JPH11208085A - 多色印刷方法及び多色印刷システム - Google Patents
多色印刷方法及び多色印刷システムInfo
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- JPH11208085A JPH11208085A JP10167322A JP16732298A JPH11208085A JP H11208085 A JPH11208085 A JP H11208085A JP 10167322 A JP10167322 A JP 10167322A JP 16732298 A JP16732298 A JP 16732298A JP H11208085 A JPH11208085 A JP H11208085A
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- Ink Jet (AREA)
- Printing Methods (AREA)
- Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
Abstract
ウンサイジングを図るとともに、給版レジスト精度の高
度化を図る。 【解決手段】 マスタを給排版可能で印刷ドラムが着脱
自在に設けられる製版装置としての孔版印刷装置Aと、
複数の印刷ドラムが着脱自在に設けられるとともにマス
タの給排版機能を含む製版構成を有していない多色印刷
装置としての孔版印刷装置Bと、両装置間で相互使用可
能な複数の印刷ドラム89a,89bとで多色印刷シス
テムを構成する。各印刷ドラム89a,89bを孔版印
刷装置Aに装着してマスタを巻装した後孔版印刷装置B
に装着し、印刷を行う。すなわち、多色印刷装置と製版
装置を分離し、製版装置、すなわち、給版装置を共用化
する。
Description
印刷ドラムを複数使用する多色印刷方法及び多色印刷シ
ステムに関する。
より、単一の印刷ドラムを交換可能に備えた全自動デジ
タル孔版印刷装置が知られている。これは、画像情報に
基づいてサーマルヘッド等の手段で穿孔製版されたマス
タを印刷ドラムに巻装し、このマスタが巻装された印刷
ドラムと、印刷ドラムの外周面を押圧する押圧手段との
間に印刷用紙を所定のタイミングで送って印刷を行う基
本構成となっている。印刷された印刷用紙は排紙手段に
よって搬送・積載され、役目を終えたマスタは排版手段
によって印刷ドラムより排除される。
カラー印刷等の多色刷りを行おうとする場合には、各色
の印刷毎に印刷ドラムを取り替えて印刷用紙に重ね刷り
する必要がある。例えば、2色の印刷を行う場合、1色
目を印刷されて排紙された印刷用紙を紙揃えして再度給
紙側へ積載し、印刷ドラムを2色目のものと交換して印
刷する作業が必要である。この時、1色目の印刷画像に
対して2色目の印刷画像の見当合わせが必要であるが、
2回目の給紙(再給紙)であるため印刷用紙の不揃いが
生じ易く、印刷画像の位置ずれを来し易いという問題が
あった。さらに、印刷画像の乾燥が十分でない場合に
は、インキの貼り付きにより給紙ジャムを生じたり、印
刷用紙の搬送路におけるローラ等に付着したインキが次
の印刷用紙に転移して印刷画像の汚れを生じることがあ
った。2色以上の多色刷りを行う場合には、上記の操作
を繰り返すことになるので、作業時間も膨大なものとな
り、また上記不具合の発生も相乗的となる。
消するものとして、例えば特開平3−55276号公報
や特開平6−32038号公報に記載の複数ドラム方式
のものがある。これは、印刷ドラムを各色に対応してそ
れぞれ個別に設け、印刷用紙の自動搬送の下に各色の印
刷を1枚の印刷用紙に連続的に行うものである。
においては、一般的に、特開平6−32038号公報に
示されるように、各印刷ドラムに個別にそれぞれ排版、
製版、給版構成が設けられている。しかしながら、複数
ドラム方式では、印刷ドラムが複数個、フルカラー印刷
の場合には最低3個、好ましくは4個設けられることか
ら、単一印刷ドラム方式に比べて装置の大型化を避けら
れない。加えて、上述のように各印刷ドラムに対して個
別にそれぞれ排版、製版、給版構成が設けられるので、
より一層装置が大型化、高額化することになり、OA機
器において要求されるダウンサイジング等を満たすこと
ができない。
は、排版、製版、給版構成を一体にまとめ、これを移動
させて複数の印刷ドラムに対応させる構成となってお
り、複数ドラム方式における排版、製版、給版構成の共
用化を実現しているが、移動方式に伴う構成、制御の複
雑化を避けられないという問題がある。また、製版構成
(給排版構成を含む。以下同じ。)を共用化していると
いっても、各印刷ドラムに対応した共用製版構成の移動
スペースが必要であるので、スペース確保の観点からす
ればダウンサイジングが実質的になされたとは言えな
い。
成を設ける従来の構成では、独立した各給版構成の固有
の特性による給版レジスト精度の誤差を避けられない。
例えば、原稿が200mmであっても1色目印刷ドラム
の給版では200.3mm、2色目の印刷ドラムの給版
では199.8mmになったりするので、各印刷ドラム
の給版を200.0mmに調整する必要がある。また、
例えば1色目の印刷ドラムの給版レジストが天地方向+
0.3mmで、2色目の印刷ドラムの給版レジストが−
0.1mmであったりするので、調整する必要がある。
特開平3−55276号公報記載のもののように、排
版、製版、給版構成を一体にまとめた場合でも、移動制
御に伴う誤差が避けられないため、これが給版レジスト
誤差として反映される懸念がある。
ングが可能であり、且つ、高い給版レジスト精度が得ら
れる多色印刷方法及び多色印刷システムの提供を、その
目的とする。
従来の全自動化構成に起因するとの認識に立ち、手動部
分が存在してもそれによってもたらされるメリットとの
多さを考慮して、複数の印刷ドラムに対する給版構成の
固定的共用化を図ったものである。具体的には、請求項
1記載の発明では、同時多色印刷可能に設けられた着脱
自在で互いに入替え可能な複数の印刷ドラムに、これら
の印刷ドラムの数より少ない数の固定された給版装置に
て上記印刷ドラムの入替え動作を介して給版し、印刷を
行う、という手順を採っている。ここで、「固定され
た」とは、印刷ドラムとの対応位置関係において固定さ
れているという意味と、印刷ドラムの給版動作において
位置的に固定されているという意味とを包含する概念を
指す(以下、同じ)。
機能を含む製版装置にて、印刷ドラムに製版したマスタ
を巻装し、該マスタを巻装した印刷ドラムを、複数の印
刷ドラムが着脱可能に設けられるとともにマスタの給排
版機能を含む製版構成を有していない多色印刷装置に装
着して印刷を行う、という手順を採っている。
可能で印刷ドラムが着脱自在に設けられる製版装置と、
複数の印刷ドラムが着脱自在に設けられるとともにマス
タの給排版機能を含む製版構成を有していない多色印刷
装置と、上記製版装置と多色印刷装置との間で相互使用
可能な複数の印刷ドラムとからなる、という構成を採っ
ている。
構成において、上記製版装置と多色印刷装置は分離可能
である、という構成を採っている。
記載の構成において、上記製版装置が単一印刷ドラム交
換型の印刷装置である、という構成を採っている。
構成において、上記印刷装置として、既存の単一印刷ド
