JP2004167729A - メディアカートリッジ - Google Patents
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Abstract
【課題】小型、軽量、低コストのメディアカートリッジを提供するとともに、記録画像の品位を落とす問題を回避できる、メディアカートリッジを用いた液体吐出記録装置を提供する。
【解決手段】メディアカートリッジ1は、プリント装置100に装着された時に本体側ピックアップローラ101を収納して記録媒体5と重ねることができる収納部9を有している。このカートリッジ装着時において、メディアカートリッジ1の厚み(記録媒体の記録面と直交する方向の長さ)内にピックアップローラ101の中心軸の位置が収まる。
【選択図】 図2
【解決手段】メディアカートリッジ1は、プリント装置100に装着された時に本体側ピックアップローラ101を収納して記録媒体5と重ねることができる収納部9を有している。このカートリッジ装着時において、メディアカートリッジ1の厚み(記録媒体の記録面と直交する方向の長さ)内にピックアップローラ101の中心軸の位置が収まる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット記録方式で用いられる、インクと記録媒体、廃インク吸収体を一体に収納したインクと記録媒体と廃インク吸収体の一体型のメディアカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット記録方式は、インクの微小液滴を種々の作動原理により飛翔させて紙などの記録媒体に付着させ、画像、文字などの記録を行うものであり、高速、低騒音の記録が可能である。多色化が容易であるなどの利点を有し、また、記録できるパターンの自由度が大きく、現像、定着が不要であるなどの特徴を有している。このような点から、この記録装置は各種の画像あるいは記録媒体に対応できるものとして、情報処理をはじめとする、種々の分野において急速に普及している。
【0003】
また、多色インクジェット記録方式により形成される画像は、製版方式による多色印刷や、カラー写真方式による印画と比較しても遜色のないものを得ることができ、特に作成部数が少ない場合には通常の多色印刷や写真印画よりも安価に作製出来ることから、フルカラー画像記録の分野でも広く用いられているものである。
【0004】
このようなインクジェット記録方式のさらに広い応用に対応し、また、近年の記録の高速化、高精細化、フルカラー化などの記録特性の向上を可能とするため、記録装置もしくは記録方法が改良されつつある。インクジェット記録方式のより広汎な適用や記録特性の向上のため要求される特性には、例えば、記録されるインクドットの濃度が高く、色調が明るく鮮やかであること、インクの吸収が速く、インクドットが重なった場合においてもインクが流れ出したり滲んだりしないこと、インクドットが適度な滲みによって広がることなどがあげられる。
【0005】
ところで、これらの特性は、記録装置もしくは記録方法のみならず、記録に用いられるインクや記録媒体そのものの改良によっても実現できることは知られているところである。
【0006】
例えば、インクの吸収性もしくは定着性の観点から、記録媒体として塗工紙を用いることが知られている。一方、インクについても、例えば含有する界面活性剤などによって、そのインク浸透性の調整が行われている。
【0007】
しかしながら、記録特性の向上に対応するためには、それぞれの特性に応じた記録媒体またはインクを個々に選択することにより、記録媒体とインクの最適な組み合わせにおいて、上記特性を実現できるものを選択することがより好ましい。インクと記録媒体は相互の関係において、それぞれの特性が発揮されるからである。
【0008】
この場合、記録媒体とインクの最適な組み合わせを、具体的にインクジェット記録装置において実現するためには、記録媒体及びインクの組み合わせに応じた記録媒体やインクの交換、もしくは装着のための構成及び作業を要する。また、これらの組み合わせに応じた記録モードの設定など、例えばホストコンピュータ上での記録条件の設定操作も必要となる。すなわち、これらの作業や、設定操作を組み合わせの切り替えごとに行うのは煩雑であり、また、ユーザーが最適な組み合わせを得るのは容易でないという問題がある。
【0009】
この点において、特開2001−146008号公報には、記録媒体を積載するカセット部、インクを収容するインクタンク、および廃インクを収容する廃インクタンクを一体に組み合わせた構成のメディアカートリッジを記録装置に着脱自在に搭載することが開示されている。この公報記載のメディアカートリッジの例を図9に示す。この図に示すメディアカートリッジ1が不図示の記録装置に対して装着されると、記録装置はインクに応じた記録モードを自動設定して、簡易な操作で記録媒体とインクの組み合わせに応じた適切な記録制御を行うことを可能としている。またメディアカートリッジ内には、廃インク吸収体202及びインク袋(不図示)の他に、記録媒体を平面の状態に保持するプラテンおよび、記録媒体を供給するピックアップローラ(供給ローラ)201を含む搬送機構を内蔵しており、印字などの記録から記録媒体の排出までをパック内で完結させることができ、ユーザーは高い信頼性の元で高画質の記録物を得ることが可能である。
【0010】
また他に、メディアカートリッジ内に記録媒体の供給ローラのみを有する例も提案されている。
【0011】
【特許文献1】
特開2001−146008号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
小型のメディアカートリッジ、特にA5サイズの記録媒体を収容するカートリッジでは、カートリッジサイズが小型軽量であることは、ユーザーにとって非常に重要な性能である。また、ユーザーのランニングコストを抑えるためには汎用性の高いものであることが望ましい。
【0013】
一般的に、プラテンの幅は記録媒体の幅よりも十分広くなっている。ここでいう「幅」とは、記録媒体の面と平行でかつ搬送方向と交差する方向の長さをいう。上記の例のようにメディアカートリッジ内にプラテンを含む場合、メディアカートリッジサイズは記録媒体の幅よりもプラテンの幅によって規制されることになり、メディアカートリッジを小型にすることは難しい。
【0014】
記録媒体の供給ローラはピックアップ精度や搬送能力からなるべく径の大きいものが望ましい。しかしながら、メディアカートリッジ内に記録媒体の供給ローラを内蔵すると、メディアカートリッジの厚みが大きくなってしまうという問題がある。ここでいう「厚み」とは、記録媒体の面と略直交する方向の長さをいう。
【0015】
メディアカートリッジにはローラのような紙送り機構の部材を含んでいるため、コストダウンが難しく、ユーザーのランニングコストが高いという問題がある。また、ユーザーはメディアカートリッジを交換する度に、あまり消耗していない部材も交換することになり、廃棄時の環境への問題もある。
【0016】
