JP2002370437A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JP2002370437A
JP2002370437A JP2001183605A JP2001183605A JP2002370437A JP 2002370437 A JP2002370437 A JP 2002370437A JP 2001183605 A JP2001183605 A JP 2001183605A JP 2001183605 A JP2001183605 A JP 2001183605A JP 2002370437 A JP2002370437 A JP 2002370437A
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JP2001183605A
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English (en)
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Mitsuhiro Sugawara
光弘 菅原
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Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷用紙の載せ換えをすることなく且つ1回
の搬送で両面印刷ができる印刷装置において、装置のコ
ンパクト化、低コスト化、ジャムに対する信頼性の向上
を図る。 【解決手段】 片面印刷構成の上部印刷装置2の略真下
に片面印刷構成の下部印刷装置3を配置し、反転搬送路
20で接続する。給紙台21から給紙された印刷用紙P
は下部印刷装置3で裏面画像を印刷され、反転搬送路2
0を経由して上部印刷装置2に至り、ここで表面画像を
印刷されて排紙台14に排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷用紙の表裏面
に印刷を行う両面印刷装置に関し、詳しくは、1回の通
紙(用紙搬送)で両面印刷が可能な印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】孔版印刷装置では、一般的に、消耗品等
の収納庫等としての機能を有する専用テーブルの上に印
刷装置本体部を載置する構成となっており、印刷装置本
体部は1つの給紙台(給紙トレイ)と1つの排紙台(排
紙トレイ)を有している。原稿の種類に合わせて印刷用
紙のサイズや種類を変えなければならない場合がある
が、給紙トレイが1つの場合には印刷用紙の載せ換えが
必要となる。載せ換えの面倒さを回避する観点から、専
用テーブルの代わりにカセットバンクを配置して、複写
機のように、複数の給紙トレイから異なった印刷用紙を
供給できるようにし、印刷用紙の載せ換えをしなくても
様々な原稿に対応できるものも知られている。
【0003】例えば、図5に示すように、カセットバン
ク100には、印刷装置本体部102の給紙トレイ10
4に積載された印刷用紙Pと異なる印刷用紙P1、P2
が収容され、選択的に給紙されるようになっている。印
刷用紙P1が積載される給紙トレイはタンデム給紙トレ
イであり、右側の印刷用紙P1が無くなると、左側の印
刷用紙P1が可動エンドフェンス106で右側へ移送さ
れ、連続大量給紙が可能となっている。いずれかの給紙
トレイから給紙された印刷用紙は、レジストローラ対1
08で一旦停止され、斜めずれを修正された後、印刷ド
ラム110の画像の先端と搬送方向の所定位置とが一致
するタイミングで転写部位へ送られる。このタイミング
に同期してプレスローラ112が上昇し、印刷用紙を印
刷ドラム110に押圧する。押圧によって印刷ドラム1
10の内部から供給されたインキがマスタの穿孔部から
滲み出し、印刷用紙に転移する。印刷画像を転写された
印刷用紙は印刷ドラム110から分離され、排紙トレイ
114へ排出される。
【0004】特開平9−95033号公報には、表面と
裏面の画像が間隔をおいて製版された印刷用版が巻装さ
れた印刷ドラムの下方に用紙反転手段を設け、1回の通
紙で両面印刷を行う両面印刷装置が記載されている。特
