JP4005707B2 - 孔版印刷装置の版胴駆動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、外周にスクリーンを有する版胴に巻き付けられたマスタの画像を用紙に転写する印刷装置の版胴駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、印刷装置の一例として、版胴と、この版胴に接離自在に対向配置された圧胴或はプレスローラ等の押圧部材とを設け、製版済のマスタを版胴に巻き付け、給紙された用紙を版胴の回転運動に合わせて回転するレジストローラにより版胴と押圧部材との間に給紙し、その給紙状態を用紙センサにより検出したときに、押圧部材により版胴上のマスタに用紙を押し付け、等しい速度で回転する版胴と押圧部材とで用紙を搬送する過程で版胴内のインキを版胴及びマスタから滲み出させて用紙に転写するようにした印刷装置がある。
【0003】
このような印刷装置では、色替えやジャム処理のために、版胴を印刷装置本体から外すことができる構造が要求されている。この要求に応える従来技術として、特公昭62−28757号公報、特許番号第2625406号公報に記載されているように、ガイド部材を使用して版胴をその軸線に沿って印刷装置本体の外側に外すようにした提案がある。
【0004】
さらに、実開昭64−36170号公報に記載されているように、版胴が着脱位置に停止している状態で、版胴のセンター軸のスラスト方向の動きを固定しているハンドル操作軸を後退させ、版胴をセンター軸とともにスラスト方向へ移動させ、このスラスト方向への移動によりセンター軸と版胴回転盤との回転伝達状態を断ち、今度は版胴を上方に持ち上げることにより印刷装置から取り外すことができるようにした提案がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特公昭62−28757号公報に記載された発明は、駆動用連結部の機構上、版胴を着脱位置に関係なく引き抜くことができる構造である。このため、例えばジャム発生時に電源がオフとなったり印刷中に停電した場合に、版胴にプレスローラが接触する状態でも版胴を引き抜くことができるので、版胴のスクリーンをプレスローラにより損傷させてしまうおそれがある。
【0006】
これに対し、特許番号第2625406号公報に記載された発明では、版胴からプレスローラが離反する一定の位置でのみ、版胴の着脱が可能なように構成されている。しかし、ジャム処理のために版胴を引き抜いた後に用紙を引き抜くと、用紙の搬送系が回転するため、用紙の搬送系と版胴とを共通のモータで駆動する構造の場合は版胴の駆動系も回転し、版胴の装着位置が狂ってしまう。
【0007】
実開昭64−36170号公報に記載された考案も、ジャム処理のために版胴を外した後に用紙を引き抜くと、用紙の搬送系が回転するため、用紙の搬送系と版胴回転盤とを共通のモータで駆動する構造の場合は版胴回転盤も回転し、版胴の装着位置が狂ってしまう。
【0008】
このように、版胴を駆動する駆動系と版胴とを一定の位置で着脱するようにした構成において、駆動系の回転方向の位置がずれた状態で版胴を装着すると、版胴と駆動系との連結部が損傷するおそれがある。
【0009】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、版胴と駆動系とを基準位置でのみ着脱可能とし、しかも操作性を向上させることができる印刷装置の版胴駆動装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、外周にスクリーンを有する版胴に巻き付けられたマスタの画像を用紙に転写する印刷装置の版胴駆動装置において、回転可能な前記版胴を含み当該版胴の軸線方向に移動させることにより印刷装置本体に着脱自在に装着される版胴組立体と、モータから前記版胴に至る動力伝達経路中に配置され前記版胴組立体が前記印刷装置本体に装着されたときに前記版胴が直接又は間接的に連結される回転体と、前記回転体と前記版胴とが回転方向における一定の基準位置に位置するときにのみ前記版胴の軸線に沿う前記版胴組立体の移動を許容する版胴位置決め手段と、前記回転体のその回転中心から半径方向に離れた位置に設けられた被係止部と、付勢部材により一方向に付勢されて前記被係止部に係脱自在に係止される係止部を有して前記印刷装置本体に変位自在に設けられた係止部材と、前記係止部材に固定的に設けられ前記回転体と前記版胴とを連結する方向への前記版胴組立体の進出動作が許容されたときに前記版胴組立体に押圧されて前記係止部材と一体に前記回転体から離反する受圧部とを備える。
