JP2003312862A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2003312862A
JP2003312862A JP2002118958A JP2002118958A JP2003312862A JP 2003312862 A JP2003312862 A JP 2003312862A JP 2002118958 A JP2002118958 A JP 2002118958A JP 2002118958 A JP2002118958 A JP 2002118958A JP 2003312862 A JP2003312862 A JP 2003312862A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
paper feed
sheet
main body
tray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002118958A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Okazaki
直樹 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Ricoh Co Ltd filed Critical Tohoku Ricoh Co Ltd
Priority to JP2002118958A priority Critical patent/JP2003312862A/ja
Publication of JP2003312862A publication Critical patent/JP2003312862A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置本体からの引き出し時には負荷を軽減す
ることが可能であると共に、装置本体への装着時には衝
撃力を抑制することが可能な給紙トレイを有する給紙部
を備えた画像形成装置を提供する。 【解決手段】 装置本体9に対して着脱可能な給紙トレ
イ28,29,30と、給紙トレイ28,29,30を
装置本体9に装着するときにのみ給紙トレイ28,2
9,30に対して制動を掛ける、ワンウェイトルクリミ
ッタ57を有する制動機構24とを有する画像形成装置
1。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置にお
ける給紙部の構成に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、孔版印刷装置や複写機等の画像形
成装置においては、装置本体の側方に用紙を積載する給
紙トレイを有し、画像形成時において給紙トレイ上の用
紙を連続的に給送するものが知られている。しかし、こ
のように装置本体の側方に給紙トレイを有する構成であ
ると、給紙トレイが装置本体よりも突出しているため、
画像形成装置の設置スペースとして突出した給紙トレイ
分のスペースが余分に必要となるという問題点があっ
た。そこで、近頃では装置本体の正面下部に給紙トレイ
を有するフロントローディングタイプのものが主流とな
りつつある。 【0003】このフロントローディングタイプの画像形
成装置では、一般的に給紙トレイが装置本体から引き出
し可能に構成されており、引き出された給紙トレイには
セットされる用紙の側面をガイドするためのサイドフェ
ンスが設けられている。また、装置本体からの引き出し
を容易に行えるように、給紙トレイの側面部及びこれに
対応する装置本体部にはガイドレールやアキュライド等
の、引き出し時における負荷を軽減させるための部材が
設けられている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上述の構成では、給紙
トレイの引き出し時においてはその負荷が軽減されるこ
とにより作業効率が向上されている。しかし、給紙トレ
イのセット時(装置本体への押し込み時)にも負荷が軽
減されていることから、給紙トレイが勢いよく装置本体
に装着される場合がある。この場合には、装置本体に装
着されたときの衝撃力が大きいことから、給紙トレイ上
に積載されている用紙の慣性力によってサイドフェンス
が負荷を受け、その位置がずれたり最悪の場合には破損
