JP3701822B2 - 孔版印刷装置とその制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製版された孔版原紙が外周面に巻装されて回転駆動される版胴を備えた孔版印刷装置に関する。本発明の孔版印刷装置は、製版された孔版原紙が版胴に対して確実に着版され、着版時に印刷されるファーストプリントの排紙性が良好で、さらに製版動作の開始ボタンを押してから最初の印刷物が排出されてくるまでの時間が従来よりも短い。
【0002】
【従来の技術】
回転駆動される版胴を備えた孔版印刷装置が知られている。この版胴はインク通過性であり、内部にはインク供給手段が設けられている。版胴の外周面にはクランプ手段が設けられている。製版された孔版原紙は、その先端をクランプ手段によって固定され、外周面に巻装される。版胴の近傍には押圧手段が設けられている。印刷用紙は版胴と押圧手段の間に供給され、版胴と押圧手段によって挟まれて搬送される間に印刷される。印刷された印刷用紙は、版胴と駆動源を同一とする排出装置を経て排紙トレイに排出される。
【0003】
このような孔版印刷装置では、通常の印刷工程に入る前に、孔版原紙を製版して版胴の外周面に巻きつける工程を行う。この工程では、通常の印刷工程よりも小さい速度で版胴を回転させながら、版胴に孔版原紙を巻きつけるとともに、版胴と押圧手段の間に印刷用紙を送り込む。これによって孔版原紙を皺なく版胴に対して確実に着版させることができ、版胴からのインクによって押圧手段が汚れるのも防止できる。この工程で排出される印刷用紙をファーストプリントと呼ぶ。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ファーストプリントは、前述した通り、版胴と駆動源を同一とする排出装置を経て排紙トレイに排出される。しかしながら、この工程では版胴の回転速度が遅いので、排出装置の駆動速度も遅い。このため印刷用紙の種類によってはファーストプリントは十分な搬送速度を得られず、排紙トレイに正規の状態で到達することは難しい場合がある。例えば、重い印刷用紙は排紙トレイに到達しない場合もある。
【0005】
従って、着版の工程においては排紙に十分な速度を与えることが必要となる。しかしながら、版胴と押圧手段で印刷用紙を挟んで搬送している間は、孔版原紙の印刷領域が印刷用紙に接触している。この時に版胴の回転速度を増大させると、印刷用紙の印刷面の濃度バランスが崩れたり、孔版原紙に皺が発生する等、後で通常の印刷を行う時の問題が生じてしまう。
【0006】
上述した孔版印刷装置においては、製版動作の開始ボタンを押してからファーストプリントが排出されてくるまでの時間(ファーストプリント時間)が短いほど、印刷装置として性能が良いものと考えられている。
【0007】
従来は、ファーストプリント時に版胴の回転速度を小さくしていたので、ファーストプリント時間は必ずしも満足できる程度とはいえず、この時間を可能な限り短くすることが望まれている。
【0008】
本発明は、製版された孔版原紙が版胴に対して確実に着版され、着版時に印刷されるファーストプリントの排紙性が良好で、さらにファーストプリント時間が従来よりも短い孔版印刷装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載された孔版印刷装置(1)は、孔版原紙(3)を製版する製版手段(13)と、前記製版手段で製版された孔版原紙を外周面に巻装して自身の中心軸線(21)の周りに回転駆動する版胴(18)と、前記版胴の近傍に設けられ、印刷用紙を前記版胴との間に挟んで搬送することにより印刷用紙に印刷を施す押圧手段(押圧ローラ19)と、前記版胴の近傍に設けられ、前記版胴と前記押圧手段の間に印刷用紙を供給する給紙手段(給紙部26)と、前記版胴の近傍に設けられ、前記版胴と前記押圧手段によって印刷された印刷用紙を前記版胴の回転に連動して排出する排紙手段(32)と、前記給紙手段によって供給される印刷用紙のサイズを検知する用紙サイズ検知手段(フェンスボリューム40、用紙検知センサ41)と、前記用紙サイズ検知手段の検知結果に応じて印刷用紙のサイズよりも小さい前記孔版原紙の製版領域を決定する製版領域制御手段とを有しており、さらに前記製版領域制御手段にて決定された製版領域に基づき前記製版手段にて製版された孔版原紙を版胴に巻きつけるとともに、版胴と押圧手段の間に印刷用紙を送り込み、印刷用紙をファーストプリントとして排出する際に、前記版胴に巻装された前記孔版原紙の製版終了位置が前記版胴と前記押圧手段によって前記ファーストプリントが挟持される位置を越えた後に、前記版胴の回転速度を増大させることによって版胴と押圧手段による前記ファーストプリントの搬送速度を増速して排紙させる回転制御手段(70)を有していることを特徴としている。
