JP3745248B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製版された孔版原紙を版胴の外周面に巻装し、版胴内部から供給されるインクを孔版原紙を介して印刷用紙に付着させて、印刷用紙に画像を印刷する孔版印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
製版機能を有する孔版印刷装置は、多数部の印刷物を短時間で効率的に印刷できることから、特に、大規模オフィスや学校等のように同一印刷物を多数部まとめて印刷することが多い環境において広く普及している。
【0003】
孔版印刷装置は、製版された孔版原紙(以下、マスタという。)の穿孔画像を通過したインクを印刷用紙に転写させることで、印刷用紙に所望の画像を印刷するようにしたものである。詳述すると、孔版印刷装置は、メインモータによって回転駆動されるドラムと呼ばれる円筒状の版胴を備え、この版胴の外周面に、印刷対象の画像に応じた穿孔画像が形成されたマスタが巻装されるようになっている。また、この版胴に隣接した位置には、この版胴の外周面に圧接されて回転するプレスローラが設けられている。そして、これら版胴とプレスローラとの間に、版胴の回転に同期して給紙トレイから供給され給紙ローラによって搬送される印刷用紙を挟み込んで、版胴内部から供給されるインクをマスタの穿孔画像を介して印刷用紙に付着させることで、マスタの穿孔画像に対応した画像を印刷用紙に印刷するようになっている。そして、所望の画像が印刷された印刷用紙は、排紙ローラによって排紙トレイに排出されるようになっている。
【0004】
また、孔版印刷装置は、使用済みのマスタを版胴から剥離するための排版爪や使用済みのマスタを搬送する排版ローラ、使用済みのマスタを収納する排版箱を備えており、指定部数の印刷が終わり、次に新たな画像の印刷に伴う製版処理が行われる段階で、版胴の外周面に巻装されたマスタを排版爪によって剥離して、排版ローラにより排版箱へと搬送するようになっている。
【0005】
以上のような孔版印刷装置では、給紙や排紙のタイミングを正確に図りながら印刷用紙に適切な画像を印刷するために、マスタが巻装された版胴の回転を適切に制御することが重要である。このため、この種の孔版印刷装置では、一般に、位置検出センサやドラムエンコーダと呼ばれる回転位置センサを版胴近傍に配設して、これらセンサからのパルス信号をもとに版胴の回転角度を検出し、PWM(Pulse Width Modulation)制御によって版胴の周速が略一定となるようにメインモータの回転を制御するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、以上のような孔版印刷装置を用いて印刷された印刷物の中には、その裏面にインク汚れが生じているものが稀に見出される場合があった。本発明者らは、その原因について鋭意検討した結果、PWM制御によるメインモータの回転制御だけでは対処しきれない版胴の瞬間的な急加速によって、版胴の周速が排紙ローラの周速を瞬間的に上回り、使用済みのマスタを排版箱に搬送する際にこのマスタにたるみが生じてしまう場合があり、これに起因して、印刷物の裏面にインク汚れが発生してしまうことが分かった。
【0007】
詳述すると、孔版印刷装置では、使用済みのマスタをたるみがない状態で排版箱へと搬送するために、排版ローラの周速が版胴の周速を若干上回るように、排版モータ及びメインモータの回転制御を行うようにしている。具体的には、排版ローラと版胴との周速比が、排版ローラ:版胴=1.2〜1.3:1となるように制御しているのが一般的である。
【0008】
しかしながら、版胴を回転駆動するメインモータは、例えばプレスローラを移動操作するためのプレスカム等の他の構成要素の駆動源としても用いられており、これら複数の負荷による負荷むらに起因して、メインモータの回転速度が瞬間的に大きくなり、これに伴って、版胴の周速が、瞬間的に排版ローラの周速を上回る場合がある。具体的には、排版ローラと版胴との周速比が、排版ローラ:版胴=0.94:1となるまで、排版ローラの周速が大きくなる場合があることが分かった。
【0009】
