JP2002036511A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

Info

Publication number
JP2002036511A
JP2002036511A JP2000231269A JP2000231269A JP2002036511A JP 2002036511 A JP2002036511 A JP 2002036511A JP 2000231269 A JP2000231269 A JP 2000231269A JP 2000231269 A JP2000231269 A JP 2000231269A JP 2002036511 A JP2002036511 A JP 2002036511A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
plate cylinder
paper
plate
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000231269A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Sugawara
光弘 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Ricoh Co Ltd filed Critical Tohoku Ricoh Co Ltd
Priority to JP2000231269A priority Critical patent/JP2002036511A/ja
Publication of JP2002036511A publication Critical patent/JP2002036511A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複胴式の印刷装置において、印刷用紙の停滞
を生じたときに、どの版胴に対応する位置で印刷用紙の
停滞が生じているのかを容易に知ることができる印刷装
置の提供。 【解決手段】 回転する複数の版胴と、印刷用紙の停滞
を検知する用紙停滞検知手段50,57,99,100
とを有し、用紙停滞検知手段50,57,99,100
は上記版胴のうちのどの版胴に対応する位置で印刷用紙
が停滞したかを検知するものである複胴式の印刷装置に
おいて、用紙停滞検知手段50,57,99,100が
印刷用紙の停滞を検知したときに、印刷用紙の停滞位置
がどの版胴に対応する位置であるかを告知する告知手段
175を有する印刷装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、孔版印刷装置等を
含む印刷装置に関し、詳しくは複数の版胴を有する複胴
式の印刷装置に関する。
【0003】
【0004】
【従来の技術】従来より孔版印刷装置等の印刷装置とし
て、版胴を1つのみ有する単胴式の印刷装置と、版胴を
複数有する複胴式の印刷装置が知られている。版胴は一
般に印刷装置本体から引き出すことが可能となってお
り、版胴の周辺においてジャムが発生した場合や、版胴
に印刷用紙が巻き付いて離れなくなる巻き上がりといわ
れる現象が発生した場合等、印刷用紙の停滞が生じたと
きには、版胴を印刷用紙本体から引き出し、ジャム、巻
き上がりを生じた印刷用紙を取り除くことができるよう
になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる印刷用紙の除去
作業において、単胴式の印刷装置にあっては単に1つの
み備えられている版胴を印刷装置本体から引き出せばよ
いのであるが、複胴式の印刷装置にあっては、どの版胴
に対応する位置でかかる印刷用紙の停滞が生じているの
か不明であり、除去作業を行う者の勘に頼って版胴の引
き出しを行うと、最悪の場合には除去作業を行うために
全ての版胴を引き出すこととなり、作業効率が悪いとい
う問題があった。
【0006】本発明は、かかる問題点を課題とするもの
であり、この課題を解決するために、複胴式の印刷装置
において、印刷用紙の停滞を生じたときに、どの版胴に
対応する位置で印刷用紙の停滞が生じているのかを容易
に知ることができる印刷装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明は、回転する複数の版胴
と、印刷用紙の停滞を検知する用紙停滞検知手段とを有
し、この用紙停滞検知手段は上記版胴のうちのどの版胴
に対応する位置で印刷用紙が停滞したかを検知するもの
である複胴式の印刷装置において、上記用紙停滞検知手
段が印刷用紙の停滞を検知したときに、印刷用紙の停滞
位置がどの版胴に対応する位置であるかを告知する告知
手段を有することを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の印
刷装置において、上記告知手段は、上記停滞位置を表示
する表示手段であることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の印刷装置において、上記各版胴は、その回転によ
り、印刷装置本体から離脱可能な基本位置を占めること
が可能であり、上記告知手段は、上記版胴のうち印刷用
紙の停滞位置に対応する版胴のみを上記基本位置とする
機構であることを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1ないし3
の何れか1つに記載の印刷装置において、上記版胴毎に
配設され同版胴に接離する押圧手段と、この押圧手段を
上記版胴に接離する接離手段とを有し、この接離手段
は、上記用紙停滞検知手段が印刷用紙の停滞を検知した
ときに、上記版胴のうち少なくとも印刷用紙の停滞位置
に対応する版胴から上記押圧手段を離間することを特徴
とする。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項4記載の印
刷装置において、上記接離手段は、上記版胴が回転によ
り上記基本位置を占めることに伴って、上記停滞位置に
対応する版胴から上記押圧手段を離間することを特徴と
する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して実施例を含む
本発明の実施の形態(以下、単に「実施形態」という)
を説明する。各実施形態等に亘り、同一の機能および形
状等を有する構成要素や構成部品等については、同一符
号を付すことによりその説明をできるだけ省略する。図
において一対で構成されていて特別に区別して説明する
必要がない構成要素や構成部品は、説明の簡明化を図る
上から、その片方を適宜記載することでその説明に代え
るものとする。
【0013】図1において、符号500は、本発明を適
用した複胴式の印刷装置である複胴式の孔版印刷装置を
示す。符号501は、複胴式孔版印刷装置500の装置
本体としての本体フレームを示す。本体フレーム501
は、略筐体状に配置されている。この複胴式孔版印刷装
置500は、図1に示すように、用紙搬送方向Xにおけ
る上流側に配置された上流位版胴1a(以下、単に「版
胴1a」というときがある)とこれに隣るその下流側に
配置された下流位版胴1b(以下、単に「版胴1b」と
いうときがある)を有し、各マスタ33a,33bを各
版胴1a,1bに巻き付け、各版胴1a,1b上のマス
タ33a,33bにインキIa,Ibを供給して、各版
胴1a,1b毎に配設された押圧手段としてのプレスロ
ーラ9a,9bにより各版胴1a,1b上のマスタ33
a,33bに印刷用紙22を押し付け印圧を付与するこ
とによって連続的に印刷を行ない、同時多色印刷(この
第1の実施形態では同時2色印刷である)をすることが
可能なように構成されている。
【0014】本実施形態では、説明の簡明化のために、
用紙搬送方向Xに並んだ2つの版胴1a,1bについて
説明するが、3つ以上の版胴を用紙搬送方向Xに並設し
て多色(カラー)印刷を行なうように構成することもで
きる。
【0015】複胴式孔版印刷装置500は、各版胴1
a,1bと、各プレスローラ9a,9bと、上流位版胴
1aと下流位版胴1bとの間の給紙経路に配設され、上
流位版胴1aの印刷部すなわちこの版胴1aとプレスロ
ーラ9aとの対向位置で印刷された印刷用紙22を下流
位版胴1bの印刷部へ搬送する中間搬送手段としての中
間搬送装置17とを有している。各版胴1a,1bの基
本位置すなわちホームポジションは、例えば図1におい
て各版胴1a,1bの各クランパ5a,5bが略直上に
位置する各版胴1a,1bの初期位置をいい、図1では
版胴1aがホームポジションを占めている位置状態を符
号H・Pで版胴1aの上部に示してある。
【0016】版胴1aと版胴1bとは、それぞれ略同一
の機能および構成を有する。これと同じように、版胴1
aの内外周りに配設された後述するインキ供給手段、版
胴1aを含む後述するドラムユニット、製版装置および
排版装置等と、版胴1bの内外周りに配設された後述す
るインキ供給手段、版胴1bを含む後述するドラムユニ
ット、製版装置および排版装置等とは、略同一の機能お
よび構成を有しているので、それらを同一符号の末尾に
符号aまたはbを付加することで区別することとし、そ
の一方を詳述した場合には重複説明を避けるため他方の
説明をできるだけ省略する。
【0017】複胴式孔版印刷装置500は、マスタ33
aを外周面に巻き付ける版胴1aと、版胴1aの右上方
に配置されマスタ33aを製版する製版装置41aと、
製版装置41aの下方に配置され給紙トレイ21上に積
載された印刷用紙22を給送する給紙装置20と、版胴
1aの左上方に配置され使用済みのマスタ33aを版胴
1aから剥ぎ取り排版する排版装置42aと、版胴1a
の下方に配置されプレスローラ9aを版胴1aに当接さ
せるべく変位することで給送されてくる印刷用紙22を
版胴1a上の製版済みのマスタ33aに押し付けること
により印刷を行なう接離手段としての印圧装置32a
