JP4608287B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4608287B2
JP4608287B2 JP2004328887A JP2004328887A JP4608287B2 JP 4608287 B2 JP4608287 B2 JP 4608287B2 JP 2004328887 A JP2004328887 A JP 2004328887A JP 2004328887 A JP2004328887 A JP 2004328887A JP 4608287 B2 JP4608287 B2 JP 4608287B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
size
plate
data
original
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004328887A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006137086A (ja
Inventor
満 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Ricoh Co Ltd filed Critical Tohoku Ricoh Co Ltd
Priority to JP2004328887A priority Critical patent/JP4608287B2/ja
Publication of JP2006137086A publication Critical patent/JP2006137086A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4608287B2 publication Critical patent/JP4608287B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)

Description

本発明は孔版印刷装置に関する。
複数枚の原稿を読み取り部に搬送できる自動原稿搬送装置(以下、ADF(auto document feeder)という。)が装着された孔版印刷装置において、複数枚の原稿をADFに載せた上で、用紙サイズに合わせて製版する場合、連続製版開始時に、原稿サイズを毎回読み取って製版の位置を決め、原稿サイズに合う用紙を選択している。
ADFに原稿をセットするときにサイズが異なる原稿を混在させないで使用することを前提とするADF付孔版印刷装置について、同一原稿サイズでの連続製版印刷の場合は、同じ用紙サイズと同じ原稿サイズである為に製版印刷を繰り返しても問題ないが、ADFでの原稿サイズ検知時にADFの原稿サイズ検知部に誤って手や別の原稿を原稿サイズ検知手段であるセンサ上に置いてしまった場合には、原稿サイズが実際よりも長い原稿と誤検知してしまい、用紙と原稿位置が合わない製版になってしまうことになる。
このような製版で印刷した場合には、印刷物である複数の用紙中に異なるサイズの用紙が混在し、ユーザーの意図に反する印刷物であり、使えない印刷となってしまっている為に、印刷を検品したときに間違いに気付いて再度製版印刷することになってしまい、マスタと用紙の無駄が発生するし、それよりも再製版の印刷時間が無駄である。
この用紙と原稿位置が合わない製版によって印刷された使えない印刷物は、印刷後に検品しないと発見されることがない。例えば、オプションとしてステープル付きソーターを選択した場合には、印刷物はソート後にステープルされる。このため、再製版印刷など修復作業が大変であるし、ステープルしてあるためにやり直しが効かずに、最初から製版印刷を行うしかない場合もある。
一方、原稿サイズ検知手段と用紙サイズ検知手段の検知情報に基づいて原稿と用紙のセット方向を判別し、原稿と用紙のセット方向が異なるときには画像メモリーからの画像データ信号の出力順位を制御してマスタに形成される製版画像を90°回転させるとともに、マスタが用紙のセットサイズに対応した長さで切断されるように製版手段を制御する孔版印刷装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、上記特許文献1には、ADFに複数枚の原稿をセットして原稿を自動で読み取り連続製版する際にADFでの原稿サイズ検知が誤検知された場合の上記不具合を防止する方策については触れられていない。
特開平11−240239号公報
この発明は、ADFを用いた連続製版印刷時に発生する原稿サイズの誤検知等に起因する不良印刷物と差し替えるための再製版印刷に伴う用紙、マスタ、作業時間等のロスの発生を防止することのできる孔版印刷装置を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を達成するため以下の構成とした。
請求項1記載の発明では、複数枚の原稿を順次読み取り部に搬送する自動原稿読取装置(以下、ADFという。)を備えた孔版印刷装置において、
複数枚の原稿を前記ADFに載置した状態で連続製版印刷を開始するときに、原稿サイズ検知手段により原稿サイズを読み取り、この読み取られたデータを原稿サイズデータとして製版し、その後の原稿サイズの読み取りデータが既に読み取られた原稿サイズデータと異なってもその後の原稿サイズの原稿サイズデータを異なったまま変えないで製版印刷する制御手段を備えた。
また、請求項2記載の発明では、複数枚の原稿を順次読み取り部に搬送できる自動原稿読取装置(以下、ADFという。)を具備し、前記ADFに複数枚の原稿を載置して連続製版印刷を開始するときに、複数のセンサにより構成される原稿サイズ検知手段により原稿サイズを読み取り、この読み取られたデータを原稿サイズデータとして製版し印刷する孔版印刷装置であって、
前記ADFに原稿をセットして連続製版印刷中の次の製版を開始するときに、ADFで読み出しする際、原稿サイズを検知するセンサとしてオンする組合せにないセンサがオンしている場合でも、原稿サイズデータを異なったままないで製版を行う制御手段を具備した。
