねに耐えられ
るように、他の装置が積み重ねられる載置位置は、他の
部分に比べて補強されていることが好ましい。この時補
強位置がユーザに分かるようにしておくことが、ユーザ
の誤った使用による装置本体14の破壊を抑制できるの
で好ましい。なおユーザに知らせる方法としては、装置
本体14に標記しても良いし、取説等に明記しても良
い。さらに、本実施の形態では、中央部に給紙トレイ1
0が、上部に排紙トレイ11が、下部にインクカートリ
ッジ12が配置されているが、これらは本実施の形態に
示す以外の位置関係であってもよい。
【0058】図2および図3に示すように、装置内部に
は、インクカートリッジ12からチューブ17を介して
インクが供給される記録ヘッド18が設けられたキャリ
ッジ19が、キャリッジシャフト20に支持されるとと
もにキャリッジモータ21に駆動されて主走査方向に往
復動自在に設けられている。そして、給紙トレイ10か
らの記録用紙Pを用紙搬送路の一部をなす下部通路上に
1枚ずつピックアップするピックアップローラ(図示せ
ず)、下部通路上の記録用紙PをUターンさせて用紙搬
送路の一部をなす上部通路に案内する給紙ローラ24、
用紙搬送路上の記録用紙Pを搬送する紙送りローラ2
5、および記録の終了した記録用紙Pを排紙トレイ11
上に排出する排紙ローラ26が、記録用紙Pの搬送方向
に沿って順次配置されている。
【0059】なお、チューブ17はヘッド駆動用の信号
を駆動信号生成部から記録ヘッド18に伝達するケーブ
ルとともに、記録用紙Pの搬送とキャリッジ19の移動
に支障がないように配置されている。また本実施の形態
ではシリアル型の記録装置として説明しているが、本発
明がライン型の記録装置にも適用可能であることは言う
までもない。
【0060】そして、このようなインクジェット記録装
置により、装置前面に装填された給紙トレイ10から記
録用紙Pが1枚ずつ下部通路に取り込まれ、装置後部に
配置された給紙ローラ24によりUターンして上部通路
に案内され、この上部通路を通過しながらプラテン27
上で印刷が行われ、排紙トレイ11上に排出される。記
録が終了した記録用紙Pは、装置前面から直接排紙トレ
イ11にアクセスして取り出される。
【0061】ここで、インクカートリッジ12(インク
カートリッジ装填部13)と給紙トレイ10と排紙トレ
イ11との配置関係は、高さ方向Aにおいて、下からイ
ンクカートリッジ12、給紙トレイ10、排紙トレイ1
1の順に積み重なって配置されている。
【0062】このように、インクカートリッジ装填部1
3が給紙トレイ10の下方に設けられているので、イン
クカートリッジ12の交換時に新しい記録用紙Pがイン
クにより汚されることを防止することができる。さら
に、インクカートリッジ装填部13が排紙トレイ11の
下方に設けられているので、インクカートリッジ12の
交換時に記録の終了した記録用紙Pがインクにより汚さ
れることも防止することができる。また、給紙トレイ1
0が排紙トレイ11の下方に設けられているので、給紙
ローラ24により記録用紙PをUターン搬送しても記録
面が上になるため、記録面を汚すことを抑制できるとと
もに、記録された内容をすぐに確認することができる。
更に、この構成では、インクカートリッジ12の交換時
に、給紙トレイ10,排紙トレイ11のいずれの上方
も、インクカートリッジ12が通過することなく、イン
クカートリッジ12の交換を行うことができるので、既
記録、未記録のいずれの記録用紙Pもインクにより汚さ
れる可能性が非常に少ない、メンテナンスの容易なイン
クジェット記録装置となっている。
【0063】そしてインクカートリッジ12(インクカ
ートリッジ装填部13の開口13a)と給紙トレイ10
の前面14a側の面10aと排紙トレイ11の開口11
aとはそれぞれ面一に配置されており、ユーザによる記
録媒体の補給、取り出し、インクカートリッジの出し入
れ等のメンテナンス動作を容易に行うことができるよう
になっている。
【0064】ここで面一とはユーザのメンテナンス動作
をやり易い範囲であることを意味し、より具体的には、
奥行き方向Cにおいて、ユーザの指先で操作可能な範囲
(個人差があるが、大体3〜4cm以下)以内であれ
ば、たとえ装置本体14の上に他の機器(例えばオーデ
ィオデッキやビデオデッキ等)を載置したときでも、十
分に目的を果たすことができる。
【0065】また加えて、操作スイッチ15等のユーザ
による操作が必要な部分の多くが、装置本体14の前面
14a側の表面付近に配置されていることにより、更に
使い勝手が良く、空間の利用効率の高いインクジェット
記録装置を実現できるので好ましい。
【0066】このように、本実施の形態のインクジェッ
ト記録装置によれば、装置本体14の前面から装置内部
に向かってインクカートリッジ12が着脱可能に装填さ
れているので、外部から直接インクカートリッジ12の
着脱を行うことができる。また、給紙トレイ10および
排紙トレイ11はインクカートリッジ12の装填面と同
じ面から装置内部に向かって配置されているので、記録
用紙Pの供給および取り出しは、インクカートリッジ1
2が装填された面と同じ面から行うことができる。した
がって、インクカートリッジ12の交換、ならびに記録
用紙Pの供給および取り出しを装置の一方向からのアク
セスのみで行うことが可能になり、インクジェット記録
装置の操作性が向上し、使い勝手に優れるインクジェッ
ト記録装置を実現することができる。
【0067】また、インクカートリッジ12が装填され
た前面14aと同一面に操作スイッチ15が配置されて
いるので、インクや紙の補充といったメンテナンスと装
置の操作をひとつの面側から行えるので、装置設置時の
自由度が増す(周辺空間の利用に対するメンテナンスや
操作等に伴う拘束が減少する)とともに操作性の向上を
図ることが可能になる。
【0068】(実施の形態2)図5は本発明の実施の形
態2におけるインクジェット記録装置の外観を示す斜視
図、図6は図5のインクジェット記録装置においてメン
テナンスカートリッジを取り外した状態の外観を示す斜
視図、図7は図5のインクジェット記録装置におけるメ
ンテナンスカートリッジを示す斜視図、図8は図5のイ
ンクジェット記録装置におけるメンテナンスカートリッ
ジを示す断面図である。
【0069】なお、以下に説明する実施の形態を含め、
インクジェット記録装置の内部構造は前述した実施の形
態1の説明で用いた図2および図3に示すものと略同一
