JPH06239001A - 孔版印刷装置の排紙装置 - Google Patents

孔版印刷装置の排紙装置

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JPH06239001A
JPH06239001A JP2579093A JP2579093A JPH06239001A JP H06239001 A JPH06239001 A JP H06239001A JP 2579093 A JP2579093 A JP 2579093A JP 2579093 A JP2579093 A JP 2579093A JP H06239001 A JPH06239001 A JP H06239001A
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泰煕 藤本
Shinichi Takahira
真一 高平
Yuji Sato
有司 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手操作による隆起部材の交換作業を必要とす
ることなく、印刷用紙の種類に応じて常に排紙のために
適正量の湾曲を印刷用紙に与えること。 【構成】 印刷済みの印刷用紙を排紙台へ導く排紙通路
の途中に可動隆起部材85、101、109を実質的に
上下方向に移動可能に設ける。この可動隆起部材を印刷
用紙の種類に応じてカム式の駆動手段により上下方向に
駆動し、その高さ位置を印刷用紙の種類に応じて自動変
更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、孔版印刷装置の排紙装
置に関し、特に排紙過程の印刷用紙に排紙方向に対し直
交する断面で見て湾曲を与える隆起部材を含む排紙装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】孔版印刷装置においては、印刷済みの印
刷用紙は印刷部より排出されて印刷画像面を上面として
排紙台上に積み重ねられる。
【0003】排紙台に対する印刷用紙の排紙過程におい
て印刷用紙の先端が下方へ垂れ下がると、この印刷用紙
は、先に排紙台上に載置されている印刷用紙の上面、即
ち印刷画像面を擦って進み、先に排紙台上に載置されて
いる印刷用紙の印刷画像を崩すことになるから、印刷済
みの印刷用紙を排紙台へ導く排紙通路の途中に隆起部材
を設け、印刷用紙に排紙方向に対し直交する断面で見て
U字状、あるいはW字状の湾曲を与えることにより、印
刷用紙の排紙方向(前後方向)の見かけ上の剛性を高
め、排紙過程において印刷用紙の先端が下方へ垂れ下が
ることを回避せしめることが既に提案されており、これ
は例えば、特公昭58−46428号、実開昭60−1
65347号、特開昭61−217461号の各公報に
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】排紙過程において印刷
用紙の先端が下方へ垂れ下がることを回避するために、
印刷用紙の排紙方向の見かけ上の剛性を有効に高めるに
は、印刷用紙の種類、特に用紙厚さなどに起因する印刷
用紙自体の剛性(用紙自体の腰の強さ)を考慮して印刷
用紙に与える湾曲の度合いが設定されることが好まく、
このことに応じて排紙通路の途中に設けられる隆起部材
の高さが印刷用紙の種類に応じて可変設定されるべきで
ある。
【0005】例えば、腰が弱い薄手の印刷用紙の場合に
は、印刷用紙に充分な湾曲を与えてこれの排紙方向の見
かけ上の剛性を充分に高めるべく、隆起部材は充分な高
さを有していることが必要であるが、しかし厚手の印刷
用紙の如く、印刷用紙自体が剛性を備え、湾曲を与えら
れなくとも排紙過程にて印刷用紙の先端が下方へ垂れ下
がることがない印刷用紙、換言すれば湾曲しにくい印刷
用紙においては、印刷用紙に特別に湾曲を与える必要は