ラム交換型の印刷装置をそのまま使用する、という構成
を採っている。
5又は6記載の構成において、上記印刷ドラムは、上記
多色印刷装置における複数の印刷ドラム装着箇所の任意
の箇所へ装着可能である、という構成を採っている。
能に設けられた着脱自在で互いに入替え可能な複数の印
刷ドラムと、これらの印刷ドラムに共用される固定され
た給版装置と、少なくとも1つの排版装置とを備える、
という構成を採っている。
装置と、少なくとも1つの着脱自在な印刷ドラムを備え
た主印刷装置と、着脱自在な中間搬送ユニットを介して
上記主印刷装置に連結され、少なくとも1つの着脱自在
な印刷ドラムを有するとともに給版装置を有しない副印
刷装置とから構成され、上記主印刷装置の印刷ドラムと
副印刷装置の印刷ドラムは互いに入替え可能である、と
いう構成を採っている。
の構成において、上記副印刷装置が複数個連結されてい
る、という構成を採っている。
4,5,6,7,8,9又は10記載の構成において、
上記印刷ドラムの着脱時の回転位置は、全ての装置での
入替え動作において統一されている、という構成を採っ
ている。
4,5,6,7,8,9,10又は11記載の構成にお
いて、印刷用紙の搬送方向における下流側の印刷ドラム
は、その上流側隣の印刷ドラムに対してのみ機能する位
相調整機構を有する、という構成を採っている。
る。図1は本実施例における多色印刷システムを平面視
で模式的に示したものである。この多色印刷システム
は、製版装置としての単一ドラム方式の孔版印刷装置A
と、この孔版印刷装置Aと分離して存在する複数ドラム
方式の孔版印刷装置Bと、これらの間で相互使用可能な
2本の印刷ドラム89a,89bとから概略構成されて
いる(請求項3,4,5)。孔版印刷装置Aは印刷ドラ
ム89a,89bへマスタを巻装することのできる印刷
装置であり、孔版印刷装置Bは2つの印刷ドラム89
a,89bを装着して例えば黒、赤の2色を同時に印刷
することができる同時多色印刷装置である。孔版印刷装
置A、Bはそれぞれ、図1に破線で示すように、印刷ド
ラム89a又は89bを装着するためのドラム装着部A
1、B1、B2を備えている。
印刷構成を備えているとともに、マスタの製版構成を備
えており、孔版印刷装置Bは、給紙、排紙構成を含む印
刷構成のみで、製版構成を有していない。このため、孔
版印刷装置Bはコンパクトな構成となっている。本実施
例では孔版印刷装置Aとして既存の単一印刷ドラム交換
型の印刷装置を利用し、これに孔版印刷装置Bを付加し
てシステムを構成している(請求項6)。印刷ドラム8
9a,89bへのマスタの巻装は孔版印刷装置Aのみで
行われ、孔版印刷装置Bではマスタを巻装された印刷ド
ラム89a,89bを装着して印刷のみを行うようにな
っている(請求項1,2)。
方を概略的に説明する。先ず、図2(a)に示すよう
に、黒インキを内蔵した印刷ドラム89aを孔版印刷装
置Bから外し、孔版印刷装置Aに装着する()。孔版
印刷装置Aでは、以前に使用済みであるマスタを印刷ド
ラム89aから剥離し(排版)、次に黒の印刷を行うた
めの画像データによりマスタに穿孔し(製版)、印刷ド
ラム89aの外周面に巻装する(給版)。次に、版付け
動作のために、孔版印刷装置Aにて数枚の印刷を行う。
版付け動作とは、新規のマスタを巻装直後はマスタにイ
ンキが充分に拡散しないために、押圧部材により印刷ド
ラム外周面を押圧してインキをマスタへ拡散させ、印刷
可能な状態にするための動作である。新規なマスタが巻
装された印刷ドラム89aを孔版印刷装置Aから外し、
孔版印刷装置Bのドラム装着部B1へ装着する()。
を内蔵した印刷ドラム89bを孔版印刷装置Bから外
し、孔版印刷装置Aへ装着する()。前述のように孔
版印刷装置Aでは、使用済みマスタを印刷ドラム89b
から剥離し、次に赤の印刷を行うための画像データによ
りマスタに穿孔し、印刷ドラム89bの外周面に巻装す
る。新規なマスタが巻装された印刷ドラム89bを、版
付け動作をした後孔版印刷装置Aから外し、孔版印刷装
置Bのドラム装着部B2の位置へ装着する()。次
に、孔版印刷装置Bにおいて印刷必要枚数を指定し、印
刷スタートキーを押すと、黒と赤の画像が重ね印刷され
て排紙・積載される。
づいて詳細に説明する。孔版印刷装置Aは、略中央に位
置する印刷ドラム89aと、この印刷ドラム89aの右
上方に配設された製版装置300、印刷ドラム89aの
右下方に配設された給紙装置500と、印刷ドラム89
aの左上方に配設された排版装置400と、印刷ドラム
89aの下方に配設されたプレスローラ34と、分離爪
87と、印刷ドラム89aの左下方に配設された排紙搬
送装置600と、排紙トレイ82と、印刷ドラム89a
の上方に配設された原稿読取部200と、この原稿読取
部200の上方に配設されたADF(オートドキュメン
トフィーダ)2等を備えている。
1を順次1枚ずつ積載位置から読み取り位置へ搬送す
る。ADF2を使用しないときは、これを持ち上げ、コ
ンタクトガラス3の上に直接原稿1を置けるようになっ
ている。原稿読取部200は、原稿1の画像面からの反
射光を折り返し反射する走査ミラー5、走査ミラー5の
1/2の速度で移動する光路折り返しミラー対6、結像
レンズ7、通過した画像の反射光を順次画像信号へ変換
するCCD8、及び原稿1の画像面に光を照射する蛍光
灯4を備えている。
面を形成する円筒状の多孔性薄板と、その外周面にイン
キを保持、拡散し、押圧によりインキを吐出する層とし
ての多孔質弾性体層(メッシュスクリーン)とからな
り、インキ供給軸93の周りに回転可能に支持されてい
て、図示しないモータにより回転駆動される。印刷ドラ
ム89aの外周面にはマスタ94を挟持する、クランパ
90とクランパ軸等からなるクランプ手段が設けられて
いる。なお、図3では、多孔性薄板と多孔質弾性体層と
を1つの実線で表示している。
に巻いたマスタロール61を繰り出し自在に支持するマ
スタ支持軸と、マスタ94をマスタロール61から引き
出しつつ画像情報に応じて加熱穿孔する、サーマルヘッ
ド63とプラテンローラ71とから主になる製版手段
と、プラテンローラ71の下流側に配置され、マスタ9
4を所定の長さに切断する回転移動刃64と固定刃65
とを備えたカッタとから主に構成されている。プラテン
ローラ71は、その回転軸を孔版印刷装置Aの図示しな
い側板に回転自在に支持されており、同側板に固設され
た図示しないステッピングモータにより回転駆動され
る。サーマルヘッド63は、プラテンローラ71の回転
軸に沿って平行に設けられており、図示しない接離機構
によってプラテンローラ71に対してマスタ94を介し
て接離自在となっている。サーマルヘッド63は、上述
の原稿読取部200のCCD8及び図示しない画像処理
回路で処理されて送出されるデジタル画像信号に基づき
マスタ94を選択的に加熱溶融し穿孔する周知の機能を
有する。
り図面奥行き方向(図面用紙厚み方向)を固定刃65に
接しながら移動し、マスタ94を切断する。カッタの下
流側には、テンションローラ66,67が配置されてい
て、製版手段で穿孔製版されたマスタ94を印刷ドラム
89aのクランプ手段ヘ向けて搬送する。マスタ94
は、楮、みつまた、マニラ麻、亜麻などの天然繊維の多
孔質薄葉紙や、レーヨン、ビニロン、ポリエステルなど
の化学繊維の不織布、または天然繊維と化学繊維を混抄
