JP3479360B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置

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JP3479360B2
JP3479360B2 JP28221494A JP28221494A JP3479360B2 JP 3479360 B2 JP3479360 B2 JP 3479360B2 JP 28221494 A JP28221494 A JP 28221494A JP 28221494 A JP28221494 A JP 28221494A JP 3479360 B2 JP3479360 B2 JP 3479360B2
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誠 古塚
宗明 川井
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Riso Kagaku Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、使用済の孔版印刷用
原紙を収納する本体より取り外し可能な排版収納箱が、
印刷用紙を一枚ずつ版胴に搬送する本体の上下方向に移
動可能な給紙台の上方に配置され、排版収納箱の下部に
設けられた給紙手段により版胴へ印刷用紙を搬送するに
あたって、印刷用紙の幅を規制する調整部材の一部が印
刷用紙の減少に伴って排版収納箱の取り出し方向の領域
に掛かる位置、又はその位置の近傍までの間で給紙台が
上下動する構成とされた孔版印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は従来の孔版印刷装置の概略構成
を示す図であって、特開平6−199028号の公報に
開示された孔版印刷装置である。この孔版印刷装置は、
副走査方向に搬送される原稿の画像を光学的に読み取る
原稿読み取り部201と、原稿読み取り部201が読み
取った画像情報を感熱性の孔版印刷用原紙に感熱穿孔製
版してカッタ202により製版後の孔版印刷用原紙Sを
切断する製版部203と、使用済の孔版印刷用原紙を版
胴204から剥ぎ取って排版収納箱205に廃棄する排
版部206と、上下動可能な給紙台207に積み重ねて
載置された印刷用紙Pを一枚ずつピックアップローラ2
08により取り出して送り出す排版部206の下側に配
置された給紙部209と、多孔構造のインキ通過性の版
胴204の外周に製版後の孔版印刷用原紙Sを巻装し、
版胴204とプレスローラ210との間に供給される印
刷用紙Pをプレスローラ210により圧接して印刷イン
キによる孔版印刷を行う印刷部211と、孔版印刷され
た印刷済みの印刷用紙Pを排紙台212に積層する排紙
部213とを有して構成されている。
【0003】この孔版印刷装置では、原稿読み取り部2
01によって原稿の画像が読み取られると、この画像情
報を感熱性の孔版印刷用原紙Sに感熱穿孔製版し、カッ
タ202により製版済の孔版印刷用原紙Sが切断され、
その切断された孔版印刷用原紙Sが版胴204の外周面
に巻装される。その後版胴204の回転に同期して給紙
部209から版胴204とプレスローラ210との間に
印刷用紙Pが供給されると共にプレスローラ210によ
り印刷用紙Pが版胴204に圧接されることによって印
刷インキによる孔版印刷がなされる。なお、新たな原稿
に基づく孔版印刷用原紙Sによる印刷に際しては、版胴
204の外周面に巻装された先に使用された孔版印刷用
原紙Sが剥ぎ取られて排版収納箱205に廃棄される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の孔版印刷装置で
は、本体に対して上下動可能な給紙台207が排版収納
箱205の下側に配置された構成なので、給紙台207
を上限位置まで上昇させた状態で排版収納箱205の取
り出しの邪魔にならないように互いに離して配置されて
いた。
【0005】従って、排版収納箱205の収納スペース
や給紙台207に載置できる印刷用紙Pの枚数を十分に
確保するためには、本体の高さ方向にスペースを取って
装置が大型化するという問題があった。また、排版収納
箱205の収納スペースを優先した場合には、給紙台2
07に載置できる印刷用紙Pの枚数が減るため、印刷用
紙Pが無くなるのが早まり、すぐに印刷用紙Pを補給し
なければならないという問題があった。これに対し、給
紙台207に載置される印刷用紙Pの枚数を優先させた
場合には、排版収納箱205の収納スペースが小さくな
るため、排版収納箱205内がすぐに使用済の孔版印刷
用原紙Sで満杯になり、排版収納箱205を本体から頻
繁に取り出して内部の孔版印刷用原紙Sを処分しなけれ
ばならないという問題を招く。
【0006】ところで、図14には図示していないが、
この種の孔版印刷装置において、給紙台に載置される印
刷用紙には、種々のサイズのものが使用されるため、通
常、給紙台には印刷用紙のサイズに応じてその幅を規制
するように調整可能な給紙フェンスが設けられている。
【0007】そして、上記給紙フェンスを備えた孔版印
刷装置において、印刷用紙を版胴に搬送するためのピッ
クアップローラを排版収納箱の下部に近接して配置し、
印刷用紙の減少に伴って給紙台を上昇させる構成とした
場合、給紙台上の印刷用紙の枚数が減ると、給紙フェン
スの一部が排版収納箱の取り出し方向の領域に掛かるか
又はその近傍まで移動することになる。この状態で、使
用済の孔版印刷用原紙が排版収納箱まで搬送される搬送
途中で搬送不良を起こしたり、排版収納箱内が使用済の
孔版印刷用原紙で満杯になると、給紙フェンスが邪魔し
て排版収納箱を本体から取り外すことができなかった
り、取り出しにくい場合がある。
【0008】この問題を解消するべく、給紙フェンスが
排版収納箱の取り出し方向の領域に掛からないように給
紙ローラ又は給紙台を排版収納箱から離して配置する
と、排版収納箱の収納スペースを大きく取り、しかも給
紙台に載置される印刷用紙の枚数を十分確保するために
は、本体の高さ方向にスペースをとって装置全体が大型
化するという問題を生ずる。
【0009】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、孔版印刷用原紙が搬送不良を起こした
り、排版収納箱が満杯状態になっても、これを検出し、
本体からの排版収納箱の引き出しの邪魔にならないよう
に給紙台を制御でき、排版収納箱の収納スペースや給紙
台に載置できる印刷用紙の枚数を十分に確保して装置の
小型化が図れる孔版印刷装置を提供することを目的とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による請求項1の孔版印刷装置は、本体に取
り外し可能な排版収納箱を有し、版胴の外周面に巻装さ
れた使用済の孔版印刷用原紙を剥ぎ取って前記排版収納
箱に搬送して廃棄する排版手段と、印刷用紙が載置され
る給紙台を有し、該給紙台の一部が前記排版収納箱の引
き出し方向の領域に掛かる範囲、又は該範囲の近傍まで