また、請求項3記載の発明では,原稿のデータを保存する原稿メモリーを具備し、複数枚の原稿を前記ADFに載置した状態で連続製版開始時に原稿を全て読み取り、そのデータを前記原稿メモリーに格納しておき、製版開始するときに、前記原稿メモリーに格納されたデータを読み出して原稿サイズに合わせたマスタ製版長で製版するものであって、原稿サイズに合わせたマスタ製版長で製版するときに、1枚目の原稿サイズと同じ原稿サイズで残りのデータを前記原稿メモリーに入れ替え、原稿データを前記原稿メモリーから1枚ごと読み出して製版印刷する制御手段を備えた
この発明によれば、ADFを用いた連続製版印刷時に発生する原稿サイズの誤検知等に起因する再製版印刷に伴う用紙、マスタ、作業時間等のロスの発生を防止することができる。
以下に、この発明の実施の形態を説明する。
(孔版印刷装置)
この発明の実施に適する孔版印刷装置を図に基づいて説明する。
孔版印刷装置1の概略構成を説明する。図1に示すように、孔版印刷装置1は、印刷部2、製版部3、給紙部4、排版部5、排紙部6、原稿読取部7、ADF108等から主に構成されている。本例における孔版印刷装置1は、最大対応サイズが297mm×420mm(インチサイズでは297mm×432mm)の構成である。
筐体18の中央に配設された印刷部2は、版胴8、インキ供給手段9、押圧部材としてのプレスローラー10等から主に構成されている。
版胴8は、インキ供給パイプを兼ねた支軸11に回転自在に支持された一対のフランジ(図1の紙面を貫く方向に対向する2つの円形板。図示されず。)と、これらフランジの外周面に巻装された多孔性支持板8aとから主に構成されており、図示しない駆動手段によって図1の矢印方向に回転駆動される。支軸11は先端部を筐体18の側板に支持され、その表面にはインキ供給手段9にインキを供給するための複数の小さな孔が穿設されている。なお、上記一対のフランジは図示しない軸受を介して支軸11に取り付けられている。
多孔性支持板8aはステンレスの薄板等で形成され、開孔部と非開孔部とを有しており、開孔部には多数の開孔が穿設され、非開孔部には版胴8の一母線と平行な平面を有するステージ部14が配設されている。ステージ部14の上面には開閉自在なクランパー15が配設されている。また、多孔性支持板8aの外側には、ポリエステルあるいはステンレスの細線等で織られた図示しないメッシュスクリーンが1〜3層程度巻装されている。
版胴8の内部であって支軸11の下方には、インキローラー16、ドクターローラー17等から主に構成されるインキ供給手段9が配設されている。インキローラー16は、支軸11上に固着された図示しない一対の側板に回転自在に支持されており、図示しない駆動手段からの回転力をギヤやベルト等の回転力伝達手段によって伝達されて版胴8と同方向に回転する。ドクターローラー17は、その外周面とインキローラー16の外周面との間に僅かな間隙が生じる位置において前記側板間に回転自在に支持されており、インキローラー16とは反対の方向に回転駆動される。インキローラー16とドクターローラー17の各外周面の近接部において、支軸11より供給されたインキが楔状のインキ溜まり17aを形成する。
版胴8の下方にはプレスローラー10が配設されている。プレスローラー10は、その支軸の両端を一対のプレスローラーアームに回転自在に支持されており、各プレスローラーアームが揺動することによりプレスローラ10が版胴に当接し、また、離間する。各プレスローラーアームの揺動のタイミング、時間は、図2にも示す制御手段26により制御されるソレノイド45及びステッピングモーター52により定まる。つまり、版胴8に対する当接、離間の時間、タイミングなどが制御手段26により制御される。
図1に示すように、印刷部2の右上方には、製版手段としての製版部3が配設されている。製版部3は、マスタ貯容手段55、プラテンローラー56、サーマルヘッド57、切断手段58、マスタ搬送ローラー対59、60等から主に構成されている。
マスタ貯容手段55は、熱可塑性樹脂フィルムと多孔質支持体とを貼り合わせたマスタ61をロール状に巻成したマスタロール62の芯部62aを回転自在かつ着脱自在に支持する。
マスタ貯容手段55よりもマスタ搬送方向下流側には、プラテンローラー56とサーマルヘッド57が配設されている。プラテンローラー56は筐体18の図示しない側板に回転自在に支持されており、ステッピングモーター63によって回転駆動される。ステッピングモーター63の作動は図2に示した制御手段26によって制御される。
図1において、多数の発熱素子を有するサーマルヘッド57は筐体18の図示しない側板に取り付けられており、図示しない付勢手段によって付勢され、プラテンローラー56に圧接されている。サーマルヘッド57は、マスタ61の熱可塑性樹脂フィルム面に接触しつつ発熱素子を選択的に発熱させ、マスタ61に対して熱溶融穿孔製版を行う。サーマルヘッド57の作動は図2に示した制御手段26によって制御される。
プラテンローラー56及びサーマルヘッド57よりもマスタ搬送方向下流側には切断手段58が配設されている。固定刃58aと可動刃58bとからなる切断手段58は、筐体18の側板に固定された固定刃58aに対して可動刃58bが回転移動する周知の構成である。
切断手段58のマスタ搬送方向下流側にはマスタ搬送ローラー対59、60及びガイド板64、65が配設されている。マスタ搬送ローラー対59、60は、図示しない駆動手段によって同期して回転駆動される駆動ローラー59a、60aと、図示しない付勢手段によって各駆動ローラー59a、60aに圧接された従動ローラー59b、60bとから構成されている。
各マスタ搬送ローラー対59、60間にはガイド板64が、また、マスタ搬送ローラー対60よりマスタ搬送方向下流側にはガイド板65が配設されている。各ガイド板64、65は筐体18の側板に固定されており、各マスタ搬送ローラー対59、60によって搬送されるマスタ61をガイドし、マスタ61の先端を版胴8の外周面へと案内する。
