JP3346859B2 - 孔版印刷機の排版装置 - Google Patents

孔版印刷機の排版装置

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JP3346859B2 JP30603093A JP30603093A JP3346859B2 JP 3346859 B2 JP3346859 B2 JP 3346859B2 JP 30603093 A JP30603093 A JP 30603093A JP 30603093 A JP30603093 A JP 30603093A JP 3346859 B2 JP3346859 B2 JP 3346859B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、孔版印刷の技術分野に
係り、更に詳細には、孔版印刷機の排版装置の改良に係
る。
【0002】
【従来の技術】印刷後使用済みの孔版原紙を印刷ドラム
より剥ぎ取って排版する孔版印刷機の排版装置として、
排版箱と、使用済みの孔版原紙を印刷ドラムの外周面か
ら剥ぎ取って排版箱内へ送り込む排版送り手段と、排版
送り手段による排版回数を計数する排版計数手段と、排
版計数手段により計数された排版回数が所定値に達する
と排版箱内より孔版原紙を除去することを促す排版除去
指示手段とを有し、排版箱内が排版された孔版原紙で一
杯になる排版回数に達すると、排版箱内より孔版原紙を
除去することを促す表示が発せられ、ここで使用者が排
版箱を取外し、排版箱内よりその内部に溜った孔版原紙
を除去し、排版箱を元の位置に戻すと排版計数手段がリ
セットされる如き構成の孔版印刷機の排版装置は、孔版
印刷機に於てかなり古くから慣用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の構成を有する孔
版印刷機の排版装置に於ては、排版箱内よりそこに溜っ
た孔版原紙を除去する際に孔版原紙の除去が十分に行わ
れず、排版箱内に尚実質的な量の孔版原紙が残ったまま
の状態で排版箱が復帰されたり、或いは排版計数手段が
所定値に達する排版回数を計数する以前に保守点検等の
目的で排版箱が一度取外された後そのまま復帰される
と、排版箱の復帰によってリセットされた排版計数手段
は排版箱内が空でない状態から新たに排版回数を計数す
るので、排版計数手段が所定値の排版回数を計数する以
前に排版箱内が孔版原紙で一杯になり、印刷ドラムより
排版された使用済みのインキを含んだ孔版原紙が排版箱
の外に溢れ、周囲をインキで汚染したり排版手段の送り
ローラ等に巻付いて排版装置の正常な作動が行われなく
なる等の障害を生ずる虞れがある。
【0004】本発明は、上記の基本的構成を有する孔版
印刷機の排版装置に於ける上記の如き問題に対処し、か
かる問題を生ずることのないよう改良された孔版印刷機
の排版装置を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、本発明に
よれば、基本的には、排版箱と、使用済の孔版原紙を印
刷ドラムの外周面から剥ぎ取って前記排版箱内へ送り込
む排版送り手段と、前記排版送り手段による排版回数を
計数する排版計数手段と、前記排版箱内から孔版原紙を
除去することを促す排版除去指示手段とを有し、前記排
版箱内に所定枚数の孔版原紙が収容される毎に前記排版
箱を設置位置より取り外し、該排版箱の内部に溜った孔
版原紙を除去し、該排版箱を前記設置位置に復帰させる
よう構成された孔版印刷機の排版装置にして、前記排版
箱が前記設置位置より取り外された後に該設置位置に復
帰されたとき作動して前記排版箱内に所定量を越える孔
版原紙が存在するか否かを検出する排版箱内部検出手段
を有することを特徴とする孔版印刷機の排版装置によっ
て達成される。
【0006】又上記の課題は、本発明によれば、排版箱
と、使用済の孔版原紙を印刷ドラムの外周面から剥ぎ取
って前記排版箱内へ送り込む排版送り手段と、前記排版
送り手段による排版回数を計数する排版計数手段と、前
記排版箱内から孔版原紙を除去することを促す排版除去