開平9−188057号公報には、表面の印刷後に印刷
用紙を反転させて排紙台にストックし、該排紙台を上昇
させて裏面印刷を行う両面印刷装置が記載されている。
特開2000−211231号公報には、単色印刷構成
(片面印刷構成)の印刷装置の下部に給紙部を配置し、
該印刷装置の横に他の単色印刷構成の印刷装置を増設し
て両面印刷を可能にした孔版印刷装置が記載されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したカセットバン
ク方式のものは、フリーオペレータで使用される場合な
ど、複数の種類の印刷用紙を使い分けなければならない
とき、用紙を載せ換える手間が省けるので非常に有効で
あるが、印刷形態としては装置の小型化等の観点から実
質的に片面印刷に限られている。特開平9−95033
号公報と特開平9−188057号公報に記載の両面印
刷装置では、片面印刷も可能ではあるが、両面印刷を実
現することに主眼をおいた構成であるため、片面印刷と
して利用する場合でも必ず両面印刷構成が存在し、大型
化、コスト増大を免れない。また、両面印刷の場合、印
刷時間が片面印刷の倍以上かかるとともに、用紙搬送路
が複雑であるためジャムが発生し易く信頼性に欠けると
いう問題があった。
【0006】特開2000−211231号公報に記載
された構成では、給紙部が印刷装置の下部一か所に限定
され、且つ、横に増設された印刷装置を経由するために
複雑で長い用紙搬送路となり、ジャムが発生し易く信頼
性に欠けるという問題があった。また、裏面用印刷装置
が横に配置されるために装置全体の幅は約2倍となり、
大きな占有スペースを必要とするという問題があった。
【0007】そこで、本発明は、コンパクトで且つジャ
ムに関する信頼性が高い印刷装置の提供を、その目的と
する。また、本発明は、片面印刷を行う場合には不要な
構成を選択的に除去でき、ユーザーの要望に柔軟に対応
できる印刷装置の提供を、その目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、片面印刷構成の印刷装置
の略真下に、片面印刷構成の別個の印刷装置が設けら
れ、各印刷装置が印刷用紙を反転させる反転搬送路で接
続され、いずれか一方の印刷装置に給紙台が設けられて
いるとともに他方の印刷装置に排紙台が設けられ、印刷
用紙の1回の搬送で両面印刷を行う、という構成を採っ
ている。
【0009】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
印刷装置において、上記各印刷装置のうち、上記排紙台
を有する印刷装置が片面印刷用の給紙台と搬送路を有し
ている、という構成を採っている。
【0010】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の印刷装置において、上記排紙台を有する印刷装置
が上部の印刷装置である、という構成を採っている。
【0011】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
印刷装置において、上記各印刷装置のうち、上記給紙台
を有する印刷装置が片面印刷用の搬送路と排紙台を有し
ている、という構成を採っている。
【0012】請求項5記載の発明では、請求項1記載の
印刷装置において、上記排紙台を有する印刷装置が上部
の印刷装置であり、該上部の印刷装置は片面印刷用の給
紙台と搬送路を有し、下部の印刷装置は該上部の印刷装
置に対して着脱自在に設けられている、という構成を採
っている。
【0013】請求項6記載の発明では、請求項1記載の
印刷装置において、上記各印刷装置が着脱自在に設けら
れ、且つ、いずれか一方を水平面内で略180°回転さ
せた後に上記反転搬送路が接続された状態で固定可能に
設けられ、更に、略180°回転後は上記反転搬送路が
順搬送路となって2色印刷が可能である、という構成を
採っている。
【0014】請求項7記載の発明では、請求項6記載の
印刷装置において、上記各印刷装置のうち、上記排紙台
を有する印刷装置が片面印刷用の給紙台と搬送路を有し
ている、という構成を採っている。
【0015】請求項8記載の発明では、請求項6又は7
