JP4903422B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は孔版印刷装置に関し、詳しくは製版部を移動可能に構成され製版部の移動経路の一部と給紙トレイの上下動経路の一部とが互いに干渉する孔版印刷装置の給紙トレイ停止位置制御に関する。
多孔性の支持円筒体に樹脂あるいは金属網体のメッシュスクリーンを複数層巻装した構成の回転自在な版胴と、熱可塑性樹脂フィルム(厚み1〜3μm程度のものが一般的である)に和紙繊維または合成繊維あるいは和紙繊維と合成繊維とを混抄したものからなる多孔性支持体を貼り合わせたラミネート構造のマスタとを用い、マスタの熱可塑性樹脂フィルム面をサーマルヘッドで加熱穿孔製版した後に版胴に巻装し、版胴内部に設けられたインキ供給手段より版胴の内周面にインキを供給して、プレスローラ等の押圧手段で印刷用紙を版胴に押圧することにより、版胴開孔部、マスタ穿孔部より滲出したインキを印刷用紙に転移させて印刷を行うデジタル式感熱孔版印刷がよく知られている。
上述の孔版印刷を行う孔版印刷装置として、マスタを製版する製版部、版胴及び押圧手段を有する印刷部、製版部の下方に配置され印刷部に向けて用紙を給送する給紙部を有するものが一般的に知られている。製版部は、ロール状に巻装されたマスタロールを貯容するマスタ貯容手段、マスタロールよりマスタを引き出すプラテンローラ及びマスタ搬送ローラ対、引き出されたマスタに対して穿孔製版を行うサーマルヘッド等を有しており、消耗品であるマスタロールを交換するためあるいは部品のメンテナンスを行うため、一体的なユニットとして装置本体に対して移動可能に設けられているものがある。給紙部は、その上面に多数枚の用紙を積載する給紙トレイ、給紙トレイ上に配置され積載される用紙の幅方向における位置決めを行う一対のサイドフェンス、給紙トレイを上下動させる上下動手段、用紙を給送する給紙ローラ等を有している。
上述の構成中、給紙トレイ上には通常大量の用紙(1000枚程度)が積載され、上下動手段は給紙動作時において積載された最上位の用紙が給紙ローラと接触する給紙位置まで給紙トレイを上昇させ、非給紙動作時には給紙ローラと給紙トレイ上の最上位の用紙とが僅かに離間する下降位置において給紙トレイを保持する。この下降位置は、給紙トレイ上に積載されている用紙の枚数によって異なった位置となる。
このような構成であるため、積載された用紙が少ない状態で給紙トレイが下降位置に保持されている場合において、マスタロールの交換あるいはメンテナンスを行うために製版部を移動させようとした際に、製版部が給紙トレイ上のサイドフェンスと干渉してしまい給紙トレイ及びサイドフェンスを破損させてしまうという問題点が発生する。
そこで上述の問題点を解消するため、給紙トレイが製版部と干渉する位置を占めている場合には製版部の移動を規制し、給紙トレイが製版部と干渉しない位置に移動した後に製版部の移動を許容する構成が、例えば「特許文献1」に開示されている。
特開平10−202997号公報
しかし上述の構成では、製版部を移動する必要が生じた際に給紙トレイが製版部と干渉する位置を占めていた場合には、製版部の移動に先立って給紙トレイを移動させる必要が生じ、作業が複雑となってしまう。また、給紙トレイの下降位置を製版部の移動と干渉せず装置本体への収納も可能な最下限位置とする構成も考えられるが、この場合には給紙動作時において最下限位置から給紙位置まで給紙トレイを上昇させねばならず、印刷開始時間が遅くなり印刷効率が悪化してしまうという問題点がある。
本発明は上述の問題点を解決し、製版部の移動を行うことができると共に、作業の複雑化及び印刷効率の悪化を防止することが可能な孔版印刷装置の提供を目的とする。
請求項1記載の発明は、装置本体に移動可能に支持された製版部と、前記製版部の下方に配置され給紙位置と最下限位置よりも上方に設けられた非給紙位置とを選択的に占めるべく前記装置本体に上下動自在に支持された給紙トレイと、前記給紙位置において前記給紙トレイ上の最上位の用紙に接触してこれを給送する給紙ローラと、前記給紙トレイを上下動させる上下動手段とを有し、前記製版部の移動経路の一部と前記給紙トレイの上下動経路の一部とが互いに干渉する孔版印刷装置において、前記非給紙位置として、前記最上位の用紙が前記給紙ローラより離間する第1の位置または第1の位置よりも下方であって前記給紙トレイが前記製版部の移動経路と干渉しない第2の位置の何れかを選択可能であり、前記非給紙位置として第1の位置が選択されている場合には印刷動作終了後に前記給紙トレイを前記給紙位置から第1の位置に移動させ、前記非給紙位置として第2の位置が選択されている場合には印刷動作終了後に前記給紙トレイを前記給紙位置から第2の位置に移動させ、装置が所定時間作動されない際に電源を切断する自動電源切断機能を有し、前記給紙