JP2002283629A - ドラム式印刷装置 - Google Patents
ドラム式印刷装置Info
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- JP2002283629A JP2002283629A JP2001085133A JP2001085133A JP2002283629A JP 2002283629 A JP2002283629 A JP 2002283629A JP 2001085133 A JP2001085133 A JP 2001085133A JP 2001085133 A JP2001085133 A JP 2001085133A JP 2002283629 A JP2002283629 A JP 2002283629A
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- printing paper
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高速印刷が可能で、且つ、ドラムへの着紙精
度の低下を防止する。 【解決手段】 回転駆動されるドラム10の外周に印刷
用紙2を装着する着紙手段12と、ドラム10に装着し
た印刷用紙2を取り外す分離爪13と、ドラム10の外
周に近接して配置されたインクジェット式印刷ヘッド1
4とを有し、回転されるドラム10に対して給紙された
印刷用紙2を着紙手段12で装着すると共にこの装着さ
れた印刷用紙2にインクジェット式印刷ヘッド14で印
刷を行い、この印刷された印刷用紙2を分離爪13で取
り外して排紙するドラム式印刷装置1Aにおいて、印刷
用紙2をドラム10に装着する着紙時にドラム10の回
転スピードを低速に、ドラム10に装着された印刷用紙
2に印刷を行う印刷時にドラム10の回転スピードを高
速にするようドラム駆動手段11のドラムモータ15の
回転をそれぞれ制御するようにした。
度の低下を防止する。 【解決手段】 回転駆動されるドラム10の外周に印刷
用紙2を装着する着紙手段12と、ドラム10に装着し
た印刷用紙2を取り外す分離爪13と、ドラム10の外
周に近接して配置されたインクジェット式印刷ヘッド1
4とを有し、回転されるドラム10に対して給紙された
印刷用紙2を着紙手段12で装着すると共にこの装着さ
れた印刷用紙2にインクジェット式印刷ヘッド14で印
刷を行い、この印刷された印刷用紙2を分離爪13で取
り外して排紙するドラム式印刷装置1Aにおいて、印刷
用紙2をドラム10に装着する着紙時にドラム10の回
転スピードを低速に、ドラム10に装着された印刷用紙
2に印刷を行う印刷時にドラム10の回転スピードを高
速にするようドラム駆動手段11のドラムモータ15の
回転をそれぞれ制御するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転するドラムに
印刷用紙を装着し、ドラムと共に回転する印刷用紙に非
接触式印刷ヘッドによって印刷を施すドラム式印刷装置
に関する。
印刷用紙を装着し、ドラムと共に回転する印刷用紙に非
接触式印刷ヘッドによって印刷を施すドラム式印刷装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来のドラム式印刷装置とし
て、図9に示すものがある。図9に示すように、ドラム
式印刷装置100は、給紙台101に積層された印刷用
紙102を1枚ずつ給紙する給紙部103と、この給紙
部103により給紙された印刷用紙102に印刷を施す
印刷部104と、この印刷部104により排紙された印
刷用紙102を排紙台105まで搬送して積層する排紙
部106とを備えている。
て、図9に示すものがある。図9に示すように、ドラム
式印刷装置100は、給紙台101に積層された印刷用
紙102を1枚ずつ給紙する給紙部103と、この給紙
部103により給紙された印刷用紙102に印刷を施す
印刷部104と、この印刷部104により排紙された印
刷用紙102を排紙台105まで搬送して積層する排紙
部106とを備えている。
【0003】印刷部104は、回転自在に支持されたド
ラム110と、このドラム110を回転駆動するドラム
駆動手段111と、ドラム110の外周に印刷用紙10
2を吸引力等により装着する図示しない着紙手段と、ド
ラム110に装着した印刷用紙102を取り外す分離爪
112と、ドラム110の外周に近接して配置され、ド
ラム110の回転軸方向に移動可能な非接触式印刷ヘッ
ド113とを有する。
ラム110と、このドラム110を回転駆動するドラム
駆動手段111と、ドラム110の外周に印刷用紙10
2を吸引力等により装着する図示しない着紙手段と、ド
ラム110に装着した印刷用紙102を取り外す分離爪
112と、ドラム110の外周に近接して配置され、ド
ラム110の回転軸方向に移動可能な非接触式印刷ヘッ
ド113とを有する。
【0004】上記構成において、ドラム駆動手段111
の駆動によりドラム110が印刷スピードで回転され、
このドラム110の所定の回転タイミングで給紙部10
3より印刷用紙102が給紙される。給紙された印刷用
紙102は着紙手段によりドラム110の外周に装着さ
れ、装着された印刷用紙102はドラム110と共に回
転する。このドラム110と共に回転する印刷用紙10
2に対して非接触式印刷ヘッド113がドラム110の
回転軸方向に移動しつつ印刷を行う。印刷完了すると、
印刷用紙102が分離爪112によってドラム110よ
り取り外され、取り外された印刷用紙102が排紙部1
06によって排紙台105まで搬送される。以上の給紙
と印刷及び排紙の一連の動作が順次繰り返し行われるこ
とによって連続印刷されるものである。
の駆動によりドラム110が印刷スピードで回転され、
このドラム110の所定の回転タイミングで給紙部10
3より印刷用紙102が給紙される。給紙された印刷用
紙102は着紙手段によりドラム110の外周に装着さ
れ、装着された印刷用紙102はドラム110と共に回
転する。このドラム110と共に回転する印刷用紙10
2に対して非接触式印刷ヘッド113がドラム110の
回転軸方向に移動しつつ印刷を行う。印刷完了すると、
印刷用紙102が分離爪112によってドラム110よ
り取り外され、取り外された印刷用紙102が排紙部1