となっている。
【0070】図5に示すように、本実施の形態のインク
ジェット記録装置には、装置本体14の前面14aの装
置高さ方向Aの上部に排紙トレイ11が、下部にメンテ
ナンスカートリッジ(供給手段)43が、それぞれ装置
本体14の内部に向かって設けられている。そして、図
6および図7に示すように、メンテナンスカートリッジ
43は装置本体14に設けられているメンテナンスカー
トリッジ装填部33に対して着脱可能に装填されてい
る。
【0071】そしてメンテナンスカートリッジ43、装
置本体14の外部から使用者が直接アクセスしてそのま
ま取り外し、新しいメンテナンスカートリッジ43を取
り付けることにより、メンテナンスカートリッジ43の
交換を行うことができるようになっている。
【0072】このような構成としたことにより、装置本
体を覆う2面以上にわたって設けられたカバー等を開け
ることなく、使用者が直接記録媒体とインクを同時にし
かも簡単に交換することができるので、操作性(特にメ
ンテナンス性)の良好なインクジェット記録装置を実現
することができる。
【0073】なお、メンテナンスカートリッジ43に
は、収納された記録用紙にピックアップローラがアクセ
スしてこれを搬送路上に取り出すためのピックアップ用
開口部43aが形成されている。
【0074】そして排紙トレイ11とメンテナンスカー
トリッジ43(メンテナンスカートリッジ装填部33)
の載置方向は、何れもほぼ同一方向に向かっていること
が、装置本体14をより薄くすることができるので好ま
しい。特に載置方向がほぼ水平(装置高さ方向Aと幅方
向Bが形成する面に略平行)であることが、装置本体1
4の薄型化に最も効果があるので特に好ましい形態であ
る。なお、ここでは載置方向がほぼ同一方向とは、それ
ぞれの部材同士のなす角度が最大±10°以下であれば
足りると考えており、ほぼ水平とは、同様に、水平方向
に対してそれぞれの部材のなす角度が±10°以下であ
れば足りると考えている。
【0075】そしてメンテナンスカートリッジ43(メ
ンテナンスカートリッジ装填部33の開口33a)と排
紙トレイ11の開口11aとはそれぞれ面一に配置され
ており、使用者による記録媒体の補給、取り出し、イン
クカートリッジの出し入れ等のメンテナンス動作を容易
に行うことができるようになっている。
【0076】ここで面一とは使用者のメンテナンス動作
をやり易い範囲であることを意味し、より具体的には、
奥行き方向Cにおいて、使用者の指先で操作可能な範囲
(個人差があるが、大体3〜4cm以下)以内であれ
ば、たとえ装置本体14の上に他の機器(例えばオーデ
ィオデッキやビデオデッキ等)を載置したときでも、十
分に目的を果たすことができる。
【0077】また加えて、操作スイッチ15等の使用者
による操作が必要な部分の多くが、装置本体14の前面
14a側の表面付近に配置されていることにより、更に
使い勝手が良く、空間の利用効率の高いインクジェット
記録装置を実現できるので好ましい。
【0078】次に図8を用いて、メンテナンスカートリ
ッジ43の構成について詳細に説明する。
【0079】メンテナンスカートリッジ43は、下方に
位置するインクカートリッジ12とその上方に位置して
記録用紙が収容される給紙トレイ10とが一体化されて
おり、BC方向に長く、相対的にA方向に短い、平べっ
たい構成を有している。このような構成とすることによ
り、給紙トレイ10に載置される記録媒体が、インクカ
ートリッジ12の交換時等に滴下してきたインクにより
汚されることを防止できるとともに、メンテナンスカー
トリッジ43のA方向の高さを低くすることができる。
【0080】さらにインクカートリッジ12はインクの
補給やカートリッジ毎の交換ができないようになってお
り、また給紙トレイ10には記録用紙が所定枚数(たと
えば、インクカートリッジ12に収容されたインク量に
応じた枚数)収納されるとともに新たな記録用紙の補給
はできないようになっている。そして、このメンテナン
スカートリッジ43は使用者の用途に合せて多数の構成
に変更可能である。即ち紙の種類(普通紙、コート紙、
光沢紙)やインクの種類(染料、顔料等)、色数(モノ
クロのみ、4色、6色(フォトインクあり)、7色(フ
ォトインク及びダークイエロー)もしくはそれ以上)等
をメンテナンスカートリッジ生産時もしくは店頭販売時
にその構成を変更することができる。
【0081】例えば店頭に、デジタルスチルカメラ(D
SC)の画像をきれいに記録したいユーザ用の専用の光
沢紙と高品位記録用の染料インクとをセットにした高画
質パッケージ、ビジネス用でモノクロの記録しかしない
ユーザ用の普通紙とブラックインクとを搭載したビジネ
スパッケージ、特に耐水性等を重視するユーザ用の同じ
色のインクでも顔料インクをセットした耐水パッケー
ジ、ビジネスと高画質の両立をリーズナブルに行いたい
ユーザ用の専用のコート紙と染料インクをセットした標
準パッケージ等をそれぞれ用意して、店頭やネット上で
販売するようなビジネスモデルも考えられる。
【0082】このように複数種類の記録媒体とインクと
を組み合わせたメンテナンスカートリッジを、ユーザの
用途に応じて提供できることにより、特に本来必要のな
い色のインクがパージ動作によって浪費されたり、使用
頻度の低い色のノズルが詰まってしまってヘッド交換を
余儀なくされるといった不具合の発生を抑制することが
できるので好ましい。
【0083】また、メンテナンスカートリッジ43に、
そのカートリッジの情報(例えば、インクや紙の種類、
また今までに使用した記録媒体数、さらに吐出したイン
クドット数等)を保存するメモリを設け、そのメモリに
書き込まれている情報に基づいて、装置本体14におけ
るパージやブレード、空吐出等のヘッドメンテナンスの
ルーチン(頻度や継続時間等)や、標準設定の記録品位
(画処理(例えばディザと誤差拡散の切換等)や使用す
る吐出ドットの大きさや組み合わせ等)を、使用してい
るメンテナンスカートリッジ43の種類に応じて変化さ
せるようにすることが好ましい。
【0084】メンテナンスカートリッジ43に設けられ
ているインクカートリッジ12にはインク供給口12a
が形成されており、チューブ等の装置本体との接続手段
がこのインク供給口12aと着脱可能に嵌合することに
より、インクが記録ヘッドに供給される。
【0085】なお、装置本体14とインクカートリッジ
12との接続手段は、使用が考えられる最大のインク数