トレイが第1の位置を占めた状態で前記自動電源切断機能が働く際に、前記上下動手段が作動して前記給紙トレイを第2の位置に移動させることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の孔版印刷装置において、さらに前記自動電源切断機能が解除される際に、前記上下動手段が作動して前記給紙トレイを第1の位置に移動させることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、装置本体に移動可能に支持された製版部と、前記製版部の下方に配置され給紙位置と最下限位置よりも上方に設けられた非給紙位置とを選択的に占めるべく前記装置本体に上下動自在に支持された給紙トレイと、前記給紙位置において前記給紙トレイ上の最上位の用紙に接触してこれを給送する給紙ローラと、前記給紙トレイを上下動させる上下動手段とを有し、前記製版部の移動経路の一部と前記給紙トレイの上下動経路の一部とが互いに干渉する孔版印刷装置において、前記非給紙位置として、前記最上位の用紙が前記給紙ローラより離間する第1の位置または第1の位置よりも下方であって前記給紙トレイが前記製版部の移動経路と干渉しない第2の位置の何れかを選択可能であり、前記非給紙位置として第1の位置が選択されている場合には印刷動作終了後に前記給紙トレイを前記給紙位置から第1の位置に移動させ、前記非給紙位置として第2の位置が選択されている場合には印刷動作終了後に前記給紙トレイを前記給紙位置から第2の位置に移動させ、装置が所定時間作動されない際に消費電力を抑える省電力機能を有し、前記給紙トレイが第1の位置を占めた状態で前記省電力機能が働く際に、前記上下動手段が作動して前記給紙トレイを第2の位置に移動させることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の孔版印刷装置において、さらに前記省電力機能が解除される際に、前記上下動手段が作動して前記給紙トレイを第1の位置に移動させることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4の何れか1つに記載の孔版印刷装置において、さらに前記製版部を移動させる際に前記給紙トレイが第1の位置を占めている場合には、前記上下動手段が作動して前記給紙トレイを第2の位置に移動させることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5の何れか1つに記載の孔版印刷装置において、さらに前記給紙トレイは第2の位置において前記装置本体に対して収納可能であることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないしの何れか1つに記載の孔版印刷装置において、さらに前記給紙トレイは第2の位置として、第1の位置よりも下方であって前記製版部の移動経路と干渉しない退避位置と、前記退避位置よりも下方であって前記装置本体に収納可能である収納位置とを選択可能であることを特徴とする。
本発明によれば、給紙トレイの非給紙位置として、最上位の用紙が給紙ローラより僅かに離間する第1の位置と給紙トレイが引き出し位置に移動される製版部と干渉しない第2の位置との何れかを任意に選択できるので、消耗品が残り少ない場合等の製版部を引き出す可能性が高い場合には非給紙位置を第2の位置に設定することにより、給紙トレイの下降を行うことなく製版部を引き出すことができ作業効率が向上し、また製版部を引き出す可能性が低い通常の場合には非給紙位置を第1の位置に設定することにより、給紙動作時に給紙位置まで上昇する給紙トレイの上昇時間を短縮でき作業効率が向上する。
図1は、本発明の一実施形態を採用した孔版印刷装置を示している。同図において孔版印刷装置1は、印刷部2、製版部3、給紙部4、排版部5、排紙部6、画像読取部7等を有している。
装置本体8のほぼ中央に配設された印刷部2は、版胴9及び押圧手段であるプレスローラ10を有している。開孔部と非開孔部とを有する版胴9は装置本体8に対して着脱自在に構成されており、その内部にはインキ供給管を兼ねた支軸11、版胴9の内周面に対してその周面を近接配置されたインキローラ12、インキローラ12の周面に対してその周面を近接配置されたドクターローラ13等を有するインキ供給手段14が配設されている。支軸11より供給されたインキはインキローラ12とドクターローラ13との近接部においてインキ溜まりを形成し、このインキ溜まりのインキがインキローラ12とドクターローラ13との近接部を通過してインキローラ12の周面に層状に供給される。インキローラ12の周面に供給されたインキは、後述するプレスローラ10によって版胴9の外周面が押圧された際に版胴9の内周面とインキローラ12とが接触することにより版胴9の内周面に供給され、版胴9の開孔部より滲出して用紙へと転写される。
