JP2016132109A - 液体供給ユニット、液体噴射システム - Google Patents
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Abstract
【課題】液体噴射装置の構造物に干渉する液体供給ユニットを液体噴射装置に適用することが困難である。【解決手段】液体噴射ヘッドを含む第1部分2と、第1方向に延びる回動軸59を軸として第1部分2に対し回動可能に接続された第2部分3と、第2部分3が第1部分2に対して開いた状態に第2部分3を支持する支持部材57と、を備える液体噴射装置に装着可能なカートリッジ9であって、液体を収容可能な液体収容部を備え、第1方向と直交し、第1部分2から第2部分3に向かう方向をZ軸方向と定義したとき、カートリッジ9の外壁55は、カートリッジ9をホルダー25に装着した状態において、第1部分2よりもZ軸方向に突出する突出部54を有する、ことを特徴とする液体供給ユニット。【選択図】図11
Description
本発明は、液体供給ユニット、液体噴射システム等に関する。
液体噴射装置の一例であるインクジェットプリンターでは、印刷用紙などの印刷媒体に、印刷ヘッドから液体の一例であるインクを吐出させることによって、印刷媒体への印刷が行われる。インクジェットプリンターでは、液体供給ユニットの一例であるインクカートリッジからインクの供給を受けるものが知られている。このようなインクカートリッジにおいて、従来、インクカートリッジの高さ方向の寸法を拡大したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載されたインクカートリッジでは、インクが収容される収容部の容積を高さ方向に拡張することができるので、収容部に収容可能なインクの量を増大させることができる。しかしながら、このようなインクカートリッジを、ケースや蓋などの構造物で覆われたインクジェットプリンターに適用すると、インクカートリッジが構造物に干渉してしまう。このため、このようなインクカートリッジを構造物で覆われたインクジェットプリンターに適用することは困難である。つまり、従来、液体噴射装置の構造物に干渉する液体供給ユニットを液体噴射装置に適用することが困難であるという課題があった。
本発明は、少なくとも上述の課題を解決することができるものであり、以下の形態又は適用例として実現され得る。
[適用例1]第1方向に移動可能なキャリッジユニットと、前記キャリッジユニットに取り付けられた液体噴射ヘッドと、前記第1方向と交差する第2方向に排紙可能な排紙機構と、を含む第1部分と、前記第1方向に沿う方向に延びる回動軸を軸として前記第1部分に対し回動可能に接続された第2部分と、前記第2部分が前記第1部分に対し0度より大きく90度より小さい角度を有するよう前記第2部分を支持する支持部と、を備える液体噴射装置の、前記キャリッジユニットに装着可能な液体供給ユニットであって、液体を収容可能な液体収容部と、前記液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能な液体供給部と、を備え、前記第1方向および前記第2方向と直交し、前記第1部分から前記第2部分に向かう方向を第3方向と定義したとき、前記液体収容部の外壁は、前記液体供給ユニットを前記キャリッジユニットに装着した状態において、前記第1部分よりも前記第3方向に突出する突出部を有する、ことを特徴とする液体供給ユニット。
この構成では、突出部によって液体収容部を第3方向に拡張することができるため、液体収容部の液体の収容量を増量することができる。
[適用例2]上記の液体供給ユニットであって、前記液体供給ユニットを前記キャリッジユニットに装着した状態において、前記液体噴射装置を前記第1方向に沿う方向から平面視したとき、前記突出部のうち、前記回動軸に近い第1領域より前記回動軸から遠い第2領域のほうが、前記第3方向に突出している、ことを特徴とする液体供給ユニット。
この構成では、液体供給ユニットの突出部を第3方向に突出させたとき、液体供給ユニットが第2部分にぶつかる危険性を低減できる。
[適用例3]上記の液体供給ユニットであって、前記第2領域は前記第1領域に対し傾斜している、ことを特徴とする液体供給ユニット。
この構成では、液体供給ユニットの突出部を第3方向に突出させたとき、液体供給ユニットが第2部分にぶつかる危険性を低減しつつ、液体収容部の液体の収容量を増量することができる。
[適用例4]上記の液体供給ユニットであって、前記液体を前記液体収容部に注入可能な液体注入部と、前記液体注入部に着脱可能な封止部材と、を備え、前記液体供給ユニットを前記キャリッジユニットに装着した状態において、前記封止部材は、前記第1部分よりも前記第3方向に突出している、ことを特徴とする液体供給ユニット。
この構成では、液体供給ユニットに液体注入部を形成する空間を設けることができる。
[適用例5]上記の液体供給ユニットであって、前記液体を前記液体収容部に注入可能な液体注入部と、前記液体注入部に着脱可能な封止部材と、を備え、前記外壁は、前記液体供給ユニットを前記キャリッジユニットに装着した状態において、前記第2方向に交差する第1面と前記液体収容部を挟んで前記第1面の反対側に位置する第2面とを有し、前記第1面は前記第2面よりも前記回動軸から遠い位置に位置し、前記液体注入部は、前記突出部のうち、前記第2面よりも前記第1面の近くに位置する、ことを特徴とする液体供給ユニット。
この構成では、第2部分を第1部分に対して開いたとき、第1部分と第2部分との隙間は、回動軸から遠い位置のほうが大きくなる。この液体供給ユニットでは、液体注入部が、第2面よりも回動軸から遠くに位置する第1面の近くに、すなわち第1部分と第2部分との隙間が大きい領域に設けられているので、液体供給ユニットをキャリッジユニットに装着したままでの液体の注入が容易になる。
