JP2018090378A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】排出された用紙の積載量をより正確に検出可能な記録装置を提供する。【解決手段】記録装置は、媒体に記録を行う記録手段と、前記記録手段により記録の行われた媒体を排出する排出手段と、前記排出手段により排出された媒体が載置される載置部と、前記排出手段から排出される媒体の上方から前記載置部に向けて風を送る送風部と、前記載置部に載置された媒体の積載高さを検出する積載高さ検出手段と、少なくとも前記排出手段を制御するとともに前記積載高さ検出手段の検出信号を受ける制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記排出手段によって保持された媒体が前記送風部から前記載置部に向かう風を遮っている状態で、前記積載高さ検出手段の検出信号を受ける。【選択図】図13
Description
本発明は、媒体に記録を行う記録装置に関する。
記録装置の一例としてインクジェットプリンターがあり、インクジェットプリンターでは、記録が行われた用紙は排紙受けトレイに向けて排出され、この排紙受けトレイ上に順次積載されていく。
排紙受けトレイは用紙の積載量に上限があり、この上限を超えた状態で用紙を排出すると、用紙が適切に排出されず、或いは排出される用紙が既に排出された用紙を押し出し、排紙受けトレイから落下させてしまう場合もある。このため従来から、特許文献1に示す様に、排出された用紙が満杯状態であるかを検出するセンサーを設けることが行われている。
ところで、排出された用紙はインクを吸収することで膨潤し、カールが生じる場合がある。排出された用紙が排紙受けトレイ上でカールすると、用紙を適切な状態で順次積載させていくことができず、好ましくない。特にこの様な問題を引き起こすカールは、用紙が排紙方向に沿って巻かれた様な状態となるカール(用紙幅方向からみて用紙が丸まって見える状態)である。
よってこの様な問題を回避する為に、記録の行われた用紙を排出する際、用紙が用紙幅方向からみてカールしないよう、用紙排出方向からみて適度に湾曲する様に、積極的に癖付けを行い、カールに対して抵抗できる剛性を用紙に持たせることが考えられる。また更に、排紙受けトレイに用紙が排出された後に上記癖付けが解かれてしまい、不適切にカールしてしまうことを抑制するため、排紙受けトレイ上に積載された用紙に対して風を当て、用紙に形成した癖付けを維持することも考えられる。
しかしながら上記の様な送風手段を設けると、排紙受けトレイ上において上記の癖付けがより一層顕著になってしまい、積載された用紙が必要以上に湾曲してしまう結果、用紙積載量は少ないにも拘わらず、センサーが満杯状態であると誤検出してしまう虞がある。
具体的には、例えば、用紙排出方向から見て適度に湾曲する様に用紙の幅方向の中央部を上に凸の形状で排出することが考えられる。このように用紙の中央部が上に凸の状態で用紙幅方向の端部に上方から風を当てると、中央部の凸の形状が維持されたまま風によって端部位置が固定されてしまい、実際の積載量よりも高い位置に用紙の中央部が配置されてしまうことで、センサーが満杯状態であると誤検出してしまう虞がある。
また、排紙受けトレイ上の用紙が上記送風手段からの風によってばたつき、それが用紙積載量の誤検出を招く場合もある。
具体的には、例えば、用紙排出方向から見て適度に湾曲する様に用紙の幅方向の中央部を上に凸の形状で排出することが考えられる。このように用紙の中央部が上に凸の状態で用紙幅方向の端部に上方から風を当てると、中央部の凸の形状が維持されたまま風によって端部位置が固定されてしまい、実際の積載量よりも高い位置に用紙の中央部が配置されてしまうことで、センサーが満杯状態であると誤検出してしまう虞がある。
また、排紙受けトレイ上の用紙が上記送風手段からの風によってばたつき、それが用紙積載量の誤検出を招く場合もある。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、排出された用紙の積載量をより正確に検出可能な記録装置を提供することにある。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る記録装置は、媒体に記録を行う記録手段と、前記記録手段により記録の行われた媒体を排出する排出手段と、前記排出手段により排出された媒体が載置される載置部と、前記排出手段から排出される媒体の上方から前記載置部に向けて風を送る送風部と、前記載置部に載置された媒体の積載高さを検出する積載高さ検出手段と、少なくとも前記排出手段を制御するとともに前記積載高さ検出手段の検出信号を受ける制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記排出手段によって保持された媒体が前記送風部から前記載置部に向かう風を遮っている状態で、前記積載高さ検出手段の検出信号を受けることを特徴とする。
本態様によれば、前記制御手段は、前記排出手段によって保持された媒体が前記送風部から前記載置部に向かう風を遮っている状態で、前記積載高さ検出手段の検出信号を受けるので、前記制御手段が前記載置部上の媒体の積載高さを検出する際には、前記送風部からの風が前記載置部上の媒体に殆ど当たらないか、当たってもその程度を抑えることができる。その為、前記送風部から送られる風が前記載置部上の媒体を必要以上に湾曲させたりばたつかせてしまうことを回避でき、前記載置部上の媒体の積載高さを適切に検出することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記排出手段によって排出される媒体に接することにより、媒体排出方向と交差する方向である媒体幅方向において媒体の中央部に、媒体排出方向に沿って上に凸となる湾曲を形成する湾曲形成部を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記排出手段によって排出される媒体に接することにより、媒体排出方向と交差する方向である媒体幅方向において媒体の中央部に、媒体排出方向に沿って上に凸となる湾曲を形成する湾曲形成部を備えるので、当該湾曲形成部によって媒体に癖付けすることにより、不適切な媒体のカールを防止或いは抑制できる。
本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記送風部は、前記排出手段によって排出される媒体に対し、前記媒体幅方向において媒体の中央部を挟んだ両側の位置に風を当てることを特徴とする。
本態様によれば、前記送風部は、前記排出手段によって排出される媒体に対し、前記媒体幅方向において媒体の中央部を挟んだ両側の位置に風を当てるので、前記湾曲形成部によって媒体に形成する癖付けを、より確実に行うことができる。
本発明の第4の態様は、第2のまたは第3の態様において、前記載置部は、前記媒体幅方向における中央部に、媒体排出方向に延設された凸部を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記載置部は、前記媒体幅方向における中央部に、媒体排出方向に延設された凸部を備えるので、前記湾曲形成部によって癖付けされた媒体の癖付け状態を前記載置部上で維持することができ、より確実に不適切なカールを抑制できる。
