JP2007069352A - 印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 良好な多色印刷画像を得られる用紙サイズを多くできる印刷装置を提供する。
【解決手段】 駆動手段23,24によって回転駆動される版胴4,5及び版胴4,5とそれぞれ対向配置され、用紙挟持手段6,7を備えるとともに版胴と同期して回転駆動する印圧手段8,9を有する印刷部2,3が用紙搬送方向Xに配列され、各印刷部2,3に向けてそれぞれ用紙10をそれぞれ搬送する複数の搬送手段11,12,13を有するとともに、各版胴を同一周速度で回転駆動するように駆動手段23,24を制御すると共に、通紙される用紙10のサイズ情報に基づいて用紙搬送方向Xの下流側の用紙挟持手段7による用紙挟持タイミングを制御手段50,60で制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】 駆動手段23,24によって回転駆動される版胴4,5及び版胴4,5とそれぞれ対向配置され、用紙挟持手段6,7を備えるとともに版胴と同期して回転駆動する印圧手段8,9を有する印刷部2,3が用紙搬送方向Xに配列され、各印刷部2,3に向けてそれぞれ用紙10をそれぞれ搬送する複数の搬送手段11,12,13を有するとともに、各版胴を同一周速度で回転駆動するように駆動手段23,24を制御すると共に、通紙される用紙10のサイズ情報に基づいて用紙搬送方向Xの下流側の用紙挟持手段7による用紙挟持タイミングを制御手段50,60で制御する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、複数の印刷部を供えた印刷装置に関し、特に印圧手段に設けた用紙挟持手段の用紙挟持タイミング制御に関する。
従来、簡便な印刷方法としてデジタル式感熱孔版印刷が知られている。これは、熱可塑性樹脂フィルムと多孔質支持体とを貼り合わせたマスタに微細な発熱素子を複数有するサーマルヘッドを接触させ、この発熱素子に対しパルス的に通電を行いながらマスタをプラテンローラ等のマスタ搬送手段で搬送することにより、マスタの熱可塑性樹脂フィルムに画像情報に基づいた穿孔画像を熱溶融穿孔製版した後、この穿孔製版されたマスタを多孔性円筒状の版胴に巻装し、プレスローラや圧胴等の印圧手段によって用紙を版胴の外周面に押圧させることで版胴の開孔部及びマスタの穿孔部から滲出したインキを用紙に転移させて用紙上に印刷画像を得るものである。
一般に印刷装置は、多量印刷を行う場合、そのコストが複写機等に比べて抑えられることから多くの分野に普及されてきており、各分野から様々な要求がなされている。例えば、孔版印刷装置においても多色の印刷物を得る多色印刷が要求されている。孔版印刷装置において多色印刷を行う場合、インキ色毎の版胴を用意し、色毎の版胴による印刷が終了する度に希望のインキ色の版胴に交換すれば多色印刷を実現できる。しかし、この手法であると、印刷されて排紙された用紙を揃え、給紙側に再セットしなければならないので、その作業が繁雑であるとともに、印刷されたインキを十分に乾燥させないと用紙搬送系にインキが付着してクリーニングの必要性が高くなる。
そこで、内部にそれぞれ異なる色のインキを貯容した複数の版胴を用紙搬送方向に配置し、駆動手段で各版胴を同期して回転駆動させ、各版胴にそれぞれ対応して設けられた印圧手段によって用紙を各版胴外周面に順次圧接させることにより用紙上に各版胴のインキ色に対応した画像を順次転写させ、1回の印刷動作で多色印刷物を得ることが可能な孔版印刷装置が、例えば特許文献1で開示されている。
複数の版胴を備えた孔版印刷装置では、連続して印刷を行う場合、上流側の版胴で印刷された用紙を短時間のうちに下流側の版胴に押圧して印刷を行っているので、上流側で印刷されたインキが十分に乾燥しないうちに下流側の版胴に転移して次の印刷の時に再転移することが繰り返し行われる。このため、上流側で印刷された用紙の位置が下流側の版胴へと搬送されるまでの間にずれてしまうと、下流側の版胴と用紙の位置がばらつく事になるので、前述した下流側版胴表面への転移インキの付着位置がばらついてしまう。これでは、次の印刷時に転移位置がずれてダブリ状態の印刷になってしまう、所謂ゴーストが発生し易くなってしまう。
ゴースト防止策としては、用紙の後端が、同期して回転駆動される上流側の版胴と印圧手段で形成されるニップ部から抜ける前に、下流側の版胴と印圧手段で形成されるニップ部に用紙を挿入するようにするために、用紙が版胴間に跨った状態で印刷するのが有効と考えられている。つまり、用紙搬送方向における版胴間距離(ニップ部間距離)を用紙サイズ(全長)よりも短く設定し、用紙前端が下流側のニップ部に、用紙後端が上流側のニップ部で挟持されるように構成している。しかし、版胴間距離を一度決めてしまうと、その距離となるように各部材が装置筐体に組み付けられるため、版胴間距離を変更する事は難しく、版胴間距離よりも短い用紙を使用することが出来ず、実質的に印刷に使用する用紙サイズが限定されてしまうという課題がある。
