JP5040828B2 - 印刷装置 - Google Patents

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本発明は、用紙に対して印刷ヘッドから液滴を吐出して印刷を行う印刷装置に関する。
一般に、用紙に対してインクジェットヘッドからインク滴を吐出して印刷を行い、印刷済みの用紙を排紙部に排出するインクジェットプリンタが知られている。かかるインクジェットプリンタにおいて、付着したインクが乾燥する前に用紙を排紙部に排出した場合には、排紙部や、排紙部に排出される他の用紙を汚してしまう。また、両面印刷を行うべく、一方の面に印刷が施された用紙を、再度インクジェットヘッドに対向する位置まで搬送して他方の面に印刷を行う場合には、用紙の搬送経路にインクが付着する虞がある。
そこで、インクジェットヘッドによって印刷が施された用紙の印刷済み面を素早く乾燥させるための数々の機構が提案されている(例えば、特許文献1−5参照)。例えば、特許文献1には、両面印刷が可能なインクジェット記録装置であって、排紙トレイに排出された用紙に空気を吹き付けるファンが設けられたものが開示されている。かかる装置においては、記録ヘッドによって一方の面に印刷が施された用紙を、その印刷済み面が鉛直方向上側に向いた状態で排紙トレイに排出し、ファンによって吹き付けられる空気で印刷済み面を乾燥させる。その後、用紙を再度装置内に引き込み、他方の面への印刷を行う。
特開2001−63019号公報 特開2005−138340号公報 特開2004−174887号公報 特開平10−193721号公報 特開2005−89125号公報
近年、インクジェットプリンタにおける印刷処理速度の更なる高速化が求められている。それに伴って、用紙をより迅速に乾燥させる必要がある。
そこで、本発明の目的は、用紙を効率よく乾燥させることができる印刷装置を提供することである。
本発明の印刷装置は、印刷装置であって、液滴を吐出する印刷ヘッドと、用紙を前記印刷ヘッドに対向させつつ搬送可能な搬送機構と、前記印刷ヘッドによって印刷が施された前記用紙の印刷済み面に空気を吹き付ける送風部と、印刷が完了した前記用紙が排出される排紙部と、前記印刷ヘッド、前記搬送機構、及び前記送風部が内部に収納されており、前記用紙を前記排紙部に排出するための排出口が形成された筐体と、前記印刷ヘッドによって前記用紙に印刷が施された後、前記用紙の前記印刷済み面が鉛直方向下側に向いた状態で前記用紙の一部が前記排出口から前記印刷装置の外部である前記排紙部の上方に排出されるように、前記搬送機構を制御する搬送制御手段とを備えており、前記搬送機構は、印刷が施された前記用紙を、前記上方に案内し、前記排出口付近で湾曲させて前記用紙の前記印刷済み面が前記鉛直方向下側に向いた状態で前記排出口から前記鉛直方向と交差する方向に排出させるガイドを有しており、前記用紙の一部が前記排紙部の上方に排出された状態で、前記用紙の前記鉛直方向に沿う部分の前記印刷済み面に沿って前記送風部から前記上方に空気が吹き出され、当該吹き出された空気が前記用紙の前記ガイドに沿って湾曲する部分に衝突するとともに前記印刷済み面に沿って前記排出口から排出される。
印刷装置の内部で用紙を乾燥させる場合には、装置内に湿気が篭り、効率よく乾燥させることができないが、上述の構成によると、用紙を印刷装置の外部で乾燥させるので、効率よく乾燥させることができる。また、乾燥前の印刷済み面が排紙部や排紙部上に排出された他の用紙に接触し、これらを汚してしまうのを防ぐことができる。また、送風部から吹き出された空気は、排出口を通過する際に流速が上がる。したがって、印刷済み面上の気圧が低下し、用紙の乾燥が促進される。
本発明の印刷装置では、前記搬送制御手段は、前記印刷ヘッドによって前記用紙の一方の面に印刷が施された後に、前記印刷装置の外部に排出された前記用紙の一部が前記印刷装置内に引き戻され、前記用紙が前記印刷済み面とは反対の面を前記印刷ヘッドに対向させつつ搬送されるように前記搬送機構を制御してもよい。本発明では、印刷済み面が鉛直方向下側を向いた状態で用紙の乾燥が行われる。よって、用紙は、印刷済み面が内側に湾曲した形状となる。したがって、上述の構成によると、印刷済み面とは反対の面への印刷を行う際に、ジャムの発生を防ぐことができる。
本発明の印刷装置では、前記搬送制御手段は、前記用紙の一部が前記印刷装置の外部に排出される際に、前記用紙の搬送速度が低減されるように前記搬送機構を制御することが好ましい。この構成によると、印刷済み面に空気が吹き付けられる時間を比較的長くすることができるので、用紙をより確実に乾燥させることができる。なお、本発明における「用紙の搬送速度が低減される」には、搬送速度がゼロに低減される態様、すなわち、用紙の搬送が停止される態様が包含される。