と、印圧装置32aで印刷された印刷済みの印刷用紙2
2を版胴1aから分離・剥離するエアーナイフ7aと、
マスタ33bを外周面に巻き付ける版胴1bと、版胴1
bの左上方に配置されマスタ33bを製版する製版装置
41bと、版胴1bの左方に配置され使用済みのマスタ
33bを版胴1bから剥ぎ取り排版する排版装置42b
と、版胴1bの下方に配置されプレスローラ9bを版胴
1bに当接させるべく変位することで給送されてくる印
刷用紙22を版胴1b上の製版済みのマスタ33bに押
し付けることにより印刷を行なう接離手段としての印圧
装置32bと、印圧装置32bで印刷された印刷済みの
印刷用紙22を版胴1bから分離・剥離するエアーナイ
フ7bと、排版装置42bの下方に配置され印圧装置3
2aおよび印圧装置32bで多色印刷された印刷済みの
印刷用紙22を排紙トレイ37上に排出する上記エアー
ナイフ7bを含む排紙装置35とを具備する。
【0018】複胴式孔版印刷装置500の両製版装置4
1a,41bおよび排版装置42aの上方には、原稿の
画像を読み取るための図示を省略した原稿読取装置と、
複胴式孔版印刷装置500を操作するための図10に示
す操作パネル170とがそれぞれ配設されている。
【0019】図1において簡略的に示した製版装置41
a,41b、排版装置42a,42bおよび上記原稿読
取装置は、例えば特開平5−229243号公報記載の
図8等に示されている構成と同様のものからなる。ま
た、上記原稿読取装置には、多色重ね刷り印刷に必要な
色分解のための諸機能を有する構成、例えば特開昭64
−18682号公報記載の複数の色フィルターを切換可
能に制御できるフィルターユニットと同様の機能及び構
成を有するものが、上記原稿読取装置に配置されている
ミラー群とレンズとの間の光路上に配設されていて、同
公報記載と同様の自動製版および給版等の動作を行なう
ようになっており、その詳しい説明は省略する。
【0020】版胴1aは、周知の多孔性円筒状をなし、
ドラム軸2aの周りに回動自在に支持されている。版胴
1aは、ドラム軸2aの中心軸線方向に延在して設けら
れていて、印刷インキ通過性の多数かつ微細な開孔部が
形成された金属製の支持円筒体と、その外周面に巻き付
けられた樹脂もしくは金属製のメッシュスクリーン層と
の2層構造となっており、各図においては1本の実線で
示されている。上記支持円筒体には、クランパ5aの周
辺を除くその円周上の所定の範囲にわたり開孔部が形成
された印刷可能領域と、該開孔部が形成されていない印
刷インキ不通過性の非印刷領域とが形成されている。上
記非印刷領域は上記支持円筒体の両側端縁部にも設けら
れている。上記支持円筒体は、ステンレススチール等の
金属板にエッチングやプレス加工によって上記開孔部を
形成したものであり、その厚さ0.1〜1.0mmのも
のが好ましく用いられる。
【0021】版胴1a外周部の一母線上には、マスタ3
3aの先端部をクランプする開閉自在なクランパ5aが
設けられている。クランパ5aは、クランパ軸6aで版
胴1a上に枢着されていて、版胴1aの外周周りの適宜
の位置に配設されている図示しない開閉手段により所定
位置で開閉される。
【0022】マスタ33aとしては、ポリエステル等の
熱可塑性樹脂フィルムに多孔質支持体(ベース)として
和紙等を貼り合わせたマスタが用いられている。マスタ
33aは、上記のものに限らず、非常に薄い実質的に熱
可塑性樹脂フィルムのみからなるものや、実質的に熱可
塑性樹脂フイルムのみからなるマスタ(その厚さが約1
〜8μm)程ではないが、上記従来のマスタ33a(そ
の厚さが約40〜50μm程度)よりも厚さが薄く(厚
さ20〜30μm)、かつ、ベースにおける合成繊維の
混抄率が高いマスタ、例えば極端に合成繊維の混抄率が
高いポリエチレンテレフタレート(PET)100%か
らなるベースを有する合成繊維ベースマスタを用いるこ
とも可能である。
【0023】給紙装置20は、給紙トレイ21、呼び出
しコロ23、上下一対の分離コロ対24,25、分離板
26、上下一対のガイド板上28、ガイド板下27、レ
ジストローラ対29,30および上下一対のレジストガ
イド板31,31等から主に構成されている。
【0024】給紙トレイ21は、その上に印刷用紙22
を積載され、給紙装置本体に昇降自在に支持されてい
る。給紙トレイ21は、印刷用紙22の増減に連動して
図示しないモータ装置により上下動される。呼び出しコ
ロ23と分離コロ対24,25とは、最上位の印刷用紙
22と当接するように設けられており、各ローラは図示
しない駆動手段により回転駆動される。分離コロ対2
4,25および分離板26は、その協働作用により呼び
出しコロ23によって搬送されてきた印刷用紙22を1
枚に分離する機能を有する。レジストローラ対29,3
0は、分離コロ対24,25の用紙搬送方向Xの下流側
に配設されている。レジストローラ対29,30は、搬
送されたきた印刷用紙22の先端をくわえ込み、タイミ
ングをとって版胴1aの外周面とプレスローラ9aとの
間に搬送する。
【0025】エアーナイフ7aは、印刷用紙22が版胴
1aの外周面に貼り付いて巻き上がるのを防止するため
に、その先端部がノズルになっている。エアーナイフ7
aのノズルには、図示しない空気圧発生装置のポンプか
ら印刷用紙22の先端の搬送と同期して圧縮空気流が高
速で吐出され、印刷用紙22の先端部に吹き付けられる
ようになっている。エアーナイフ7aは、エアーナイフ
軸8aを中心に版胴1aの外周面に近接した位置と、離
間した位置とに揺動可能となっている。すなわち、エア
ーナイフ7aは、クランパ5aとエアーナイフ7aの先
端が干渉しないように版胴1aの回転と同期して揺動す
る。一方、版胴1bにおけるエアーナイフ7bの左方に
は、送風ファン34が設けられていて、印刷用紙22の
版胴1bへの巻き上がり防止のために、エアーナイフ7
bによる印刷用紙22の分離・剥離作用を補助してい
る。
【0026】版胴1aの内外には、版胴1aの内周面か
ら外周面に向けてインキを供給するためのインキ供給手
段81aが配設されている。版胴1aにおけるインキ供
給手段では1色目のインキとして黒色のインキが、版胴
1bにおけるインキ供給手段では2色目のインキとして
赤色のインキがそれぞれ供給されるようになっている。
版胴1aの内部において、インキ供給手段は、版胴1a
の内周面に黒色のインキを供給するインキローラ3a
と、このインキローラ3aと僅かな間隙を置いて平行に
配置され、インキローラ3aとの間にインキ溜りIaを
形成するドクタローラ4aと、インキ溜りIaへインキ
を供給するドラム軸2aを兼ねるインキ供給管2aとを
有している。インキ供給手段81aのうち版胴1aの外
部に備えられているものについては図2を参照して後に
説明する。
【0027】インキローラ3aは、アルミニウム、ステ
ンレスなどの金属またはゴム等により形成され、図示し
ないギヤ列により版胴1aと共に時計回り方向に回転す
る。インキローラ3aと版胴1aとの回転速度の比は、
所定の値に設定されている。ドクタローラ4aは、鉄や
ステンレスなどの金属で形成され、図示しないギヤ列に
より反時計回り方向に回転する。ドクタローラ4aと版
胴1aとの回転速度の比も所定の値に設定されている。
符号90aは、本体フレーム501に対して版胴1aを
着脱自在とするドラムユニットを示しており、符号90
bは、本体フレーム501に対して版胴1bを着脱自在
とするドラムユニットを示す。
【0028】図2に示すように、版胴1aの両端には、
ホイール状の端板43がそれぞれ設けられている。版胴
1aは、両側の端板43の外周面上にネジで取付けられ
ていて、両側の端板43の中央部とドラム軸2aの外周
面との間にそれぞれ介装された一対の図示しないころが
り軸受を介して、前フレーム80および後フレーム44
内側のドラム軸2a上に回転可能に支持されている。前
フレーム80の上端部と後フレーム44の上端部とは、
把持フレーム45で連結されている。
【0029】インキ供給手段81aのうち版胴1aの外
部に備えられているものは、インキ容器84aと、イン
キ容器84aを収納したインキ容器収納装置85aと、
インキポンプ86aとである。インキ容器84a内に備
えられた黒色のインキがインキポンプ66aにより圧送
され、インキ供給管2aを介してインキ溜りIaへ供給
されるようになっている。インキ溜りIaに供給される
インキの量は、インキ検知手段(例えば特開平5−22
9243号公報の図5参照)によって検知・測定され、
上記インキポンプによってインキ圧送量をコントロール
される。
【0030】ドラムユニット90aは、版胴1a、端板
43、ドラム軸2a、インキ供給手段81a、前フレー
ム80、前フレーム80の前面(図1においては紙面手
前側)に配設されインキ容器収納装置85aを支持する
取っ手83、後フレーム44および把持フレーム45か
ら主に構成される。ドラムユニット90bは、版胴1
b、ドラム軸2b、端板43、ドラム軸2a、インキ供
給手段81b、前フレーム80、前フレーム80の前面
(図1においては紙面手前側)に配設されインキ容器収
納装置85bを支持する取っ手83、後フレーム44お
よび把持フレーム45から主に構成される。
【0031】把持フレーム45の後端部すなわち後フレ
ーム44の後面側(図1においては紙面奥側)には、一
対の導入コロ88が設けられ、本体フレーム501に
は、把持フレーム45を着脱自在に保持するためのガイ
ドレール93が固定されている。ガイドレール93は、
下向きに開口をもつ略コの字状をなしていて、ドラム軸
2aの軸方向すなわち図1において紙面略垂直方向に延
設されている。ガイドレール93の前側の入口部には、
一対のコロ89が回動自在に取り付けられている。ガイ
ドレール93の開口部には、互いに近接する向きに折曲
形成された一対のレールフランジ93aが配設されい
る。ドラムユニット90aは、導入コロ89によりその
把持フレーム45のコロ対88を先頭にしてガイドフレ
ーム93内に導入され、あるいはコロ対88を後端とし