本発明は上述した問題点を解決し、良好な多色印刷画像を得られる用紙サイズを多くできる印刷装置を提供することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、駆動手段によって回転駆動される版胴及び前記版胴と対向配置され、用紙挟持手段を備えるとともに前記版胴と同期して回転駆動する印圧手段を有する印刷部が用紙搬送方向に複数配列されているとともに、各印刷部に向けてそれぞれ用紙をそれぞれ搬送する複数の搬送手段を有する印刷装置において、各版胴を同一周速度で回転駆動するように駆動手段を制御するとともに、通紙される用紙のサイズ情報に基づいて用紙搬送方向の下流側の用紙挟持手段による用紙挟持タイミングを制御する制御手段を有することを特徴としている。
本発明に係る印刷装置おいて、制御手段は、サイズ情報が版胴間距離よりも小さい場合には、用紙搬送方向下流側の用紙挟持手段による用紙挟持タイミングを予め設定した基準タイミングよりも早める方向に制御することを特徴としている。
本発明に係る印刷装置では、用紙搬送方向下流側の版胴へ用紙を搬送する搬送手段の搬送面近傍に用紙幅方向に移動可能なガイド部材を配置し、制御手段が用紙サイズに基づいてガイド部材の用紙幅方向の位置を可変制御することを特徴としている。
本発明に係る印刷装置では、用紙搬送方向下流側の版胴へ用紙を搬送する搬送手段の搬送面近傍にガイド部材を配置するとともに、ガイド部材よりも上流側から搬送されて来る用紙をガイド部材に向かって案内する偏奇手段を有することを特徴としている。
本発明に係る印刷装置おいて、偏奇手段は、用紙搬送方向に対して傾斜して配置された回転部材と、回転部材を用紙搬送方向下流側の版胴へ用紙を搬送する搬送手段による用紙搬送速度よりも早い周速度で回転駆動する駆動手段とを有することを特徴としている。
本発明に係る印刷装置において、何れかの印刷部はユニット化されていて、それ以外の印刷部に対して着脱可能に構成されていることを特徴としている。
本発明の請求項1、2によれば、同一の周速度で回転駆動する版胴と、版胴と同期して回転するとともに用紙挟持手段を備える印圧手段を有する印刷部を用紙搬送方向に複数配列し、通紙される用紙のサイズ情報に基づいて用紙搬送方向の下流側の用紙挟持手段による用紙挟持タイミングを制御するので、上流側の版胴と下流側版胴の版胴間隔が用紙サイズよりも大きい場合でも、上流側版胴を通過した用紙の先端を下流側印圧手段の用紙挟持手段で確実に挟持することができ、下流側版胴表面への転移インキの付着位置のばらつきがなくなり、用紙サイズを制限すること無く、印刷時の転移位置ずれによるゴーストの発生を低減することができる。
本発明の請求項3によれば、用紙搬送方向下流側の版胴へ用紙を搬送する搬送手段の搬送面近傍に用紙幅方向に移動可能なガイド部材を配置し、制御手段で用紙サイズに基づいてガイド部材の用紙幅方向の位置を可変制御するので、上流側の印刷部から下流側の印刷部に用紙が搬送される際に用紙が傾斜した場合でも、用紙サイズに応じた間隔にガイド部材がセットされるので、下流側印刷部への到達前において用紙の向きを修正することができ、下流側版胴表面への転移インキの付着位置のばらつきがなくなり、用紙サイズを制限すること無く、印刷時の転移位置ずれによるゴーストの発生を低減することができる。
本発明の請求項4、5によれば、用紙搬送方向下流側の版胴へ用紙を搬送する搬送手段の搬送面近傍に配置されたガイド部材と、ガイド部材よりも上流側から搬送されて来る用紙をガイド部材に向かって案内する偏奇手段を有するため、上流側の印刷部から下流側の印刷部に用紙が搬送される際に用紙がその幅方向に傾斜した場合でも、偏奇手段によってガイド部材に向かって案内され、下流側印刷部への到達前において用紙の向きを修正することができ、下流側版胴表面への転移インキの付着位置のばらつきがなくなり、用紙サイズを制限すること無く、印刷時の転移位置ずれによるゴーストの発生を低減することができる。
本発明の請求項6によれば、何れかの印刷部がユニット化されていて、それ以外の印刷部に対して着脱可能に構成されているので、単色対応の印刷装置を連結することで多色対応とすることができるとともに、部品の共通に使用できてコスト低減を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1において、符号1は印刷装置の一例である孔版印刷装置を示す。この孔版印刷装置1は、複数の印刷部2,3を備えている。図示を省略しているが、孔版印刷装置1には、原稿画像を読み取って製版画像データとするスキャナ部またはコンピュータなどの外部装置から製版画像データの送信を受けるコネクター等の接続部の少なくとも1つが設けられている。