版胴の周速が排版ローラの周速を上回ると、排版爪により版胴から剥離された使用済みのマスタが、排版ローラによる搬送速度を上回る速さで排版ローラへと送り出され、使用済みのマスタにたるみが生じてしまう。そして、この使用済みのマスタがたるむことによって、この使用済みのマスタに残存しているインクが排版爪やその周辺の機構部に付着してしまうことになる。
【0010】
排版爪やその周辺の機構部にインクが付着していると、版胴に新たにマスタを巻装したときに、その新たに巻装されたマスタの端部(カール部)が排版爪等に接触することによってその部分にインク汚れが生じ、このインクが更にプレスローラ等に転写されて、最終的に、版胴とプレスローラとの間に挟み込まれた印刷用紙の裏面に、インク汚れが発生してしまうことになる。
【0011】
本発明は、以上のような知見に基づいて創案されたものであって、版胴の周速が排版ローラの周速を上回る不都合を有効に抑制して、使用済みのマスタを排版箱に搬送する際にたるみが生じないようにし、印刷物の裏面のインク汚れを未然に防止して高品位な印刷物を得られるようにした孔版印刷装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、外周面に孔版原紙が巻装される版胴と、この版胴を回転駆動するメインモータと、前記版胴の回転角度を検出する回転角度検出手段と、この回転角度検出手段からの出力に基づいて、前記メインモータの回転を制御するモータ回転制御手段と、使用済みの孔版原紙を搬送する排版ローラと、前記排版ローラを回転駆動する排版モータとを備える孔版印刷装置であり、前記モータ回転制御手段が、前記版胴が瞬間的に急加速されてその周速が前記排版ローラの周速を上回る状況にあると判断したときに、前記メインモータに対して制動制御を行うことを特徴としている。
【0013】
この請求項1に係る孔版印刷装置では、孔版原紙が巻装された版胴がメインモータによって回転駆動される。このとき、版胴の回転角度は回転角度検出手段によって検出され、この回転角度検出手段からの出力に基づいて、メインモータの回転が、モータ回転制御手段によって制御されるようになっている。また、使用済みの孔版原紙を搬送する排版ローラが排版モータによって回転駆動される。そして、版胴が瞬間的に急加速されてその周速が排版ローラの周速を上回るような状況においては、モータ回転制御手段によって、メインモータに対する制動制御が行われる。これにより、版胴の瞬間的な急加速が防止されて、版胴の周速が排版ローラの周速を上回る不都合が有効に抑制されることになる。
【0014】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の孔版印刷装置において、前記モータ回転制御手段が、前記メインモータに負荷むらが生じて前記版胴が瞬間的に急加速される角度位置データが格納された角度位置データ記憶手段を有し、前記回転角度検出手段により検出された前記版胴の回転角度が、前記角度位置データ記憶手段に格納された角度位置データと一致するときに、前記メインモータに対して制動制御を行うことを特徴としている。
【0015】
孔版印刷装置では、版胴の1回転を周期として各部の制御がなされる。したがって、版胴が1回転する中でメインモータに負荷むらが生じる角度位置はほぼ一定であり、このメインモータに負荷むらが生じる角度位置は、ある程度事前に検知することができる。
【0016】
請求項2に係る孔版印刷装置では、このようにメインモータに負荷むらが生じて版胴が瞬間的に急加速される角度位置が、角度位置データとして、角度位置データ記憶手段に格納されている。そして、モータ回転制御手段が、回転角度検出手段からの出力と角度位置データ記憶手段に格納された角度位置データとをもとに、版胴が瞬間的に急加速されてその周速が排版ローラの周速を上回るような状況にあるかどうかを判断するようにしている。
【0017】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の孔版印刷装置において、前記モータ回転制御手段が、前記版胴の周速を監視する速度監視部を有し、この速度監視部によって前記版胴の周速が予め設定された所定の値を超えたと判断されたときに、前記メインモータに対して制動制御を行うことを特徴としている。
【0018】