した不織布からなる多孔質支持体の表面に、ポリエステ
ル系樹脂などの薄い熱可塑性樹脂からなるマスタフィル
ムを貼り合わせた積層構造を有している。マスタ94と
しては、多孔質支持体を用いずに、薄い延伸ポリエステ
ルフィルムなどに必要に応じて帯電防止剤層や、サーマ
ルヘッド63の発熱体とのスティックを防止するスティ
ック防止層などを形成した実質的に熱可塑性樹脂フィル
ムのみからなるものを使用してもよい。
は、印刷ドラム89aの外周面の母線に沿って設けられ
たステージと、このステージに対向する部位に配置さ
れ、クランパ軸により揺動可能に支持されたクランパ9
0とにより構成されている。
89aの内周面にインキを供給するインキローラ92
と、このインキローラ92と僅かな間隙を置いて平行に
配置され、インキローラ92との間にインキ溜まり95
を形成するドクターローラ91と、インキ溜まり95へ
インキを供給するインキ供給軸93とが配置されてい
る。インキは、印刷ドラム89aの適宜の位置に配置さ
れた図示しないインキパックからインキポンプにより圧
送され、インキ供給軸93を介してインキ溜まり95へ
供給される。インキ溜まり95に供給されるインキは、
その量を図示しないインキ量測定手段により測定され、
インキポンプによってインキ圧送量をコントロールされ
る。インキローラ92は、アルミニウム、ステンレスな
どの金属またはゴムなどにより形成され、図示しないギ
ヤ列により印刷ドラム89aと共に時計回り方向に回転
する。インキローラ92と印刷ドラム89aとの回転速
度の比は、所定の値に設定されている。ドクターローラ
91は、鉄やステンレスなどの金属で形成され、図示し
ないギヤ列により反時計回り方向に回転する。ドクター
ローラ91と印刷ドラム89aとの回転速度の比も所定
の値に設定されている。
ローラ23、上方分離ローラ24、下方分離ローラ2
5、レジストローラ対29,30などから主に構成され
ている。給紙トレイ21は、その上に印刷用紙22を積
載され、給紙装置本体に上下動自在に支持されている。
給紙トレイ21は、印刷用紙22の増減に連動して図示
しないモータ装置により上下動される。給紙ローラ23
と上方分離ローラ24、下方分離ローラ25とは、最上
位の印刷用紙22と当接するように設けられており、各
ローラは図示しない駆動手段により回転駆動される。レ
ジストローラ対29,30は、上方分離ローラ24、下
方分離ローラ25の印刷用紙22の搬送方向下流側に配
設されている。レジストローラ対29,30は、搬送さ
れた印刷用紙22の先端をくわえ込み、タイミングをと
って印刷ドラム89aの外周面とプレスローラ34との
間に搬送する。
置500から搬送された印刷用紙22を印刷ドラム89
aの外周面に押圧するプレスローラ34、及び印刷ドラ
ム89aの外周面より印刷用紙22を剥離する分離爪8
7が配設されている。分離爪87は、図面奥行き方向の
ほぼ中央に1個設けられている。プレスローラ34は、
外周面がゴムなどにより構成され、プレスローラアーム
33の一端に回転自在に支持されている。プレスローラ
アーム33は、引張バネである印圧バネ35によってプ
レスローラ34が印刷ドラム89aの外周面へ近接する
方向へ付勢されている。プレスローラアーム33の他端
にはフォロアが設けられていて印圧カム36に当接し、
印圧カム36の回転に伴い摺動するようになっている。
印圧カム36が印刷ドラム89aの回転と同期して回転
することにより、プレスローラ34を印刷用紙22を介
して印刷ドラム89aに接触した位置と離間した位置と
に揺動させる。プレスローラ34は、印刷ドラム89a
に接触した位置にあるときには、印刷ドラム89aと同
一周速度で従動回転する。
に貼り付いて巻き上がるのを防止するために、分離爪8
7の先端部はノズルになっていて、図示しないポンプか
ら印刷用紙22の先端と同期して空気が高速で吐出さ
れ、印刷用紙22の先端部へ空気が吹き付けられる。分
離爪87は、回転軸86を中心に、印刷ドラム89aの
外周面に接した位置と、離間した位置とに揺動可能とな
っている。すなわち、クランパ90と分離爪87の先端
が干渉しないように印刷ドラム89aの回転と同期して
揺動する。
けられ、印刷用紙22が剥離されるのを補助している。
また、分離爪87の下部には印刷用紙22を搬送する排
紙搬送装置600が設けられている。排紙搬送装置60
0は、駆動ローラ83、従動ローラ84、搬送ベルト8
5、吸引ファン81、ジャンプ台79、ケーシング80
等から主に形成されている。搬送ベルト85は駆動ロー
ラ83と従動ローラ84とに掛け渡され、図示しない駆
動機構により駆動ローラ83が回転され、搬送ベルト8
5の回転周速度は、印刷ドラム89aの回転周速度と同
じか、又は若干速く設定されている。ここで、印刷ドラ
ム89aの回転周速度は、プレスローラ34の押圧によ
って印刷用紙22が搬送される線速度に等しい。また、
搬送ベルト85の回転周速度とは、印刷用紙22を搬送
する搬送ベルト85の外周面の線速度のことを意味して
いる(以下において同じ)。
れていて、搬送ベルト85の下部に設けられた吸引ファ
ン81の吸引作用により、印刷ドラム89aから分離さ
れた印刷用紙22が搬送ベルト85の表面に密着し、下
流の排紙トレイ82へ搬送される。送風ファン88は、
印刷用紙22の印刷ドラム89aへの巻き上がり防止の
ために設けられており、その空気は分離爪87の左上方
から印刷用紙22の表面へと吹き付けられる。これは、
印刷用紙22の搬送ベルト85からの浮き上がり防止の
ためと印刷画像のインキ乾燥の促進のためでもある。
下方排版ローラ42、上方搬送ベルト45、下方搬送ベ
ルト46、上方搬送ローラ43、下方搬送ローラ44、
排版ボックス47、圧縮板48等から主に構成されてい
る。上方排版ローラ41は排版装置400の側板に回転
可能に支持されていて、図示しない駆動装置により時計
回り方向に回転できるようになっている。上方排版ロー
ラ41が回転すると、上方搬送ベルト45を介して上方
搬送ローラ43も回転するようになっている。下方排版
ローラ42は、上方排版ローラ41の回転軸端に設けら
れたギヤ列によって従動回転されるようになっていて、
上方排版ローラ41の時計回りの回転と同時に反時計回
りに回転するようになっている。下方排版ローラ42が
回転すると、下方搬送ベルト46を介して下方搬送ロー
ラ44も回転するようになっている。また、下方排版ロ
ーラ42は、上方排版ローラ41の回転中心軸を中心に
図の左右方向に揺動可能に支持されていて、図示しない
駆動手段によって適宜のタイミングで図示されている位
置から印刷ドラム89aの外周面へ当接する位置(二点
鎖線で示す位置)まで移動される。すなわち、下方排版
ローラ42の外周面は、印刷ドラム89aの外周面と接
離自在となっている。
の下流に、排版ボックス47が配設されている。排版ボ
ックス47の上方には、図示しない昇降手段により上下
動される圧縮板48が配設されている。排版動作の際
に、上方排版ローラ41と下方排版ローラ42とによっ
て挟持され図の左方向へ搬送される使用済みのマスタ9
4aは、排版ボックス47に収納される。その後に圧縮
板48は図示された位置から下方に移動して使用済みの
マスタ94aを圧縮する。排版ボックス47は、図示さ
れた位置から図の左方向において孔版印刷装置Aの外へ
