JP2007001677A - 大容量排紙装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成時(用紙の排出・積載時)と用紙の抜き取り時とで、排紙トレイの上昇、下降を自動的に切り替えることができ、常に紙面位置が一定となるように制御することができる大容量排紙装置を実現する。
【解決手段】本発明の大容量排紙装置10では、エンドフェンス107が排紙位置に有るときにONとなるエンドフェンス検知センサ113を有し、エンドフェンス検知センサのON/OFFにより排紙トレイ101の上昇、下降を切り替える制御手段を有する。そして装置本体100の所定位置には排紙トレイ上に排出され積載された用紙の紙面を検知したときにONとなる紙面検知センサ114を有し、制御手段は、エンドフェンス検知センサのON/OFFと、紙面検知センサのON/OFFとにより、排紙トレイの上昇と下降を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置の排紙部に対して着脱可能に設けられ、前記排紙部から排出された用紙が積載される大容量排紙装置、および、その大容量排紙装置を備えた印刷装置、複写装置あるいはプリンタ等の画像形成装置に関する。
従来、給紙部から排紙部に至る用紙搬送経路に用紙を通紙し、搬送過程で用紙に画像形成を行う印刷装置、複写装置等の画像形成装置が知られている。このような画像形成装置を用いて画像形成を行う際に、同一の原稿から連続して画像形成を行うため、あるいは頻繁に用いられるサイズの用紙の補給回数を少なくするため等の目的から、画像形成装置の給紙部に接続可能であって3000枚程度の用紙を積載することが可能な大容量給紙装置(LCIT:Large Capacity Input Ttay)が知られている(例えば特許文献1参照)。
しかし、通常の画像形成装置では、排紙部に設けられている排紙トレイ上に1000枚以上の大量の用紙を積載することができない。従って、大容量給紙装置を用いて1000枚以上の印刷等を行う場合には、印刷作業を途中で中断して排紙トレイ上から印刷済みの用紙を取り除く必要が生じ、作業性が非常に悪かった。
そこで、上述の問題点を解消するため、画像形成装置に接続可能であって1000枚以上の用紙を積載することが可能な大容量排紙装置(LCOT:Large Capacity Output Ttay)が提案されている(例えば特許文献2,3参照)。
この大容量排紙装置では、上下動自在な排紙トレイとこの排紙トレイを上から覆うように収納装置本体に回動自在に設けられたカバー部材とを有し、カバー部材から吊り下げられる状態で排紙の幅方向をガイドする1対のサイドフェンスと排紙先端を受け止める1つのエンドフェンスとが設けられている。排紙トレイは上昇スイッチ等の押下により一旦上限位置まで上昇され、この後、画像形成装置から排出された用紙が所定の高さに達するとそれを紙面検知センサで検知して排紙トレイが自動的に下降するように構成されており、画像形成装置の排紙口から用紙が積載されるまでの高さをほぼ一定の状態に保ったまま、大量の用紙を連続的に積載することができる。これにより大量印刷時の排紙収納を可能にしている。
特開平8−259008号公報 特開平11−48596号公報 特開2004−269221号公報 特開2001−226021号公報
従来の大容量排紙装置では、排紙トレイに用紙が積載されると、紙面検知センサ(または積載面検知センサ)で用紙の紙面を検知して排紙トレイが一定量づつ下降していくが、画像形成終了後には下降した位置で停止したままの状態が保持され、排紙トレイに積載された用紙を抜き取るときには排紙トレイが自動的に上昇しない。このため、排紙トレイに定格の積載量まで用紙を載せてしまった場合、ユーザーが何度かに分けて用紙を取り出す際に、ユーザーが用紙を取り出す毎にトレイ上に残った用紙の紙面位置が下がり、徐々に姿勢を屈めた状態になっていくので、ユーザーがストレスを感じてしまう。
従って、従来は用紙を取り出す毎に、次の用紙を取り出しやすい位置に排紙トレイを上昇させるため、ユーザーが上昇スイッチを押下する等の余分な作業を強いられていた。
また、従来の大容量排紙装置では、オフラインモードで大容量排紙装置を使用した場合には、排紙トレイから全ての用紙を抜き取った後に、ユーザーが排紙トレイ上昇スイッチを押して排紙トレイを上限位置まで上昇させる必要があり、作業性が悪いという問題がある。
ここで、図7は従来の大容量排紙装置の排紙トレイ上昇時の動作の一例を示しており、排紙トレイの上昇は、(1)装置の待機状態で上昇スイッチの押下により排紙台モータを作動させ、排紙トレイを上昇させている。そして、排紙トレイの上昇時に、(2)紙面検知センサON、(3)エンドフェンスセンサOFF、(4)上限センサON、のいずれかの場合に排紙台モータが停止されるようになっている。