版胴9の外周面には、版胴外周面上にマスタを巻装させるべくマスタの先端部を挟持するクランパ15が配設されている。クランパ15は版胴9の非開孔部に開閉自在に取り付けられており、版胴9が所定の開放位置あるいは閉塞位置を占めた際に図示しない開閉手段によって開閉される。
版胴9の下方には、図示しない一対のアーム部材によってその支軸両端を回転自在に支持されたプレスローラ10が配設されている。プレスローラ10は、図示しない各アーム部材が図示しない揺動手段によって揺動されることにより、図1に示す版胴9の外周面より離間した離間位置と版胴9の外周面に所定の圧接力で圧接する圧接位置とを選択的に占める。
装置本体8の右上部には製版部3が配設されている。製版部3は、マスタ保持部材16、プラテンローラ17、サーマルヘッド18、マスタ切断手段19、マスタ搬送ローラ対20、反転ローラ対21、マスタストック手段22等を有しており、装置本体8に対して一体的に左右方向に向けて移動自在に構成されている。製版部3は製版動作を行うことが可能な図1に示す装着位置と、内部のメンテナンスや消耗品の交換等を行う図2に示す引き出し位置とを選択的に占めることが可能に構成されている。製版部3は、装着位置において図示しない固定手段により固定されており、後述する操作パネル45上の製版部解除キー55を押下することにより図示しない固定手段の固定状態が解除され、手動により引き出し位置への移動が可能となるように構成されている。
マスタ保持部材16は、製版部3の図示しないユニット側板に取り付けられており、熱可塑性樹脂フィルムと多孔性支持体とを貼り合わせてなるマスタ23をロール状に巻成したマスタロール23aの芯部を回転自在かつ着脱自在に支持する。消耗品であるマスタロール23aは、製版部3が引き出し位置を占めた状態で交換される。
マスタ保持部材16の左方に配設されたプラテンローラ17は製版部3の図示しないユニット側板に回転自在に支持されており、図示しないステッピングモータによって回転駆動される。プラテンローラ17の下方に位置し多数の発熱素子を有するサーマルヘッド18は図示しないユニット側板に支持されており、図示しない付勢手段の付勢力によってその発熱素子面をプラテンローラ17の周面に圧接されている。サーマルヘッド18は、マスタ23の熱可塑性樹脂フィルム面に接触しつつ各発熱素子を選択的に発熱させ、マスタ23を穿孔製版する。
プラテンローラ17及びサーマルヘッド18の左方にはマスタ切断手段19が配設されている。図示しないユニット側板に固設された固定刃と、この固定刃に対して移動自在に支持された可動刃とを有するマスタ切断手段19は、固定刃に対して可動刃が回転移動あるいは上下動することによりマスタ23を切断する。
マスタ切断手段19の左方にはマスタ搬送ローラ対20及び反転ローラ対21が配設されており、各ローラ対20,21間にはマスタストック手段22が配設されている。各ローラ対20,21は図示しないユニット側板にそれぞれ回転自在に支持された駆動ローラと従動ローラとを有しており、互いに異なる駆動手段によってそれぞれ回転駆動される。マスタストック手段22は内部に図示しないファンを有しており、このファンを駆動させることによりその内部に製版されたマスタ23を引き込み、1版分の製版済みのマスタ23をストック可能に構成されている。マスタストック手段22の上部には、マスタ搬送ローラ対20によって搬送されるマスタ23を反転ローラ対21へと案内する第1案内位置とマスタストック手段22内へと案内する第2案内位置とを選択的に占める図示しないマスタガイド板が配設されている。
製版部3の下方には給紙部4が配設されている。給紙部4は、給紙トレイ24、給紙ローラ25、分離ローラ26、分離パッド27、レジストローラ対28等を有している。
上面に多数の用紙Pを積載可能な給紙トレイ24は装置本体8に上下動自在に支持されており、上下動手段としてのステッピングモータ29(図4参照)によって上下動される。給紙トレイ24の上面には用紙Pの幅方向の揃えを行う一対のサイドフェンス30が配設されており、各サイドフェンス30は用紙搬送方向と直交する用紙幅方向に向けて互いに同期して移動可能に構成されている。また給紙トレイ24の上面には図示しない用紙有無検知センサが配置されており、この図示しない用紙有無検知センサは給紙トレイ24上の用紙Pがなくなったときに、後述する制御手段57に向けて信号を出力する。
給紙トレイ24の左端上方には、表面に高摩擦抵抗部材を有する給紙ローラ25が配設されている。給紙ローラ25は装置本体8に揺動自在に支持された図示しないブラケットに回転自在に支持されており、給紙トレイ24が上昇した際に所定の圧接力で給紙トレイ24上の最上位の用紙Pに圧接する。給紙ローラ25は図示しない給紙モータによって回転駆動される。