したりしてしまう。このような不具合が発生すると、用
紙の給送位置がずれてしまい、正常な画像形成を行うこ
とができないという問題点が生じる。また、衝撃力が極
端に大きい場合には給紙トレイ自体が破損する虞もあ
る。 【0005】本発明は上記問題点を解決し、装置本体か
らの引き出し時には負荷を軽減することが可能であると
共に、装置本体への装着時には衝撃力を抑制することが
可能な給紙トレイを有する給紙部を備えた画像形成装置
の提供を目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
装置本体に対して着脱可能な給紙トレイと、前記給紙ト
レイを前記装置本体に装着するときにのみ前記給紙トレ
イに対して制動を掛ける制動機構とを有する画像形成装
置において、前記制動機構がワンウェイトルクリミッタ
を有することを特徴とする。 【0007】 【実施例】図1は、本発明の一実施例を採用した画像形
成装置としての孔版印刷装置の概略正面図である。同図
において孔版印刷装置1は、画像読取部2、給紙部3、
製版部4、印刷部5、排紙部6、排版部7等から主に構
成されている。 【0008】装置本体9の上部には画像読取部2が配設
されている。画像読取部2は、コンタクトガラス10、
原稿載置台11、原稿搬送ローラ対12、原稿搬送ロー
ラ13、原稿ガイド板14,15、原稿搬送ベルト1
6、切換板17、原稿排紙台18、反射ミラー19,2
0、蛍光灯21、レンズ22、画像センサ23等を有し
ている。 【0009】筐体9の下方には給紙部3が配設されてい
る。給紙部3は、同サイズの用紙P1,P2を積載可能
な主給紙トレイとしての第1給紙トレイ28及び補助給
紙トレイとしての第2給紙トレイ29、大サイズの用紙
P3を積載可能な第3給紙トレイ30、手差しでの用紙
P4の給紙が可能な第4給紙トレイ25、第1給紙トレ
イ28上の用紙P1が使い切られた際に第2給紙トレイ
29上の用紙P2を第1給紙トレイ28上に一括して移
動させる用紙移動部材31、用紙P1を給送する給紙ロ
ーラ32、用紙P3を給送する給紙ローラ33、用紙P
4を給送する給紙ローラ26、用紙P1を給紙ローラ3
2に押圧させる押し上げ部材34、用紙P3を給紙ロー
ラ33に押圧させる押し上げ部材35、用紙P1を1枚
ずつに分離する分離ローラ対37、用紙P3を1枚ずつ
に分離する分離ローラ対38、用紙P4を1枚ずつに分
離する分離ローラ対27、用紙搬送ローラ対39,4
0、用紙搬送ローラ群41、レジストローラ対42等を
有している。給紙部3は、例えば特開平5−22153
6号公報に開示されたものと同様に、孔版印刷装置1の
動作中に第2給紙トレイ29の引き出しが可能に構成さ
れており、また第4給紙トレイ25は、厚紙や封筒等の
特殊な用紙の給送が可能となるように、その用紙搬送路
がほぼ直線となるように構成されている。 【0010】各給紙トレイ28,29,30,25に
は、各用紙P1,P2,P3,P4を幅方向においてガ
イドするそれぞれ一対の給紙サイドフェンス28a,2
9a,30a,25aが設けられている。各給紙サイド
フェンス28a,29a,30a,25aはレール部材
を介して各給紙トレイ28,29,30,25に移動自
在に支持されており、周知のラックアンドピニオン機構
によって相対的に移動可能に構成されている。 【0011】第1給紙トレイ28の上方には、押し上げ
部材34に押し上げられた用紙P1に接触して第1給紙
トレイ28上の用紙P1の有無を検知する第1用紙有無
検知センサ36が配設されており、第1給紙トレイ28
の下方には、複数の遮光型センサからなり用紙P1のサ
イズを検知する第1用紙サイズ検知センサ45が配設さ
れている。 【0012】第2給紙トレイ29の下方には、反射型セ
ンサからなり第2給紙トレイ29上の用紙P2の有無を
検知する第2用紙有無検知センサ43と、第1用紙サイ
ズ検知センサ45と同様に構成され用紙P2のサイズを
検知する第2用紙サイズ検知センサ46とが配設されて
いる。 【0013】第3給紙トレイ30の上方には、第1用紙
有無検知センサ36と同様に第3給紙トレイ30上の用
紙P3の有無を検知する第3用紙有無検知センサ44が
配設されており、第3給紙トレイ30の下方には、第1
用紙サイズ検知センサ45と同様に用紙P3のサイズを