本発明の印刷装置は、前記搬送制御手段は、前記用紙の一部が前記印刷装置の外部に排出される際に、前記用紙が前記ガイドに沿って湾曲する位置で、前記用紙の搬送速度が低減されるように前記搬送機構を制御してもよい。この構成によると、用紙をより確実に印刷済み面側に湾曲させることができる。したがって、印刷済み面とは反対の面への印刷を行う際のジャムの発生をより確実に防止することができる。
本発明の印刷装置では、前記送風部の送風口は、前記用紙の搬送速度が低減された際における前記搬送機構による前記用紙の搬送方向に関する前記用紙の後端の位置よりも前記搬送方向の上流側に設けられていることが好ましい。この構成によると、印刷済み面の搬送方向に沿う全域に送風部から吹き出された空気を当てて乾燥させることができる。
本発明の印刷装置では、前記送風部の送風口が、前記搬送方向と直交する方向に沿う前記用紙の寸法以上の幅を有していてもよい。この構成によると、印刷済み面の搬送方向と直交する方向に沿う全域に送風部から吹き出された空気を当てて乾燥させることができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるインクジェットプリンタの概略側断面図である。本実施の形態のインクジェットプリンタ(以降、単に「プリンタ」と称する)1は、用紙Pの両面に印刷を行うことが可能なプリンタである。図1に示すように、プリンタ1は、略直方体形状の筐体90を有しており、筐体90内には上方から、4つのインクジェットヘッド2、搬送ユニット40、再送ユニット60、及び給紙装置23が順に配置されている。4つのインクジェットヘッド2は、いずれもインク滴を吐出する複数のノズル(図示せず)が形成された吐出面2aを有しており、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのインクをそれぞれ吐出する。また、筐体90の上部には排紙部3が設けられており、筐体90内を搬送される用紙Pが、筐体90に形成された排出口91を介して排紙部3に排出されるようになっている。さらに、プリンタ1には、これらの動作を制御する制御部80が含まれている。
筐体90の内部には、給紙装置23から搬送ユニット40を通って排出口91に向けて用紙Pが搬送される用紙搬送経路(図1中太矢印で示す)と、この用紙搬送経路に沿って排出口91まで搬送された用紙Pが再送ユニット60を通って搬送ユニット40まで搬送される用紙再送経路とが形成されている。以降の説明において、用紙搬送経路に沿う用紙Pの搬送方向を単に「搬送方向」と称し、用紙再送経路に沿う用紙Pの搬送方向を単に「再送方向」と称する。
給紙装置23は、積層された複数の用紙Pを収納可能な給紙カセット24と、給紙カセット24から用紙Pを送り出す給紙ローラ25とを有している。なお、給紙ローラ25は給紙モータ92(図3参照)によって回転駆動される。
搬送ユニット40は、2つのベルトローラ41,42と、両ローラ41,42間に架け渡されるように巻回されたエンドレスの搬送ベルト43と、ベルトローラ42を回転駆動させる搬送モータ93(図3参照)を有している。搬送ユニット40は、搬送ベルト43の外周面である搬送面44に載置された用紙Pを、インクジェットヘッド2の吐出面2aに対向させつつ搬送方向に搬送する装置である。なお、搬送ベルト43には、その厚み方向に貫通した孔(図示せず)が複数形成されている。
搬送ベルト43によって囲まれた領域内には、吸着装置50が配置されている。吸着装置50は、搬送ベルト43上に載置された用紙Pを搬送ベルト43に吸着させるためのものであり、略直方体形状のプラテン51と、プラテン51の下方に配置された2つのファン52と、プラテン51及びファン52を接続するダクト53と、ファン52から下方に延びるダクト54とを有している。
プラテン51には、その厚み方向に貫通する複数の孔(図示せず)が形成されている。ファン52は、その上方の空気を吸引し下方に排出する。したがって、ファン52が駆動されると、インクジェットヘッド2の吐出面2aと搬送ベルト43の搬送面44との間の空気は、搬送ベルト43に形成された孔、及びプラテン51に形成された孔を介してダクト53内に吸引される。これにより、搬送ベルト43の搬送面44に載置された用紙Pが、搬送面44に吸着される。さらに、ダクト54からは下方に向かって空気が排出される。このときダクト54から排出される空気は、搬送ベルト43に形成された孔を介して、搬送ユニット40の下方に位置する再送ユニット60に吹き付けられる。
搬送方向に関して最も上流に配置されたインクジェットヘッド2の上流側であって、ベルトローラ41と対向する位置には、搬送ユニット40に送られてきた用紙Pを搬送ベルト43の搬送面44に押さえ付ける押さえローラ47が配置されている。また、搬送ユニット40の搬送方向のすぐ下流側には、剥離部材5が設けられている。剥離部材5は、その先端が用紙Pと搬送ベルト43との間に入り込むことによって、用紙Pを搬送面44から剥離する。