製版部3の下方には、給紙部4が配設されている。給紙部4は、給紙トレイ66、給紙ローラー67、分離ローラー68、分離コロ69、レジストローラー対70等から主に構成されている。
上面に多数の用紙Pを積載する給紙トレイ66は筐体18に上下動自在に支持されており、図示しない昇降手段によって上下動される。また、給紙トレイ66には、用紙サイズ検知手段を構成する反射型のセンサ71a、71b、71c,71d等と、用紙Pをガイドする一対のサイドガイド72が取り付けられている。センサ71a、71b、71c、71dは用紙の搬送方向の長さを検知し、この他に、図示しないが、用紙の搬送方向と直交する方向の長さを検知する反射型のセンサが設けられていて、これらのセンサは図2において制御手段26へ用紙サイズを入力する用紙サイズ検知手段150を構成する。
図2において用紙サイズ検知手段150からの出力信号は制御手段26に出力され、制御手段26は用紙サイズ検知手段150からの出力信号によって用紙Pのサイズ及びセット方向を判別する。図1においてサイドガイド72は用紙幅方向(用紙Pの搬送方向と直交する方向)に移動自在な周知の構成である。
給紙トレイ66の上方には、表面がそれぞれ高摩擦抵抗の部材で形成された給紙ローラー67、分離ローラー68、分離コロ69が配設されている。給紙ローラー67と分離ローラー68は、給紙トレイ66上の用紙Pと所定の圧力で圧接し、ギヤやベルト等の図示しない駆動力伝達手段を介して、共通のステッピングモーター73によって図1の矢印方向に回転駆動される。分離コロ69は、所定の圧力で分離ローラー68に圧接されており、分離ローラー68と同方向に間欠回転可能に配設されている。ステッピングモーター73の作動は制御手段26によって制御される。
分離ローラー68及び分離コロ69の用紙搬送方向下流側にはレジストローラー対70が配設されている。駆動ローラー70aと従動ローラー70bとからなるレジストローラー対70は、図示しない駆動手段からの回転駆動力を図示しないギヤやカム等の駆動力伝達手段で伝達されることにより駆動ローラー70aが所定のタイミングで回転し、この駆動ローラー70aに圧接された従動ローラー70bとによって用紙Pを印刷部2に向けて給送する。
印刷部2の左上方には排版部5が配設されている。排版部5は、上排版部材74、下排版部材75、排版ボックス76、圧縮板77等から主に構成されている。上排版部材74は、駆動ローラー78、従動ローラー79、無端ベルト80から構成され、図示しない駆動手段によって駆動ローラー78が図1において時計回り方向に回転駆動されることによって無端ベルト80が図の矢印方向に移動する。
下排版部材75は、駆動ローラー81、従動ローラー82、無端ベルト83から構成されており、駆動ローラー78を回転駆動する図示しない駆動手段の駆動力を図示しないギヤやベルト等の駆動力伝達手段によって伝達されることで、駆動ローラー81が図1において反時計回り方向に回転駆動されることによって無端ベルト83が図の矢印方向に移動する。また、下排版部材75は図示しない移動手段によって移動自在に設けられており、図1に示す位置と駆動ローラー81の外周面が版胴8の外周面に当接する位置とに選択的に位置決めされる。
内部に使用済みマスタを貯容する排版ボックス76は、筐体18に対して着脱自在に設けられている。上排版部材74と下排版部材75とによって運ばれた使用済みマスタを排版ボックス76の内部に押し込む圧縮板77は、図示しない昇降手段によって上下動自在に支持されており、図の実線位置と二点鎖線位置との間を上下動する。
排版部5の下方には排紙部6が配設されている。排紙部6は、剥離爪84、排紙搬送部材85、排紙トレイ86等から主に構成されている。版胴8の外周面上より印刷済みの用紙Pを剥離する剥離爪84は、支軸84aによって筐体18の側板に揺動自在に支持されており、図示しない揺動手段によって、その先端が版胴8の外周面に近接する位置と、その先端が版胴8の回転によって移動するクランパー15等の障害物と干渉しない位置とに選択的に揺動される。
排紙搬送部材85は、駆動ローラー87、従動ローラー88、無端ベルト89、吸引ファン90等から主に構成されている。駆動ローラー87は図示しないユニット側板に回転自在に支持されており、図示しない駆動手段で回転駆動される。従動ローラー88も同側板に回転自在に支持され、駆動ローラー87と従動ローラー88とには、複数の開孔を有する複数の無端ベルト89が掛け渡されている。
駆動ローラー87、従動ローラー88及び無端ベルト89の下方には吸引ファン90が配設されている。排紙搬送部材85は、吸引ファン90の吸引力によって無端ベルト89上に用紙Pを吸引し、駆動ローラー87の回転によって用紙Pを図の矢印方向に搬送する。
排紙搬送部材85によって搬送される印刷済みの用紙Pをその上面に積載する排紙トレイ86は、用紙幅方向に移動自在な一対のサイドフェンス91とエンドフェンス92とを有している。
筐体18の上部には原稿読取部7が配設されている。原稿読取部7は、原稿93を積載する原稿受け台94、原稿93を載置するコンタクトガラス95、原稿93を搬送する原稿搬送ローラー対96及び原稿搬送ローラー97、搬送される原稿93をガイドするガイド板98、99、原稿93をコンタクトガラス95に沿って搬送する複数の原稿搬送ベルト100、読み取られた原稿93を積載する原稿トレイ101、コンタクトガラス95を除く上記各部材を支持し、コンタクトガラス95に対して接離自在に設けられた蓋体102、原稿画像を走査して読み取るための反射ミラー103、104及び蛍光灯105、走査された画像を集束するレンズ106、集束された画像を処理するCCD等の画像センサ107等から主に構成されている。
上記構成中、原稿受け台94、原稿搬送ローラー対96、原稿搬送ローラー97、各ガイド板98、99、原稿搬送ベルト100、原稿トレイ101によってADF108が構成されている。
また、コンタクトガラス95、各反射ミラー103、104、蛍光灯105、レンズ106、画像センサ107によって原稿読取手段132がそれぞれ構成されており、複数の原稿搬送ベルト100の間には、搬送される原稿の有無を検知する検出手段としてのセンサ109が配設されている。
