JP2014034182A - 液体噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電源装置と回路基板部との離間距離の延長を抑制することができる液体噴射装置を提供する。
【解決手段】液体噴射装置12は、用紙に液体を噴射する液体噴射ヘッドと、液体噴射ヘッドを搭載した状態で用紙に対する主走査方向Xに移動可能なキャリッジと、キャリッジの主走査方向Xに沿う移動領域の外側に配置された液体収容部26と液体噴射ヘッドとの間を接続する液体供給チューブ25と、キャリッジの移動領域を覆うとともに、主走査方向Xと交差する副走査方向Yに沿う外方に向けて開口する凹部44が形成された筐体部13と、筐体部13内に収容される回路基板部40と、凹部44の内側面のうち主走査方向Xに沿う内側面44aと副走査方向Yにおいて対応する位置に配置された状態で回路基板部40と電線を介して接続される電源装置45と、を備える。
【選択図】図6
【解決手段】液体噴射装置12は、用紙に液体を噴射する液体噴射ヘッドと、液体噴射ヘッドを搭載した状態で用紙に対する主走査方向Xに移動可能なキャリッジと、キャリッジの主走査方向Xに沿う移動領域の外側に配置された液体収容部26と液体噴射ヘッドとの間を接続する液体供給チューブ25と、キャリッジの移動領域を覆うとともに、主走査方向Xと交差する副走査方向Yに沿う外方に向けて開口する凹部44が形成された筐体部13と、筐体部13内に収容される回路基板部40と、凹部44の内側面のうち主走査方向Xに沿う内側面44aと副走査方向Yにおいて対応する位置に配置された状態で回路基板部40と電線を介して接続される電源装置45と、を備える。
【選択図】図6
Description
本発明は、液体収容部から供給される液体を噴射する液体噴射装置に関する。
従来から、液体噴射装置の一例として、液体であるインクを用紙などのターゲットに対して噴射することで記録を行うインクジェット式プリンター(以下、単に「プリンター」という)が知られている。こうしたプリンターのうちには、インクを噴射する液体噴射ヘッドを搭載して主走査方向に移動するキャリッジや、液体噴射ヘッドから排出された廃液を収容するための廃液収容部などを、プリンターの構成要素として備えるものがある(例えば、特許文献1)。
また、こうしたプリンターにおいては、各構成要素を収容する筐体部内に主走査方向に延びるフレーム部材が配置され、このフレーム部材の前面側にキャリッジが保持されるとともに、その後面側に回路基板部が固定されることがある。そして、その場合には、筐体部内の回路基板部と電気的に接続される電源装置も電源コードの着脱口と共に筐体部の後部に設けられることが多い。
ところで、より大容量の液体収容部から液体噴射ヘッドに向けてインクを供給する場合には、液体収容部の容量に応じて、より多くの廃液を収容可能な大型の廃液収容部が必要になる。そして、こうした大型の廃液収容部を筐体部の後部に配置すると、少なくとも廃液収容部の占有領域分だけ筐体部が後方に向けて大型化する結果、筐体部の後面に開口する着脱口と回路基板部との離間距離が長くなってしまう。そのため、筐体部の後部で着脱口の近くに配置される電源装置と、筐体部内の回路基板部との間の配線長さが長くなってしまい、回路基板部がノイズの影響を受けやすくなってしまうという課題が生じる。
なお、こうした課題は、インクを噴射することで記録を行うプリンターに限らず、電源装置と回路基板部とが離間して配置される液体噴射装置においては、概ね共通したものとなっている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電源装置と回路基板部との離間距離の延長を抑制することができる液体噴射装置を提供することにある。
上記課題を解決する液体噴射装置は、ターゲットに対して液体を噴射する液体噴射ヘッドと、該液体噴射ヘッドを搭載した状態で前記ターゲットに対する主走査方向に移動可能なキャリッジと、該キャリッジの前記主走査方向に沿う移動領域の外側に配置された液体収容部と前記液体噴射ヘッドとの間を接続する液体供給チューブと、前記キャリッジの前記移動領域を覆うとともに、前記主走査方向と交差する副走査方向に沿う外方に向けて開口する凹部が形成された筐体部と、該筐体部内に収容される回路基板部と、前記凹部の内側面のうち前記主走査方向に沿う内側面と前記副走査方向において対応する位置に配置された状態で前記回路基板部と電線を介して接続される電源装置と、を備え、前記筐体部は、当該筐体部内から排出される前記ターゲットを受ける排出トレイが引き出し可能に収納されるトレイ収納部が前記ターゲットの排出方向へ突出形成された筐体部分によって構成されるとともに、使用時に操作される操作パネル部が前記トレイ収納部よりも上方位置において下側が上側よりも前記排出方向側へ突出する傾斜面を呈する筐体部分によって構成される。
この構成によれば、電源装置は凹部の内側面のうち最も内奥側に位置する内側面の部位と対応する位置に配置される。そのため、筐体部内において凹部の内側面のうち副走査方向に沿う内側面の部位と主走査方向において対応する位置に、例えば廃液収容部などの別の構成要素を配置しつつ、電源装置と回路基板部との離間距離の延長を抑制することができる。
上記課題を解決する液体噴射装置は、ターゲットに対して液体を噴射する液体噴射ヘッドと、該液体噴射ヘッドを搭載した状態で前記ターゲットに対する主走査方向に移動可能なキャリッジと、該キャリッジの前記主走査方向に沿う移動領域の外側に配置された液体収容部と前記液体噴射ヘッドとの間を接続する液体供給チューブと、前記キャリッジの前記移動領域を覆うとともに、前記主走査方向と交差する副走査方向に沿う外方に向けて開口する凹部が形成された筐体部と、該筐体部に対して変位可能なカバー部材と、前記筐体部内に収容される回路基板部と、前記凹部の内側面のうち前記主走査方向に沿う内側面と前記副走査方向において対応する位置に配置された状態で前記回路基板部と電線を介して接続される電源装置と、を備え、前記筐体部は、当該筐体部内から排出される前記ターゲットを受ける排出トレイが引き出し可能に収納されるトレイ収納部と、当該トレイ収納部よりも上方位置において下側が上側よりも前記ターゲットの排出方向側へ突出する傾斜面を呈した状態で使用時に操作される操作パネル部と、を有し、前記カバー部材は、前記ターゲットを載置する載置台が折り畳まれて収容可能な載置台収容部を有する。