指示手段とを有し、前記排版箱内に所定枚数の孔版原紙
が収容される毎に前記排版箱を設置位置より取り外し、
該排版箱の内部に溜った孔版原紙を除去し、該排版箱を
前記設置位置に復帰させるよう構成された孔版印刷機の
排版装置にして、前記排版箱が前記設置位置にあるとき
前記排版箱内に所定量を越える孔版原紙が存在するか否
かを検出する排版箱内部検出手段を有し、上記の排版箱
は開口部を有し、前記排版箱内部検出手段は前記排版箱
の外から前記開口部を経て前記排版箱の内部の状態を非
接触式に検査する手段であることを特徴とする孔版印刷
機の排版装置によっても達成される
【0007】又上記の課題は、本発明によれば、より好
ましくは、排版箱と、使用済の孔版原紙を印刷ドラムの
外周面から剥ぎ取って前記排版箱内へ送り込む排版送り
手段と、前記排版送り手段による排版回数を計数する排
版計数手段と、前記排版箱内から孔版原紙を除去するこ
とを促す排版除去指示手段と、前記排版箱が所定位置に
設置されているか否かとを検出する排版箱設置検出手段
と、前記排版箱内に所定量を越える孔版原紙が存在する
か否かを検出する排版箱内部検出手段と、前記排版計数
手段をリセットする計数リセット手段とを有し、前記排
版計数手段により所定の排版回数が計数されたとき前記
排版除去指示手段が前記排版箱内から孔版原紙を除去す
ることを促し、その後で前記排版箱設置検出手段により
前記排版箱が所定位置に設置されていることが検出され
且前記排版箱内部検出手段により前記排版箱内に所定量
を越える孔版原紙が存在しないことが検出されたとき前
記計数リセット手段が前記排版計数手段をリセットする
ことを特徴とする孔版印刷機の排版装置によって達成さ
れる。
【0008】
【発明の作用及び効果】上記の如く排版箱が所定の設置
位置にあるとき排版箱内に所定量を越える孔版原紙が存
在するか否かを検出する排版箱内部検出手段を設けるこ
とにより、排版箱内からの孔版原紙の除去が十分行われ
たか否かを確認することができ、その結果に基づいて排
版箱内より再度孔版原紙を除去する作業を促し又排版回
数を計数する排版計数手段のリセットを保留する等の任
意の適切な制御操作を行うことができる。
【0009】更に又、上記の如く、排版回数を計数し、
排版回数が所定値に達したとき排版箱内より孔版原紙を
除去することを促し、その後で排版箱が所定の設置位置
に設置されていることと排版箱内に所定量を越える孔版
原紙が存在しないこととが検出されたとき、排版計数手
段をリセットすることにより、排版回数が所定値に達
し、排版箱内より孔版原紙を除去することを促す手段の
作動に応じて使用者が排版箱内より孔版原紙を除去する
通常の作動時には、排版箱よりそこに溜った孔版原紙が
十分に除去されなければ、排版計数手段はリセットされ
ず、また排版回数が所定値に達する以前に保守や点検の
目的で排版箱が一旦取外された後復帰された場合には、
排版計数手段はリセットされないので、いずれの場合に
も排版箱内に所定量以上の孔版原紙が押し込まれようと
するような排版装置の誤作動は確実に回避される。
【0010】
【実施例】以下に添付の図を参照して、本発明を実施例
について更に詳細に説明する。
【0011】添付の図1は本発明による排版装置を備え
た孔版印刷機の一つの実施例を示す概略構成図である。
尚、図示の孔版印刷機は製版も行う孔版製版印刷機とし
ての構成を有している。図1に於て、10は輪転式の印
刷ドラムであり、その円筒面の主要部は薄くて可撓性の
ある多孔性シート材により構成され、その周りに製版さ
れた孔版原紙が巻き付けられ、その内周面に接して設け
られたインキ付けローラ12によりその内周面からイン
キを供給されるようになっている。印刷ドラム10の可
撓性円筒部はインキ付けローラ12が図にて下向きに選
択的に偏倚されることにより該インキ付けローラと接す
る部分にて半径方向外方へ膨出され、該膨出部に向い合
って配置された裏押しローラ14の円筒面にその母線に
沿って押付けられ、これら両者間に押し挾まれた印刷用
紙に孔版原紙の穿孔部に従った印刷画像を形成するよう