この請求項3に係る孔版印刷装置では、版胴の周速が速度監視部によって監視されるようになっている。そして、版胴の周速が予め設定された所定の値を超えたときに、モータ回転制御手段が、版胴が瞬間的に急加速されてその周速が排版ローラの周速を上回るような状況にあると判断し、メインモータに対して制動制御を行うようにしている。
【0019】
また、請求項4に記載の発明は、外周面に孔版原紙が巻装される版胴と、この版胴を回転駆動するメインモータと、前記版胴の回転角度を検出する回転角度検出手段と、使用済みの孔版原紙を搬送する排版ローラと、この排版ローラを回転駆動する排版モータと、前記回転角度検出手段からの出力に基づいて、前記メインモータ及び前記排版モータの回転を制御するモータ回転制御手段とを備える孔版印刷装置であり、前記モータ回転制御手段が、前記版胴が瞬間的に急加速されてその周速が前記排版ローラの周速を上回ると判断したときに、前記排版モータに対して加速制御を行うことを特徴としている。
【0020】
この請求項4に係る孔版印刷装置では、孔版原紙が巻装された版胴がメインモータによって回転駆動される。このとき、版胴の回転角度は回転角度検出手段によって検出され、この回転角度検出手段からの出力に基づいて、メインモータの回転が、モータ回転制御手段によって制御されるようになっている。また、使用済みの孔版原紙を搬送する排版ローラが排版モータによって回転駆動される。そして、版胴が瞬間的に急加速されてその周速が排版ローラの周速を上回るような状況においては、モータ回転制御手段によって、排版モータに対する加速制御が行われる。これにより、版胴の瞬間的な急加速に同期して排版ローラも加速され、版胴の周速が排版ローラの周速を上回る不都合が有効に抑制されることになる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0022】
まず、本発明を適用した孔版印刷装置の全体構成について図1及び図2を参照して説明する。
【0023】
この孔版印刷装置1は、原稿の画像を読み取る画像読み取り機構と、この画像読み取り機構にて読み取られた画像のデータを基に孔版原紙100を製版する製版機構と、この製版機構にて製版された孔版原紙(マスタ)100を用いて印刷用紙101に画像を印刷する印刷機構と、この印刷機構に印刷用紙101を供給する給紙機構と、印刷機構において印刷された印刷用紙(印刷物)101を排紙する排紙機構と、使用済みのマスタ100を破棄する排版機構とを備えて構成される。
【0024】
画像読み取り機構は、原稿載置部2に載置された原稿を、原稿送り手段3によって所定の読み取り位置に設置し、この読み取り位置に設置された原稿の画像をイメージセンサ4により読み取る構造となっている。イメージセンサ4は、ベルト5とプーリ6,7とを有する往復移動手段によって、原稿の読み取り面をスキャンできるようになっている。
【0025】
製版機構は、ロール状で格納された孔版原紙100を原紙搬送手段8によって引き出して、プラテンローラ9とサーマルヘッド10との間に挟み込み、画像読み取り機構にて読み取られた画像のデータに応じて駆動されるサーマルヘッド10によって、この孔版原紙100を製版する構造となっている。そして、製版された孔版原紙(マスタ)100は、原紙搬送手段8により搬送されて印刷機構に供給され、その端部がカッター11によって切断されるようになっている。
【0026】
印刷機構は、メインモータ12にベルト13を介して連結され、このメインモータ12によって回転駆動される版胴14を有している。この版胴14の外周面はインク透過性に優れ且つ剛性の高い材料よりなり、製版機構において製版されたマスタ100が、先端部をクランプ手段15により保持された状態で、この版胴14の外周面に巻装されるようになっている。
【0027】
この版胴14の回転軸上には、版胴14の回転角度に応じたパルス信号(ドラムパルス)を発生するドラムエンコーダ16が設けられている。また、版胴14の外周面の近傍には、クランプ手段15によるマスタ100のクランプ位置(基準位置)を検出するための位置検出センサ17が設けられている。そして、これらドラムエンコーダ16や位置検出センサ17からの信号をもとに版胴14の回転角度が常時検出されるようになっており、これに基づいて図示しないモータ回転制御手段においてPWM制御が行われ、版胴14の周速がほぼ一定になるように、版胴14を回転駆動するメインモータ12の回転が制御されるようになっている。