本態様によれば、前記載置部は、前記媒体幅方向における中央部に、媒体排出方向に延設された凸部を備えるので、前記湾曲形成部によって癖付けされた媒体の癖付け状態を前記載置部上で維持することができ、より確実に不適切なカールを抑制できる。
本発明の第5の態様は、第1から第4の態様のいずれかにおいて、媒体搬送経路において前記排出手段の上流側に、媒体の後端の通過を検出可能な媒体通過検出手段を備え、前記制御手段は、前記媒体通過検出手段が媒体の後端の通過を検出した時点から所定時間経過後に、前記積載高さ検出手段の検出信号を受けることを特徴とする。
本態様によれば、前記制御手段は、前記媒体通過検出手段が媒体の後端の通過を検出した時点から所定時間経過後に、前記積載高さ検出手段の検出信号を受けるので、前記排出手段によって排出される媒体が前記送風部から前記載置部に向かう風を確実に遮った状態で、前記載置部上の媒体の積載高さを検出することができる。
本発明の第6の態様は、第1から第5の態様のいずれかにおいて、前記載置部は、媒体排出方向において前記排出手段の下流側であって、高さ方向において前記排出手段より下に位置し、前記送風部の送風口は、媒体排出方向において前記排出手段の下流側近傍であって、高さ方向において前記排出手段より上に位置し、前記積載高さ検出手段は、媒体排出方向において前記排出手段の下流側近傍であるとともに前記送風部の送風口の位置に対応する位置にあり、高さ方向において前記載置部と前記排出手段との間に位置することを特徴とする。
本態様によれば、上記構成において、第1から第5の態様のいずれかと同様な作用効果が得られる。
本態様によれば、上記構成において、第1から第5の態様のいずれかと同様な作用効果が得られる。
本発明の第7の態様は、第1から第5の態様のいずれかにおいて、前記送風部は、少なくとも前記載置部に載置される媒体の後端部側に対して風を当てることを特徴とする。
本態様によれば、前記送風部は、少なくとも前記載置部に載置される媒体の後端部側に対して風を当てるので、前記送風部からの風により前記載置部に載置された媒体の後端部を効果的に押えることができ、その結果先行して排出された媒体が、後続の媒体の排出を妨げる虞を低減することができる。
本態様によれば、前記送風部は、少なくとも前記載置部に載置される媒体の後端部側に対して風を当てるので、前記送風部からの風により前記載置部に載置された媒体の後端部を効果的に押えることができ、その結果先行して排出された媒体が、後続の媒体の排出を妨げる虞を低減することができる。
本発明の第8の態様は、第1から第7の態様のいずれかにおいて、前記積載高さ検出手段は、媒体排出方向と交差する方向である媒体幅方向において前記載置部の一方側端部の上方に設けられる発光部と、前記載置部の他方側端部の上方に設けられる受光部と、を備えて構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、上記構成において、第1から第7の態様のいずれかと同様な作用効果が得られる。
本態様によれば、上記構成において、第1から第7の態様のいずれかと同様な作用効果が得られる。
本発明の第9の態様は、第1から第8の態様のいずれかにおいて、前記記録手段は、媒体に対してインクを吐出するインク吐出ノズルが、媒体搬送方向と交差する方向である媒体幅方向において媒体の全体をカバーする様に配置されたラインヘッドであることを特徴とする。
本態様によれば、前記記録手段はラインヘッドであり、高速にインクジェット記録を行うことに伴って媒体排出時のカールがより顕著となり易いが、上述した第1から第8の態様により、前記載置部上で適切に媒体を積載することができる。
本態様によれば、前記記録手段はラインヘッドであり、高速にインクジェット記録を行うことに伴って媒体排出時のカールがより顕著となり易いが、上述した第1から第8の態様により、前記載置部上で適切に媒体を積載することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施例において同一の構成については、同一の符号を付し、最初の実施例においてのみ説明し、以後の実施例においてはその構成の説明を省略する。
図1は本実施例におけるプリンター10の外観斜視図であり、図2はプリンター10における媒体の搬送経路の側断面図であり、図3はプリンター10を構成する構成要素のブロック図であり、図4はプリンター10における載置部の斜視図であり、図5はプリンター10における載置部の平面図であり、図6は図5のA−A断面線における断面図であり、図7は図5のB−B断面線における断面図であり、図8はプリンター10における湾曲形成部の側面図である。
図9はプリンター10における湾曲形成部の平面図であり、図10は媒体搬送経路に配置された媒体通過検出センサーの側面図であり、図11は載置部に配置された積載高さ検出センサーの斜視図であり、図12は載置部における媒体の積載高さの検出方法のフローチャート図であり、図13は積載高さ検出センサーの検出タイミングを示す載置部の側面図である。
また、各図において示すX−Y−Z座標系はX方向が記録媒体の幅方向、すなわち装置奥行き方向を示し、Y方向が記録装置内の搬送経路における記録媒体の搬送方向、すなわち装置幅方向を示し、Z方向が装置高さ方向を示している。
■■■第1の実施例■■■■
<<<プリンターの概要>>>
図1を参照して本発明に係るプリンター10の全体構成について概説する。プリンター10は、記録装置の一例として、高速及び高密度の印刷が可能なライン型インクジェットプリンターとして構成されている。プリンター10は、装置本体12と、スキャナーユニット14とを備える複合機として構成されている。装置本体12は、媒体P(図2参照)を収容する複数の媒体収容カセット16を備えている。各媒体収容カセット16は、装置本体12において装置奥行き方向前面側から着脱可能に取り付けられている。尚、本明細書において媒体Pとは、一例として普通紙や厚紙、写真用紙等の用紙を指している。
<<<プリンターの概要>>>
図1を参照して本発明に係るプリンター10の全体構成について概説する。プリンター10は、記録装置の一例として、高速及び高密度の印刷が可能なライン型インクジェットプリンターとして構成されている。プリンター10は、装置本体12と、スキャナーユニット14とを備える複合機として構成されている。装置本体12は、媒体P(図2参照)を収容する複数の媒体収容カセット16を備えている。各媒体収容カセット16は、装置本体12において装置奥行き方向前面側から着脱可能に取り付けられている。尚、本明細書において媒体Pとは、一例として普通紙や厚紙、写真用紙等の用紙を指している。