給紙ローラ25の左方には分離ローラ26が配設されている。分離ローラ26は表面に高摩擦抵抗部材を有しており、給紙ローラ25の回転時にこれと同期して同方向に回転駆動される。分離ローラ26の下方には、高摩擦抵抗部材からなり分離ローラ26の周面に圧接する分離パッド27が配設されている。用紙Pは分離ローラ26と分離パッド27とによって分離給送される。
分離ローラ26及び分離パッド27の左方には、駆動ローラと従動ローラとを有するレジストローラ対28が配設されている。各ローラは装置本体8の図示しない側板間に回転自在に支持されており、図示しない版胴駆動手段からの回転駆動力を図示しない駆動力伝達手段を介して伝達されることにより、版胴9と同期して回転駆動される。
給紙ローラ25の上方には給紙位置検知センサ61が配設されている。リミットスイッチあるいは近接スイッチからなる給紙位置検知センサ61は、給紙トレイ24上の最上位の用紙Pが給紙ローラ25に所定の圧接力で圧接する位置まで給紙トレイ24が上昇したことを検知した際に、後述する制御手段57に向けて信号を出力する。
分離パッド27の下方には最下限位置検知センサ62が配設されている。リミットスイッチあるいは近接スイッチからなる最下限位置検知センサ62は、給紙トレイ24が用紙積載量最大位置である最下限位置まで下降したことを検知した際に、後述する制御手段57に向けて信号を出力する。
装置本体8の左上部には排版部5が配設されている。排版部5は、上排版部材31、下排版部材32、排版ボックス33、圧縮板34等を有している。
上排版部材31及び下排版部材32は、共に駆動ローラ、従動ローラ、無端ベルト等を有しており、図示しない排版駆動手段によって駆動ローラが回転駆動されることにより無端ベルトが移動する。また、下排版部材32は図示しない移動手段によって移動自在に構成されており、図に示す初期位置と無端ベルトが版胴9の外周面に当接する剥離位置とを選択的に占める。
内部に使用済みマスタを貯容する排版ボックス33は、装置本体8に対して着脱自在に構成されている。上排版部材31と下排版部材32とによって運ばれた使用済みマスタを排版ボックス33の内部に押し込む圧縮板34は装置本体8に上下動自在に支持されており、図示しない昇降手段によって上下動される。
排版部5の下方には排紙部6が配設されている。排紙部6は、剥離爪35、用紙搬送手段36、排紙トレイ37等を有している。
剥離爪35はその基端を装置本体8に揺動自在に支持されており、図示しない爪揺動手段によって揺動されることにより、鋭角状に形成されたその自由端が版胴9の外周面に近接する位置と、クランパ15等の障害物を回避するために版胴9の外周面より離間する離間位置とを選択的に占める。
剥離爪35の左下方に配設された用紙搬送手段36は、駆動ローラ、従動ローラ、無端ベルト、吸引ファン等を有しており、図示しない排紙駆動手段によって駆動ローラが回転駆動すると共に吸引ファンが作動することにより、無端ベルト上に用紙Pを吸引しつつ左方へと搬送する。
用紙搬送手段36の左方には排紙トレイ37が配設されている。用紙搬送手段36によって搬送される印刷済みの用紙Pが多数積載される排紙トレイ37は、その上面に用紙Pの揃えを行うための1つのエンドフェンス38と一対のサイドフェンス39とを有している。エンドフェンス38は用紙搬送方向と同方向に移動自在であり、各サイドフェンス39は用紙幅方向と同方向に、互いに接離自在に構成されている。
装置本体8の上部には画像読取部7が配設されている。画像読取部7は、原稿を載置するコンタクトガラス40、コンタクトガラス40に対して接離自在な圧板41、原稿画像を走査して読み取る走査ユニット42、走査された画像を集束するレンズ43、集束された画像を処理するCCD等の画像読取センサ44等を有している。
装置本体8の上部前面には、孔版印刷装置1の操作を行う操作パネル45が配設されている。図3に示すように操作パネル45は、製版スタートキー46、印刷スタートキー47、試し刷りキー48、テンキー49、クリア/ストップキー50、印刷速度設定キー51、LED表示装置52、LCD表示装置53等の周知の構成の他、給紙トレイ24を下限位置まで下降させる際に押下されるトレイ下降キー54、製版部3を装着位置において固定する図示しない固定手段の固定状態を解除させる製版部解除キー55、給紙トレイ24の非給紙位置を後述する第1の位置あるいは第2の位置の何れかに設定するトレイ位置設定キー56、トレイ位置設定キー56の押下に伴い給紙トレイ24の非給紙位置が第1の位置に設定されているか第2の位置に設定されているかを表示するLED56a,56b等を有している。トレイ位置設定キー56は押下する毎に第1の位置と第2の位置とが切り替えられ、これに応じて各LED56a,56bの点灯が切り替えられる。