【0028】
版胴13の内部には、周壁の内周面に接するインク供給ローラ18と、インク供給ローラ18に所定量のインクを供給するドクターローラ19と、ドクターローラ19とインク供給ローラ18の間に所定量のインクを供給するインク供給管20とが設けられている。また、版胴14の下方には、この版胴14と平行にプレスローラ21が回転可能な状態で設けられている。このプレスローラ21は、メインモータ12により駆動されるプレスカムに案内されて、版胴14の回転に同期してこの版胴14に近接離間する方向に移動操作されるようになっており、また、プレス圧可変モータ22が駆動されることで、版胴14に対するプレス圧を調整できるようになっている。
【0029】
印刷機構では、給紙機構から供給された印刷用紙101を版胴14とプレスローラ21との間に挟み込み、これら版胴14とプレスローラ21の回転に伴って印刷用紙101が搬送される間に、版胴14の外周面に巻装されたマスタ100を介して印刷用紙101にインクを付着させて、印刷用紙101に画像を印刷するようになっている。
【0030】
給紙機構は、給紙台23に積載された印刷用紙101を給紙ローラ24及び紙捌きローラ25によって一枚ずつ取り出し、取り出した印刷用紙101をタイミングローラ26によって、版胴14の回転に同期させて版胴14とプレスローラ21との間に送り込む構造となっている。
【0031】
排紙機構は、画像が印刷された印刷用紙(印刷物)101を用紙分離爪27によって版胴14から引き剥がし、一対のプーリ28,29とこれらの間に架設された無端搬送ベルト30とを有する搬送手段によって、版胴14から引き離した印刷物101を搬送して排紙台31上に排出する構造となっている。また、無端搬送ベルト30には多数の空気通過孔が設けられており、無端搬送ベルト30の下方に設けられたサクションファンモータ32が上方の空気を吸引することで、印刷物101が無端搬送ベルト30上に保持された状態で搬送されるようになっている。
【0032】
排版機構は、使用済みのマスタ100を排版爪33によって版胴14の外周面から引き剥がし、この使用済みのマスタ100を上下一対の排版ローラ34によって搬送して排版箱35内に収納する構造となっている。
【0033】
上下一対の排版ローラ34のうち上側の排版ローラは、ベルト36を介して排版モータ37に連結されており、この排版モータ37により回転駆動されるようになっている。また、上下一対の排版ローラ34のうち下側の排版ローラは、図示しないギヤを介して上側の排版ローラに連結されており、上側の排版ローラと共に回転駆動されるようになっている。なお、排版モータ37によって回転駆動される上下一対の排版ローラ34の周速は、メインモータ12によって回転駆動される版胴14の周速よりも若干速くなるように設定されている。
【0034】
排版ローラ34の近傍には、ガイドローラ38,39,40がそれぞれ設けられており、これら排版ローラ34と各ガイドローラ38,39,40との間に、搬送ガイドベルト41,42,43がそれぞれ架設されている。そして、排版モータ37によって上下一対の排版ローラ34が回転駆動されることで、搬送ガイドベルト41,42,43が駆動され、排版爪33によって版胴14の外周面から引き剥がされた使用済みのマスタ100が、搬送ガイドベルト41,42,43によって案内されて、排版箱35へと導かれるようになっている。
【0035】
次に、本発明を適用した孔版印刷装置1の要部であるモータ回転制御手段について、更に詳しく説明する。本発明を適用した孔版印刷装置1は、モータ回転制御手段による制御によって版胴14の周速が排版ローラ34の周速を上回る不都合を有効に抑制して、使用済みのマスタ100を排版箱35へと搬送する際に、この使用済みのマスタ100にたるみが生じないようにし、使用済みのマスタ100が排版爪33やその周辺に接触してこれらにインク汚れが生じてしまうことを防止するようにしている。これにより、排版爪33やその周辺のインク汚れが、新たに版胴14に巻装されたマスタ100のカール部(後端部)、プレスローラ21へと転写され、最終的に印刷物101の裏面を汚してしまうといった不都合が未然に防止されることになる。
【0036】
本発明を適用した孔版印刷装置1が備えるモータ回転制御手段及びその周辺の構成の一例を図2に示す。
【0037】