なく、この場合も排紙通路の途中に薄手の腰が弱い印刷
用紙に対して充分な湾曲を与えために必要な比較的高い
隆起部材があると、印刷用紙が湾曲しないことにより、
印刷用紙が隆起部材上を通過する際に印刷用紙が排紙通
路の搬送作用面、例えば搬送ベルトより浮き上がり、か
えって排紙が良好に行われなくなる。
【0006】これに対し、従来より知られている排紙装
置においては、隆起部材が固定配置であるか、あるいは
着脱交換可能になっており、隆起部材が固定配置である
ものでは、隆起部材の高さを可変設定することができな
い。隆起部材が交換可能になっているものでは、ユーザ
が手操作により隆起部材を着脱交換することにより、隆
起部材の高さが可変設定されるが、しかし、この場合、
隆起部材はユーザにより自由に着脱交換可能であるか
ら、この着脱交換が適切に行われないと、印刷用紙の種
類に関して隆起部材の高さが適切に設定されず、かえっ
て悪い結果をもたらす虞れがある。
【0007】またこの場合は、手操作により隆起部材を
交換することから、操作が面倒であり、孔版印刷装置の
使用に際してユーザに与える作業負担が大きくなり、こ
のことは特に一般事務機としての孔版印刷装置の評価を
大きく低減する一つの原因になる。
【0008】本発明は、従来の孔版印刷装置の排紙装置
に於ける上述の如き問題点に着目してなされたものであ
り、手操作による隆起部材の着脱交換作業を必要とする
ことなく、印刷用紙の種類に応じて隆起部材の高さが適
切に可変設定され、常に安定した排紙が行われるよう改
良された孔版印刷装置の排紙装置を提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、印刷済みの印刷用紙を排紙台へ導く排紙通
路の途中に実質的に上下方向に移動可能に設けられ排紙
過程の印刷用紙に排紙方向に対し直交する断面で見て湾
曲を与える可動隆起部材と、前記可動隆起部材を実質的
に上下方向に駆動し前記可動隆起部材を少なくとも上下
方向に互いに異なった二つの位置の何れか一方に選択的
に位置させる駆動手段と、印刷用紙の種類に関する情報
を取り込み、印刷用紙の種類に応じて前記駆動手段の動
作を制御する制御装置とを有していることを特徴とする
孔版印刷装置の排紙装置によって達成される。
【0010】この本発明による孔版印刷装置の排紙装置
においては、印刷用紙の種類に関する情報を入力する用
紙種類入力操作部を有し、前記制御装置は前記用紙種類
入力操作部より入力された印刷用紙の種類に関する情報
を取り込むよう、あるいは印刷用紙の種類を検出する用
紙種類検出手段を有し、前記制御装置は前記用紙種類検
出手段により検出された印刷用紙の種類に関する情報を
取り込むよう構成されていてよい。
【0011】
【作用】上述の如き構成によれば、制御装置が用紙種類
入力操作部、あるいは用紙種類検出手段などより印刷用
紙の種類に関する情報を取り込み、印刷用紙の種類に応
じて駆動手段の動作を制御することにより、駆動手段が
可動隆起部材を実質的に上下方向に駆動し、可動隆起部
材の高さ位置が印刷用紙の種類に応じて可変設定され
る。
【0012】
【実施例】以下に添付の図を参照して本発明を実施例に
ついて詳細に説明する。
【0013】図1は本発明による排紙装置が適用されて
好適な製版機能付き孔版印刷装置の一例を示している。
図示の製版機能付き孔版印刷装置は、孔版製版印刷装置
は、原稿読み取り部11と、製版部13と、印刷部15
とを有している。
【0014】原稿読み取り部11は、副走査方向に搬送
される原稿の画像の読み取りを行うラインイメージセン
サ17と、原稿送りローラ19とを有している。
【0015】製版部13は、原紙ロール部21と、横一
列に配置された複数個の点状発熱体により構成されたサ
ーマルヘッド23と、原紙送りローラ25、27と、原
紙案内ローラ29、31、33と、原紙カッタ35とを
有し、サーマルヘッド23の複数個の点状発熱体が各々