なお、複数の排紙トレイを備える排紙装置で、下側の排紙トレイに用紙を積載し、該排紙トレイが下限位置に達した場合には、用紙を抜き取ると排紙トレイが上昇するように構成したものがある(例えば特許文献4参照)。しかし、この従来例の場合にも、排紙トレイが下限位置まで下降しない状態で停止した場合には、用紙を抜き取っても排紙トレイは上昇しない。したがって、用紙を抜き取る毎にユーザーは姿勢を屈めることになり、ユーザーがストレスを感じてしまう。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、画像形成時(用紙の排出・積載時)と、用紙の抜き取り時とで、排紙トレイの上昇、下降を自動的に切り替えることができ、ユーザーの作業性を向上することができる大容量排紙装置を提供することを目的とし、さらには、ユーザーが排紙トレイから用紙を抜き取る際に常に紙面位置が一定となるように制御することができ、抜き取り作業を快適に行うことができる大容量排紙装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、上記の大容量排紙装置を備え、ユーザーの作業性を向上することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では以下のような技術的手段を採っている。
本発明の第1の手段は、画像形成装置の排紙部に対して着脱可能な装置本体(筐体)と、前記装置本体に上下動自在に支持され前記排紙部より排出された用紙が積載される排紙トレイと、前記排紙トレイを上昇または下降させる排紙トレイ昇降手段と、前記排紙トレイ上に排出される用紙の排出方向の揃えを行うエンドフェンスとを備えた大容量排紙装置において、前記エンドフェンスは、前記装置本体に一端側を揺動自在に支持され他端側が前記排出方向に延出した支持部材と、該支持部材に支持され前記排出方向に移動可能なフェンス部材とを有すると共に、前記支持部材が略水平方向に位置し前記フェンス部材で前記用紙を受け止める排紙位置と、前記支持部材が上方向に揺動して排紙トレイ上から退避する退避位置とを選択可能であり、前記装置本体には前記エンドフェンスが前記排紙位置に有るときにONとなるエンドフェンス検知センサを有し、前記エンドフェンス検知センサのON/OFFにより前記排紙トレイの上昇、下降を切り替える制御手段を有する、ことを特徴とする(請求項1)。
本発明の第2の手段は、第1の手段の大容量排紙装置において、前記装置本体の所定位置には前記排紙トレイ上に排出され積載された用紙の紙面を検知したときにONとなる紙面検知センサを有し、前記制御手段は、前記エンドフェンス検知センサのON/OFFと、前記紙面検知センサのON/OFFとにより、前記排紙トレイの上昇と下降を制御することを特徴とする(請求項2)。
本発明の第3の手段は、第2の手段の大容量排紙装置において、前記制御手段は、前記エンドフェンスが前記退避位置にあり、前記エンドフェンス検知センサがOFFのとき、前記紙面検知センサがONとなるまで前記排紙トレイを上昇することを特徴とする(請求項3)。
また、本発明の第4の手段は、第2または第3の手段の大容量排紙装置において、前記制御手段は、前記エンドフェンスが前記排紙位置にあり、前記エンドフェンス検知センサがONのとき、前記紙面検知センサがONの場合には前記排紙トレイを一定量微下降することを特徴とする(請求項4)。
本発明の第5の手段は、第3の手段の大容量排紙装置において、前記排紙トレイが上限位置に達したときにONとなる上限検知センサを有し、前記制御手段は、前記上限検知センサがONとなった場合、前記紙面検知センサがOFFの場合にも前記排紙トレイの上昇を停止することを特徴とする(請求項5)。
また、本発明の第6の手段は、第4の手段の大容量排紙装置において、前記排紙トレイが下限位置に達したときにONとなる下限検知センサを有し、前記制御手段は、前記下限検知センサがONとなった場合、前記紙面検知センサがONの場合にも前記排紙トレイの下降を停止することを特徴とする(請求項6)
本発明の第7の手段は、用紙に画像を形成して排出する画像形成装置において、前記用紙の排出部に第1乃至第6のいずれか一つの手段の大容量排紙装置を着脱可能に備えたことを特徴とする(請求項7)。
本発明の大容量排紙装置では、エンドフェンスが排紙位置に有るときにONとなるエンドフェンス検知センサを有し、前記エンドフェンス検知センサのON/OFFにより排紙トレイの上昇、下降を切り替える制御手段を有するので、エンドフェンスの位置に応じて排紙トレイの上昇、下降を自動的に切り替えることができ、切り替えスイッチや、上昇/下降スイッチ等を設ける必要が無く、また、ユーザーの手を煩わせることもない。
さらに、本発明の大容量排紙装置では、装置本体の所定位置には前記排紙トレイ上に排出され積載された用紙の紙面を検知したときにONとなる紙面検知センサを有し、前記制御手段は、前記エンドフェンス検知センサのON/OFFと、前記紙面検知センサのON/OFFとにより、前記排紙トレイの上昇と下降を制御するので、排紙トレイに積載される用紙の紙面位置を常に略一定の位置に保つことが可能となる。
すなわち、本発明の大容量排紙装置では、制御手段は、エンドフェンスが退避位置にあり、エンドフェンス検知センサがOFFのとき、紙面検知センサがONとなるまで排紙トレイを上昇する制御を行うので、ユーザーが排紙トレイに積載された用紙を抜き取るたびに排紙トレイが上昇し、紙面位置が略一定の位置に保たれるので、ユーザーは常に一定の高さで用紙の取り出し作業を行うことができ、排紙トレイから用紙を取り出す作業を快適に行うことができる。