また、インクジェットプリンタ用インクを含むメディアカートリッジでは、ユーザーがメディアカートリッジを抜き差しした場合に、記録装置本体とのインクのジョイント部において、インクが飛散する可能性がある。この時、ローラの記録媒体との接触部分にインクが付着すると、記録媒体を汚し、記録画像の品位を落とすだけでなく、小型のプリンタゆえに、記録媒体の搬送自体の信頼性を低下させる問題がある。
【0017】
本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑み、小型、軽量、低コストのメディアカートリッジを提供するとともに、記録画像の品位を落とす問題を回避できる、メディアカートリッジを用いた液体吐出記録装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、記録媒体に液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドへ液体を供給する液体供給機構と、記録媒体を取り出すピックアップローラが含まれる記録媒体供給機構とを有する液体吐出記録装置に着脱可能に設けられ、液体貯留部と記録媒体と廃液吸収体が収容されたメディアカートリッジであって、前記メディアカートリッジが、前記メディアカートリッジを前記液体吐出記録装置へ装着した時に前記ピックアップローラの中心軸を前記メディアカートリッジ内に収納することができる収納部を有することを特徴とする。
【0019】
このような発明では、メディアカートリッジが着脱可能な液体吐出記録装置側に、メディアカートリッジ内の記録媒体を取り出すピックアップローラ等の記録媒体供給機構が設けられ、メディアカートリッジと液体吐出記録装置の装着時に、ピックアップローラの中心軸がメディアカートリッジの厚み内に収まるように構成されている。このため、記録媒体のピックアップ精度や供給能力からピックアップローラの径を大きくしても、メディアカートリッジの大きさに影響せず、これにメディアカートリッジ側に記録媒体供給機構を備えていない点と相まって、メディアカートリッジの小型化、軽量化、低価格化を実現することが容易となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。尚、ここでは記録手段としてインクジェット記録ヘッドを例にとるが、本発明はインクジェット記録方式に限らず、例えばピエゾ素子などの圧電素子を用いた液体吐出ヘッドに適用してもよい。
【0021】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図1〜4を参照して説明する。
【0022】
図1〜3は本発明の第1の実施形態によるメディアカートリッジを示す斜視図である。図4は図3に示したメディアカートリッジとこれを装着したプリント装置本体側のピックアップローラとを示す断面詳細図である。
【0023】
本実施形態の特徴は、インク袋と記録媒体と廃インク吸収体を含むメディアカートリッジにおいて、メディアカートリッジ1の厚み(記録媒体の記録面と直交する方向の長さ)内にプリント装置本体側のピックアップローラ101の厚みの一部、より好ましくはピックアップローラ101の中心軸を含むことにある。
【0024】
メディアカートリッジ1内に液体貯留部であるインク袋2と、廃液吸収体である廃インク吸収体3と、記録媒体5とが収納されている。インク袋2及び廃インク吸収体3は最大面積面を重ねた状態で記録媒体5の面上に配置されているが、記録媒体5の搬送は妨げないように収納されている。ここで記録媒体5は幅60mm、長さ92mm、厚さ0.26mmの紙を20枚積載してある。
【0025】
インクジェットプリンタでは、吐出信頼性を確保するために液体吐出ヘッドとしてのインクジェットヘッドのインク吐出部の回復操作を行うが、それに必要なインク容量と、用紙20枚印字可能なインク容量とを合わせた量のインク(シアン、マゼンタ、イエロー)各3mlを収容する。
【0026】
インク袋2はプリント装置(記録装置)100とのジョイント部(不図示)を含めて、メディアカートリッジ1の厚み方向への投影面積が最小になるように、幅60mm、長さ90mm、厚さ0.1mmのフィルムを熱溶着で貼り合わせて作成した。インクを収納したときのインク袋2の厚みは各1.5mmである。一方、PP,PE等の樹脂の繊維体またはスポンジからなる廃インク吸収体3の大きさは幅60mm、長さ90mm、厚さ2mmにした。
【0027】
また、メディアカートリッジ1は、外装部材4によって上下2つの収納エリアに分割してあり、上方の収納エリアにはインク袋2及び廃インク吸収体3が積層されて収納されており、下方の収納エリアには複数枚の記録媒体5が収納される。このように収納エリアを分割することで、インクを吸収した廃インク吸収体3が未記録の記録媒体5をインクで汚すことを防いでいる。
【0028】
複数枚の紙などの、積層した記録媒体5の最下層には、メディアカートリッジ1がプリント装置100に装着されたときにメディアカートリッジ1内の被記録媒体5を本体側ピックアップローラ101に対して平行に押し付ける圧板6が配置されている。
【0029】
メディアカートリッジ1はプリント装置100に自在に着脱され、記録媒体5と本体側ピックアップローラ101が干渉しないように配置されている。このため、メディアカートリッジ1は、装着時に本体側ピックアップローラ101を収納して記録媒体5と重ねることができる収納部9を有している。このカートリッジ装着時において、メディアカートリッジ1の厚み(記録媒体の記録面と直交する方向の長さ)内にピックアップローラ101の中心軸の位置が収まる。
【0030】
圧板6は記録媒体5のピックアップ時(プリント装置100への分離・供給時)のみ記録媒体5を本体側ピックアップローラ101に押し付ける機能を持たせている。この圧板6でメディアカートリッジ1内の記録媒体5の積層全体を押し上げる。そして、本体側ピックアップローラ101に、積層された記録媒体5の記録面側最上部が当接し、積層した記録媒体5の一番上からピックアップする。以上のように、インク袋2および廃インク吸収体3を、記録媒体5の記録面上部側に収容したメディアカートリッジ1において、メディアカートリッジ1をプリント装置100に装着したときに、メディアカートリッジ1の厚み内にプリント装置本体側のピックアップローラ101の厚みの一部を含む構造、より好ましくはピックアップローラ101の中心軸を含む構造にすることによって、幅90mm、長さ70mm、厚さ22mmのプリント装置本体に装着可能な、幅63mm、長さ104mm、厚さ18mmの小型のメディアカートリッジを作製することができた。
【0031】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図1〜3、5及び6を参照して説明する。
【0032】
図5は本発明の第2の実施形態によるメディアカートリッジとこれを装着したプリント装置本体側のインクジェットヘッドを示す斜視図である。図6は図5に示したメディアカートリッジとプリント装置の装着状態での記録媒体の供給を示す断面詳細図である。
【0033】