【0011】
したがって、版胴と回転体とが基準位置に位置するときにのみ、版胴組立体を印刷装置本体に対する着脱のために版胴の軸線に沿って移動させることが可能となる。版胴組立体を印刷装置本体から外したときは、係止部材の係止部で回転体を基準位置にロックすることが可能である。回転体を基準位置にロックした状態で版胴を基準位置に位置させて版胴組立体を印刷装置本体に装着したときは、版胴が回転体に直接又は間接的に連結されるとともに、版胴組立体で係止部材の受圧部を押圧して係止部材を回転体から退避させ、版胴を駆動するために回転体を回転させ得る状態に維持することが可能となる。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記回転体は、前記版胴とは回転比が1対1の関係で回転する。
【0013】
したがって、回転体と版胴との基準位置の精度を等しくすることが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。図1において、1は版胴である。この版胴1は、外周の一部に製版済のマスタの端部を挟持するクランプ2を備え、回転中心部に回転軸3を備えている。版胴1の内部には、外周面が版胴1の内面に接触するインキローラ4と、このインキローラ4の外周面に対して所定の隙間を開けて配置されたドクターローラ5とが設けられ、インキローラ4が反時計方向に回転駆動されることにより、インキ溜り6のインキを版胴1の内周面に供給するように構成されている。
【0015】
版胴1の下方外周に接触されるプレスローラ7は、枢軸8を介してレバー9に回転可能に支持され、レバー9は枢軸10を介して印刷装置本体の機枠に回動可能に支持され、センサSにより版胴1から離反する位置に位置する状態が検出される。
【0016】
11は多数の用紙12が積み重ねられる給紙台で、この給紙台11は用紙12の積載枚数の減少に応じて上昇するように昇降駆動部(図示せず)に連結されている。給紙台11の給紙側の前方には用紙12の先端を揃える衝壁板13が固定的に設けられている。給紙台11の上方には、給紙ローラ14と呼び出しローラ15とが互いに連結された状態で駆動部(図示せず)により回転駆動されるように設けられている。両ローラ14,15は表面がゴム等の比較的摩擦係数の大きな材料により形成され、給紙ローラ14には分離ローラ16が圧接されている。すなわち、給紙台11上の用紙12は、呼び出しローラ15により呼び出され、給紙ローラ14と分離ローラ16とにより重送が防止されるように構成されている。
【0017】
給紙ローラ14の下流側には版胴1の回転運動に同期して回転駆動される対のレジストローラ17が設けられ、その下流側には、レジストローラ17により搬送される用紙12を検出する用紙検出フィンガ18が枢軸19を中心に揺動可能に設けられている。
【0018】
プレスローラ7の下流側には、版胴1に付着する用紙12を剥離する剥離爪20が枢軸21とともに回動駆動されるように設けられている。この剥離爪20は、レバー9が反時計方向に駆動されてプレスローラ7が版胴1上の用紙12を押えたときと同時に先端が版胴1の外周面に接近するように駆動される。この剥離爪20の先端には、連通路22を介して圧縮空気供給部(図示せず)に接続された空気吹き出し口23が形成されている。連通路22と空気供給部との間には開閉弁が設けられている。この開閉弁は、転写工程においては開放状態に維持され、空気供給部から供給される空気を空気吹き出し口23から吹き出させて用紙12を版胴1から剥離し、剥離された用紙12が吸着搬送部24の検出器(光センサ)25により検出されたときに閉止状態に切り替えられる。
【0019】
吸着搬送部24は、平行に配列された複数の支持ローラ26と、これらの支持ローラ26に巻回された複数本の無端ベルト27と、吸着ファン28を内蔵し無端ベルト27の内方に配置された吸着ボックス29とにより形成されている。この吸着搬送部24は、複数の支持ローラ26の内の一つを版胴1を駆動するモータ(図示せず)によって駆動し、この駆動時に吸着ファン28を駆動して吸着ボックス29の上部に形成された空気吸引口30の付近に負圧を発生させ、この負圧により印刷済の用紙12を回転駆動される無端ベルト27に吸着させて搬送するように構成されている。
【0020】