この図2に示すモータ回転制御手段50は、版胴14の回転角度を検出する回転角度検出手段51からの出力に基づいて、メインモータ12の回転を制御するようになっている。
【0038】
回転角度検出手段51は、センサ入力処理部52を有しており、このセンサ入力処理部52に、上述したドラムエンコーダ16や位置検出センサ17が接続された構成となっている。ドラムエンコーダ16は、版胴14の回転軸上に設けられて版胴14の回転角度に応じたパルス信号(ドラムパルス)を発生するものであり、このドラムエンコーダ16からのパルス信号が、センサ入力処理部52に入力されることになる。また、位置検出センサ17は、版胴14の外周面近傍に設けられてマスタ100のクランプ位置(基準位置)を検知するものであり、この位置検出センサ17からの検知信号も、センサ入力処理部52に入力されることになる。そして、センサ入力処理部52は、これらドラムエンコーダ16からのパルス信号と位置検出センサ17からの検知信号とに基づいて版胴14の回転角度を検出し、モータ回転制御手段50に出力する。
【0039】
モータ回転制御手段50は、PWM信号生成部53と、メモリ54と、ブレーキ信号生成部55と、モータドライブ回路56とを有しており、メインモータ12に対してPWM制御を行いながら、瞬間的な急加速が生じるタイミングにおいてはショートブレーキ制御等の制動制御を行うようになっている。
【0040】
PWM信号生成部53は、センサ入力処理部52からの出力に基づいて、版胴14の周速がほぼ一定になるようにメインモータ12の回転を制御するためのPWM信号を生成する。PWM信号は、パルスのオン/オフの時間幅の割合を変化させることでメインモータ12の回転速度を調整するものである。このPWM信号生成部53により生成されたPWM信号は、モータドライブ回路56に供給される。
【0041】
メモリ54には、版胴14が瞬間的に急加速されてその周速が排版ローラ34の周速を上回ることになる角度位置が、角度位置データとして格納されている。この版胴14が瞬間的に急加速される角度位置は、事前に検知可能である。すなわち、版胴14が急加速される要因は、この版胴14を回転駆動するメインモータ12が、版胴14以外の例えばプレスカム等の他の構成要素の駆動源としても用いられ、これら複数の負荷によってメインモータ12に負荷むらが生じることにある。このメインモータ12に負荷むらが生じる角度位置、すなわち、版胴14が1回転する中で瞬間的に急加速される角度位置は他の負荷との関係から一義的に求められるものであり、事前に検知することができる。モータ回転制御手段50のメモリ54には、このように事前に検知された角度位置が、角度位置データとして格納されている。
【0042】
ブレーキ信号生成部55は、角度位置データが格納されたメモリ54を参照できるようになっている。また、このブレーキ信号生成部55には、センサ入力処理部52からの出力、すなわち、版胴14の回転角度を示す情報が常時入力されるようになっている。そして、ブレーキ信号生成部55は、版胴14の回転角度がメモリ54に格納された角度位置データと一致するときに、そのタイミングでメインモータ12に対して制動制御を行うためのブレーキ信号を生成する。このブレーキ信号は、例えば、版胴14が急加速される角度位置でショートブレーキをかけるための信号である。ここで、ショートさせる時間幅としては、例えば100msec程度が有効である。このブレーキ信号生成部55により生成されたブレーキ信号は、モータドライブ回路56に供給される。
【0043】
モータドライブ回路56は、PWM信号生成部53により生成されたPWM信号と、ブレーキ信号生成部55により生成されたブレーキ信号とに基づいて、メインモータ12を駆動する。これにより、メインモータ12の回転が制御され、版胴14がほぼ一定の周速で回転駆動されると共に、瞬間的な急加速が抑制されて、版胴14の周速が排版ローラ34の周速を上回る不都合が防止されることになる。
【0044】
メインモータ12に対して制動制御を行わない場合の版胴14の周速変化と、版胴14に瞬間的な急加速が生じるタイミングで制動制御を行った場合の版胴14の周速変化とを、図3及び図4にそれぞれ示す。
【0045】