取り出し可能となっていて、排版ボックス47内に適量
版数の圧縮された使用済みのマスタ94aを廃棄するこ
とができるようになっている。
いて詳細に説明する。孔版印刷装置Bは、略中央に2つ
の印刷ドラム89a,89bを装着できるようになって
おり、印刷ドラム89aの右下方に配設された給紙装置
500、印刷ドラム89a,89bの下方にそれぞれ配
設されたプレスローラ34a,34b、分離爪87a,
87b、印刷ドラム89aと89bとの間に配設された
中間搬送装置700、印刷ドラム89bの左下方に配設
された排紙搬送装置600、分離爪87bの左方に配設
された送風ファン88、排紙搬送装置600の左方に配
設された排紙トレイ82等を備えている。印刷ドラム8
9a,89b、給紙装置500、プレスローラ34a,
34b、排紙搬送装置600、分離爪87a,87b、
送風ファン88、排紙トレイ82についてはその構成が
孔版印刷装置Aのものと同じであるので説明を省略す
る。
駆動ローラ52、従動ローラ50と駆動ローラ52とに
掛け渡された搬送ベルト51、吸引ファン53、ケーシ
ング54とから主に構成されている。搬送ベルト51の
回転線速度は、印刷ドラム89aの回転線速度と同じか
又は若干速く設定されている。印刷ドラム89aの印圧
部で印刷された印刷用紙22の先端は、分離爪87aに
よって印刷ドラム89aの外周面より剥離され、搬送ベ
ルト51の右側端へ落下する。この時、吸引ファン53
は図の下向きにエアーの吸引が行われているので、印刷
用紙22の先端は容易に搬送ベルト51の上面に吸引さ
れる。また、搬送ベルト51には複数の開孔が設けられ
ているので、印刷用紙22は吸引ファン53によるケー
シング54内の負圧の作用により、搬送ベルト51の表
面に吸引されて密着する。
タンゴム等の印刷用紙22との摩擦係数の高いものとな
っているので、印刷用紙22を図の左方向へ牽引する力
を発生する。しかし、印刷用紙22の搬送方向上流側は
未だ印刷ドラム89aとプレスローラ34aとのニップ
部(印圧部)で押さえられているので、印刷用紙22の
左方向への進行速度は、印刷ドラム89aの回転周速度
と同じである。搬送ベルト51の回転線速度は印刷ドラ
ム89aの回転周速度と同じか又はそれよりも速い速度
に設定されているので、印刷用紙22は、図の左方向へ
テンションが掛かった状態で搬送されることになる。以
下、2色目の印刷ドラム89bの印刷部から、排紙搬送
装置600、排紙トレイ82までは、孔版印刷装置Aの
構成と同じであるので説明を省略する。
及び図4に基づいて詳細に説明する。なお、ここでは
黒、赤の2色印刷をする場合について説明する。先ず、
オペレータは、孔版印刷装置Aに黒インキを装備した印
刷ドラム89aを装着する。そして、ADF2又はコン
タクトガラス3の上に黒印刷用の原稿1を載置する。そ
の後、オペレータが図示しない製版スタートボタンを押
すと、排版装置400によって、印刷ドラム89aに以
前から巻装されている使用済みのマスタ94aの排版が
行われる。印刷ドラム89aは、図示しない駆動手段に
より反時計回り方向に回転を開始する。印刷ドラム89
aがその外周面に巻装した前版の使用済みのマスタ94
aの後端(クランプされていない端)が上方排版ローラ
41と対向する所定の排版位置に到達すると、図示しな
い移動手段と駆動手段とが作動し、上方排版ローラ41
と下方排版ローラ42とを図3の矢印方向へ回転させる
とともに、下方排版ローラ42を印刷ドラム89aの外
周面側(二点鎖線で示す位置)へ移動させる。
89aの外周面上の使用済みのマスタ94aの後端近傍
と当接したとき、印刷ドラム89aは反時計回り方向に
回転し続けており、下方排版ローラ42は使用済みのマ
スタ94aの後端をすくい上げる。すくい上げられた使
用済みのマスタ94aは、上方排版ローラ41と下方排
版ローラ42とによって挟持され、図3の左方向へ搬送
されるので、印刷ドラム89aの外周面より剥離される
ことになる。剥離された使用済みのマスタ94aは、上
方搬送ベルト45と下方搬送ベルト46との回転によっ
て、さらに左方へ搬送され、排版ボックス47へ収納さ
れる。排版ボックス47の内部に一版分の全ての使用済
みのマスタ94aが廃棄された後、圧縮板48が降下す
ることによって圧縮される。印刷ドラム89aの外周面
より前版の使用済みのマスタ94aが全て剥離される
と、印刷ドラム89aはさらに回転し、クランパ90が
ガイド板68の近傍に位置する給版位置(図3に示す位
置)で停止する。印刷ドラム89aが給版位置に停止す
ると、図示しない開閉手段が作動してクランパ90を時
計方向に回動させ、給版待機状態となり、排版動作が完
了する。
て以下のような製版動作が行われている。原稿1はAD
F2により積載位置から読み取り位置へ搬送され、読み
取り位置にて、原稿1の画像面に蛍光灯4からの光が照
射され、その光が原稿1の画像面で反射され、さらに走
査ミラー5、光路折り返しミラー対6で反射された後、
結像レンズ7を通りCCD8に入射して、原稿1の画像
の読み取りが行われる。CCD8により光電変換された
電気信号が図示しない画像処理回路に入力される。原稿
読取部200で読み取りを終えた原稿1は、原稿トレイ
9上に排出される。一方、原稿1の画像の読み取りと並
行して、画像処理回路において処理された後に送出され
るデジタル画像信号に応じて、サーマルヘッド63に設
けられた複数の発熱体素子が選択的に発熱するととも
に、プラテンローラ71、テンションローラ66,67
がそれぞれ図示しない駆動手段で回転駆動される。マス
タ94は、プラテンローラ71で搬送されつつ、サーマ
ルヘッド63で穿孔製版されてテンションローラ66,
67によって搬送され、マスタ94の先端部が、給版待
機状態で拡開しているクランパ90(図3の二点鎖線の
位置)に送出される。プラテンローラ71を駆動してい
るステッピングモータのステップ数がある設定値に達す
ると、すなわち、一定長さのマスタを送り終わると、ク
ランパ90とステージとの間に製版済みのマスタ94の
先端部が届いたと判断され、クランパ90が図示しない
開閉手段によって閉じられる。このクランプ動作が終了
すると、印刷ドラム89aが時計回り方向に回転され、
印刷ドラム89aの外周面にマスタ94が穿孔製版され
ながら巻装されていく。
所定長巻装されると、印刷ドラム89a、プラテンロー
ラ71、テンションローラ66,67の回転が停止す
る。この停止動作と同時に、回転移動刃64が図示しな
いモータの回転によって図面奥行き方向を移動し、マス
タ94が固定刃65との間で切断される。そして、印刷
ドラム89aが再び時計回り方向に回転され、切断され
たマスタ94の後端が製版装置300から抜き出され
る。これによって印刷ドラム89aの外周面に製版済み
のマスタ94が完全に巻装され、給版工程が終了する。
給版工程終了後、印刷ドラム89aは駆動手段によって
時計回り方向に回転駆動される。そして、給紙トレイ2
1上の印刷用紙22が給紙ローラ23により給紙され、
上方分離ローラ24、下方分離ローラ25で一枚ずつに
分離されて給送される。その後、印刷用紙22は、上方
給紙ガイド板28、下方給紙ガイド板27に案内されて
給送され、レジストローラ対29,30によりタイミン
グを取られた後、プレスローラ34と印刷ドラム89a
の外周面との間に給送される。