06によって排紙台105まで搬送される。以上の給紙
と印刷及び排紙の一連の動作が順次繰り返し行われるこ
とによって連続印刷されるものである。
【0005】このようなドラム式印刷装置100では、
非接触式印刷ヘッド113をドラム110の回転軸方向
に1度スキャンすれば印刷が完了するため、非接触式印
刷ヘッド113を印刷用紙102の副走査方向に何度も
往復スキャンしなければ印刷が完了しないシリアル式印
刷装置に比べて高速印刷できるというメリットがある。
そして、ドラム式印刷装置100の印刷スピードはドラ
ム110の回転スピードに依存し、ドラム110の回転
スピードを高速にすればするほど高速印刷処理が可能で
ある。
非接触式印刷ヘッド113をドラム110の回転軸方向
に1度スキャンすれば印刷が完了するため、非接触式印
刷ヘッド113を印刷用紙102の副走査方向に何度も
往復スキャンしなければ印刷が完了しないシリアル式印
刷装置に比べて高速印刷できるというメリットがある。
そして、ドラム式印刷装置100の印刷スピードはドラ
ム110の回転スピードに依存し、ドラム110の回転
スピードを高速にすればするほど高速印刷処理が可能で
ある。
【0006】尚、このドラム式印刷装置100に関する
類似技術は、特開平10−175339号公報等に開示
されている。
類似技術は、特開平10−175339号公報等に開示
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記非接触
式印刷ヘッド113の印刷位置はドラム110の回転位
置に基づいて決定されるため、給紙される印刷用紙10
2をドラム110の所定の回転位置に装着する必要があ
る。しかし、ドラム110の回転が高速になればなるほ
どドラム110の回転位置と給紙部103からの給紙タ
イミングとの位置ずれ量が大きくなるため、図10に示
すように、ドラム110の着紙基準位置に対して印刷用
紙102が位置ずれを起こし、着紙精度が悪化するとい
う問題がある。着紙精度が悪化すると、それに応じて印
刷位置精度が低下する等の不具合が発生する。
式印刷ヘッド113の印刷位置はドラム110の回転位
置に基づいて決定されるため、給紙される印刷用紙10
2をドラム110の所定の回転位置に装着する必要があ
る。しかし、ドラム110の回転が高速になればなるほ
どドラム110の回転位置と給紙部103からの給紙タ
イミングとの位置ずれ量が大きくなるため、図10に示
すように、ドラム110の着紙基準位置に対して印刷用
紙102が位置ずれを起こし、着紙精度が悪化するとい
う問題がある。着紙精度が悪化すると、それに応じて印
刷位置精度が低下する等の不具合が発生する。
【0008】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、高速印刷が可能で、しかも、
ドラムへの印刷用紙の着紙精度が低下しないドラム式印
刷装置を提供することを目的とする。
べくなされたものであり、高速印刷が可能で、しかも、
ドラムへの印刷用紙の着紙精度が低下しないドラム式印
刷装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、回転
自在に支持されたドラムと、このドラムを回転駆動する
ドラム駆動手段と、前記ドラムの外周に印刷用紙を装着
する着紙手段と、前記ドラムに装着した前記印刷用紙を
取り外す剥紙手段と、前記ドラムの外周に近接して配置
された非接触式印刷ヘッドとを有し、前記ドラム駆動手
段により回転される前記ドラムに対して給紙された印刷
用紙を前記着紙手段により装着すると共に、この装着さ
れた前記印刷用紙に前記非接触式印刷ヘッドにより印刷
を行い、この印刷された前記印刷用紙を前記剥紙手段に
より取り外して排紙するドラム式印刷装置において、前
記ドラム駆動手段によって前記ドラムの回転スピードを
高速と低速とに可変自在に設け、前記印刷用紙を前記ド
ラムに装着する着紙時に前記ドラムの回転スピードを低
速に、前記ドラムに装着された前記印刷用紙に印刷を行
う印刷時に前記ドラムの回転スピードを高速に、それぞ
れ制御するようにしたことを特徴とする。
自在に支持されたドラムと、このドラムを回転駆動する
ドラム駆動手段と、前記ドラムの外周に印刷用紙を装着
する着紙手段と、前記ドラムに装着した前記印刷用紙を
取り外す剥紙手段と、前記ドラムの外周に近接して配置
された非接触式印刷ヘッドとを有し、前記ドラム駆動手
段により回転される前記ドラムに対して給紙された印刷
用紙を前記着紙手段により装着すると共に、この装着さ
れた前記印刷用紙に前記非接触式印刷ヘッドにより印刷
を行い、この印刷された前記印刷用紙を前記剥紙手段に
より取り外して排紙するドラム式印刷装置において、前
記ドラム駆動手段によって前記ドラムの回転スピードを
高速と低速とに可変自在に設け、前記印刷用紙を前記ド
ラムに装着する着紙時に前記ドラムの回転スピードを低
速に、前記ドラムに装着された前記印刷用紙に印刷を行
う印刷時に前記ドラムの回転スピードを高速に、それぞ
れ制御するようにしたことを特徴とする。
【0010】このドラム式印刷装置では、着紙時にドラ
ムの回転スピードが低速であることからドラムの回転位
置と印刷用紙の給紙タイミングとの位置ずれ量が少なく
抑えられ、印刷時にドラムの回転スピードが高速であ
る。
ムの回転スピードが低速であることからドラムの回転位
置と印刷用紙の給紙タイミングとの位置ずれ量が少なく
抑えられ、印刷時にドラムの回転スピードが高速であ
る。
【0011】請求項2の発明は、請求項1記載のドラム
式印刷装置であって、前記ドラムに前記印刷用紙が装着
されたか否かを検出する着紙センサと、前記ドラムより
前記印刷用紙が取り外されたか否かを検出する排紙セン
サとを有することを特徴とする。
式印刷装置であって、前記ドラムに前記印刷用紙が装着
されたか否かを検出する着紙センサと、前記ドラムより
前記印刷用紙が取り外されたか否かを検出する排紙セン
サとを有することを特徴とする。
【0012】このドラム式印刷装置では、請求項1の発
明の作用に加え、着紙時に実際に印刷用紙がドラムに着
紙されたことを確認し、排紙時に実際に印刷用紙がドラ
ムから取り外されたことを確認できる。
明の作用に加え、着紙時に実際に印刷用紙がドラムに着
紙されたことを確認し、排紙時に実際に印刷用紙がドラ
ムから取り外されたことを確認できる。