前記給紙台を移動させて前記版胴側に前記印刷用紙を一
枚ずつ供給する前記排版手段の下部に配置された給紙手
段と、前記版胴から剥ぎ取った前記孔版印刷用原紙が前
記排版収納箱まで搬送される搬送途中で搬送不良を起こ
したことを検出する原紙搬送不良検出手段と、前記排版
収納箱に廃棄された孔版印刷用原紙が満杯になったこと
を検出する原紙満杯検出手段と、前記原紙搬送不良検出
手段からの原紙搬送不良信号又は前記原紙満杯検出手段
から原紙満杯信号を受けて前記給紙台を下降させる制御
手段とを有することを特徴としている。
【0011】請求項2の孔版印刷装置は、本体に取り外
し可能な排版収納箱を有し、版胴の外周面に巻装された
使用済の孔版印刷用原紙を剥ぎ取って前記排版収納箱に
搬送して廃棄する排版手段と、印刷用紙が載置される給
紙台を有し、該給紙台の一部が前記排版収納箱の引き出
し方向の領域に掛かる範囲、又は該範囲の近傍まで前記
給紙台を移動させて前記版胴側に前記印刷用紙を一枚ず
つ供給する前記排版手段の下部に配置された給紙手段
と、前記排版収納箱に廃棄された孔版印刷用原紙が満杯
になったことを検出する原紙満杯検出手段と、前記原紙
満杯検出手段からの原紙満杯信号を受けて前記給紙台を
下降させる制御手段とを有することを特徴としている。
【0012】請求項3の孔版印刷装置は、本体に取り外
し可能な排版収納箱を有し、版胴の外周面に巻装された
使用済の孔版印刷用原紙を剥ぎ取って前記排版収納箱に
搬送して廃棄する排版手段と、印刷用紙が載置される給
紙台を有し、該給紙台の一部が前記排版収納箱の引き出
し方向の領域に掛かる範囲、又は該範囲の近傍まで前記
給紙台を移動させて前記版胴側に前記印刷用紙を一枚ず
つ供給する前記排版手段の下部に配置された給紙手段
と、前記版胴から剥ぎ取った前記孔版印刷用原紙が前記
排版収納箱まで搬送される搬送途中で搬送不良を起こし
たことを検出する原紙搬送不良検出手段と、前記原紙搬
送不良検出手段からの原紙搬送不良信号を受けて前記給
紙台を下降させる制御手段とを有することを特徴として
いる。
【0013】請求項1又は2の孔版印刷装置において、
前記原紙満杯検出手段は、前記排版収納箱内に収納され
た孔版印刷用原紙を圧縮する圧縮板と、前記圧縮板が圧
縮動作時に所定位置に移動したことを検出するセンサか
らなり、前記圧縮板の圧縮動作時に前記圧縮板が所定位
置に達しなかった場合に前記原紙満杯信号を出力する。
【0014】請求項1又は2の孔版印刷装置において、
前記原紙満杯検出手段は、前記版胴から剥ぎ取り前記排
版収納箱に廃棄された孔版印刷用原紙数をカウントする
カウンターと、予め前記排版収納箱に収納可能な孔版印
刷用原紙の数を排版満杯データとして記憶する記憶手段
とを有し、前記カウンターのカウント値が前記記憶手段
に記憶された排版満杯データに達した場合に前記原紙満
杯信号を出力する。
【0015】請求項1又は3の孔版印刷装置において、
前記原紙搬送不良検出手段は、前記版胴から剥ぎ取った
前記孔版印刷用原紙が前記排版収納箱まで搬送される搬
送途中に設けられたセンサを有し、排版処理時、前記孔
版印刷用原紙が処理時間内に前記センサを通過したこと
が検出されなかった場合に前記原紙搬送不良信号を出力
する。
【0016】請求項1,2又は3の孔版印刷装置におい
て、前記給紙台は、前記制御手段によって所定時間下降
制御される。
【0017】請求項1,2又は3の孔版印刷装置におい
て、前記排版手段から所定量下方に離れた下限位置に配
置され、前記給紙台が下限位置にあるか否かを検出する
下限センサを備え、前記給紙台は、前記下限センサより
該給紙台が下限位置にある旨の信号が出力するまで前記
制御手段によって下降制御される。
【0018】
【作用】上述の如き構成によれば、新たな原稿に基づく
孔版印刷用原紙による印刷に際しては、版胴の外周面に
巻装された使用済の孔版印刷用原紙を剥ぎ取り、排版収
納箱に搬送して廃棄する排版処理が成される。この排版
処理時において、原紙搬送不良検出手段は、版胴から剥
ぎ取った孔版印刷用原紙が排版収納箱まで搬送される搬
送途中で搬送不良を起こしたか否か検出する。また、原
紙満杯検出手段は、排版収納箱に廃棄された孔版印刷用
原紙が満杯になったか否かを検出する。そして、制御手
段は、原紙搬送不良検出手段からの搬送不良の旨の原紙
搬送不良信号又は原紙満杯検出手段から満杯状態の旨の
原紙満杯信号を受けると、印刷用紙の載置された給紙台
を下降させる。この給紙台の下降は、所定時間、又は給
紙台が下限位置に達するまで行われる。この状態で、本
体から排版収納箱を前方に引き出し、搬送不良の孔版印
刷用原紙の除去又は排版収納箱内の使用済の孔版印刷用
原紙の廃棄を行う。請求項4の孔版印刷装置では、圧縮
板を所定位置まで移動させることによって使用済の孔版
印刷用原紙を排版収納箱内に圧縮して収納する。そし
て、圧縮板による圧縮動作時に、圧縮板が所定位置に達
しなければ、排版収納箱が満杯状態の旨の原紙満杯信号
がセンサより出力される。請求項5の孔版印刷装置で
は、版胴から剥ぎ取られて排版収納箱に廃棄された孔版
印刷用原紙数をカウンターによってカウントする。この
カウント値は、予め排版収納箱に収納可能な孔版印刷用
原紙の数として記憶手段に記憶された排版満杯データと
比較され、カウント値が排版満杯データに達したとき
に、排版収納箱が満杯状態の旨の原紙満杯信号が出力さ
れる。請求項6の孔版印刷装置では、排版処理時におい
て、版胴から剥ぎ取った孔版印刷用原紙が排版収納箱ま
で搬送される際、搬送途中に設けられたセンサが、処理
時間内に孔版印刷用原紙が通過したことを検出しなけれ
ば、搬送不良の旨の原紙搬送不良信号を出力する。
【0019】
【実施例】以下、本発明に係る孔版印刷装置の一実施例
を図面を参照して説明する。図1は本発明に係る孔版印
刷装置の一実施例を示す全体構成図、図2は同装置にお
ける排版部と給紙部の詳細な構成を示す側面図、図3は
同装置を排版収納箱の取り出し方向から見た図、図4は
同装置において給紙台が上限位置まで上昇したときの側
面図、図5は同装置において給紙台が下限位置まで下降
して排版収納箱が本体から取り出された状態を示す側面
図である。この孔版印刷装置1は、原稿画像読取部2、
感熱式の製版部3、孔版印刷機構部4、排版部5、給紙
部6、排紙部7を有している。
【0020】図1に示すように、原稿画像読取部2は、
本体8の右側上部に配置され、原稿セット台11、原稿
搬送ローラ対12、イメージセンサ13、原稿排出ロー
ラ対14、原稿排出トレー15を具備している。原稿セ
ット台11には印刷すべき原稿が載置される。原稿搬送
ローラ対12は原稿セット台11にセットされた原稿を
取り込み搬送している。イメージセンサ13は例えばC
CDで構成され、光源13cより原稿に照射され、反射
した原稿の画像をステージガラス13aより反射ミラー
13b、及びレンズ13dを介して光学的に読み取って
電気信号に変換している。原稿排出ローラ対14はイメ
ージセンサ13で読み取られた原稿を排出搬送してい
る。原稿排出トレー15は原稿排出ローラ対14より排
出される原稿を積載している。
【0021】この原稿画像読取部2での原稿の読み取り