に合せて設けられることが好ましい。また、インク供給
口12aの数と本体側の接続手段との数が合わない場合
には、本体側の接続手段が空気等をかみ込まない様に、
閉塞させておくことが好ましい。
【0086】またインクカートリッジ12は、実施の形
態1で説明したように装置本体に直接装着されていても
よいが、本実施の形態で示すように、メンテナンスカー
トリッジ43を介して装着されていてもよい。
【0087】このようなインクジェット記録装置によ
り、装置前面に装填されたメンテナンスカートリッジ4
3の給紙トレイ10から記録用紙Pが1枚ずつ下部通路
に取り込まれ、装置後部に配置された給紙ローラ24に
よりUターンして上部通路に案内され、この上部通路を
通過しながらプラテン27上で印刷が行われ、排紙トレ
イ11上に排出される。記録が終了した記録用紙Pは、
装置前面から直接排紙トレイ11にアクセスして取り出
される。
【0088】ここで、メンテナンスカートリッジ43の
交換のタイミングは、記録用紙Pがなくなったとき、ま
たは何れかの色のインクがなくなったときである。その
際には、装置前面からメンテナンスカートリッジ43に
アクセスして、記録用紙Pの取り出し方向と同一方向に
移動させてこれを取り外し、新しいメンテナンスカート
リッジ43を取り付ける。
【0089】このように、本実施の形態によれば、装置
本体14の前面14aに設けられたメンテナンスカート
リッジ装填部33からメンテナンスカートリッジ43が
着脱可能に装填され、排紙トレイ11もメンテナンスカ
ートリッジ43の装填面と同じ前面14aから配置され
ているのでメンテナンスカートリッジ43の交換、なら
びにインクや記録用紙Pの供給および記録済みの記録媒
体の取り出しを装置の一方向からのアクセスのみで行う
ことが可能になる。
【0090】また、インクカートリッジ12と給紙トレ
イ10とを一体化してメンテナンスカートリッジ43と
しているので、装置の小型化を図ることが可能になる。
【0091】さらに、インクカートリッジ12と給紙ト
レイ10とを一体化したメンテナンスカートリッジ43
においてインクおよび記録用紙Pの補給をできなくして
いるので、インクまたは記録用紙Pがなくなったときに
メンテナンスカートリッジ43が交換されることにな
り、インクの残量と記録用紙Pの残量とを一括管理する
ことが可能になる。
【0092】さらに、インクカートリッジ12と給紙ト
レイ10を一体化しているので、交換後のメンテナンス
カートリッジ43を回収して残った記録用紙Pやインク
をリサイクルすることができる。
【0093】そして、インクカートリッジ12が装填さ
れた前面14aと同一面に操作スイッチ15が配置され
ているので、装置設置時の自由度が増すとともに操作性
の向上を図ることが可能になる。
【0094】(実施の形態3)図9は本発明の実施の形
態3におけるインクジェット記録装置の外観を示す斜視
図、図10は図9のインクジェット記録装置においてメ
ンテナンスカートリッジを取り外した状態の外観を示す
斜視図、図11は図9のインクジェット記録装置におけ
るメンテナンスカートリッジを示す斜視図、図12は図
9のインクジェット記録装置におけるメンテナンスカー
トリッジを示す断面図、図13は図9のインクジェット
記録装置におけるメンテナンスカートリッジの内部構造
を示す斜視図である。
【0095】図9に示すように、本実施の形態のインク
ジェット記録装置には、装置前面の上部に排紙トレイ1
1が、下部にメンテナンスカートリッジ(供給手段)4
3が、それぞれ装置本体14の内部に向かって設けられ
ている。そして、図10および図11に示すように、メ
ンテナンスカートリッジ43は装置本体14に対して着
脱可能に装填されている。
【0096】図12および図13に示すように、メンテ
ナンスカートリッジ43は、下方に位置するインクカー
トリッジ12とその上方に位置して記録用紙Pが収容さ
れる給紙トレイ10とが一体化されている。つまり、メ
ンテナンスカートリッジ43は着脱可能または開閉可能
な仕切28で上下に区画されており、インクカートリッ
ジ12は仕切28で区画形成されたインクカートリッジ
収容部(インク供給体収容部)29に収容されている。
【0097】さらに、インクカートリッジ収納部29
は、図13に示すように、隔壁34により、幅方向Bに
区画されており、1つのインクカートリッジ12が、隔
壁34と仕切28とで囲まれた1つの区画に収納される
ような構成となっている。なお1つの区画に収納される
インクカートリッジ12の数は2以上でも構わないし、
隔壁34を設けない構成も当然考えられるが、インクカ
ートリッジ12の収納性や交換容易性等を向上させるこ
とができる点を考えて、隔壁34を設けることが好まし
い。また隔壁34は複数の体積を有するインクカートリ
ッジ12に対応可能なように、インクカートリッジ12
に合せて動かすことができる可動隔壁であることが好ま
しく、また取り外しも行えることがインクカートリッジ
収容部29の体積を最大限に生かすことができるので好
ましい。
【0098】このようにメンテナンスカートリッジ43
に設けられたインクカートリッジ収容部29に収容され
ることにより、インクカートリッジ12は交換可能とな
っている。また、給紙トレイ10にも記録用紙Pが補給
可能となっている。そして、インクカートリッジ12は
インクカートリッジ収容部29に収容されることから、
インクカートリッジ収容部29に収容可能なサイズであ
る限り、相互に容量の異なるインクカートリッジ12が
取り付け可能とすることができる。
【0099】なお、インクカートリッジ12が交換可能
とされた機能(第1の機能)、および給紙トレイ10に
記録用紙Pの補給が可能とされた機能(第2の機能)
は、何れかの機能が備えられていればよく、これらの機
能をともに有していなくてもよい。
【0100】このようなインクジェット記録装置によ
り、装置前面に装填されたメンテナンスカートリッジ4
3の給紙トレイ10から記録用紙Pが1枚ずつ下部通路
に取り込まれ、装置後部に配置された給紙ローラ24に
よりUターンして上部通路に案内され、この上部通路を
通過しながらプラテン27上で印刷が行われ、排紙トレ
イ11上に排出される。記録が終了した記録用紙Pは、
装置前面から直接排紙トレイ11にアクセスして取り出
される。
【0101】ここで、記録用紙Pがなくなった場合は、
まずメンテナンスカートリッジ43を装置本体14から