また、本発明の大容量排紙装置では、排紙トレイが上限位置に達したときにONとなる上限検知センサを有し、制御手段は、上限検知センサがONとなった場合、紙面検知センサがOFFの場合にも排紙トレイの上昇を停止することにより、上記の用紙の取り出しの際に、最後の用紙を取り出した場合は、紙面検知センサがOFFとなるが、排紙トレイは上限位置で停止した状態となるので、排紙トレイの過上昇を防止することができ、また、従来技術のように用紙の取り出し後に上限スイッチを押して排紙トレイを上限位置まで上昇させるということも必要なくなり、作業性を向上することができる。
さらに、本発明の大容量排紙装置では、制御手段は、エンドフェンスが排紙位置にあり、エンドフェンス検知センサがONのとき、紙面検知センサがONの場合には排紙トレイを一定量微下降するので、画像形成装置から排出される用紙の排紙位置を一定に保つことができ、用紙揃えを行い易くなる。
また、本発明の大容量排紙装置では、排紙トレイが下限位置に達したときにONとなる下限検知センサを有し、制御手段は、下限検知センサがONとなった場合、紙面検知センサがONの場合にも排紙トレイの下降を停止するので、排紙トレイの過下降を防止することができる。また、この際に停止信号を発するようにすれば、画像形成も同時に停止させることができる。
本発明の画像形成装置では、以上のような構成及び効果を有する大容量排紙装置を備えることにより、多数枚の画像形成を連続して行うことができ、ユーザーの作業性も向上することができる画像形成装置を実現することができる。
以下、本発明の構成、動作および作用を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態を示す図であって、大容量給紙装置6Bと大容量排紙装置10を備えた画像形成装置1の概略構成を示す斜視図である。また、図2は上記大容量排紙装置10を備えた画像形成装置1の構成の一例を示す概略断面図であり、ここでは画像形成装置の一例として大量印刷が可能な孔版印刷装置の構成を図示している。
まず、画像形成装置の一例である孔版印刷装置の構成、動作について説明する。図1、図2において、画像形成装置(以下、印刷装置と言う)1は、原稿画像を読取る画像読取部2と、該画像読取部2で読取られた画像データを格納することができる図示しないメモリと、画像データに基づいてマスタ50に製版を行い製版されたマスタ50を版胴41に給版する製版部5と、マスタ50が巻装される版胴41を有し用紙Pに印刷を行う印刷部4と、印刷部4に用紙Pを給紙する給紙部6Aまたは大容量給紙装置6Bと、印刷後の用紙Pを排紙する排紙部8及び大容量排紙装置10と、印刷済みのマスタ50を版胴41から剥離し排版する排版部9とを備えている。
画像読取部2の上面には、図示を省略するが、原稿が載置される原稿台(コンタクトガラス)が設けられている。この原稿台の上には図1に示すような圧板3Aまたは図2に示すような原稿自動給紙装置(ADF)3Bが設けられており、手差しまたは自動給紙により原稿が原稿台上に載置される。図示しないが、原稿台下部の画像読取部2内には、照明用の光源や光路折り返し用のミラーを搭載したキャリッジ、原稿像を結像する結像レンズ、その結像位置に配置され原稿像を画像信号に光電変換する撮像素子等が設けられており、キャリッジで原稿面を走査しながら原稿像を結像レンズにより撮像素子に結像し、撮像素子で原稿像を光電変換して画像信号を生成し、図示しない画像処理部で画像データに変換して画像メモリに一旦記憶する。この画像メモリに蓄積された画像データは、所定のタイミングで印刷装置1の製版部5に送信される。
印刷装置の中央に配置された印刷部4は、版胴41、インキ供給手段44,45、プレスローラ等の印圧手段7(以下、プレスローラ)を有している。版胴41はインキ供給パイプを兼ねた支軸43に回転自在に支持された図示しない一対のフランジの外周面に多孔性支持板を巻装して構成されており、図示しない版胴駆動手段によって図2の矢印方向に回転駆動される。支軸43はその先端部を印刷装置本体の図示しない側板に支持されており、その表面にはインキ供給手段44,45にインキを供給するための複数の小さな孔が穿設されている。図示しない各フランジは図示しない軸受を介して支軸43に回転自在に支持されている。
ステンレスの薄板等で形成される多孔性支持板は、多数の開孔が穿設された開孔部と非開孔部とを有しており、非開孔部には版胴41の一母線と平行な平面を有するステージ部が配置されており、ステージ部の上面にはマスタの先端を係止する開閉自在なクランパ42が配置されている。また、多孔性支持板の外側には、ポリエステルあるいはステンレスの細線等からなる図示しないメッシュスクリーンが1〜3層程度巻装されている。
版胴41の内部にあって支軸43の下方に位置する部品には、インキローラ44及びドクターローラ45等を有するインキ供給手段が配置されている。インキローラ44は、図示しない各フランジ間の支軸43上に固着された図示しない一対の側板間にその支軸を回転自在に支持されており、図示しない版胴駆動手段からの回転力をギヤやベルト等の回転力伝達手段によって伝達されて版胴41と同方向に回転する。ドクターローラ45は、その外周面とインキローラ44の外周面との間に僅かな隙間が生じる位置において側板間に回転自在に支持されており、図示しない版胴駆動手段からの回転力を図示しない回転力伝達手段によって伝達されてインキローラ44とは反対の方向に回転する。インキローラ44とドクターローラ45との近接部において、支軸43より供給されたインキによって楔状のインキ溜まりが形成される。