個別に選択的に発熱することにより、感熱性の孔版原紙
Mにドットマトリックス式に感熱穿孔製版を行い、カッ
タ35により製版後の孔版原紙Mの切断を行う。
【0016】印刷部15は、多孔構造のインキ通過性の
版胴37と、版胴37の内部に配置されたインキ供給装
置39と、プレスローラ41とを有し、版胴37の外周
には製版後の孔版原紙Mが巻き付け装着される。
【0017】印刷部15の一方の側には給紙部43が、
印刷部15の他方の側には排紙部45が各々設けられて
いる。
【0018】給紙部43は、印刷用紙Pを積み重ね載置
される給紙台47と、給紙台47より印刷用紙Pを一枚
ずつ取り出す給紙ローラ48および捌きローラ49と、
印刷用紙Pを版胴37とプレスローラ41との間に送り
出すタイミングローラ51とを有している。
【0019】排紙部45は、印刷用紙Pを版胴37より
はぎ取るはぎ取り爪53と、排紙装置55と、印刷済み
の印刷用紙Pを積層される排紙台57とを有している。
【0020】また印刷部15の一方の側には使用済みの
孔版原紙Mを版胴37より引き剥してこれを排版ボック
ス59内へ送り込む排版ローラ61を含む排版部63が
設けられている。
【0021】この孔版印刷装置においては、版胴37が
図示されていない回転駆動手段により自身の中心軸線の
周りに図にて反時計廻り方向へ回転駆動され、版胴37
の回転に同期して所定のタイミングにて印刷用紙Pがタ
イミングローラ51により図1にて左方より右方へ移動
する状態にて版胴37とプレスローラ41との間に供給
され、印刷用紙Pがプレスローラ41より版胴37の外
周面の巻き付け装着されている孔版原紙Mに対し押し付
けられることにより、印刷用紙Pに対して孔版印刷が行
れる。印刷済みの印刷用紙Pは、はぎ取り爪53により
版胴37よりはぎ取られ、排紙装置55により排紙台5
7へ搬送され、印刷画像面を上面として排紙台57上に
積層載置される。
【0022】本発明による排紙装置は上述の排紙装置5
5として適用され、これの一実施例が図2〜図6に示さ
れている。排紙装置55は上面に多数の負圧による吸引
孔71を有する吸引ボックス73を有している。
【0023】吸引ボックス73の排紙方向(図4にて左
右方向)の両端部にはプーリ軸75、77が互い平行に
各々回転可能に設けられており、プーリ軸75、77に
は各々三個のプーリ79、81が取り付けられている。
三個のプーリ79と81には各々ゴムなどにより構成さ
れた無端ベルト83が掛け渡されている。無端ベルト8
3は、排紙方向に直交する方向、即ち幅方向(以下、こ
の方向を幅方向と云う)で見て吸引ボックス73の中央
部と左右両側とに合計三本、互いに並行して設けられて
おり、各無端ベルト83の上側スパンは、吸引ボックス
73の上面に沿って微小間隔をおいて延在し、プーリ7
9が図示されていない駆動装置によって図4にて時計廻
り方向へ回転駆動されることにより吸引ボックス73の
上面に沿って矢印A方向へ走行する。
【0024】無端ベルト83には、図示されていない
が、多数の小孔が明けられ、吸引孔71は無端ベルト8
3の延在位置に対応する位置にあることにより、無端ベ
ルト83の上側スパン上に載せられて搬送される印刷用
紙Pは負圧によって無端ベルト83の上側スパンに押し
付けられた状態にて搬送される。
【0025】吸引ボックス73の排紙方向終端側におけ
る幅方向両側には左右の主隆起部材85が配置されてい
る。左右の主隆起部材85は各々、排紙方向終端側へ向
かうに従って、且つ幅方向(図3にて左右方向)で見て
外側へ向かうに従って上り勾配の三次元形状の傾斜案内
面87を有し、一端を幅方向に延在する水平軸89によ
り実質的に上下方向に回動可能に枢支され、ねじりばね
91により図4で見て反時計廻り方向、即ち上方へ付勢
されている。
【0026】吸引ボックス73の排紙方向終端側にはこ
れを幅方向に貫通して延在するカム軸93が回転可能に