取り外し、給紙トレイ10に記録用紙Pを補充して装置
本体14にメンテナンスカートリッジ43を取り付け
る。
【0102】また、インクがなくなった場合は、まずメ
ンテナンスカートリッジ43を装置本体14から取り外
し、給紙トレイ10に残っている記録用紙Pを取り出
し、仕切28を上げてメンテナンスカートリッジ43底
部のインクカートリッジ12を取り出す。そして、新し
いインクカートリッジ12を取り付けて仕切28を元の
位置に戻し、記録用紙Pをセットして装置本体14にメ
ンテナンスカートリッジ43を取り付ける。
【0103】このように、本実施の形態によれば、装置
本体14の前面14aからメンテナンスカートリッジ4
3が着脱可能に装填され、排紙トレイ11はメンテナン
スカートリッジ43の装填面と同じ前面14aから配置
されているのでメンテナンスカートリッジ43内のイン
クカートリッジ12の交換ならびに記録用紙Pの供給、
および記録が完了した記録媒体の取り出しを装置の一方
向からのアクセスのみで行うことが可能になる。
【0104】また、インクカートリッジ12と給紙トレ
イ10とを一体化してメンテナンスカートリッジ43と
しているので、装置の小型化を図ることが可能になる。
【0105】さらに、インクカートリッジ12が交換可
能とされ、給紙トレイ10に記録用紙Pの補給が可能と
されているので、ランニングコストの低減を図ることが
可能になる。
【0106】さらに、メンテナンスカートリッジ43の
中でインクカートリッジ12を交換するようにしている
ので、相互に容量の異なるインクカートリッジ12を取
り付け、取り外すことが可能になる。
【0107】そして、メンテナンスカートリッジ43が
装填された面と同一面14aaに操作スイッチ15が配
置されているので、装置設置時の自由度が増すとともに
操作性の向上を図ることが可能になる。
【0108】(実施の形態4)図14は本発明の実施の
形態4におけるインクジェット記録装置の外観を示す斜
視図、図15は図14のインクジェット記録装置におい
てメンテナンスカートリッジを取り外した状態の外観を
示す斜視図、図16は図14のインクジェット記録装置
においてメンテナンスカートリッジが完全に装填された
状態を示す断面図、図17は図14のインクジェット記
録装置においてメンテナンスカートリッジが引き出され
ている状態を示す断面図、図18は図14のインクジェ
ット記録装置においてメンテナンスカートリッジが完全
に引き出された状態を示す断面図、図19は図14のイ
ンクジェット記録装置においてメンテナンスカートリッ
ジからインクカートリッジを交換する状態を示す断面図
である。
【0109】図14に示すように、本実施の形態のイン
クジェット記録装置には、装置前面の上部には排紙トレ
イ11が、下部にはメンテナンスカートリッジ(供給手
段)43が、それぞれ装置本体14の内部に向かって設
けられている。そして、図15に示すように、メンテナ
ンスカートリッジ43は装置本体14に対して着脱可能
に装填されている。
【0110】本実施の形態において、装置本体14は前
述の実施の形態3と基本的にほぼ同様の構成を有してい
るので、実施の形態3と異なる部分を重点的に説明す
る。
【0111】実施の形態3で示したメンテナンスカート
リッジ43は、記録媒体の補給のときでも、装置本体に
設けられた接続手段(図示せず)とインク供給口12a
との接続を一旦外さなければならず、この時インク供給
口12aや接続手段には空気がかみ込まれることが懸念
される。空気をかみ込んでしまうと、インクのヘッドへ
の供給が不安定になったり、ヘッドにおけるインク吐出
動作が不安定になる等の不具合が発生する可能性があ
る。このような問題の発生を抑制するために、本実施の
形態では、接続手段としてチューブ17を用い、その収
納構成を工夫しているので、その点について以下に説明
する。
【0112】図15〜19に示すように、チューブ17
のインクカートリッジ12と装置本体14とを連結する
部分は、メンテナンスカートリッジ43の装置本体14
に対する離脱および装着に応じて伸縮自在となってい
る。すなわち、装置本体14側にはチューブ17を巻き
取る巻き取り部30が設けられており、メンテナンスカ
ートリッジ43の引き出し量に応じて巻き取り部30が
回転することにより、チューブ17が伸縮される。な
お、本実施の形態ではこのような巻き取り式によりチュ
ーブ17が伸縮するようになっているが、たとえばチュ
ーブ17を蛇腹状に形成し、蛇腹式により伸縮するよう
にしてもよい。なお、管路には、チューブ状のものやパ
イプ状のものを適用することができる。
【0113】このような構成とすることにより、記録媒
体の補給の交換の際に、チューブ17(接続手段)とイ
ンク供給口12aとを都度着脱する必要がなくなるの
で、インク中への空気のかみ込みの発生を抑制すること
ができると共に、インクカートリッジ12の交換の際に
も交換の必要なカートリッジのみを取り外すことができ
るので、全て取り外す場合に比べて、インク中への空気
のかみ込みを抑制することができる。従ってインクの安
定した供給やヘッドからの安定したインク吐出を実現す
ることができるので好ましい。
【0114】そして、インクカートリッジ12の交換の
際に、インク供給口12aから取り外されたチューブ1
7が巻き取り部30によって巻き取られてしまうと、ユ
ーザによる引出しは困難であるので、巻き取りを防止す
る手段を設ける必要がある。巻き取り防止手段として
は、巻き取り部30に所定の長さ(インクカートリッジ
12の交換に必要な長さ)以上チューブ17が引き出さ
れた場合には、一旦巻き取り部30をロックする構成と
して、再度チューブ17を引き出そうとする、もしくは
解除ボタンを押す等により、ロックが外れるような構成
としても良いし、取り外したチューブ17を固定する固
定手段を装置本体14側に設ける構成としても良いし、
逆にチューブ17の端部にフックを設け、それを装置本
体14側に引っかけても良い。また、チューブ17のイ
ンク供給口12a側の端部にフックを設ける場合には、
フックをばね等で押圧し、そのフックが装置本体14か
ら外に出るとフックが開いて、開いたフックを使用者
が、もしくはメカニカルに畳まない限り、フックが開口
33aからそれ以上中に入らない様な構成とすることも
できる。
【0115】また、巻き取り部30は一本のチューブ1
7に対して1つ設けても良いし、複数のチューブ17に