印刷部2,3は、製版済マスタをその外周面に巻き付ける円筒状の版胴4,5と、版胴4,5と対向配置され、用紙挟持手段となる用紙クランパ6,7を備える印圧手段を構成する圧胴8,9と、印刷部2,3に向けてそれぞれ用紙10を搬送する複数の搬送手段11,12,13と、各版胴への製版済マスタを製版する製版部15A,15Bと、各版胴から製版済マスタを廃棄する排版部16A,16Bとが設けられている。版胴4と圧胴8との対向部及び版胴5と圧胴9との対向部には印刷ニップ部25,26が形成される。
印刷部2,3はそれぞれユニット化されていて互いに着脱可能とされている。本形態においては印刷部2に対して印刷部3が着脱可能な構成を採っている。印刷部2には用紙10の給紙部18が、印刷部3には印刷が終了した用紙10を機外に排出する排紙部19がそれぞれ設けられている。すなわち、印刷部2は矢印Xで示す用紙搬送方向の上流側に、印刷部3は用紙搬送方向の下流側に配列されている。
給紙部18は、用紙10が積載される給紙トレイ18Aと、給紙トレイ18Aの用紙10を1枚ずつに分離して送出する給紙コロ18Bとを備えている。
排紙部19は、用紙10が排出される排紙トレイ19Aと、排紙トレイ19Aに対して印刷済の用紙10を搬送する排紙搬送手段20とを備えている。排紙搬送手段20は、一方が駆動するローラ対20A,20Bと、これらローラ間に巻き掛けられた多孔性の搬送ベルト20Cと、用紙10を多孔性の搬送ベルトに吸引する吸引ファン20Dとを備えている。多孔性の搬送ベルト20Cは、図1において反時計回りに回転される。
製版部15A,15Bは、版胴2,3に対する製版マスタを製版画像データに基づいて製版し、各版胴外周面まで給版するとともに一版分の長さで切断する周知の機能を備えたものであり、ここでは、異なる色に分解された製版画像データから製版済マスタを製版している。
排版部16A,16Bは、新たな画像の印刷を実行する際に製版部15A、15Bによる製版動作と並行して作動して、各版胴の表面に巻着されている旧製版済マスタを周知の機構により剥ぎ取って回収するものである。
版胴4,5は、多孔構造の支持円筒体とその外周面に巻装された図示しない複数層のメッシュスクリーンとを有し、開口部4A,5Aと非開口部4B,5Bとが形成されている。版胴4,5は、インク供給パイプを兼ねる支軸21,22の周りに回転可能に支持されている。版胴4,5は、複数の印刷速度に対応してその回転速度を可変できるように駆動手段としてのメインモータ23,24でそれぞれ回転駆動される。版胴4,5は印刷部2,3の筐体に対して着脱可能に支持されている。
版胴4,5の外周面には、製版部15A、15Bで製版された製版済みマスタの先端を挾持するマスタクランパ27、28がそれぞれ配置されている。マスタクランパ27,28は、マスタクランパ軸27a、28aを介して回動可能に支持されていて、強磁性体よりなるステージ29,30に対向してそれぞれ版胴4,5が所定の回転位置を占めたときに、図示しない開閉装置により開閉される。
版胴4,5の内部には、版胴4,5と同方向に同期して回転し、版胴4,5の内周面にインキを供給するインキローラ31A,31Bと、インキローラ31A,31Bと僅かな間隙を置いて平行に配置され、各インキローラとの間にインキ溜まり32A,32Bを形成するドクターローラ33A,33Bが設けられている。これらの構成によりインキ溜まり32A,32Bのインキがインキローラ31A,31Bの外周面を介して版胴4,5の内周面に供給される。
圧胴8,9は、その外径寸法となる直径を版胴4,5の外径寸法となる直径と略等しく形成されていて、版胴4,5が1回転したとき、圧胴8,9も1回転する。圧胴8,9及び版胴4,5の大きさは、最大用紙サイズに対応する大きさとされていて、本形態では、JIS規格A3サイズを縦長に搬送した時に印刷できる大きさとされている。
用紙クランパ6,7は、印刷ニップ部25,26よりも用紙搬送方向Xの上流側において図示しない圧胴に設けたカムと筐体側に固定配置したカムを用いた周知のカム機構(例えば特許第29999048号:特許公報の図2,図3,図6及び関連説明箇所参照)により開閉されて用紙10の先端10Aを挾持保持するとともに、印刷ニップ部25,26よりも用紙搬送方向Xの下流側において圧胴側のカムと筐体側に固定配置したカムとで開閉されることでインキが転写された用紙10の先端10Aを開放するようになっている。このため、用紙10の先端10Aは印刷ニップ部25,26から排出されるので、用紙Pがインキの粘着力により版胴1に巻き上がらないという利点もある。