【0013】請求項3の発明は、請求項2記載のドラム
式印刷装置であって、前記ドラムに前記印刷用紙が装着
されたことを前記着紙センサが検出すると、前記ドラム
の回転スピードを低速より高速に可変し、前記ドラムよ
り前記印刷用紙が取り外されたことを前記排紙センサが
検出すると、前記ドラムの回転スピードを高速より低速
に可変するようにしたことを特徴とする。
式印刷装置であって、前記ドラムに前記印刷用紙が装着
されたことを前記着紙センサが検出すると、前記ドラム
の回転スピードを低速より高速に可変し、前記ドラムよ
り前記印刷用紙が取り外されたことを前記排紙センサが
検出すると、前記ドラムの回転スピードを高速より低速
に可変するようにしたことを特徴とする。
【0014】このドラム式印刷装置では、請求項2の発
明の作用に加え、着紙センサ及び排紙センサの検出出力
によってドラムの回転スピードが制御されることから実
際の着紙及び排紙に基づいて制御が可能である。
明の作用に加え、着紙センサ及び排紙センサの検出出力
によってドラムの回転スピードが制御されることから実
際の着紙及び排紙に基づいて制御が可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0016】図1〜図3は本発明の第1の実施形態を示
し、図1はドラム式印刷装置の概略構成図、図2はドラ
ム式印刷装置の制御回路のブロック図、図3はドラムの
回転スピードのタイミングチャートである。
し、図1はドラム式印刷装置の概略構成図、図2はドラ
ム式印刷装置の制御回路のブロック図、図3はドラムの
回転スピードのタイミングチャートである。
【0017】図1に示すように、ドラム式印刷装置1A
は、印刷用紙2を1枚ずつ給紙する給紙部3と、この給
紙部3により給紙された印刷用紙2に印刷を施す印刷部
4と、この印刷部4により排紙された印刷用紙2を排紙
する排紙部5とを備えている。
は、印刷用紙2を1枚ずつ給紙する給紙部3と、この給
紙部3により給紙された印刷用紙2に印刷を施す印刷部
4と、この印刷部4により排紙された印刷用紙2を排紙
する排紙部5とを備えている。
【0018】給紙部3は、多数の印刷用紙2を積層する
給紙台6と、この給紙台6に積層された印刷用紙2を1
枚ずつ所定のタイミングで給紙する給紙ロール7と、こ
の給紙ロール7により給紙された印刷用紙2をドラム1
0に対して所定の角度で進入するようガイドするガイド
部材8とを有している。
給紙台6と、この給紙台6に積層された印刷用紙2を1
枚ずつ所定のタイミングで給紙する給紙ロール7と、こ
の給紙ロール7により給紙された印刷用紙2をドラム1
0に対して所定の角度で進入するようガイドするガイド
部材8とを有している。
【0019】印刷部4は、回転自在に支持されたドラム
10と、このドラム10を回転駆動するドラム駆動手段
11と、ドラム10の外周に印刷用紙2を装着する着紙
手段12と、ドラム10に装着した印刷用紙2を取り外
す排紙手段である分離爪13と、ドラム10の外周に近
接して配置され、ドラム10の回転軸方向に移動可能な
非接触式印刷ヘッドであるインクジェット式印刷ヘッド
14とを有する。
10と、このドラム10を回転駆動するドラム駆動手段
11と、ドラム10の外周に印刷用紙2を装着する着紙
手段12と、ドラム10に装着した印刷用紙2を取り外
す排紙手段である分離爪13と、ドラム10の外周に近
接して配置され、ドラム10の回転軸方向に移動可能な
非接触式印刷ヘッドであるインクジェット式印刷ヘッド
14とを有する。
【0020】ドラム駆動手段11は、ドラムモータ15
と、このドラムモータ15の回転軸15aに固定された
プーリ16と、このプーリ16に一端側が掛けられたタ
イミングベルト17と、このタイミングベルト17の他
端側が掛けられ、ドラム10の回転軸10aに固定され
たプーリ18とから構成されている。
と、このドラムモータ15の回転軸15aに固定された
プーリ16と、このプーリ16に一端側が掛けられたタ
イミングベルト17と、このタイミングベルト17の他
端側が掛けられ、ドラム10の回転軸10aに固定され
たプーリ18とから構成されている。
【0021】着紙手段12は、ドラム10の外周部の全
面に亘って配置された粘着シート部20と、この粘着シ
ート部20に印刷用紙2を押圧して印刷用紙2を粘着シ
ート部20に接着させるピンチロール21と、このピン
チロール21を粘着シート部20に押圧する押圧位置
(図1の実線位置)と粘着シート部20から離間する離
間位置(図1の仮想線位置)との間で変移させるピンチ
ロール用ソレノイド22とから構成されている。
面に亘って配置された粘着シート部20と、この粘着シ
ート部20に印刷用紙2を押圧して印刷用紙2を粘着シ
ート部20に接着させるピンチロール21と、このピン
チロール21を粘着シート部20に押圧する押圧位置
(図1の実線位置)と粘着シート部20から離間する離
間位置(図1の仮想線位置)との間で変移させるピンチ
ロール用ソレノイド22とから構成されている。
【0022】分離爪13は、分離爪用ソレノイド23の
駆動によって印刷用紙2をドラム10から引き剥がす剥
紙位置(図1の実線位置)と印刷用紙2をドラム10か
ら引き剥がさない待機位置(図1の仮想線位置)との間
で変移されるようになっている。
駆動によって印刷用紙2をドラム10から引き剥がす剥
紙位置(図1の実線位置)と印刷用紙2をドラム10か
ら引き剥がさない待機位置(図1の仮想線位置)との間
で変移されるようになっている。
【0023】また、印刷部4にはドラム10の基準回転
位置を検出する基準回転位置センサS1と、ドラム10
の外周に印刷用紙2が装着されたか否かを検出する着紙
センサS2と、ドラム10の外周から印刷用紙2が取り
外されたか否かを検出する排紙センサS3と、ドラムモ
ータ15の回転を検出するエンコーダ24とが設けられ
ている。
位置を検出する基準回転位置センサS1と、ドラム10
の外周に印刷用紙2が装着されたか否かを検出する着紙
センサS2と、ドラム10の外周から印刷用紙2が取り
外されたか否かを検出する排紙センサS3と、ドラムモ
ータ15の回転を検出するエンコーダ24とが設けられ
ている。
【0024】排紙部5は、ドラム10より排出された印
刷用紙2を搬送するベルト搬送部31と、このベルト搬
送部31より排出された印刷用紙2を積層する排紙台3