に伴い、回転軸32を中心に揺動されて、印刷ドラム8
9aの外周面に巻装されたマスタ94へ印刷用紙22を
押圧する。このとき、エマルジョンインキは、インキロ
ーラ92とドクターローラ91とが外接する部分の間隙
で計量され、多孔性薄板の内周面に供給される。多孔性
薄板の内周面に供給されたエマルジョンインキは、イン
キローラ92の外周面及び多孔性薄板の内周面にて作用
するくさび効果によって、多孔性薄板の画像の出る範囲
に設けられた開孔を通り、多孔質弾性体層の内部へ拡散
する。多孔質弾性体層へ拡散したエマルジョンインキ
は、さらに、マスタ94の多孔質支持体へ拡散し、マス
タフィルムの画像に対応した穿孔部を通過し、印刷用紙
22の表面に転移することにより印刷画像が形成され
る。
離爪87及び送風ファン88との協働によって印刷ドラ
ム89aの外周面から剥離され、下流に位置する排紙搬
送装置600へ進行する。排紙搬送装置600では、前
述のように搬送ベルト85が図3の矢印方向へ回転して
いるので、印刷用紙22は、吸引ファン81によって搬
送ベルト85の表面上に吸引されつつ駆動ローラ83の
回転によって搬送され、印刷用紙22の幅方向(図面奥
行き方向)の両端に設けられたジャンプ台79によっ
て、いわゆる腰付けをされ、排紙トレイ82上に排出さ
れる。この時、印刷ドラム89aでは、製版済みマスタ
94が印刷用紙22を介してプレスローラ34の押圧に
よって印刷ドラム89aの外周面に密着されて版付け工
程が完了する。
出てくるので、オペレータは新しく製版されたマスタ9
4の画像を確認することができる。もし不都合があれ
ば、もう一度製版をやり直すことができる。さらに、印
刷ドラム89aを孔版印刷装置Aに装着したままの状態
で、オペレータが印刷枚数等の条件を設定した後に印刷
開始スイッチを押すことにより、図示しない駆動手段に
よって印刷ドラム89aが回転駆動され、印刷用紙22
が連続して給送されて前述と同様に所定枚数の黒だけの
一色印刷を行うこともできる。
4が巻装された印刷ドラム89aを孔版印刷装置Aから
外し、孔版印刷装置Bのドラム装着部B1へ装着する。
次にドラム装着部B2に装着されている赤色インキを装
備した印刷ドラム89bを孔版印刷装置Bから引き出
し、孔版印刷装置Aに装着する。孔版印刷装置Aでは、
上記黒印刷用の画像を製版したマスタを印刷ドラム89
aに巻装したときと同様に、今度は赤印刷用の画像を製
版したマスタを印刷ドラム89bに巻装することとな
る。オペレータは、ADF2又はコンタクトガラス3の
上に赤印刷用の原稿1を載置する。その後、オペレータ
が製版ボタンを押すと、先ず、排版装置400では、印
刷ドラム89bに以前から巻装されている印刷使用済み
のマスタ94aの排版が行われる。以下、印刷ドラム8
9aの場合と同様であるので説明を省略する。
終了すると、印刷ドラム89bを孔版印刷装置Aから外
し、孔版印刷装置Bのドラム装着部B2へ装着する。こ
れで、孔版印刷装置Bには、黒印刷用のマスタを装着さ
れた印刷ドラム89aと、赤印刷用のマスタを装着され
た印刷ドラム89bが揃い、2色印刷の準備ができたこ
とになる。
明する。オペレータが、孔版印刷装置Bにおいて必要印
刷枚数を入力し、印刷スタートキーを押すと、図示しな
い駆動手段によって印刷ドラム89a、89bは連動し
て時計回り方向へ回転する。そして、給紙トレイ21上
の印刷用紙22が給紙ローラ23により給紙され、上方
分離ローラ24と下方分離ローラ25とで一枚ずつ分離
されて給送される。その後、印刷用紙22は上方給紙ガ
イド板28、下方給紙ガイド板27に案内されて給送さ
れ、レジストローラ対29,30によりドラム装着部B
1の印刷ドラム89aとのタイミングをとられた後、プ
レスローラ34aと印刷ドラム89aの外周面との間に
給送される。プレスローラ34aは、印圧カム36aの
回転に伴い、回転軸32aを中心に揺動されて印刷ドラ
ム89aの外周面に巻装されたマスタ94へ印刷用紙2
2を押圧する。このとき、印刷用紙22へは黒の画像が
印刷されることになる。
離爪87aによって印刷ドラム89aの外周面から剥離
され、下流に位置する中間搬送装置700へ進行する。
前述のように搬送ベルト51は図4の矢印方向へ回転
し、吸引ファン53によるケーシング内の負圧作用によ
り、印刷用紙22の先端は容易に搬送ベルト51の上面
に吸引され、さらに図の左方向へ牽引される。搬送ベル
ト51の回転線速度は、印刷ドラム89aの回転線速度
と同じか又は速く設定されている。しかし、印刷用紙2
2の上流側は未だ印刷ドラム89aとプレスローラ34
aとのニップ部で押さえられているので、印刷用紙22
の左方向への進行速度は印刷ドラム89aの回転周速度
と同じである。従って、印刷用紙22は左方向へテンシ
ョンが掛かった状態で搬送されることになる。厳密に
は、搬送ベルト51の回転線速度の方が印刷用紙22の
進行速度より速いので、搬送ベルト51と印刷用紙22
とは滑りを生じていることになる。
1によって進行方向に牽引力を与えられながら印刷ドラ
ム89bとプレスローラ34bとのニップ部へ進入す
る。プレスローラ34bは、印刷ドラム89bの外周面
から離間した位置から所定のタイミングで印刷ドラム8
9bの外周面へ当接し、印圧バネ35bによって印圧が
加えられる。また、プレスローラ34bは、印刷ドラム
89bの外周面上から突出しているクランパ90bとの
干渉を避けるために、印刷中に印刷ドラム89bの外周
面から離間するようになっているが、印刷用紙22の先
端が印刷部へ進入する前には印刷ドラム89bの外周面
に接触して押圧している状態となっている。
は、同じ周速度で回転するように図示しない駆動経路に
よって連結されているが、黒と赤の画像位置が印刷用紙
22上で同じになるように予め初期位相差が設けられて
いる。すなわち、図4に示すように、印刷ドラム89a
と印刷ドラム89bのクランパ90a,90bの位置が
異なっている。その角度は、印刷ドラム89aの印刷部
から印刷ドラム89bの印刷部までの印刷用紙22の搬
送経路長さを、印刷ドラム89bの外周面上に取った場
合に得られる中心角度に相当する。印刷用紙22の搬送
経路長さとは、おおよそ、印刷ドラム89aと印刷ドラ
ム89bの回転中心軸の間の距離に相当する。
印刷装置A,Bへの着脱時の回転位置は同じに統一され
ている(請求項11。他の実施例において同じ。)。本
実施例では、図5に示すように、クランパ90a,90
bが真上にある回転位置で着脱可能となっている。図5
(a)は、クランパ90aが真上にきた時に印刷ドラム
89aをドラム装着部B1から外し、クランパ90aが
真上にある状態で給版のために孔版印刷装置Aに装着し
た状態を示している。各印刷ドラム89a,89bに
は、外すと回転位置が固定される装置(図示せず)が付
いており、外した時と同じ状態で装着できるようになっ
ている。クランパが真上にこないと外れないようになっ
ているので、印刷ドラム89bを外す場合には、図5
(a)の状態から印刷ドラム89aをドラム装着部B1
に戻した後に、クランパ90bが真上にくるまで印刷ド
ラム89bを回転させ(図5(b))、その後、ドラム
装着部B2から外して印刷ドラム89bを孔版印刷装置
Aに装着する(図5(c))。なお、印刷ドラムの着脱
位置はクランパが真上に限らず、全体の装置間で統一さ