圧胴8,9は、その回転中心に設けられた圧胴軸8A、9Aが、図示しない一対のアームにそれぞれ回転自在に支持されている。これらアームの一端は孔版印刷装置の筐体に固定された支点軸によって揺動自在にそれぞれ支持されている。各アームの他端には、圧胴8,9を版胴4,5に向かって付勢する図示しない印圧スプリングの一端が装着されている。各アームの一部には圧胴8,9が版胴4,5と接触しない離間位置に保持する周知の保持手段が設けられている。また、圧胴8,9側には、版胴4,5の外周面に接触する印圧カムが設けられていて、このカムの作用により各版胴に対して接離動作可能とされている。圧胴8は版胴4の駆動モータ23によって版胴4と同一の周速度で回転駆動され、圧胴9は版胴5の駆動モータ24によって版胴5と同一の周速度で回転駆動されるように構成されている。圧胴8,9の表面には、ニトリルゴムやクロロプレンゴムで成形されたゴム層が設けられていて、版胴4,5との接触時の衝撃干渉や当接音の低減が図られている。
搬送手段11は、給紙コロ18Bによって給紙された用紙10を所定のタイミングで印刷ニップ部25に給紙するレジストローラ対で構成されていて、図1において、印刷ニップ部25よりも用紙搬送方向Xの上流側となる印刷ニップ部25と給紙コロ18Bとの間に配置されている。
搬送手段12は、印刷ニップ部25を通過してきた用紙10を印刷部3に向かって搬送するもので、印刷部2の筐体に回転自在に支持されて、その一方が駆動側となる搬送ローラ12A,12Bと、これらローラ間に巻き掛けられた多孔性の搬送ベルト12Cと、用紙10を多孔性の搬送ベルト12Cに吸引する吸引ファン12Dとを備えている。
搬送手段13は、印刷部2を通過してきた用紙10を印刷部3の印刷ニップ部26に向かって搬送するものである。搬送手段13は、印刷部3の筐体に着脱自在に支持される支持板13Eに回転自在に支持されて、その一方が駆動側となる搬送ローラ13A,13Bと、これらローラ間に巻き掛けられた多孔性の搬送ベルト13Cと、用紙10を多孔性の搬送ベルト13Cに吸引する吸引ファン13Dとを備えていて、印刷部3に対して着脱可能に構成されている。これら多孔性の搬送ベルト12C、13Cは、図1において反時計回りに回転される。
本形態において、印刷ニップ部25,26の下流側に位置する搬送手段12及び排紙搬送手段20のそれぞれの多孔性の搬送ベルト12C,20Cの搬送速度は、版胴4,5の周速度の105%と、版胴のそれよりも早く設定されていて、印刷ニップ部25,26を通過した用紙10を引っ張りながら用紙搬送方向下流側に搬送するように構成されている。
搬送手段13は、印刷部3を単独で使用する場合には、印刷部3から離脱し、その代りに印刷部2の給紙部18と同一構成が装着され、単独で使用可能とされる。一方、印刷部2を単独で使用する場合には、搬送手段12よりも用搬送方向下流側に位置する筐体に、印刷部3の排紙トレイ19Aと同様な排紙トレイを装着すれば良い。
印刷ニップ部25と搬送ローラ12A、及び印刷ニップ部26と搬送ローラ20Aの間には、圧胴8,9の表面より用紙10を連続的に剥離する分離爪33,34が配置されている。印刷ニップ部25,26よりも用紙搬送方向下流側には、版胴4,5と用紙10との間に向けて送風する剥離ファン35,36が版胴4,5に近接配置されている。
本形態において、孔版印刷装置1は、2つの個別な印刷部をユニットとして接続して一台の印刷装置としたが、予め複数の印刷部を1つの装置の構成要素として形成する場合、搬送手段12,13は何れか1つでもよい。
本形態において、用紙搬送方向における版胴間距離とは、印刷ニップ部間距離Lのことである。この印刷ニップ部間距離Lは、印刷ニップ部25と印刷ニップ部26の中心間距離とする。孔版印刷装置1は、この印刷ニップ部間距離LがA3サイズの用紙10の縦方向の長さ略同一長となるように、印刷部3の設置位置が定められている。
版胴4,5及び圧胴8,9の周速度は、メインモータ23,24の回転速度を速度検知センサ40,41で検出し、版胴4,5及び圧胴8,9の位置は、各版胴や圧胴の側板に装着された周知エンコーダと、装置筐体側に装着した周知のエンコーダーセンサで構成された位置検知センサ42,43よって検出している。
次に本形態の制御系について説明する。
孔版印刷装置1は、印刷部2,3にそれぞれ制御手段50,60が配設されている。制御手段50及び制御手段60は、それぞれ印刷部2,3を単独で使用する場合には、印刷部2,3の各駆動系の動作を単独で制御する。また、本形態のように、印刷部2,3を連結状態で使用する場合においては、制御手段60は、制御手段50とコネクター45で接続され、制御手段50の制御下におかれるようになっている。
制御手段50は、図示を省略した、CPU(中央処理装置)、I/O(入出力)ポート、ROM(読み出し専用記憶装置)、RAM(読み書き可能な記憶装置)およびタイマ等をそれぞれ備え、それらが信号バスによって接続された構成を有する周知のコンピュータで構成されている。制御手段50のROMには、印刷ニップ部間距離L、通紙される用紙サイズに応じた用紙クランパ6,7の開閉タイミングや印刷に係わる様々なデータが記憶されている。制御手段60も制御手段50同様に、周知のコンピュータで構成されていて、そのROMには、印刷に係わる様々なデータが記憶されている。