版胴41の下方にはプレスローラ7が配置されている。このプレスローラ7は、図示しない一対のプレスローラアーム間に回転自在に支持されており、各プレスローラアームは図示しない揺動手段によって一体的かつ揺動自在に支持されている。また、図示しない揺動手段の近傍には、プレスローラ7を版胴41の外周面より離間した状態で保持する図示しない係止手段が配置されている。
印刷装置本体の印刷部4の右上方には製版部5が配置されている。この製版部5は、マスタロール51、プラテンローラ53、サーマルヘッド54、切断手段55、マスタ搬送ローラ対56,57等を有している。熱可塑性樹脂フィルムと多孔性支持体とを貼り合わせたマスタ50をロール状に巻成したマスタロール51の芯部52は、装置本体の図示しない側板間に回転自在かつ着脱自在に支持されている。
マスタロール51よりもマスタ搬送方向下流側には、プラテンローラ53及びサーマルヘッド54が配置されている。プラテンローラ53は印刷装置本体の図示しない側板に回転自在に支持されており、図示しないステッピングモータによって回転駆動されている。多数の発熱素子を有するサーマルヘッド54は印刷装置本体の図示しない側板に取付けられており、図示しない付勢手段の付勢力によってプラテンローラ53に圧接されている。サーマルヘッド54は、マスタ50の熱可塑性樹脂フィルム面に接触しつつ発熱素子を選択的に発熱させ、マスタ50に対して熱溶融穿孔製版を行う。
プラテンローラ53及びサーマルヘッド54よりもマスタ搬送方向下流側には切断手段55が配置されている。この切断手段55は固定刃と可動刃とからなり、印刷装置本体の図示しない側板に固定された固定刃に対して可動刃が回動移動してマスタ50を切断する構成となっている。
また、切断手段55のマスタ搬送方向下流側にはマスタ搬送ローラ対56,57及びガイド板が配置されており、製版されたマスタ50を版胴41に給版する給版手段を構成している。
印刷装置本体の下方には2種類のサイズの用紙を収納した2段の給紙部6Aが配置されているが、本構成例ではこれとは別に、印刷装置の右側方に大量の給紙を行うことができる大容量給紙部6Bを着脱可能に設けている。この大容量給紙部6Bは、1000〜3000枚位の用紙Pを積載して上下動可能に設けられた給紙トレイ61を備えており、この給紙トレイ61の上方の印刷装置本体側には給紙ローラ62と分離ローラ63が配置されている。給紙ローラ62は、給紙トレイ61上の印刷用紙Pと所定の圧力で圧接し、ギヤやベルト等の図示しない駆動力伝達手段を介してステッピングモータによって回転駆動され、給紙トレイ61上の用紙Pを給紙する。分離ローラ63は図示しない駆動力伝達手段を介して給紙ローラ62と同期して回転し、用紙Pを1枚だけ分離して通過させる。この分離ローラ32の用紙搬送方向下流側にはレジストローラ対64が配置されている。駆動ローラと従動ローラとからなるレジストローラ対64は、図示しない版胴駆動手段からの回転駆動力をギヤやカム等の駆動伝達手段で伝達されることにより、駆動ローラが版胴41の回転と同期した所定のタイミングで回転し、印刷用紙Pを印刷部4に向けて給送する。
印刷装置本体の印刷部4の左上方には排版部9が配置されている。この排版部9は、印刷終了後の使用済みのマスタを版胴41より剥離する排版装置91と、排版ボックス92、圧縮板93等を有している。
排版装置91は、例えば駆動ローラと従動ローラに架設された一対のベルトを有し、図示しない駆動手段によって駆動されて使用済みのマスタを版胴41より剥離し、排版ボックス92へ搬送する。
内部に使用済みマスタを貯容する排版ボックス92は。印刷装置本体に対して着脱自在に設けられている。上記排版装置91によって運ばれた使用済みマスタを排版ボックス92の内部に押し込む圧縮板93は、図示しない昇降手段によって上下動自在に支持されている。
印刷装置本体の排版部9の下方には排紙部8が配置されている。この排紙部8は、剥離爪46、排紙搬送部材81等を有している。版胴41の外周面より印刷済みの用紙Pを剥離する剥離爪46は、支軸によって印刷装置本体の図示しない側板に揺動自在に支持されており、図示しない爪揺動手段によって、その先端が版胴41の外周面に近接する位置と、その先端が版胴41の回転によって移動するクランパ42等の障害物と干渉しない位置とに選択的に揺動される。なお、印刷済み用紙の剥離手段としては、剥離爪46に代えてエアーナイフ等を用いてもよい。
排紙搬送部材81は、駆動ローラ82と従動ローラ83に架設された無端ベルトからなり、駆動ローラ82は印刷装置本体の図示しない側板に回転自在に支持されており印刷部4の版胴41の回転によりベルト等の駆動伝達手段を介して回転駆動され、無端ベルトを回動する。排紙搬送部材(無端ベルト)81の内部には吸着ファン84が配置されており、排紙搬送部材81は、吸着ファン84の吸引力によって無端ベルト上に印刷済み用紙Pを吸着し、大容量排紙装置10に向けて搬送し、排紙トレイ101に排紙する。なお、大容量排紙装置10については後述の実施例で説明する。