図4は、孔版印刷装置1に用いられる制御手段のブロック図である。同図において、装置本体8の内部に設けられた制御手段57はCPU58、ROM59、RAM60等を有する周知のマイクロコンピュータであり、制御手段57には操作パネル45からの動作信号及び図示しない用紙有無検知センサ、給紙位置検知センサ61、最下限位置検知センサ62を含む各種センサからの検出信号が入力される。制御手段57は、入力される各信号に基づいて印刷部2、製版部3、給紙部4、排版部5、排紙部6、画像読取部7の動作をそれぞれ制御する。ここで給紙部4には、給紙トレイ24を上下動させる上下動手段としてのステッピングモータ29が含まれる。
上述の構成に基づき、以下に孔版印刷装置1の動作を説明する。
オペレータによりコンタクトガラス40上に印刷すべき原稿が載置された後、圧板41が閉じられた状態で製版スタートキー46が押下されると、画像読取部7において原稿画像の読取動作が行われる。画像の読み取りは走査ユニット42で原稿画像を走査することにより行われ、読み取られた画像はレンズ43で集束された後に画像読取センサ44に送られる。
画像読取動作と並行して、排版部5では版胴9の外周面上から使用済みマスタを剥離する排版動作が行われる。製版スタートキー46が押下されると、図示しない版胴駆動手段が作動して版胴9が回転を開始し、版胴9が所定の排版位置に到達するとその回転が停止する。そして、下排版部材32が作動すると共に剥離位置に移動し、下排版部材32によって版胴9上の使用済みマスタがすくい上げられる。その後、版胴9が回転駆動されると共に上排版部材31が作動し、版胴9上の使用済みマスタは各排版部材31,32によって搬送されて排版ボックス33内に貯容される。その後、圧縮板34が作動して排版ボックス33内の使用済みマスタが圧縮されると共に版胴9が所定の給版位置まで回転して停止し、クランパ15が開放されて孔版印刷装置1は給版待機状態となる。
排版動作と並行して、製版部3では製版動作が行われる。製版スタートキー46が押下されると、プラテンローラ17、マスタ搬送ローラ対20、反転ローラ対21がそれぞれ回転し、マスタロール23aよりマスタ23が引き出される。引き出されたマスタ23はサーマルヘッド18を通過する際に穿孔され、その熱可塑性樹脂フィルム面に製版画像を形成される。このとき図示しないマスタガイド板は第1案内位置を占めており、マスタ搬送ローラ対20によって送られたマスタ23は反転ローラ対21へと案内される。そして、マスタ23の先端が反転ローラ対21によって挟持されると、図示しないマスタガイド板が第2案内位置に切り替えられ、マスタ搬送ローラ対20によって送られたマスタはマスタストック手段22内に貯容される。
孔版印刷装置1が給版待機状態となると、反転ローラ21が回転して製版済みのマスタ23がクランパ15に向けて送られる。そしてマスタ23の先端がクランパ15によって保持可能な位置まで搬送されたと制御手段57が判断するとクランパ15が閉じられ、製版されたマスタ23はその先端部を版胴9の外周面上に保持される。その後、版胴9がマスタ23の搬送速度と同じ周速度で回転し、マスタ23の版胴9への巻装動作が行われる。そして1版分のマスタ23が製版されると、プラテンローラ17及びマスタ搬送ローラ対20の作動が停止されると共にマスタ切断手段19が作動してマスタ23が切断される。切断されたマスタ23は版胴9及び反転ローラ対21の回転によって製版部3より引き出され、マスタ23の巻装後に版胴9がホームポジションで停止することにより製版動作及び給版動作が完了する。
給版動作に引き続き版付け動作が行われる。版胴9がホームポジションで停止すると、給紙ローラ25及び分離ローラ26が回転して給紙トレイ24上より最上位の用紙Pが引き出されると共に、版胴9が図1において時計回り方向に低速で回転駆動される。引き出された用紙Pは1枚だけ分離給送され、その先端をレジストローラ対28に挟持される。そして、版胴9に巻装されたマスタ23の版胴回転方向における画像領域先端部がプレスローラ10との接触部に到達する所定のタイミングでレジストローラ対28が回転し、用紙Pが版胴9とプレスローラ10との接触部に向けて給送される。レジストローラ対28の回転とほぼ同時に図示しない揺動手段の作動によりプレスローラ10がその周面を版胴9の外周面に圧接させ、給送された用紙Pが版胴9上のマスタ23に圧接される。この押圧動作によりプレスローラ10と用紙Pとマスタ23と版胴9とが圧接し、インキローラ12によって版胴9の内周面に供給されたインキが版胴9の開孔部より滲出し、マスタ23の多孔性支持体に充填された後にマスタ23の穿孔部を介して用紙Pに転写され、いわゆる版付けが行われる。
版付けによって画像を転写された用紙Pは、剥離爪35によって版胴9の外周面より剥離され、下方へと落下して用紙搬送手段36へと送られた後、用紙搬送手段36によって吸引搬送されて排紙トレイ37上に排出される。その後、版胴9が再びホームポジションまで回転して停止し、版付け動作を終えて孔版印刷装置1は印刷待機状態となる。