は、原稿セット台11に原稿がセットされた後、後述す
る操作パネル103に設けられた製版スタートボタンを
押下することにより開始される。
【0022】製版部3は、原稿画像読取部2の下部に配
置され、サーマルヘッド17とプラテンローラ18を有
している。サーマルヘッド17は図面において紙面に垂
直な方向に上下に対を成して配列した複数個の発熱体を
備えている。プラテンローラ18はサーマルヘッド17
に対向して設けられている。図1において製版部3の右
方には、原紙ロール保持部19が設けられている。原紙
ロール保持部19は連続シート状でなる感熱性の孔版印
刷用原紙Sを巻装したロール体Rを交換可能に保持して
いる。サーマルヘッド17及びプラテンローラ18と後
述する版胴25との間には、原紙カッタ20、原紙案内
板21、原紙搬送ローラ対22がほぼ直線状に配置され
ている。原紙カッタ20は上下に対をなす固定刃と可動
刃からなり、製版済の孔版印刷用原紙Sを一版分毎に切
断している。原紙案内板21は原紙案内下板21aと原
紙案内上板21bとからなり、製版済の孔版印刷用原紙
Sをガイドして原稿搬送ローラ対22側に搬送してい
る。原稿搬送ローラ対22は上下一対のローラからな
り、製版済の孔版印刷用原紙Sを後述する版胴25のク
ランプ部33へ搬送している。
【0023】この製版部3では、ロール体Rから繰り出
された孔版印刷用原紙Sがプラテンローラ18によって
搬送され、サーマルヘッド17にて感熱式に穿孔製版が
施された後、一版分の孔版印刷用原紙Sが原紙カッタ2
0で切断され、原紙案内板21を介して原稿搬送ローラ
対22により孔版印刷機構部4側に搬送している。
【0024】図1に示すように、孔版印刷機構部4は、
本体8のほぼ中央に配置され、自身の中心軸線の周りに
回転可能な円筒状の版胴25を有している。版胴25は
本体8に設けられたメインモータ26により図1におい
て反時計廻り方向へ回転駆動される。版胴25の周壁
は、印刷領域に当たる部分がインキ通過性の構造とされ
ている。
【0025】版胴25の周壁部のインキ不通過領域に
は、その外面に母線の方向に沿ってステージ部27が設
けられている。ステージ部27には、ステージ部27と
共働して孔版印刷用原紙Sの一端をクランプする原紙ク
ランプ板28が設けられている。原紙クランプ板28の
枢軸29にはギア30が取り付けられている。図1中に
示すクランプソレノイド31は、同図中に示していない
固定部材である本体8のフレーム側に取り付けられてい
る。このクランプソレノイド31は、駆動ギア32aと
駆動ギア32aの駆動源である不図示のクランプモータ
とを有するクランプ駆動ユニット32を上下動させ、駆
動ギア32aを前記枢軸29に取り付けられたギア30
に選択的に噛合させる。
【0026】上記のように構成されるクランプ部33で
は、原紙クランプ板28はギア30に噛合った状態で駆
動ギア32aが回転駆動されると、版胴25のステージ
部27上において略180°回動する。即ち、製版部3
から搬送されてきた製版済の孔版印刷用原紙Sの先端部
をステージ部27と共働して係止するクランプ位置(図
1に示された位置)と、このクランプ位置から略180
°回動されたノンクランプ位置との間で、原紙クランプ
板28は枢軸29を中心に回転駆動される。
【0027】版胴25の内部中心にはインキ供給パイプ
35が設けられている。インキ供給パイプ35の軸方向
にはインキ供給穴35aが貫通形成されており、このイ
ンキ供給穴35aより適度の粘度を有する印刷インキを
投下している。インキ供給パイプ35の下部で版胴25
の内部には、スクィージローラ36とドクターロッド3
7とを含むインキ供給部38が設けられており、インキ
供給パイプ35より投下されたインキを版胴25の内周
面に供給している。版胴25の下方には、スクィージロ
ーラ36に押圧接触するプレスローラ39が設けられて
いる。プレスローラ39は一端側の軸を中心に回動自在
であり、版胴25の回転に同期して版胴25との間に供
給されてきた印刷用紙Pを版胴25の外周面に押し付け
ている。これにより、版胴25のインキ通過領域及び孔
版印刷用原紙Sの穿孔部を介して供給されるインキを印
刷用紙Pに転写させている。
【0028】図1に示すように、排版部5は本体8の左
側上部に配置され、排版爪40を有している。排版爪4
0は軸41によって枢支されており、図2に示すよう
に、その基端部には排版爪ソレノイド42が連動連結さ
れている。排版爪40は軸41を中心として所定角度範
囲内で回転駆動される。即ち、排版爪40はその先端部
が、版胴25の外周面に接近して孔版印刷用原紙Sの剥
ぎ取り位置と、版胴25から所定の距離離れた待機位置
との間で移動するように駆動される。
【0029】版胴25から剥ぎ取られた孔版印刷用原紙
Sは、剥ぎ取り位置において、版胴25から離れた方向
に導かれる。排版爪40の左方には、軸方向に等間隔で
配設された複数組の上ローラ43と下ローラ44とから
なる排版ローラ対45が設けられている。排版ローラ対
45に隣接した版胴25側には、排版ローラ対45の上
ローラ43に対向して軸方向にガイドローラ46が設け
られている。排版ローラ対45の上ローラ43とガイド
ローラ46との間には搬送ガイドベルト47が張架され
ている。排版ローラ対45に隣接した搬送方向側には、
排版ローラ対45の上ローラ43と下ローラ44のそれ
ぞれに対向して軸方向に上ローラ48と下ローラ49と
からなるガイドローラ対50が設けられている。排版ロ
ーラ対45の上ローラ43とガイドローラ対50の上ロ
ーラ48との間、排版ローラ対45の下ローラ44とガ
イドローラ対50の下ローラ49との間にはそれぞれ搬
送ガイドベルト51,52が張架されている。排版ロー
ラ対45の上ローラ43はベルト53を介して排版モー
タ54に連結されている。排版ローラ対45の上ローラ
43と下ローラ44とは不図示のギアを介して連動連結
されている。
【0030】上述した排版ローラ対45の下ローラ44
及びガイドローラ対50の下ローラ49は、本体8側に
配設されている。また、排版ローラ対45の上ローラ4
3、ガイドローラ46、ガイドローラ対50の上ローラ
48及び排版モータ54は、本体8に対して上方に回動
自在な排版ユニット55に配設されている。そして、排
版ローラ対45の上ローラ43が排版モータ54により
図中の時計廻り方向に回転駆動されると、この回転はギ
アを介して下ローラ44に伝達される。これに伴って各
搬送ガイドベルト47,51,52が図中の時計廻り方
向に回転駆動され、剥ぎ取った孔版印刷用原紙Sが搬送
方向に搬送される。
【0031】排版ローラ対45の左方の位置には、排版
センサ60が設けられている。排版センサ60は版胴2
5から剥ぎ取った使用済の孔版印刷用原紙Sの通過を検
出するもので、例えば作動片60aの回動によってオン
・オフするスイッチで構成されている。作動片60aは
通常の状態では搬送ガイドベルト51,52間に位置し
ている。この排版センサ60では使用済の孔版印刷用原
紙Sが搬送ガイドベルト51,52間を通過する毎に作
動片60aが押し上げられてオンからオフに変化して原
紙通過信号を出力している。また、排版センサ60は排