【0010】
請求項2に記載された孔版印刷装置は、請求項1記載の孔版印刷装置(1)において、製版された孔版原紙(3)を前記版胴(18)に巻装しながら印刷用紙(20)を前記版胴と前記押圧手段(押圧ローラ19)の間に供給する際に前記制御が行われることを特徴としている。
【0011】
請求項3に記載された孔版印刷装置は、請求項2記載の孔版印刷装置において、前記制御手段(70)による前記増速のタイミングが、前記版胴(18)の回転角度によって決定されることを特徴としている。
【0012】
請求項4に記載された孔版印刷装置は、請求項2記載の孔版印刷装置において、前記制御手段(70)による前記増速のタイミングが、版胴の回転時間によって決定されることを特徴としている。
【0013】
請求項5に記載された孔版印刷装置の制御方法は、孔版原紙(3)を製版する製版手段(13)と、前記製版手段で製版された孔版原紙を外周面に巻装して自身の中心軸線(21)の周りに回転駆動する版胴(18)と、前記版胴の近傍に設けられ、印刷用紙を前記版胴との間に挟んで搬送することにより印刷用紙に印刷を施す押圧手段(押圧ローラ19)と、前記版胴の近傍に設けられ、前記版胴と前記押圧手段の間に印刷用紙を供給する給紙手段(給紙部26)と、前記版胴の近傍に設けられ、前記版胴と前記押圧手段によって印刷された印刷用紙を前記版胴の回転に連動して排出する排紙手段(32)と、前記給紙手段によって供給される印刷用紙のサイズを検知する用紙サイズ検知手段(フェンスボリューム40、用紙検知センサ41)と、前記用紙サイズ検知手段の検知結果に応じて印刷用紙のサイズよりも小さい前記孔版原紙の製版領域を決定する製版領域制御手段とを有する孔版印刷装置(1)に適用される。そして、その特徴は、前記製版領域制御手段にて決定された製版領域に基づき前記製版手段にて製版された孔版原紙(3)を版胴に巻きつけるとともに、版胴と押圧手段の間に印刷用紙を送り込み、印刷用紙をファーストプリントとして排出する際に、前記版胴に巻装された前記孔版原紙の製版終了位置が前記版胴と前記押圧手段(押圧ローラ19)によって前記ファーストプリントが挟持される位置を越えた後に、前記版胴の回転速度を増大させることによって版胴と押圧手段による前記ファーストプリントの搬送速度を増速して排紙させるところにある。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の一例を図1〜図4を参照して説明する。まず、図1を参照して本孔版印刷装置1の機械的な構造を説明する。
この孔版印刷装置1は、原稿の画像を読み取る画像読み取り部2と、画像読み取り部2で読み取られた画像のデータを基に孔版原紙3を製版する製版部4と、製版部4で製版された孔版原紙3を用いて印刷用紙に印刷する印刷部5と、印刷用紙20を印刷部5に供給する給紙部26と、印刷された印刷用紙20を排出する排紙部30と、使用済みの孔版原紙を廃棄する排版部36を有している。
【0015】
画像読み取り部2は、原稿を載置するための原稿載置部6と、原稿載置部6の原稿を読み取り位置に供給する供給装置7と、読み取り手段8を有している。読み取り手段8は、ベルト9とプーリ10を有する往復移動手段11を有している。往復移動手段11のベルト9にはイメージセンサ12が取り付けられている。イメージセンサ12は、読み取り位置に設定された原稿の下側を移動しながら原稿の画像を読み取る。
【0016】
製版部4は、製版手段13と、孔版原紙3の搬送手段14と、カッター15を有している。製版手段13は、サーマルヘッド16とプラテンローラ17を有する。製版部4にはロール状の孔版原紙3が格納されており、製版手段13で製版された孔版原紙3は搬送手段14に搬送されて後述する印刷部5に送られる。
【0017】
印刷部5は、版胴18と、版胴18との間に印刷用紙20を挟んで搬する押圧手段としての押圧ローラ19を有している。