検知する第3用紙サイズ検知センサ47が配設されてい
る。 【0014】第4給紙トレイ25の下方には、第2用紙
有無検知センサ43と同様に第4給紙トレイ25上の用
紙P4の有無を検知する第4用紙有無検知センサ55
と、第1用紙サイズ検知センサ45と同様に用紙P4の
サイズを検知する第4用紙サイズ検知センサ56とが配
設されている。なお、各用紙サイズ検知センサ45,4
6,47,56は、例えば特開平10−1254号公報
の図2、図3に記載されたものと同様の構成である。 【0015】各給紙トレイ28,29,30は、それぞ
れ装置本体9からの引き出しが可能に構成されている。
各給紙トレイ28,29,30の一側部には図2に示す
アキュライドレール8が設けられており、このアキュラ
イドレール8に対応する装置本体9側にはアキュライド
レール8に嵌合する図示しないアキュライド本体が設け
られている。 【0016】アキュライドレール8及び図示しないアキ
ュライド本体からなるスライド機構の近傍には制動機構
24が設けられている。制動機構24は、ワンウェイト
ルクリミッタ57、ピニオン58、ラック59等を有し
ている。 【0017】ワンウェイトルクリミッタ57は、トルク
リミッタの内径部にワンウェイクラッチを一体的に有す
る構成であり、一方向には負荷が掛かることなく回転
し、他方向には一定の負荷が掛かる構成である。ワンウ
ェイトルクリミッタ57はブラケット68によって装置
本体9の各給紙トレイ28,29,30と対応する位置
にそれぞれ取り付けられており、各ワンウェイクラッチ
の内径部には支軸57aがそれぞれ一体的に取り付けら
れている。各給紙トレイ28,29,30のアキュライ
ドレール8配設位置の上方にはラック59がそれぞれ取
り付けられており、各支軸57aにはそれぞれ対応する
ラック59と噛合するピニオン58が一体的に取り付け
られている。 【0018】各ワンウェイトルクリミッタ57は、各給
紙トレイ28,29,30を装置本体9から引き出す図
2に矢印Aで示す方向に移動させる場合には、負荷が掛
かることなく軽い動作力で各給紙トレイ28,29,3
0を引き出すことができ、各給紙トレイ28,29,3
0を装置本体9に装着する図2に矢印Bで示す方向に移
動させる場合には、所定の負荷が掛かり勢いよく各給紙
トレイ28,29,30を装置本体9に対して装着する
ことができない向きとなるように取り付けられている。 【0019】給紙部3の上方には製版部4が配設されて
いる。製版部4は、マスタ48をロール状に巻成してな
るマスタロール48aを支持するマスタ支持部材49、
マスタ48を穿孔製版するサーマルヘッド50、マスタ
48をサーマルヘッド50に押圧しつつ搬送するプラテ
ンローラ51、マスタ48を切断する切断手段52、マ
スタ48を搬送するマスタ搬送ローラ対53,54等か
ら主に構成されている。製版部4は一体的なユニットに
構成されており、装置本体9に対して着脱自在に構成さ
れている。 【0020】製版部4の左方には印刷部5が配設されて
いる。印刷部5は、版胴60、インキ供給手段61、プ
レスローラ62から主に構成されている。多孔性の支持
円筒体の周りに樹脂あるいは金属網体のメッシュスクリ
ーンを複数層巻装してなる版胴60は、インキ供給パイ
プを兼ねた支軸63に回転自在に支持されており、図示
しない版胴駆動手段によって回転駆動される。版胴60
は装置本体9に対して着脱自在に構成されており、その
外周面上にはマスタ48の先端を挟持するクランパ64
が配設されている。 【0021】版胴60の内部にはインキ供給手段61が
配設されている。インキ供給手段61は、支軸63、イ
ンキローラ65、ドクターローラ66等から主に構成さ
れている。インキローラ65及びドクターローラ66は
支軸63に固設された図示しない側板間にそれぞれ回転
自在に支持されており、図示しない駆動手段によってイ
ンキローラ65は版胴60と同方向に、ドクターローラ
66は版胴60とは反対方向にそれぞれ回転駆動され
る。インキローラ65とドクターローラ66とはその周
面を互いに近接して配置されており、その断面楔状を呈
する近接部に支軸63から供給されたインキが溜まるこ
とによりインキ溜まり67が形成される。インキ溜まり
67のインキは、インキローラ65とドクターローラ6
6との隙間を通過する際に引き延ばされ、インキローラ