版処理時で、使用済の孔版印刷用原紙Sが所定時間内に
検出されずにオフしているとき、またオンした状態から
オフに変化しないときに原紙搬送不良信号を出力してい
る。
【0032】図1及び図2に示すように、本体8の左側
上部でガイドローラ対50の搬送方向側には、断面略扇
状の排版収納箱61が設けられている。排版収納箱61
は上面61a全体が開口され、上面61aと直交する前
面61bが引き出し面とされて外部に露出しており、底
面61cが円弧状に形成されている。排版収納箱61は
搬送ガイドベルト51,52により搬送されてきた使用
済の孔版印刷用原紙Sを廃棄、収納している。排版収納
箱61の前面61bには把手62が設けられている。排
版収納箱61は、図1及び図2に示すように、把手62
を掴んで本体8の前後方向に引き出し可能とされてい
る。
【0033】排版ユニット55における排版収納箱61
の上部には、先端に鉤状の爪部63aを有する圧縮板6
3が回動可能に軸支されている。圧縮板63は排版収納
箱61の前面61b側に回動軸64を有し、この回動軸
64よりベルト65を介して排版ユニット55に固設さ
れた圧縮モータ66に連動連結されている。圧縮板63
は先端が排版収納箱61から離れた上部に位置した状態
を待機位置としている。圧縮板63は圧縮モータ66か
らの回転が伝達されると、図1に実線で示す待機位置の
状態から、図1に二点鎖線で示すように、回動軸64を
中心として先端の爪部63aが円弧状の底面61cの内
壁面に沿って図中の時計廻り方向に回動し、使用済の孔
版印刷用原紙Sを前面61bの内壁面側に押し込んで圧
縮している。
【0034】圧縮板63の回動軸64側の一側部にはセ
ンサ遮断板67が突出して設けられている。排版ユニッ
ト55には圧縮板63が待機位置にあるときのセンサ遮
断板67の位置に対応して待機位置センサ70が設けら
れている。待機位置センサ70は例えば投光器と受光器
を備えて構成され、圧縮板63が待機位置にあり、セン
サ遮断板67が光を遮断したときにオンして待機位置信
号を出力している。排版ユニット55におけるセンサ遮
断板67の回動軌跡上には排版満杯センサ71が設けら
れている。排版満杯センサ71は例えば投光器と受光器
で構成され、圧縮板63が回動してセンサ遮断板67が
光を遮断したときにオンする。圧縮板63は待機位置か
ら排版満杯センサ71がオンするまでの間で回動する。
そして、排版満杯センサ71は圧縮板63が回動しても
センサ遮断板67が光を遮断せず、オフしているときに
原紙満杯信号を出力している。
【0035】本体8には排版収納箱61の前面61bの
下部に位置してボックスフック72が回動可能に設けら
れている。ボックスフック72はバネ73によって排版
収納箱61の前面61bを本体8の内部側に押圧して付
勢している。排版収納箱61はバネ73に抗してボック
スフック72を回動させることにより、ボックスフック
72による係止が解除され、把手62を掴んで本体8か
ら取り出すことができる。
【0036】排版部5には、排版収納箱61を所定の位
置に配置する受台74が設けられている。受台74に
は、その受台74に排版収納箱61が所定位置に配置さ
れているか否かを検出するリミットスイッチや反射型セ
ンサ等からなるボックスセットセンサ75が取り付けら
れている。ボックスセットセンサ75は受台74の所定
位置に排版収納箱61が配置されたときにオンしてボッ
クスセット信号を出力している。
【0037】図1及び図2に示すように、給紙部6は、
排版収納箱61の下部に配置されており、印刷用紙Pが
積載される給紙台80を有している。給紙台80は本体
8側の基端部80aに向けて下り勾配に傾斜している。
給紙台80の基端部80a寄りの両側には、印刷用紙P
の幅を規制して保持する板状の給紙フェンス81が設け
られている。給紙フェンス81は図3における給紙台8
0の左右方向に連動して調整可能であり、印刷用紙Pの
サイズに合わせて印刷用紙Pの両側面が揃う位置に調整
される。
【0038】給紙台80の基端部80aには本体8に対
して上下動可能に支持された支持フレーム82が立設さ
れている。支持フレーム82の本体8側の面はラック8
3を形成している。ラック83はピニオン84に歯合し
ており、本体8に設けられたエレベーターモータ85か
らの回転が伝達される。これにより、給紙台80は印刷
用紙Pを載置した状態で本体8の上下方向に移動できる
ようになっている。
【0039】支持フレーム82の下部にはL字状に折曲
された遮断板86が設けられている。本体8における遮
断板86に対応した位置には、例えば発光器と受光器か
らなる給紙下限センサ87が設けられている。給紙下限
センサ87は遮断板86によりオン・オフ動作する。給
紙下限センサ87は遮断板86が光を遮断したときにオ
ンして下限位置信号を出力している。給紙台80は給紙
下限センサ87がオンした位置、即ち、図2に示すよう
に、給紙フェンス81の上端部が排版収納箱61の底面
61cより高さHだけ下がった位置を基準位置としてい
る。
【0040】本体8における排版収納箱61の下部中央
には、給紙台80より印刷用紙Pを一枚ずつ取り出すピ
ックアップローラ88の支持軸が本体8の側板に回転可
能に支持されている。ピックアップローラ88は給紙ク
ラッチ89を介してメインモータ26に接続されてお
り、メインモータ26からの回転が断続的に伝達され
る。ピックアップローラ88には取付板90を介してロ
ーラ91が回動自在に軸支されている。このローラ91
には不図示の駆動伝達機構を介してピックアップローラ
88の回転が伝達され、ピックアップローラ88と同期
して回転駆動される。また、ローラ91を回転自在に軸
支している取付板90はピックアップローラ88の支持
軸を中心として回動自在となっている。取付板90には
遮断板92が取り付けられている。ピックアップローラ
88に近接して版胴25との間には、印刷用紙Pを版胴
25とプレスローラ39との間へ所定のタイミングをも
って送り出す用紙搬送ローラ対93が設けられている。
【0041】取付板90の上部における本体8側には、
例えば投光器と受光器からなる給紙上限センサ94が設
けられている。給紙上限センサ94は取付板90の遮断
板92によりオン・オフ動作する。給紙上限センサ94
は、給紙台80が上昇されて最上部の印刷用紙Pがロー
ラ91に接触し、取付板90がピックアップローラ88
の支持軸を中心に回動されて、遮断板92が光を遮断し
たときにオンして給紙位置信号を出力している。
【0042】給紙台80は給紙上限センサ94がオンし
た位置を給紙位置として本体8の上下方向に移動し、ロ
ーラ91及びピックアップローラ88により印刷用紙P
を上から順に一枚ずつ版胴25側に搬送している。印刷
用紙Pの減少に伴ってローラ91が下がり、取付板90
がピックアップローラ88の支持軸を中心に回動され
て、遮断板92が給紙上限センサ94から外れてオフし
たときには、エレベータモータ85が正転駆動し、再び
給紙上限センサ94がオンするまで給紙台80が上昇駆
動される。
【0043】排紙部7は、本体8の右側下部に配置さ