本実施形態の特徴は、インク袋と記録媒体と廃インク吸収体を含むメディアカートリッジにおいて、メディアカートリッジ1の厚み(記録媒体の記録面と直交する方向の長さ)内に本体側インクジェットヘッド102の厚みの一部を含むことにある。
【0034】
メディアカートリッジ1内にインク袋2、廃インク吸収体3、記録媒体5が収納されている。インク袋2及び廃インク吸収体3は最大面積面を重ねた状態で記録媒体5の面上に配置されているが、記録媒体5の搬送は妨げないように収納されている。ここで記録媒体5は幅60mm、長さ92mm、厚さ0.26mmの紙を20枚積載してある。
【0035】
インクジェットプリンタでは吐出信頼性を確保するためにインクジェットヘッドのインク吐出部の回復操作を行うが、それに必要なインク容量と、用紙20枚印字可能なインク容量とを合わせた量のインク(シアン、マゼンタ、イエロー)各3mlを収容する。
【0036】
インク袋2はプリント装置(不図示)とのジョイント部を含めて、メディアカートリッジ1の厚み方向への投影面積が最小になるように、幅60mm、長さ90mm、厚さ0.1mmのフィルムを熱溶着で貼り合わせて作成した。インクを収納したときのインク袋2の厚みは各1.5mmである。一方、PP,PE等の樹脂の繊維体またはスポンジからなる廃インク吸収体3の大きさは幅60mm、長さ90mm、厚さ2mmにした。
【0037】
また、メディアカートリッジ1は、外装部材4によって上下2つの収納エリアに分割してあり、上方の収納エリアにはインク袋2及び廃インク吸収体3が積層されて収納されており、下方の収納エリアには複数枚の記録媒体5が収納される。このように収納エリアを分割することで、インクを吸収した廃インク吸収体3が未記録の記録媒体5をインクで汚すことを防いでいる。
【0038】
複数枚の紙などの、積層した記録媒体5の最下層には、メディアカートリッジ1がプリント装置(不図示)に装着されたときにメディアカートリッジ1内の記録媒体5を本体側ピックアップローラ(不図示)に対して平行に押し付ける圧板6が配置されている。
【0039】
メディアカートリッジ1はプリント装置100に自在に着脱され、記録媒体5と本体側ピックアップローラ(不図示)が干渉しないように配置されている。このため、メディアカートリッジ1は、装着時に本体側ピックアップローラ(不図示)を収納して記録媒体5と重ねることができる収納部9を有している。このカートリッジ装着時において、メディアカートリッジ1の厚み(記録媒体の記録面と直交する方向の長さ)内にピックアップローラ(不図示)の中心軸の位置が収まる。
【0040】
特に本実施形態では、メディアカートリッジ1のプリント装置への装着時に、メディアカートリッジ1の厚み内に本体側インクジェットヘッド102の厚みの一部が位置する。より詳しくは、プリント装置側のインクジェットヘッド102のインク吐出口面102aが、記録媒体5の記録面側のメディアカートリッジ外形面と、こらに対向するメディアカートリッジ外形面との間の位置に配置される。
【0041】
圧板6は記録媒体5のピックアップ時(プリント装置100への分離・供給時)のみ記録媒体5を本体側ピックアップローラ(不図示)に押し付ける機能を持たせている。この圧板6でメディアカートリッジ1内の記録媒体5の積層全体を押し上げる。そして、本体側ピックアップローラに、積層された記録媒体5の記録面側最上部が当接し、積層した記録媒体5の一番上からピックアップする。画像を形成するために、本体側インクジェットヘッド102は、記録媒体5の記録面と該インクジェットヘッド102のインク吐出口面が擦れて画像を乱すことを防止するため、記録媒体5の記録面側上部1mmに配置される。メディアカートリッジ1内の記録媒体5の記録面側上部に、インク袋および廃インク吸収体を収容することで、ピックアップされた記録媒体5aの1mm上部にインクジェットヘッド102のインク吐出口面を配置した。
【0042】
以上のように、インク袋2および廃インク吸収体3を、記録媒体5の記録面上部側に収容したメディアカートリッジ1において、メディアカートリッジ1をプリント装置100に装着したときに、メディアカートリッジ1の厚み内に本体側インクジェットヘッド102の厚みの一部を含む構造、つまりメディアカートリッジ外面がインクジェットヘッド102のインク吐出口面を挟み込む位置となる構造にすることによって、幅90mm、長さ70mm、厚さ22mmのプリンタ装置本体に装着可能な、幅63mm、長さ104mm、厚さ18mmの小型のメディアカートリッジを作製することができた。
【0043】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について図1〜3及び5を参照して説明する。
【0044】
図7は本発明の第3の実施形態によるメディアカートリッジ及びこれを装着するプリント装置を示す上面図、図8は図7に示したメディアカートリッジとプリント装置の装着状態を示す上面図である。
【0045】
本実施形態の特徴は、インク袋と記録媒体と廃インク吸収体を含むメディアカートリッジ1において、メディアカートリッジ1におけるプリンタ装置100側とのインクのジョイント部8が、プリント装置100側のピックアップローラ101の、記録媒体と接触される外周面を延長してできる仮想空間内に設けられていることにある。
【0046】
メディアカートリッジ1内にインク袋、廃インク吸収体、および記録媒体が収納されている。インク袋及び廃インク吸収体は最大面積面を重ねた状態で記録媒体の面上に配置されているが、記録媒体の搬送は妨げないように収納されている。ここで記録媒体5は幅60mm、長さ92mm、厚さ0.26mmの紙を20枚積載してある。
【0047】
インクジェットプリンタでは吐出信頼性を確保するためにインクジェットヘッドのインク吐出部の回復操作を行うが、それに必要なインク容量と、用紙20枚印字可能なインク容量とを合わせた量のインク(シアン、マゼンタ、イエロー)各3mlを収容する。
【0048】
前記インク袋はプリント装置100とのジョイント部8を含めて、メディアカートリッジ1の厚み方向への投影面積が最小になるように、幅60mm、長さ90mm、厚さ0.1mmのフィルムを熱溶着で貼り合わせて作成した。インクを収納したときのインク袋2の厚みは各1.5mmである。一方、PP,PE等の樹脂の繊維体またはスポンジからなる廃インク吸収体3の大きさは幅60mm、長さ90mm、厚さ2mmにした。
【0049】
また、メディアカートリッジ1は、外装部材4によって上下2つの収納エリアに分割してあり、上方の収納エリアにはインク袋2及び廃インク吸収体3が積層されて収納されており、下方の収納エリアには複数枚の記録媒体5が収納される。このように収納エリアを分割することで、インクを吸収した廃インク吸収体3が未記録の記録媒体5をインクで汚すことを防いでいる。
【0050】
複数枚の紙などの、積層した記録媒体5の最下層には、メディアカートリッジ1がプリント装置(不図示)に装着されたときにメディアカートリッジ1内の記録媒体5を本体側ピックアップローラ101に対して平行に押し付ける圧板6が配置されている。
【0051】