この構成によれば、電源装置は凹部の内側面のうち最も内奥側に位置する内側面の部位と対応する位置に配置される。そのため、筐体部内において凹部の内側面のうち副走査方向に沿う内側面の部位と主走査方向において対応する位置に、例えば廃液収容部などの別の構成要素を配置しつつ、電源装置と回路基板部との離間距離の延長を抑制することができる。
上記液体噴射装置においては、前記液体噴射ヘッドから排出された廃液を収容するために、前記筐体部内において前記凹部の内側面のうち副走査方向に沿う内側面の部位と前記主走査方向において対応する位置に廃液収容部をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、廃液収容部は筐体部内において凹部の内側面のうち、副走査方向に沿う内側面の部位と主走査方向において対応する位置に配置される。そのため、筐体部内における電源装置の配置を大きく変更することなく、廃液収容部の占有領域を拡大することができる。
上記液体噴射装置においては、前記液体噴射ヘッドのメンテナンスを行うためのメンテナンス装置をさらに備え、前記筐体部内において、前記主走査方向の第1端側には前記メンテナンス装置及び前記廃液収容部が配置される一方、前記主走査方向の第2端側には前記回路基板部及び前記電源装置が配置されることが好ましい。
この構成によれば、メンテナンス装置と廃液収容部とが主走査方向において同じ端部側に配置されるので、メンテナンス装置によって回収された廃液を廃液収容部に排出するための流路を短くすることができる。また、回路基板部と電源装置とが主走査方向において同じ端部側に配置されるので、電源装置と回路基板部との間の配線距離を短くすることができる。
上記液体噴射装置において、前記液体収容部は前記筐体部の外側に配置されるとともに、前記凹部に収容可能な形状を有することが好ましい。
この構成によれば、筐体部の形状や大きさに規制されることなく、液体収容部の形状や容量を設定することができる。また、液体収容部を凹部に収容することで、凹部内のスペースを有効に活用することができる。
この構成によれば、筐体部の形状や大きさに規制されることなく、液体収容部の形状や容量を設定することができる。また、液体収容部を凹部に収容することで、凹部内のスペースを有効に活用することができる。
上記液体噴射装置は、前記筐体部において、前記副走査方向における第1端側となる第1側面には、前記ターゲットを前記筐体部内から排出するための排出口が前記副走査方向に沿う外方に向けて開口するように形成されている一方、前記副走査方向における第2端側となる第2側面には前記凹部が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、筐体部の第1側面に開口する排出口と、筐体部の第2側面に開口する凹部とに手を掛けることができるので、持ち運び易くすることができる。
(第1実施形態)
以下、液体噴射装置を複合機に備えられたインクジェット式プリンターに具体化した第1実施形態について、図を参照して説明する。
以下、液体噴射装置を複合機に備えられたインクジェット式プリンターに具体化した第1実施形態について、図を参照して説明する。
図1に示すように、複合機11は、液体噴射装置12と、液体噴射装置12の筐体部13に対して反重力方向に連結して搭載された画像読取装置の一例であるスキャナーユニット14とを備えている。
液体噴射装置12は、ターゲットの一例である用紙Pに対して記録を行うことが可能である一方、スキャナーユニット14は原稿に記録された画像等を読み取ることが可能である。なお、以下の説明においては、反重力方向を上方向というとともに、重力方向を下方向という。また、これら上方向及び下方向に沿う方向を上下方向Zとして図示する。
スキャナーユニット14は、液体噴射装置12に対して連結されたスキャナー本体部15と、スキャナー本体部15の上方に配置された搬送ユニット16とを備えている。スキャナー本体部15は、その一端側に設けられたヒンジなどの回転機構17を介して液体噴射装置12に対して開閉可能に取り付けられている。また、搬送ユニット16は、その一端側に設けられたヒンジなどの回転機構18を介してスキャナー本体部15に対して開閉可能に取り付けられている。
なお、以下の説明においては、複合機11において、回転機構17,18が設けられた側を後側または背面側というとともに、その反対側を前側という。また、前方向及び後方向に沿う前後方向を副走査方向Yとして図示する。そして、スキャナーユニット14、スキャナー本体部15及び搬送ユニット16は、その前端側が上方に向けて回動可能となっている。
複合機11の前面側には、使用時に操作される操作パネル部19が配置されている。操作パネル部19はメニュー画面等を表示するための表示部(例えば液晶ディスプレイ)20と、表示部20の周囲に設けられた種々の操作ボタン21とを備えている。
液体噴射装置12において操作パネル部19の下方にあたる位置は、筐体部13内から用紙Pを排出するための排出口22が開口している。なお、この排出口22は、筐体部13の副走査方向Yにおける第1端側となる第1側面13aに、副走査方向Yに沿う外方(前後方向における前方)に向けて開口するように形成されている。
