JP2016016574A - 液体保持装置、および、液体保持ユニット - Google Patents

液体保持装置、および、液体保持ユニット Download PDF

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克智 塚原
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Abstract

【課題】液体保持装置のメンテナンス作業を容易に行うことができる技術を提供することを目的とする。
【解決手段】液体を噴射することで記録媒体に記録を行う液体噴射ヘッドを有する液体噴射記録装置の記録に用いられなかった未使用液を保持するための液体保持装置であって、
液体噴射ヘッドが内部に配置された装置筺体の外壁面に設けられたケースと、
ケース内に配置され、未使用液を保持するための液体保持部と、を備えた液体保持装置。
【選択図】図6

Description

本発明は、液体噴射記録装置の記録に用いられなかった未使用液を保持するための技術に関する。
従来、プリンターにおいて、廃液タンクをプリンターの筺体の内部に設ける技術が知られている(特許文献1)。廃液タンクは、インクジェットヘッドの吐出口から排出された廃インクを貯留する。
特開2014−28497号公報
特許文献1の技術では、装置筺体の内部に廃液タンクが設けられている。この装置筺体の内部にはプリンターヘッドが配置されている。ここで、廃液タンクを大型化したりする場合や廃液タンクを増設したりする場合などの廃液タンクに関する変更が生じる場合がある。特許文献1の技術のように、装置筺体の内部に廃液タンクが設けられている場合、装置筺体のサイズの制約によって廃液タンクの大型化などの変更に十分に対応することが困難な場合がある。また、特許文献1の技術では、装置筺体の内部に廃液タンクが設けられているため、廃液タンクの廃液の回収や廃液タンクの交換などの廃液タンクのメンテナンス作業を行うことが困難な場合が生じる。
このような課題は、プリンターに用いられる技術に限らず、液体を記録媒体に噴射する液体噴射記録装置に用いられる技術に共通する。また、このような課題は、インクジェットヘッドの吐出口から排出された廃インクを貯留する廃液タンクの技術に限らず、液体噴射記録装置の記録に用いられなかった未使用液を保持する液体保持装置に関する技術に共通する。
従って、本発明は、上記課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、未使用液を保持する液体保持部についての変更を容易に行うことができる技術を提供することを第1の目的とする。また、液体保持部のメンテナンス作業を容易に行うことができる技術を提供することを第2の目的とする。また、従来の技術において、低コスト化、省資源化、製造の容易化、使い勝手の向上、構造を簡単にできる技術等が望まれている。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、液体を噴射することで記録媒体に記録を行う液体噴射ヘッドを有する液体噴射記録装置の記録に用いられなかった未使用液を保持するための液体保持装置が提供される。この液体保持装置は、前記液体噴射ヘッドが内部に配置された液体噴射記録装置の装置筺体の外壁面に設けられるケースと、前記ケース内に配置され、前記未使用液を保持するための液体保持部と、を備える。
一般に、装置筺体の内部は、液体噴射ヘッドなどの記録媒体に記録を行うための構成が配置されているため、液体保持部を配置するためのスペースが限られる。この形態の液体保持装置によれば、装置筺体の外壁面に設けられたケースの内部に液体保持部が配置されているので、液体保持部の配置スペースを十分に確保できる。よって、液体保持部の大きさなどの変更を容易に行うことができる。
(2)上記形態の液体保持装置であって、前記液体保持部は、着脱可能に前記ケースに装着されることで前記ケース内に配置されていても良い。
この形態の液体保持装置によれば、液体保持部をケース外部に取り出すことができるので、液体保持部のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
(3)上記形態の液体保持装置であって、前記装置筺体の前面には前記記録媒体を排出する記録媒体排出口が設けられ、前記液体噴射記録装置を前記前面側から見たときに、前記ケースは、前記外壁面のうち左右の少なくとも一方の壁面に配置されていても良い。
この形態の液体保持装置によれば、前面側から見て左右の少なくとも一方の壁面にケースが配置されているため、利用者は前面側から液体保持部を容易にケースに対して着脱できる。
(4)上記形態の液体保持装置であって、更に、前記ケース内に配置され、前記液体噴射ヘッドからの前記未使用液を前記液体保持部に導く液体導出部を有する保持部装着ユニットを有し、前記液体保持部は、前記未使用液を収容するための未使用液収容部と、前記未使用液収容部の一端部側に位置し、前記液体導出部に接続されて前記未使用液収容部に前記未使用液を流通させる液体受入部と、を有し、前記液体受入部が前記未使用液収容部よりも上側に位置するように、前記液体保持部が前記保持部装着ユニットに装着されていても良い。
この形態の液体保持装置によれば、液体受入部が未使用液収容部よりも上側に位置するため、液体受入部に流入した未使用液をスムーズに未使用液収容部に流通させることができる。また、液体受入部が未使用液収容部よりも上側に位置するため、液体受入部と液体導出部との接続の状態を未使用液収容部に邪魔されることなく容易に確認できる。
(5)上記形態の液体保持装置であって、前記保持部装着ユニットは、更に、ユニット側電気接続部を有し、前記液体保持部は、更に、前記未使用液収容部の前記一端部側に位置し、前記ユニット側電気接続部と接触することで電気的に接続される保持部側電気接続部を有し、前記保持部側電気接続部が前記未使用液収容部よりも上側に位置するように、前記液体保持部装着ユニットに装着されていても良い。
この形態の液体保持装置によれば、保持部側電気接続部が未使用液収容部よりも上側に位置するため、保持部側電気接続部とユニット側電気接続部との接触の状態を未使用液収容部に邪魔されることなく容易に確認できる。
(6)上記形態の液体保持装置であって、前記液体保持部は、更に、前記未使用液収容部の前記一端部側に位置し、把持可能なハンドル部を有していても良い。
この形態の液体保持装置によれば、ハンドル部を有することで液体保持部の操作を容易に行うことができる。また、液体受入部又は保持部側電気接続部と、ハンドル部とが未使用液収容部に対して同じ側である一端部側に位置するため、ハンドル部を把持して液体保持部を操作することで液体受入部又は保持部側電気接続部を保持部装着ユニットに容易に接続できる。
(7)上記形態の液体保持装置であって、前記液体保持部は、前記液体噴射ヘッドに液体を供給するために用いる液体収容体と同一構成であっても良い。
この形態の液体保持装置によれば、液体収容体と同一構成の部材を用いて未使用液を保持できる。
(8)上記形態の液体保持装置であって、更に、前記ケース内に配置され、前記液体噴射ヘッドに前記液体を供給するために用いる液体収容体を配置するための収容体受入部を有し、前記液体噴射記録装置を鉛直上方向側から見たときに、前記液体保持部は、前記収容体受入部の長手方向における両側の少なくとも一方の側に配置されていても良い。
この形態の液体保持装置によれば、ケースの内部のスペースを有効に利用して液体保持部を配置できる。
(9)上記形態の液体保持装置であって、前記液体保持部は、前記収容体受入部よりも上側と下側のいずれか一方の側に配置されていても良い。
この形態の液体保持装置によれば、ケースの内部のスペースを有効に利用して液体保持部を配置できる。
(10)上記形態の液体保持装置であって、更に、前記ケース内に配置され、前記液体噴射ヘッドに液体を供給するために用いる液体収容体を配置するための収容体受入部を有し、前記液体保持部は、前記収容体受入部よりも上側と下側のいずれか一方の側に配置されていても良い。
この形態の液体保持装置によれば、ケースの内部のスペースを有効に利用して液体保持部を配置できる。
(11)上記形態の液体保持装置であって、前記液体噴射記録装置は、前記装置筺体を構成し前記液体噴射ヘッドが内部に配置された本体部と、前記装置筺体を構成し前記本体部に着脱可能に装着され、前記記録媒体を収容するための記録媒体収容部と、を有し、前記ケースは、前記装置筺体のうち前記記録媒体収容部に設けられていても良い。
この形態の液体保持装置によれば、記録媒体収容部を増設することで液体保持部を増設できる。
(12)本発明の他の一形態によれば、液体保持ユニットが提供される。この液体保持ユニットは、上記形態の前記液体保持装置が複数設けられ、前記各液体保持装置の前記各ケースは、前記外壁面のうち異なる壁面に設けられている。
この形態の液体保持ユニットによれば、外壁面を利用して複数の液体保持装置を配置できる。
(13)上記形態の液体保持ユニットであって、上記形態に記載の前記液体保持装置が複数設けられ、前記各液体保持装置の前記各ケースは、前記外壁面の1つの壁面に上下方向に並んで設けられていても良い。
この形態の液体保持ユニットによれば、1つの壁面の上下方向の長さを有効に利用して複数の液体保持装置を配置できる。
(14)本発明の他の一形態によれば、液体を噴射することで記録媒体に記録を行う液体噴射ヘッドを有する液体噴射記録装置の記録に用いられなかった未使用液を保持するための液体保持装置が提供される。この液体保持装置は、前記液体保持部は、前記液体噴射記録装置に着脱可能に装着される記録媒体収容ユニットであって、前記記録媒体を収容するための記録媒体収容部を有する記録媒体収容ユニット設けられている。
この形態の液体保持装置によれば、記録媒体収容ユニットを増設することで液体保持部を増設できる。