また、装置本体12における装置高さ方向(Z軸方向)において、スキャナーユニット14と媒体収容カセット16との間には、後述するラインヘッド18において記録が実行された媒体Pを受ける載置部20が設けられている。また、装置本体12の装置奥行き方向前面側には、操作部22が設けられている。操作部22には、液晶パネル等の表示部23が設けられている。また、操作部22を操作することにより、プリンター10に対して記録動作及び画像読取動作の指示を入力できる。
<<<媒体搬送経路について>>>
次いで、図2を参照して、プリンター10における媒体Pの搬送経路について説明する。尚、図2には、媒体Pの搬送経路の主要構成のみの符号を付し、その他の構成、特に複数設けられている拍車については符号を省略している。
次いで、図2を参照して、プリンター10における媒体Pの搬送経路について説明する。尚、図2には、媒体Pの搬送経路の主要構成のみの符号を付し、その他の構成、特に複数設けられている拍車については符号を省略している。
本実施例におけるプリンター10は、媒体搬送経路24を備えている。媒体搬送経路24は、ストレート経路26、スイッチバック経路28、反転経路30、フェイスダウン排出経路32、媒体収容カセット16からストレート経路26に接続される給送経路34から構成されている。
給送経路34には、媒体Pの搬送方向に沿って順に給送ローラー36と、分離ローラー対38と、搬送ローラー対40とが設けられている。給送ローラー36は図示しない駆動モーターにより回転駆動させられる。分離ローラー対38は、媒体Pをニップすることで媒体Pの分離を行う。搬送ローラー対40は、一方のローラーが図示しない駆動モーターにより回転駆動させられる駆動ローラーとして構成され、他方のローラーが従動ローラーとして構成されている。
尚、以降の説明において、本明細書に登場する各搬送ローラー対における一方のローラーは図示しない駆動モーターにより回転駆動させられる駆動ローラーとして構成され、他方のローラーは従動ローラーとして構成されているものとして説明する。
媒体収容カセット16に収容された媒体Pは給送ローラー36により給送経路34の下流側に給送される。給送ローラー36により給送された媒体Pは、分離ローラー対38及び搬送ローラー対40に順次ニップされて給送経路34の下流側に向けて給送される。また、搬送ローラー対40の搬送方向下流側には、搬送ローラー対42が設けられている。
本実施例では搬送ローラー対42の位置で、給送経路34とストレート経路26とが接続されている。つまり、給送経路34は媒体収容カセット16から搬送ローラー対42までの経路として設定されている。
ストレート経路26は、直線状に延びる経路として構成されている。ストレート経路26には、搬送方向に沿って順に搬送ローラー対42、ベルト搬送手段44、「記録手段」としてのラインヘッド18、第1フラップ46が設けられている。尚、本実施例においてストレート経路26は、搬送ローラー対42から第1フラップ46までの経路として設定されている。すなわち、ストレート経路26はラインヘッド18を通り、ラインヘッド18の上流側及び下流側に延びる経路として設定されている。
本実施例においてラインヘッド18は、ラインヘッド18のヘッド面と対向する領域に媒体Pが搬送された際、媒体Pの記録面にヘッド面に設けられた複数のノズルからインクを吐出して記録を実行するように構成されている。本実施例におけるラインヘッド18は、一例としてインクを吐出するノズルが用紙幅方向全域をカバーする様に設けられた記録ヘッドであり、用紙幅方向への移動を伴わないで用紙幅全体に記録が可能な記録ヘッドとして構成されている。
また、ラインヘッド18のヘッド面と対向する領域にはベルト搬送手段44が配置されている。ベルト搬送手段44はベルト駆動により、媒体Pを搬送方向下流側に搬送する。この際、ベルト搬送手段44は媒体Pの記録面と反対側を支持する。そして、ベルト搬送手段44により支持された媒体Pの記録面はヘッド面と対向し、ラインヘッド18のヘッド面のノズルからインクが吐出されることにより、媒体Pの記録面に記録が行われる。また、ベルト搬送手段44は、媒体Pを下方から支持することにより、媒体Pの記録面とラインヘッド18のヘッド面との間の距離(ギャップ)を規定する。
また、ベルト搬送手段44の搬送方向下流側には第1フラップ46が位置している。第1フラップ46は、後述する制御部50(図3参照)が制御する駆動機構により、揺動可能に構成されている。第1フラップ46は、ストレート経路26とスイッチバック経路28とを接続する姿勢(図2の状態)と、ストレート経路26とフェイスダウン排出経路32とを接続する姿勢(不図示)とを切換可能に構成されている。尚、第1フラップ46を駆動する駆動機構は、一例としてソレノイドにより構成されている。また、第1フラップ46の姿勢切り換え動作は制御部50(図3参照)により制御されている。
第1フラップ46がストレート経路26とフェイスダウン排出経路32とを接続する姿勢(不図示)にある場合、媒体Pはベルト搬送手段44によりストレート経路26からフェイスダウン排出経路32へ送られる。
フェイスダウン排出経路32は、装置高さ方向においてストレート経路26から上側へ延びつつ、湾曲反転している。そして、フェイスダウン排出経路32には、「排出手段」としての複数の排出ローラー対52が搬送方向において適宜間隔をおいて設けられている。
フェイスダウン排出経路32は、第1フラップ46から搬送方向最下流側に位置する排出ローラー対52の搬送方向下流側に位置する排出口54までを経路としている。つまり、フェイスダウン排出経路32は、ストレート経路26と接続する搬送経路であって、ラインヘッド18を通った媒体Pを湾曲させ、反転させて排出する経路である。
ラインヘッド18で記録面に記録が実行された媒体Pは、フェイスダウン排出経路32において第1フラップ46から搬送方向に沿って順に設けられた排出ローラー対52により順次ニップされて搬送される。そして、媒体Pは排出口54から載置部20に向けて排出される。尚、媒体Pは、フェイスダウン排出経路32を搬送される際、最後にラインヘッド18で記録された記録面を上向きにして搬送され、次に当該記録面をフェイスダウン排出経路32の湾曲部分の内側に向けて湾曲させられて搬送され、そして前記記録面を下向きにして排出口54から載置部20に向けて排出される。
<<<両面記録における用紙の搬送経路について>>>
第1フラップ46がストレート経路26とスイッチバック経路28とを接続する姿勢(図2参照)にある場合、媒体Pはベルト搬送手段44によりストレート経路26からスイッチバック経路28へ送られる。
第1フラップ46がストレート経路26とスイッチバック経路28とを接続する姿勢(図2参照)にある場合、媒体Pはベルト搬送手段44によりストレート経路26からスイッチバック経路28へ送られる。
スイッチバック経路28及び反転経路30は、媒体Pにおける第1面の記録後、第2面に記録を実行する場合、つまり両面記録を実行する場合において媒体Pが通過する経路である。尚、第1面に記録を行わないものの第2面には記録を行う場合も同様に、媒体Pはスイッチバック経路28及び反転経路30を通過する。即ち本明細書において両面記録とは、第1面に記録を行うか否かに拘わらず、媒体Pを反転させて第2面に記録を行うことを意味する。