記載の印刷装置において、上記排紙台を有する印刷装置
が上部の印刷装置である、という構成を採っている。
【0016】請求項9記載の発明では、請求項6記載の
印刷装置において、上記各印刷装置のうち、上記給紙台
を有する印刷装置が片面印刷用の搬送路と排紙台を有し
ている、という構成を採っている。
【0017】請求項10記載の発明では、請求項6記載
の印刷装置において、下部の印刷装置が、3色以上の多
色印刷が可能に、片面印刷構成の他の印刷装置を連設可
能な構成を有している、という構成を採っている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
及び図2に基づいて説明する。両面印刷装置としての孔
版印刷装置1は、表面を印刷する片面印刷構成の上部印
刷装置2と、該上部印刷装置2の略真下に配置された裏
面を印刷する片面印刷構成の下部印刷装置3を有してい
る。上部印刷装置2の上端部には原稿読取部4が設けら
れ、該原稿読取部4の上面には図示しない自動原稿送り
装置(ADF)が設けられている。上部印刷装置2と下
部印刷装置3は、縦搬送方式の反転搬送路20で接続さ
れている。下部印刷装置3には両面印刷における給紙台
21が設けられ、上部印刷装置2にはこれに対応した排
紙台14が設けられている。また、上部印刷装置2には
片面印刷用の給紙台15が設けられている。反転搬送路
20は、搬送路22と、該搬送路22中に設けられた搬
送ローラ対23、24等を有している。
【0019】上部印刷装置2は、外周面にマスタクラン
パ9を有する印刷ドラム5と、該印刷ドラム5の内部に
設けられたインキ供給手段6と、印刷ドラム5上の使用
済みのマスタ7aを剥離する排版手段8と、原稿画像情
報に基づいてマスタ7を製版するとともに印刷ドラム5
に供給する製版・給版手段10と、印刷用紙Pを印刷ド
ラム5へ押圧する押圧手段としてのプレスローラ11
と、印刷ドラム5とプレスローラ11の転写部位へ印刷
用紙Pを所定のタイミングで供給するレジストローラ対
18と、印刷ドラム5から分離された印刷用紙Pを吸着
搬送する排紙搬送手段13と、排紙台14を有してい
る。
【0020】インキ供給手段6は、インキ供給パイプと
してのドラム回転軸6aと、インキローラ6bと、該イ
ンキローラ6bとの間でドラム回転軸6aから滴下する
インキのインキ溜まりを形成するとともにインキローラ
6b上のインキ層の厚みを規制するドクターローラ6c
を有している。排版手段8は、印刷ドラム5上の使用済
みのマスタ7aを剥離する剥離ローラ対8aと、剥離ロ
ーラ対8aにより剥離された使用済みのマスタ7aを圧
縮する圧縮板8b等を有している。製版・給版手段10
は、プラテンローラ10a、サーマルヘッド10b、図
示しないカッター、給版ローラ対10c等を有してい
る。
【0021】上部印刷装置2における上記構成(製版、
印刷に係る構成)は、下部印刷装置3においても同様と
なっている。但し、下部印刷装置3においては各内部構
成を省略して示している。基本的には上部印刷装置2と
下部印刷装置3は従来の孔版装置と同様の構成を有して
おり、下部印刷装置3は従来とは逆向きの状態で上部印
刷装置2に接続されている。下部印刷装置3に設けられ
た両面印刷用の給紙手段25は、印刷用紙Pが積載され
る給紙台21と、印刷用紙Pを最上のものから順に一枚
ずつ分離して給紙する給紙コロ16及び分離コロ17
と、レジストローラ対18等を有している。上部印刷装
置2に設けられた片面印刷用の給紙手段12も同様の構
成となっている。
【0022】次に、孔版印刷装置1の両面印刷時の印刷
動作を説明する。原稿読取部4の上部に設けられた図示
しないコンタクトガラス上に図示しない原稿を載置し、
図示しない操作パネル上の製版スタートキーを押す。こ
の製版スタートキーの押下に伴い、先ず上部印刷装置2
と下部印刷装置3において排版工程が実行される。すな
わち、この状態においては、各印刷ドラム5の外周面に
前回の印刷で使用された使用済みのマスタ7aが装着さ
れたまま残っている。
【0023】印刷ドラム5が時計回りに回転し(下部印
刷装置3では反時計回り)、印刷ドラム5の外周面の使
用済みのマスタ7aの後端部が剥離ローラ対8aに挟持