搬送ユニット40の図1中左方には、給紙カセット24から送り出された用紙Pを挟持しつつ上方に搬送し、搬送ユニット40の搬送方向に関する上流側の端部に送る送りローラ対31と、送りローラ対31によって搬送される用紙Pを案内する搬送ガイド32とが設けられている。なお、送りローラ対31の一方のローラは、送りモータ94(図3参照)の駆動により回転し、他方のローラは一方のローラの回転に伴って回転する従動ローラである。
図1に示すように、インクジェットヘッド2の右方には、二組の送りローラ対33、34が配置されている。より詳細には、送りローラ対33は、搬送ユニット40から送り出された用紙Pを挟持して上方に搬送可能な位置に配置されており、送りローラ対34は排出口91の近傍であって、用紙Pを排紙部3に排出可能な位置に配置されている。なお、送りローラ対33、34の間の間隔は、用紙Pの搬送方向に関する長さよりも十分に短い。したがって、図1に示すように、送りローラ対33が用紙Pの搬送方向に関する後端を挟持していると共に送りローラ対34も用紙Pを挟持している状態において、用紙Pの搬送方向に関する前端はプリンタ1の外部に出ている。
ここで、「インクジェットプリンタ1の外部」とは、排出口91の最も近傍に位置する送りローラ対34に対して筐体90の内部空間とは反対側の空間を意味する。
また、搬送ユニット40と送りローラ対33との間には搬送ガイド35が、送りローラ対33、34の間には搬送ガイド36がそれぞれ配置されている。搬送ガイド36は、全体として上下方向に延びており、送りローラ対34の近傍において図1中左方に湾曲している。したがって、搬送ユニット40から送り出されて排出口91まで搬送される用紙Pは、送りローラ対33、34の間において、搬送ガイド36によってインクジェットヘッド2によって印刷が施された印刷済み面が内側に湾曲するように案内される。
各送りローラ対33、34の一方のローラは、正逆回転可能な送りモータ95、96(図3参照)の駆動により回転し、他方のローラは一方のローラの回転に伴って回転する従動ローラである。したがって、送りモータ95、96の駆動を切り替えることによって、送りローラ対33、34によって搬送ユニット40から送り出された用紙Pを挟持しつつ上方に搬送し排紙部3に向けて送る状態と、逆に用紙Pを下方に搬送する状態とを切り替えることができる。なお、排紙部3に送られる用紙Pは、印刷済み面が鉛直方向下側を向いている。
送りローラ対33の搬送方向に関する上流側近傍には、用紙センサ72が設けられている。この用紙センサ72は、搬送ユニット40から搬送されてきた用紙Pの搬送方向に関する後端を検知する。また、送りローラ対33の搬送方向に関する上流側には、ファン37が配置されている。ファン37は、印刷が施された用紙Pを乾燥させるべく、筐体90内の空気を吸引し用紙Pの印刷済み面に吹き付ける。ここで、筐体90内の空気は、筐体90内に設置されている様々な機器により暖められている。したがって、用紙Pの印刷済み面には、温風が吹き付けられる。
ここで、図2をさらに参照しつつ、ファン37についてより詳細に説明する。図2は、ファン37及びファン37からの空気が吹き付けられる用紙Pの位置関係を示す図であり、用紙Pの面に直交する方向から見た図である。ファン37は、図1、図2中破線矢印で示すように、搬送方向に沿って空気を吹き出す。そして、ファン37から吹き出された空気は、用紙Pの印刷済み面に沿って排出口91から排出される。また、ファン37は、用紙Pと平行であり且つ搬送方向と直行する方向に延びる送風口37aを有している。送風口37aの幅は、図2に示すように、用紙Pの幅(搬送方向と直交する方向に沿う寸法)以上である。
再送ユニット60は、図1に示すように、三組の送りローラ対61〜63を有している。送りローラ対61は、上述の送りローラ対33の下方に位置しており、送りローラ対62、63は、搬送ユニット40の下方に配置されている。また、送りローラ対33と送りローラ対61との間には搬送ガイド64が、送りローラ対61,62間には搬送ガイド65が、送りローラ対62,63間には搬送ガイド66が、送りローラ対63と送りローラ対31との間には搬送ガイド67がそれぞれ配置されている。そして、再送ユニット60は、送りローラ対33によって下方に搬送された用紙Pを挟持しつつ、再送方向に沿って送りローラ対31まで搬送する。各送りローラ対61〜63の一方のローラは、送りモータ97〜99(図3参照)の駆動によって回転し、他方のローラは一方のローラの回転に伴って回転する従動ローラである。