メディアカートリッジ1はプリント装置100に自在に着脱され、記録媒体5と本体側ピックアップローラ(不図示)が干渉しないように配置されている。このため、メディアカートリッジ1は、装着時に本体側ピックアップローラ(不図示)を収納して記録媒体5と重ねることができる収納部9を有している。このカートリッジ装着時において、メディアカートリッジ1の厚み(記録媒体の記録面と直交する方向の長さ)内にピックアップローラ(不図示)の中心軸の位置が収まる。
【0052】
特に本実施形態では、メディアカートリッジ1のプリント装置100への装着時に、メディアカートリッジ1におけるプリンタ装置100側とのインクのジョイント部8が、プリント装置100側のピックアップローラ101の、記録媒体5と接触される外周面を延長してできる仮想空間内に設けられている。
【0053】
圧板6は記録媒体5のピックアップ時(プリント装置100への分離・供給時)のみ記録媒体5を本体側ピックアップローラ101に押し付ける機能を持たせている。この圧板6でメディアカートリッジ1内の記録媒体5の積層全体を押し上げる。そして、本体側ピックアップローラ101に、積層された記録媒体5の記録面側最上部が当接し、積層した記録媒体5の一番上からピックアップする。
【0054】
ここで、プリント装置100にメディアカートリッジ1を挿入した時、メディアカートリッジ1側のジョイント部8は、ピックアップローラ101の、記録媒体5と接触する面(ローラ外周面)を延長してできる仮想空間内に収まる。このため、メディアカートリッジ1を抜き差ししたときに、ピックアップローラ101の表面にインクが飛散する可能性が低くなり、紙などの記録媒体5を汚して記録画像品位を低下させることがない。また、A5サイズ以下の記録媒体5を搬送する小型のプリント装置100では、ピックアップローラ101の表面にインクが付着すると、搬送性を低下させる問題があったが、この問題も解決することができた。さらに、プリント装置100とのジョイント部8を、メディアカートリッジ1の外形からプリント装置100内の奥まった位置にずらすことで、カートリッジサイズを大きくしないまま、ユーザーがインクで直接手を汚さない構造とすることができた。
【0055】
以上のように、幅90mm、長さ70mm、厚さ22mmのプリンタ装置100に装着可能な、幅63mm、長さ104mm、厚さ18mmの小型のメディアカートリッジを作製することができた。
【0056】
上述したように、本発明は第1〜第3の実施形態の各々のメディアカートリッジを提供することは勿論のこと、第1及び第2の実施形態の組み合わせ、第1及び第3の実施形態の組み合わせ、第2及び第3の実施形態の組み合わせ、第1〜第3の実施形態の全ての組み合わせであってもよい。
【0057】
これらの発明のメディアカートリッジにおいて、記録媒体の記録面側鉛直方向上部に液体貯留部および液体吸収体が配置されていることが好ましい。
【0058】
また、本発明のメディアカートリッジ内には、記録媒体供給機構を構成するピックアップローラに記録媒体を押圧する圧板が収納されていることが好ましい。この場合、圧板が、前記メディアカートリッジ内の、記録面を上にして積層された前記記録媒体の、最下層に配置されていることが好ましい。この圧板は、記録媒体供給機構によって可動することが考えられる。
【0059】
また、本発明のメディアカートリッジが記録媒体の記録面が上に向くように配置した時、前記ピックアップローラと当接する前記記録媒体の記録面が、記録媒体を挟むメディアカートリッジの最大面積面となる外形面の間の位置に少なくとも配置されることが好ましい。
【0060】
また本発明のメディアカートリッジには、記録媒体の種類(例えば材質、サイズ等)および残数量情報を記憶され、プリント装置100によって上記の情報の再書き込みが可能な情報記録手段(図1,2,7,8中の符号7)が設けられていてもよい。
【0061】
そして、本発明のメディアカートリッジが着脱自在なプリント装置は、メディアカートリッジを自在に着脱する着脱部と、記録媒体に液体を吐出して記録を行う液体吐出ヘッドとしてのインクジェットヘッドと、インクジェットヘッドのインク吐出口面を記録媒体の記録面に対向して移動させる移動手段と、前記インクジェットヘッドを記録媒体の記録動作および前記移動手段の動作を制御する制御部とを少なくとも備えた装置である。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、記録媒体に液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドへ液体を供給する液体供給機構と、記録媒体を取り出すピックアップローラが含まれる記録媒体供給機構とを有する液体吐出記録装置に着脱可能に設けられ、液体貯留部と記録媒体と廃液吸収体が収容されたメディアカートリッジであって、前記メディアカートリッジが、前記メディアカートリッジを前記液体吐出記録装置へ装着した時に前記ピックアップローラの中心軸を前記メディアカートリッジ内に収納することができる収納部を有することにより、記録媒体供給機構の精度や供給能力を向上するためにピックアップローラの径を大きくしてもメディアカートリッジの構造及び大きさに影響しないので、小型、軽量、ローコストのメディアカートリッジを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す、プリント装置に装着する直前の複数色のインク袋、記録媒体、廃インク吸収体を持つ一体型メディアカートリッジを示す斜視図である。
【図2】図1で、プリント装置の内部を透過した斜視図である。
【図3】図1で、メディアカートリッジをプリント装置に装着した状態の斜視図である。
【図4】図1のメディアカートリッジとプリント装置側のピックアップローラを示す断面詳細図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を示す、複数色のインク袋、記録媒体、廃インク吸収体を持つ一体型メディアカートリッジを示す斜視図である。
【図6】図5のメディアカートリッジとプリント装置側のインクジェットヘッド部を示す断面詳細図である。
【図7】本発明の第3の実施形態を示す、プリント装置に装着する直前の、複数色のインク袋、記録媒体、廃インク吸収体を持つ一体型メディアカートリッジを示す上面図である。
【図8】図7で、メディアカートリッジをプリント装置に装着した状態の上面図である。
【図9】従来例の複数色のインク袋、記録媒体、廃インク吸収体を持つ一体型メディアカートリッジを示す模式的斜視図である。
【符号の説明】
1 メディアカートリッジ
2 インク袋
3 廃インク吸収体
4 外装部材
5 記録媒体
6 圧板
7 情報記録素子
8 ジョイント部
100 プリント装置(記録装置)
101 プリント装置本体側のピックアップローラ
102 インクジェットヘッド