筐体部13における排出口22の下方には、筐体部13内から排出される用紙Pを受ける排出トレイ23が引き出し可能に収納されるトレイ収納部23aが用紙Pの排出方向(前方向)へ突出形成された筐体部分によって構成されている。なお、操作パネル部19は、トレイ収納部23aよりも上方位置において下側が上側よりも用紙Pの排出方向側(前側)へ突出する傾斜面19aを呈する筐体部分によって構成されている。
液体噴射装置12の背面側には、用紙Pを載置するための載置台24が取り付けられている。また、液体噴射装置12には、液体供給チューブ25を介して、筐体部13の外側に配置された液体収容部26が接続されている。
スキャナーユニット14が開位置に配置されることで、図2に示すように筐体部13の上壁27及びこの上壁27に形成された開口部28が露出する。なお、図2においては、上壁27や筐体部13内の構成を明示するために、スキャナーユニット14及び載置台24の図示を省略している。
図2に示すように、筐体部13内には用紙Pを副走査方向Yに沿って搬送するための搬送ローラー30と、用紙Pを筐体部13外に排出するための排出ローラー31とが収容されている。また、副走査方向Yにおいて搬送ローラー30と排出ローラー31との間には、用紙Pを支持するための支持部材32が配置されている。
筐体部13内には、用紙Pの搬送経路の上方となる位置に、本体フレーム33が主走査方向Xに延びるように設けられている。本体フレーム33の前面側には、キャリッジ34が主走査方向Xに沿って往復移動可能な状態で保持されている。キャリッジ34の下面側には、液体の一例としてのインクを噴射可能な液体噴射ヘッド35が保持されている。また、液体噴射ヘッド35を搭載した状態で用紙Pに対する主走査方向Xに移動可能なキャリッジ34の上部には、液体噴射ヘッド35に連通する図示しない液体供給路が内部に形成された中継アダプター36が装着されている。
中継アダプター36には、液体供給チューブ25の下流端が接続されている。また、液体供給チューブ25の上流端は、キャリッジ34の主走査方向Xに沿う移動領域の外側に配置された液体収容部26に接続されている。そして、液体供給チューブ25は、上壁27に形成された開口部28を通じて筐体部13の外側から筐体部13の内側に導入されている。
筐体部13には、液体供給チューブ25を挿通可能な切欠部37が形成されている。切欠部37に挿通された液体供給チューブ25は、上壁27上において開口部28の後方側から開口部28内に向けて引き回された後に、中継アダプター36の前面側に接続されている。すなわち、液体供給チューブ25は、液体収容部26と液体噴射ヘッド35との間を接続している。
そして、搬送ローラー30によって支持部材32上に搬送された用紙Pに対して、液体収容部26から液体供給チューブ25及び中継アダプター36を介して供給されたインクが液体噴射ヘッド35から噴射されることで、記録(印刷)が行われる。
図3に示すように、筐体部13は、キャリッジ34の移動領域を覆うような態様となっている。そして、本体フレーム33の後面側において右端側となる位置には、キャリッジ34を主走査方向Xに移動させるためのキャリッジモーター38が取り付けられている。また、本体フレーム33の後面側において左端側となる位置には、搬送ローラー30及び排出ローラー31を回転させるための搬送モーター39が配置されている。
さらに、本体フレーム33の後面側において左側寄りとなる位置には、回路基板部40が固定されている。そして、回路基板部40とキャリッジ34とは、平板状の可撓性ケーブル41を介して接続されている。また、キャリッジモーター38及び搬送モーター39は、図示しない信号線を介して回路基板部40と接続されている。
ここで、キャリッジ34の主走査方向Xにおける移動領域において右端側となる位置(図3においてキャリッジ34が配置されている位置)は、キャリッジ34のホーム位置となっている。
支持部材32の右方であって、ホーム位置と対応する位置には、液体噴射ヘッド35のメンテナンスを行うためのメンテナンス装置42が配置されている。メンテナンス装置42は、液体噴射ヘッド35に当接することで液体噴射ヘッド35に形成された液体噴射ノズル(図示略)を閉空間内に封止する有底箱状のキャップ(図示略)や、キャップ内を吸引するための吸引ポンプ(図示略)などを備えている。
メンテナンス装置42の後方には、吸引ポンプの駆動等によって液体噴射ヘッド35内から排出された廃インクを収容するための廃液収容部43が配置されている。なお、廃液収容部43は、筐体部13後部の右側に、主走査方向Xが長手方向となるように配置されている。
図4に示すように、廃液収容部43は筐体部13の後部において後方に突出する態様となっている。そして、筐体部13の副走査方向Yにおける第2端側となる第2側面13b(後面)において廃液収容部43と主走査方向Xに並ぶ位置には、副走査方向Yに沿う外方(前後方向における後方)に向けて開口する凹部44が形成されている。
図5に示すように、筐体部13の第2側面13bに形成された凹部44は、後方及び下方に向けて開口している。また、凹部44の内側面のうち、主走査方向Xに沿う内側面44aと副走査方向Yにおいて対応する位置には、商用電源より交流電力を入力して直流電力に変換するための電源装置45が配置されている。また、電源装置45には、後方に向けて開口するように、電源コードの着脱口46が設けられている。なお、図5においては、筐体部13の構成を明示するために、液体供給チューブ25及び液体収容部26の図示を省略している。
次に、液体噴射装置12の作用について説明する。
図6に示すように、筐体部13内には、本体フレーム33、回路基板部40、メンテナンス装置42、廃液収容部43及び電源装置45などの構成要素が収容されている。そして、電源装置45は、凹部44の内側面のうち、主走査方向Xに沿う内側面44aと副走査方向Yにおいて対応する位置に配置された状態で、図示しない電線を介して回路基板部40と接続されている。また、廃液収容部43は、筐体部13内において凹部44の内側面のうち副走査方向Yに沿う内側面44bの部位と主走査方向Xにおいて対応する位置に配置されている。