原稿受け台94には原稿サイズ検知手段が構成されている。図1には省略されているが、原稿受け台94には図3に示すような一対のサイドフェンス162(対向するもう一方は図示省略)が対向配置されている。これらサイドフェンス162、162は原稿搬送方向Qと直交する方向に対向している。一方のサイドフェンス162には一体的にスリット板163が設けられていて、他方のサイドフェンスにもスリット板163と同様の板が設けられ、これらの板間には公知のラックとピニオンの組み合わせ機構が介在されていて、取っ手164を掴んで操作することで図示しないガイドに案内されてサイドフェンス162、162を原稿搬送方向Qと直交する方向に互いに近づきあるいは遠ざかる向きにスライドさせることができる。つまり、原稿の両サイドにサイドフェンスが合うまで移動することで、所謂センター基準で原稿を原稿受け台94上のセンター位置に合わせることができる。
図3に示すように、スリット板163の下方には複数の板片163aが2列、サイドフェンスのスライド方向に沿って直立して配列されていて、各板片163a間で定められたスリット165を形成している。各列の延長上には該スリット板163の下方に光透過型のセンサW1、W2が例えば原稿受け台94に固定されている。各列におけるスリット165の位置と間隔は異なり、サイドフェンス162を移動することに伴い、例えばセンサW1に板片163aが合致してセンサ部で授受されている光を板片163aが遮るとき、該センサの検知出力を1、センサW1にスリット165が合致しセンサ部で授受されている光を板片163aが遮ることがない場合の該センサW1の検知出力を0とする。
このようにすることで、原稿受け台94上に載置された原稿93の両サイドにサイドフェンス162を合わせたときのセンサW1、W2の検知出力の組み合わせから原稿の寸法を検知することができるとともに、センター基準で原稿93を揃えることができる。
また、原稿受け台94には、原稿搬送方向Qの上流側に位置を異ならせてセンサ71a〜71dと同様の反射型センサであるセンサL1、L2が設けられ、原稿受け台94上における原稿93からの反射量有無により、センサL1、L2からの検知出力が変わる、例えば、センサL1、L2について原稿検知時の出力信号を1、非検知時の出力信号を0とすると、これらの信号の組み合わせから、原稿93の原稿搬送方向Qでの長さを検知することができる。
原稿受け台94を上から見た図4において、符号O−Oは図1に示した原稿搬送ローラ対96のニップラインを示す。なお、サイドフェンスは図示を省略してある。原稿はセンター基準で原稿搬送方向Qに合わせて図3で説明したサイドガイド162,162により搬送方向Qと直交する方向を揃えてセットされる。また、原稿受け台94はニップラインO−Oに向けて下降する勾配で傾斜しているので、原稿は左方先端部がニップ部(或いは原稿搬送ローラ対96)部に合わせて揃えられる。
例えば、図5に示されるように、原稿93が原稿受け台94上に揃えられたとする。このとき、センサW1の出力が1、センサW2の出力が0、センサL1の出力が1、センサL2の出力が0だとすると、これらの出力の組み合わせから、図6のテーブルにより規格値であるA4よこサイズと判定できる。これらセンサW1、W2、L1、L2等はここでは「タイプ1の原稿サイズ検知手段」と称し、図2に原稿サイズ検知手段152で示す。
また、図示しないが、原稿読取部7には、別の原稿サイズ検知手段が設けられる。これは、用紙サイズ検知手段と同様の構成であり、ADF108で送られる原稿を1枚ずつ、コンタクトガラス95上で原稿のタテとヨコの長さを検知する複数の反射型センサからなる。これらの反射型センサも原稿サイズ検知手段を構成し、ここでは「タイプ2の原稿サイズ検知手段」と称し、図2には「タイプ1の原稿サイズ検知手段」と一緒に原稿サイズ検知手段152で示す。
これら原稿サイズ検知手段152からの出力信号は制御手段26に出力され、制御手段26は原稿サイズ検知手段152からの出力信号によって原稿のサイズ及びセット方向を判別する。
原稿受け台94の下方には、原稿受け台94上に残存している原稿93を検知するセンサ131が配設されている。センサ131は、原稿受け台94上の原稿93がなくなったときに制御手段26に信号を出力する。
図2に示すように、制御手段26は、マイクロコンピュータとしてのCPU112と、ROM114及びRAM116と、画像処理手段118と、原稿メモリ120を有している。操作パネル110には、図7に示すように、原稿と用紙サイズが不一致の場合にこれをオペレータに警告する表示手段122や、警告を出すか出さないかを任意に設定できる警告設定手段としての警告設定ボタン124、製版スタートキー126等が備えられている。
かかる孔版印刷装置1において製版スタートキー126が押されると、制御手段26は原稿読取部7からの画像データ信号を画像処理手段118を介して原稿メモリ120に一旦格納し、原稿メモリ120からの画像データ信号の取り出し順位を設定し、画像処理手段118を介してサーマルヘッド57へ出力する。これによってマスタに製版画像が形成される。
制御手段26は、以下で説明するように、原稿サイズデータに基づいて製版し、ステッピングモーター63と切断手段58とを制御してマスタの長さを切断する。製版されたマスタは、版胴8に巻着され、図示しない印刷スタートキーを押すことによって印刷が開始される。
(制御例)
孔版印刷装置において、複数枚の原稿をADF108で搬送して連続製版するときに、原稿サイズが途中で変わると、用紙と製版位置が合わない製版となってしまう。そこで、ADF108に原稿をセットするときにサイズが異なる原稿を混在させないで使用することがユーザーに要求されるが、そのようにしても、原稿サイズの誤検知等があると、原稿と異なるサイズで製版がなされ、原稿サイズと用紙サイズが合わない印刷物ができたりして使えない印刷のために再度製版印刷を行うこととなって、マスタ、用紙、再製版印刷とき間の無駄が発生する。そこで、本発明は、以下に説明する制御により無駄を発生させないようにした。
(制御例1)