(15)上記形態の液体保持装置であって、前記記録媒体収容ユニットは、前記液体保持部を着脱可能に装着するケースを有し、前記液体保持部は、着脱可能に前記ケースの内部に装着されることで前記記録媒体収容ユニットに設けられていても良い。
この形態の液体保持装置によれば、記録媒体収容ユニットのケースの内部空間を利用して液体保持装置を配置できる。
(16)上記形態の液体保持装置であって、更に、前記ケース内に配置され、前記液体噴射ヘッドからの前記未使用液を前記液体保持部に導く液体導出部を有する保持部装着ユニットを有し、前記液体保持部は、前記未使用液を収容するための未使用液収容部と、前記未使用液収容部の一端部側に位置し、前記液体導出部に接続されて前記未使用液収容部に前記未使用液を流通させる液体受入部と、を有し、前記液体受入部が前記未使用液収容部よりも上側に位置するように、前記液体保持部は前記保持部装着ユニットに装着されていても良い。
この形態の液体保持装置によれば、液体受入部が未使用液収容部よりも上側に位置するため、液体受入部に流入した未使用液をスムーズに未使用液収容部に流通させることができる。また、液体受入部が未使用体収容部よりも上側に位置するため、液体受入部と液体導出部との接続の状態を未使用液収容部に邪魔されることなく容易に確認できる。
(17)上記形態の液体保持装置であって、前記保持部装着ユニットは、更に、ユニット側電気接続部を有し、前記液体保持部は、更に、前記未使用液収容部の前記一端部側に位置し、前記ユニット側電気接続部と接触することで電気的に接続される保持部側電気接続部を有し、前記保持部側電気接続部が前記未使用液収容部よりも上側に位置するように、前記液体保持部は前記保持部装着ユニットに装着されていても良い。
この形態の液体保持装置によれば、保持部側電気接続部が未使用液収容部よりも上側に位置するため、保持部側電気接続部とユニット側電気接続部との接触の状態を未使用液収容部に邪魔されることなく容易に確認できる。
(18)上記形態の液体保持装置であって、前記液体保持部は、更に、前記未使用液収容部の前記一端部側に位置し、把持可能なハンドル部を有しても良い。
この形態の液体保持装置によれば、ハンドル部を有することで液体保持部の操作を容易に行うことができる。また、液体受入部又は保持部側電気接続部と、ハンドル部とが未使用液収容部の同じ側である一端部側に位置するため、ハンドル部を把持して液体保持部を操作することで液体受入部又は保持部側電気接続部を保持部装着ユニットに対して容易に接続できる。
(19)上記形態の液体保持装置であって、前記液体保持部は、前記液体噴射ヘッドに液体を供給するために用いる液体収容体と同一構成であっても良い。
この形態の液体保持装置によれば、液体収容体と同一構成の部材を用いて未使用液を保持できる。
上述した本発明の各形態の有する複数の構成要素はすべてが必須のものではなく、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、適宜、前記複数の構成要素の一部の構成要素について、その変更、削除、新たな他の構成要素との差し替え、限定内容の一部削除を行うことが可能である。また、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、上述した本発明の一形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部を上述した本発明の他の形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部と組み合わせて、本発明の独立した一形態とすることも可能である。
例えば、本発明の一形態において、ケースと、液体保持部と、の複数の要素の内の1つ以上の要素を備えた装置としても実現可能である。すなわち、この装置は、ケースを有していても良く、有していなくても良い。また、この装置は、液体保持部を有していても良く、有していなくても良い。このような各種形態によれば、装置の小型化、低コスト化、省資源化、製造の容易化、使い勝手の向上等の種々の課題の少なくとも1つを解決することができる。また前述した液体収容容器の各形態の技術的特徴の一部又は全部は、いずれもこの装置に適用することが可能である。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、液体保持装置の製造方法、液体保持装置と液体噴射記録装置とを備える液体噴射記録システム等の態様で実現することができる。
液体噴射記録システムを説明するための第1の図である。 液体噴射記録システムを説明するための第2の図である。 液体噴射記録システムを説明するための第3の図である。 液体保持装置を説明するための図である。 液体噴射記録システムの内部構成を説明するための第1の図である。 液体噴射記録システムの内部構成を説明するための第2の図である。 液体保持部を説明するための図である。 着脱ユニットの第1の斜視図である。 着脱ユニットの第2の斜視図である。 図8の上面図である。 図10のF10−F10部分断面図である。 図9の上面図である。 図12のF12A−F12A部分断面図である。 図12のF12B−F12B部分断面図である。 液体収容体の斜視図である。 液体収容体の斜視図である。 液体収容体を説明するための図である。 回路基板を説明するための図である。 図18の矢視F18である。 第2実施形態の液体噴射記録システムを説明するための図である。 第3実施形態の液体噴射記録システムを説明するための図である。 液体噴射記録システムの内部構成を説明するための図である。 第1変形例を説明するための図である。 第2変形例を説明するための図である。
A.第1実施形態:
A−1.液体噴射記録システム1000の構成:
図1は、本発明の第1実施形態としての液体噴射記録システム1000を説明するための第1の図である。図2は、液体噴射記録システム1000を説明するための第2の図である。図3は、液体噴射記録システム1000を説明するための第3の図である。図4は、液体保持装置20を説明するための図である。図1〜図4には、互いに直交するXYZ軸が描かれている。
図1に示すように、液体噴射記録システム1000は、液体噴射記録装置としてのプリンター10と、第1の液体保持装置20Aと第2の液体保持装置20Bとを備える。プリンター10は、インクジェットプリンターである。プリンター10の使用状態では、プリンター10はX軸方向とY軸方向とによって規定される水平な面に設置される。すなわち、Z軸方向が鉛直方向(上下方向)となる。また、−Z軸方向が鉛直下方向となり、+Z軸方向が鉛直上方向となる。プリンター10には、液体保持装置20A、20Bの内部に装着される液体収容体50から液体としてのインクが液体噴射ヘッド13に供給される。
第1の液体保持装置20Aには1つの液体収容体50が収容され、第2の液体保持装置20Bには3つの液体収容体50(図2)が収容される。これら4つの液体収容体50には、相互に異なる種類のインクが収容(充填)されている。本実施形態では、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)のインクが、それぞれ異なる液体収容体50に収容されている。液体収容体50Kはブラックのインクを収容した液体収容部を有し、液体収容体50Cはシアンのインクを収容した液体収容部を有し、液体収容体50Mはマゼンタのインクを収容した液体収容部を有し、液体収容体50Yはイエローのインクを収容した液体収容部を有する。
図1に示すように、プリンター10は、液体噴射ヘッド13を含む記録機構11と制御部18とを内部に配置した装置筺体19を備える。詳細には、装置筺体19は、本体部192と、2つの記録媒体収容部(給紙カセット部)16とを有する。記録機構11は、装置筺体19のうち本体部192の内部に配置されている。装置筺体19は略直方体形状である。
図1及び図2に示すように、装置筺体19は、前面(第1面,第1壁)101と、左側面(第1側面,第1側壁)102と、右側面(第2側面,第2側壁)103と、背面(第2面,第2壁)104と、上面(第3面,第3壁)105と、底面(第4面,第4壁)106と、を備える。各面101,102,104,106,108,109は、装置筺体19の外壁面を構成する。
前面101と背面104とは対向する。左側面102と右側面103とは対向する。前面101と背面104と左側面102と右側面103とは、プリンター10の設置面に対して略垂直な面である。上面105と底面106とは対向する。上面105と底面106とは、プリンター10の設置面に対して略水平な面である。左側面102と右側面103とはそれぞれ前面101及び背面104と交差する。ここで、「略垂直」や「略水平」とは、完全に「垂直」又は「水平」である意味に加え、概ね「垂直」又は「水平」である意味を含む。つまり、各面101〜106は、完全な平面ではなく凹凸等を含む面であるので、外観において概ね「垂直」又は概ね「水平」であれば良い。
前面101と背面104とが対向する方向がX軸方向である。左側面102と右側面103とが対向する方向がY軸方向である。上面105と底面106とが対向する方向がZ軸方向である。X軸方向はプリンター10の「奥行方向」であり、Y軸方向はプリンター10の「幅方向」であり、Z軸方向はプリンター10の「高さ方向(上下方向)」である。
図1に示すように、制御部18は、液体噴射記録システム1000の各種動作を制御する。記録機構11は、制御部18からの制御信号に従って記録媒体としての用紙にインクを噴射することで画像等の印刷(記録)を行う。具体的には、記録機構11によって用紙を+X軸方向(副走査方向)に沿って搬送すると共に、液体噴射ヘッド13がY軸方向(主走査方向)に移動しながら用紙にインクを噴射することで用紙に印刷を行う。液体噴射ヘッド13の移動は、ステッピングモーター(図示せず)の駆動によりタイミングベルト(図示せず)を介して行われる。なお、本実施形態では、いわゆる液体噴射ヘッド13が主走査方向に移動するシリアルヘッド方式のプリンターであるが、他の実施形態では、液体噴射ヘッド13がY軸方向の延びる長尺形状であって、液体噴射ヘッド13が移動することなく固定されたいわゆるラインヘッド方式のプリンターであっても良い。