図6に示すように、筐体部13内には、本体フレーム33、回路基板部40、メンテナンス装置42、廃液収容部43及び電源装置45などの構成要素が収容されている。そして、電源装置45は、凹部44の内側面のうち、主走査方向Xに沿う内側面44aと副走査方向Yにおいて対応する位置に配置された状態で、図示しない電線を介して回路基板部40と接続されている。また、廃液収容部43は、筐体部13内において凹部44の内側面のうち副走査方向Yに沿う内側面44bの部位と主走査方向Xにおいて対応する位置に配置されている。
ここで、液体噴射装置12は、外部タンクである液体収容部26からインクの供給を受けることで、より大量の記録処理を連続的に行うことが可能となっている。また、液体噴射装置12は、液体噴射ヘッド35のメンテナンスに伴って排出される廃液の排出量の増大に対応して、従来よりも大型の廃液収容部43を備えている。
そのため、廃液収容部43の大型化に伴って筐体部13を後方に拡大し、その後部に電源コードの着脱口46及び電源装置45を設けると、電源装置45と回路基板部40との間の配線距離が長くなってしまう。これに対して、液体噴射装置12は、筐体部13に設けた凹部44の内奥側に着脱口46及び電源装置45を配置することで、電源装置45及び回路基板部40の配置を大きく変更することなく、廃液収容部43の大型化を実現している。
なお、筐体部13内において、主走査方向Xの第1端側にはメンテナンス装置42及び廃液収容部43が配置される一方、主走査方向Xの第2端側には回路基板部40及び電源装置45が配置されている。そのため、メンテナンス装置42から廃液収容部43につながる廃液の流路及び電源装置45と回路基板部40との間の配線距離を短くすることが可能となる。
さらに、筐体部13において、副走査方向Yにおける第1端側となる第1側面13aには排出口22が形成されている一方、筐体部13の副走査方向Yにおける第2端側となる第2側面13bには凹部44が形成されている。そのため、筐体部13の凹部44と排出口22とに手を掛けることが可能となり、複合機11を持ち運び易くなっている。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)電源装置45は凹部44の内側面のうち最も内奥側に位置する内側面44aの部位と対応する位置に配置される。そのため、筐体部13内において凹部44の内側面のうち副走査方向Yに沿う内側面44bの部位と主走査方向Xにおいて対応する位置に廃液収容部43などの別の構成要素を配置しつつ、電源装置45と回路基板部40との離間距離の延長を抑制することができる。
(1)電源装置45は凹部44の内側面のうち最も内奥側に位置する内側面44aの部位と対応する位置に配置される。そのため、筐体部13内において凹部44の内側面のうち副走査方向Yに沿う内側面44bの部位と主走査方向Xにおいて対応する位置に廃液収容部43などの別の構成要素を配置しつつ、電源装置45と回路基板部40との離間距離の延長を抑制することができる。
(2)廃液収容部43は筐体部13内において凹部44の内側面のうち、副走査方向Yに沿う内側面44bの部位と主走査方向Xにおいて対応する位置に配置される。そのため、筐体部13内における電源装置45の配置を大きく変更することなく、廃液収容部43の占有領域を拡大することができる。
(3)メンテナンス装置42と廃液収容部43とが主走査方向Xにおいて同じ端部側に配置されるので、メンテナンス装置42によって回収された廃液を廃液収容部43に排出するための流路を短くすることができる。また、回路基板部40と電源装置45とが主走査方向Xにおいて同じ端部側に配置されるので、電源装置45と回路基板部40との間の配線距離を短くすることができる。
(4)液体収容部26は筐体部13の外側に配置されるので、筐体部13の形状や大きさに規制されることなく、液体収容部26の形状や容量を設定することができる。
(5)筐体部13の第1側面13aに開口する排出口22と、筐体部13の第2側面13bに開口する凹部44とに手を掛けることができるので、液体噴射装置12を持ち運び易くすることができる。
(5)筐体部13の第1側面13aに開口する排出口22と、筐体部13の第2側面13bに開口する凹部44とに手を掛けることができるので、液体噴射装置12を持ち運び易くすることができる。
(第2実施形態)
次に、液体噴射装置を複合機に備えられたインクジェット式プリンターに具体化した第2実施形態について、上記第1実施形態と異なる点を中心に図7を参照して説明する。
次に、液体噴射装置を複合機に備えられたインクジェット式プリンターに具体化した第2実施形態について、上記第1実施形態と異なる点を中心に図7を参照して説明する。
図7に示すように、本実施形態の液体噴射装置12において、液体供給チューブ25は、固定部材47によって筐体部13の主走査方向Xと交差する側壁13cに固定されている。そして、筐体部13とスキャナー本体部15との間には、液体供給チューブ25を挿通可能な隙間形成部材48が配置されている。
そして、隙間形成部材48に挿通された液体供給チューブ25は、上壁27上において開口部28の前方側から引き回された後に中継アダプター36の前面側に接続されている。なお、本実施形態の液体噴射装置12は、筐体部13に切欠部37が形成されていない。
次に、本実施形態における液体噴射装置12の作用について説明する。
本実施形態の液体噴射装置12は、筐体部13に切欠部37が形成されていない。そのため、スキャナー本体部15が自重等によって開位置から閉位置に向けて回動すると、筐体部13とスキャナー本体部15との間に液体供給チューブ25が挟まれてしまう虞がある。