版胴1は、図2に示すように、金属製の支持円筒体1aと、その外周に巻き付けられたスクリーン1bとを備え、スクリーン1bはポリエチレンテレフタレートの繊維を10〜200メッシュ程度に紡繊したものである。また、支持円筒体1aは、図3に示すように、厚さが0.1〜0.2mm程度のステンレス等の材料からなる金属薄板をエッチング加工により直径が0.5mm程度の小孔を多数形成したものを、複数本のローラを有する円筒状塑性加工機(図示せず)によって円筒状に丸めることで形成される。そして、支持円筒体1aには20〜60メッシュ程度のインキ通過領域31が形成されている。32,33はフランジで、これらのフランジ32,33は支持円筒体1aに嵌合された後に支持円筒体1aの孔34に挿入したビス35をフランジ32,33に螺合することにより固定される。この際、支持円筒体1aの端部36,37は、版胴1が正転(図1及び図2において反時計方向の回転)するときに、インキローラ4に抵抗を与えない方向で重ね合わされる。
【0021】
図4に示すように、版胴1を支持部材38に回転自在に組み付けることで版胴組立体39が構成されている。そして、支持部材38に設けた可動レール40と、印刷装置本体41の一部を形成する機枠42に設けたガイドレール43とにより、版胴組立体39を移動自在に支持する案内手段44が形成されている。この場合、版胴組立体39の移動方向は版胴1の軸線方向である。機枠42には版胴1の一部をなす回転軸3を回転自在に支持するブッシュ45が設けられている。
【0022】
図4におけるA−A線部で水平にして断面にした状態を図5及び図6に示すが、回転軸3には従動ギヤ46が固定的に嵌合され、機枠42には従動ギヤ46に噛合された駆動ギヤ47が回転自在に設けられている。この駆動ギヤ47はモータ(図示せず)の回転をベルト48を介して受ける回転体としてのプーリ49と同軸上で連結されている。このプーリ49は版胴1とは回転比が1対1の関係で回転するように構成されている。
【0023】
そして、従動ギヤ46の版胴1とは反対側の側面にはフランジ50が形成され、駆動ギヤ47の版胴1側の側面にはフランジ51が形成されている。これらのフランジ50,51は、ギヤ46,47の側面の全周囲に及ぶものではなく、一部がギヤ46,47の歯を露出させるように切欠部52,53が形成されている(図8参照)。これにより、切欠部52,53が重なる位置では、従動ギヤ46は軸線方向の動きが許容されて駆動ギヤ47に対して噛合及び離反が可能であるが、切欠部52,53が重ならない位置では、軸線方向の移動が規制される。すなわち、切欠部52,53を有してギヤ46,47の側面に形成されたフランジ50,51は、プーリ49と版胴1及び従動ギヤ46とが回転方向における一定の基準位置に位置するときにのみ版胴1の軸線に沿う版胴組立体39の移動を許容する版胴位置決め手段54としての機能を果たすものである。
【0024】
図5ないし図7に示すように、前述したモータから版胴1に至る動力伝達経路中に配置されているプーリ49の側面に形成されたフランジ55の周縁の一箇所に、被係止部としての切欠56が形成されている。そして、機枠42の背面に固定された基台57に係止部材58が枢軸59を介して回動自在に設けられている。この係止部材58には、プーリ49の切欠56に係脱自在に係止される係止部としての突片60と、版胴組立体39(図4参照)の一部をなす回転軸3の先端に押圧される受圧部61と、枢軸59を中心とする半径上に配置された弧状孔62が形成されている。この弧状孔62からは基台57に螺合されて係止部材58の回動範囲を制限するストッパ63が突出されている。係止部材58は突片60がプーリ49の切欠56に突出する方向に付勢部材としてのスプリング64により付勢されている。
【0025】
前述したように、従動ギヤ46を軸線方向にスライドさせて駆動ギヤ47に噛合させることが可能なときはギヤ46,47の切欠52,53が重なる位置で、この位置は従動ギヤ46と一体に回転する版胴1とプーリ49との基準位置である。プーリ49が基準位置に停止するときは、プーリ49の切欠56と係止部材58の突片60とが係脱可能である。図5に示す状態は、基準位置において版胴組立体39を機枠42側に移動させることでギヤ46,47を噛合させた状態である。この状態では、回転軸3の先端が受圧部61を押圧するため係止部材58はスプリング64の付勢力に抗して回動し、突片60がプーリ49の切欠56から抜ける。すなわち、モータの駆動力をベルト48、プーリ49、駆動ギヤ47、従動ギヤ46、回転軸3、版胴1の順に伝達することが可能な状態である。
【0026】
