JP2003200597A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2003200597A
JP2003200597A JP2002009723A JP2002009723A JP2003200597A JP 2003200597 A JP2003200597 A JP 2003200597A JP 2002009723 A JP2002009723 A JP 2002009723A JP 2002009723 A JP2002009723 A JP 2002009723A JP 2003200597 A JP2003200597 A JP 2003200597A
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ink jet
jet recording
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JP2002009723A
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English (en)
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Tetsuya Matsuzaki
哲也 松崎
Hiroyuki Matsuba
浩幸 松葉
Takashi Yoshihara
孝史 吉原
Hiroyuki Ogata
弘之 緒方
Yoshinori Ishimoto
好宣 石本
Masaharu Tanaka
正治 田中
Tadashi Maki
直史 牧
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット記録装置において、インク供
給体の交換作業をより簡便に行え、インク供給体の交換
時に印字媒体がインクにより汚されることがないように
する。 【解決手段】 印字ヘッドからインクを記録媒体に吐出
して記録を行うインクジェット記録装置であって、装置
本体14の所定面に設けられた開口から装置内部に向か
って空間が形成されたインクカートリッジ装填部13を
備え、印字に用いられるインクが収容されたインクカー
トリッジ12が空間に着脱可能に装填される構成とす
る。そして、インクカートリッジ装填部13を、給紙ト
レイ10と排紙トレイ11の下方に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に関し、特に記録に用いられるインクが収容され
たインク供給体の装填に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェット記録装置(プリン
タ)をコンピュータと接続するのみならず、たとえばテ
レビやVTRなど他の機器と接続して使用するようにな
ってきており、設置場所も机上からリビング等の人が集
まる場所になりつつある。その場合、他の機器と積み重
ねて使用することがあることを考慮して、インクカート
リッジの着脱や記録用紙のセットおよび取り出しを装置
の前面から行うものが提案されている。
【0003】ここで、従来のインクジェット記録装置に
ついて説明する。図15は従来のインクジェット記録装
置の外観を示す斜視図、図16は図15のインクジェッ
ト記録装置における開閉パネルを開いた状態における外
観斜視図、図17は図15のインクジェット記録装置に
おける排紙トレイを引き出した状態における外観斜視
図、図18は図15のインクジェット記録装置における
給紙トレイを取り外した状態における外観斜視図であ
る。
【0004】図15に示すように、従来のインクジェッ
ト記録装置は、装置前面の下部には記録用紙(記録媒
体)Pの供給を行う給紙トレイ(媒体供給部)110
が、上部には記録の行われた記録用紙Pが排出される排
紙トレイ(媒体排出部)111がそれぞれ配置されてい
る。また、図16に示すように、前面から上面にかけて
略L字形に形成された開閉パネル140を開くことによ
りキャリッジ119が露出され、このキャリッジ119
に搭載されたインクカートリッジ(インク供給体)11
2が容易に交換できるようになっている。なお、インク
カートリッジ112の搭載されたキャリッジ119には
記録ヘッドが設けられており、このキャリッジ119が
キャリッジシャフト120に支持されて主走査方向に往
復動することにより記録用紙Pに記録が行われる。
【0005】このようなインクジェット記録装置によ
り、装置前面に装填された給紙トレイ110から記録用
紙Pが取り込まれ、内部でUターンして搬送されながら
印刷が行われ、図17に示すように、装置前面に引き出
された排紙トレイ111上に排出される。
【0006】さらに、図18に示すように、給紙トレイ
110を取り外すと、詰まった記録用紙Pの除去が可能
な開口部139が装置底面に備えられている。
【0007】なお、薄型プリンタに関する技術には、た
とえば次のようなものがある。
【0008】すなわち、特開2001−219620号
公報には、薄型のスタック可能プリンタであって、上部
通路と下部通路とに挟まれたチャネル部材を有し、プリ
ンタの内部で経路に沿って移動するシート状の媒体を下
方から支持する箱が他のベースシャーシアセンブリと、
下部通路内に摺動可能に取り付けられ、供給入力媒体お
よびプリンタから排出される出力媒体の個々のシートを
保持する取り外し可能な媒体カセットアセンブリとを備
え、チャネル部材は、媒体カセットアセンブリが下部通
路から取り外されたとき、該チャネル部材が支持する媒
体へのアクセスをユーザに提供するに十分な幅および長
さを有する、中央に配置された媒体アクセスカットアウ
トを備える薄型スタック可能プリンタが開示されてい
る。
【0009】また、特開2001−191613号公報
には、薄型プリンタであって、シート状の媒体がプリン
タ内部の移動経路に沿って移動するときに該媒体を保持
するのに十分な高さ、幅および奥行寸法を持つ上部通路
と、入力トレイおよび出力トレイを有する媒体カセット
を摺動可能に収容するのに十分な高さ、幅、および奥行
寸法を持つ下部通路とを有するベースシャーシアセンブ
リと、上部通路と下部通路との間に取り付けられ、プリ
ンタを通って入力トレイから出力トレイにおよぶ経路の
一部を規定するのを助けるチャネル部材とを備え、チャ
ネル部材が、媒体経路の規定された部分にある詰まった
媒体の取り除きを容易にする十分な寸法の複数の開口を
有する薄型プリンタが開示されている。
【0010】そして、特開2001−213019号公
報には、スタック可能な薄型プリンタであって、ハウジ
ングおよびベースプレートを有し、スタック可能なホー
ムセンタ電子装置に実質的に対応する高さ、幅および奥
行寸法をプリンタに提供するベースアセンブリを備え、
ベースアセンブリは、入力トレイおよび出力トレイを有
する薄型媒体カセットを摺動可能に収容するのに十分な
高さ、幅および奥行寸法を持つ中央に配置された底部開
口を有し、ベースアセンブリは、入力トレイから出力ト
レイに進む媒体シートへのインクの噴出を容易にする薄
型記録バーを有するスタック可能な薄型プリンタが開示
されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような従来のインクジェット記録装置では、インクカー
トリッジを着脱する交換作業を行うためには、装置前面
から上面にかけて設けられた開閉パネルを開ける必要が
あり、さらに交換されるインクカートリッジは記録装置
の上面を横切るように出し入れせざるを得ないので、交
換作業の一層の簡便化を検討する必要がある。
【0012】また、従来のインクジェット記録装置で
は、インクカートリッジがキャリッジに搭載されている
ことから記録用紙の搬送経路の上部に位置することにな
る。すると、インクカートリッジ交換時にインクカート
リッジが記録用紙の上部を通過することにより、漏れた
インクやインクカートリッジ外部に付着したインクによ
り記録用紙が汚されてしまうおそれがある。
【0013】そこで、本発明は、インク供給体の交換作
業をより簡便に行うことのできるインクジェット記録装
置を提供することを目的とする。
【0014】また、本発明は、インク供給体の交換時に
記録媒体がインクにより汚されることのないインクジェ
ット記録装置を提供することを目的とする。
【0015】さらに、本発明は、装置周辺の空間を有効
に利用できるインクジェット記録装置を提供することを