スイッチバック経路28は、装置高さ方向において上向きに湾曲反転するフェイスダウン排出経路32の内側に位置し、当該フェイスダウン排出経路32に沿って延びている。そして、スイッチバック経路28は、搬送ローラー対56を備えている。
また、本実施例において、スイッチバック経路28は第1フラップ46の上方に設けられた第2フラップ58からスイッチバック経路28の先端に設けられた開口60までの経路として設定されている。スイッチバック経路28は、第1フラップ46によりストレート経路26と接続されている際(図2参照)、媒体Pはベルト搬送手段44によりラインヘッド18と対向する領域から第1フラップ46を経てスイッチバック経路28に送り込まれる。媒体Pはスイッチバック経路28において搬送方向における後端部が搬送ローラー対56にニップされる位置まで送り込まれる。
尚、ここで第2フラップ58について説明する。第2フラップ58は、装置高さ方向(Z軸方向)において第1フラップ46の上方に設けられている。そして、第2フラップ58は第1フラップ46の動作に連動して図示しない連動機構により揺動させられる。つまり、第2フラップ58は、第1フラップ46及び前記連動機構を介して制御部50(図3参照)に制御されている。
第2フラップ58は、第1フラップ46がストレート経路26とスイッチバック経路28とを接続している状態(図2参照)において、スイッチバック経路28と反転経路30との接続を遮る姿勢となる。一方、第1フラップ46がストレート経路26とフェイスダウン排出経路32とを接続している状態では、第2フラップ58はスイッチバック経路28と反転経路30とを接続する姿勢となる。
第2フラップ58がスイッチバック経路28と反転経路30とを接続する姿勢を取ると、制御部50は、媒体Pをスイッチバック経路28に送り込んだ方向と逆方向に搬送ローラー対56を回転させ、媒体Pの後端側を先端側として反転経路30に媒体Pを送り出す。つまり、媒体Pをスイッチバックさせる。
反転経路30は、第2フラップ58から、ラインヘッド18の装置高さ方向上方を通り、ストレート経路26の搬送ローラー対42へ至る経路として設定されている。反転経路30には、複数の搬送ローラー対62が搬送方向において適宜間隔をおいて設けられている。
反転経路30の出口側は、ストレート経路26における搬送ローラー対42の上流位置においてストレート経路26に合流するように構成されている。そして、媒体Pは、ストレート経路26に再度送り込まれる。つまり、反転経路30は、スイッチバック経路28と接続する搬送経路であって、逆方向に搬送された、すなわちスイッチバックされた媒体Pをラインヘッド18の上側を迂回させて反転させ、ストレート経路26におけるラインヘッド18の上流側位置に位置する搬送ローラー対42で合流させる経路として設定されている。
そして、媒体Pは、反転経路30を搬送される際、第1面と第2面とが反転させられ、ストレート経路26におけるラインヘッド18と対向する領域に搬送され、第2面に記録が実行される。その後、媒体Pはフェイスダウン排出経路32を通って載置部20に排出される。
<<<制御部について>>>
次いで図3を参照して、「制御手段」としての制御部50について説明する。装置本体12は、複数の電子部品から構成される電気回路としての制御部50を備えている。制御部50は、スキャナーユニット14、ラインヘッド18、ベルト搬送手段44、第1フラップ46、第2フラップ58、後述する送風ファン64、「媒体通過検出手段」としての媒体通過検出センサー66及び「積載高さ検出手段」としての積載高さ検出センサー68を制御している。さらに、制御部50は、媒体Pの給送、搬送、排出、記録動作、原稿読取動作等のプリンター10の記録及び画像読取の実行に必要な動作を制御している。
次いで図3を参照して、「制御手段」としての制御部50について説明する。装置本体12は、複数の電子部品から構成される電気回路としての制御部50を備えている。制御部50は、スキャナーユニット14、ラインヘッド18、ベルト搬送手段44、第1フラップ46、第2フラップ58、後述する送風ファン64、「媒体通過検出手段」としての媒体通過検出センサー66及び「積載高さ検出手段」としての積載高さ検出センサー68を制御している。さらに、制御部50は、媒体Pの給送、搬送、排出、記録動作、原稿読取動作等のプリンター10の記録及び画像読取の実行に必要な動作を制御している。
また、制御部50は操作部22と電気的に接続されており、ユーザーの操作部22における操作入力に基づいてプリンター10の制御を行う。また、制御部50は外部(PCなど)からの指示で原稿読取動作等のプリンター10の記録及び画像読取の実行に必要な動作を制御してもよい。また、制御部50は、ラインヘッド18のヘッド面のノズルにおけるインクの吐出を制御する。また、制御部50は、操作部22に接続された表示部23に情報を表示させる。
また、制御部50は、装置本体12内に複数配置された不図示の複数の駆動モーターをそれぞれ制御している。そして、制御部50は前記複数の駆動モーターを介して、給送ローラー36、分離ローラー対38、各搬送ローラー対40、42、56、62及び排出ローラー対52の駆動を制御している。
<<<載置部について>>>
また、図2、図4ないし図6を参照するに、媒体搬送経路24に沿ってフェイスダウン排出経路32の下流側には、フェイスダウン排出経路32から排出された媒体Pが載置される載置部20が設けられている。載置部20は、フェイスダウン排出経路32の排出口54から下流側、すなわち装置幅方向右方に向かって装置高さ方向上向きとなる上向き傾斜姿勢を取っている。そして、フェイスダウン排出経路32を通って排出口54から排出された媒体Pを載置するように構成されている。尚、本実施例において載置部20は、装置高さ方向においてラインヘッド18の上方側に位置している。
また、図2、図4ないし図6を参照するに、媒体搬送経路24に沿ってフェイスダウン排出経路32の下流側には、フェイスダウン排出経路32から排出された媒体Pが載置される載置部20が設けられている。載置部20は、フェイスダウン排出経路32の排出口54から下流側、すなわち装置幅方向右方に向かって装置高さ方向上向きとなる上向き傾斜姿勢を取っている。そして、フェイスダウン排出経路32を通って排出口54から排出された媒体Pを載置するように構成されている。尚、本実施例において載置部20は、装置高さ方向においてラインヘッド18の上方側に位置している。
また、載置部20は、排出口54から排出される媒体Pの搬送方向である装置幅方向と交差する装置奥行き方向、すなわち媒体Pの幅方向における中央部に、装置高さ方向上方側に突出するとともに媒体Pの搬送方向に延びる「凸部」としてのリブ70(図4ないし図6参照)を備えている。
リブ70は、後述する湾曲形成部72によって湾曲される媒体Pの湾曲形状に対応している。つまり、リブ70によって、媒体Pの湾曲形状を保持しつつ載置部20に媒体Pを支持させることができる。また、リブ70の装置幅方向、つまり媒体Pの搬送方向における長さは、本実施例において排出口54から排出される媒体Pの搬送方向における長さよりも長く設定されている。