次に、図1を参照して印刷動作の概要について説明する。ここでは版胴1には製版済のマスタが既に巻き付けられているものとする。給紙台11上の用紙12は、給紙ローラ14により停止中のレジストローラ17のニップ部まで送られて待機する。版胴1が反時計方向に所定角度回転したとき、レジストローラ17が回転し用紙12を版胴1とプレスローラ7との間に向けて搬送する。このタイミングに同期してレバー9が反時計方向に駆動され、プレスローラ7が用紙12を版胴1上のマスタに押圧するため、マスタの画像が用紙12に転写される。画像が転写された用紙12は版胴1に密着した状態で搬送されるが、剥離爪20の空気吹き出し口23から吹き出される空気により版胴1から剥離される。剥離された用紙12は自重と吸着ファン28により発生した負圧とにより無端ベルト27の表面に吸着され、回転する無端ベルト27により排紙トレイ(図示せず)に向けて排紙される。このようにして所定枚数の印刷を終えたときに版胴1は基準位置で停止される。
【0027】
ところで、インキの色を変える場合、或いはジャム処理を行う場合は、版胴組立体39を印刷装置本体41の機枠42(図4参照)から外す。この場合、ガイドレール43に沿って可動レール40を滑らせることにより、版胴1の軸線方向に沿って版胴組立体39を引き抜くことができる。この引き抜き動作は従動ギヤ46の切欠52と駆動ギヤ47の切欠53とが重なる基準位置でのみ可能であり、この状態では、図6に示すようにプーリ49の切欠56が係止部材58の突片60に対向した位置で停止しているため、回転軸3が受圧部61から離れたときに係止部材58がスプリング64の付勢力により回動し、突片60がプーリ49の切欠56内に突出し、プーリ49を基準位置にロックする。
【0028】
これにより、版胴1、給紙ローラ14、吸着搬送部24等を共通のモータで駆動する構成を採用した場合に、ジャム処理等のために詰まった用紙12を引き抜いたとしても、プーリ49は回転せずに基準位置で停止する状態に維持される。
【0029】
再び版胴組立体39を機枠42に装着するときは、プーリ49が基準位置にロックされているため、従動ギヤ46の切欠52が駆動ギヤ47の切欠53と重なるように版胴1を静止させ、この状態でガイドレール43に沿って版胴組立体39を機枠42側に移動させることにより、図5に示すように、ギヤ46,47同士が噛合する状態で版胴組立体39を印刷装置本体41に装着することができる。この装着により回転軸3が係止部材58の受圧部61を押圧するため、係止部材58はスプリング64の付勢力に抗して回動し、突片60がプーリ49の切欠56から抜ける。これにより、前述したように、モータの駆動力を版胴1に伝達することが可能な状態となる。
【0030】
このように、印刷装置本体41に対して版胴組立体39を着脱するときには、特別な操作をすることなしに版胴駆動系のプーリ49を係止部材58により基準位置にロックすることができるため、版胴組立体39の着脱操作を容易にすることができる。
【0031】
さらに、プーリ49は、版胴1とは回転比が1対1の関係で回転するので、両者の基準位置の精度を等しくすることができる。
【0032】
なお、版胴組立体39を印刷装置本体41から外した状態は図示しないセンサにより検出され、その検出信号により版胴1を始めとする各部を駆動するモータには駆動電圧が印加されないように構成されている。
【0033】
本実施の形態では、回転体として機能するプーリ49を用いたが、プーリ49に限らず動力を伝達するギヤ等の部材を用いてもよい。例えば、駆動ギヤ47を回転体として用い、この駆動ギヤ47を係止部材58と同等の係止部材により基準位置にロックするようにしてもよい。さらに、回転体を版胴1と同軸上に配設してもよい。さらに、回転体を基準位置にロックする係止部材は、回動するものに限られるものではなく、版胴1の軸線と平行に変位するようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】
請求項1記載の発明は、版胴の軸線方向に移動させることにより印刷装置本体に着脱自在に装着される版胴組立体と、モータから版胴に至る動力伝達経路中に配置され版胴組立体が印刷装置本体に装着されたときに版胴が直接又は間接的に連結される回転体と、この回転体と版胴とが回転方向における一定の基準位置に位置するときにのみ版胴の軸線に沿う版胴組立体の移動を許容する版胴位置決め手段と、回転体のその回転中心から半径方向に離れた位置に設けられた被係止部と、付勢部材により一方向に付勢されて回転体の被係止部に係脱自在に係止される係止部を有して印刷装置本体に変位自在に設けられた係止部材と、この係止部材に固定的に設けられ回転体と版胴とを連結する方向への版胴組立体の進出動作が許容されたときに版胴組立体に押圧されて係止部材と一体に前記回転体から離反する受圧部とを備えるので、版胴と回転体とが基準位置に位置するときにのみ、版胴組立体を印刷装置本体に対する着脱のために版胴の軸線に沿って移動させることができ、版胴組立体を印刷装置本体から外したときは、係止部材の係止部で回転体を基準位置にロックすることができる。したがって、版胴組立体を印刷装置本体に装着するときに、動力伝達経路中の回転体を基準位置にセットし直す操作をすることなく、版胴組立体を容易に装着することができる。