て引き出される。この際、レールフランジ93A上をコ
ロ対88が転動することにより、ドラムユニット9aは
その軸方向に容易に移動する。把持フレーム45,導入
コロ88,コロ89,ガイドレール93,レールフラン
ジ93aは着脱手段91aを構成している。
【0032】各ドラムユニット90a,90bが着脱手
段91a、91bを有していることにより、インキの色
替えを各版胴1a,1bで同時に行なうために新しい各
版胴と交換したいときに大変便利であると共に、1色目
の版胴1aと2色目の版胴1bとの間に詰まったジャム
紙を取り出すときなどに各版胴1a,1bのメッシュス
クリーン等を傷つけることがない。
【0033】図3に示すように、端板43中央の外端部
における、ドラム軸2aの端部には、ドラムギヤ162
が一体形成されている。ドラムギヤ162は、その駆動
源を印圧装置32aと共通にしているものであって、版
胴1aの回転は、版胴1aに対するプレスローラ9aの
接離とともに行われるようになっている。すなわち各版
胴1a,1bの回転にそれぞれ同期・連動してプレスロ
ーラ9a,9bの揺動すなわち接離が行われる。符号1
51は、各版胴1a,1bをそれぞれ回転駆動すると共
に、各プレスローラ9a,9bをそれぞれ揺動するため
の、図1において紙面の奥側に配設された本体フレーム
501に固設された正転および逆転可能なメインモータ
を示している。メインモータ151と印圧カム12aの
カム軸12Aaとの間には減速手段152が介装され、
版胴1aとカム軸12Aaとの間には同期手段157が
介装されている。
【0034】減速手段152は、メインモータ151の
出力軸151A端部に取付けられた歯付きの駆動プーリ
151Bと、本体フレーム501にプーリ軸153Aを
もって回転自在に支持された歯付きのプーリ153と、
駆動プーリ151Bとプーリ153との間に掛け渡され
た歯付きのベルト155と、プーリ153のプーリ軸1
53Aと同軸に取付けられた小径ギヤ154と、カム軸
12Aaと同軸に取付けられ小径ギヤ154と噛合する
大径ギヤ156とから構成される。
【0035】同期手段157は、印圧カム12aと大径
ギヤ156との間のカム軸12Aa上に取付けられた歯
付きの下プーリ158と、本体フレーム501にプーリ
軸160Aをもって回動自在に支持された歯付きの上プ
ーリ160と、下プーリ158と上プーリ160との間
に掛け渡された歯付きのメインベルト159と、プーリ
軸160Aの端部に取付けられた脱着ギヤ161とから
主に構成される。
【0036】下プーリ158と上プーリ160とは、同
径の歯付きの外周部を有していて、それぞれの回転比が
1:1となるようにメインベルト159で連結され回動
されるようになっている。上プーリ160は、2連プー
リとなっている。図示しないが、版胴1b側には、版胴
1a側の脱着ギヤ161と同じ構成の脱着ギヤと、これ
に一体的に取付けられた、版胴1a側の上プーリ160
と同じ構成の連結プーリとが配設されており、この連結
プーリと上プーリ160との間には、歯付きの連結ベル
ト166が掛け渡され、メインモータ151の回転駆動
力を版胴1bへ伝達するようになっている。脱着ギヤ1
61は、版胴1a側のドラムギヤ162と同歯数を有
し、選択的に噛合するようになっている。
【0037】メインモータ151の出力軸151Aに
は、周知のフォトロータリエンコーダ163が取付けら
れている。フォトロータリエンコーダ163近傍の本体
フレーム501には、フォトロータリエンコーダ163
を所定の間隔をもって挾み付ける透過型フォトセンサか
らなるセンサ164が配設されている。メインモータ1
51の回転駆動によるフォトロータリエンコーダ163
の回転動作に協働して発生された所定のパルスをセンサ
164で検出することにより、版胴1aの回転速度が検
出されるようになっている。これにより、メインモータ
151を介して各版胴1a,1aの回転速度の制御がな
されるようになっている。メインベルト159の略中央
部に近接した本体フレーム501には、この本体フレー
ム501に移動可能かつ回動自在に支持されたテンショ
ンローラ165が設けられていて、このテンションロー
ラ165は、メインベルト159の略中央部に圧接する
ようになっている。
【0038】したがって、メインモータ151が回転駆
動されることにより、駆動プーリ151Bと減速手段1
52のベルト155を介してプーリ153および小径ギ
ヤ154と、大径ギヤ156とがそれぞれこの順に減速
・回転される。そして、大径ギヤ156の回転と共に印
圧カム12aおよび同期手段157の下プーリ158が
回転され、さらにメインベルト159を介して脱着ギヤ
161が回転され、これによりドラムギヤ162が回転
される。上記したように、下プーリ158と上プーリ1
60との、脱着ギヤ161とドラムギヤ162との各々
の回転比が、1:1であることにより、印圧カム12a
と版胴1aとが、および印圧カム12bと版胴1bとが
それぞれ1:1の回転比で同期して回転されることにな
り、結局、プレスローラ変位駆動手段150の駆動によ
って、各版胴1a,1bが回転されると共に、印圧カム
12aの大径部とカムフォロア58aとの、および印圧
カム12bの大径部とカムフォロア58bとのそれぞれ
選択的な係合を介して、各プレスローラ9a,9bが上
記印圧位置と上記非印圧位置とに各版胴1a,1bの上
記した回転動作に同期して揺動・変位される。
【0039】各プレスローラ9a,9bは、各版胴1
a,1bがホームポジションを占めるときに、各版胴1
a,1bから離間した位置を占めるようになっている。
なお、各版胴1a,1bの回転における位相は互いに異
なっており、それぞれが同時にホームポジションを占め
ることはなく、よって、各プレスローラ9a,9bは、
各版胴1a,1bから同時に離間した位置を占めること
もない。なお、印刷工程では、図3において、メインモ
ータ151が時計回り方向に回転駆動されるので、印圧
カム12aは反時計回り方向に回転される。
【0040】図4に示すように、ドラムギヤ162は、
版胴1aと反対側の端面に円盤状のフランジ162aを
形成され、このフランジ162aの一部に切り欠き部1
62bが形成されている。脱着ギヤ161は、版胴1a
と対向する端面に円盤状のフランジ161aを形成さ
れ、このフランジ161aの一部に切り欠き部161b
が形成されている。このような構成により、ドラムギヤ
162と脱着ギヤ161とは、互いの切り欠き部162
b、161bが重なる状態となったときにのみ係脱可能
となっている。そして、このようにしてドラムギヤ16
2と脱着ギヤ161とが係脱可能となるのは、版胴1a
がホームポジションを占める状態のみとされている。し
たがって、版胴1aは、ホームポジションを占める状態
においてのみ、図2に示した着脱手段91aにより、複
胴式孔版印刷装置500本体から離脱可能となってい
る。
【0041】図5に、図3に示した印圧装置32aの他
の部分を示す。なお印圧装置32aと印圧装置32bと
は、異なる構成もあるので、印圧装置32bについては
異なる構成のみを説明する。プレスローラ9aは、版胴
1aのドラム軸2aと平行な方向に延在して配設された
合成ゴム製のものであり、その軸9sに実質一体的に取
付けられている。プレスローラ9aの軸9sの両端部に
は、一対の軸受9j,9jを介してプレスローラアーム
11a,11aが取付けられていて、プレスローラ9a
は、プレスローラアーム11aの揺動端において軸受対
9j,9jによって回転自在に支持されている。
【0042】本体フレーム501側には、支軸10aが
図示しない軸受を介して回動自在に設けられている。支
軸10aの両端部には、プレスローラアーム対11a,
11aの基端部が固設されており、さらに支軸10aの
両端には、印圧脱着レバー55aが固設されている。印
圧脱着レバー55aの一側端中央部にはレバー爪55A
が形成され、印圧脱着レバー55aの他側端中央部には
直角に切り曲げられた切り曲げ部55Dが形成されてい
る。印圧脱着レバー55aの下端部にはカムフォロア5
8aが設けられている。カムフォロア58aは、コロ軸
受からなり、印圧カム12aの輪郭周面に係合するよう
に印圧脱着レバー55aに取付けられている。支軸10
aの両端には、印圧脱着レバー55aの上部固設部に隣
って印圧レバー56aが揺動自在に取付けられている。
印圧レバー56aには、直角に切り曲げられた切り曲げ
部56Aが形成されている。
【0043】引張りバネである印圧スプリング13a
は、その一端が本体フレーム501側に係止され、他端
が印圧レバー56a他側端中央部に係止されている。こ
の印圧スプリング13aの付勢力によって、版胴1aに
対するプレスローラ9aの印圧が加えられると共に、カ
ムフォロア58aがカム12aの輪郭周面に圧接され
る。印圧スプリング13aは、その長さを調整できる構
造となっていて、その長さを変えることで印圧を調整す
ることができる。
【0044】印圧カム12aは、略扇状に形成されてい
て、装置の組立て時において、プレスローラ変位駆動手
段150による給紙装置20からの印刷用紙22の給紙
タイミングおよび版胴1aの開孔範囲である印刷可能領
域に対応した印圧範囲とプレスローラ9aの上記印圧位
置とを考慮して、版胴1aの回転とのタイミングを取っ
てカム軸12Aaに固定されている。給紙装置20から
印刷用紙22が給紙されないときには、その大径部をカ
ムフォロア58aに係合させている。印圧カム12a
は、給紙装置20から印刷用紙22が給送されてくると
回転して、その小径部をカムフォロア58aに係合さ
せ、プレスローラ9aを図1において時計回り方向、図
4では反時計回り方向に揺動させるようになっている。
【0045】これと略同様に、プレスローラ9b側の印
圧カム12aは、装置の組立て時において、中間搬送装
置17による印刷済みの印刷用紙22の給送タイミング
および版胴1bの開孔範囲である印刷可能領域に対応し
た印圧範囲とプレスローラ9bの印圧位置とを考慮し