<<<湾曲形成部について>>>
次いで図8及び図9を参照して湾曲形成部72について説明する。フェイスダウン排出経路32には、媒体Pに接して媒体Pを湾曲する湾曲形成部72が設けられている。
湾曲形成部72は、フェイスダウン排出経路32の排出口54に最も近い排出ローラー対52における排出駆動ローラー52aと排出従動ローラー52bとのニップ位置74(図9参照)よりもフェイスダウン排出経路32において搬送方向上流側に設けられている。
次いで図8及び図9を参照して湾曲形成部72について説明する。フェイスダウン排出経路32には、媒体Pに接して媒体Pを湾曲する湾曲形成部72が設けられている。
湾曲形成部72は、フェイスダウン排出経路32の排出口54に最も近い排出ローラー対52における排出駆動ローラー52aと排出従動ローラー52bとのニップ位置74(図9参照)よりもフェイスダウン排出経路32において搬送方向上流側に設けられている。
湾曲形成部72は、外周に複数の歯を有する歯付きローラー76を備えている。そして、フェイスダウン排出経路32の搬送方向と交差する方向である装置奥行き方向、つまり媒体Pの幅方向において中央部に配置された排出駆動ローラー52a及び排出従動ローラー52bの両側に少なくとも1つの歯付きローラー76が設けられている。本実施例では、一例として、両側に3つずつの歯付きローラー76を備えている。
歯付きローラー76は、排出駆動ローラー52aと排出従動ローラー52bとのニップ位置74よりも媒体Pの搬送方向における上流側の位置において、排出駆動ローラー52a及び排出従動ローラー52bから媒体Pの幅方向(装置奥行き方向)に離れるほど装置高さ方向下方側に位置するように配置されている。これにより、湾曲形成部72が媒体Pの幅方向において媒体Pの中央部よりも端部側を押さえ、当該端部側の部分を装置高さ方向下方側に変位させるので、図7に示すように媒体P(破線部参照)を上に凸の湾曲形状、すなわち、直近の記録面が内側となる湾曲形状にすることができる。
<<<送風ファンについて>>>
次いで、図4ないし図7、図10及び図11を参照して「送風部」としての送風ファン64について説明する。送風ファン64は、媒体搬送経路24においてフェイスダウン排出経路32の排出口54の下流側に配置されている。送風ファン64は、一例として回転羽根を回転駆動させて風を送るように構成されている。また、送風ファン64は送風口64aを備えている。本実施例では、送風口64aは送風ファン64の下部に設けられており、送風口64aから装置高さ方向下方側、すなわち載置部20に向けて風を送る様に構成されている。さらに、送風口64aは排出口54に最も近い排出ローラー対52よりも装置高さ方向上方に位置している。
次いで、図4ないし図7、図10及び図11を参照して「送風部」としての送風ファン64について説明する。送風ファン64は、媒体搬送経路24においてフェイスダウン排出経路32の排出口54の下流側に配置されている。送風ファン64は、一例として回転羽根を回転駆動させて風を送るように構成されている。また、送風ファン64は送風口64aを備えている。本実施例では、送風口64aは送風ファン64の下部に設けられており、送風口64aから装置高さ方向下方側、すなわち載置部20に向けて風を送る様に構成されている。さらに、送風口64aは排出口54に最も近い排出ローラー対52よりも装置高さ方向上方に位置している。
また、図5に示すように、送風ファン64は、媒体の幅方向、すなわち装置奥行き方向においてリブ70を挟むように間隔をおいて配置されている。そして、図7に示すように送風ファン64の送風口64aから噴出した風は、排出口54から排出された媒体Pの幅方向において中央部を挟んで両側の位置に当たっている。つまり、送風ファン64から噴出する風は、媒体Pの湾曲形状を保持するように媒体Pに当てられている。
また、図6に示すように載置部20に媒体P(破線部参照)が載置されている状態において、送風口64aから噴出する風の向きは、一例として当該送風口64aから噴出した風が載置部20に載置された媒体Pの後端部PE側に当たるように設定されている。尚、送風ファン64が載置部20に対して風を当てる位置は、例えばルーバー等の可動式の羽板等により媒体の搬送方向(装置幅方向)及び媒体の幅方向(装置奥行き方向)に適宜変更可能とするようにしてもよい。これにより、媒体の種類やサイズに応じて風を当てる位置を変更することができる。
また、送風ファン64は、送風口64aから噴出する風量を変更可能であることが望ましい。具体的には、排出口54から排出される媒体の種類やサイズに応じて送風ファン64における風量を変更する。例えば、剛性の高い媒体Pの場合は、風量を強くし、幅サイズが小さい媒体Pの場合は風量を弱くするように設定する。また、ラインヘッド18における媒体Pへのインク吐出量に応じて送風ファン64の風量を変更してもよい。媒体Pに対してインクを多く吐出して記録を行うと、記録後の媒体Pのカールが大きくなる傾向がある。このように記録後の媒体Pのカールが大きくなる場合には、送風ファン64の風量を大きくすることにより、カールを効果的に抑制することが可能となる。
<<<媒体通過検出センサーについて>>>
次いで、図10を参照して媒体通過検出センサー66について説明する。媒体通過検出センサー66は、一例としてフェイスダウン排出経路32において排出口54に最も近い排出ローラー対52よりも搬送方向上流側に配置されている。媒体通過検出センサー66は、一例として光学式検出センサーとして構成されている。本実施例では、媒体Pがフェイスダウン排出経路32に沿って搬送され、媒体Pの後端部が媒体通過検出センサー66を通過する際、媒体通過検出センサー66は媒体Pの後端部PEの通過を検出し、その検出信号を制御部50に向けて送信するように構成されている。
次いで、図10を参照して媒体通過検出センサー66について説明する。媒体通過検出センサー66は、一例としてフェイスダウン排出経路32において排出口54に最も近い排出ローラー対52よりも搬送方向上流側に配置されている。媒体通過検出センサー66は、一例として光学式検出センサーとして構成されている。本実施例では、媒体Pがフェイスダウン排出経路32に沿って搬送され、媒体Pの後端部が媒体通過検出センサー66を通過する際、媒体通過検出センサー66は媒体Pの後端部PEの通過を検出し、その検出信号を制御部50に向けて送信するように構成されている。
<<<積載高さ検出センサーについて>>>
次いで、図10、図11及び図13を参照して、積載高さ検出センサー68について説明する。積載高さ検出センサー68は、一例として光学式センサーとして構成され、発光部68aと受光部68bとを備えている。図10に示すように積載高さ検出センサー68は、排出口54に最も近い排出ローラー対52の搬送方向下流側、より具体的には排出口54の近傍に配置されている。また、積載高さ検出センサー68は、媒体Pの搬送方向において送風ファン64の送風口64aが設けられている位置に対応した位置に設けられている。そして、積載高さ検出センサー68は、装置高さ方向において載置部20と排出口54に最も近い排出ローラー対52との間に配置されている。