65の周面に薄膜状に供給される。 【0022】版胴60の下方にはプレスローラ62が配
設されている。装置本体9の図示しない側板に揺動自在
に支持された図示しない一対のアーム部材間に回転自在
に支持されたプレスローラ62は、図示しないカム等に
よって各アーム部材が揺動されることによりその周面を
版胴60の外周面に対して接離自在に設けられている。
プレスローラ62は、図示しない付勢手段によって版胴
60に向けて付勢されており、離間時には図示しない係
止手段によって図1に示す離間位置に保持されている。 【0023】印刷部5の左方には排紙部6が配設されて
いる。排紙部6は、剥離爪71、排紙搬送部材74、排
紙トレイ80等から主に構成されている。版胴60の外
周面より印刷済みの用紙Pを剥離する剥離爪71は、装
置本体9の図示しない側板に回動自在に支持されてお
り、その先端を版胴60の外周面に対して近接離間自在
に設けられている。駆動ローラ、従動ローラ、無端ベル
ト、吸引ファン等から主に構成される排紙搬送部材74
は、吸引ファンの吸引力によって無端ベルト上に用紙P
を保持し、駆動ローラの回転によって用紙Pを図の矢印
方向に搬送する。排紙搬送部材74によって搬送される
用紙Pを積載する排紙トレイ80は、一対のサイドフェ
ンス81、排紙エンドフェンス83を有しており、各フ
ェンス81,83は手動で所定位置に位置決め可能であ
る。 【0024】排紙部6の上方には排版部7が配設されて
いる。排版部7は、上排版部材88、下排版部材89、
排版ボックス90、圧縮板91等を有している。上排版
部材88は、駆動ローラ、従動ローラ、無端ベルト等を
有しており、駆動ローラが図1において時計回り方向に
回転することにより無端ベルトが図1の矢印方向に移動
する。下排版部材89も上排版部材88と同様に駆動ロ
ーラ、従動ローラ、無端ベルト等を有しており、駆動ロ
ーラが図1において反時計回り方向に回転することによ
り無端ベルトが図1の矢印方向に移動する。下排版部材
89は図示しない移動手段によって移動自在に設けられ
ており、図1に示す位置と駆動ローラの外周面に位置す
る無端ベルトが版胴60の外周面上に巻装されたマスタ
に当接する位置とに選択的に位置決めされる。排版ボッ
クス90の内部に使用済みマスタを押し込む圧縮板91
は、図示しない昇降手段によって上下動自在に支持され
ている。上排版部材88、下排版部材89、排版ボック
ス90、圧縮板91は一体的なユニットに構成されてお
り、このユニットは装置本体9に対して着脱自在に構成
されている。 【0025】上記構成に基づき、以下に孔版印刷装置1
の動作を説明する。製版動作に先立ち、オペレータは原
稿載置台11上に印刷すべき原稿を載置すると共に、図
示しない操作パネル上のトレイ選択キーを押下して、使
用する用紙を選択する。この実施例では、第1給紙トレ
イ28が選択された場合を説明する。 【0026】トレイ選択後、オペレータによって図示し
ない製版スタートキーが押下されると、原稿搬送ローラ
対12が作動して原稿載置台11上の原稿がコンタクト
ガラス10上に送り込まれ、原稿画像の読取動作が行わ
れる。読み取られた画像は画像データ信号として図示し
ない画像メモリに格納され、画像を読み取られた原稿は
原稿搬送ベルト16及び原稿搬送ローラ13により搬送
されて原稿排紙台18上に排出される。 【0027】画像読取部2での画像読取動作と並行し
て、排版部7では版胴60の外周面上から使用済みマス
タを剥離する排版動作が行われる。版胴60は図1にお
いて反時計回り方向に回転し、版胴60の外周面上に巻
装した使用済みマスタの後端が下排版部材89と対応す
る所定の位置に到達すると、下排版部材89が回転駆動
されると共に版胴60側に移動される。そして、下排版
部材89の駆動ローラ上に巻装されている無端ベルトが
版胴60上の使用済みマスタに接触すると、使用済みマ
スタが版胴60上よりすくい上げられる。すくい上げら
れた使用済みマスタは、版胴60の回転に伴って上排版
部材88と下排版部材89とで挟持搬送され、版胴60
の外周面上より剥離される。剥離された使用済みマスタ
は排版ボックス90内に廃棄された後、圧縮板91によ
って圧縮される。 【0028】版胴60の外周面上より使用済みマスタが
全て剥離されると、版胴60はさらに回転して給版位置