なお、図1に示すように、搬送ガイド66は、吸着装置50の真下に位置しており、吸着装置50のダクト54から排出された空気が吹き付けられる。また、搬送ガイド66上に載置される用紙Pは、印刷済み面が鉛直方向上側を向いている。したがって、搬送ガイド66上の用紙Pは、その印刷済み面に吸着装置50からの風が吹き付けられる。これによって用紙Pの乾燥がさらに促進される。
また、再送ユニット60によって送りローラ対31まで搬送された用紙Pは、送りローラ対31によって、その印刷済み面とは反対の面がインクジェットヘッド2の吐出面2aと対向するように搬送ユニット40に送られる。
次に、制御部80について説明する。制御部80は、例えば汎用のパーソナルコンピュータによって構成されている。かかるコンピュータには、CPU、ROM、RAM、ハードディスクなどのハードウェアが収納されており、ハードディスクには、プリンタ1の動作を制御する為のプログラムを含む各種のソフトウェアが記憶されている。そして、これらのハードウェア及びソフトウェアが組み合わされることによって、後述の各部81〜84(図3参照)が構築されている。
制御部80の概略構成を示すブロック図である図3に示すように、制御部80は、印刷制御部81、給紙制御部82、搬送制御部83、及びファン制御部84を備えている。そして、制御部80には、インクジェットヘッド2、各モータ92〜99、用紙センサ72、及びファン37が接続されている。印刷制御部81は、インクジェットヘッド2の駆動を制御する。給紙制御部82は、給紙モータ92の駆動を制御することによって、給紙装置23からの給紙タイミングを制御する。搬送制御部83は、搬送モータ93及び送りモータ94〜99の駆動を制御する。ファン制御部84は、ファン37の駆動を制御する。
ここで、搬送制御部83及びファン制御部84の制御についてより詳細に説明する。搬送制御部83は、給紙装置23から用紙Pが送り出されると、この用紙Pが送りローラ対31によって搬送ユニット40に送られるように送りモータ94を制御する。さらに、搬送ユニット40に送られ搬送ベルト43の搬送面44に載置された用紙Pが搬送方向に搬送されるように、搬送モータ93を制御する。
加えて、搬送制御部83は、搬送ユニット40から送り出された用紙Pが、送りローラ対33、34によって排出口91に送られるように制御する。このとき、搬送制御部83は、用紙Pの一部がプリンタ1の外部へ排出されており、且つ搬送ガイド36によって印刷済み面が内側に湾曲される位置で用紙Pの搬送を停止する。具体的には、送りローラ対33の近傍に配置された用紙センサ72によって用紙Pの搬送方向に関する後端が検出されると、用紙Pの搬送を停止する。これにより、図1に示すように、用紙Pの搬送方向に関する後端近傍が送りローラ対33に挟持され、前端は排出口91からプリンタ1の外部に排出された状態となる。なお、このとき、用紙Pのプリンタ1の外部に排出された部分は、排紙部3の上方に位置している。
そして、用紙Pの一方の面にのみ印刷を行う場合には、ファン37による用紙の乾燥が実行された後、排紙部3に用紙Pを排出する。一方、用紙Pの両面に印刷を行う場合には、搬送制御部83は、ファン37による用紙の乾燥が実行された後、排出口91から一部排出された用紙Pを再送方向に搬送しプリンタ1内に引き戻し、再送ユニット60により再度搬送ユニット40に送られるように制御する。
ファン制御部84は、搬送制御部83によって用紙Pの一部が排出口91からプリンタ1の外部へ排出された状態で、ファン37によって用紙Pの印刷済み面に空気が吹き付けられるように制御する。なお、このとき、ファン37の送風口37aは、用紙Pの搬送方向に関する後端の位置よりに搬送方向の上流側に位置している。
次に、制御部80における処理手順を示すフローチャートである図4を参照しつつ、プリンタ1の動作について説明する。
まず、給紙制御部82の制御により、給紙装置23から用紙Pが送り出された後、搬送制御部83の制御により、用紙搬送経路に沿って搬送ユニット40まで用紙Pを搬送する(S1)。そして、印刷制御部81の制御によりインクジェットヘッド2からインクを吐出し、搬送ユニット40によってインクジェットヘッド2の吐出面2aと対向しつつ搬送される用紙Pに対して画像を形成する(S2)。その後、ファン制御部84の制御によりファン37による送風を開始する(S3)。さらに、搬送制御部83の制御により、S2において印刷が施された印刷済み面が鉛直方向下側を向いた状態で用紙Pの一部を排出口91からプリンタ1の外部に排出してから、用紙Pの搬送を停止する(S4)。なお、ファン37による送風は、S4の間も継続して行われる。
このとき、プリンタ1の外部に向かって搬送される用紙Pの印刷済み面に、ファン37からの空気が吹き付けられる。これにより、用紙Pの乾燥が促進される。また、用紙Pのプリンタ1の外部に排出された部分は、ファン37からの空気により上方に持ち上げられるので、排紙部3又は排紙部3に排出された他の用紙Pと接触することがない。ここで、用紙Pの印刷済み面とは反対の面にも印刷が行われるか否か、すなわち両面印刷が行われるか否か、が判断される(S5)。両面印刷が行われない場合には(S5:NO)、後述するステップS6〜S9をスキップし、用紙Pを排紙部3に排出する(S10)。