次いで、図10、図11及び図13を参照して、積載高さ検出センサー68について説明する。積載高さ検出センサー68は、一例として光学式センサーとして構成され、発光部68aと受光部68bとを備えている。図10に示すように積載高さ検出センサー68は、排出口54に最も近い排出ローラー対52の搬送方向下流側、より具体的には排出口54の近傍に配置されている。また、積載高さ検出センサー68は、媒体Pの搬送方向において送風ファン64の送風口64aが設けられている位置に対応した位置に設けられている。そして、積載高さ検出センサー68は、装置高さ方向において載置部20と排出口54に最も近い排出ローラー対52との間に配置されている。
また、図11を参照するに、発光部68aは、載置部20の装置奥行き方向前面側端部の装置高さ方向上方側に配置されている。そして、受光部68bは、載置部20の装置奥行き方向背面側端部の装置高さ方向上方側に配置されている。また、受光部68bの装置高さ方向における位置は、発光部68aが発する光を受光部68bが受光可能な範囲に設定されている。
また、本実施例において積載高さ検出センサー68は、載置部20において媒体Pが所定枚数載置された状態、すなわち載置部20に載置された媒体Pの束が装置高さ方向において所定の高さに達した状態を検出する為に設けられている。本実施例では、積載高さ検出センサー68は、一例として載置部20に載置された媒体Pの枚数が載置部20に載置可能な最大の枚数に達したとき、その検出信号を制御部50に送信する。
<<<積載高さ検出センサーの検出タイミングについて>>>
次いで、図12及び図13を参照して積載高さ検出センサー68における検出タイミングについて説明する。図12を参照するに、まず、ステップS1として制御部50に媒体Pへの記録ジョブ開始信号が入力される。次いで、ステップS2として制御部50は、積載高さ検出センサー68に載置部20における媒体Pの積載高さを検出させる。積載高さ検出センサー68が載置部20において媒体Pを検出しない場合、制御部50はステップS3として給送ローラー36及び送風ファン64の動作を開始させる。一方で、積載高さ検出センサー68が載置部20において媒体Pを検出した場合、検出信号を制御部50に送信する。そして、ステップS4として制御部50は、操作部22の表示部23に載置部20に載置可能な媒体Pの枚数を超えている旨、すなわち載置部20が満載状態であるエラーを表示させる。
次いで、図12及び図13を参照して積載高さ検出センサー68における検出タイミングについて説明する。図12を参照するに、まず、ステップS1として制御部50に媒体Pへの記録ジョブ開始信号が入力される。次いで、ステップS2として制御部50は、積載高さ検出センサー68に載置部20における媒体Pの積載高さを検出させる。積載高さ検出センサー68が載置部20において媒体Pを検出しない場合、制御部50はステップS3として給送ローラー36及び送風ファン64の動作を開始させる。一方で、積載高さ検出センサー68が載置部20において媒体Pを検出した場合、検出信号を制御部50に送信する。そして、ステップS4として制御部50は、操作部22の表示部23に載置部20に載置可能な媒体Pの枚数を超えている旨、すなわち載置部20が満載状態であるエラーを表示させる。
そして、ユーザーがエラー表示を確認した後、ステップS5として記録ジョブ動作を継続するか否かの選択を行う。継続しない場合には、操作部22を操作して記録ジョブ動作を終了させる。継続する場合には、ステップS6として再度、積載高さ検出センサー68に載置部20における媒体Pの積載高さを検出させる。そして、積載高さ検出センサー68が載置部20において媒体Pを再度検出した場合、検出信号を制御部50に送信し、ステップS4に戻り、再度表示部にエラー情報を表示させる。一方で、積載高さ検出センサー68が載置部20において媒体Pを検出しない場合、ステップS3に移行し、制御部50は給送ローラー36及び送風ファン64の動作を開始させる。尚、ステップS4とステップS5との間、すなわちステップS5を選択する過程において、ユーザーが載置部20に載置された媒体Pを載置部20から取り除いて、エラー状態を解消する動作を行うことによりステップS3に移行することができる。
また、ステップS3において給送ローラー36及び送風ファン64の動作を開始した後、ステップS7として制御部50はラインヘッド18を制御して、給送ローラー36により送られてきた媒体Pへの記録動作を開始させる。そして、ラインヘッド18による記録動作が行われた媒体Pは、フェイスダウン排出経路32に沿って複数の排出ローラー対52により搬送方向下流側に搬送される。
そして、ステップS8として、媒体通過検出センサー66により搬送される媒体Pの後端部PEの通過を検出させる。そして、媒体通過検出センサー66が媒体Pの後端部PEの通過を検出すると、検出信号を制御部50に向けて送信する。制御部50は、媒体通過検出センサー66が媒体Pの後端部PEの通過を検出してから所要時間経過していないと判断した場合には、引き続きステップS8を継続する。
尚、本実施例における所要時間は、一例として媒体通過検出センサー66が媒体Pの後端部PEの通過を検出してから媒体Pの後端部PEが排出口54に最も近い排出ローラー対52におけるニップ位置74に差し掛かるまでの時間として設定されている。
制御部50は、媒体通過検出センサー66が媒体Pの後端部PEの通過を検出してから所要時間経過したと判断した場合には、ステップS9として積載高さ検出センサー68に載置部20における媒体Pの積載高さを検出させる。ここで、図13に示すように、媒体通過検出センサー66が媒体Pの後端部PEの通過を検出してから所要時間経過したと判断した場合、媒体Pの後端部PEは、排出口54に最も近い排出ローラー対52によりニップされている状態であり、媒体Pの先端部は排出口54から下流側に位置している。
すなわち、図13に示すように排出口54から排出される媒体Pが、送風ファン64の送風口64aと載置部20との間を遮った状態となっている。これにより、載置部20に載置された状態の媒体Pには送風ファン64から噴出する風が当たらない状態となっている。これにより、載置部20に載置された状態の媒体Pにおいて、送風により必要以上に媒体Pが湾曲してしまうこと、必要以上に強い媒体Pの湾曲が維持されてしまうこと、媒体Pのばたつきが抑えられることにより、載置部20における媒体Pの積載量の誤検出を防止できる。
したがって、排出口54に最も近い排出ローラー対52に保持された媒体Pが送風ファン64から載置部20に向かう風を遮っている状態で、積載高さ検出センサー68が載置部20における媒体Pの検出を行う。