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明のインクジェット記録装置は、記録ヘッドか
らインクを記録媒体に吐出して記録を行うインクジェッ
ト記録装置であって、装置本体の所定面から装置内部に
向かって形成され、記録に用いられるインクが収容され
たインク供給体が着脱可能に装填されるインク供給体装
填部を有する構成としたものである。
【0017】また、この課題を解決するために、本発明
のインクジェット記録装置は、記録ヘッドからインクを
記録媒体に吐出して記録を行うインクジェット記録装置
であって、装置本体の所定面に開口され、記録に用いら
れるインクが収容されたインク供給体が記録ヘッドの設
けられたキャリッジに着脱可能に装填されるインク供給
体装填部を有する構成としたものである。
【0018】これにより、インクジェット記録装置内に
設けられた空間に収納されるインク供給体の着脱を外部
から直接行うことができるので、インク供給体の交換作
業をより簡便に行うことが可能になる。
【0019】さらに、この課題を解決するために、本発
明のインクジェット記録装置は、前述した発明におい
て、インク供給体装填部が媒体供給部の下方に設けられ
ているものである。
【0020】そして、この課題を解決するために、本発
明のインクジェット記録装置は、前述した発明におい
て、インク供給体装填部が媒体排出部の下方に設けられ
ているものである。
【0021】これにより、インク供給体の交換時に記録
媒体がインクにより汚されることを抑制することができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、記録ヘッドからインクを記録媒体に吐出して記録を
行うインクジェット記録装置であって、装置本体の所定
面から装置内部に向かって形成され、記録に用いられる
インクが収容されたインク供給体が着脱可能に装填され
るインク供給体装填部を有するインクジェット記録装置
であり、外部から直接インク供給体の着脱を行うことが
できるので、インク供給体の交換作業をより簡便に行う
ことが可能になるという作用を有する。また、インク供
給体をキャリッジ以外の場所に設置したので、インク容
量増によるキャリッジの重量増加を防ぐことができて記
録の高速化を図ることが可能になるという作用を有す
る。
【0023】本発明の請求項2に記載の発明は、記録ヘ
ッドからインクを記録媒体に吐出して記録を行うインク
ジェット記録装置であって、装置本体の所定面に開口さ
れ、記録に用いられるインクが収容されたインク供給体
が記録ヘッドの設けられたキャリッジに着脱可能に装填
されるインク供給体装填部を有するインクジェット記録
装置であり、外部から直接インク供給体の着脱を行うこ
とができるので、インク供給体の交換作業をより簡便に
行うことが可能になるという作用を有する。また、イン
ク供給体をキャリッジ上に設置しているので、装置の小
型化を図ることが可能になるという作用を有する。
【0024】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1または2記載の発明において、インク供給体装填部が
設けられた面に対してのみ設置され、装填されたインク
供給体を隠蔽する蓋が開閉可能に取り付けられているイ
ンクジェット記録装置であり、インク供給体交換時等に
蓋を開閉する場合でも、他の面に干渉することがないの
で、複数の面の周辺空間を作業のために空けておく必要
がほとんどなくなり、空間の利用効率を向上させること
ができるとともに装置設置時の自由度が増すという作用
を有する。
【0025】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
3に記載の発明において、前記蓋の開閉に利用される空
間が装置本体の高さ内にあるインクジェット記録装置で
あり、空間の有効活用のためインクジェット記録装置の
上部を物置等に使用した場合でも、置かれているものを
除去せずに、インク供給体の着脱作業を行うことができ
る。
【0026】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
3に記載の発明において、前記蓋の開閉に利用される空
間が装置本体の高さ内にあって、かつ、装置の前端面と
後端面との間にあるインクジェット記録装置であり、上
記した作用のほかに、インクジェット記録装置の側面の
周囲に置かれたものをほとんど除去することなく、イン
ク供給体の着脱作業を行うことができる。
【0027】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1〜3の何れか一項に記載の発明において、インク供給
体装填部が設けられた面と同一面から装置内部に向かっ
て配置され、記録媒体の供給を行う媒体供給部と、イン
ク供給体装填部が設けられた面と同一面から装置内部に
向かって配置され、記録の行われた記録媒体が排出され
る媒体排出部とを有するインクジェット記録装置であ
り、インク供給体の交換作業のみならず、記録媒体のセ
ットおよび取り出しをも装置の同一面から行うことが可
能になるので、複数の面の周辺空間を作業のために空け
ておく必要がほとんどなくなり、空間の利用効率を向上
させることができ、装置設置時の自由度が増すととも
に、インクジェット記録装置で発生する作業の大部分を
占める記録媒体とインクの補充を容易に行うことがで
き、作業性が向上するという作用を有する。
【0028】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
6記載の発明において、インク供給体と、媒体供給部
と、媒体排出部とが装置の高さ方向に重なるように設け
られているインクジェット記録装置であり、上記した作
用のほかに、記録媒体の搬送とインクの供給の双方を効
率よく行うことができるという作用を有する。
【0029】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
6記載の発明において、インク供給体装填部は媒体供給
部の下方に設けられているインクジェット記録装置であ
り、インク供給体の交換時に新しい記録媒体がインクに
より汚される可能性を低減することができるという作用
を有する。
【0030】本発明の請求項9に記載の発明は、請求項
6または8記載の発明において、インク供給体装填部は
媒体排出部の下方に設けられているインクジェット記録
装置であり、インク供給体の交換時に記録の終了した記
録媒体がインクにより汚される可能性を低減することが
できるという作用を有する。
【0031】本発明の請求項10に記載の発明は、請求
項6記載の発明において、インク供給体装填部は媒体供
給部の上方に設けられているインクジェット記録装置で
あり、媒体供給部の上部空間を有効に利用することがで
きて装置を小型化することができるとともに、インク供
給体の容量を大きくすることができるという作用を有す
る。
【0032】本発明の請求項11に記載の発明は、請求
項6または8記載の発明において、インク供給体装填部
は媒体排出部の上方に設けられているインクジェット記
録装置であり、媒体排出部の上部空間を有効に利用する
ことができて装置を小型化することができるとともに、
インク供給体の容量を大きくすることができるという作
用を有する。
【0033】本発明の請求項12に記載の発明は、請求
項6〜11の何れか一項に記載の発明において、媒体供
給部は媒体排出部の下方に設けられているインクジェッ
ト記録装置であり、給紙ローラにより記録媒体をUター
ン搬送しても記録面が上になるため、記録面を汚す可能
性が少なくなるという作用を有する。
【0034】本発明の請求項13に記載の発明は、請求
項6〜12の何れか一項に記載の発明において、インク
供給体は、媒体供給部の上方で媒体排出部の下方に設け
られているインクジェット記録装置であり、給紙ローラ
の直径を大きくすることができて給紙動作がスムーズに
なり、より厚い記録媒体を使用することができ、さらに
記録媒体のカールを軽減することが可能になるという作
用を有する。
【0035】本発明の請求項14に記載の発明は、請求
項6〜13の何れか一項に記載の発明において、前記イ
ンク供給体は、装置の高さ方向において媒体供給部と媒
体排出部との間に設けられているインクジェット記録装
置であり、給紙ローラの直径を大きくすることができて
給紙動作がスムーズになり、より厚い記録媒体を使用す
ることができ、さらに記録媒体のカールを軽減すること