本例の版胴18はインク通過性の剛性の周壁を有している。版胴18は、駆動手段50によって自身の中心軸線21の周りに回転駆動される。版胴18の内部にはインキ供給手段22が設けられている。インキ供給手段22は、周壁の内周面に接するインキ供給ローラ23と、インキ供給ローラ23に所定量のインキを供給するドクターローラ24と、ドクターローラ24とインキ供給ローラ23の間に所定量のインキを供給する図示しないインキ供給管とを有している。
【0018】
版胴18の周壁の外周面には、孔版原紙3の先端を保持するクランプ手段25が設けられている。孔版原紙3は、製版部4で製版された後、その先端をクランプ手段25によって保持され、版胴18の回転に伴って周壁の外周面に巻装される。
【0019】
版胴18の下方には押圧ローラ19が回転可能に設けられている。押圧ローラ19と版胴18は平行である。押圧ローラ19は所定範囲で昇降可能である。押圧ローラ19は版胴18の回転に同期して昇降し、供給された印刷用紙20を版胴18との間に挟む。印刷用紙20は、版胴18と押圧ローラ19によって搬送される間に印刷される。
【0020】
給紙部26は、印刷用紙20を積載する給紙台27と、給紙台27から印刷用紙20を一枚づつ取り出す給紙ローラ28および紙捌きローラ29と、印刷用紙20を所定タイミングで版胴18と押圧ローラ19の間に送り込むタイミングローラ対30を有している。
【0021】
排紙部は、印刷用紙20を版胴18から引き離す用紙分離爪31と、印刷済みの印刷用紙20を搬送する排紙手段32と、排紙手段32に運ばれた印刷用紙20を積載して載置する排紙台33を有している。本例の排紙手段32は、複数対のプーリ35と、これらに掛けまわされた複数のベルト34を有している。ベルト34の下方には吸引手段が設けられている。吸引手段は印刷用紙20を吸引してベルト34に保持する。プーリ35は版胴18の駆動手段50によって駆動される。即ち、版胴18と排紙手段32は連動しており互いに同期して駆動される。版胴18が速く回転して印刷速度が上がると、排紙手段32による印刷用紙20の搬送速度(排紙速度)も速くなる。
【0022】
排版部36は、使用済みの孔版原紙3を版胴18から剥がす原紙分離爪37と、版胴18から剥がした孔版原紙3を取りこんで搬送する排版ローラ38と、排版ローラ38によって搬送された孔版原紙3を収納する排版箱39を有している。
【0023】
次に、図1〜図3を参照して本孔版印刷装置1の制御系の構造を説明する。
本例の孔版印刷装置1は用紙寸法検知手段を有している。本例の用紙寸法検知手段は、給紙部26の給紙台27に設けられたフェンスボリューム40と用紙検知センサ41である。
【0024】
フェンスボリューム40について説明する。図1及び図3に示すように、給紙台27には、印刷用紙20の搬送方向(イ)に平行な2枚のフェンス42,42が所定間隔をおいて設けられている。図3に示すように、2枚のフェンス42,42の下端には、印刷用紙20の幅方向に平行なラック43,43がそれぞれ固定されている。2つのラック43,43は、給紙台27の内部に配置された共通のピニオン44にかみ合っている。このピニオン44の軸45に、前記フェンスボリューム40が連結されている。2枚のフェンス42,42は異なる方向に連動し、印刷用紙20の幅を規定する。フェンス42の移動量はピニオン44の回転量に比例し、ピニオン44の回転量はフェンスボリューム40の抵抗値として検知される。給紙台27に載置された印刷用紙20に接して2枚のフェンス42,42の配置が決まれば、フェンスボリューム40の出力によって印刷用紙20の幅が検出される。
【0025】
用紙検知センサ41について説明する。図3に示すように、給紙台27には3つの用紙検知センサ41が印刷用紙20の搬送方向(イ)に沿って所定間隔で配置されている。用紙検知センサ41は、給紙台27の上に載置された印刷用紙20の有無を検知する。
【0026】
本例の孔版印刷装置1は、版胴18の回転方向の基準位置を検出する版胴位置センサ60を有している。この版胴位置センサ60は、版胴18が回転方向の所定の位置にきた時に信号を出力する。所定の位置とは、例えば本例においては版胴18のクランプ手段25が孔版原紙3を保持する着版位置である。この着版位置は、本例では略図1に示す位置に相当する。
【0027】