[適用例6]第1方向に移動可能なキャリッジユニットと、前記キャリッジユニットに取り付けられた液体噴射ヘッドと、前記第1方向と交差する第2方向に排紙可能な排紙機構と、を含む第1部分と、前記第1方向に沿う方向に延びる回動軸を軸として前記第1部分に対し回動可能に接続された第2部分と、前記第2部分が前記第1部分に対し0度より大きく90度より小さい角度を有するよう前記第2部分を支持する支持部と、前記キャリッジユニットに装着され、液体を収容可能な液体収容部と、前記液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能な液体供給部と、を含む液体供給ユニットと、を備え、前記第1方向および前記第2方向と直交し、前記第1部分から前記第2部分に向かう方向を第3方向と定義したとき、前記液体収容部の外壁は、前記第1部分よりも前記第3方向に突出する突出部を有する、ことを特徴とする液体噴射システム。
この構成では、突出部によって液体収容部を第3方向に拡張することができるため、液体収容部の液体の収容量を増量することができる。
[適用例7]上記の液体噴射システムであって、前記液体噴射システムを前記第3方向に沿う方向から平面視したとき、前記液体供給ユニットは、前記支持部と前記回動軸との間に位置する、ことを特徴とする液体噴射システム。
この構成では、支持部が液体供給ユニットよりも回動軸から遠くに位置する。これにより、支持部が液体供給ユニットよりも回動軸の近くに位置する場合に比較して、回動軸が第2部分から受ける力を軽減することができる。このため、回動軸が破損しにくくなる。
実施形態について、液体噴射装置の一例であるプリンターを有する複合機を例に、図面を参照しながら説明する。本実施形態における複合機1は、図1に示すように、第1部分2と、第2部分3と、を有している。複合機1において、第1部分2と第2部分3とは、互いに重ねられている。第1部分2を使用する状態において、第2部分3は、第1部分2の鉛直上方に重なっている。なお、図1には、相互に直交する座標軸であるXYZ軸が付されている。これ以降に示す図についても必要に応じてXYZ軸が付されている。図1では、複合機1は、X軸とY軸とによって規定される水平な平面(XY平面)に配置されている。複合機1の使用状態において、Z軸方向は、XY平面に直交する方向であり、−Z軸方向が鉛直下方向となる。
複合機1では、図2に示すように、第2部分3が第1部分2に対して回動可能に構成されている。第1部分2は、ケース4を有している。ケース4内には、プリンター5が収容されている。また、第2部分3には、プリンター5に対面する位置にスキャナー6が配設されている。スキャナー6は、イメージセンサーなどの撮像素子(図示せず)を有している。スキャナー6は、用紙などの媒体に記録された画像などを、撮像素子を介して画像データとして読み取ることができる。このため、スキャナー6は、画像などの読み取り装置として機能する。スキャナー6は、上述したようにプリンター5に対して回動可能に構成されているので、プリンター5の蓋としての機能も有している。
プリンター5は、液体の一例であるインクによって、印刷用紙などの印刷媒体Pに印刷を行うことができる。第1部分2には、印刷媒体Pを複合機1の外に排出可能な排紙部7が形成されている。プリンター5によって印刷が施された印刷媒体Pは、排紙部7から複合機1の外に排出される。インクは、水性インクと油性インクのいずれか一方に限定されるものではない。水性溶媒に溶質が溶解した構成を有するもの、水性分散媒に分散質が分散した構成を有するもの、油性溶媒に溶質が溶解した構成を有するもの、油性分散媒に分散質が分散した構成を有するもののいずれでもよい。
プリンター5には、図3に示すように、液体供給ユニットの一例であるカートリッジ9が着脱可能に装着される。本実施形態では、プリンター5に供給されるインクがカートリッジ9に収容されている。なお、プリンター5にカートリッジ9が装着された状態での複合機1が液体噴射システムに対応する。ここで、本実施形態では、第2部分3にスキャナー6が配設された複合機1が例示されているが、スキャナー6を省略した構成も採用され得る。この場合、第1部分2に配設されたプリンター5に対して、第2部分3が蓋として機能する。この構成において、プリンター5にカートリッジ9が装着された構成が、液体噴射システムと表記される。液体噴射システムでは、カートリッジ9に収容されたインクで印刷媒体Pに印刷を行うことができる。
プリンター5は、副走査送り機構と、主走査送り機構と、ヘッド駆動機構と、を有している。副走査送り機構は、図示しない紙送りモーターを動力とする紙送りローラー11を用いて印刷用紙PをY軸方向に搬送する。主走査送り機構は、キャリッジモーター13の動力を用いて、駆動ベルト15に接続されたキャリッジユニット17をX軸に沿って往復動させる。ヘッド駆動機構は、キャリッジユニット17に備えられた印刷ヘッド19を駆動して液体としてのインクの吐出及びドット形成を実行する。プリンター5は、さらに、上述した各機構を制御するための制御部21を備えている。印刷ヘッド19は、フレキシブルケーブル23を介して制御部21に接続されている。
ここで、X軸に沿う方向は、X軸と完全に平行な方向に限定されず、X軸に直交する方向を除いて、誤差や公差等により傾いた方向も含む。同様に、Y軸に沿う方向は、Y軸と完全に平行な方向に限定されず、Y軸に直交する方向を除いて、誤差や公差等により傾いた方向も含む。Z軸に沿う方向は、Z軸と完全に平行な方向に限定されず、Z軸に直交する方向を除いて、誤差や公差等により傾いた方向も含む。つまり、任意の軸や面に沿う方向は、これらの任意の軸や面に完全に平行な方向に限定されず、これらの任意の軸や面に直交する方向を除いて、誤差や公差等により傾いた方向も含む。