が可能になるという作用を有する。
【0036】本発明の請求項15に記載の発明は、請求
項1〜14の何れか一項に記載の発明において、インク
供給体装填部が設けられた面と同一面または同一方向を
向いた面には操作系が配置されているインクジェット記
録装置であり、装置設置時の自由度が増すとともに操作
性の向上を図ることが可能になるという作用を有する。
【0037】本発明の請求項16に記載の発明は、請求
項6〜15の何れか一項に記載の発明において、インク
供給体と媒体供給部が面一に設けられているインクジェ
ット記録装置であり、インク供給体と新しい記録媒体へ
のアクセス距離がほぼ同一となり、インク供給体の交換
および新しい記録媒体の補充を装置の同一方向から同じ
感覚でより簡便に行うことが可能になるという作用を有
する。
【0038】本発明の請求項17に記載の発明は、請求
項6〜15の何れか一項に記載の発明において、インク
供給体と媒体排出部が面一に設けられているインクジェ
ット記録装置であり、インク供給体と記録の終了した記
録媒体へのアクセス距離がほぼ同一となり、インク供給
体の交換および記録の終了した記録媒体の取り出しを装
置の同一方向から同じ感覚でより簡便に行うことが可能
になるという作用を有する。
【0039】本発明の請求項18に記載の発明は、請求
項6〜15の何れか一項に記載の発明において、媒体排
出部と媒体供給部が面一に設けられているインクジェッ
ト記録装置であり、新しい記録媒体と記録の終了した記
録媒体へのアクセス距離がほぼ同一となり、新しい記録
媒体の補充および記録の終了した記録媒体の取り出しを
装置の同一方向から同じ感覚でより簡便に行うことが可
能になるという作用を有する。
【0040】本発明の請求項19に記載の発明は、請求
項6〜15の何れか一項に記載の発明において、インク
供給体と操作部が面一に設けられているインクジェット
記録装置であり、インク供給体と操作部へのアクセス距
離がほぼ同一となり、インク供給体の交換およびインク
ジェット記録装置の操作を装置の同一方向から同じ感覚
でより簡便に行うことが可能になるという作用を有す
る。
【0041】本発明の請求項20に記載の発明は、請求
項6〜15の何れか一項に記載の発明において、媒体供
給部と操作部が面一に設けられているインクジェット記
録装置であり、新しい記録媒体と操作部へのアクセス距
離がほぼ同一となり、新しい記録媒体の補充およびイン
クジェット記録装置の操作を装置の同一方向から同じ感
覚でより簡便に行うことが可能になるという作用を有す
る。
【0042】本発明の請求項21に記載の発明は、請求
項6〜15の何れか一項に記載の発明において、媒体排
出部と操作部が面一に設けられているインクジェット記
録装置であり、記録の終了した記録媒体と操作部へのア
クセス距離がほぼ同一となり、記録の終了した記録媒体
の取り出しおよびインクジェット記録装置の操作を装置
の同一方向から同じ感覚でより簡便に行うことが可能に
なるという作用を有する。
【0043】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図14、及び図19から図22を用いて説明する。
なお、これらの図面において同一の部材には同一の符号
を付しており、また、重複した説明は省略されている。
【0044】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1におけるインクジェット記録装置の外観を示す斜視
図、図2は図1のインクジェット記録装置における内部
構造を示す斜視図、図3は図1のインクジェット記録装
置における内部構造を示す側面図、図4は本発明の実施
の形態1におけるインクジェット記録装置の外観の変形
例を示す斜視図である。
【0045】図1に示すように、本実施の形態のインク
ジェット記録装置には、装置本体14の前面14aの装
置高さ方向A中央部に記録用紙(記録媒体)Pの供給を
行う給紙トレイ(媒体供給部)10が、上部に記録の行
われた記録用紙Pが排出される排紙トレイ(媒体排出
部)11が、下部に記録に用いられるインクが収容され
た複数(ここではブラック、シアン、マゼンタ、イエロ
ーの4色)のインクカートリッジ(インク供給体)12
がそれぞれ着脱可能に装填される複数のインクカートリ
ッジ装填部(インク供給体装填部)13がそれぞれ装置
本体14の内部に向かって設けられている。
【0046】そして給紙トレイ10,排紙トレイ11,
インクカートリッジ12,インクカートリッジ装填部1
3の載置方向は、何れもほぼ同一方向に向かっているこ
とが、装置本体14をより薄くすることができるので好
ましい。特に載置方向がほぼ水平(装置高さ方向Aと幅
方向Bが形成する面に略平行)であることが、装置本体
14の薄型化に最も効果があるので特に好ましい形態で
ある。なお、ここでは載置方向がほぼ同一方向とは、そ
れぞれの部材同士のなす角が最大±10°以下であれば
足りると考えており、ほぼ水平とは、同様に、水平方向
に対してそれぞれの部材のなす角が±10°以下であれ
ば足りると考えている。
【0047】インクカートリッジ装填部13は、装置本
体14の前面14aに設けられた開口13aと装置本体
14の内部に形成された空間13b及びインクカートリ
ッジ12と装置本体14との流体的接続を行う接続部
(図示せず)をインクカートリッジ12毎に備えてい
る。
【0048】そしてインクカートリッジ12が装填され
る空間13bは装置本体14の幅方向Bに並んで配置さ
れており、装填されるインクカートリッジ12の形状
は、高さ方向A、幅方向B、奥行き方向Cの順に長くな
っていく略直方体の形状を有している。このように構成
することにより、装置本体14の高さ方向Aの長さがよ
り短くなり、結果として装置全体の高さがより低くなる
ので、装置本体14の上面14bに物を載せる際に問題
となる装置本体14の側壁部14cの強度をより強固に
することができるので、装置本体14の許容荷重値をよ
り大きくすることができ、空間の有効利用を促進するこ
とができる。またインクカートリッジ12の鉛直方向の
長さを小さくできるので、インク量の減少に伴って、イ
ンクの水面が移動することによって発生する背圧変動を
最小限に抑制することができ、安定したインク供給を実
現することができる。
【0049】なお、インクカートリッジ装填部13は、
本実施の形態ではインクカートリッジ12毎に別々の空
間13bを形成していたが、1つの空間13bに複数
(例えば4つもしくは2つ)のインクカートリッジを装
填するような構成としても良い。またインクカートリッ
ジ12は、ここでは全て(4つ)を幅方向Bに並べて配
置したが、インクカートリッジ12の形状を高さ方向A
をより長くかつ幅方向Bをより短いものにして、複数個
(例えば2つずつとか4つ全部とか)を高さ方向Aに重
ねるような構成としても良い。
【0050】そしてインクカートリッジ12を装置本体
14の外部から使用者が直接アクセスしてそのまま取り
外し、新しいインクカートリッジ12を取り付けること
により、インクカートリッジ12の交換を行うことがで
きるようになっている。
【0051】なお、本実施の形態においては、ブラッ
ク、シアン、マゼンタ、イエローのインクがそれぞれ収
容されたインクカートリッジ12が装填されていたが、
高画質化のためにライトシアン、ライトマゼンタ、ダー
クイエロー等の一般にフォトインクと称されるインクの
カートリッジを更に設けても構わない。この場合、イン
クカートリッジ毎に設けられる空間13bは使用するイ
ンク数によって、6つもしくは7つ存在することにな
る。さらにインクの使用量に応じて、例えばブラックイ
ンクのインクカートリッジを他の色のインクカートリッ
ジに比べて大きくしたり、カラーのインクカートリッジ
を1つのカートリッジにまとめたカラーインクカートリ
ッジ化しても良い。
【0052】また本実施の形態では、装置本体14に多
数の面(例えば14aと14b)にまたがるカバーを設
けずに、特にインクカートリッジ装填部13に装填され
たインクカートリッジ12に直接外部からアクセスでき
る構成としていたが、インクカートリッジ12は特に記
録中に外すと記録ヘッドに対して大きなダメージを与え
る可能性もあるので、図19〜図22に示すように、イ
ンクカートリッジ12を装填する開口13aの前に、そ
の開口13aからのインクカートリッジ12の脱着を規
制する規制部材13cを設けることが好ましい。この規
制部材13cの具体的な構成としては、図19および図
20に示すカバー部材や図21および図22に示すバー