孔版印刷装置1が印刷待機状態となった後、操作パネル45上の各種キーによって印刷条件が入力された後に試し刷りキー48が押下されると、版胴9が版付け時よりも高速である設定された印刷速度に応じた周速度で回転すると共に給紙部4より用紙Pが1枚だけ給送され、版付け時と同様に試し刷りが行われる。試し刷りによって画像位置及び画像濃度等が確認され、操作パネル45上において印刷枚数が設定された後に印刷スタートキー47が押下されると、給紙部4から用紙Pが連続的に給送されて試し刷り時と同様に印刷動作が行われる。そして設定された印刷枚数が消化されると、版胴9がホームポジションで停止して孔版印刷装置1は再び印刷待機状態となる。
上述の印刷動作時において、給紙トレイ24上の用紙Pがなくなった際には、図示しない用紙有無検知センサがこれを検知して制御手段57に信号を送る。信号を受けた制御手段57はステッピングモータ29を作動させ、給紙トレイ24を最下限位置検知センサ62によって検知される図5及び図6に示す最下限位置まで降下させる。また、給紙トレイ24上に積載されている用紙Pでは印刷に使用する枚数が足りない場合には、オペレータによってトレイ下降キー54が押下される。トレイ下降キー54が押下されると、制御手段57はステッピングモータ29を作動させ、給紙トレイ24を最下限位置まで降下させる。
版付け動作時、試し刷り時、印刷時等における、給紙トレイ24上より用紙Pを給紙ローラ25によって給送する給紙動作時には、制御手段57はステッピングモータ29を作動させ、給紙トレイ24上の最上位の用紙Pが給紙ローラ25に所定の圧接力で圧接し、用紙Pの圧接により上方へ向けて揺動した給紙ローラ25が給紙位置検知センサ61によって検知される図7に示す給紙位置まで給紙トレイ24を上昇させる。また、画像読取動作時、排版動作時、製版給版動作時、印刷待機状態時等を含む、給紙動作時以外の非給紙動作時には、制御手段57はステッピングモータ29を作動させ、給紙トレイ24上の最上位の用紙Pが給紙ローラ25より僅かに離間する図8に示す非給紙位置に給紙トレイ24を位置決めさせる。この非給紙位置はステッピングモータ29のステップ数に基づいて判断されるが、エンコーダ等の測定器を用いる構成、専用のセンサを設ける構成、上昇及び下降時間を制御手段57により計測して制御する構成等を採用してもよい。図7は給紙トレイ24上に最大積載量(例えば1000枚)の用紙Pが積載された際の給紙位置を、図8は同非給紙位置をそれぞれ示しており、図9は給紙トレイ24上に中程度の積載量(例えば500枚)の用紙Pが積載された際の給紙位置を、図10は同非給紙位置を、図11は給紙トレイ24上に少量(例えば100枚)の用紙Pが積載された際の給紙位置を、図12は同非給紙位置をそれぞれ示している。
上述の構成において、その上面に少量の用紙Pを積載した給紙トレイ24が非給紙位置を占めている場合に、製版部3においてマスタ23の搬送ジャムが発生した場合あるいはマスタロール23aがなくなった場合には、オペレータによって製版部解除キー55が押下された後に製版部3が図2に示すように引き出し位置に引き出され、ジャム処理あるいはマスタロール23aの交換作業が行われることとなるが、この製版部3の引き出し時において図13に示すように、引き出される製版部3と非給紙位置を占めている給紙トレイ24上のサイドフェンス30とが干渉してしまうという不具合が生じる。この不具合は、サイドフェンス30の高さを低くすれば回避できるが、サイドフェンス30の高さを低くすると多量の用紙Pを給紙トレイ24上に積載することができなくなってしまう。
そこで本発明では給紙トレイ24の非給紙位置(印刷開始前に待機する待機位置)を、図8、図10、図12に示すように給紙トレイ24上の最上位の用紙Pが給紙ローラ25より僅かに離間する第1の位置である微下降位置と、この微下降位置よりも下方であってサイドフェンス30が引き出し位置に移動される製版部3と干渉しない、図14に示す第2の位置である退避位置とを選択可能に構成している。この退避位置は操作パネル45上の各種キーを押下してオペレータが設定可能であり、微下降位置と退避位置とはトレイ位置設定キー56の押下毎に切り替えられ、設定されている位置に対応したLED56a,56bの何れかが点灯する。この退避位置もステッピングモータ29のステップ数に基づき制御手段57によって判断される。