一方、両面印刷が行われる場合には(S5:YES)、搬送制御部83の制御により、プリンタ1の外部に一部排出された用紙Pを筐体90内に引き戻し、再送ユニット60により用紙再送経路に沿って搬送する(S6)。これにより用紙Pは、印刷済み面とは反対側の面がインクジェットヘッド2の吐出面2aと対向する状態で搬送ユニット40へと送られる。そして、印刷制御部81の制御によりインクジェットヘッド2からインクを吐出し、搬送ユニット40によって搬送される用紙Pに画像を形成する(S7)。
続いて、ファン制御部84の制御によりファン37による送風を開始する(S8)。さらに、搬送制御部83の制御により、S7において印刷が施された印刷済み面が鉛直方向下側を向いた状態で用紙Pの一部を排出口91からプリンタ1の外部に排出し、用紙Pの搬送を停止する(S9)。なお、ファン37による送風は、S9の間も継続して行われる。このとき、プリンタ1の外部に向かって搬送される用紙PのS7において印刷が施された印刷済み面に、ファン37からの空気が吹き付けられる。これにより、用紙Pの乾燥が促進される。最後に、搬送制御部83の制御により用紙Pを排紙部3に排出する(S10)。
以上のように、本実施の形態のインクジェットプリンタ1では、搬送制御部83が、インクジェットヘッド2によって用紙Pに印刷が施された後、印刷済み面が鉛直方向下側を向いた状態で用紙Pの一部がプリンタ1の外部に排出されるように制御する。そして、一部がプリンタ1の外部に排出された用紙Pに、ファン37からの空気が吹き付けられる。したがって、プリンタ1内で乾燥させる場合のように湿気が篭ることがないので、効率よく用紙Pを乾燥させることができる。また、印刷済み面が鉛直方向下側を向いた状態でプリンタ1の外部に排出される用紙Pは、重力により印刷済み面が内側に湾曲した形状となり易い。よって、印刷済み面が鉛直方向上側を向いている場合に比べて、ファン37からの空気を印刷済み面に確実に当てることができる。
また、本実施の形態のインクジェットプリンタ1では、搬送制御部83の制御により、用紙Pの一部がプリンタ1の外部に排出された状態とされたとき、用紙Pのプリンタ1の外部に排出された部分は、排紙部3の上方に位置する。そして、鉛直方向下側を向いている印刷済み面に吹き付けられる空気により、用紙Pのプリンタ1の外部に排出された部分は、上方に持ち上げられる。したがって、乾燥前の用紙Pの印刷済み面が、排紙部3や排紙部3に排出された他の用紙Pに接触し、これらを汚すのを防ぐことができる。
さらに、本実施の形態のインクジェットプリンタ1では、ファン37から吹き出された空気は、用紙Pの印刷済み面に沿って排出口91から排出される。ファン37から吹き出された空気は、比較的狭い排出口91を通過する際に流速が上がる。このため、印刷済み面上の気圧が低下し、用紙Pの乾燥が促進される。
加えて、本実施の形態のインクジェットプリンタ1では、印刷済み面が鉛直方向下側に向いた状態で一部がプリンタ1の外部に排出された用紙Pにファン37からの空気を吹き付けて用紙Pを乾燥させた後、再度用紙Pをプリンタ1内に引き戻し、印刷済み面とは反対側の面がインクジェットヘッド2に対向するように搬送する。印刷済み面が凸面となるように外側に湾曲している場合には、印刷済み面とは反対の面への印刷を行う際に、用紙Pがインクジェットヘッド2に引っ掛かってジャムが発生し易い。本実施の形態では、ファン37からの空気により乾燥された用紙Pは、印刷済み面が凹面となるように内側に湾曲した形状となるので、印刷済み面とは反対の面への印刷を行う際に、ジャムの発生を防ぐことができる。また、印刷済み面が凸面となるように外側に湾曲している場合には、搬送ベルト43上に載置された際に、用紙Pの搬送方向に関する両端が搬送ベルト43から浮き上がるような形状となるため、吸着装置50が用紙Pを充分に吸着できない場合がある。しかしながら、本実施の形態では、印刷済み面が凹面となるように内側に湾曲しているので、用紙Pの搬送方向に関する両端が搬送ベルト43に接し易くなり、この結果、吸着装置50は、用紙Pをより確実に吸着することができる。よって、ジャムの発生をより確実に防ぐことができる。
また、本実施の形態のインクジェットプリンタ1では、搬送制御部83は、用紙Pの一部がプリンタ1の外部に排出された状態で用紙Pの搬送を停止する。したがって、印刷済み面に空気が吹き付けられる時間が比較的長くなり、用紙Pをより確実に乾燥させることができる。