て、版胴1bの回転とのタイミングを取ってカム軸12
Abに固定されている。中間搬送装置17により印刷済
みの印刷用紙22が給送されてこないときには、その大
径部をカムフォロア58bに係合させている。印圧カム
12bは、中間搬送装置17により印刷済みの印刷用紙
22が給送されてくると回転して、その小径部をカムフ
ォロア58bに係合させ、プレスローラ9bを図1にお
いて時計回り方向、図3では反時計回り方向に揺動させ
るようになっている。
【0046】給紙装置20の下流側における上下一対の
レジストガイド板31,31内には、複数の用紙検出フ
ィンガー53が固設されたフィンガー軸53Aが揺動自
在に配設されている。用紙検出フィンガー53の揺動範
囲に対応した下方のレジストガイド板31には、用紙検
出フィンガー53の揺動を許す図示しない切欠き開口部
が形成されている。フィンガー軸53Aの両端部は、本
体フレーム501に設けられた図示しない軸受を介して
所定角度回動自在に支持されている。フィンガー軸53
Aの紙面手前側の端部には、用紙検出アーム54が取付
け固定されている。用紙検出アーム54の下端には、印
圧脱着レバー55aのレバー爪55Aと選択的に係合す
る切欠き爪54Aが形成されている。用紙検出アーム5
4の側面にはピン54Bが突設されており、このピン5
4B近傍には用紙停滞検知センサとしての用紙検出セン
サ57が配設されている。
【0047】用紙検出フィンガー53、フィンガー軸5
3Aおよび用紙検出アーム54は、上流位版胴1aの印
刷部に給送されてくる印刷用紙22の有無を検知する給
紙側用紙検知手段を構成している。具体的には、印刷用
紙22が給紙されないときには、用紙検出フィンガー5
3が印刷用紙22の自重によって揺動されず、用紙検出
アーム54の切欠き爪54Aが印圧脱着レバー55aの
レバー爪55Aと係合していることにより、印圧脱着レ
バー55aがロックされた不動停止状態にある。一方、
印刷用紙22がレジストガイド板31,31内を通過す
るときには、用紙検出フィンガー53が印刷用紙22の
自重によって揺動され、用紙検出アーム54の切欠き爪
54Aと印圧脱着レバー55aのレバー爪55Aとの係
合が解除され、印圧脱着レバー55aが揺動可能な状態
となる。またこの状態において、ピン54Bが用紙検出
センサ57と係合し、用紙検出センサ57は信号を図1
1に示す制御装置100に送信する。
【0048】印圧カム12aの大径部をカムフォロア5
8aに係合させているときには、用紙検出アーム54の
切欠き爪54Aと印圧脱着レバー55aのレバー爪55
Aとの間に若干の隙間が生じるように各関係部品の組立
て位置および形状等が設定されている。なお印圧脱着レ
バー55aの切り曲げ部55Dには、プレスローラ逃げ
量調整ネジ61aが螺合されていて、そのネジ61aの
下端は切り曲げ部56Aに接触している。このプレスロ
ーラ逃げ量調整ネジ61aの捩じ込み量の調整によっ
て、印圧脱着レバー55aに対する印圧レバー56aの
位置を変えることができ、版胴1aに対するプレスロー
ラ9aの逃げ量を調整することができる。
【0049】印圧装置32bは、印圧装置32aに対し
て、図4に示した、用紙検出フィンガー53とフィンガ
ー軸53Aと用紙検出アーム54とを有する給紙側用紙
検知手段を備えていない点で主に相違する。プレスロー
ラ9bは、中間搬送装置17の搬送ベルト16aによっ
て搬送されてきた印刷済みの印刷用紙22を版胴1aに
押し付けて印刷画像を印刷用紙22上に形成する押圧手
段としての機能を有する。
【0050】図6に示すように、中間搬送装置17は、
従動ローラ14aと駆動ローラ15aとの間に掛け渡さ
れた多孔性の搬送ベルト16aと、吸引用のファン18
aと、ケーシング19とを有している。搬送ベルト16
aの少なくとも表面は、ウレタンゴム等の印刷用紙22
との摩擦係数の高いものを採用しているので、印刷用紙
22を図1の左方向へ牽引する力を発生する。しかし、
用紙搬送方向Xの上流側は未だ版胴1aとプレスローラ
9aとの印刷ニップ部で押さえられているので、印刷用
紙22の左方向への進行速度は、版胴1aの回転周速度
と同じである。搬送ベルト16aは、複数に分割されて
従動ローラ14aと駆動ローラ15aとの間に掛け渡さ
れていて、版胴1aの周速度と同じかまたは僅かに速い
搬送速度で版胴1aと同期して駆動されるようになって
いる。これにより、印刷用紙22は図1の左方向へテン
ションが掛かった状態で搬送されることになる。ファン
18aは、ケーシング19内に配置されていて、その回
転によりケーシング19内に負圧状態を作り出す。
【0051】中間搬送装置17は、用紙停滞検知センサ
としての印刷用紙巻き上り検知センサ50を有してお
り、この印刷用紙巻き上り検知センサ50は、複数に分
割された搬送ベルト16a同士の間の開口下部に配置・
固定されている。図7に示すように、印刷用紙巻き上り
検知センサ50は、光源51とこの光源51からの反射
光を受ける受光素子52とを具備する反射型フォトセン
サを使用している。光源51には発光素子としてLED
(発光ダイオード)を、受光素子52にはフォトトラン
ジスタをそれぞれ用いている。印刷用紙巻き上り検知セ
ンサ50は、中間搬送装置17の搬送ベルト16aによ
って印刷済みの印刷用紙22が吸着搬送されてきた時
に、受光素子52が上記発光素子から出射され印刷済み
の印刷用紙22の裏面で反射された反射光を受けること
により、印刷済みの印刷用紙22の巻き上り無し状態、
換言すれば印刷済みの印刷用紙22の給送有り状態を検
知するものである。
【0052】排紙装置35は、図1のみに示すが、中間
搬送装置17と略同じ構成であって、従動ローラ39と
駆動ローラ38との間に掛け渡された多孔性の搬送ベル
ト40と、ジャンプ台40Aと、吸引用ファン36、ケ
ーシング36A等とから主に構成されている。排紙装置
35の搬送ベルト40は、版胴1bの周速度と略同じ搬
送速度で版胴1bと同期して駆動されるようになってい
る。送風ファン34の回転により送られる空気は、エア
ーナイフ7bの左上方から印刷済みの印刷用紙22の表
面へと吹き付けられる。これは、印刷済みの印刷用紙2
2の搬送ベルト40からの浮き上がり防止のためと印刷
画像のインキ乾燥の促進のためでもある。ジャンプ台4
0Aは、印刷済みの印刷用紙22の中央部位を略U字状
に撓ませて、いわゆる排紙の腰付けをして排紙トレイ3
7上に整然と排出積載する機能を有する。また搬送ベル
ト40の下面側には、印刷用紙巻き上がり検知センサ5
0と同様の用紙停滞検知センサとしての印刷用紙巻き上
がり検知センサ99が配設されている。
【0053】図8に示すように、各版胴1a,1bの図
において紙面奥側の端板43(図1では紙面の手前側)
に対向した本体フレーム501の所定位置には、各版胴
1a,1bがホームポジションを占めたときに、そのホ
ームポジションを検知するための基本位置検知センサと
しての版胴回転位置検知センサ70a,70bがそれぞ
れ設けられている。版胴回転位置検知センサ70a,7
0bは、発光素子および受光素子を具備した透過型フォ
トセンサからなる。
【0054】各版胴1a,1bの奥側の端板43には、
版胴回転位置検知センサ70a,70bと選択的に係合
する遮光板71が外側に突出してそれぞれ設けられてい
る。給版位置を検知する検知手段は、版胴回転位置検知
センサ70a,70bを兼用・利用しており、給版位置
および排版位置は、各版胴1a,1bがホームポジショ
ンを占めたときにおける版胴回転位置検知センサ70
a,70bからのオン信号出力時を起点として、図3に
示すフォトロータリエンコーダ163およびセンサ16
4により各版胴1a,1bの回転量(回転角度)を検出
することにより検知されるようになっている。
【0055】なお、各版胴1a,1bの回転位置を検知
する回転位置検知センサは、上記構成に限らず、例えば
半径方向に複数段のスリットを有し円板状をなすアブソ
リュート型のフォトエンコーダとこのフォトエンコーダ
の外周部を挟んで設けられた透過型フォトセンサとで構
成したものであってもよい。
【0056】図9に示すように、本体フレーム501に
は、版胴1aに対するプレスローラ9aの印圧有無を検
知する印圧検知センサ65aと、版胴1bに対するプレ
スローラ9bの印圧有無を検知する印圧検知センサ65
bとが配設されている。各印圧検知センサ65a,65
bは、発光素子と受光素子とを具備した遮光型フォトセ
ンサからなる。符号66は各支軸10a,10bの紙面
手前側端に固設された遮光板を示す。印刷検知センサ6
5a、65bは、版胴1a、1bがホームポジションを
占めるときプレスローラ9a、9bが版胴1a、1bか
ら離間する本実施形態においては、基本位置検知センサ
をなしている。
【0057】各プレスローラ9a,9bが各版胴1a,
1bに近づき上記各印圧位置を占めると、各支軸10
a,10bが反時計回り方向に回動することにより、各
遮光板66が各印圧検知センサ65a,65bの光路を
遮断して各印圧検知センサ65a,65bに係合し、各
印圧検知センサ65a,65bをオン状態とする。
【0058】図10に示すように、操作パネル170上
には、複胴式孔版印刷装置500を操作するための、周
知の製版スタートキー171、試し印刷キー172、テ
ンキー173、印刷スタートキー174、ストップキー
176及び印刷用紙のサイズを選択する用紙サイズキー
177と、告知手段としての表示手段であるディスプレ
イ175とが配設されている。
【0059】図11に複胴式孔版印刷装置500の制御
装置100周りの要部の制御構成を示す。制御装置10
0は、信号バスによって互いに接続された、I/Oポー
ト101と、CPU102と、RAM103と、ROM
104等を備えたマイクロコンピュータを具備してい
る。印刷用紙巻き上り検知センサ50,99、用紙検出
センサ57、版胴回転位置検知センサ70a,70bお
よび印圧検知センサ65a,65bからのオン/オフ信
号やデータ信号は、I/Oポート101の入力ポートを