キャリッジユニット17は、ホルダー25と、液体噴射ヘッドの一例である印刷ヘッド19とを備えている。ホルダー25は、複数のカートリッジ9を装着可能に構成されており、印刷ヘッド19の上側に配置されている。本実施形態では、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン、ライトマゼンタ、及びライトシアンの6種類のカートリッジ9が、ホルダー25に1つずつ装着される。6つのカートリッジ9は、それぞれ、ホルダー25に対して着脱可能に構成されている。なお、カートリッジ9の種類は、上記の6種類に限定されず、他の任意の種類も採用され得る。また、ホルダー25に装着可能なカートリッジ9の個数は、6つに限定されず、1つ以上の任意の個数が採用され得る。印刷ヘッド19は、インクを吐出することによりインクを噴射する液体噴射ヘッド(液体噴射部)として機能する。
ホルダー25は、図4に示すように、凹部31を有している。カートリッジ9は、ホルダー25の凹部31内に装着される。本実施形態では、凹部31内に6つのカートリッジ9が収容され得る。本実施形態では、凹部31内に装着される6つのカートリッジ9は、相互に隙間をあけた状態で凹部31内に収容される。凹部31内には、凹部31内に装着される6つのカートリッジ9のそれぞれに対応する装着位置が規定されている。6つの装着位置は、凹部31内において、X軸に沿って並んでいる。つまり、6つのカートリッジ9は、X軸に沿って並んだ状態で凹部31内に収容される。
凹部31内には、ホルダー25の底部に、6つの導入部33が設けられている。6つの導入部33は、それぞれ、装着位置ごとに設けられている。つまり、6つの導入部33は、それぞれ、凹部31内に装着される6つのカートリッジ9のそれぞれに対応して設けられている。このため、6つの導入部33は、凹部31内において、X軸に沿って並んでいる。そして、ホルダー25に装着される6つのカートリッジ9は、凹部31内において、X軸に沿って並ぶ。カートリッジ9に収容されたインクは、導入部33からプリンター5に供給される。つまり、カートリッジ9に収容されたインクは、導入部33を介して印刷ヘッド19に供給される。
ここで、プリンター5の主走査送り機構は、重量が400gfの物体を往復動させることができるよう設定されている。仮に、キャリッジユニット17の重量が150gfであった場合、主走査送り機構が制御できる6つのカートリッジ9の総重量は最大で250gfとなる。つまり、キャリッジユニット17の重量よりも複数のカートリッジ9の総重量が重くなるよう、キャリッジユニット17に複数のカートリッジ9を搭載することができる。
カートリッジ9について種々の実施例を説明する。なお、以下においては、カートリッジ9を実施例ごとに識別するため、カートリッジ9の符号に、実施例ごとに異なるアルファベット文字を付記する。
(実施例1)
実施例1におけるカートリッジ9Aについて説明する。カートリッジ9Aは、図5に示すように、合成樹脂で構成されたケース41と、ケース41内に形成された液体収容部42と、ケース41の底面に設けられた液体供給部43と、回路基板44と、を有している。ケース41の前面45(+Y軸方向側の面)には、第1突出部46が設けられている。第1突出部46は、カートリッジ9Aがホルダー25に装着されたときに、ホルダー25に設けられたレバー47(図4)によって係止される。ケース41の背面48(−Y軸方向の面)には、第2突出部49が設けられている。第2突出部49は、カートリッジ9Aがホルダー25に装着されたときに、ホルダー25に設けられた係合穴51に係合する。上記により、図6に示すように、カートリッジ9Aがホルダー25に装着される。
実施例1におけるカートリッジ9Aについて説明する。カートリッジ9Aは、図5に示すように、合成樹脂で構成されたケース41と、ケース41内に形成された液体収容部42と、ケース41の底面に設けられた液体供給部43と、回路基板44と、を有している。ケース41の前面45(+Y軸方向側の面)には、第1突出部46が設けられている。第1突出部46は、カートリッジ9Aがホルダー25に装着されたときに、ホルダー25に設けられたレバー47(図4)によって係止される。ケース41の背面48(−Y軸方向の面)には、第2突出部49が設けられている。第2突出部49は、カートリッジ9Aがホルダー25に装着されたときに、ホルダー25に設けられた係合穴51に係合する。上記により、図6に示すように、カートリッジ9Aがホルダー25に装着される。
図5に示す回路基板44には、ホルダー25の接点機構(図示せず)に接触する複数の端子が設けられている。また、回路基板44には、不揮発性メモリーなどの記憶装置(図示せず)が設けられている。回路基板44の複数の端子は、この記憶装置に電気的に接続されている。カートリッジ9Aがホルダー25に装着された状態において、回路基板44の複数の端子は、ホルダー25の接点機構に電気的に接触する。この接点機構は、フレキシブルケーブル23(図3)を介して制御部21に電気的に接続されている。そして、接点機構とカートリッジ9Aの記憶装置とが、回路基板44を介して電気的につながることによって、制御部21とカートリッジ9Aの記憶装置との間で各種情報の伝達が可能となる。
図5に示す液体供給部43は、ケース41内部の液体収容部42に連通している。液体供給部43は、カートリッジ9Aがホルダー25に装着された状態でホルダー25の導入部33(図4)に接続される。そして、カートリッジ9Aがホルダー25に装着された状態で、カートリッジ9Aの液体収容部42内のインクが液体供給部43からホルダー25の導入部33を介してプリンター5に供給される。