され、印刷ドラム5の外周面から引き剥がされて排版工
程が終了する。このとき、印刷ドラム5は時計回り方向
への回転を続けている。剥離された使用済みのマスタ7
aは、その後、圧縮板8bにより排版手段8内で圧縮さ
れる。排版工程と並行して、原稿読取部4で表裏面の原
稿読み取りが行われる。ADFが両面自動読み取りタイ
プの場合には表裏面が連続して自動的に読み取られ、そ
うでない場合には表面の読み取りがなされた後原稿が裏
返しされ、裏面の読み取りがなされる。表裏面それぞれ
の読取信号は、上部印刷装置2内、下部印刷装置3内の
それぞれの図示しないアナログ/デジタル(A/D)変
換基板に入力され、デジタル画像信号に変換される。
【0024】一方、この画像読み取り動作と並行して、
上部印刷装置2及び下部印刷装置3ではデジタル信号化
された画像情報に基づき製版及び給版工程が行われる。
すなわち、製版・給版手段10の所定部位にセットされ
たロール状のマスタ7は、ロール状態から引き出され、
サーマルヘッド10bにマスタ7を介して押圧されてい
るプラテンローラ10a等により搬送路の下流側に搬送
される。このように搬送されるマスタ7に対して、サー
マルヘッド10bにライン状に並んだ図示しない複数個
の微小な発熱部が、図示しないA/D変換基板から送ら
れてくるデジタル画像信号に応じて各々選択的に発熱
し、発熱した発熱部に接触しているマスタ7の部位が溶
融穿孔される。画像情報に応じたマスタ7の位置選択的
な溶融穿孔により、画像情報が穿孔パターンとして書き
込まれる。
【0025】画像情報が書き込まれたマスタ7の先端
は、給版ローラ対10cにより印刷ドラム5の外周面へ
向かって送り出され、図示しないガイド部材により進行
方向を下方へ変えられ、給版位置状態にある印刷ドラム
5の拡開したマスタクランパ9へ向かって垂れ下がる。
このとき、印刷ドラム5は排版工程により使用済みのマ
スタ7aを既に除去されている。マスタ7の先端が、一
定のタイミングでマスタクランパ9によりクランプされ
ると、印刷ドラム5は時計回り(下部印刷装置3では反
時計回り)方向に回転しつつ外周面にマスタ7を徐々に
巻き付けていく。マスタ7の後端部は図示しないカッタ
ーにより一定の長さに切断される。
【0026】表面画像情報に基づいて製版されたマスタ
7が上部印刷装置2の印刷ドラム5の外周面に巻装さ
れ、裏面画像情報に基づいて製版されたマスタ7が下部
印刷装置3の印刷ドラム5の外周面に巻装されると、製
版・給版工程が終了し、印刷工程が開始される。先ず、
下部印刷装置3において、給紙台21に積載された印刷
用紙Pのうち最上位の1枚が給紙コロ16及び分離コロ
17によりレジストローラ対18へ向けて送り出され
る。印刷用紙Pはレジストローラ対18で一旦停止さ
れ、斜めずれを修正された後再び該レジストローラ対1
8により転写部位へ送られる。印刷ドラム5の下方に離
間していたプレスローラ11がこのタイミングに同期し
て上方に移動し、印刷用紙Pは印刷ドラム5の外周面に
巻装されたマスタ7に押圧される。この押圧によって、
インキ供給手段6により印刷ドラム5の内面に供給され
たインキが印刷ドラム5の孔部を通ってマスタ7の穿孔
部から滲み出し、印刷用紙P上に転移して裏面画像が形
成される。
【0027】裏面画像が形成された印刷用紙Pは、図示
しない分離爪により印刷ドラム5の外周面から分離さ
れ、ファンを有する排紙搬送手段13により吸着搬送さ
れ、反転搬送路20へ案内される。反転搬送路20を上
昇した裏面印刷済みの印刷用紙Pは、未印刷面を上面に
して上部印刷装置2のレジストローラ対18に達し、所
定のタイミングで転写部位へ送られる。印刷用紙Pは、
裏面画像形成時と同様に上部印刷装置2の印刷ドラム5
により表面画像を転写される。両面印刷がなされた印刷
用紙Pは、図示しない分離爪により印刷ドラム5の外周
面から分離され、ファンを有する排紙搬送手段13によ
り吸着搬送され、排紙台14へ排出される。裏面を印刷
した後連続して表面を印刷するため、裏面画像のインキ
が裏面印刷から表面印刷までの間に、反転搬送路20の
搬送ローラ対23、24、レジストローラ対18、プレ
スローラ11等に転移してその後の画像汚れを発生させ
る懸念があるが、特開平10−147052号公報にお
ける対策と同様に、例えば反転搬送路20の最初の搬送
ローラ対23の画像面と接触する方のローラを加熱ロー
ラとし、乾燥を促進させることによって解消できる。
【0028】片面印刷を行う場合には上部印刷装置2の
みが使用され、印刷用紙Pは給紙台15から給紙され
る。給紙された印刷用紙Pは印刷ドラム5から印刷画像
を転写された後、分離されて排紙搬送手段13により搬
送され、排紙台14へ排出される。本実施形態では、両
面印刷用の給紙台21と片面印刷用の給紙台15を有し
ているので、片面印刷時と両面印刷時で印刷用紙を使い
分けたい場合でも用紙の載せ換えを必要としない。
【0029】下部印刷装置3は、上部印刷装置2に対し
て着脱自在なオプションユニットであり、図2に示すよ
うに、上面には位置決めのためのピン26,26が形成
されている。上部印刷装置2の下面にはピン26に対応
する係合孔が設けられており、ピン26と係合孔を合わ
せて重ねた後、段付きネジ27で固定するようになって
いる。この固定方式は従来におけるカセットバンクと印
刷装置本体部との間における固定方式と同一である。従
って、上部印刷装置2に対してオプションとしての下部
印刷装置3とカセットバンクとを任意に選択できる。上
部印刷装置2ではどちらのオプションが接続されたかを
認識し、それぞれの場合に応じた動作をする。認識手段
としては、接続ケーブルのオプション側コネクタのショ
ートピンの有無等によって行う方法が最もシンプルな方
法である。また、フォトインタラプタやマイクロスイッ
チ等を用いる方法でもよい。上部印刷装置2の略真下に
下部印刷装置3が配置されているので、孔版印刷装置1
全体としては横方向への嵩張りの少ないコンパクトな構
成を実現でき、搬送経路も長くならないので、従来の片
面印刷とほぼ同等の時間で両面印刷を行うことができ
る。反転搬送路20による接続構成によって、カセット
バンクと同様のシンプル且つ実績のある用紙搬送路を形
成でき、ジャムのない信頼性の高いものとなる。
【0030】片面印刷用の給紙台15等はなくてもよ
い。本実施形態では片面印刷用の給紙台15等を有して
いるので、片面印刷のときは該給紙台15を使用するこ
とにより、1回の搬送による両面印刷を行えることに加
え、従来の片面印刷装置と同様の搬送路長さによる片面
印刷を容易に行うことができる。上部印刷装置2と下部
印刷装置3は、従来の片面印刷構成にそれぞれ反転搬送
路20の略半分を付加しただけの構成であり、それぞれ
従来と同様のコストで製作できる。ユーザーが当初片面
印刷装置として上部印刷装置2のみを購入し、その後、
両面印刷を行いたい場合には、オプションユニットとし
ての下部印刷装置3を購入し、上部印刷装置2のカセッ
トバンク又は専用テーブルの代わりに下部印刷装置3を
設ければ本実施形態における両面印刷対応の孔版印刷装
置1を得ることができる。
【0031】上部印刷装置2と下部印刷装置3の上下関
係を逆にし、これに対応して反転搬送路20を形成し、
上部から給紙して下部で排紙する構成としてもよい。ま
た、図3に示すように、下部印刷装置3にも排紙台28
を設けるともに、反転搬送路20に切換爪29を設け、
上部印刷装置2と下部印刷装置3の双方で片面印刷を同
時に行うようにしてもよい。また、本実施形態では低コ
ストでのオプション付加を実現すべく、下部印刷装置3
を逆向きにして使用しているため、すなわち、従来構成
をそのまま利用しているため、印刷ドラム5の着脱操作
面は上部印刷装置2と下部印刷装置3とで逆になる。逆
にならないように下部印刷装置3の印刷ドラム構成を専
用構成としてもよい。
【0032】次に、図4に基づいて他の実施形態を説明
する。なお上記実施形態と同一部分は同一符号で示し、
特に必要がない限り既にした構成上及び機能上の説明は
省略する。また、要部のみ説明する。本実施形態におけ
る両面印刷装置としての孔版印刷装置30は、上部印刷
装置2と下部印刷装置3を有し、両面印刷を行う場合の
装置形態は図1で示した場合と同様である。本実施形態
ではさらに、下部印刷装置3を水平面内で略180°回
転させた後に反転搬送路20が接続された状態で上部印
刷装置2に図示しない係合構成により固定できるように
なっている。180°回転後は反転搬送路20は印刷用
紙Pを反転させない順搬送路となる。従って、上部印刷
装置2の印刷ドラム5と下部印刷装置3の印刷ドラム5
の色を変えることにより、2色印刷を行うことができ
る。給紙手段25から給紙された印刷用紙Pは下部印刷
装置3の印刷ドラム5により第1の色画像を転写され、
反転搬送路20で搬送(順送り)された後、上部印刷装
置2の印刷ドラム5により第2の色画像を転写される。
【0033】下部印刷装置の給紙台21側に他の従来構
造の片面印刷構成の印刷装置を増設すれば、3色以上の
多色刷りを行うことができる。また、本実施形態におい
ても下部印刷装置3を図4で示した構成とすれば上下で
片面印刷を同時に行うことができる。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、片面印刷
構成の印刷装置の略真下に、片面印刷構成の別個の印刷
装置が設けられ、各印刷装置が印刷用紙を反転させる反
転搬送路で接続され、いずれか一方の印刷装置に給紙台
が設けられているとともに他方の印刷装置に排紙台が設
けられ、印刷用紙の1回の搬送で両面印刷を行う構成と
したので、従来の印刷装置を組み合わせて構成でき、低
コストでコンパクト化を実現できるとともに、従来のカ
セットバンクと同様のシンプル且つ実績のある用紙搬送
路によって高信頼性を得ることができる。
【0035】請求項2記載の発明によれば、各印刷装置
のうち、排紙台を有する印刷装置が片面印刷用の給紙台
と搬送路を有している構成としたので、必要に応じて片
面印刷を実施することができ、且つ、両面印刷の搬送路
を利用するものではなく片面印刷専用の搬送路によるの
で従来と同様の片面印刷時間を確保することができる。
また、両面印刷時と片面印刷時で印刷用紙を使い分けた
い場合にも用紙の載せ換えを必要としない。
【0036】請求項3記載の発明によれば、排紙台を有
する印刷装置が上部の印刷装置である構成としたので、
印刷済みの印刷用紙の処理が従来と同等の高さとなって
容易となる。
【0037】請求項4記載の発明によれば、各印刷装置
のうち、給紙台を有する印刷装置が片面印刷用の搬送路
と排紙台を有している構成としたので、必要に応じて片
面印刷を実施することができ、且つ、両面印刷の搬送路
を利用するものではなく片面印刷専用の搬送路によるの
で従来と同様の片面印刷時間を確保することができる。
また、両面印刷時と片面印刷時で印刷用紙を使い分けた
い場合にも用紙の載せ換えを必要としない。
【0038】請求項5記載の発明によれば、排紙台を有
する印刷装置が上部の印刷装置であり、該上部の印刷装
置は片面印刷用の給紙台と搬送路を有し、下部の印刷装
置は該上部の印刷装置に対して着脱自在に設けられてい
る構成としたので、下部の印刷装置をオプション化で
き、必要に応じて専用テーブルと交換することができ
る。
【0039】請求項6記載の発明によれば、各印刷装置
が着脱自在に設けられ、且つ、いずれか一方を水平面内
で略180°回転させた後に反転搬送路が接続された状
態で固定可能に設けられ、略180°回転後は反転搬送
路が順搬送路となって2色印刷が可能である構成とした
ので、印刷形態の多様化を図ることができる。
【0040】請求項7記載の発明によれば、各印刷装置
のうち、排紙台を有する印刷装置が片面印刷用の給紙台
と搬送路を有している構成としたので、必要に応じて片
面印刷を実施することができ、且つ、両面印刷の搬送路
を利用するものではなく片面印刷専用の搬送路によるの
で従来と同様の片面印刷時間を確保することができる。
また、両面印刷時と片面印刷時で印刷用紙を使い分けた
い場合にも用紙の載せ換えを必要としない。
【0041】請求項8記載の発明によれば、排紙台を有
する印刷装置が上部の印刷装置である構成としたので、
印刷済みの印刷用紙の処理が従来と同等の高さとなって
容易となる。
【0042】請求項9記載の発明によれば、各印刷装置
のうち、給紙台を有する印刷装置が片面印刷用の搬送路
と排紙台を有している構成としたので、必要に応じて片
面印刷を実施することができ、且つ、両面印刷の搬送路
を利用するものではなく片面印刷専用の搬送路によるの
で従来と同様の片面印刷時間を確保することができる。
また、両面印刷時と片面印刷時で印刷用紙を使い分けた
い場合にも用紙の載せ換えを必要としない。
【0043】請求項10記載の発明によれば、下部の印
刷装置が、3色以上の多色印刷が可能に、片面印刷構成
の他の印刷装置を連設可能な構成を有している構成とし
たので、印刷形態の多様化を一層促進させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における印刷装置としての
孔版印刷装置の概要正面図である。
【図2】上部印刷装置と下部印刷装置の着脱構成を示す
斜視図である。
【図3】図1で示した実施形態の変形例を示す概要正面
図である。
【図4】他の実施形態における2色印刷モードの設定状
態を示す概要正面図である。
【図5】従来におけるカセットバンクを備えた片面印刷
装置の概要正面図である。
【符号の説明】
2,3 片面印刷構成の印刷装置 14 排紙台 15 片面印刷用の給紙台 21 給紙台 20 反転搬送路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】片面印刷構成の印刷装置の略真下に、片面
    印刷構成の別個の印刷装置が設けられ、各印刷装置が印
    刷用紙を反転させる反転搬送路で接続され、いずれか一
    方の印刷装置に給紙台が設けられているとともに他方の
    印刷装置に排紙台が設けられ、印刷用紙の1回の搬送で
    両面印刷を行うことを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の印刷装置において、 上記各印刷装置のうち、上記排紙台を有する印刷装置が
    片面印刷用の給紙台と搬送路を有していることを特徴と
    する印刷装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の印刷装置において、 上記排紙台を有する印刷装置が上部の印刷装置であるこ
    とを特徴とする印刷装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の印刷装置において、 上記各印刷装置のうち、上記給紙台を有する印刷装置が
    片面印刷用の搬送路と排紙台を有していることを特徴と
    する印刷装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の印刷装置において、 上記排紙台を有する印刷装置が上部の印刷装置であり、
    該上部の印刷装置は片面印刷用の給紙台と搬送路を有
    し、下部の印刷装置は該上部の印刷装置に対して着脱自
    在に設けられていることを特徴とする印刷装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の印刷装置において、 上記各印刷装置が着脱自在に設けられ、且つ、いずれか
    一方を水平面内で略180°回転させた後に上記反転搬
    送路が接続された状態で固定可能に設けられ、更に、略
    180°回転後は上記反転搬送路が順搬送路となって2
    色印刷が可能であることを特徴とする印刷装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の印刷装置において、 上記各印刷装置のうち、上記排紙台を有する印刷装置が
    片面印刷用の給紙台と搬送路を有していることを特徴と
    する印刷装置。
  8. 【請求項8】請求項6又は7記載の印刷装置において、 上記排紙台を有する印刷装置が上部の印刷装置であるこ
    とを特徴とする印刷装置。
  9. 【請求項9】請求項6記載の印刷装置において、 上記各印刷装置のうち、上記給紙台を有する印刷装置が
    片面印刷用の搬送路と排紙台を有していることを特徴と
    する印刷装置。
  10. 【請求項10】請求項6記載の印刷装置において、 下部の印刷装置が、3色以上の多色印刷が可能に、片面
    印刷構成の他の印刷装置を連設可能な構成を有している
    ことを特徴とする印刷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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