部材等が考えられる。
【0053】そして規制部材13cの構成としては、図
19および図21に示すように、それぞれの色のインク
カートリッジに対応して設けられた開口13a毎に1つ
の規制部材を設けても良いし(この場合、規制部材13
cの数は、開口数に等しく、開口とインクカートリッジ
の関係が1対1の場合には、インクカートリッジの数に
等しい)、図20および図22に示すように、複数の開
口13aに対して1つの規制部材を設けても良い。
【0054】インクカートリッジ装填部13が設けられ
た面である前面14aの側部14aaには、インクジェ
ット記録装置の操作を行う操作スイッチ(操作系)15
が配置されている。なお、操作スイッチ15はインクカ
ートリッジ装填部13が設けられた前面14aと同一面
ではなく、図4に示すように、当該面14aと同一方向
に面した他面14dや、その法線が装置本体14の内部
を向いたベクトル成分を持つ面14eに配置されていて
もよい。
【0055】このように装置本体14の前面やそれに類
する面(14dや14e等)に操作スイッチ15を配置
することにより、上面14bや側面14c等にも操作ス
イッチ15を配置する場合に比べて、使用者による操作
をよりやり易くすることができるユーザフレンドリな装
置を実現することができるとともに、上面14bや側面
14cの周囲に物を置くことができる、即ち装置本体1
4の周辺の空間の利用効率を向上させることができるの
で好ましい。
【0056】なお図4中では面14a,14d,14e
はそれぞれAB方向で定義される面に対して垂直に、か
つ、それぞれの面14a,14d,14e同士も垂直に
図示されているが、これらの角度は垂直である必要はな
く、より小さな角度(大きく使用者から傾斜した形状)
であっても良いし、それぞれの面は平面である必要はな
く、複雑な曲面であっても構わない。このように面14
a,14d,14e等を垂直方向から傾斜させることに
より、面14a,14d,14eの面積を大きくするこ
とができ、そこに設けられる操作スイッチ15の大きさ
や数を増大させることができるので、使用者による装置
の操作性を向上させることができる。なおここでは操作
系として、操作スイッチのみを図示していたが、液晶や
LED等で構成された表示部を設けても良いし、半導体
メモリ等の差込スロット等を設けることも考えられる。
また表示部はタッチパネルとなっていても良い。なお。
PCやSTBとの接続のための接続端子も前面14aに
設けても構わないが、接続端子については、背面14h
に設けることが、使用者から接続用のコード等が見えな
いので、美観上好ましい。
【0057】そして、給紙トレイ10に記録媒体を出す
(もしくは入れる)方向と、排紙トレイ11から記録済
みの記録媒体を出す(もしくは入れる)方向と、インク
カートリッジ装填部13に対してインクカートリッジ1
2を出す(もしくは入れる)方向とが、ほぼ同一方向と
なっている。ここでほぼ同一方向とは、出すもしくは入
れる方向を表すベクトルの主成分が同一方向でることを
意味し、ここでは高さ方向Aや幅方向Bに多少のベクト
ル成分を持っていても、あくまでも主成分が奥行き方向
Cであることをも意味している。
【0058】このような構成とすることにより、使用者
による装置のメンテナンスのためのアクセスを一方向の
みから行えるようになり、非常に操作性の高いインクジ
ェット記録装置を実現することができる。特にインクカ
ートリッジ等の交換時に、装置の複数の面(例えば14
aと14b)にわたって設けられているカバー等を開け
る必要がないので、メンテナンス性は非常に高く、また
交換に際し、装置の周辺(特に上面)を整理する必要も
低減することができる。
【0059】なお、本実施の形態では、記録媒体の載置
場所をトレイ構成としていたが、これらを装置本体に対
して着脱可能なカセットとしても良い。また、半導体メ
モリ等のスロットを設ける場合には、その着脱方向も、
上述した方向と同一であることが好ましい。
【0060】さらにこのような特定の一面方向(前面1
4a)からの操作を行うインクジェット記録装置の構成
としては、特に図2に示すように、メンテナンスもしく
は操作を行う特定の面(ここでは前面14a)から見
て、装置本体14の前方部14fにメンテナンスの必要
な給紙トレイ10,排紙トレイ11,インクカートリッ
ジ12,インクカートリッジ装填部13,操作スイッチ
15等の操作やメンテナンスに関わる部材を配置し、後
方部14gに記録媒体を搬送するためのメカ系や、記録
ヘッド及びキャリッジ、特にシリアル記録の場合には、
それを操作させるキャリッジ駆動系等の部材を配置する
ことが好ましい。このような構成とすることにより、装
置本体14の大幅な薄型化が可能になると共に、使用者
によるインクや記録媒体の補充(特にインクについて顕
著)が容易で、メンテナンス性に優れたインクジェット
記録装置とすることができる。ここで前方部14fと後
方部14gとは厳密に平面で区切られている必要はな
く、装置本体14内で両者が混在している領域が存在し
ても構わない。
【0061】なお、本実施の形態では、給紙トレイ1
0、排紙トレイ11およびインクカートリッジ装填部1
3は装置前面からアクセス可能に配置されているが、本
発明は相互に装置本体14の同一面からアクセス可能に
配置されていればよく、前面である必要はない。
【0062】また、装置本体14の上面14bは、可能
な限り平面形状を有していることにより、上面14bへ
の書類やファイル等の載置を行い易くできるので好まし
い。また、オーディオデッキやビデオデッキ等のリビン
グルームに比較的多く存在する電化製品との積層を考え
ると、通常それらの製品に設けられいる脚部に対向する
部分(一般的には装置本体14の四角)はほぼ同一の高
さに形成されていることが、安定した積み重ねが可能に
なるので好ましい。なおこの場合は四角がほぼ同じ高さ
であれば、それ以外の部分の高さは揃っていてもいなく
ても良く、図1に示す形状でも、図4に示す構成でもよ
く、それ以外の、例えば四角にだけ突起を有するような
構成でも良い。さらに多数の機器の積み重ねに耐えられ
るように、他の装置が積み重ねられる載置位置は、他の
部分に比べて補強されていることが好ましい。この時補
強位置が使用者に分かるようにしておくことが、使用者
の誤った使用による装置本体14の破壊を抑制できるの
で好ましい。なお使用者に知らせる方法としては、装置
本体14に標記しても良いし、取説等に明記しても良
い。
【0063】図2および図3に示すように、装置内部に
は、インクカートリッジ12からチューブ17を介して
インクが供給される記録ヘッド18が設けられたキャリ
ッジ19が、キャリッジシャフト20に支持されるとと
もにキャリッジモータ21に駆動されて主走査方向に往
復動自在に設けられている。そして、給紙トレイ10か
らの記録用紙Pを用紙搬送路の一部をなす下部通路上に
1枚ずつピックアップするピックアップローラ(図示せ
ず)、下部通路上の記録用紙PをUターンさせて用紙搬
送路の一部をなす上部通路に案内する給紙ローラ24、
用紙搬送路上の記録用紙Pを搬送する紙送りローラ2
5、および記録の終了した記録用紙Pを排紙トレイ11
上に排出する排紙ローラ26が、記録用紙Pの搬送方向
に沿って順次配置されている。
【0064】なお、チューブ17はヘッド駆動用の信号
を駆動信号生成部から記録ヘッド18に伝達するケーブ
ルとともに、記録用紙Pの搬送とキャリッジ19の移動
に支障がないように配置されている。
【0065】そして、このようなインクジェット記録装
置により、装置前面に装填された給紙トレイ10から記
録用紙Pが1枚ずつ下部通路に取り込まれ、装置後部に
配置された給紙ローラ24によりUターンして上部通路
に案内され、この上部通路を通過しながらプラテン27
上で印刷が行われ、排紙トレイ11上に排出される。記
録が終了した記録用紙Pは、装置前面から直接排紙トレ
イ11にアクセスして取り出される。
【0066】ここで、インクカートリッジ12(インク
カートリッジ装填部13)と給紙トレイ10と排紙トレ
イ11との配置関係は、高さ方向Aにおいて、下からイ
ンクカートリッジ12、給紙トレイ10、排紙トレイ1
1の順に積み重なって配置されている。
【0067】このように、インクカートリッジ装填部1
3が給紙トレイ10の下方に設けられているので、イン
クカートリッジ12の交換時に新しい記録用紙Pがイン
クにより汚されることを防止することができる。さら
に、インクカートリッジ装填部13が排紙トレイ11の