上記の構成を有するカートリッジ9Aは、図6に示すように、ホルダー25に装着された状態で、ホルダー25の凹部31内に納まる。このとき、カートリッジ9AのZ軸方向の端部は、ホルダー25のZ軸方向の端部よりも−Z軸方向に位置する。つまり、カートリッジ9Aがホルダー25に装着された状態で、カートリッジ9Aは、ホルダー25からZ軸方向に突出しない構成になっている。このため、複合機1を模式的に示す断面図である図7に示すように、カートリッジ9Aは、第1部分2よりも−Z軸方向に位置する。つまり、カートリッジ9Aがホルダー25に装着された状態で、カートリッジ9Aは、第2部分3が第1部分2に当接する面である当接面53からZ軸方向に突出しない構成になっている。
この構成により、実施例1では、カートリッジ9Aが装着された状態におけるキャリッジユニット17のZ軸方向の高さ寸法を低く抑えることができる。これにより、キャリッジユニット17の小型化が図られ、ひいては複合機1の小型化が図られる。なお、図7では、複合機1をYZ平面で切断したときの模式断面が示されている。当接面53は、第2部分3と第1部分2とが互いに当接する領域にわたる面である。本実施形態では、当接面53は、凹凸を含む面で構成されている。しかしながら、当接面53は、これに限定されず、凹凸を含まない面も採用され得る。
(実施例2)
実施例2におけるカートリッジ9Bについて説明する。カートリッジ9Bは、図8に示すように、ケース41Bを有している。カートリッジ9Bは、カートリッジ9A(図5)のケース41がケース41Bに替えられていることを除いて、実施例1のカートリッジ9Aと同様の構成を有している。このため、以下では、カートリッジ9Bにおいて、カートリッジ9Aと同様の構成については、カートリッジ9Aと同一の符号を付して詳細な説明を省略する。ケース41BのZ軸方向における高さ寸法は、実施例1のカートリッジ9Aのケース41のZ軸方向における高さ寸法よりも大きい。この点を除いて、ケース41Bは、ケース41と同様の構成を有している。
実施例2におけるカートリッジ9Bについて説明する。カートリッジ9Bは、図8に示すように、ケース41Bを有している。カートリッジ9Bは、カートリッジ9A(図5)のケース41がケース41Bに替えられていることを除いて、実施例1のカートリッジ9Aと同様の構成を有している。このため、以下では、カートリッジ9Bにおいて、カートリッジ9Aと同様の構成については、カートリッジ9Aと同一の符号を付して詳細な説明を省略する。ケース41BのZ軸方向における高さ寸法は、実施例1のカートリッジ9Aのケース41のZ軸方向における高さ寸法よりも大きい。この点を除いて、ケース41Bは、ケース41と同様の構成を有している。
上述したように、カートリッジ9Bでは、ケース41BのZ軸方向における高さ寸法がカートリッジ9Aのケース41のZ軸方向における高さ寸法よりも大きい。このため、カートリッジ9Bでは、液体収容部42の容量がカートリッジ9Aよりも大きい。よって、カートリッジ9Bでは、収容可能なインクの量がカートリッジ9Aよりも多い。この結果、実施例2では、実施例1に比較してカートリッジ9の交換頻度を軽減することができる。
実施例2では、カートリッジ9Bがホルダー25に装着された状態で、カートリッジ9Bは、図9に示すように、ホルダー25からZ軸方向に突出する。つまり、カートリッジ9Bがホルダー25に装着された状態で、カートリッジ9BのZ軸方向の端部は、ホルダー25のZ軸方向の端部よりもZ軸方向に位置する。このため、カートリッジ9Bがホルダー25に装着された状態で、カートリッジ9Bは、図10に示すように、第1部分2よりもZ軸方向に位置する。つまり、カートリッジ9Bがホルダー25に装着された状態で、カートリッジ9Bは、当接面53からZ軸方向に突出する。
なお、カートリッジ9Bのうち当接面53からZ軸方向に突出した部分は、突出部54と表記される。換言すれば、カートリッジ9Bの外壁55は、カートリッジ9Bをホルダー25に装着した状態において、当接面53よりもZ軸方向に突出する突出部54を有する。本実施例では、カートリッジ9Bは、当接面53のうちZ軸方向において最も高い位置よりもZ軸方向に突出している。本実施例では、図10に示すように、複合機1の載置面56から、当接面53のうちZ軸方向において最も高い位置までの距離がH1である。
カートリッジ9Bをホルダー25に装着した状態で複合機1のプリンター5を使用する場合、図10に示すように、第2部分3を第1部分2に対して開いた状態で使用する方法が採用される。本実施例では、第2部分3を第1部分2に対して0度より大きく90度より小さい角度の範囲で開いた状態で使用する方法が採用される。この角度範囲であれば、複合機1を−Z軸方向に平面視したときに、第2部分3の少なくとも一部が第1部分2に重なるので、第1部分2内への異物の進入(落下)を避けやすい。本実施例では、複合機1に、支持部の一例である支持部材57が付属している。支持部材57は、第1部分2と第2部分3との間に挟持される。これにより、第2部分3を第1部分2に対して0度より大きく90度より小さい角度の範囲で開いた状態が維持される。なお、支持部材57としては、複合機1に一体的に設けられる構成や、複合機1とは別体で設けられる構成のいずれの構成も採用され得る。
支持部材57のZ軸に沿った高さ寸法は、カートリッジ9Bが載置面56から距離H1の位置よりもZ軸方向に突出可能な寸法に設定される。載置面56は、XY平面に沿った面であり、複合機1が載置される面である。このとき、支持部材57をY軸に沿って回動軸59に近づけるほど支持部材57を小型化することができる。また、支持部材57をY軸に沿って回動軸59に近づけるほど、第2部分3や回動軸59にかかる力を軽減することができる。本実施例では、図11に示すように、Y軸方向においてカートリッジ9Bが支持部材57と回動軸59との間に位置する。換言すれば、複合機1を−Z軸方向に平面視したとき、カートリッジ9Bが支持部材57と回動軸59との間に位置する。つまり、支持部材57がカートリッジ9Bよりも回動軸59から遠くに位置する。これにより、第2部分3や回動軸59が破損しにくくなる。