版胴14の周速変化(メインモータ12の回転むら)は、ドラムエンコーダ16からのパルス信号に端的に現れる。そこで、このドラムエンコーダ16からのパルス信号をF/V変換してその電圧値をモニタリングし、版胴14の回転に伴う電圧値の変化を図3及び図4に示した。なお、図3及び図4中、横軸は版胴14の角度位置を示し、縦軸は版胴14の周速に対応する電圧値を示している。また、図4中の下段は、上述したブレーキ信号生成部55により生成されるブレーキ信号を示しており、ここでは版胴14の回転角度が170度の位置で100msecのショートブレーキをかけるようにしている。
【0046】
図3に示すように、メインモータ12に対して制動制御を行わない場合には、版胴14の回転角度が170度の位置でメインモータ12に回転むらが生じ、版胴14の周速が急激に上昇している。これに対して、図4に示すように、版胴14の回転角度が170度の位置で100msecのショートブレーキをかけるようにした場合には、版胴14の周速の急激な上昇が効果的に抑制されている。
【0047】
本発明を適用した孔版印刷装置1では、上述したように、メインモータ12の回転を制御するモータ回転制御手段50が、メインモータ12に対してPWM制御を行いながら、瞬間的な急加速が生じるタイミングにおいてはショートブレーキ制御等の制動制御を行うようにしているので、メインモータ12により回転駆動される版胴14の周速が排版ローラ34の周速を上回る不都合が有効に抑制されることになる。したがって、本発明を適用した孔版印刷装置1では、使用済みのマスタ100を排版箱35へと搬送する際に、この使用済みのマスタ100にたるみが生じることがなく、この使用済みのマスタ100のインクが排版爪33等に付着して最終的に印刷物101の裏面を汚してしまうといった不都合を未然に防止することができる。
【0048】
次に、本発明を適用した孔版印刷装置1が備えるモータ回転制御手段の他の例を図5を参照して説明する。
【0049】
この図5に示すモータ回転制御手段60は、図2に示したモータ回転制御手段50のメモリ54に代えて、速度監視部として機能するF/V変換処理部61及び比較演算処理部62を備えて構成されている。すなわち、図2に示したモータ回転制御手段50においては、ブレーキ信号生成部55が、センサ入力処理部52からの出力とメモリ54に格納された角度位置データとをもとに版胴14が瞬間的に急加速されるタイミングを判断し、そのタイミングでメインモータ12に対して制動制御を行うためのブレーキ信号を生成するようになっているのに対し、図5に示すモータ回転制御手段60においては、F/V変換処理部61及び比較演算処理部62により版胴14の周速を監視して、版胴14の周速が予め設定された所定の値を超えたときに、ブレーキ信号生成部55がブレーキ信号を生成するようになっている。なお、この図5に示すモータ回転制御手段60において、その他の構成は図2に示したモータ回転制御手段50と同様であるので、図2に示したモータ回転制御手段50と同様の部分については、図中同一の符号を付して、ここでは詳細な説明を省略する。
【0050】
F/V変換処理部61は、回転角度検出手段51のドラムエンコーダ16に接続されている。そして、このF/V変換処理部61は、ドラムエンコーダ16からのパルス信号をF/V変換して、版胴14の周速に対応したアナログ電圧信号を生成する。このF/V変換処理部61により生成されたアナログ電圧信号は、比較演算処理部62に供給される。
【0051】
比較演算処理部62は、図6に示すように、F/V変換処理部61からのアナログ電圧信号を予め設定されたしきい値と比較する。そして、F/V変換処理部61からのアナログ電圧信号がしきい値を越えたときに、版胴14が瞬間的に急加速されることを判断し、そのタイミングでブレーキ信号が生成されるようにブレーキ信号生成部55を制御する。
【0052】
以上のようなモータ回転制御手段60では、図2に示したモータ回転制御手段50と同様に、版胴14に瞬間的な急加速が生じるタイミングで制動制御が行われるので、版胴14の周速が排版ローラ34の周速を上回る不都合を有効に抑制することができる。
【0053】
また、このモータ回転制御手段60においては、F/V変換処理部61及び比較演算処理部62により版胴14の周速を監視しながら、版胴14が瞬間的に急加速されるタイミングを判断するようにしているので、事前に予測できない突発的な版胴14の急加速に対しても適切に対処することができる。