上述の構成により、給紙トレイ24の非給紙位置として、最上位の用紙Pが給紙ローラ25より僅かに離間する微下降位置とサイドフェンス30が引き出し位置に移動される製版部3と干渉しない退避位置との何れかを任意に選択できるので、マスタロール23a等の消耗品が残り少ない場合等の製版部3を引き出す可能性が高い場合には非給紙位置を退避位置に設定することにより、給紙トレイ24の下降を行うことなく製版部3を引き出すことができ作業効率が向上し、また製版部3を引き出す可能性が低い通常の場合には非給紙位置を微下降位置に設定することにより、給紙動作時に給紙位置まで上昇する給紙トレイ24の上昇時間を短縮でき作業効率が向上する。
上記実施形態において、オペレータにより製版部3が引き出し位置に移動されるべく製版部解除キー55が押下された際に、制御手段57が図示しない固定手段の固定状態を解除させると共にステッピングモータ29のステップ数から給紙トレイ24の位置を把握し、給紙トレイ24が微下降位置を占めていた場合にはステッピングモータ29を作動させて給紙トレイ24を退避位置に移動させる構成としてもよい。これによりオペレータは製版部3を給紙トレイ24と干渉することなく引き出すことができるので、作業効率を向上できる。
上記実施形態では、給紙トレイ24の非給紙位置として微下降位置と退避位置との何れかを選択可能な構成としたが、給紙トレイ24が装置本体8に対して収納可能であってその収納位置が退避位置よりも下方に位置する場合に、第2の位置として退避位置と収納位置とを選択可能に構成してもよい。これにより例えば印刷完了後に給紙トレイ24を収納する場合には、非給紙位置を収納位置とすることで作業完了時に給紙トレイ24を退避位置から収納位置まで移動させる工程を省略でき、作業効率を向上できる。なお、退避位置と収納位置とが同じである構成としてもよく、この場合には第2の位置を選択する工程が省略できる。また第2の位置を変更可能に構成してもよく、この場合はユーザが操作パネル45上で設定値を入力することにより、製版部3と干渉しない範囲で第2の位置を任意に設定可能な構成とする。
上記実施形態において、装置が所定時間作動されない際に電源を切断する自動電源切断機能を孔版印刷装置1が有している場合に、この自動電源切断機能が働く際に制御手段57がステッピングモータ29のステップ数から給紙トレイ24の位置を把握し、給紙トレイ24が微下降位置を占めていた場合にはステッピングモータ29を作動させて給紙トレイ24を退避位置に移動させる構成としてもよい。これにより例えば給紙トレイ24が装置本体8に対して収納可能であってその収納位置と退避位置とが同じである場合に、電源切断状態でも給紙トレイ24を装置本体8内に収納できる。また、製版部3が電気的に固定されていない場合(例えばハンドルやレバー等の操作により移動可能、ハンドルやレバーの操作時に制御手段57に信号が送られる)には電源切断状態でも製版部3を移動でき、消耗品の交換作業やジャム処理作業を行うことができる。この構成において、自動電源切断機能が解除される際にステッピングモータ29を作動させて給紙トレイ24を微下降位置に移動させる構成としてもよく、この場合には給紙動作時に給紙位置まで上昇する給紙トレイ24の上昇時間を短縮でき作業効率が向上する。なお、上述の作用効果は自動電源切断機能を有する孔版印刷装置に限られず、装置が所定時間作動されない際に消費電力を抑える省電力機能を孔版印刷装置1が有する場合においても同様である。
また、印刷待機位置として第2の位置が設定され給紙トレイが第2の位置を占めている際に、製版濃度等の製版条件または印刷速度あるいは印刷枚数等の印刷条件の設定がなされたことを検知し、これに応じて給紙トレイを第1の位置に移動させる構成を採用してもよい。通常は、給紙トレイの待機位置を製版部が干渉しない第2の位置に設定しておき、製版条件あるいは印刷条件の入力設定により印刷動作を行う可能性が高くなった際に第1の位置に移動させる構成とすることにより、印刷動作開始までの時間を短縮することができる。
本発明の一実施形態を採用した孔版印刷装置の概略正面図である。 本発明の一実施形態における製版部が引き出し位置を占めた状態を示す孔版印刷装置の概略正面図である。 本発明の一実施形態に用いられる操作パネルの概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる制御手段のブロック図である。 本発明の一実施形態における給紙トレイが下限位置を占めた状態を示す孔版印刷装置の概略正面図である。 本発明の一実施形態における下限位置を占めた給紙トレイを示す概略図である。 本発明の一実施形態における給紙位置を占めた用紙最大積載時の給紙トレイを示す概略図である。 本発明の一実施形態における非給紙位置である微下降位置を占めた用紙最大積載時の給紙トレイを示す概略図である。 本発明の一実施形態における給紙位置を占めた用紙中程度積載時の給紙トレイを示す概略図である。 本発明の一実施形態における非給紙位置である微下降位置を占めた用紙中程度積載時の給紙トレイを示す概略図である。 本発明の一実施形態における給紙位置を占めた用紙少量積載時の給紙トレイを示す概略図である。 本発明の一実施形態における非給紙位置である微下降位置を占めた用紙少量積載時の給紙トレイを示す概略図である。 本発明の一実施形態における非給紙位置を占めた用紙少量積載時の給紙トレイが移動する製版部と干渉する状態を説明するための孔版印刷装置の概略正面図である。 本発明の一実施形態における非給紙位置である退避位置を占めた用紙少量積載時の給紙トレイを示す概略図である。