2とを有している。
刷用紙2を搬送するベルト搬送部31と、このベルト搬
送部31より排出された印刷用紙2を積層する排紙台3
2とを有している。
【0025】次に、ドラム式印刷装置1Aの制御系を説
明する。図2に示すように、制御部33には基準回転位
置センサS1と着紙センサS2及び排紙センサS3の各
センサ出力と、エンコーダ24の検出出力が導かれてお
り、制御部33は基準回転位置センサS1とエンコーダ
24との検出結果によってドラム10の回転位置を検出
できる。そして、制御部33は、これらの検出出力等に
基づいてモータドライブ回路34を介してドラムモータ
15を、ソレノイドドライブ回路35を介してピンチロ
ール用ソレノイド22を、ソレノイドドライブ回路36
を介して分離爪用ソレノイド23を、それぞれ制御し、
また、給紙部3と印刷部4及び排紙部5を統括制御する
ようになっている。
明する。図2に示すように、制御部33には基準回転位
置センサS1と着紙センサS2及び排紙センサS3の各
センサ出力と、エンコーダ24の検出出力が導かれてお
り、制御部33は基準回転位置センサS1とエンコーダ
24との検出結果によってドラム10の回転位置を検出
できる。そして、制御部33は、これらの検出出力等に
基づいてモータドライブ回路34を介してドラムモータ
15を、ソレノイドドライブ回路35を介してピンチロ
ール用ソレノイド22を、ソレノイドドライブ回路36
を介して分離爪用ソレノイド23を、それぞれ制御し、
また、給紙部3と印刷部4及び排紙部5を統括制御する
ようになっている。
【0026】次に、ドラム式印刷装置1Aの動作を説明
する。
する。
【0027】ドラム駆動手段11の駆動によりドラム1
0が低速回転である着紙スピードで回転され、このドラ
ム10の所定の回転タイミングで給紙部3より印刷用紙
2が給紙される。印刷用紙2が給紙されると、ピンチロ
ール21が離間位置から所定区間だけ押圧位置に変移さ
れ、給紙された印刷用紙2がピンチロール21により粘
着シート部20に押圧される。この押圧力によって印刷
用紙2がドラム10の外周に装着され、装着された印刷
用紙2はドラム10と共に回転する。
0が低速回転である着紙スピードで回転され、このドラ
ム10の所定の回転タイミングで給紙部3より印刷用紙
2が給紙される。印刷用紙2が給紙されると、ピンチロ
ール21が離間位置から所定区間だけ押圧位置に変移さ
れ、給紙された印刷用紙2がピンチロール21により粘
着シート部20に押圧される。この押圧力によって印刷
用紙2がドラム10の外周に装着され、装着された印刷
用紙2はドラム10と共に回転する。
【0028】印刷用紙2がドラム10に装着されたこと
を着紙センサS2が検出すると、制御部33がドラムモ
ータ15の回転を高速に可変制御し、これによってドラ
ム10が高速回転である印刷スピードで回転される。す
ると、このドラム10と共に印刷用紙2が高速回転さ
れ、この高速回転される印刷用紙2に対してインクジェ
ット式印刷ヘッド14がドラム10の回転軸方向に移動
しつつ印刷を行う。
を着紙センサS2が検出すると、制御部33がドラムモ
ータ15の回転を高速に可変制御し、これによってドラ
ム10が高速回転である印刷スピードで回転される。す
ると、このドラム10と共に印刷用紙2が高速回転さ
れ、この高速回転される印刷用紙2に対してインクジェ
ット式印刷ヘッド14がドラム10の回転軸方向に移動
しつつ印刷を行う。
【0029】印刷が完了すると、分離爪13が待機位置
から剥離位置に変移され、ドラム10より印刷用紙2が
取り外される。この取り外された印刷用紙2がベルト搬
送部31によって排紙台32まで搬送され、ここに積層
される。
から剥離位置に変移され、ドラム10より印刷用紙2が
取り外される。この取り外された印刷用紙2がベルト搬
送部31によって排紙台32まで搬送され、ここに積層
される。
【0030】一方、印刷用紙2がドラム10から取り外
されたことを排紙センサS3が検出すると、制御部33
がドラムモータ15の回転を低速回転に可変制御し、こ
れによってドラム10が低速回転である着紙スピードに
戻る。以上の給紙と印刷及び排紙の一連の動作が順次繰
り返し行われることによって連続印刷される。
されたことを排紙センサS3が検出すると、制御部33
がドラムモータ15の回転を低速回転に可変制御し、こ
れによってドラム10が低速回転である着紙スピードに
戻る。以上の給紙と印刷及び排紙の一連の動作が順次繰
り返し行われることによって連続印刷される。
【0031】このドラム式印刷装置1Aでは、着紙時に
はドラム10の回転スピードが低速であることからドラ
ム10の回転位置と印刷用紙2の給紙タイミングとの位
置ずれ量が少なく抑えられ、印刷時にはドラム10の回
転スピードが高速であるため、以上より高速印刷が可能
で、しかも、ドラム10への印刷用紙2の着紙精度が低
下しない。従って、印刷位置精度の低下を防止できる。
はドラム10の回転スピードが低速であることからドラ
ム10の回転位置と印刷用紙2の給紙タイミングとの位
置ずれ量が少なく抑えられ、印刷時にはドラム10の回
転スピードが高速であるため、以上より高速印刷が可能
で、しかも、ドラム10への印刷用紙2の着紙精度が低
下しない。従って、印刷位置精度の低下を防止できる。
【0032】また、ドラム10に印刷用紙2が装着され
たか否かを検出する着紙センサS2と、ドラム10より
印刷用紙2が取り外されたか否かを検出する排紙センサ
S3とを有するので、着紙時には実際に印刷用紙2がド
ラム10に着紙されたことを確認し、排紙時には実際に
印刷用紙2がドラム10から取り外されたことを確認で
きるため、給紙エラー時に印刷動作を行ったり、排紙エ
ラー時に次の給紙動作を行ったりすることがなく適切な
対応が可能である。
たか否かを検出する着紙センサS2と、ドラム10より
印刷用紙2が取り外されたか否かを検出する排紙センサ
S3とを有するので、着紙時には実際に印刷用紙2がド
ラム10に着紙されたことを確認し、排紙時には実際に
印刷用紙2がドラム10から取り外されたことを確認で
きるため、給紙エラー時に印刷動作を行ったり、排紙エ
ラー時に次の給紙動作を行ったりすることがなく適切な
対応が可能である。
【0033】さらに、図3に示すように、ドラム10に
印刷用紙2が装着されたことを着紙センサS2が検出す