図1で説明した孔版印刷装置1において、複数枚の原稿を原稿読取手段132に搬送するためのADF108がある。孔版印刷装置は、1原稿で多数枚の印刷を行うための装置であるが、この孔版印刷装置1ではADF108を用いて複数枚の原稿をセットしておいて連続で印刷を行うようにしている。給紙トレイ66セットしてある用紙のサイズは、通常、給紙台が1つの為に1種類しかセットできないので、1種類の用紙で複数枚の原稿の製版印刷を行うようになっている。
複数枚の原稿がADF108の原稿受け台94に載せられて連続製版開始する際、原稿読取手段132に原稿を搬送する前に例えば、「タイプ1の原稿サイズ検知手段」により前記原稿サイズを検知する。
前記したように、「タイプ1の原稿サイズ検知手段」は、ADF108に付いている原稿幅センサ(センサW1、W2)と、原稿長さセンサ(センサL1、L2)によって、原稿サイズを検知するようになっている。原稿サイズは、原稿幅センサ(センサW1、W2)と、原稿長さセンサ(センサL1、L2)がどのような検知出力の組み合わせになっているかによって図6のテーブルに基づき、定型サイズのデータに変換されて、原稿データつまり、原稿幅データと原稿長さデータとなる。
原稿サイズと用紙サイズが合わない場合について説明する。
ADFに原稿をセットして連続製版印刷を行うときに、用紙サイズと合わない原稿をセットして製版スタートキー126を押下すると、図2に示すように制御手段26は用紙サイズ検知手段150からの信号入力により原稿サイズと用紙サイズが異なることを既に判別しているので、図7に示すように「原稿と用紙サイズが合いません」という警告を表示し製版が開始できないようにして、製版ミスを防止するような機能が付いている。
しかし、ADFに原稿を複数枚セットして連続製版印刷を行いたいときに、ADF109セットされている複数の原稿のサイズが同一でない場合、これら原稿のうち、最初の原稿のサイズが用紙サイズと合致していた場合には製版が実行される。そして、製版印刷の途中で原稿サイズが違ってしまうと、用紙と原稿サイズが合わなくなる為に「原稿と用紙サイズが合いません」という警告が表示されてしまい、連続製版印刷を行うことができなくなってしまうということが生じてしまう。
ここで、原稿サイズを読み取るときに原稿サイズが変わってしまう場合について説明する。ADF109に原稿をセットして連続製版印刷を行うに際して、連続で原稿サイズを読み取るときに原稿サイズが変わってしまう場合とは、ADF109の原稿サイズ検知時に原稿サイズ検知部、例えば、センサL1或いはセンサL2に上に誤って手や別の原稿を置いてしまった場合である。この場合には、図6に示すテーブルでセンサL1、L2の出力が変化するのでセンサ出力による原稿サイズが実際の原稿サイズと変わってしまう。
例えば、短い長さの原稿サイズの場合に用紙に合わせて製版位置を決めているが、原稿サイズの長さ検知が誤って検知されてしまった場合には、原稿サイズが長い原稿と誤検知されてしまい、原稿サイズデータは、ADFの原稿幅センサと、原稿長さセンサがどのような組み合わせになっているかによって、定型サイズのデータに変換されるので、原稿長さデータが原稿よりも長いデータとなってしまい、用紙の長さデータと合わなくなってしまう。
そこで、複数枚の原稿をADF108に載置した状態で連続製版印刷を開始するときに、原稿サイズ検知手段により原稿サイズを読み取り、この読み取られたデータを原稿サイズデータとして製版し、その後の原稿サイズの読み取りデータが、例えば、センサ上に手や別の原稿を置かれることによって、既に読み取られた原稿サイズデータと異なっても原稿サイズデータを変えないで製版印刷する制御手段26を具備した。
ここで、連続製版印刷というのは、ADF108で送られた1枚の原稿に対して製版を行い、設定枚数の印刷を終了してから、2枚目の原稿をADF108で送り、この原稿に対して製版を行い、設定枚数の印刷を終了するというサイクルを意味する。
本例では、孔版印刷装置において、製版時に原稿サイズデータが途中で変わってしまうことによって、用紙と原稿位置が合わない製版になって印刷してしまい使えない印刷のために再度、製版印刷を行うこととなって、マスタ、用紙の無駄が発生し、それよりも再製版の時間が無駄になることを防止することができる。
さらに、この用紙と原稿位置が合わない製版によって印刷後の使えない印刷物は、印刷後に検品しないと発見されることがないために、オプションとしてステープル付きソータの場合には、ソート後にステープルしてしまうため、間違った場合の作業が大変であるし、ステープルしてあるためやり直しが効かずに、最初から製版印刷を行うしかない場合もある。本例ではこれらの無駄を防止することができる。
(制御例2)
原稿サイズ検知としてはあり得ないセンサがオンした場合について説明する。
原稿サイズは、ADF108の原稿幅センサ(センサW1、W2)と、原稿長さセンサ(センサL1、L2)がどのような組み合わせになっているかによって、図6に示したテーブルに基づき定型サイズのデータに変換されて、原稿サイズデータつまり、原稿幅データと原稿長さデータとなる。
ここで、原稿サイズ検知としてはあり得ないセンサがオンしている場合でも、原稿サイズデータは、ADFの原稿幅センサと原稿長さセンサの組み合わせによって、定型サイズのデータに変換される。例えば、原稿長さデータ用のセンサL1、L2の中の長い方のセンサL2がオンして出力信号が1、短い方のセンサL1がオフして出力信号が0の場合には、定型サイズのデータ組み合わせがない為に不定型として扱い、図6に示すように最大用紙サイズとしていた。よって、定型サイズの最大原稿サイズデータに変換されるので、原稿よりも幅も長さも大きなデータとなってしまう場合があり、用紙データと合わなくなってしまう。
そこで、ADF108に原稿をセットして連続製版印刷を行うときに、原稿サイズを検知するセンサとしてはあり得ないセンサがオンしている場合でも、原稿サイズデータを変更しないで製版を行う制御手段26を具備した。