れ、分離爪96、排紙搬送装置97、排紙フェンス98
aを備えた排紙台98を有している。分離爪96は印刷
済の印刷用紙Pを版胴25から分離している。排紙搬送
装置97は例えばベルトコンベア式で構成され、分離爪
96により版胴25から剥がされた印刷済の印刷用紙P
を排紙台98側に搬送している。排紙台98は排紙搬送
装置97により搬送される印刷済の印刷用紙Pを排紙フ
ェンス98aによりその幅を揃えて載置している。
【0044】図6は、上記のように構成された孔版印刷
装置1の制御系の一実施例を示している。この制御系
は、前述した原稿画像読取部2、製版部3、孔版印刷機
構部4、排版部5、給紙部6、排紙部7、排版センサ6
0、待機位置センサ70、排版満杯センサ71、ボック
スセットセンサ75、給紙下限センサ87、給紙上限セ
ンサ94の各構成に加え、CPU100、ROM10
1、RAM102、操作パネル103、表示部104、
表示駆動回路105を備えている。
【0045】CPU100はマイクロプロセッサなどに
より構成され、内部に排版センサ60からの原紙通過信
号に基いて使用済の孔版印刷用原紙Sの枚数をカウント
するカウンター100aとタイマー100bを有してい
る。ROM101は制御プログラムの他、排版収納箱6
1に収納可能な使用済の孔版印刷用原紙Sの枚数を排版
満杯データとして予め設定格納されている。RAM10
2は入力情報、タイマー100bの計測値、排版処理が
実行される度に排版収納箱61に収納された孔版印刷用
原紙Sの枚数をCPU100内のカウンター100aの
カウント値を随時更新記憶している。操作パネル103
は製版モード又は印刷モードを設定するモード設定キ
ー、印刷枚数を設定するテンキー、モード設定キーで設
定されたモードにより印刷処理または製版処理の実行を
指示するスタートキー、給紙台を基準位置まで任意に下
降させる給紙台下降キー等を有している。表示部104
は例えば液晶等で構成され、搬送不良による排版エラー
表示、排版収納箱61に収納された孔版印刷用原紙Sが
満杯である旨の表示、印刷設定枚数の表示等の孔版印刷
に係わる各種情報の表示を行っている。表示駆動回路1
05は表示部104に表示される情報を切換制御してい
る。なお、上記制御系において、後述するようにカウン
ター100aのカウント値に基いた給紙台80の下降制
御を行う場合には、待機位置センサ70及び排版満杯セ
ンサ71の構成が不要となる。
【0046】この制御系では、排版センサ60、待機位
置センサ70、排版満杯センサ71、ボックスセットセ
ンサ75、給紙下限センサ87、給紙上限センサ94、
操作パネル103からの各情報を入力し、ROM101
に格納された制御プログラム及びデータ(排版満杯デー
タ)に従って排版収納箱61の孔版印刷用原紙Sの収納
状況を認識するとともに、RAM102のカウント値の
更新の他、原稿画像読取部2、製版部3、孔版印刷機構
部4、排版部5、給紙部6、排紙部7、表示部104、
表示駆動回路105に対し、それぞれ動作指令を出力し
て制御の統括を図っている。
【0047】そして、この実施例の孔版印刷装置1で
は、図4に示すように、給紙台80が上昇して給紙フェ
ンス81が排版収納箱61の取り出し方向の領域に掛か
っている状態で、搬送不良又は排版収納箱61が満杯に
なったときに、図2及び図5に示すように、排版収納箱
61が本体8から取り出し可能な状態まで給紙台80を
下降させる制御が以下のようにして行われる。また、上
記以外に給紙台を下降させる条件としては、ユーザが操
作パネル103に設けられた給紙台下降キーを押し続け
ている間、給紙台80に載置された印刷用紙Pが無くな
ったときである。なお、この孔版印刷装置1において、
電源オン時は、電源をオンする前の停止位置で給紙台8
0が保持されている。
【0048】次に、上述の如く構成された孔版印刷装置
1の一連の動作の概略を図7の動作フローチャートを基
に説明する。
【0049】まず、製版モードにてスタートボタンが押
下されると、原稿画像読取部2にて原稿の画像の読み取
りがなされると共に、原稿画像読取部2にて読み取られ
た画像情報に応じて製版部3にてロール状の孔版印刷用
原紙Sに製版処理が行われる。また同時に現在版胴25
に巻装されている使用済の孔版印刷用原紙Sを排版部5
にて排版処理する(ST1)。排版処理が終了した後、
製版された孔版印刷用原紙Sはその先端部が原紙クラン
プ板28にて版胴25に係止され、その状態で版胴25
が回転させられることにより版胴25の外周面には孔版
印刷用原紙Sが巻装される。この版胴25への孔版印刷
用原紙Sの着版動作中に版胴25が所定の回転角度にな
ると、原紙カッタ20が駆動されて孔版印刷用原紙Sが
切断される。これにより着版処理が完了する。この着版
処理中に版胴25の回転に同期して給紙部6より印刷用
紙Pが一枚供給され、プレスローラ39にて版胴25の
外周面に圧接されることによりファースト印刷が行われ
る(ST2)。
【0050】次に、印刷モードにて印刷枚数を入力し、
スタートボタンが押下されると、版胴25が回転され、
この版胴25の回転に同期して給紙部6より供給されて
きた印刷用紙Pをプレスローラ39にて版胴25の外周
面に押し付ける。そして、版胴25のインキ通過領域及
び孔版印刷用原紙Sの穿孔部を介して供給されるインキ
を印刷用紙Pに転写させる。印刷された印刷用紙Pは排
紙部7にて版胴25より分離され、排紙台98上に排紙
される(ST3)。上記の印刷処理は、設定された印刷
枚数に達するまで繰り返される。
【0051】次に、上記排版部5での排版処理及び排版
収納箱61の孔版印刷用紙満杯状態を管理して給紙部6
における給紙台80を移動制御するプロセスを図8乃至
図11のフローチャート、図12のタイムチャートを基
に説明する。
【0052】まず、圧縮板63を駆動させたときの待機
位置センサ70と排版満杯センサ71により排版収納箱
61の排版満杯状態を検出して給紙台80を下降させる
制御動作について説明する。
【0053】排版動作フローは操作パネル103に設け
られている製版スタートボタンがユーザにより操作され
ることによって開始される。まず、クランプソレノイド
31をオン動作させて初期回転位置にて回転停止してい
る版胴25上のギア30に駆動ギア32aを噛合させ、
クランプモータをオン動作させて原紙クランプ板28を
クランプ解放位置へ移動させるクランプ開動作を行う
(ST11)。
【0054】クランプ開動作が完了してから、クランプ
ソレノイド31の動作により駆動ギア32aがギア30
との噛合から離脱するのに要する所定時間が経過すると
(ST12)、排版を開始する。
【0055】排版は、排版爪ソレノイド42をオン動作
させて排版爪40を原紙剥ぎ取り位置に位置させ、排版
モータ54をオン動作させて排版ローラ対45を回転さ
せ、メインモータ26をオン動作させて版胴25を回転
させることにより行われる。排版ローラ対45が回転し
た際には、これに連動してガイドローラ46及びガイド
ローラ対50が回転し、各搬送ガイドベルト47,5
1,52が搬送方向に回転する。そして、これらのオン
動作に同期してCPU100におけるタイマー100b