下方に設けられているので、インクカートリッジ12の
交換時に記録の終了した記録用紙Pがインクにより汚さ
れることも防止することができる。また、給紙トレイ1
0が排紙トレイ11の下方に設けられているので、給紙
ローラ24により記録用紙PをUターン搬送しても記録
面が上になるため、記録面を汚すことを抑制できるとと
もに、記録された内容をすぐに確認することができる。
更に、この構成では、インクカートリッジ12の交換時
に、給紙トレイ10,排紙トレイ11のいずれの上方
も、インクカートリッジ12が通過することなく、イン
クカートリッジ12の交換を行うことができるので、既
記録、未記録のいずれの記録用紙Pもインクにより汚さ
れる可能性が非常に少ない、メンテナンスの容易なイン
クジェット記録装置となっている。
【0068】そしてインクカートリッジ12(インクカ
ートリッジ装填部13の開口13a)と給紙トレイ10
の前面14a側の面10aと排紙トレイ11の開口11
aとはそれぞれ面一に配置されており、使用者による記
録媒体の補給、取り出し、インクカートリッジの出し入
れ等のメンテナンス動作を容易に行うことができるよう
になっている。
【0069】ここで面一とは使用者のメンテナンス動作
をやり易い範囲であることを意味し、より具体的には、
奥行き方向Cにおいて、使用者の指先で操作可能な範囲
(個人差があるが、大体3〜4cm以下)以内であれ
ば、たとえ装置本体14の上に他の機器(例えばオーデ
ィオデッキやビデオデッキ等)を載置したときでも、十
分に目的を果たすことができる。
【0070】また加えて、操作系15等の使用者による
操作が必要な部分の多くが、装置本体14の面14a側
の表面付近に配置されていることにより、更に使い勝手
が良く、空間の利用効率の高いインクジェット記録装置
を実現できるので好ましい。
【0071】このように、本実施の形態のインクジェッ
ト記録装置によれば、装置本体14の前面から装置内部
に向かって形成されたインクカートリッジ装填部13に
インクカートリッジ12が着脱可能に装填されるように
なっているので、外部から直接インクカートリッジ12
の着脱を行うことができ、インクカートリッジ12の交
換作業をより簡便に行うことが可能になる。
【0072】また、インクカートリッジ装填部13が給
紙トレイ10の下方に設けられているので、インクカー
トリッジ12の交換時に新しい記録用紙Pがインクによ
り汚されることが少ない。
【0073】さらに、インクカートリッジ装填部13が
排紙トレイ11の下方に設けられているので、インクカ
ートリッジ12の交換時に記録の終了した記録用紙Pが
インクにより汚されることが少ない。
【0074】給紙トレイ10が排紙トレイ11の下方に
設けられているので、給紙ローラ24により記録用紙P
をUターン搬送しても記録面が上になるため、記録面を
汚すことが少ない。
【0075】インクカートリッジ装填部13が設けられ
た面と同一面に操作スイッチ15が配置されているの
で、装置設置時の自由度が増すとともに操作性の向上を
図ることが可能になる。
【0076】インクカートリッジ12からチューブ17
を介して記録ヘッド18にインクを供給するようにして
インクカートリッジ12をキャリッジ19以外の場所に
設置したので、インク容量増によるキャリッジ19の重
量増加を防ぐことができて記録の高速化を図ることが可
能になる。
【0077】そして、給紙トレイ10および排紙トレイ
11をインクカートリッジ装填部13が設けられた面と
同一面から装置内部に向かって配置しているので、イン
クカートリッジ12の交換作業のみならず、記録用紙P
のセットおよび取り出しをも装置の同一面から行うこと
が可能になるので、装置設置時の自由度が増す。
【0078】(実施の形態2)図5は本発明の実施の形
態2におけるインクジェット記録装置の外観を示す斜視
図で、実施の形態1に示す図1とは、給紙トレイ10,
排紙トレイ11及びインクカートリッジ装填部13の配
置関係が異なっている。図6は図5のインクジェット記
録装置における内部構造の概略を示す斜視図、図7は図
5のインクジェット記録装置における内部構造の概略を
示す側面図である。
【0079】ここでは、実施の形態1と大きく異なる、
給紙トレイ10,排紙トレイ11及びインクカートリッ
ジ装填部13の位置関係及び記録装置の動作について説
明する。
【0080】図5に示すように、本実施の形態のインク
ジェット記録装置には、装置本体14の前面14aにお
いて、高さ方向Aの下から順に給紙トレイ10、排紙ト
レイ11、インクカートリッジ装填部13が配置されて
いる。特に本実施の形態では、高さ方向Aの中央部に排
紙トレイ11が、上部にインクカートリッジ装填部13
が、下部に給紙トレイ10がそれぞれ装置本体14の内
部に向かって設けられている。したがって、本実施の形
態でも、外部から直接インクカートリッジ12の交換を
行うことができるようになっており、また、前面14a
の側部14aaには操作スイッチ15が配置されてい
る。
【0081】図6および図7に示すように、装置内部に
は、インクカートリッジ12からチューブ17を介して
インクが供給される記録ヘッド18が設けられたキャリ
ッジ19が、キャリッジシャフト20に支持されて主走
査方向に往復動自在に設けられている。そして、給紙ト
レイ10からの記録用紙Pを下部通路上に1枚ずつピッ
クアップするピックアップローラ(図示せず)、下部通
路上の記録用紙PをUターンさせて上部通路に案内する
給紙ローラ24、用紙搬送路上の記録用紙Pを搬送する
紙送りローラ25、および記録の終了した記録用紙Pを
排紙トレイ11上に排出する排紙ローラ26が、記録用
紙Pの搬送方向に沿って順次配置されている。
【0082】なお、チューブ17はヘッド駆動用の信号
を駆動信号生成部から記録ヘッド18に伝達するケーブ
ルとともに、記録用紙Pの搬送とキャリッジ19の移動
に支障がないように配置されている。
【0083】そして、このようなインクジェット記録装
置により、装置前面に装填された給紙トレイ10から記
録用紙Pが1枚ずつ下部通路に取り込まれ、装置後部に
配置された給紙ローラ24によりUターンして上部通路
に案内され、この上部通路を通過しながらプラテン27
上で印刷が行われ、排紙トレイ11上に排出される。記
録が終了した記録用紙Pは、装置前面から直接排紙トレ
イ11にアクセスして取り出される。
【0084】このように、本実施の形態のインクジェッ
ト記録装置によれば、装置本体14の前面から装置内部
に向かって形成されたインクカートリッジ装填部13に
インクカートリッジ12が着脱可能に装填されるように
なっているので、外部から直接インクカートリッジ12
の着脱を行うことができ、インクカートリッジ12の交
換作業をより簡便に行うことが可能になる。
【0085】また、インクカートリッジ装填部13が給
紙トレイ10の上方に設けられているので、給紙トレイ
10の上部空間を有効に利用することができて装置を小
型化することができるとともに、実施の形態1と同じ高
さで比較すると、インクカートリッジ12の容量を大き
くすることができる。
【0086】さらに、インクカートリッジ装填部13が
排紙トレイ11の上方に設けられているので、排紙トレ
イ11の上部空間を有効に利用することができて装置を
小型化することができるとともに、インクカートリッジ
12の容量を大きくすることができる。
【0087】給紙トレイ10が排紙トレイ11の下方に
設けられているので、給紙ローラ24により記録用紙P
をUターン搬送しても記録面が上になるため、記録面を
汚すことが少ない。
【0088】インクカートリッジ装填部13が設けられ
た面と同一面に操作スイッチ15が配置されているの
で、装置設置時の自由度が増すとともに操作性の向上を
図ることが可能になる。
【0089】インクカートリッジ12からチューブ17
を介して記録ヘッド18にインクを供給するようにして
インクカートリッジ12をキャリッジ19以外の場所に
設置したので、インク容量増によるキャリッジ19の重
量増加を防ぐことができて記録の高速化を図ることが可
能になる。
【0090】そして、給紙トレイ10および排紙トレイ
11をインクカートリッジ装填部13が設けられた面と
同一面から装置内部に向かって配置しているので、イン
クカートリッジ12の交換作業のみならず、記録用紙P
のセットおよび取り出しをも装置の同一面から行うこと
が可能になるので、装置設置時の自由度が増す。
【0091】また、インクカートリッジ装填部13を給