れていれば任意の位置でよい。
レスローラ34bとの接触部では、先に黒印刷された画
像位置と同じ位置関係で赤の印刷がされることになる。
上述のように、本実施例では印刷ドラム89aと印刷ド
ラム89bは連結駆動されるが、黒の画像位置に対して
赤の画像位置を印刷用紙22の進行方向(天地方向)に
ついて調整できる周知の位相調整機構(例えば特開平9
−104158号公報に記載の位相調整機構)を設けて
もよい。印刷ドラムが3個以上の場合には、各下流側の
印刷ドラムが、その上流側隣の印刷ドラムに対してのみ
機能する位相調整機構を有するように構成する(請求項
12。他の実施例において同じ。)。このように位相調
整機構を設けた場合、孔版印刷装置Aでのマスタ94の
巻装工程の時にマスタ94のクランプ位置が印刷ドラム
89aと印刷ドラム89bとで異なった場合に、孔版印
刷装置Bの方でそのズレを修正することができる。ま
た、印刷用紙22の進行方向に直交方向(左右方向)に
ついて、黒、赤の画像位置を調整する場合には、印刷用
紙22の位置を調整するか、もしくは印刷ドラムの回転
軸方向への移動機構を設け、黒の画像位置に対して赤の
画像位置を印刷用紙22の進行方向と直交方向へずらし
て調整する。
紙22の表面に赤の印刷画像が印刷されると、印刷用紙
22の先端は、分離爪87bと送風ファン88との協働
により、印刷ドラム89bの外周面から剥離され、下流
に位置する排紙搬送装置600へ進行する。排紙搬送装
置600では、前述のように搬送ベルト85が図4の矢
印方向へ回転しているので、印刷用紙22は吸引ファン
81によって搬送ベルト85の表面上に吸引されつつ駆
動ローラ83の回転によって搬送され、印刷用紙22の
幅方向(図面奥行き方向)の両端に設けられたジャンプ
台79によって腰付けされ、排紙トレイ82上に排出さ
れる。ここで、搬送ベルト85の回転周速度は、印刷ド
ラム89bの回転周速度と同じか又は速く設定されてい
る。
装備された印刷ドラム89aと、赤インキが装備された
印刷ドラム89bとの両方を1パスで通過し、黒と赤の
印刷画像が同一の印刷用紙上に印刷される。この後、予
め入力された必要印刷枚数の印刷が、同様の手順で行わ
れる。印刷が終了すると、2つのプレスローラ34a,
34bはそれぞれの印刷ドラムから離間した位置に保持
されるようになっている。
は、ここまで述べてきたのと同様に、印刷ドラム89
a、89bを順次孔版印刷装置Bから外して孔版印刷装
置Aへ装着し、新たな画像が穿孔されたマスタ94を巻
装する。次いで再び孔版印刷装置Bへ装着し、印刷す
る、という手順で行われる。孔版印刷装置A、Bにおけ
る上記動作は、図示しない駆動機構及び制御手段により
行われる。
て配置されるので、製版装置を共用化したことによる大
幅なダウンサイジングに加えて、レイアウトの自由度を
高めることができる。分離せずに一体に構成した場合で
も上記ダウンサイジングは確保される。上記実施例では
製版装置として既存の単一印刷ドラム交換型の孔版印刷
装置Aを使用したが、給紙、排紙構成を含む印刷構成を
有しない純粋な製版装置であってもよい。純粋な製版装
置とした場合、システム全体のダウンサイジングをさら
に高めることができる。
bの孔版印刷装置Bにおけるドラム装着部を規定した
が、任意のドラム装着部へ装着するようにしてもよい
(請求項7。他の実施例において同じ。)。印刷ドラム
の配列が固定された場合、多色印刷で表現できる色合い
に制限があるが、任意装着方式とした場合、印刷色の印
刷する順番を任意に設定できるので、色再現の自由度を
拡げることができる。上記実施例では2色同時印刷のた
め、印刷ドラムを2本しか使用しなかったが、例えば4
本用意すれば、孔版印刷装置Bで一つの印刷作業を行っ
ている間に、孔版印刷装置Aで他の印刷のためのマスタ
の巻装作業を実施することができ、印刷作業の作業効率
を大幅にアップさせることができる。また、孔版印刷装
置Aと孔版印刷装置Bを通信接続し、孔版印刷装置Aの
操作を孔版印刷装置Bでできるように、あるいは互いに
他方を操作できるようにすれば、システムにおける操作
性の向上を図ることができる。また、本実施例は、孔版
印刷装置Aの固定された一つの給版装置を、複数の印刷
ドラム89a,89bの給版に共用するものであり、よ
って給版レジストの誤差も無くすことができる。また、
印刷ドラムの入替え方式であるので、多色印刷装置側が
2本の印刷ドラム構成であっても、色の異なる3本以上
の印刷ドラムを使用でき、よって印刷画像のバリエーシ
ョンを拡げることができる。更に、異なる色だけではな
く、黒色ドラムが2本であっても片方を写真画像とし、
もう一方を文字画像とすることで、文字/写真を合成し
た画像を得ることができる。
してのものではなく、パーソナルコンピュータからの画
像信号を孔版印刷装置Aへ入力する周知の方式を採って
もよい。孔版印刷装置A、Bにおける押圧部材として
は、プレスローラ方式の他に、圧胴方式を採用すること
もできる。孔版印刷装置Aにおける製版ではサーマルヘ
ッドによる穿孔方式を例示したが、フラッシュやレーザ
ー等による穿孔方式としてもよい。また、上記実施例で
は黒と赤の2色印刷の例を示したが、赤の画像はそのま
まで、黒の代わりに青画像を使って青、赤の印刷など、
色替えが非常に簡単にできる。さらに、同色であっても
メーカーの違う種類の異なるインキによる多色印刷も可
能であり、これらを非常に簡単にできる。もちろん、メ
ーカーも同じ全く同色であってもよく、例えば一方の印
刷ドラム89aは内容固定の原稿を基にしたものであ
り、常に同じ版を使用して印刷し、内容固定の原稿以外
の可変する原稿部分をもう一方の印刷ドラム89bを使
用して印刷するような印刷システムであってもよい。こ
のように、本実施例で言う多色印刷とは、2色以上とい
う限定を意味するものではない。
2本の印刷ドラムが装着できるものの例を示したが、図
6、7に示すように、3本、4本の印刷ドラムを装着で
きる多色印刷装置であっても上記実施例と同様の機能を
得ることができる。また、図8に示すように、例えば製
版方式の異なる孔版印刷装置A1(サーマルヘッド製版
方式)、A2(レーザー製版方式)を設け、孔版印刷装
置A1にサーマルヘッド製版用のインキを有する印刷ド
ラム89aを装着してサーマルヘッド製版用のマスタを
給版し、一方、孔版印刷装置A2にはレーザー製版用の
インキを有する印刷ドラム89bを装着しレーザー製版
用のマスタを給版して(印刷ドラム89c,89dにお
いても同様に方式別に給版する)印刷する構成とすれ
ば、種類の異なるインキ、マスタの混合使用が可能とな
り、印刷画像のバリエーションを拡げることができる。
ステム全体のダウンサイジングを高める観点から、マス
タの給排版機能を含む製版構成を有しない構成とした
が、この効果を望まないならば、孔版印刷装置Bを、適
宜に製版装置、排版装置を加えた構成のものとし、ユー
ザーの印刷ドラムの着脱作業を軽減できるようにしても
よいことは勿論である。この一例を、図9に基づいて説
明する。なお、各構成要素は上記実施例と同一であるの
で同一符号で示すとともに簡略的に示し、その構成・機
能上の説明は適宜省略する(以下の各実施例において同
じ)。図9に示すように、本実施例におけるシステム
は、上記実施例の孔版印刷装置Bの各印刷ドラム89
a,89bに個別に排版装置400を設けた孔版印刷装