で停止する。その後、図示しない開閉手段が作動してク
ランパ64が開放され、版胴60が給版待機状態となっ
て排版動作が完了する。また、上述の画像読取動作及び
排版動作と並行して押し上げ部材34が作動し、第1給
紙トレイ28上の最上位の用紙P1が給紙ローラ32に
所定の圧接力で圧接される。 【0029】排版動作完了後、製版動作が行われる。版
胴60が給版待機状態となると、プラテンローラ51及
び各マスタ搬送ローラ対53,54が回転駆動され、マ
スタロール48aからマスタ48が引き出される。引き
出されたマスタ48は、サーマルヘッド50によって穿
孔製版される。製版されたマスタ48はクランパ64へ
と搬送される。そして、マスタ48の先端がクランパ6
4に挟持される位置まで到達すると、図示しない開閉手
段が作動してクランパ64が閉じられ、マスタ48の先
端が版胴60上に保持される。 【0030】その後、版胴60がマスタ48の製版速度
と同じ周速度で時計回り方向に回転駆動され、マスタ4
8の版胴60への巻装動作が行われる。そして、1版分
の製版が完了すると、プラテンローラ51及び各マスタ
搬送ローラ対53,54の作動が停止されると共に、切
断手段52が作動してマスタ48が切断される。切断さ
れたマスタ48は版胴60の回転によって製版部4より
引き出され、版胴60が再びホームポジションに到達す
ることにより巻装動作が完了する。 【0031】巻装動作が完了すると、版胴60が低速で
回転駆動されると共に、給紙ローラ32、分離ローラ対
37、用紙搬送ローラ対40、用紙搬送ローラ群41が
それぞれ回転駆動される。給紙ローラ32の回転によ
り、第1給紙トレイ28上に積載された用紙P1が引き
出され、引き出された用紙P1は分離ローラ対37によ
って分離給送された後、用紙搬送ローラ群41及び用紙
搬送ローラ対40によって搬送され、その先端をレジス
トローラ対42によってくわえ込まれる。 【0032】版胴60の回転に伴い、版胴60に巻装さ
れたマスタ48の画像領域先端部がプレスローラ62と
対応する位置に到達するとレジストローラ対42が作動
し、用紙P1を版胴60とプレスローラ62との間に向
けて給送する。レジストローラ対42の作動直後にプレ
スローラ62が揺動し、レジストローラ対42によって
給送された用紙P1は所定の圧接力で版胴60に巻装さ
れたマスタ48に押圧される。この押圧動作によりプレ
スローラ62と用紙P1とマスタ48と版胴60とが圧
接し、インキローラ65によって版胴60の内周面に供
給されたインキが版胴60の開孔部及びメッシュスクリ
ーンより滲出した後に版胴60の外周面とマスタ48と
の空隙部に充填され、マスタ48の穿孔部を介して用紙
P1に転写される。 【0033】画像を転写された用紙P1は、剥離爪71
の先端で版胴60の外周面より剥離され、排紙搬送部材
74によって搬送されて排紙トレイ80上に排出され
る。この一連の動作によっていわゆる版付け動作が完了
し、孔版印刷装置1は印刷待機状態となる。 【0034】孔版印刷装置1が印刷待機状態となった
後、オペレータによって図示しない試し刷りキーが押下
されると、版付け時と同様に第1給紙トレイ28から1
枚の用紙P1が給送されると共に版胴60が高速で回転
駆動される。給送された用紙P1はレジストローラ対4
2に先端を挟持され、レジストローラ対42は版付け時
と同じタイミングで高速回転している版胴60とプレス
ローラ62との間に用紙P1を給送する。給送された用
紙P1はプレスローラ62によって版胴60に巻装され
たマスタ48に押圧されてインキを転移され、その上面
に印刷画像を形成された後に剥離爪71によって版胴6
0の外周面より剥離され、排紙搬送部材74によって搬
送されて排紙トレイ80上に排出される。版胴60は再
びホームポジションにて停止し、試し刷り動作が完了す
る。 【0035】試し刷りによって印刷速度や印刷画像の位
置を確認し、これらを調整して必要に応じ再度試し刷り
を行った後、印刷枚数を入力して図示しない印刷スター
トキーを押下することにより印刷動作が行われる。印刷
スタートキーが押下されると、試し刷り時と同様に版胴
60が高速で回転駆動されると共に給紙部3より用紙P
1が連続的に給送される。給送された用紙P1はプレス
ローラ62によって画像を転写された後、剥離爪71に