設けられており、カム軸93の左右両側には各々扇状の
主隆起部材駆動カム95が固定装着されている。主隆起
部材駆動カム95は各々、左右の主隆起部材85に一体
に設けられたカム係合部97と係合し、カム軸93の回
転により左右の主隆起部材85を図4にて実線により示
されている降下位置と図4にて仮想線により示されてい
る上昇位置との間に回動駆動する。
【0027】左右の主隆起部材85の各々の幅方向中央
側に隣接する位置には左右の補助隆起板99が配置され
ている。左右の補助隆起板99は各々、排紙方向終端側
へ向かうに従って上り勾配の傾斜案内上面101を有
し、一端を幅方向に延在する水平軸103により実質的
に上下方向に回動可能に枢支されている。
【0028】カム軸93の左右両側には各々半円状の補
助隆起板駆動カム105が固定装着されている。補助隆
起板駆動カム105は各々、左右の補助隆起板99に一
体に設けられたカム係合片107と係合し、カム軸93
の回転により左右の補助隆起板99を図4に示されてい
る降下位置と図6に示されいる上昇位置との間に回動駆
動する。
【0029】吸引ボックス73の排紙方向終端側におけ
る幅方向中央部には中央隆起ローラ109が配置されて
いる。中央隆起ローラ109は、中央位置の無端ベルト
83の上側スパンの真下にあって枢軸111によりロー
ラ支持アーム113より回転可能に支持され、ローラ支
持アーム113は中間部を幅方向に延在する水平軸11
5により実質的に上下方向に回動可能に枢支され、引張
りばね117により図4で見て時計廻り方向へ付勢され
ている。
【0030】カム軸93の中央部にはD字状のローラ支
持アーム駆動カム119が固定装着されている。ローラ
支持アーム駆動カム119は、ローラ支持アーム113
に設けられたカムフォロワローラ121と係合し、カム
軸93の回転によりローラ支持アーム113を図4に示
されている降下位置と図5に示されている上昇位置との
間に回動駆動する。中央隆起ローラ109は、ローラ支
持アーム113が降下位置に位置している場合には、図
4に示されている如く中央位置の無端ベルト83の上側
スパンより離間した位置に位置し、ローラ支持アーム1
13が上昇位置に位置することにより、図5に示されて
いる如く、中央位置の無端ベルト83の上側スパンを持
ち上げる。
【0031】尚、ローラ支持アーム113により中央位
置の無端ベルト83の上側スパンが持ち上げられた状態
においては、排紙過程の印刷用紙PはW字状に湾曲され
るべく(図8参照)、吸引ボックス73の排紙方向終端
側における中央位置の無端ベルト83と左右両側の無端
ベルト83との間に補助吸引孔72が設けられている。
【0032】主隆起部材駆動カム95と補助隆起板駆動
カム105とローラ支持アーム駆動カム119は、互い
に所定の回転位相差をもってカム軸93に装着されてお
り、カム軸93が第一の回転角位置にある時には、図4
に示されている如く主隆起部材85と補助隆起板99と
ローラ支持アーム113のすべてを降下位置に位置させ
(第一の状態)、カム軸93が第二の回転角位置にある
時には、図5に示されている如く主隆起部材85とロー
ラ支持アーム113とを上昇位置に位置させて補助隆起
板99を降下位置に位置させ(第二の状態)、カム軸9
3が第三の回転角位置にある時には、図6に示されてい
る如く主隆起部材85と補助隆起板99とを上昇位置に
位置させてローラ支持アーム113を降下位置に位置さ
せる(第三の状態)。
【0033】カム軸93には歯車123が取り付けられ
ており、歯車123は中間軸125の歯車127と噛合
している。中間軸125は中間軸125に取り付けられ
たプーリ129とウォームホイール軸131に取り付け
られたプーリ133とに掛け渡された無端ベルト135
によりウォームホイール軸131と駆動連結されてい
る。ウォームホイール軸131にはウォームホイール1
37が取り付けられており、ウォームホイール137