(実施例3)
実施例3におけるカートリッジ9Cについて説明する。カートリッジ9Cは、図12に示すように、ケース41Cを有している。カートリッジ9Cは、カートリッジ9B(図8)のケース41Bがケース41Cに替えられていることを除いて、実施例2のカートリッジ9Bと同様の構成を有している。このため、以下では、カートリッジ9Cにおいて、カートリッジ9Bと同様の構成については、カートリッジ9Bと同一の符号を付して詳細な説明を省略する。なお、図12は、カートリッジ9Cをホルダー25に装着したときの図11中のA部の拡大図に相当する。
実施例3におけるカートリッジ9Cについて説明する。カートリッジ9Cは、図12に示すように、ケース41Cを有している。カートリッジ9Cは、カートリッジ9B(図8)のケース41Bがケース41Cに替えられていることを除いて、実施例2のカートリッジ9Bと同様の構成を有している。このため、以下では、カートリッジ9Cにおいて、カートリッジ9Bと同様の構成については、カートリッジ9Bと同一の符号を付して詳細な説明を省略する。なお、図12は、カートリッジ9Cをホルダー25に装着したときの図11中のA部の拡大図に相当する。
ケース41Cとケース41Bとでは、突出部54の構成が異なる。このことを除いてケース41Cは、ケース41Bと同様の構成を有している。以下において、実施例ごとに突出部54を識別する場合に、突出部54の符号に、実施例ごとに異なるアルファベット文字を付記する。これにより、ケース41Bの突出部54が突出部54Bと表記され、ケース41Cの突出部54が突出部54Cと表記される。カートリッジ9Cでは、図12に示すように、突出部54CのZ軸方向における高さが、突出部54BのZ軸方向における高さよりも高い。そして、突出部54Cは、第1領域71と第2領域72とに区分される。
第1領域71と第2領域72とは、Y軸に沿って並んでいる。第1領域71が、第2領域72よりも回動軸59(図11)に近い。突出部54Cのうち、回動軸59に近い第1領域71より回動軸59から遠い第2領域72のほうが、Z軸方向に突出している。これは、第1領域71のZ軸方向の外壁55が、第2領域72のZ軸方向の外壁55に対して傾斜していることによって達成され得る。第1領域71のZ軸方向の外壁55は、−Y軸方向に向かうにつれて−Z軸方向に向かう向きに傾斜している。これにより、カートリッジ9Cが第2部分3にぶつかる危険性を低減できる。
別の観点では、第1領域71のZ軸方向の外壁55は、カートリッジ9Cの外壁55のうちの第1壁55Aから第2壁55Bに向かうにつれて−Z軸方向に向かう向きに傾斜している。外壁55のうち第1壁55Aと第2壁55Bとは、ともにY軸に交差する壁である。さらに、第1壁55Aは、第2壁55Bよりも回動軸59(図11)から遠い位置に位置している。この構成により、カートリッジ9Cでは、第2部分3の第1部分2に対する開き角度を実施例2と同等に維持したままで、突出部54Cを突出部54Bに比較してZ軸方向に拡張することができる。つまり、カートリッジ9Cでは、カートリッジ9Bに比較して液体収容部42の容積を拡張することができる。よって、この構成により、カートリッジ9Cが第2部分3にぶつかる危険性を低減しつつ、液体収容部42のインクの収容量を増量することができる。なお、第1壁55Aは、ケース41(図5)の前面45に相当する。また、第2壁55Bは、ケース41の背面48に相当する。
(実施例4)
実施例4におけるカートリッジ9Dについて説明する。カートリッジ9Dは、図13に示すように、ケース41Dを有している。カートリッジ9Dは、カートリッジ9B(図8)のケース41Bがケース41Dに替えられていることを除いて、実施例2のカートリッジ9Bと同様の構成を有している。このため、以下では、カートリッジ9Dにおいて、カートリッジ9Bと同様の構成については、カートリッジ9Bと同一の符号を付して詳細な説明を省略する。なお、図12は、カートリッジ9Dをホルダー25に装着したときの図11中のA部の拡大図に相当する。
実施例4におけるカートリッジ9Dについて説明する。カートリッジ9Dは、図13に示すように、ケース41Dを有している。カートリッジ9Dは、カートリッジ9B(図8)のケース41Bがケース41Dに替えられていることを除いて、実施例2のカートリッジ9Bと同様の構成を有している。このため、以下では、カートリッジ9Dにおいて、カートリッジ9Bと同様の構成については、カートリッジ9Bと同一の符号を付して詳細な説明を省略する。なお、図12は、カートリッジ9Dをホルダー25に装着したときの図11中のA部の拡大図に相当する。
ケース41Dとケース41Bとでは、突出部54の構成が異なる。このことを除いてケース41Dは、ケース41Bと同様の構成を有している。カートリッジ9Dでは、突出部54Dに注入口75が形成されている。注入口75は、液体注入部の一例である。注入口75は、カートリッジ9Dの外側から液体収容部42に通じている。注入口75は、封止部材76によって封止されている。注入口75から封止部材76を取り外した状態で、注入口75からインクを液体収容部42に注入することができる。実施例4においても実施例2と同様の効果が得られる。
また、実施例4では、カートリッジ9Dがホルダー25に装着された状態で、封止部材76は、当接面53からZ軸方向に突出する。この構成により、封止部材76と第2部分3との衝突を避けることができ、カートリッジ9Dに注入口75を形成する空間を確保することができる。