制御手段50の入力側には、図2に示すように、速度検知センサ40、位置検知センサ42、用紙10の長さや幅等の用紙サイズ情報を検出する用紙サイズセンサ70、レジストローラ対11と印刷ニップ部25の間に配置され、用紙10の搬送を検知する用紙搬送検知センサ71、印刷部2に版胴4が装着されているか否かを検知する版胴検知センサ72及び操作パネル80が接続されている。操作パネル80には、図示を省略しているが、印刷スタートキーや製版スタートキー、装置の各種動作を停止させるストップキー、数値情報を入力するテンキー、印刷モードを設定する印刷モード設定手段、各種情報を表示する表示部などが設けられている。
制御手段50の出力側には、メインモータ23、図示しないスキャナ部の駆動源501、製版部15Aの駆動部502、排版部16Aの駆動部503、給紙部18の駆動部504、レジストローラ対11の駆動部となるレジストローラ505、ローラ搬送手段12の駆動部506が接続されている。
制御手段60の入力側には、速度検知センサ41、位置検知センサ43、印刷部3に版胴5が装着されているか否かを検知する版胴検知センサ73、搬送手段13の近傍に配置され、用紙10の搬送を検知する用紙搬送検知センサ74及び操作パネル90が接続されている。操作パネル90には、図示を省略しているが、操作パネル80同様の構成となっているが、制御手段60が制御手段50と接続されることで、その機能は無効とされる。
制御手段60の出力側には、メインモータ24、図示しないスキャナ部の駆動源601、製版部15Bの駆動部602、排版部16Bの駆動部603、排紙搬送手段20の駆動部604と、搬送手段13の駆動部605及びが接続されている。制御手段60に接続された各駆動部は、印刷部3が単独で使用する場合には、制御手段60の制御下におかれ、印刷部2と連結して使用する場合には、制御手段50からの指令に基づき駆動される。
ここで、用紙クランパ6,7の開閉タイミングについて説明する。用紙クランパ6,7は、圧胴8,9にそれぞれ設けたカムと印刷部2,3の筐体側に設けた固定カムとの係合/離脱によって行われることは先に説明した。このため、用紙クランパ6,7の開閉タイミングは各圧胴のカムと固定カムとの係合/離脱タイミングによって支配されることになり、これは圧胴の位相によって調整されることなる。すなわち、本形態では、圧胴8は版胴4と圧胴9は版胴5と、それぞれ同一の駆動源となるメインモータ23,24で回転駆動されるので、版胴4と圧胴8の位相、及び版胴5と圧胴9の位相は変更する事はできないが、版胴4と圧胴8に対する版胴5と圧胴9の位相は、駆動モータ23、24の駆動タイミングを変化させることで調整できる。このため、本形態においては、用紙クランパ6,7の開閉タイミングを駆動モータ23,24の駆動タイミングで調整している。
具体的には、版胴4,5に装着可能な最大サイズの用紙サイズを本形態ではA3としているので、A3サイズの用紙10の先端10Aが印刷ニップ部26に位置するときに、用紙10の後端が印刷ニップ部25に位置するように、印刷ニップ部間距離Lを設定している。このため、印刷ニップ部間距離Lよりも短いサイズの用紙10が印刷に使用されると、その両端が印刷ニップ部25、26に挟持されることがないので、用紙10の搬送性にバラツキが生じ易く成る。このことから、印刷ニップ部間距離Lよりも短い用紙10が印刷に用いられる場合には、すなわちA3縦長サイズよりも短い用紙10が印刷に用いる場合には、用紙搬送方向下流側に位置する用紙クランパ7による開閉タイミングをA3縦長の場合よりも早めるように制御手段50,60により制御する事とした。
本発明が適用された孔版印刷装置1の動作と、本願の特徴部分の制御動作について説明する。
印刷部2の図示しないスキャナ部に原稿がセットされ、操作パネル80の印刷モード設定手段により所定のモードが選択される。制御手段50により予め決められたモードに対する動作シーケンスが選択されて、製版スタートキーが押されることにより所定の動作が行われる。
本形態では、印刷部2,3を使用して、2色印刷が行われる場合を説明する。まず版胴4,5の有無確認が版胴検知センサ72,73からの出力の有無で行われる。どちらか又は両方の版胴4,5が印刷部に装着されていない場合には操作パネルに警告が表示される。オペレータの操作により入力される印刷速度となる圧胴回転数、印刷枚数及びは、印刷に使用する用紙10のサイズや向きは、用紙サイズ検知センサ70で検知される。これら各情報は制御手段50のRAMに記憶されるとともに制御手段60にも送信される。ここではA3サイズの用紙10を縦長に搬送するものとする。