は、カム駆動モータ139の出力軸141に取り付けら
れているウォーム143と噛合し、カム駆動モータ13
9により回転駆動される。これにより、カム軸93はカ
ム駆動モータ139により前記第一の回転角位置と前記
第二の回転角位置と前記第三の回転角位置の何れかに択
一的に回転駆動される。
【0034】図7はカム駆動モータ139の制御系の一
実施例を示している。この制御系は、CPU201と、
用紙種類と用紙サイズとに応じて予め定義されたカム駆
動モータ139の動作命令のデータファイルとシステム
プログラムとを格納したROM203と、入力情報を随
時記憶するRAM205とを含んでいる。
【0035】この場合、カム駆動モータ139の動作命
令は、例えば図8に示されている如く、印刷用紙Pの用
紙種類が一般的な坪量の標準紙で、用紙サイズがA3判
の場合は前記第一の状態が、印刷用紙Pの用紙種類が一
般的な坪量の標準紙で、用紙サイズがA3判より小さく
A4判より大きい場合は前記第二の状態が、印刷用紙P
の用紙種類が一般的な坪量の標準紙で、用紙サイズがA
4判より小さい場合は前記第三の状態が、印刷用紙Pの
用紙種類が腰の強い厚紙である場合は用紙サイズに拘ら
ず前記第一の状態が各々設定されべく決定されている。
【0036】CPU201は、操作パネル145に設け
られた用紙種類入力操作部である用紙種類入力キー14
7より印刷用紙Pの用紙種類に関する情報を、また用紙
サイズ入力キー149あるいは用紙サイズ検出装置15
1より印刷用紙Pの用紙サイズに関する情報を取り込ん
でこれらをRAM205に格納し、この印刷用紙Pのと
種類とサイズとに応じたカム駆動モータ139の動作命
令をROM203に格納されているデータファイルより
読み出し、読み出したカム駆動モータ139の動作命令
をカム駆動モータ139のモータ駆動回路153へ出力
し、またカム軸93に取り付けられたスイッチ動作カム
155によりオンオフ切替される二つのリミットスイッ
チ157、159よりオンオフ信号を与えられ、この二
つのリミットスイッチ157、159よりオンオフ信号
の組み合わせにより、カム軸93が前記第一の回転角位
置と前記第二の回転角位置と前記第三の回転角位置の何
れかの回転角位置に回転変位したことを識別し、フィー
ドバック制御式にカム軸93の回転を制御する。
【0037】これによりカム駆動モータ139は、用紙
種類入力キー147により入力された印刷用紙Pの種類
と用紙サイズ入力キー149により入力、あるいは用紙
サイズ検出装置151より検出された印刷用紙Pのサイ
ズとに応じて動作し、印刷用紙Pの種類とサイズとに応
じてカム軸93を前記第一の回転角位置と前記第二の回
転角位置と前記第三の回転角位置の何れかに回転駆動す
る。
【0038】このカム軸93の回転駆動により、用紙種
類入力キー147によって入力された印刷用紙Pの種類
と用紙サイズ入力キー149により入力、あるいは用紙
サイズ検出装置151より検出された印刷用紙Pのサイ
ズとに応じて図4に示されている如く主隆起部材85と
補助隆起板99とローラ支持アーム113および中央隆
起ローラ109のすべてが降下位置に位置する第一の状
態、図5に示されている如く主隆起部材85とローラ支
持アーム113および中央隆起ローラ109とが上昇位
置に位置し、補助隆起板99が降下位置に位置する第二
の状態、あるいは図6に示されている如く主隆起部材8
5と補助隆起板99とが上昇位置に位置し、ローラ支持
アーム113および中央隆起ローラ109が降下位置に
位置する第三の状態の何れかが得られる。
【0039】これにより使用する印刷用紙Pの種類をユ
ーザが操作パネル145の用紙種類入力キー147のキ
ー操作により入力するだけで、使用する印刷用紙Pの種
類に応じて主隆起部材85と補助隆起板99とローラ支
持アーム113および中央隆起ローラ109の高さ位置
が各々適切に設定され、更にこの実施例では、使用する