対して1つ設けても良いし、全チューブ17に対して1
つだけ設けても良い。なお、複数、もしくはすべてのチ
ューブ17に対して、1つの巻き取り部30を設けた場
合には、巻き取られているすべてのチューブ17を外さ
ない限り、巻き取り部30による外されたチューブ17
の巻き取りが行われないので、巻き取り防止の機能も兼
ねることができる。
【0116】さらに本実施の形態ではチューブ17は4
本設けられていたが、インクが4色でなく、フォトイン
クやダークインクを用いて6色や7色ある場合には、そ
れに合せてチューブ17の本数は6本,7本となる。
【0117】このようなインクジェット記録装置によ
り、装置前面に装填されたメンテナンスカートリッジ4
3の給紙トレイ10から記録用紙Pが1枚ずつ下部通路
に取り込まれ、装置後部に配置された給紙ローラ24に
よりUターンして上部通路に案内され、この上部通路を
通過しながらプラテン27上で印刷が行われ、排紙トレ
イ11上に排出される。記録が終了した記録用紙Pは、
装置前面から直接排紙トレイ11にアクセスして取り出
される。
【0118】ここで、記録用紙Pがなくなった場合は、
まずメンテナンスカートリッジ43を装置本体14から
取り外し、給紙トレイ10に記録用紙Pを補充して装置
本体14にメンテナンスカートリッジ43を取り付け
る。
【0119】また、インクがなくなった場合は、まずメ
ンテナンスカートリッジ43を装置本体14から取り外
し、給紙トレイ10に残っている記録用紙Pを取り出
し、図19に示すように、仕切28を上げてメンテナン
スカートリッジ43底部のインクカートリッジ12を取
り出す。そして、新しいインクカートリッジ12を取り
付けて仕切28を元の位置に戻し、記録用紙Pをセット
して装置本体14にメンテナンスカートリッジ43を取
り付ける。
【0120】ここで、前述のように、チューブ17は伸
縮自在となっているので、このようにメンテナンスカー
トリッジ43を装置本体14から取り外したとき、イン
クカートリッジ12はチューブ17を介して記録ヘッド
と連通されたままになっている(図18参照)。したが
って、給紙トレイ10に残っている記録用紙Pを取り出
し、仕切28を上げてインクカートリッジ12を取り出
したそのときに、初めてインクカートリッジ12がイン
ク供給路から切り離されることになる。そして、新しい
インクカートリッジ12を取り付けた際には、再びイン
クカートリッジ12から記録ヘッドまでのインク供給路
が接続される。
【0121】このように、本実施の形態によれば、メン
テナンスカートリッジ43の装置本体14に対する離脱
および装着に応じてチューブ17が伸縮自在となってい
るので、メンテナンスカートリッジ43を装置本体14
から取り出しても記録ヘッドとインクカートリッジ12
とはチューブ17で連通されたままとなる。このため、
ある色のインクカートリッジ12のみを交換する際に交
換の必要のないインクカートリッジ12の記録ヘッドと
の連通状態が解除されることがないので、インク供給路
内に空気が入るのが防止されて高品質な記録を行うこと
が可能になる。
【0122】(実施の形態5)図20は本発明の実施の
形態5におけるインクジェット記録装置の外観を示す斜
視図、図21は図20のインクジェット記録装置におい
て蓋を開いた状態の外観を示す斜視図、図22は図20
のインクジェット記録装置における内部構造を示す断面
図である。
【0123】図20および図21に示すように、本実施
の形態のインクジェット記録装置には、装置前面14a
のA方向の中央部に給紙トレイ10が、上部に排紙トレ
イ11がそれぞれ装置本体14の内部に向かって配置さ
れている。また、下部には、インクカートリッジ12が
装置本体14の内部に向かって着脱可能に装填されてい
る。そして、給紙トレイ10を隠蔽する開閉可能な蓋3
1が、インクカートリッジ12が装填された前面14a
に対してのみ設けられて他の面には達していない。また
開閉に際して、他の面と干渉することもない。したがっ
て、蓋31を開けた際にインクカートリッジ装填部13
が設けられた面(ここでは前面14a)以外の面に干渉
して操作性が悪化する(例えば上面14bに置いてある
書類等に干渉して蓋が開かなくなるあるいは載せている
ものが落下する等の不具合が発生する)ようになること
がない。
【0124】そして蓋31の動作方向は、蓋31の上面
14b側がその反対側を軸に回動して装置下部に移動す
るようになっている。なお蓋31の動作方向としては、
図示したもののほかに、装置本体14の高さ方向Aもし
くは幅方向Bの中央部から、高さ方向Aもしくは幅方向
Bの両端部に向かって、観音開きするような構成でも良
い。また側面14cの一端部から、その反対側の側面側
を軸に回動して装置側部に移動するようしても良い。ま
た本実施の形態に示すのと反対方向(装置上部側)に移
動するように構成しても良い。ただし図示するように蓋
31の上面14b側がその反対側を軸に回動して装置下
部に移動するよう(もしくはその逆)にすることが蓋3
1の前面14aからの突出量を低減することができるの
で、例えばAVボード等の収納部材等に収納されている
場合の使い勝手を向上させることができる。またその場
合でも蓋31が装置下部に移動するようにすることが、
インクカートリッジ12の交換時や記録媒体の出し入れ
時に、ユーザが蓋31を支え続けたりする必要がなるか
もしくは、支えるための機構を簡略化できるので、好ま
しい構成である。
【0125】なお、本実施の形態では、蓋31は給紙ト
レイ10及びジャム処理部32を覆うように構成してい
たが、前面14aの全体を覆うような構成としてもよい
し、操作スイッチ15はカバーしない様にしても良い
し、インクカートリッジ装填部13のみを覆うようにし
てもよい。但し、蓋31は、インクカートリッジ12、
給紙トレイ10および排紙トレイ11の少なくとも何れ
かを隠蔽するようになっていればよい。また、このよう
な蓋31は、前述した実施の形態1〜4や後述する実施
の形態6におけるインクジェット記録装置にも設置する
ことができる。
【0126】なお、特にAV機器等とスタックさせて配
置される場合には、AV機器の脚部の分だけ記録装置の
上部空間に余裕があるので、AV機器の底面に接触しな
い範囲で、蓋31の開閉空間を大きくすることは可能で
ある。
【0127】そして、図21および図22に示すよう
に、給紙トレイ10から装置本体14内に取り込まれた