ると、ドラム10の回転スピードを低速より高速に可変
し、ドラム10より印刷用紙2が取り外されたことを排
紙センサS3が検出すると、ドラム10の回転スピード
を高速より低速に可変するので、着紙センサS2及び排
紙センサS3の検出出力によってドラム10の回転スピ
ードが制御されることから実際の着紙及び排紙に基づい
て制御可能である。このため、ドラム10の回転スピー
ドの制御が確実に、且つ、迅速にできる。
印刷用紙2が装着されたことを着紙センサS2が検出す
ると、ドラム10の回転スピードを低速より高速に可変
し、ドラム10より印刷用紙2が取り外されたことを排
紙センサS3が検出すると、ドラム10の回転スピード
を高速より低速に可変するので、着紙センサS2及び排
紙センサS3の検出出力によってドラム10の回転スピ
ードが制御されることから実際の着紙及び排紙に基づい
て制御可能である。このため、ドラム10の回転スピー
ドの制御が確実に、且つ、迅速にできる。
【0034】図4,図5は本発明の第2の実施形態を示
し、図4はドラム式印刷装置の概略構成図、図5はドラ
ム式印刷装置の制御回路のブロック図である。
し、図4はドラム式印刷装置の概略構成図、図5はドラ
ム式印刷装置の制御回路のブロック図である。
【0035】このドラム式印刷装置1Bと前記第1の実
施形態のドラム式印刷装置1Aとを比較すると、着紙手
段12の構成のみが相違する。つまり、図4に示すよう
に、着紙手段12は、ドラム10の外周に配置され、多
数の吸引孔40が形成された円筒外周部10aと、この
円筒外周部10a内を吸引する図5に示す吸引ポンプ4
1とから構成されている。印刷用紙2は吸引力によって
ドラム10の外周に装着されるようになっている。
施形態のドラム式印刷装置1Aとを比較すると、着紙手
段12の構成のみが相違する。つまり、図4に示すよう
に、着紙手段12は、ドラム10の外周に配置され、多
数の吸引孔40が形成された円筒外周部10aと、この
円筒外周部10a内を吸引する図5に示す吸引ポンプ4
1とから構成されている。印刷用紙2は吸引力によって
ドラム10の外周に装着されるようになっている。
【0036】また、図5に示すように、制御部33は、
ポンプドライブ回路42を介して吸引ポンプ41を駆動
する。他の構成は、前記第1の実施形態と同一であるた
め、同一構成部分には同一符号を付してその説明を省略
する。
ポンプドライブ回路42を介して吸引ポンプ41を駆動
する。他の構成は、前記第1の実施形態と同一であるた
め、同一構成部分には同一符号を付してその説明を省略
する。
【0037】次に、ドラム式印刷装置1Bの動作を説明
する。
する。
【0038】吸引ポンプ41が駆動されてドラム10内
が減圧されると共にドラム駆動手段11の駆動によりド
ラム10が低速回転である着紙スピードで回転され、こ
のドラム10の所定の回転タイミングで給紙部3より印
刷用紙2が給紙される。給紙された印刷用紙2がドラム
10の各吸引孔40より吸引され、この吸引力によって
印刷用紙2がドラム10の外周に装着され、装着された
印刷用紙2はドラム10と共に回転する。
が減圧されると共にドラム駆動手段11の駆動によりド
ラム10が低速回転である着紙スピードで回転され、こ
のドラム10の所定の回転タイミングで給紙部3より印
刷用紙2が給紙される。給紙された印刷用紙2がドラム
10の各吸引孔40より吸引され、この吸引力によって
印刷用紙2がドラム10の外周に装着され、装着された
印刷用紙2はドラム10と共に回転する。
【0039】印刷用紙2がドラム10に装着されたこと
を着紙センサS2が検出すると、制御部33がドラムモ
ータ15の回転を高速に可変制御し、これによってドラ
ム10が高速回転である印刷スピードで回転される。す
ると、このドラム10と共に印刷用紙2が高速回転さ
れ、この高速回転される印刷用紙2に対してインクジェ
ット式印刷ヘッド14がドラム10の回転軸方向に移動
しつつ印刷を行う。
を着紙センサS2が検出すると、制御部33がドラムモ
ータ15の回転を高速に可変制御し、これによってドラ
ム10が高速回転である印刷スピードで回転される。す
ると、このドラム10と共に印刷用紙2が高速回転さ
れ、この高速回転される印刷用紙2に対してインクジェ
ット式印刷ヘッド14がドラム10の回転軸方向に移動
しつつ印刷を行う。
【0040】印刷が完了すると、吸引ポンプ41の駆動
が停止されると共に分離爪13が待機位置から剥紙位置
に変移され、ドラム10より印刷用紙2が取り外され
る。この取り外された印刷用紙2がベルト搬送部31に
よって排紙台32まで搬送され、ここに積層される。
が停止されると共に分離爪13が待機位置から剥紙位置
に変移され、ドラム10より印刷用紙2が取り外され
る。この取り外された印刷用紙2がベルト搬送部31に
よって排紙台32まで搬送され、ここに積層される。
【0041】一方、印刷用紙2がドラム10から取り外
されたことを排紙センサS3が検出すると、制御部33
がドラムモータ15の回転を低速回転に可変制御し、こ
れによってドラム10が低速回転である着紙スピードに
戻る。以上の給紙と印刷及び排紙の一連の動作が順次繰
り返し行われることによって連続印刷される。
されたことを排紙センサS3が検出すると、制御部33
がドラムモータ15の回転を低速回転に可変制御し、こ
れによってドラム10が低速回転である着紙スピードに
戻る。以上の給紙と印刷及び排紙の一連の動作が順次繰
り返し行われることによって連続印刷される。
【0042】このドラム式印刷装置1Bにおいても前記
第1実施形態のドラム式印刷装置1Aと同様に、着紙時
にはドラム10の回転スピードが低速であることからド
ラム10の回転位置と印刷用紙2の給紙タイミングとの
位置ずれ量が少なく抑えられ、印刷時にドラム10の回
転スピードが高速であるため、同様に高速印刷が可能
で、しかも、ドラム10への印刷用紙2の着紙精度が低
下せず印刷位置精度の低下を防止できる等の効果があ
る。
第1実施形態のドラム式印刷装置1Aと同様に、着紙時
にはドラム10の回転スピードが低速であることからド
ラム10の回転位置と印刷用紙2の給紙タイミングとの
位置ずれ量が少なく抑えられ、印刷時にドラム10の回
転スピードが高速であるため、同様に高速印刷が可能
で、しかも、ドラム10への印刷用紙2の着紙精度が低
下せず印刷位置精度の低下を防止できる等の効果があ