本実施形態の液体噴射装置12は、筐体部13に切欠部37が形成されていない。そのため、スキャナー本体部15が自重等によって開位置から閉位置に向けて回動すると、筐体部13とスキャナー本体部15との間に液体供給チューブ25が挟まれてしまう虞がある。
その点、液体噴射装置12においては、筐体部13とスキャナー本体部15との間に配置された隙間形成部材48がスキャナー本体部15を支持することで、液体供給チューブ25を挿通するための隙間が確保される。
上記実施形態によれば、上述した(1)〜(5)の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(6)筐体部13とスキャナー本体部15との間には隙間形成部材48が配置されているので、スキャナー本体部15が自重等によって開位置から閉位置に向けて回動した場合にも、液体供給チューブ25を挿通するための空間を確保することができる。また、液体供給チューブ25は固定部材47によって筐体部13に固定されているので、液体供給チューブ25を束ねた状態で隙間形成部材48側に導くことができる。
(6)筐体部13とスキャナー本体部15との間には隙間形成部材48が配置されているので、スキャナー本体部15が自重等によって開位置から閉位置に向けて回動した場合にも、液体供給チューブ25を挿通するための空間を確保することができる。また、液体供給チューブ25は固定部材47によって筐体部13に固定されているので、液体供給チューブ25を束ねた状態で隙間形成部材48側に導くことができる。
(第3実施形態)
次に、液体噴射装置をインクジェット式プリンターに具体化した第3実施形態について、図を参照して説明する。
次に、液体噴射装置をインクジェット式プリンターに具体化した第3実施形態について、図を参照して説明する。
図8に示すように、液体噴射装置52は、略直方体形状の筐体部53を備えている。筐体部53の副走査方向Yにおける第1端側となる第1側面53a側には、各種操作を行うための操作パネル部54が配置されている。第1側面53aにおいて操作パネル部54の下方にあたる位置は、筐体部53内から用紙Pを排出するための排出口55が副走査方向Yに沿う外方(前方)に向けて開口するように形成されている。
筐体部53における排出口55の下方には、筐体部53内から排出される用紙Pを受ける排出トレイ56が引き出し可能に収納されるトレイ収納部56aが設けられている。なお、操作パネル部54は、トレイ収納部56aよりも上方位置において下側が上側よりも用紙Pの排出方向側(前側)へ突出する傾斜面54aを呈した状態で使用時に操作される。
筐体部53の上側後部には、用紙Pを載置するための載置台57と、筐体部53内のメンテナンス等を行うためのカバー部材58とが開閉可能に取り付けられている。また、カバー部材58には、閉状態とされた場合に載置台57と上下方向Zに重複する上側の位置に、載置台57が折り畳まれて収容可能な載置台収容部59が凹設されている。
載置台57及びカバー部材58は、前端側が上方に向けて回動することで開位置に配置される。また、載置台57が図8に示す開位置に配置されることで、筐体部53の上側後部に形成された給紙口58aが露出する。そして、液体噴射装置52には、液体供給チューブ25を介して、筐体部53の外側に配置された液体収容部26が接続されている。
図9に示すように、カバー部材58が開位置に配置されることで、筐体部53の上壁60及びこの上壁60に形成された開口部61が露出する。また、筐体部53内には、用紙Pを搬送するための搬送ローラー30と、用紙Pを排出するための排出ローラー31とが収容されている。さらに、副走査方向Yにおいて搬送ローラー30と排出ローラー31との間には、用紙Pを支持するための支持部材32が配置されている。
筐体部13内には、用紙Pの搬送経路の上方となる位置に、本体フレーム33が主走査方向Xに延びるように設けられている。本体フレーム33の前面側には、キャリッジ34が主走査方向Xに沿って往復移動可能な状態で保持されている。キャリッジ34の下面側には液体噴射ヘッド35が保持されている。また、キャリッジ34の上部には、中継アダプター36が装着されている。
中継アダプター36には、液体供給チューブ25の下流端が接続されている。また、液体供給チューブ25の上流端は、キャリッジ34の主走査方向Xに沿う移動領域の外側に配置された液体収容部26に接続されている。そして、液体供給チューブ25は、上壁60上において開口部61の後方側から開口部61内に向けて引き回された後に、中継アダプター36の前面側に接続されている。すなわち、液体供給チューブ25は、液体収容部26と液体噴射ヘッド35との間を接続している。
なお、カバー部材58には、液体供給チューブ25を挿通可能な切欠部62が形成されている。また、液体供給チューブ25は、カバー部材58に形成された切欠部62を通じて筐体部53の上面側に向けて導入されている。
そして、搬送ローラー30によって支持部材32上に搬送された用紙Pに対して、液体収容部26から液体供給チューブ25及び中継アダプター36を介して供給されたインクが液体噴射ヘッド35から噴射されることで、記録(印刷)が行われる。
図10に示すように、筐体部53は、キャリッジ34の移動領域を覆うような態様となっている。そして、本体フレーム33の後面側において右端側となる位置には、キャリッジ34を主走査方向Xに移動させるためのキャリッジモーター38が取り付けられている。また、本体フレーム33の後面側において左端側となる位置には、搬送ローラー30及び排出ローラー31を回転させるための搬送モーター39が配置されている。