【0035】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、回転体は、版胴とは回転比が1対1の関係で回転するので、回転体と版胴との基準位置の精度を等しくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における印刷装置の概要を示す縦断正面図である。
【図2】一部を断面にして版胴の内部を示す正面図である。
【図3】版胴の構成を示す分解斜視図である。
【図4】一部を断面にして版胴組立体の支持構造を示す側面図である。
【図5】版胴を印刷装置本体に装着した状態を示す一部の平面図である。
【図6】版胴を印刷装置本体から外す状態を示す一部の平面図である。
【図7】版胴を印刷装置本体から外した状態を示す一部の斜視図である。
【図8】版胴位置決め手段の構成例を示す斜視図である。
【図9】従動ギヤと駆動ギヤとの噛合状態を示す一部の正面図である。
【符号の説明】
1 版胴
39 版胴組立体
49 回転体
54 版胴位置決め手段
56 被係止部
58 係止部材
60 係止部
61 受圧部
64 付勢部材
Claims (2)
- 外周にスクリーンを有する版胴に巻き付けられたマスタの画像を用紙に転写する印刷装置の版胴駆動装置において、
回転可能な前記版胴を含み当該版胴の軸線方向に移動させることにより印刷装置本体に着脱自在に装着される版胴組立体と、
モータから前記版胴に至る動力伝達経路中に配置され前記版胴組立体が前記印刷装置本体に装着されたときに前記版胴が直接又は間接的に連結される回転体と、
前記回転体と前記版胴とが回転方向における一定の基準位置に位置するときにのみ前記版胴の軸線に沿う前記版胴組立体の移動を許容する版胴位置決め手段と、
前記回転体のその回転中心から半径方向に離れた位置に設けられた被係止部と、
付勢部材により一方向に付勢されて前記被係止部に係脱自在に係止される係止部を有して前記印刷装置本体に変位自在に設けられた係止部材と、
前記係止部材に固定的に設けられ前記回転体と前記版胴とを連結する方向への前記版胴組立体の進出動作が許容されたときに前記版胴組立体に押圧されて前記係止部材と一体に前記回転体から離反する受圧部と、
を備える印刷装置の版胴駆動装置。 - 前記回転体は、前記版胴とは回転比が1対1の関係で回転する請求項1記載の印刷装置の版胴駆動装置。
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---|---|---|---|
JP21374298A JP4005707B2 (ja) | 1998-07-29 | 1998-07-29 | 孔版印刷装置の版胴駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP21374298A JP4005707B2 (ja) | 1998-07-29 | 1998-07-29 | 孔版印刷装置の版胴駆動装置 |
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Family Applications (1)
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JP21374298A Expired - Lifetime JP4005707B2 (ja) | 1998-07-29 | 1998-07-29 | 孔版印刷装置の版胴駆動装置 |
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-
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- 1998-07-29 JP JP21374298A patent/JP4005707B2/ja not_active Expired - Lifetime
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