前面101には記録機構11によって搬送された用紙が排出される排出トレイ17が設けられている。記録媒体収容部16は、用紙を収容する部分が前面101側に移動可能に構成されている。記録媒体収容部16は複数の用紙を収容可能であり、記録媒体収容部16を前面101側に引き出すことで用紙を記録媒体収容部16内に収容できる。
第1の液体保持装置20Aは、左側面102に設けられている。図2に示すように、第2の液体保持装置20Bは、右側面103に設けられている。第1と第2の液体保持装置20A,20Bを区別することなく用いる場合は、「液体保持装置20」を用いる。
図1及び図2に示すように、第1と第2の液体保持装置20A,20Bはそれぞれ、ケース22と、液体保持部82と、を有する。ここで、2つのケース22を区別して用いる場合は、符号「22A」,「22B」を用いる。また、2つの液体保持部82を区別して用いる場合は符号「82A」,「82B」を用いる。
図1に示すように、ケース22Aは左側面102にねじ等によって取り付けられ、図2に示すように、ケース22Bは右側面103にねじ等によって取り付けられている。このように本実施形態では、プリンター10を前面101側から見たときに、外壁面を構成する左側面102と右側面103にそれぞれケース22が配置されている。なお、ケース22は、装置筺体19の外壁面に対して着脱可能に取り付けられていても良いし、装置筺体19と一体であっても良い。また、ケース22は、左側面102と右側面103とのいずれか一方に配置されても良いし、背面104などの外壁面に配置されていても良い。
図3に示すように、ケース22は−Z軸方向側に位置する端部23を支点として、+Z軸方向側端部の開閉部24を回転させることで開閉自在に構成されている。
第1のケース22Aの内部には、着脱ユニット30Kと、収容体受入部26Aとが配置されている。図4に示すように、第2のケース22Bの内部には、着脱ユニット30C,30M,30Yと、収容体受入部26Bとが配置されている。収容体受入部26A,26Bを区別することなく用いる場合は、符号「26」を用いる。また着脱ユニット30C,30M,30Y,30Kを区別することなく用いる場合は、符号「30」を用いる。
図3に示すように、収容体受入部26Aは、液体収容体50K(図1)を収容するための空間部である。図4に示すように、収容体受入部26Bは、液体収容体50C,50M,50Y(図2)を収容するための空間部である。着脱ユニット30は、ケース22の壁面のうちケース22が取り付けられた装置筺体19の壁面と向かい合う壁面に取り付けられている。着脱ユニット30は、液体収容体50を着脱可能に装着する。図4に示すように、3つの着脱ユニット30C,30M,30Yは、X軸方向に沿って並んで配置されている。着脱ユニット30に液体収容体50が装着された場合、プリンター10が備えるポンプ機能を有する供給機構(図示せず)によって液体収容体50に収容されたインクが吸引されることでプリンター10の液体噴射ヘッド13に供給される。なお、着脱ユニット30及び液体収容体50の詳細構成については後述する。
図1及び図2に示すように、液体保持部82はケース22の内部に着脱可能に配置されている。液体保持部82は、液体収容体50(収容体受入部26)の下側に配置されている。液体保持部82は、プリンター10の記録に用いられなかった未使用液を保持する装置である。「未使用液」は、例えば、液体噴射ヘッド13のクリーニング処理の際に液体噴射ヘッド13から吸引されたインクや、着脱ユニット30に液体収容体50を着脱する際に液体収容体50や着脱ユニット30から外部に漏れ出したインクを含む。クリーニング処理は、液体噴射ヘッド13のいわゆる空打ちの防止やヘッドの汚れを除去するために、液体噴射ヘッド13のノズルからインクを吸引する処理である。
図5は、液体噴射記録システム1000の内部構成を説明するための第1の図である。図6は、液体噴射記録システム1000の内部構成を説明するための第2の図である。図7は、液体保持部82を説明するための図である。
図5及び図6に示すように、プリンター10は液体噴射ヘッド13をクリーニング処理するためのクリーニング機構112を有する。クリーニング処理は、液体噴射ヘッド13を印刷領域の外側に位置する所定位置に配置した状態で行われる。クリーニング機構112は、カバー部114と、吸引部としてのポンプ116と、未使用液を液体保持部82に導くための未使用液流路としての流通管115とを有する。
カバー部114は、上側が開口した凹形状である。カバー部114は、上下方向に移動可能に構成されている。クリーニング処理が開始されると、カバー部114は液体噴射ヘッド13に向かって上昇し液体噴射ヘッド13のノズルが形成された面を覆う。ポンプ116は、液体噴射ヘッド13のノズル内のインク及びカバー部114内のインクを吸引する。流通管115は、一端部がカバー部114に接続され他端部が容器822内に位置することで、カバー部114のインクを液体保持部82に流通させる。ここで、流通管115は、液体保持部82の構成部材として捉えることもできる。すなわち、液体保持装置20が、液体噴射ヘッドからの未使用液を液体保持部82へ流通させる未使用液流路(第1未使用液流路)としての流通管115を有する。
図5及び図6に示すように、液体保持部82は収容体受入部26の下側(本実施形態では真下)に配置されている。これにより、ケース22内には液体収容体50の液体供給部57や、着脱ユニット30の液体導入部362から漏れ出した未使用液としてのインクを液体保持部82に流通させる未使用液流路(第2未使用液流路)が形成される。第2未使用液流路は、ケース22の内部空間のうち、着脱ユニット30の液体導入部362や液体収容体50の液体供給部57が位置する領域と、液体保持部82とを繋ぐ空間である。
図7に示すように、液体保持部82は、容器822と、容器822に収容された保持部材824とを有する。容器822は、ケース22の底面に対してねじ等によって取り付けられている。これにより、液体保持部82はケース22に対して着脱可能に取り付けられる。他の実施形態では、液体保持部82はケース22に固定されていても良い。容器822は、上側が開口した凹形状の部材である。保持部材824は、インクを吸収して保持するための部材である。保持部材824は例えば多孔質の部材によって形成されている。保持部材824は、毛細管力によってインクを保持できる。
A−2.着脱ユニット30の構成:
図8は、着脱ユニット30の第1の斜視図である。図9は、着脱ユニット30の第2の斜視図である。図10は、図8の上面図である。図11は、図10のF10−F10部分断面図である。図12は、図9の上面図である。図13は、図12のF12A−F12A部分断面図である。図14は、図12のF12B−F12B部分断面図である。図8は、可動支持部(可動部材)40が固定部材35に対し最も外方に突出した第1の状態(セット時状態)を示している。図9は、可動部材40が固定部材35に収容された第2の状態(装着時状態)を示している。また、図10〜図14には、着脱ユニット30に支持された液体収容体50も図示している。図8〜図14には、互いに直交するK1軸,K2軸,Z軸が描かれている。また、これ以降の図についても必要に応じてK1軸,K2軸,Z軸が描かれている。
着脱ユニット30K(図3)と着脱ユニット30C,30M,30Y(図4)とは、取り付けられた外壁面102,103に対する取付角度(K1軸方向の向きとK2軸方向の向き)が異なる。その他の構成については同様である。また、着脱ユニット30C,30M,30Yの構成は同一である。以下では、着脱ユニット30C,30M,30Yの構成を説明すると共に、着脱ユニット30Kの特有の構成について併せて説明する。
図8及び図9に示すように、着脱ユニット30は、固定部材(固定部)35と、可動部材40と、流通部材72と、を備える。固定部材35は、ケース22にねじ等の取付部材によって取り付けられることでケース22に支持される。可動部材40は、固定部材35に対して移動可能に固定部材35に支持される。すなわち、固定部材35は、可動部材40の第1の方向(−K1軸方向)又は第2の方向(+K1軸方向)への移動を案内する。第1の方向は液体収容体50の装着方向であり、第2の方向は液体収容体50の取り外し方向である。
図9に示すように、固定部材35は、液体導入機構36と接点機構38とを備える。液体導入機構36と接点機構38とは、K2軸方向に並んで配置されている。
図11に示すように、液体導入機構36は、液体導入部362と接続部365とを備える。液体導入部362は、プリンター10の液体噴射ヘッド13(図1)と連通している。液体導入部362は、液体収容体50の液体供給部57に接続される。液体導入部362は、内部にインクが流通できる針状である。図8に示すように、液体導入部362は、中心軸CLを有し、中心軸CL方向に延びる筒状である。
図11に示すように、接続部365は、液体収容体50からプリンター10へのインクの流れ方向において、上流側端部が液体導入部362に接続され、下流側端部が流通部材72に接続されている。液体導入部362を流れたインクは接続部365に流入する。
流通部材72は可撓性を有する部材である。本実施形態では、流通部材72は内部にインクを流通可能なホースである。流通部材72は、柔軟であり折り曲げることが可能である。流通部材72は、下流側端部が液体噴射ヘッド13に接続されている。これにより、図13にインクの流れを示すように、液体導入部362を流れたインクは、接続部365と流通部材72とを順に流れて液体噴射ヘッド13へ供給される。