介して制御装置100のCPU102に送信される。C
PU102からは、メインモータ151及びディスプレ
イ175に指令信号が送信される。
【0060】なお、図11には、本発明の実施形態を簡
明に説明するために、下流位版胴1b周りの制御構成で
ある印刷用紙巻き上り検知センサ50,99、用紙検出
センサ57、版胴回転位置検知センサ70a,70bお
よび印圧検知センサ65a,65bのみを図示したが、
これに限らず、複胴式孔版印刷装置500のその他の機
構等を動作させるに要する各信号の入出力が行われる。
ROM104には各信号の入出力に関するタイミングチ
ャートに基づいて制御を行なうための制御動作等に関す
るプログラム等が予め記憶されている。RAM103で
は、上記各センサ等からのデータ信号等を一時記憶す
る。
【0061】用紙検出センサ57、印刷用紙巻き上り検
知センサ50,99及び制御装置100は、印刷用紙の
停滞を検知する用紙停滞検知手段を構成している。この
用紙停滞検知手段は、版胴1a、1bのうち、どの版胴
に対応する位置で印刷用紙が停滞したか、すなわちどの
版胴の周辺においてジャムが発生したか、どの版胴にお
いて巻き上がりが発生したか、を検知するものである。
具体的には、用紙検出センサ57が印刷用紙22の検出
信号を所定時間以上制御装置100に発信し続けた場
合、用紙検出センサ57が印刷用紙22の検出信号を制
御装置100に発信してから所定時間以上印刷用紙巻き
上り検知センサ50からの印刷用紙22の検出信号を発
信しない場合、及び印刷用紙巻き上り検知センサ50の
みが印刷用紙22の検出信号を所定時間以上制御装置1
00に発信し続けた場合には、制御装置100は、版胴
1aに対応する位置で印刷用紙22の停滞を生じている
ものと判断する。また、印刷用紙巻き上り検知センサ5
0が印刷用紙22の検出信号を発信しなくなってから所
定時間以上印刷用紙巻き上り検知センサ99が印刷用紙
22の検出信号を発信しない場合、印刷用紙巻き上り検
知センサ50及び99が印刷用紙22の検出信号を所定
時間以上制御装置100に発信し続けた場合、印刷用紙
巻き上り検知センサ99が印刷用紙22の検出信号を所
定時間以上制御装置100に発信し続けた場合には、制
御装置100は、版胴1bに対応する位置で印刷用紙2
2の停滞を生じているものと判断する。
【0062】制御装置100によるかかる停滞位置の判
断は、版胴1a、1b間の距離、用紙検出センサ57、
印刷用紙巻き上り検知センサ50,99の配設位置によ
って製品ごとに適宜決定されるものであり、上述のもの
に限られることはない。また所定時間とは、版胴1a、
1b間の距離、用紙検出センサ57、印刷用紙巻き上り
検知センサ50,99の配設位置に加え、印刷用紙22
のサイズ、搬送速度に応じて決定されるものであり、各
しきい値はROM104に記憶されており、これがCP
U102において各センサからの検知信号と比較され判
断される。
【0063】制御装置100によるかかる停滞位置の判
断がなされると、停滞位置がどの版胴に対応する位置で
あるかが、告知手段によって、ユーザーに対し告知され
る。本実施形態は、告知手段として、表示手段としての
ディスプレイ175、及び印刷用紙22の停滞位置に対
応する版胴のみをホームポジションとする機構すなわち
印圧装置32a、32b、版胴回転位置検知センサ70
a,70bおよび印圧検知センサ65a,65bを有し
ている。前者であるディスプレイ175による告知は、
制御装置100を介して、図10に示すように、版胴1
aに対応する位置で停滞が発生した場合には版胴1aに
対応するマーク201aを赤色で明滅させ、版胴1bに
対応する位置で停滞が発生した場合には版胴1bに対応
するマーク201bを赤色で明滅させる。ディスプレイ
175による告知はこれに限らず、どの版胴に対応する
位置で停滞が発生しているかを、文字、図形、記号等に
より行うものであっても良いし、表示手段にはその他音
声等の音によって告知するものも含むものとする。表示
手段による告知により、ユーザーはどの版胴を引き出し
て停滞した印刷用紙22を処理すればよいかが分かる。
【0064】後者による告知は、制御装置100におい
てCPU102がI/Oポート101を介してメインモ
ータ151を駆動し、停滞位置に対応する版胴に対応し
た版胴回転位置検知センサが、当該版胴がホームポジシ
ョンを占めた旨の信号を制御装置100に対して発信
し、且つ、停滞位置に対応する版胴に対応した印圧検知
センサが、当該版胴に対して配設されたプレスローラが
当該版胴から離間した旨の信号を制御装置100に対し
て発信しなくなった状態とすることにより行う。この告
知により、ユーザーは、引き出し可能となった版胴を引
き出せば停滞した印刷用紙22を処理することができ、
手当たり次第に版胴を引き出して装置内を覗き、印刷用
紙22が停滞しているかどうか調べるといった面倒な作
業を行う必要がない。さらに、各版胴1a、1bが回転
によりホームポジションを占めることに伴って、すなわ
ち連動して、当該版胴に対応するプレスローラ9a、9
bが離間位置を占めるようになっているので、版胴の引
き出しの際にプレスローラや停滞した印刷用紙22が破
損するという危険性が回避される。
【0065】なお、本実施例はかかる連動する機構を採
用しているから、版胴回転位置検知センサ、印圧検知セ
ンサのうちの何れか一方が制御手段100に信号を発信
するようにしても良い。また、かかる連動する機構を採
用していない場合には、版胴回転位置検知センサが制御
手段100に信号を発信する構成を採用することとな
り、この場合、プレスローラは、少なくとも、停滞位置
に対応する版胴に対応するものを離間させることとな
る。制御装置100は何れの告知手段においても上述の
制御を行うので、制御装置100も各告知手段を構成し
ているということができる。
【0066】本実施形態における複胴式孔版印刷装置5
00は以上のような構成であるから、その動作は以下の
ようになる。オペレータが、上記原稿読取装置の原稿受
け台(図示せず)に印刷すべき原稿をセットし、製版を
起動させるための製版スタートキー171を押下する
と、排版工程が両版胴1a,1bにおいて同様に実行さ
れる。すなわち、各版胴1a,1bが回転して排版位置
に停止し、版胴1aの外周面に巻装されていた使用済み
のマスタ33aが版胴1aの外周面から漸次剥され搬送
されつつ排版装置42a内に備えられた図示しない排版
ボックス内へ排出されていわゆる排版が終了する。次い
で、版胴1aは、クランパ5aが図1における略右横に
位置する給版位置に停止される。版胴1bは、クランパ
5bが図1における略直上に位置するホームポジション
でもある給版位置に停止される。
【0067】排版工程と並行して、上記原稿読取装置が
作動して原稿読み取りが行なわれる。この原稿読み取り
に係る詳細な構成および動作は、例えば公知の「縮小光
学式の原稿読取方式」で行なわれるようになっており、
原稿読み取りされた画像は最終的にCCD(電荷結合素
子)等の光電変換素子からなる画像センサにより光電変
換される。画像センサにより光電変換され電気信号は、
図示しないアナログ/デジタル(A/D)変換基板に送
信されることによりデジタル画像信号に変換される。
【0068】一方、原稿読み取り動作と並行して、デジ
タル信号化された画像信号に基づき、両製版装置41
a,41bにおいて同様の製版・給版工程が行なわる。
マスタ33aが、製版装置41aに配設されている平面
型のサーマルヘッドに押し付けられているプラテンロー
ラ(共に図示せず)および送り出しローラ対(図示せ
ず)の回転により、マスタ搬送路の下流側に搬送され
る。このように搬送されるマスタ33aに対して、上記
サーマルヘッドの主走査方向に一列に配列された多数の
微小な発熱素子が、上記A/D変換基板およびその後の
製版制御基板(図示せず)で各種処理を施されて送られ
てくるデジタル画像信号に応じて各々選択的に発熱し、
発熱した発熱素子に接触しているマスタ33aの熱可塑
性樹脂フィルムが溶融穿孔される。このようにして、画
像情報に応じたマスタ33aの位置選択的な溶融穿孔に
より、画像情報が穿孔パターンとして書き込まれる。
【0069】画像情報が書き込まれて製版された製版済
みのマスタ33aの先端は、上記送り出しローラ対の回
転により版胴1aの外周部側へ向かって送り出され、給
版ガイド板(図示せず)により進行方向を変えられ、ク
ランパ5aが図1における略右横に位置する給版位置状
態にある版胴1aの拡開したクランパ5aへ向かって垂
れ下がる。このとき版胴1aは、排版工程により使用済
みのマスタ33aを既に除去されている。一方、版胴1
b側における製版済みのマスタ33bの先端は、送り出
しローラ対の回転により版胴1b外周部側へ向かって送
り出され、給版ガイド板(図示せず)により略水平方向
に案内されつつ、クランパ5bが図1における略直上に
位置する給版位置状態にある版胴1bの拡開したクラン
パ5bへ向かって挿入される。
【0070】製版済みのマスタ33aの先端部が、一定
のタイミングでクランパ5aによりクランプされると、
版胴1aは図における時計回り方向に回転しつつ外周面
に製版済みのマスタ33aを徐々に巻き付けていく。製
版済みのマスタ33aの後端部は、製版完了後に製版装
置41aに配設されている可動刃および固定刃等からな
る切断手段の作動により一定の長さに切断されて、一版
のマスタ33aが版胴1aの外周面に完全に巻装される
と、いわゆる給版工程が終了する。
【0071】版胴1aの拡開したクランパ5aへ向かっ
て搬送されてきた製版済みのマスタ33aの先端部がク
ランパ5aでクランプされるときに、製版済みのマスタ
33aの先端の搬送がクランパ5aにおける所定のクラ
ンプ位置で停止してクランパ5aでクランプされればよ
いが、この製版済みのマスタ33aの先端の搬送停止位
置がばらつくと、版胴1a上で巻装すべき製版済みのマ
スタ33aの位置もばらつくことになる。この製版済み
のマスタ33aの先端の搬送停止位置をばらつかないよ