さらに、本体フレーム33の後面側において左側寄りとなる位置には、回路基板部40が固定されている。そして、回路基板部40とキャリッジ34とは、平板状の可撓性ケーブル41を介して接続されている。また、キャリッジモーター38及び搬送モーター39は、図示しない信号線を介して回路基板部40と接続されている。
ここで、キャリッジ34の主走査方向Xにおける移動領域において右端側となる位置(図10においてキャリッジ34が配置されている位置)は、キャリッジ34のホーム位置となっている。
支持部材32の右方であって、ホーム位置と対応する位置には、液体噴射ヘッド35のメンテナンスを行うためのメンテナンス装置42が配置されている。メンテナンス装置42は、液体噴射ヘッド35に当接することで液体噴射ヘッド35に形成された液体噴射ノズル(図示略)を閉空間内に封止する有底箱状のキャップ(図示略)や、キャップ内を吸引するための吸引ポンプ(図示略)などを備えている。
メンテナンス装置42の後方には、吸引ポンプの駆動等によって液体噴射ヘッド35内から排出された廃インクを収容するための廃液収容部43が配置されている。なお、廃液収容部43は、筐体部53後部の右側に、主走査方向Xが長手方向となるように配置されている。
図11に示すように、筐体部53の副走査方向Yにおける第2端側となる第2側面53b(後面)において廃液収容部43と主走査方向Xに並ぶ位置には、副走査方向Yに沿う外方(後方)に向けて開口する凹部63が形成されている。
図12に示すように、筐体部53の第2側面53bに形成された凹部63は、後方及び下方に向けて開口している。また、この凹部63の内側面のうち、主走査方向Xに沿う内側面63aと副走査方向Yにおいて対応する位置には、商用電源より交流電力を入力して直流電力に変換するための電源装置45が配置されている。また、電源装置45には、後方に向けて開口するように、電源コードの着脱口46が設けられている。なお、図12においては、筐体部13の構成を明示するために、液体供給チューブ25及び液体収容部26の図示を省略している。
次に、本実施形態における液体噴射装置52の作用について説明する。
図13に示すように、筐体部53内には、本体フレーム33、回路基板部40、メンテナンス装置42、廃液収容部43及び電源装置45などの構成要素が収容されている。そして、電源装置45は、凹部63の内側面のうち、主走査方向Xに沿う内側面63aと副走査方向Yにおいて対応する位置に配置された状態で、図示しない電線を介して回路基板部40と接続されている。また、廃液収容部43は、筐体部13内において凹部63の内側面のうち副走査方向Yに沿う内側面63bの部位と主走査方向Xにおいて対応する位置に配置されている。
図13に示すように、筐体部53内には、本体フレーム33、回路基板部40、メンテナンス装置42、廃液収容部43及び電源装置45などの構成要素が収容されている。そして、電源装置45は、凹部63の内側面のうち、主走査方向Xに沿う内側面63aと副走査方向Yにおいて対応する位置に配置された状態で、図示しない電線を介して回路基板部40と接続されている。また、廃液収容部43は、筐体部13内において凹部63の内側面のうち副走査方向Yに沿う内側面63bの部位と主走査方向Xにおいて対応する位置に配置されている。
ここで、液体噴射装置52は、外部タンクである液体収容部26からインクの供給を受けることで、より大量の記録処理を連続的に行うことが可能となっている。また、液体噴射装置52は、液体噴射ヘッド35のメンテナンスに伴って排出される廃液の排出量の増大に対応して、従来よりも大型の廃液収容部43を備えている。
そのため、廃液収容部43の大型化に伴って筐体部53を後方に拡大し、その後部に電源コードの着脱口46及び電源装置45を設けると、電源装置45と回路基板部40との間の配線距離が長くなってしまう。これに対して、液体噴射装置52は、筐体部53に設けた凹部63の内奥側に着脱口46及び電源装置45を配置することで、電源装置45及び回路基板部40の配置を大きく変更することなく、廃液収容部43の大型化を実現している。
なお、筐体部53内において、主走査方向Xの第1端側にはメンテナンス装置42及び廃液収容部43が配置される一方、主走査方向Xの第2端側には回路基板部40及び電源装置45が配置されている。そのため、メンテナンス装置42から廃液収容部43につながる廃液の流路及び電源装置45と回路基板部40との間の配線距離を短くすることが可能となる。
さらに、筐体部53において、副走査方向Yにおける第1端側となる第1側面53aには排出口55が形成されている一方、筐体部53の副走査方向Yにおける第2端側となる第2側面53bには凹部63が形成されている。そのため、筐体部53の凹部63と排出口55とに手を掛けることが可能となり、液体噴射装置52を持ち運び易くなっている。
そして、上記実施形態によれば、上述した(1)〜(5)の効果と同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
次に、液体噴射装置をインクジェット式プリンターに具体化した第4実施形態について、上記第3実施形態と異なる点を中心に図14を参照して説明する。
(第4実施形態)
次に、液体噴射装置をインクジェット式プリンターに具体化した第4実施形態について、上記第3実施形態と異なる点を中心に図14を参照して説明する。
図14に示すように、本実施形態の液体噴射装置52は、カバー部材58が取りはずされている点が第3実施形態と異なっている。なお、図14においては、載置台57の図示を省略している。
そして、本実施形態の液体噴射装置52においては、カバー部材58に切欠部62を設けなくてもよいし、隙間形成部材48のような部材によって液体供給チューブ25を保護しなくてもよい。
上記実施形態によれば、上述した(1)〜(5)の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(7)カバー部材58に切欠部62を設けたり、隙間形成部材48のような部材を設けたりすることなく、液体供給チューブ25を筐体部53内に導入するための空間を確保することができる。