際に詰まった記録用紙Pを除去するジャム処理部32が
給紙トレイ10と共用化されて形成されている。ここ
で、ジャム処理部32の高さは非可変とされており、開
口部の最大高さDは、人間が手を入れて容易に記録用紙
Pを引き出せるようにとの配慮からたとえば50mmと
されている。但し、最大高さDは50mmに限定される
ものではない。
【0128】このようなインクジェット記録装置によ
り、給紙トレイ10に記録用紙Pをセットして蓋31を
閉じ、記録をスタートさせる。すると、装置前面14a
に装填された給紙トレイ10から記録用紙Pが1枚ずつ
下部通路に取り込まれ、装置後部に配置された給紙ロー
ラ24によりUターンして上部通路に案内され、この上
部通路を通過しながらプラテン27上で印刷が行われ、
排紙トレイ11上に排出される。記録が終了した記録用
紙Pは、装置前面14aから直接排紙トレイ11にアク
セスして取り出される。
【0129】ここで、給紙トレイ10内で用紙ジャムが
発生した場合は、蓋31を開けて残っている記録用紙P
を取り除き、ジャム処理部32から手を入れて詰まった
記録用紙Pを取り除く。
【0130】このように、本実施の形態のインクジェッ
ト記録装置によれば、装置本体14の前面14aから装
置内部に向かってインクカートリッジ12が着脱可能に
装填されているので、外部から直接インクカートリッジ
12の着脱を行うことができる。また、給紙トレイ10
および排紙トレイ11はインクカートリッジ12の装填
面と同じ前面14aから装置内部に向かって配置されて
いるので、記録用紙Pの供給および取り出しは、インク
カートリッジ12が装填された面と同じ面から行うこと
ができる。したがって、インクカートリッジ12の交
換、ならびに記録用紙Pの供給および取り出しを装置の
一方向からのアクセスのみで行うことが可能になる。
【0131】また、インクカートリッジ12が装填され
た面と同一面14aaに操作スイッチ15が配置されて
いるので、装置設置時の自由度が増すとともに操作性の
向上を図ることが可能になる。
【0132】さらに、ジャム処理部32が給紙トレイ1
0と共用化されて形成されているので、給紙トレイ10
から装置本体14内に取り込まれた際の記録用紙Pのジ
ャム処理を速やかに行うことができる。このとき、ジャ
ム処理部32の開口部の最大高さDを50mmとしてい
るので、ジャム発生箇所に容易にアクセスでき、記録用
紙Pを容易に引き出すことができる。
【0133】そして、インクカートリッジ12の交換時
等に蓋31を開閉する場合でも、他の面に干渉すること
がないので、装置設置時の自由度が増す。
【0134】(実施の形態6)図23は本発明の実施の
形態6におけるインクジェット記録装置の外観を示す斜
視図、図24は図23のインクジェット記録装置におい
てメンテナンスカートリッジを引き出した状態の外観を
示す斜視図、図25は図23のインクジェット記録装置
における内部構造を示す断面図である。
【0135】図23に示すように、本実施の形態のイン
クジェット記録装置には、装置前面14aのA方向の上
部に排紙トレイ11が、下部にメンテナンスカートリッ
ジ(供給手段)43が、それぞれ装置本体14の内部に
向かって設けられている。そして、図23に示すよう
に、メンテナンスカートリッジ43は装置本体14に対
して着脱可能に装填されている。
【0136】図23および図24に示すように、メンテ
ナンスカートリッジ43は、下方に位置するインクカー
トリッジ12とその上方に位置して記録用紙Pが収容さ
れる給紙トレイ10とが、着脱可能または開閉可能な仕
切28で上下に区画されて一体化されている。
【0137】そして、これらの図面に示すように、メン
テナンスカートリッジ43に設けられた給紙トレイ10
から装置本体14内に取り込まれた際に詰まった記録用
紙Pを除去するジャム処理部32が給紙トレイ10と共
用化されて形成されている。ここで、ジャム処理部32
の高さは非可変とされており、開口部の最大高さEは、
人間が手を入れて容易に記録用紙Pを引き出せるように
との配慮からたとえば50mmとされている。但し、本
実施の形態においても、最大高さEは50mmに限定さ
れるものではない。
【0138】このようなインクジェット記録装置によ
り、装置前面14aに装填されたメンテナンスカートリ
ッジ43の給紙トレイ10から記録用紙Pが1枚ずつ下
部通路に取り込まれ、装置後部に配置された給紙ローラ
24によりUターンして上部通路に案内され、この上部
通路を通過しながらプラテン27上で印刷が行われ、排
紙トレイ11上に排出される。記録が終了した記録用紙
Pは、装置前面14aから直接排紙トレイ11にアクセ
スして取り出される。
【0139】ここで、給紙トレイ10内で用紙ジャムが
発生した場合は、メンテナンスカートリッジ43を引き
出して記録用紙Pを取り除き、ジャム処理部32から手
を入れて詰まった記録用紙Pを取り除く。
【0140】このように、本実施の形態によれば、装置
本体14の前面14aからインクカートリッジ12が着
脱可能に装填され、給紙トレイ10および排紙トレイ1
1はインクカートリッジ12の装填面と同じ面から配置
されているのでインクカートリッジ12の交換、ならび
に記録用紙Pの供給および取り出しを装置の一方向から
のアクセスのみで行うことが可能になる。
【0141】そして、インクカートリッジ12が装填さ
れた面と同一面に操作スイッチ15が配置されているの
で、装置設置時の自由度が増すとともに操作性の向上を
図ることが可能になる。
【0142】さらに、ジャム処理部32が給紙トレイ1
0と共用化されて形成されているので、給紙トレイ10
から装置本体14内に取り込まれた際の記録用紙Pのジ
ャム処理を速やかに行うことができる。このとき、ジャ
ム処理部32の開口部の最大高さEを50mmとしてい
るので、ジャム発生箇所に容易にアクセスでき、記録用
紙Pを容易に引き出すことができる。
【0143】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、装置本
体の所定面から装置内部に向かってインク供給体が着脱
可能に装填され、媒体供給部および媒体排出部はインク
供給体の装填面と同じ面から装置内部に向かって配置さ
れているので、インク供給体の交換、ならびに記録媒体
の供給および取り出しを装置の一方向からのアクセスの
みで行うことが可能になるという有効な効果が得られ
る。