紙トレイ10及び配置トレイ11よりも上方に設けたこ
とにより、記録ヘッド18が載置されているキャリッジ
19とインクカートリッジ12との間の高さの差を比較
的小さくすることができるので、チューブ17の長さを
より短くできるとともにチューブ17の取り回しも容易
に行うことができる。また記録ヘッド18のノズル面と
インクカートリッジ12の高さの差を小さくできるの
で、水頭差に起因して発生する負圧もしくは正圧の絶対
値をより小さくすることができる。従って背圧の制御を
行い易くすることができる。
【0092】(実施の形態3)次に本発明の実施の形態
3について図を用いて説明する。
【0093】ここでは、実施の形態1,2と大きく異な
る、給紙トレイ10,排紙トレイ11及びインクカート
リッジ装填部13の位置関係,蓋部材16及びこの記録
装置の動作について説明する。
【0094】図8は本発明の実施の形態3におけるイン
クジェット記録装置の蓋を閉じた状態での外観を示す斜
視図、図9は本発明の実施の形態3におけるインクジェ
ット記録装置の蓋を開いた状態での外観を示す斜視図、
図10は図8および図9のインクジェット記録装置にお
ける内部構造の概略を示す斜視図、図11は図8および
図9のインクジェット記録装置における内部構造の概略
を示す側面図である。
【0095】図8に示すように、本実施の形態のインク
ジェット記録装置では、インクカートリッジ装填部13
が設けられた前面14aに、給紙トレイ10,排紙トレ
イ11,インクカートリッジ装填部13および装填され
たインクカートリッジ12を隠蔽する蓋16が開閉可能
に設置されている。なお、図示する場合には、蓋16は
給紙トレイ10、排紙トレイ11およびインクカートリ
ッジ12を隠蔽しているが、インクカートリッジ装填部
13並びにそこに装填されたインクカートリッジ12の
みを隠蔽するようになっていてもよい。また、蓋16は
前述した実施の形態1、2に示すインクジェット記録装
置や後述する実施の形態4に示すインクジェット記録装
置にも設置することができる。
【0096】この蓋16はインクカートリッジ装填部1
3が設けられた面に対してのみ設けられて他の面には達
していない。また開閉に際して、他の面と干渉すること
もない。したがって、蓋16を開けた際にインクカート
リッジ装填部13が設けられた面以外の面に干渉して操
作性が悪化する(例えば上面14bに置いてある書類等
に干渉して蓋が開かなくなるもしくは載せたものが落下
する等の不具合が発生する)ことがない。
【0097】そして蓋16の動作方向は、蓋16の上面
14b側がその反対側を軸に回動して装置下部に移動す
るようになっている。なお、蓋16の動作方向として
は、図示したもののほかに、装置本体14の高さ方向A
もしくは幅方向Bの中央部から、高さ方向Aもしくは幅
方向Bの両端部に向かって、観音開きするような構成で
も良い。また側面14cの一端部から、その反対側の側
面側を軸に回動して装置側部に移動するようにしても良
い。また本実施の形態に示すのと反対方向(装置上部
側)に移動するように構成しても良い。ただし図示する
ように蓋16の上面14b側がその反対側を軸に回動し
て装置下部移動するよう(もしくはその逆)にすること
が蓋16の前面14aからの突出量を低減することがで
きるので、例えばAVボード等の収納部材等に収納され
ている場合の使い勝手を向上させることができる。また
その場合でも蓋16が装置下部に移動するようにするこ
とが、インクカートリッジ12の交換時や記録媒体の出
し入れ時に、使用者が蓋16を支え続けたりする必要が
なるかもしくは、支えるための機構を簡略化できるの
で、好ましい構成である。
【0098】なお、本実施の形態では、蓋16は前面1
4aの全体を覆うような構成としていたが、例えば操作
スイッチ15はカバーしない様にしても良いし、インク
カートリッジ装填部13のみを覆うようにしてもよい。
また、特にAV機器等とスタックさせて配置される場合
には、AV機器の脚部の分だけ上部空間に余裕があるの
で、AV機器の底面に接触しない範囲で蓋16の開閉空
間を大きくすることは可能である。
【0099】図9に示すように、本実施の形態のインク
ジェット記録装置には、装置前面の中央部にインクカー
トリッジ装填部13が、上部に排紙トレイ11が、下部
に給紙トレイ10がそれぞれ装置本体14の内部に向か
って設けられている。また、前面の側部には操作スイッ
チ15が配置されている。したがって、本実施の形態
は、前面に設けられた蓋16を開いてインクカートリッ
ジ12の交換を行うことができるようになっている。
【0100】図10および図11に示すように、装置内
部には、インクカートリッジ12からチューブ17を介
してインクが供給される記録ヘッド18が設けられたキ
ャリッジ19が、キャリッジシャフト20に支持されて
主走査方向に往復動自在に設けられている。そして、給
紙トレイ10からの記録用紙Pを下部通路上に1枚ずつ
ピックアップするピックアップローラ(図示せず)、下
部通路上の記録用紙PをUターンさせて上部通路に案内
する給紙ローラ24、用紙搬送路上の記録用紙Pを搬送
する紙送りローラ25、および記録の終了した記録用紙
Pを排紙トレイ11上に排出する排紙ローラ26が、記
録用紙Pの搬送方向に沿って順次配置されている。
【0101】なお、チューブ17はヘッド駆動用の信号
を駆動信号生成部から記録ヘッド18に伝達するケーブ
ルとともに、記録用紙Pの搬送とキャリッジ19の移動
に支障がないように配置されている。
【0102】そして、このようなインクジェット記録装
置により、装置前面に装填された給紙トレイ10から記
録用紙Pが1枚ずつ下部通路に取り込まれ、装置後部に
配置された給紙ローラ24によりUターンして上部通路
に案内され、この上部通路を通過しながらプラテン27
上で印刷が行われ、排紙トレイ11上に排出される。記
録が終了した記録用紙Pは、装置前面から直接排紙トレ
イ11にアクセスして取り出される。
【0103】このように、本実施の形態のインクジェッ
ト記録装置によれば、装置本体14の前面から装置内部
に向かって形成されたインクカートリッジ装填部13に
インクカートリッジ12が着脱可能に装填されるように
なっているので、外部から直接インクカートリッジ12
の着脱を行うことができ、インクカートリッジ12の交
換作業をより簡便に行うことが可能になる。
【0104】また、蓋16はインクカートリッジ装填部
13が設けられた面に対してのみ設置されているので、
インクカートリッジ12交換時等に蓋16を開閉する場
合でも、他の面に干渉することがなく、装置設置時の自
由度が増す。
【0105】さらに、インクカートリッジ装填部13が
給紙トレイ10の上方に設けられているので、給紙トレ
イ10の上部空間を有効に利用することができて装置を
小型化することができるとともに、インクカートリッジ
12の容量を大きくすることができる。
【0106】インクカートリッジ装填部13が排紙トレ
イ11の下方に設けられているので、インクカートリッ
ジ12の交換時に記録の終了した記録用紙Pがインクに
より汚されることがない。
【0107】給紙トレイ10が排紙トレイ11の下方に
設けられているので、給紙ローラ24により記録用紙P
をUターン搬送しても記録面が上になるため、記録面を
汚すことがない。
【0108】インクカートリッジ装填部13が設けられ
た面と同一面に操作スイッチ15が配置されているの
で、装置設置時の自由度が増すとともに操作性の向上を
図ることが可能になる。
【0109】インクカートリッジ12からチューブ17
を介して記録ヘッド18にインクを供給するようにして
インクカートリッジ12をキャリッジ19以外の場所に
設置したので、インク容量増によるキャリッジ19の重
量増加を防ぐことができて記録の高速化を図ることが可
能になる。
【0110】給紙トレイ10および排紙トレイ11をイ
ンクカートリッジ装填部13が設けられた面と同一面か
ら装置内部に向かって配置しているので、インクカート
リッジ12の交換作業のみならず、記録用紙Pのセット
および取り出しをも装置の同一面から行うことが可能に
なるので、装置設置時の自由度が増す。
【0111】そして、インクカートリッジ12が給紙ト
レイ10の上方で排紙トレイ11の下方に設けられてい
るので、給紙ローラ24の直径を大きくすることができ
て給紙動作がスムーズになり、より厚い記録用紙Pを使
用することができ、さらに記録用紙Pのカールを軽減す
ることが可能になる。