また、本実施の形態のインクジェットプリンタ1では、用紙Pに空気を吹き付ける際に、搬送ガイド36によって印刷済み面が内側に湾曲される位置で用紙Pの搬送を停止する。したがって、用紙Pをより確実に印刷済み面を内側に湾曲させることができる。よって、印刷済み面とは反対の面への印刷を行う際のジャムの発生をより確実に防止することができる。
また、本発明のインクジェットプリンタ1では、ファン37の送風口37aは、一部がプリンタ1の外部に排出されて搬送が停止された状態の用紙Pの搬送方向に関する後端の位置よりも搬送方向の上流側に位置する。したがって、印刷済み面の搬送方向に沿う全域に送風口37aから吹き出された空気を当てて乾燥させることができる。
さらに、本発明のインクジェットプリンタ1では、ファン37の送風口37aは、用紙Pの幅以上の幅を有する。したがって、印刷済み面の幅方向の全域にファン37から吹き出された空気を当てて乾燥させることができる。
<第2の実施の形態>
次に、図5を参照しつつ、本発明の第2の実施の形態について説明する。図5は、本実施の形態にかかるプリンタの概略側断面図である。図5に示すように、本実施の形態のプリンタ101においては、第1の実施の形態の送りローラ対33、34に相当する送りローラ対133、134の間隔が、用紙Pの搬送方向に関する長さとほぼ等しい。その他の構成については、第1の実施の形態とほぼ同様であるので説明を省略する。
本実施の形態においては、用紙センサ72によって用紙Pの搬送方向に関する後端が検出され、搬送制御部83の制御により用紙Pの搬送が停止された際に、図5に示すように、用紙Pの搬送方向に関する後端は送りローラ対133によって挟持されており、前端はプリンタ1の内部に位置している状態となっている。そして、この状態で、ファン37からの空気が用紙Pの印刷済み面に吹き付けられる。なお、ファン37の送風口37aは、停止状態の用紙Pの搬送方向に関する後端よりも搬送方向の上流側に位置している。また、本実施の形態では、ファン37の送風は、用紙Pの搬送が停止した後に開始される。
以上のように、本実施の形態では、用紙Pの搬送が停止した状態で、用紙Pの印刷済み面の搬送方向に沿う全域に空気を吹き付けることができる。したがって、第1の実施の形態と同様に、効率よく用紙Pを乾燥させることができる。また、特に用紙Pの搬送方向に関する後端を確実に乾燥させることができる。
<第3の実施の形態>
次に、図6を参照しつつ、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態とほぼ同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。図6は、本実施の形態にかかるプリンタの概略側断面図である。図6に示すように、本実施の形態のプリンタ201においては、用紙Pの印刷済み面に空気を吹き付けるファン237が、排出口91に位置する送りローラ対234の近傍に配置されている。ファン237は、図6中破線矢印で示すように、再送方向に沿って空気吹き出す。ファン237の送風口(図示せず)の幅は、第1の実施の形態と同様に、用紙Pの幅以上である。
また、ファン237の近傍であり、その送風口よりも搬送方向に関して上流側には、用紙Pの搬送方向に関する先端を検知する用紙センサ272が配置されている。そして、搬送制御部83は、用紙センサ272によって用紙Pの搬送方向に関する前端が検出された際に、用紙Pの搬送を停止させる。すなわち、用紙Pが停止した状態において、ファン237の送風口は、用紙Pの搬送方向に関する前端よりも搬送方向の下流側に位置している。そして、ファン237は、図6に示すように、送りローラ対234よりも搬送方向の上流側に位置する用紙Pの印刷済み面に空気を吹き付ける。なお、本実施の形態でも、ファン37の送風は、用紙Pの搬送が停止した後に開始される。
なお、第1の実施の形態の送りローラ対33、34に相当する送りローラ対233、234の間隔は、用紙Pの搬送方向に関する長さとほぼ等しい。
以上のように、本実施の形態では、用紙Pの搬送が停止した状態で、用紙Pの印刷済み面の再送方向に沿う全域に空気を吹き付けることができる。したがって、第1の実施の形態と同様に、効率よく用紙Pを乾燥させることができる。また、特に用紙Pの搬送方向に関する前端を確実に乾燥させることができる。
<第4の実施の形態>
次に、図7を参照しつつ、本発明の第4の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態とほぼ同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。図7は、本実施の形態にかかるプリンタの概略側断面図である。図7に示すように、本実施の形態のプリンタ301においては、用紙Pの印刷済み面に空気を吹き付けるファン337が、排出口91に位置する送りローラ対34の近傍に配置されている。ファン337は、第1の実施の形態と同様に、搬送方向に沿って空気吹き出すものであり、その送風口(図示せず)の幅は用紙Pの幅以上である。