また、カートリッジ9Dでは、注入口75は、第2壁55Bよりも回動軸59から遠い第1壁55Aの近くに形成されている。つまり、注入口75は、回動軸59から遠い位置に設けられている。これにより、突出部54Dにおいて、注入口75を回動軸59から遠ざけることができる。ここで、第2部分3を第1部分2に対して開いたとき、第1部分2と第2部分3との隙間は、回動軸59から遠い位置のほうが大きくなる。カートリッジ9Dでは、注入口75が、第2壁55Bよりも回動軸59から遠くに位置する第1壁55Aの近くに、すなわち第1部分2と第2部分3との隙間が大きい領域に設けられている。このため、カートリッジ9Dをホルダー25に装着したままでインクを注入しやすい。
(実施例5)
実施例5におけるカートリッジ9Eについて説明する。カートリッジ9Eは、図14に示すように、ケース41Eを有している。カートリッジ9Eは、カートリッジ9D(図13)のケース41Dがケース41Eに替えられていることを除いて、実施例4のカートリッジ9Dと同様の構成を有している。このため、以下では、カートリッジ9Eにおいて、カートリッジ9Dと同様の構成については、カートリッジ9Dと同一の符号を付して詳細な説明を省略する。なお、図14は、カートリッジ9Eをホルダー25に装着したときの図11中のA部の拡大図に相当する。実施例5においても実施例4と同様の効果が得られる。
実施例5におけるカートリッジ9Eについて説明する。カートリッジ9Eは、図14に示すように、ケース41Eを有している。カートリッジ9Eは、カートリッジ9D(図13)のケース41Dがケース41Eに替えられていることを除いて、実施例4のカートリッジ9Dと同様の構成を有している。このため、以下では、カートリッジ9Eにおいて、カートリッジ9Dと同様の構成については、カートリッジ9Dと同一の符号を付して詳細な説明を省略する。なお、図14は、カートリッジ9Eをホルダー25に装着したときの図11中のA部の拡大図に相当する。実施例5においても実施例4と同様の効果が得られる。
さらに、実施例5におけるケース41Eでは、ケース41Dに比較して、突出部54Eに形成されている注入口75がZ軸方向に位置している。これにより、注入口75を液体収容部42よりもZ軸方向に高い位置に配置することができる。このため、注入口75から液体収容部42にインクを注入するときに、液体収容部42にいっぱいになったインクが注入口75から溢れることを避けやすい。
(実施例6)
実施例6におけるカートリッジ9Fについて説明する。カートリッジ9Fは、図15に示すように、ケース41Fを有している。カートリッジ9Fは、カートリッジ9C(図12)のケース41Cがケース41Fに替えられていることを除いて、実施例3のカートリッジ9Cと同様の構成を有している。このため、以下では、カートリッジ9Fにおいて、カートリッジ9Cと同様の構成については、カートリッジ9Cと同一の符号を付して詳細な説明を省略する。なお、図15は、カートリッジ9Eをホルダー25に装着したときの図11中のA部の拡大図に相当する。
実施例6におけるカートリッジ9Fについて説明する。カートリッジ9Fは、図15に示すように、ケース41Fを有している。カートリッジ9Fは、カートリッジ9C(図12)のケース41Cがケース41Fに替えられていることを除いて、実施例3のカートリッジ9Cと同様の構成を有している。このため、以下では、カートリッジ9Fにおいて、カートリッジ9Cと同様の構成については、カートリッジ9Cと同一の符号を付して詳細な説明を省略する。なお、図15は、カートリッジ9Eをホルダー25に装着したときの図11中のA部の拡大図に相当する。
ケース41Fとケース41Cとでは、突出部54の構成が異なる。このことを除いてケース41Fは、ケース41Cと同様の構成を有している。カートリッジ9Fでは、突出部54Fに注入口75が形成されている。注入口75は、封止部材76によって封止されている。注入口75と封止部材76とは、実施例4と同様であるため、詳細な説明を省略する。実施例6においても、実施例3から実施例5と同様の効果が得られる。
また、カートリッジ9Fでは、第2領域72に注入口75が形成されている。換言すれば、注入口75は、第2壁55Bよりも回動軸59から遠い第1壁55Aの近くに位置している。つまり、注入口75は、回動軸59から遠い位置に設けられている。これにより、突出部54Fにおいて、注入口75を回動軸59から遠ざけることができる。ここで、第2部分3を第1部分2に対して開いたとき、第1部分2と第2部分3との隙間は、回動軸59から遠い位置のほうが大きくなる。カートリッジ9Fでは、注入口75が、第2壁55Bよりも回動軸59から遠くに位置する第1壁55Aの近くに、すなわち第1部分2と第2部分3との隙間が大きい領域に設けられている。このため、カートリッジ9Fをホルダー25に装着したままでインクを注入しやすい。
上記実施形態や各実施例において、X軸方向が第1方向に対応し、Y軸方向が第2方向に対応し、Z軸方向が第3方向に対応する。また、第1壁55Aが第1面に対応し、第2壁55Bが第2面に対応している。なお、上記実施形態や各実施例では、第2部分3にスキャナー6が設けられているが、液体噴射システムの構成は、これに限定されない。液体噴射システムとしては、スキャナー6を省略した構成も採用され得る。この構成では、第2部分3は、プリンター5の蓋の機能を有する。
(変形例1)
液体を液体噴射装置に供給するための液体供給ユニットは、液体供給ユニットの一例であるカートリッジ9に限定されない。液体供給ユニットの他の例を変形例1として説明する。変形例1の液体供給ユニット401は、図16に示すように、上記のカートリッジ9と、タンク402と、供給管403と、を有する。タンク402は、上記のカートリッジ9に供給するためのインクを収容する。供給管403は、タンク402からカートリッジ9に液体を導く。供給管403は、可撓性を有している。