本例の孔版印刷装置1は制御手段70を有している。制御手段70は本孔版印刷装置1を全体的に統括して制御する。特に図2に示すように、制御手段70には、フェンスボリューム40と、用紙検知センサ41と、版胴位置センサ60が接続されており、制御手段70はこれらから信号を受けることができる。また、制御手段70は版胴18と排紙手段32の駆動手段50に接続されており、その駆動速度を制御することができる。
【0028】
次に、制御手段70による制御を説明する。
本例の制御手段70は、給紙台27上の印刷用紙20の幅を検出するフェンスボリューム40と、印刷用紙20の長さ方向に沿って給紙台27上の印刷用紙20の有無を検出する用紙検知センサ41からの情報を基にして、給紙台27上の印刷用紙20の種類(サイズ)を判断する。制御手段70は、この用紙サイズ情報を基にして、孔版原紙3に対する製版領域を決定する。この製版領域は用紙サイズよりも小さく、また、印刷領域はこの製版領域内になる。制御手段70は、版胴18に孔版原紙3を装着しながら行うファーストプリント時に、前記用紙サイズ情報に基づいて版胴18の回転を制御する。即ち、版胴18に巻装される孔版原紙3の製版終了位置(製版領域後端、版胴18の回転方向の遅れ側)が、版胴18と押圧ローラ19によって印刷用紙20が挟持される挟持位置を越えた後に、版胴18の回転速度を増大させる。これによって、孔版原紙3の印刷領域が印刷用紙20を挟んで押圧ローラ19と接している間は版胴18の回転が遅く、印刷領域が挟持位置を離れたところで版胴18の回転が速くなる。
【0029】
上述した制御を図4に示す制御手順に沿って説明する。
S1において製版動作が開始されたあと、S2において制御手段70はフェンスボリューム40と用紙検知センサ41からの信号に基づいて用紙サイズを判断する。
【0030】
S3において版胴18の速度を増加させるタイミングを決定する。まず、印刷用紙20のサイズが決まれば、孔版原紙3の製版終了位置が決まる。孔版原紙3の製版終了位置が決まれば、この孔版原紙3を版胴18に巻きつけた場合の版胴18の回転方向の印刷終了位置が決まる。これによって、着版位置にある版胴18の前記印刷終了位置が前記挟持位置を越えるまでの版胴18の回転角度が決まる。この角度は版胴位置センサ60からの信号に基づいて版胴18の回転角度自体で規定できる。あるいは、版胴位置センサ60からの信号に基づいて版胴18が回転した時間で規定することもできる。このようにして、版胴18に巻装された孔版原紙3の製版終了位置が挟持位置を越えるタイミングが判断される。
【0031】
S4において、画像読み取り部2で原稿の画像が読み取られて画像情報が得られる。この画像情報に基づいて製版部4で孔版原紙3が製版される。また、排版部36では、使用済みの孔版原紙3が排版される。
【0032】
S5において着版動作が実行される。即ち、製版された孔版原紙3が搬送され、着版位置にある版胴18に供給される。孔版原紙3の先端がクランプ手段25によって保持される。版胴18が比較的遅い着版時の速度で回転を開始する。給紙部26は適当なタイミングで版胴18と押圧ローラ19の間に印刷用紙20を供給する。印刷用紙20は押圧ローラ19によって版胴18に押し付けられ、孔版原紙3を版胴18に確実に定着させる。この印刷用紙20がファーストプリントとなる。
【0033】
S6において、版胴18に巻装された孔版原紙3の製版終了位置が挟持位置を越えたか否かが判断される。即ち、版胴18の回転速度を増加させるタイミングが決定される。孔版原紙3の製版終了位置が挟持位置を越えたと判断された場合には、S7に示すように駆動手段50を制御して版胴18の回転速度を増大させる。版胴18の回転速度が増大すると、これに連動する排紙手段32の搬送速度も速くなる。
【0034】
孔版原紙3の印刷領域が印刷用紙20と接している間は版胴18の回転速度は比較的遅い。孔版原紙3は確実に版胴18に被着され、印刷用紙20には良好な濃度バランスで印刷が施されていく。印刷領域が挟持位置を越えたところで上述したように版胴18の回転速度が速くなると、版胴18と押圧ローラ19による印刷用紙20の搬送速度が速くなる。印刷用紙20は、版胴18から排出された後、版胴18に連動する増速された排紙手段によって速やかに排出される(S8)。