そして、所要時間経過後に積載高さ検出センサー68が載置部20において媒体Pを検出した場合、検出信号を制御部50に向けて送信する。そして、ステップS10として表示部23にエラー表示を行う。そして、ユーザーがエラー表示を確認した後、ステップS11として記録ジョブ動作を継続するか否かの選択を行う。継続しない場合には、操作部22を操作してステップS13に移行し、制御部50が給送ローラー36及び送風ファン64の動作を停止させて記録ジョブ動作を終了させる。継続する場合には、ステップS9に移行し、再度、積載高さ検出センサー68に載置部20における媒体Pの積載高さを検出させる。尚、ステップS10とステップS11との間、すなわちステップS11を選択する過程において、ユーザーが載置部20に載置された媒体Pを載置部20から取り除いて、エラー状態を解消する動作を行うことによりステップS9に移行することができる。
また、所要時間経過後に積載高さ検出センサー68が載置部20において媒体Pを検出しない場合、制御部50はステップS12として記録ジョブに設定された枚数の媒体Pに対して記録動作が行われたか否かの判断を行う。制御部50は記録動作が実行された媒体Pの枚数が記録ジョブに設定された枚数に達していないと判断した場合には、ステップS7に戻り記録動作を継続する。一方、制御部50は記録動作が実行された媒体Pの枚数が記録ジョブに設定された枚数に達したと判断した場合には、制御部50はステップS13として給送ローラー36及び送風ファン64の動作を停止させる。そして、記録ジョブを停止する。
<<<実施例の変更例>>>
(1)本実施例において媒体通過検出センサー66及び積載高さ検出センサー68は、一例として光学式センサーとして構成したが、この構成に代えて、媒体通過検出センサー66及び積載高さ検出センサー68の少なくとも1つを機械式スイッチで検出する構成、あるいは超音波方式で検出する構成としてもよい。
(2)本実施例において送風ファン64は媒体の搬送方向において排出口54に対応する位置に一対設ける構成としたが、搬送方向に沿って複数対設ける構成としてもよい。
(3)本実施例において送風ファン64は媒体の搬送方向において排出口54に対応する位置に一対設ける構成としたが、媒体Pの幅方向に沿って複数対設ける構成としてもよい。
(4)また、所要時間は、媒体Pの後端部PEが媒体通過検出センサー66を通過してから、媒体Pにおいて送風ファン64から載置部20に向かう風を媒体Pが遮るのに十分な長さが排出口54より排出されるまでの時間としてもよい。
(5)さらに、所要時間の代わりに所要搬送量(搬送ステップ数)を用いてもよい。
(1)本実施例において媒体通過検出センサー66及び積載高さ検出センサー68は、一例として光学式センサーとして構成したが、この構成に代えて、媒体通過検出センサー66及び積載高さ検出センサー68の少なくとも1つを機械式スイッチで検出する構成、あるいは超音波方式で検出する構成としてもよい。
(2)本実施例において送風ファン64は媒体の搬送方向において排出口54に対応する位置に一対設ける構成としたが、搬送方向に沿って複数対設ける構成としてもよい。
(3)本実施例において送風ファン64は媒体の搬送方向において排出口54に対応する位置に一対設ける構成としたが、媒体Pの幅方向に沿って複数対設ける構成としてもよい。
(4)また、所要時間は、媒体Pの後端部PEが媒体通過検出センサー66を通過してから、媒体Pにおいて送風ファン64から載置部20に向かう風を媒体Pが遮るのに十分な長さが排出口54より排出されるまでの時間としてもよい。
(5)さらに、所要時間の代わりに所要搬送量(搬送ステップ数)を用いてもよい。
上記説明をまとめると、プリンター10は、媒体に記録を行うラインヘッド18と、ラインヘッド18により記録の行われた媒体Pを排出する排出ローラー対52と、排出ローラー対52により排出された媒体が載置される載置部20と、排出ローラー対52から排出される媒体Pの上方から載置部20に向けて風を送る送風ファン64と、載置部20に載置された媒体Pの積載高さを検出する積載高さ検出センサー68と、少なくとも排出ローラー対52を制御するとともに積載高さ検出センサー68の検出信号を受ける制御部50と、を備え、制御部50は、排出ローラー対52によって保持された媒体Pが送風ファン64から載置部20に向かう風を遮っている状態で、積載高さ検出センサー68の検出信号を受ける。
上記構成によれば、制御部50は、排出ローラー対52によって保持された媒体Pが送風ファン64から載置部20に向かう風を遮っている状態で、積載高さ検出センサー68の検出信号を受けるので、制御部50が載置部20上の媒体Pの積載高さを検出する際には、送風ファン64からの風が載置部20上の媒体に殆ど当たらないか、当たってもその程度を抑えることができる。その為、送風ファン64から送られる風が載置部20上の媒体を必要以上に湾曲させたり、ばたつかせてしまうことを回避でき、載置部20上の媒体の積載高さを適切に検出することができる。
排出ローラー対52によって排出される媒体Pに接することにより、媒体排出方向である装置幅方向と交差する方向である媒体幅方向である装置奥行き方向において媒体Pの中央部に、媒体排出方向である装置幅方向に沿って上に凸となる湾曲を形成する湾曲形成部72を備えている。この構成によれば、湾曲形成部72によって媒体Pに癖付けすることにより、不適切な媒体Pのカールを防止或いは抑制できる。
送風ファン64は、排出ローラー対52によって排出される媒体Pに対し、媒体幅方向である装置奥行き方向において媒体Pの中央部を挟んだ両側の位置に風を当てる。この構成によれば、湾曲形成部72によって媒体Pに形成する癖付けを、より確実に行うことができる。
載置部20は、媒体幅方向である装置奥行き方向における中央部に、媒体排出方向である装置幅方向に延設されたリブ70を備える。この構成によれば、湾曲形成部72によって癖付けされた媒体Pの癖付け状態を載置部20上で維持することができ、より確実に不適切なカールを抑制できる。
媒体搬送経路24において排出口54に最も近い排出ローラー対52の上流側に、媒体Pの後端部PEの通過を検出可能な媒体通過検出センサー66を備え、制御部50は、媒体通過検出センサー66が媒体Pの後端部PEの通過を検出した時点から所定時間経過後に、積載高さ検出センサー68の検出信号を受ける。この構成によれば、排出ローラー対52によって排出される媒体Pが送風ファン64から載置部20に向かう風を確実に遮った状態で、載置部20上の媒体の積載高さを検出することができる。
載置部20は、媒体排出方向である装置幅方向において排出ローラー対52の下流側であって、高さ方向において排出ローラー対52より下に位置し、送風ファン64の送風口64aは、媒体排出方向である装置幅方向において排出ローラー対52の下流側近傍であって、高さ方向において排出ローラー対52より上に位置し、積載高さ検出センサー68は、媒体排出方向である装置幅方向において排出ローラー対52の下流側近傍であるとともに送風ファン64の送風口64aの位置に対応する位置にあり、高さ方向において載置部20と排出ローラー対52との間に位置する。
送風ファン64は、少なくとも載置部20に載置される媒体Pの後端部PE側に対して風を当てる。この構成によれば、送風ファン64からの風により載置部20に載置された媒体Pの後端部PEを効果的に押えることができ、その結果先行して排出された媒体Pが、後続の媒体Pの排出を妨げる虞を低減することができる。