このとき版胴4の回転数と、使用される用紙10の長さから、用紙10が所定サイズとなるA3縦長サイズ(印刷ニップ部間距離L)よりも短い場合は、用紙後端が印刷ニップ部25から抜けた後に、搬送ベルト12Cと搬送ベルト13Cで加速されて早く到達する場合や、逆に用紙が長く用紙後端が印刷ニップ部25から抜けて、すぐ到達する場合などで圧胴9の狙いの位相、すなわち、用紙クランパ7による開閉タイミングが違う。このため、制御手段50では、用紙サイズに基づいて、印刷部2に対する印刷部3の圧胴9の位相ずれを設定する。すなわち、駆動モータ24を駆動タイミングが設定される。
孔版印刷装置1では、各スキャナ部で原稿の読み取りが行われて製版画像データが生成され、各製版部15A,15Bによる製版が行われるとともに、各排版部16A、16Bにより版胴4,5より製版済マスタが剥がされる。そして、マスタが剥がされた版胴4,5に対して給版が行われ、一版分の長さになるとマスタが切断される。版胴4,5に対して製版済マスタを巻着する際には、メインモータ23、24が駆動されるので、版胴4,5と圧胴8,9が所定の位相を保ったまま同期して回転する。印刷部2側の版胴4と圧胴8、及び印刷部3側の版胴5と圧胴9の位相は、それぞれ位置検知センサ42,43によって検知されている。
孔版印刷装置1では、給紙部駆動部504、レジストモータ505と各駆動部506及び駆動部605,606が駆動され、給紙部18から用紙10が1枚給紙されるとともに、搬送手段12,13の搬送ベルト12C,13Cと吸着ファン12D,13Dが回転すると共に、排紙搬送手段20の搬送ベルト20Cと吸着ファン20Dが回転する。
給紙された用紙10は、レジストローラ対11によってタイミングを図られて印刷ニップ部25へと送られる。圧胴8が回転すると、図示しない固定カムと圧胴8のカムとが係合することで用紙クランパ6が開閉され、用紙10の先端10Aが保持される。用紙10の搬送が用紙搬送検知センサ71によって検知されると、図示しない係止手段が解除され、圧胴8の外周面が版胴4の外周面に圧接し、マスタを版胴4に密着させる版付けが行われる。用紙クランパ6が印刷ニップ部25を通過すると、図示しない固定カムによって用紙クランパ6が開閉され、用紙10の先端10Aが開放される。開放された用紙10は、搬送手段12,13の搬送ベルト12C,13Cに吸着されて印刷部3に向かって搬送される。
この状態で、印刷部2から用紙10が搬送されてくると、圧胴9の回転により、図示しない固定カムと圧胴9のカムとが係合し、用紙クランパ7が開閉され、印刷部2から搬送されてきた用紙10の先端10Aが保持される。用紙10の搬送が用紙搬送検知センサ74によって検知されると、図示しない係止手段が解除され、圧胴9の外周面が版胴5の外周面に圧接し、マスタを版胴5に密着させる版付けが行われる。用紙クランパ7が印刷ニップ部26を通過すると、図示しない固定カムによって用紙クランパ7が開閉され、用紙10の先端10Aが開放される。開放された用紙10は、排紙搬送手段20の搬送ベルト20Cに吸着されて排紙トレイ19Aに向かって搬送される。
版付けが終了し、印刷スタートキーが押されると印刷動作が開始される。印刷動作が開始されると、各スキャナ部、各製版部及び各排版部は停止状態となり、これら以外の構成が制御手段5,60によって駆動される。印刷動作が開始されると、メインモータ23,24は所定の印刷スピードで版胴4,5を回転駆動するように駆動し、搬送ベルト12C,13C,20Cが版胴4,5よりも僅かに早い速度(105%)で移動するように駆動部506,604,605が駆動し、剥離ファン35,36が駆動されるとともに駆動部504が駆動されて、順次用紙10が給紙される。
給紙された用紙10は、レジストローラ対11によってタイミングを図られて印刷ニップ部25へと搬送され、用紙クランパ6によってその先端が保持される。そして用紙搬送検知センサ71によって用紙10が検知されると、図示しない係止手段が解除され、圧胴8の外周面が版胴4の外周面に圧接し、用紙10が版胴4に密着して1色目の印刷が開始される。用紙クランパ6が印刷ニップ部25を通過すると、用紙クランパ6は開閉され、用紙10の先端10Aが開放される。開放された用紙10は、剥離ファン35の送風によって版胴4の表面への巻き付きが防止されると共に、分離爪33によって圧胴8から分離されて搬送手段12へと案内される。このとき、搬送手段12及び搬送手段13は、版胴4の周速度よりも早い速度で移動しており、用紙10は搬送ベルト12Cに吸着されて印刷部3に向かって搬送される。
印刷部2から搬送手段13を介して用紙10が搬送されてくると、図3に示すように、所定の位相で回転する圧胴9の回転により用紙クランパ7が開閉され、印刷部2から搬送されてきた用紙10の先端10Aが保持される。用紙10の搬送が用紙搬送検知センサ74によって検知されると、図示しない係止手段が解除され、圧胴9の外周面が版胴5の外周面に圧接し、用紙10を版胴5に密着させて2色目の印刷が行われる。用紙クランパ7が印刷ニップ部26を通過すると用紙クランパ7が開閉され、用紙10の先端10Aが開放される。開放された用紙10は、剥離ファン36の送風によって版胴5の表面への巻き付きが防止されると共に、分離爪34によって圧胴9から分離されて排紙搬送手段20へと案内される。そして、開放された用紙10は、排紙搬送手段20の搬送ベルト20Cに吸着されて排紙トレイ19Aに向かって搬送されて排紙トレイ19A上に排出積載される。この用に一連の動作が設定された印刷枚数となるまで実行される。