置B’と、これとは個別に存在する孔版印刷装置Aとか
ら構成される。排版装置400を付加した分、ダウンサ
イジングの効果は低減するが、印刷ドラム89a,89
bを入れ替える前に予め排版を済ませることができ、孔
版印刷装置Aでは給版のみ行えばよいので印刷開始まで
の時間を短縮することができる。また、これによってオ
ペレータの印刷ドラムの着脱作業の軽減を図ることがで
きる。
及び図11に基づいて説明する。上記実施例では2つの
別個の装置でシステムを構成し、両装置間で印刷ドラム
を入替えする構成としたが、本実施例は、単一の構成内
で印刷ドラムの入替えを行うシステムである。要する
に、最初の実施例における孔版印刷装置Bに孔版印刷装
置Aを吸収して1つにまとめた態様である。
色印刷システムは、ADFを含む原稿読取部200、2
つの印刷ドラム89a,89b、給版装置としての製版
装置300、排版装置400等を1つの構成内に備えて
いる。製版装置300と排版装置400は、ダウンサイ
ジングを図る観点から各印刷ドラム89a,89bに対
してそれぞれ個別に設けられておらず、1色目の印刷ド
ラム89a側に製版装置300のみが、2色目の印刷ド
ラム89b側に排版装置400のみが設けられている。
次に、図11に基づいて本システムの給排版手順を説明
する。まず、図11(a)に示すように、排版装置40
0によって印刷ドラム89bの排版がなされる。次いで
図11(b)に示すように、印刷ドラム89a,89b
の入替えが行われ、製版装置300によって排版済みの
印刷ドラム89bへ給版がなされる。ここで、印刷ドラ
ム89bの版付けのために1枚印刷する。次いで図11
(c)に示すように、排版装置400によって印刷ドラ
ム89aの排版がなされる。印刷ドラム89aの排版が
完了すると、図11(d)に示すように、印刷ドラム8
9a,89bの入替えが行われ、製版装置300によっ
て排版済みの印刷ドラム89aへ給版がなされる。ここ
で、印刷ドラム89aの版付けのために1枚印刷する。
なお、図11(b)に示す印刷ドラム89bの給版と、
図11(c)に示す印刷ドラム89aの排版は同時に行
ってもよいが、その後に印刷ドラム89bの版付けのた
めに1枚印刷する場合には、印刷ドラム89aは排版さ
れているので、プレスローラ34bを上昇させないで行
う必要がある。つまり、印刷ドラムにマスタがない場合
には、プレスローラがインキで汚れるため、プレスロー
ラによる押圧は行わない(以降の実施例でも同じ)。こ
れによって印刷ドラム89a,89bへの給版が完了し
たことになり、印刷が開始される。複数の印刷ドラム8
9a,89bに対して、固定された1つの製版装置30
0(給版装置)を共用する構成であるので、給版レジス
トの精度誤差をなくすことができ、面倒な調整が不要と
なる。
色印刷システムの変形例を示すものである。図10で示
した実施例と異なる点は、製版装置300と排版装置4
00が1色目の印刷ドラム89aに対応して設けられて
いる点である。本システムの給排版手順を、図13に基
づいて説明する。まず、図13(a)に示すように、排
版装置400によって印刷ドラム89aの排版がなさ
れ、次いで図13(b)に示すように、製版装置300
によって印刷ドラム89aへの給版がなされる。ここ
で、印刷ドラム89aの版付けのために1枚印刷する。
印刷ドラム89aへの給版が完了すると、図13(c)
に示すように、印刷ドラム89a,89bの入替えが行
われ、排版装置400によって印刷ドラム89bの排版
がなされる。この排版完了後、図13(d)に示すよう
に、製版装置300によって印刷ドラム89bへの給版
がなされる。ここで、印刷ドラム89bの版付けのため
に1枚印刷する。
の給版が完了し、印刷が開始される。本実施例では製版
装置300と排版装置400を1つの印刷ドラム89a
に対応させて配置したので、図10で示した分離配置構
成に比べて印刷ドラム89a,89bの入替え動作が1
回で済む利点がある。もちろん、印刷を開始する前に図
13(d)に示す状態から印刷ドラム89a,89bを
入れ替えてもよい。なお、製版装置300と排版装置4
00を、図14に示すように、2色目の印刷ドラム89
bに対応させても上記と同様の機能を得ることができ
る。
を、図15乃至図22に基づいて説明する。以下に示す
各実施例の特徴は、個別に存在する複数の装置を連結し
て1つのシステムを構成することにある。図15に示す
例は、図16に示すように、最初の実施例で示した孔版
印刷装置A(主印刷装置)と、孔版印刷装置Bに相当し
て1つの印刷ドラム89bしか有しない孔版印刷装置C
(副印刷装置)とを、中間搬送ユニットFを介して連結
したものである。最初の実施例と異なり、孔版印刷装置
Aは印刷ドラム89aを常備しており、また、図示しな
いが、孔版印刷装置Aと孔版印刷装置Cは、中間搬送ユ
ニットFの着脱構成を有している(以下の実施例におい
て同じ)。
レイ82を外すとともに、孔版印刷装置Cの給紙トレイ
21を外した後で中間搬送ユニットFでつなぐことによ
ってなされる。システムが構成された後は、中間搬送ユ
ニットFが最初の実施例の孔版印刷装置Bにおける中間
搬送装置700として機能する。各印刷ドラム89a,
89bの入替えによる給排版動作及びこれに基づく効果
等は既に述べたのと同様であるので省略する。
色印刷システムを構成する場合、上記のものに限らず多
様な構成が考えられる。以下、そのうちの幾つかの例に
ついて説明する。図17は、孔版印刷装置C(副印刷装
置)を2つ、孔版印刷装置A(主印刷装置)の一方側に
連結した例を示すものである。図18は、孔版印刷装置
A(主印刷装置)と孔版印刷装置B(副印刷装置)を連
結した例を示すものである。これらのシステムでは同時
3色印刷を行うことができる。図19は、孔版印刷装置
A(主印刷装置)の両側に孔版印刷装置B(副印刷装
置)を連結した例を示すものである。フルカラー印刷で
は、通常、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4
色であるが、図19に示す例では、特色インキを加え
て、同時5色印刷が可能となる。
0を付けた副印刷装置としての孔版印刷装置C’を3
つ、主印刷装置としての孔版印刷装置Aの一方側に連結
した例を示すものである。各孔版印刷装置C’1、C’
2、C’3に排版装置400を付けることにより、印刷
ドラム89a,89b,89c,89dを入れ替える前
に予め排版を済ませることができ、孔版印刷装置Aでは
給版のみ行えばよいので印刷開始までの時間を短縮する
ことができる。本実施例は、ダウンサイジングよりも、
オペレータの印刷ドラムの着脱作業の軽減を主眼におい
た連結タイプの例である。なお、本実施例の場合、孔版
印刷装置Aでは排版装置400は必ずしも必要ではな
い。図21は、主印刷装置としての孔版印刷装置Aの一
方側に、副印刷装置としての孔版印刷装置B’とC’を
連結した例を示すものである。この例においても孔版印
刷装置Aの排版装置400は必ずしも必要ないので排版
装置400のない孔版印刷装置A’を図示している。ま
た、孔版印刷装置A’,B’,C’は切り離して使用し
てもよい。以上例示した連結タイプのシステムにおい
て、連結の仕方は自由であり、作業がし易い配置でかま
わないが、各印刷ドラムの画像位置合わせ調整の確認が