次に、以上の構成の印刷装置の動作の一例について説明する。図1、図2において、ADF3Bを装着した構成例では、画像読取部2のADF3Bの原稿台に原稿がセットされて、操作パネル11のスタートボタン等が押されることにより、印刷部4の版胴41が回転し、図示しない開閉装置によりクランパ42が開いて排版部の排版装置91により前回印刷時の使用済みのマスタが版胴41の表面より剥離されて排版ボックス92に廃棄される。この排版処理動作を行いながら版胴41はクランパ42が製版部5側の略真横位置になるまで回転して停止する。版胴41が停止すると、画像読取部2のADF3Bにより原稿が原稿載置台(図示しないコンタクトガラス)上に搬送され、画像読取部2の図示しないキャリッジによる原稿面の走査が行われ、撮像素子(CCD等)により原稿画像が電気信号に変換され、図示しない画像処理部に送られ、画像処理部で2値化された画像情報に変換された後、画像メモリに一旦記憶される。この画像メモリに一旦記憶された画像情報は製版部5に送信され、画像情報(画像信号)に応じてサーマルヘッド54の発熱素子にパルス状に通電し、マスタの幅方向(主走査方向)の穿孔動作を作動させると共に、図示しないステップモータが回転して、プラテンローラ53及びマスタ搬送ローラ対56,57によりマスタ50を副走査方向に搬送することにより、マスタの感熱フィルムが加熱穿孔される製版処理が行われる。
製版処理後、マスタ搬送ローラ対57及びガイド板により、マスタ50の先端が版胴41のステージとクランパ42との間に案内され、図示しないステッピングモータのステップ数などにより、マスタの先端がクランパ42に届いたと判断されると、図示しない開閉装置によりクランパ42が閉じられてマスタの先端を挟持すると共に、版胴41がマスタ搬送速度とほぼ同じ速度で回転を再開して、製版されたマスタの巻装が行われる。そして図示しないステッピングモータのステップ数により製版が完了したと判断されると、カッタ55が作動してマスタが切断されると共に、プラテンローラ53が停止し、切断されたマスタ50の後端が版胴41の回転により引き出されて版胴41への巻装が完了する。
次に給紙部(ここでは大容量給紙装置)6Bの給紙ローラ62と分離ローラ63により、給紙トレイ61から用紙Pが一枚給紙され、レジストローラ64の位置で一旦停止する。そして、版胴41に巻き付いたマスタに位置を合わせて版胴41とプレスローラ7の間に用紙Pがレジストローラ対64により搬送される。このとき、レジストローラ対64から版胴41とプレスローラ7との間に搬送される用紙Pが図示しない用紙センサにより検知されると、版胴41から離間した状態でプレスローラ7を保持する接離手段が駆動され、プレスローラ7が移動し、用紙Pとマスタとを介してプレスローラ7が版胴41に当接して用紙Pを版胴41に押し付けることにより版胴41に巻き付いたマスタを版胴41に密着させる版付け処理が行なわれる。この版付けが行なわれる際に、インキローラ44によるインキの供給が行われ、版胴41内のインキが版胴41の開口部及びマスタの穿孔から滲み出して用紙Pに転移することにより用紙Pに画像が印刷される。
その後、用紙Pが版胴41の回転に伴って搬送されると、用紙Pと版胴41との間に剥離爪46の先端が挿入されて用紙Pが均一に版胴41から剥離される。版胴41から剥離された用紙Pは、排紙部8の排紙搬送装置81により大容量排紙装置10の排紙トレイ101へ搬送され、排紙トレイ101上に排紙される。そして、用紙Pが排紙トレイ101へ排紙されて積載されると、印刷待機状態となる。
この印刷待機状態において、印刷枚数が操作パネル11から入力されて図示しない印刷スタートボタン(図示せず)が押されると、入力された印刷枚数分の用紙Pが給紙部6Bの給紙ローラ62及び分離ローラ63により給紙トレイ61から一枚ずつ給紙され、レジストローラ対64の位置で一旦停止する。そして、版胴41に巻き付いたマスタに位置を合わせて版胴41とプレスローラ7との間に用紙Pがレジストローラ対64により一枚ずつ搬送される。その後、前述の版付け動作と同様にしてプレスローラ7によりマスタを介して用紙Pを版胴41に押し付ける。そして、版胴41内のインキを版胴41の開口部及びマスタの穿孔から滲み出させて用紙Pに転移させることにより、用紙Pに画像を印刷する。
画像が印刷された用紙Pが版胴41の回転に伴って搬送されると、用紙Pと版胴41との間に剥離爪46の先端が挿入されて用紙Pが均一に版胴41から剥離される。版胴41から剥離された用紙Pは、排紙部8の排紙搬送装置81により大容量排紙装置10の排紙トレイ101へ搬送され、排紙される。用紙Pの排紙後、印刷枚数が設定枚数に達したか否かが判断され、設定枚数に達するまで上記の動作を繰り返し、印刷枚数が設定枚数に達したら、装置各部の駆動を停止し、印刷動作を終了する。
さて、以上のような構成、動作の印刷装置において、印刷装置1の左側面には、大容量排紙装置10が着脱自在に設置されている。以下、この大容量排紙装置10の構成、動作の実施例を説明する。