うにすることは、上記した給版ガイド板のみによって製
版済みのマスタ33aの先端を版胴1aの拡開したクラ
ンパ5aへ向かって搬送するために、大変困難なことで
ある。製版済みのマスタ33aの先端のマスタ搬送方向
における搬送停止位置のばらつきにより、製版済みのマ
スタ33aの先端の搬送量がクランパ5aにおける所定
のクランプ位置に対して足りない場合には、製版済みの
マスタ33aの先端がクランパ5aに浅くクランプされ
ることになる。また、製版済みのマスタ33aの先端
が、マスタ幅方向(版胴1aの軸方向でもある)の左右
にずれてクランパ5aでクランプされた場合には、クラ
ンパ5aの左右方向にずれてクランプされることにな
る。
【0072】このように各製版済みのマスタ33a,3
3bを各版胴1a,1bにそれぞれ巻き付ける際に、そ
の各製版済みのマスタ33a,33bの各版胴1a,1
bへの巻き付け位置が正規の位置よりも各版胴1a,1
bの天地方向にずれたような場合に、そのままの状態で
印刷を行なうと、印刷画像が天地方向に位置ずれを生
じ、これにより印刷画像の印刷ずれを起こしてしまうこ
とになるため、図示しない天地移動調整手段によって天
地方向の画像位置ずれを修正するための位置調整を行な
っている。
【0073】一版の各製版済みのマスタ33a,33b
が各版胴1a,1bの外周面にそれぞれ巻装されると製
版・給版工程が終了し、印刷工程が開始される。この
時、各版胴1a,1bは一度、図1に示す位置状態、す
なわち版胴1aはホームポジションに、版胴1bはその
クランパ5bが略真下近傍に位置する状態になるまで回
転してそれぞれ停止する。このように、本実施形態で
は、各版胴1a,1bが本体フレーム501内にあると
き、版胴1aと版胴1bとの間には、予め初期位相差が
設けられている。
【0074】次に印刷工程が始まる。給紙トレイ21上
に積載された最上位の印刷用紙22を呼び出しコロ23
に接触するまで給紙トレイ21を上昇させておく。呼び
出しコロ23に接触している最上位の印刷用紙22が、
呼び出しコロ23の回転動作により搬送されると共に、
分離コロ対24,25および分離板26の協働作用によ
り1枚に分離され、上下一対のガイド板上28およびガ
イド板下27に案内されつつレジストローラ対29,3
0に向けて用紙搬送方向Xに給送される。この時、搬送
された印刷用紙22の先端は、レジストローラ対29,
30のニップ部直前部位に当接し、ガイド板上28に沿
って撓んだ状態で停止している。
【0075】一方、1色目の版胴1aは、印刷動作が始
まると印刷の回転速度で回転され始める。版胴1aの内
周側では、インキローラ3aとドクタローラ4aとの間
に形成されたインキ溜りIaに黒色のインキが供給さ
れ、その黒色のインキはインキローラ3aとドクタロー
ラ4aとが回転することによって混練され伸ばされると
共に、インキローラ3aの外周面に均一に付着するよう
になる。インキの残量は、上記したインキ検知手段によ
って検知され、インキが少なくなったときにはインキ供
給管2aから補給される。こうして版胴1aの回転方向
と同一方向に、かつ、版胴1aの回転速度と同期して回
転しながら内周面に転接するインキローラ3aにより、
インキが版胴1aの内周側に供給される。
【0076】印刷用紙22が、レジストローラ対29,
30の回転作動により版胴1aの回転と同期した所定の
タイミングで印圧装置32aにおける版胴1aとプレス
ローラ9aとの間に給送されてくると、これに同期して
版胴1aの外周面下方に離間していたプレスローラ9a
が揺動・上昇されることにより、印圧スプリング13a
の付勢力によって印圧が加えられ、版胴1aの外周面に
巻装されている製版済みのマスタ33aに押し付けられ
る。これにより、版胴1aの開孔部から滲み出たインキ
の粘性による付着力によって、製版済みのマスタ33a
が版胴1aの外周面上に密着すると同時に、さらに製版
済みのマスタ33aの穿孔パターン部からインキが滲み
出し、この滲み出たインキが印刷用紙22の表面に転移
されて、1色目の所望の黒色の印刷画像が形成される。
【0077】上流位版胴1aにおける印刷動作を詳述す
る。レジストローラ対29,30の回転作動により、印
刷用紙22が版胴1aの回転と同期した所定のタイミン
グで用紙搬送方向Xの下流側におけるレジストガイド板
対31,31内の用紙検出フィンガー53上に給送され
て来た時、上記給紙側用紙検知手段が作動する。すなわ
ち、印刷用紙22の自重によって、用紙検出フィンガー
53および用紙検出アーム54には時計回り方向に揺動
する力が働くことにより、用紙検出アーム54の切欠き
爪54Aと印圧脱着レバー55aのレバー爪55Aとの
ロック係合部に若干の隙間ができ、用紙検出アーム54
が図5における時計回り方向に揺動されて切欠き爪54
Aとレバー爪55Aとのロック係合状態が解除される。
【0078】したがって、プレスローラ9a側において
は、用紙検出アーム54のロックが解除されたことにな
り、版胴1aに印圧をかけるための条件が整ったことに
なる。このようなロック解除状態において、版胴1aの
時計回り方向の回転により、版胴1aのクランパ5aが
図1における真下を過ぎた回転位置に合わせて、印圧カ
ム12aの小径部がカムフォロア58aと係合すること
となる。これにより、印圧スプリング13aの付勢力に
よって印圧脱着レバー55aが図5において図中矢印で
示す反時計回り方向に揺動されると共に、プレスローラ
9aが図中矢印で示す反時計回り方向に揺動・上昇され
るので、印刷用紙22が版胴1aの外周面に巻装されて
いる製版済みのマスタ33aに押し付けられると共に所
定の印圧が与えられて印刷がなされる。この時、用紙検
出センサ57及び印圧検知センサ65aはオンする。
【0079】また、給紙装置20の分離コロ対24,2
5から給紙された印刷用紙22が版胴1aの印刷部に至
る給紙経路、例えばレジストガイド板対31,31の間
の給紙経路で用紙検出フィンガー53を押した状態でジ
ャムしたときには、用紙検出センサ57が制御手段10
0に対して信号を発信し続けるので、制御手段100
は、版胴1aがホームポジションを占め、プレスローラ
9aが非印圧位置を占めた印圧解除状態となるまでメイ
ンモータ151を駆動し、この状態でユーザーによって
メンテナンスが行われるまで待機する。
【0080】黒色の印刷画像を形成された印刷用紙22
は、その先端がエアーナイフ7aの先端近傍の所までく
ると、エアーナイフ7aが版胴1aの回転動作と同期し
てエアーナイフ軸8aを中心に回転して版胴1aの外周
面に接近し、エアーナイフ7aの先端から吹き出る圧縮
空気流によって、印刷用紙22の先端が版胴1aから分
離・剥離される。エアーナイフ7aにより分離・剥離さ
れた印刷用紙22は、中間搬送装置17によって用紙搬
送方向Xの下流側へとさらに搬送される。
【0081】搬送ベルト16aは図1の矢印方向へ回転
し、ファン18aの作動によるケーシング19内の負圧
作用により、印刷用紙22の先端は容易に搬送ベルト1
6aの上面に吸引され、この搬送ベルト16aの反時計
回り方向の回転により、次の印圧装置32b部位へ向か
って搬送される。搬送ベルト16aの搬送速度すなわち
回転線速度は、版胴1aの周速度すなわち回転線速度と
同じかまたは速く設定されていが、印刷用紙22の上流
側は未だ版胴1aとプレスローラ9aとのニップ部で押
さえられているので、印刷用紙22の左方向への進行速
度は版胴1aの周速度と同じである。したがって、印刷
用紙22は左方向へテンションが掛かった状態で搬送さ
れることになる。なお厳密には、搬送ベルト16aの搬
送速度の方が印刷用紙22の進行速度より速いので、搬
送ベルト16aと印刷用紙22とは滑りを生じているこ
とになる。
【0082】この時、2色目の版胴1bは、版胴1aと
同期して印刷動作を始める。版胴1bの内周側では、版
胴1aと同様の構成および動作内容で版胴1bの回転速
度と同期して回転しながら内周面に転接するインキロー
ラ3bにより、2色目の赤色インキが版胴1bの内周側
に供給される。版胴1aと版胴1bとは、黒と赤の画像
位置が印刷用紙22上で同じになるように予め初期位相
差が設けられている。版胴1aと版胴1bとの間に予め
上記初期位相差を設けた理由は、次のようなことによ
る。版胴1aと版胴1bとは、同じ周速度で回転するよ
うにプレスローラ変位駆動手段150を含む駆動経路に
よって連結されているため、黒と赤の画像位置が印刷用
紙22上で同じになるように予め初期位相差が設けられ
ているのである。すなわち、図1に示すように、版胴1
aと版胴1bのクランパ5a,5bの位置が異なってい
て、その角度は、版胴1aの印刷部から版胴1bの印刷
部までの印刷用紙22の搬送経路長さを、版胴1bの外
周面上に取った場合に得られる中心角度に相当する。印
刷用紙22の搬送経路長さとは、おおよそ、版胴1aと
版胴1bの回転中心軸の間の距離に相当する。
【0083】このような初期位相差の設定理由を、各版
胴1a,1b上に巻装された製版済みのマスタ33a,
33bが同じ製版サイズであって、例えば各製版画像が
全ベタ画像であるような場合に単純化して考えて見る
と、次のようなことになる。すなわち、版胴1aと版胴
1bとが同じ周速度で回転すべく連結されていて、か
つ、版胴1aの印刷部から版胴1bの印刷部までの印刷
用紙22の搬送経路長さがあることから、下流側の版胴
1bの印刷部で印刷するとき、上流側の版胴1aの印刷
部で印刷された全ベタ印刷画像を有する印刷用紙22上
に、版胴1bの印刷部で印刷される全ベタ画像の全輪郭
を用紙搬送方向Xにずれること無く重なり合うような関
係位置とするためには、版胴1bに対して搬送経路長さ
分に相当する初期位相差を設けなければならないことは
明らかである。またかかる位相差は、版胴1a、1bが
同時に引き出し可能となることを避ける点においても好
都合である。
【0084】印刷用紙22の先端部分が、搬送ベルト1
6aによって進行方向に牽引力を与えられながら、版胴
1bの回転と同期した所定のタイミングで印圧装置32