ここで、連続製版印刷というのは、ADF108で連続的に原稿を原稿読取手段132に送り、原稿サイズ、原稿データを読み取り、原稿メモリーにデータを格納したのち、1枚目の原稿データを読み出して製版を行い、設定枚数の印刷を終了してから、2枚目の原稿データを読み出して製版し、設定枚数の印刷を終了するというサイクルでもよいし、ADF108で送られた1枚の原稿に対して製版を行い、設定枚数の印刷を終了してから、2枚目の原稿をADF108で送り、この原稿に対して製版を行い、設定枚数の印刷を終了するというサイクルでもよい。
本例では、ADF108に原稿をセットして連続製版印刷を行うときに、原稿サイズを検知するときに、原稿のサイズ検知としてはあり得ないセンサがオンしている場合には、誤検知であるとみなし、原稿サイズデータを変更しないこととした。これによって、仮に最大用紙サイズの用紙に合う製版とした場合、原稿位置が合わない製版になって印刷してしまい、サイズが大きな用紙が混在して使えない印刷物となり、再度、製版印刷を行うこととなって、マスタ、用紙の無駄が発生し、それよりも再製版の時間が無駄になることを防止することができる。
(制御例3)
孔版印刷装置1において、原稿読取手段132(所謂スキャナー)によって原稿読み取りをしたときに、読み取りした原稿のデータを保存する原稿メモリー120を持っている。原稿メモリー120は例えば、半導体メモリーやハードディスク(HDD)等のことであり、最近は印刷機にも、プリンターの画像メモリーや、スキャナー読み取り画像データの編集(回路や集約)の為に用いられている。
このような原稿メモリー120を持っている場合に、複数枚の原稿を原稿読取手段132に転送できるADF108が装着してあり、複数枚の原稿がADF108にセットされて連続製版印刷を行うときに、製版開始時に、前記した「タイプ2の原稿サイズ検知手段」により連続して原稿を全て読み取り、そのデータを原稿メモリー120に格納しておいて、製版開始するときに、原稿メモリー120に格納された原稿データをその都度呼び出して原稿サイズに合わせたマスタ製版長で製版するときに、1枚目の原稿サイズと同じ原稿サイズで製版する、というように、残りのデータを原稿メモリー120に順次入れる。製版時には、予め格納しておいた全ての原稿メモリーから、原稿1枚ごとの原稿データを読み出して製版印刷する。
ここで、連続製版印刷というのは、ADF108で連続的に原稿を原稿読取手段132に送り、原稿サイズ、原稿データを読み取り、原稿メモリーにデータを格納したのち、1枚目の原稿データを読み出して製版を行い、設定枚数の印刷を終了してから、2枚目の原稿データを読み出して製版し、設定枚数の印刷を終了するというサイクルを意味する。
原稿サイズは揃ったものをADFにセットすべしとの前提のもとでは、これによって、「タイプ2の原稿サイズ検知手段」で原稿サイズを読み取るときにセンサの誤検知により原稿サイズが途中で変わってしまう場合や、原稿サイズ検知としてはあり得ないセンサがオンした場合について事実に反して原稿サイズデータが変わってしまうことがなくなる。
本例では、孔版印刷装置1において、原稿のデータを保存する原稿メモリー120を持っていて、複数枚の原稿を読み取り部に搬送できるADF108が装着してあり、複数枚の原稿がADF108に載っているときに、連続製版開始時に、原稿を全て読み取り、そのデータを原稿メモリー120に入れておいて、製版開始するときに、原稿サイズに合わせたマスタ製版長で製版する時に、1枚目の原稿サイズと同じ原稿サイズで残りのデータを原稿メモリー120に入れておいて、製版時には、原稿データをメモリー120から1枚ごと読み出して製版印刷することによって、用紙と原稿位置が合わない製版になってしまい使えない印刷のために再度、製版印刷を行うこととなって、マスタ、用紙の無駄が発生し、それよりも再製版の時間が無駄になることを防止することができる。
(制御例4)
前記制御例3において、複数枚の原稿をADF108にセットして連続製版印刷を行うときに、連続製版開始時に、原稿を全て読み取るときに、原稿を読み取りそのデータを原稿メモリー120に入れる作業をするときに、1枚目の原稿サイズと、今、読み取った原稿サイズが同じ原稿サイズかチェックして同じときには、原稿メモリー120に順次格納し、違った場合には、原稿読み取りを中止して「原稿用紙サイズが合いません」という警告を図7に示すように操作パネル110に表示する。
原稿読み取り終了後、製版時には、予め格納しておいた全ての原稿メモリーから、原稿1枚ごとの原稿データを読み出して製版印刷する。
これによって、前述した原稿サイズを読み取るときに、ユーザーがサイズの異なる原稿を混在させたことに起因して原稿サイズが途中で変わってしまう場合や、原稿サイズ検知としてはあり得ないセンサがオンした場合、つまり、事実として原稿サイズが変わってしまった場合も含めて原稿の読み取りミスを早い時間(時期)にユーザーに知らせることができる。これによって再度、原稿読み取りを開始できるので、原稿を全て読み取ってから警告を出すときよりも、ミス発見時からの復旧作業時間を早くできる。
このように、本例では、孔版印刷装置1において、ADF108に原稿をセットして連続製版印刷を行うときに、原稿を全て読み取り、そのデータを原稿メモリー120に入れる途中で原稿サイズが変わった場合に、用紙と原稿サイズが合わなくなるので、原稿読み取りを中止して「原稿と用紙サイズが合いません」という警告を表示することによって、用紙と原稿位置が合わない製版になって印刷してしまい使えない印刷のために再度、製版印刷を行うこととなって、マスタ、用紙の無駄が発生し、それよりも再製版の時間が無駄になることを早期に防止することができる。
(制御例5)
孔版印刷装置1において、原稿読取手段132によって原稿読み取りしたときに、読み取りした原稿のデータを保存する原稿メモリー120を持っている。
このような原稿メモリー120を持っている場合に、複数枚の原稿を原稿読取手段132に搬送できるADF108が装着してあり、複数枚の原稿をADF108にセットして連続製版印刷を行うときに、原稿を全て読み取り、その際に、原稿サイズに関わりなく最大原稿データサイズで原稿メモリーに入れる作業を全ての原稿読み取り時に行う。