大容量排紙装置10は、印刷装置1の排紙部8に対して着脱可能な排紙装置本体(筐体)100と、排紙装置本体100に上下動自在に支持され排紙部8より排出された用紙Pが積載される排紙トレイ101と、この排紙トレイ101を上昇または下降させる排紙トレイ昇降手段102〜106と、排紙トレイ101上に排出される用紙Pの排出方向の揃えを行うエンドフェンス107と、排紙トレイ101に排出される用紙を案内するサイドフェンス109を備えている。サイドフェンス109は、排紙装置本体100の前後の側板にヒンジ109aを介して回動可能に支持されており、用紙の取り出し時には外側に開くことができるようになっている。エンドフェンス107は、排紙装置本体100に一端側をヒンジ115を介して揺動自在に支持され、他端側が用紙排出方向に延出したアーム状の支持部材108と、該支持部材108に支持され用紙排出方向に移動可能なフェンス部材107aを有し、このエンドフェンス107は、図2に実線で示すように支持部材108が略水平方向に位置しフェンス部材107aで用紙を受け止める排紙位置と、図2に破線で示すように支持部材108が上方向に揺動して排紙トレイ上から退避する退避位置とを選択可能である。また、フェンス部材107aは、支持部材108に設けたスリット108aに沿って移動可能に設けられており、排紙される用紙のサイズに応じて固定位置を変えられるようになっている。さらに、排紙装置本体100には、エンドフェンス107が前記排紙位置に有るときにONとなるエンドフェンス検知センサ113が設けられており、また、排紙装置本体100内には、エンドフェンス検知センサ113のON/OFFにより排紙トレイ101の上昇、下降を切り替える制御手段(図示せず)が設けられている。
排紙トレイ101の両側面には、トレイ支持部116が設けられており、このトレイ支持部116が排紙トレイ昇降手段を構成する無端ベルト(歯付きベルト)106に固定されている。また、無端ベルト106は複数のプーリ(歯付きプーリ)に掛け渡されており、このうち符号103のプーリが駆動プーリ、102,104が従動プーリ、105がテンションプーリであり、駆動プーリ103は図示しない排紙台昇降モータ(正・逆転可能な直流モータ)によって回転駆動されて無端ベルト106を回動し、排紙トレイ101を、図2に示す実線の位置(上限位置)と破線の位置(下限位置)の間で上昇または下降させる。なお、トレイ支持部材116の上端部には検知板116aが設けられており、排紙トレイ101が図2に示す実線の位置(上限位置)に達したときの検知板116aと対向する位置には、排紙トレイ101が上限位置に達したときにONとなる上限検知センサ111が配置されている。また、排紙トレイ101が図2に示す破線の位置(下限位置)に達したときの排紙トレイ101下部と対向する位置には、排紙トレイが101下限位置に達したときにONとなる下限位置検知センサ112が配置されている。さらに、上限位置の排紙トレイ101の上方の所定位置には、排紙トレイ101上に排紙された用紙の紙面を検知したときにONとなる紙面検知センサ114が配置されている。この紙面検知センサ114は、排紙装置本体100の前後の側板に固定されており、一方が発光部、他方が受光部であり、発光部から受光部に至る光線が用紙の紙面により遮ぎられたときにONとなり、紙面位置を検知する。
次に図3は大容量排紙装置10の制御手段の一例を示す図であり、この制御手段は、マイクロプロセッサユニット(MPU)やメモリ(ROM,RAM)、入・出力(I/O)回路、制御回路等を有するプリント制御基板(PCB)201を備えており、前述した各種センサ(上限検知センサ111、下限検知センサ112、エンドフェンス検知センサ113、紙面検知センサ114)の検知信号に基づいて排紙台昇降モータ202の駆動を制御し、排紙トレイ101の昇降制御を行う。なお、大容量排紙装置10の制御手段は、インターフェースケーブル及びコネクタ203を介して印刷装置本体1や大容量給紙装置6Bと接続されており、大容量排紙装置10への電源供給は、印刷装置本体1(あるいは大容量給紙装置6B)から行われる。
次に図5は大容量排紙装置10の制御手段により実行される制御動作の一例を示すフローチャートである。以下、図1〜5を参照して大容量排紙装置の制御動作を説明する。
大容量排紙装置10の電源スイッチ110がONになると(S1)、まずエンドフェンス検知センサ113からの信号により、エンドフェンス107が持ち上げられている(退避位置:OFF)か下げられている(排出位置:ON)かが検知され(S2)、エンドフェンス検知センサ113がONの場合には(S3)、次に紙面検知センサ114からの信号が検知され、紙面検知センサ114がOFF(排紙トレイに用紙が無い状態)のときは排紙トレイ101が停止した状態(このとき排紙トレイは上限位置にある)のまま印刷可能な状態になる(S6)。そして、印刷装置1により前述した印刷動作が実行され、印刷済み用紙の排紙トレイ101への排出が行われると、紙面検知センサ114の検知信号に基づいて排紙台昇降モータ202の駆動が制御され、紙面検知センサ114がONのときは排紙トレイ101が適正な位置まで微下降される(S5)。以下、この制御が印刷終了まで繰り返し実行される(S2〜S6)。なお、以上の印刷中の動作において、エンドフェンス107が途中で持ち上げられたり(エンドフェンス検知センサOFF)、あるいは排紙トレイの下限検知センサ112がONとなった場合は、排紙トレイ101の下降が停止され、制御手段から印刷装置1に停止信号が発せられ、印刷を中断して待機状態となる。