図9に示すように、接点機構38は、装置側電気接続部としての複数の装置側端子381を有する。複数の装置側端子381は、液体収容体50の回路基板582(図10)が有する収容体側電気接続部としての接触部cpと接触することで回路基板582と電気的に接続される。本実施形態では、9つの接触部cpに対応して装置側端子381は9つ設けられている。
ここで、中心軸CLに沿った方向(液体導入部362が延びる方向)がK1軸方向である。K1軸方向は、Z軸方向及びK2軸方向と直交する。K1軸方向とK2軸方向とによって規定される面と、図1に示すX軸方向とY軸方向とによって規定される面とは平行である。K1軸方向のうち、プリンター10の外方へ向かう方向が+K1軸方向であり、プリンター10の内方に向かう方向が−K1軸方向である。図8及び図9に示すように、可動部材40は、固定部材35に対してK1軸方向に移動可能に固定部材35に支持されている。−K1軸方向は、可動部材40が固定部材35に近づく方向であり、+K1軸方向は、可動部材40が固定部材35から離れる方向である。
着脱ユニット30Kは、K2軸方向がX軸方向と平行となるようにケース22Aに取り付けられる。一方で、着脱ユニット30C,30M,30Yは、K2軸方向がX軸方向と平行ではなく所定角度(例えば、15°)を有するようにケース22Bに取り付けられる。
液体収容体50は、以下の2つの操作を実行することで着脱ユニット30に装着される。液体収容体50が着脱ユニット30に装着された状態を「装着状態」とも呼ぶ。装着状態とは、液体収容体50の液体供給部57(図10)が着脱ユニット30の液体導入部(液体導入針)362に接続され、かつ、回路基板582の接触部cp(図10)が着脱ユニット30の装置側端子381と接触することで電気的に接続された状態である。装着状態では、プリンター10の供給機構が起動可能となるので、液体収容体50に収容されているインクがプリンター10に流通可能な状態となる。
・第1の操作(セット操作):
利用者は、着脱ユニット30を第1の状態にした後に、液体収容体50をセット方向に移動させて可動部材40にセットする(図10)。
・第2の操作(接続操作):
第1の操作後に、利用者は液体収容体50を介して可動部材40を固定部材35側に押し進めることで着脱ユニット30を第2の状態にする(図12)。
図11に示すように、セット方向は、重力下方向成分を含む方向である。本実施形態では、セット方向は重力下方向である。また、第2の操作は、可動部材40を−K1軸方向に移動させる操作である。
図10及び図11に示すように、着脱ユニット30を第1の状態にした後に、液体収容体50を可動部材40にセットする。液体収容体50がセットされた状態(セット状態)では、液体収容体50の基板ユニット58が有する回路基板582が、装置側端子381と向かい合う位置に配置される。またセット状態では、液体収容体50の液体供給部57が、液体導入部362と向かい合う位置に配置される。また、図11に示すように、セット状態では、液体収容体50は、液体収容部52が収容部支持アセンブリ51よりも重力下方向となるように可動部材40に支持される。
液体収容体50が可動部材40にセットされた後に、図11の矢印Fに示すように、利用者は液体収容体50を−K軸方向側に押す。これにより、液体収容体50及び可動部材40は装着方向(−K1軸方向)に移動する。図13に示すように、着脱ユニット30の第2の状態では、液体供給部57内に液体導入部362が挿入(接続)される。また、第2の状態では、図14に示すように回路基板582の接触部cpと装置側端子381とが接触することで、回路基板582と装置側端子381とが電気的に接続される。
着脱ユニット30の第2の状態では、着脱ユニット30のロック機構(図示せず)によって可動部材40は固定部材35に対する+K1軸方向側への移動が規制されている。なお、第2の状態において、可動部材40を固定部材35に対して内側方向(−K1軸方向、第1の方向)に押し付けることでロック機構によるロックが解除される。これにより、可動部材40を固定部材35に対して外方(+Z軸方向)に突出するように移動させて、着脱ユニット30の状態を第2の状態から第1の状態に切り替えることができる。
図12及び図13に示すように、液体収容体50は、液体供給部57が液体収容部52(詳細には、液体収容部52のインクを収容する空間部)よりも上側に位置するように着脱ユニット30に装着されることでケース22内部に配置される。
また、図14に示すように、液体収容体50は、接触部cpが液体収容部52(詳細には、液体収容部52のインクを収容する空間部)よりも上側に位置するように着脱ユニット30に装着されることでケース22内部に配置される。
図14に示すように、接点機構38は、更に、装置側端子381に電気的に接続されたコネクター602と、コネクター602に電気的に接続された配線603とを備える。配線603はプリンター10の制御部18(図1)に電気的に接続されている。
A−3.液体収容体50の構成:
図15は、液体収容体50の斜視図である。図16は、液体収容体50の斜視図である。図17は液体収容体50を説明するための図である。図18は、回路基板582を説明するための図である。図19は、図18の矢視F18である。図17は、液体収容体50から液体収容部52を取り除いた図である。
液体収容体50K(図1)と、液体収容体50C,50M,50Y(図2)とは、液体収容部52の容積が異なる。液体収容体50Kの液体収容部52は、液体収容体50C,50M,50Yの液体収容部52よりも容積が大きく、多くの量のインクを収容できる。本実施形態では、液体収容体50Kの液体収容部52は、液体収容体50C,50M,50Yの液体収容部52よりもZ軸方向の長さとK2軸方向の長さが大きい。その他の構成については、液体収容体50Kと、液体収容体50C,50M,50Yとは同様の構成を有する。
Z軸方向、K1軸方向、K2軸方向は以下のように定義できる。液体収容体50の装着状態において、Z軸方向は重力方向(鉛直方向)である。+Z軸方向が重力上方向(鉛直上方向)であり、−Z軸方向が重力下方向(鉛直下方向)である。K1軸方向は、水平方向である。また、−K1軸方向は、液体収容体50を着脱ユニット30にセットした後にプリンター10に装着するときの液体収容体50の装着方向(第1の方向)である。また、+K1軸方向は、液体収容体50をプリンター10から取り外す際の取外し方向である。なお、本実施形態では、装着方向は、水平方向である−K1軸方向であるが、これに限定されるものではない。装着方向は、水平方向成分を含む方向であれば良い。また、K2軸方向は、重力方向(Z軸方向)とK1軸方向とに直交する方向である。Z軸方向は、液体収容体50の「高さ方向」である。K1軸方向は、液体収容体50の「厚さ方向」である。K2軸方向は、液体収容体50の「幅方向」である。
図15に示すように、液体収容体50は、収容部支持アセンブリ51と、液体収容部52と、流路形成部材70とを備える。収容部支持アセンブリ51は、ハンドル部53と、液体供給ユニット55と、基板ユニット58と、を有する。ハンドル部53は、K1軸方向に開口する枠状の部材である。
液体収容部52は、インクを収容可能である。液体収容部52は袋状である。液体収容部52は、外表面が露出した状態で収容部支持アセンブリ51に取り付けられている。すなわち、液体収容部52は、ケースなどに収容されることなく外部から視認可能に構成されている。液体収容部52は、可撓性を有し、収容されたインクの減少に伴って容積が減少する。
液体収容部52は、第1のシート521と、第2のシート522と、第3のシート523とを有する。第1〜第3のシート521〜523は、内側にインクを収容するための空間部を区画する。液体収容体50の装着状態において、第3のシート523は、液体収容部52の底部を構成する。また、装着状態において第1と第2のシート521,522は、液体収容部52の側面部を構成する。
ここで、図15に示すように、液体収容部52のうち、収容部支持アセンブリ51が取り付けられた部分を一端部(上端部)501とし、一端部501と対向する部分を他端部(底端部)502とする。また、液体収容部52のうち、一端側(+K2軸方向側)部分を第1側端部503とし、他端側(−K2軸方向側)部分を第2側端部504とする。
第1のシート521及び第2のシート522は、互いの周縁領域の一部が溶着されている。詳細には、周縁領域のうち、一端部501と、第1側端部503と、第2側端部504とが溶着されている。理解の容易のために、図15及び図16において、第1と第2のシート521,522が溶着された部分にはクロスハッチングを付している。また、液体収容部52の一端部501には収容部支持アセンブリ51(詳細には取付部549)が溶着されている。理解の容易のために、図15及び図16において、収容部支持アセンブリ51と第1及び第2のシート521,522との溶着部分には実線のシングルハッチングを付している。
図15に示すように、第3のシート523と、第1のシート521及び第2のシート522の周縁領域の一部とが溶着されている。この溶着部分には一点鎖線シングルハッチングを付している。このように、本実施形態の液体収容部52は、3つのシート521,522,523を溶着等によって接着したタイプ(いわゆる、底面を有するパウチタイプ)である。