になっている。かかる構成の孔版印刷装置は特開平1−
204781号公報に開示されている。印刷ドラム10
には円筒体の母線方向に延在する孔版原紙始端装着用の
横木16が設けられており、この部分に孔版原紙の始端
を選択的に挾んで保持するクランプ18が設けられてい
る。
【0012】20は孔版原紙の製版を行う製版部であ
り、孔版原紙の供給源となるロール22より巻きほぐさ
れ幾つかのロール群を経て送られる帯状の孔版原紙24
に一列に並んだ多数の微細なサーマルヘッドにより画像
に従った穿孔を施す穿孔手段26と、帯状の孔版原紙よ
り製版された一枚毎の孔版を切り取るカッタ28とを含
んでいる。
【0013】30は原稿より画像を読取って製版部20
へ画像信号を送る原稿読取り部であり、光源32と光ダ
イオード34とを有しレール36に沿って往復動しガラ
ス板38上に載置された原稿の画像面を走査しつつ往復
動する原稿読取りヘッド40を含んでいる。
【0014】42は印刷用紙供給部であり、印刷用紙の
積重ね体を保持する給紙台44、該給紙台上に載置され
た印刷用紙積重ね体の上方より印刷用紙を取出す印刷用
紙取出しローラ46、これより取出された印刷用紙を捌
く印刷用紙捌きローラ48、印刷ドラム10と裏押しロ
ーラ14の回転に同期させて該印刷ドラム10と裏押し
ローラ14の間へ印刷用紙を送り込むタイミングローラ
50等を含んでいる。尚、タイミングローラ50にて送
られて来た印刷用紙の先端は裏押しローラ14に設けら
れたクランプ51により裏押しローラ14上に暫時捕捉
される。
【0015】52は排紙部であり、印刷ドラム10と裏
押しローラ14の間の挾み領域を出て来る印刷された印
刷用紙を暫時裏押しローラ14上に付着した状態に保持
するピンチローラ54、クランプ51がピンチローラ5
4の位置を通過した後開き印刷用紙の先端を解放した後
裏押しローラ14上より印刷用紙を剥す剥離爪55、そ
の後印刷用紙に排紙方向への飛翔力を与える排紙飛ばし
ローラ56、排紙飛ばしガイド57、該排紙飛ばしガイ
ドを出て飛翔して来る印刷用紙を受止める排紙台58等
を含んでいる。
【0016】60は印刷ドラム10より使用済みの孔版
原紙を剥ぎ取って排版処理する排版装置であり、本発明
の直接の対象となるものである。排版装置60は図2に
より詳細に示されている。図2に於て、円弧状の輪郭6
1は図1に示す印刷ドラム10の横木16の外表面が印
刷ドラム10の回転に伴って移動する軌跡である。この
円弧状軌跡に近接して剥離爪62が配置されており、こ
れによって印刷ドラム10が図にて反時計廻り方向に排
版のために緩やかに回転されるとき、既にクランプ18
が開かれ横木16の外面上に自由に載置された状態にあ
る孔版原紙の始端を掬い上げ、それを排版送りローラ6
4と66の間に噛み込ませるようになっている。排版送
りローラ64及び66はそれぞれ図にて時計廻り方向及
び反時計廻り方向に回転し、印刷ドラム10の回転に同
期してその外周面より孔版原紙24を剥ぎ取り、排版ロ
ータ68の排版収納室70内へ図示の要領にて送り込
む。排版ロータ68はかかる排版収納室70を4個備え
ており、その回動軸72によって一枚の排版を収納する
毎に1/4回転づつ回転される。一枚の孔版原紙の排版
が終了し、該孔版原紙が一つの排版収納室70内に収め
られると、排版ロータ68は1/4回転され、その間に
排版収納室70内に折重ねられた状態に収納された孔版
原紙は排版ガイド73により該排版収納室より掻き出さ
れ、排版箱74の排版入口76のところに溜る。次いで
排版圧縮アーム78がその回動軸80により図にて時計
廻り方向に回動され、排版入口76に溜った孔版原紙の
折重ね体を圧縮しつつ排版箱74内へ押込む。
【0017】82は排版確認手段であり、排版送りロー
ラ64と66の挾み部の出口側に孔版原紙が存在するか
否かを検知する光反射型のセンサである。
【0018】84は排版箱74がその受台86上の所定
位置に配置されているか否かを検知するリミットスイッ
チの如き排版箱設置検出手段である。
【0019】88は排版箱74が受台86上の所定の位