【0112】(実施の形態4)次に本発明の実施の形態
4について説明する。ここでは、実施の形態1〜3と大
きく異なる、給紙トレイ10,排紙トレイ11及びイン
クカートリッジ装填部13の位置関係及びこの記録装置
の動作について説明する。
【0113】図12は本発明の実施の形態4におけるイ
ンクジェット記録装置の外観を示す斜視図、図13は図
12のインクジェット記録装置においてインクカートリ
ッジ12を取り外した状態の外観を示す斜視図、図14
は図12のインクジェット記録装置における内部構造の
概略を示す斜視図である。
【0114】図12および図13に示すように、本実施
の形態のインクジェット記録装置には、装置前面に給紙
トレイ10および排紙トレイ11が、給紙トレイ10が
配置トレイ11の下方に位置するようにして装置本体1
4の内部に向かって設けられている。
【0115】また、装置前面14aにおける給紙トレイ
10および排紙トレイ11の側方の側部14aaには、
操作スイッチ15と共に、キャリッジ19に着脱される
インクカートリッジ12が装填のために通過するインク
カートリッジ装填部13の開口部13aが設けられてい
る。そして、インクカートリッジ12交換の際にはイン
クカートリッジ装填部13の開口部13aから、インク
カートリッジ装填部13の空間を通介して、直接キャリ
ッジ19へアクセス可能なように構成されており、した
がって、本実施の形態でも、外部から直接インクカート
リッジ12の交換を行うことができるようになってい
る。
【0116】なお操作スイッチ15と開口部13aの配
置関係は、別々の端部にそれぞれ設けても良いが、図示
するように一方の側のみに設けておいた方が、操作性に
優れるので、ユーザの使い勝手が向上する。またここで
は一方の側のみに開口部13aを設けていたが、例えば
カラーカートリッジ用の開口部を右側部に設け、ブラッ
クカートリッジは左端部に設ける(又はその逆)ような
構成としても良い。さらに開口部13aには、実施の形
態3で説明したような蓋16を設けることが好ましい。
こうすることで、キャリッジ19が動作中にインクミス
ト等が開口部13aから飛び散るような不具合を抑制す
ることができると共に、動作音の低減も図れる。
【0117】図14に示すように、装置内部には、イン
クカートリッジ12およびインクカートリッジ12から
インクが供給される記録ヘッド18が設けられたキャリ
ッジ19が、キャリッジシャフト20に支持されて主走
査方向に往復動自在に設けられている。そして、給紙ト
レイ10からの記録用紙Pを下部通路上に1枚ずつピッ
クアップするピックアップローラ(図示せず)、下部通
路上の記録用紙PをUターンさせて上部通路に案内する
給紙ローラ24、用紙搬送路上の記録用紙Pを搬送する
紙送りローラ25、および記録の終了した記録用紙Pを
排紙トレイ11上に排出する排紙ローラ26が、記録用
紙Pの搬送方向に沿って順次配置されている。
【0118】なお、チューブ17はヘッド駆動用の信号
を駆動信号生成部から記録ヘッド18に伝達するケーブ
ルとともに、記録用紙Pの搬送とキャリッジ19の移動
に支障がないように配置されている。
【0119】そして、このようなインクジェット記録装
置により、装置前面に装填された給紙トレイ10から記
録用紙Pが1枚ずつ下部通路に取り込まれ、装置後部に
配置された給紙ローラ24によりUターンして上部通路
に案内され、この上部通路を通過しながらプラテン27
上で印刷が行われ、排紙トレイ11上に排出される。記
録が終了した記録用紙Pは、装置前面から直接排紙トレ
イ11にアクセスして取り出される。
【0120】このように、本実施の形態のインクジェッ
ト記録装置によれば、装置本体14の前面14aに設け
られたインクカートリッジ装填部13の開口部13aか
らインクカートリッジ12がキャリッジ19に着脱可能
に装填されるようになっているので、外部から直接キャ
リッジ19に対してのインクカートリッジ12の着脱を
行うことができ、インクカートリッジ12の交換作業を
より簡便に行うことが可能になる。
【0121】また、給紙トレイ10が排紙トレイ11の
下方に設けられているので、給紙ローラ24により記録
用紙PをUターン搬送しても記録面が上になるため、記
録面を汚すことがない。
【0122】さらに、インクカートリッジ装填部13が
設けられた面と同一面に操作スイッチ15が配置されて
いるので、装置設置時の自由度が増すとともに操作性の
向上を図ることが可能になる。
【0123】インクカートリッジ12をキャリッジ19
上に設置しているので、装置の小型化を図ることが可能
になる。
【0124】そして、給紙トレイ10および排紙トレイ
11をインクカートリッジ装填部13が設けられた面と
同一面から装置内部に向かって配置しているので、イン
クカートリッジ12の交換作業のみならず、記録用紙P
のセットおよび取り出しをも装置の同一面から行うこと
が可能になるので、装置設置時の自由度が増す。
【0125】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、外部か
ら直接インク供給体の着脱を行うことができるので、イ
ンク供給体の交換作業をより簡便に行うことが可能にな
るという有効な効果が得られる。
【0126】インク供給体をキャリッジ以外の場所に設
置すれば、インク容量増によるキャリッジの重量増加を
防ぐことができて記録の高速化を図ることが可能になる
という有効な効果が得られる。
【0127】インク供給体をキャリッジ上に設置すれ
ば、装置の小型化を図ることが可能になるという有効な
効果が得られる。
【0128】インク供給体装填部が設けられた面に対し
て、装填されたインク供給体を隠蔽する蓋が開閉可能に
取り付ければ、インク供給体交換時等に蓋を開閉する場
合でも、他の面に干渉することがないので、装置設置時
の自由度が増すという有効な効果が得られる。
【0129】インク供給体装填部が設けられた面と同一
面から装置内部に向かって、媒体供給部と媒体排出部と
を配置すれば、インク供給体の交換作業のみならず、記
録媒体のセットおよび取り出しをも装置の同一面から行
うことが可能になるので、装置設置時の自由度が増すと
いう有効な効果が得られる。
【0130】インク供給体装填部を媒体供給部の下方に
設ければ、インク供給体の交換時に新しい記録媒体がイ
ンクにより汚される可能性が少なくなるという有効な効
果が得られる。
【0131】インク供給体装填部を媒体排出部の下方に
設ければ、インク供給体の交換時に記録の終了した記録
媒体がインクにより汚される可能性を低減するという有
効な効果が得られる。
【0132】インク供給体装填部を媒体供給部の上方に
設ければ、媒体供給部の上部空間を有効に利用すること
ができて装置を小型化することができるとともに、イン
ク供給体の容量を大きくすることができるという有効な
効果が得られる。
【0133】インク供給体装填部を媒体排出部の上方に
設ければ、媒体排出部の上部空間を有効に利用すること
ができて装置を小型化することができるとともに、イン
ク供給体の容量を大きくすることができるという有効な
効果が得られる。
【0134】媒体供給部を媒体排出部の下方に設けれ
ば、給紙ローラにより記録媒体をUターン搬送しても記
録面が上になるため、記録面を汚す可能性が少なくなる
いう有効な効果が得られる。
【0135】インク供給体を媒体供給部の上方で媒体排
出部の下方に設ければ、給紙ローラの直径を大きくする
ことができて給紙動作がスムーズになり、より厚い記録
媒体を使用することができ、さらに記録媒体のカールを
軽減することが可能になるという有効な効果が得られ
る。
【0136】インク供給体装填部が設けられた面と同一
面または同一方向を向いた面に操作スイッチを配置すれ
ば、装置設置時の自由度が増すとともに操作性の向上を
図ることが可能になるという有効な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるインクジェット
記録装置の外観を示す斜視図
【図2】図1のインクジェット記録装置における内部構
造を示す斜視図
【図3】図1のインクジェット記録装置における内部構
造を示す側面図
【図4】本発明の実施の形態1におけるインクジェット
記録装置の外観の変形例を示す斜視図
【図5】本発明の実施の形態2におけるインクジェット
記録装置の外観を示す斜視図
【図6】図5のインクジェット記録装置における内部構
造の概略を示す斜視図
【図7】図5のインクジェット記録装置における内部構
造の概略を示す側面図