し易いように、操作パネルは排紙側にあったほうがよ
い。
が、図22に示すように、孔版印刷装置B同士を連結し
たものと、これとは別個に存在する孔版印刷装置Aとか
らシステムを構成することもできる。この場合、最初の
実施例で示したシステムの色数増加タイプとして捉える
ことができる。
された給版装置を共用して複数の印刷ドラムの給版を行
う構成としたので、各印刷ドラムにおける給版レジスト
の誤差を少なく、又は無くすことができ、給版レジスト
調整の面倒さを回避することができる。
印刷ドラムに対する製版装置を共用化し、この製版装置
と多色印刷装置とを分業的に位置付ける構成としたの
で、多色印刷装置をコンパクトにでき、システム全体の
ダウンサイジングを図ることができるとともに、各印刷
ドラムにおける給版レジストの誤差を無くすことができ
る。また、製版装置の解像度を例えば400DPI,600DPIと
変更しても多色印刷装置の方は変更不要であるので、グ
レードアップを図る場合等のユーザの経済的負担を軽減
できる。また、例えばフラッシュ製版方式、レーザー製
版方式などのように製版方式の異なる製版装置によって
製版されたマスタを巻装した印刷ドラムを多色印刷装置
に混合して装着できるので、印刷画像のバリエーション
を拡げることができる。また、多色印刷装置の方は印刷
構成だけであるので、複数の印刷ドラムの配列を自由に
行うことができ、設計上のレイアウトの自由度を高める
ことができる。
多色印刷装置を分離可能としたので、ダウンサイジング
に加えてレイアウトの自由度を向上させることができ、
オフィスの種々のスペース制約にも対応できる。
印刷装置を用いる構成としたので、多色印刷装置に装着
する前に試し刷りによる位置ズレ等を容易に修正できる
ので、請求項3又は4の効果に加え、印刷作業の作業能
率を向上させることができる。
既存の単一印刷ドラム交換型の印刷装置をそのまま使用
する構成としたので、請求項5の効果に加え、システム
購入におけるユーザの経済的負担を軽減できる。
装着箇所を限定しない構成としたので、請求項3,4,
5又は6の効果に加え、色再現の自由度を拡げることが
できる。
搬送ユニットを介して印刷装置を連結するとともに、複
数の印刷ドラムの給版を固定された給版装置を共用して
行う構成としたので、給版レジスト精度の向上を図るこ
とができるとともに、色数の増加を容易に行うことがで
きる。
ムの着脱時の回転位置を全ての装置で統一する構成とし
たので、請求項3,4,5,6,7,8,9又は10の
効果に加え、オペレータは常に決まった位置関係で印刷
ドラムの着脱操作を行えるので、印刷ドラムの着脱操作
の容易化を図ることができる。また、印刷装置側は常に
決まった位置関係で印刷ドラムが着脱されるので、その
後の印刷開始における印刷ドラムの位置制御が容易とな
る。
の印刷ドラムに対してのみ機能する位相調整機構を設け
る構成としたので、請求項3,4,5,6,7,8,
9,10又は11の効果に加え、画像の天地方向の調整
を容易に行うことができる。
平面図である。
明する模式的平面図で、(a)は多色印刷装置としての
孔版印刷装置の右側の印刷ドラムの給排版動作の説明
図、(b)は左側の印刷ドラムの給排版動作の説明図で
ある。
置としての孔版印刷装置の概要正面図である。
刷装置としての孔版印刷装置の概要正面図である。
着脱時の回転位置の統一による着脱の仕方を示す模式的
正面図である。
る多色印刷システムの使用方法を説明する模式的平面図
である。
る多色印刷システムの使用方法を説明する模式的平面図
である。
を有する多色印刷システムの使用方法を説明する模式的
平面図である。
刷システムの概要正面図である。
イプの多色印刷システムの概要正面図である。
作を示す模式的平面図である。
イプの多色印刷システムの変形例を示す概要正面図であ
る。
作を示す模式的平面図である。
イプの多色印刷システムのさらに別の変形例を示す概要
正面図である。
概要正面図である。
状態を示す概要正面図である。
結した多色印刷システムの概要正面図である。
結した多色印刷システムの概要正面図である。
結した多色印刷システムの概要正面図である。
結した多色印刷システムの概要正面図である。
ドラムを2つ有する副印刷装置を連結した多色印刷シス
テムの概要正面図である。
連結したものと、単一ドラム方式の孔版印刷装置との組
合せによる多色印刷システムの概要正面図である。
Claims (12)
- 【請求項1】同時多色印刷可能に設けられた着脱自在で
互いに入替え可能な複数の印刷ドラムに、これらの印刷
ドラムの数より少ない数の固定された給版装置にて上記
印刷ドラムの入替え動作を介して給版し、印刷を行うこ
とを特徴とする多色印刷方法。 - 【請求項2】マスタの給排版機能を含む製版装置にて、
印刷ドラムに製版したマスタを巻装し、該マスタを巻装
した印刷ドラムを、複数の印刷ドラムが着脱可能に設け
られるとともにマスタの給排版機能を含む製版構成を有
していない多色印刷装置に装着して印刷を行う多色印刷
方法。 - 【請求項3】マスタを給排版可能で印刷ドラムが着脱自
在に設けられる製版装置と、 複数の印刷ドラムが着脱自在に設けられるとともにマス
タの給排版機能を含む製版構成を有していない多色印刷
装置と、 上記製版装置と多色印刷装置との間で相互使用可能な複
数の印刷ドラムと、 からなる多色印刷システム。 - 【請求項4】上記製版装置と多色印刷装置は分離可能で
あることを特徴とする請求項3記載の多色印刷システ
ム。 - 【請求項5】上記製版装置が単一印刷ドラム交換型の印
刷装置であることを特徴とする請求項3又は4記載の多
色印刷システム。 - 【請求項6】上記印刷装置として、既存の単一印刷ドラ
ム交換型の印刷装置をそのまま使用することを特徴とす
る請求項5記載の多色印刷システム。 - 【請求項7】上記印刷ドラムは、上記多色印刷装置にお
ける複数の印刷ドラム装着箇所の任意の箇所へ装着可能
であることを特徴とする請求項3,4,5又は6記載の
多色印刷システム。 - 【請求項8】同時多色印刷可能に設けられた着脱自在で
互いに入替え可能な複数の印刷ドラムと、これらの印刷
ドラムに共用される固定された給版装置と、少なくとも
1つの排版装置とを備えた多色印刷システム。 - 【請求項9】固定された給版装置と、少なくとも1つの
着脱自在な印刷ドラムを備えた主印刷装置と、 着脱自在な中間搬送ユニットを介して上記主印刷装置に
連結され、少なくとも1つの着脱自在な印刷ドラムを有
するとともに給版装置を有しない副印刷装置とから構成
され、上記主印刷装置の印刷ドラムと副印刷装置の印刷
ドラムは互いに入替え可能である多色印刷システム。 - 【請求項10】上記副印刷装置が複数個連結されている
ことを特徴とする請求項9記載の多色印刷システム。 - 【請求項11】上記印刷ドラムの着脱時の回転位置は、
全ての装置での入替え動作において統一されていること
を特徴とする請求項3,4,5,6,7,8,9又は1
0記載の多色印刷システム。 - 【請求項12】印刷用紙の搬送方向における下流側の印
刷ドラムは、その上流側隣の印刷ドラムに対してのみ機
能する位相調整機構を有することを特徴とする請求項
3,4,5,6,7,8,9,10又は11記載の多色
印刷システム。
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