また、送りローラ対34の近傍には、用紙Pの搬送方向に関する後端を検知する用紙センサ372が配置されている。そして、搬送制御部83は、用紙センサ372によって用紙Pの搬送方向に関する後端が検出された際に、用紙Pの搬送を停止させる。このとき、図7に示すように、用紙Pの大部分が、その印刷済み面が鉛直方向下側を向いた状態でプリンタ301の外部に排出されており、用紙Pの搬送方向に関する後端が送りローラ対34によって挟持された状態となっている。また、このとき、ファン337の送風口は、用紙Pの搬送方向に関する後端よりも搬送方向の上流側に位置している。このような状態で、用紙Pにファン337からの空気が吹き付けられるので、用紙Pは吹き付けられた空気によって揺動する。なお、用紙Pのプリンタ1の外部に排出された部分は、ファン337からの空気により上方に持ち上げられるので、排紙部3には接しない。
以上のように、本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、印刷済み面が鉛直方向下側を向いており、且つ搬送方向に関する先端が固定されていない状態の用紙Pの印刷済み面に、ファン337からの空気を吹き付ける。したがって、用紙Pは、印刷済み面に空気が吹き付けられる際に、重力により用紙の印刷済み面が内側に湾曲した形状となる。よって、印刷済み面が外側に湾曲している場合に比べて、印刷済み面に確実に空気を吹き付けることができる。その結果、第1の実施の形態と同様に、用紙Pを効率よく乾燥させることができる。なお、本実施の形態では、用紙の固定されていない端部は、プリンタの外部に位置しているが、これに代えて、プリンタの内部に位置していてもよい。
また、本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、印刷済み面に空気が吹き付けられる際に、固定されていない用紙Pの先端とは反対の後端が、送りローラ対34で挟持された状態となっている。したがって、印刷済み面に対してより確実に空気が当たり易い形状に用紙Pが湾曲する。よって、用紙Pをさらに効率よく乾燥させることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて、様々な設計変更を行うことが可能なものである。
例えば、上述の第1及び第4の実施の形態では、搬送制御部83の制御により、ファン37、(337)からの空気が用紙Pに吹き付けられる際に用紙Pの搬送が停止される場合について説明したが、搬送が停止される場合に限らず、空気が吹き付けられる際の用紙Pの搬送速度が、送りローラ対33、34による用紙Pの搬送速度の最高速度よりも低ければ、印刷済み面に空気が吹き付けられる時間を比較的長くすることができる。なお、搬送方向に搬送されている用紙Pに対して、ファン37、(337)から搬送方向に沿って吹き出された空気を吹き付ける場合には、用紙に吹き付けられた空気が印刷済み面上を均一に広がる。したがって、用紙を均一に乾燥させることができる。
また、上述の第1及び第4の実施の形態では、用紙Pに空気を吹き付ける際に、用紙Pの排出口91を介してプリンタ1の外部に排出される部分が、排紙部3の上方に位置している場合について説明したが、これには限定されない。例えば、用紙Pに空気を吹き付ける際に用紙Pの一部をプリンタ1の外部に排出するための乾燥用の排出口が、排紙部3に用紙Pを排出するための排紙用の排出口とは別に設けられていてもよい。
さらに、上述の第1及び第4の実施の形態では、ファン37、(337)の送風口37aが、搬送が停止された状態の用紙Pの搬送方向に関する後端の位置よりも搬送方向の上流側に位置している場合について説明したが、これに代えて、送風口37aは、用紙Pの後端の位置よりも搬送方向の下流側に位置していてもよい。
加えて、上述の第1〜第4の実施の形態では、ファン37、(237、337)の送風口37aの幅が、用紙Pの幅以上である場合について説明したが、送風口37aの幅は、用紙Pの幅よりも狭くてもよい。
また、上述の第4の実施の形態では、用紙Pに空気が吹き付けられる際に、用紙Pの搬送方向に関する後端が送りローラ対34によって挟持されている場合について説明したが、用紙Pの先端が吹き付けられた空気によって揺動可能であれば、送りローラ対34によって挟持される部分は用紙Pの後端には限定されない。なお、印刷済み面に確実に空気が当たり易い形状に用紙Pを湾曲させるという観点から、用紙Pにおける送りローラ対34によって挟持される部分は、搬送方向に関する中心部分よりも搬送方向に関する後端側の部分であることが好ましい。
また、上述の第1〜第4の実施の形態では、両面印刷可能なプリンタ1について説明したが、本発明は、用紙Pの片面のみに印刷を施すプリンタにも適用可能である。