(7)カバー部材58に切欠部62を設けたり、隙間形成部材48のような部材を設けたりすることなく、液体供給チューブ25を筐体部53内に導入するための空間を確保することができる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・筐体部13,53の外側に配置される液体収容部26の一部または全部を凹部44,63に収容可能な形状として、液体収容部26の一部または全部を凹部44,63内に収容するようにしてもよい。この構成によれば、液体収容部26を凹部44,63に収容することで、凹部44,63内のスペースを有効に活用することができる。
・筐体部13,53の外側に配置される液体収容部26の一部または全部を凹部44,63に収容可能な形状として、液体収容部26の一部または全部を凹部44,63内に収容するようにしてもよい。この構成によれば、液体収容部26を凹部44,63に収容することで、凹部44,63内のスペースを有効に活用することができる。
・凹部44,63が下方に向けて開口しないようにしてもよい。
・凹部44,63を筐体部13,53の主走査方向Xと交差する側壁に設けてもよい。
・廃液収容部43が配置されている領域に、キャリッジモーター38や搬送モーター39、メンテナンス装置42などの他の構成要素を配置してもよい。
・凹部44,63を筐体部13,53の主走査方向Xと交差する側壁に設けてもよい。
・廃液収容部43が配置されている領域に、キャリッジモーター38や搬送モーター39、メンテナンス装置42などの他の構成要素を配置してもよい。
・筐体部13,53内において、回路基板部40、メンテナンス装置42、廃液収容部43及び電源装置45などの構成要素の配置を変更してもよい。
・キャリッジ34に中継アダプター36を搭載しない構成としてもよい。すなわち、液体収容部26から液体供給チューブ25を通じて供給されるインクを、中継アダプター36を介さずに液体噴射ヘッド35側へと供給するようにしてもよい。
・キャリッジ34に中継アダプター36を搭載しない構成としてもよい。すなわち、液体収容部26から液体供給チューブ25を通じて供給されるインクを、中継アダプター36を介さずに液体噴射ヘッド35側へと供給するようにしてもよい。
・固定部材47及び隙間形成部材48の形状や配置、設置数などは任意に変更することができる。また、固定部材47及び隙間形成部材48のうち何れか一方を備えない構成としてもよい。
・ターゲットは用紙に限らず、樹脂フィルムや金属板、布帛などでもよい。
・上記実施形態において、液体噴射装置は、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置であってもよい。なお、液体噴射装置から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体は、液体噴射装置から噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造等に用いられる電極材や色材等の材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置がある。また、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置であってもよい。また、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置であってもよい。
・上記実施形態において、液体噴射装置は、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置であってもよい。なお、液体噴射装置から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体は、液体噴射装置から噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造等に用いられる電極材や色材等の材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置がある。また、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置であってもよい。また、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置であってもよい。
12,52…液体噴射装置、13,53…筐体部、13a,53a…第1側面、13b,53b…第2側面、19,54…操作パネル部、19a,54a…傾斜面、22,55…排出口、23,56…排出トレイ、23a,56a…トレイ収納部、25…液体供給チューブ、26…液体収容部、34…キャリッジ、35…液体噴射ヘッド、40…回路基板部、42…メンテナンス装置、43…廃液収容部、44,63…凹部、44a,44b,63a,63b…内側面、45…電源装置、57…載置台、58…カバー部材、59…載置台収容部、P…ターゲットの一例としての用紙、X…主走査方向、Y…副走査方向。
Claims (6)
- ターゲットに対して液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
該液体噴射ヘッドを搭載した状態で前記ターゲットに対する主走査方向に移動可能なキャリッジと、
該キャリッジの前記主走査方向に沿う移動領域の外側に配置された液体収容部と前記液体噴射ヘッドとの間を接続する液体供給チューブと、
前記キャリッジの前記移動領域を覆うとともに、前記主走査方向と交差する副走査方向に沿う外方に向けて開口する凹部が形成された筐体部と、
該筐体部内に収容される回路基板部と、