ここで、連続製版印刷というのは、ADF108で連続的に原稿を原稿読取手段132に送り、原稿サイズ、原稿データを読み取り、原稿メモリーにデータを格納したのち、1枚目の原稿データを読み出して製版を行い、設定枚数の印刷を終了してから、2枚目の原稿データを読み出して製版し、設定枚数の印刷を終了するというサイクルを意味する。
本例では、原稿サイズ、原稿データ読み取り終了後、製版時には、原稿メモリー120に格納された全ての原稿データの中から、格納データ中の最大サイズの原稿データの先頭から1枚目の原稿サイズで順次原稿1枚ごとの原稿データを読み出して製版印刷する制御手段26を備えた。
これによって、前述した原稿サイズを読み取るときに原稿サイズが途中で変わってしまう場合や、原稿サイズ検知としてはあり得ないセンサがオンした場合について、最大サイズの用紙に印刷されるので、印刷物はサイズの揃ったものとなる。
本例では、孔版印刷装置において、原稿のデータを保存する原稿メモリー120を持っていて、複数枚の原稿を読み取り部に搬送できるADF108が装着してあり、複数枚の原稿がADF108に載っているときに連続製版開始時に、原稿を全て読み取り、そのデータを原稿メモリー120に入れておいて、製版開始するときに、格納データ中の最大サイズの原稿データの先頭から1枚目の原稿サイズで順次原稿1枚ごとに原稿データを読み出して製版印刷するので、用紙と原稿位置が合わない製版になって印刷してしまい、使えない印刷のために再度製版印刷を行うこととなって、マスタ、用紙の無駄が発生し、それよりも再製版の時間が無駄になることを防止することができる。
(制御例6)
孔版印刷装置1において、原稿サイズ検知手段152は、前記「タイプ1の原稿サイズ検知手段」或いは「タイプ2の原稿サイズ検知手段」における複数の原稿幅センサと複数の原稿長さセンサによって検知している。この原稿幅センサと原稿長さセンサの検知出力の組み合わせによって、定形の原稿サイズを推定して原稿サイズデータとしている。
また、給紙装置として図1に示した単一の給紙部4に加えて、図8に示すような、各構成部材は給紙部4と同じ給紙部4−1、4−2を含めた多段給紙装置(以下、バンクと称する。)を装備している。
かかる場合に、ADF108に原稿をセットして連続製版印刷を行うときを考える。ここで、連続製版印刷というのは、ADF108で連続的に原稿を原稿読取手段132に送り、原稿サイズ、原稿データを読み取り、原稿メモリーにデータを格納したのち、1枚目の原稿データを読み出して製版を行い、設定枚数の印刷を終了してから、2枚目の原稿データを読み出して製版し、設定枚数の印刷を終了するというサイクルでもよいし、ADF108で送られた1枚の原稿に対して製版を行い、設定枚数の印刷を終了してから、2枚目の原稿をADF108で送り、この原稿に対して製版を行い、設定枚数の印刷を終了するというサイクルでもよい。
いずれにしても、原稿サイズ検知手段152で読み取られた原稿サイズが途中で違ってしまうと、用紙と原稿サイズが合わなくなり、バンクにセットされている用紙サイズの中から原稿サイズデータと同じ用紙サイズデータの用紙トレイを選択してしまう。
これによって印刷すると、ADF108の原稿サイズの誤検知や、ADF108の原稿サイズ部に誤って手や別の原稿をセンサ上に置いてしまうことにより原稿サイズデータが変わってしまったときには、ADF108にセットした原稿サイズと違ったサイズの用紙で連続製版印刷を行ってしまうために、無駄な印刷をしてしまうことになって、使えない印刷のために再度製版印刷を行うこととなって、マスタ、用紙の無駄が発生し、それよりも再製版の時間が無駄である。この用紙と原稿位置が合わない製版によって印刷後の使えない印刷物は、印刷後の検品をしないと発見されることがないために、オプションとしてステープル付きソータの場合には、ソート後にステープルしてしまう為、間違った場合の修復作業が大変であるし、ステープルしてあるため、やり直しが効かずに、最初から製版印刷を行うしかない場合もある。
本例では、給紙装置として図8に示したような多段給紙装置を装着しているときに、図1に示したADF108に原稿をセットして連続製版印刷を行うときに、途中で原稿サイズが変わったときに用紙トレイ選択を変更しないことによって、1つのサイズの用紙で印刷を実行することで、誤検知に基づいて用紙サイズを変更することによって、原稿位置が合わない製版になって印刷してしまい使えない印刷物となるために再度製版印刷を行うこととなってマスタ、用紙の無駄が発生し、それよりも再製版の時間が無駄になることを防止することができる。
この発明の実施に適する孔版印刷装置の概略構成図である。 この発明の実施に適する制御系のブロック図である。 原稿の幅検知手段を例示した斜視図である。 原稿受け台とともに原稿サイズ検知用のセンサの配置を説明した原稿受け台の平面図である。 原稿受け台とともに原稿サイズ検知用のセンサの配置および原稿の配置例を説明した原稿受け台の平面図である。 センサ出力の組み合わせと原稿サイズとの関係を示した表である。 製版装置の製版印刷装置上での位置決め手段を説明した正面図である。 多段給紙装置を例示した孔版印刷装置の部分構成図である。
符号の説明
1 孔版印刷装置
26 制御手段
108 自動原稿搬送装置(ADF)
152 原稿サイズ検知手段

Claims (3)

  1. 複数枚の原稿を順次読み取り部に搬送する自動原稿読取装置(以下、ADFという。)を備えた孔版印刷装置において、
    複数枚の原稿を前記ADFに載置した状態で連続製版印刷を開始するときに、原稿サイズ検知手段により原稿サイズを読み取り、この読み取られたデータを原稿サイズデータとして製版し、その後の原稿サイズの読み取りデータが既に読み取られた原稿サイズデータと異なってもその後の原稿サイズの原稿サイズデータを異なったまま変えないで製版印刷する制御手段を備えたことを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 複数枚の原稿を順次読み取り部に搬送できる自動原稿読取装置(以下、ADFという。)を具備し、前記ADFに複数枚の原稿を載置して連続製版印刷を開始するときに、複数のセンサにより構成される原稿サイズ検知手段により原稿サイズを読み取り、この読み取られたデータを原稿サイズデータとして製版し印刷する孔版印刷装置であって、