第1〜第3のシート521〜523はそれぞれ、可撓性を有する部材である。第1〜第3のシート521〜523の材料(材質)としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET),ナイロン,ポリエチレンなどが用いられる。また、これらの材料で構成されたフィルムを複数積層した積層構造を用いて第1〜第3のシート521〜523を形成しても良い。このような積層構造では、例えば、外層を耐衝撃性に優れたPET又はナイロンによって形成し、内層を耐インク性に優れたポリエチレンによって形成しても良い。さらに、アルミニウムなどを蒸着した層を有するフィルムを積層構造の1つの構成部材としても良い。これにより、ガスバリア性を高めることができるので、例えば液体収容部52に収容されたインクの濃度変化を抑制できる。このように、液体収容部52の材質は任意に設定できる。
液体収容部52は、本実施形態では第1〜第3のシート521〜523を溶着等によって接着したタイプであったが、第3のシート523を省略し、第1と第2のシート521,522を溶着等によって接着したタイプ(いわゆる、ピロータイプ)としても良い。
図15に示すように、流路形成部材70は、液体収容部52内に配置されている。流路形成部材70は、チューブである。すなわち、流路形成部材70は、筒状部材である。流路形成部材70は、液体収容部52の内部と液体供給部57とを連通させる流路を内側に形成する。液体収容部52のインクは、流路形成部材70の流路を通って液体供給部57に流通する。
図17に示すように、ハンドル部53は、+Z軸方向側の端部に位置する把持部54と、−Z軸方向側の端部に位置する取付部549と、Z軸方向について把持部54と取付部の間に位置する基部548とを有する。また、ハンドル部53は、更に、+K2軸方向側の端部に位置する第1の接続部546と、−K2軸方向側の端部に位置する第2の接続部547とを有する。
把持部54と、第1の接続部546と、第2の接続部547と、基部548とはそれぞれ棒状である。把持部54と、第1の接続部546と、第2の接続部547と、基部548とによって枠状の部材が形成される。これにより、ハンドル部53には、利用者の手を受け入れるための略矩形状の受入空間部542が区画形成される。
把持部54は、利用者が液体収容体50を把持する部分である。把持部54は、K2軸方向に沿って延びる。
第1の接続部546は、把持部54のうちK2軸方向における一端部から基部548側(−Z軸方向側、図15に示す液体収容部52側)に延びる部材である。第2の接続部547は、把持部54のうちK2軸方向における他端部から基部548側(−Z軸方向側、図10に示す液体収容部52側)に延びる部材である。基部548は、受入空間部542を挟んで把持部54と対向する部分である。基部548は、K2軸方向に沿って延びる。基部548には、後述する位置決め部56と、回路基板保持部(接触部配置部)59と、押圧部545とが取り付けられている。
取付部549は、K2軸方向に沿って延びる。取付部549は、液体収容部52の一端部501(図15)が溶着等によって取り付けられる部分である。
図17に示すように、液体供給ユニット55は、液体供給部57と位置決め部56とを備える。但し、位置決め部56は液体供給部57とは別体で構成され、液体供給部57との間に僅かな隙間が形成されている。液体供給ユニット55は、ハンドル部53から外方(−K1軸方向)に突出して設けられている。
液体供給部57は、液体収容部52の内部と連通し液体収容部52のインクをプリンター10に供給する。詳細には、液体収容部52のインクは、流路形成部材70とハンドル部53の内部流路(図示せず)とを通って液体供給部57に至る。そして、液体供給部57に至ったインクは、着脱ユニット30の流路362,365,72を介してプリンター10の液体噴射ヘッド13へ供給される。
液体供給部57は、一端である液体供給口572と、他端である供給接続部573とを有する。液体供給口572は、液体収容部52の内部と連通し、液体収容部52に収容されたインクを外部(プリンター10)に流出させる。液体供給部57は、K1軸方向(中心軸CT方向)に沿って延びる筒状部材(環状部材)である。液体供給部57は、ハンドル部53より外方(−K1軸方向)に突出して設けられている。
液体供給部57は、中心軸CTを備える。中心軸CTは、K1軸方向と平行である。ここで、K1軸方向のうち、液体供給口572から供給接続部573に向かう方向が+K1軸方向であり、供給接続部573から液体供給口572に向かう方向が−K1軸方向である。液体供給部57の内部には、液体供給部57の内部流路を開閉するための弁機構が設けられている。液体導入部362(図11)が液体供給部57内に挿入されることで弁機構が開弁して、液体供給部57から液体導入部362へとインクが流通可能となる。
図17に示すように、液体収容体50の未使用状態では、液体供給口572がフィルム99によって塞がれている。これにより、液体収容体50が着脱ユニット30(図8)に装着される前において、液体供給口572からインクが外部に漏れ出すことを抑制できる。フィルム99は、液体収容体50が着脱ユニット30に装着する際に液体導入部362(図11)によって破られる。
図17に示すように、位置決め部56は、液体収容体50がプリンター10に接続されるときに、液体供給口572を含めた液体収容体50のプリンター10に対するある程度の位置決めを行う。位置決め部56は、ハンドル部53に一体的に設けられている。本実施形態では、位置決め部56は、ハンドル部53と一体成形により作成されることで、ハンドル部53と一体的に設けられる。ここで、「一体的に設けられる」とは、位置決め部56がハンドル部53の動きに連動するようにハンドル部53に設けられていることを意味する。他の実施形態では、ハンドル部53に対し位置決め部56を溶着等により取り付けることで、位置決め部56をハンドル部53に一体的に設けても良い。また、位置決め部56は液体供給口572の近傍に液体供給口572の上方を除く周方向を囲むような形態で設けられているが、ハンドル部53が変形しにくい材料から成る場合は、ハンドル部53のうち、液体供給口572から多少離れた位置に設けてもよい。位置決め部56は、ハンドル部53から−K1軸方向に突出する。
位置決め部56は、液体供給口572の近傍に配置されている。また、位置決め部56の少なくとも一部は、液体供給口572の液体収容部52側(−Z軸方向側)に設けられている。本実施形態では、中心軸CTを中心とした液体供給部57の周囲に位置決め部56は配置されている。詳細には、位置決め部56は、液体供給部57の周囲のうち、把持部54側の除く周囲に配置されている。
位置決め部56は、液体収容体50をプリンター10に装着するときに、着脱ユニット30(図8)の可動部材40に当たることで液体供給部57の動きが規制され、液体収容体50がある程度位置決めされる。
図17に示すように、基板ユニット58は、回路基板582と、接触部配置部59とを備える。基板ユニット58は、ハンドル部53から外方(−K1軸方向)に突出して設けられる。基板ユニット58の突出方向は、液体供給部57の突出方向(−K1軸方向)と同じである。なお、基板ユニット58の突出方向と、液体供給部57の突出方向とは、同じでなくても良く、略平行であれば良い。基板ユニット58は、液体供給ユニット55とK2軸方向に並んで設けられている。
接触部配置部59は、回路基板582を配置する。接触部配置部59は、ハンドル部53に一体的に設けられている。本実施形態では、接触部配置部59は、ハンドル部53と一体成形により作成されることで、ハンドル部53と一体的に設けられる。ここで、「一体的に設けられる」とは、接触部配置部59がハンドル部53の動きに連動するようにハンドル部53に設けられていることを意味する。なお、他の実施形態では、ハンドル部53に対し接触部配置部59を溶着等により取り付けることで、接触部配置部59をハンドル部53に一体的に設けても良い。
接触部配置部59は、+Z軸方向側(把持部54が位置する側)が開口する凹形状である。凹形状の底部594は、K1軸方向に対して傾斜している。底部594に回路基板582が取り付けられることで、回路基板582は水平方向に対して傾斜した状態で接触部配置部59に保持される。
図18に示すように、回路基板582の+Z軸方向側の上側端部586にはボス溝584が形成され、回路基板582の−Z軸方向側の下側端部587にはボス孔585が形成されている。回路基板582は、ボス溝584およびボス孔585を用いて底部594(図17)に固定されている。
図18及び図19に示すように、回路基板582は、表面582faに設けられた液体収容体側端子群580と、裏面582fbに設けられた記憶装置583とを有する。表面582fa及び裏面582fbは平面である。
液体収容体側端子群580は、9つの端子581A〜581Iからなる。記憶装置583は、液体収容体50に関する情報(例えば、インク残量やインク色)等を格納する。記憶装置583と9つの端子581A〜581Iとは電気的に接続されている。
図18に示すように、9つの液体収容体側端子581A〜581Iはそれぞれ略矩形状に形成される。9つの液体収容体側端子581A〜581Iは、装着方向(−K1軸方向)と交差する方向であるZ軸方向の異なる位置に2つの列Ln1,Ln2を形成するように配置されている。列Ln1,Ln2はK2軸方向に平行である。
液体収容体側端子581A〜581Iのそれぞれの中央部には、対応する装置側端子381に接触する接触部cpが形成されている。上記の列Ln1,Ln2は複数の接触部cpによって形成される列であると考えることもできる。なお9つの液体収容体側端子581A〜581Iを区別することなく用いる場合は符号「581」を用いる。
A−4.効果:
装置筺体19の内部には、液体噴射ヘッド13などの記録媒体に記録を行うための構成が配置されているため、液体保持部82を配置するスペースが限られる。上記第1実施形態によれば、図1及び図2に示すように、装置筺体19の外壁面である左側面102と右側面103に設けられたケース22A,22Bの内部に液体保持部82が配置されている。これにより、液体保持部82の配置スペースを十分に確保できる。よって、液体保持部82の大きさなどの変更を容易に行うことができる。また、装置筺体19の外壁面102,1103にケース22が設けられることで、プリンター10を移動させる際に、プリンター10の移動に伴って液体保持装置20も移動させることができる。