印刷用紙Pのサイズをユーザが操作パネル145の用紙
サイズ入力キー149のキー操作により入力、あるいは
印刷用紙Pのサイズが用紙サイズ検出装置151より検
出されることにより、使用する印刷用紙Pの種類に加え
てサイズに応じて主隆起部材85と補助隆起板99とロ
ーラ支持アーム113および中央隆起ローラ109の高
さ位置が各々適切に設定され、常に安定した排紙が行わ
れるようになる。
【0040】なお、用紙サイズ検出装置151は給紙部
43にて、あるいは給紙、排紙過程の印刷用紙Pのサイ
ズを光電式などにより検出するものであってよく、また
給紙がカセット式に行われる場合は、カセットの種類を
光電式、マグネット式などにより検出するものであれば
よい。
【0041】図9は本発明による排紙装置の制御系の他
の実施例を示している。この実施例においては、印刷用
紙Pの種類を検出する用紙種類検出装置161が設けら
れており、CPU201は、用紙種類検出装置161よ
り印刷用紙Pの種類に関する情報を、また用紙サイズ入
力キー149あるいは用紙サイズ検出装置151より印
刷用紙Pの用紙サイズに関する情報を取り込んでこれら
をRAM205に格納し、この印刷用紙Pのと種類とサ
イズとに応じたカム駆動モータ139の動作命令をRO
M203に格納されているデータファイルより読み出
し、読み出したカム駆動モータ139の動作命令をカム
駆動モータ139のモータ駆動回路153へ出力する。
【0042】用紙種類検出装置161は給紙部43に設
けられ、その実施例が図9に示されている。用紙種類検
出装置161は、給紙部43に設けられた給紙圧切換レ
バー163の切換位置に応じてオンオフ動作するリミッ
トスイッチ165により構成されている。
【0043】給紙圧切換レバー163は、枢軸165に
よって固定配置の支持板167より図にて実線により示
されている標準紙位置と図にて仮想線により示されてい
る厚紙位置との間に回動可能に取り付けられ、厚紙位置
に位置することによりリミットスイッチ165のアクチ
ュエータ166と当接してリミットスイッチ165を切
替動作させる。
【0044】給紙圧切換レバー163には給紙圧設定用
の引っ張りコイルばね169の一端が係止されており、
引っ張りコイルばね169は、他端にて枢軸171によ
り回動可能に取り付けられた回動レバー173に係止さ
れ、給紙圧切換レバー163が標準紙位置より厚紙位置
へ切換回動されることにより回動レバー173に与える
図にて時計廻り方向のばね力を増大し、捌きローラ49
の支持を兼ねた支持軸175により上下方向に傾動可能
に支持されて給紙ローラ48をローラ軸177により回
転可能に支持するローラ支持体179に与える図にて反
時計廻り方向、即ち下向きの付勢力(給紙圧)を厚紙の
給紙に適した値に増大する。
【0045】この実施例においては、使用する印刷用紙
Pの種類、即ち、標準紙であるか、厚紙であるか応じて
ユーザが給紙圧切換レバー163の切換操作により給紙
圧を切換設定するだけで、これに対応したリミットスイ
ッチ165のオンオフ動作により、用紙種類情報がCP
U201に入力され、ユーザが排紙動作のためだけに特
別な操作を行わなくとも使用する印刷用紙Pの種類に応
じて主隆起部材85と補助隆起板99とローラ支持アー
ム113および中央隆起ローラ109の高さ位置が各々
適切に設定され、常に安定した排紙が行われるようにな
る。
【0046】なお、上述の何れの実施例においても、主
隆起部材85、補助隆起板99、ローラ支持アーム11
3および中央隆起ローラ109は各々、上昇位置と降下
位置の何れかに位置するようになっているが、これらは
用紙種類に応じて中間位置を含んで多段階に位置制御さ
れてもよく、また主隆起部材85、補助隆起板99、ロ
ーラ支持アーム113および中央隆起ローラ109は個
別のモーボモータにより個々に位置制御されてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