のタイマー値Tを0にリセットする(ST13)。
【0056】これにより、版胴25の外周面に巻き付け
装着されている孔版印刷用原紙Sは版胴25の回転に伴
い排版爪40により版胴25より剥ぎ取られ、各搬送ガ
イドベルト47,51,52に案内されて排版収納箱6
1内へ送り込まれる。
【0057】上述の如く、排版動作が開始されると、こ
の排版動作が開始されてから、タイマーセット値Tset1
により決まる所定時間、例えば2秒程度が経過する以内
に排版センサ60の検出状態が孔版印刷用原紙無し状態
より孔版印刷用原紙有り状態へ変化、即ち、排版センサ
60の出力信号がオフよりオンに変化したか否かを判別
する(ST14,15,16,17)。
【0058】排版動作が開始されてから、タイマーセッ
ト値Tset1により決まる所定時間が経過する以内に排版
センサ60より原紙通過信号が出力されない場合、即
ち、排版センサ60がオフのままのときは(ST16−
Yes)、排版される孔版印刷用原紙Sの先端側がジャ
ムなどにより排版ローラ対45の前方部分を通過してい
ない搬送不良状態である。この場合には排版モータ54
をオフ動作させて排版ローラ対45の回転を停止すると
共に、メインモータ26をオフ動作させて版胴25の回
転を停止する排版エラー処理を行い(ST18)、次の
動作処理の開始を禁止する。そして、CPU100より
表示駆動回路105へ排版不良警告の表示を行う指令を
出力して表示部104に排版不良警告表示を行う(ST
19)。この状態で、エレベータモータ85を逆転駆動
して給紙台80を下降させる(ST20)。そして、給
紙台80が下限位置まで下降して給紙下限センサ87が
オンすると(ST21−Yes)、エレベータモータ8
5の逆転駆動を停止する(ST22)。この状態で、排
版収納箱61を本体8から前方に引き出し、搬送不良状
態にある孔版印刷用原紙Sを取り除く処理が行われる。
【0059】これに対し、排版動作が開始されてから、
タイマーセット値Tset1により決まる所定時間が経過す
る以内に排版センサ60の出力信号がオフよりオンに変
化した場合は(ST14−Yes)、排版される孔版印
刷用原紙Sの先端が正常に排版ローラ対45の前方部分
を通過して正常に排版が行われている状態である。この
場合にはCPU100におけるタイマー100bのタイ
マー値Tを0にリセットする(ST17)。そして、こ
の時点よりタイマーセット値Tset2により決まる所定時
間、例えば10秒程度が経過する以内に排版センサ60
の検出状態が孔版印刷用原紙有り状態より孔版印刷用原
紙無し状態へ変化、即ち、排版センサ60がオンよりオ
フに変化して原紙通過信号を出力したか否かを判別する
(ST23,24,25)。
【0060】ここで、排版センサ60の出力信号がオン
に変化してから、タイマーセット値Tset2により決まる
所定時間が経過する以内に排版センサ60がオンよりオ
フに変化しない場合は(ST25−Yes)、排版され
る孔版印刷用原紙Sの後端がジャムなどにより排版ロー
ラ対45の前方部分を通過していない搬送不良状態であ
る。この場合には排版エラー処理及び給紙台80の下降
制御するべく、上記ST18〜ST22の動作が行われ
る。
【0061】これに対し、排版センサ60の出力信号が
オンに変化してから、タイマーセット値Tset2により決
まる所定時間が経過する以内に排版センサ60がオンよ
りオフに変化して原紙通過信号を出力した場合は(ST
23−Yes)、排版される孔版印刷用原紙Sの後端が
正常に排版ローラ対45の前方部分を通過して排版が正
常に完了したことになる。
【0062】そして、排版センサ60の出力信号がオン
よりオフに変化してから、タイマーセット値Tset1によ
り決まる所定時間、例えば2秒程度が経過すれば(ST
26)、排版爪ソレノイド42をオフ動作させて排版爪
40を退避位置に戻す。そして、排版モータ54をオフ
動作させて排版ローラ対45の回転を停止すると共に、
メインモータ26をオフ動作させて版胴25の回転を図
1に示す位置で停止する(ST27)。この状態で、圧
縮モータ66を正転駆動し、孔版印刷用原紙Sを圧縮し
て排版動作を終了する。このとき、圧縮モータ66の駆
動に同期してCPU100におけるタイマー100bの
タイマー値Tを0にリセットする(ST28)。
【0063】次に、タイマーセット値Tset3により決ま
る所定時間が経過する以内に排版満杯センサ71がオン
せずに原紙満杯信号を出力したか否かを判別する(ST
29,30,31)。ここで、排版満杯センサ71がオ
ンの場合には(ST29−Yes)、孔版印刷用原紙S
の圧縮が十分に行われた状態で圧縮モータ66の正転駆
動を停止し(ST32)、圧縮モータ66を逆転駆動し
て圧縮板63を待機位置側に戻す(ST33)。圧縮モ
ータ66の逆転駆動により圧縮板63が待機位置まで戻
って待機位置センサ70がオンすると(ST34−Ye
s)、圧縮モータ66の逆転駆動を停止し(ST3
5)、次の着版処理、ファースト印刷の動作に移行す
る。
【0064】これに対し、排版満杯センサ71がオンせ
ず原紙満杯信号を出力し(ST29−No)、タイマー
値Tがタイマーセット値Tset3を経過すると(ST31
−Yes)、圧縮モータ66の正転駆動を停止し(ST
36)、圧縮モータ66を逆転駆動して圧縮板63を待
機位置側に戻す(ST37)。圧縮モータ66の逆転駆
動により圧縮板63が待機位置まで戻って待機位置セン
サ70がオンすると(ST38−Yes)、圧縮モータ
66の逆転駆動を停止し(ST39)、エレベータモー
タ85を逆転駆動して給紙台80を下降させる(ST4
0)。そして、給紙下限センサ87がオンして給紙台8
0が下限位置まで下降すると(ST41−Yes)、エ
レベータモータ85の逆転駆動を停止する(ST4
2)。そして、CPU100より表示駆動回路105へ
排版満杯警告の表示を行う指令を出力して表示部104
に排版満杯警告表示を行う(ST43)。この状態で排
版収納箱61を本体8から前方に引き出し、排版収納箱
61内の孔版印刷用原紙Sを取り除く廃棄処理が行われ
る(ST44)。以後、着版処理,ファースト印刷及び
通常の印刷処理に移行する(ST2〜ST3)。尚、上
記の排版満杯検知により満杯が検知され、排版収納箱6
1内の孔版印刷用原紙Sが廃棄されるまで(ボックスセ
ットセンサ75がオフし、次にオンするまで)は以後の
製版処理は禁止するが、印刷処理には影響ないので着版
処理及びファースト印刷の動作は許可する。
【0065】次に、CPU100内のカウンター100
aにより排版収納箱61の排版満杯状態を検出して給紙
台80を下降させる制御動作について説明する。なお、
図8に示す動作と同一のステップ(ST11〜ST2
7)についてはその説明を省略する。
【0066】ST27において、排版モータ54がオフ
動作されて排版ローラ対45の回転が停止すると共に、
メインモータ26がオフ動作されて版胴25の回転が図
1に示す位置で停止すると、CPU100内のカウンタ
ー100aによる排版センサ60からの原紙通過信号の
カウントを開始する。カウンター100aは排版センサ
60の検出状態が孔版印刷用原紙有り状態より孔版印刷