また、上記第1実施形態によれば、液体保持装置20は液体収容体50を収容するための収容体受入部26(図3,図4)を有する。一般に、ケース22の外形の大きさを装置筺体19の外壁面の外形の大きさに近づけた場合、収容体受入部26の大きさは外壁面の外形の大きさよりも小さいため、ケース22の内部には液体収容体50が配置されないスペースが生じる。上記第1実施形態によれば、このスペースを有効に利用して液体保持部82を配置できる。
また、上記第1実施形態によれば、図5及び図6に示すように、液体保持部82は、収容体受入部26の下側に位置する。これにより、着脱ユニット30に液体収容体50を着脱する際に液体供給口572(図17)や液体導入部362から下方に漏れ出したインク(未使用液)を液体保持部82によって保持できる。これにより、ケース22の壁面にインクが付着する可能性を低減できる。
また、上記第1実施形態によれば、液体保持部82は、着脱可能にケース22の内部に配置されている。これにより、液体保持部82をケース22外部に取り出すことができるので、液体保持部82のメンテナンス作業(例えば、図7に示す保持部材824の交換作業)を容易に行うことができる。
また、上記第1実施形態によれば、図1及び図2に示すように、プリンター10を前面101側から見たときに、ケース22は左側面102と右側面103に配置されている。これにより、利用者は前面101側から液体保持部82を容易にケース22に対して着脱できる。これにより、液体保持部82のメンテナンス作業を更に容易に行うことができる。
また、上記第1実施形態によれば、図1及び図2に示すように、液体噴射記録システム1000は2つの液体保持装置20A,20Bを有する。2つの液体保持装置20A,20Bの各ケース22A,22Bは異なる壁面102,103に設けられている。これにより、外壁面を利用して複数の液体保持装置20A,20Bを配置できる。ここで、複数の液体保持装置20A,20Bは、液体保持ユニットを構成する。
B.第2実施形態:
図20は、第2実施形態の液体噴射記録システム1000aを説明するための図である。図20は、図5に相当する。第1実施形態の液体噴射記録システム1000(図5)と第2実施形態の液体噴射記録システム1000aとの違いは、液体保持装置20a(20Aa,20Ba)が備える液体保持部82の配置位置である。その他の構成については第1実施形態の液体噴射記録システム1000と同様の構成であるため、同様の構成については同一符号を付すと共に説明を省略する。
図20に示すように、プリンター10を鉛直上方向(+Z軸方向)側から見たときに、液体保持部82は、収容体受入部26の長手方向(本実施形態では、X軸方向)における両側に配置されている。本実施形態では、収容体受入部26に対して前面101側と背面104側に液体保持部82が配置されている。なお、他の実施形態においては、長手方向における両側の少なくとも一方に配置されていても良い。また、液体保持部82は、収容体受入部26よりも下側に配置されている。
上記第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の構成を有する点において第1実施形態と同様の効果を奏する。例えば、第1実施形態と同様に、装置筺体19の外壁面である左側面102と右側面103に設けられたケース22A,22Bの内部に液体保持部82が配置されている。これにより、液体保持部82の配置スペースを十分に確保できる。よって、液体保持部82の大きさなどの変更を容易に行うことができる。
また、上記第2実施形態では、液体保持部82は、収容体受入部26の長手方向(本実施形態では、X軸方向)における両側に配置されている。これにより、収容体受入部26の長手方向両側のスペースを有効に利用して液体保持部82を配置できる。
C.第3実施形態:
図21は、第3実施形態の液体噴射記録システム1000bを説明するための図である。図22は、液体噴射記録システム1000bの内部構成を説明するための図である。図22は、図5に相当する図である。第1実施形態の液体噴射記録システム1000(図1)と第3実施形態の液体噴射記録システム1000bとの違いは、液体保持装置の配置位置である。その他の構成については第1実施形態の液体噴射記録システム1000と同様の構成であるため、同様の構成については同一符号を付すと共に説明を省略する。
図21に示す符号「20Ab」及び「20Bb」は第1と第2の液体供給装置20Ab,20Bbとして機能する。第1の液体供給装置20Abは、第1の液体保持装置20A(図1)から液体保持部82を取り除いた構成であり、第2の液体供給装置20Bbは、第2の液体保持装置20B(図2)から液体保持部82を取り除いた構成である。すなわち、第1と第2の液体供給装置20Ab,20Bbは、液体収容体50を収容するための装置として機能する。なお、第1と第2の液体供給装置20Ab,20Bbを区別することなく用いる場合は、「液体供給装置20b」を用いる。
液体噴射記録システム1000bは、プリンター10に着脱可能に装着される記録媒体収容ユニット160を有する。記録媒体収容ユニット160は、装置筺体19を構成する記録媒体収容部16の下側に装着される。例えば、記録媒体収容ユニット160は、ねじ等の取付部材によって装置筺体19に取り付けられても良いし、嵌合によって装置筺体19に取り付けられていても良い。
記録媒体収容ユニット160は、記録媒体収容部162と、第1の液体保持装置164Aと、第2の液体保持装置164Bと、を備える。記録媒体収容部162は、記録媒体収容部16と同様に、前面101側に移動可能に構成されている。記録媒体収容部16は複数の用紙を収容可能である。
第1の液体保持装置164Aは、記録媒体収容部162の−Y軸方向側の位置で記録媒体収容部162と隣り合って配置されている。第2の液体保持装置164Bは、記録媒体収容部162の+Y軸方向側の位置で記録媒体収容部162と隣り合って配置されている。ここで、第1と第2の液体保持装置164A,164Bを区別することなく用いる場合は、「液体保持装置164」を用いる。
図21及び図22に示すように、液体保持装置164は、記録媒体収容部162と隣り合うケース165と、ケース165の内部に配置された液体保持部82とを備える。図21に示すように、ケース165は下側端部166を支点として上側端部167を回転させることで開閉可能に構成されている。図22に示すように、液体保持部82は、ケース165の底面に着脱可能に配置されている。詳細には、液体保持部82は、容器822(図7)が底面に対してねじ等によって着脱可能に取り付けられている。流通管115の他端側は、蛇腹部などの伸縮自在に構成されている。記録媒体収容ユニット160が装置筺体19に取り付けられた場合、流通管15の他端側を液体保持部82の容器822(図7)内に配置させる。これにより、クリーニング処理によって液体噴射ヘッド13から吸引されたインク(未使用液)は、流通管115を通って液体保持部82に到達する。また流通管115は、プリンター10が備える未使用液貯留容器119にも接続されている。なお、流通管115のうち、液体保持部82に接続される他端側は、記録媒体収容ユニット160が装置筺体19に取り付けられる前の状態では、栓部材などによってインクが流出しないように閉じられている。
上記第3実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の構成を有する点において第1実施形態と同様の効果を奏する。例えば、液体保持部82は、着脱可能にケース165の内部に配置されている。これにより、液体保持部82をケース165外部に取り出すことができるので、液体保持部82のメンテナンス作業を容易に行うことができる。また、上記第3実施形態によれば、記録媒体収容ユニット160を増設することで液体保持部82を容易に増設できる。なお、液体保持装置82は、ケース165の内部に設けられている必要はなく、ケース165を省略して記録媒体収容部162の外壁面に露出するように設けられていても良い。
D.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
D−1.第1変形例:
図23は、第1変形例を説明するための図である。上記実施形態では、装置筺体19の1つの壁面に対して1つの液体保持装置20が設けられていたが(図1)、図23に示すように、1つの壁面103に複数の液体保持装置20が設けられていても良い。第1変形例では、上下方向に沿って2つの液体保持装置20B1,20B2が右側面103に設けられている。2つの液体保持装置20B1,20B2は、液体保持ユニットを構成する。
2つの液体保持装置20B1,20B2の構成は、第1実施形態の液体保持装置20と同様であるため説明は省略する。なお、第1変形例の液体噴射記録システム1000cは、第1実施形態の液体噴射記録システム1000(図1)よりも多くの記録媒体収容部16が設けられている点で異なる。新たに設けられた3つの記録媒体収容部16Bは、プリンター10に増設可能に装着される。すなわち、プリンター10cは、装置筺体19を構成し液体噴射ヘッド13が内部に配置された本体部192と、本体部192に対して着脱可能に装着される記録媒体収容部16Bを備える。ここで、本変形例における本体部192は、上から1段目と2段目の記録媒体収容部16Aを含む。また、「本体部192に対して着脱可能」とは、本体部192に直接的に着脱可能に構成されている場合に加え、本体部192に対して間接的に着脱可能に構成されている場合も含む。例えば、最下段の記録媒体収容部16Bは、下から2段目の記録媒体収容部16Bに着脱可能に装着されることで、本体部192に対して間接的に着脱可能に構成されている。