次に印刷に使用する用紙サイズが、印刷ニップ部間距離Lよりも短いA4サイズの場合であると、版胴4と圧胴8に対する版胴5と圧胴9位相が、図4の状態から図5に示すように変更される。すなわち、印刷時においてメインモータ24の駆動タイミングをA3サイズの場合よりも早くして、図5(b)に示すように、用紙サイズがA3の場合(図4(b))に比べて早く用紙10の先端10Aを保持するようになる。
このように、同一の周速度で回転駆動する版胴4,5と、版胴4,5と同期して回転するとともに用紙クランパ6,7を備える圧胴8,9を有する印刷部2,3を用紙搬送方向に配列し、通紙される用紙10のサイズ情報に基づいて用紙搬送方向の下流側に位置する用紙クランパ7による用紙挟持タイミングを制御するので、上流側の版胴4と下流側の版胴5の距離となる印刷ニップ部間距離Lが用紙サイズよりも大きい場合でも、上流側の版胴4を通過した用紙10の先端10Aを下流側の用紙クランパ7で確実に挟持することができ、下流側の版胴5表面への転移インキの付着位置のばらつきがなくなり、用紙サイズを制限すること無く、印刷時の転移位置ずれによるゴーストの発生を低減することができる。
また、搬送手段12,13の搬送ベルト12C,13Cの搬送速度が、版胴4の周速度よりも早く設定されているので印刷ニップ部25を通過して印刷ニップ部26に向かって移動する用紙10の先端10Aが、開放されている用紙クランプ7に当接し、この状態で教示されるため、制度良く位置ずれを防止することができる。
印刷部2,3がそれぞれユニット化されていて、本形態では印刷部2に対して印刷部3が着脱可能に構成されているので、単色対応の印刷装置を連結することで多色対応とすることができるとともに、部品の共通に使用できてコスト低減を図ることができる。
図6は、本発明の第2の形態を示す。この形態は、用紙搬送方向下流側の版胴5へ用紙10を搬送する搬送手段13の搬送面を構成する搬送ベルト13Cの表面近傍に、矢印Yで示す用紙幅方向に移動可能なガイド部材90,91を配置し、制御手段50で、用紙サイズ情報に基づいてガイド部材90,91の用紙幅方向の位置を可変制御することを特徴としている。
ガイド部材90,91は、例えば図7に示すように、個別に配置したラック部材92,93にその基部を固定し、各ラック部材92,93の歯部92A、93Aにピニオン歯車94を噛合させる。そして、このピニオン歯車94をガイド部材駆動手段としてのステッピングモータ95で駆動する。ステッピングモータ95の駆動は、予め制御手段50のROMに用紙サイズ(用紙幅)に対応したステップ数を設定しておき、用紙サイズ検知手段70からの用紙サイズ情報から印刷に用いる用紙10のサイズを判断し、そのサイズに対応するステップ数だけステッピングモータ95を制御手段50、60で駆動すればよい。このような構成の場合、ガイド部材90,91は、互いに近接/離間する方向の移動するので、搬送ベルト13Cによって搬送される用紙10の中心と一致する位置に配置するのが望ましい。
このように、用紙搬送方向Xの下流側の版胴5へ用紙10を搬送する搬送手段13の搬送面13C近傍に、用紙幅方向Yに移動可能なガイド部材90,91を配置し、制御手段50、60で用紙サイズに基づいてガイド部材90,91の用紙幅方向Yの位置を可変制御と、上流側の印刷ニップ部25から下流側の印刷ニップ部26に用紙10が搬送される際に用紙10が傾斜した場合でも、用紙サイズに応じた間隔にガイド部材90,91がセットされるので、印刷ニップ部26への到達前において用紙10の向きを修正することができ、版胴5表面への転移インキの付着位置のばらつきがなくなり、用紙サイズを制限すること無く、印刷時の転移位置ずれによるゴーストの発生を低減することができる。
図8は、本発明の第3の形態を示す。この形態は、用紙搬送方向Xの下流側の版胴5へ用紙10を搬送する搬送手段13の搬送面を構成する搬送ベルト13Cの近傍にガイド部材99を配置するとともに、ガイド部材99よりも上流側から搬送されて来る用紙10をガイド部材99に向かって案内する偏奇手段100を備えていることを特徴としている。
偏奇手段100は、図9に示すように、用紙搬送方向Xに対して傾斜して配置された回転部材としての複数のローラ101,102と、これらローラ101,102を、搬送ベルト13Cの搬送速度よりも早い周速度で回転駆動する駆動部としての駆動モータ103とを備えている。ローラ101,102は、ガイド部材99の底部99Aにブラケット99B、99Cを介して回転自在に支持されている。そして、ローラ101,102の周面の一部は、底部99Aから用紙10の搬送面側に望んでいる。ローラ101,102は、歯車列、あるいはベルトとプーリーからなる周知の駆動伝達機構を介して駆動モータ103の出力軸103Aに連結されている。駆動モータ103を制御手段50、60によって制御する。