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば、印刷用紙の寸法に基づいて、版胴に巻装される孔版原紙の製版終了位置が、版胴と押圧手段による印刷用紙の挟持位置を越えた後に、版胴の回転速度を増大させている。このため、製版された孔版原紙が版胴に対して確実に着版され、着版時に印刷されるファーストプリントの排紙性が良好で、さらにファーストプリント時間が従来よりも短いという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例である孔版印刷装置の全体の構成を示す図である。
【図2】本例の制御系のブロック図である。
【図3】本例の給紙台の内部構造を示す平面図である。
【図4】本例における制御手順を示す図である。
【符号の説明】
1 孔版印刷装置
3 孔版原紙
13 製版手段
18 版胴
19 押圧手段としての押圧ローラ
20 印刷用紙
21 中心軸線
26 給紙手段としての給紙部
32 排紙手段
40 用紙寸法検知手段としてのフェンスボリューム
41 用紙寸法検知手段としての用紙検知センサ
70 制御手段

Claims (5)

  1. 孔版原紙を製版する製版手段と、
    前記製版手段で製版された孔版原紙を外周面に巻装して自身の中心軸線の周りに回転駆動する版胴と、
    前記版胴の近傍に設けられ、印刷用紙を前記版胴との間に挟んで搬送することにより印刷用紙に印刷を施す押圧手段と、
    前記版胴の近傍に設けられ、前記版胴と前記押圧手段の間に印刷用紙を供給する給紙手段と、
    前記版胴の近傍に設けられ、前記版胴と前記押圧手段によって印刷された印刷用紙を前記版胴の回転に連動して排出する排紙手段と、
    前記給紙手段によって供給される印刷用紙のサイズを検知する用紙サイズ検知手段と、
    前記用紙サイズ検知手段の検知結果に応じて印刷用紙のサイズよりも小さい前記孔版原紙の製版領域を決定する製版領域制御手段と、
    前記製版領域制御手段にて決定された製版領域に基づき前記製版手段にて製版された孔版原紙を版胴に巻きつけるとともに、版胴と押圧手段の間に印刷用紙を送り込み、印刷用紙をファーストプリントとして排出する際に、前記版胴に巻装された前記孔版原紙の製版終了位置が前記版胴と前記押圧手段によって前記ファーストプリントが挟持される位置を越えた後に、前記版胴の回転速度を増大させることによって版胴と押圧手段による前記ファーストプリントの搬送速度を増速して排紙させる回転制御手段と、
    を有する孔版印刷装置。
  2. 製版された孔版原紙を前記版胴に巻装しながら印刷用紙を前記版胴と前記押圧手段の間に供給する際に前記制御が行われる請求項1記載の孔版印刷装置。
  3. 前記制御手段は、前記版胴の回転角度によって前記増速のタイミングを決定する請求項2記載の孔版印刷装置。
  4. 前記制御手段は、前記版胴の回転時間によって前記増速のタイミングを決定する請求項2記載の孔版印刷装置。
  5. 孔版原紙を製版する製版手段と、
    前記製版手段で製版された孔版原紙を外周面に巻装して自身の中心軸線の周りに回転駆動する版胴と、
    前記版胴の近傍に設けられ、印刷用紙を前記版胴との間に挟んで搬送することにより印刷用紙に印刷を施す押圧手段と、
    前記版胴の近傍に設けられ、前記版胴と前記押圧手段の間に印刷用紙を供給する給紙手段と、
    前記版胴の近傍に設けられ、前記版胴と前記押圧手段によって印刷された印刷用紙を前記版胴の回転に連動して排出する排紙手段と、
    前記給紙手段によって供給される印刷用紙のサイズを検知する用紙サイズ検知手段と、
    前記用紙サイズ検知手段の検知結果に応じて印刷用紙のサイズよりも小さい前記孔版原紙の製版領域を決定する製版領域制御手段とを有する孔版印刷装置の制御方法において、
    前記製版領域制御手段にて決定された製版領域に基づき前記製版手段にて製版された孔版原紙を版胴に巻きつけるとともに、版胴と押圧手段の間に印刷用紙を送り込み、印刷用紙をファーストプリントとして排出する際に、前記版胴に巻装された前記孔版原紙の製版終了位置が前記版胴と前記押圧手段によって前記ファーストプリントが挟持される位置を越えた後に、前記版胴の回転速度を増大させることによって版胴と押圧手段による前記ファーストプリントの搬送速度を増速して排紙させることを特徴とする孔版印刷装置の制御方法。
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