さらに、上述の第1〜第4の実施の形態では、用紙Pに空気を吹き付けるファン37、(237、337)が、用紙搬送経路の近傍に配置されている場合について説明したが、これには限定されない。すなわち、例えば、ファンが用紙搬送経路から離れた位置に配置されていたとしても、ファンから排出された空気を用紙搬送経路の近傍まで導くダクトが形成されていればよい。この場合、ダクトのファンと接続されている側とは反対側の端部が、上述のファン37、(237、337)の送風口37aに相当する。
本発明の第1の実施の形態にかかるインクジェットプリンタの概略側断面図である。 図1に示すインクジェットプリンタにおけるファンと用紙との位置関係を示す図であり、用紙の面に直交する方向から見た図である。 図1に示す制御部の概略構成を示すブロック図である。 図1に示す制御部における処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態にかかるインクジェットプリンタの概略側断面図である。 本発明の第3の実施の形態にかかるインクジェットプリンタの概略側断面図である。 本発明の第4の実施の形態にかかるインクジェットプリンタの概略側断面図である。
符号の説明
1、101、201、301 インクジェットプリンタ(印刷装置)
2 インクジェットヘッド(印刷ヘッド)
3 排紙部
31、33、34、133、134、233、234 送りローラ対(搬送機構)
32、35、36 搬送ガイド(搬送機構)
37、237、337 ファン(送風部)
40 搬送ユニット(搬送機構)
60 再送ユニット(搬送機構)
83 搬送制御部(搬送制御手段)
90 筐体
91 排出口

Claims (6)

  1. 印刷装置であって、
    液滴を吐出する印刷ヘッドと、
    用紙を前記印刷ヘッドに対向させつつ搬送可能な搬送機構と、
    前記印刷ヘッドによって印刷が施された前記用紙の印刷済み面に空気を吹き付ける送風部と、
    印刷が完了した前記用紙が排出される排紙部と、
    前記印刷ヘッド、前記搬送機構、及び前記送風部が内部に収納されており、前記用紙を前記排紙部に排出するための排出口が形成された筐体と、
    前記印刷ヘッドによって前記用紙に印刷が施された後、前記用紙の前記印刷済み面が鉛直方向下側に向いた状態で前記用紙の一部が前記排出口から前記印刷装置の外部である前記排紙部の上方に排出されるように、前記搬送機構を制御する搬送制御手段とを備えており、
    前記搬送機構は、印刷が施された前記用紙を、前記上方に案内し、前記排出口付近で湾曲させて前記用紙の前記印刷済み面が前記鉛直方向下側に向いた状態で前記排出口から前記鉛直方向と交差する方向に排出させるガイドを有しており、
    前記用紙の一部が前記排紙部の上方に排出された状態で、前記用紙の前記鉛直方向に沿う部分の前記印刷済み面に沿って前記送風部から前記上方に空気が吹き出され、当該吹き出された空気が前記用紙の前記ガイドに沿って湾曲する部分に衝突するとともに前記印刷済み面に沿って前記排出口から排出されることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記搬送制御手段は、前記印刷ヘッドによって前記用紙の一方の面に印刷が施された後に、前記印刷装置の外部に排出された前記用紙の一部が前記印刷装置内に引き戻され、前記用紙が前記印刷済み面とは反対の面を前記印刷ヘッドに対向させつつ搬送されるように前記搬送機構を制御することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記搬送制御手段は、前記用紙の一部が前記印刷装置の外部に排出される際に、前記用紙の搬送速度が低減されるように前記搬送機構を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 記搬送制御手段は、前記用紙の一部が前記印刷装置の外部に排出される際に、前記用紙が前記ガイドに沿って湾曲する位置で、前記用紙の搬送速度が低減されるように前記搬送機構を制御することを特徴とする請求項に記載の印刷装置。
  5. 前記送風部の送風口は、前記用紙の搬送速度が低減された際における前記搬送機構による前記用紙の搬送方向に関する前記用紙の後端の位置よりも前記搬送方向の上流側に設けられていることを特徴とする請求項又はに記載の印刷装置。
  6. 前記送風部の送風口が、前記搬送方向と直交する方向に沿う前記用紙の寸法以上の幅を有していることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の印刷装置。
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