液体保持装置20B1のケース22は、装置筺体19を構成する本体部192のうち右側面103を構成する壁面に設けられている。また、液体保持装置20B2のケース22は、記録媒体収容部16Bのうち右側面103を構成する壁面に設けられている。液体保持装置20B2が備える液体保持部82は、流通管115(図6)によってカバー部114と連通している。詳細には、記録媒体収容部16Bが本体部192に取り付けられた後に、流通管155の一部を引き伸ばす等して液体保持装置20B2の液体保持部82に流通管155を連通させる。
上記第1変形例によれば、上記第1実施形態に加え更に以下の効果を奏する。すなわち、本体部192に対して増設可能な記録媒体収容部16Bの外壁面103に液体保持装置20B2のケース22B2が設けられている。これにより、記録媒体収容部16Bを増設することで液体保持部82を増設できる。
また、上記第1変形例によれば、液体保持装置20B1,20B2の各ケース22B1,22B2は1つの壁面103に上下方向に並んで設けられている。一般に、プリンター10は、記録媒体収容部16等によって上下方向(高さ方向)が大きくなる。よって、1つの壁面103に上下方向に並んでケース22B1,22B2を設けることで、壁面103の上下方向の長さを有効に利用して複数の液体保持装置20B1,20B2を配置できる。
D−2.第2変形例:
図24は、第2変形例を説明するための図である。上記実施形態では、図7に示すように、液体保持部82は容器822と容器822内に収容された保持部材824とを備えていたが、これに限定されるものではなく液体を保持し、外部へのインクの流出を抑制できる構成であれば良い。例えば、液体保持部82は、容器822のみよって構成されていても良い。また、上記実施形態の液体収容体(図15)を図24に示す液体保持部82Cとして用いても良い。この場合、図24に示すように、液体保持部82Cを内部に配置するケースは、液体保持部82Cを装着するための保持部装着ユニット89を内部に有する。保持部装着ユニット89と、上記実施形態の着脱ユニット30(図8)との異なる点は接続部365aの構成である。その他の保持部装着ユニット89の構成は、着脱ユニット30の構成と同様であるため、同様の構成については同一符号を付すと共に説明を省略する。
保持部装着ユニット89の接続部365aは屈曲することなく、K1軸方向に沿って延びる。流通管115の他端部は、接続部365aに接続されている。ここで着脱ユニット30の液体導入部362(図8)は、保持部装着ユニット89では「液体導出部362」と呼ぶ。すなわち、液体導出部362は、液体噴射ヘッド13からの未使用液を液体保持部82Cに導く部材である。また、着脱ユニット30の装置側端子381(図8)は、保持部装着ユニット89では「ユニット側電気接続部381」と呼ぶ。
また、液体収容体50の液体収容部52(図15)は液体保持部82Cでは「未使用液収容部52」と呼び、液体供給部57は液体保持部82Cでは「液体受入部57」と呼び、接触部cp(図18)は液体保持部82Cでは「保持部側電気接続部cp」と呼ぶ。初期状態において、未使用液収容部52内からは空気が排出されることで未使用液収容部52内は大気圧よりも小さい圧力に減圧されている。
液体受入部57は、液体導出部362(図8)に接続されて、未使用液収容部52に未使用液を流通させる。未使用液収容部52は、液体受入部57を流通したインクを内部に収容する。未使用液収容部52に収容される未使用液は、クリーニング処理によって液体噴射ヘッド13から吸引されたインクである。
液体保持部82Cが有する記憶装置583(図19)には、クリーニング処理の実行回数が記憶される。クリーニング処理の実行回数が所定回数に到達すると、液体保持部82Cの交換を促すための信号を回路基板582が制御部18に送信する。これにより、プリンター10の表示部などに液体保持部82Cの交換を促すメッセージが表示される。
上記第2変形例では、液体収容体50と同一構成の部材である液体保持部82Cを用いて未使用液を保持できる。また、液体受入部57が未使用液収容部52よりも上側に位置するように液体保持部82Cは保持部装着ユニット89に装着されている。これにより、液体受入部57に流入した未使用液をスムーズに未使用液収容部52に流通させることができる。また、液体保持部82Cが保持部装着ユニット89に装着された装着状態において、液体受入部57が未使用液収容部52よりも上側に位置するため、液体受入部57と液体導出部362との接続の状態を未使用液収容部52に邪魔されることなく容易に確認できる。また、液体受入部57が未使用液収容部52よりも上側に位置するため、液体保持部82Cを保持部装着ユニット89に着脱する際に、容易に液体受入部57と液体導出部362との位置を確認できる。
また、保持部装着ユニット89の装着状態において、保持部側電気接続部cpが前記未使用液収容部52よりも上側に位置する(図14)。これにより、保持部側電気接続部cpとユニット側電気接続部381との接触の状態を未使用液収容部52に邪魔されることなく容易に確認できる。また、保持部側電気接続部cpが未使用液収容部52よりも上側に位置するため、液体保持部82Cを保持部装着ユニット89に着脱する際に、容易に保持部側電気接続部cpとユニット側電気接続部381との位置を確認できる。
また、図15に示す液体収容体50と同様に、液体保持部82Cは未使用液収容部52の一端部501側に位置するハンドル部53を有する。これにより、利用者は液体保持部82Cの操作を容易に行うことができる。また、液体受入部57及び保持部側電気接続部cpと、ハンドル部53が液体保持部82Cに対して同じ側に位置するため、ハンドル部53を把持して液体保持部82Cを操作することで液体受入部57及び保持部側電気接続部cpを保持部装着ユニット89に対して容易に接続できる。
D−3.第3変形例:
上記第1実施形態では、収容体受入部26よりも下側に液体保持部82が配置されていたが(図6)、収容体受入部26よりも上側に液体保持部82が配置されていても良い。このようにしても、ケース22の内部のスペースを有効に利用して液体保持部82を配置できる。
D−4.第4変形例:
液体収容体50(図16)は、上記実施形態に限定されるものではなく、液体を収容するための液体収容部と、液体を液体噴射記録装置へと供給するための液体供給部とを有していれば良い。すなわち、液体収容体50は、ハンドル部53や回路基板582を有さなくても良い。回路基板582を有さない場合、着脱ユニット30の接点機構38は省略しても良い。また、上記実施形態では、液体収容部52は可撓性を有していたが、有していなくても良い。例えば、液体収容部52は硬質部材(例えば、ポリエチレンやポリプロピレン)によって形成されていても良い。また、液体収容部52は、ケース等に収容されていても良い。また、液体保持部82Cも上記第4変形例に記載の液体収容体50と同一構成の部材を用いても良い。
D−5.第5変形例:
上記各実施形態及び変形例を組み合わせて用いても良い。
D−6.第6変形例:
本発明は、プリンター10に限らず、インク以外の他の液体を噴射する任意の液体噴射記録装置、及び、液体噴射記録装置に用いられる液体保持装置に適用することができる。例えば、以下のような各種の液体噴射記録装置、及び、液体保持装置に適用可能である。
(1)ファクシミリ装置等の画像記録装置
(2)液晶ディスプレイ等の画像表示装置用のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射記録装置
(3)有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイや、面発光ディスプレイ (Field Emission Display、FED)等の電極形成に用いられる電極材噴射記録装置
(4)バイオチップ製造に用いられる生体有機物を含む液体を噴射する液体噴射記録装置
(5)精密ピペットとしての試料噴射記録装置
(6)潤滑油の噴射記録装置
(7)樹脂液の噴射記録装置
(8)時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を消費する液体噴射記録装置
(9)光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂液等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射記録装置
(10)基板などをエッチングするために酸性又はアルカリ性のエッチング液を噴射する液体噴射記録装置
(11)他の任意の微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッドを備える液体噴射記録装置
なお、「液滴」とは、液体噴射記録装置又は液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう「液体」とは、液体噴射記録装置又は液体噴射装置が液体を噴射できるような材料であれば良い。例えば、「液体」は、物質が液相であるときの状態の材料であれば良く、粘性の高い又は低い液状態の材料、及び、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような液状態の材料も「液体」に含まれる。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散または混合されたものなども「液体」に含まれる。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インクおよび油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種の液体状組成物を包含するものとする。また、紫外線を照射して硬化可能なUVインクをこの液体収容部に収容してプリンターに接続した場合は、設置面から液体収容部が浮くため、設置面の熱が液体収容部に伝って硬化する可能性が低減する。