用原紙無し状態へ変化、即ち、排版センサ60がオンよ
りオフに変化して原紙通過信号が出力される毎にその信
号をカウントし(ST51)、そのカウント値Cを排版
収納箱61内に廃棄される孔版印刷用原紙Sの枚数とし
ている。そして、カウンター100aのカウント値Cが
排版満杯データの値でなければ(ST52−No)、次
の着版処理、ファースト印刷の動作に移行する。
【0067】これに対し、カウンター100aのカウン
ト値Cが排版満杯データの値であれば(ST52−Ye
s)、CPU100は排版収納箱61内が使用済の孔版
印刷用原紙Sで満杯状態にあると判別し、エレベータモ
ータ85を逆転駆動して給紙台80を下降させる(ST
53)。給紙台80が下限位置まで下降して給紙下限セ
ンサ87がオンすると(ST54−Yes)、エレベー
タモータ85の逆転駆動を停止する(ST55)。そし
て、CPU100より表示駆動回路105へ排版満杯警
告の表示を行う指令を出力して表示部104に排版満杯
警告表示を行う(ST56)。この状態で、排版収納箱
61を本体8から前方に引き出し、排版収納箱61内の
孔版印刷用原紙Sを取り除く廃棄処理が行われる(ST
57)。排版収納箱61が本体8から引き出されると、
ボックスセットセンサ75がオフし、この検出信号によ
りカウンター100aのカウント値Cが0にリセットさ
れる(ST58)。以後、着版処理,ファースト印刷及
び通常の印刷処理に移行する(ST2〜ST3)。尚、
上記の排版満杯検知により満杯が検知され、排版収納箱
61内の孔版印刷用原紙Sが廃棄されるまで(ボックス
セットセンサ75がオフし、次にオンするまで)は以後
の製版処理は禁止するが、印刷処理には影響ないので着
版処理及びファースト印刷の動作は許可する。
【0068】従って、上述した実施例では、排版センサ
60の検出信号によって排版収納箱61に送り込まれる
までの間の孔版印刷用原紙Sの搬送不良を検出してい
る。また、圧縮板63を駆動したときの排版満杯センサ
71の検出信号によって排版収納箱61の満杯状態を検
出している。この排版収納箱61の満杯状態は、CPU
100内のカウンター100aのカウント値と予め設定
された排版満杯データとの比較からも検出される。
【0069】そして、本実施例の孔版印刷装置では、上
記のように孔版印刷用原紙Sの搬送不良や排版満杯状態
が検出されると、給紙台80が下限位置まで自動的に下
降制御されるので、給紙フェンス81が邪魔することな
く排版収納箱61を本体8から前方に取り出すことがで
きる。しかも、給紙台80に載置される印刷用紙Pの給
紙位置を排版収納箱61の下部に近接して配置すること
ができるので、本体8の高さ方向のスペースを小さくし
て装置の小型化が図れ、排版収納箱61の収納スペース
や給紙台80に載置できる印刷用紙Pの枚数も十分に確
保できる。
【0070】排版収納箱61に廃棄される孔版印刷用原
紙Sは、圧縮板63を排版収納箱61の前面61b側に
回動させて圧縮し、排版満杯センサ75がオンして満杯
になるまで収納されるので、排版収納箱61内の収納ス
ペースを最大限に利用して多くの孔版印刷用原紙Sを収
納することができる。
【0071】ところで、上述した図8乃至図11のフロ
ーによる動作では、搬送不良又は排版収納箱61が満杯
状態のときに、給紙台80が下限位置まで自動的に下降
制御されるが、図8乃至図11において一点鎖線で示す
ステップを図13に示すステップに変更して給紙台80
の下降制御を行うようにしてもよい。
【0072】この場合、CPU100内のタイマー10
0aには、ユーザによりタイマーセット値Tset4が任意
に設定されるようになっている。このタイマーセット値
Tset4は、例えば給紙台80に載置される印刷用紙Pが
一枚又は無い場合に、給紙台80の給紙フェンス81の
上端の位置が排版収納箱61を本体8から引き出すのに
邪魔にならない位置まで給紙台80を下降させるのに要
する時間である。
【0073】このフローによる動作では、エレベータモ
ータ85が逆転駆動された状態で、タイマー100bの
タイマー値Tが0にリセットされる(ST61)。そし
て、タイマー値Tがタイマーセット値Tset4に達する
(ST62−Yes)、エレベータモータ85の逆転駆
動が停止される。また、給紙台80に載置された印刷用
紙Pの枚数が多いときのように、タイマー値Tがタイマ
ーセット値Tset4に達しない状態で(ST62−N
o)、給紙下限センサ87がオンすると(ST63−Y
es)、エレベータモータ85の逆転駆動が停止され
る。なお、給紙下限センサ87がオンしなければ(ST
63−No)、ST62に戻る。これにより、搬送不良
が生じたり、排版収納箱61が満杯状態になった場合、
載置された印刷用紙Pの枚数に応じて排版収納箱61が
本体8から引き出せる位置まで給紙台80を下降制御す
ることができる。
【0074】なお、上記フローによる動作において、搬
送不良が生じたとき、又は排版収納箱が満杯状態になっ
たときに、給紙下限センサ87の検出信号を用いず、タ
イマー値Tがタイマーセット値Tset4に達するまでエレ
ベータモータ85の逆転駆動するようにすれば、載置さ
れた印刷用紙Pの枚数に関係なく、排版収納箱61が本
体8から引き出せる位置まで給紙台80を下降制御する
ことができる。また、上述の実施例においては、給紙台
80の一部が排版収納箱61の引き出し方向の領域に掛
かる範囲まで上昇する場合について説明したが、その領
域の近傍まで給紙台80の上昇が行われる場合でも、排
版収納箱61が取り出しにくいことから、上述した同様
の給紙台80の下降制御を用いることができる。
【0075】
【発明の効果】本発明の請求項1乃至3の孔版印刷装置
によれば、孔版印刷用原紙の搬送不良と排版収納箱の排
版満杯状態の少なくとも何れかが検出されると、給紙台
が自動的に下降制御される構成なので、給紙台に設けら
れた調整手段が邪魔することなく排版収納箱を本体から
前方に取り出すことができる。しかも、給紙台に載置さ
れる印刷用紙の給紙位置を排版収納箱の下部に近接して
配置することができるので、本体の高さ方向のスペース
を小さくして装置の小型化が図れ、従来に比べて排版収
納箱の収納スペースや給紙台に載置できる印刷用紙の枚
数も十分に確保できる。
【0076】請求項4の孔版印刷装置によれば、排版収
納箱に廃棄される孔版印刷用原紙は、圧縮板を所定位置
まで移動させることにより圧縮して満杯になるまで収納
されるので、排版収納箱内の収納スペースを最大限に利
用して多くの孔版印刷用原紙を収納することができる。
【0077】請求項7又は8の孔版印刷装置によれば、
搬送不良が生じたり、排版収納箱が満杯状態になった場
合、排版収納箱が本体から引き出せる位置まで確実に給
紙台を下降させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る孔版印刷装置の一実施例を示す全
体構成図
【図2】同装置における排版部と給紙部の詳細な構成を
示す側面図
【図3】同装置を排版収納箱の取り出し方向から見た図
【図4】同装置において給紙台が上限位置まで上昇した
ときの側面図