【図8】本発明の実施の形態3におけるインクジェット
記録装置の蓋を閉じた状態での外観を示す斜視図
【図9】本発明の実施の形態3におけるインクジェット
記録装置の蓋を開いた状態での外観を示す斜視図
【図10】図8および図9のインクジェット記録装置に
おける内部構造の概略を示す斜視図
【図11】図8および図9のインクジェット記録装置に
おける内部構造の概略を示す側面図
【図12】本発明の実施の形態4におけるインクジェッ
ト記録装置の外観を示す斜視図
【図13】図12のインクジェット記録装置においてイ
ンクカートリッジを取り外した状態の外観を示す斜視図
【図14】図12のインクジェット記録装置における内
部構造の概略を示す斜視図
【図15】従来のインクジェット記録装置の外観を示す
斜視図
【図16】図15のインクジェット記録装置における開
閉パネルを開いた状態における外観斜視図
【図17】図15のインクジェット記録装置における排
紙トレイを引き出した状態における外観斜視図
【図18】図15のインクジェット記録装置における給
紙トレイを取り外した状態における外観斜視図
【図19】本発明の実施の形態1におけるインクジェッ
ト記録装置の外観の変形例を示す斜視図
【図20】本発明の実施の形態1におけるインクジェッ
ト記録装置の外観の他の変形例を示す斜視図
【図21】本発明の実施の形態1におけるインクジェッ
ト記録装置の外観のさらに他の変形例を示す斜視図
【図22】本発明の実施の形態1におけるインクジェッ
ト記録装置の外観のさらに他の変形例を示す斜視図
【符号の説明】
10 給紙トレイ(媒体供給部) 11 排紙トレイ(媒体排出部) 12 インクカートリッジ(インク供給体) 13 インクカートリッジ装填部(インク供給体装填
部) 14 装置本体 15 操作スイッチ(操作系) 16 蓋 19 キャリッジ P 記録用紙(記録媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉原 孝史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 緒方 弘之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 石本 好宣 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 田中 正治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 牧 直史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA22 EA23 FA10 HA28 KC02 KC04 2C061 AQ05 BB02 BB06 BB12 BB35 2C064 CC04 CC14

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録ヘッドからインクを記録媒体に吐出し
    て記録を行うインクジェット記録装置であって、 装置本体の所定面に設けられた開口から装置内部に向か
    って空間が形成されたインク供給体装填部を備え、記録
    に用いられるインクが収容されたインク供給体が前記空
    間に着脱可能に装填されることを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  2. 【請求項2】記録ヘッドからインクを記録媒体に吐出し
    て記録を行うインクジェット記録装置であって、 装置本体の所定面に設けられた開口から装置内部に向か
    って形成された空間を備えたインク供給体装填部を介し
    て、記録に用いられるインクが収容されたインク供給体
    を前記記録ヘッドの設けられたキャリッジに着脱可能に
    装填することを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】前記インク供給体装填部の開口が設けられ
    た面に対してのみ設置され、装填された前記インク供給
    体を隠蔽する蓋が開閉可能に取り付けられていることを
    特徴とする請求項1または2記載のインクジェット記録
    装置。
  4. 【請求項4】前記蓋の開閉に利用される空間が装置本体
    の高さ内にあることを特徴とする請求項3記載のインク
    ジェット記録装置。
  5. 【請求項5】前記蓋の開閉に利用される空間が装置本体
    の高さ内にあって、かつ、装置の前端面と後端面との間
    にあることを特徴とする請求項3記載のインクジェット
    記録装置。
  6. 【請求項6】前記インク供給体装填部の開口が設けられ
    た面と同一面から装置内部に向かって配置され、前記記
    録媒体の供給を行う媒体供給部と、 前記インク供給体装填部の開口が設けられた面と同一面
    から装置内部に向かって配置され、記録の行われた前記
    記録媒体が排出される媒体排出部とを有することを特徴
    とする請求項1〜3の何れか一項に記載のインクジェッ
    ト記録装置。
  7. 【請求項7】インク供給体と、媒体供給部と、媒体排出
    部とが装置の高さ方向に重なるように設けられているこ
    とを特徴とする請求項6記載のインクジェット記録装
    置。
  8. 【請求項8】前記インク供給体装填部は、装置の高さ方
    向において前記媒体供給部の下方に設けられていること
    を特徴とする請求項6記載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】前記インク供給体装填部は、装置の高さ方
    向において前記媒体排出部の下方に設けられていること
    を特徴とする請求項6または8記載のインクジェット記
    録装置。
  10. 【請求項10】前記インク供給体装填部は、装置の高さ
    方向において前記媒体供給部の上方に設けられているこ
    とを特徴とする請求項6記載のインクジェット記録装
    置。
  11. 【請求項11】前記インク供給体装填部は、装置の高さ
    方向において前記媒体排出部の上方に設けられているこ
    とを特徴とする請求項6または8記載のインクジェット
    記録装置。
  12. 【請求項12】前記媒体供給部は、装置の高さ方向にお
    いて前記媒体排出部の下方に設けられていることを特徴
    とする請求項6〜11の何れか一項に記載のインクジェ
    ット記録装置。
  13. 【請求項13】前記インク供給体は、装置の高さ方向に
    おいて媒体供給部の上方で媒体排出部の下方に設けられ
    ていることを特徴とする請求項6〜12の何れか一項に
    記載のインクジェット記録装置。
  14. 【請求項14】前記インク供給体は、装置の高さ方向に
    おいて媒体供給部と媒体排出部との間に設けられている
    ことを特徴とする請求項6〜12の何れか一項に記載の
    インクジェット記録装置。
  15. 【請求項15】前記インク供給体装填部の開口が設けら
    れた面と同一面または同一方向を向いた面には操作系が
    配置されていることを特徴とする請求項1〜14の何れ
    か一項に記載のインクジェット記録装置。
  16. 【請求項16】インク供給体と媒体供給部が面一に設け
    られていることを特徴とする請求項6〜15の何れか一
    項に記載のインクジェット記録装置。
  17. 【請求項17】インク供給体と媒体排出部が面一に設け
    られていることを特徴とする請求項6〜15の何れか一
    項に記載のインクジェット記録装置。
  18. 【請求項18】媒体排出部と媒体供給部が面一に設けら
    れていることを特徴とする請求項6〜15の何れか一項
    に記載のインクジェット記録装置。
  19. 【請求項19】インク供給体と操作部が面一に設けられ
    ていることを特徴とする請求項6〜15の何れか一項に
    記載のインクジェット記録装置。
  20. 【請求項20】媒体供給部と操作部が面一に設けられて
    いることを特徴とする請求項6〜15の何れか一項に記
    載のインクジェット記録装置。
  21. 【請求項21】媒体排出部と操作部が面一に設けられて
    いることを特徴とする請求項6〜15の何れか一項に記
    載のインクジェット記録装置。
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