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット記録方式で用いられる、インクと記録媒体、廃インク吸収体を一体に収納したインクと記録媒体と廃インク吸収体の一体型のメディアカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インクジェット記録方式は、インクの微小液滴を種々の作動原理により飛翔させて紙などの記録媒体に付着させ、画像、文字などの記録を行うものであり、高速、低騒音の記録が可能である。多色化が容易であるなどの利点を有し、また、記録できるパターンの自由度が大きく、現像、定着が不要であるなどの特徴を有している。このような点から、この記録装置は各種の画像あるいは記録媒体に対応できるものとして、情報処理をはじめとする、種々の分野において急速に普及している。
【0003】
また、多色インクジェット記録方式により形成される画像は、製版方式による多色印刷や、カラー写真方式による印画と比較しても遜色のないものを得ることができ、特に作成部数が少ない場合には通常の多色印刷や写真印画よりも安価に作製出来ることから、フルカラー画像記録の分野でも広く用いられているものである。
【0004】
このようなインクジェット記録方式のさらに広い応用に対応し、また、近年の記録の高速化、高精細化、フルカラー化などの記録特性の向上を可能とするため、記録装置もしくは記録方法が改良されつつある。インクジェット記録方式のより広汎な適用や記録特性の向上のため要求される特性には、例えば、記録されるインクドットの濃度が高く、色調が明るく鮮やかであること、インクの吸収が速く、インクドットが重なった場合においてもインクが流れ出したり滲んだりしないこと、インクドットが適度な滲みによって広がることなどがあげられる。
【0005】
ところで、これらの特性は、記録装置もしくは記録方法のみならず、記録に用いられるインクや記録媒体そのものの改良によっても実現できることは知られているところである。
【0006】
例えば、インクの吸収性もしくは定着性の観点から、記録媒体として塗工紙を用いることが知られている。一方、インクについても、例えば含有する界面活性剤などによって、そのインク浸透性の調整が行われている。
【0007】
しかしながら、記録特性の向上に対応するためには、それぞれの特性に応じた記録媒体またはインクを個々に選択することにより、記録媒体とインクの最適な組み合わせにおいて、上記特性を実現できるものを選択することがより好ましい。インクと記録媒体は相互の関係において、それぞれの特性が発揮されるからである。
【0008】
この場合、記録媒体とインクの最適な組み合わせを、具体的にインクジェット記録装置において実現するためには、記録媒体及びインクの組み合わせに応じた記録媒体やインクの交換、もしくは装着のための構成及び作業を要する。また、これらの組み合わせに応じた記録モードの設定など、例えばホストコンピュータ上での記録条件の設定操作も必要となる。すなわち、これらの作業や、設定操作を組み合わせの切り替えごとに行うのは煩雑であり、また、ユーザーが最適な組み合わせを得るのは容易でないという問題がある。
【0009】
この点において、特開2001−146008号公報には、記録媒体を積載するカセット部、インクを収容するインクタンク、および廃インクを収容する廃インクタンクを一体に組み合わせた構成のメディアカートリッジを記録装置に着脱自在に搭載することが開示されている。この公報記載のメディアカートリッジの例を図9に示す。この図に示すメディアカートリッジ1が不図示の記録装置に対して装着されると、記録装置はインクに応じた記録モードを自動設定して、簡易な操作で記録媒体とインクの組み合わせに応じた適切な記録制御を行うことを可能としている。またメディアカートリッジ内には、廃インク吸収体202及びインク袋(不図示)の他に、記録媒体を平面の状態に保持するプラテンおよび、記録媒体を供給するピックアップローラ(供給ローラ)201を含む搬送機構を内蔵しており、印字などの記録から記録媒体の排出までをパック内で完結させることができ、ユーザーは高い信頼性の元で高画質の記録物を得ることが可能である。
【0010】
また他に、メディアカートリッジ内に記録媒体の供給ローラのみを有する例も提案されている。
【0011】
【特許文献1】
特開2001−146008号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
小型のメディアカートリッジ、特にA5サイズの記録媒体を収容するカートリッジでは、カートリッジサイズが小型軽量であることは、ユーザーにとって非常に重要な性能である。また、ユーザーのランニングコストを抑えるためには汎用性の高いものであることが望ましい。
【0013】
一般的に、プラテンの幅は記録媒体の幅よりも十分広くなっている。ここでいう「幅」とは、記録媒体の面と平行でかつ搬送方向と交差する方向の長さをいう。上記の例のようにメディアカートリッジ内にプラテンを含む場合、メディアカートリッジサイズは記録媒体の幅よりもプラテンの幅によって規制されることになり、メディアカートリッジを小型にすることは難しい。
【0014】
記録媒体の供給ローラはピックアップ精度や搬送能力からなるべく径の大きいものが望ましい。しかしながら、メディアカートリッジ内に記録媒体の供給ローラを内蔵すると、メディアカートリッジの厚みが大きくなってしまうという問題がある。ここでいう「厚み」とは、記録媒体の面と略直交する方向の長さをいう。
【0015】
メディアカートリッジにはローラのような紙送り機構の部材を含んでいるため、コストダウンが難しく、ユーザーのランニングコストが高いという問題がある。また、ユーザーはメディアカートリッジを交換する度に、あまり消耗していない部材も交換することになり、廃棄時の環境への問題もある。
【0016】
また、インクジェットプリンタ用インクを含むメディアカートリッジでは、ユーザーがメディアカートリッジを抜き差しした場合に、記録装置本体とのインクのジョイント部において、インクが飛散する可能性がある。この時、ローラの記録媒体との接触部分にインクが付着すると、記録媒体を汚し、記録画像の品位を落とすだけでなく、小型のプリンタゆえに、記録媒体の搬送自体の信頼性を低下させる問題がある。
【0017】
本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑み、小型、軽量、低コストのメディアカートリッジを提供するとともに、記録画像の品位を落とす問題を回避できる、メディアカートリッジを用いた液体吐出記録装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、記録媒体に液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドへ液体を供給する液体供給機構と、記録媒体を取り出すピックアップローラが含まれる記録媒体供給機構とを有する液体吐出記録装置に着脱可能に設けられ、液体貯留部と記録媒体と廃液吸収体が収容されたメディアカートリッジであって、前記メディアカートリッジが、前記メディアカートリッジを前記液体吐出記録装置へ装着した時に前記ピックアップローラの中心軸を前記メディアカートリッジ内に収納することができる収納部を有することを特徴とする。
【0019】