【0144】インク供給体と媒体供給部とを、装置本体
に着脱可能に装填される供給手段に一体化すれば、装置
の小型化を図ることが可能になるという有効な効果が得
られる。
【0145】供給手段において、インク供給体はインク
補給不能とし、媒体供給部に記録媒体が所定枚数収納さ
れるとともに新たな記録媒体の補給が不能とすれば、イ
ンクまたは記録媒体がなくなったときに供給手段が交換
されることになるので、インクの残量と記録媒体の残量
とを一括管理することが可能になるという有効な効果が
得られる。また、交換後の供給手段を回収して残った記
録媒体やインクをリサイクルすることができるという有
効な効果が得られる。
【0146】供給手段において、インク供給体がインク
供給体収容部に収容されて交換可能とされた第1の機能
および媒体供給部に記録媒体の補給が可能とされた第2
の機能の少なくとも何れかの機能を備えれば、ランニン
グコストの低減を図ることが可能になるという有効な効
果が得られる。
【0147】この場合において、第1の機能では、相互
に容量の異なるインク供給体が取り付け可能とすれば、
供給手段の中でインク供給体を交換するようにしている
ので、相互に容量の異なるインク供給体を取り付けるこ
とが可能になるという有効な効果が得られる。
【0148】供給手段の装置本体に対する離脱および装
着に応じて管路を伸縮自在とすれば、供給手段を装置本
体から取り出しても記録ヘッドとインク供給体とは管路
で連通されたままとなるので、インク供給体を交換する
際に交換の必要のないインク供給体の記録ヘッドとの連
通状態が解除されることがなく、インク供給路内に空気
が入るのが防止されて高品質な記録を行うことが可能に
なるという有効な効果が得られる。
【0149】高さが非可変で且つ媒体供給部と共用化し
てジャム処理部を形成すれば、媒体供給部から装置本体
内に取り込まれた際の記録用紙のジャム処理を速やかに
行うことができるという有効な効果が得られる。
【0150】ジャム処理部における開口部の最大高さを
50mmとすれば、ジャム発生箇所に容易にアクセスで
き、記録媒体を容易に引き出すことができるという有効
な効果が得られる。
【0151】インク供給体、媒体供給部および媒体排出
部の少なくとも何れかを隠蔽する開閉可能な蓋が、イン
ク供給体が装填された面に対してのみ設置すれば、イン
ク供給体交換時等に蓋を開閉する場合でも、他の面に干
渉することがないので、装置設置時の自由度が増すとい
う有効な効果が得られる。
【0152】インク供給体が装填された面と同一面また
は同一方向を向いた面に操作系を配置すれば、装置設置
時の自由度が増すとともに操作性の向上を図ることが可
能になるという有効な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるインクジェット
記録装置の外観を示す斜視図
【図2】図1のインクジェット記録装置における内部構
造を示す斜視図
【図3】図1のインクジェット記録装置における内部構
造を示す側面図
【図4】本発明の実施の形態1におけるインクジェット
記録装置の外観の変形例を示す斜視図
【図5】本発明の実施の形態2におけるインクジェット
記録装置の外観を示す斜視図
【図6】図5のインクジェット記録装置においてメンテ
ナンスカートリッジを取り外した状態の外観を示す斜視
【図7】図5のインクジェット記録装置におけるメンテ
ナンスカートリッジを示す斜視図
【図8】図5のインクジェット記録装置におけるメンテ
ナンスカートリッジを示す断面図
【図9】本発明の実施の形態3におけるインクジェット
記録装置の外観を示す斜視図
【図10】図9のインクジェット記録装置においてメン
テナンスカートリッジを取り外した状態の外観を示す斜
視図
【図11】図9のインクジェット記録装置におけるメン
テナンスカートリッジを示す斜視図
【図12】図9のインクジェット記録装置におけるメン
テナンスカートリッジを示す断面図
【図13】図9のインクジェット記録装置におけるメン
テナンスカートリッジの内部構造を示す斜視図
【図14】本発明の実施の形態4におけるインクジェッ
ト記録装置の外観を示す斜視図
【図15】図14のインクジェット記録装置においてメ
ンテナンスカートリッジを取り外した状態の外観を示す
斜視図
【図16】図14のインクジェット記録装置においてメ
ンテナンスカートリッジが完全に装填された状態を示す
断面図
【図17】図14のインクジェット記録装置においてメ
ンテナンスカートリッジが引き出されている状態を示す
断面図
【図18】図14のインクジェット記録装置においてメ
ンテナンスカートリッジが完全に引き出された状態を示
す断面図
【図19】図14のインクジェット記録装置においてメ
ンテナンスカートリッジからインクカートリッジを交換
する状態を示す断面図
【図20】本発明の実施の形態5におけるインクジェッ
ト記録装置の外観を示す斜視図
【図21】図20のインクジェット記録装置において蓋
を開いた状態の外観を示す斜視図
【図22】図20のインクジェット記録装置における内
部構造を示す断面図
【図23】本発明の実施の形態6におけるインクジェッ
ト記録装置の外観を示す斜視図
【図24】図23のインクジェット記録装置においてメ
ンテナンスカートリッジを引き出した状態の外観を示す
斜視図
【図25】図23のインクジェット記録装置における内
部構造を示す断面図
【図26】従来のインクジェット記録装置の外観を示す
斜視図
【図27】図26のインクジェット記録装置における開
閉パネルを開いた状態における外観斜視図
【図28】図26のインクジェット記録装置における排
紙トレイを引き出した状態における外観斜視図
【図29】図26のインクジェット記録装置における給
紙トレイを取り外した状態における外観斜視図
【図30】本発明の実施の形態1におけるインクジェッ
ト記録装置の外観の変形例を示す斜視図
【図31】本発明の実施の形態1におけるインクジェッ
ト記録装置の外観の他の変形例を示す斜視図
【図32】本発明の実施の形態1におけるインクジェッ
ト記録装置の外観のさらに他の変形例を示す斜視図
【図33】本発明の実施の形態1におけるインクジェッ
ト記録装置の外観のさらに他の変形例を示す斜視図
【符号の説明】
10 給紙トレイ(媒体供給部) 11 排紙トレイ(媒体排出部) 12 インクカートリッジ(インク供給体) 13 インクカートリッジ装填部 14 装置本体 15 操作スイッチ(操作系) 17 チューブ(管路) 28 仕切 29 インクカートリッジ収容部(インク供給体収容