このように、版胴5へ用紙10を搬送する搬送手段13の搬送面13Cの近傍にガイド部材99を配置し、ガイド部材99よりも上流側から搬送されて来る用紙10をガイド部材99に向かって案内する偏奇手段100を有するため、上流側の印刷ニップ部25から下流側の印刷ニップ部26に用紙10が搬送される際に用紙10がその幅方向Yに傾斜した場合でも、図8に示すように偏奇手段100によって仮想線で示す位置から実線で示すようにガイド部材99に向かって案内され、印刷ニップ部26への到達前において用紙10の向きを修正することができる。このため、版胴5の表面への転移インキの付着位置のばらつきがなくなり、用紙サイズを制限すること無く、印刷時の転移位置ずれによるゴーストの発生を低減することができる。
1 印刷装置
2,3 印刷部
4,5 版胴
6,7 用紙挟持手段
8,9印圧手段
11,12,13 複数の搬送手段
13C 搬送面
23,24 駆動手段
50,60 制御手段
90,91 ガイド部材
99 ガイド部材
100 偏奇手段
101,102 回転部材
103 駆動部
L版胴間距離
X 用紙搬送方向
Y 用紙幅方向
2,3 印刷部
4,5 版胴
6,7 用紙挟持手段
8,9印圧手段
11,12,13 複数の搬送手段
13C 搬送面
23,24 駆動手段
50,60 制御手段
90,91 ガイド部材
99 ガイド部材
100 偏奇手段
101,102 回転部材
103 駆動部
L版胴間距離
X 用紙搬送方向
Y 用紙幅方向
Claims (6)
- 駆動手段によって回転駆動される版胴及び前記版胴と対向配置され、用紙挟持手段を備えるとともに前記版胴と同期して回転駆動する印圧手段を有する印刷部が用紙搬送方向に複数配列されているとともに、各印刷部に向けてそれぞれ用紙をそれぞれ搬送する複数の搬送手段を有する印刷装置において、
各版胴を同一周速度で回転駆動するように前記駆動手段を制御するとともに、通紙される用紙のサイズ情報に基づいて用紙搬送方向の下流側の用紙挟持手段による用紙挟持タイミングを制御する制御手段を有することを特徴とする印刷装置。 - 請求項1記載の印刷装置において、
前記制御手段は、前記サイズ情報が版胴間距離よりも小さい場合には、用紙搬送方向下流側の用紙挟持手段による用紙挟持タイミングを予め設定した基準タイミングよりも早める方向に制御することを特徴とする印刷装置。 - 請求項1または2記載の印刷装置において、
前記複数の搬送手段のうちの、用紙搬送方向下流側の版胴へ用紙を搬送する搬送手段の搬送面近傍に、用紙幅方向に移動可能なガイド部材を配置するとともに、
前記制御手段が、前記用紙のサイズ情報に基づいて前記ガイド部材の用紙幅方向の位置を可変制御することを特徴とする印刷装置。 - 請求項1または2記載の印刷装置において、
前記複数の搬送手段のうちの、用紙搬送方向下流側の版胴へ用紙を搬送する搬送手段の搬送面近傍にガイド部材を配置するとともに、前記ガイド部材よりも上流側から搬送されて来る用紙を前記ガイド部材に向かって案内する偏奇手段を有することを特徴とする印刷装置。 - 請求項4記載の印刷装置において、
前記偏奇手段は、用紙搬送方向に対して傾斜して配置された回転部材と、前記回転部材を、用紙搬送方向下流側の版胴へ用紙を搬送する搬送手段による用紙搬送速度よりも早い周速度で回転駆動する駆動部とを有することを特徴とする印刷装置。 - 請求項1ないし5の何れかに記載の印刷装置において、
前記少なくとも何れかの印刷部はユニット化されていて、それ以外の印刷部に対して着脱可能に構成されていることを特徴とする印刷装置。
Priority Applications (1)
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JP2005255497A JP2007069352A (ja) | 2005-09-02 | 2005-09-02 | 印刷装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010046926A (ja) * | 2008-08-22 | 2010-03-04 | Komori Corp | 輪転式孔版印刷機の同期制御方法及び装置 |
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- 2005-09-02 JP JP2005255497A patent/JP2007069352A/ja active Pending
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