置に配置されているとき排版箱74内に所定量(好まし
くは零)以上の孔版原紙が存在するか否かを検出する排
版箱内部検出手段であり、光反射型のセンサであってよ
く、図示の実施例に於ては排版箱74の底部近くに該セ
ンサからの光を遮る孔版原紙があるか否かを検知するこ
とにより排版箱内がほぼ完全に空となっているか否かを
検知するようになっている。これらの検知装置82、8
4、88の作動については以下に詳細に説明する。
【0020】図3は本発明による排版装置の作動を制御
するマイクロコンピュータを用いた制御手段を示す概略
図である。図示のマイクロコンピュータ100は中央制
御ユニット(CPU)102、リードオンリメモリ(R
OM)104、ランダムアクセスメモリ(RAM)10
6、入力ポート装置108、出力ポート装置110、こ
れらを互いに接続する双方向のコモンバス112を有す
るそれ自身この技術の分野に於ては周知の構造のもので
あり、図1に示されている孔版印刷機全体を制御するも
のであって、その入力ポート装置108及び出力ポート
装置110には、図3に示す信号発信手段及び信号受領
手段以外に多数の信号発信手段及び信号受領手段が接続
されているが、図3には特にそのうちの排版装置60に
関与するもののみが示されている。即ち、マイクロコン
ピュータ100には排版確認手段82より排版送りロー
ラ64と66の出口部に孔版原紙が存在するか否か、即
ち排版に際して印刷ドラム10より剥離爪62によって
孔版原紙が順調に剥離され排版送りローラ64と66の
間に挾み込まれて排版が開始されたか否かに関する信号
が入力され、また排版箱設置検出手段84より排版箱7
4が所定位置に設置されているか否かの信号が入力さ
れ、また排版箱内部検出手段88より排版箱74内に所
定量を越える孔版原紙が存在するか否かに関する信号が
入力される。また出力ポート装置110からは排版に当
って印刷ドラム10を駆動するための指令信号が発せら
れ、また排版に当って排版送りローラ64及び66を作
動させるための指令信号がこれらの排版ローラへ向けて
発信され、また排版に同期して排版ロータ68及び排版
圧縮アーム78を作動させるための信号が発信される。
【0021】以下にマイクロコンピュータ100による
制御の下に行われる本発明の排版装置の作動を一連のス
テップとしてフローチャートにより説明する。
【0022】図4に於て、今孔版印刷機は一枚の孔版に
よる印刷を終了した状態にあるとする。ここで次の印刷
のための製版信号が発せられたか否かを判断するステッ
プ1に於て判断結果がイエスになると、次のステップ2
に於てクランプ18が開放され、排版送りローラ64、
66が始動される。これより所定時間経過してステップ
3を通過すると、ステップ4に於て印刷ドラム10の排
版のための低速回転が開始される。次いで印刷ドラムの
回転に伴い剥離爪62による孔版原紙の始端の剥離がな
され、該始端に始まる排版送りローラ64と66による
孔版原紙の順調な排版送りがなされていれば排版確認手
段82が孔版原紙の存在を確認できる第一の検出位置に
印刷ドラムの回転位置が到達したことがステップ5に於
て確認されると、ステップ6に於て排版確認手段82が
排版を確認したか否かが判断される。ステップ6の判断
結果がイエスであれば、次にステップ7にて排版箱管理
プロセスが実行される。この排版箱管理プロセスについ
ては図5を参照して後で詳細に説明する。排版箱管理プ
ロセスが終了すると、印刷ドラム10より一枚の原紙を
剥ぎ取って排版し終るに要する所定時間の経過がステッ
プ8にて確認された後、ステップ9にて排版ロータ68
が1/4回転され、次いでステップ10にて排版圧縮ア
ーム78が一往復作動されて1回の排版プロセスが終
る。
【0023】もし何らかの理由により剥離爪62及び排
版送りローラ64及び66による排版が予定通り開始さ
れなかったときには、ステップ6にてそのことが排版確
認手段82により検知され、排版プロセスはステップ1
1へ移り、印刷ドラム10が1回転をやり過ごした後再
度排版プロセスが行われ、印刷ドラムが1回転遅れで先