る。
【0043】図6〜図8は本発明の第3の実施形態を示
し、図6はドラム式印刷装置の概略構成図、図7はドラ
ム式印刷装置の制御の回路ブロック図、図8(A)は印
刷用紙2が着紙基準位置に装着された状態を示す図、図
8(B),(C)は印刷用紙2が着紙基準位置からずれ
て装着された状態をそれぞれ示す図である。
し、図6はドラム式印刷装置の概略構成図、図7はドラ
ム式印刷装置の制御の回路ブロック図、図8(A)は印
刷用紙2が着紙基準位置に装着された状態を示す図、図
8(B),(C)は印刷用紙2が着紙基準位置からずれ
て装着された状態をそれぞれ示す図である。
【0044】このドラム式印刷装置1Cと前記第1及び
第2の実施形態のドラム式印刷装置1A,1Bとを比較
すると、着紙手段12の構成のみが相違する。つまり、
図6に示すように、着紙手段12は、ドラム10の外周
に配置され、印刷用紙2の先端をクランプするクランプ
位置(図6及び図8の実線位置)とクランプした印刷用
紙2の先端を解除するクランプ解除位置(図6及び図8
の仮想線位置)との間で移動自在なクランプ部50と、
このクランプ部50を駆動する図7に示すクランプ用ソ
レノイド51とから構成されている。
第2の実施形態のドラム式印刷装置1A,1Bとを比較
すると、着紙手段12の構成のみが相違する。つまり、
図6に示すように、着紙手段12は、ドラム10の外周
に配置され、印刷用紙2の先端をクランプするクランプ
位置(図6及び図8の実線位置)とクランプした印刷用
紙2の先端を解除するクランプ解除位置(図6及び図8
の仮想線位置)との間で移動自在なクランプ部50と、
このクランプ部50を駆動する図7に示すクランプ用ソ
レノイド51とから構成されている。
【0045】また、図7に示すように、制御部33は、
ソレノイドドライブ回路53を介してクランプ用ソレノ
イド51を駆動する。他の構成は、前記第1実施形態と
同一であるため、同一構成部分には同一符号を付してそ
の説明を省略する。
ソレノイドドライブ回路53を介してクランプ用ソレノ
イド51を駆動する。他の構成は、前記第1実施形態と
同一であるため、同一構成部分には同一符号を付してそ
の説明を省略する。
【0046】次に、ドラム式印刷装置1Cの動作を説明
する。
する。
【0047】ドラム駆動手段11の駆動によりドラム1
0が低速回転である着紙スピードで回転され、このドラ
ム10の所定の回転タイミングで給紙部3より印刷用紙
2が給紙される。印刷用紙2が給紙されると、クランプ
部50がクランプ解除位置からクランプ位置に変移さ
れ、給紙された印刷用紙2の先端がクランプ部50によ
りクランプされる。この先端クランプされた印刷用紙2
がドラム10の回転で引っ張られてドラム10の外周に
装着され、装着された印刷用紙2はドラム10と共に回
転する。
0が低速回転である着紙スピードで回転され、このドラ
ム10の所定の回転タイミングで給紙部3より印刷用紙
2が給紙される。印刷用紙2が給紙されると、クランプ
部50がクランプ解除位置からクランプ位置に変移さ
れ、給紙された印刷用紙2の先端がクランプ部50によ
りクランプされる。この先端クランプされた印刷用紙2
がドラム10の回転で引っ張られてドラム10の外周に
装着され、装着された印刷用紙2はドラム10と共に回
転する。
【0048】印刷用紙2がドラム10に装着されたこと
を着紙センサS2が検出すると、制御部33がドラムモ
ータ15の回転を高速に可変制御し、これによってドラ
ム10が高速回転である印刷スピードで回転される。す
ると、このドラム10と共に印刷用紙2が高速回転さ
れ、この高速回転される印刷用紙2に対してインクジェ
ット式印刷ヘッド14がドラム10の回転軸方向に移動
しつつ印刷を行う。
を着紙センサS2が検出すると、制御部33がドラムモ
ータ15の回転を高速に可変制御し、これによってドラ
ム10が高速回転である印刷スピードで回転される。す
ると、このドラム10と共に印刷用紙2が高速回転さ
れ、この高速回転される印刷用紙2に対してインクジェ
ット式印刷ヘッド14がドラム10の回転軸方向に移動
しつつ印刷を行う。
【0049】印刷が完了すると、クランプ部50がクラ
ンプ解除位置に変位されると共に分離爪13が待機位置
から剥紙位置に変移され、先端がフリーとなった印刷用
紙2がドラム10より取り外される。この取り外された
印刷用紙2がベルト搬送部31によって排紙台32まで
搬送され、ここに積層される。
ンプ解除位置に変位されると共に分離爪13が待機位置
から剥紙位置に変移され、先端がフリーとなった印刷用
紙2がドラム10より取り外される。この取り外された
印刷用紙2がベルト搬送部31によって排紙台32まで
搬送され、ここに積層される。
【0050】一方、印刷用紙2がドラム10から取り外
されたことを排紙センサS3が検出すると、制御部33
がドラムモータ15の回転を低速回転に可変制御し、こ
れによってドラム10が低速回転である着紙スピードに
戻る。以上の給紙と印刷及び排紙の一連の動作が順次繰
り返し行われることによって連続印刷される。
されたことを排紙センサS3が検出すると、制御部33
がドラムモータ15の回転を低速回転に可変制御し、こ
れによってドラム10が低速回転である着紙スピードに
戻る。以上の給紙と印刷及び排紙の一連の動作が順次繰
り返し行われることによって連続印刷される。
【0051】このドラム式印刷装置1Cにおいても前記
第1及び第2の実施形態のドラム式印刷装置1A,1B
と同様に、着紙時にドラム10の回転スピードが低速で
あることからドラム10の回転位置と印刷用紙2の給紙
タイミングとの位置ずれ量が少なく抑えられ、印刷時に
ドラム10の回転スピードが高速であるため、同様に高
速印刷が可能で、しかも、ドラム10への印刷用紙2の
着紙精度が低下せず印刷位置精度の低下を防止できる等
の効果がある。
第1及び第2の実施形態のドラム式印刷装置1A,1B
と同様に、着紙時にドラム10の回転スピードが低速で
あることからドラム10の回転位置と印刷用紙2の給紙
タイミングとの位置ずれ量が少なく抑えられ、印刷時に
ドラム10の回転スピードが高速であるため、同様に高
速印刷が可能で、しかも、ドラム10への印刷用紙2の
着紙精度が低下せず印刷位置精度の低下を防止できる等
の効果がある。
【0052】また、着紙手段12がクランプ部50でド