よって版胴60の外周面上より剥離され、排紙搬送部材
74によって搬送されて排紙トレイ80上に排出され
る。そして、入力された印刷枚数が消化されると全ての
動作が停止し、孔版印刷装置1は再び印刷待機状態とな
る。 【0036】上述の版付け時、試し刷り時、及び印刷時
において、第1給紙トレイ28上の用紙P1が全て使い
切られると第1用紙有無検知センサ36がこれを検知
し、図示しない制御手段に向けて信号が送られる。信号
を受けた制御手段は用紙移動部材31を作動させ、第2
給紙トレイ29上の用紙P2を第1給紙トレイ28上に
移動させる。第2給紙トレイ29上の用紙P2が全て第
1給紙トレイ28上に移動され、第2用紙有無検知セン
サ43が第2給紙トレイ29上に用紙P2がないことを
検知すると、図示しない制御手段に向けて信号が送られ
る。信号を受けた制御手段は図示しない操作パネル上に
用紙P2がないことを表示させ、オペレータに用紙P2
の補給を促す。 【0037】上述したように、この孔版印刷装置1では
印刷中における第2給紙トレイ29の引き出しが可能で
あるため、表示を確認したオペレータは孔版印刷装置1
の停止時または動作時に第2給紙トレイ29を引き出し
て用紙P2を補給する。この第2給紙トレイ29の引き
出し時(図2における矢印A方向への移動時)におい
て、ワンウェイトルクリミッタ57が作動しないことに
より負荷が掛かることなく軽い動作力で第2給紙トレイ
29を引き出すことができる。 【0038】用紙P2を第2給紙トレイ29上に積載し
た後、オペレータは第2給紙トレイ29を装置本体9に
対して押し込んで装着する。この第2給紙トレイ29の
装着時(図2における矢印B方向への移動時)におい
て、ワンウェイトルクリミッタ57が作動することによ
り所定の負荷が掛かった状態で第2給紙トレイ29を装
置本体9に対して押し込むこととなり、勢いよく第2給
紙トレイ29を装置本体9に対して装着することを防止
でき、衝撃力の発生を抑えて給紙サイドフェンス29a
のずれあるいは破損に起因する給紙位置ずれの発生、及
び第2給紙トレイ29の破損を防止することができる。 【0039】上記実施例では第2給紙トレイ29を例に
挙げて説明したが、第1給紙トレイ28または第3給紙
トレイ30の場合も同様である。ただし、第1給紙トレ
イ28への用紙P1の補給動作(第2給紙トレイ29上
に用紙P2がない状態で用紙P1が使い切られたとき)
及び第3給紙トレイ30への用紙P3の補給動作は、孔
版印刷装置1の停止時に行われる。 【0040】 【発明の効果】本発明によれば、ワンウェイトルクリミ
ッタを有する制動機構の働きにより、給紙トレイを装置
本体から引き出す際には軽い動作力で引き出すことがで
き、給紙トレイを装置本体に装着する際には所定の負荷
が掛かった状態で押し込むこととなり、作業効率を低減
させることなく衝撃力の発生を抑えて給紙位置ずれの発
生及び給紙トレイの破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を採用した画像形成装置とし
ての孔版印刷装置の概略正面図である。 【図2】本発明の一実施例に用いられる制動機構を説明
する部分斜視図である。 【符号の説明】 1 画像形成装置(孔版印刷装置) 9 装置本体 24 制動機構 28,29,30 給紙トレイ 57 ワンウェイトルクリミッタ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】装置本体に対して着脱可能な給紙トレイ
    と、前記給紙トレイを前記装置本体に装着するときにの
    み前記給紙トレイに対して制動を掛ける制動機構とを有
    する画像形成装置において、 前記制動機構がワンウェイトルクリミッタを有すること
    を特徴とする画像形成装置。
JP2002118958A 2002-04-22 2002-04-22 画像形成装置 Pending JP2003312862A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002118958A JP2003312862A (ja) 2002-04-22 2002-04-22 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002118958A JP2003312862A (ja) 2002-04-22 2002-04-22 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003312862A true JP2003312862A (ja) 2003-11-06