大容量排紙装置10に電源が供給されている状態で、印刷終了後(または印刷中断時)の待機状態になり、排紙トレイ101に用紙Pが3000枚程度積載されているとする。このときに用紙Pを抜き取るために、ユーザーが図4及び図6(a)に示すように、エンドフェンス107を持ち上げる(退避位置に移動する)と、エンドフェンス検知センサ113がOFFとなり(S7)、制御手段による排紙台昇降モータ202の駆動制御は、上昇に切り替えられる。そして、ユーザによりサイドフェンス109が開かれ、図6(b)に示すように用紙Pの一部(例えば上側の500枚)が抜き取られると、紙面検知センサ114がONからOFFになるので(S8)、制御手段は排紙台昇降モータ202の駆動を制御して、紙面検知センサ114がONになるまで排紙トレイ101を上昇する(S9〜S11)。この後、排紙トレイ101に残った2500枚の用紙Pのうち、ユーザーがさらに500枚の用紙を抜き取ったとすると(S12)、紙面検知センサ114が再びONからOFFになるので(S8)、制御手段は排紙台昇降モータ202の駆動を制御して、紙面検知センサ114がONになるまで排紙トレイ101を上昇する(S9〜S11)。以下、上記の制御を繰り返し、排紙トレイ101上の用紙Pが全て取り出された場合は、紙面検知センサ114はOFFの状態となるが、制御手段は排紙トレイ101を上限検知センサ111がONとなる位置で停止して待機状態となる。
このように、本実施例の大容量排紙装置10では、印刷済み用紙の取り出し時には、排紙トレイ101に積載された用紙Pの上面位置が、常に紙面検知センサ114の検知位置になるように上昇制御されるため、用紙の取り出し位置が常に一定であり、ユーザーに余分な負担をかけることがない。また、用紙の取り出し後は、排紙トレイ101は上限位置で停止して待機状態になるので、エンドフェンス107を下げる(排出位置に移動する)ことにより、ただちに印刷可能な状態に移行することができる。
なお、大容量排紙装置10に電源が供給されている状態で、ユーザーが用紙Pを全て取り出さずに1000枚程度残してエンドフェンス107を下げた(排出位置に移動した)場合は、エンドフェンス検知センサ113がONとなり(S12→S3)、制御手段による排紙台昇降モータ202の駆動制御は、下降に切り替えられる。このとき、排紙トレイ101上には1000枚程度の用紙が残ったままなので、紙面検知センサ114はONになっているが、エンドフェンス検知センサ113がONなので、制御手段は排紙台昇降モータ202の駆動を制御して、紙面検知センサ114がOFFになるまで排紙トレイ101を微下降して印刷可能な状態になる(S3〜S6)。したがって、排紙トレイ101に用紙Pが残った状態でも、ただちに印刷可能な状態に移行することができる。
以上説明したように、本実施例の大容量排紙装置10では、エンドフェンス107が排紙位置に有るときにONとなるエンドフェンス検知センサ113を有し、エンドフェンス検知センサ113のON/OFFにより排紙トレイ101の上昇、下降を切り替える制御手段を有するので、エンドフェンス107の位置に応じて排紙トレイ101の上昇、下降を自動的に切り替えることができ、切り替えスイッチや、上昇/下降スイッチ等を設ける必要が無く、また、ユーザーの手を煩わせることもない。
さらに、本実施例の大容量排紙装置10では、排紙装置本体100の所定位置には排紙トレイ101上に排出され積載された用紙Pの紙面を検知したときにONとなる紙面検知センサ114を有し、制御手段は、エンドフェンス検知センサ113のON/OFFと、紙面検知センサの114ON/OFFとにより、排紙トレイ101の上昇と下降を制御するので、排紙トレイ101に積載される用紙Pの紙面位置を常に略一定の位置に保つことが可能となる。
すなわち、本実施例の大容量排紙装置10では、制御手段は、エンドフェンス107が退避位置にあり、エンドフェンス検知センサ113がOFFのとき、紙面検知センサ114がONとなるまで排紙トレイ101を上昇する制御を行うので、ユーザーが排紙トレイ101に積載された用紙Pを抜き取るたびに排紙トレイ101が上昇し、紙面位置が略一定の位置に保たれるので、ユーザーは常に一定の高さで用紙Pの取り出し作業を行うことができ、排紙トレイ101から用紙Pを取り出す作業を快適に行うことができる。また、本実施例の大容量排紙装置10では、排紙トレイ101が上限位置に達したときにONとなる上限検知センサ111を有し、制御手段は、上限検知センサ111がONとなった場合、紙面検知センサ114がOFFの場合にも排紙トレイ101の上昇を停止することにより、上記の用紙の取り出しの際に、最後の用紙を取り出した場合は、紙面検知センサがOFFとなるが、排紙トレイ101は上限位置で停止した状態となるので、排紙トレイ101の過上昇を防止することができ、また、従来技術のように用紙の取り出し後に上限スイッチを押して排紙トレイを上限位置まで上昇させるということも必要なくなり、作業性を向上することができる。
さらに、本実施例の大容量排紙装置10では、制御手段は、エンドフェンス107が排紙位置にあり、エンドフェンス検知センサ113がONのとき、紙面検知センサ114がONの場合には排紙トレイ101を一定量微下降するので、印刷装置1から排出される用紙Pの排紙位置を一定に保つことができ、用紙揃えを行い易くなる。また、本実施例の大容量排紙装置10では、排紙トレイ101が下限位置に達したときにONとなる下限検知センサ112を有し、制御手段は、下限検知センサ112がONとなった場合、紙面検知センサ114がONの場合にも排紙トレイの下降を停止するので、排紙トレイ101の過下降を防止することができる。また、この際に停止信号を発するようにすれば、印刷動作も同時に停止させることができる。