bにおける版胴1bとプレスローラ9bとの間に給送さ
れてくると、これに同期して版胴1bの外周面下方に離
間していたプレスローラ9bが揺動・上昇されることに
より、印圧スプリング13bの付勢力によって印圧が加
えられ、版胴1bの外周面に巻装されている製版済みの
マスタ33bに押し付けられる。これにより、版胴1b
の開孔部から滲み出たインキの粘性による付着力によっ
て、製版済みのマスタ33bが版胴1bの外周面上に密
着すると同時に、さらに製版済みのマスタ33bの穿孔
パターン部からインキが滲み出し、この滲み出たインキ
が印刷用紙22の表面に転移されて、2色目の赤色イン
キによる赤色の印刷画像が形成される。
【0085】下流位版胴1bにおける上記印刷時前後の
動作を詳述する。版胴1aの回転角度すなわち位相がそ
のクランパ5aが真下となる180°を少し過ぎた20
0°付近において、搬送ベルト16a上の印刷用紙22
の先端が印刷用紙巻き上り検知センサ50により検知さ
れ、印刷用紙巻き上り検知センサ50がオンすると、制
御装置100のCPU102は、印刷用紙巻き上り検知
センサ50からの巻き上り無し信号に基づいて、メイン
モータ151により版胴1bの時計回り方向の回転を続
行する。版胴1bのクランパ5bが図1における真下を
過ぎた回転位置を占めると、印圧カム12bの小径部が
カムフォロア58bと係合することとなる。これによ
り、印圧スプリング13bの付勢力によって印圧脱着レ
バー55bが図4において反時計回り方向に揺動される
と共に、プレスローラ9bが図1に示す時計回り方向に
揺動・上昇されるので、黒色の印刷画像が形成された印
刷用紙22が版胴1bの外周面に巻装されている製版済
みのマスタ33bに押し付けられると共に、所定の印圧
が与えられて赤色の印刷画像の印刷がなされる。この印
圧付与時では、印圧検知センサ65bがオンしており、
CPU102にそのオン出力信号が送信される。
【0086】版胴1a、1b間の距離、印刷用紙22の
縦方向サイズの違い等にもよるが、黒色および赤色の2
色印刷画像が形成された印刷用紙22が中間搬送装置1
7の搬送ベルト16aにより搬送され、その印刷用紙2
2の後端が印刷用紙巻き上り検知センサ50により検知
されなくなる版胴1aの回転角度(位相)に対応した約
300°を過ぎた時点において、印刷用紙巻き上り検知
センサ50がオフする。CPU102は、印刷用紙巻き
上り検知センサ50からのオフ出力信号に基づいて、メ
インモータ151により版胴1bの時計回り方向の回転
を続行する。
【0087】また、版胴1aに印刷用紙22が巻き上っ
たり、中間搬送装置17の上流側で給紙ジャムが発生し
たりして、印刷用紙巻き上り検知センサ50が制御手段
100に対して信号を発信し続けた場合や、印刷用紙巻
き上り検知センサ99が所定時間経過しても制御手段1
00に対して信号を発信しない場合には、制御手段10
0は、版胴1a、1bの何れに対応する位置で停滞が生
じているかを判断し、当該版胴がホームポジションを占
め、当該版胴に対応するプレスローラが非印圧位置を占
めた印圧解除状態となるまでメインモータ151を駆動
し、この状態でユーザーによってメンテナンスが行われ
るまで待機する。
【0088】以上の印刷動作により、版胴1bとプレス
ローラ9bとの接触部では、先に黒色の印刷された画像
位置と同じ位置関係で赤色の印刷がされることになる。
プレスローラ9bは、版胴1bの外周面上から突出して
いるクランパ5bとの干渉を避けるために、印刷中に版
胴1bの外周面から離間するようになっているが、印刷
用紙22の先端が印刷部へ進入する前には版胴1bの外
周面に接触して押圧している状態となっている。
【0089】2色目の赤色の印刷画像を形成された印刷
用紙22は、その先端がエアーナイフ7bの先端近傍の
所までくると、エアーナイフ7bが版胴1bの回転動作
と同期してエアーナイフ軸8bを中心に回転して版胴1
bの外周面に接近すると同時に、エアーナイフ7bの先
端から吹き出る圧縮空気流によって、印刷用紙22の先
端が版胴1bから分離・剥離される。エアーナイフ7b
により分離・剥離された印刷済みの印刷用紙22は、排
紙装置35によってさらに用紙搬送方向Xの下流側に位
置する排紙トレイ37へ搬送される。
【0090】送風ファン34の回転により送られる空気
は、エアーナイフ7bの左上方から印刷済みの印刷用紙
22の表面へと吹き付けられる。これは、印刷済みの印
刷用紙22の搬送ベルト40からの浮き上がり防止のた
めと印刷画像のインキ乾燥の促進のためでもある。ジャ
ンプ台40Aは、印刷済みの印刷用紙22の中央部位を
略U字状に撓ませて、いわゆる排紙の腰付けをして排紙
トレイ37上に整然と排出積載する機能を有する。
【0091】エアーナイフ7bにより分離・剥離された
印刷済みの印刷用紙22は、吸引用ファン36の作動に
より吸引されつつ、また送風ファン34の回転により送
られる空気によって印刷済みの印刷用紙22の搬送ベル
ト40からの浮き上がり防止が図られながら搬送ベルト
40に吸着され、この搬送ベルト40の反時計回り方向
の回転により、またジャンプ台40Aによる排紙の腰付
けがされながら排紙トレイ37上に順次整然と排出積載
される。このようにしていわゆる「版付け」、あるいは
「試し刷り」が終了する。なお、版胴1aと版胴1bと
の間に配設されている中間搬送装置17の上部に、送風
ファン34と同様の装置を配設してもよい。これによ
り、搬送ベルト16aの上での印刷用紙22の浮き上が
り防止を図ることができる。
【0092】その後、操作パネル170のテンキー17
3で印刷枚数を設定し、印刷スタートキー174を押下
すると上記版付けと同様の工程で、給紙、印刷および排
紙の各工程が設定した印刷枚数分繰り返して行なわれ、
孔版印刷の全工程が終了する。
【0093】複胴式孔版印刷装置500を構成する上記
各装置等の構成およびその配置状態は、あくまでもその
一例を示したものであり、他の周知の装置および種々の
配置状態をもって構成してもよいことはいうまでもな
い。例えば、エアーナイフ7a,7bの他に、各版胴1
a,1bの外周面近傍に揺動自在な周知の排紙剥離爪の
みを用いた装置もある。
【0094】複胴式孔版印刷装置500は、上記したよ
うな感熱デジタル製版一体型孔版印刷装置を構成するも
のに限らず、例えば各版胴1a,1bが上記したような
ドラムユニット90a,90bを構成していて本体フレ
ーム501から着脱自在な構成を有するものにあって
は、本体フレーム501と別体に配設された製版給版装
置あるいは排版装置によってマスタを製版し給版した
り、あるいは使用済みのマスタを各版胴1a,1bの外
周面から剥離し排版したりしてもよく、各製版装置41
a,41bおよび各排版装置42a,42bを本体フレ
ーム501に必ずしも具備していなくてもよいといえ
る。また、製版するためのデータは、上記したように原
稿読取装置で読み取ったデータでもあるいはコンピュー
タ等で作成されたデータであってもよい。
【0095】ホームポジションを本体フレーム501に
対して各版胴1a,1bの略真上としたが、これに限ら
ず、全体の装置間で統一されていれば任意の位置であっ
てもよい。印刷用紙巻き上り検知手段の具体例として
は、後述する実施形態で使用する反射型フォトセンサの
他、例えばより一層信頼性を向上する点から、光源とし
ての発光素子および受光素子とを具備した透過型フォト
センサを使用することができる。信頼性をそれ程望まな
くてもよいのであれば、フィラー等からなる遮光片とこ
の遮光片と係合する透過型フォトセンサとを具備する検
知手段、あるいはマイクロスイッチ等を使用してもよ
い。
【0096】本発明に係る複胴式印刷装置は、例えば特
開平7−17013号公報に示されているような版胴の
外側から版胴上のマスタにインキを供給して、印刷画像
を印刷用紙上に形成する印刷装置であって、この印刷装
置における上記版胴等を用紙搬送方向に複数並設して構
成した複胴式印刷装置にも適用することができる。告知
手段は、上記した表示手段によるものと機構及び制御を
組み合わせたものとの何れか一方を採用することができ
る。後者を告知手段とする場合において、版胴1a、1
bに位相差を設けることは、版胴1a、1bが同時に引
き出し可能となることを避ける点において好都合である
が、版胴1a、1bに位相差を設けない場合には、各版
胴1a、1bの駆動機構を独立化するか、異なる位相に
おいて引き出し可能となる構成を採用し、告知手段とす
ることとなる。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、回転する複数の版胴と、印刷用紙の停滞を
検知する用紙停滞検知手段とを有し、この用紙停滞検知
手段は上記版胴のうちのどの版胴に対応する位置で印刷
用紙が停滞したかを検知するものである複胴式の印刷装
置において、上記用紙停滞検知手段が印刷用紙の停滞を
検知したときに、印刷用紙の停滞位置がどの版胴に対応
する位置であるかを告知する告知手段を有するので、印
刷用紙の停滞を生じたときに、どの版胴に対応する位置
で印刷用紙の停滞が生じているのかを容易に知ることが
でき、かかる停滞を解消する作業の効率を高めた印刷装
置を提供することができる。
【0098】請求項2記載の発明は、請求項1記載の印
刷装置において、上記告知手段は、上記停滞位置を表示
する表示手段であるので、視覚、聴覚を通じて停滞位置
を知らせることができ、停滞位置の把握を容易に行うこ
とができる印刷装置を提供することができる。
【0099】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の印刷装置において、上記各版胴は、その回転によ
り、印刷装置本体から離脱可能な基本位置を占めること
が可能であり、上記告知手段は、上記版胴のうち印刷用
紙の停滞位置に対応する版胴のみを上記基本位置とする
ものであるので、かかる停滞を解消するための作業時
に、不要な版胴の離脱を行うことが防止され、停滞を解