積載高さ検出センサー68は、媒体排出方向である装置幅方向と交差する方向である媒体幅方向である装置奥行き方向において載置部20の一方側端部である装置奥行き方向洗面側端部の上方に設けられる発光部68aと、載置部20の他方側端部である装置奥行き方向背面側端部の上方に設けられる受光部68bと、を備えて構成されている。
ラインヘッド18は、媒体Pに対してインクを吐出するインク吐出ノズルが、媒体搬送方向である装置幅方向と交差する方向である媒体幅方向である装置奥行き方向において媒体Pの全体をカバーする様に配置されたラインヘッドである。この構成によれば、ラインヘッド18は、高速にインクジェット記録を行うことに伴って媒体排出時のカールがより顕著となり易いが、上述した送風ファン64により、載置部20上で適切に媒体を積載することができる。
また、本実施形態では本発明に係る送風ファン64、媒体通過検出センサー66及び積載高さ検出センサー68を液体噴射装置の一例としてのインクジェットプリンターに適用したが、その他液体噴射装置一般に適用することも可能である。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンター、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含むものである。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンター、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含むものである。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10…プリンター、12…装置本体、14…スキャナーユニット、16…媒体収容カセット、18…ラインヘッド、20…載置部、22…操作部、23…表示部、24…媒体搬送経路、26…ストレート経路、28…スイッチバック経路、30…反転経路、32…フェイスダウン排出経路、34…給送経路、36…給送ローラー、38…分離ローラー対、40、42、62、56…搬送ローラー対、44…ベルト搬送手段、46…第1フラップ、50…制御部、52…排出ローラー対、52a…排出駆動ローラー、52b…排出従動ローラー、54…排出口、58…第2フラップ、60…開口、64…送風ファン、64a…送風口、66…媒体通過検出センサー、68…積載高さ検出センサー、68a…発光部、68b…受光部、70…リブ、72…湾曲形成部、74…ニップ位置、76…歯付きローラー、P…媒体、PE…後端部、S1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8、S9、S10、S11、S12、S13…ステップ
Claims (9)
- 媒体に記録を行う記録手段と、
前記記録手段により記録の行われた媒体を排出する排出手段と、
前記排出手段により排出された媒体が載置される載置部と、
前記排出手段から排出される媒体の上方から前記載置部に向けて風を送る送風部と、
前記載置部に載置された媒体の積載高さを検出する積載高さ検出手段と、
少なくとも前記排出手段を制御するとともに前記積載高さ検出手段の検出信号を受ける制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記排出手段によって保持された媒体が前記送風部から前記載置部に向かう風を遮っている状態で、前記積載高さ検出手段の検出信号を受ける、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置において、前記排出手段によって排出される媒体に接することにより、媒体排出方向と交差する方向である媒体幅方向において媒体の中央部に、媒体排出方向に沿って上に凸となる湾曲を形成する湾曲形成部を備える、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項2に記載の記録装置において、前記送風部は、前記排出手段によって排出される媒体に対し、前記媒体幅方向において媒体の中央部を挟んだ両側の位置に風を当てる、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項2または請求項3に記載の記録装置において、前記載置部は、前記媒体幅方向における中央部に、媒体排出方向に延設された凸部を備える、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の記録装置において、媒体搬送経路において前記排出手段の上流側に、媒体の後端の通過を検出可能な媒体通過検出手段を備え、
前記制御手段は、前記媒体通過検出手段が媒体の後端の通過を検出した時点から所定時間経過後に、前記積載高さ検出手段の検出信号を受ける、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の記録装置において、前記載置部は、媒体排出方向において前記排出手段の下流側であって、高さ方向において前記排出手段より下に位置し、
前記送風部の送風口は、媒体排出方向において前記排出手段の下流側近傍であって、高さ方向において前記排出手段より上に位置し、
前記積載高さ検出手段は、媒体排出方向において前記排出手段の下流側近傍であるとともに前記送風部の送風口の位置に対応する位置にあり、高さ方向において前記載置部と前記排出手段との間に位置する、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の記録装置において、前記送風部は、少なくとも前記載置部に載置される媒体の後端部側に対して風を当てる、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の記録装置において、前記積載高さ検出手段は、媒体排出方向と交差する方向である媒体幅方向において前記載置部の一方側端部の上方に設けられる発光部と、前記載置部の他方側端部の上方に設けられる受光部と、を備えて構成されている、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の記録装置において、前記記録手段は、媒体に対してインクを吐出するインク吐出ノズルが、媒体搬送方向と交差する方向である媒体幅方向において媒体の全体をカバーする様に配置されたラインヘッドである、
ことを特徴とする記録装置。
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Cited By (1)
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- 2016-12-02 JP JP2016235035A patent/JP2018090378A/ja active Pending
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