このような発明では、メディアカートリッジが着脱可能な液体吐出記録装置側に、メディアカートリッジ内の記録媒体を取り出すピックアップローラ等の記録媒体供給機構が設けられ、メディアカートリッジと液体吐出記録装置の装着時に、ピックアップローラの中心軸がメディアカートリッジの厚み内に収まるように構成されている。このため、記録媒体のピックアップ精度や供給能力からピックアップローラの径を大きくしても、メディアカートリッジの大きさに影響せず、これにメディアカートリッジ側に記録媒体供給機構を備えていない点と相まって、メディアカートリッジの小型化、軽量化、低価格化を実現することが容易となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。尚、ここでは記録手段としてインクジェット記録ヘッドを例にとるが、本発明はインクジェット記録方式に限らず、例えばピエゾ素子などの圧電素子を用いた液体吐出ヘッドに適用してもよい。
【0021】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図1〜4を参照して説明する。
【0022】
図1〜3は本発明の第1の実施形態によるメディアカートリッジを示す斜視図である。図4は図3に示したメディアカートリッジとこれを装着したプリント装置本体側のピックアップローラとを示す断面詳細図である。
【0023】
本実施形態の特徴は、インク袋と記録媒体と廃インク吸収体を含むメディアカートリッジにおいて、メディアカートリッジ1の厚み(記録媒体の記録面と直交する方向の長さ)内にプリント装置本体側のピックアップローラ101の厚みの一部、より好ましくはピックアップローラ101の中心軸を含むことにある。
【0024】
メディアカートリッジ1内に液体貯留部であるインク袋2と、廃液吸収体である廃インク吸収体3と、記録媒体5とが収納されている。インク袋2及び廃インク吸収体3は最大面積面を重ねた状態で記録媒体5の面上に配置されているが、記録媒体5の搬送は妨げないように収納されている。ここで記録媒体5は幅60mm、長さ92mm、厚さ0.26mmの紙を20枚積載してある。
【0025】
インクジェットプリンタでは、吐出信頼性を確保するために液体吐出ヘッドとしてのインクジェットヘッドのインク吐出部の回復操作を行うが、それに必要なインク容量と、用紙20枚印字可能なインク容量とを合わせた量のインク(シアン、マゼンタ、イエロー)各3mlを収容する。
【0026】
インク袋2はプリント装置(記録装置)100とのジョイント部(不図示)を含めて、メディアカートリッジ1の厚み方向への投影面積が最小になるように、幅60mm、長さ90mm、厚さ0.1mmのフィルムを熱溶着で貼り合わせて作成した。インクを収納したときのインク袋2の厚みは各1.5mmである。一方、PP,PE等の樹脂の繊維体またはスポンジからなる廃インク吸収体3の大きさは幅60mm、長さ90mm、厚さ2mmにした。
【0027】
また、メディアカートリッジ1は、外装部材4によって上下2つの収納エリアに分割してあり、上方の収納エリアにはインク袋2及び廃インク吸収体3が積層されて収納されており、下方の収納エリアには複数枚の記録媒体5が収納される。このように収納エリアを分割することで、インクを吸収した廃インク吸収体3が未記録の記録媒体5をインクで汚すことを防いでいる。
【0028】
複数枚の紙などの、積層した記録媒体5の最下層には、メディアカートリッジ1がプリント装置100に装着されたときにメディアカートリッジ1内の被記録媒体5を本体側ピックアップローラ101に対して平行に押し付ける圧板6が配置されている。
【0029】
メディアカートリッジ1はプリント装置100に自在に着脱され、記録媒体5と本体側ピックアップローラ101が干渉しないように配置されている。このため、メディアカートリッジ1は、装着時に本体側ピックアップローラ101を収納して記録媒体5と重ねることができる収納部9を有している。このカートリッジ装着時において、メディアカートリッジ1の厚み(記録媒体の記録面と直交する方向の長さ)内にピックアップローラ101の中心軸の位置が収まる。
【0030】
圧板6は記録媒体5のピックアップ時(プリント装置100への分離・供給時)のみ記録媒体5を本体側ピックアップローラ101に押し付ける機能を持たせている。この圧板6でメディアカートリッジ1内の記録媒体5の積層全体を押し上げる。そして、本体側ピックアップローラ101に、積層された記録媒体5の記録面側最上部が当接し、積層した記録媒体5の一番上からピックアップする。以上のように、インク袋2および廃インク吸収体3を、記録媒体5の記録面上部側に収容したメディアカートリッジ1において、メディアカートリッジ1をプリント装置100に装着したときに、メディアカートリッジ1の厚み内にプリント装置本体側のピックアップローラ101の厚みの一部を含む構造、より好ましくはピックアップローラ101の中心軸を含む構造にすることによって、幅90mm、長さ70mm、厚さ22mmのプリント装置本体に装着可能な、幅63mm、長さ104mm、厚さ18mmの小型のメディアカートリッジを作製することができた。
【0031】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図1〜3、5及び6を参照して説明する。
【0032】
図5は本発明の第2の実施形態によるメディアカートリッジとこれを装着したプリント装置本体側のインクジェットヘッドを示す斜視図である。図6は図5に示したメディアカートリッジとプリント装置の装着状態での記録媒体の供給を示す断面詳細図である。
【0033】
本実施形態の特徴は、インク袋と記録媒体と廃インク吸収体を含むメディアカートリッジにおいて、メディアカートリッジ1の厚み(記録媒体の記録面と直交する方向の長さ)内に本体側インクジェットヘッド102の厚みの一部を含むことにある。
【0034】
メディアカートリッジ1内にインク袋2、廃インク吸収体3、記録媒体5が収納されている。インク袋2及び廃インク吸収体3は最大面積面を重ねた状態で記録媒体5の面上に配置されているが、記録媒体5の搬送は妨げないように収納されている。ここで記録媒体5は幅60mm、長さ92mm、厚さ0.26mmの紙を20枚積載してある。
【0035】
インクジェットプリンタでは吐出信頼性を確保するためにインクジェットヘッドのインク吐出部の回復操作を行うが、それに必要なインク容量と、用紙20枚印字可能なインク容量とを合わせた量のインク(シアン、マゼンタ、イエロー)各3mlを収容する。
【0036】
インク袋2はプリント装置(不図示)とのジョイント部を含めて、メディアカートリッジ1の厚み方向への投影面積が最小になるように、幅60mm、長さ90mm、厚さ0.1mmのフィルムを熱溶着で貼り合わせて作成した。インクを収納したときのインク袋2の厚みは各1.5mmである。一方、PP,PE等の樹脂の繊維体またはスポンジからなる廃インク吸収体3の大きさは幅60mm、長さ90mm、厚さ2mmにした。
【0037】