部) 31 蓋 32 ジャム処理部 43 メンテナンスカートリッジ(供給手段) P 記録用紙(記録媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉原 孝史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 緒方 弘之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 石本 好宣 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 田中 正治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 牧 直史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA22 EA23 FA10 HA28 KC02 2C061 AQ05 AR01 AS02 BB02 BB10 CD03 3F054 AA01 AC05 BC02 BC14 3F343 FA02 FB04 FC30 GA01 GB01 GC01 GD01 HA16 HA39 KB03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録ヘッドからインクを記録媒体に吐出し
    て記録を行うインクジェット記録装置であって、 装置本体の所定面から装置内部に向かって着脱可能に装
    填されるとともに管路を介して前記記録ヘッドと連通さ
    れ、記録に用いられるインクが収容されたインク供給体
    と、 前記インク供給体が装填された面と同一面から装置内部
    に向かって配置され、前記記録媒体の供給を行う媒体供
    給部と、 前記インク供給体が装填された面と同一面から装置内部
    に向かって配置され、記録の行われた前記記録媒体が排
    出される媒体排出部とを有し、 前記インク供給体の着脱、ならびに前記記録媒体の供給
    および取り出しを前記装置本体の同一面から行い得るよ
    うにしたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】前記インク供給体と前記媒体供給部とは、
    前記装置本体に着脱可能に装填される供給手段に一体化
    されていることを特徴とする請求項1記載のインクジェ
    ット記録装置。
  3. 【請求項3】前記インク供給体はインク補給不能とさ
    れ、前記媒体供給部には前記記録媒体が所定枚数収納さ
    れるとともに新たな前記記録媒体の補給が不能とされて
    いることを特徴とする請求項2記載のインクジェット記
    録装置。
  4. 【請求項4】前記インク供給体がインク供給体収容部に
    収容されて交換可能とされた第1の機能および前記媒体
    供給部に前記記録媒体の補給が可能とされた第2の機能
    の少なくとも何れかの機能を備えていることを特徴とす
    る請求項2記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】前記第1の機能では、相互に容量の異なる
    前記インク供給体が取り付け可能となっていることを特
    徴とする請求項4記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】前記管路は、前記供給手段の前記装置本体
    に対する離脱および装着に応じて伸縮自在となっている
    ことを特徴とする請求項4または5記載のインクジェッ
    ト記録装置。
  7. 【請求項7】前記媒体供給部から前記装置本体内に取り
    込まれた際に詰まった前記記録媒体を除去するジャム処
    理部が、高さが非可変で且つ前記媒体供給部と共用化さ
    れて形成されていることを特徴とする請求項1〜6の何
    れか一項に記載のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】前記ジャム処理部における開口部の最大高
    さは50mmとされていることを特徴とする請求項7記
    載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】前記インク供給体、前記媒体供給部および
    前記媒体排出部の少なくとも何れかを隠蔽する開閉可能
    な蓋が、前記インク供給体が装填された面に対してのみ
    設置されていることを特徴とする請求項1〜8の何れか
    一項に記載のインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】前記インク供給体が装填された面と同一
    面または同一方向を向いた面には操作系が配置されてい
    ることを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の
    インクジェット記録装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7673984B2 (en) 2005-02-16 2010-03-09 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus having a removable output unit
US7845776B2 (en) 2006-03-31 2010-12-07 Fujifilm Corporation Inkjet recording apparatus
JP2015096302A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 セイコーエプソン株式会社 記録装置
JP2015112715A (ja) * 2013-12-06 2015-06-22 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録装置、複合機、及びインクカートリッジ収容体
JP2019081372A (ja) * 2019-01-31 2019-05-30 セイコーエプソン株式会社 液体供給システム、及び液体供給方法

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