【0054】
次に、本発明を適用した孔版印刷装置1が備えるモータ回転制御手段の更に他の例を図7を参照して説明する。
【0055】
この図7に示すモータ回転制御手段70は、図2に示したモータ回転制御手段50のブレーキ信号生成部55に代えて加速信号生成部71を備え、この加速信号生成部71により生成された加速信号が、排版モータ37を駆動するためのモータドライブ回路72に供給されるようになっている。すなわち、図2に示したモータ回転制御手段50においては、版胴14が瞬間的に急加速されるタイミングでメインモータ12に対して制動制御を行うようにしているのに対して、図7に示すモータ回転制御手段70においては、版胴14が瞬間的に急加速されるタイミングで排版モータ37に対して加速制御を行うようにしている。なお、この図7に示すモータ回転制御手段70において、その他の構成は図2に示したモータ回転制御手段50と同様であるので、図2に示したモータ回転制御手段50と同様の部分については、図中同一の符号を付して、ここでは詳細な説明を省略する。
【0056】
加速信号生成部71は、図2に示したモータ回転制御手段50におけるブレーキ信号生成部55と同様に、角度位置データが格納されたメモリ54を参照できるようになっている。また、この加速信号生成部71には、センサ入力処理部52からの出力が常時入力されるようになっている。そして、加速信号生成部71は、版胴14の回転角度がメモリ54に格納された角度位置データと一致するときに、そのタイミングで排版モータ37に対して加速制御を行うための加速信号を生成する。この加速信号生成部71により生成された加速信号は、モータドライブ回路72に供給される。
【0057】
モータドライブ回路72は、加速信号生成部71により生成された加速信号に基づいて、排版モータ37を駆動する。これにより、版胴14が瞬間的に急加速されるタイミングにおいて、排版モータ37及び排版ローラ34も加速されることになる。
【0058】
以上のようなモータ回転制御手段70では、版胴14に瞬間的な急加速が生じるタイミングで排版モータ37に対して加速制御が行われるので、版胴14の周速が排版ローラ34の周速を上回る不都合を有効に抑制することができる。
【0059】
次に、本発明を適用した孔版印刷装置1が備えるモータ回転制御手段の更に他の例を図8を参照して説明する。
【0060】
この図8に示すモータ回転制御手段80は、図7に示したモータ回転制御手段70のメモリ54に代えて、速度監視部として機能するF/V変換処理部61及び比較演算処理部62を備えて構成されている。すなわち、図7に示したモータ回転制御手段70においては、ブレーキ信号生成部55が、センサ入力処理部52からの出力とメモリ54に格納された角度位置データとをもとに版胴14が瞬間的に急加速されるタイミングを判断し、そのタイミングで排版モータ37に対して加速制御を行うための加速信号を生成するようになっているのに対し、図8に示すモータ回転制御手段80においては、図5に示したモータ回転制御手段60と同様に、F/V変換処理部61及び比較演算処理部62により版胴14の周速を監視し、版胴14の周速が予め設定された所定の値を超えたときに、加速信号生成部71が加速信号を生成するようになっている。
【0061】
このモータ回転制御手段80においては、図7に示したモータ回転制御手段70と同様に、版胴14に瞬間的な急加速が生じるタイミングで排版モータ37に対して加速制御が行われるので、版胴14の周速が排版ローラ34の周速を上回る不都合を有効に抑制することができる。
【0062】
また、このモータ回転制御手段80においては、図5に示したモータ回転制御手段50と同様に、F/V変換処理部61及び比較演算処理部62により版胴14の周速を監視しながら、版胴14が瞬間的に急加速されるタイミングを判断するようにしているので、事前に予測できない突発的な版胴14の急加速に対しても適切に対処することができる。
【0063】
【発明の効果】