前記凹部の内側面のうち前記主走査方向に沿う内側面と前記副走査方向において対応する位置に配置された状態で前記回路基板部と電線を介して接続される電源装置と、
を備え、
前記筐体部は、当該筐体部内から排出される前記ターゲットを受ける排出トレイが引き出し可能に収納されるトレイ収納部が前記ターゲットの排出方向へ突出形成された筐体部分によって構成されるとともに、使用時に操作される操作パネル部が前記トレイ収納部よりも上方位置において下側が上側よりも前記排出方向側へ突出する傾斜面を呈する筐体部分によって構成されることを特徴とする液体噴射装置。 - ターゲットに対して液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
該液体噴射ヘッドを搭載した状態で前記ターゲットに対する主走査方向に移動可能なキャリッジと、
該キャリッジの前記主走査方向に沿う移動領域の外側に配置された液体収容部と前記液体噴射ヘッドとの間を接続する液体供給チューブと、
前記キャリッジの前記移動領域を覆うとともに、前記主走査方向と交差する副走査方向に沿う外方に向けて開口する凹部が形成された筐体部と、
該筐体部に対して変位可能なカバー部材と、
前記筐体部内に収容される回路基板部と、
前記凹部の内側面のうち前記主走査方向に沿う内側面と前記副走査方向において対応する位置に配置された状態で前記回路基板部と電線を介して接続される電源装置と、
を備え、
前記筐体部は、当該筐体部内から排出される前記ターゲットを受ける排出トレイが引き出し可能に収納されるトレイ収納部と、当該トレイ収納部よりも上方位置において下側が上側よりも前記ターゲットの排出方向側へ突出する傾斜面を呈した状態で使用時に操作される操作パネル部と、を有し、
前記カバー部材は、前記ターゲットを載置する載置台が折り畳まれて収容可能な載置台収容部を有することを特徴とする液体噴射装置。 - 前記液体噴射ヘッドから排出された廃液を収容するために、前記筐体部内において前記凹部の内側面のうち副走査方向に沿う内側面の部位と前記主走査方向において対応する位置に廃液収容部をさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体噴射装置。
- 前記液体噴射ヘッドのメンテナンスを行うためのメンテナンス装置をさらに備え、
前記筐体部内において、前記主走査方向の第1端側には前記メンテナンス装置及び前記廃液収容部が配置される一方、前記主走査方向の第2端側には前記回路基板部及び前記電源装置が配置されることを特徴とする請求項3に記載の液体噴射装置。 - 前記液体収容部は前記筐体部の外側に配置されるとともに、前記凹部に収容可能な形状を有することを特徴とする請求項1〜請求項4のうち何れか一項に記載の液体噴射装置。
- 前記筐体部において、前記副走査方向における第1端側となる第1側面には、前記ターゲットを前記筐体部内から排出するための排出口が前記副走査方向に沿う外方に向けて開口するように形成されている一方、前記副走査方向における第2端側となる第2側面には前記凹部が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の液体噴射装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012178014A JP2014034182A (ja) | 2012-08-10 | 2012-08-10 | 液体噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012178014A JP2014034182A (ja) | 2012-08-10 | 2012-08-10 | 液体噴射装置 |
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JP2014034182A true JP2014034182A (ja) | 2014-02-24 |
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Family Applications (1)
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JP2012178014A Pending JP2014034182A (ja) | 2012-08-10 | 2012-08-10 | 液体噴射装置 |
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JP (1) | JP2014034182A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107128085A (zh) * | 2016-02-26 | 2017-09-05 | 精工爱普生株式会社 | 记录装置 |
-
2012
- 2012-08-10 JP JP2012178014A patent/JP2014034182A/ja active Pending
Cited By (3)
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CN107128085A (zh) * | 2016-02-26 | 2017-09-05 | 精工爱普生株式会社 | 记录装置 |
US10173427B2 (en) | 2016-02-26 | 2019-01-08 | Seiko Epson Corporation | Recording apparatus |
CN107128085B (zh) * | 2016-02-26 | 2019-08-06 | 精工爱普生株式会社 | 记录装置 |
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