符号の説明
1 孔版印刷装置
3 製版部
8 装置本体
24 給紙トレイ
25 給紙ローラ
29 上下動手段(ステッピングモータ)
P 用紙

Claims (7)

  1. 装置本体に移動可能に支持された製版部と、前記製版部の下方に配置され給紙位置と最下限位置よりも上方に設けられた非給紙位置とを選択的に占めるべく前記装置本体に上下動自在に支持された給紙トレイと、前記給紙位置において前記給紙トレイ上の最上位の用紙に接触してこれを給送する給紙ローラと、前記給紙トレイを上下動させる上下動手段とを有し、前記製版部の移動経路の一部と前記給紙トレイの上下動経路の一部とが互いに干渉する孔版印刷装置において、
    前記非給紙位置として、前記最上位の用紙が前記給紙ローラより離間する第1の位置または第1の位置よりも下方であって前記給紙トレイが前記製版部の移動経路と干渉しない第2の位置の何れかを選択可能であり、前記非給紙位置として第1の位置が選択されている場合には印刷動作終了後に前記給紙トレイを前記給紙位置から第1の位置に移動させ、前記非給紙位置として第2の位置が選択されている場合には印刷動作終了後に前記給紙トレイを前記給紙位置から第2の位置に移動させ、装置が所定時間作動されない際に電源を切断する自動電源切断機能を有し、前記給紙トレイが第1の位置を占めた状態で前記自動電源切断機能が働く際に、前記上下動手段が作動して前記給紙トレイを第2の位置に移動させることを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 請求項1記載の孔版印刷装置において、
    前記自動電源切断機能が解除される際に、前記上下動手段が作動して前記給紙トレイを第1の位置に移動させることを特徴とする孔版印刷装置。
  3. 装置本体に移動可能に支持された製版部と、前記製版部の下方に配置され給紙位置と最下限位置よりも上方に設けられた非給紙位置とを選択的に占めるべく前記装置本体に上下動自在に支持された給紙トレイと、前記給紙位置において前記給紙トレイ上の最上位の用紙に接触してこれを給送する給紙ローラと、前記給紙トレイを上下動させる上下動手段とを有し、前記製版部の移動経路の一部と前記給紙トレイの上下動経路の一部とが互いに干渉する孔版印刷装置において、
    前記非給紙位置として、前記最上位の用紙が前記給紙ローラより離間する第1の位置または第1の位置よりも下方であって前記給紙トレイが前記製版部の移動経路と干渉しない第2の位置の何れかを選択可能であり、前記非給紙位置として第1の位置が選択されている場合には印刷動作終了後に前記給紙トレイを前記給紙位置から第1の位置に移動させ、前記非給紙位置として第2の位置が選択されている場合には印刷動作終了後に前記給紙トレイを前記給紙位置から第2の位置に移動させ、装置が所定時間作動されない際に消費電力を抑える省電力機能を有し、前記給紙トレイが第1の位置を占めた状態で前記省電力機能が働く際に、前記上下動手段が作動して前記給紙トレイを第2の位置に移動させることを特徴とする孔版印刷装置。
  4. 請求項3記載の孔版印刷装置において、
    前記省電力機能が解除される際に、前記上下動手段が作動して前記給紙トレイを第1の位置に移動させることを特徴とする孔版印刷装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか1つに記載の孔版印刷装置において、
    前記製版部を移動させる際に前記給紙トレイが第1の位置を占めている場合には、前記上下動手段が作動して前記給紙トレイを第2の位置に移動させることを特徴とする孔版印刷装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか1つに記載の孔版印刷装置において、
    前記給紙トレイは第2の位置において前記装置本体に対して収納可能であることを特徴とする孔版印刷装置。
  7. 請求項1ないしの何れか1つに記載の孔版印刷装置において、
    前記給紙トレイは第2の位置として、第1の位置よりも下方であって前記製版部の移動経路と干渉しない退避位置と、前記退避位置よりも下方であって前記装置本体に収納可能である収納位置とを選択可能であることを特徴とする孔版印刷装置。
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