Family

ID=29535653

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002118958A Pending JP2003312862A (ja) 2002-04-22 2002-04-22 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003312862A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005191637A (ja) * 2003-12-24 2005-07-14 Shinei Sangyo:Kk ディスプレイモニター用スタンド
JP2006151687A (ja) * 2004-10-28 2006-06-15 Canon Inc 画像形成装置
JP2007070068A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Seiko Epson Corp 給紙カセット誘導機構

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005191637A (ja) * 2003-12-24 2005-07-14 Shinei Sangyo:Kk ディスプレイモニター用スタンド
JP2006151687A (ja) * 2004-10-28 2006-06-15 Canon Inc 画像形成装置
JP4612883B2 (ja) * 2004-10-28 2011-01-12 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2007070068A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Seiko Epson Corp 給紙カセット誘導機構

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4252133B2 (ja) 孔版印刷装置
JP3759335B2 (ja) 孔版印刷装置
JP2003312862A (ja) 画像形成装置
JP2002172839A (ja) 印刷方法および印刷装置
JP2880052B2 (ja) 両面印刷可能な製版印刷装置
JP2003305933A (ja) 孔版印刷装置
JP5009598B2 (ja) 孔版印刷装置
JP4598366B2 (ja) 製版装置・孔版印刷装置
JP4903422B2 (ja) 孔版印刷装置
JP2003081462A (ja) 印刷方法および印刷装置
JP2000141855A (ja) 孔版印刷装置
JP4689172B2 (ja) 印刷装置
JP4519988B2 (ja) 孔版印刷装置
JP4194267B2 (ja) 印刷装置
JP2001072283A (ja) 画像形成装置の給紙装置
JP2003039799A (ja) 孔版印刷装置
JP3939954B2 (ja) 製版装置および製版印刷装置
JP5239017B2 (ja) シート給送装置および画像形成装置
JP4340335B2 (ja) 印刷装置
JP2001219538A (ja) 給紙装置及び印刷装置
JP4369964B2 (ja) 印刷装置
JP2014008706A (ja) 製版装置、印刷装置およびマスタロール
JP2012006162A (ja) 孔版印刷装置
JP2005335175A (ja) 孔版印刷装置およびマスタ巻き付け方法
JP2001277688A (ja) 孔版印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070327

A02 Decision of refusal

Effective date: 20070724

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02