【図5】同装置において給紙台が下限位置まで下降して
排版収納箱が本体から取り出された状態を示す側面図
【図6】同装置の制御系の一実施例を示すブロック図
【図7】同装置の一連の動作の概略を示す動作フローチ
ャート図
【図8】同装置において圧縮板駆動時の待機位置センサ
と排版満杯センサにより排版収納箱の排版満杯状態を検
出して給紙台を下降制御する場合の動作フローチャート
【図9】同装置において圧縮板駆動時の待機位置センサ
と排版満杯センサにより排版収納箱の排版満杯状態を検
出して給紙台を下降制御する場合の動作フローチャート
【図10】同装置においてCPU内のカウンターにより
排版収納箱の排版満杯状態を検出して給紙台を下降制御
する場合の動作フローチャート図
【図11】同装置においてCPU内のカウンターにより
排版収納箱の排版満杯状態を検出して給紙台を下降制御
する場合の動作フローチャート図
【図12】同装置の排版部での排版処理動作のタイムチ
ャート図
【図13】同装置において給紙台を下降制御する場合の
他の実施例を示す動作フローチャート図
【図14】従来の孔版印刷装置の概略構成を示す図
【符号の説明】
1…孔版印刷装置、5…排版部、6…給紙部、8…本
体、25…版胴、54…排版モータ、60…排版セン
サ、61…排版収納箱、63…圧縮板、66…圧縮モー
タ、70…待機位置センサ、71…排版満杯センサ、7
5…ボックスセットセンサ、80…給紙台、81…給紙
フェンス、85…エレベータモータ、87…給紙下限セ
ンサ、94…給紙上限センサ、100…CPU、100
a…カウンター、100b…タイマー、102…RA
M、S…孔版印刷用原紙、P…印刷用紙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−215429(JP,A) 特開 昭55−16838(JP,A) 特開 平6−255807(JP,A) 特開 平5−318901(JP,A) 特開 平6−255228(JP,A) 実開 平1−148345(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41L 13/04 B41L 13/14

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に取り外し可能な排版収納箱を有
    し、版胴の外周面に巻装された使用済の孔版印刷用原紙
    を剥ぎ取って前記排版収納箱に搬送して廃棄する排版手
    段と、 印刷用紙が載置される給紙台を有し、該給紙台の一部が
    前記排版収納箱の引き出し方向の領域に掛かる範囲、又
    は該範囲の近傍まで前記給紙台を移動させて前記版胴側
    に前記印刷用紙を一枚ずつ供給する前記排版手段の下部
    に配置された給紙手段と、 前記版胴から剥ぎ取った前記孔版印刷用原紙が前記排版
    収納箱まで搬送される搬送途中で搬送不良を起こしたこ
    とを検出する原紙搬送不良検出手段と、 前記排版収納箱に廃棄された孔版印刷用原紙が満杯にな
    ったことを検出する原紙満杯検出手段と、 前記原紙搬送不良検出手段からの原紙搬送不良信号又は
    前記原紙満杯検出手段から原紙満杯信号を受けて前記給
    紙台を下降させる制御手段とを有することを特徴とする
    孔版印刷装置。
  2. 【請求項2】 本体に取り外し可能な排版収納箱を有
    し、版胴の外周面に巻装された使用済の孔版印刷用原紙
    を剥ぎ取って前記排版収納箱に搬送して廃棄する排版手
    段と、 印刷用紙が載置される給紙台を有し、該給紙台の一部が
    前記排版収納箱の引き出し方向の領域に掛かる範囲、又
    は該範囲の近傍まで前記給紙台を移動させて前記版胴側
    に前記印刷用紙を一枚ずつ供給する前記排版手段の下部
    に配置された給紙手段と、 前記排版収納箱に廃棄された孔版印刷用原紙が満杯にな
    ったことを検出する原紙満杯検出手段と、 前記原紙満杯検出手段からの原紙満杯信号を受けて前記
    給紙台を下降させる制御手段とを有することを特徴とす
    る孔版印刷装置。
  3. 【請求項3】 本体に取り外し可能な排版収納箱を有
    し、版胴の外周面に巻装された使用済の孔版印刷用原紙
    を剥ぎ取って前記排版収納箱に搬送して廃棄する排版手
    段と、 印刷用紙が載置される給紙台を有し、該給紙台の一部が
    前記排版収納箱の引き出し方向の領域に掛かる範囲、又
    は該範囲の近傍まで前記給紙台を移動させて前記版胴側
    に前記印刷用紙を一枚ずつ供給する前記排版手段の下部
    に配置された給紙手段と、 前記版胴から剥ぎ取った前記孔版印刷用原紙が前記排版
    収納箱まで搬送される搬送途中で搬送不良を起こしたこ
    とを検出する原紙搬送不良検出手段と、 前記原紙搬送不良検出手段からの原紙搬送不良信号を受
    けて前記給紙台を下降させる制御手段とを有することを
    特徴とする孔版印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記原紙満杯検出手段は、前記排版収納
    箱内に収納された孔版印刷用原紙を圧縮する圧縮板と、
    前記圧縮板が圧縮動作時に所定位置に移動したことを検
    出するセンサからなり、前記圧縮板の圧縮動作時に前記
    圧縮板が所定位置に達しなかった場合に前記原紙満杯信
    号を出力する請求項1又は2記載の孔版印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記原紙満杯検出手段は、前記版胴から
    剥ぎ取り前記排版収納箱に廃棄された孔版印刷用原紙数
    をカウントするカウンターと、予め前記排版収納箱に収
    納可能な孔版印刷用原紙の数を排版満杯データとして記
    憶する記憶手段とを有し、前記カウンターのカウント値
    が前記記憶手段に記憶された排版満杯データに達した場
    合に前記原紙満杯信号を出力する請求項1又は2記載の
    孔版印刷装置。
  6. 【請求項6】 前記原紙搬送不良検出手段は、前記版胴
    から剥ぎ取った前記孔版印刷用原紙が前記排版収納箱ま
    で搬送される搬送途中に設けられたセンサを有し、排版
    処理時、前記孔版印刷用原紙が処理時間内に前記センサ
    を通過したことが検出されなかった場合に前記原紙搬送
    不良信号を出力する請求項1又は3記載の孔版印刷装
    置。
  7. 【請求項7】 前記給紙台は、前記制御手段によって所
    定時間下降制御される請求項1,2又は3記載の孔版印
    刷装置。
  8. 【請求項8】 前記排版手段から所定量下方に離れた下
    限位置に配置され、前記給紙台が下限位置にあるか否か
    を検出する下限センサを備え、 前記給紙台は、前記下限センサより該給紙台が下限位置
    にある旨の信号が出力するまで前記制御手段によって下
    降制御される請求項1,2又は3記載の孔版印刷装置。
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