本発明に係る孔版印刷装置によれば、版胴が瞬間的に急加速されてその周速が排版ローラの周速を上回るような状況においては、モータ回転制御手段によって、メインモータに対する制動制御或いは排版モータに対する加速制御が行われるようになっているので、版胴の周速が排版ローラの周速を上回る不都合を有効に抑制することができる。したがってこの孔版印刷装置においては、使用済みのマスタを排版箱へと搬送する際に、この使用済みのマスタにたるみが生じることがなく、この使用済みのマスタのインクが排版爪等に付着して最終的に印刷物の裏面を汚してしまうといった不都合を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した孔版印刷装置の全体構成を模式的に示す図である。
【図2】前記孔版印刷装置が備えるモータ回転制御手段の一例を示すブロック構成図である。
【図3】メインモータに対して制動制御を行わない場合の版胴の周速変化を示す図である。
【図4】前記モータ回転制御手段により、版胴に瞬間的な急加速が生じるタイミングで制動制御を行った場合の版胴の周速変化を示す図である。
【図5】前記孔版印刷装置が備えるモータ回転制御手段の他の例を示すブロック構成図である。
【図6】前記モータ回転制御手段において版胴が瞬間的に急加速されることを判断する方法を説明する図である。
【図7】前記孔版印刷装置が備えるモータ回転制御手段の更に他の例を示すブロック構成図である。
【図8】前記孔版印刷装置が備えるモータ回転制御手段の更に他の例を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1 孔版印刷装置
12 メインモータ
14 版胴
16 ドラムエンコーダ
17 位置検出センサ
34 排版ローラ
37 排版モータ
50 モータ回転制御手段
51 回転角度検出手段
52 センサ入力処理部
53 PWM信号生成部
54 メモリ
55 ブレーキ信号生成部
56 モータドライブ回路
60 モータ回転制御手段
61 F/V変換処理部
62 比較演算処理部
70 モータ回転制御手段
71 加速信号生成部
72 モータドライブ回路
80 モータ回転制御手段

Claims (4)

  1. 外周面に孔版原紙が巻装される版胴と、
    前記版胴を回転駆動するメインモータと、
    前記版胴の回転角度を検出する回転角度検出手段と、
    前記回転角度検出手段からの出力に基づいて、前記メインモータの回転を制御するモータ回転制御手段と、
    使用済みの孔版原紙を搬送する排版ローラと、
    前記排版ローラを回転駆動する排版モータとを備え、
    前記モータ回転制御手段は、前記版胴が瞬間的に急加速されてその周速が前記排版ローラの周速を上回る状況にあると判断したときに、前記メインモータに対して制動制御を行うことを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 前記モータ回転制御手段は、前記メインモータに負荷むらが生じて前記版胴が瞬間的に急加速される角度位置データが格納された角度位置データ記憶手段を有し、前記回転角度検出手段により検出された前記版胴の回転角度が、前記角度位置データ記憶手段に格納された角度位置データと一致するときに、前記メインモータに対して制動制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の孔版印刷装置。
  3. 前記モータ回転制御手段は、前記版胴の周速を監視する速度監視部を有し、この速度監視部によって前記版胴の周速が予め設定された所定の値を超えたと判断されたときに、前記メインモータに対して制動制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の孔版印刷装置。
  4. 外周面に孔版原紙が巻装される版胴と、
    前記版胴を回転駆動するメインモータと、
    前記版胴の回転角度を検出する回転角度検出手段と、
    使用済みの孔版原紙を搬送する排版ローラと、
    前記排版ローラを回転駆動する排版モータと、
    前記回転角度検出手段からの出力に基づいて、前記メインモータ及び前記排版モータの回転を制御するモータ回転制御手段とを備え、
    前記モータ回転制御手段は、前記版胴が瞬間的に急加速されてその周速が前記排版ローラの周速を上回る状況にあると判断したときに、前記排版モータに対して加速制御を行うことを特徴とする孔版印刷装置。
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