ラム10に着紙するものでは、ドラム10を高速回転で
回転させた状態で着紙動作を行うと、ドラム10の回転
位置と印刷用紙2の給紙タイミングとのタイミングずれ
によって、図8(B)のように位置ずれを起こす場合の
他に、図8(C)のように印刷用紙2の先端折れを起こ
す場合があり、印刷精度の低下のみならず印刷用紙2に
ダメージをもたらすおそれがある。しかし、第3実施形
態では上述のように着紙精度の低下を防止できるため、
図8(A)のように着紙基準位置に精度良く着紙でき、
印刷用紙2へのダメージを防止できる。
ラム10に着紙するものでは、ドラム10を高速回転で
回転させた状態で着紙動作を行うと、ドラム10の回転
位置と印刷用紙2の給紙タイミングとのタイミングずれ
によって、図8(B)のように位置ずれを起こす場合の
他に、図8(C)のように印刷用紙2の先端折れを起こ
す場合があり、印刷精度の低下のみならず印刷用紙2に
ダメージをもたらすおそれがある。しかし、第3実施形
態では上述のように着紙精度の低下を防止できるため、
図8(A)のように着紙基準位置に精度良く着紙でき、
印刷用紙2へのダメージを防止できる。
【0053】さらに、剥紙手段が分離爪13にて構成さ
れているが、クランプ部50をクランプ位置からクラン
プ解除位置に変移することによって印刷用紙2がドラム
10より引き剥がされるため、クランプ部50が剥紙手
段の機能をも兼用し分離爪13を設けなくても良いが、
分離爪13を設けた方が確実に印刷用紙2を引き剥がす
ことができるという利点がある。
れているが、クランプ部50をクランプ位置からクラン
プ解除位置に変移することによって印刷用紙2がドラム
10より引き剥がされるため、クランプ部50が剥紙手
段の機能をも兼用し分離爪13を設けなくても良いが、
分離爪13を設けた方が確実に印刷用紙2を引き剥がす
ことができるという利点がある。
【0054】以上、第1〜第3実施形態によれば、着紙
手段12が粘着式、負圧吸引式、クランプ式のものであ
ったが、印刷用紙2をドラム10の外周に着紙できるも
のであれば良く、例えば、静電吸引式でも良い。また、
第3実施形態のクランプ式では印刷用紙2のクランプ箇
所が印刷不可領域となるが、第1及び第2実施形態の方
式では印刷不可領域が発生しないという相違がある。さ
らに、第1〜第3実施形態によれば、剥紙手段が分離爪
13にて構成されているが、ドラム10より印刷用紙2
を引き剥がすことができる手段であれば良い。
手段12が粘着式、負圧吸引式、クランプ式のものであ
ったが、印刷用紙2をドラム10の外周に着紙できるも
のであれば良く、例えば、静電吸引式でも良い。また、
第3実施形態のクランプ式では印刷用紙2のクランプ箇
所が印刷不可領域となるが、第1及び第2実施形態の方
式では印刷不可領域が発生しないという相違がある。さ
らに、第1〜第3実施形態によれば、剥紙手段が分離爪
13にて構成されているが、ドラム10より印刷用紙2
を引き剥がすことができる手段であれば良い。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、印刷用紙をドラムに装着する着紙時にドラムの
回転スピードを低速に、ドラムに装着された印刷用紙に
印刷を行う印刷時にドラムの回転スピードを高速に、そ
れぞれ制御するようにしたことにより、着紙時にドラム
の回転スピードが低速であることからドラムの回転位置
と印刷用紙の給紙タイミングとの位置ずれ量が少なく抑
えられ、印刷時にドラムの回転スピードが高速であるた
め、高速印刷が可能で、しかも、ドラムへの印刷用紙の
着紙精度が低下しない。
よれば、印刷用紙をドラムに装着する着紙時にドラムの
回転スピードを低速に、ドラムに装着された印刷用紙に
印刷を行う印刷時にドラムの回転スピードを高速に、そ
れぞれ制御するようにしたことにより、着紙時にドラム
の回転スピードが低速であることからドラムの回転位置
と印刷用紙の給紙タイミングとの位置ずれ量が少なく抑
えられ、印刷時にドラムの回転スピードが高速であるた
め、高速印刷が可能で、しかも、ドラムへの印刷用紙の
着紙精度が低下しない。
【0056】請求項2の発明によれば、着紙時には実際
に印刷用紙がドラムに着紙されたことを確認し、排紙時
には実際に印刷用紙がドラムから取り外されたことを確
認できるため、給紙エラー時に印刷動作を行ったり、排
紙エラー時に次の給紙動作を行ったりすることがなく適
切な対応が可能である。
に印刷用紙がドラムに着紙されたことを確認し、排紙時
には実際に印刷用紙がドラムから取り外されたことを確
認できるため、給紙エラー時に印刷動作を行ったり、排
紙エラー時に次の給紙動作を行ったりすることがなく適
切な対応が可能である。
【0057】請求項3の発明によれば、着紙センサ及び
排紙センサの検出出力によってドラムの回転スピードが
制御されることから実際の着紙及び排紙に基づいて制御
可能であるため、ドラムの回転スピードの制御が確実
に、且つ、迅速にできる。
排紙センサの検出出力によってドラムの回転スピードが
制御されることから実際の着紙及び排紙に基づいて制御
可能であるため、ドラムの回転スピードの制御が確実
に、且つ、迅速にできる。
【図1】本発明の第1の実施形態を示し、ドラム式印刷
装置の概略構成図である。
装置の概略構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示し、ドラム式印刷
装置の制御回路のブロック図である。
装置の制御回路のブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示し、ドラムの回転
スピードのタイミングチャートである。
スピードのタイミングチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態を示し、ドラム式印刷
装置の概略構成図である。
装置の概略構成図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を示し、ドラム式印刷
装置の制御回路のブロック図である。
装置の制御回路のブロック図である。
【図6】本発明の第3の実施形態を示し、ドラム式印刷
装置の概略構成図である。
装置の概略構成図である。
【図7】本発明の第3の実施形態を示し、ドラム式印刷
装置の制御回路のブロック図である。
装置の制御回路のブロック図である。