の第一検出位置に対応する第二検出位置に来たところ
で、ステップ12にて再度排版確認手段82による排版
の確認が行われる。もしここで排版が確認されれば排版
プロセスはステップ7へ進み、以下前述の要領にて排版
プロセスが続けられる。しかしもしステップ12にて再
度排版確認がなされないときには、排版に関して何らか
の障害があると見てエラー信号が発せられ、排版プロセ
スは一旦中止される。
【0024】図5は図4のステップ7に於ける排版箱管
理プロセスの一つの実施例を示すフローチャートであ
る。排版箱管理プロセスが開始されると、ステップ10
1に於てマイクロコンピュータ100内のカウントメモ
リに於けるカウント値Cが1回の排版プロセス毎に1づ
つ増大される。カウント値Cは最初零にリセットされて
いる。次いでステップ102にて排版箱74内が排版さ
れた孔版原紙でほぼ一杯になる排版回数に相当する値N
にカウント値Cが達したか否かが判断され、CがNに達
する迄は、排版箱管理プロセスはここで終了する。カウ
ント値CがNに達したことがステップ102にて判定さ
れと、ステップ103にて次の製版を禁止する処置がと
られ、次いでステップ104にて“排版箱のマスタを捨
てて下さい”という表示1が孔版印刷機の制御ウィンド
ウに表示される。その後ステップ105に至り、排版箱
設置検出手段84が受台86上の所定の位置に排版箱7
4が設置されているか否かを検出する。排版箱が所定位
置に配置されている限り制御プロセスはステップ104
へ戻り、表示1を続ける。排版箱が一旦取外されると、
制御プロセスはステップ106へ進み、表示1を消灯
し、次いでステップ107へ進み、“排版箱をセットし
て下さい”という表示2が制御ウィンドウに表示され、
制御プロセスはステップ108へ進む。ステップ108
では排版箱が所定位置に設置されたか否かが検出され、
取外された排版箱が所定位置に戻される迄排版箱を再セ
ットすることを促す信号が続けて発せられる。
【0025】ステップ108にて排版箱が所定位置に設
置されたことが検出されると、制御プロセスは109へ
進み、表示2を消灯し、次いでステップ110へ進み、
排版箱内部検出手段88による排版箱内の孔版原紙の残
留状態が検出される。排版箱内に所定量以上の孔版原紙
が存在しないことが確認されると、制御プロセスは11
1へ進み、カウント値Cが零にリセットされ、次いでス
テップ112にて製版禁止が解除される。
【0026】ステップ110にて排版箱内に所定量を越
える孔版原紙の存在が検知される限り、制御プロセスは
ステップ104へ戻り、排版箱内の孔版原紙の除去を促
す表示1が表示される。
【0027】かくして上記の実施例によれば、最初(即
ち孔版印刷機を電源に接続した後のの最初の始動時)に
空の排版箱が設置されれば、それ以後は排版箱が一杯に
なり、カウント値Cが所定のカウント値Nに達し、制御
ウィンドウに排版箱内の孔版原紙を除去することを促す
表示がなされ、排版箱から原紙が除去され、排版箱が排
版装置の所定位置に戻されたときにも、排版箱からの原
紙の除去が十分に行われていないときには、カウント値
Cはリセットされず、排版箱より孔版原紙を除去するこ
とを促す表示が続けて発せられ、製版禁止が継続される
ので、排版箱より孔版原紙を除去する際その除去が十分
に行われなかったことによりその後の孔版印刷機の運転
に於て排版箱より孔版原紙が溢れ出す如き障害が生ずる
ことは確実に防止される。
【0028】またカウント値Cが所定のカウント値Nに
達する以前に保守又は点検のために排版箱が所定位置よ
り取外され、排版箱内にそれ迄に溜っている孔版原紙を
そのままの状態にして排版箱が元の所定位置に戻されて
も、カウント値Cはリセットされることなくそれ迄のカ
ウント値に続いてカウントを続けるので、排版回数のカ
ウントは正常に続けられ、カウント値Cが所定のカウン
ト値Nに達したところで排版箱より孔版原紙を除去する
ことを促す表示が正常に発せられる。
【0029】以上に於ては本発明を一つの実施例につい
て詳細に説明したが、かかる実施例について本発明の範
囲内にて種々の修正が可能であることは当業者にとって