10,10c…プリンター
11…記録機構
12…制御部
13…液体噴射ヘッド
15…流通管
16,16A,16B…記録媒体収容部
17…排出トレイ
18…制御部
19…装置筺体
20…液体保持装置
20A…第1の液体保持装置
20B,20B1,20B2…第2の液体保持装置
20Ab…第1の液体供給装置
20Bb…第2の液体供給装置
21…部材用中継部
22…ケース
22A…第1のケース
22B…第2のケース
23…端部
24…開閉部
26,26A,26B…収容体受入部
30,30C,30M,30Y,30K…着脱ユニット
35…固定部材
36…液体導入機構
38…接点機構
40…可動部材
50,50C,50M,50Y,50K…液体収容体
51…収容部支持アセンブリ
52…液体収容部(未使用液収容部)
53…ハンドル部
54…把持部
55…液体供給ユニット
56…位置決め部
57…液体供給部(液体受入部)
58…基板ユニット
59…接触部配置部
70…流路形成部材
72…流通部材
82,82C…液体保持部
89…保持部装着ユニット
99…フィルム
101…前面
102…左側面
103…右側面
104…背面
105…上面
106…底面
112…クリーニング機構
114…カバー部
115…流通管
116…ポンプ
119…未使用液貯留容器
160…記録媒体収容ユニット
162…記録媒体収容部
164…液体保持装置
164A…第1の液体保持装置
164B…第2の液体保持装置
165…ケース
166…下側端部
167…上側端部
192…本体部
362…液体導入部(液体導出部)
365,365a…接続部
381…装置側端子(ユニット側電気接続部)
501…一端部
503…第1側端部
504…第2側端部
521…第1のシート
522…第2のシート
523…第3のシート
542…受入空間部
545…押圧部
546…第1の接続部
547…第2の接続部
548…基部
549…取付部
572…液体供給口
573…供給接続部
580…液体収容体側端子群
582…回路基板
582fa…表面
582fb…裏面
583…記憶装置
584…ボス溝
585…ボス孔
586…上側端部
587…下側端部
594…底部
602…コネクター
603…配線
822…容器
824…保持部材
1000〜1000c…液体噴射記録システム
CL…中心軸
CT…中心軸
cp…接触部(保持部側電気接続部)

Claims (19)

  1. 液体を噴射することで記録媒体に記録を行う液体噴射ヘッドを有する液体噴射記録装置の記録に用いられなかった未使用液を保持するための液体保持装置であって、
    前記液体噴射ヘッドが内部に配置された前記液体噴射記録装置の装置筺体の外壁面に設けられるケースと、
    前記ケース内に配置され、前記未使用液を保持するための液体保持部と、を備えた液体保持装置。
  2. 請求項1に記載の液体保持部であって、
    前記液体保持部は、着脱可能に前記ケースに装着されることで前記ケース内に配置されている、液体保持装置。
  3. 請求項2に記載の液体保持装置であって、
    前記装置筺体の前面には前記記録媒体を排出する記録媒体排出口が設けられ、
    前記液体噴射記録装置を前記前面側から見たときに、前記ケースは、前記外壁面のうち左右の少なくとも一方の壁面に配置されている、液体保持装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の液体保持装置であって、更に、
    前記ケース内に配置され、前記液体噴射ヘッドからの前記未使用液を前記液体保持部に導く液体導出部を有する保持部装着ユニットを有し、
    前記液体保持部は、前記未使用液を収容するための未使用液収容部と、前記未使用液収容部の一端部側に位置し、前記液体導出部に接続されて前記未使用液収容部に前記未使用液を流通させる液体受入部と、を有し、
    前記液体受入部が前記未使用液収容部よりも上側に位置するように、前記液体保持部が前記保持部装着ユニットに装着されている、液体保持装置。
  5. 請求項4に記載の液体保持装置であって、
    前記保持部装着ユニットは、更に、ユニット側電気接続部を有し、
    前記液体保持部は、更に、前記未使用液収容部の前記一端部側に位置し、前記ユニット側電気接続部と接触することで電気的に接続される保持部側電気接続部を有し、
    前記保持部側電気接続部が前記未使用液収容部よりも上側に位置するように、前記液体保持部は前記保持部装着ユニットに装着されている、液体保持装置。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の液体保持装置であって、
    前記液体保持部は、更に、前記未使用液収容部の前記一端部側に位置し、把持可能なハンドル部を有する、液体保持装置。
  7. 請求項4から請求項6までのいずれか一項に記載の液体保持装置であって、
    前記液体保持部は、前記液体噴射ヘッドに液体を供給するために用いる液体収容体と同一の構成である、液体保持装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の液体保持装置であって、更に、
    前記ケース内に配置され、前記液体噴射ヘッドに前記液体を供給するために用いる液体収容体を配置するための収容体受入部を有し、
    前記液体噴射記録装置を鉛直上方向側から見たときに、前記液体保持部は、前記収容体受入部の長手方向における両側の少なくとも一方の側に配置されている、液体保持装置。
  9. 請求項8に記載の液体保持装置であって、
    前記液体保持部は、前記収容体受入部よりも上側と下側のいずれか一方の側に配置されている、液体保持装置。
  10. 請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の液体保持装置であって、更に
    前記ケース内に配置され、前記液体噴射ヘッドに液体を供給するために用いる液体収容体を配置するための収容体受入部を有し、
    前記液体保持部は、前記収容体受入部よりも上側と下側のいずれか一方の側に配置されている、液体保持装置。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれか一項に記載の液体保持装置であって、
    前記液体噴射記録装置は、前記装置筺体を構成し前記液体噴射ヘッドが内部に配置された本体部と、前記装置筺体を構成し前記本体部に着脱可能に装着され、前記記録媒体を収容するための記録媒体収容部と、を有し、
    前記ケースは、前記装置筺体のうち前記記録媒体収容部に設けられている、液体保持装置。
  12. 液体保持ユニットであって、
    請求項1から請求項11までのいずれか一項に記載の前記液体保持装置が複数設けられ、
    前記各液体保持装置の前記各ケースは、前記外壁面のうち異なる壁面に設けられている、液体保持ユニット。
  13. 液体保持ユニットであって、
    請求項1から請求項11までのいずれか一項に記載の前記液体保持装置が複数設けられ、
    前記各液体保持装置の前記各ケースは、前記外壁面の1つの壁面に上下方向に並んで設けられている、液体保持ユニット。
  14. 液体を噴射することで記録媒体に記録を行う液体噴射ヘッドを有する液体噴射記録装置の記録に用いられなかった未使用液を保持するための液体保持装置であって、
    前記未使用液を保持するための液体保持部を備え、
    前記液体保持部は、前記液体噴射記録装置に着脱可能に装着される記録媒体収容ユニットであって、前記記録媒体を収容するための記録媒体収容部を有する記録媒体収容ユニットに設けられている、液体保持装置。
  15. 請求項14に記載の液体保持装置であって、
    前記記録媒体収容ユニットは、前記液体保持部を着脱可能に装着するケースを有し、
    前記液体保持部は、着脱可能に前記ケースの内部に装着されることで前記記録媒体収容ユニットに設けられている、液体保持装置。
  16. 請求項15に記載の液体保持装置であって、更に、
    前記ケース内に配置され、前記液体噴射ヘッドからの前記未使用液を前記液体保持部に導く液体導出部を有する保持部装着ユニットを有し、
    前記液体保持部は、前記未使用液を収容するための未使用液収容部と、前記未使用液収容部の一端部側に位置し、前記液体導出部に接続されて前記未使用液収容部に前記未使用液を流通させる液体受入部と、を有し、
    前記液体受入部が前記未使用液収容部よりも上側に位置するように、前記液体保持部は前記保持部装着ユニットに装着されている、液体保持装置。
  17. 請求項16に記載の液体保持装置であって、
    前記保持部装着ユニットは、更に、ユニット側電気接続部を有し、
    前記液体保持部は、更に、前記未使用液収容部の前記一端部側に位置し、前記ユニット側電気接続部と接触することで電気的に接続される保持部側電気接続部を有し、
    前記保持部側電気接続部が前記未使用液収容部よりも上側に位置するように、前記液体保持部は前記保持部装着ユニットに装着されている、液体保持装置。
  18. 請求項16又は請求項17に記載の液体保持装置であって、
    前記液体保持部は、更に、前記未使用液収容部の前記一端部側に位置し、把持可能なハンドル部を有する、液体保持装置。
  19. 請求項16から請求項18までのいずれか一項に記載の液体保持装置であって、
    前記液体保持部は、前記液体噴射ヘッドに液体を供給するために用いる液体収容体と同一構成である、液体保持装置。
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