消するための作業効率の高い印刷装置を提供することが
できる。
【0100】請求項4記載の発明は、請求項1ないし3
の何れか1つに記載の印刷装置において、上記版胴毎に
配設され同版胴に接離する押圧手段と、この押圧手段を
上記版胴に接離する接離手段とを有し、この接離手段
は、上記用紙停滞検知手段が印刷用紙の停滞を検知した
ときに、上記版胴のうち少なくとも印刷用紙の停滞位置
に対応する版胴から上記押圧手段を離間するので、版胴
の離脱を、押圧手段が版胴に当接した状態で行うことを
防止でき、版胴、押圧手段、印刷用紙等、離脱される版
胴及びその周りの機構を破損することが防止され、安全
性が高い印刷装置を提供することができる。
【0101】請求項5記載の発明は、請求項4記載の印
刷装置において、上記接離手段は、上記版胴が回転によ
り上記基本位置を占めることに伴って、上記停滞位置に
対応する版胴から上記押圧手段を離間するので、押圧手
段を版胴に接離するための別個独立の駆動機構が不要で
あるとともに押圧手段を版胴に接離するための制御を容
易かすることができ、また版胴が基本位置を占めること
と押圧手段が版胴から離間することの同期を確実に行う
ことができる印刷装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す複胴式孔版印刷装置を
本体フレームの手前側から見たときの概略的な正面図で
ある。
【図2】版胴の着脱手段を本体フレームの奥側から見た
ときの斜視図である。
【図3】接離手段の一部を本体フレームの奥側から見た
ときの要部の斜視図である。
【図4】版胴を印刷装置本体から着脱可能とする、版胴
の駆動機構を、本体フレームの奥側から見たときの斜視
図である。
【図5】接離手段の他の一部を本体フレームの奥側から
見たときの要部の斜視図である。
【図6】中間搬送装置および印刷用紙巻き上り検知セン
サ周りの要部の斜視図である。
【図7】印刷用紙巻き上り検知センサの構成図である。
【図8】版胴回転位置検知センサおよび各版胴側の遮光
板を示す要部の斜視図である。
【図9】印圧検知センサの配設状態を示す斜視図であ
る。
【図10】操作パネルの要部概略図である。
【図11】用紙停滞検知手段及び告知手段を説明するた
めの主要な制御構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1a,1b 版胴 9a,9b 押圧手段 22 印刷用紙 32a,32b 接離手段 32a,32b、65a,65b、70a,70b
告知手段 50,57,99 用紙停滞検知手段 175 告知手段 175 表示手段 500 印刷装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65H 7/06 B65H 7/06 43/04 43/04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転する複数の版胴と、印刷用紙の停滞を
    検知する用紙停滞検知手段とを有し、この用紙停滞検知
    手段は上記版胴のうちのどの版胴に対応する位置で印刷
    用紙が停滞したかを検知するものである複胴式の印刷装
    置において、上記用紙停滞検知手段が印刷用紙の停滞を
    検知したときに、印刷用紙の停滞位置がどの版胴に対応
    する位置であるかを告知する告知手段を有することを特
    徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の印刷装置において、上記告
    知手段は、上記停滞位置を表示する表示手段であること
    を特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の印刷装置におい
    て、上記各版胴は、その回転により、印刷装置本体から
    離脱可能な基本位置を占めることが可能であり、上記告
    知手段は、上記版胴のうち印刷用紙の停滞位置に対応す
    る版胴のみを上記基本位置とするものであることを特徴
    とする印刷装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3の何れか1つに記載の印
    刷装置において、上記版胴毎に配設され同版胴に接離す
    る押圧手段と、この押圧手段を上記版胴に接離する接離
    手段とを有し、この接離手段は、上記用紙停滞検知手段
    が印刷用紙の停滞を検知したときに、上記版胴のうち少
    なくとも印刷用紙の停滞位置に対応する版胴から上記押
    圧手段を離間することを特徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の印刷装置において、上記接
    離手段は、上記版胴が回転により上記基本位置を占める
    ことに伴って、上記停滞位置に対応する版胴から上記押
    圧手段を離間することを特徴とする印刷装置。
JP2000231269A 2000-07-31 2000-07-31 印刷装置 Pending JP2002036511A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000231269A JP2002036511A (ja) 2000-07-31 2000-07-31 印刷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000231269A JP2002036511A (ja) 2000-07-31 2000-07-31 印刷装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002036511A true JP2002036511A (ja) 2002-02-05

Family

ID=18724131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000231269A Pending JP2002036511A (ja) 2000-07-31 2000-07-31 印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002036511A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006044099A (ja) * 2004-08-05 2006-02-16 Tohoku Ricoh Co Ltd 印刷装置
JP2006321199A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Tohoku Ricoh Co Ltd 印刷装置
JP2009119638A (ja) * 2007-11-13 2009-06-04 Ryobi Ltd 印刷機の角度表示装置
JP2015107872A (ja) * 2013-12-05 2015-06-11 コニカミノルタ株式会社 用紙形状測定装置および画像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006044099A (ja) * 2004-08-05 2006-02-16 Tohoku Ricoh Co Ltd 印刷装置
JP2006321199A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Tohoku Ricoh Co Ltd 印刷装置
JP2009119638A (ja) * 2007-11-13 2009-06-04 Ryobi Ltd 印刷機の角度表示装置
JP2015107872A (ja) * 2013-12-05 2015-06-11 コニカミノルタ株式会社 用紙形状測定装置および画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3213457B2 (ja) 孔版印刷装置
JP4268699B2 (ja) 孔版印刷装置
JP4298003B2 (ja) 印刷装置
JP2002036511A (ja) 印刷装置
JPH11151852A (ja) 複胴式印刷装置
JP4515577B2 (ja) 複胴式印刷装置
JP2002172839A (ja) 印刷方法および印刷装置
JP2005145027A (ja) 両面印刷装置及び両面印刷装置のジャム検出方法
JP4099050B2 (ja) 両面印刷装置
JP4219599B2 (ja) 印刷装置
JP2001010189A (ja) 複胴式印刷装置
JP2001010195A (ja) 印刷装置
JPH11138961A (ja) 複胴式印刷装置
JPH11240239A (ja) 孔版印刷装置
JP2002080129A (ja) 給紙装置及びこれを有する印刷装置
JP4213938B2 (ja) 印刷装置における給版装置および印刷装置の給版方法
JP4777671B2 (ja) 両面印刷方法および両面印刷装置
JP4750317B2 (ja) 印刷装置
JP2009132011A (ja) 用紙剥離装置、用紙剥離方法、印刷装置及び印刷方法
JP5059342B2 (ja) 両面印刷装置
JP3913529B2 (ja) 多色印刷装置
JP4632493B2 (ja) 印刷装置
JP4813828B2 (ja) 両面印刷装置
JP4043751B2 (ja) 製版装置および製版印刷装置
JP4658297B2 (ja) 印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070629

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100316

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100513

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100622