    前記ADFに原稿をセットして連続製版印刷中の次の製版を開始するときに、ADFで読み出しする際、原稿サイズを検知するセンサとしてオンする組合せにないセンサがオンしている場合でも、原稿サイズデータを異なったままないで製版を行う制御手段を具備したことを特徴とする孔版印刷装置。
  3. 複数枚の原稿を順次読み取り部に搬送できる自動原稿読取装置(以下、ADFという。)を備えた孔版印刷装置において、
    原稿のデータを保存する原稿メモリーを具備し、複数枚の原稿を前記ADFに載置した状態で連続製版開始時に原稿を全て読み取り、そのデータを前記原稿メモリーに格納しておき、製版開始するときに、前記原稿メモリーに格納されたデータを読み出して原稿サイズに合わせたマスタ製版長で製版するものであって、原稿サイズに合わせたマスタ製版長で製版するときに、1枚目の原稿サイズと同じ原稿サイズで残りのデータを前記原稿メモリーに入れ替え、原稿データを前記原稿メモリーから1枚ごと読み出して製版印刷する制御手段を備えたことを特徴とする孔版印刷装置
JP2004328887A 2004-11-12 2004-11-12 孔版印刷装置 Expired - Fee Related JP4608287B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004328887A JP4608287B2 (ja) 2004-11-12 2004-11-12 孔版印刷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004328887A JP4608287B2 (ja) 2004-11-12 2004-11-12 孔版印刷装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006137086A JP2006137086A (ja) 2006-06-01
JP4608287B2 true JP4608287B2 (ja) 2011-01-12

Family

ID=36618200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004328887A Expired - Fee Related JP4608287B2 (ja) 2004-11-12 2004-11-12 孔版印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4608287B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5020112B2 (ja) * 2008-02-06 2012-09-05 株式会社リコー 画像読取装置、画像形成装置及び読取画像出力方法
JP6102197B2 (ja) * 2012-11-13 2017-03-29 株式会社リコー 自動原稿搬送装置およびこれを備えた画像形成装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11240239A (ja) * 1998-02-25 1999-09-07 Tohoku Ricoh Co Ltd 孔版印刷装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11240239A (ja) * 1998-02-25 1999-09-07 Tohoku Ricoh Co Ltd 孔版印刷装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006137086A (ja) 2006-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007331159A (ja) 印刷装置
JP4608287B2 (ja) 孔版印刷装置
JPH0221940B2 (ja)
JP3609493B2 (ja) 画像形成装置
JP4009002B2 (ja) 孔版印刷装置
JP5011554B2 (ja) 印刷装置
US6782812B2 (en) Stencil-printer
JPH0781202A (ja) 両面印刷可能な孔版式製版印刷装置
JP4664687B2 (ja) 孔版印刷装置
JP2008006656A (ja) 両面印刷装置
JP4519988B2 (ja) 孔版印刷装置
JP2008132623A (ja) 印刷制御方法及び孔版印刷装置
JP4758221B2 (ja) 孔版印刷装置
JP2561558B2 (ja) ロータリーカメラのランプ切れマーク写し込み装置
JP2611866B2 (ja) ロータリーカメラの撮影枚数写し込み装置
JP5086614B2 (ja) 孔版印刷装置
JP2566490B2 (ja) ロータリーカメラのジャムマーク写し込み装置
JP2015174400A (ja) 印刷装置及び印刷方法
JP2002019248A (ja) 孔版印刷装置
JP2561559B2 (ja) ロータリーカメラのマーク写し込み装置
JP4608283B2 (ja) 孔版印刷装置
JP4943970B2 (ja) 両面印刷装置
JP4723903B2 (ja) 孔版印刷装置及びこれに用いられる版胴
JP2003266907A (ja) 孔版印刷装置
JP2004160741A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070921

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101005

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101008

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees