JPH0545500Y2 - - Google Patents

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JPH0545500Y2
JPH0545500Y2 JP1025888U JP1025888U JPH0545500Y2 JP H0545500 Y2 JPH0545500 Y2 JP H0545500Y2 JP 1025888 U JP1025888 U JP 1025888U JP 1025888 U JP1025888 U JP 1025888U JP H0545500 Y2 JPH0545500 Y2 JP H0545500Y2
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【考案の詳細な説明】 技術分野 この考案は、感熱孔版原紙に製版し、これを印
刷ドラム外周に自動的に巻付け、給紙された印刷
用紙をこの印刷ドラム外周面へ印圧ローラで押付
けて印刷物を得る方式の孔版式製版印刷装置に関
する。
従来技術 一般に、この種の孔版式製版印刷装置を用いて
比較的少ない部数の印刷を行なう場合、1枚当り
の印刷コストに最も大きなウエイトを占めるのは
原紙コストである。このため、原稿1枚当りに対
し使用する原紙のコスト、即ち使用量を極力少な
くすることが要求される。
しかし、従来、この種の製版印刷装置で使用す
る原紙の長さは常に一定であり、使用する原稿の
大きさや印刷用紙の大きさに無関係に定められて
いる。従つて、たとえ小サイズの原稿の場合でも
原稿1枚に対し一定長さの原紙1枚を使用せざる
を得ないものである。例えばB5サイズやA4サイ
ズの原稿に基づき製版印刷を行なう場合でもB4
サイズヤA3サイズの製版印刷の場合と同じ大き
さの原紙を使用せざるを得ないものである。第8
図はこのような関係を示すものであり、同図aに
はB5又はA4サイズの2枚の原稿1a,1bを示
し、同図bにはB4又はA3サイズの原紙2を示
し、同図cには製版印刷されたB5又はA4サイズ
の2枚の印刷用紙3a,3bを示す、同図b中の
破線は各々の原稿1a,1bに対応する製版画像
4a,4bを示す。
この結果、特に印刷面積としてA3サイズの装
置を用いながら、A4サイズの印刷物が多いユー
ザの場合、毎回A4サイズ1枚の印刷のためのA3
サイズの大きさの原紙を使用しなくてはならず、
原紙に大きな無駄を生ずる。
このような点に鑑み、2面連写方式の孔版式製
版印刷装置が本出願人により提案されている。第
9図によりその概略を説明すると、例えばB5サ
イズの2枚の原稿5a,5bに対し、例えばB4
サイズの製版エリアを有する原紙6に、B5サイ
ズの2枚の原稿画像を順次読取り、それらの2つ
の画像7a,7bを横に並べた形で製版し、例え
ばB4サイズの印刷用紙8に印刷するものである。
このような2面連写方式によれば、本来であれ
ば2枚の原紙を必要とするところを1枚の原紙で
間に合わせることができ、原紙節約の点で効果的
である。
しかし、この方式の場合、B5サイズの2枚の
原稿5a,5bの画像がB4サイズの1枚の印刷
用紙8上に2面並んだ状態で印刷されるため、印
刷終了後に第9図dに示すように半分に裁断した
印刷物8a,8bとしなければならない。特に、
一般のオフイス等においては裁断機が準備されて
いることは希であり、あつても切断容量が小さく
きれいに切断するためには慣れと経験とを要する
ことが多い。何れにしても、印刷後に裁断工程を
必要とすることは面倒であり、手間のかかること
である。
目 的 この考案は、このような点に鑑みなされたもの
で、原稿と原紙とのサイズによつては2面連写方
式により製版し原紙の節約を図りながら、印刷後
に裁断という面倒な工程を必要としない孔版式製
版印刷装置を得ることを目的とする。
構 成 この考案は、上記目的を達成するため、原稿搬
送装置により搬送される原稿に光を照射しその反
射光をイメージセンサで読取る原稿読取装置と、
原紙搬送装置により搬送される感熱孔版原紙に穿
孔製版を行なう製版装置と、製版済みの前記感熱
孔版原紙を印刷ドラム外周面に巻付ける給版装置
と、前記印刷ドラムの内周面側よりインクを供給
するとともに用紙搬送装置により搬送され印圧装
置により前記印刷ドラム外周面に押付けられる印
刷用紙に対し印刷する印刷装置とを備えた孔版式
製版印刷装置において、前記原稿搬送装置と原稿
読取装置と原紙搬送装置と原紙製版装置との作動
を制御し、2枚の原稿画像を順次読取り、それら
の画像を前記印刷ドラムに1回に巻付けられる1
版分の原紙の原紙搬送方向に2面並べて製版させ
る製版制御装置と、前記用紙搬送装置と印圧装置
と印刷ドラム用の印刷ドラム駆動装置との作動を
制御し、前記1版の原紙に製版された2面の製版
画像の内、前半分又は後半分のみの製版画像を対
応する大きさの印刷用紙に選択的に印刷させる印
刷制御装置とを設けたことを特徴とする。
以下、この考案の一実施例を第1図ないし第7
図に基づいて説明する。
まず、第2図によりこの実施例が適用される孔
版式製版印刷装置の概略構成を、その作用ととも
に説明する。装置上部には原稿読取装置11が設
けられている。この原稿読取装置11では、ま
ず、原稿受け台12上に画像面を下向きとしてセ
ツトされた原稿13を原稿搬送装置としての原稿
搬送ローラ対14,15により所定の速度で搬送
させる。このような原稿13は蛍光灯16により
スリツト露光され、その画像面からの反射光はミ
ラー17で光路変更された後、レンズユニツト1
8により収束されCCD等のイメージセンサ19
で受光される。そして、このイメージセンサ19
により光電変換され、原稿13の画像情報が電気
信号に変換される。
前記原稿読取装置11の下方には、製版装置2
0が設けられている。この製版装置20はロール
状の感熱孔版原紙21に対するサーマルヘツド2
2による書込部を主体とする。まず、ロール状に
巻回されてセツトされた感熱孔版原紙21はサー
マルヘツド22に対向接触して回転することによ
り原紙搬送装置となるプラテンローラ23により
引出し搬送される。このような搬送に際してサー
マルヘツド22を駆動制御し書込みを行なうこと
により、原稿画像に対応して原紙21が穿孔製版
される。
このように製版された原紙21はカツタ24に
より所定の長さに切断された後、給版ローラ25
により印刷ドラム26へ送り込まれる。そして、
クランパ27により原紙21の先端がクランプさ
れた状態で印刷ドラム26が回転することによ
り、この印刷ドラム26の外周面上に原紙21が
巻付けられる。即ち、給版ローラ25やクランパ
27により給版装置28が構成されている。
また、このような印刷ローラ26に対して印刷
装置30が設けられている。まず、給紙台31上
に積載された印刷用紙32が呼出しコロ33の回
転により最上位のものより送り出され、給紙コロ
34と分離ブレード35との間で1枚のみに分離
され、フイードローラ36に送られる。このフイ
ードローラ36は用紙搬送装置として機能し、印
刷ドラム26の回転と同期した所定のタイミング
で印刷用紙32を印刷ドラム26と印圧ローラ3
7との間に送り込む。この時、製版済みの原紙2
1が外周面に巻付けられた印刷ドラム26は、そ
の内部にインク供給部(図示せず)を有してお
り、印圧ローラ27との間に印刷用紙32を挟み
付けることで印刷インクが原紙21の開孔に従い
印刷用紙32上に転移する。印刷済みの印刷用紙
32は排紙搬送吸着装置38により搬送され、排
紙台39上に順次積載排紙される。
さらに、印刷ドラム26に対しては排版部40
も設けられている。この排版部40は印刷ドラム
26の外周から使用済みの原紙21の先端を剥が
し取る剥離ローラ41と、剥離ローラ41との間
でその排版原紙を搬送する搬送ローラ42と、印
刷ドラム26から剥離された使用済みの原紙21
を収納する排版収納ボツクス43とを備えてい
る。
一方、操作パネル50上には第3図に示すよう
なキー、LED等が設けられている。まず、製版
スタートキー51に隣接させて2面連写キー52
や半面印刷用連写キー53が設けられている。こ
こに、2面連写キー52は第9図に示したような
2面連写機能にて製版印刷する場合に用いるもの
である。特に、製版印刷後に裁断を要しない2面
連写印刷に適した画像内容の場合に有効である。
一方、半面印刷用連写キー53は本実施例による
特徴的な半面印刷の場合に用いるものである。こ
れらのキー52,53に隣接させて各々LED5
4,55が設けられている。また、印刷スタート
キー56に隣接させて前半面印刷キー57と後半
面印刷キー58とが設けられ、これらのキー5
7,58に対しても各々LED59,60が設け
られている。これらの前又は後半面印刷キー5
7,58は前記半面印刷用連写キー53による製
版モードを指定した時に何れかが操作されるもの
である。
次に、全体の制御系構成を第1図のブロツク図
に示す。まず、全体を制御する全体制御装置61
に接続された製版制御装置62と印刷制御装置6
3とが設けられている。前記製版制御装置62に
は読取制御部64を介してイメージセンサ19が
接続され、書込み制御部65を介してサーマルヘ
ツド22用のサーマルヘツド駆動回路66が接続
されている。さらに、製版制御装置62には原稿
搬送ローラ対14,15用の原稿搬送モータ6
7、プラテンローラ23等に対する原紙搬送モー
タ68、カツタ24用の原紙切断カツタ用モータ
69及び原稿搬送部に設けた原稿検知センサ70
が接続されている。さらには、印刷ドラム26用
の印刷ドラム駆動モータ71も接続されている。
一方、印刷制御装置63には前記印刷ドラム駆
動モータ71とともに、呼出しローラ33や給紙
ローラ34に対する給紙タイミングクラツチ7
2、印圧ローラ37に対する印圧範囲切換モータ
73及びフイードローラ36に対するフイードタ
イミングクラツチ74が接続されている。
このような構成において、製版印刷動作の一例
を説明する。この実施例の製版印刷装置は例えば
A3サイズの製版エリア及び印刷エリアを有する
ものとして構成されており、原稿がA3サイズで
あれば1:1の対応関係となる。しかし、ここで
は、原稿サイズが半分のA4サイズであるとする。
そして、第4図に示すような製版・印刷動作を行
なわせるものである。そこで、まず、このような
A4サイズの2枚の原稿13を原稿受け台12上
に画像面を下向きとして重ねてセツトする。
そして、半面印刷用連写キー53を押してから
製版スタートキー51を押すと、印刷ドラム26
の外周面上に巻回されていた使用済みの原紙21
が排版部40により印刷ドラム26から剥がされ
排版収納ボツクス43内に廃棄される。
次に、原稿搬送ローラ対14,15が回転駆動
され、セツトされた2枚の原稿13の内、下側の
1枚だけを搬送させ、露光読取りに供する。具体
的には、原稿13の先端が原稿センサ70により
検知された後で一定量送られた時点から原稿画像
の読取りが開始される。即ち、蛍光灯16により
露光された原稿13からの反射光がイメージセン
サ19に受光され、画像は光電変換されて電気信
号として読取制御部64に送出される。
一方、このような原稿画像読取り動作に並行し
て同時に、原紙21をサーマルヘツド22に押付
けているプラテンローラ23が回転駆動され、原
紙21を搬送させる。このように搬送される原紙
21に対し、書込み制御部65からは最初の原稿
読取画像データがサーマルヘツド駆動回路66に
送出され、画像に対応したサーマルヘツド22の
アレイ状の発熱体が選択的に発熱され、原紙21
に対し画像情報を溶融穿孔する。このような製版
動作が前述した原稿画像の読取り動作に並行して
行なわれる。第4図bに示す75aが最初の原稿
13に対応して原紙21の前半分に形成された製
版画像を示す。
ここに、1枚目の原稿13の後端が原稿センサ
70により検知されるタイミングになると、さら
に一定長さ分だけ原稿13及び原紙21の搬送を
行ない、プラテンローラ23の回転を停止させ、
原紙21への製版動作も一時停止させる。このよ
うにプラテンローラ23が停止された時でも原稿
搬送ローラ対15はさらに継続駆動され1枚目の
原稿13を完全に排出させる。
この後、プラテンローラ23は一旦停止した後
でサーマルヘツド22による製版を行なわない状
態で原紙21のみを一定長さl分だけ搬送させ
る。この一定長さlは第4図b中に示すように2
面の製版画像間に一定の隙間を持たせることによ
り、半面印刷を行なつた場合に、印刷画像位置の
移動(所謂、天地調整)を行なつても隣の画像が
印刷物上に現われるのを防止するためのものであ
り、具体的には10〜15mm程度の長さである。ちな
みに、第9図で示した従来の2面連写であれば2
面合せて連続的に同一用紙上に印刷するので、こ
のような一定長さlを必要とはしない。
つづいて、原稿搬送ローラ対14,15が再度
回転して2枚目の原稿13の搬送を開始し、1枚
目と同様に露光読取りに供する。この場合も原稿
13の先端が原稿センサ70により検知されてか
ら、所定タイミング後に画像読取りが開始され
る。また、このような読取り動作と同時にプラテ
ンローラ23も回転駆動され、サーマルヘツド2
2を2枚目の原稿読取り画像に対応して駆動さ
せ、原紙21への書込み製版を1枚目と同様に開
始する。このようにして2枚目の原稿13の搬送
に応じて第4図bに示すように原紙21の後半分
の位置に製版画像75bが形成される。その後、
原稿センサ70により原稿13の後端が検出され
るタイミングになると、さらに一定長さ分だけ原
稿13及び原紙21を搬送させた時点で原稿読取
り及び書込み製版動作が終了する。プラテンロー
ラ23はさらに一定長さだけ原紙21を搬送させ
た後で停止する。その後、カツタ24が作動して
原紙21は所定長さに切断される。具体的には、
A3サイズの製版領域を有する大きさであり、原
紙21自体はA3サイズ以上の大きさに切断され
る。
なお、このような製版動作において、原紙21
の先端は給版ローラ25を経て印刷ドラム26側
に進行し、クランパ27の位置に到達することに
なる。そのタイミングで原紙21の先端がクラン
パ27によりクランプされ、その後は製版搬送動
作に合せて回転する印刷ドラム26の外周面上に
徐々に巻付けられていく。そして、最終的に印刷
ドラム26の外周面上に巻付けられた原紙21に
は第4図bに示すように、2枚の原稿13による
製版画像75a,75bが一定の隙間lをあけて
2面並べた形で製版されていることになる。
このような製版完了後に、印刷を行なう。この
印刷は、前半面印刷キー57又は後半面印刷キー
58を押してから印刷スタートキー56を押すこ
とにより開始される。即ち、この実施例では原稿
13と同一サイズの印刷用紙32に対し印刷を行
なわせるものであり、1枚目の原稿対応の製版画
像75aを印刷する場合であれば前半面印刷キー
57を押し、2枚目の原稿対応の製版画像75b
を印刷する場合であれば後半分印刷キー58をお
せばよい。そして、プログラム的には半面印刷用
連写キー53操作により製版動作を行なわせた後
は半面印刷キー57,58の何れも押さずに印刷
スタートキー56を押しても受付けず、印刷動作
が実行されないように設定されている。これは、
半面印刷用連写キー53を利用しないで製版した
場合の印刷と明確に区別することにより印刷ミス
や印圧ローラ37のインク汚れ等を防止するため
の安全対策である。
ここで、第5図は前半面印刷及び後半面印刷と
全面印刷との違いの様子を説明するため、印刷ド
ラム26に巻付けられた製版済みの原紙21を展
開し、印刷用紙32の位置と印圧ローラ37の印
圧範囲との関係を模式的に示すものである。
まず、半面印刷用連写キー53を使わずに2面
連写製版し、半面印刷キー57,58を押さずに
印刷スタートキー56を押した場合には、第9図
の場合のような全面印刷となり、A3サイズの印
刷用紙32に対し2面連写状態のまま印刷され
る。第5図cはこの様子を示す。
しかるに、前半面印刷の場合には同図a、後半
面印刷の場合には同図bのような状態となり、1
枚の原紙21上に並んで存在する一方の製版画像
75a又は75bに対応する位置、タイミングで
印刷用紙32、印圧ローラ37が動作制御され
る。
そこで、まず半面印刷に際しては、給紙台31
上に原稿13と同一サイズの印刷用紙32を原稿
送り方向と一致するようにして積載セツトする。
そして、たとえば前半面印刷キー57を押す。こ
れはLED59の点灯により確認できる。そして、
図示しないテンキー等により印刷枚数をセツト
し、印刷スタートキー56を押す。これにより、
印刷制御装置63は印圧範囲切換モータ73を動
作させ、印圧ローラ37の印刷ドラム26に対し
て印圧ローラ軌跡が第5図aに示すようなタイミ
ングとなり、製版画像75aに対応する位置での
み印圧ローラ37が作用し得るように制御され
る。また、印刷制御装置63は給紙された印刷用
紙32の印刷ドラム26外周面上の原紙21に対
する相対位置が第5図aに示す状態となるように
給紙タイミングクラツチ72及びフイードタイミ
ングクラツチ74を動作させ、呼出しコロ33、
給紙コロ34及びフイードローラ36の回転開始
タイミングを調整する。これにより、第5図aに
示すように前半面の製版画像75aに対応する位
置にタイミングを合せて印刷用紙32が給紙搬送
され、印圧ローラ37にて印刷ドラム26の外周
面に押付けられ、製版画像75aに対応させて画
像が転移され、排紙台39上に排紙される。これ
により、第4図c中に示すよう印刷済みの印刷物
32aが得られる。これは、印刷セツト枚数分繰
返して行なわれる。
一方、後半分の製版画像75bについて印刷す
る場合を考える。この場合も原稿サイズの印刷用
紙32をセツトした後、後半面印刷キー58を押
し、かつ、印刷枚数をセツトしてから、印刷スタ
ートキー56を押す。これにより、印刷制御装置
63は印圧範囲切換モータ73を動作させ、印圧
ローラ37が印刷ドラム26に対して印圧ローラ
軌跡が第5図bに示すようなタイミングとなり、
製版画像75bに対応する位置でのみ印圧ローラ
37が作用し得るように制御される。また、印刷
制御装置63は給紙された印刷用紙32の印刷ド
ラム26外周面上の原紙21に対する相対位置が
第5図bに示す状態となるように給紙タイミング
クラツチ72及びフイードタイミングクラツチ7
4を動作させ、呼出しコロ33、給紙コロ34及
びフイードローラ36の回転開始タイミングを調
整する。これにより、第5図bに示すように後半
面の製版画像75bに対応する位置にタイミング
を合せて印刷用紙32が給紙搬送され、印圧ロー
ラ37にて印刷ドラム26の外周面に押付けら
れ、製版画像75bに対応させて画像が転移さ
れ、排紙台39上に排紙される。これにより、第
4図c中に示すよう印刷済みの印刷物32bが得
られる。これは、印刷セツト枚数分繰返して行な
われる。
なお、印圧ローラ37等による印圧装置は、通
常は印圧ローラ軌跡が第5図cに示すような状態
となるように印圧カム(後述する)が選択され、
これが標準状態となるように設定されている。従
つて、メインスイツチがオンされた時には直ちに
この標準状態に復帰するように印圧範囲切換モー
タ73が動作する。給紙タイミングも第5図cに
示す状態が標準状態である。ちなみに、前半分印
刷を示す第5図aの場合も給紙タイミングは実質
的にこの第5図cの場合と同じとなる。
このように、この実施例によれば、小サイズの
2枚の原稿13a,13bの画像を順次搬送させ
つつ読取り、これらの画像を1版分の大きな原紙
21に2面分並べて製版画像75a,75bを形
成する如く製版させるので、原紙に無駄を生じな
い。また。印刷に際しては原稿と同一サイズの印
刷用紙32a,32bを用い、前半面の印刷と後
半面の印刷とに分けて印刷させるので、印刷後の
後処理としての裁断を不要とすることができる。
ところで、前述した動作における印圧範囲や給
紙タイミング等を変更させるための印圧ローラ3
7付近の具体的な構造を第6図及び第7図に示
す。まず、印刷ドラム26は印刷ドラム駆動モー
タ71により回転駆動されるもので、その動力は
ベルト76,77により給紙タイミングクラツチ
72及びフイードタイミングクラツチ74に伝え
られる。しかし、通常は、これらのクラツチ7
2,74がオフ状態にあり、給紙コロ34、フイ
ードローラ36等へは動力が伝達されない。そし
て、給紙開始指令が出されると、印刷ドラム26
の回転タイミングに合せて、まず、給紙タイミン
グクラツチ72がオンし、回転動力がベルト78
を介して給紙コロ34に伝達され、さらにベルト
79を介して呼出しコロ33に伝達される。これ
により、用紙台31上の印刷用紙32は呼出しコ
ロ33、給紙コロ34により給紙搬送され始め
る。このような印刷用紙32はその先端がフイー
ドローラ36に突当つた状態で一旦停止する。そ
して、印刷ドラム26の回転と正確にタイミング
制御された所定のタイミングでフイードタイミン
グクラツチ74がオン、回転動力がベルト80を
介して一対のフイードローラ36に伝達される。
これにより、印刷用紙32は所定タイミングで印
刷ドラム26・印圧ローラ37間に送り込まれ
る。この時のタイミング制御は印刷制御装置63
からの指令によりコントロールされるものであ
り、第5図a又はbのようなタイミング制御が容
易になされる。
一方、印圧ローラ37は支軸81を中心に揺動
自在なL字状のアーム82の一端に回転自在に軸
支され、通常は引張りばね83により印刷ドラム
26の外周面側に付勢されている。また、アーム
82の他端にはカムフオロワ84が回転自在に軸
支され、印圧カム85の外周カム面に当接してい
る。つまり、印圧カム85のカム面にカムフオロ
ワ84が乗り上げる状態により、アーム82を介
して印圧ローラ37が印刷ドラム26外周面から
逃げるように構成されている。ここに、印圧カム
85は印刷ドラム26と同一速度で回転するよう
に構成され、印刷ドラム26の外周面への印圧ロ
ーラ37の印圧範囲はカム面の形状、長さにより
決定される。
このような印圧カム85付近は第7図に示すよ
うに構成されている。まず、一部にラツク歯86
aが形成された軸86がスライドガイド87によ
りガイドされてその軸方向にスライド自在に設け
られている。スライドガイド87は本体側板88
に固定されたパイプ状のものである。一方、3枚
の印圧カム85a,85b,86cをプーリ89
とともに一体的に形成してなる回転体が前記軸8
6の周りに軸受90を介して回転自在に取付けら
れている。これらの印圧カム85a,85b,8
5cは各々異なるカム面を有するものであり、プ
ーリ89に掛け渡したベルト91にて回転動力が
与えられ、印刷ドラム26と同期した速度で回転
される。さらに、印圧範囲切換モータ73の軸上
には前記ラツク歯86aに噛合するピニオン92
が設けられており、モータ73の回転により軸8
6を軸方向にスライドさせることにより、カムフ
オロワ84に当接する印圧カムが85a,85
b,85cの中の何れかに切換えられる。これに
より、印圧ローラ3による印圧範囲か第5図a〜
cに示した3種類の何れかに変更設定される。
効 果 この考案は、上述したように製版制御装置によ
る制御で2枚の原稿画像を順次読取り、それらの
画像を印刷ドラムに1回に巻付けられる1版分の
原紙の原紙搬送方向に2面並べて製版させるよう
にしたので、原紙サイズが大きくても小サイズの
2枚の原稿分の連写的な製版により原紙の無駄を
なくすことができ、印刷に際しては印刷制御装置
による制御で1版の原紙に製版された2面の製版
画像の内、前半分又は後半分のみの製版画像を対
応する大きさの印刷用紙に選択的に印刷させるよ
うに原稿サイズの大きさの印刷用紙に分けて印刷
させるので、印刷後に面倒な裁断処理を不要とす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す制御系のブ
ロツク図、第2図は装置全体の概略断面図、第3
図は操作パネルの平面図、第4図は製版印刷処理
におけるサイズ等の関係を示す説明図、第5図は
印刷処理用の印圧範囲等の関係を示す模式図、第
6図は印圧ローラ付近の構造を示す正面図、第7
図は印圧カム付近の構造を示す水平断面図、第8
図は従来例を示す説明図、第9図は2面連写方式
の従来例を示す説明図である。 11……原稿読取装置、13……原稿、14,
15……原稿搬送装置、9……イメージセンサ、
20……製版装置、21……感熱孔版原紙、23
……原紙搬送装置、26……印刷ドラム、28…
…給版装置、30……印刷装置、32……印刷用
紙、36……用紙搬送装置、37……印圧ロー
ラ、62……製版制御装置、63……印刷制御装
置、71……印刷ドラム駆動装置、75a,75
b……製版画像。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 原稿搬送装置により搬送される原稿に光を照射
    しその反射光をイメージセンサで読取る原稿読取
    装置と、原紙搬送装置により搬送される感熱孔版
    原紙に穿孔製版を行なう製版装置と、製版済みの
    前記感熱孔版原紙を印刷ドラム外周面に巻付ける
    給版装置と、前記印刷ドラムの内周面側よりイン
    クを供給するとともに用紙搬送装置により搬送さ
    れ印圧装置により前記印刷ドラム外周面に押付け
    られる印刷用紙に対し印刷する印刷装置とを備え
    た孔版式製版印刷装置において、前記原稿搬送装
    置と原稿読取装置と原紙搬送装置と原紙製版装置
    との作動を制御し、2枚の原稿画像を順次読取
    り、それらの画像を前記印刷ドラムに1回に巻付
    けられる1版分の原紙の原紙搬送方向に2面並べ
    て製版させる製版制御装置と、前記用紙搬送装置
    と印圧装置と印刷ドラム用の印刷ドラム駆動装置
    との作動を制御し、前記1版の原紙に製版された
    2面の製版画像の内、前半分又は後半分のみの製
    版画像を対応する大きさの印刷用紙に選択的に印
    刷させる印刷制御装置とを設けたことを特徴とす
    る孔版式製版印刷装置。
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