また、メディアカートリッジ1は、外装部材4によって上下2つの収納エリアに分割してあり、上方の収納エリアにはインク袋2及び廃インク吸収体3が積層されて収納されており、下方の収納エリアには複数枚の記録媒体5が収納される。このように収納エリアを分割することで、インクを吸収した廃インク吸収体3が未記録の記録媒体5をインクで汚すことを防いでいる。
【0038】
複数枚の紙などの、積層した記録媒体5の最下層には、メディアカートリッジ1がプリント装置(不図示)に装着されたときにメディアカートリッジ1内の記録媒体5を本体側ピックアップローラ(不図示)に対して平行に押し付ける圧板6が配置されている。
【0039】
メディアカートリッジ1はプリント装置100に自在に着脱され、記録媒体5と本体側ピックアップローラ(不図示)が干渉しないように配置されている。このため、メディアカートリッジ1は、装着時に本体側ピックアップローラ(不図示)を収納して記録媒体5と重ねることができる収納部9を有している。このカートリッジ装着時において、メディアカートリッジ1の厚み(記録媒体の記録面と直交する方向の長さ)内にピックアップローラ(不図示)の中心軸の位置が収まる。
【0040】
特に本実施形態では、メディアカートリッジ1のプリント装置への装着時に、メディアカートリッジ1の厚み内に本体側インクジェットヘッド102の厚みの一部が位置する。より詳しくは、プリント装置側のインクジェットヘッド102のインク吐出口面102aが、記録媒体5の記録面側のメディアカートリッジ外形面と、こらに対向するメディアカートリッジ外形面との間の位置に配置される。
【0041】
圧板6は記録媒体5のピックアップ時(プリント装置100への分離・供給時)のみ記録媒体5を本体側ピックアップローラ(不図示)に押し付ける機能を持たせている。この圧板6でメディアカートリッジ1内の記録媒体5の積層全体を押し上げる。そして、本体側ピックアップローラに、積層された記録媒体5の記録面側最上部が当接し、積層した記録媒体5の一番上からピックアップする。画像を形成するために、本体側インクジェットヘッド102は、記録媒体5の記録面と該インクジェットヘッド102のインク吐出口面が擦れて画像を乱すことを防止するため、記録媒体5の記録面側上部1mmに配置される。メディアカートリッジ1内の記録媒体5の記録面側上部に、インク袋および廃インク吸収体を収容することで、ピックアップされた記録媒体5aの1mm上部にインクジェットヘッド102のインク吐出口面を配置した。
【0042】
以上のように、インク袋2および廃インク吸収体3を、記録媒体5の記録面上部側に収容したメディアカートリッジ1において、メディアカートリッジ1をプリント装置100に装着したときに、メディアカートリッジ1の厚み内に本体側インクジェットヘッド102の厚みの一部を含む構造、つまりメディアカートリッジ外面がインクジェットヘッド102のインク吐出口面を挟み込む位置となる構造にすることによって、幅90mm、長さ70mm、厚さ22mmのプリンタ装置本体に装着可能な、幅63mm、長さ104mm、厚さ18mmの小型のメディアカートリッジを作製することができた。
【0043】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について図1〜3及び5を参照して説明する。
【0044】
図7は本発明の第3の実施形態によるメディアカートリッジ及びこれを装着するプリント装置を示す上面図、図8は図7に示したメディアカートリッジとプリント装置の装着状態を示す上面図である。
【0045】
本実施形態の特徴は、インク袋と記録媒体と廃インク吸収体を含むメディアカートリッジ1において、メディアカートリッジ1におけるプリンタ装置100側とのインクのジョイント部8が、プリント装置100側のピックアップローラ101の、記録媒体と接触される外周面を延長してできる仮想空間内に設けられていることにある。
【0046】
メディアカートリッジ1内にインク袋、廃インク吸収体、および記録媒体が収納されている。インク袋及び廃インク吸収体は最大面積面を重ねた状態で記録媒体の面上に配置されているが、記録媒体の搬送は妨げないように収納されている。ここで記録媒体5は幅60mm、長さ92mm、厚さ0.26mmの紙を20枚積載してある。
【0047】
インクジェットプリンタでは吐出信頼性を確保するためにインクジェットヘッドのインク吐出部の回復操作を行うが、それに必要なインク容量と、用紙20枚印字可能なインク容量とを合わせた量のインク(シアン、マゼンタ、イエロー)各3mlを収容する。
【0048】
前記インク袋はプリント装置100とのジョイント部8を含めて、メディアカートリッジ1の厚み方向への投影面積が最小になるように、幅60mm、長さ90mm、厚さ0.1mmのフィルムを熱溶着で貼り合わせて作成した。インクを収納したときのインク袋2の厚みは各1.5mmである。一方、PP,PE等の樹脂の繊維体またはスポンジからなる廃インク吸収体3の大きさは幅60mm、長さ90mm、厚さ2mmにした。
【0049】
また、メディアカートリッジ1は、外装部材4によって上下2つの収納エリアに分割してあり、上方の収納エリアにはインク袋2及び廃インク吸収体3が積層されて収納されており、下方の収納エリアには複数枚の記録媒体5が収納される。このように収納エリアを分割することで、インクを吸収した廃インク吸収体3が未記録の記録媒体5をインクで汚すことを防いでいる。
【0050】
複数枚の紙などの、積層した記録媒体5の最下層には、メディアカートリッジ1がプリント装置(不図示)に装着されたときにメディアカートリッジ1内の記録媒体5を本体側ピックアップローラ101に対して平行に押し付ける圧板6が配置されている。
【0051】
メディアカートリッジ1はプリント装置100に自在に着脱され、記録媒体5と本体側ピックアップローラ(不図示)が干渉しないように配置されている。このため、メディアカートリッジ1は、装着時に本体側ピックアップローラ(不図示)を収納して記録媒体5と重ねることができる収納部9を有している。このカートリッジ装着時において、メディアカートリッジ1の厚み(記録媒体の記録面と直交する方向の長さ)内にピックアップローラ(不図示)の中心軸の位置が収まる。
【0052】
特に本実施形態では、メディアカートリッジ1のプリント装置100への装着時に、メディアカートリッジ1におけるプリンタ装置100側とのインクのジョイント部8が、プリント装置100側のピックアップローラ101の、記録媒体5と接触される外周面を延長してできる仮想空間内に設けられている。
【0053】
圧板6は記録媒体5のピックアップ時(プリント装置100への分離・供給時)のみ記録媒体5を本体側ピックアップローラ101に押し付ける機能を持たせている。この圧板6でメディアカートリッジ1内の記録媒体5の積層全体を押し上げる。そして、本体側ピックアップローラ101に、積層された記録媒体5の記録面側最上部が当接し、積層した記録媒体5の一番上からピックアップする。
【0054】