液体を液体噴射装置に供給するための液体供給ユニットは、液体供給ユニットの一例であるカートリッジ9に限定されない。液体供給ユニットの他の例を変形例1として説明する。変形例1の液体供給ユニット401は、図16に示すように、上記のカートリッジ9と、タンク402と、供給管403と、を有する。タンク402は、上記のカートリッジ9に供給するためのインクを収容する。供給管403は、タンク402からカートリッジ9に液体を導く。供給管403は、可撓性を有している。
また、変形例1の液体供給ユニット401では、カートリッジ9がキャリッジユニット17(図3)に搭載されるのに対して、タンク402は、キャリッジユニット17から独立して設けられる。つまり、変形例1では、タンク402がキャリッジユニット17に搭載されない。このため、キャリッジユニット17にかかる負荷を軽減しつつ、液体噴射装置に供給可能なインクの量を増大させることができる。さらに、タンク402に新たなインクを補充可能な構成とすれば、インク切れによる液体噴射装置の停止時間を短縮したり、解消したりすることができる。
本発明は、インクジェットプリンター及びそのインクカートリッジに限らず、インク以外の他の液体を噴射(吐出)する任意の印刷装置(液体吐出装置)及びそのカートリッジにも適用することができる。例えば、以下のような各種の印刷装置及びそのカートリッジに適用可能である。
(1)ファクシミリ装置等の画像記録装置。(2)液晶ディスプレイ等の画像表示装置用のカラーフィルターの製造に用いられる色材噴射する印刷装置。(3)有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイや、面発光ディスプレイ(Field Emission Display、FED)等の電極形成に用いられる電極材を噴射する印刷装置。(4)バイオチップ製造に用いられる生体有機物を含む液体を噴射する印刷装置。(5)精密ピペットとしての試料印刷装置。(6)潤滑油の印刷装置。(7)樹脂液の印刷装置。(8)時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する印刷装置。(9)光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂液等の透明樹脂液を基板上に噴射する印刷装置。(10)基板などをエッチングするために酸性又はアルカリ性のエッチング液を噴射する印刷装置。(11)他の任意の微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド(液体吐出ヘッド)を備える印刷装置。
(1)ファクシミリ装置等の画像記録装置。(2)液晶ディスプレイ等の画像表示装置用のカラーフィルターの製造に用いられる色材噴射する印刷装置。(3)有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイや、面発光ディスプレイ(Field Emission Display、FED)等の電極形成に用いられる電極材を噴射する印刷装置。(4)バイオチップ製造に用いられる生体有機物を含む液体を噴射する印刷装置。(5)精密ピペットとしての試料印刷装置。(6)潤滑油の印刷装置。(7)樹脂液の印刷装置。(8)時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する印刷装置。(9)光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂液等の透明樹脂液を基板上に噴射する印刷装置。(10)基板などをエッチングするために酸性又はアルカリ性のエッチング液を噴射する印刷装置。(11)他の任意の微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド(液体吐出ヘッド)を備える印刷装置。
なお、「液滴」とは、印刷装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、「液体」とは、印刷装置が噴射させることができるような材料であれば良い。例えば、「液体」は、物質が液相であるときの状態の材料であれば良く、粘性の高い又は低い液状態の材料、及び、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような液状態の材料も「液体」に含まれる。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散または混合されたものなども「液体」に含まれる。上記のような「液体」を、「液状体」とも表現することができる。液体や液状体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インクおよび油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種の液体状組成物を包含するものとする。
1…複合機、2…第1部分、3…第2部分、4…ケース、5…プリンター、6…スキャナー、7…排紙部、9,9A,9B,9C,9D,9E,9F…カートリッジ、11…紙送りローラー、13…キャリッジモーター、15…駆動ベルト、17…キャリッジユニット、19…印刷ヘッド、21…制御部、23…フレキシブルケーブル、25…ホルダー、31…凹部、33…導入部、41,41B,41C,41D,41E,41F…ケース、42…液体収容部、43…液体供給部、44…回路基板、45…前面、46…第1突出部、47…レバー、48…背面、49…第2突出部、51…係合穴、53…当接面、54,54B,54C,54D,54E,54F…突出部、55…外壁、55A…第1壁、55B…第2壁、56…載置面、57…支持部材、59…回動軸、71…第1領域、72…第2領域、75…注入口、76…封止部材、P…印刷媒体。
Claims (7)
- 第1方向に移動可能なキャリッジユニットと、前記キャリッジユニットに取り付けられた液体噴射ヘッドと、前記第1方向と交差する第2方向に排紙可能な排紙機構と、を含む第1部分と、