による孔版印刷装置の排紙装置によれば、CPUなどよ
る制御装置が操作パネルの用紙種類入力キー、あるいは
用紙種類検出装置などより印刷用紙の種類に関する情報
を取り込み、印刷用紙の種類に応じて駆動手段の動作を
制御することにより、駆動手段が可動隆起部材を実質的
に上下方向に駆動し、可動隆起部材の高さ位置が印刷用
紙の種類に応じて可変設定されるから、手操作による隆
起部材の交換作業を必要とすることなく印刷用紙の種類
に応じて常に適正量の湾曲が印刷用紙に与えられるな
り、面倒な操作を必要とすることなく印刷用紙の種類に
拘らず常に安定した良好な排紙が行われるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による排紙装置が適用されて好適な製版
機能付き孔版印刷装置の一例を示す概略構成図。
【図2】本発明による孔版印刷装置の排紙装置の一実施
例を示す平面図。
【図3】本発明による孔版印刷装置の排紙装置の一実施
例を示す正面図。
【図4】本発明による孔版印刷装置の排紙装置の一実施
例を第一の状態について示す側面図。
【図5】本発明による孔版印刷装置の排紙装置の一実施
例を第二の状態について示す側面図。
【図6】本発明による孔版印刷装置の排紙装置の一実施
例を第三の状態について示す側面図。
【図7】本発明による孔版印刷装置の排紙装置の制御系
の一実施例を示すブロック線図。
【図8】本発明による孔版印刷装置の排紙装置の動作例
を示す説明図。
【図9】本発明による孔版印刷装置の排紙装置の制御系
の他の実施例を示すブロック線図。
【図10】本発明による孔版印刷装置の排紙装置におい
て使用される用紙種類検出装置を備えた給紙台の一実施
例を示す側面図。
【符号の説明】
11 原稿読み取り部 13 製版部 15 印刷部 37 版胴 41 プレスローラ 43 給紙部 45 排紙部 47 給紙台 53 はぎ取り爪 55 排紙装置 57 排紙台 63 排版部 73 吸引ボックス 71 吸引孔 83 無端ベルト 85 主隆起部材 93 カム軸 95 主隆起部材駆動カム 99 補助隆起板 105 補助隆起板駆動カム 109 中央隆起ローラ 113 ローラ支持アーム 119 ローラ支持アーム駆動カム 139 カム駆動モータ 147 用紙種類入力キー 161 用紙種類検出装置 165 リミットスイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷済みの印刷用紙を排紙台へ導く排紙
    通路の途中に実質的に上下方向に移動可能に設けられ排
    紙過程の印刷用紙に排紙方向に対し直交する断面で見て
    湾曲を与える可動隆起部材と、 前記可動隆起部材を実質的に上下方向に駆動し前記可動
    隆起部材を少なくとも上下方向に互いに異なった二つの
    位置の何れか一方に選択的に位置させる駆動手段と、 印刷用紙の種類に関する情報を取り込み、印刷用紙の種
    類に応じて前記駆動手段の動作を制御する制御装置と、 を有していることを特徴とする孔版印刷装置の排紙装
    置。
  2. 【請求項2】 印刷用紙の種類に関する情報を入力する
    用紙種類入力操作部を有し、前記制御装置は前記用紙種
    類入力操作部より入力された印刷用紙の種類に関する情
    報を取り込むよう構成されていることを特徴とする請求
    項1に記載の孔版印刷装置の排紙装置。
  3. 【請求項3】 印刷用紙の種類を検出する用紙種類検出
    手段を有し、前記制御装置は前記用紙種類検出手段によ
    り検出された印刷用紙の種類に関する情報を取り込むよ
    う構成されていることを特徴とする請求項1に記載の孔
    版印刷装置の排紙装置。
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