明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による排版装置を組込んだ孔版印刷機の
一つの実施例を示す概略構成図。
【図2】図1に示す排版装置の構成をより詳細に示す概
略断面図。
【図3】排版装置に対する制御装置の構成を示す系統
図。
【図4】排版装置の作動を一連の作動ステップにて示す
フローチャート。
【図5】図3のフローチャートに於ける排版箱管理プロ
セスにて行われる一連の作動ステップを示すフローチャ
ート。
【符号の説明】
10…印刷ドラム 12…インキ付けローラ 14…裏押しローラ 16…横木 18…クランプ 20…製版部 22…孔版原紙のロール 24…孔版原紙 28…カッタ 30…原稿読取り部 32…光源 34…光ダイオード 36…レール 38…ガラス板 40…原稿読取りヘッド 42…印刷用紙供給部 44…給紙台 46…印刷用紙取出しローラ 48…印刷用紙捌きローラ 50…タイミングローラ 51…クランプ 52…排紙部 54…ピンチローラ 55…剥離爪 56…排紙飛ばしローラ 57…排紙飛ばしガイド 58…排紙台 60…排版装置 61…軌跡 62…剥離爪 64,66…排版送りローラ 68…排版ロータ 70…排版収納室 72…回動軸 73…排版ガイド 74…排版箱 76…排版入口 78…排版圧縮アーム 80…回動軸 82…排版確認手段 84…排版箱設置検出手段 86…受台 88…排版箱内部検出手段 100…マイクロコンピュータ 102…中央制御ユニット 104…リードオンリメモリ 106…ランダムアクセスメモリ 108…入力ポート装置 110…出力ポート装置 112…コモンバス
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41L 13/14 B41F 27/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排版箱と、使用済の孔版原紙を印刷ドラム
    の外周面から剥ぎ取って前記排版箱内へ送り込む排版送
    り手段と、前記排版送り手段による排版回数を計数する
    排版計数手段と、前記排版箱内から孔版原紙を除去する
    ことを促す排版除去指示手段とを有し、前記排版箱内に
    所定枚数の孔版原紙が収容される毎に前記排版箱を設置
    位置より取り外し、該排版箱の内部に溜った孔版原紙を
    除去し、該排版箱を前記設置位置に復帰させるよう構成
    された孔版印刷機の排版装置にして、前記排版箱が前記
    設置位置より取り外された後に該設置位置に復帰された
    とき作動して前記排版箱内に所定量を越える孔版原紙が
    存在するか否かを検出する排版箱内部検出手段を有する
    ことを特徴とする孔版印刷機の排版装置。
  2. 【請求項2】排版箱と、使用済の孔版原紙を印刷ドラム
    の外周面から剥ぎ取って前記排版箱内へ送り込む排版送
    り手段と、前記排版送り手段による排版回数を計数する
    排版計数手段と、前記排版箱内から孔版原紙を除去する
    ことを促す排版除去指示手段と、前記排版箱が所定位置
    に設置されているか否かを検出する排版箱設置検出手段
    と、前記排版箱内に所定量を越える孔版原紙が存在する
    か否かを検出する排版箱内部検出手段と、前記排版計数
    手段をリセットする計数リセット手段とを有し、前記排
    版計数手段により所定の排版回数が計数されたとき前記
    排版除去指示手段が前記排版箱内から孔版原紙を除去す
    ることを促し、その後で前記排版箱設置検出手段により
    前記排版箱が所定位置に設置されていることが検出され
    且前記排版箱内部検出手段により前記排版箱内に所定量
    を越える孔版原紙が存在しないことが検出されたとき前
    記計数リセット手段が前記排版計数手段をリセットする
    ことを特徴とする孔版印刷機の排版装置。
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