ここで、プリント装置100にメディアカートリッジ1を挿入した時、メディアカートリッジ1側のジョイント部8は、ピックアップローラ101の、記録媒体5と接触する面(ローラ外周面)を延長してできる仮想空間内に収まる。このため、メディアカートリッジ1を抜き差ししたときに、ピックアップローラ101の表面にインクが飛散する可能性が低くなり、紙などの記録媒体5を汚して記録画像品位を低下させることがない。また、A5サイズ以下の記録媒体5を搬送する小型のプリント装置100では、ピックアップローラ101の表面にインクが付着すると、搬送性を低下させる問題があったが、この問題も解決することができた。さらに、プリント装置100とのジョイント部8を、メディアカートリッジ1の外形からプリント装置100内の奥まった位置にずらすことで、カートリッジサイズを大きくしないまま、ユーザーがインクで直接手を汚さない構造とすることができた。
【0055】
以上のように、幅90mm、長さ70mm、厚さ22mmのプリンタ装置100に装着可能な、幅63mm、長さ104mm、厚さ18mmの小型のメディアカートリッジを作製することができた。
【0056】
上述したように、本発明は第1〜第3の実施形態の各々のメディアカートリッジを提供することは勿論のこと、第1及び第2の実施形態の組み合わせ、第1及び第3の実施形態の組み合わせ、第2及び第3の実施形態の組み合わせ、第1〜第3の実施形態の全ての組み合わせであってもよい。
【0057】
これらの発明のメディアカートリッジにおいて、記録媒体の記録面側鉛直方向上部に液体貯留部および液体吸収体が配置されていることが好ましい。
【0058】
また、本発明のメディアカートリッジ内には、記録媒体供給機構を構成するピックアップローラに記録媒体を押圧する圧板が収納されていることが好ましい。この場合、圧板が、前記メディアカートリッジ内の、記録面を上にして積層された前記記録媒体の、最下層に配置されていることが好ましい。この圧板は、記録媒体供給機構によって可動することが考えられる。
【0059】
また、本発明のメディアカートリッジが記録媒体の記録面が上に向くように配置した時、前記ピックアップローラと当接する前記記録媒体の記録面が、記録媒体を挟むメディアカートリッジの最大面積面となる外形面の間の位置に少なくとも配置されることが好ましい。
【0060】
また本発明のメディアカートリッジには、記録媒体の種類(例えば材質、サイズ等)および残数量情報を記憶され、プリント装置100によって上記の情報の再書き込みが可能な情報記録手段(図1,2,7,8中の符号7)が設けられていてもよい。
【0061】
そして、本発明のメディアカートリッジが着脱自在なプリント装置は、メディアカートリッジを自在に着脱する着脱部と、記録媒体に液体を吐出して記録を行う液体吐出ヘッドとしてのインクジェットヘッドと、インクジェットヘッドのインク吐出口面を記録媒体の記録面に対向して移動させる移動手段と、前記インクジェットヘッドを記録媒体の記録動作および前記移動手段の動作を制御する制御部とを少なくとも備えた装置である。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、記録媒体に液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドへ液体を供給する液体供給機構と、記録媒体を取り出すピックアップローラが含まれる記録媒体供給機構とを有する液体吐出記録装置に着脱可能に設けられ、液体貯留部と記録媒体と廃液吸収体が収容されたメディアカートリッジであって、前記メディアカートリッジが、前記メディアカートリッジを前記液体吐出記録装置へ装着した時に前記ピックアップローラの中心軸を前記メディアカートリッジ内に収納することができる収納部を有することにより、記録媒体供給機構の精度や供給能力を向上するためにピックアップローラの径を大きくしてもメディアカートリッジの構造及び大きさに影響しないので、小型、軽量、ローコストのメディアカートリッジを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す、プリント装置に装着する直前の複数色のインク袋、記録媒体、廃インク吸収体を持つ一体型メディアカートリッジを示す斜視図である。
【図2】図1で、プリント装置の内部を透過した斜視図である。
【図3】図1で、メディアカートリッジをプリント装置に装着した状態の斜視図である。
【図4】図1のメディアカートリッジとプリント装置側のピックアップローラを示す断面詳細図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を示す、複数色のインク袋、記録媒体、廃インク吸収体を持つ一体型メディアカートリッジを示す斜視図である。
【図6】図5のメディアカートリッジとプリント装置側のインクジェットヘッド部を示す断面詳細図である。
【図7】本発明の第3の実施形態を示す、プリント装置に装着する直前の、複数色のインク袋、記録媒体、廃インク吸収体を持つ一体型メディアカートリッジを示す上面図である。
【図8】図7で、メディアカートリッジをプリント装置に装着した状態の上面図である。
【図9】従来例の複数色のインク袋、記録媒体、廃インク吸収体を持つ一体型メディアカートリッジを示す模式的斜視図である。
【符号の説明】
1 メディアカートリッジ
2 インク袋
3 廃インク吸収体
4 外装部材
5 記録媒体
6 圧板
7 情報記録素子
8 ジョイント部
100 プリント装置(記録装置)
101 プリント装置本体側のピックアップローラ
102 インクジェットヘッド
Claims (1)
- 記録媒体に液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドへ液体を供給する液体供給機構と、記録媒体を取り出すピックアップローラが含まれる記録媒体供給機構とを有する液体吐出記録装置に着脱可能に設けられ、液体貯留部と記録媒体と廃液吸収体が収容されたメディアカートリッジであって、
前記メディアカートリッジが、前記メディアカートリッジを前記液体吐出記録装置へ装着した時に前記ピックアップローラの中心軸を前記メディアカートリッジ内に収納することができる収納部を有することを特徴とするメディアカートリッジ。
Priority Applications (1)
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JP (1) | JP2004167729A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015096302A (ja) * | 2013-11-15 | 2015-05-21 | セイコーエプソン株式会社 | 記録装置 |
-
2002
- 2002-11-18 JP JP2002333569A patent/JP2004167729A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015096302A (ja) * | 2013-11-15 | 2015-05-21 | セイコーエプソン株式会社 | 記録装置 |
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