本実施例の印刷装置(画像形成装置)1では、以上のような構成及び効果を有する大容量排紙装置10を備えることにより、多数枚の印刷を連続して行うことができ、用紙の取り出し作業も容易に行うことができるので、ユーザーの作業性を大幅に向上することができる。
なお、以上の説明では、画像形成装置として孔版印刷装置を例に上げたが、本発明に係る画像形成装置はこれに限るものではなく、オフセット印刷装置や凸版印刷装置等の印刷装置、あるいは電子写真方式の複写装置やプリンタ等、比較的大量の画像形成を行う画像形成装置を対象とするものである。
本発明の一実施形態を示す図であって、大容量給紙装置と大容量排紙装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す斜視図である。 大容量排紙装置を備えた画像形成装置(印刷装置)の構成の一例を示す概略断面図である。 制御手段の一例を示すブロック図である。 図2に示す大容量排紙装置を備えた画像形成装置(印刷装置)の用紙取り出し時の状態を示す図である。 大容量排紙装置の制御手段により実行される制御動作の一例を示すフローチャートである。 大容量排紙装置から用紙を取り出すときの説明図である。 従来の大容量排紙装置の動作の一例を示すタイムチャートである。
符号の説明
1:印刷装置(画像形成装置)
2:画像読取部
4:印刷部
5:製版部
6B:大容量給紙装置(給紙部)
7:プレスローラ
8:排紙部
9:排版部
10:大容量給紙装置
11:操作パネル
100:排紙装置本体(筐体)
101:排紙トレイ
102,104:従動プーリ
103:駆動プーリ
105:テンションプーリ
106:無端ベルト
107:エンドフェンス
107a:フェンス部材
108:支持部材
109:サイドフェンス
110:電源スイッチ
111:上限検知センサ
112:下限検知センサ
113:エンドフェンス検知センサ
114:紙面検知センサ
201:プリント制御基板(制御手段)
202:排紙台昇降モータ

Claims (7)

  1. 画像形成装置の排紙部に対して着脱可能な装置本体と、前記装置本体に上下動自在に支持され前記排紙部より排出された用紙が積載される排紙トレイと、前記排紙トレイを上昇または下降させる排紙トレイ昇降手段と、前記排紙トレイ上に排出される用紙の排出方向の揃えを行うエンドフェンスとを備えた大容量排紙装置において、
    前記エンドフェンスは、前記装置本体に一端側を揺動自在に支持され他端側が前記排出方向に延出した支持部材と、該支持部材に支持され前記排出方向に移動可能なフェンス部材とを有すると共に、前記支持部材が略水平方向に位置し前記フェンス部材で前記用紙を受け止める排紙位置と、前記支持部材が上方向に揺動して排紙トレイ上から退避する退避位置とを選択可能であり、
    前記装置本体には前記エンドフェンスが前記排紙位置に有るときにONとなるエンドフェンス検知センサを有し、
    前記エンドフェンス検知センサのON/OFFにより前記排紙トレイの上昇、下降を切り替える制御手段を有する、
    ことを特徴とする大容量排紙装置。
  2. 請求項1記載の大容量排紙装置において、
    前記装置本体の所定位置には前記排紙トレイ上に排出され積載された用紙の紙面を検知したときにONとなる紙面検知センサを有し、前記制御手段は、前記エンドフェンス検知センサのON/OFFと、前記紙面検知センサのON/OFFとにより、前記排紙トレイの上昇と下降を制御することを特徴とする大容量排紙装置。
  3. 請求項2記載の大容量排紙装置において、
    前記制御手段は、前記エンドフェンスが前記退避位置にあり、前記エンドフェンス検知センサがOFFのとき、前記紙面検知センサがONとなるまで前記排紙トレイを上昇することを特徴とする大容量排紙装置。
  4. 請求項2または3記載の大容量排紙装置において、
    前記制御手段は、前記エンドフェンスが前記排紙位置にあり、前記エンドフェンス検知センサがONのとき、前記紙面検知センサがONの場合には前記排紙トレイを一定量微下降することを特徴とする大容量排紙装置。
  5. 請求項3記載の大容量排紙装置において、
    前記排紙トレイが上限位置に達したときにONとなる上限検知センサを有し、前記制御手段は、前記上限検知センサがONとなった場合、前記紙面検知センサがOFFの場合にも前記排紙トレイの上昇を停止することを特徴とする大容量排紙装置。
  6. 請求項4記載の大容量排紙装置において、
    前記排紙トレイが下限位置に達したときにONとなる下限検知センサを有し、前記制御手段は、前記下限検知センサがONとなった場合、前記紙面検知センサがONの場合にも前記排紙トレイの下降を停止することを特徴とする大容量排紙装置。
  7. 用紙に画像を形成して排出する画像形成装置において、
    前記用紙の排出部に請求項1乃至6のいずれか一つに記載の大容量排紙装置を着脱可能に備えたことを特徴とする画像形成装置。
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