【図8】本発明の第3の実施形態を示し、(A)は印刷
用紙が着紙基準位置に装着された状態を示す図、
(B),(C)は印刷用紙が着紙基準位置からずれて装
着された状態をそれぞれ示す図である。
用紙が着紙基準位置に装着された状態を示す図、
(B),(C)は印刷用紙が着紙基準位置からずれて装
着された状態をそれぞれ示す図である。
【図9】従来のドラム式印刷装置の概略構成図である。
【図10】印刷用紙が着紙基準位置からずれて装着され
た状態を示す斜視図である。
た状態を示す斜視図である。
1A,1B,1C ドラム式印刷装置 2 印刷用紙 3 給紙部 4 印刷部 5 排紙部 10 ドラム 11 ドラム駆動手段 12 着紙手段 13 分離爪(剥紙手段) 14 インクジェット式印刷ヘッド(非接触式印刷ヘッ
ド) 15 ドラムモータ S2 着紙センサ S3 排紙センサ
ド) 15 ドラムモータ S2 着紙センサ S3 排紙センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA04 EB13 EB44 EC12 EC31 FA10 FA14 2C058 AB15 AC07 AE02 AE09 BA01 BA08 BA17 GA09 GB03 GB07 GB13 GB19 GB30 GB43 GB47 2C059 EE09 EE14 EE20 EE22 EE27 3F101 CC08 CC18 CD07 LA01 LB03
Claims (3)
- 【請求項1】 回転自在に支持されたドラムと、このド
ラムを回転駆動するドラム駆動手段と、前記ドラムの外
周に印刷用紙を装着する着紙手段と、前記ドラムに装着
した前記印刷用紙を取り外す剥紙手段と、前記ドラムの
外周に近接して配置された非接触式印刷ヘッドとを有
し、前記ドラム駆動手段により回転される前記ドラムに
対して給紙された印刷用紙を前記着紙手段により装着す
ると共に、この装着された前記印刷用紙に前記非接触式
印刷ヘッドにより印刷を行い、この印刷された前記印刷
用紙を前記剥紙手段により取り外して排紙するドラム式
印刷装置において、 前記ドラム駆動手段によって前記ドラムの回転スピード
を高速と低速とに可変自在に設け、前記印刷用紙を前記
ドラムに装着する着紙時に前記ドラムの回転スピードを
低速に、前記ドラムに装着された前記印刷用紙に印刷を
行う印刷時に前記ドラムの回転スピードを高速に、それ
ぞれ制御するようにしたことを特徴とするドラム式印刷
装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のドラム式印刷装置であっ
て、 前記ドラムに前記印刷用紙が装着されたか否かを検出す
る着紙センサと、前記ドラムより前記印刷用紙が取り外
されたか否かを検出する排紙センサとを有することを特
徴とするドラム式印刷装置。 - 【請求項3】 請求項2記載のドラム式印刷装置であっ
て、 前記ドラムに前記印刷用紙が装着されたことを前記着紙
センサが検出すると、前記ドラムの回転スピードを低速
より高速に可変し、前記ドラムより前記印刷用紙が取り
外されたことを前記排紙センサが検出すると、前記ドラ
ムの回転スピードを高速より低速に可変するようにした
ことを特徴とするドラム式印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001085133A JP2002283629A (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | ドラム式印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001085133A JP2002283629A (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | ドラム式印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002283629A true JP2002283629A (ja) | 2002-10-03 |
Family
ID=18940696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001085133A Pending JP2002283629A (ja) | 2001-03-23 | 2001-03-23 | ドラム式印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002283629A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7101037B2 (en) | 2004-09-09 | 2006-09-05 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image recording device |
JP2010111474A (ja) * | 2008-11-06 | 2010-05-20 | Fujifilm Corp | 画像形成装置及び記録ヘッドへの記録媒体の接触防止方法 |
CN102416776A (zh) * | 2010-09-17 | 2012-04-18 | 株式会社东芝 | 喷墨记录装置以及喷墨记录方法 |
-
2001
- 2001-03-23 JP JP2001085133A patent/JP2002283629A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7101037B2 (en) | 2004-09-09 | 2006-09-05 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image recording device |
JP2010111474A (ja) * | 2008-11-06 | 2010-05-20 | Fujifilm Corp | 画像形成装置及び記録ヘッドへの記録媒体の接触防止方法 |
CN102416776A (zh) * | 2010-09-17 | 2012-04-18 | 株式会社东芝 | 喷墨记录装置以及喷墨记录方法 |
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