前記第1方向に沿う方向に延びる回動軸を軸として前記第1部分に対し回動可能に接続された第2部分と、
前記第2部分が前記第1部分に対し0度より大きく90度より小さい角度を有するよう前記第2部分を支持する支持部と、を備える液体噴射装置の、前記キャリッジユニットに装着可能な液体供給ユニットであって、
液体を収容可能な液体収容部と、
前記液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能な液体供給部と、を備え、
前記第1方向および前記第2方向と直交し、前記第1部分から前記第2部分に向かう方向を第3方向と定義したとき、
前記液体収容部の外壁は、前記液体供給ユニットを前記キャリッジユニットに装着した状態において、前記第1部分よりも前記第3方向に突出する突出部を有する、
ことを特徴とする液体供給ユニット。 - 請求項1に記載の液体供給ユニットであって、
前記液体供給ユニットを前記キャリッジユニットに装着した状態において、
前記液体噴射装置を前記第1方向に沿う方向から平面視したとき、
前記突出部のうち、前記回動軸に近い第1領域より前記回動軸から遠い第2領域のほうが、前記第3方向に突出している、
ことを特徴とする液体供給ユニット。 - 請求項2に記載の液体供給ユニットであって、
前記第2領域は前記第1領域に対し傾斜している、
ことを特徴とする液体供給ユニット。 - 請求項1から3までのいずれか一項に記載の液体供給ユニットであって、
前記液体を前記液体収容部に注入可能な液体注入部と、
前記液体注入部に着脱可能な封止部材と、を備え、
前記液体供給ユニットを前記キャリッジユニットに装着した状態において、前記封止部材は、前記第1部分よりも前記第3方向に突出している、
ことを特徴とする液体供給ユニット。 - 請求項1から3までのいずれか一項に記載の液体供給ユニットであって、
前記液体を前記液体収容部に注入可能な液体注入部と、
前記液体注入部に着脱可能な封止部材と、を備え、
前記外壁は、前記液体供給ユニットを前記キャリッジユニットに装着した状態において、前記第2方向に交差する第1面と前記液体収容部を挟んで前記第1面の反対側に位置する第2面とを有し、
前記第1面は前記第2面よりも前記回動軸から遠い位置に位置し、
前記液体注入部は、前記突出部のうち、前記第2面よりも前記第1面の近くに位置する、
ことを特徴とする液体供給ユニット。 - 第1方向に移動可能なキャリッジユニットと、前記キャリッジユニットに取り付けられた液体噴射ヘッドと、前記第1方向と交差する第2方向に排紙可能な排紙機構と、を含む第1部分と、
前記第1方向に沿う方向に延びる回動軸を軸として前記第1部分に対し回動可能に接続された第2部分と、
前記第2部分が前記第1部分に対し0度より大きく90度より小さい角度を有するよう前記第2部分を支持する支持部と、
前記キャリッジユニットに装着され、液体を収容可能な液体収容部と、前記液体を前記液体噴射ヘッドに供給可能な液体供給部と、を含む液体供給ユニットと、を備え、
前記第1方向および前記第2方向と直交し、前記第1部分から前記第2部分に向かう方向を第3方向と定義したとき、
前記液体収容部の外壁は、前記第1部分よりも前記第3方向に突出する突出部を有する、
ことを特徴とする液体噴射システム。 - 請求項6に記載の液体噴射システムにおいて、
前記液体噴射システムを前記第3方向に沿う方向から平面視したとき、
前記液体供給ユニットは、前記支持部と前記回動軸との間に位置する、
ことを特徴とする液体噴射システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015006506A JP2016132109A (ja) | 2015-01-16 | 2015-01-16 | 液体供給ユニット、液体噴射システム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015006506A JP2016132109A (ja) | 2015-01-16 | 2015-01-16 | 液体供給ユニット、液体噴射システム |
Publications (1)
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JP2016132109A true JP2016132109A (ja) | 2016-07-25 |
Family
ID=56437270
Family Applications (1)
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JP2015006506A Pending JP2016132109A (ja) | 2015-01-16 | 2015-01-16 | 液体供給ユニット、液体噴射システム |
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JP (1) | JP2016132109A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019142115A (ja) * | 2018-02-21 | 2019-08-29 | セイコーエプソン株式会社 | 記録装置 |
-
2015
- 2015-01-16 JP JP2015006506A patent/JP2016132109A/ja active Pending
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JP2019142115A (ja) * | 2018-02-21 | 2019-08-29 | セイコーエプソン株式会社 | 記録装置 |
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